JP2002007873A - 広告配信システム、利用者装置、およびサービス提供装置 - Google Patents

広告配信システム、利用者装置、およびサービス提供装置

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JP2002007873A JP2000192529A JP2000192529A JP2002007873A JP 2002007873 A JP2002007873 A JP 2002007873A JP 2000192529 A JP2000192529 A JP 2000192529A JP 2000192529 A JP2000192529 A JP 2000192529A JP 2002007873 A JP2002007873 A JP 2002007873A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信網を用いて効果的かつ効率的に広告を配
信可能な広告配信システムを提供する。 【解決手段】 インターネット上でテレビ電子番組表サ
ービスを提供する事業者のサービス提供装置1と、その
サービスを利用する利用者の情報機器(携帯端末)3お
よび情報家電機器2とからなる広告配信システムにおい
て、利用者がテレビ電子番組表サービスを利用して所望
の番組を情報機器3で選択し情報家電機器に対してその
番組の録画予約を行なうためのメッセージをサービス提
供装置1に送信すると、予約対象の番組情報が利用者の
個人嗜好情報としてサービス提供装置1に蓄積され、そ
の個人嗜好情報に基づく広告がサービス提供センタ側か
ら録画予約命令とともに情報家電機器2に送信されるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網を利用した
広告配信システム、そのシステムに利用可能なサービス
提供装置、および、利用者装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、インターネットなどの通信網を利
用したビジネスの拡大に伴い、ネットユーザが活用でき
るサービスが拡大しつつある。それに伴いそれらのサー
ビスを紹介する広告ビジネスがインターネットや電子メ
ールなどで頻繁に行なわれている。また、家庭内にはそ
うした通信網に接続された、利用者装置の一例となる情
報家電機器(たとえば、パーソナルコンピュータや通信
機能を備えたテレビ録画装置等)が多数あり、各情報家
電機器に対応した各種サービスも徐々に広まりつつあ
る。
【0003】たとえば、特開平10−49452では、
遠隔地にあるコンピュータを電子メールによって制御可
能な電子メール装置が提案されている。この電子メール
装置は、電子メールを受取る電子メール受取手段と、電
子メール受取手段で受取った電子メールの中に埋込まれ
ている制御文を解釈する制御文解釈手段と、該制御文解
釈手段で解釈した制御文を実行する制御文実行手段とに
より構成されている。この電子メール装置は、電子メー
ルを受取るとその電子メールを解釈し、制御文があるか
どうかを判断し、制御文があればその制御文を解釈しメ
ールを実行することによって所定の処理を実行する。
【0004】あるいは、特開2000−67488で
は、携帯端末のディスプレイに表示されている番組表か
ら録画を希望する番組を指定の上、所定のネットワーク
サービス事業者にその情報を送信することにより、遠隔
地に設置されたビデオ端末で録画予約が行なわれるよう
にするシステムが提案されている。
【0005】これらの技術により、インターネット上で
行なわれているサービスに対し、そのサービスに登録す
れば、電子メールなどのコマンドを打たなくてもWEB
上で何らかのサービスに対するアクションを行なうこと
で、サービス提供事業者側から家庭内の情報家電機器に
命令が送信され、情報家電機器を遠隔地から簡単に操作
することが可能になる。
【0006】また、利用者の嗜好に合わせたサービスを
提供しようとする提案もある。たとえば、特開平9−1
20405では、情報センタ側から利用者が関心を持つ
と思われるサービスを選別して利用者に紹介することを
目的としたサービス可変方式が提案されている。
【0007】このサービス可変方式においては、予め登
録されているプロフィールデータと情報センタが管理し
ているサービスメニューデータとをサービスメニュー配
信手段が比較して利用者の嗜好に合致したサービスメニ
ューを選別し、利用者端末に配信する。これにより、情
報センタから紹介されるサービスメニューは利用者ごと
に変更されて配信され、膨大な数のサービスの中から利
用者自らが自分に合ったサービスを探し出す手間がなく
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように提案されたシステムにおいては、利用者本人の嗜
好に合うサービスを受けるためには、サービスを受けた
いと思う本人が自らのプロフィールデータを作成してサ
ービスセンタに登録しなければならず、より精度の高い
サービスを受けるためには多数のプロフィールデータを
利用者自らが作成しなければならない。このため、より
精度の高いサービスを受けようと思うほど、利用者の負
担が大きくなるという問題がある。
【0009】また、利用者の嗜好は時代とともに変化し
得るため、過去に登録されたプロフィールデータによっ
て評価できる嗜好と現在の利用者の嗜好とにずれが生じ
る場合がある。かかる場合には、過去に登録されたプロ
フィールデータはほとんど役に立たなくなる。
【0010】このため、現在の個人の嗜好に基づいたサ
ービス配信では、ユーザにとっては必ずしも有益とはい
えない情報も多く、ユーザの嗜好に合わせてユーザごと
に広告を配信するサービスが提供されつつあるものの、
必ずしもユーザの嗜好に合致した情報が配信されている
わけではないという実状があった。
【0011】特に、膨大な数の広告の中から利用者の嗜
好にマッチした広告を配信する広告配信サービスにおい
ては、利用者の求めている広告が配信されることは難し
い。一方、対象者を絞りこんで効果的かつ効率的に広告
を配信したいという広告主の要求もある。
【0012】本発明は係る実情に鑑み考え出されたもの
であり、その目的は、通信網を用いて効果的かつ効率的
に広告を配信可能にすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、通信網を介して利用者側から送信されてきた要求情
報に応じて、前記利用者が要求するサービスを提供可能
なサービス提供装置(サービス提供装置1)と、該サー
ビス提供装置と通信網を介して接続可能であり、前記利
用者の利用に供される第1利用者装置(情報機器3)お
よび第2利用者装置(情報家電機器2)とを含み、前記
サービス提供装置は、前記第1利用者装置を利用して前
記利用者側から送信されてきた要求情報(遠隔操作の要
求)に応じて、前記第2利用者装置を遠隔制御するため
の遠隔操作命令情報を生成可能な遠隔操作命令情報生成
手段(遠隔操作命令作成部63)と、前記利用者の嗜好
を評価可能な第1嗜好情報(センタ側個人嗜好情報)を
記憶する第1嗜好情報記憶手段(個人嗜好情報格納部6
7)と、前記要求情報に基づいて前記第1嗜好情報を更
新可能な第1嗜好情報更新手段(個人嗜好情報作成部6
6)と、前記第1嗜好情報に基づいて前記利用者に配信
すべき広告を選択する広告選択手段(広告決定部68)
と、前記遠隔操作命令情報生成手段により生成された遠
隔操作命令情報を前記第2利用者装置へ送信する場合に
前記広告情報を併せて送信可能であるとともに、前記第
1嗜好情報を所定のタイミングで前記第2利用者装置へ
送信可能な第1送信手段(通信部60)とを含み、前記
第2利用者装置は、前記利用者の嗜好を評価可能な第2
嗜好情報を記憶する第2嗜好情報記憶手段(個人嗜好情
報蓄積部53)と、前記第2利用者装置の利用状況に基
づいて前記第2嗜好情報を更新可能な第2嗜好情報更新
手段(制御部47)と、前記サービス提供装置から送信
されてきた広告情報を保存する広告情報保存手段(広告
格納部44)と、前記第2嗜好情報に基づいて、前記利
用者に提供すべき広告を前記広告情報保存手段に保存さ
れている広告情報の中から選択して前記利用者のために
出力する広告出力手段(広告制御部49、広告利用部5
0)と、前記第2嗜好情報を所定のタイミングで前記サ
ービス提供装置へ送信可能な第2送信手段(通信部4
1)とを含み、前記第1嗜好情報更新手段は、前記第2
利用者装置から送信されてきた前記第2嗜好情報に基づ
いて前記第1嗜好情報を更新可能(S63〜S65)で
あり、前記第2嗜好情報更新手段は、前記サービス提供
装置から送信されてきた前記第1嗜好情報に基づいて前
記第2嗜好情報を更新可能である(S34)ことを特徴
とする。
【0014】請求項2に記載の本発明は、通信網を介し
て利用者側から送信されてきた要求情報(遠隔操作の要
求、キーワード検索、その他のサービスの要求)に応じ
て、前記利用者が要求するサービスを提供可能なサービ
ス提供装置(サービス提供装置1)であって、前記利用
者の嗜好を評価可能な嗜好情報(センタ側個人嗜好情
報)を記憶する嗜好情報記憶手段(個人嗜好情報格納部
67)と、前記嗜好情報を更新する嗜好情報更新手段
(個人嗜好情報作成部66)と、前記嗜好情報に基づい
て、前記利用者に提供すべき広告を選択する広告選択手
段(広告決定部68)と、該広告選択手段により選択さ
れた広告を特定可能な広告情報を、前記利用者の利用に
供する利用者装置(情報家電機器2)へ送信可能な送信
手段とを含み、前記嗜好情報更新手段は、前記要求情報
に基づいて前記嗜好情報を更新可能である(S54)こ
とを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の発明の構成に加えて、前記利用者装置を遠隔制御す
るための遠隔操作命令情報を生成可能な遠隔操作命令情
報生成手段(遠隔操作命令作成部63)をさらに含み、
前記送信手段は、前記遠隔操作命令情報を前記利用者装
置へ送信する場合に前記広告情報を併せて送信する(S
10)ことを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の発明の構成に加えて、前記送信手段は、前記遠隔操
作命令情報と前記広告情報とを1つの情報にまとめて
(図7)送信することを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の本発明は、請求項2〜請
求項4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記嗜
好情報更新手段は、前記利用者装置から提供された嗜好
情報(家電側個人嗜好情報)に基づいて、前記嗜好情報
記憶手段に記憶された嗜好情報を更新可能(S64)で
あることを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の本発明は、請求項2〜請
求項5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記嗜
好情報記憶手段に記憶された嗜好情報に関する利用者の
注文を受付ける注文受付手段(S66、S68)を含
み、前記嗜好情報更新手段は、前記注文受付手段により
受付けられた注文に従って前記嗜好情報を更新する(S
67、S69)ことを特徴とする。
【0019】請求項7に記載の本発明は、広告情報を配
信する広告配信サービスを提供可能なサービス提供装置
と通信網を介して接続可能であり、前記広告配信サービ
スを利用する利用者に供される利用者装置(情報家電機
器2)であって、前記利用者の嗜好を評価可能な嗜好情
報を記憶する嗜好情報記憶手段(個人嗜好情報蓄積部5
3)と、前記嗜好情報を更新する嗜好情報更新手段(制
御部47)と、前記嗜好情報を前記サービス提供装置へ
送信可能な送信手段(通信部41)とを含み、前記嗜好
情報更新手段は、前記利用者装置の利用状況に基づいて
前記嗜好情報を更新可能(S33)であることを特徴と
