JP2017030598A - ハイブリッド車両及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも高速走行時における回生効率を向上しつつ、バッテリーの充電状態が高くなっても回生制動力を維持してフットブレーキの使用頻度を低減するハイブリッド車両及びその制御方法を提供する。
【解決手段】モータージェネレーター33の回転軸32を入力軸とし、かつプロペラシャフト25を出力軸とする減速機構30と、バッテリー35に接続された電動エアコンプレッサー68とを備え、制御装置80を、回生ブレーキを作動した場合で、バッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Chよりも大きくなったときに、バッテリー35に充電された電力で電動エアコンプレッサー68を駆動して、電動エアコンプレッサー68で圧縮された圧縮空気65をエアタンク64に供給する制御を行う構成にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両及びその制御方法に関し、より詳細には、従来よりも高速走行時における回生効率を向上しつつ、バッテリーの充電状態が高くなっても回生制動力を維持してフットブレーキの使用頻度を低減するハイブリッド車両及びその制御方法に関する。
近年、燃費向上及び環境対策などの観点から、車両の運転状態に応じて複合的に制御されるエンジン及びモータージェネレーターを有するハイブリッドシステムを備えたハイブリッド車両(以下「HEV」という。)が注目されている。このHEVにおいては、車両の加速時や発進時には、モータージェネレーターによる駆動力のアシストが行われる一方で、慣性走行時や制動時にはモータージェネレーターによる回生発電が行われる(例えば、特許文献1を参照)。
このような、いわゆるパラレル型のHEVでは、モータージェネレーターは、通常はエンジンの回転動力を変速するトランスミッションのエンジン側から車両の駆動系に、即ち、トランスミッションを介して車両の駆動系に接続される。そのため、HEVの高速走行中(例えば、50〜90km/h)に慣性走行状態になった時は、トランスミッションは高速段に変速されているので、この高速段のギアを介して動力が伝達されてモータージェネレーターにおける回生制動トルクが小さくなって発電の高効率点から外れてしまうため、回生発電の効率を向上することが困難であるという問題があった。
また、このHEVでは、モータージェネレーターを配置するために既存の車両のパワートレインコンポーネントのレイアウトの大幅な変更等が必要となるため、既存のエンジンのみの車両をHEV化して転用することが容易ではないという問題もあった。
このような問題を解決するために、発明者は、車両のプロペラシャフトとモータージェネレーターの回転軸とを、モータージェネレーターの回転軸を入力軸とし、かつプロペラシャフトを出力軸とする減速機構を介して接続することを考案した。
また、発明者は、その新たに考案したHEVのモータージェネレーターを回生発電する回生ブレーキに着目した。モータージェネレーターの電力を充電しているバッテリーの充電状態が高い状態に維持されると、バッテリーの劣化が進行するという問題がある。そのため、バッテリーの充電状態が高い状態では、モータージェネレーターの回生発電による発電量を低減することで、バッテリーの充電状態を低く維持するようにしているが、この場合には、回生制動力が低下することによりフットブレーキの使用頻度が増加して、そのフットブレーキが劣化するという問題があった。
特開2002−238105号公報
本発明の目的は、従来よりも高速走行時における回生効率を向上しつつ、バッテリーの充電状態が高くなっても回生制動力を維持してフットブレーキの使用頻度を低減することができるハイブリッド車両及びその制御方法を提供することである。
上記の目的を達成する本発明のハイブリッド車両は、ディーゼルエンジンにクラッチ装置を介して接続されたトランスミッションおよび車輪を駆動するデファレンシャルを連結するプロペラシャフトと、前記ディーゼルエンジンおよびバッテリーにインバーターを介して接続されたモータージェネレーターを有するハイブリッドシステムと、前記ディーゼルエンジンに連結されたエアコンプレッサーから供給された圧縮空気を蓄圧するエアタンクと、該エアタンクの圧力が予め設定された上限圧力以上になると前記エアコンプレッサーから前記エアタンクへの圧縮空気の供給を停止し、前記エアタンクの圧力が予め設定された下限圧力以下になると前記エアコンプレッサーから前記エアタンクへの圧縮空気の供給を開始するアンローダーバルブと、制御装置とを備えたハイブリッド車両において、前記モータージェネレーターの回転軸と前記プロペラシャフトとを、前記回転軸を入力軸とし、かつ該プロペラシャフトを出力軸とする減速機構を介して接続し、前記バッテリーに接続された電動エアコンプレッサーを備え、前記制御装置を、前記モータージェネレーターで回生発電する回生ブレーキを作動した場合で、前記バッテリーの充電状態が最大充電状態よりも低く設定された高充電状態よりも大きくなったときに、前記バッテリーに充電された電力で前記電動エアコンプレッサーを駆動して、該電動エアコンプレッサーで圧縮された圧縮空気を前記エアタンクに供給する制御を行う構成にしたことを特徴とするものである。
また、上記の目的を達成する本発明のハイブリッド車両の制御方法は、ディーゼルエンジンからクラッチ装置およびトランスミッションを経由してプロペラシャフトに伝達された駆動力、ならびに、バッテリーにインバーターを介して接続されたモータージェネレーターから減速機構を経由して該プロペラシャフトに伝達された駆動力のうちの少なくとも前記ディーゼルエンジンからの駆動力で走行するエンジン走行およびアシスト走行では、エアタンクの圧力が予め設定された下限圧力以下になると前記ディーゼルエンジンに連結されたエアコンプレッサーから圧縮空気を供給する一方、前記エアタンクの圧力が予め設定された上限圧力以上になると圧縮空気の供給を停止するハイブリッド車両の制御方法であって、前記モータージェネレーターで回生発電する回生ブレーキを作動した場合で、前記バッテリーの充電状態が最大充電状態よりも低く設定された高充電状態よりも大きくなったときに、前記バッテリーに充電された電力で電動エアコンプレッサーを駆動して、該電動エアコンプレッサーで圧縮された圧縮空気を前記エアタンクに供給することを特徴とする方法である。
