JP2017030704A - 被牽引車両ブレーキシステム - Google Patents

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【課題】被牽引車両のブレーキ部の摩耗を抑制できる被牽引車両ブレーキシステムを提供する。【解決手段】被牽引車両ブレーキシステム1は、牽引車両10により牽引される被牽引車両20に対してブレーキをかける。被牽引車両ブレーキシステム1は、被牽引車両20に制動力を作用させるブレーキ部23と、牽引車両10に設けられ、ブレーキ部23の作動状態の切り替えのために用いられる操作部14と、牽引車両10の車速を検出する車速検出部15と、ブレーキ部23の作動を制御する制御部13と、を備える。制御部13は、車速検出部15により検出した牽引車両10の車速が所定の閾値よりも小さい場合、操作部によるブレーキ部23の作動を許容する。【選択図】図1

Description

本発明は、牽引車両により牽引される被牽引車両に対してブレーキをかける被牽引車両ブレーキシステムに関する。
被牽引車両ブレーキシステムは、例えば、牽引車両と被牽引車両とが連結されていることを確認したり、両車両間の距離を調節したりする際に用いられる。これらの場合、被牽引車両にブレーキをかけた状態で牽引車両を発進させる。例えば、特許文献1には、実施例として、運転者が牽引車両に乗車した状態で被牽引車両の駐車ブレーキ(ブレーキ部)のオンオフを切り替えることができる被牽引車両ブレーキシステムが記載されている。この被牽引車両ブレーキシステムは、被牽引車両のブレーキ部を作用させる際に運転者が牽引車両から降車する必要がないことから、利便性が良い。
実公平7−55176号公報
ところで、本発明者らが調査したところ、牽引車両と被牽引車両との間において、ブレーキ部の摩耗部材の摩耗量のバランスが損なわれていることが分かった。これは、以下のことが原因と考えられる。すなわち、走行中にブレーキをかける際には、本来、被牽引車両ブレーキシステムではなく、牽引車両及び被牽引車両の双方に制動力を作用させるブレーキ手段が用いられる。しかし、上記のような被牽引車両ブレーキシステムでは、走行中においても、被牽引車両のブレーキ部を作動させることによって両車両にブレーキをかけることができる場合がある。この場合、被牽引車両のブレーキ部の摩耗量が多くなり、牽引車両と被牽引車両との間におけるブレーキ部の摩耗量のバランスが損なわれるおそれがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被牽引車両のブレーキ部の摩耗を抑制できる被牽引車両ブレーキシステムを提供することを目的とする。
本発明の被牽引車両ブレーキシステムは、牽引車両により牽引される被牽引車両に対してブレーキをかける被牽引車両ブレーキシステムであって、被牽引車両に制動力を作用させるブレーキ部と、牽引車両に設けられ、ブレーキ部の作動状態の切り替えに用いられる操作部と、牽引車両の車速を検出する車速検出部と、ブレーキ部の作動状態を制御する制御部と、を備え、制御部は、車速検出部により検出した牽引車両の車速が所定の閾値よりも小さい場合、操作部によるブレーキ部の作動を許容する。
この被牽引車両ブレーキシステムでは、被牽引車両が停止中であるとみなせる程度の小さな値を牽引車両の車速の閾値として設定すれば、被牽引車両が停止中であるときのみにブレーキ部の作動が許容され、被牽引車両が走行中であるときにはブレーキ部の作動が許容されない。したがって、この被牽引車両ブレーキシステムによれば、被牽引車両のブレーキ部の摩耗を抑制できる。なお、被牽引車両の車速を検出する車速検出部を更に備え、当該車速検出部により検出した被牽引車両の車速が所定の閾値よりも小さい場合に、操作部によるブレーキ部の作動を許容してもよい。
また、本発明の被牽引車両ブレーキシステムでは、制御部は、操作部によるブレーキ部の作動を許容してから、車速検出部により検出した牽引車両の車速が所定の閾値よりも小さい状態が所定の時間よりも長く続いた場合、ブレーキ部の作動を解除してもよい。この場合、ブレーキ部の作動が許容された後、予め設定した範囲内の車速で牽引車両が走行し続けた場合、ブレーキ部の作動が解除される。したがって、ブレーキ部が作動した状態で牽引車両の走行が継続されてブレーキ部が摩耗してしまうことを抑制できる。
