JP2017059154A - 情報出力装置、情報出力システム、情報出力方法、情報出力プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また、近年の研究では、ノンレム睡眠中に学習のための音声を流すことで、記憶への定着がより向上する旨が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。
以下、本発明に係る第一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、第一実施形態の情報出力システムの概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の情報出力システム1は、端末装置2、及び広告配信サーバ3がネットワーク(例えばインターネット等のWAN(Wide Area Network))を介して通信可能に接続されている。
本実施形態の情報出力システム1では、端末装置2は、所定のアプリケーションを実行することで、広告配信サーバ3に広告の取得を要求する。そして、広告配信サーバ3は、広告に関する動画や静止画である通知データ、及び、当該広告の音声データを端末装置2に送信する。端末装置2は、広告配信サーバ3から通知データを受信すると、端末装置2に設けられた表示部11(図2参照)に当該通知データを表示する。この後、端末装置2は、表示した通知データに対応する音声データを、ユーザの睡眠中に再生する。これにより、ユーザの記憶に広告が定着することとなり、ユーザに広告を認知させることができ、広告効果の向上を図れる。
なお、本発明の広告には、商品やサービス等の生産者や販売者が、当該商品やサービス等を宣伝する広告のほか、ユーザや情報出力システム1の管理者等が、所定の商品やサービス等をお勧めする広告や、ユーザや前記管理者等が提供するアイディア(考え方、方針、意見)や、天気予報や災害情報等のニュースの広告も含まれる。すなわち、世間に告知する内容であれば、すべて本発明の広告に含まれる。
以下、上記のような情報出力システム1の具体的な構成及び処理方法について説明する。
図2は、本実施形態における端末装置2の概略構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態の端末装置2の使用例を示す図である。
図2、図3に示すように、端末装置2は、端末制御装置10と、脳波検出センサー20と、姿勢検出センサー30と、指向性スピーカ40とを備える。
脳波検出センサー20は、ユーザの脳波を検出する。この脳波検出センサー20は、端末制御装置10と通信可能に接続されており、検出した脳波を端末制御装置10に送信する。
このような脳波検出センサー20は、ユーザの脳波を検出可能な位置に設けられており、例えば、ユーザの頭部Hに接触可能な枕、ユーザの頭部Hに装着されるアイマスクやヘッドマウントディスプレイ等に設けることができる。
姿勢検出センサー30は、例えば、シート型の圧力センサーであり、枕等の寝具に設けられる。そして、姿勢検出センサー30は、寝具にかかる圧力の面分布を検出する。そして、姿勢検出センサー30は、端末制御装置10と通信可能に接続され、検出結果を端末制御装置10に出力する。
なお、端末制御装置10は、後述するように、姿勢検出センサー30から出力された検出結果に基づいて、ユーザの頭部Hの位置を検出するが、これに限定されず、姿勢検出センサー30が、検出した圧力の面分布からユーザの姿勢を検出し、その検出信号を端末制御装置10に出力してもよい。
指向性スピーカ40は、端末制御装置10の制御によって、音声を出力する。また、指向性スピーカ40は、音声を特定の方向に出力することができ、かつ、音声を出力する方向を端末制御装置10の制御によって自在に変更できる方向調整機構を備えている。
端末制御装置10は、コンピュータであり、例えばスマートフォンやタブレット端末等の携帯型端末装置や、パーソナルコンピュータ等の固定型端末装置等を例示できる。図3は、端末制御装置10がスマートフォンである例を示している。ここで、端末制御装置10は、本発明の情報出力装置の一例である。
この端末制御装置10は、図2に示すように、表示手段としての表示部11と、通信部12と、入力手段としての入力操作部13と、位置検出部14と、端末制御部15と、端末記憶部16とを備えて構成される。
通信部12は、ネットワークを介して、広告配信サーバ3や、その他ネットワークに接続された所定の装置と通信する。
入力操作部13は、表示部11と一体に設けられたタッチパネルにより構成されており、ユーザの操作入力を受け付け、操作入力に応じた操作信号を端末制御部15に出力する。なお、本実施形態では、タッチパネルの例を示すが、キーボードやマウス等の入力装置が接続可能な構成とし、当該入力装置を入力操作部13として用いてもよい。
また、端末記憶部16は、広告配信サーバ3から送信された通知データと、その通知データに対応した広告用の音声データとが関連付けられて記憶される広告記憶手段161を備えている。さらに、端末記憶部16には、ユーザの行動履歴や、位置検出部14により検出された現在地の位置データの推移(履歴)又は、位置データの推移から判定されたユーザの行動圏等が記憶されている。
広告記憶手段161には、広告管理データが記憶されている。
広告管理データは、下記表1に示すように、通知データ、音声データ、表示フラグ、表示日時、再生フラグ、再生日時等が関連付けられた広告レコードが複数記録されている。
通知データは、端末制御装置10の表示部11に表示させるための動画や静止画等である。なお、動画や静止画等が記憶される位置を示すアドレスデータが記録されていてもよい。