なお、バッテリーの充電状態は、バッテリーの種類により適正な運用範囲(SOC)が定められており、ここでいう最大充電状態とは運用範囲の上限のことをいう。従って、最大充電状態は、バッテリーの充電状態が満放電を0%、満充電を100%とした場合には、例えば、70%以上、90%以下の状態であり、高充電状態は、50%以上、70%以下の状態のことをいう。
本発明のハイブリッド車両及びその制御方法によれば、モータージェネレーターの回転軸とプロペラシャフトとを減速機構を介して接続することで、従来よりも高速走行時における回生効率を向上することができる。
また、回生ブレーキを作動して発電された電力によりバッテリーの充電状態が高充電状態よりも大きくなったときに、バッテリーに充電された電力を電動エアコンプレッサーで消費するようにしたことで、電動エアコンプレッサーで電力を消費してバッテリーが新たな電力を充電可能になるので、回生ブレーキを絞ることなく回生制動力を高い状態で維持することができる。この高い回生制動力の使用によりフットブレーキの使用頻度を低減で
きるので、そのフットブレーキの劣化を抑制することができる。
さらに、回生ブレーキを絞らずにバッテリーに充電された電力を電動エアコンプレッサーで消費するようにしたことで、バッテリーの充電状態が最大充電状態を超えることを確実に回避することができるので、バッテリーの劣化を防止することができる。
本発明の実施形態からなるハイブリッド車両の構成図である。 図1の車載ネットワークや制御信号線を示す構成図である。 本発明の実施形態からなるハイブリッド車両の制御方法を説明するフロー図である。 図3の制御方法におけるリリーフバルブの制御方法を説明するフロー図である。 図3の制御方法における降坂路をオートクルーズモードで走行した場合の、車速、エンジントルク、モータージェネレータートルク、バッテリーの充電状態、エアタンクの圧力、および標高との関係を例示した説明図である。 本発明の実施形態からなるハイブリッド車両の制御方法の別例を説明するフロー図である。 図6の制御方法における降坂路をオートクルーズモードで走行した場合の、車速、エンジントルク、モータージェネレータートルク、バッテリーの充電状態、エアタンクの圧力、および標高との関係を例示した説明図である。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1および図2は、本発明の実施形態からなるハイブリッド車両を示す。なお、図2の一点鎖線は、車載ネットワークや制御信号線を示している。
このハイブリッド車両(以下「HEV」という。)は、バスやトラックなどの大型車両であり、車両の運転状態に応じて複合的に制御されるディーゼルエンジン10及びモータージェネレーター33を有するハイブリッドシステムを備えている。また、このHEVは、エアタンク64に蓄圧された圧縮空気65を利用して空気圧装置を作動させるエア供給システムを備えている。さらに、このHEVは、制御装置80に運転者によってオートクルーズ作動スイッチ81が投入された場合に、オートクルーズモードを実行するように構成されている。
まず、HEVのハイブリッドシステムについて説明する。ディーゼルエンジン10においては、エンジン本体11に形成された複数(この例では6個)の気筒12内における燃料の燃焼により発生した熱エネルギーにより、クランクシャフト13が回転駆動される。このクランクシャフト13の回転動力は、流体継手14及び湿式多板クラッチ15を通じてトランスミッション20に伝達される。なお、流体継手14及び湿式多板クラッチ15の代わりに、乾式クラッチを用いる場合もある。
トランスミッション20には、HEVの運転状態と予め設定されたマップデータとに基づいて決定された目標変速段へ自動的に変速するAMTが用いられている。このトランスミッション20は、入力された回転動力を複数段に変速可能な主変速機構21と、その主変速機構21から伝達された回転動力を低速段と高速段の2段に変速可能な副変速機構22とから構成されている。
トランスミッション20で変速された回転動力は、アウトプットシャフト23に連結するプロペラシャフト25を通じてデファレンシャル26に伝達され、ダブルタイヤからなる一対の駆動輪27にそれぞれ駆動力として分配される。
モータージェネレーター33は、インバーター34を通じてバッテリー35に電気的に接続されている。
これらのディーゼルエンジン10及びモータージェネレーター33は、制御装置80により制御される。具体的には、ディーゼルエンジン10は、回転数センサ86で検出されたエンジン回転数Neやアクセル開度センサ92で検出したアクセルペダルの踏み込み量に基づいて気筒12への燃料の噴射量や噴射タイミングが調節される。また、モータージェネレーター33は、バッテリー35の充電状態(SOC)などに応じてインバーター34の周波数やバッテリー35及びモータージェネレーター33の間の電流値が調節され、HEVの発進時や加速時には、モータージェネレーター33により駆動力の少なくとも一部をアシストする一方で、慣性走行時や制動時においては、モータージェネレーター33による回生発電を行って、余剰の運動エネルギーを電力に変換してバッテリー35に充電する。
そして、プロペラシャフト25とモータージェネレーター33の回転軸32とは、減速機構30を介して接続されている。この減速機構30は、モータージェネレーター33の回転軸32を入力軸とし、かつプロペラシャフト25を出力軸としている。つまり、減速機構30においては、モータージェネレーター33の回転数Nmに対するプロペラシャフト25の回転数Npの割合である減速比(Nm/Np)が1.0より大となる。なお、この減速比は、固定又は可変のいずれに設定されていてもよい。
