JP2017032727A - 画像形成装置、および画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法 - Google Patents

画像形成装置、および画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法 Download PDF

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雅樹 門田
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Abstract

【課題】画質を向上させた画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、感光体と、露光部と、現像装置と、中間転写体と、二次転写ローラーと、パッチ画像形成部56と、トナー濃度検出センサーと、露光量調整部57と、表面粗さ導出部58と、画像形成条件設定部59とを備える。パッチ画像形成部56は、トナーの濃度を調整するためのパッチ画像を形成する。トナー濃度検出センサーは、パッチ画像形成部56により形成されたパッチ画像のトナー濃度を検出する。露光量調整部57は、トナー濃度検出センサーにより検出されたパッチ画像のトナー濃度から、露光部による露光量を調整する。表面粗さ導出部58は、露光量調整部57により調整された露光量から感光体の表面粗さを導出する。画像形成条件設定部59は、表面粗さ導出部58により導出された感光体の表面粗さを基に、画像形成条件を設定する。【選択図】図5

Description

この発明は、画像形成装置、および画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法に関するものである。
複合機に代表される画像形成装置においては、画像読み取り部で原稿の画像を読み取った後、帯電装置によって帯電させた感光体に対し、読み取られた画像データを基に露光し、感光体上に静電潜像を形成する。その後、形成された静電潜像の上に帯電したトナーを供給して可視画像とした後、用紙にトナーを転写して定着させ、装置外に排出する。
感光体上に残存した未転写のトナーについては、クリーニングブレード(以下、単に「ブレード」ということもある。)によって感光体の表面から物理的に除去される。ブレードは、回転する感光体と当接するようにして設けられている。なお、感光体の表面には、当接するブレードへの負荷の軽減の観点から、接触領域の低減を図るべく、予め適度な凹凸形状が設けられている。この凹凸形状については、感光体の芯材となるアルミニウム素管の表層において、成膜によって設けられた感光層によって形成されている。
画像形成装置における印字枚数が増加するにつれ、感光体の表面に設けられた凹凸形状のうちの凸部分が削れていく。すなわち、耐久が進むにつれ、感光体の表面の平滑化が進むこととなる。そうすると、感光体とブレードとの間の接触領域が増加していくこととなる。また、印刷枚数が増加するにつれ、帯電装置において発生する放電生成物も徐々に感光体の表面に付着することとなる。その結果、ブレードの負荷が増加して、トナーに含まれる外添剤のすり抜けが増加し、帯電ローラーの汚染が進行することとなり、好ましくない。
したがって、印字枚数が増加した段階におけるブレードの負荷の軽減のために、画像形成条件の設定を変更することとしている。具体的には、例えば、画像形成条件の設定において、所定のタイミングで潤滑剤としてのトナーを感光体側へ適宜供給して外添剤のすり抜け量の低下を図ったり、感光体に印加する帯電バイアス電圧を低下させて放電生成物の発生を抑制することとしている。
なお、画像形成装置に備えられる感光体に関する技術が、特開平9−297420号公報(特許文献1)に開示されている。
特開平9−297420号公報
感光体の表面の潤滑性を向上するためにトナーを過剰に供給してしまうと、トナーに含まれる研磨剤がブレードをすり抜ける量が多くなり、感光体の表面に付着して、感光体を汚染してしまうこととなる。また、放電生成物の発生についても、できるだけ効率的に抑制することが望ましい。したがって、画像形成装置において画質の向上を図るためには、より正確な画像形成条件の設定が必要となる。すなわち、ブレードの負荷の軽減をより適切に行うためには、実際の感光体の表面粗さに合わせて、適切な帯電バイアス電圧値を設定したり、潤滑剤としてのトナーの供給のタイミングを設定する必要がある。
ここで、画像形成装置の使用状況毎に、厳密に感光体の表面粗さを測定することは困難である。したがって、昨今は、画像形成装置の耐久枚数、すなわち、現在までに形成した画像形成の枚数や駆動時間の総計から推測して、感光体の表面粗さの値に換算しているに過ぎない。そうすると、実際の表面粗さとは異なる表面粗さの設定で画像形成条件を設定することとなり、精度よく画質の向上が図れないこととなる。上記した特許文献1に開示の技術では、対応することができない。
この発明の目的は、画質を向上させた画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、精度よく画像形成装置用感光体の表面粗さを検出することができる画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法を提供することである。