音声データは、ユーザが睡眠中に広告の記憶への定着を目的として再生される音声である。なお、音声データが記憶される位置を示すアドレスデータが記録されていてもよい。
表示フラグは、通知データが表示されたか否かを示すフラグデータである。この表示フラグは、広告レコードが生成された時点で、「未表示」を示すフラグデータが記録されており、後述する通知データ出力手段153により通知データが表示部11に表示されると、「表示済」を示すフラグデータに更新される。
表示日時は、通知データが表示された日時を示す。
再生フラグは、音声データが再生されたか否かを示すフラグデータである。この再生フラグは、広告レコードが生成された時点で、「未再生」とされており、後述するように音声再生手段158により音声データが再生させると、「再生済」を示すフラグデータに更新される。
再生日時は、音声データが再生された日時を示す。
取得手段152は、広告配信サーバ3から送信された通知データ及び音声データを取得する。
通知データ出力手段153は、取得手段152により取得された通知データを表示部11に表示させる。
音声抽出手段154は、ユーザが睡眠中に再生させる音声データを広告記憶手段161から抽出する。
脳波取得手段155は、脳波検出センサー20から出力された脳波を取得する。
睡眠状態判定手段156は、脳波取得手段155により取得された脳波に基づいてユーザの睡眠状態を判定する。具体的には、ノンレム睡眠か否か等を判定する。
頭部検出手段157は、姿勢検出センサー30から出力された検出結果に基づいて、ユーザの頭部Hの位置を検出する。
音声再生手段158は、音声抽出手段154により抽出された音声データを、指向性スピーカ40を制御して再生させる。
なお、端末制御部15の各機能構成についてのより詳細な説明については、後述する。
図4は、本実施形態における広告配信サーバ3の概略構成を示すブロック図である。
図4に示すように、広告配信サーバ3は、コンピュータにより構成され、メモリやハードディスク等により構成されたサーバ記憶部31と、CPU等により構成されたサーバ制御部32とを備えて構成されている。
また、サーバ記憶部31は、ユーザデータが記憶されるユーザデータ記憶手段311と、通知データ及び音声データが記憶される広告記憶手段312とを備えている。
ユーザIDは、ユーザを特定するための識別データである。
ユーザ属性は、性別、年齢、趣味等を示すデータである。このユーザ属性は、例えば、ユーザが端末制御装置10を操作することで、端末制御装置10から広告配信サーバ3に送信されることで記録される。例えば、端末制御装置10から広告配信サーバ3に初めてアクセスされた際に、広告配信サーバ3から端末制御装置10にユーザ登録を促す案内ページを送信する。端末制御装置10は、表示部11に案内ページを表示させ、案内ページに従ってユーザが端末制御装置10を操作してユーザ属性を入力すると、端末制御装置10は、入力されたユーザ属性を広告配信サーバ3に送信する。そして、広告配信サーバ3は受信したユーザ属性をユーザデータに記録する。
また、操作履歴は、端末装置2上におけるユーザの操作履歴であり、端末装置2から送信される。この操作履歴としては、例えば、アプリケーションの起動履歴、キーワードの入力履歴、検索履歴等が含まれる。さらに、端末装置2において、アプリケーションとして、スケジューラー等のユーザの行動予定等を登録可能なアプリケーションが起動された場合では、スケジュールとして登録されたキーワードから取得された、ユーザの実際の行動履歴が記録されていてもよい。
行動圏は、ユーザの自宅の場所や勤務先の場所や通勤経路等を含むエリアである。行動圏は、例えば、端末装置2の位置検出部14に取得された端末位置の履歴を取得することで判定できる。また、ユーザがIC(Integrated Circuit)カードを使用して電車を利用している場合は、ユーザが駅の自動改札を通った履歴を、例えば駅に設けられたサービスサーバから取得することで、行動圏を判定することもできる。また、端末装置2により判定されたユーザの行動圏を取得して、ユーザデータに記録してもよく、ユーザが端末装置2を操作して入力された行動圏を端末装置2から取得してもよい。
広告IDは、広告を識別する識別データである。
広告配信対象は、広告の内容に応じて設定されるデータであり、広告を配信したい対象のユーザ属性が記録される。例えば、男性、女性、年齢層、家族構成等が記録される。
ジャンルは、広告の内容に応じて設定されるデータであり、広告対象の種別(ジャンル)が記録される。例えば、ファッション、飲料品、食料品、政治、経済、天気、災害等のジャンルが記録される。
広告対象位置は、例えば広告対象が店舗や天気予報等である場合に、その位置が記録される。
広告対象日時は、例えば広告を行う日時が限られている場合に、その日時が記録される。また、広告対象日時としては、特定の日時に限定されず、周期的に広告を行う旨が記録されていてもよい。例えば、ある店舗において、毎週日曜に特売を行う旨の広告を配信する場合等では、広告対象日時に、「毎週日曜」を示すデータが記録される。
通知データは、上述した端末制御装置10における通知データと同様であり、動画やバナー等の静止画を含む画像データである。なお、動画や静止画等が記憶される位置を示すアドレスデータが記録されていてもよい。
