JP2017032511A - エッジ検出装置、画像形成装置、エッジ検出方法およびプログラム - Google Patents

エッジ検出装置、画像形成装置、エッジ検出方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】搬送される記録媒体(転写紙)の画像書込み基準となる用紙エッジをより正確に検出すること。【解決手段】搬送される記録媒体の搬送方向と直交する主走査方向に配列した複数の光源の光を投射して得られる複数の画素列の電気信号を取得する信号取得部101と、取得した複数の画素列の先頭部分の電気信号を基に記録媒体の有無を判断する記録媒体有無判断部102と、複数の画素列の電気信号が所定数の画素数で変化した場合に当該電気信号の極性を反転して出力する反転部103と、反転部103に基づいて上記記録媒体の画像書込み位置の基準となるエッジを検出する検出部104と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、エッジ検出装置、画像形成装置、エッジ検出方法およびプログラムに関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置において、転写紙の幅方向の端部(以下の説明では、「エッジ」と称する)を検出するために、例えばContact Image Sensor(以下の説明では、「CIS」と称する)等の光学的な検出手段を、転写紙の搬送経路に配置して、転写紙のエッジ位置を検出する技術が知られている(例えば特許文献1等)。そして、検出した転写紙のエッジ位置から原稿の幅方向(以下の説明では、「主走査方向」と称する)のズレ量を算出し、転写紙を基準として転写位置を調整することや、転写位置を基準として転写紙の位置を調整することにより、転写紙1枚単位で主走査方向の補正を行う技術や、検出した転写紙のエッジからスキュー量を算出する技術が既に知られている。そして、上記技術を使用して、転写紙のエッジを検出する場合は、転写紙の搬送時に発生する紙紛の影響を無くすためにゴミ除去処理を行う技術が知られている。
また、例えば、上述したCISで読み取ったデータ(エッジ検出用のデータ)を高速に転送するために、CISで読み取ったデータを分割して送出する技術も知られている。
しかしながら、例えば特許文献1に開示されたエッジ検出方式では、記録媒体として、例えばパンチ穴が開いた転写紙やプレプリントされた転写紙が搬送された場合、パンチ穴、またはプレプリントされた画像を、転写紙のエッジとして検出してしまうなど、エッジ位置の検出精度が十分でないといった課題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、搬送される記録媒体(転写紙)の画像書込み基準となる用紙エッジをより正確に検出することを可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、搬送される記録媒体の搬送方向と直交する主走査方向に配列した複数の光源の光を投射して得られる複数の画素列の電気信号を取得する信号取得部と、取得した前記複数の画素列の先頭部分の電気信号を基に前記記録媒体の有無を判断する記録媒体有無判断部と、前記複数の画素列の電気信号が所定数の画素数で変化した場合に当該電気信号の極性を反転して出力する反転部と、前記反転部に基づいて前記記録媒体の画像書込み位置の基準となるエッジを検出する検出部と、を備えることを特徴とする。
本発明は、搬送される記録媒体(転写紙)の画像書込み基準となる用紙エッジをより正確に検出することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる画像形成装置の構成の一例を示す図である。 図2は、実施の形態にかかる画像形成装置のシステム構成例を示すブロック図である。 図3は、CISの構成の一例を示す図である。 図4は、CISの1画素目を転写紙中央付近に配置した構成の一例を示す図である。 図5は、制御基板の構成の一例を示す図である。 図6は、本実施の形態にかかる機能構成を示すブロック図である。 図7は、エッジ検出の動作例を示すタイミングチャートである。 図8は、第2ラインの全ての画素が転写紙無しの時のタイミングチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるエッジ検出装置、画像形成装置、エッジ検出方法およびプログラムの一実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる画像形成装置1の構成の一例を示す図である。図1に示すように、画像形成装置1は、中央付近に、無端ベルト状の中間転写ベルト2が設けられている。中間転写ベルト2は、複数の支持ローラに掛け回して図中時計回りに回転搬送可能とする。中間転写ベルト2上には、その搬送方向に沿って、複数の画像形成手段3を横(水平方向)に並べて配置してタンデム画像形成装置4を構成する。そして、タンデム画像形成装置4の上には、図1に示すように、露光装置5が設けられている。
タンデム画像形成装置4の各画像形成手段3は、各色トナー像を担持する像担持体としての感光体ドラム6を有している。また、感光体ドラム6から中間転写ベルト2にトナー像を転写する一次転写位置には、中間転写ベルト2を間に挟んで各感光体ドラム6に対向するように一次転写手段の構成要素としての一次転写ローラ7が設けられている。また、支持ローラ8は中間転写ベルト2を回転駆動する駆動ローラである。
中間転写ベルト2を挟んでタンデム画像形成装置4と反対の側には、2次転写装置9を備える。2次転写装置9は、図1に示す例では、2次転写対向ローラ10に2次転写ローラ11を押し当て転写電界を印加することで中間転写ベルト2上の画像を図示しない転写紙に転写する。