本願発明者らは、耐久に伴う感光体の表面の平滑化のメカニズムについて、鋭意検討した。そして、印刷の枚数が増加するにつれ、感光体とブレードとの摩擦により凸部分が削れていくと共に、感光体の表面層、すなわち、感光層の厚みも薄くなる点に着目した。そして、感光層の厚みによって調整される画像形成時の適正な露光量と感光体の表面粗さとの関係を見出し、本願発明を構成するに至った。
すなわち、この発明の一の局面においては、画像形成装置は、感光体と、露光部と、現像装置と、中間転写体と、二次転写ローラーと、パッチ画像形成部と、トナー濃度検出部と、露光量調整部と、表面粗さ導出部と、画像形成条件設定部とを備える。露光部は、感光体の表面に静電潜像を形成する際に感光体に露光する。現像装置は、感光体上に形成された静電潜像にトナーを供給してトナーによる可視画像を形成する。中間転写体は、現像装置によって形成された可視画像を一次転写される。二次転写ローラーは、中間転写体上に一次転写された可視画像を用紙に二次転写する。パッチ画像形成部は、トナーの濃度を調整するためのパッチ画像を形成する。トナー濃度検出部は、パッチ画像形成部により形成されたパッチ画像のトナー濃度を検出する。露光量調整部は、トナー濃度検出部により検出されたパッチ画像のトナー濃度から、露光部による露光量を調整する。表面粗さ導出部は、露光量調整部により調整された露光量から感光体の表面粗さを導出する。画像形成条件設定部は、表面粗さ導出部により導出された感光体の表面粗さを基に、画像形成条件を設定する。
この発明の他の局面においては、画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法は、画像形成装置用感光体と、画像形成装置用感光体の表面に静電潜像を形成する際に感光体に露光する露光部と、画像形成装置用感光体上に形成された静電潜像にトナーを供給してトナーによる可視画像を形成する現像装置と、現像装置によって形成された可視画像を一次転写される中間転写体と、中間転写体上に一次転写された可視画像を用紙に二次転写する二次転写ローラーとを備える画像形成装置に備えられる画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法である。画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法は、トナーの濃度を調整するためのパッチ画像を形成する工程と、形成されたパッチ画像のトナー濃度を検出する工程と、検出されたトナー濃度から、露光部による露光量を調整する工程と、調整された露光量から感光体の表面粗さを導出する工程とを備える。
このような画像形成装置によると、導出される感光体の表面粗さの精度が高いため、より正確に画像形成条件を設定することができる。したがって、画質の向上を図ることができる。
また、このような画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法によると、導出される感光体の表面粗さの精度を高くすることができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機を示す図である。 図1に示す複合機の構成を示すブロック図である。 画像形成部の構成を示す図である。 トナー濃度検出センサーの構成を示す図である。 制御部の構成を示す図である。 感光体の表面粗さを導出する場合の処理の内容を示すフローチャートである。 半減露光量と印字枚数との関係を示すグラフである。 感光体の表面粗さと印字枚数との関係を示すグラフである。 感光体の表面に削れが生じていない場合におけるトナー濃度と露光量との関係との関係を示すグラフである。 感光体の表面にある程度の削れが生じている耐久後の場合とにおけるトナー濃度と露光量との関係を示すグラフである。 感光体の表面粗さと半減露光量との関係を示すグラフである。 初期の場合のクリーニングブレードと感光体の表面における接触状態を示す模式図である。 耐久後の場合のクリーニングブレードと感光体の表面における接触状態を示す模式図である。
以下、この発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機11を示す図である。図2は、図1に示す複合機11の構成を示すブロック図である。
図1および図2を参照して、複合機11は、制御部12と、操作部13と、画像読み取り部14と、画像形成部15と、用紙セット部19と、排出トレイ30と、記憶部としてのハードディスク16と、ファクシミリ通信部17と、ネットワーク25と接続するためのネットワークインターフェース部18とを備える。
制御部12は、複合機11全体の制御を行う。操作部13は、複合機11側から発信する情報やユーザーの入力内容を表示する表示画面21を含む。操作部13は、印刷部数や階調等の画像形成の条件や電源のオンまたはオフを入力させる。画像読み取り部14は、セット位置にセットされた原稿を読み取り位置に搬送する原稿搬送装置としてのADF(Auto Document Feeder)22を含む。画像読み取り部14は、ADF22または不図示の載置台上にセットされた原稿の画像を読み取る。用紙セット部19は、手差しで用紙をセットする手差しトレイ28やサイズの異なる複数枚の用紙を収納可能な給紙カセット群29を含む。画像形成部15は、画像読み取り部14により読み取られた画像データやネットワーク25を介して送信された画像データを基に、搬送されてきた用紙に画像を形成する。画像形成部15により画像を形成された用紙は、排出トレイ30に排出される。ハードディスク16には、受信した画像データや入力された画像形成条件のデータ等が記憶される。ファクシミリ通信部17は、公衆回線24に接続されており、ファクシミリ送信やファクシミリ受信を行う。