本発明によれば、被牽引車両のブレーキ部の摩耗を抑制できる被牽引車両ブレーキシステムを提供できる。
実施形態の被牽引車両ブレーキシステムを示す概略構成図である。 図1に示した被牽引車両ブレーキシステムによる処理を示すフローチャートである。 図1に示した牽引車両ブレーキシステムの使用例を示す概略図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
図1は、実施形態の被牽引車両ブレーキシステム1を示す概略構成図である。図1では、信号の流れを細線で示し、圧縮エアの流れを太線で示している。
被牽引車両ブレーキシステム1は、牽引車両(トラクタ)10により牽引される被牽引車両(トレーラ)20に対してブレーキをかけるためのブレーキシステムとして構成されている。
牽引車両10及び被牽引車両20は、連結部を介して互いに連結されており、牽引車両10による駆動力によって走行する。牽引車両10及び被牽引車両20は、連結部において切り離し可能となっていてもよい。
被牽引車両ブレーキシステム1は、ブレーキ系統として、牽引車両10側に、牽引車両側エアタンク11と、トレーラコントロールバルブ(TCV、Trailer Control Valve)12と、を備えている。また、被牽引車両ブレーキシステム1は、被牽引車両20側に、エマージェンシーリレーバルブ21(以下、リレーバルブ21という)21と、被牽引車両側エアタンク22と、ブレーキ部23と、を備えている。TCV12とリレーバルブ21とは、エマージェンシーライン31及びサービスライン32の2つの配管によって接続されている。
牽引車両側エアタンク11には、牽引車両10のエアコンプレッサ(不図示)で生成された圧縮エアが貯留されている。牽引車両側エアタンク11内の圧縮エアは、エマージェンシーライン31を介して被牽引車両側エアタンク22へ供給される。TCV12は、後述するEBSECU(Electronic Brake System Electronic Control Unit)16からブレーキ作動信号を受け付けた場合、サービスライン32を介してリレーバルブ21へ圧縮エアを供給する。
リレーバルブ21は、サービスライン32から圧縮エアが供給されると、被牽引車両側エアタンク22内の圧縮エアをブレーキ部23へ供給する。ブレーキ部23は、被牽引車両20に制動力を作用させるための機構(トレーラブレーキ)であり、例えば被牽引車両の左右の車輪のそれぞれに設けられる。ブレーキ部23は、例えば、ブレーキチャンバ23Aと、ブレーキシュー(摩耗部材)23Bと、を有している。ブレーキチャンバ23Aは、被牽引車両側エアタンク22から供給された圧縮エアによってブレーキシュー23Bを拡張させる。これにより、被牽引車両20に制動力が作用する。
また、被牽引車両ブレーキシステム1は、牽引車両10側に、ECU(制御部)13と、操作部14と、車速検出部15と、EBSECU16と、警報出力部17と、を備えている。
ECU13は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含むコンピュータにより構成されている。ECU13は、操作部14、車速検出部15、EBSECU16、及び警報出力部17と通信可能に接続されている。本実施形態では、これらの間はCAN(Controller Area Network)によって接続されている。ECU13は、ブレーキ部23を作動させるためのブレーキ要求信号をEBSECU16に出力することにより、ブレーキ部23の作動状態を制御する。また、ECU13は、牽引車両10に設けられた回転数センサ(不図示)に接続されており、現在のエンジン回転数の値を取得できる。
操作部14は、ブレーキ部23の作動状態を切り替えるために用いられる。操作部14は、例えばオンオフを切替可能なプッシュスイッチである。操作部14は、例えば、牽引車両10の運転席内に設けられ、牽引車両10に乗車中の運転者によって操作される。操作部14は、現在の操作部14の状態(オンオフ)をECU13に出力する。車速検出部15は、牽引車両10の現在の車速を検出してECU13に出力する車速センサである。
