[0015]次に、請求される主題が、類似する参照番号が全体を通して類似する要素を指すために全体的に使用される図面を参照して説明される。以下の説明では、解説目的で、数多くの具体的な詳細が、請求される主題の徹底した理解をもたらすために記載される。しかしながら、請求される主題はこれらの具体的な詳細がなくとも実践され得ることは明白であり得る。他の実例では、構造およびデバイスは、請求される主題の説明を容易にするためにブロック図形式で示される。
[0016]本明細書で提供されるように、オンライン広告が個別のユーザーに対してカスタマイズされ得る。例として、オンラインコンテンツおよび/またはエンティティーとのユーザーの相互作用が、ユーザーに対して広告をどのようにカスタマイズするかの洞察を提供し得る共通性をもたらす場合がある。重み係数が、他の情報より上の一部の情報に対する優先順位を指示するために使用される場合があり、そのことによってトピックの見地がランク付けされることが可能になり、今度はそのことが、広告をどのようにカスタマイズするかの指示を提供し得る。
[0017]図1は、ユーザーに対してカスタマイズされた広告を提供するための模範的な方法100を例示するフロー図である。模範的な方法100は、102で始まり、104でユーザートピックを含む要求を受信するステップを必然的に含む。例えばオンライン広告サービスは、(例えば、検索サイト、ソーシャルネットワークサイト、コンテンツ集約サイト、および/または他のwebページ上で)オンラインで表示されることになる広告を提供し得る。例として、オンライン広告サービスのクライアントは、(例えば、クライアントにより供与される1つまたは複数の製品および/またはサービスを販売する、販売促進する等のために)クライアントに関連性のある1つまたは複数のトピックを含む広告を生成することが可能である。次いでオンライン広告サービスは、webサイトに、例えばwebサイト上で表示するための広告を提供する。個別のユーザーがwebサイトに移動した場合、例えばオンライン広告サービスは、その個別のユーザーに対象設定済みの広告を入手するために、(例えば、クライアントからの広告に含まれる1つまたは複数のトピックから識別されるような)1つまたは複数のユーザートピックを含む要求を送信することが可能である。
[0018]106では、それぞれの影響係数が、要求の中で受信されるユーザートピックにおいて識別される1つまたは複数のユーザー見地に対して決定される(例えば、第1のユーザー見地に対する第1の影響係数、第2のユーザー見地に対する第2の影響係数等)。例として、要求に関連する広告は、1つまたは複数のユーザートピックを含むと識別され得るものであり、それぞれのユーザートピックは、1つまたは複数の見地(例えばサブトピック)を含む。例としてであり、限定としてではなく、ユーザートピックは、映画、TV番組、演劇、音楽、本、ニュース、アプリ、地域、旅行、催事、スポーツ、ライフスタイル、有名人、食べ物、料理店、消費財、ショッピング、ソーシャルグラフ、およびさらに多くのこと(のカテゴリー)を含み得る。ユーザートピック「映画」に対する見地は、例えば、ジャンル、言語、芸能人、監督、映画会社、製作者、ライター、音楽等を含み得るものであり、それぞれの見地は1組のエンティティーを含み得る。例えば、アクション、ドラマ、喜劇、アニメーションもの、家族等は、「ジャンル」見地に対するエンティティーであり得るものであり、一方で「Johnny Depp」、「Penelope Cruz」、「Geoffrey Rush」、および「Ian McShane」は、「俳優」見地に対するエンティティーであり得る。
[0019]1つの実施形態では、要求に含まれるユーザートピックの1つまたは複数のユーザー見地が識別され得るとともに、1つまたは複数のユーザー見地に対するそれぞれの影響係数が、(例えば、1つまたは複数のユーザー見地に対するエンティティーのそれぞれの組に基づいて)決定され得る。影響係数は例えば、個別の見地への(例えば、および/または、見地に対するエンティティーの組の1つもしくは複数の要素への)関心のユーザーのレベルを指示する、あるタイプの「重み」係数を含み得る。1つの実施形態では、見地へのユーザー関心のレベルは、検索クエリー用語、見地に「「いいね!」を付ける」ユーザーの指示、見地に関係するwebサイトに移動すること等からなど、前のユーザーのオンライン相互作用から決定され得る。
[0020]模範的な方法100内の108では、ユーザートピックの1つまたは複数のユーザー見地が、ユーザー見地に対して決定されたそれぞれの影響係数に少なくとも部分的に基づいてランク付けされる。さらに110で、ユーザー見地のランク付けが要求に応答して返され、ランク付けは、ユーザーに対する広告をカスタマイズするために使用される。
[0021]例示的な例として、オンライン広告サービスのクライアントは、小売店での映画「Fantastic Mr.Fox」の近く発表のリリースのための広告を有する場合がある。この例ではサービスは、オンライン広告サービスが映画に関する広告を表示するつもりであるwebサイトにユーザーが移動することに応答して、ユーザートピック「Fantastic Mr.Fox映画」を含む要求を送信することが可能である。ユーザートピックは、俳優(George Clooney、Meryl Streep、Bill Murray等)、ジャンル(アニメーション、冒険、喜劇、家族)、監督(Wes Anderson)、ライター(Roald Dahl、Wes Anderson)等の識別される見地を含み得る。この例ではユーザーは、(例えば、オンラインでRoald Dahlの本を探し求めること、他のRoald Dahlの映画に関して映画の予告編の試写を見ること等により)Roald Dahlへの関心を、および、(例えば、オンラインで他のアニメーション映画を購入することにより)アニメーション映画への関心を前に示唆していた場合があり、これらの関心は、ユーザートピック「Fantastic Mr.Fox映画」の「ライター:Roald Dahl」、「ジャンル:アニメーション」、および他の見地に対するそれぞれの影響係数を決定するために使用され得る。この例では、ユーザートピックのそれぞれのユーザー見地が、それらのユーザー見地のそれぞれの影響係数によってランク付けされ得るとともに、ランク付けが、要求を送信したオンライン広告サービスに返され得る。