音声データは、ユーザが睡眠中に広告の記憶定着を目的として再生される音声である。音声データは、広告に関係する音声であり、例えば、広告対象の商品やサービスの名前やキャッチフレーズであったり、広告対象のアイディアやニュースのキーワードであったりする。また、音声データは、広告対象の商品やサービスやキーワードとともに、ウェブページ等で検索されたり書き込まれたりした回数が多いワードや、当該回数の上昇率が高いワードであってもよい。この場合、広告記憶手段312に格納される音声データは、リアルタイムで更新されてもよい。なお、音声データが記憶される位置を示すアドレスデータが記録されていてもよい。
ユーザデータ抽出手段322は、端末装置2から送信されたユーザIDに対応付けられたユーザデータを、ユーザデータ記憶手段311から抽出する。
広告抽出手段323は、ユーザデータ抽出手段322により抽出されたユーザデータに関連する通知データ及び音声データを、広告記憶手段312から抽出する。
広告送信手段324は、広告抽出手段323により抽出された通知データ及び音声データを端末装置2に送信する。
サーバ制御部32の各機能については、次の情報出力処理の説明で詳細に述べる。
次に、上述したような情報出力システム1における情報出力処理について説明する。図5は、情報出力処理を示すフローチャートである。
端末制御装置10において、例えば入力操作部13が操作され、広告を表示させる所定のアプリケーションが実行されると、図5に示すように、取得手段152は、広告の取得を要求する広告要求信号を広告配信サーバ3に送信する(ステップS11)。例えば、広告配信サーバ3がポータルサイトをインターネット上で閲覧可能に公開しており、端末制御装置10によりブラウザが起動され、前記ポータルサイトを閲覧する旨の操作が実施された場合に、広告要求信号が、広告配信サーバ3に送信される。
この際、広告要求信号と同時に、条件送信手段151は、ユーザデータを構成するユーザID、行動履歴、行動圏、位置データの推移(履歴)等を送信する。また、例えば、ユーザデータがサーバ記憶部31に登録されていない場合等では、ユーザ属性も送信する。
具体的に、広告抽出手段323は、ユーザ属性に基づいて広告を抽出する場合、抽出されたユーザ属性と、広告配信対象のユーザ属性やジャンルが合致する広告を抽出する。例えば、抽出されたユーザ属性が20代男性である場合は、20代男性がよく購入する炭酸系飲料等の広告が抽出されたり、20代男性が興味のあるスポーツニュース等の広告が抽出されたりする。
例えば、広告抽出手段323は、ユーザが端末装置2を操作してダウンロードしたり起動したりしたアプリケーションや、入力したキーワード等に基づき、ユーザの嗜好性を判定する。また、ユーザが閲覧したコンテンツを例えば形態素解析してキーワードを抽出したり、コンテンツのタイトルを取得したりして、当該キーワードやタイトルからユーザの嗜好性を判定する。そして、判定した嗜好性とジャンルが合致する広告を抽出する。
例えば、キーワードとして「ドライブ」や「新車」等が抽出された場合、ユーザは自動車に興味があると判定し、「自動車」をジャンルとした広告が抽出される。また、キーワードとして「株」や「投資」等が抽出された場合、「経済」をジャンルとしたアイディア(考え方や意見)等の広告が抽出される。
また、広告抽出手段323は、行き先等の場所に加えて、予定日時が登録されている場合、場所が広告対象位置に合致し、かつ、予定日時が広告対象日時に合致する広告を抽出する。例えば、行き先の周辺の店舗において予定日時に特売等の日付指定がある広告を抽出する。
また、広告抽出手段323は、登録されているキーワードに合致するジャンルの広告を抽出する。
例えば、「A月B日に、C駅のDカフェで女子会」との行動予定が登録されている場合、「C駅」の近くの店舗で、「A月B日」に特売日が指定されている広告や、「女子会」をジャンルとした広告等が抽出される。
また、広告抽出手段323は、登録されている買物の種類や店舗の種類に基づいて、ユーザの嗜好性や家族構成等を判定し、判定した嗜好性や家族構成にジャンルや広告配信対象のユーザ属性が合致する広告を抽出してもよい。この場合、ユーザ本人ではなく、ユーザの家族に関連する広告を抽出してもよい。例えば、子供がいる場合には、子供服の広告等を抽出してもよい。
関連性が高いか否かの判定は、各広告に対して、関連性の度合を示す関連度を求めることで判定できる。具体的には、各広告に対して、広告配信対象、ジャンル、広告対象位置、広告対象日時等の項目毎の項目毎関連度を求める。例えば、対象項目に合致する場合は項目毎関連度を「1」とし、対象項目に合致しない場合は項目毎関連度を「0」とする。そして、求めた項目毎関連度に、項目毎に予め設定された関連度への貢献度を示す重み係数を掛け、それらをすべて加算することで関連度を求める。
例えば、ジャンルは、ユーザの嗜好に直接関係する項目であるため、他の項目よりも重み係数は高めに設定される。このため、ジャンルが合致している広告は、関連度が高い値となり、優先的に選択される可能性が高い。
なお、項目毎関連度は、対象項目に対する合致度をポイント化したものであってもよい。例えば、広告対象位置の項目毎関連度については、行動圏内に設定されている場合は、ポイントを高くし、行動圏から離れるにしたがってポイントを低くする。
通知データの表示処理としては、例えば、上記のように、広告配信サーバ3が公開するポータルサイトをブラウザにより閲覧する際に、当該ポータルサイトの所定位置に通知データを挿入する。また、その他アプリケーションが起動された際に、所定位置に通知データを挿入してもよい。例えば、表示部11の表示画面を縦スクロールさせて複数の記事を閲覧可能なアプリケーションにおいて、所定数の記事が表示される毎に、通知データを挿入して表示させてもよい。
そして、端末制御部15は、広告記憶手段161に対して、表示された通知データに対応する表示フラグを「未表示」から「表示済」に変更し、情報出力処理を終了する。