なお、複合機11は、画像データの書き出しや読み出しを行うDRAM(Dynamic Random Access Memory)等を備えるが、これらについては、図示および説明を省略する。また、図2中の矢印は、制御信号や制御、画像に関するデータの流れを示している。なお、図1に示すように、この実施形態においては、給紙カセット群29は、3つの給紙カセット23a、23b、23cから構成されている。
複合機11は、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データを用いて画像形成部15において画像を形成することにより、複写機として作動する。また、複合機11は、ネットワークインターフェース部18を通じて、ネットワーク25に接続されたコンピューター26a、26b、26cから送信された画像データを用いて、画像形成部15において画像を形成して用紙に印刷することにより、プリンターとして作動する。すなわち、画像形成部15は、要求された画像を印刷する印刷部として作動する。複合機11は、ファクシミリ通信部17を通じて、公衆回線24から送信された画像データを用いて、DRAMを介して画像形成部15において画像を形成することにより、また、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データを、ファクシミリ通信部17を通じて公衆回線24に画像データを送信することにより、ファクシミリ装置として作動する。複合機11は、画像処理に関し、複写機能、プリンター機能、ファクシミリ機能等、複数の機能を有する。さらに、各機能に対しても、詳細に設定可能な機能を有する。
この発明の一実施形態に係る複合機11を含む画像形成システム27は、上記した構成の複合機11と、ネットワーク25を介して複合機11に接続される複数のコンピューター26a、26b、26cとを備える。この実施形態においては、複数のコンピューター26a〜26cについては、3台示している。各コンピューター26a〜26cはそれぞれ、複合機11に対して、ネットワーク25を介して印刷要求を行って印刷をすることができる。
次に、複合機11に備えられる画像形成部15の構成について、さらに詳細に説明する。図3は、複合機11に備えられる画像形成部15を示す図である。
図1〜図3を参照して、画像形成部15は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各4色にそれぞれ対応する第一の作像ユニット41a、第二の作像ユニット41b、第三の作像ユニット41c、および第四の作像ユニット41dを含む作像器31と、露光部としてのLSU(Laser Scanner Unit)32と、中間転写体としての転写ベルト33と、各作像ユニット41a〜41dに対応して設けられる四つの一次転写ローラー34a、34b、34c、34dを含む一次転写ユニット35と、二次転写ローラー36と、現像バイアス印加部37と、帯電バイアス印加部38とを備える。LSU32については、一点鎖線で概略的に示している。なお、複合機11は、いわゆる四連タンデム形式の画像形成部15を備えることとなる。
イエローの可視画像を形成する第一の作像ユニット41aは、その表面に静電潜像が形成される第一の感光体42a、第一の感光体42aにイエローの現像剤を供給する第一の現像ローラー43a、第一の感光体42aを帯電させる第一の帯電ローラー44a、および第一の感光体42aをクリーニングする第一のクリーニング部45aを含む。マゼンタの可視画像を形成する第二の作像ユニット41bは、その表面に静電潜像が形成される第二の感光体42b、第二の感光体42bにマゼンタの現像剤を供給する第二の現像ローラー43b、第二の感光体42bを帯電させる第二の帯電ローラー44b、および第二の感光体42bをクリーニングする第二のクリーニング部45bを含む。シアンの可視画像を形成する第三の作像ユニット41cは、その表面に静電潜像が形成される第三の感光体42c、第三の感光体42cにシアンの現像剤を供給する第三の現像ローラー43c、第三の感光体42cを帯電させる第三の帯電ローラー44c、および第三の感光体42cをクリーニングする第三のクリーニング部45cを含む。ブラックの可視画像を形成する第四の作像ユニット41dは、その表面に静電潜像が形成される第四の感光体42d、第四の感光体42dにブラックの現像剤を供給する第四の現像ローラー43d、第四の感光体42dを帯電させる第四の帯電ローラー44d、および第四の感光体42dをクリーニングする第四のクリーニング部45dを含む。
現像バイアス印加部37は、第一〜第四の現像ローラー43a〜43dに、それぞれ現像バイアス電圧を印加する。帯電バイアス印加部38は、第一〜第四の帯電ローラー44a〜44dに、それぞれ帯電バイアス電圧を印加する。