なお、転写紙とは、通常、記録紙として用いられている普通紙をいい、これにパンチ穴、プレ印刷など施された記録媒体を含み、本明細書では適宜、転写紙または記録媒体と記述する。
2次転写装置9では、転写条件のパラメータである、2次転写ローラ11の転写電流を転写紙によって変化させる。2次転写装置9の横には、転写紙上の転写画像(トナー像)を熱溶融溶着させる定着機構部12が設けられている。定着機構部12は、熱源としてハロゲンランプ(図示せず)を具備し、無端ベルトである定着ベルト13に加圧ローラ14を押し当てた構成としている。
定着機構部12は、定着条件のパラメータである、定着ベルト13及び加圧ローラ14の温度、定着ベルト13と加圧ローラ14間のニップ幅、加圧ローラ14の速度を転写紙によって変化させる。搬送ベルト15により、画像転写後の転写紙をこの定着機構部12へと搬送する。
画像形成装置1の動作としては、まず、画像形成装置1に画像データが送られ、作像開始の信号を受けると、不図示の駆動モータが支持ローラ8を回転駆動して他の複数の支持ローラを従動回転し、中間転写ベルト2を回転搬送する。同時に、個々の画像形成手段3が各感光体ドラム6上にそれぞれの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト2の搬送とともに、それらの単色画像を1次転写ローラ7で順次転写して中間転写ベルト2上に合成カラー画像を形成する。
また、給紙テーブル16の給紙ローラ17の1つを選択回転し、給紙カセット18の1つから転写紙を繰り出す。繰り出した転写紙を搬送ローラ19で搬送して、レジストローラ20に突き当てて止める。そして、中間転写ベルト2上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ20を回転する。CIS21は、搬送経路を通過する転写紙に光を照射すると共に、転写紙で反射された反射光を受光する。そして、受光した反射光に基づいて搬送経路を通過する転写紙のエッジを検出する。検出した転写紙のエッジから算出された主走査方向のレジストズレ量を元に、シフトローラ22により、主走査方向にシフト駆動されることで、転写紙の位置を補正する。
位置補正された転写紙上には、2次転写装置9でカラー画像が転写される。画像転写後の転写紙は、2次転写装置9で搬送されて定着機構部12へと送り込まれ、熱と圧力とを加えて転写画像を溶融溶着される。その後、両面印刷の場合、分岐爪23およびフリップローラ24により、用紙反転路25および両面搬送路26に転写紙を搬送し、前述した方法にて、転写紙の裏側に合成カラー画像を記録する。
また、転写紙を反転させる場合は、分岐爪23により、用紙反転路25に転写紙を搬送し、フリップローラ24により、排紙ローラ27側に転写紙を搬送することにより、転写紙の表面と裏面を反転させる。用紙反転なしの場合は、分岐爪23により、排紙ローラ27に転写紙を搬送する。その後、排紙ローラ27により、デカーラユニット28へ転写紙を搬送し、デカーラユニット28では、通紙評価のパラメータであるデカーラ量を転写紙により変化させる。デカーラ量(カール矯正量)はデカーラローラ29の圧力を変えることで調整し、デカーラローラ29により、排紙トレイ30に転写紙を排出する。また、画像形成装置1上部には、顧客(ユーザ)が印刷設定等の各種設定や操作を行うオペレータパネル31が設けられている。
図2は、実施の形態にかかる画像形成装置1のシステム構成例を示すブロック図である。本システムは、バス上にCIS21、コンパレータ55、制御基板100、作像エンジン110、オペレータパネル31などが接続されている。なお、後述するコンパレータ55は、制御基板100に含む構成であってもよい。作像エンジン110は、上述したように転写紙に画像を形成するための作像プロセスを実現する機構を有する。
制御基板100は、システム制御部50、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)60、RAM(Random Access Memory)61などを有する。システム制御部50は、書込み制御を含む本システム全体を制御する。CPU51は、ROM60に格納されている制御プログラムにしたがって後述する制御を実行する。ROM60は、CPU51の制御プログラムが格納されている。RAM61は、CPU51の各制御時にワーキングメモリとして用いられる。なお、制御基板100の詳細については、図5において詳細に説明する。
図3は、CIS21の構成の一例を示す図である。本実施の形態では、CIS21が、データ(エッジ検出用のデータ)を3分割して出力する場合を例に挙げて説明するが、これに限られるものではなく、分割数は任意に変更可能である。図3に示すように、CIS21は、シフトレジスタ部40、受光部41、光源部42、43および44を含む。
シフトレジスタ部40は、3分割された3つのデータと1対1に対応する3つのシフトレジスタ71,72,73を含む。受光部41は、転写紙の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に配置され、転写紙で反射した光を電気信号に変換する複数の光電変換素子による画素(以下の説明では、「画素」と称する場合がある)を含んで構成される。
図3の例では、光源部42、43および44の各々は、LED(発光ダイオード)で構成される。図3の例では、CIS_LED_R信号を駆動することで光源部42に電流が流れて発光する。また、CIS_LED_G信号を駆動することで光源部43に電流が流れて発光する。さらに、CIS_LED_B信号を駆動することで光源部44に電流が流れて発光する。光源部42、43および44の各々から射出された光は、転写紙が存在する箇所では反射し、転写紙が存在しない箇所では反射は発生せず、受光部41の内部の該当箇所の画素は受光しない。