EBSECU16は、電子制御ブレーキシステムのECUであり、TCV12の制御を含む各種制御を行う。EBSECU16は、外部からのブレーキ要求信号(XBR信号)として、ECU13からブレーキ要求信号を受け付けた場合、ブレーキ作動信号をTCV12に出力し、ブレーキ部23を作動させる。これにより、被牽引車両20に制動力が作用する。このとき、牽引車両10には制動力が作用しない。なお、EBSECU16は、牽引車両10に設けられたブレーキペダルが操作された場合には、図示しないブレーキ手段によって牽引車両10に制動力を作用させると共に、ブレーキ部23を作動させて被牽引車両20に制動力を作用させる。つまり、走行中にブレーキをかける際には、ブレーキペダルが操作され、牽引車両10及び被牽引車両20の双方に制動力が作用する。
警報出力部17は、運転者が意図しないブレーキ部23の作動の解除を報知するための解除警報を出力するために用いられる。警報出力部17は、例えば、牽引車両10の運転席内に設けられており、例えば、音声の出力や表示部(メータ等)への画面表示等によって解除警報を出力する。
次に、図2を参照して被牽引車両ブレーキシステム1の動作を説明する。ECU13は、操作部14がオンとされると(S11でYES)、ステップS12以下の処理を開始する。
ステップS12では、ECU13は、エンジン回転数が0rpm(回転/分)であるか否か、すなわちエンジンが停止中であるか否かを判定する。判定の結果、エンジン回転数が0rpmでないと判定した場合(S12でNO)、ステップS13に進む。一方、エンジン回転数が0rpmであると判定した場合(S12でYES)、処理を終了する。
ステップS13では、ECU13は、牽引車両10の車速が0km/hであるか否か、すなわち牽引車両10が停止中であるか否かを判定する。判定の結果、車速が0km/hであると判定した場合(S13でYES)、ブレーキ要求信号をEBSECU16に出力し、ブレーキ部23を作動させる(S14)。その後、ステップS15に進む。一方、車速が0km/hでないと判定した場合(S13でNO)、処理を終了する。なお、図3を参照して後述するように、ステップS14においてブレーキ部23が作動した後、牽引車両10が発進する場合がある。
ステップS15では、ECU13は、牽引車両10の車速がαkm/h以下であるか否かを判定する。閾値αの値は、例えば、被牽引車両20が停止中であるとみなせる程度の任意の小さな値に設定されている。本実施形態では、閾値αの値は、一例として5km/hに設定されているが、これに限られない。閾値αの値は、例えばECU13のROM等の所定の記憶領域(記憶部)に記憶されている。ECU13は、判定の結果、車速が閾値αkm/h以下であると判定した場合(S15でYES)、ブレーキ要求信号の出力を継続し(S16)、ステップS17に進む。一方、車速が閾値αkm/hより大きいと判定した場合(S15でNO)、ステップS19に進む。
ステップS17では、ECU13は、操作部14がオフとされたか否かを判定する。判定の結果、操作部14がオフとされたと判定した場合(S17でYES)、ステップS20に進む。一方、操作部14がオフされていない(オンのままである)と判定した場合(S17でNO)、ステップS18に進む。
ステップS18では、ECU13は、ステップS14でブレーキ要求信号を出力してから(ブレーキ部23を作動させてから)、β秒(所定の時間)が経過したか否かを判定する。閾値βの値は、任意の値に設定されている。本実施形態では、βの値は、一例として5秒に設定されているが、これに限られない。閾値βの値は、例えばECU13のROM等の所定の記憶領域(記憶部)に記憶されている。判定の結果、ステップS14でブレーキ要求信号を出力してからβ秒が経過したと判定した場合(S18でYES)、ステップS19に進む。一方、ステップS14で作動指示信号を出力してからβ秒が経過していないと判定した場合(S18でNO)、ステップS15に戻る。