第一〜第四の作像ユニット41a〜41dは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に、図3中の矢印Dの方向で示す転写ベルト33の回転方向の上流側から配置されている。すなわち、上流側から第一の作像ユニット41a、第二の作像ユニット41b、第三の作像ユニット41c、第四の作像ユニット41dの順に配置されている。最下流側に第四の作像ユニット41dが配置される。
第一〜第四の帯電ローラー44a〜44dはそれぞれ、第一〜第四の感光体42a〜42dを所定の電位に帯電させる。LSU32は、画像読み取り部14によって読み取った画像を基に、第一〜第四の感光体42a〜42dに対して、各色の成分の光に応じて露光する。露光された各色の成分の光を基に、第一〜第四の感光体42a〜42d上にそれぞれ静電潜像が形成される。第一〜第四の感光体42a〜42d上に形成された静電潜像に第一〜第四の現像ローラー43a〜43dからそれぞれ各色の現像剤、具体的には、トナーが供給される。各色のトナーが第一〜第四の感光体42a〜42d上にそれぞれ供給されて、第一〜第四の感光体42a〜42d上にそれぞれ各色のトナーによる可視画像を形成される。このようにして第一〜第四の感光体42a〜42d上に形成されたトナーによる可視画像は、転写ベルト33に一次転写される。
転写ベルト33は、無端状である。転写ベルト33は、駆動ローラー46a、および従動ローラー46bによって一方向に回転する。転写ベルト33の回転方向は、図3中の矢印Dで示される。すなわち、転写ベルト33の回転方向については、第一〜第四の感光体42a〜42dが設けられている下方領域においては、左側から右側に向かう方向、その逆の上方領域においては、右側から左側に向かう方向である。
四つの一次転写ローラー34a〜34dはそれぞれ、転写ベルト33を介して各色の感光体42a〜42dに対向する位置に配置される。一次転写ユニット35によって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の第一〜第四の作像ユニット41a〜41dにより形成されたトナーによる可視画像が転写ベルト33に一次転写される。具体的には、一次転写ローラー34a〜34dのそれぞれに一次転写バイアスが印加されることによって、第一〜第四の作像ユニット41a〜41dにより形成されたトナーによる可視画像が、転写ベルト33の表面に一次転写される。この時に、各色の画像が転写ベルト33に重ねられて、転写ベルト33上にフルカラーの画像が形成される。
二次転写ローラー36は、転写ベルト33を介して、従動ローラー46bと対向する位置に設けられる。画像形成部15は、二次転写ローラー36と転写ベルト33の表面とが当接する位置に記録媒体としての用紙を搬送するための用紙搬送路47aを備える。また、画像形成部15は、二次転写された用紙を不図示の定着ユニット側へ搬送するための用紙搬送路47bを備える。給紙カセット23a〜23cが位置する上流側となる用紙搬送路47aから、二次転写ローラー36と転写ベルト33の表面とが当接する位置に用紙が供給される。用紙の搬送のタイミングに合わせて、二次転写ローラー36へのトナーと逆の極性の二次転写バイアスが印加される。二次転写ローラー36への二次転写バイアスの印加により、転写ベルト33の表面上に形成されたトナーによる可視画像が、供給された用紙側に電気的に引き寄せられ、用紙に二次転写される。トナーによる可視画像が転写された用紙は、用紙搬送路47bを利用して図示しない定着ユニットまで搬送される。
次に、トナー濃度検出部としてのトナー濃度検出センサー51の構成について説明する。複合機11は、転写ベルト33上に一次転写されたトナーによる可視画像のうちのトナー濃度を検出するトナー濃度検出センサー51を備える。
図4は、トナー濃度検出センサー51の構成を示す概略図である。なお、図3においては、トナー濃度検出センサー51は、二点鎖線で概略的に示している。
図1〜図4を参照して、トナー濃度検出センサー51は、転写ベルト33の回転方向において、ブラックの作像ユニット41dの下流側に配置されている。トナー濃度検出センサー51は、転写ベルト33の表面48側に光を照射する発光素子52aと、転写ベルト33の表面48側から反射された反射光を受光する受光素子52bと、受光素子52bによって受光した反射光の光量からトナー量を算出するトナー濃度算出部(図示せず)とを備える。この実施形態においては、発光素子52aと受光素子52bとは、転写ベルト33の表面48に垂直な方向に延びる平面54に対して、対称の位置となるように設置されている。すなわち、受光素子52bは、発光素子52aによって発光された光に対して正反射光を受光する位置に設けられている。発光素子52aの一例として、具体的には、赤外光を照射する赤外発光ダイオードが採用される。また、受光素子52bの一例として、具体的には、赤外受光素子が採用される。
発光素子52aは、転写ベルト33の表面48またはトナーによる可視画像49に向かって、図4中の矢印Eで示す左斜め上方向に赤外光といった光53aを照射する。トナーによる可視画像49が形成されていない場合には、発光素子52aは、転写ベルト33の表面48に向かって光53aを照射することになる。