受光部41は、入力されるCIS_LSYNC信号の1周期の間、光の蓄積を行う。そして、CIS_LSYNC信号がアサートすると(有効になると)、蓄積した光の量に相当する電圧(電気信号)をシフトレジスタ部40に格納し、各画素にて蓄積された光をリセットし、再度、光の蓄積を開始する。図3の例では、受光部41に含まれる複数の画素(光電変換素子の画素)と1対1に対応する複数の電気信号(エッジ検出用のデータに相当する。以下の説明では「画素データ」と称する場合がある)は3分割され、3分割された電気信号群(1以上の電気信号の集合)の各々は、シフトレジスタ71、72および73の何れかに格納される。
なお、各電気信号群を以下のように記述する場合がある。すなわち、シフトレジスタ71に格納される1以上の電気信号の集合を示す電気信号群を「第1の電気信号群」とする。同様に、シフトレジスタ72に格納される1以上の電気信号の集合を示す電気信号群を「第2の電気信号群」、シフトレジスタ73に格納される1以上の電気信号の集合を示す電気信号群を「第3の電気信号群」とする。
また、各画素群について以下のように記述する場合がある。すなわち、受光部41に含まれる複数の画素のうち、第1の電気信号群を構成する複数の電気信号と1対1に対応する複数の画素の集合を「第1の画素群」とする。同様に、第2の電気信号群を構成する複数の電気信号と1対1に対応する複数の画素の集合を「第2の画素群」、第3の電気信号群を構成する複数の電気信号と1対1に対応する複数の画素の集合を「第3の画素群」とする。
シフトレジスタ部40は、入力されるCIS_CLK信号(クロック信号)に同期して、各シフトレジスタ71,72,73に格納された画素データ(電気信号)を、1画素分ずつアナログ信号として、出力部81,82,83を介して送出する。図3の例では、シフトレジスタ71に格納された画素データは、出力部81を介して、CIS_AN_OUT1信号として順番に送出される。シフトレジスタ72に格納された画素データは、出力部82を介して、CIS_AN_OUT2信号として順番に送出される。シフトレジスタ73に格納された画素データは、出力部83を介して、CIS_AN_OUT3信号として順番に送出される。ここでは、CIS_AN_OUT1信号、CIS_AN_OUT2信号、および、CIS_AN_OUT3信号は並列に送出されることになる。
図5は、CIS21を制御する制御基板100の構成の一例を示す図である。図5においては、制御基板100およびCIS21に加えて、CIS21から出力された画素データを示している。すなわち、画素データ(CIS_AN_OUT1信号、CIS_AN_OUT2信号、CIS_AN_OUT3信号)を2値化した値(以下の説明では、「出力値」と称する場合がある)を制御基板100に入力するコンパレータ55も図示している。図1では、図示を省略したが、画像形成装置1には、制御基板100およびコンパレータ55が搭載されている。
図5に示すように、制御基板100は、システム制御部50、CPU51、CIS制御部52、LED駆動部53、閾値設定部54、エッジ検出部56、および、エッジ選択部57を含む。
また、図4に示すように転写紙中央付近にCIS21の1画素目を配置し、かつ、転写紙のパンチ穴がある位置でエッジ検出する場合について、以下に説明する。図4に示すように、CIS21は、搬送される転写紙(記録媒体)が、搬送方向と直交する主走査方向に配列した受光部41を通過する際、搬送される転写紙に光源の光を投射し、転写紙の反射光を受光することで、転写紙の複数の画素列の電気信号を出力する。
CPU51は、印刷が開始されると、CIS21からデータを読み出すための設定をCIS制御部52に対して行う。CIS制御部52は、設定された内容に従い、CIS21から画素データ(電気信号)を読み出すための基準クロックCIS_CLK信号、およびCIS21での電荷蓄積時間を決めるCIS_LSYNC信号をCIS21に対して送出する。また、CIS制御部52は、CIS21の光源部42、43および44(以下、「LED」と称する場合がある)に流す電流値を設定するために、LED駆動部53に対してPWM信号を送出する。
また、CIS制御部52は、CIS21から並列に出力されるCIS_AN_OUT1信号、CIS_AN_OUT2信号、CIS_AN_OUT3信号の各々をコンパレータ55で2値化するのに用いられる比較基準電圧を生成するために、閾値設定部54に対してPWM信号を送出する。
また、CIS制御部52からのPWM信号を受け取ったLED駆動部53は、その受け取ったPWM信号からDC電圧を生成し、CIS21のLEDに流す電流の基準電圧とする。CIS制御部52からのPWM信号を受け取った閾値設定部54では、そのPWM信号からDC電圧を生成し、コンパレータ55の比較基準電圧とする。
以上の処理が終了した後、転写紙(用紙)のエッジを検出するタイミングになると、CPU51は、CIS制御部52に対して、エッジ検出の開始を指示する。エッジ検出の開始指示を受けたCIS制御部52は、CIS_LSYNC信号に同期して、CIS21のLEDを点灯させるための制御信号をLED駆動部53に送出する。LED駆動部53は制御信号に従い、一定期間、CIS21のLEDの点灯を行う。CIS21のLEDの点灯は、CPU51の指示に従い、複数回行うものとする。
CIS21は、LED点灯中に蓄積した光の量に相当する電圧(画素データ)をコンパレータ55へ出力する。すなわち、CIS21は、次のCIS_LSYNC信号およびCIS_CLK信号に従って、1画素分ずつ、CIS_AN_OUT1信号、CIS_AN_OUT2信号、および、CIS_AN_OUT3信号として並列にコンパレータ55へ出力する。これらの信号はコンパレータ55にて2値化されてエッジ検出部56へ入力される。ここでは、CIS制御部52は、LEDの点灯を行う期間においてエッジ検出が実行されるように、エッジ検出部56に対するエッジ検出の開始指示を行うことになる。