する。
【0020】請求項8に記載の本発明は、請求項7に記
載の発明の構成に加えて、前記利用者装置は前記利用者
が利用可能な複数種類の機能(テレビ、音楽、インター
ネット環境の提供など)を有し、前記嗜好情報は、前記
嗜好情報記憶手段において、前記機能別に分類されてい
る(図10の大分類)ことを特徴とする。
【0021】請求項9に記載の本発明は、請求項7また
は請求項8に記載の発明の構成に加えて、前記嗜好情報
は、前記嗜好情報記憶手段において、嗜好の程度を知る
ための属性別(番組、ジャンルなど)に分類(図10の
小分類)されており、各々の属性に所属する対象が嗜好
性の高さによってランキングづけされていることを特徴
とする。
【0022】請求項10に記載の本発明は、請求項7〜
請求項9のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記
サービス提供装置からは、前記広告情報と前記利用者装
置を遠隔制御するための遠隔操作命令情報とが1つの情
報にまとめられて前記利用者装置に送信され(図7)、
前記利用者装置は、前記サービス提供装置から送信され
てきた情報から、前記広告情報と前記遠隔操作命令情報
とを分離する情報分離手段(受信内容判断部42)をさ
らに含むことを特徴とする。
【0023】請求項11に記載の本発明は、請求項7〜
請求項10のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前
記サービス提供装置から送信されてきた広告情報を保存
する広告情報保存手段(広告格納部44)と、前記嗜好
情報に基づいて、前記利用者に提供すべき広告を前記広
告情報保存手段に保存されている広告情報の中から選択
する広告選択手段(広告制御部49)と、該広告選択手
段により選択された広告を前記利用者のために出力する
広告出力手段(広告利用部50)とをさらに含むことを
特徴とする。
【0024】請求項12に記載の本発明は、請求項11
に記載の発明の構成に加えて、前記広告出力手段により
出力された広告の数を広告の種類別に計数する計数手段
(広告回数カウント部51)をさらに含み、前記送信手
段は、前記計数手段の計数値を前記サービス提供装置へ
送信可能(S44)であることを特徴とする。
【0025】請求項13に記載の本発明は、請求項7〜
請求項12のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前
記嗜好情報更新手段は、前記サービス提供装置から提供
された嗜好情報(センタ側個人嗜好情報)に基づいて、
前記嗜好情報記憶手段に記憶された嗜好情報を更新可能
である(S34)ことを特徴とする。
【0026】請求項14に記載の本発明は、請求項7〜
請求項13のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前
記サービス提供装置にも前記利用者の嗜好を評価可能な
嗜好情報(センタ側個人嗜好情報)が記憶されており、
前記利用者装置は、前記サービス提供装置に記憶された
嗜好情報が、前記利用者の意向に応じて更新されるよう
にするための利用者の注文を受付ける注文受付手段(入
力部54)をさらに含み、前記送信手段は、前記注文受
付け手段により受付けられた注文を前記サービス提供装
置へ送信可能である(S46)ことを特徴とする。
【0027】請求項15に記載の本発明は、請求項7〜
請求項14のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前
記嗜好情報を送信する条件が成立しているか否かを判断
する送信条件判断手段(送信情報蓄積部57)をさらに
含み、該送信条件判断手段は、前回送信した嗜好情報と
今回送信しようとする嗜好情報とを比較して内容が変化
している場合に前記送信条件が成立していると判断する
(S84)ことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0029】なお、以下の実施の形態の説明において
は、広告が配信される利用者装置の一例として情報家電
機器2を例に挙げて説明しているが、家庭内で使用する
機器に限定する必要はなく、利用者によって携帯される
携帯端末であってもよい。
【0030】また、サービス提供センタに対して遠隔操
作を要求する利用者装置の一例として、携帯可能な情報
機器3を例に挙げて説明しているが、携帯型の装置に限
定する必要はない。たとえば、広告が配信される利用者
装置が情報機器3で、遠隔操作を要求する利用者装置が
情報家電機器2であってもよい。
【0031】図1は、嗜好に基づく広告配信システムの
概要図である。この広告配信システムは、たとえば、イ
ンターネット上でテレビ(TV)電子番組表サービスを
提供するサービス提供センタと、そのサービスを利用す
る利用者とを対象としている。サービス利用者がテレビ
電子番組表サービスを利用して所望の番組を選択し家庭
内の情報家電機器に対してその番組の録画予約を行なう
と、その予約された番組情報などが利用者個人の嗜好情
報としてサービス提供センタ側に蓄積され、その個人嗜
好情報に基づく広告がサービス提供センタ側から録画予
約命令とともに家庭内の情報家電機器に送信される。こ
れにより、利用者にとって有効な広告が配信される。
【0032】図1を参照して、広告配信システムは、広
告配信サービスを行なうサービス提供センタ側に設けら
れるサービス提供装置1と、遠隔操作の対象となる情報
家電機器2と、サービス提供センタに対して遠隔操作を
要求する情報機器3とから構成されている。
【0033】たとえば、サービス提供装置1は、インタ
ーネット上のテレビ番組紹介予約サービスセンタ内のサ
ーバである。サービス提供装置1から情報家電機器2に
は、たとえば、電子メールを用いて情報が送信される。
【0034】情報家電機器2は、たとえば、CD−RO
M等の記録媒体からデータを読出し、そのデータに応じ
て画像や動画、音楽を再生する機能など、さまざまなア
プリケーションを実行するための機能(以下、アプリケ
ーションを実行するための機能をサービス機能という)
を有するパーソナルコンピュータである。特に、この情
報家電機器2には、テレビ番組の詳細な情報(放送時
間、放送局、番組内容、出演者、放送ジャンルなど)を
持つ“テレビ電子番組表”のデータを利用して、利用者
の利用履歴を保存する機能が搭載されている。さらに、
遠隔操作命令情報を含む電子メールを受信することによ
って、その遠隔操作命令情報に対応したテレビ番組を予
約することが可能な機能も設けられている。
【0035】情報機器3は、携帯電話などのPDA(Pe
rsonal digital Assistant)機器である。
【0036】サービス提供装置1は、遠隔操作するため
のサービスを提供する手段や、サービス提供装置が提供
するサービスを利用する利用者(以下、単に利用者と略
する)がたとえば情報家電機器2あるいは情報機器3な
どを用いて通信網を介してサービスを参照するためのサ
ービス紹介手段、情報家電機器2に送信するべき遠隔操
作命令情報を生成する遠隔操作命令情報生成手段、遠隔
操作命令情報に利用者の嗜好に応じた広告を挿入する手
段、情報家電機器2にその遠隔操作命令情報を送信する
手段、情報家電機器2から送信された個人情報(利用者
の嗜好を評価可能な個人嗜好情報など)を受信する手段
などを備える。
【0037】情報家電機器2は、通信網を介してサービ
ス提供装置1から遠隔操作命令(広告を含む)を受信す
る手段や、受信した遠隔操作命令を実行する手段、受信
した広告を保存する手段、保存された広告を利用者のた
めに画像あるいは音声などとして出力する手段、情報家
電機器2の利用に応じて取得された個人嗜好情報を保存
する手段、その個人嗜好情報をサービス提供装置1に送
信する手段などを備える。
【0038】情報機器3は、利用者が遠隔地からサービ
ス提供装置1に通信網を介してアクセスする手段、サー
ビス提供装置1が提供しているサービス内容を参照する
手段、家庭内の情報家電機器2に対して命令するべき内
容を決定する手段、サービス提供装置1に対し、遠隔操
作命令を依頼する手段などを備える。
【0039】情報家電機器2の所有者は、サービス提供
センタを運営する事業者に対して所定の申込み手続きを
行なうことで、サービス提供装置1の遠隔操作サービス
を受けることができるようになる。
【0040】申込み手続きは、たとえば、通信網を介し
て遠隔操作を利用するために必要な登録情報をサービス
提供装置1へ送信することで完了する。登録情報には、
たとえば、氏名、連絡先、クレジット番号などの他、情
報家電機器2に対応する電子メールアドレス、情報家電
機器2を遠隔操作するための合い言葉(パスワード)な
どが含まれる。
【0041】図2は、情報機器3の機能を説明するため
のブロック図である。情報機器3は、装置自体を集中的
に監視および制御するための制御部30、サービス提供
装置1に通信網を介してアクセスしたり情報の送受信を
行なう通信部31、サービス提供装置1のアクセス方法
や利用者番号などの情報が保存されている保存部32、
サービス提供センタが提供しているテレビ番組情報やさ
まざまな情報を表示する表示部33、タッチパネルなど
の外部操作されてデータを入力するための入力部34な
どからなる。
【0042】ここで保存部32にはサービス提供センタ
にアクセスするために必要なサービス提供センタのUR
L(Universal Resource Locator)、サービスを利用す
るための利用者番号、パスワード、遠隔操作する情報家
電機器2の情報などが格納されている。なお、保存部3
2に格納されている情報は、情報家電機器2を介してサ
ービスの申込みを行なうことでサービス提供装置1から
発行された情報である。これらの情報は、たとえば、情
報家電機器2と通信することで取得できる。
【0043】図3は情報家電機器2の機能を説明するた
めのブロック図である。なお、このブロック図では、本
発明に関連する機能部分のみを表わし、特に図示して説
明する必要のない機能部の図示は省略されている。
【0044】以下、図3を参照して、情報家電機器2の
機能を説明する。通信部41は、遠隔操作命令情報およ
び広告情報を受信する。この2種類の情報はサービス提
供装置1から1つの電子メールで送信される情報であ
る。したがって、遠隔操作命令情報と広告情報とは、1
つの電子メールの本文内に含まれている。
【0045】さらに、通信部41は、サービス提供装置
1から、利用者個人の嗜好を評価可能な個人嗜好情報を
受信する。サービス提供装置1から送信されてくる個人
嗜好情報は、情報家電機器2側に蓄積されている個人嗜
好情報とは別に、サービス提供装置1側に蓄積されてい
る情報である。サービス提供装置1に蓄積された個人嗜
好情報はサービス提供装置1側で把握できる利用者のサ
ービス利用状況等が反映されて更新される。一方、情報
家電機器2に蓄積された個人嗜好情報は情報家電機器2
側で把握できる利用者の情報家電機器2の利用状況等が
反映されて更新される。
【0046】情報家電機器2側で更新される個人嗜好情
報は、個人嗜好情報蓄積部53に蓄積されている。この
個人嗜好情報蓄積部53に蓄積されている個人嗜好情報
を参照することにより、たとえば、利用者の好きな芸能
人やテレビ番組あるいは音楽のジャンルなどが把握でき
る。個人嗜好情報の構成については、図10を用いて後
述する。
【0047】なお、情報家電機器2側の個人嗜好情報に
ついては、サービス提供装置1側に送信され、情報家電
機器2とサービス提供装置1とで個人嗜好情報が相互に
送信し合うように構成されている。以下、必要に応じ
て、情報家電機器2側から送信される個人嗜好情報を
“家電側個人嗜好情報”、サービス提供装置1側から送
信される個人嗜好情報を“センタ側個人嗜好情報”と称
して、両者を区別する。
【0048】通信部41が受信したセンタ側個人嗜好情
報は、受信個人情報格納部58に格納される。すると、
ただちに、個人嗜好情報格納部53に格納されている家
電側個人嗜好情報がセンタ側個人嗜好情報によって更新