受光素子52bは、図4中の矢印Eで示す左斜め下方向に向かうトナーによる可視画像49からの反射光53bおよび転写ベルト33の表面48からの反射光53bのいずれか一方か、またはトナーによる可視画像49と転写ベルト33の表面48との双方からの反射光53bを受光する。トナーによる可視画像49が転写ベルト33の表面48を完全に覆っていれば、トナーによる可視画像49からの反射光53bのみを受光する。トナーによる可視画像49が転写ベルト33の表面48上に形成されていなければ、転写ベルト33の表面48からの反射光53bのみを受光する。トナーによる可視画像49が転写ベルト33の表面48を完全に覆っておらず、トナーによる可視画像49のトナー量が少なければ、トナーによる可視画像49と転写ベルト33の表面48との双方からの反射光53bを受光する。
トナー濃度検出センサー51は、その表面48にトナーによる可視画像49が形成された転写ベルト33に対して、図4中の矢印Eで示す方向に光53aを照射する。光53aは、トナーによる可視画像49および転写ベルト33の表面48のいずれか一方か、またはトナーによる可視画像49と転写ベルト33の表面48との双方に当たって反射する。反射された反射光53bは、受光素子52bによって受光される。受光素子52bは、受光した光の光量に応じた電流をそれぞれ出力する。トナー濃度算出部は、受光素子52bによって出力された電流を電圧値に変換する。そして、この電圧値に基づいてトナー濃度を算出する。このようにして、トナー濃度検出センサー51は、トナー濃度を検出する。
次に、制御部12の構成について説明する。図5は、制御部12の構成を示すブロック図である。図5を参照して、制御部12は、パッチ画像形成部56と、露光量調整部57と、表面粗さ導出部58と、画像形成条件設定部59とを備える。
パッチ画像形成部56は、上記した画像形成部15を用いて、トナー濃度を調整するためのパッチ画像を形成する。パッチ画像は、それぞれの作像ユニット41a〜41dにおいて、各色で形成される。パッチ画像の形状は、例えば、矩形状である。各感光体42a〜42dで形成されたパッチ画像については、それぞれ間隔を開けて転写ベルト33上に一次転写される。転写ベルト33上に一次転写されたパッチ画像は、トナー濃度検出センサー51によってトナー濃度が検出される。パッチ画像は、トナー濃度の調整のために形成されるものである。したがって、転写ベルト33上に一次転写され、トナー濃度検出センサー51によってトナー濃度が検出された後は、用紙に転写されることなく図示しない転写ベルトクリーニングブレード等によって除去される。露光量調整部57は、トナー濃度検出センサー51により検出されたパッチ画像のトナー濃度から、LSU32により照射される各色に対応する露光量を調整する。表面粗さ導出部58は、露光量調整部57により調整された露光量から感光体42a〜42dの表面粗さを導出する。画像形成条件設定部59は、表面粗さ導出部58により導出された感光体42a〜42dの表面粗さを基に、画像形成条件を設定する。画像形成条件については、例えば、所定のタイミングで、潤滑剤としてのトナーを供給するタイミングや量についての条件、耐久後の帯電バイアス電圧値の設定等を含むものである。なお、表面粗さ導出部58については、後に詳述する。
次に、この発明の一実施形態に係る複合機11を用いて、感光体42aの表面粗さを導出する際の処理の内容について説明する。図6は、この発明の一実施形態に係る複合機11を用いて、感光体42aの表面粗さを導出する場合の処理の内容を示すフローチャートである。なお、感光体42b〜42dの表面粗さの導出については、感光体42aの表面粗さの導出と同様であるため、それらの説明を省略すする。
図6を参照して、まず、トナー濃度を調整する所定のタイミングに達したと判断すれば(図6において、ステップS11において、YES、以下、「ステップ」を省略する)、トナー濃度を調整する。このタイミングとしては、具体的には、例えば、印字枚数や画像形成の枚数が所定の枚数に達したタイミングや、複合機11の駆動時間の総計が、所定の駆動時間に達したタイミングである。この場合、パッチ画像形成部56によって、感光体42aの表面上にLSU32から露光し、パッチ画像を形成する(S12)。この工程は、トナーの濃度を調整するためのパッチ画像を形成する工程である。そして、形成されたパッチ画像のトナー濃度を、トナー濃度検出センサー51によって検出する(S13)。この工程は、形成されたパッチ画像のトナー濃度を検出する工程である。
そして、トナー濃度検出センサー51により検出されたパッチ画像のトナー濃度から、露光量調整部57は、LSU32によりパッチ画像を形成する際に露光する露光量を調整する(S14)。この工程は、検出されたトナー濃度から、露光部としてのLSU32による露光量を調整する工程である。この場合、検出されたトナー濃度から、適正な露光量を算出して、この露光量を、対応するトナー濃度として設定する。
ここで、半減露光量と印字枚数との関係について説明する。図7は、半減露光量と印字枚数との関係を示すグラフである。図7において、縦軸は、半減露光量Et(μJ/cm)を示し、横軸は、印字枚数(k枚)を示す。なお、k枚は、キロ枚、すなわち、1000枚を示す。また、半減露光量とは、感光体の帯電電位が露光後に半分まで減衰するのに必要な露光量である。そして、半減露光量の2.5倍〜3.5倍の露光量が、画像形成における適正露光量である。
図7を参照して、半減露光量と印字枚数については、線形の線61aで示されるように、おおよそ反比例の一次関数で表される相関関係を有することが把握できる。具体的には、印字枚数が増加するに伴い、半減露光量は反比例の関係を有するよう減少していく。