次に、端末装置2による音声再生処理について説明する。本実施形態では、この音声再生処理により、睡眠中のユーザに対して音声を流すことで、睡眠前に映像として表示させた広告をユーザの記憶に定着させる。図6は、音声再生処理を示すフローチャートである。
音声再生処理は、ユーザの入力操作部13の操作により、音声再生処理を実施させる旨の操作信号が入力されることで実行される。音声再生処理が実行されると、音声抽出手段154は、広告記憶手段161に、通知データが表示済みである音声データがあるかを判定する(ステップS31)。
ステップS31でNOと判定された場合は、端末制御部15は音声再生処理を終了する。
なお、ここでは、音声抽出手段154は、通知データが表示済みである音声データをすべて抽出しているが、例えば、所定数の音声データを選択して抽出するようにしてもよい。
この場合、後述する音声データの再生による広告の記憶への定着をより高めるため、ユーザの興味のある通知データの音声データを優先的に抽出する。例えば表示回数や表示時間が多い順に通知データをソートし、上位所定数の通知データに対応した音声データを抽出する。または、音声抽出手段154は、例えば、表示された通知データのうち、ユーザの入力操作部13の操作(例えばタップ、クリック等)により選択された通知データに対応する音声データを、優先的に抽出してもよい。または、音声抽出手段154は、広告配信サーバ3において求められる、上述した広告のユーザデータとの関連度を取得し、当該関連度が高い通知データを優先的に抽出してもよい。
また、音声抽出手段154は、通知データの表示回数、表示時間や、通知データに対してタップやクリック等の操作が行われたか否か(操作有無)や、ユーザデータとの関連度等の項目に基づき、ユーザの興味度を求め、興味度の高い順に通知データをソートして、上位所定数の通知データに対応した音声データを抽出してもよい。
ここで、興味度は、表示回数、表示時間、タップやクリック等の操作回数、ユーザデータとの関連度等の項目毎の値に、項目毎に予め設定された興味度への貢献度を示す重み係数を掛け、それらをすべて加算することで求めることができる。
次に、睡眠状態判定手段156は、取得された脳波検出信号に基づいて、睡眠深度を判定し、ユーザの睡眠状態がノンレム睡眠か否かを判定する(ステップS34)。
図7は、眠りの深さを示す睡眠深度SDの遷移を示す図である。
図7に示すように、睡眠中は、眠りが浅く夢を見ている状態のレム睡眠と、眠りが深いノンレム睡眠とが交互に繰り返される。レム睡眠及びノンレム睡眠のそれぞれの周期は約90分である。例えば、睡眠時間が約6時間の場合には、ノンレム睡眠の期間DTを4回迎えることになる。また、ノンレム睡眠の期間DTは、睡眠後の1回目のノンレム睡眠の期間において一番長くなり、2回目以降のノンレム睡眠では、その期間が徐々に短くなる。一般的に、ノンレム睡眠が持続する期間DTの最大値は、約20分〜30分となる。
そこで、睡眠状態判定手段156は、睡眠深度SDが予め設定された所定の深度閾値TH以下か否かを判定し、深度閾値TH以下の場合には、ノンレム睡眠と判定し、深度閾値THよりも浅い場合には、レム睡眠と判定する。
一方、ステップS34において、YESと判定された場合、頭部検出手段157は、姿勢検出センサー30から入力された検出信号を取得し、ユーザの頭部Hの位置、より好ましくは耳の位置を検出する(ステップS35)。そして、音声再生手段158は、指向性スピーカ40を作動し、ステップS35にて検出された頭部位置(耳位置)に音声出力方向を制御し、ステップS32で抽出された音声データを再生(出力)させる(ステップS36)。
ここで、本実施形態では、音声再生手段158は、ノンレム睡眠の期間DT毎に、抽出された所定数の音声データを繰り返し再生させる。なお、音声再生手段158は、期間DT毎に、当該所定数の音声データを1回だけ再生させてもよい。また、睡眠中を通して、当該所定数の音声データを1回だけ再生させてもよい。
また、音声再生手段158は、抽出された所定数の音声データを、通知データの表示日時が新しい方から順番に再生させる。表示日時が新しい広告の方が記憶へ定着しやすいため、表示日時が新しい方の通知データに対応する音声データを先に再生させることで、当該音声データの再生回数を多くでき、広告の定着率を向上させることができる。なお、ユーザによっては、通知データが表示された順番で音声データが再生された方が、広告の記憶への定着率がよい場合がある。このような場合は、通知データが表示された順番で、音声データを再生させてもよい。
一方、ステップS37において、YESと判定された場合、音声再生手段158は、音声再生を停止させる(ステップS38)。
ステップS39において、NOと判定された場合は、ステップS33に戻る。このようにして、ステップS39でYESと判定されるまで、ステップS33〜ステップS38の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS39において、YESと判定された場合は、音声再生処理を終了させる。
本実施形態の端末装置2は、取得手段152により、ユーザデータに関連する広告の音声データを取得する。そして、睡眠状態判定手段156により、ユーザの脳波に基づいて睡眠深度を判定する。そして、音声再生手段158により、ノンレム睡眠と判定された際に、音声データを再生する。
これによれば、ユーザがノンレム睡眠中に、ユーザデータに関連する広告、つまりユーザにとって有益な広告の音声データが再生され、当該広告をユーザの記憶に定着させることができる。これにより、ユーザに対して広告の認知度を向上させることができ、高い広告効果を得ることができる。