される。更新方法については後述するが、これにより、
家電側個人嗜好情報の内容がより充実したものとなる。
【0049】また、通信部41は、送信対象情報として
送信情報蓄積部57に蓄積された「個人情報」をサービ
ス提供装置1に送信する。ここで「個人情報」は、情報
家電機器2側に記憶されている「家電側個人嗜好情
報」、「広告要求情報」、「広告利用回数情報」、「保
存個人アクション情報」の総称である。個人嗜好情報に
ついてはすでに簡単に説明したが、その他の各情報の詳
細については後述する。
【0050】受信内容判断部42は、通信部41が受信
した情報を判断する機能を有する。特に、操作命令情報
と広告情報とを含む電子メールが受信された場合には、
各々の情報を分離する機能を有する。
【0051】受信内容判断部42によって分離された操
作命令情報と広告情報とは、各々、操作命令格納部43
と、広告格納部44とに分けて格納される。
【0052】広告格納部44に格納される広告情報に
は、広告の内容である広告データ(たとえば宣伝内容)
の他、その広告の広告主、宣伝対象の商品の種別を示す
宣伝対象名などの属性情報が含まれる。したがって、そ
の属性情報を情報家電機器2が識別することで、その広
告の特性を判断できる。
【0053】操作命令格納部43に操作命令情報が格納
されると、操作実行部45により、格納された操作命令
情報に対応した命令が実行される。たとえば、これによ
り、操作命令情報に対応したテレビ番組を録画予約する
処理が実行される。操作実行部45によって操作命令が
完了した場合には、操作実行完了部46によってその旨
が、情報家電機器2を集中的に監視および制御する制御
部47に通知される。
【0054】情報家電機器2が利用者によって利用され
る場合には、利用部48が機能する。利用部48は、た
とえば、利用者の要求に応じた情報を出力するためのモ
ニタ装置やスピーカなどである。
【0055】情報家電機器2の利用状況は、利用状況判
断部52によって判断されている。具体的には、情報家
電機器2が利用者に提供可能な複数のサービス機能(テ
レビ番組の視聴、特に録画されたテレビ番組の再生、音
楽CDの再生、ゲームなどのソフトウエアの起動など)
のうち、いずれのサービス機能が動作しているのか、お
よび、動作しているサービス機能によって利用者が利用
しているアプリケーションの内容がどのようなものであ
るのかを判断する。
【0056】そして、その判断に応じて利用者の利用履
歴がポイント化されて、家電側個人嗜好情報が更新され
る。たとえば、テレビ番組が視聴されており、その番組
のジャンルが洋画であって主演者がAであれば、家電側
個人嗜好情報として蓄積されている「洋画」および「主
演者A」のポイント数が各々所定数だけ加算更新され
る。
【0057】また、情報家電機器2が利用されると、そ
の旨が利用状況判断部52によって制御部47に通知さ
れる。これを受けて、制御部47は広告制御部49を機
能させる。
【0058】広告制御部49により、個人嗜好情報蓄積
部53に蓄積されている家電側個人嗜好情報に基づいて
現在の利用者の嗜好が判断され、広告格納部44に格納
されている広告情報の中から、その嗜好に合致した広告
情報が選択される。
【0059】広告情報が選択されると、広告利用部50
により、広告制御部49の選択に従い、広告を流す処理
が実行される。具体的には、モニタ装置に広告文が出力
され、あるいはスピーカから広告情報に対応する音声が
出力される。
【0060】広告が流れた場合には、その広告の数が広
告回数カウント部51によって広告の種類別にカウント
される。広告回数カウント部51のカウント値は、広告
利用回数情報として、通信部41からサービス提供装置
1へ送信される。
【0061】利用者は、入力部54を利用して、サービ
ス提供装置1に送信して欲しい広告情報を指定したり、
サービス提供装置1側で広告情報を選定する際に優先的
に扱って欲しいキーワードを指定したり、サービス提供
装置1側が管理している個人嗜好情報の更新条件を指定
したり、必要のない情報(たとえば、広告格納部44に
格納されている広告情報のうち不要なもの)を削除した
り、あるいは個人嗜好情報内の所定の情報のランキング
あるいはポイント数をアップダウンさせたりするための
操作を行なうことが可能である。
【0062】たとえば、広告の視聴中に利用者が必要と
しない広告をチェックする操作をすると、次回よりその
広告が流れなくなり、また、サービス提供装置1からも
その広告が送信されてこないようになる。このような機
能は、たとえば、男性の利用者が女性向きの広告を排除
したい場合などに有効である。
【0063】入力部54により、家電側個人嗜好情報の
所定の情報のランキングあるいはポイント数をアップダ
ウンさせるアップダウン情報が入力された場合には、そ
のアップダウン情報によって家電側個人嗜好情報が更新
される。
【0064】一方、入力部54により入力された情報の
うち、サービス提供装置1側に送信しなければならない
追加情報(送信して欲しいあるいは送信して欲しくない
広告情報の指定、サービス提供装置1側で広告情報を選
定する際に優先的に扱って欲しいキーワード、サービス
提供装置1側で個人嗜好情報を更新するときの条件な
ど)は、制御部47によって追加情報蓄積部55に蓄積
される。
【0065】この追加情報蓄積部55に蓄積された追加
情報は、「広告要求情報」または「保存個人アクション
情報」として、通信部41からサービス提供装置1へ送
信される。
【0066】送信情報判断部56は、サービス提供装置
1への送信対象となる個人情報(家電側個人嗜好情報、
広告要求情報、広告利用回数情報、保存個人アクション
情報)を抽出して通信部41の送信対象とする処理を実
行する。
【0067】図4は、サービス提供装置1の機能を説明
するためのブロック図である。サービス提供装置1は、
該装置自体を集中的に監視および制御するための制御部
70を含む。なお、このブロック図では、本発明に関連
する機能部分のみを表わし、特に図示して説明する必要
のない機能部の図示は省略されている。
【0068】以下、図4を参照して、情報家電機器2の
機能を説明する。通信部60は通信網を介して情報機器
3や情報家電機器2と情報のやり取りを行なう機能を有
する。利用者が通信網を介してアクセスしてくると、利
用者認証部62によってパスワードなどが確認され、そ
のアクセスがサービスの利用を許可されている者による
ものであるか否かが判断される。利用者認証部62によ
って認証された利用者がサービスを要求すると、サービ
ス紹介部61によって要求に応じたサービスが紹介され
る。たとえば、利用者が情報機器3(図1参照)を利用
して、テレビ番組の録画予約操作を要求した場合、テレ
ビ電子番組表紹介サービスを提供する機能を有する。
【0069】サービス紹介部61を参照している利用者
がテレビ番組の録画予約操作などの遠隔操作命令を指定
したことに対して、遠隔操作命令指令部63により遠隔
操作命令を含む電子メールが作成される。遠隔操作命令
は、利用者認証部62に記憶されている利用者データを
もとにして作成される。
【0070】また、利用者がサービスを利用したことに
対応して、利用者の利用履歴が作成され、その利用履歴
に基づいて、利用者の個人嗜好情報が更新される。この
個人嗜好情報は、動作嗜好情報格納部64に蓄積されて
いる。
【0071】以下、動作嗜好情報格納部64に蓄積され
ている個人嗜好情報を、“動作個人嗜好情報”という。
この“動作個人嗜好情報”は、サービス提供装置1から
情報家電機器2に送信される“センタ側個人嗜好情報”
とは異なるものであり、“センタ側個人嗜好情報”を作
成するための基礎データとして扱われる。
【0072】たとえば、利用者が情報機器3(図1参
照)を用いてテレビ電子番組表紹介サービスを利用した
場合には、番組を検索した際に用いたキーワード、閲覧
した番組、遠隔操作指令によって録画予約をした番組な
どに対応して動作個人嗜好情報が更新される。
【0073】もちろん、動作個人嗜好情報は、テレビ電
子番組表紹介サービスの利用のみに対応して更新される
のではない。たとえば、サービス提供装置1を管理する
事業者が音楽データなどのコンテンツ配信サービスその
他の多種多様なサービスを提供する場合には、それらの
サービスを利用者が利用することに対応して動作個人情
報が更新される。あるいは、利用者が家庭内の情報家電
機器(パーソナルコンピュータ)2を利用して、インタ
ーネット上で検索をかけたキーワード、インターネット
上で収集した情報などに基づいて、動作個人嗜好情報が
更新される。このように、動作嗜好情報格納部64に格
納された動作個人嗜好情報は、サービスの利用状況に応
じて随時更新される。
【0074】なお、どのような動作に対応して動作個人
嗜好情報を更新するのかについては、利用者自身が設定
可能である。前述した保存個人アクション情報は、利用
者がその設定内容をサービス提供装置1に通知するため
の情報である。設定方法については、図11などを用い
て後述する。
【0075】通信部60では、利用者の情報家電機器2
から送信された個人情報(家電個人嗜好情報、広告要求
情報、広告利用回数情報、保存個人アクション情報)が
受信される。受信された個人情報は、情報家電機器情報
格納部65に格納される。
【0076】ここで、図5を参照して、情報家電機器情
報格納部65の構成について説明する。情報家電機器嗜
好情報格納部65は、広告利用回数情報を蓄積する広告
回数蓄積部A 65aと、家電個人嗜好情報を蓄積する
個人嗜好情報蓄積部B 65bと、広告要求情報を蓄積
する広告変更蓄積部C 65cと、保存個人アクション
情報を蓄積する保存個人アクション選択部D 65dと
を含む。
【0077】再び、図4を参照して、個人情報作成部6
6は、動作嗜好情報格納部64に格納されている“動作
個人嗜好情報”(サービス提供装置1のサービスの利用
に応じて更新される情報)と、情報家電機器情報格納部
65に格納されている“家電側個人嗜好情報”とに基づ
いて、“センタ側個人嗜好情報”を作成し、作成した情
報を個人嗜好情報格納部67に格納する。
【0078】情報家電機器情報格納部65に格納された
個人情報に保存個人アクション情報が含まれている場合
には、その内容に応じて、動作個人嗜好情報の更新条件
が変更される。詳細については、図11を用いて後述す
る。
【0079】広告決定部68は、広告蓄積部71に蓄積
されている広告の中から利用者に配信する広告を決定す
る。この時、センタ側個人嗜好情報が参照されて、利用
者の嗜好に応じた広告が選択される。広告蓄積部71に
は、広告主から提供された数多くの広告情報が蓄積され
ている。
【0080】情報家電機器情報格納部65に格納された
個人情報に広告要求情報が含まれている場合には、その
広告要求情報が一旦、広告要求部72に格納される。そ
して、広告要求部72から広告決定部68に対して注文
が出される。広告決定部68は、注文内容に応じた広告
を選択する。これにより、広告要求情報の内容が反映さ
れた広告が選択される。
【0081】たとえば、広告要求情報がキーワードであ
る場合には、そのキーワードに基づいた広告が優先的に
検索される。また、広告要求情報が特定の広告を指定す
る場合には、配信対象に、その広告が含まれるように制
御される。なお、広告要求情報がキーワードである場合
には、センタ側個人嗜好情報において、そのキーワード
の順位が一番高くなるように制御してもよい。
【0082】この実施の形態では、利用者の要求に応じ
て遠隔操作指令情報を情報家電機器2に送信する際に、
広告を併せて送信するように構成されている。
【0083】広告決定部68によって決定された広告
は、広告挿入部64によって、遠隔操作命令作成部63
が作成した電子メール(遠隔操作命令を含む)に挿入さ
れる。挿入された広告は、広告掲載数カウント部73に
よって広告ごとにカウントされる。広告および遠隔操作
命令を含む電子メールは、遠隔操作指令部69によって
通信部60に出力される。
【0084】次に、図6のフローチャートを用いて、広
告配信システム全体の動作の概略について説明する。
【0085】利用者が外出先から家庭内の情報家電機器
2を操作したいとき、利用者は予め登録してあるサービ
ス提供装置1にアクセスする(ステップS(以下、Sと
略す)1)。サービス提供装置1により紹介されている
テレビ電子番組表などを利用者が利用していて(S
2)、予約したい番組を利用者が見つけると、利用者は
入力部34(図2参照)を操作して情報機器3の画面に
表示されている番組を選択する(S3)。
【0086】すると、予め情報機器3の保存部32に記
憶されている利用者情報(あるいは利用者が必要に応じ
て入力する利用者情報)とともに番組の予約情報がサー
ビス提供センタに送信される(S4)。なお、ここでの
利用者情報は利用者のサービスごとの利用者番号、パス
ワード、および操作対象の情報家電機器2を特定するた
めの情報である。利用者番号、パスワードは、サービス
提供センタを運営する事業者に対して所定の申込み手続
きを行なうことでサービス提供装置1側から得られる情
報であり、サービス提供装置1が自動的に作成したもの
である。
【0087】S4において送信された個人情報はサービ
ス提供センタの通信部60、制御部70を介して利用者
認証部62に送信され、個人認証が行なわれる(S
5)。ここでの個人認証は送信されてきた利用者番号、
パスワード、および遠隔操作対象の情報家電機器2が、
予め利用者ごとに利用者認証部62に登録されている利
用者情報と合致しているか否かを判断するものである。
【0088】もしS5で個人認証が失敗すると、この処
理は終了する。一方、S5で個人認証が行なわれると、
制御部70は遠隔操作命令作成部63において家庭内の
情報家電機器2を遠隔操作するための命令文(遠隔操作
指令)を作成する(S6)。なお、命令文については、
図7を用いて後述する。また、制御部70は広告決定部
68に対して利用者に送信する広告を見つけ出すように
命令する。
【0089】広告決定部68は個人嗜好情報格納部67
に格納されているセンタ側個人嗜好情報をもとにして利
用者の嗜好に合った広告を広告蓄積部71から検索す
る。もし、広告要求部72に利用者から送信されてきた
広告要求情報が蓄積されている場合には、その広告要求
情報に対応した広告を優先して検索する(S7)。
【0090】広告が検索されると、広告掲載数カウント
部73によって広告別にカウント数が加算更新される
(S7a)。この広告掲載数カウント部73に格納され
るカウント数に基づいて、サービス提供装置1は広告主
に対し、広告ごとの掲載数を知らせることが可能であ
る。
【0091】次に、S6で作成された命令文(遠隔操作
指令)とS7で検索された利用者の嗜好に応じた広告と
が組合せられて、遠隔操作のために情報家電機器2に送
信する遠隔操作送信情報(操作命令文)が作成される
(S8)。たとえば、命令文を電子メールを利用して送
信する場合には、この遠隔操作送信情報には、情報家電
機器2側の電子メールアドレス、遠隔操作指令、広告が
含まれる。
【0092】遠隔操作送信情報は、遠隔操作指令と広告
との間は所定のコマンドなどで仕切られており、情報家
電機器2において操遠隔操作指令と広告情報とを容易に
分離できるように構成されている。遠隔操作送信情報の
詳細については図7を用いて詳細に説明する。
【0093】なお、ここでは、電子メールで遠隔操作送
信情報を送信する例を示したが、通信網を介して相手先
に遠隔操作指令と広告とを伝送可能な手段であれば、手
段を選ばない。また、ここではテキストデータからなる
広告を広告の一例として説明するが、本発明における広
告は、音声や映像などのあらゆる広告手段を含む。
【0094】S8で遠隔操作送信情報が作成されると、
情報機器3に遠隔操作予約を完了したという情報が電子
メールなどによって送信される(S9)。S8で作成さ
れた遠隔操作送信情報はサービス提供装置1から情報家
電機器2に送信される(S10)。情報家電機器2は、
たとえば、所定時間ごとにISP(インターネットサー
ビスプロバイダ)に接続していて、遠隔操作送信情報の
電子メールを受信すると(S11)、受信内容判断部4
2によって、その電子メールが判別され、遠隔操作指令
と広告情報とに分離される(S12)。
【0095】前述のように、遠隔操作指令と広告情報と
の間にはコマンドなどが挿入されており、受信内容判断
部42は、その挿入されたコマンドに基づいて遠隔操作
指令と広告情報とを切り分ける。
【0096】S12で切り分けられた広告は、広告格納
部44に格納され(S13)、利用者が情報家電機器2
を利用する際に利用される。一方、S12で切り分けら
れた遠隔操作命令は、操作命令格納部43によって命令
内容が判断され(S14)、判断された命令が操作実行
部45によって実行される(S15)。S15によって
命令が実行されると操作実行完了部46により操作の完
了が制御部47に通知される(S16)。その後、情報
家電機器2は、元の状態(ある時間おきに電子メールを
受信する状態)に復帰する。
【0097】次に、図7を用いて、サービス提供装置1
から情報家電機器2に送信される遠隔操作送信情報(操
作命令文)について説明する。図7は、広告情報を含む
遠隔操作送信情報の内容を説明するための説明図であ
る。
【0098】遠隔操作送信情報は、たとえば、図7に示
されるように、テキストデータにより構成される。この
テキストデータには遠隔操作命令である操作命令文が含
まれている。遠隔操作命令は、たとえば、“open”
という文字と、情報家電機器2別に予め定められた何ら
かの“合言葉(パスワード)”と、指令内容(ここで
は、TV 0102 6CH 2000 2200)と
により構成される。
【0099】“open”は、遠隔操作命令であること
を示すコマンドである。“合言葉”は、情報家電機器2
を所有する利用者自身の要求によって遠隔操作指令が発
行されたことを確認するためのデータである。この“合
言葉”は、サービスへの加入登録の際に定められたもの
であり、この“合言葉”が情報家電機器2内に記憶され
ているものと合致している場合にのみ、遠隔操作命令が
実行される。
【0100】“TV 0102 6CH 2000 2
200”は、テレビ録画予約を行なうときの命令であ
る。たとえば、この命令は、1月2日に6チャネルを2
0時から22時まで予約することを意味している。この
命令内容を適宜変更することによって、さまざまな遠隔
操作が可能になる。
【0101】“CM”は、以降に広告情報が含まれてい
ることを示すための広告コマンドである。情報家電機器
2はこの広告コマンドに基づいて操作命令と広告情報と
を判断し、切り分ける。たとえば、図示のように、広告
コマンドと広告情報とを交互に展開することで、複数の
広告情報が1つの電子メール内に含められる。
【0102】次に、図8を参照して、広告情報について
説明する。広告情報は、「広告名」、「広告主」、「広
告内容」のようにその広告を流す際に利用者に表示され
る情報の他、利用者には直接は表示されない様々な識別
情報(属性情報)を含んでいる。
【0103】たとえば、識別情報(属性情報)には、広
告主を特定可能な「広告主番号」、広告名を特定可能な
「広告名番号」、広告の掲載期限を示す「有効期限情
報」、宣伝対象の商品等が何であるのかを示す「宣伝対
象名情報」、広告に出演している出演者を示す「出演者
情報」などがある。たとえば、情報家電機器2側に蓄積
された広告のうち、広告有効期限が過ぎた広告は広告利
用部50によって自動的にカットされる。なお、これら
の識別情報は、必要に応じて追加あるいは削除可能であ
る。
【0104】サービス提供装置1側の広告掲載カウント
部73では、挿入された広告数が広告主番号・広告名番
号ごとにカウントされる。同様に、情報家電機器2側の
広告回数カウント部51でも、利用された広告数が広告
主番号・広告名番号ごとにカウントされる。
【0105】たとえば、このカウント数を広告主、ある
いは広告主の依頼をうけて広告を作成した広告代理店等
に提供することにより、広告主あるいは広告代理店は人
気のある広告、人気のある商品を把握でき、市場調査を
容易に行なうことができる。また、その結果、必要な広
告を的確にサービス提供装置1へ提供することができ
る。
【0106】なお、情報家電機器2側で広告が流れる
と、その広告に対応する宣伝対象名や出演者情報などに
基づいて、家電側個人嗜好情報が更新されるようにして
もよい。これにより、利用者が気に入って何度も利用し
ている広告は、その広告の属性が利用者の嗜好として家
電側個人嗜好情報に反映されるようになる。
【0107】次に図9を参照して、サービス提供装置1
側の広告掲載カウント部73および情報家電機器2側の
広告回数カウント部51のカウントデータを説明する。
【0108】図9には、広告の挿入数(または利用数)
を広告主番号および広告番号ごとにカウントしたカウン
ト結果が示されている。
【0109】情報家電機器2は、広告回数カウント部5
1の計数値に基づいた広告利用回数情報をサービス提供
装置1へ送信するが、その情報は、図9に示されるよう
に、広告主番号や広告名番号などの識別情報別に利用広
告数を明らかにした情報である。
【0110】同様に、サービス提供装置1側の広告掲載
カウント部73の計数値に基づいた広告配布情報も、図
9に示されるように、広告主番号や広告名番号などの識
別情報別に広告配布数を明らかにした情報である。
【0111】次に、図10を参照して、情報家電機器2
の個人嗜好情報蓄積部53に蓄積されている個人嗜好情
報(家電側個人嗜好情報)について説明する。
【0112】ここでは、情報家電機器2がテレビ、音
楽、インターネットなどを利用可能な装置である場合の
個人嗜好情報を示す。
【0113】図10に示されるように、個人嗜好情報
は、情報家電機器2で利用可能なサービス機能(テレビ
(TV)、音楽、インターネット、広告など)ごとに大
分類されている。
【0114】個人嗜好情報は、さらに、各大分類の中
で、嗜好の程度を知るための属性別に小分類されてい
る。たとえば、大分類「テレビ」の中では、「番組」、
「芸能人」…などと属性別に小分類され、各々の属性に
所属する対象が嗜好性の高さによってランキングづけさ
れている。また、ランキングされた各データは、嗜好性
の高さがポイント数によって示されている。
【0115】たとえば、利用者が何らかのサービス機能
(たとえば、テレビ)を利用した場合に、その機能に対
応する属性のデータ(たとえば、邦画)に対してポイン
ト数が1だけ加算更新される。これにより、利用者の利
用履歴に応じて、利用者の利用した番組、出演者、ジャ
ンルなどがランキングされる。
【0116】特に、単純に、テレビを視聴した場合は、
その番組、出演者、ジャンルなどにポイントが加算され
る。ただし、この場合は利用状況判断部52(図3参
照)によりテレビ電子番組表の1番組のほとんどを見た
と判断された場合にのみ、ポイントが加算され、番組の
視聴開始後、間もなく視聴が停止された場合にはポイン
トは加算されない。
【0117】あるいは、テレビ録画をした場合や、遠隔
地からテレビ録画予約をした場合にもポイントが加算さ
れる。また、利用者がテレビ電子番組表を利用してキー
ワードで番組を検索した場合には、それにフィットした
番組に対応してポイントが加算され、あるいはフィット
した番組を予約した場合にポイントが加算される。
【0118】さらに、利用者がテレビ電子番組表を見
て、“お気に入り”としてチェックした場合(この場合
には、たとえば、チェックされた番組が始まると常に録
画されるようになる)などもポイントが加算される。
【0119】このように、個人嗜好情報はポイント数を
含むために、たとえば、1位と2位との開きがどの程度
であるのかを知ることができる。なお、加算するポイン
ト数は、たとえば、各アクション(検索、テレビ録画、
遠隔地からのテレビ録画予約など)の種類に応じて任意
に決めることが可能である。このようにして個人情報蓄
積部53には番組、出演者、ジャンルなどごとにポイン
ト数で嗜好の順番が定められたランキング形式の個人嗜
好情報が蓄積される。
【0120】また、ここでは、テレビ録画可能な情報家
電機器を例に挙げて説明したが、さまざまな機能ごとに
さまざまな個人情報をランキング情報として蓄積可能で
ある。たとえば、双方向テレビの番組の視聴中にデータ
放送で受信した情報の種類に応じてポイント数を加算
し、ランキング情報を作成することも可能である。ある
いは、好みのワンシーンを画像データとして保存した際
に、その画像データに応じたキーワードに対応させてポ
イントを加算することにより、ランキングデータを作成
することも可能である。
【0121】このように、個人嗜好情報は、利用者の利
用履歴を利用しているため、利用者の嗜好に従った情報
になっている。したがって、たとえば、テレビに関する
個人嗜好情報においては、利用者の利用しない番組につ
いてのポイント数が低くなっている。
【0122】なお、見たくない番組などを利用者が選択
することによってその番組のポイントを下げるように構
成することも可能である。また、そのような方法をさら
に推し進めて、利用者の嗜好に反するランキング形式の
情報を形成することも可能である。また、ランキングの
上位何番目までを個人嗜好情報として保存するかを利用
者が設定できるように構成してもよい。
【0123】サービス提供装置1側においても、図10
に示したのと同様の形式によって個人嗜好情報が構成さ
れている。したがって、サービス提供装置1側と情報家
電機器2側とで、図10の小分類ごとに個人嗜好情報を
やりとりし合うことができる。
【0124】また、情報家電機器2の受信嗜好情報蓄積
部58に蓄積されるセンタ側個人嗜好情報は、基本的に
は、サービス提供装置1における利用者のサービスの利
用状況に応じて作成されたものである。したがって、サ
ービス提供装置1がテレビ番組の検索などのテレビ関連
のサービスをしている場合にはテレビ関連のランキング
形式(図10参照)の情報であり、音楽データの配信サ
ービスなどをしている場合には音楽関連のランキング形
式の情報である。もし、テレビ番組を紹介するサービス
提供装置1がテレビの番組に対する個人嗜好情報しか取
得していない場合は、それに対応した情報だけが情報家
電機器2側で受信される。
【0125】次に、図11を参照して、保存個人アクシ
ョン情報の入力方法について説明する。図11は、テレ
ビ電子番組表紹介サービスを利用者が利用した際に、個
人嗜好情報について利用者が選択可能な選択肢を説明す
るための説明図である。保存個人アクション情報は、サ
ービス提供装置1側で個人嗜好情報を更新するときの条
件を利用者自身がサービス提供装置1側に指定するため
の情報である。
【0126】たとえば、利用者がサービス提供装置1に
より提供されるテレビ電子番組表サービスを利用する場
合、動作個人嗜好情報の更新動作に反映させたいアクシ
ョンを、サービス提供装置1側から提供されるチェック
シートデータ(図11参照)を用いて選択できる。な
お、動作個人嗜好情報は、サービス提供装置1の動作嗜
好情報格納部64に格納されている。
【0127】図11を参照して、テレビ電子番組表サー
ビスに対応する利用者のアクションのうち、テレビ番組
の検索動作のみを動作個人嗜好情報の更新動作に反映さ
せたい場合には、「検索したキーワード」の左横のチェ
ック欄に印をつける。この場合には、利用者の検索アク
ションのみに対応して動作個人嗜好情報が更新され、番
組検索以外のアクション(たとえば、番組情報の参照、
録画予約)をしても、動作個人嗜好情報は更新されな
い。
【0128】もし、「残さない」をチェックした場合に
は、テレビ電子番組表サービスを利用することによって
は、動作個人嗜好情報は更新されないようになる。
【0129】図11は、保存個人アクション情報の入力
方法の一例に過ぎないが、たとえば、テレビ電子番組表
において予約録画したものだけを残すなどすることもで
きる。このように、保存個人アクション情報を入力する
ことにより、利用者が自由に動作個人嗜好情報の更新条
件を設定できる。
【0130】次に、図12を参照して、情報家電機器2
側に蓄積された広告情報のデータベースを説明する。
【0131】図12に示すように広告主番号、広告番
号、利用アプリケーション名、利用アクション、および
キーワードにより広告情報のデータベースが構成されて
いる。たとえば、キーワードは、宣伝対象名、出演者な
ど広告情報に含まれている各種の情報である。情報家電
機器2では、このデータベースと個人嗜好情報とが参照
されることによって、個人嗜好情報の上位に位置するキ
ーワードや出演者などと合致する広告が選択される。
【0132】次に、図13を参照して、情報家電機器2
が広告を流す場合の処理内容をフローチャートを用いて
説明する。
【0133】たとえば、利用者が、遠隔操作命令によっ
て録画した番組を楽しもうとするなどして、情報家電機
器2を利用しようとしたとき(S20)、制御部47は
広告制御部49に対してどのようなアプリケーション
(サービス機能)が動作し始めたのかを通知する(S2
1)。広告制御部49は、利用されるサービス機能の種
類および個人情報蓄積部53の情報をもとにして、広告
格納部44に格納されている広告のデータベース(図1
2参照)から現在の利用者の嗜好にマッチした広告を広
告利用部50に呼出す(S22)。
【0134】たとえば、遠隔操作命令によって録画され
たテレビ番組が再生されている場合には、テレビ番組に
関する利用者の個人嗜好情報が参照されて、たとえば、
利用者の嗜好性が高い芸能人が出演している広告が呼出
される。なお、嗜好に合った広告を検索するために、広
告情報に含まれる識別情報など(出演者情報、キーワー
ドなど)が参照される。
【0135】あるいは、利用者がCD再生機能などを利
用して音楽を聴く場合には、音楽に関する利用者の個人
嗜好情報が参照されて、たとえば、利用者の嗜好性が高
いミュージシャンが出演している広告が呼出される。
【0136】なお、呼び出される広告は、1つのみでな
くてもよく、複数であってもよい。また、たとえば、情
報家電機器2でテレビ番組が視聴される場合であって
も、テレビ番組に対応する個人識別情報(たとえば、図
10の大分類「TV」)を参照して広告を選択するので
はなく、その他のサービス機能に対応する個人識別情報
(たとえば、図10の大分類「音楽」、「インターネッ
ト」など)を参照して広告を選択するようにしてもよ
い。また、複数のサービス機能の各々に対応する個人嗜
好情報を参照し、複数のサービス機能の各々に対応した
複数の広告を呼び出すようにしてもよい。
【0137】S22において呼出された広告は、たとえ
ば、利用者が情報家電機器2を利用して何らかのアプリ
ケーションを利用している最中に流される(S23)。
またS23において流された広告はその広告利用回数が
カウントされる(S24)。ただし、広告が流れると無
条件でその広告がカウントされるのではなく、たとえ
ば、1件の広告の情報量のうちある情報量以上流れたも
ののみがカウントされる。たとえば、広告が100文字
の文章であれば、そのうち80文字以上表示された場合
などのように利用状況に応じてカウントされる。これに
より、実際に広告として機能しなかったものまで、利用
された広告としてカウントされてしまうことが防止で
き、有効に利用された広告のみをカウントできる。
【0138】なお、広告回数カウント部51でカウント
されているデータは、一度、サービス提供装置1に送信
されると、そのデータがリセット(計数値=0)され
る。また、有効期限を過ぎた広告は送信情報判断部56
の判断に従い、リセットされる。あるいは、有効期限を
過ぎた広告は、広告主番号・広告番号ごとにサービス提
供装置1へ返信されるようにしてもよい。アプリケーシ
ョンの利用が終了すると(S25)、アプリケーション
の利用中に流れていた広告に基づいて広告回数カウント
部51のカウント値が更新され、広告利用数が広告別に
記録される(S26)。
【0139】なお、広告回数カウント部51の記憶は、
広告利用回数情報としてサービス提供装置1に送信され
る。この広告利用数は、サービス提供装置1側で計数さ
れる広告挿入数とともに、サービス提供者が広告主など
に対して提供可能なデータとして利用できる。
【0140】次に、図14を参照して、情報家電機器2
が個人嗜好情報(家電側個人嗜好情報)を更新する動作
について説明する。情報家電機器2の利用部48で何ら
かのアプリケーションが利用されると、そのアプリケー
ションの種類が判別される(S30)。
【0141】たとえば、テレビ番組の視聴のような場合
には、気に入った番組が表示されるまで、短時間で頻繁
にチャネルを切換えるような操作がなされる場合があ
る。このような場合には、視聴が開始されてからある程
度時間が経過しないと、利用者がその番組を好んで見て
いるのかどうか判断できない。
【0142】一方、インターネット上のホームページを
自動的に巡回させて必要な情報をダウンロードするよう
なアプリケーションなどが利用された場合には、利用時
間をチェックする必要がない。
【0143】そこで、S30では、利用されているアプ
リケーションがA,Bいずれのタイプであるのかが判断
される。アプリケーションがテレビ番組の視聴のような
タイプAの場合には、利用者の各番組の視聴状況が判断
され(S31)、1番組の放送時間中の予め定められた
基準時間以上番組を視聴したかどうかが判断される(S
32)。
【0144】そして、ある基準時間以上の視聴があった
場合(S32でYES)には、その番組に基づいて個人
嗜好情報が更新される(S33)。
【0145】たとえば、テレビ録画機能のついた情報家
電機器2においては、テレビ電子番組表を参照してお気
に入りとしてチェックした番組や録画した番組、繰返し
視聴している番組、キーワードを投げかけて検索した番
組やキーワードなどに基づいて、利用者の個人嗜好情報
が更新される。
【0146】しかしながら、基準時間以上の視聴がなか
った場合(S32でNO)には、個人嗜好情報は更新さ
れない。一方、アプリケーションがタイプBの場合に
は、利用時間を判定するステップを経ることなく。利用
されているアプリケーションの内容に応じて個人嗜好情
報が更新される。
【0147】さらに、受信個人情報格納部58にサービ
ス提供装置1側から受信したセンタ側個人嗜好情報が格
納されている場合には、そのセンタ側個人嗜好情報が家
電側個人嗜好情報に追加されることによって、家電側個
人嗜好情報が更新される(S34)。
【0148】具体的には、ランキング形式の家電側個人
嗜好情報と、同じくランキング形式のセンタ側個人嗜好
情報とが比較され、両情報に基づいて家電側個人嗜好情
報のランキングデータが更新される。更新方法として
は、(1)2つの情報のポイントを加算すること、
(2)何らかの演算式により計算すること、(3)現在
の家電側個人嗜好情報の内容を、センタ側個人嗜好情報
の内容にそっくり入れ替えること、などが考えられる。
【0149】次に、図15を参照して、情報家電機器2
がサービス提供装置に送信する情報を決定する動作を説
明する。以下の処理は、送信情報判断部56によって行
なわれる。
【0150】まず、個人嗜好情報蓄積部53に格納され
ている個人嗜好情報(家電側個人嗜好情報)を送信対象
にするか否かが判断され(S41)、送信対象にする場
合には、個人情報蓄積部53の個人嗜好情報が送信情報
に加えられる(S42)。そうでない場合にはS43に
進む。
【0151】次に、広告回数カウント部51に格納され
ている広告利用回数情報を送信対象にするか否かが判断
され(S43)、広告利用回数情報を送信対象にしない
場合にはS45に進む。広告利用回数情報を送信対象に
する場合は、広告利用回数情報が送信情報に加えられる
(S44)。
【0152】次に、追加情報があるか否かが判断される
(S45)。追加情報とは、利用者自身によって入力さ
れた広告要求情報および保存個人アクション情報のこと
である。
【0153】広告要求情報は、配信して欲しい広告を利
用者自身がサービス提供装置1側に指定するための情報
であり、送信して欲しい広告情報を具体的に指定したも
のや、サービス提供装置1側で広告情報を選定する際に
優先的に扱って欲しいキーワードを指定したものであ
る。
【0154】前述したように、保存個人アクション情報
は、サービス提供装置1側で個人嗜好情報を更新すると
きの条件を利用者自身がサービス提供装置1側に指定す
るための情報である。
【0155】S45において、追加情報がない場合には
S47に進む。追加情報がある場合には、追加情報が送
信情報に加えられる(S46)。
【0156】S46までの各処理で送信情報が作成され
た場合には、送信情報蓄積部57にその送信情報が蓄積
される(S47)。次に、送信情報が送信情報蓄積部5
7に蓄積されているか否かが判断され(S48)、送信
情報がない場合には処理が終了する。一方、送信情報が
ある場合には、送信情報蓄積部57の送信許可(図19
を用いて後述)が出されたことを条件として、蓄積され
ている送信情報が通信部41を介してサービス提供装置
1へ送信される(S49)。
【0157】なお、利用者自身の操作に応じて、個人嗜
好情報蓄積部53にある個人嗜好情報がサービス提供装
置1に送信されるように構成してもよい。また、サービ
ス提供装置1からの要求に応じて、各種個人情報を送信
するように構成してもよい。さらに、一定時間ごとに自
動的に各種個人情報が送信されるように構成してもよ
い。
【0158】次に、図16を参照して、サービス提供装
置1が個人嗜好情報を更新する処理について説明する。
【0159】まず、利用者が、たとえば、情報機器3を
用いてサービス提供装置1のサービス紹介部61にアク
セスする(S50)。次に、テレビ電子番組表を用いて
ジャンルごとの番組を検索したり、キーワードを入力し
てテレビ電子番組表の中から番組を選択したり、番組の
詳細情報を調査したり、登録している家庭内の情報家電
機器2に対する遠隔操作(番組予約など)を要求したり
する何らかのアクションを利用者が起こしたか否かが判
断される(S51)。
【0160】何らのアクションもない場合には、S55
に進む。一方、利用者が何らかのアクションを起こした
場合には、そのアクションの内容が、更新条件に合致す
るか否かが判断される(S52)。すなわち、利用者が
起こしたアクションが、個人嗜好情報の更新に反映させ
るアクション(図11参照)であるか否かが判断される
のである。
【0161】もし、アクションの内容が、更新条件に合
致しない場合には、S55に進む。一方、アクションの
内容が、更新条件に合致する場合には、そのアクション
毎の履歴情報が残され(S53)、その履歴情報により
個人嗜好情報(動作個人嗜好情報)が更新される(S5
4)。より具体的には、各アクションに対応する情報
(たとえば、図10に示された、邦画、ニュースなど)
のポイント数が加算更新される。
【0162】もちろん、利用者が更新条件を一切設定し
ていない場合には、利用者が何らかのアクションを起こ
すごとに、そのアクションの内容に応じて、個人嗜好情
報が更新される。たとえば、利用者が「邦画」というキ
ーワードで番組検索をした場合には、その検索に使用し
たキーワードに対応する個人嗜好情報のポイント数が加
算更新される。
【0163】なお、S54で更新された動作個人嗜好情
報と、情報家電機器嗜好情報格納部65に格納される家
電側個人嗜好情報とに基づいて、“センタ側個人嗜好情
報”が作成され、作成された情報が個人嗜好情報格納部
67に格納される。これにより、センタ側個人嗜好情報
が更新される。
【0164】なお、ここでのセンタ側個人嗜好情報の更
新方法は、(1)2つの情報のポイントを加算するこ
と、(2)何らかの演算式により計算すること、(3)
家電側個人嗜好情報と動作個人嗜好情報とを比較して妥
当であると考えられるいずれか一方の情報を、センタ側
個人嗜好情報とすることなど、さまざまな方法が考えら
れる。
【0165】S55では、利用者がサービスの利用を終
了したか否かが判断され、終了していない場合には、再
度、アクションの有無が確認される。これにより、利用
が終了されるまで、利用者の1アクションごとに個人嗜
好情報が更新され得る。
【0166】次に、図17のフローチャートを参照し
て、情報家電機器2から送信されてきた個人情報をサー
ビス提供装置1がどのようにして処理するのかについて
説明する。
【0167】まず、通信部60を介して情報家電機器2
から個人情報が受信される(S60)。S60で個人情
報が受信されると、情報家電機器嗜好情報格納部65は
受信情報の分類を行なう(S61)。
【0168】受信された個人情報が広告利用回数情報で
ある場合には広告回数蓄積部Aにその情報が蓄積される
(S62)。S62で情報が蓄積されると、その情報は
累計などのための情報として利用され処理が終了する。
【0169】S61で個人嗜好情報(家電側個人嗜好情
報)であると判断された場合には個人嗜好情報蓄積部B
にその情報が蓄積される(S63)。ここで蓄積された
情報と、動作嗜好情報格納部64に格納されている動作
個人嗜好情報とにより、サービス提供装置1側の個人嗜
好情報が作成される(S64)。S64で作成された個
人嗜好情報はセンタ側個人嗜好情報として個人情報格納
部67に格納され(S65)、処理が終了する。なお、
センタ側個人嗜好情報は、家電側個人嗜好情報や動作個
人嗜好情報と同じく、ランキング形式(図10参照)の
情報である。
【0170】S61で広告を要求する広告要求情報であ
ると判断された場合にはその情報が広告変更蓄積部Cに
蓄積される(S66)。ここで蓄積されたキーワードな
どの情報は個人情報作成部66および個人情報格納部6
7を介して広告要求部72に格納される(S67)。
【0171】S61で保存個人アクション情報であると
判断された場合には、その情報が保存個人アクション選
択部Dに蓄積される(S68)。保存個人アクション選
択部Dは、サービス提供装置1が提供するサービスに対
して利用者が起こしたアクションのうち、動作嗜好格納
部64内の動作個人嗜好情報に反映させるアクションを
決定する機能を有する。S68で蓄積された保存個人ア
クション情報は、動作嗜好情報格納部64内の情報を更
新する際の更新条件に反映される(S69)。
【0172】次に、図18および図19を参照して、情
報家電機器2からサービス提供装置1に個人情報(個人
嗜好情報、広告要求情報、広告利用回数情報、保存個人
アクション情報)を送信するときの仕組みについて説明
する。
【0173】図15を用いて前述したように、サービス
提供装置1に送信する個人嗜好情報や広告要求情報など
の個人情報は、一旦、送信情報蓄積部57に蓄積された
後、送信される。しかしながら、個人情報のうちの個人
嗜好情報の内容がほとんど変化していないにもかかわら
ず、連続的に個人嗜好情報をサービス提供装置1に送信
するのでは通信料のみが増加し、有効ではない。
【0174】そこで、送信情報蓄積部57は、以下に説
明するように、効率的に個人嗜好情報を送信するための
制御手段として機能している。
【0175】図18は、送信情報蓄積部57の内部の機
能を説明するためのブロック図である。送信情報蓄積部
57は、サービス提供装置1への送信を終えた個人嗜好
情報を一旦格納しておくための前回嗜好情報格納部80
と、送信情報判断部56によって新たに送信対象とされ
た個人嗜好情報(S42参照)を蓄積する新規嗜好情報
蓄積部81と、前回嗜好情報格納部80内の個人嗜好情
報と新規嗜好情報蓄積部81内の個人嗜好情報とを比較
する比較部82と、比較部82の比較結果に基づいて、
新規嗜好情報蓄積部81内の個人嗜好情報を送信するこ
とを許可するか否かを判断する制御部83とから構成さ
れる。
【0176】次に、図19のフローチャートを用いて送
信情報蓄積部57の動作について説明する。まず、送信
情報判断部56によって新たに送信対象とされた各種個
人情報が蓄積される(S80)。特に、送信情報判断部
56から送られてきた個人情報に個人嗜好情報が含まれ
る場合には、その個人嗜好情報は、送信情報蓄積部57
のうちの新規嗜好情報蓄積部81に蓄積される。
【0177】送信情報判断部56から送信情報蓄積部5
7に対しては個人嗜好情報、追加情報、広告回数情報な
どの各種個人情報が送信対象として転送されてくるが、
転送されてきた情報の中に個人嗜好情報が含まれている
か否かが送信情報蓄積部57により判断される(S8
1)。
【0178】個人嗜好情報が含まれない場合(S81で
NO)には、送信情報蓄積部57送信許可が出される
(S85)。これにより、送信対象として、追加情報や
広告回数情報などの個人情報が蓄積されていれば、それ
らの情報がサービス提供装置1へ送信される。
【0179】一方、個人嗜好情報が含まれると判断され
た場合(S81でYES)には、前回送信情報蓄積部8
0に前回送信した情報があるか否かが判断される(S8
2)。前回送信した情報がない場合(S82でNO)
は、送信許可が出され(S85)、個人嗜好情報を含む
個人情報が送信される。
【0180】一方、前回送信した情報がある場合には、
比較部80において前回送信した個人嗜好情報と今回の
個人嗜好情報(新規嗜好情報蓄積部81に蓄積されてい
る個人嗜好情報)とが比較され(S83)、情報家電機
器2側で任意に定めた基準よりも大きくランキング情報
が変化しているか否かが判断される(S84)。
【0181】S84で判断された結果、基準を超える変
化がある場合(S84でYES)は、送信許可が出され
る(S85)。たとえば、ランキングが変動している場
合、各ランキングに対するポイント数が大幅に変動して
いる場合などに、基準を超える変化があると判断される
ようにすることが考えられる。
【0182】一方、基準を超える変化がない場合には前
回送信時より一定期間が経過しているか否かが判断され
る(S86)。そして、一定期間経過している場合(S
86でYES)には送信許可が出される(S85)が、
一定期間が経過していない場合には送信が禁止される
(S87)。
【0183】なお、図10を用いて説明したように、個
人嗜好情報は、大分類と小分類とに細かく分類されたデ
ータベース構造とされている。前回送信情報蓄積部82
には、個人嗜好情報が、そのデータベース構造のままで
蓄積されている。前記S83以降では、ある大分類に所
属する複数の小分類のうちの1つ(たとえば、図10に
示される“番組”)について、前回送信した個人嗜好情
報と今回の個人嗜好情報とが比較されて、基準を超える
変化がある場合、その小分類の個人嗜好情報が送信許可
を与えられて送信される。
【0184】その後、再度、図19に示される処理が実
行されて、次の小分類(たとえば、図10に示される
“ジャンル”)について、前回送信した個人嗜好情報と
今回の個人嗜好情報とが比較され、以降、各大分類に所
属する複数の小分類の各々について、同様の処理が実行
される。ゆえに、小分類ごとに、図19に示される処理
が実行されることになる。
【0185】したがって、データサイズが大きくなりが
ちなデータベース構造の個人嗜好情報が細分化され、デ
ータ更新が必要なデータのみが効率的に送信される。
【0186】なお、データ更新が必要なデータのみを送
信する観点からすると、小分類ごとに比較するのが望ま
しいが、大分類ごとに比較するようにしてもよく、ま
た、データベース構造の個人嗜好情報全体同士を比較し
てもよい。
【0187】(1) 以上、本発明の実施の形態を説明
したが、これからの情報化社会においては、利用者の要
求に応じて、利用者に代わって通信網を介して利用者の
家庭内の情報家電機器を遠隔操作するサービスはますま
す増加することが予想される。したがって、通信網を用
いて遠隔操作命令を家庭内の情報家電機器に送信すると
きに、上述したように、併せて広告を配信することは1
つの宣伝手法となる。特に、その際に、利用者の嗜好に
合った広告を送信することで、宣伝効果が高められる。
【0188】また、この種の遠隔操作サービスは家庭内
の情報家電機器に対してサービス提供者側がメッセージ
を投げかけることを許可されたサービスであるため、実
施化が比較的容易である。したがって、サービス提供者
側はこの種のシステムを積極的に採用し、これまでにな
い新たな広告配信ビジネスを展開できる。
【0189】たとえば、遠隔録画予約した番組を情報家
電機器を利用して見ているときに、利用者にとって関心
の高い話題を含む広告を流すことは有効であるし、広告
主も広告費等の経費を削減して少ない投資により販売を
向上でき、最大限の利益が得られる。その上、ユーザの
各アクションによる嗜好であるために、広告の質におい
ても精度が高い。
【0190】また、利用者の嗜好は常に変化していくの
で、個人の嗜好を常に把握しておこうとすると、個人嗜
好情報を更新していく必要がある。その場合、利用者自
身が入力したプロフィールデータに基づいて個人嗜好情
報を更新するような方法では、刻々と変化し得る個人の
嗜好を常に把握しておくことが困難であり、利用者の負
担も大きい。
【0191】上記実施の形態によれば、刻々と変化し得
る個人の嗜好に応じて個人嗜好情報が随時更新されるた
めに、その時々の個人の嗜好が反映された個人嗜好情報
を作成することができる。しかも、その個人嗜好情報
は、自動的に作成されるため、利用者が個人嗜好情報を
自身で作成する必要が無く、利用者の負担も軽減され
る。
【0192】さらに、利用者の家庭内の情報家電機器に
蓄積された個人嗜好情報と、サービス提供センタ側に蓄
積された個人嗜好情報とを相互に提供し合うことによっ
て、より一層、利用者の嗜好性が反映された、信頼性の
高い個人嗜好情報を作成することができる。これによ
り、サービス提供センタは、より個人の嗜好に基づいた
広告配信を行なうことが可能になる。
【0193】また、上記実施の形態によれば、利用者は
サービス提供センタに対して、気に入らない広告の配信
を停止させたり、欲しい広告を要求することも可能であ
る。たとえば、利用者は、情報家電機器2より、キーワ
ードなどの情報をサービス提供センタに送信すること
で、このキーワードに適した広告を受取ることが可能で
ある。あるいは、気に入らない広告や不要な広告につい
ては、その広告が選択されないように操作することもで
きる。また、その操作が反映された家電側個人嗜好情報
がサービス提供装置1に送信されることで、その操作が
センタ側個人嗜好情報にも反映される。このため、有効
でない広告などは配信されなくなる。このように、本実
施の形態によれば、一方的に広告が配信されてくること
がなく、利用者の意思が尊重された広告配信サービスを
提供することができる。
【0194】また、個人嗜好情報が分類(大分類)され
て蓄積されるので、各々の分類に対応した複数のサービ
スをサービス提供センタから受けても、情報家電機器2
側でサービス別に個人嗜好情報を収集できる。さらに、
個人嗜好情報は、テレビ、音楽、インターネットなど
と、細かく分類(小分類)されて作成されているため
に、たとえば、利用者の利用中の機能に適応した広告を
情報家電機器2側で流すことも可能になる。
【0195】一方、個人の嗜好情報は重要な情報であ
り、その情報が不特定多数の者に広がると、プライバシ
ーの問題も発生し得るが、サービス提供センタが個人の
嗜好情報を一元管理することにより、利用者が安心して
自分の個人嗜好情報を提供することが可能になる。特
に、本実施の形態によれば、サービス提供装置1側に個
人嗜好情報を残したくない旨の要求情報(保存個人アク
ション情報)を利用者が送信することで、サービス提供
装置1側には個人嗜好情報が蓄積されないようになるた
め、利用者に無断で個人嗜好情報が作成されてしまうこ
ともない。また、サービス提供装置1側で個人嗜好情報
を更新するときの条件を、利用者自身がサービス提供装
置1側に指定することができるため、自らの嗜好情報を
利用者自身で管理できる。
【0196】また、家庭内のテレビ録画可能な情報家電
機器が、利用者が見た番組、出演者、ジャンル、お気に
入り、時間帯などの個人嗜好情報を持っていると、その
情報は広告主にとって利用者に広告を配信するときに有
効な情報となるため、利用者自身がその個人嗜好情報を
プロフィールデータとして広告主に有料で提供し、利益
を得ることも有効なビジネスとなる。あるいは、利用者
が広告配信システムに加入して個人嗜好情報を提供する
ことと引換えにして、サービス提供センタが利用者に提
供する有料サービスの料金を軽減させるようなサービス
も考えられる。
【0197】また、この嗜好に基づく広告配信システム
を利用することによって、これまでの広告主が一定の広
告掲載料金を支払い、広告を掲載するような現行のシス
テムから変化することも可能である。
【0198】特に、このシステムではサービス提供装置
1に配信した広告数を広告ごとにカウントする機能が設
けられており、また情報家電機器2には広告ごとの利用
回数をカウントする機能が設けられている。情報家電機
器2側でカウントされた広告の利用数をサービス提供セ
ンタ側に提供可能であるため、利用者は、その利用数を
サービス提供センタに売却するようなことも可能であ
る。
【0199】この場合、単に、利用者が個人嗜好情報を
送信してくればそれに応じて支払いを行なうようにする
と、あまり内容が更新されていない個人嗜好情報を頻繁
に送信してくる者も現れる。そこで、送信されてきた個
人嗜好情報と、現在サービス提供センタ側に保持されて
いる個人嗜好情報とを比較して、内容が大きく変化して
いる場合には買取額を高くし、内容があまり変化してい
ない場合には買取額を低くするようにしてもよい。ある
いは、利用者が自分の個人嗜好情報を売却した場合、そ
の売却日から一定期間が経過しないと、再度、個人嗜好
情報を売却することができないようにしてもよい。
【0200】さらに、サービス提供センタは、サービス
提供装置1から情報家電機器2に配信される広告の数
と、情報家電機器2から提供された広告ごとの利用数と
を把握可能である。このため、サービス提供センタは、
広告主に対し、広告配信数または広告の利用数に応じ
て、広告料を請求することもできる。
【0201】また、個人嗜好情報に基づいて広告が配信
されるため、広告主は、予定している広告対象人物(利
用者)に対して、的確に広告を伝えることができる。し
かも広告を利用する人数を的確に判断できる。また、情
報家電機器2から提供された広告ごとの利用数を検討す
ることにより、人気のある広告などが判断でき、広告主
の広告作成のノウハウとしても利用できる。
【0202】あるいは、情報家電機器2における広告の
利用数によって、利用者のサービス料金が変化するなど
のシステム構成をとることも可能である。つまり、広告
を利用するほど、サービス提供装置1から提供されるサ
ービスの料金が低減するように構成するのである。
【0203】また、広告は、本来は利用者に対して宣伝
するものではあるが、特定の芸能人が出演するプロフィ
ール広告などでは、むしろ、利用者側が積極的に視聴を
希望する場合もある。この場合、広告に割り当てられた
有効期限が過ぎても、利用者がそのプロフィール広告を
利用したいと希望する可能性がある。そこで、利用料を
支払うことで、有効期限が過ぎた広告を利用者が利用で
きるようにしてもよい。この方法は、たとえば、音楽広
告を配信する場合や、ソフトの体験版を広告として配信
する場合などにも応用できる。
【0204】情報家電機器2において広告を流すタイミ
ングは、様々なものが考えられる。たとえば、録画した
テレビ番組を視聴中に一時停止したときに広告が流れた
り、情報家電機器2に電源を入れたときや電源をオフし
たときなど何らかのアクションを起こしたときに広告が
流れるようにする。あるいは、情報家電機器2を利用し
て音楽を聴こうとしてその機能を起動したときに流れる
ようにする。さらに、利用者が、サービス提供センタに
対して予め情報家電機器2を頻繁に使用する時間帯を連
絡しておき、その時間帯になれば広告が流れるようにし
てもよい。
【0205】(2) なお、上記実施の形態において
は、広告情報は、遠隔操作命令と組合わせられて1つの
電子メールとして情報家電機器2側に送信されるように
構成したが、広告情報と、遠隔操作命令情報とが各々独
立して送信されるようにしてもよい。その場合、両情報
が同時に送信されることが望ましいが、遠隔操作命令情
報の送信時期とは無関係に広告情報を送信するように制
御することも可能である。
【0206】また、上記実施の形態では、遠隔操作命令
とともに広告情報が送信されるようにしたがこれに限ら
れるものではなく、サービス提供装置1が利用者に対し
て何らかの情報を送信する場合に、その情報を送信する
タイミングで広告情報を送信するようにしてもよい。
【0207】(3) 遠隔操作命令とともに送信すべき
広告をサービス提供装置1が選択する場合において、遠
隔操作命令が番組予約をする命令である時には、予約対
象の番組に関連する広告が優先的に選択されるようにし
てもよい。あるいは、その番組のスポンサーの広告が優
先的に選択されるようにしてもよい。
【0208】また、利用者が、遠隔操作命令に従って録
画された番組を視聴する場合には、その番組を録画する
ための遠隔操作命令とともに送信されてきた広告が優先
的に流れるようにしてもよい。
【0209】(4) 情報家電機器2には広告の内容自
体も蓄積されるようにしたが、広告を特定できる識別情
報のみが蓄積されるようにしてもよい。この場合、広告
を流す際にその広告がサービス提供装置1あるいはその
他の広告提供装置から送信されてくるようにすることが
考えられる。
【0210】(5) 情報家電機器2側では、家電側個
人嗜好情報に基づいて、流すべき広告が選択されるよう
にしたが、家電側個人嗜好情報に基づいて広告を選択す
ることなく、サービス提供装置1側から配信される広告
を順次流すようにしてもよい。つまり、情報家電機器2
は、サービス提供装置1等に提供するためにのみ家電側
個人嗜好情報を更新するようにしてもよい。
【0211】(6) 家電側個人嗜好情報およびセンタ
側個人嗜好情報は、最初は利用者が作成したプロフィー
ルデータにより構成し、その後、サービスなどの利用に
応じて上記実施の形態のごとくそのデータが更新されて
いくようにしてもよい。
【0212】(7) 本発明において、「広告」とは、
商品あるいはサービスを紹介するための文書、画像、音
声などの他、通信網を介して提供される試供品、ソフト
ウエアの“お試し版”、音楽コンテンツの“視聴版”を
も含む概念である。
【0213】(8) 上記実施の形態では、サービス提
供装置1側の処理内容と、情報家電機器2側の処理内容
とを詳細に説明したが、各々の処理を実行可能なプログ
ラムを所定の記録媒体に記録し、必要とするサービス事
業者あるいは利用者に配布することもできる。ここで、
所定の記録媒体とは、磁気テープやカセットテープなど
のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスクな
どの磁気ディスク系、CD・ROM/MO/MD/DV
Dなどの光ディスクのディスク系、ICカード(メモリ
カードを含む)/光カードなどのカード系、マスクRO
M、EPROM、EEPROMおよびフラッシュROM
などによる半導体メモリを含めた固定的にプログラムを
保持する媒体系のいずれであってもよい。
【0214】あるいは、インターネットなどの通信網
(プログラム伝送媒体)を利用して、そのプログラムを
必要とする者に送信することも可能である。
【0215】(9) 今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0216】
【発明の効果】サービス提供装置は、遠隔操作命令情報
を利用者装置へ送信する場合に広告情報を併せて送信す
るために、広告情報を効率的に送信できる。さらに、サ
ービス提供装置は、利用者の嗜好情報に基づいた広告情
報を送信するために、利用者に効果的な広告のみを送信
できる。しかも、その嗜好情報は、サービスを利用する
ために利用者自身から送信されてくる要求情報に基づい
て更新されるために、サービス提供装置を管理するサー
ビス提供者は、利用者の嗜好が十分に反映された信頼性
の高い情報を得ることができる。また、これにより、よ
り一層、利用者の嗜好にマッチした広告のみを送信でき
るようになる。さらに、嗜好情報は、利用者がサービス
を利用するごとに自動的に更新されるために、嗜好情報
を生成するために利用者などに負担をかけることもな
い。さらに、利用者装置側には、利用者装置の利用状況
に基づいた嗜好情報が蓄積されており、その蓄積情報に
基づいて広告が選択されて出力されるため、利用者の嗜
好にマッチした広告を提供できる。さらに、利用者装置
側の嗜好情報と、サービス提供装置側の嗜好情報とが相
互に送信され、両装置において自身の嗜好情報が更新さ
れるために、両装置の嗜好情報の信頼性をより一層、高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 広告配信システムの概要図である。
【図2】 情報機器の機能を説明するためのブロック図
である。
【図3】 情報家電機器の機能を説明するためのブロッ
ク図である。
【図4】 サービス提供装置の機能を説明するためのブ
ロック図である。
【図5】 情報家電機器情報格納部の構成を説明するた
めのブロック図である。
【図6】 広告配信システムの動作の概略を説明するた
めのフローチャートである。
【図7】 サービス提供装置から情報家電機器に送信さ
れる遠隔操作送信情報(操作命令文)を説明するための
説明図である。
【図8】 広告情報を説明するための説明図である。
【図9】 広告掲載カウント部および広告回数カウント
部のカウントデータを示す図である。
【図10】 情報家電機器で蓄積される個人嗜好情報
(家電側個人嗜好情報)を説明するための説明図であ
る。
【図11】 テレビ電子番組表紹介サービスを利用者が
利用した際に、個人嗜好情報について利用者が選択可能
な選択肢を説明するための説明図である。
【図12】 広告情報のデータベースを説明するための
説明図である。
【図13】 情報家電機器が広告を流す場合の処理内容
を説明するためのフローチャートである。
【図14】 情報家電機器が個人嗜好情報(家電側個人
嗜好情報)を更新する動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図15】 情報家電機器がサービス提供装置に送信す
る情報を決定する動作を説明するためのフローチャート
である。
【図16】 サービス提供装置が個人嗜好情報を更新す
る処理を説明するためのフローチャートである。
【図17】 情報家電機器に含まれる情報家電機器嗜好
情報格納部の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図18】 情報家電機器に含まれる送信情報蓄積部の
構成を説明するためのブロック図である。
【図19】 情報家電機器に含まれる送信情報蓄積部の
動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 サービス提供装置、2 情報家電機器、3 情報機
器、44 広告挿入部、51 広告回数カウント部、5
2 利用状況判断部、53 個人情報蓄積部、55 追
加情報蓄積部、56 送信情報判断部、57 送信情報
蓄積部、64動作嗜好情報格納部、65 情報家電機器
嗜好情報格納部、66 個人情報作成部、67 個人嗜
好情報格納部、69 遠隔操作命令部、72 広告要求
部、73 広告掲載数カウント部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 宏之 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB49 EE05 FF01 GG02 5B075 KK07 PR08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網を介して利用者側から送信されて
    きた要求情報に応じて、前記利用者が要求するサービス
    を提供可能なサービス提供装置と、 該サービス提供装置と通信網を介して接続可能であり、
    前記利用者の利用に供される第1利用者装置および第2
    利用者装置とを含み、 前記サービス提供装置は、 前記第1利用者装置を利用して前記利用者側から送信さ
    れてきた要求情報に応じて、前記第2利用者装置を遠隔
    制御するための遠隔操作命令情報を生成可能な遠隔操作
    命令情報生成手段と、 前記利用者の嗜好を評価可能な第1嗜好情報を記憶する
    第1嗜好情報記憶手段と、 前記要求情報に基づいて前記第1嗜好情報を更新可能な
    第1嗜好情報更新手段と、 前記第1嗜好情報に基づいて前記利用者に配信すべき広
    告を選択する広告選択手段と、 前記遠隔操作命令情報生成手段により生成された遠隔操
    作命令情報を前記第2利用者装置へ送信する場合に前記
    広告情報を併せて送信可能であるとともに、前記第1嗜
    好情報を所定のタイミングで前記第2利用者装置へ送信
    可能な第1送信手段とを含み、 前記第2利用者装置は、 前記利用者の嗜好を評価可能な第2嗜好情報を記憶する
    第2嗜好情報記憶手段と、 前記第2利用者装置の利用状況に基づいて前記第2嗜好
    情報を更新可能な第2嗜好情報更新手段と、 前記サービス提供装置から送信されてきた広告情報を保
    存する広告情報保存手段と、 前記第2嗜好情報に基づいて、前記利用者に提供すべき
    広告を前記広告情報保存手段に保存されている広告情報
    の中から選択して前記利用者のために出力する広告出力
    手段と、 前記第2嗜好情報を所定のタイミングで前記サービス提
    供装置へ送信可能な第2送信手段とを含み、 前記第1嗜好情報更新手段は、前記第2利用者装置から
    送信されてきた前記第2嗜好情報に基づいて前記第1嗜
    好情報を更新可能であり、 前記第2嗜好情報更新手段は、前記サービス提供装置か
    ら送信されてきた前記第1嗜好情報に基づいて前記第2
    嗜好情報を更新可能であることを特徴とする、広告配信
    システム。
  2. 【請求項2】 通信網を介して利用者側から送信されて
    きた要求情報に応じて、前記利用者が要求するサービス
    を提供可能なサービス提供装置であって、 前記利用者の嗜好を評価可能な嗜好情報を記憶する嗜好
    情報記憶手段と、 前記嗜好情報を更新する嗜好情報更新手段と、 前記嗜好情報に基づいて、前記利用者に提供すべき広告
    を選択する広告選択手段と、 該広告選択手段により選択された広告を特定可能な広告
    情報を、前記利用者の利用に供する利用者装置へ送信可
    能な送信手段とを含み、 前記嗜好情報更新手段は、前記要求情報に基づいて前記
    嗜好情報を更新可能であることを特徴とする、サービス
    提供装置。
  3. 【請求項3】 前記利用者装置を遠隔制御するための遠
    隔操作命令情報を生成可能な遠隔操作命令情報生成手段
    をさらに含み、 前記送信手段は、前記遠隔操作命令情報を前記利用者装
    置へ送信する場合に前記広告情報を併せて送信すること
    を特徴とする、請求項2に記載のサービス提供装置。
  4. 【請求項4】 前記送信手段は、前記遠隔操作命令情報
    と前記広告情報とを1つの情報にまとめて送信すること
    を特徴とする、請求項3に記載のサービス提供装置。
  5. 【請求項5】 前記嗜好情報更新手段は、前記利用者装
    置から提供された嗜好情報に基づいて、前記嗜好情報記
    憶手段に記憶された嗜好情報を更新可能であることを特
    徴とする、請求項2〜請求項4のいずれかに記載のサー
    ビス提供装置。
  6. 【請求項6】 前記嗜好情報記憶手段に記憶された嗜好
    情報に関する利用者の注文を受付ける注文受付手段を含
    み、 前記嗜好情報更新手段は、前記注文受付手段により受付
    けられた注文に従って前記嗜好情報を更新することを特
    徴とする、請求項2〜請求項5のいずれかに記載のサー
    ビス提供装置。
  7. 【請求項7】 広告情報を配信する広告配信サービスを
    提供可能なサービス提供装置と通信網を介して接続可能
    であり、前記広告配信サービスを利用する利用者に供さ
    れる利用者装置であって、 前記利用者の嗜好を評価可能な嗜好情報を記憶する嗜好
    情報記憶手段と、 前記嗜好情報を更新する嗜好情報更新手段と、 前記嗜好情報を前記サービス提供装置へ送信可能な送信
    手段とを含み、 前記嗜好情報更新手段は、前記利用者装置の利用状況に
    基づいて前記嗜好情報を更新可能であることを特徴とす
    る、利用者装置。
  8. 【請求項8】 前記利用者装置は前記利用者が利用可能
    な複数種類の機能を有し、 前記嗜好情報は、前記嗜好情報記憶手段において、前記
    機能別に分類されていることを特徴とする、請求項7に
    記載の利用者装置。
  9. 【請求項9】 前記嗜好情報は、前記嗜好情報記憶手段
    において、嗜好の程度を知るための属性別に分類されて
    おり、各々の属性に所属する対象が嗜好性の高さによっ
    てランキングづけされていることを特徴とする、請求項
    7または請求項8に記載の利用者装置。
  10. 【請求項10】 前記サービス提供装置からは、前記広
    告情報と前記利用者装置を遠隔制御するための遠隔操作
    命令情報とが1つの情報にまとめられて前記利用者装置
    に送信され、 前記利用者装置は、 前記サービス提供装置から送信されてきた情報から、前
    記広告情報と前記遠隔操作命令情報とを分離する情報分
    離手段をさらに含むことを特徴とする、請求項7〜請求
    項9のいずれかに記載の利用者装置。
  11. 【請求項11】 前記サービス提供装置から送信されて
    きた広告情報を保存する広告情報保存手段と、 前記嗜好情報に基づいて、前記利用者に提供すべき広告
    を前記広告情報保存手段に保存されている広告情報の中
    から選択する広告選択手段と、 該広告選択手段により選択された広告を前記利用者のた
    めに出力する広告出力手段とをさらに含むことを特徴と
    する、請求項7〜請求項10のいずれかに記載の利用者
    装置。
  12. 【請求項12】 前記広告出力手段により出力された広
    告の数を広告の種類別に計数する計数手段をさらに含
    み、 前記送信手段は、前記計数手段の計数値を前記サービス
    提供装置へ送信可能であることを特徴とする、請求項1
    1に記載の利用者装置。
  13. 【請求項13】 前記嗜好情報更新手段は、前記サービ
    ス提供装置から提供された嗜好情報に基づいて、前記嗜
    好情報記憶手段に記憶された嗜好情報を更新可能である
    ことを特徴とする、請求項7〜請求項12のいずれかに
    記載の利用者装置。
  14. 【請求項14】 前記サービス提供装置にも前記利用者
    の嗜好を評価可能な嗜好情報が記憶されており、 前記利用者装置は、前記サービス提供装置に記憶された
    嗜好情報が、前記利用者の意向に応じて更新されるよう
    にするための利用者の注文を受付ける注文受付手段をさ
    らに含み、 前記送信手段は、前記注文受付け手段により受付けられ
    た注文を前記サービス提供装置へ送信可能であることを
    特徴とする、請求項7〜請求項13のいずれかに記載の
    利用者装置。
  15. 【請求項15】 前記嗜好情報を前記サービス提供装置
    へ送信する条件が成立しているか否かを判断する送信条
    件判断手段をさらに含み、 該送信条件判断手段は、前回送信した嗜好情報と今回送
    信しようとする嗜好情報とを比較して内容が変化してい
    る場合に前記送信条件が成立していると判断することを
    特徴とする、請求項7〜請求項14のいずれかに記載の
    利用者装置。
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