エッジ検出部56は、CIS制御部52からの指示に従い、コンパレータ55から順次に入力される出力値に基づいてエッジ検出を行う。以下、具体的に説明する。ここでは、コンパレータ55で2値化された出力値は、転写紙が存在しない場合(当該出力値が2値化される前の画素データを出力した画素に対応する位置に転写紙が存在しない場合)は「L」を示し、転写紙が存在する場合は「H」を示す。「L」はローレベルを表し、「H」はハイレベルを表す。また、ここでは、CIS21の受光部41に含まれる画素数を「C」とし、C個の画素のうち、第1番目の画素〜第A番目の画素の集合を第1の画素群(シフトレジスタ71に画素データが格納される画素の集合)とする。また、第A+1番目の画素〜第B番目の画素の集合を第2の画素群(シフトレジスタ72に画素データが格納される画素の集合)とする。さらに、第B+1番目の画素〜第C番目の画素の集合を第3の画素群(シフトレジスタ73に画素データが格納される画素の集合)とする。
エッジ検出部56には、第1の画素群を構成する複数の画素と1対1に対応する複数の出力値と、第2の画素群を構成する複数の画素と1対1に対応する複数の出力値と、第3の画素群を構成する複数の画素と1対1に対応する複数の出力値とが、並列に、かつ1画素分ずつ順番に入力される。この例では、第2の画素群を構成する複数の画素のうち先頭から数えて所定数「X」分の画素(第A+1番目の画素〜第A+X番目の画素)と1対1に対応する複数の出力値の各々は、順番にFIFO58に格納される。また、この例では、第3の画素群を構成する複数の画素のうち先頭から数えて所定数「X」分の画素(第B+1番目の画素〜第B+X番目の画素)と1対1に対応する複数の出力値の各々も、順番にFIFO58に格納される。
以下の説明では、第1の画素群を構成する複数の画素(第1番目の画素〜第A番目の画素)、および、第2の画素群に含まれる所定数「X」分の画素(第A+1番目の画素〜第A+X番目の画素)の集合を「第1ライン」と称する場合がある。また、第2の画素群を構成する複数の画素(第A+1番目の画素〜第B番目の画素)、および、第3の画素群に含まれる所定数「X」分の画素(第B+1番目の画素〜第B+X番目の画素)の集合を「第2ライン」と称する場合がある。また、第3の画素群を「第3ライン」と称する場合がある。
エッジ検出部56は、第1ライン、第2ライン、および、第3ラインの各々に対するエッジ検出を並列に実行する。ここで、最初にエッジ検出部56は、各ラインの先頭部分に転写紙が有るか、無いかの判別を行う。このために、CIS21からの出力値を元に、転写紙有り用信号と転写紙無し用信号を生成し、その信号により転写紙有り/無しの判別を行い、その結果を元に、エッジ検出に使用する信号を選択する。転写紙有り用信号はCIS21からの信号の極性を変更しないものであり、転写紙無し用信号はCIS21からの信号の極性を変更したものとなる。
また、転写紙有り/無しの判別は、転写紙有り用信号と転写紙無し用信号において、最初にエッジを検出した信号により転写紙有り/無しの判別を行い、エッジ検出に使用する信号を選択する。ここで、図4に示す構成で、第1ラインの1画素からX画素まで転写紙が存在している場合を例に挙げて説明する。転写紙無し用信号は、CIS21からの信号の極性を変更したものとなるため、「L」を示しエッジを検出しないが、転写紙有り用信号は、「H」を示す出力値がX画素分だけ連続しエッジを検出することになり、転写紙有り/無しの判別は、転写紙有りと判別する。転写紙有りと判別された場合、エッジ検出に使用する信号は転写紙有り用信号となる。
ここで、エッジ検出部56は、「H」を示す出力値がX画素分だけ連続したので、X画素分だけ連続する出力値のうちの最後の出力値に対応する画素の位置「X」を、エッジ検出結果として、第1ラインに対応する第1レジスタ(不図示)に格納する。その後、転写紙有り用信号の出力値を反転させ、前述と同様に「H」と示す出力値がX画素分だけ連続したかの検出を行う。X画素分だけ「H」が連続した場合、X画素分だけ連続する出力値のうちの最後の出力値に対応する画素の位置を、エッジ検出結果として、第1ラインに対応する第1レジスタに上書きを行う。その後、前述と同様に、転写紙有り用信号の出力値を反転させ、「H」と示す出力値がX画素分だけ連続したかの検出を第A+X番目の画素まで行う。一方、「H」を示す出力値がX画素分だけ連続しなかった場合、第1ラインの末尾の画素+1(第A+X+1番目の画素)の位置を、エッジ検出結果として第1レジスタに格納する。
第2ラインに対するエッジ検出においても同様に、転写紙有り用信号と転写紙無し用信号より、転写紙有り/無しの判別を行い、その結果を元に、エッジ検出に使用する信号を選択する。エッジ検出部56は、エッジ検出に使用する信号がX画素分だけ連続して「H」を示した場合、X画素分だけ連続する出力値のうちの最後の出力値に対応する画素の位置を、エッジ検出結果として、第2ラインに対応する第2レジスタ(不図示)に格納する。その後、前述と同様に、エッジ検出に使用した信号の出力値を反転させ、「H」と示す出力値がX画素分だけ連続したかの検出を第B+X番目の画素まで行う。一方、「H」を示す出力値がX画素分だけ連続しなかった場合、第2ラインの末尾の画素+1(第B+X+1番目の画素)の位置を、エッジ検出結果として第2レジスタに格納する。
第3ラインに対するエッジ検出においても同様に、転写紙有り用信号と転写紙無し用信号より、転写紙有り/無しの判別を行い、その結果を元に、エッジ検出に使用する信号を選択する。エッジ検出部56は、エッジ検出に使用する信号がX画素分だけ連続して「H」を示した場合、X画素分だけ連続する出力値のうちの最後の出力値に対応する画素の位置を、エッジ検出結果として、第3ラインに対応する第3レジスタ(不図示)に格納する。その後、前述と同様に、エッジ検出に使用した信号の出力値を反転させ、「H」と示す出力値がX画素分だけ連続したかの検出を第C番目の画素まで行う。一方、「H」を示す出力値がX画素分だけ連続しなかった場合、第3ラインの末尾の画素+1(第C+1番目の画素)の位置を第3レジスタに格納する。