また、音声データは、ノンレム睡眠中に再生されるため、レム睡眠中に再生される場合と比べて、音声データを記憶に定着しやすくでき、かつ、ユーザが音で目を覚ますことも抑制できる。
睡眠中の音声再生による広告の記憶は、日中、ユーザが覚醒している際に、視聴した広告であることが好ましい。本実施形態では、ユーザの覚醒中に端末装置2において表示部11に表示された広告に対応する音声データが睡眠中に再生されるため、ユーザが全く視聴したことがない広告の音声データを再生する場合と比べて、音声データの内容(広告の内容)が記憶に定着しやすく、広告効果の一層の向上を図れる。
このため、ユーザが興味を持つ可能性が高い広告対象(商品、サービス、アイディア、ニュース等)を、ユーザの記憶に定着させることができる。
例えば、インターネット上の行動履歴として、検索履歴としてキーワードが含まれる場合、当該キーワードに対応する広告対象は、ユーザにとって興味がある広告対象である可能性が高い。したがって、当該キーワードに関する広告対象は、ユーザにとってより有益な広告対象であるとともに、広告対象に関する広告を頻繁に閲覧している可能性も高いので、記憶への定着率も高くなる。
また、例えば、ユーザの端末装置2の操作履歴において、スケジューラーのアプリケーションにおいて、行き先等の場所や予定日時が登録されている場合、登録されている場所の近くを広告対象位置とする広告や、登録されている予定日時を広告対象日時とする広告の抽出が可能となる。また、登録されているキーワードをジャンルとした広告を抽出することも可能となる。したがって、これらの広告の通知データを、端末装置2で表示させ、かつユーザの睡眠中に音声データを再生することで、ユーザにとって有益な情報を、効果的にユーザの記憶に定着させることが可能となる。
これによれば、ユーザの姿勢によらず、ユーザに確実に音声を聞かせることができる。例えば、寝返り等により、ユーザの頭部位置が変化した場合でも、その位置に応じて、音声の出力方向を制御できる。
また、指向性スピーカ40により、頭部Hとは異なる方向に音声が漏れることがないので、周囲に人がいる場合に迷惑がかかることがない。
次に本発明の第二実施形態について説明する。
上記第一実施形態では、端末制御装置10は、通知データを先に表示し、その後、ユーザの睡眠中に表示された通知データに対応した音声データを再生した。これに対して、第二実施形態では、端末制御装置10は、先にユーザの睡眠中に音声データを再生し、その後、ユーザが目を覚ましたときに通知データを表示する点で上記第一実施形態と相違する。
なお、本実施形態における情報出力システム1、端末装置2、広告配信サーバ3の構成は、上記第一実施形態と同様であり、図1〜図4に示す構成を有する。従って、以下において、図1から図4に示す各図面を必要によって参照し、本実施形態について説明するとともに、第一実施形態と同様の構成及び同様の処理については、その説明を簡略化または省略する。
音声再生処理は、ユーザの入力操作部13の操作により、音声再生処理を実施させる旨の操作信号が入力されることで実行される。音声再生処理が実行されると、図8に示すように、端末制御部15は、広告要求信号を広告配信サーバ3に送信する(ステップS41)。そして、広告配信サーバ3から送信された通知データ及び音声データを取得し(ステップS42)、格納する(ステップS43)。そして、端末制御部15は、S43に続けてS32〜S39の処理を実行することで、取得された音声データから再生させる音声データを抽出し、抽出した音声データをノンレム睡眠の期間DTに再生する。
なお、S41〜S43,S32〜S39の処理は、第一実施形態におけるS21〜S23,S32〜S39と同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。
ただし、S32において、第一実施形態では、音声抽出手段154は、通知データが表示済みの音声データの中から睡眠中に再生させる音声データを抽出しているが、第二実施形態では、通知データはいずれもまだ表示されていないため、音声抽出手段154は、未表示の音声データ中から抽出する。
ここで、通知データの表示としては、例えば、第一実施形態と同様、ユーザが入力操作部13を操作してブラウザ等のアプリケーションを起動させた際に、表示されるポータルサイトの所定位置に通知データを挿入させてもよく、例えばプッシュ通知等により、表示部11上に強制表示させてもよい。
また、上記第一実施形態における通知データの表示と同様、表示部11の表示画面をスクロールさせて複数の記事を閲覧可能なアプリケーションにおいて、所定数の記事が表示される毎に、通知データを挿入して表示させてもよい。この際、表示画像がスクロールされた際、対象の通知データを他の通知データよりも高い割合で表示部11に出現させてもよい。この場合、ユーザが通知データを目にする機会を自然に設けることができるため、ユーザに意識させることなく広告を定着させることができる。
本実施形態の端末装置2は、音声再生手段158により、ユーザが睡眠中に音声データを再生する。そして、ユーザが覚醒した後で、通知データ出力手段153により、再生した音声データに対応する通知データを表示する。
つまり、睡眠中の音声データの再生により、ユーザの記憶に音声データに対応する広告対象を定着させた後、ユーザが覚醒した際に、通知データを見せる。この場合、ユーザが通知データを見た際に、デジャブ(既視感)を与えることができ、記憶に広告を定着させやすくでき、広告効果を向上できる。
次に本発明の第三実施形態について説明する。