次に、感光体42aの表面粗さRaと印字枚数との関係について説明する。図8は、感光体42aの表面粗さと印字枚数との関係を示すグラフである。図8において、縦軸は、感光体42aの表面粗さRa(nm)を示し、横軸は、印字枚数(k枚)を示す。ここでいう表面粗さRaについては、いわゆるJIS B0601(2001)に規定されている算術平均粗さを示す。
図8を参照して、感光体42aの表面粗さと印字枚数については、線61bで示されるように、おおよそ次の近似曲線で表される相関関係を有することが把握できる。具体的には、印字枚数が増加するに伴い、感光体の表面粗さは、減少していく。この近似曲線については、表面粗さRa(nm)をyとし、印字枚数(k枚)をxとすると、以下の式で表される。
y=6E−05x−0.1106x+65.357
次に、初期の場合、すなわち、感光体42aの表面に削れが生じていない場合と、耐久後の場合、すなわち、感光体42aの表面にある程度の削れが生じている場合とにおけるトナー濃度と露光量との関係について説明する。図9は、感光体42aの表面に削れが生じていない場合におけるトナー濃度と半減露光量との関係との関係を示すグラフである。図10は、感光体42aの表面にある程度の削れが生じている耐久後の場合とにおけるトナー濃度と半減露光量との関係を示すグラフである。図9および図10において、縦軸は、トナー濃度(ID)を示し、横軸は、半減露光量Et(μJ/cm)を示す。トナー濃度(ID(Image Density))については、設定されたトナー濃度を示すものである。
まず、図9を参照して、初期の場合において、第一の基準露光量E1と、この第一の基準露光量E1の時に検出されたトナー濃度D1との交わる点62aをプロットし、第二の基準露光量E2とこの第二の基準露光量E2の時に検出されたトナー濃度D2との交わる点63aをプロットする。そして、点62aと点63aとを結んだ線64aにおいて、トナー濃度Dtが0.4となる露光量Etを算出する。すなわち、トナー濃度Dtが0.4の場合の半減露光量Etについては、0.290という数値が算出される。
なお、線64aについては、トナー濃度をyとし、半減露光量をxとすると、以下の式で表されるものである。
y=1.667x−0.083
次に、図10を参照して、耐久後の場合において、第一の基準露光量E1と、この第一の基準露光量E1の時に検出されたトナー濃度D1との交わる点62bをプロットし、第二の基準露光量E2とこの第二の基準露光量E2の時に検出されたトナー濃度D2との交わる点63bをプロットする。そして、点62bと点63bとを結んだ線64bにおいて、トナー濃度Dtが0.4となる半減露光量Etを算出する。すなわち、トナー濃度Dtが0.4の場合の半減露光量Etについては、0.287という数値が算出される。
なお、線64bについては、トナー濃度をyとし、半減露光量をxとすると、以下の式で表されるものである。
y=1.667x−0.078
また、上記したEtについては、それぞれの場合において、以下の算出式で算出されるものである。
Et={Dt・(E2−E1)−(D1・E2−D2・E1)}/(D2−D1)
このようにして、半減露光量を算出する。そして、各場合において算出された半減露光量を基に、感光体42aの表面粗さRaを導出する(S15)。この工程は、調整された露光量から感光体の表面粗さを導出する工程である。
図11は、感光体42aの表面粗さRaと半減露光量との関係を示すグラフである。図11において、縦軸は、感光体42aの表面粗さRa(nm)を示し、縦軸は、半減露光量Et(μJ/cm)を示す。
なお、図11に示す関数については、表面粗さRa(nm)をyとし、半減露光量Et(μJ/cm)をxとすると、以下の式で表される。
y=2E+06x−1E+06x+157955
図11を参照して、線65で示されるように、上記した図9に示す初期の場合、半減露光量Etが0.290に対応する感光体42aの表面粗さRaについては、約65(nm)が導出される。そして、上記した図10に示す耐久後の場合、半減露光量Etが0.287に対応する感光体42aの表面粗さRaについては、約23(nm)が導出される。
このようにして、感光体42aの表面粗さを導出する。そして、導出された感光体42aの表面粗さを基に、画像形成条件設定部59によって画像形成条件を設定する(S16)。具体的には、導出された表面粗さRaに応じて、画像形成条件として、潤滑剤として供給するトナーのタイミングを調整したり、帯電バイアス印加部38により印加される帯電バイアス電圧値を下げるよう調整する。
このような複合機11によると、導出される感光体の表面粗さの精度が高いため、より正確に画像形成条件を設定することができる。したがって、画質の向上を図ることができる。
この場合、表面粗さ導出部58は、複合機11の初期における露光量とトナー濃度との関係、および複合機11の所定の枚数の画像形成後における露光量とトナー濃度との関係に基づいて、感光体42a〜42dの表面粗さを導出するため、より正確に感光体42a〜42dの表面粗さを導出することができる。
ここで、ブレードと感光体42aの表面における接触状態の変化のメカニズムこれについて、簡単に説明する。図12は、初期の場合のクリーニングブレードと感光体42aの表面における接触状態を示す模式図である。図13は、耐久後の場合のクリーニングブレードと感光体42aの表面における接触状態を示す模式図である。