第1ライン、第2ラインおよび第3ラインに対するエッジの検出後、エッジ選択部57は、第3レジスタ、第2レジスタ、第1レジスタの順に、エッジ検出結果を確認していく。エッジ選択部57は、第3ラインの末尾の画素+1(C+1)以外の画素の位置((B+X+1)〜C)が第3レジスタに格納されている場合は、第2レジスタおよび第1レジスタに格納されているエッジ検出結果に関わらず、第3レジスタに格納された画素の位置を、エッジとして選択する。
第3ラインの末尾の画素+1(C+1)、または第3ラインの先頭の画素+X(B+X)の位置が第3レジスタに格納されている場合、エッジ選択部57は、第2レジスタに格納されているエッジ検出結果を確認する。第2ラインの末尾の画素+1(B+X+1)以外の画素の位置((A+X+1)〜(B+X))が第2レジスタに格納されている場合は、第2レジスタに格納された画素の位置を、第1レジスタに格納されているエッジの検出結果に関わらず、エッジとして選択する。
第2ラインの末尾の画素+1(B+X+1)、または第2ラインの先頭の画素+X(A+X)の位置が第2レジスタに格納されている場合、エッジ選択部57は、第1レジスタに格納されている画素の位置を確認する。第1ラインの末尾の画素+1(A+X+1)以外の画素の位置が第1レジスタに格納されている場合は、第1レジスタに格納されている画素の位置を、エッジとして選択する。
第1ラインの末尾の画素+1(A+X+1)、またはX画素の位置が第1レジスタに格納されている場合、エッジ選択部57は、エッジは未検出として処理する。
CPU51は、エッジ選択部57が選択したエッジ検出結果を読み出し、その結果を元に、転写紙の書き出し位置の補正を、システム制御部50に指示する。すなわち、システム制御部50は、上記エッジ検出結果にしたがって転写紙に対する画像書込み位置の調整、いわゆるレジストレーション補正を行う。
図6は、本実施の形態にかかる機能構成を示すブロック図である。図示するように、信号取得部101、記録媒体有無判断部102、反転部103、検出部104、検出処理部105、選択部106の機能を有する。なお、上記の一部または全部をソフトウェアまたはハードウェアで構成してもよい。例えば、図5に示すハードウェアで構成する場合、信号取得部101、記録媒体有無判断部102、反転部103、検出部104、検出処理部105の各機能をエッジ検出部56で行い、選択部106の機能をエッジ選択部57で行う。
信号取得部101は、搬送される転写紙(記録媒体)の搬送方向と直交する主走査方向に配列した複数の光源の光を投射して得られる記録媒体の複数の画素列の電気信号を取得する。記録媒体有無判断部102は、取得した複数の画素列の先頭部分の電気信号を基に前記記録媒体の有無を判断する。反転部103は、記録媒体の複数の画素列の電気信号が所定数の画素数で変化した場合に当該電気信号の極性を反転して出力する。検出部104は、反転部103に基づいて記録媒体の画像書込み位置の基準となるエッジを検出する。
検出部104には、第n(nは1以上の整数)番目の電気信号群を構成する複数の電気信号に応じた値を示す複数の出力値と、第n+1番目の電気信号群を構成する複数の電気信号に対応する複数の出力値と、が並列に入力される。検出部104は、第n番目の電気信号群を構成する複数の電気信号、および第n+1番目の電気信号群に含まれる所定数分の電気信号に対応する複数の画素の集合を示す第nラインに対する記録媒体のエッジの検出において以下のようにする。すなわち、電気信号が変化したことを示す出力値が所定数の画素分だけ連続した場合、当該連続した上記出力値のうちの最後の出力値に対応する画素の位置を、記録媒体のエッジとして検出し、第nラインの全ての画素の出力に対して記録媒体のエッジを検出する。
検出部104は、検出処理部105と、選択部106とを有する。
検出処理部105は、電気信号が変化したことを示す出力値が所定数の画素分だけ連続した場合、当該連続した前記出力値のうちの最後の出力値に対応する画素の位置を、記録媒体のエッジの検出結果としてレジスタに格納する。一方、記録媒体が存在することを示す出力値が所定数の画素分だけ連続しなかった場合、第nラインの末尾+1の画素の位置を、記録媒体のエッジの検出結果としてレジスタに格納する。
選択部106は、レジスタに格納された画素の位置が、第nラインの末尾+1の画素の位置、または第nラインの1画素から所定数の画素の位置以外の場合は、レジスタに格納された画素の位置を、記録媒体のエッジとして選択する。
検出処理部105には、第n番目の電気信号群を構成する複数の電気信号に対応する複数の出力値、および第n+1番目の電気信号群を構成する複数の電気信号に対応する複数の出力値と並列に、最終段を示す第n+2番目の電気信号群を構成する複数の電気信号に対応する複数の出力値が入力される。
検出処理部105は、第nラインに対する記録媒体のエッジの検出と、第n+1番目の電気信号群を構成する複数の電気信号、および第n+2番目の電気信号群に含まれる所定数分の電気信号に対応する複数の画素の集合を示す第n+1ラインに対する記録媒体のエッジの検出と、第n+2番目の電気信号群を構成する複数の電気信号に対応する複数の画素の集合を示す第n+2ラインに対する記録媒体のエッジの検出と、を並列に実行する。
検出処理部105は、第nラインに対応するエッジの検出結果を第nレジスタに格納し、第n+1ラインに対応する記録媒体のエッジの検出結果を第n+1レジスタに格納し、第n+2ラインに対応する記録媒体のエッジの検出結果を第n+2レジスタに格納する。
選択部106は、第n+2ラインの末尾+1の画素、または第n+2ラインの1画素から所定数の画素以外の画素の位置が第n+2レジスタに格納されている場合は、第n+1レジスタおよび第nレジスタに格納されている記録媒体のエッジの検出結果に関わらず、第n+2レジスタに格納されている画素の位置を、記録媒体のエッジとして選択する。
選択部106は、第n+2ラインの末尾+1の画素の位置、または第n+2ラインの1画素から所定数の画素の位置が第n+2レジスタに格納されている場合は、第n+1レジスタに格納されている記録媒体のエッジの検出結果を確認する。そして、第n+1ラインの末尾+1の画素、または第n+1ラインの1画素から所定数の画素以外の画素の位置が第n+1レジスタに格納されている場合は、第n+1レジスタに格納された画素の位置を、第nレジスタに格納された記録媒体のエッジの検出結果に関わらず、記録媒体のエッジとして選択する。
選択部106は、第n+1ラインの末尾+1の画素の位置、または第n+1ラインの1画素から所定数の画素の位置が第n+1レジスタに格納されている場合は、第nレジスタに格納されている記録媒体のエッジの検出結果を確認する。その後、第nラインの末尾+1の画素、または第nラインの1画素から所定数の画素以外の画素の位置が第nレジスタに格納されている場合は、第nレジスタに格納されている画素の位置を、記録媒体のエッジとして選択する。
次に、図7を用いて、図4に示すように転写紙とCIS21を配置し、かつ転写紙のパンチ穴の位置でエッジ検出する時のエッジ検出部56の動作例を説明する。図7は、上述の第1ラインに対するエッジ検出を行う場合のエッジ検出部56の動作例を示すタイミングチャートである。また、図7はパンチ穴のエッジが第1ラインの第L番目の画素、第M番目の画素、第A+1番目の画素である場合を例示している。CIS21に対し、CIS制御部52は、CIS_CLK信号およびCIS_LSYNC信号を送出することで、CIS21からCIS_AN_OUT1信号が送出される。CIS_AN_OUT1信号は、コンパレータ55にて2値化され、CIS_DIN信号としてエッジ検出部56に入力する。
エッジ検出部56は、CIS_DIN信号を元に、転写紙有り用信号であるCIS_DIN0信号と転写紙無し用信号であるCIS_DIN1信号を生成する。エッジ検出部56に搭載された第1カウンタCIS_DIN_COUNT0は、前記CIS_DIN0信号が「H」の間カウントアップし、「L」になればクリアされる(初期値に戻される)。同様に、エッジ検出部56に搭載された第2カウンタCIS_DIN_COUNT1も、CIS_DIN1信号が「H」の間カウントアップし、「L」になればクリアされる(初期値に戻される)。また、エッジ検出部56に搭載された第3カウンタCIS_CLK_COUNTは、CIS_LSYNC信号がアサートされてから予め定められた時間(第1番目の画素に対応する出力値の入力が想定される時間)が経過した後、カウントアップを開始する。第3カウンタCIS_CLK_COUNTのカウント値は、そのときの画素位置を示すことになる。
図7の例では、転写紙有り用信号であるCIS_DIN0信号において、第1の画素群の1番目の画素からX番目の画素まで「H」を示す出力値がX画素分だけ連続しており、最初にエッジを検出する。このことにより、転写紙有り/無しの判別は、転写紙有りと判別し、その後のエッジ検出に使用する信号をCIS_DIN0信号とし、CIS_DIN0信号の極性を反転させる。また、その際の画素位置X(第3カウンタCIS_CLK_COUNTのカウント値)をレジスタCIS_EDGE_POSに格納する。レジスタCIS_EDGE_POSは、上述の第1レジスタに対応している。
次に、CIS21から読み出される画素が第L番目の画素となったとき、転写紙のパンチ穴部分となるため、CIS_DIN信号は「L」を示す出力値となる。CIS_DIN信号の極性を反転させた信号であるCIS_DIN0信号は「H」を示す出力値となり、連続して「X」画素分、CIS_DIN0信号が「H」を示すかどうかの確認を行う。CIS_DIN0信号が連続して「X」画素分「H」を示しているため、そのときの画素位置(第3カウンタCIS_CLK_COUNTのカウント値、図7の例では「L+X−1」)をレジスタCIS_EDGE_POSに上書きする。また、前述と同様に、CIS_DIN0信号の極性を反転させる。
次に、CIS21から読み出される画素が第M番目の画素となったとき、転写紙部分となるため、CIS_DIN信号は「H」を示す出力値となる。CIS_DIN0信号はCIS_DIN信号と同じ極性となるため、「H」を示す出力値となり、連続して「X」画素分、CIS_DIN0信号が「H」を示すかどうかの確認を行う。CIS_DIN0信号が連続して「X」画素分「H」を示しているため、そのときの画素位置(第3カウンタCIS_CLK_COUNTのカウント値、図7の例では「M+X−1」)をレジスタCIS_EDGE_POSに上書きする。また、前述と同様に、CIS_DIN0信号の極性を反転させる。
次に、CIS21から読み出される画素が第A番目の画素となった後は、FIFO58に格納されている、第2の画素群に含まれる所定数分の画素と1対1に対応する複数の出力値を1画素分ずつ読み出す。ここで、FIFO58から読み出される最初の画素は、転写紙のパンチ穴部分となるため、CIS_DIN信号は「L」を示す出力値となる。このことより、CIS_DIN信号の極性を反転させた信号であるCIS_DIN0信号は「H」を示す出力値となり、連続して「X」画素分、CIS_DIN0信号が「H」を示すかどうかの確認を行う。
ここで、連続して「X」画素分、CIS_DIN0信号が「H」を示しているため、そのときの画素位置(第3カウンタCIS_CLK_COUNTのカウント値、図7の例では「A+X」)をレジスタCIS_EDGE_POSに上書きする。また、前述と同様に、CIS_DIN0信号の極性を反転させる。ここで、CIS_CLK_COUNTのカウント値は第1ラインの最終画素となり、第1ラインのエッジ検出は終了し、第1ラインのエッジ検出結果は、「A+X」となる。
次に、図8は第2ラインの全ての画素が転写紙無しの出力値を示しているときのエッジ検出部56の動作例を示すタイミングチャートである。ここで、エッジ検出部56は、CIS_DIN信号を元に、転写紙有り用信号であるCIS_DIN0信号と転写紙無し用信号であるCIS_DIN1信号を生成する。図8の例では、転写紙無し用信号であるCIS_DIN1信号において、第2の画素群の1番目の画素からX番目の画素まで「H」を示す出力値がX画素分だけ連続しており、最初にエッジを検出する。
このことにより、転写紙有り/無しの判別は、転写紙無しと判別し、その後のエッジ検出に使用する信号をCIS_DIN1信号とし、CIS_DIN1信号の極性を反転させる。また、その際の画素位置X(第3カウンタCIS_CLK_COUNTのカウント値)をレジスタCIS_EDGE_POSに格納する。レジスタCIS_EDGE_POSは、上述の第2レジスタに対応している。
その後、CIS_DIN1信号は2画素分だけ連続して「H」を示す出力値となり、その後、「L」を示す出力値となっているため、エッジ検出部56に搭載された第2カウンタCIS_DIN_COUNT1は、2画素分カウントアップした後クリアされる。その後、CIS_DIN1信号はX画素分連続して「H」とならないため、第2ラインにおけるエッジ検出結果は、「X」となる。また、上記エッジ検出結果は、第2ラインにおけるエッジ検出結果であるため、実際のエッジ検出結果は、「A+X」となる。
以上に説明した本実施の形態をまとめると下記のようになる。複数の画素に対応する複数の電気信号(画素データ)を分割して得られる第n(n≧1)番目の電気信号群を構成する複数の電気信号と、第n+1番目の電気信号群を構成する複数の電気信号のうち先頭から数えて所定数分の電気信号とに基づいてエッジを検出する。また、第n番目の電気信号群を構成する複数の電気信号のうち先頭から数えて所定数分の電気信号に基づいて、転写紙が有るか無いかを判断し、その結果に基づきエッジ検出に使用する信号を決定する。エッジ検出に使用する信号において、エッジ検出した際には、その際の画素位置をレジスタに格納(上書き)し、上記信号の極性を反転させる。これにより、パンチ穴が開いた転写紙やプレプリントされた転写紙が搬送された場合においても、エッジを正確に検出することができるという有利な効果を達成できる。
ところで、本実施の形態で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。また、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
さらに、本実施の形態で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態で実行されるプログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。本発明の画像形成装置は、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット方式の画像形成装置においても有効である。また、記録媒体も特に限定されず様々な記録媒体が使用可能である。
1 画像形成装置
21 CIS
40 シフトレジスタ部
41 受光部
42 光源部
43 光源部
44 光源部
50 システム制御部
51 CPU
52 CIS制御部
53 LED駆動部
54 閾値設定部
55 コンパレータ
56 エッジ検出部
57 エッジ選択部
60 ROM
61 RAM
100 制御基板
101 信号取得部
102 記録媒体有無判断部
103 反転部
104 検出部
105 検出処理部
106 選択部
特許第4794979号公報

Claims (11)

  1. 搬送される記録媒体の搬送方向と直交する主走査方向に配列した複数の光源の光を投射して得られる複数の画素列の電気信号を取得する信号取得部と、
    取得した前記複数の画素列の先頭部分の電気信号を基に前記記録媒体の有無を判断する記録媒体有無判断部と、
    前記複数の画素列の電気信号が所定数の画素数で変化した場合に当該電気信号の極性を反転して出力する反転部と、
    前記反転部に基づいて前記記録媒体の画像書込み位置の基準となるエッジを検出する検出部と、
    を備えることを特徴とするエッジ検出装置。
  2. 前記検出部には、
    第n(nは1以上の整数)番目の電気信号群を構成する複数の前記電気信号に応じた値を示す複数の出力値と、第n+1番目の電気信号群を構成する複数の前記電気信号に対応する複数の前記出力値と、が並列に入力され、
    前記検出部は、
    前記第n番目の電気信号群を構成する複数の前記電気信号、および前記第n+1番目の電気信号群に含まれる前記所定数分の前記電気信号に対応する複数の画素の集合を示す第nラインに対する前記記録媒体のエッジの検出において、前記電気信号が変化したことを示す前記出力値が前記所定数の画素分だけ連続した場合、当該連続した前記出力値のうちの最後の前記出力値に対応する画素の位置を、前記記録媒体のエッジとして検出し、nラインの全ての画素の出力に対して前記記録媒体のエッジを検出することを特徴とする請求項1に記載のエッジ検出装置。
  3. 前記検出部は、
    前記電気信号が変化したことを示す前記出力値が前記所定数の画素分だけ連続した場合、当該連続した前記出力値のうちの最後の前記出力値に対応する前記画素の位置を、前記記録媒体のエッジの検出結果としてレジスタに格納する一方、前記記録媒体が存在することを示す前記出力値が前記所定数の画素分だけ連続しなかった場合、前記第nラインの末尾+1の前記画素の位置を、前記記録媒体のエッジの検出結果として前記レジスタに格納する検出処理部と、