この減速機構30を設けることで、高速走行中の慣性走行時において、トランスミッション20のギア段にかかわらず、モータージェネレーター33の回生制動トルクを減速機構30により大きくすることができるため、回生効率を向上することができる。
また、車両のプロペラシャフト25に減速機構30を新たに取り付けるだけであり、パワートレインコンポーネントのレイアウトの変更が非常に小さくて済むため、既存の車両からの転用を従来よりも容易に行うことができる。
続いてHEVのパワースアリングシステムについて説明する。このパワーステアリングシステムにおいては、第1パワステポンプ40の駆動軸41がVベルト42またはギアを介してディーゼルエンジン10のクランクシャフト13に接続されており、ディーゼルエンジン10によって駆動された第1パワステポンプ40が、第1油圧回路43にパワステフルード44を圧送している。そして、ステアリングユニット53が、供給されたパワステフルード51を利用してステアリング54の操舵をアシストしている。なお、この実施形態のHEVは大型車両であるため、ステアリングユニット53として、出力が大きく、且つ操舵性及び信頼性に優れた油圧式のパワーシリンダを備えた油圧式のステアリングユニットを用いている。
そして、第2パワステポンプ45は、減速機構30を介してプロペラシャフト25に連結されている。また、パワステフルード51の供給源を第1パワステポンプ40から第2パワステポンプ45に切り換えるダブルチェックバルブ49、各種油圧回路(第1油圧回路43、第2油圧回路47及び主油圧回路50)、及びアキュムレーター52からなる切換装置により、ディーゼルエンジン10の停止に伴って第1パワステポンプ40が停止した場合には、ステアリングユニット53に供給されるパワステフルード51の供給源を第1パワステポンプ40から第2パワステポンプ45に切り換えている。
第1油圧回路43は、第1パワステポンプ40とダブルチェックバルブ49とを連通している。第2油圧回路47は、第2パワステポンプ45とダブルチェックバルブ49とを
連通している。なお、第1油圧回路43の第1パワステポンプ40よりも上流側の端部及び第2油圧回路47の第2パワステポンプ45よりも上流側の端部は、パワステフルード44、48を貯留する図示しないリザーバタンクに接続されている。主油圧回路50は、ダブルチェックバルブ49とステアリングユニット53とを連通している。また、主油圧回路50の通路途中は分岐して、アキュムレーター52に接続されている。
第2パワステポンプ45の駆動軸46は、減速機構30を介してプロペラシャフト25に連結されており、具体的には、第2パワステポンプ45の減速機構30のプロペラシャフト25及びモータージェネレーター33を連結する第1動力伝達経路104とは別に配設された第2動力伝達経路105を介してプロペラシャフト25に連結されている。なお、第1動力伝達経路104及び第2動力伝達経路105は、ギア機構、ベルト機構、及びチェーン機構を例示できる。また、第2動力伝達経路105をプロペラシャフト25に連結自在に構成すると、第2パワステポンプ45を駆動しない場合に、プロペラシャフト25との連結を解除でき、その分、駆動損失を低減できる。
ダブルチェックバルブ49は、第1パワステポンプ40及び第2パワステポンプ45から供給されたパワステフルード44、48のうち圧力の高い方を、主油圧回路50を介して優先的にステアリングユニット53へ導出するバルブである。そのため、第2パワステポンプ45のパワステフルード48の設定吐出圧は、第1パワステポンプ40のパワステフルード44の設定吐出圧よりも小さくなるように設定されることが好ましい。具体的には第2パワステポンプ45にはリリーフ弁が設けられており、このリリーフ弁を調整することで、第2パワステポンプ45の設定吐出圧は第1パワステポンプ40の設定吐出圧よりも小さい値に調整されている。
アキュムレーター52は、第1パワステポンプ40及び第2パワステポンプ45から供給されダブルチェックバルブ49を経由したパワステフルード51(=44、48)を蓄積し、パワステフルード51の供給源がダブルチェックバルブ49で切り換えられるときに、その蓄積されたパワステフルード51をステアリングユニット53に供給する。このアキュムレーター52により、ステアリングユニット53に供給されるパワステフルード51の圧力が大きく変動することを抑制することができるので、ドライバビリティの悪化を回避できる。
このように、減速機構30を介して第2パワステポンプ45をプロペラシャフト25に連結し、さらに、切換装置によりパワステフルード51の供給源を第1パワステポンプ40から第2パワステポンプ45に切り換えることにより、走行中に第1パワステポンプ40からパワステフルード44が供給されない場合でも、減速機構30を介してプロペラシャフト25の回転動力によって駆動された第2パワステポンプ45から圧送されたパワステフルード48をステアリングユニット53へ供給することができる。これにより、走行中にディーゼルエンジン10を停止しても、走行中のステアリング54の操舵アシストが停止されることを回避できる。
なお、走行中に第1パワステポンプ40からパワステフルード44が供給されない場合は、例えば、ディーゼルエンジン10が停止する場合、第1パワステポンプ40が失陥する又は第1油圧回路43が破損するなどの状況に陥った場合、及び、HEVがモータージェネレーター33の駆動力のみで走行する場合を例示できる。
続いてエア供給システムについて説明する。このエア供給システムにおいては、エアコンプレッサー61の駆動軸がディーゼルエンジン10のクランクシャフト13にVベルトやギアなどにより接続されており、ディーゼルエンジン10によって駆動されたエアコンプレッサー61が、第1空圧管路63を経由させてエアタンク64に圧縮空気65を圧送
している。そして、エアタンク64に蓄圧された圧縮空気65が、空圧管路を経由して空気圧装置に供給されている。この空気圧装置としては、図示しないクラッチ装置用アクチュエーター、フットブレーキ、およびエアサスペンションを例示できる。
また、エアコンプレッサー61にはアンローダーバルブ62が配設されている。このアンローダーバルブ62は、エアタンク64と第3空圧管路67により接続されており、エアタンク64の圧力ptが作用することで作動している。具体的には、エアタンク64の圧力ptがエアタンク64の耐久性に基づいて設定された上限圧力pa以上になったときは、圧縮空気を逃すことで、エアコンプレッサー61からエアタンク64への圧縮空気の供給を停止し、一方、エアタンク64の圧力ptが空気圧装置の作動に支障を来さないように設定された下限圧力pb以下になったときは、エアコンプレッサー61からエアタンク64の圧縮空気の供給を開始している。
圧力センサ87は、エアタンク64またはエアタンク64から空気圧装置までの空圧管路のどちらかに配設されており、エアタンク64に蓄圧された圧縮空気65の圧力、あるいは空圧管路から各空気圧装置に供給される圧縮空気65の圧力を取得している。
続いてオートクルーズモードについて説明する。このオートクルーズモードは、特に高速道路を走行する際に使用されており、制御装置80に記憶されたプログラムが、運転者によってオートクルーズ作動スイッチ81が投入された場合にHEVを自動走行させて予定通りに運行させるモードである。
具体的には、オートクルーズ作動スイッチ81が投入された場合に、制御装置80が、エンジン走行、アシスト走行、モータ走行、及び惰性走行を、地図情報取得装置82で取得された地図情報及び車重取得装置83で推定された車重Mに基づいて適時選択して、車輪速センサ84で取得された車速Vを予め設定された目標速度範囲に維持してHEVを自動走行させるモードである。
なお、オートクルーズモード中には、アクセル開度センサ92でアクセルペダルの踏み込みが検出されるとディーゼルエンジン10からの駆動力により加速させることもできる。また、ブレーキペダル開度センサ93でブレーキペダルの踏み込みが検出されるか、図示しないクラッチ装置ペダルの踏み込みが検出されるか、あるいは、オートクルーズ作動スイッチ81の投入が解除されるかすると、オートクルーズモードは解除される。
目標速度範囲は、目標速度vaを基準とした上限速度vbと下限速度vcとの間の範囲のことである。これら目標速度va、上限速度vb、及び下限速度vcは、運転手が任意の値にそれぞれ設定でき、例えば、目標速度vaは70km/h以上、90km/h以下に設定され、上限速度vbは目標速度vaに対して0km/以上、+10km/h以下の速度に設定され、下限速度vcは目標速度vaに対して−10km/h以上、0km/h以下の速度に設定される。
地図情報取得装置82としては、制御装置80にそれぞれ接続された、衛星測位システム(GPS)と通信してHEVの現在位置を取得する手段と、三次元道路データが記憶されたサーバーと通信して走行路の勾配θ及び走行距離sを含む三次元道路データを取得する手段と、HEVがこれから走行する走行路の勾配θ及び走行距離sを抽出する手段とからなり、例えば、HEVの前方の1km以上、5km以下の走行路を、走行距離sを500mごとに区切り、その走行距離sごとの勾配θを取得する装置や、勾配θごとに区切りその勾配θごとの走行距離sを取得する装置を例示できる。
また、この地図情報取得装置82としては、少なくとも走行路の勾配θ及び走行距離s
が取得できる機能を有するものであればその具体的構成は特に限定されるものではなく、例えば、ドライブレコーダーに記憶された三次元道路データから走行路の勾配θ及び走行距離sを取得するものも例示できる。また、勾配θにおいては、車輪速センサ84や加速度センサ(Gセンサ)85との取得した値に基づいて算出してもよい。
車重取得装置83としては、制御装置80に記憶されて、制御装置80により発進加速時のモータ走行が行われたときに車重Mを推定するプログラム、具体的には、駆動輪27に伝達される駆動力Fmが走行抵抗Rに等しくなるとして、発進加速時のモータ走行におけるインバーター34で取得したモータージェネレーター33の出力トルクTmと、モータージェネレーター33の回転数を取得するモータ用回転センサ36で取得した車両加速度(以下、加速度)aとに基づいて、車重Mを推定するプログラムを例示できる。
この車重取得装置83は、HEVの車重Mが推定できる機能を有するものであればその具体的構成は特に限定されるものではないが、モータ走行による発進加速時の出力トルクTmと加速度aとに基づいて車重Mを推定する構成にすると、車速Vが低速度(30km/h以下の速度)でも車重Mを推定でき、且つ、走行抵抗のうちの転がり抵抗、空気抵抗、及び登坂抵抗のそれぞれを無効にして、変数を減らすことができるので、より高精度且つ単純に車重Mを推定できる。なお、モータ走行による発進加速時は、HEVの後退時も含む。
このオートクルーズモードの制御方法を以下に制御装置80の機能として説明する。まず、HEVの走行中において運転者によってオートクルーズ作動スイッチ81が投入されると、制御装置80が、地図情報及び推定した車重Mに基づいて、車速Vが目標速度範囲に維持されるようにエンジン走行、アシスト走行、モータ走行、及び惰性走行のいずれかを適時選択する。
エンジン走行では、ディーゼルエンジン10から湿式多板クラッチ15及びトランスミッション20を経由してプロペラシャフト25に伝達された駆動力FeでHEVを走行させる。アシスト走行では、ディーゼルエンジン10からの駆動力Fe及びモータージェネレーター33から減速機構30を経由してプロペラシャフト25に伝達された駆動力Fmの両方でHEVを走行させる。モータ走行では、湿式多板クラッチ15を切断状態にしてモータージェネレーター33からの駆動力FmでHEVを走行させる。惰性走行では、ディーゼルエンジン10及びモータージェネレーター33の駆動力をプロペラシャフト25に伝達しない状態でHEVを走行させる。
また、制御装置80は、惰性走行中には湿式多板クラッチ15を切断状態にすると共に燃料の噴射を停止してディーゼルエンジン10を停止する制御を行って、その惰性走行中にはディーゼルエンジン10をアイドリングストップ状態に維持している。
前述したように、ディーゼルエンジン10の停止に伴って第1パワステポンプ40が停止しても、プロペラシャフト25に連結された第2パワステポンプ45から、ステアリングユニット53にパワステフルード51を常時供給するので、HEVの走行中は、操舵アシストを停止することなくディーゼルエンジン10を停止できる。そこで、惰性走行中に、湿式多板クラッチ15を切断状態にすると共に燃料の噴射の停止によりディーゼルエンジン10を停止したアイドリングストップ状態にしたことで、惰性走行中の燃料消費量を削減できる。
また、惰性走行中にディーゼルエンジン10を停止するようにしたことで、排気バルブ70からの排気ガス71の排出を削減できるので、排気通路73に配置されて、排気バルブ70からエグゾーストマニホールド72を経由してタービン74を駆動した排気ガス7
1を浄化する排気ガス浄化装置75の浄化能力の低下を抑制できる。これにより、排気ガス浄化装置75の浄化能力が低下した場合に、HEVの駆動力に寄与しない燃料を噴射して排気ガス71の温度を上昇させて排気ガス浄化装置75の浄化能力を回復して再生する機会が低減するので、その再生に必要な燃料消費も削減できる。この排気ガス浄化装置75としては、例えば、排気ガス71中の粒子状物質を捕集する捕集装置を例示でき、モータ走行及び惰性走行中は、捕集装置への粒子状物質の堆積が抑制されるので、捕集装置の再生に必要な燃費を抑制できる。
加えて、惰性走行中に湿式多板クラッチ15を切断状態にすると共に燃料の噴射を停止してディーゼルエンジン10を停止する構成にしたことで、プロペラシャフト25の回転動力がディーゼルエンジン10の回転抗力により減少することも回避できるので、モータ走行中及び惰性走行中のエネルギーの損失を低減してより燃費を向上できる。
また、制御装置80が、モータ走行中に湿式多板クラッチ15を切断状態にすると共に燃料の噴射の停止によりディーゼルエンジン10を停止する制御を行ってもよい。
このように、モータ走行においても惰性走行と同様に、ディーゼルエンジン10を停止することで、モータ走行中の燃料消費量を削減でき、かつ排気ガス浄化装置75の浄化能力の低下を抑制できるので、より燃費を向上することができる。
このようなHEVにおいて、バッテリー35に接続された電動エアコンプレッサー68を備え、制御装置80が、モータージェネレーター33で回生発電する回生ブレーキを作動した場合で、バッテリー35の充電状態Ceが最大充電状態Cmaxよりも低く設定された高充電状態Chよりも大きくなったときに、バッテリー35に充電された電力で電動エアコンプレッサー68を駆動して、その電動エアコンプレッサー68で圧縮された圧縮空気65をエアタンク64に供給する制御を行うように構成される。
回生ブレーキを作動する場合としては、降坂路で車速Vを一定の速度に維持する場合、より詳しくは、前述したオートクルーズモードが設定されて、制御装置80が、車速Vが増加する降坂路L1の有無を地図情報および車重Mに基づいて予測し、その予測した降坂路L1では惰性走行を選択し、その惰性走行中に回生ブレーキを作動して車速Vを目標速度範囲に維持する場合を例示できる。
また、この降坂路L1は、勾配θ1が急な下り坂であり、車体に加わる重力加速度による前進方向の力が走行抵抗以上になり、ディーゼルエンジン10を停止した惰性走行をさせたと仮定した場合に車速Vが増加する、つまり車速Vを下限速度vc以上に維持すると予測される降坂路である。このような降坂路L1としては、例えば、HEVの車重Mが25tの場合には、勾配θ1が2%以上で、走行距離s1が500m以上になる降坂路を例示できる。
バッテリー35の充電状態Ceは、バッテリー35の種類により適正な運用範囲(SOC)が定められており、ここでいう最大充電状態Cmaxとは運用範囲の上限のことをいう。従って、例えば、バッテリー35の充電状態が満放電を0%、満充電を100%とした場合には、最大充電状態Cmaxは70%以上、90%以下の状態であり、高充電状態Chは50%以上、70%以下の状態のことをいう。
このHEVの制御方法を、図3に示すフローチャートに基づいて制御装置80の機能として以下に説明する。なお、この制御方法は、HEVがオートクルーズモードで走行路を走行中に行われる。
まず、ステップS10では、制御装置80が地図情報取得装置82で取得した勾配θおよび走行距離s、ならびに車重取得装置83で推定した車重Mに基づいて、前方の走行路に車速Vが増加する降坂路L1があるか否かを判定する。このステップS10で降坂路L1がないと判定した場合はスタートへと戻る一方、降坂路L1があると判定した場合はステップS20へ進む。
次いで、ステップS20では、制御装置80が降坂路L1におけるHEVの走行として惰性走行を選択する。そして、制御装置80が湿式多板クラッチ15を切断状態にするとともに燃料噴射の停止によりディーゼルエンジン10を停止する。
次いで、ステップS30では、制御装置80が回生ブレーキを作動するか否かを判定する。この回生ブレーキを作動するか否かは、降坂路L1の開始地点に到達したか否かで判定したり、車速Vが上限速度vbを超えたか否かで判定したりする。このステップS30で回生ブレーキを作動すると判定した場合にはステップS40へ進む。
次いで、ステップS40では、制御装置80がモータージェネレーター33を回生発電する回生ブレーキを作動する。このステップS40は車速Vを目標速度範囲に維持するタイミングで行えばよく、ステップS20で惰性走行が開始されたと同時に行ってもよく、また、車速Vが上限速度vbを超えたときに行ってもよい。このように、車速Vが増加する降坂路L1における惰性走行で制動力を付与して車速Vを目標速度範囲に維持する場合に、最初に回生ブレーキを作動することでモータージェネレーター33の回生機会が増加するので、燃料消費量の削減に有利になる。なお、このステップS40におけるモータージェネレーター33の回生トルクTmは回生効率が最大、あるいはトルクが最大になる高回生トルクThに設定されることが好ましく、短時間定格で規定された限界時間まで短時間定格で回生した後に連続定格にするように設定してもよい。
次いで、ステップS50では、制御装置80がバッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Chより高くなったか否かを判定する。このステップS50でバッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Chより高いと判定した場合にはステップS60へ進む。
次いで、ステップS60では、制御装置80がバッテリー35に充電された電力で電動エアコンプレッサー68を駆動する。このステップS60でバッテリー35に充電された電力が電動エアコンプレッサー68を駆動することにより消費され、バッテリー35充電状態Ceの増加は緩やかになる。そして、ステップS30へ戻る。なお、このステップS40で作動した回生ブレーキはステップS50でバッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Chよりも高いと判定した場合でも絞らないために、回生制動力は高い状態で維持される。
一方、ステップS50でバッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Ch以下と判定した場合にはステップS70へ進む。次いで、ステップS70では制御装置80が電動エアコンプレッサー68の駆動を停止して、ステップS30へ戻る。
一方、ステップS30で回生ブレーキを作動しないと判定した場合にはステップS80へ進む。次いで、ステップS80では制御装置80が回生ブレーキの作動を停止する。次いで、ステップS90では制御装置80が電動エアコンプレッサー68の駆動を停止して、スタートへと戻る。
また、上記のHEVにおいては、圧縮空気65の流れに関して電動エアコンプレッサー68の下流に配置されたリリーフバルブ69を備え、制御装置80が電動エアコンプレッサー68を駆動したときにリリーフバルブ69を開いてエアタンク64の圧力ptを上限
圧力pa未満にする制御を行うように構成されることが望ましい。
リリーフバルブ69は、電動エアコンプレッサー68とエアタンク64との間、エアタンク64と図示しない空気圧装置との間、またはエアタンク64に配置され、開くとエアタンク64に蓄圧された圧縮空気を外部へと放出し、閉じるとエアタンク64に圧縮空気を蓄圧する弁である。
このリリーフバルブ69の制御方法を、図4に示すフローチャートに基づいて制御装置80の機能として以下に説明する。なお、この制御方法は、HEVがオートクルーズモードで走行路を走行中で、図3の制御方法が行われている間に行われる。
まず、ステップS100では、制御装置80が、電動エアコンプレッサー68が駆動しているか否かを判定する。このステップS100で電動エアコンプレッサー68が駆動していないと判定した場合にはスタートへと戻る一方、電動エアコンプレッサー68が駆動していると判定した場合にはステップS110へ進む。
次いで、ステップS110では、制御装置80が圧力センサ87で取得したエアタンク64の圧力ptが上限圧力pa以上か否かを判定する。このステップS110でエアタンク64の圧力ptが上限圧力pa以上と判定した場合にはステップS120へ進む。
次いで、ステップS120では、制御装置80がリリーフバルブ69を開く。このときに制御装置80は図示しない空気圧式のアクチュエーターにエアタンク64から圧縮空気を供給してリリーフバルブ69を開いてスタートへと戻る。そして、リリーフバルブ69が開くことにより、そのリリーフバルブ69から圧縮空気65が外部へと放出されることにともなって、エアタンク64の圧力ptの上昇が止まる、あるいは圧力pgが緩やかに下降して、エアタンク64の圧力ptを上限圧力pa未満にする。
一方、ステップS110で圧力ptが上限圧力pa未満と判定した場合にはステップS130へ進む。次いで、ステップS130では制御装置80がリリーフバルブ69を閉じて、スタートへと戻る。
図5は、オートクルーズモードにおける車速V、ディーゼルエンジン10の出力トルクTe、モータージェネレーター33の出力トルクTm、モータージェネレーター33の充電状態Ce、エアタンク64の圧力pt、および標高Hの関係の一例を示している。なお、モータージェネレーター33の負になる出力トルクTmは回生トルクを示しているものとする。
降坂路L1の手前の登坂路では、アシスト走行が行われており、エアコンプレッサー61の駆動によりエアタンク64の圧力ptは上昇している。また、バッテリー35の充電状態Ceはモータージェネレーター33による電力消費により低下している。この登坂路を走行中に、制御装置80が、地図情報取得装置82で取得した勾配θ1および走行距離s1、ならびに車重取得装置83で推定した車重Mを取得する。次いで、制御装置80が、それらに基づいて惰性走行させたと仮定した場合に車速Vが増加する降坂路L1を予測する(ステップS10)。
A地点で降坂路L1が開始すると、制御装置80がHEVに惰性走行を開始させる(ステップS20)。同時にモータージェネレーター33を回生発電して回生ブレーキを作動する(ステップS30、S40)。
次いで、A地点からB地点までの間で、制御装置80がバッテリー35の充電状態Ce
を監視する。このときに回生ブレーキを作動させているためにモータージェネレーター33で発電された電力がバッテリー35に充電されてバッテリー35の充電状態Ceは上昇する。また、湿式多板クラッチ15を切断状態にするとともにディーゼルエンジン10を停止した惰性走行によりエアコンプレッサー61の駆動も停止しており、エアタンク64の圧力ptは低下する。
次いで、B地点でバッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Chよりも高くなり(ステップS50)、制御装置80が電動エアコンプレッサー68を駆動する(ステップS60)。この電動エアコンプレッサー68が駆動することにより、モータージェネレーター33を回生発電するとともにバッテリー35に充電された電力が消費されるためにバッテリー35の充電状態Ceの上昇が緩やかになる。また、電動エアコンプレッサー68から圧縮空気65がエアタンク64に供給されるため、エアタンク64の圧力ptが上昇する。
なお、この電動エアコンプレッサー68を駆動してバッテリー35の充電状態Ceの上昇を緩やかにする制御は、具体的には、降坂路L1の中途の位置でバッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Chより高くなったB地点から、地図情報及び車重Mに基づいて降坂路L1の終了地点までに回生制動力を絞らずに回生ブレーキを作動させたと仮定したときに、その終了地点でバッテリー35の充電状態Ceを最大充電状態Cmaxにする制御である。
従って、電動エアコンプレッサー68は電力負荷を可変とするとよく、その電力負荷は、降坂路L1の終了地点までの勾配θ1、走行距離s1、車重M、ならびに、車速Vおよび目標速度vaの差分に基づいたマップデータに基づいて算出されることが好ましい。この電動エアコンプレッサー68の電力負荷は、勾配θ1、走行距離s1、車重M、ならびに、車速Vおよび目標速度vaの差分のそれぞれに対して正の相関となる。
次いで、C地点でエアタンク64の圧力ptが上限圧力pa以上になり(ステップS110)、制御装置80がリリーフバルブ69を開く(ステップS120)。このリリーフバルブ69の開放によりエアタンク64に蓄圧された圧縮空気65が外部へと放出されて圧力ptが上限圧力paに維持される。
次いで、D地点で、降坂路L1が終了すると、制御装置80が作動している回生ブレーキを停止する(ステップS80)とともに電動エアコンプレッサー68の駆動を停止し(ステップS90)、さらに、気筒12への燃料の噴射を開始してディーゼルエンジン10を始動する。
以上のように、回生ブレーキを作動して発電された電力によりバッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Chよりも大きくなったときに、バッテリー35に充電された電力を電動エアコンプレッサー68で消費するようにしたことで、電動エアコンプレッサー68が電力を消費してバッテリー35が新たな電力を充電可能になるので、回生ブレーキを絞ることなく回生制動力を高い状態で維持することができる。これにより、回生制動力を高い状態に維持してフットブレーキの使用頻度を低減できるので、そのフットブレーキの劣化を抑制することができる。
また、バッテリー35に充電された電力を電動エアコンプレッサー68で消費するようにしたことで、回生ブレーキを絞らずにバッテリー35の充電状態Ceが最大充電状態Cmaxを超えることを確実に回避することができるので、バッテリー35の劣化を防止することができる。
さらに、降坂路L1における惰性走行中にディーゼルエンジン10を停止することに伴って低下するエアタンク64の圧力ptを、電動エアコンプレッサー68から圧縮空気65をエアタンク64に供給することで、エアタンク64の圧力ptを高い状態に維持できるので、エアコンプレッサー61による圧縮空気65の生成頻度を低下して、燃費をより向上することができる。
そのうえ、電動エアコンプレッサー68から圧縮空気65をエアタンク64に供給しても、リリーフバルブ69を開くようにしたので、エアタンク64の圧力ptを上限圧力pa未満にすることができ、エアタンク64の耐久性を損なうことなくエアタンク64の圧力ptを高い状態に維持することができる。
なお、この実施形態では、降坂路L1の開始地点であるA地点からモータージェネレーター33を回生発電して回生ブレーキを作動する構成としたが、降坂路L1の中途の位置で車速Vが上限速度vbを超えるときに回生ブレーキを作動させる構成としてもよい。また、回生ブレーキを作動させても、降坂路L1の中途の位置で車速Vが上限速度vbを超えるような場合には、湿式多板クラッチ15を接続状態にしたエンジンブレーキや、排気ブレーキ、圧縮開放ブレーキ、およびリターダーなどの補助ブレーキを作動してフットブレーキを作動する機会を低減するとよい。
加えて、エアタンク64の圧力ptが上限圧力pa以上になったときにリリーフバルブ69を開く構成としたが、リリーフバルブ69を開くタイミングは圧力ptを上限圧力pa未満にできればよく特に限定されない。例えば、電動エアコンプレッサー68が駆動したと同時に、リリーフバルブ69を開く構成としてもよい。
図6は上記のHEVの制御方法の別例を示すフローチャートである。上記の制御方法では回生ブレーキの作動中に電動エアコンプレッサー68を駆動したが、回生ブレーキの作動が停止している間にも電動エアコンプレッサー68を駆動するようにしてもよい。
詳しくは、制御装置80が、バッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Chよりも高くかつ回生ブレーキが作動していない場合で、エアタンク64の圧力ptが下限圧力pbよりも高く設定された駆動開始圧力pc以下になったときに、バッテリー35に充電された電力で電動エアコンプレッサー68を駆動して、その電動エアコンプレッサー68で圧縮された圧縮空気65をエアタンク64に供給する制御を行うように構成される。
駆動開始圧力pcは、アンローダーバルブ62が閉じてエアコンプレッサー61で圧縮された圧縮空気65がエアタンク64に供給される前に電動エアコンプレッサー68を駆動するように設定されており、下限圧力pb超、かつ上限圧力pa未満で、上限圧力paよりも下限圧力pbに近づけた値に設定されることが好ましい。例えば、下限圧力pbが0.4MPa以上、0.6MPa以下に設定された場合に、この駆動開始圧力pcは0.5MPa以上、0.7MPaに設定される。
このHEVの制御方法を、制御装置80の機能として以下に説明する。なお、この制御方法は、HEVがオートクルーズモードで走行路を走行中に行われる。
まず、ステップS200では、制御装置80がバッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Chよりも高いか否かを判定する。このステップS200で充電状態Ceが高充電状態Ch以下の場合にはスタートへ戻る一方、充電状態Ceが高充電状態Chよりも高い場合にはステップS210へ進む。なお、このステップS200を、バッテリー35の充電状態Ceが最大充電状態Cmaxか否かを判定するステップとしてもよい。
次いで、ステップS210では、制御装置80が圧力センサ87の取得したエアタンク64の圧力ptが予め設定された駆動開始圧力pc以下か否かを判定する。このステップS210で圧力ptが駆動開始圧力pc超の場合にはスタートへ戻る一方、圧力ptが駆動開始圧力pc以下の場合にはステップS220へ進む。
次いで、ステップS220では、制御装置80が電動エアコンプレッサー68を駆動する。このときに電動エアコンプレッサー68が駆動することにより、バッテリー35に充電された電力が消費されるためにバッテリー35の充電状態Ceが下降するとともに、電動エアコンプレッサー68から圧縮空気65がエアタンク64に供給されるためにエアタンク64の圧力ptが上昇する。
次いで、ステップS230では、制御装置80がバッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Ch以下か否かを判定する。このステップS230で充電状態Ceが高充電状態Ch超の場合にはステップS220へ戻る一方、充電状態Ceが高充電状態Ch以下の場合にはステップS240へ進む。
次いで、ステップS240では、制御装置80が電動エアコンプレッサー68の駆動を停止して、スタートへ戻る。なお、図5で示した制御も同時に行われているために、エアタンク64の圧力ptが上限圧力pa以上になることを回避している。
図7は、オートクルーズモードにおける車速V、ディーゼルエンジン10の出力トルクTe、モータージェネレーター33の出力トルクTm、モータージェネレーター33の充電状態Ce、エアタンク64の圧力pt、および標高Hの関係の一例を示している。なお、また、一点鎖線は上記の制御を行わない従来技術のものを示す。
平坦路L3の手前の降坂路L1では、惰性走行が行われており、前述した通りに回生ブレーキが作動することにより、バッテリー35の充電状態Ceは降坂路L1の終了地点であるE地点で最大充電状態Cmaxまで上昇する(ステップS200)。また、電動エアコンプレッサー68の駆動とリリーフバルブ69の開閉によりエアタンク64の圧力ptは上限圧力pa未満に維持されている。
E地点で平坦路L3が開始すると、制御装置80が作動している回生ブレーキを停止するとともに電動エアコンプレッサー68の駆動を停止し、さらに、気筒12への燃料の噴射を開始してディーゼルエンジン10を始動する。このときにアンローダーバルブ62は開いた状態のためにディーゼルエンジン10の駆動トルクTeはエアコンプレッサー61の駆動抵抗が掛からない分だけ低くなり、エアタンク64の圧力ptは下降する。
次いで、F地点でエアタンク64の圧力ptが駆動開始圧力pc以下なり(ステップS210)、制御装置80が電動エアコンプレッサー68を駆動する(ステップS220)。このときに電動エアコンプレッサー68から圧縮空気65がエアタンク64に供給されるため、エアタンク64の圧力ptが上昇する。また、バッテリーの充電状態Ceは電動エアコンプレッサー68の駆動により電力が消費されるために下降する。
次いで、G地点でエアタンク64の圧力ptが上限圧力pa以上になり、制御装置80がリリーフバルブ69を開く。このリリーフバルブ69の開放によりエアタンク64に蓄圧された圧縮空気65が外部へと放出されて圧力ptが上限圧力pa、あるいは上限圧力pa未満に維持される。
次いで、H地点でバッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Ch以下になると(ステップS230)、制御装置80が電動エアコンプレッサー68の駆動を停止する。
一方、従来技術では、I地点でエアタンク64の圧力ptが下限圧力pbになり、アンローダーバルブ62が閉じてエアコンプレッサー61で圧縮された圧縮空気65がエアタンク64に供給される。これにより、ディーゼルエンジン10の駆動負荷が高くなる。次いで、J地点で圧力ptが上限圧力paになり、アンローダーバルブ62が開いて、ディーゼルエンジン10の駆動負荷が低くなる。また、従来技術では、E地点からバッテリー35の充電状態Ceが最大充電状態Cmaxに維持される。
このように、バッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Chよりも高い場合には、アンローダーバルブ62が閉じてエアコンプレッサー61で圧縮された圧縮空気65がエアタンク64に供給される前に、電動エアコンプレッサー68を駆動するようにしたことで、エアコンプレッサー61を駆動することによるディーゼルエンジン10の駆動損失を低減することができるので、燃費をより向上することができる。
また、特に、バッテリー35の充電状態Ceが最大充電状態Cmaxになっている場合に電動エアコンプレッサー68でバッテリー35に充電された電力を消費することで、最大充電状態Cmaxに維持され続けることによるバッテリー35の劣化を抑制しながら、バッテリー35の充電状態Ceを高い状態に維持しておくことができる。
10 ディーゼルエンジン
15 クラッチ装置
17 オルタネーター
20 トランスミッション
25 プロペラシャフト
26 デファレンシャル
27 駆動輪
30 減速機構
32 回転軸
33 モータージェネレーター
61 エアコンプレッサー
62 アンローダーバルブ
64 エアタンク
65 圧縮空気
68 電動エアコンプレッサー
69 リリーフバルブ
80 制御装置
81 オートクルーズ作動スイッチ
82 地図情報取得装置
83 車重取得装置
84 車輪速センサ
87 圧力センサ
pa 上限圧力
pb 下限圧力
Cmax 最大充電状態
Ch 高充電状態

Claims (5)

  1. ディーