JP2017032684A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写ベルトと感光体ドラムの周速度を等速とする調整(等速制御)の所要時間を短くする。【解決手段】感光体ドラムと中間転写ベルトの各周速度が等速となるように調整する等速制御を行うとき、画像形成装置は、印刷時の感光体ドラムのドラム基準速度に調整時倍率を乗じた速度を等速制御時の基準の感光体ドラムの周速度とし、予め定められた速度幅で段階的に感光体ドラムの回転速度を変化させるドラム制御部と、中間転写ベルトの周速度が目標速度に調整時倍率を乗じた速度となるようにベルトモーターの回転速度を制御するベルト制御部と、隣接する段階とPWM信号のデューティ比の差が最大となるような段階を等速となる段階として判定し、その段階での中間転写ベルトの周速度に基づき等速時周速度を定め、等速時周速度を調整時倍率で除した速度を新たな目標速度に設定する目標速度設定部を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、中間転写ベルトを利用し、トナー像を用紙に転写するプリンター、複合機、複写機、ファクシミリのような画像形成装置に関する。
カラー対応の画像形成装置には、複数本の像担持体(感光体ドラム)と中間転写ベルト備えるものがある。このような画像形成装置では、中間転写ベルトは各感光体ドラムに接する。そして、形成した複数色のトナー像は重ね合わせられつつ中間転写ベルトに1次転写され、中間転写ベルト上のトナー像は用紙に2次転写される。そして、感光体ドラムと中間転写ベルトとの周速度差が大きいほど、中間転写ベルトに転写されるトナー像が乱れやすくなる。このような感光体ドラムと中間転写ベルトの周速度差に関する技術の一例が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、像保持体に接触し像保持体から転写された像あるいは像保持体から像が転写された記録材を搬送する搬送部材を含み、所定の周速度差をつけて像保持体および搬送部材を駆動し、像保持体と搬送部材との周速度差の増加に伴って像保持体または搬送部材の駆動に要する負荷トルクが増加する範囲内に所定の周速度差を設定する
画像形成装置が記載されている。この構成により、像保持体への異物の付着を抑制するとともに搬送部材に生じる振動を抑制しようとする(特許文献1:請求項1、段落[0004]等参照)。
特開2009−048088号公報
画像の品質や振動の観点から見て、中間転写ベルトと感光体ドラムの周速度の差はできるだけ小さくすることが好ましい。そこで、中間転写ベルトの周速度と感光体ドラムの周速度が同じ速度となるように設計し、製造することがある。言い換えると、設計上、中間転写ベルトと感光体ドラムの周速度が等しくなるような中間転写ベルトを回転させるモーターの回転速度と感光体ドラムを回転させるモーターの回転速度をメモリーに初期値として記憶させる。
しかし、実際に製造、組立が完了した画像形成装置で、中間転写ベルト用のモーターと感光体ドラム用のモーターをそれぞれの初期値の速度で回転させても、中間転写ベルトの周速度と感光体ドラムの周速度の差が等速にならない場合がある。言い換えると、速度差が等速とみなす許容範囲を超えてしまう場合がある(許容範囲は画像のずれ、乱れのような観点から予め定められる。)。等速にならない要因は様々であり、中間転写ベルトの形状のばらつき、感光体ドラムの形状のばらつき、製造組立時の中間転写ベルトや感光体ドラムの微妙な取り付け位置のずれとのような要因がある。
そこで、生産ラインでは、組立を完了した画像形成装置に対し、感光体ドラムの周速度と中間転写ベルトの周速度を等速とする(等速とみなす範囲内に収まるようにする)調整が行われる。この調整を以下の説明では「等速制御」と称する。等速制御は、各画像形成装置の個体差(バラツキ)を解消する工程で行われる各種調整の1つとして行われる。
速度センサーのような検知部材を用いつつ、感光体ドラムと等速になるような適切な中間転写ベルトの周速度を見つけ出す(探し当てる)には、感光体ドラム及び中間転写ベルトを実際に回転させる必要がある。言い換えると、等速制御では、適切な中間転写ベルトの周速度を設定するのに必要な量(距離、長さ)だけ、中間転写ベルトを感光体ドラムとともに回転させる必要がある。
ここで、画像形成装置の印刷速度(単位時間あたりの印刷枚数)には、差がある。一般的に、印刷速度が遅い画像形成装置ほど中間転写ベルトや感光体ドラムの周速度は遅い。そのため、中間転写ベルトや感光体ドラムの周速度が遅い画像形成装置ほど等速制御に時間を要する。1分当たりの印刷枚数が30枚の画像形成装置は、60枚の画像形成装置に比べ、中間転写ベルトや感光体ドラムの周速度は1/2程度であり、等速制御の所要時間が2倍程度になる。
従って、印刷速度が遅い画像形成装置ほど出荷前の調整に時間を要し、生産効率が低下するという問題がある。また、工場の生産ラインで、印刷速度が異なる複数種の画像形成装置を生産しているとき、製品の種類(形式)ごとに等速制御の所要時間に差があり過ぎると、生産ラインの管理が難しくなるという問題もある。
ここで、特許文献1記載の画像形成装置は、感光体ドラムと中間転写ベルトを意図的にずらし、同じ周速度にしない。また、特許文献1記載の画像形成装置では、感光体ドラム52や中間転写ベルト14をある程度回転させて周速度差を設定する(特許文献1:図8、図10)。従って、特許文献1記載の技術でも印刷速度が遅い画像形成装置ほど設定に時間を要する。このように、特許文献1記載の技術では、上記の問題を解決できない。
本発明は、上記問題点を鑑み、中間転写ベルトと感光体ドラムの周速度を等速とする調整(等速制御)の所要時間を短くする。