まず、図12を参照して、感光体42aの表層66には、複数の凸部67が形成されている。この凸部67については、感光体42aの芯材となるアルミニウム素管自体に設けられているものではなく、アルミニウム素管の表層にシリコン膜を成膜することによって形成される感光層68による凸部67である。なお、感光層68の厚みについては、感光層の下層69aから感光層68に設けられた複数の凸部67の間に位置する凹部69bまでの長さLによって表される。この長さLについては、例えば、20000Å(オングストローム)、すなわち、2000nm(ナノメートル)という値が選択される。
この感光層68に接触するようにして、クリーニングブレード71が設けられている。クリーニングブレード71については、例えば、ゴム状の部材で構成されている。そして、初期の場合、クリーニングブレード71のうちの感光層68に対向する領域72において、凸部67の先端領域がクリーニングブレード71側に食い込む状態となる。この場合、凸部67の先端がクリーニングブレード71に食い込んでいる状態であるため、接触領域は比較的小さい。また、回転する感光体42a側から受けるクリーニングブレード71の負荷は比較的軽いものとなっている。
このような初期の状態に対し、耐久が進むと、図13に示すように、凸部67が削られていくこととなる。そうすると、クリーニングブレード71と凸部67との接触領域は、徐々に大きくなっていく。そして、感光体42a側から受けるクリーニングブレード71の負荷は、徐々に重いものとなっていく。ここで、感光層68の厚みについては、感光層68の下層73aから感光層68に設けられた複数の凸部67の間に位置する凹部73bまでの長さLで表される。この長さLについては、例えば、100k枚の耐久後で、2000Å(オングストローム)、すなわち、200nm(ナノメートル)という値となる。すなわち、耐久が進むと、凸部67が削られていくと共に、感光層68の厚みも減少していくこととなる。そして、感光層68に含まれる炭素(C)層も減少していくこととなる。そうすると、露光量については、初期の段階の設定では過剰となってしまうため、所望の現像量を得ることができないこととなる。
本願では、この凸部67の削れと共に薄くなる感光層68の厚みの変化に着目し、この厚みの変化に基づいて、感光体42aの表面粗さRaを導出するものである。すなわち、感光層68の厚みの減少に伴って減少する炭素量の減少に応じて調整される露光量とトナー濃度との相関関係を基に、露光量の調整量から感光体42aの表面粗さRaを導出しようとするものである。
なお、この発明の他の実施形態に係る画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法は、以下の通りである。すなわち、画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法は、画像形成装置用感光体と、画像形成装置用感光体の表面に静電潜像を形成する際に感光体に露光する露光部と、画像形成装置用感光体上に形成された静電潜像にトナーを供給してトナーによる可視画像を形成する現像装置と、現像装置によって形成された可視画像を一次転写される中間転写体と、中間転写体上に一次転写された可視画像を用紙に二次転写する二次転写ローラーとを備える画像形成装置に備えられる画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法である。画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法は、トナーの濃度を調整するためのパッチ画像を形成する工程と、形成されたパッチ画像のトナー濃度を検出する工程と、検出されたトナー濃度から、露光部による露光量を調整する工程と、調整された露光量から感光体の表面粗さを導出する工程とを備える。
このような画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法によると、導出される感光体の表面粗さの精度を高くすることができる。
なお、上記の実施の形態においては、表面粗さ導出部58は、複合機11の初期における露光量とトナー濃度との関係、および複合機11の所定の枚数の画像形成後における露光量とトナー濃度との関係に基づいて、感光体42a〜42dの表面粗さを導出することとしたが、これに限らず、ある程度の耐久後の2つの基準、すなわち、初期ではなく、例えば、10万枚印刷後の露光量とトナー濃度との関係、および20万枚印刷後の露光量とトナー濃度との関係に基づいて、感光体42a〜42dの表面粗さを導出するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、露光量調整部57における露光量と感光体の表面粗さとの関係を記憶する記憶部を備え、表面粗さ導出部58は、記憶部に記憶された露光量調整部57における露光量と感光体の表面粗さとの関係に基づいて、感光体の表面粗さを導出するようにしてもよい。この場合、例えば、ハードディスク16を記憶部として用いるようにしてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、四連タンデム形式の画像形成部15を備える複合機11に適用する場合について説明したが、これに限らず、一つの感光体を含む画像形成部15を備える複合機11についても、もちろん適用される。