[0022]オンライン広告サービスは、ユーザー見地のランク付けを利用して、例えば、ユーザーに対する表示用のwebサイト上の広告をカスタマイズすることが可能である。例示的な例として、図4Aは、広告がユーザーに対してどのようにカスタマイズされ得るかの一例の実施形態400を例示する。この一例の実施形態では、基本(base)広告402は、より広範囲の対象ユーザーに対して一般化され得る、提案される文言を含む。これに対して、要求に応答して返されたそれぞれのユーザー見地のランク付けを使用すると、オンライン広告サービス(例えば、または広告の提供者)は、例えばユーザーの前に示唆された関心に基づいて、ユーザーに対する広告をカスタマイズすることが可能である。
[0023]一例の実施形態400では、第1のカスタマイズされた広告404は、(例えば、ユーザーが前にRoald Dahlへの関心を示唆したと仮定すると)映画のライターとして「Roald Dahl」を強調表示すること(例えば、太字で示す、フォントを変更する、色付けする、広告の最初の部分に動かす等のこと)が可能である。第2のカスタマイズされた広告406は、(例えば、ユーザーが前にアニメーション映画への関心を示唆したと仮定すると)映画がアニメーションものであるという事実を強調表示することが可能である。別の例として、第3のカスタマイズされた広告は、「Roald Dahlによる本に基づくアニメーションの「Fantastic Mr.Fox」が来月店頭販売されます」のように、ランク付けされた見地(例えば、高くランク付けされた見地)の組み合わせを強調表示することが可能である。
[0024]図2は、本明細書で説明される1つまたは複数の技法のうちの1つまたは複数の部分が実装され得る、一例の実施形態200を例示するフロー図である。202ではユーザーは、自分のデバイスにログオンし、(例えばインターネットに)オンラインに接続し、オンラインコンテンツと相互作用することが可能である。204では、オンラインユーザー相互作用の基本トピックが識別され得る。基本トピックを識別するステップは、206で、オンラインコンテンツと相互作用するユーザーの示唆を識別するステップを含み得る。さらに基本トピックを識別するステップは、208で、基本トピックをもたらす、オンラインコンテンツに対するトピックカテゴリーを決定するステップを含み得る。「基本」等々は、一般的には、個別のユーザーに対して未調整である、および/または対象設定済みではないことを意味することが十分認識され得る。
[0025]例としてユーザーは、靴を販売するオンライン小売業者またはショッピングサービスに移動することが可能であり、サイトへの移動は、オンラインコンテンツ相互作用を含み得る。例示的な例としてユーザーは、靴小売業者に関するURLを直接入力して、検索結果から小売業者を選択して、別のページ上のリンクを選択して、電子メール内のリンクを選択して、または何か他の方途で、靴小売業者/ショッピングサービスサイトに到達することが可能である。移動および/または結果として得られるランディングページに関する情報は、例えば基本トピックを指示するために抽出され得る。
[0026]別の例として、検索サイトに入力されるクエリー用語は、基本トピックがそれから識別され得るオンラインユーザー相互作用を含み得る(例えば、クエリー用語(複数可)は基本トピックを含み得る)。識別されると、基本トピックは、映画、TV番組、演劇、音楽、本、ニュース、アプリ、地域、旅行、催事、スポーツ、ライフスタイル、有名人、食べ物、料理店、消費財、ショッピング、ソーシャルグラフ、およびさらに多くのことのような、1つまたは複数のトピックカテゴリーに分類され得る。この例では、例えば基本トピック「靴」は、トピックカテゴリー「消費財」および「ショッピング」に分類され得るものであり、ならびに/または、ユーザーが「Nike靴」に関するクエリー用語を入力したならば、例えば基本トピック「Nike靴」は、Nikeは典型的には運動競技の靴を販売するので、「スポーツ」のトピックカテゴリーに分類され得る。
[0027]一例の実施形態200内の210では、1つまたは複数の基本見地が、基本トピックに対して識別され得る。1つの実施形態では、1つまたは複数の基本見地を識別することは、基本トピックに関連するメタデータに基づき得るものであり、このメタデータの少なくとも一部は、基本トピックに対する個別の基本見地を識別するために使用されるときに、基本見地メタデータとみなされ得る。
[0028]例示的な例としてユーザーは、オンライン・ビデオ・ホスティング・サービスを使用して、アニメーション映画「Toy Story」および「Up」に関して予告編を視聴する場合がある。基本トピック「映画」が、映画の予告編とのそれぞれのオンラインユーザー相互作用に対して識別および分類され得る。さらにこの例では、それぞれの相互作用は、「アニメーションもの − ジャンル」見地に対する基本見地メタデータ、「Disney − 製作者」見地に対する基本見地メタデータ、「Pixar − 製作者」見地に対する基本見地メタデータ、「Pete Docter − ライター」見地に対する基本見地メタデータ、「Academy Award受賞作品 − 賞」見地に対する基本見地メタデータ、および他のものなどのメタデータを識別するために検証され得る。
[0029]「トピック」の「見地」は、本明細書で説明されるいかなる個別の実施形態にも限定されないことが十分認識されよう。例えばトピックの見地は、オンラインユーザー相互作用に基づいてトピックに対して識別され得る任意のメタデータを含む場合があり、および/または、そのような任意のメタデータに基づく場合がある。1つの実施形態では基本見地メタデータは、基本トピックに関する情報に関して、1つまたは複数のオンラインネットワーク(例えばインターネット)をクロールすることにより識別され得る。例えば、(例えば、「有名人」トピックカテゴリーに分類される)基本トピック「Adam Sandler」に関して、インターネットをクロールすることによって、「俳優」、「喜劇俳優」、彼が出演したすべての様々な映画およびTV番組、「the Hanukah Song」、彼の生年月日、居住地、ならびにさらに多くのことなどの基本見地に対するメタデータを識別することが可能である。
[0030]212では、1つまたは複数の基本見地250に対する基本見地メタデータが、対応する見地データストアに選択的に記憶され得る。例えばデータベースは、インターネットをクロールすることにより識別された様々な基本見地メタデータにリンクされる、基本トピック「Adam Sandler」を含み得る。1つの実施形態では見地データストアは、例えば、例えば広告カスタマイズサービスを提供し得るサービスに接続される、リモートの(例えばクラウドベースの)記憶装置を備え得る。
[0031]214では共通見地が、1つまたは複数の基本トピックからの、1つまたは複数の基本見地から識別され得る。1つの実施形態では共通見地は、第2の基本トピックからの第2の基本見地とマッチングする第1の基本トピックからの第1の基本見地を含み得る。例として、(例えば、「映画」トピックカテゴリーに分類される)「Toy Story」を含む第1の基本トピック、および、(例えば、やはり「映画」トピックカテゴリーに分類される)第2の基本トピック「Up」はそれぞれ、共通基本見地、すなわち、ジャンル − アニメーションもの、製作者 − Disney、および、ライター − Pete Docterを含み得る。すなわちこの例では、両方の映画は、ジャンル、製作者、およびライターを共通に有する。別の例として、ユーザーの検索クエリーが、「Manchester United」(サッカーチーム)、「Lionel Messi」(サッカー選手)、および、「World Cup 2010」(サッカートーナメント)を含む場合がある。この例では、それぞれの基本トピック、すなわち、(例えば、「スポーツ」トピックカテゴリーに分類される)Manchester United、(例えば、「スポーツ」トピックカテゴリーに分類される)Lionel Messi、および、(例えば、「催事」トピックカテゴリーに分類される)World Cup 2010は、共通基本見地「サッカー」を含み得る。
[0032]一例の実施形態200内の216では、それぞれの影響係数が、少なくとも識別された共通見地に基づいて、1つまたは複数の基本見地に対して決定される。1つまたは複数の基本見地に対する影響係数252は、218で、影響係数データストアに記憶され得る。例として影響係数は、ユーザーが基本見地に有し得る関心のレベルを指示する、基本見地に対するあるタイプの重みを含み得る。
[0033]例示的な例として、(例えば、検索クエリー、保存された記事、ソーシャルネットワークの「いいね!」等から識別される)ユーザーに対する基本トピックのレビューが、基本トピックが、靴に関係するトピック、運動競技に関係するトピック、衣類に関係するトピックに対する第1の共通見地「Nike」を含むことを示唆する場合がある。この例では第1の共通見地「Nike」は、第2の共通見地「Adidas」より基本トピックにおいて多数の回数出現する場合がある。1つの実施形態では、より多数の出現を含む共通見地(例えば第1の共通見地)は、より少数の出現を含む共通見地(例えば第2の共通見地)より大きな影響係数を有し得るものであり、そのような影響係数は、影響係数データストアに記憶され得る。
[0034]基本見地に対する影響係数を決定することは、本明細書で説明される実施形態に限定されないことが十分認識されよう。例えば影響係数は、トピックおよび/または見地を含み得るコンテンツとのユーザーのオンライン相互作用により決定されるような、トピックの個別の見地への関心のユーザーのレベルの表現を含み得る。例として、当業者であれば、見地への関心のユーザーのレベルを説明する変数を含む影響係数を決定するための数式を考案することが可能である。
[0035]図3は、本明細書で説明される1つまたは複数の技法のうちの1つまたは複数の部分が実装され得る、一例の実施形態300を例示するフロー図である。302ではユーザーは、オンラインでロギングし、webサイトと相互作用することが可能である。304では、webサイト(例えば、または、webサイトに対する広告サービス(例えば、webサイト上で表示するための広告)を提供する、webサイトに関連するオンライン広告サービス)が、ユーザートピックを含む要求を送信し、要求は、306で、ユーザートピックとともに(例えば、ローカルまたはリモートのサービス提供する広告カスタマイズサービスで)受信され得る。
[0036]308ではユーザートピックは、トピックデータストア(例えば図6の612)に記憶される基本トピックとマッチングされ得る。例としてトピックデータストアは、1つまたは複数のトピックカテゴリーに分類されている複数の基本トピックを含み得る。要求からのユーザートピックは、1つまたは複数のトピックカテゴリー内の基本トピックのうちの1つまたは複数とマッチングされ得る。例示的な例として、ユーザーが移動したwebページ上でユーザーに示されることが意図される広告は、(例えば、靴小売業者に対する)ユーザートピック「靴」を含む場合がある。この例では基本トピック「靴」は、「消費財」、「ショッピング」、および/または「運動競技」に分類されるトピックデータストア内で探し出される場合があり、ユーザートピックおよび基本トピックがマッチングされる。1つの実施形態では、マッチングする基本トピックが識別されないならば、例えば「マッチングしない」応答が送信者に返され得るものであり、送信者は、ユーザーに対する広告をカスタマイズすることはできない。
[0037]310では、1つまたは複数のユーザー見地が、ユーザートピックに対して識別され得る。例えば、ユーザートピックに関連するメタデータが、トピック見地データベースから、および/または、ユーザートピックに関連するメタデータに関してオンラインネットワークをクロールすることにより入手される情報からなどで識別され得るとともに、このメタデータ、またはこのメタデータの一部分(例えば基本見地メタデータ)が、ユーザートピックに対する1つまたは複数のユーザー見地を識別するために検証され得る。312では、1つまたは複数のユーザー見地が、例えば、見地データストアに記憶される、マッチングされた基本トピックに関連する1つまたは複数の対応する基本見地350とマッチングされ得る。さらに314では、マッチングされた(例えば第1の)基本見地に対応する影響係数352が、例えば、対応する(例えば第1の)ユーザー見地(例えば、(例えば第1の)基本見地とマッチングしたユーザー見地)に対して、影響係数データストアから取得され得る。
[0038]1つの実施形態では、ユーザー見地を識別し、それらのユーザー見地を基本見地とマッチングする代わりに、単に、マッチングされた基本トピックの基本見地がユーザートピックに対して識別され得る。例えば、基本トピック「靴」とマッチングされるユーザートピック「靴」に対して、基本トピック「靴」に対して識別された基本見地、すなわち、靴の銘柄(例えば、Nike、Adidas、Reebok等)、靴のタイプ(例えば、ランニングシューズ、礼装用靴、カジュアルシューズ等)が、ユーザートピックのユーザー見地に対する対応する影響係数を取得するために使用され得る。
[0039]例として影響係数は、ユーザーのオンラインコンテンツ相互作用から識別される1つまたは複数の基本トピックから、それぞれの基本見地に対して決定されている場合がある。この例では記憶される影響係数は、データベース内などの対応する基本係数にリンクされ得る。さらに、ユーザー見地とマッチングする(例えば、または、ユーザートピックとマッチングする基本トピックからの)基本見地がデータベースで識別され得るとともに、リンクされた影響係数が取得され、ユーザー見地に対して使用され得る。
[0040]一例の実施形態300内の316では、1つまたは複数のユーザー見地が、少なくとも対応する影響係数に基づいてランク付けされ得る。例示的な例としてユーザーは、検索webサイト上で「スポーツ用品」に関するクエリーを入力する場合がある。この例では、検索結果(例えばスポンサー付きの検索結果)は、例えば全国的なスポーツ用品の提供者に関するwebサイトを含む場合がある。典型的には、検索結果のタイトルの下に、検索webサイトは、関連するwebページの抜粋からの一部のテキストを配置する場合がある。この例ではwebサイトは、バスケットボール、フットボール、さらにはサッカーなどの種々のスポーツに関するページを含み得る。この例では「サッカー」は、サッカーに関係するコンテンツとのユーザーの前のオンライン相互作用に起因して、バスケットボールおよびフットボールより大きな影響係数を含み得る。したがって「サッカー」ユーザー見地は、ユーザートピック「スポーツ用品」の他のユーザー見地より高いランク付けを含み得るものであり、検索結果(例えばスポンサー付きの検索結果)においてwebサイトのタイトルの下の抜粋に含まれ得る。
[0041]318では、ユーザートピックに対する1つまたは複数のユーザー見地のランク付けが、オンラインサイト(例えば、webサイトまたはオンラインサービス)に返され得るとともに、広告がランク付けを使用してカスタマイズされ得る。例示的な例として、図4Bは、広告がユーザーに対してどのようにカスタマイズされ得るかの一例の実施形態450を例示する。基本広告452は、「靴」のユーザートピックを含む広告に対する、提案される一般的な文言を含む。この例ではユーザートピック「靴」は、トピックカテゴリー「消費財」および/または「ショッピング」(例えば、および場合によっては「運動競技」)に関連付けられ得る。さらに、関連するユーザー見地のランク付けは、「消費財」に対しては、最も高くランク付けされるユーザー見地が、(例えば、Nikeおよび/またはNike靴に関連するコンテンツとのユーザーのオンライン相互作用に起因して)「Nike靴」を含み、「ショッピング」に対しては、最も高くランク付けされるユーザー見地が、(例えば、ユーザーのオンラインショッピング相互作用に起因して)「節約」および/または「割引」を含むということを識別することが可能である。
[0042]この一例の実施形態450では、第1のカスタマイズされた広告454は、ユーザーに対する「Nike靴」の見方を強調表示すること(例えば、太字で示す、テキストを含む、テキストを動かす、テキストの色を変更する等のこと)が可能であり、そのことによってユーザーを誘引して、広告上でクリックさせる、またはオンライン小売業者と相互作用させることが可能である。さらに第2のカスタマイズされた広告546は、広告の最初の部分に太字で示された状態で「20%オフ」を置くことにより、広告の「割引」の見方を強調表示することが可能である。加えて1つの実施形態では、2つ以上のユーザー見地が広告のカスタマイズにおいて利用され得る。例えば基本広告452のカスタマイズは、「Nike靴が20%得です、あなたの次回の靴購入時に」を含み得る。
[0043]図3に戻ると、322では、ユーザー見地に対応する基本見地に対する影響係数が、識別されたユーザー見地に少なくとも部分的に基づいて更新され得る。例えば、ユーザーがオンラインコンテンツと相互作用し、そのことが、ユーザーに対する広告をカスタマイズするための広告主(例えば、広告提供サービスまたは直接の広告主)からの要求を誘発し得る場合、要求に関連する情報が、個別のトピックの個別の見地へのユーザーの関心を更新するために使用される場合がある。
[0044]例示的な例としてユーザーは、ソフトウェアー、ハードウェアー、および他の電子デバイスのレビューを提供するwebサイトに移動する場合がある。この例では、webサイトとのユーザーの前の相互作用に基づいて、広告主は、ユーザーが(例えば、サイトベースの検索および移動に基づいて)新しいカメラを買うことに関心があり得るということを知る場合がある。広告主は、ユーザートピック「カメラ」のユーザー見地(例えば、銘柄、タイプ、費用、優先小売業者、仕様等)に対するランク付けを要求することが可能であり、ユーザーの基本見地とマッチングされたユーザー見地に基づいて、影響係数が、(例えば、ユーザーによりカメラに対して示唆されるさらなる関心に起因して増大されて)基本トピックのカメラに対して更新され得る。
[0045]コンテンツとのユーザーのオンライン相互作用に関連するメタデータを検証し、共通性を識別し、広告主にカスタマイズ設定を提供して、共通性に基づいてユーザーに示される広告をカスタマイズすることが可能であるシステムが考案され得る。例えば、ユーザーのオンライン相互作用の共通見地を識別することにより、広告に対してなどの、オンラインコンテンツとのその後のユーザー相互作用が、ユーザーにいっそう応えるためにカスタマイズされ得る。例えば広告からのユーザートピックの見地を、前の相互作用から識別される基本トピックの見地と比較することにより、広告主は、より良好に「ユーザーが見たいものをユーザーに示す」ことが可能になり得る。
[0046]図5は、ユーザーに対してカスタマイズされた広告を提供するための模範的なシステム500を例示するコンポーネント図である。模範的なシステム500では、システムに関するデータを処理するように構成される、コンピューターベースのプロセッサー502が、影響係数決定コンポーネント504に動作可能に結合される。影響係数決定コンポーネント504は、それぞれの影響係数を、第1の要求550の中で受信されるユーザートピックから識別される1つまたは複数のユーザー見地に対して決定するように構成される。
[0047]さらに模範的なシステム500では、見地ランク付けコンポーネント506が、影響係数決定コンポーネント504に動作可能に結合される。見地ランク付けコンポーネント506は、1つまたは複数のユーザー見地のうちの少なくとも1つのランク付けを、要求550に応答(552)して返すように構成される。ランク付けは、少なくとも影響係数に基づき、ランク付けの少なくとも一部が、ユーザーに対する広告をカスタマイズするために使用される。
[0048]図6は、本明細書で説明される1つまたは複数のシステムが実装され得る、一例の実施形態600を例示するコンポーネント図である。この例600では、図5の拡張が提供され、したがって、図5に関して説明された要素、コンポーネント等の説明は、簡単のために繰り返されない場合がある。一例の実施形態500では、ユーザー関与(engagement)コンポーネント602が、オンラインユーザー相互作用を識別し、オンラインユーザー相互作用から基本トピックを識別し、および/または、トピックデータストア612に基本トピックを記憶するように構成され得る。例えばユーザー656が、インターネット658上などで(例えば、検索を遂行する、サイトに移動する、観視するコンテンツを選択する、コンテンツを保存する、コンテンツへの関心を示唆する等で)オンラインコンテンツと相互作用するとき、ユーザー関与コンポーネント602は、その相互作用を、基本トピックを必然的に含み得る相互作用と識別し、(例えば、検索用語、選択されたコンテンツに関連するメタデータタグから)基本トピックを識別することが可能である。
[0049]1つの実施形態では、ユーザー関与コンポーネント602は、分類コンポーネント614に基本トピックを転送するように構成され得る。分類コンポーネントは、基本トピックに対する基本トピックカテゴリーを決定し、および/または、対応する基本トピックカテゴリーデータストア(例えば、映画、人々、製品、ニュース)に基本トピックを記憶するように構成され得る。例えば、ユーザー関与コンポーネント602により識別される基本トピックは、映画、人々、製品、ニュース、およびさらに多くのことなどの、トピックに関連する1つまたは複数のカテゴリーに分類され得る。次いで基本トピックは、例えばトピックデータストア612の対応する部分に記憶され得るものであり、そのことにより、ユーザーのオンラインコンテンツ相互作用に基づく1つまたは複数のユーザー関心を記憶する。
[0050]1つの実施形態では、分類コンポーネント614は、広告サービス(例えば、または広告主)に対する要求650の中で受信されるようなユーザートピックに対するユーザートピックカテゴリーを決定するように構成され得る。さらに1つの実施形態では、分類コンポーネント614は、ユーザートピックカテゴリーを、トピックデータストアに記憶される基本トピックとマッチングするように構成され得る。例として、ユーザートピックを含む要求650が受信されるとき、ユーザートピックは、分類され、存在するならばマッチングを識別するために、1つまたは複数の記憶される基本トピックと比較され得る。
[0051]一例の実施形態600では、見地決定コンポーネント618は、基本トピックに対する1つもしくは複数の基本見地を識別し、および/または、見地データストア660に、識別された1つもしくは複数の基本見地を記憶するように構成され得る。さらに見地決定コンポーネント618は、ユーザートピックに対する1つまたは複数のユーザー見地を識別するように構成され得る。例えば見地決定コンポーネント618は、1つまたは複数のオンラインネットワーク(例えばインターネット658)に接続して、基本トピックに関連するメタデータを識別し、基本見地を指し示すメタデータを、見地データストア650の対応する部分に記憶することが可能である。
[0052]例えば、都市名を含むトピックは、場所、天気、住民数、言語、政治形式、呼び物、生活費、人口統計、催し物、食事、スポーツ等のようなメタデータを含み得る。この例では、基本見地および/またはユーザー見地は、対応する基本トピックおよび/またはユーザートピックに関連するそれぞれのメタデータを含み得る。都市の基本トピックの基本見地は、例えば見地データストア660に記憶され得るものであり、一方でユーザー見地は、(例えば、マッチングされる基本見地に関係して記憶される)対応する影響係数を識別するために、記憶される基本見地と比較され得る。
[0053]共通性コンポーネント620は、1つまたは複数の基本トピックからの、1つまたは複数の基本見地から共通見地を識別するように構成され得る。例えば、基本トピックとしての本「Charlie and the Chocolate Factory」は、映画「Fantastic Mr.Fox」と同じライターの基本見地「Roald Dahl」を含む。したがってこの例では、共通性コンポーネント620は、ライター「Roald Dahl」が、本の基本トピック「Charlie and the Chocolate Factory」と映画の基本トピック「Fantastic Mr.Fox」との間で共通の基本見地を含むということを識別し得る。
[0054]さらに共通性コンポーネント620は、影響係数データストア622に、共通見地に対応する基本見地を転送し、および/または、それぞれの1つもしくは複数のユーザー見地を、見地データストア660内の対応する基本見地とマッチングするようにさらに構成され得る。影響係数データストア622は、共通見地に対応する基本見地に対する影響係数を識別し、基本見地に対する影響係数を記憶し、および/または、1つもしくは複数のユーザー見地(例えば第1のユーザー見地)が個別の基本見地とマッチングするときに、影響係数決定コンポーネント504に、個別の(例えば第1の)基本見地に対応する影響係数を提供するように構成され得る。
[0055]例えば、要求650が送信者654から受信されるとき、ユーザー見地がマッチングした基本見地から入手される、1つまたは複数のユーザー見地に対するそれぞれの影響係数が、影響係数決定コンポーネント504に転送され得る。この例では見地ランク付けコンポーネント506が、対応する影響係数を使用して1つまたは複数のユーザー見地をランク付けすることが可能であり、ランク付けは、送信者654に対する応答652の中で返され得るものであり、送信者654は、ランク付けを使用して、ユーザー656に対する広告をカスタマイズすることが可能である。
[0056]一例の実施形態600においての、少なくとも、対応するユーザー見地、およびまたは、新しいオンラインユーザー相互作用において識別される基本見地の追加的な実例に基づいて、基本見地の影響係数を更新するように構成される影響係数更新コンポーネント616。この例ではユーザー関与コンポーネント602は、影響係数更新コンポーネント616に基本トピックを転送するように構成され得る。例えば、ユーザー656がインターネット上のオンラインコンテンツに関して侵害するとき、(例えば相互作用に含まれる)新しい基本トピックにおいて識別される1つまたは複数の新しい基本見地が、影響係数更新コンポーネント616に転送され得るものであり、影響係数更新コンポーネント616は、見地データストア660に記憶される基本見地に対応する1つまたは複数の影響係数を更新することが可能である。さらに、更新された影響係数は、影響係数データストア622に提供され、対応する基本見地にリンクされ得る。このようにして例えば影響係数は、オンラインコンテンツとの新しい、および/または進行中のユーザー相互作用に基づいて絶えず更新され得る。
[0057]さらに別の実施形態は、本明細書で提示される技法のうちの1つまたは複数を実装するように構成される、プロセッサー実行可能命令を含むコンピューター可読媒体を必然的に含む。これらの形で考案され得る模範的なコンピューター可読媒体が図7に例示され、実装形態700は、コンピューター可読データ706がエンコードされる、コンピューター可読媒体708(例えば、CD−R、DVD−R、またはハードディスクドライブのプラッター)を備える。さらにこのコンピューター可読データ706は、本明細書に記載される原理の1つまたは複数によって動作するように構成される、1組のコンピューター命令704を含む。1つのそのような実施形態702では、プロセッサー実行可能命令704は、例えば、図1の模範的な方法100の少なくとも一部などの方法を遂行するように構成され得る。別のそのような実施形態では、プロセッサー実行可能命令704は、例えば、図5の模範的なシステム500の少なくとも一部などのシステムを実装するように構成され得る。本明細書で提示される技法によって動作するように構成される、多くのそのようなコンピューター可読媒体が、当業者により考案され得る。
[0058]主題は、構造的特徴および/または方法的行為に対して具体的な文言で説明されているが、添付される特許請求の範囲において定義される主題は、上記で説明された具体的な特徴または行為に必ずしも限定されないことを理解されたい。むしろ、上記で説明された具体的な特徴および行為は、特許請求の範囲を実装する一例の形式として開示されている。
[0059]本出願では、用語「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」、「インターフェイス」等々は、一般的には、ハードウェアー、ハードウェアーおよびソフトウェアーの組み合わせ、ソフトウェアー、または実行中のソフトウェアーのいずれかの、コンピューターに関係するエンティティーを指すことが意図される。例えばコンポーネントは、プロセッサー上で走るプロセス、プロセッサー、オブジェクト、実行可能ファイル、実行のスレッド、プログラム、および/またはコンピューターであり得るが、それらであることに限定されない。例示として、コントローラー上で走るアプリケーションおよびコントローラーの両方はコンポーネントであり得る。1つまたは複数のコンポーネントが、実行のプロセスおよび/またはスレッドの内部に存在する場合があり、コンポーネントは、1つのコンピューター上に局在化させられる場合があり、および/または、2つ以上のコンピューターの間で分散される場合がある。
[0060]さらに、請求される主題は、コンピューターを制御して、開示される主題を実装するための、ソフトウェアー、ファームウェアー、ハードウェアー、またはそれらの任意の組み合わせを生み出すための、標準的なプログラミングおよび/またはエンジニアリングの技法を使用して、方法、装置、または製造品(article of manufacture)として実装され得る。用語「製造品」は、本明細書では、任意のコンピューター可読のデバイス、キャリアー、または媒体からアクセス可能なコンピュータープログラムを網羅することが意図される。当然ながら当業者であれば、多くの修正が、請求される主題の範囲または趣旨から逸脱することなく、この構成に対して行われ得ることを認識するであろう。
[0061]図8および以下の考察は、本明細書に記載される提供するもののうちの1つまたは複数の実施形態を実装するための、適したコンピューティング環境の簡潔な全体的な説明を提供する。図8の動作環境は、適した動作環境の単なる一例であり、動作環境の使用または機能性の範囲に関して何らかの限定を暗に示すことは意図されない。一例のコンピューティングデバイスは、パーソナルコンピューター、サーバーコンピューター、ハンドヘルドまたはラップトップのデバイス、(携帯電話、携帯情報端末(PDA)、メディアプレーヤー等々のような)モバイルデバイス、マルチプロセッサーシステム、消費者向け電気機器、ミニコンピューター、メインフレームコンピューター、上記のシステムまたはデバイスの任意のものを含む分散コンピューティング環境等々を含むが、それらに限定されない。
[0062]必須ではないが、実施形態は、1つまたは複数のコンピューティングデバイスにより実行される「コンピューター可読命令」の全体的な文脈において説明される。コンピューター可読命令は、(下記で考察される)コンピューター可読媒体によって分散され得る。コンピューター可読命令は、個別のタスクを遂行する、または個別の抽象データ型を実装する、関数、オブジェクト、アプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)、データ構造等々のようなプログラムモジュールとして実装され得る。典型的には、コンピューター可読命令の機能性は、様々な環境において所望に応じて、組み合わされる、または分散される場合がある。
[0063]図8は、本明細書で提供される1つまたは複数の実施形態を実装するように構成されるコンピューティングデバイス812を備えるシステム800の例を例示する。1つの構成では、コンピューティングデバイス812は、少なくとも1つの処理装置816およびメモリー818を含む。コンピューティングデバイスの厳密な構成およびタイプに応じて、メモリー818は、(例えばRAMのような)揮発性、(例えばROM、フラッシュメモリー等のような)不揮発性、またはこの2つの何らかの組み合わせであり得る。この構成は、破線814により図8に例示されている。
[0064]他の実施形態ではデバイス812は、追加的な特徴および/または機能性を含み得る。例えばデバイス812は、磁気記憶装置、光記憶装置等々を含むが、それらに限定されない、(例えば、リムーバブルおよび/または非リムーバブルの)追加的な記憶装置をさらに含み得る。そのような追加的な記憶装置は、記憶装置820により図8に例示されている。1つの実施形態では、本明細書で提供される1つまたは複数の実施形態を実装するためのコンピューター可読命令は、記憶装置820に存在し得る。記憶装置820は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等々を実装するための他のコンピューター可読命令をさらに記憶し得る。コンピューター可読命令は、例えば処理装置816による実行のためにメモリー818にロードされ得る。
[0065]用語「コンピューター可読媒体」は、本明細書では、コンピューター記憶媒体を含む。コンピューター記憶媒体は、コンピューター可読命令または他のデータなどの情報の記憶のために、任意の方法または技術で実装される、揮発性および不揮発性の、リムーバブルおよび非リムーバブルの媒体を含む。メモリー818および記憶装置820は、コンピューター記憶媒体の例である。コンピューター記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリーもしくは他のメモリー技術、CD−ROM、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)もしくは他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または、所望の情報を記憶するために使用され得る、および、デバイス812によりアクセスされ得る任意の他の媒体を含むが、それらに限定されない。任意のそのようなコンピューター記憶媒体は、デバイス812の一部であり得る。
[0066]デバイス812は、デバイス812が他のデバイスと通信することを可能にする通信接続(複数可)826をさらに含み得る。通信接続(複数可)826は、コンピューティングデバイス812を他のコンピューティングデバイスに接続するための、モデム、ネットワーク・インターフェイス・カード(NIC)、統合ネットワークインターフェイス、無線周波数送受信器、赤外線ポート、USB接続、または他のインターフェイスを含み得るが、それらに限定されない。通信接続(複数可)826は、有線接続またはワイヤレス接続を含み得る。通信接続(複数可)826は、通信媒体を送信および/または受信することが可能である。
[0067]用語「コンピューター可読媒体」は、通信媒体を含み得る。通信媒体は典型的には、キャリアー波または他のトランスポート機構などの「変調されたデータ信号」の形で、コンピューター可読命令または他のデータを実施し、任意の情報配送媒体を含む。用語「変調されたデータ信号」は、その特性の1つまたは複数が、信号内に情報をエンコードするような様式でセットまたは変更される信号を含み得る。
[0068]デバイス812は、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイス、赤外線カメラ、ビデオ入力デバイス、および/または任意の他の入力デバイスなどの入力デバイス(複数可)824を含み得る。1つまたは複数のディスプレイ、スピーカー、プリンター、および/または任意の他の出力デバイスなどの出力デバイス(複数可)822もまた、デバイス812に含まれ得る。入力デバイス(複数可)824および出力デバイス(複数可)822は、有線接続、ワイヤレス接続、またはそれらの任意の組み合わせによってデバイス812に接続され得る。1つの実施形態では、別のコンピューティングデバイスからの入力デバイスまたは出力デバイスが、コンピューティングデバイス812に対する入力デバイス(複数可)824または出力デバイス(複数可)822として使用され得る。
[0069]コンピューティングデバイス812のコンポーネントは、バスなどの様々な相互接続により接続され得る。そのような相互接続は、PCI Expressなどのペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(PCI)、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)、firewire(IEEE1394)、光バス構造等々を含み得る。別の実施形態では、コンピューティングデバイス812のコンポーネントは、ネットワークにより相互接続され得る。例えばメモリー818は、ネットワークにより相互接続される異なる物理的場所に位置する複数の物理的メモリーユニットで構成され得る。
[0070]当業者であれば、コンピューター可読命令を記憶するために利用される記憶デバイスが、ネットワークにわたって分散され得ることを明確に理解するであろう。例えば、ネットワーク828を介してアクセス可能なコンピューティングデバイス830が、本明細書で提供される1つまたは複数の実施形態を実装するためのコンピューター可読命令を記憶する場合がある。コンピューティングデバイス812は、コンピューティングデバイス830にアクセスし、実行のためにコンピューター可読命令の一部または全部をダウンロードすることが可能である。あるいはコンピューティングデバイス812は、必要に応じて、コンピューター可読命令の小片をダウンロードすることが可能であり、または、一部の命令がコンピューティングデバイス812で実行され、一部がコンピューティングデバイス830で実行される場合がある。
[0071]実施形態の様々な動作が、本明細書で提供されている。1つの実施形態では、説明された動作のうちの1つまたは複数は、コンピューティングデバイスにより実行される場合に、説明された動作をコンピューティングデバイスに遂行させることになる、1つまたは複数のコンピューター可読媒体に記憶されるコンピューター可読命令を構成する場合がある。動作の一部または全部が説明される順序は、これらの動作が必ず順序に応じたものであるという含みをもつと解釈されるべきではない。代替の順序付けが、本説明の利益を有する当業者により十分認識されるであろう。さらに、すべての動作が必ずしも、本明細書で提供される各々の実施形態に存在するとは限らないことが理解されよう。
[0072]さらに、単語「模範的な」は、本明細書では、例、実例、または例示として役立つことを意味するように使用される。「模範的な」と本明細書で説明された任意の態様または設計は必ずしも、他の態様または設計に対して有利であると解釈されるべきではない。むしろ、模範的なという単語の使用は、具象的な方式で概念を提示することが意図される。本出願では、用語「または、もしくは」は、排他的な「または、もしくは」ではなく、包含的な「または、もしくは」を意味することが意図される。すなわち別段の指定がない限り、または文脈から明らかでない限り、「XがAまたはBを用いる」は、自然な包含的な置換の任意のものを意味することが意図される。すなわち、XがAを用いる、XがBを用いる、または、XがAおよびBの両方を用いる場合、「XがAまたはBを用いる」は、前述の実例のいずれのもとでも満たされる。さらに、AおよびBの少なくとも1つ等々は、一般的には、A、またはB、またはAおよびBの両方を意味する。加えて冠詞「a」および「an」は、本出願および添付される特許請求の範囲では、一般的には、単数形を対象とするように別段の指定がない限り、または文脈から明らかでない限り、「1つまたは複数の」を意味すると解釈され得る。
[0073]さらに、本開示は1つまたは複数の実装形態に関して示され、説明されたが、等価の代替および修正が、本明細書および添付される図面を読み理解することに基づいて、他の当業者により想到されるであろう。本開示は、すべてのそのような修正および代替を含み、以下の特許請求の範囲の範囲のみにより限定される。特に、上記で説明されたコンポーネント(例えば、要素、リソース等)により遂行される様々な機能に関して、そのようなコンポーネントを説明するために使用される用語は、別段の指示がない限り、本開示の本明細書で例示された模範的な実装形態において機能を遂行する、開示された構造と構造的に等価でない場合でも、(例えば、機能的に等価である)説明されたコンポーネントの指定された機能を遂行する任意のコンポーネントに対応することが意図される。加えて、本開示の個別の特徴は、いくつかの実装形態のうちのただ1つに関して開示された場合があるが、そのような特徴は、任意の所与の、または個別の用途に対して、所望され、有利であり得るような、他の実装形態の1つまたは複数の他の特徴と組み合わされ得る。さらに、用語「含む」、「有している」、「有する」、「伴う」、またはそれらの変形が、発明を実施するための形態、または特許請求の範囲のいずれかにおいて使用される限りでは、そのような用語は、用語「備えている」と同様の様式で包含的であることが意図される。