上記目的を達成するために請求項1に係る画像形成装置は、感光体ドラム、ドラムモーター、ドラム制御部、中間転写ベルト、ベルトモーター、速度検知部、ベルト制御部、デューティ比認識部、目標速度設定部、記憶部を含む。前記感光体ドラムは、静電潜像が現像されたトナー像を担持する。前記ドラムモーターは、前記感光体ドラムを回転させる。前記ドラム制御部は、前記ドラムモーターのON/OFF及び回転速度を制御する。前記中間転写ベルトは、駆動ローラーを含む複数のローラーによって張架され、前記感光体ドラムと接し、前記感光体ドラムのトナー像の1次転写を受け、用紙にトナー像を2次転写する。前記ベルトモーターは、前記駆動ローラーを回転させることにより前記中間転写ベルトを周回させる。速度検知部は、速度センサー部の出力に基づき、前記中間転写ベルトの周速度を逐次検知する。前記ベルト制御部は、PWM信号を前記ベルトモーターに入力し、前記ベルトモーターの回転のON/OFF及び回転速度を制御し、印刷時には、前記速度検知部により検知された周速度に基づき、前記PWM信号のデューティ比を増減して前記中間転写ベルトの周速度を目標速度で維持する。前記デューティ比認識部は、前記PWM信号のデューティ比を認識する。前記目標速度設定部は、前記感光体ドラムの周速度と前記中間転写ベルトの周速度が等速となるときを判定し、判定結果に基づき新たな前記目標速度を設定する。前記記憶部は、前記速度検知部により検知された周速度を記憶する。そして、前記感光体ドラムの周速度と前記中間転写ベルトの周速度が等速となるように調整する等速制御を行うとき、前記ドラム制御部は、印刷時の前記感光体ドラムの周速度として予め定められたドラム基準速度に、予め定められ、1よりも大きい調整時倍率を乗じた調整時ドラム速度を等速制御時の基準の前記感光体ドラムの周速度とし、前記感光体ドラムの周速度が調整時ドラム速度のときの前記ドラムモーターの回転速度を予め定められた速度幅で段階的に変化させる。前記ベルト制御部は、前記中間転写ベルトの周速度が前記目標速度に前記調整時倍率を乗じた調整時ベルト速度となるように前記ベルトモーターの回転速度を制御する。前記目標速度設定部は、隣接する段階で出力された前記PWM信号のデューティ比の差が最大となるような段階を前記感光体ドラムの周速度と前記中間転写ベルトの周速度が等速となる段階として判定し、前記記憶部に記憶された前記感光体ドラムの周速度と前記中間転写ベルトの周速度が等速となると判定した段階での前記中間転写ベルトの周速度に基づき等速時周速度を定め、前記等速時周速度を前記調整時倍率で除した速度を新たな前記目標速度に設定する。
本発明によれば、中間転写ベルトと感光体ドラムの周速度を等速とする調整の所要時間が短い画像形成装置を提供することができる。また、中間転写ベルトの目標の周速度と感光体ドラムの周速度と等速になるように、新たな目標速度を正確に定めることができる画像形成装置を提供することができる。
実施形態に係るプリンターの一例を示す図である。 実施形態に係るプリンターの一例を示す図である。 画像形成ユニットの一例を示す図である。 感光体ドラムと中間転写ベルトを回転させる部分の一例を示す図である。 等速制御の流れの一例を示すフローチャートである。 PWM信号のデューティの変化傾向の一例を示す図である。 PWM信号のデューティの変化傾向と、PWM信号のデューティの差分値の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図7に用いて説明する。本説明では、タンデム型のカラーのプリンター100(画像形成装置に相当)を例に挙げ説明する。なお、本発明は、複合機、複写機、FAX装置のような他の画像形成装置にも適用できる。但し、本実施形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく、単なる説明例にすぎない。
(プリンター100の概略)
まず、図1〜図3を用いて、実施形態に係るプリンター100の概略を説明する。図1、図2は、実施形態に係るプリンター100の一例を示す図である。図3は、画像形成ユニット50の部分の一例を示す図である。
プリンター100は、制御部1と記憶部2を含む(図1参照)。制御部1は、CPU11、画像処理部12のような回路を含みプリンター100の動作を制御する。記憶部2は、ROM、HDDのような不揮発性の記憶装置と、RAMのような揮発性の記憶装置を組み合わせである。記憶部2は、制御用の各種のプログラムやデータ、設定データ、画像データのような各種データを記憶する。CPU11は、記憶部2に記憶されるプログラム、データに基づきプリンター100の各部の制御や、各種の演算処理を行う。画像処理部12は、濃度変換、拡大、縮小、回転、データ形式変換のような印刷に用いる画像データへの画像処理を施す。処理後の画像データは画像形成部5でのトナー像形成に用いられる。
図2に示すように、本実施形態のプリンター100は、最上部に操作パネル3が設けられる。また、プリンター100内部には、給紙部4a、搬送路4b、画像形成部5、中間転写部6、定着部4cを含む印刷部4が設けられる。
図2に示すように、操作パネル3は、プリンター100の右側に設けられる。操作パネル3は、プリンター100の状態や各種メッセージを表示する表示パネル31を備える。また、操作パネル3には、プリンター100の設定を行うためのハードキー32が複数設けられる。制御部1は、表示パネル31の表示を制御し、操作されたハードキー32を認識する。
また、制御部1は、印刷部4の動作を制御する。なお、制御部1の指示をうけて印刷部4の動作を制御するエンジン制御部(エンジン基板)を別途設け、制御部1の機能を分割してもよい。印刷部4の給紙部4aは、各種用紙を収容する。制御部1は、印刷時、給紙部4aに1枚ずつ用紙を送り出させる。また、制御部1は、プリンター100内で用紙を搬送路4bに搬送させる。
また、プリンター100は、画像処理部12が生成した画像データに基づき、トナー像を形成する部分として画像形成部5を有する。画像形成部5は、4色分の画像形成ユニット50と露光装置51を含む。具体的に、プリンター100は、ブラックの画像を形成する画像形成ユニット50Bkと、イエローの画像を形成する画像形成ユニット50Yと、シアンの画像を形成する画像形成ユニット50Cと、マゼンタの画像を形成する画像形成ユニット50Mを備える。ここで、図3に基づき、各画像形成ユニット50Bk〜50Mを詳述する。尚、各画像形成ユニット50Bk〜50Mは、形成するトナー像の色が異なるだけで、いずれも基本的に同様の構成である。そこで、以下の説明では、各画像形成ユニット50のBk、Y、C、Mの符号は、特に説明する場合を除き省略する。