上記第一実施形態および第二実施形態では、端末制御装置10は、ユーザの睡眠中に広告の音声データのみを再生しているが、第三実施形態では、端末制御装置10は、当該音声データとともに、例えば睡眠学習用教材の音声データ等、ユーザによって選択された音声データ(選択音声データ)を再生する。
なお、本実施形態における情報出力システム1、広告配信サーバ3の構成は、上記第一実施形態と同様であり、図1、図4に示す構成を有する。また、本実施形態における端末装置2は、上記第一実施形態の端末装置2と、端末記憶部16が選択音声データを記憶する選択音声記憶手段162を備えている点が異なるが、その他の構成は同様であり、図2、図3に示す構成を有する。ここで、本実施形態における端末記憶部16の構成は、図9に示す。従って、以下において、図1〜図4、図9に示す各図面を必要によって参照し、本実施形態について説明するとともに、第一実施形態と同様の構成及び同様の処理については、その説明を簡略化または省略する。
ここで、本実施形態では、S36において、音声再生手段158は、広告記憶手段161から抽出された音声データ(以降、広告音声データとも称す)だけではなく、選択音声記憶手段162に記憶されている選択音声データも再生させる。例えば、音声再生手段158は、選択音声データと広告音声データとを順に再生させてもよく、交互に再生させてもよい。また、選択音声データの再生中に、所定周期で広告音声データを再生させてもよい。
本実施形態の端末装置2は、音声再生手段158により、ユーザが睡眠中に、音声データ及び選択音声データを再生する。
これによれば、ユーザが選択した選択音声データが再生される際に、付随的に、広告音声データを再生させることができるため、広告音声データのみの再生を望まないユーザに対しても、選択音声データによる睡眠学習等とともに、広告音声データを再生させることで、広告効果をより向上させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
上記第一実施形態では、音声再生処理において、ステップS39でユーザが目覚めたと判定された場合(ステップS39でYESと判定)、端末制御部15は、音声再生処理を終了しているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、ステップS39において、YESと判定された後に、通知データ出力手段153は、音声データを再生した広告の通知データを、表示部11に表示してもよい。または、ユーザが入力操作部13を操作した際に、音声データを再生した広告の通知データを表示部11に表示してもよい。
この場合、ユーザが睡眠前に視聴した通知データの音声データを睡眠中に再生することで、広告対象をユーザの記憶に定着させることができる。そして、ユーザが覚醒した後に、再度その広告対象に対応した通知データを表示させることで、記憶に定着された広告対象をさらに強く記憶させることが可能となり、より一層の広告効果の向上を図れる。
また、ユーザが睡眠前に表示させた通知データに対して興味がない場合等では、当該通知データを見ない場合も有り得る。このような場合では、睡眠中に音声データを再生させ、ユーザが覚醒後に通知データを表示させることで第二実施形態と同様の作用効果が得られ、デジャブにより、記憶に広告を定着させやすくでき、広告効果を向上できる。
上記各実施形態では、音声再生手段158によって音声データが再生される前、または、再生された後に、通知データ出力手段153は、通知データを表示部11に表示させているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、広告対象が、テレビジョンシステムにおいて放送されているコマーシャルメッセージ(CM)や、ユーザの行動圏における店舗等で宣伝されている広告である場合、端末制御部15は、通知データを表示部11に表示させなくてもよい。つまり、広告対象が、ユーザが生活する上で頻繁に目にする対象である場合、睡眠中の音声データの再生前後における、通知データの表示を行わなくてもよい。この場合、通知データを表示させなくても、表示した場合と同様に、広告の記憶への定着を期待できる。このような広告対象は、例えば、広告記憶手段312に記憶される広告詳細データとして、例えば、通知データの表示不要及び必要を示すフラグデータを設けることで容易に判定できる。
また、端末制御部15は、端末装置2から位置データの履歴を取得し、当該履歴に基づいて、広告対象が広告されている店舗をユーザが訪れたか否かを判定してもよい。そして、訪れている場合には、当該広告対象の広告をユーザが目にしている可能性が高いため、通知データを表示させず、訪れていない場合には、当該広告対象の広告をユーザが見ていない可能性が高いため、通知データを表示させてもよい。
上記各実施形態では、音声再生処理において、音声抽出手段154は、広告記憶手段161から予め設定された数の音声データを抽出するが、本発明はこれに限定されない。
例えば、音声抽出手段154は、ユーザのノンレム睡眠の期間DTの長さを予め計測しておき、音声データを抽出する際、音声データの合計の長さが計測した長さ以下となるように、抽出する音声データを選択してもよい。
ノンレム睡眠の期間DTは個人差があるが、上記構成によれば、期間DTの実測値に基づいて音声データの合計の長さが調整されるため、音声データが途中で途切れることを抑制でき、広告対象の記憶への定着効率をより向上させることができる。
上記各実施形態では、音声再生処理において、音声再生手段158は、ノンレム睡眠の期間DTの間、常に音声データを再生させているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、音声再生手段158は、期間DTにおける一部の期間にのみ音声データを再生させるようにしてもよい。この場合、音声再生手段158は、例えば、ユーザのノンレム睡眠の期間DTを予め計測しておくことで、期間DTにおける所定のタイミング(例えば期間DTの真ん中)で、音声データを再生させることができる。また、期間DTにおいて音声データが再生される時間を、ユーザが入力操作部13を操作することで設定できるようにしてもよい。
上記各実施形態では、音声再生処理において、音声再生手段158は、各ノンレム睡眠の期間DTで、同じ音声データを再生させているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、音声再生手段158は、各ノンレム睡眠の期間DTで異なる音声データを再生させてもよい。例えば、各通知データに対して、上述したように、ユーザの興味度を求め、通知データの興味度が高い順に再生させる音声データをソートし、1番目の音声データを、1回目のノンレム睡眠の期間DTで繰り返し再生し、2番目の音声データを、2回目のノンレム睡眠の期間DTで繰り返し再生し、以降同様に、順位の高い音声データから順番に各期間DTで繰り返し再生させてもよい。
ここで、ノンレム睡眠の期間DTは、1回目の期間DTの期間が最も長く、2回目以降は徐々に期間が短くなるため、上記構成によれば、通知データの興味度が高いほど、音声データの再生回数を多くできる。これにより、広告の記憶への定着効率をより向上できる。
上記各実施形態において、広告の音声データは、広告に関するキーワード(クーポン)であってもよい。
例えば、ユーザの行動圏における店舗等において、店舗での割引特典を取得するためのキーワードを示す広告を、端末装置2において、表示部11に表示させる。なお、変形例2と同様、店舗において、当該広告が展示されている場合は、表示部11に通知データを表示させなくてもよい。そして、ユーザの睡眠中において、当該通知データに対応した音声データを再生させる。なお、第二実施形態及び変形例1と同様、通知データ出力手段153は、音声データの再生後に、通知データ(キーワード)を表示部11に表示させてもよい。
この場合、ユーザが対象の広告を見たり聞いたりした際に、ユーザにキーワードを思い出させることで、記憶への広告の定着率を向上させることができる。
また、ユーザは、キーワードを思い出し、店舗において当該キーワードを伝えることで対象の商品やサービスに対する特典を受けることができる。
上記各実施形態では、通知データ出力手段153により、動画や静止画である通知データを表示部11に表示させる例を示したが、これに限定されない。第一実施形態において、睡眠中の音声データの再生前に出力させる通知データや、第二実施形態において、睡眠中の音声データの再生後に出力させる通知データは、音声データであってもよい。すなわち、端末装置2は、ユーザが覚醒中に音声での広告を再生させた後、ユーザの睡眠中に当該広告に対する音声データを再生させる。または、端末装置2は、ユーザの睡眠中に広告に対する音声データを再生させた後、ユーザが覚醒中に音声での当該広告を再生させる。
この場合でも、上記各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
上記第一実施形態では、取得手段152は、広告表示処理を実行する際に、通知データ及び音声データを取得しているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、取得手段152は、広告表示処理を実行する際に、通知データを取得し、その後、音声再生処理を実行する際に、音声データを取得するようにしてもよい。
また、上記第二実施形態では、取得手段152は、音声再生処理において、S42で通知データ及び音声データを取得しているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、取得手段152は、S42では音声データのみを取得し、S44で通知データを表示させる際に通知データを取得してもよい。
上記第一実施形態では、広告記憶手段312には、通知データが表示されたか否かを示す表示フラグが記憶されているが、当該表示フラグはなくてもよい。この場合、通知データが表示されているか否かによらずに対応する音声データを再生させる。この場合、通知データが表示された後、音声データが再生された広告については、第一実施形態と同様の広告効果を得ることができ、一方、通知データが表示されずに音声データが再生された広告については、上記変形例2と同様の広告効果を得ることができる。
上記各実施形態では、端末装置2は、指向性スピーカ40を備えているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、指向性を有していないスピーカであってもよい。また、スピーカは、端末制御装置10に内蔵されていてもよい。
上記各実施形態では、姿勢検出センサー30によりユーザの姿勢を検出する例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、姿勢検出センサー30の代わりに、ユーザの頭部や耳に装着可能で、光信号、ビーコン、超音波信号等の位置信号を出力可能な信号出力部を設ける構成等としてもよい。
この場合、端末制御装置10が、信号出力部からの位置信号を受信して指向性スピーカ40から音声を出力させる方向を制御してもよく、指向性スピーカ40が、信号出力部からの発信される位置信号に基づいて、自動で位置信号の発信元に向かう方向に音声出力方向を制御する構成等としてもよい。
Claims (17)
- ユーザデータに関連する広告の音声データを取得する取得手段と、