    前記レジスタに格納された前記画素の位置が、前記第nラインの末尾+1の前記画素の位置、または前記第nラインの1画素から前記所定数の前記画素の位置以外の場合は、前記レジスタに格納された前記画素の位置を、前記記録媒体のエッジとして選択する選択部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載のエッジ検出装置。
  4. 前記検出処理部には、前記第n番目の電気信号群を構成する複数の前記電気信号に対応する複数の前記出力値、および前記第n+1番目の電気信号群を構成する複数の前記電気信号に対応する複数の前記出力値とは並列に、最終段を示す第n+2番目の電気信号群を構成する複数の前記電気信号に対応する複数の前記出力値が入力され、
    前記検出処理部は、
    前記第nラインに対する前記記録媒体のエッジの検出と、
    前記第n+1番目の電気信号群を構成する複数の前記電気信号、および前記第n+2番目の電気信号群に含まれる前記所定数分の前記電気信号に対応する複数の前記画素の集合を示す第n+1ラインに対する前記記録媒体のエッジの検出と、
    前記第n+2番目の電気信号群を構成する複数の電気信号に対応する複数の前記画素の集合を示す第n+2ラインに対する前記記録媒体のエッジの検出と、
    を並列に実行することを特徴とする請求項3に記載のエッジ検出装置。
  5. 前記レジスタは、前記第nラインに対応する第nレジスタと、前記第n+1ラインに対応する第n+1レジスタと、前記第n+2ラインに対応する第n+2レジスタとを含み、
    前記検出処理部は、
    前記第nラインに対応する前記エッジの検出結果を前記第nレジスタに格納し、前記第n+1ラインに対応する前記記録媒体のエッジの検出結果を前記第n+1レジスタに格納し、前記第n+2ラインに対応する前記記録媒体のエッジの検出結果を前記第n+2レジスタに格納する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のエッジ検出装置。
  6. 前記選択部は、
    前記第n+2ラインの末尾+1の前記画素、または前記第n+2ラインの1画素から前記所定数の前記画素以外の前記画素の位置が前記第n+2レジスタに格納されている場合は、前記第n+1レジスタおよび前記第nレジスタに格納されている前記記録媒体のエッジの検出結果に関わらず、前記第n+2レジスタに格納されている前記画素の位置を、前記記録媒体のエッジとして選択することを特徴とする請求項5に記載のエッジ検出装置。
  7. 前記選択部は、
    前記第n+2ラインの末尾+1の前記画素の位置、または前記第n+2ラインの1画素から前記所定数の前記画素の位置が前記第n+2レジスタに格納されている場合は、前記第n+1レジスタに格納されている前記記録媒体のエッジの検出結果を確認し、前記第n+1ラインの末尾+1の前記画素、または前記第n+1ラインの1画素から前記所定数の前記画素以外の前記画素の位置が前記第n+1レジスタに格納されている場合は、前記第n+1レジスタに格納された前記画素の位置を、前記第nレジスタに格納された前記記録媒体のエッジの検出結果に関わらず、前記記録媒体のエッジとして選択することを特徴とする請求項6に記載のエッジ検出装置。
  8. 前記選択部は、
    前記第n+1ラインの末尾+1の前記画素の位置、または前記第n+1ラインの1画素から前記所定数の前記画素の位置が前記第n+1レジスタに格納されている場合は、前記第nレジスタに格納されている前記記録媒体のエッジの検出結果を確認し、前記第nラインの末尾+1の前記画素、または前記第nラインの1画素から前記所定数の前記画素以外の前記画素の位置が前記第nレジスタに格納されている場合は、前記第nレジスタに格納されている前記画素の位置を、前記記録媒体のエッジとして選択することを特徴とする請求項7に記載のエッジ検出装置。
  9. 搬送される記録媒体の搬送方向と直交する主走査方向に配列した複数の光源の光を投射して得られる複数の画素列の電気信号を取得する信号取得部と、
    取得した前記複数の画素列の先頭部分の電気信号を基に前記記録媒体の有無を判断する記録媒体有無判断部と、
    前記複数の画素列の電気信号が所定数の画素数で変化した場合に当該電気信号の極性を反転して出力する反転部と、
    前記反転部に基づいて前記記録媒体の画像書込み位置の基準となるエッジを検出する検出部と、
    前記検出部で検出されたエッジ検出結果に基づいて前記記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 搬送される記録媒体の搬送方向と直交する主走査方向に配列した複数の光源の光を投射して得られる複数の画素列の電気信号を取得する信号取得工程と、
    取得した前記複数の画素列の先頭部分の電気信号を基に前記記録媒体の有無を判断する記録媒体有無判断工程と、
    前記複数の画素列の電気信号が所定数の画素数で変化した場合に当該電気信号の極性を反転して出力する反転工程と、
    前記反転工程に基づいて前記記録媒体の画像書込み位置の基準となるエッジを検出する検出工程と、
    を備えることを特徴とするエッジ検出方法。
  11. 搬送される記録媒体の搬送方向と直交する主走査方向に配列した複数の光源の光を投射して得られる前記複数の画素列の電気信号を取得する信号取得ステップと、
    取得した前記複数の画素列の先頭部分の電気信号を基に前記記録媒体の有無を判断する記録媒体有無判断ステップと、
    前記複数の画素列の電気信号が所定数の画素数で変化した場合に当該電気信号の極性を反転して出力する反転ステップと、
    前記反転ステップに基づいて前記記録媒体の画像書込み位置の基準となるエッジを検出する検出ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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