ステップS19では、ECU13は、警報出力部17に解除警報を出力させる。これにより、続くステップS20の処理によってブレーキ部23の作動が解除されることが運転者に報知される。
ステップS20では、ECU13は、EBSECU16へのブレーキ要求信号の出力を停止し、ブレーキ部23の作動を解除する。その後、ECU13は処理を終了する。
以上説明したように、被牽引車両ブレーキシステム1では、操作部14がオンになった場合(S11でYES)、被牽引車両20が停止中であるとき(S13でYES)のみにブレーキ部23の作動が許容され、被牽引車両20が走行中であるときにはブレーキ部23の作動が許容されない。したがって、この被牽引車両ブレーキシステム1によれば、被牽引車両20のブレーキ部23(ブレーキシュー23B)の摩耗を抑制できる。
また、被牽引車両ブレーキシステム1では、牽引車両10の車速が閾値αよりも小さい状態がβ秒よりも長く続いた場合、すなわちブレーキ部の作動が許容された後、予め設定した範囲内の車速で牽引車両10が走行を続けた場合、ブレーキ部23の作動が解除される。したがって、ブレーキ部23が作動した状態で牽引車両10の走行が継続されてブレーキ部23が摩耗してしまうことを抑制できる。
また、被牽引車両ブレーキシステム1では、被牽引車両20側に駐車ブレーキ(トレーラハンドブレーキ)が設けられておらず、サービスブレーキとして用いられるブレーキ部23によって被牽引車両20に制動力を作用させている。このため、駐車ブレーキが設けられていない被牽引車両20にも適用することができる。また、被牽引車両ブレーキシステム1では、牽引車両10の車速に基づいてブレーキ部23の作動が自動的に制御されるので、例えば被牽引車両20側の駐車ブレーキのオンオフを手動で切り替える場合と比較して、駐車ブレーキの解除を忘れてしまうことがなく、利便性を向上することができる。また、仮に、牽引車両10側の駐車ブレーキが作動中である場合のみに被牽引車両20側の駐車ブレーキの作動が許容される構成とすると、被牽引車両20にブレーキをかけた状態で牽引車両10を発進させることができなくなる。この点、被牽引車両ブレーキシステム1によれば、被牽引車両20にブレーキをかけた状態で牽引車両10を発進させることができることから、利便性を向上することができる。
次に、図3(a)及び図3(b)を参照して、被牽引車両ブレーキシステム1の使用例を説明する。図3(a)は、牽引車両(トラクタ)10Aと被牽引車両(トレーラ)20Aとが連結部40を介して連結される構成に対して被牽引車両ブレーキシステム1を適用した例を示している。連結部40は、例えば、牽引車両10Aに設けられたカプラ(不図示)と、被牽引車両20Aに設けられたキングピン41と、を有している。キングピン41がカプラに挿入されることにより、牽引車両10Aと被牽引車両20Aとが連結される。また、キングピン41がカプラから抜脱されることにより、牽引車両10Aと被牽引車両20Aとが切り離される。
この例では、被牽引車両ブレーキシステム1は、牽引車両10Aと被牽引車両20Bとが連結されていることを確認する際に用いられる。この場合、被牽引車両20Bにブレーキをかけた状態で牽引車両10Aを発進させる。連結が良好である場合、牽引車両10A及び被牽引車両20Bは停止したままとなる。一方、連結が不良である場合、牽引車両10Aのみが前進し、被牽引車両20Bは前進しない。このように、被牽引車両ブレーキシステム1によれば、牽引車両10Aと被牽引車両20Bとが連結されていることを確認できる。
図3(b)は、牽引車両(トラクタ)10Bと被牽引車両(ポールトレーラ)20Bとが連結部42を介して連結された構成に対して被牽引車両ブレーキシステム1を適用した例を示している。連結部42は伸縮可能に構成されている。これにより、牽引車両10Bと被牽引車両20Bとの間の距離が、被牽引車両に積載される積載物44の大きさに合わせて調節可能となっている。
この例では、被牽引車両ブレーキシステム1は、連結部42を伸縮させ、牽引車両10Bと被牽引車両20Bとの間の距離を調節する際に用いられる。この場合、被牽引車両20Bにブレーキをかけた状態で牽引車両10Bを発進させる。これにより、牽引車両10Bのみが前進し、連結部42が延長される。このように、被牽引車両ブレーキシステム1によれば、牽引車両10Bと被牽引車両20Bとの間の距離を調節できる。
この例では、連結部42が延長される間、牽引車両10が走行する。この点、被牽引車両ブレーキシステム1では、上述したように、牽引車両10Bの車速が閾値αよりも小さい状態がβ秒よりも長く続いた場合、すなわち予め設定した範囲内の車速で牽引車両10が走行を続けた場合、ブレーキ部23の作動が解除される。したがって、被牽引車両ブレーキシステム1は、このように牽引車両10B及び被牽引車両20B間の距離を調節する場合に好適に用いられる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
例えば、上記実施形態では、ステップS13において、牽引車両10の車速が0km/hである場合に車両が停止中であると判定したが、車速が所定の閾値よりも小さい場合に車両が停止中であると判定してもよい。つまり、ステップS13では、車速が閾値γkm/h以下であるか否かを判定してもよい。閾値γの値は、閾値αと同様に、例えば被牽引車両20が停止中であるとみなせる程度の任意の小さな値に設定すればよく、一例として3km/h程度に設定してもよい。また、閾値γの値は限定されず、閾値αと同じ値でもよく、閾値αと異なる値であってもよい。また、ステップS18の処理を省略してもよい。この場合、ステップS17でNOであれば、ステップS15の処理に戻ればよい。
また、上記実施形態では、ステップS13において、牽引車両10の車速が0km/hである場合に車両が停止中であると判定したが、牽引車両10の車速が0km/hであり、かつ被牽引車両20の車速が0km/hである場合に、車両が停止中であると判定してもよい。この場合、被牽引車両20側に、被牽引車両20の現在の車速を検出してECU13に出力する車速検出部を設ければよい。この車速検出部は、例えば、被牽引車両20側に設けられたEBSECUを介して、牽引車両10側のEBSECU16に接続される。
この構成によれば、牽引車両10及び被牽引車両20が停止中であるときのみにブレーキ部23の作動が許容され、牽引車両10及び被牽引車両20のいずれかが走行中(移動中)であるときにはブレーキ部23の作動が許容されない。このため、被牽引車両20のブレーキ部23の摩耗を確実に抑制できる。また、上記ステップS13の処理に加えて、ステップS15において、牽引車両10の車速がαkm/h以下であり、かつ被牽引車両20の車速がγkm/h以下又は0km/hであるか否かを判定してもよい。この場合、被牽引車両20のブレーキ部23の摩耗をより確実に抑制できる。
1…被牽引車両ブレーキシステム、10…牽引車両、12…トレーラコントロールバルブ、13…ECU(制御部)、14…操作部、15…車速検出部、16…EBSECU、17…警報出力部、20…被牽引車両、21…エマージェンシーリレーバルブ、23…ブレーキ部、23A…ブレーキチャンバ、23B…ブレーキシュー。

Claims (2)

  1. 牽引車両により牽引される被牽引車両に対してブレーキをかける被牽引車両ブレーキシステムであって、
    前記被牽引車両に制動力を作用させるブレーキ部と、
    前記牽引車両に設けられ、前記ブレーキ部の作動状態の切り替えに用いられる操作部と、
    前記牽引車両の車速を検出する車速検出部と、
    前記ブレーキ部の作動状態を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記車速検出部により検出した前記牽引車両の車速が所定の閾値よりも小さい場合、前記操作部による前記ブレーキ部の作動を許容する、被牽引車両ブレーキシステム。
  2. 前記制御部は、前記操作部による前記ブレーキ部の作動を許容してから、前記車速検出部により検出した前記牽引車両の車速が所定の閾値よりも小さい状態が所定の時間よりも長く続いた場合、前記ブレーキ部の作動を解除する、請求項1記載の被牽引車両ブレーキシステム。
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