ユーザの脳波に基づいて前記ユーザの睡眠深度を判定する睡眠状態判定手段と、
前記睡眠状態判定手段によりノンレム睡眠と判定された際に、前記音声データを再生させる音声再生手段と、を備えた
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項1に記載の情報出力装置において、
前記取得手段は、前記広告に対応付けられた通知データを取得し、
前記情報出力装置は、前記通知データを出力させる通知データ出力手段を備え、
前記音声再生手段は、前記通知データ出力手段により出力された前記通知データに対応する前記音声データを再生させる
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項2に記載の情報出力装置において、
前記通知データ出力手段は、前記音声再生手段により前記音声データが再生された後、当該音声データに対応する前記通知データを出力させる
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項1に記載の情報出力装置において、
前記取得手段は、前記広告に対応付けられた通知データを取得し、
前記情報出力装置は、前記音声再生手段により前記音声データが再生された後、当該音声データに対応する前記通知データを出力させる通知データ出力手段を備える
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の情報出力装置において、
前記ユーザの操作入力を受け付ける入力手段を有し、
前記通知データ出力手段は、前記入力手段の操作が行われた際に、前記通知データを出力させる
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の情報出力装置において、
前記通知データは、画像データであり、
前記通知データ出力手段は、表示手段に前記画像データを表示させる
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報出力装置において、
前記ユーザデータは、前記ユーザの属性を含み、
前記取得手段は、前記ユーザの属性に関連する前記広告に対応付けられた音声データを取得する
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報出力装置において、
前記ユーザデータは、前記ユーザの行動履歴を含み、
前記取得手段は、前記行動履歴に関連する前記広告に対応付けられた音声データを取得する
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報出力装置において、
前記ユーザデータは、行動圏を含み、
前記取得手段は、前記行動圏に関連する前記広告に対応付けられた音声データを取得する
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項9に記載の情報出力装置において、
前記行動圏は、前記ユーザの現在地を示す位置データの推移に基づいて判定される
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の情報出力装置において、
前記音声データは、前記広告に関するキーワードを含む
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の情報出力装置において、
前記音声再生手段は、前記音声データを複数回再生させる
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の情報出力装置において、
前記ユーザが選択した選択音声データを記憶する選択音声記憶手段を備え、
前記音声再生手段は、前記睡眠状態判定手段によりノンレム睡眠と判定された際に、前記音声データ及び前記選択音声データを再生させる
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の情報出力装置において、
前記ユーザの姿勢に基づいて前記ユーザの頭部の位置を検出する頭部検出手段を備え、
前記音声再生手段は、音声の出力方向を調整可能な指向性スピーカを制御して前記音声データを再生させ、前記頭部検出手段により検出された位置に音声を出力させる
ことを特徴とする情報出力装置。 - 請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の情報出力装置と、前記情報出力装置に対して通信可能に接続された広告配信サーバとを備えた情報出力システムであって、
前記広告配信サーバは、
ユーザデータを記憶するユーザデータ記憶手段と、
広告の音声データを記憶する広告記憶手段と、
前記ユーザデータに関連する前記広告の音声データを抽出する広告抽出手段と、
抽出された前記音声データを前記情報出力装置に送信する広告送信手段と、を備えた
ことを特徴とする情報出力システム。 - コンピュータにより音声データを出力させる情報出力方法であって、
前記コンピュータは、
ユーザデータに関連する広告の音声データを取得し、
ユーザの脳波に基づいて前記ユーザの睡眠深度を判定し、
前記睡眠深度によりノンレム睡眠と判定された際に、前記音声データを再生させる
ことを特徴とする情報出力方法。 - コンピュータにより読み込まれ実行される情報出力プログラムであって、
前記コンピュータを、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の情報出力装置として機能させる
ことを特徴とする情報出力プログラム。
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