各画像形成ユニット50には、感光体ドラム52が設けられる。各画像形成ユニット50では、感光体ドラム52の周りに、帯電装置53、現像装置54、クリーニング装置55が設けられる。制御部1は、各感光体ドラム52の一定の電位での帯電を各帯電装置53に行わせる。画像形成部5の下方の露光装置51は、画像処理部12から入力されるカラー色分解された画像信号を光信号にそれぞれ変換し、変換された光信号であるレーザビーム(破線で図示)を対応する感光体ドラム52に向けて出力する。制御部1は、帯電後の各感光体ドラム52の走査露光を露光装置51に行わせ、静電潜像を各感光体ドラム52に形成する。
各現像装置54は、対応する色の現像剤を収納する。そして、制御部1は、トナー像の現像のため、感光体ドラム52(静電潜像)へのトナー供給(現像)を各現像装置54に行わせる。その結果、各感光体ドラム52は、周面にトナー像を担持する。また、感光体ドラム52は、印刷時、ドラムモーター5mによって所定の周速度で回転する(詳細は後述)。制御部1は、転写後の感光体ドラム52の清掃を清掃装置55に行わせる。
中間転写部6は、感光体ドラム52からトナー像の1次転写を受けて、シートに2次転写を行う。中間転写部6は、中間転写ベルト61、駆動ローラー62、1次転写ローラー63Bk、63Y、63C、63M(回転体に相当)、複数本の従動ローラー64、65、66を含む。中間転写ベルト61は、駆動ローラー62、各1次転写ローラー63Bk〜63M、各従動ローラー64〜66に張架される。又、中間転写部6は、2次転写ローラー67、ベルト清掃装置68を含む。各1次転写ローラー63Bk〜63Mは、対応する感光体ドラム52と無端状の中間転写ベルト61を挟む。制御部1は、1次転写用電源(不図示)を動作させ、1次転写用電圧(転写バイアス)を各1次転写ローラー63Bk〜63Mに印加する。その結果、感光体ドラム52のトナー像は中間転写ベルト61に1次転写される。
駆動ローラー62は、ベルトモーター6mの駆動を受けて回転する。駆動ローラー62の回転によって、中間転写ベルト61が周回する。又、駆動ローラー62と2次転写ローラー67は、中間転写ベルト61を挟み込む。用紙は、中間転写ベルト61と2次転写ローラー67のニップを通過する。制御部1は、2次転写用電源(不図示)を動作させ、1次転写用電圧を2次転写ローラー67に印加する。その結果、中間転写ベルト61に1次転写されたトナー像は、用紙に2次転写される。定着部4cは、用紙に2次転写されたトナー像を加熱・加圧して定着させる。定着後の用紙は、排出トレイ41に排出され画像形成処理(印刷処理)が完了する。
図1に示すように、プリンター100は、通信部13を含む。通信部13は、各種コネクタ、ソケット、通信制御用のチップを備える。通信部13は、ネットワークや公衆回線やケーブルを介し、コンピューター200と通信可能に接続される。通信部13は、コンピューター200から印刷用データを受信する。印刷用データは、コンピューター200でなされた印刷設定を示すデータや画像データやテキストデータのような印刷内容を示すデータを含むデータである。制御部1は、通信部13で受信された印刷用データに基づく印刷を印刷部4に行わせる。
(感光体ドラム52を回転させる構成)
次に、図4に基づき、実施形態に係るプリンター100での感光体ドラム52を回転させる構成を説明する。図4は、感光体ドラム52と中間転写ベルト61を回転させる部分の一例を示す図である。
上述のように、プリンター100の内部には、感光体ドラム52が複数設けられる。各感光体ドラム52は、形成された静電潜像をトナーで現像したトナー像を担持する。そして、各感光体ドラム52は、印刷のときや等速制御(詳細は後述)のとき回転する。感光体ドラム52を回転させるため、ドラムモーター5mとドラム制御部15がプリンター100内に設けられる。
ドラムモーター5m(ドラム駆動源)は、各感光体ドラム52を回転駆動する。各感光体ドラム52(4本の感光体ドラム52)を1つのドラムモーター5mで回転させる。なお、ドラムモーター5mは、感光体ドラム52ごとに1つ設けてもよい。
ドラム制御部15は、ドラムモーター5mの回転のON/OFF及び回転速度を制御する。言い換えると、ドラム制御部15は、ドラムモーター5mを駆動制御し、感光体ドラム52の周速度(周面の移動速度)を制御する。ドラムモーター5mがそれぞれの感光体ドラム52に対して設けられている場合、ドラム制御部15は、全ドラムモーター5mを制御する。そして、ドラム制御部15は、印刷時、予め定められた周速度(印刷時のドラムモーター5mの基準回転速度、ドラム基準速度)で感光体ドラム52を回転させる。
(中間転写ベルト61の回転に関する構成)
次に、図4に基づき、実施形態に係るプリンター100での中間転写ベルト61の回転に関する構成を説明する。
上述のように、プリンター100の内部には、中間転写ベルト61が設けられる。中間転写ベルト61は、駆動ローラー62を含む複数のローラーによって張架される。また、中間転写ベルト61は、感光体ドラム52と接する。そして、中間転写ベルト61は、感光体ドラム52のトナー像の1次転写を受け、用紙にトナー像を2次転写する。
中間転写ベルト61は、印刷のときや等速制御(詳細は後述)のとき回転(周回)する。中間転写ベルト61を回転させるため、ベルトモーター6m、ベルト制御部16がプリンター100内に設けられる。また、中間転写ベルト61の回転に関して、ロータリーエンコーダー7(速度センサー部に相当)と、速度検知部17と、デューティ比認識部18、目標速度設定部19が設けられる。
ベルトモーター6m(ベルト駆動源)は、駆動ローラー62を回転させることにより中間転写ベルト61を周回させる。ベルト制御部16は、ベルトモーター6mの回転のためPWM信号をベルトモーター6mに供給する。PWM信号の周期(周波数)は予め定められている。ベルト制御部16は、PWM信号のデューティ比によって、ベルトモーター6mの回転のON/OFF及び回転速度(中間転写ベルト61の周回速度、ベルト表面の移動速度)を制御する。ベルト制御部16には、PWM信号を生成し、生成したPWM信号をベルトモーター6mに入力するPWM信号生成部16aが設けられる。
印刷時、ベルト制御部16は、中間転写ベルト61を予め定められた目標速度D1で回転させる。記憶部2は、目標速度D1を示すデータを記憶する。言い換えると、ベルト制御部16は、ベルトモーター6mに入力するPWM信号のデューティ比を制御し、中間転写ベルト61の周速度を目標速度D1で維持する。
中間転写ベルト61の周速度を目標速度D1で維持するため、速度検知部17は、中間転写ベルト61の周速度を検知する。中間転写ベルト61の周速度検知用のセンサーとして、ロータリーエンコーダー7が設けられる。
ロータリーエンコーダー7は、回転板71を含む。回転板71は、駆動ローラー62に取り付けられる。回転板71は、駆動ローラー62の上流側の従動ローラー64、65、66のように中間転写ベルト61を張架する何れかのローラーの回転軸に取り付けてもよい。図1では、駆動ローラー62にロータリーエンコーダー7を設ける例示している。回転板71は、ローラーの周方向と平行に(回転軸と垂直に)取り付けられる。回転板71は、取り付けられたローラーの回転に合わせて回転する。そして、回転板71は、スリット(開口)を有する。スリットは、取り付けられたローラーの駆動軸周りで(周方向に)一定間隔(一定角度)ごとに設けられる。
また、ロータリーエンコーダー7は、発光部72と受光部73を含む。発光部72と受光部73は、回転板71を挟むように設けられる。例えば、発光部72は、LEDであり、受光部73は、フォトダイオードやフォトトランジスタである。発光部72は、回転板71に光を照射する。スリットを照射している状態では、発光部72の光は回転板71を通過して受光部73で受光される。スリットでない部分を照射している状態では、発光部72の光は回転板71を通過せず、受光部73で受光されない。ローラーの回転によって、スリットからの光の透過と、スリットで無い部分による遮光が繰り返されるので、ロータリーエンコーダー7の受光部73の出力レベル(High、Low)は、ローラーが一定角度回転するごとに変化する。受光部73の出力は、ベルト速度信号S1として、速度検知部17に入力される。
速度検知部17は、受光部73からのベルト速度信号S1に基づき、中間転写ベルト61の周速度を検知する。ベルト速度信号S1の立ち上がり又は立ち下がりの間隔は、回転板71のスリットの間隔に対応する。スリットは、一定角度ごとに設けられ、一定角度に対応する中間転写ベルト61の移動距離は決まっているので、速度検知部17は、一定角度に対応する中間転写ベルト61の移動距離をベルト速度信号S1の立ち上がり又は立ち下がりの間隔(周期)で除すことにより、中間転写ベルト61(駆動ローラー62)の周速度を求めることができる。光がスリットを通過するごとに(スリットの間隔分ローラーが回転するごとに)、中間転写ベルト61の周速度を求めることができる。
また、速度検知部17は、複数回のベルト速度信号S1の立ち上がり又は立ち下がりに要する時間を測り、複数回のベルト速度信号S1の立ち上がり又は立ち下がりに対応する中間転写ベルト61の移動距離を、測った時間で除すことによって、中間転写ベルト61の周速度を求めてもよい。また、速度検知部17は、予め定められた一定期間内における信号が立ち上がった回数をカウントし、立ち上がり回数に対応する中間転写ベルト61の移動距離を一定期間で除して中間転写ベルト61の周速度を算出してもよい。
速度検知部17が検知した中間転写ベルト61の周速度は、ベルト制御部16に通知される。印刷のとき、ベルト制御部16は、通知された中間転写ベルト61の周速度と目標速度D1を比較する。そして、ベルト制御部16(デューティ比演算部16b)は、中間転写ベルト61の周速度が目標速度D1となるように、次に入力するPWM信号のデューティ比を求める。
記憶部2は、中間転写ベルト61の周速度を目標速度D1で維持するためのデータであって、検知された中間転写ベルト61の周速度と目標速度D1との差に応じたデューティ比の増減量を定めたベルト制御データD2を記憶する。そして、ベルト制御部16(デューティ比演算部16b)は、ベルト制御データD2を参照して次のPWM信号のデューティ比を決定する。ベルト制御部16のPWM信号生成部16aは、デューティ比演算部16bが定めたデューティ比のPWM信号をベルトモーター6mに入力する。このように、ベルト制御部16は、印刷時には、速度検知部17による速度検知結果に基づき、PWM信号のデューティ比を増減するフィードバック制御を行い、中間転写ベルト61の周速度を目標速度D1で維持する。
具体的に、中間転写ベルト61の周速度が目標速度D1よりも遅いとき、デューティ比演算部16bは、直前のPWM信号よりもONデューティを増やす。デューティ比演算部16bは、中間転写ベルト61の周速度が目標速度D1よりも遅ければ遅いほど、ONデューティの増加量を大きくする。反対に、中間転写ベルト61の周速度が目標速度D1よりも速いとき、デューティ比演算部16bは、直前のPWM信号よりもONデューティを減らす。デューティ比演算部16bは、中間転写ベルト61の周速度が目標速度D1よりも速ければ速いほど、ONデューティの減少量を大きくする。
デューティ比認識部18は、ベルト制御部16がベルトモーター6mに入力する各PWM信号(駆動電流)のデューティを認識する。そして、デューティ比認識部18は、等速制御のとき、認識した各PWM信号のデューティ比を記憶部2に入力し、記憶させる。
目標速度設定部19は、感光体ドラム52の周速度と中間転写ベルト61の周速度が等速と判定した段階での中間転写ベルト61の周速度に基づく等速時周速度を定め、等速時周速度を調整時倍率D3で除した速度を新たな目標速度D1に設定する(詳細は後述)。
ドラム制御部15、ベルト制御部16、速度検知部17、デューティ比認識部18、目標速度設定部19は、制御部1内に設けられる。これらの何れか又は全てについて、処理を実行するハードウェアが制御部1の基板内に設けてもよい。また、これらの何れか又は全ては、CPU11、記憶部2、プログラム、データによって、ソフトウェア的に実現されてもよい。
(等速制御)
次に、図5〜図7を用いて、実施形態に係るプリンター100での等速制御を説明する。図5は、等速制御の流れの一例を示すフローチャートである。図6は、PWM信号のデューティの変化傾向の一例を示す図である。図7は、PWM信号のデューティの変化傾向と、PWM信号のデューティの差分値の一例を示す図である。
実施形態に係るプリンター100では、感光体ドラム52の周速度と中間転写ベルト61の周速度を等速にする調整を行うことができる。言い換えると、実施形態に係るプリンター100では、感光体ドラム52と中間転写ベルト61の周速度差が等速とみなす範囲内に収まるようにする調整を行うことができる。
感光体ドラム52と中間転写ベルト61の周速度を等速とするので、トナー像は乱れることなく中間転写ベルト61に転写することができる。また、感光体ドラム52や中間転写ベルト61の表面の摩擦(摩耗)も減る。
生産時には、プリンター100の記憶部2には、設計上、感光体ドラム52の周速度と等速になる目標速度D1が書き込まれる。言い換えると、生産ラインでの組立完了時点では、プリンター100と同型のプリンター100の記憶部2には、設計上、計算上、感光体ドラム52と中間転写ベルト61の周速度が等速になると認められる目標速度D1の初期値が書き込まれている。
しかし、画像形成部5や中間転写部6に用いられる部材の理想的な形状からずれ、ローラーのような回転部材の取り付け位置の微妙なずれ、感光体ドラム52と中間転写ベルト61が接する圧力の程度のような様々な要因によって、初期値の目標速度D1で中間転写ベルト61を回転させても等速にならない場合がある。つまり、感光体ドラム52の周速度と等速になる中間転写ベルト61の目標速度D1は、画像形成装置ごとにばらつきがあり、適切な目標速度D1には個体差がある。
そこで、生産ラインでは、感光体ドラム52と中間転写ベルト61を回転させ、回転状態を確認し、感光体ドラム52と中間転写ベルト61を等速にする等速制御が行うことがある。等速制御では、感光体ドラム52と中間転写ベルト61を回転させるが、仕様上の印刷速度によって、印刷時の感光体ドラム52と中間転写ベルト61の周速度は異なる。中間転写ベルト61と感光体ドラム52のサイズが同じ場合、1分間に25枚印刷可能な画像形成装置は、1分間に60枚印刷可能な画像形成装置に比べ、周速度は5/12(25/60)程度となる。
印刷速度が遅いほど、組立後の出荷前調整に時間がかかることになる。従って、印刷速度が遅いほど、生産効率が下がる。また、印刷速度に応じて組立後の出荷前調整に要する時間がばらつき、生産ラインの管理が難しくなる。
そこで、本実施形態のプリンター100では、感光体ドラム52と中間転写ベルト61の周速度を印刷時よりも速くして等速制御を行う。以下、図5〜図7を用いて説明する。
図5は、等速制御の流れの一例を示すフローチャートである。図5のスタートは、感光体ドラム52の周速度と中間転写ベルト61の周速度が等速となるように調整を行う等速制御の開始時である。
等速制御を開始するには、操作パネル3に対し予め定められた操作(等速制御開始指示)を行う。制御部1は、操作パネル3からの信号に基づき、等速制御開始指示がなされたことを認識する。等速制御開始指示の認識に基づき、制御部1は、等速制御を開始する。なお、等速制御は、生産ラインだけではなく、顧客先にプリンター100を設置(納入)した後でも行うことができる。例えば、中間転写部6や画像形成部5の交換が行われたとき、等速制御が行われる。
まず、制御部1(ドラム制御部15、ベルト制御部16)は、感光体ドラム52と中間転写ベルト61の回転を開始させ、加速させる(ステップ♯1)。そして、制御部1(ドラム制御部15、ベルト制御部16)は、感光体ドラム52と中間転写ベルト61を印刷時よりも速い速度で高速回転させる(ステップ♯2)。
具体的に、制御部1(ドラム制御部15)は、印刷時の感光体ドラム52の周速度として予め定められたドラム基準速度に、予め定められた調整時倍率D3を乗じた調整時ドラム速度を等速制御時の感光体ドラム52の基準の周速度とする。調整時倍率D3は、記憶部2に記憶される。
「調整時倍率D3」は1よりも大きい値であって、適宜定めることができる。生産ラインで最も印刷速度が速い画像形成装置の印刷速度と、プリンター100の印刷速度との比を調整時倍率D3としてもよい。1分あたりの印刷枚数が60枚の画像形成装置が生産ラインで最も印刷速度が速い画像形成装置であり、プリンター100の印刷速度が1分あたり30枚のとき、60を30で除した比である「2」を調整時倍率D3とする。これにより、生産ラインで最も印刷速度が速い画像形成装置とほぼ同じ時間でプリンター100の等速制御を完了させることができる。
また、制御部1(ベルト制御部16)は、目標速度D1に調整時倍率D3を乗じた調整時ベルト速度で中間転写ベルト61が回転するように、ベルトモーター6mの回転速度を制御(維持)する。具体的に、ベルト制御部16は、速度検知部17から通知される中間転写ベルト61の周速度を認識し、調整時ベルト速度と検知された速度差に基づき、PWM信号のデューティ比を増減する。そして、ベルト制御部16は、中間転写ベルト61の周速度を調整時ベルト速度で維持する。言い換えると、ベルト制御部16は、印刷時よりも(現在設定されている目標速度D1よりも)、調整時倍率D3だけ速い速度で中間転写ベルト61を周回させる。
等速制御では、調整時ドラム速度を基準に、ドラムモーター5mの回転速度を予め定められた速度幅で段階的に変化させる。そこで、制御部1(ドラム制御部15)は、感光体ドラム52の周速度を予め定められた変化開始時点の速度に合わせる(ステップ♯3)。
制御部1(ドラム制御部15)は、ドラムモーター5mの回転速度を、予め定められた速度幅で段階的に変化させる。本実施形態のプリンター100では、ドラム制御部15は、感光体ドラム52を等速制御時の基準の周速度(調整時ドラム速度)としたときのドラムモーター5mの回転速度の±1%範囲を複数の段階に分け、所定のタイミングで(駆動ローラー62が1周するごとに)段階的に変化させる。本実施形態のプリンター100では、ドラム制御部15は、調整時ドラム速度としたときのドラムモーター5mの回転速度の−1%から+1%の範囲を200で均等分割する。その結果、ドラムモーター5mの回転速度は、1段階の変化で、ドラムモーター5mの回転速度が0.01%変化する。なお、予め定められた速度幅、1段階あたりの変化量は適宜定めることができる。
そして、本実施形態のプリンター100では、ドラム制御部15は、感光体ドラム52を等速制御時の基準の周速度としたときのドラムモーター5mの回転速度の−1%から+1%に向けて、ドラムモーター5mの回転速度(ドラムの周速度)を段階的に上げていく。そのため、変化開始時点のドラムモーター5mの回転速度は、感光体ドラム52を等速制御時の基準の周速度としたときのドラムモーター5mの回転速度の(調整時ドラム速度の99%)である。
そして、ドラム制御部15は、変化開始時点の速度としてから駆動ローラー62が一回転すると、1段階分、ドラムモーター5mの回転速度(感光体ドラム52の周速度)を変える(上昇させる。ステップ♯4)。ここで、ロータリーエンコーダー7が出力するベルト速度信号S1の立ち上がり(又は立ち下がり)が、回転板71に設けられたスリットの個数分カウントされるごとに、駆動ローラー62が1周したことになる。そこで、速度検知部17は、駆動ローラー62が1周したことを認識し、駆動ローラー62が1周したことをドラム制御部15に通知する。この通知を受けてドラム制御部15は、ドラムモーター5mの回転速度を変化させる。
そして、ベルト制御部16は、中間転写ベルト61の周速度が調整時ドラム速度を維持するようにPWM信号のデューティ比を定め、定めたデューティ比のPWM信号を出力する(ステップ♯5)。駆動ローラー62が1周する間、ベルト制御部16は、複数回PWM信号をベルトモーター6mに入力する。
デューティ比認識部18は、PWM信号が出力されるごとに、出力されたPWM信号のデューティ比(ONデューティ)を認識し、直前のPWM信号のデューティ比と出力されたPWM信号のデューティ比の差分を求める。そして、デューティ比認識部18は、現在の段階(駆動ローラー62が1回転する間)の各PWM信号のデューティ比の変化量の絶対値の累計である積算値D4(ONデューティの変化量の絶対値の累計)を求める。デューティ比認識部18は、現在の段階の積算値D4を記憶部2に記憶させる。(ステップ♯6)。また、駆動ローラー62が1周する間、速度検知部17は、複数回、中間転写ベルト61の周速度を認識する。速度検知部17は、段階ごとに、段階中に認識した中間転写ベルト周速度D5(各PWM信号のデューティ比に対応する中間転写ベルト61の周速度)を記憶部2に記憶させる(ステップ♯7)。
続いて、速度検知部17は、現在の段階となってから駆動ローラー62が1周したか否かを確認する(ステップ♯8)。駆動ローラー62がまだ1周していなければ(ステップ♯8のNo)、フローは、ステップ♯5に戻る。これにより、駆動ローラー62が1周する間、デューティ比の積算と中間転写ベルト61の周速度の記憶が続けられる。
駆動ローラー62が1周したとき(ステップ♯8のYes)、制御部1(目標速度設定部19)は、現在の段階が最後の段階であるか否かを確認する(ステップ♯9)。最後の段階で無ければ(ステップ♯9のNo)、フローは、ステップ♯4に戻る。
一方、最後の段階であれば(ステップ♯9のYes)、制御部1(目標速度設定部19)は、中間転写ベルト61の周速度が等速となる段階を判定する(ステップ♯10)。
以下、図6、図7を参考に用いて判定の手法を説明する。図6、図7は、感光体ドラム52の周速度を変化させたときのPWM信号のデューティ比の変化の傾向を示す。図6、図7において、横軸は、感光体ドラム52と中間転写ベルト61の周速差を示す。「0%」は感光体ドラム52と中間転写ベルト61の周速が接触面で等速であることを示す。
感光体ドラム52の周速度が中間転写ベルト61の周速度よりも遅い場合(図6、図7の横軸のマイナス方向)、感光体ドラム52によって中間転写ベルト61に負荷がかかる。言い換えると、感光体ドラム52の接触は、中間転写ベルト61の周速度を遅らせる作用がある。そのため、この場合、PWM信号のデューティ比は大きくなる。
感光体ドラム52の周速度が中間転写ベルト61の周速度よりも速い場合(図6、図7の横軸のプラス方向)、中間転写ベルト61の回転が感光体ドラム52に補助される。そのため、この場合、PWM信号のデューティ比は小さくなる。
また、中間転写ベルト61と感光体ドラム52が等速であるとき、感光体ドラム52の回転によって中間転写ベルト61に負荷がかかっていない状態といえる。そのため、中間転写ベルト61単体で周回させたときのトルク(感光体ドラム52と中間転写ベルト61を接触させないで調整時ベルト速度で周回させた場合)のトルクに一致する(対応する)デューティ比(図6で破線で図示)が、等速時のデューティ比に対応する。
そして、目標速度設定部19は、各段階の積算値D4を用いて、中間転写ベルト61の周速度と感光体ドラム52の周速度が等速となる段階を判定する(ステップ♯10)。図6、図7に示すように、感光体ドラム52と中間転写ベルト61の周速度差に対応するPWM信号のデューティ比の変化(推移)は、シグモイド曲線の傾向を示す。つまり、PWM信号のデューティ比の推移を示す曲線傾きが最大となるポイントが、理論上、中間転写ベルト61の周速度と感光体ドラム52の周速度が等速になる条件となる。
このため、等速の近傍では、デューティ比の変化量が大きくなり、デューティ比の変化量の絶対値の累計である積算値D4が最も大きい段階が各段階のうち、PWM信号のデューティ比の推移を示す曲線傾きが最大となる段階に対応する。そこで、制御部1(目標速度設定部19)は、積算値D4が最も大きい段階を中間転写ベルト61と感光体ドラム52の周速度が等速となった段階と判定する。
そして、制御部1(目標速度設定部19)は、感光体ドラム52の周速度と中間転写ベルト61の周速度が等速と判定した段階での中間転写ベルト61の周速度に基づき中間転写ベルト61の等速時周速度を定める(ステップ♯11)。
等速と判定した段階に関し、複数の中間転写ベルト61の周速度が記憶部2に記憶されているとき、目標速度設定部19は、複数の中間転写ベルト61の周速度のうちの何れか1つの周速度、複数の中間転写ベルト61の周速度の平均値、又は、複数の中間転写ベルト61の周速度の中央値を等速時周速度と定める。
なお、制御部1(速度検知部17)は、1段階につき、1つの中間転写ベルト61の周速度を記憶させるようにしてもよい。この場合、速度検知部17は、駆動ローラー621周に対応する中間転写ベルト61の移動距離を、駆動ローラー62の1周に要した時間で除して得られた速度をその段階での中間転写ベルト61の周速度として記憶部2に記憶させる。これにより、記憶部2に記憶される中間転写ベルト61の周速度は、各段階に1つとなる。目標速度設定部19は、等速と判定した段階に対し1つ記憶された中間転写ベルト61の周速度を等速時周速度と定める。
続いて、制御部1(目標速度設定部19)は、等速時周速度を調整時倍率D3で除した速度を新たな目標速度D1に設定する(ステップ♯12)。これにより、記憶部2の目標速度D1は新たな目標速度D1に書き換えられる。
このようにして、実施形態にかかる画像形成装置(プリンター100)は、静電潜像が現像されたトナー像を担持する感光体ドラム52と、感光体ドラム52を回転させるドラムモーター5mと、ドラムモーター5mのON/OFF及び回転速度を制御するドラム制御部15と、駆動ローラー62を含む複数のローラーによって張架され、感光体ドラム52と接し、感光体ドラム52のトナー像の1次転写を受け、用紙にトナー像を2次転写するための中間転写ベルト61と、駆動ローラー62を回転させることにより中間転写ベルト61を周回させるベルトモーター6mと、ロータリーエンコーダー7(速度センサー部)の出力に基づき、中間転写ベルト61の周速度を逐次検知する速度検知部17と、PWM信号をベルトモーター6mに入力し、ベルトモーター6mの回転のON/OFF及び回転速度を制御し、印刷時には、速度検知部17により検知された周速度に基づき、PWM信号のデューティ比を増減して中間転写ベルト61の周速度を目標速度D1で維持するベルト制御部16と、PWM信号のデューティ比を認識するデューティ比認識部18と、感光体ドラム52の周速度と中間転写ベルト61の周速度が等速となるときを判定し、判定結果に基づき新たな目標速度D1を設定する目標速度設定部19と、速度検知部17により検知された周速度を記憶する記憶部2と、を含む。感光体ドラム52の周速度と中間転写ベルト61の周速度が等速となるように調整する等速制御を行うとき、ドラム制御部15は、印刷時の感光体ドラム52の周速度として予め定められたドラム基準速度に、予め定められ、1よりも大きい調整時倍率D3を乗じた調整時ドラム速度を等速制御時の基準の感光体ドラム52の周速度とし、感光体ドラム52の周速度が調整時ドラム速度のときのドラムモーター5mの回転速度を予め定められた速度幅で段階的に変化させる。ベルト制御部16は、中間転写ベルト61の周速度が目標速度D1に調整時倍率D3を乗じた調整時ベルト速度となるようにベルトモーター6mの回転速度を制御する。目標速度設定部19は、隣接する段階とPWM信号のデューティ比の差が最大となるような段階を感光体ドラム52の周速度と中間転写ベルト61の周速度が等速となる段階として判定し、記憶部2に記憶された感光体ドラム52の周速度と中間転写ベルト61の周速度が等速となると判定した段階での中間転写ベルト61の周速度に基づき等速時周速度を定め、等速時周速度を調整時倍率D3で除した速度を新たな目標速度D1に設定する。
これにより、印刷時よりも感光体ドラム52と中間転写ベルト61の周速度を上げて等速制御を行うことができる。従って、印刷時の速度で感光体ドラム52と中間転写ベルト61を回転させて等速制御を行う場合に比べ、等速制御の所要時間を短くすることができる。また、等速時周速度を調整時倍率D3で除して新たな目標速度D1を設定するだけで、中間転写ベルト61と感光体ドラム52の周速度が等速となり、速度差が許容範囲に収まるような適切な目標速度D1を設定することができる。
また、等速制御の所要時間が、生産ラインで最も印刷速度が速い画像形成装置の等速制御の所要時間と同じになるように調整時倍率D3を設定することもできる。この場合、画像形成装置の印刷速度(性能)によらず等速制御の所要時間を統一することができる。従って、容易に生産ラインを管理できるようになる。
駆動ローラー62の軸の偏心や、駆動ローラー62の周面断面の真円からのずれなど、実際の駆動ローラー62は、理想的な形状とのずれが含まれる。この理想的な形状とのずれに起因して、駆動ローラー62の1回転中に中間転写ベルト61の速度が変化する場合がある。そのため、駆動ローラー62の1回転中に複数段階感光体ドラム52の速度を変化させたとき、得られた等速時周速度は、駆動ローラー62の形状に起因する速度変化の影響を大きく受けている場合がある。そして、得られた新たな目標速度D1で中間転写ベルト61を回転させても、中間転写ベルト61の周速度は、感光体ドラム52の周速度と等速とはならない場合がある。
そこで、等速制御を行うとき、ドラム制御部15は、駆動ローラー62が1回転するごとにドラムモーター5mの回転速度を次の段階に変化させる。記憶部2は、駆動ローラー62が1回転する間の各PWM信号のデューティ比の変化量の絶対値の累計(積算値D4)を段階ごとに記憶する。目標速度設定部19は累計(積算値D4)が最も大きい段階を感光体ドラム52の周速度と中間転写ベルト61の周速度が等速となる段階と判定する。
これにより、駆動ローラー62の1周する間のデューティ比の差分の累計に基づき、等速となった段階を判定するので、理想的な形状とのずれに起因する駆動ローラー62の1回転中の速度変化の影響を除外して、正確に感光体ドラム52の周速度と等速になるような中間転写ベルト61の目標速度D1を定めることができる。
次に、他の実施形態を説明する。上記の実施形態では、等速時周速度を調整時倍率D3で除した速度を新たな目標速度D1に設定する例を説明した。しかし、等速時周速度を調整時倍率D3で除した値を更に微調整した値を新たな目標速度D1に設定してもよい。
経験的に、等速時周速度を調整時倍率D3で除した値を新たな目標速度D1に設定すると、中間転写ベルト61の周速度と感光体ドラム52の周速度を等速にできることがわかっている。しかし、画像形成装置に用いられているベルトモーター6mの特性によっては、調整時倍率D3に応じて
等速時周速度を調整時倍率D3で除した値を微調整することが好ましい場合もありえる。この微調整により、画像形成装置の機種によっては、感光体ドラム52の周速度と等速になるような中間転写ベルト61の目標速度D1をより正確に定めることができる。
調整時倍率D3の倍率が大きいほど、等速時周速度を調整時倍率D3で除して得られる値が感光体ドラム52の周速度と等速となる中間転写ベルト61の周速度からずれやすい傾向が現れる可能性はゼロではない。そして、ずれは遅れる方向でずれる場合もあれば、速い方向でずれる場合もある。
調整時倍率D3の倍率が大きいほど遅れる方向のずれが大きくなるとき、制御部1(目標速度設定部19)は、調整時倍率D3の倍率が大きいほど等速時周速度を調整時倍率D3で除して得られる値に大きな値を加算して目標速度D1を微調整する。この場合、調整時倍率D3の倍率が小さいほど遅れる方向のずれが小さくなるので、制御部1(目標速度設定部19)は、調整時倍率D3の倍率が小さいほど等速時周速度を調整時倍率D3で除して得られる値に小さな値を加算して目標速度D1を微調整する。