また、上記の実施の形態においては、感光体42a〜42dの材質について、アモルファスシリコン製とすることとしたが、これに限らず、感光体42a〜42dについては、OPC(Organic Photo Conductor(有機感光体))であってもよい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係る画像形成装置および画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法は、画質の向上が要求される場合に、特に有効に利用される。
11 複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15 画像形成部、16 ハードディスク、17 ファクシミリ通信部、18 ネットワークインターフェース部、19 用紙セット部、21 表示画面、22 ADF、23a,23b,23c 給紙カセット、24 公衆回線、25 ネットワーク、26a,26b,26c コンピューター、27 画像形成システム、28 手差しトレイ、29 給紙カセット群、30 排出トレイ、31 作像器、32 LSU、33 転写ベルト、34a,34b,34c,34d 一次転写ローラー、35 一次転写ユニット、36 二次転写ローラー、37 現像バイアス印加部、38 帯電バイアス印加部、41a,41b,41c,41d 作像ユニット、42a,42b,42c,42d 感光体、43a,43b,43c,43d 現像ローラー、44a,44b,44c,44d 帯電ローラー、45a,45b,45c,45d クリーニング部、46a 駆動ローラー、46b 従動ローラー、47a,47b 用紙搬送路、48 表面、49 可視画像、51 トナー濃度検出センサー、52a 発光素子、52b 受光素子、53a,53b 光、54 平面、56 パッチ画像形成部、57 露光量調整部、58 表面粗さ導出部、59 画像形成条件設定部、61a,61b,64a,64b,65 線、62a,62b,63a,63b 点、66 表層、67 凸部、68 感光層、69a,73a 下層、69a,73b 凹部、71 クリーニングブレード、72 領域。

Claims (5)

  1. 感光体と、
    前記感光体の表面に静電潜像を形成する際に前記感光体に露光する露光部と、
    前記感光体上に形成された前記静電潜像にトナーを供給してトナーによる可視画像を形成する現像装置と、
    前記現像装置によって形成された前記可視画像を一次転写される中間転写体と、
    前記中間転写体上に一次転写された前記可視画像を用紙に二次転写する二次転写ローラーと、
    前記トナーの濃度を調整するためのパッチ画像を形成するパッチ画像形成部と、
    前記パッチ画像形成部により形成された前記パッチ画像のトナー濃度を検出するトナー濃度検出部と、
    前記トナー濃度検出部により検出された前記パッチ画像のトナー濃度から、前記露光部による露光量を調整する露光量調整部と、
    前記露光量調整部により調整された前記露光量から前記感光体の表面粗さを導出する表面粗さ導出部と、
    前記表面粗さ導出部により導出された前記感光体の表面粗さを基に、画像形成条件を設定する画像形成条件設定部とを備える、画像形成装置。
  2. 前記表面粗さ導出部は、前記画像形成装置の初期における前記露光量と前記トナー濃度との関係、および前記画像形成装置の所定の枚数の画像形成後における前記露光量と前記トナー濃度との関係に基づいて、前記感光体の表面粗さを導出する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記露光量調整部における露光量と前記感光体の表面粗さとの関係を記憶する記憶部を備え、
    前記表面粗さ導出部は、前記記憶部に記憶された露光量調整部における露光量と前記感光体の表面粗さとの関係に基づいて、前記感光体の表面粗さを導出する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記感光体は、アモルファスシリコン製である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 画像形成装置用感光体と、前記画像形成装置用感光体の表面に静電潜像を形成する際に前記感光体に露光する露光部と、前記画像形成装置用感光体上に形成された前記静電潜像にトナーを供給してトナーによる可視画像を形成する現像装置と、前記現像装置によって形成された前記可視画像を一次転写される中間転写体と、前記中間転写体上に一次転写された前記可視画像を用紙に二次転写する二次転写ローラーと、を備える画像形成装置に備えられる前記画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法であって、
    前記トナーの濃度を調整するためのパッチ画像を形成する工程と、
    形成された前記パッチ画像のトナー濃度を検出する工程と、
    検出された前記トナー濃度から、前記露光部による露光量を調整する工程と、
    調整された前記露光量から前記感光体の表面粗さを導出する工程とを備える、画像形成装置用感光体の表面粗さの導出方法。
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