また、調整時倍率D3の倍率が大きいほど速い方向でずれが大きくなるとき、制御部1(目標速度設定部19)は、調整時倍率D3の倍率が大きいほど等速時周速度を調整時倍率D3で除して得られる値を大きな値で減算して目標速度D1を微調整する。この場合、調整時倍率D3の倍率が小さいほど速い方向でのずれは小さくなるので、制御部1(目標速度設定部19)は、調整時倍率D3の倍率が小さいほど等速時周速度を調整時倍率D3で除して得られる値を小さな値で減算して目標速度D1を微調整する。
また、調整時倍率D3の倍率が小さいほど遅れる方向のずれが大きくなるとき、制御部1(目標速度設定部19)は、調整時倍率D3の倍率が小さいほど等速時周速度を調整時倍率D3で除して得られる値に大きな値を加算して目標速度D1を微調整する。この場合、調整時倍率D3の倍率が大きいほど遅れる方向のずれが小さくなるので、制御部1(目標速度設定部19)は、調整時倍率D3の倍率が大きいほど等速時周速度を調整時倍率D3で除して得られる値に小さな値を加算して目標速度D1を微調整する。
また、調整時倍率D3の倍率が小さいほど速い方向でのずれが大きくなるとき、制御部1(目標速度設定部19)は、調整時倍率D3の倍率が小さいほど等速時周速度を調整時倍率D3で除して得られる値を大きな値で減算して目標速度D1を微調整する。この場合、調整時倍率D3の倍率が大きいほど速い方向でのずれは小さくなるので、制御部1(目標速度設定部19)は、調整時倍率D3の倍率が大きいほど等速時周速度を調整時倍率D3で除して得られる値を小さな値で減算して目標速度D1を微調整する。
このように、目標速度設定部19は、調整時倍率D3の倍率が大きいほど等速時周速度を調整時倍率D3で除した速度に大きな若しくは小さな値を加算した若しくは又は減算した速度を新たな目標速度D1に設定してもよい。又は、目標速度設定部19は、調整時倍率D3の倍率が小さいほど等速時周速度を調整時倍率D3で除した速度に大きな若しくは小さな値を加算した若しくは又は減算した速度を新たな目標速度D1に設定してもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、感光体ドラム、中間転写ベルトを含む画像形成装置に利用可能である。
100 プリンター(画像形成装置) 1 制御部
15 ドラム制御部 16 ベルト制御部
17 速度検知部 18 デューティ比認識部
19 目標速度設定部 2 記憶部
52 感光体ドラム 5m ドラムモーター
61 中間転写ベルト 6m ベルトモーター
62 駆動ローラー
7 ロータリーエンコーダー(速度センサー部)

Claims (3)

  1. 静電潜像が現像されたトナー像を担持する感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムを回転させるドラムモーターと、
    前記ドラムモーターのON/OFF及び回転速度を制御するドラム制御部と、
    駆動ローラーを含む複数のローラーによって張架され、前記感光体ドラムと接し、前記感光体ドラムのトナー像の1次転写を受け、用紙にトナー像を2次転写するための中間転写ベルトと、
    前記駆動ローラーを回転させることにより前記中間転写ベルトを周回させるベルトモーターと、
    速度センサー部の出力に基づき、前記中間転写ベルトの周速度を逐次検知する速度検知部と、
    PWM信号を前記ベルトモーターに入力し、前記ベルトモーターの回転のON/OFF及び回転速度を制御し、印刷時には、前記速度検知部により検知された周速度に基づき、前記PWM信号のデューティ比を増減して前記中間転写ベルトの周速度を目標速度で維持するベルト制御部と、
    前記PWM信号のデューティ比を認識するデューティ比認識部と、
    前記感光体ドラムの周速度と前記中間転写ベルトの周速度が等速となるときを判定し、判定結果に基づき新たな前記目標速度を設定する目標速度設定部と、
    前記速度検知部により検知された周速度を記憶する記憶部と、を含み、
    前記感光体ドラムの周速度と前記中間転写ベルトの周速度が等速となるように調整する等速制御を行うとき、
    前記ドラム制御部は、印刷時の前記感光体ドラムの周速度として予め定められたドラム基準速度に、予め定められ、1よりも大きい調整時倍率を乗じた調整時ドラム速度を等速制御時の基準の前記感光体ドラムの周速度とし、前記感光体ドラムの周速度が調整時ドラム速度のときの前記ドラムモーターの回転速度を予め定められた速度幅で段階的に変化させ、
    前記ベルト制御部は、前記中間転写ベルトの周速度が前記目標速度に前記調整時倍率を乗じた調整時ベルト速度となるように前記ベルトモーターの回転速度を制御し、
    前記目標速度設定部は、隣接する段階で出力された前記PWM信号のデューティ比の差が最大となるような段階を前記感光体ドラムの周速度と前記中間転写ベルトの周速度が等速となる段階として判定し、前記記憶部に記憶された前記感光体ドラムの周速度と前記中間転写ベルトの周速度が等速となると判定した段階での前記中間転写ベルトの周速度に基づき等速時周速度を定め、前記等速時周速度を前記調整時倍率で除した速度を新たな前記目標速度に設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ドラム制御部は、前記駆動ローラーが1回転するごとに前記ドラムモーターの回転速度を次の段階に変化させ、
    前記記憶部は、前記駆動ローラーが1回転する間の各前記PWM信号のデューティ比の変化量の絶対値の累計を段階ごとに記憶し、
    前記目標速度設定部は、前記累計が最も大きい段階を前記感光体ドラムの周速度と前記中間転写ベルトの周速度が等速となる段階と判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記目標速度設定部は、前記調整時倍率の倍率が大きいほど、前記等速時周速度を前記調整時倍率で除した値に大きな若しくは小さな値を加算した若しくは又は減算した速度を新たな前記目標速度に設定する、又は、前記調整時倍率の倍率が小さいほど、前記等速時周速度を前記調整時倍率で除した値に大きな若しくは小さな値を加算した若しくは又は減算した速度を新たな前記目標速度に設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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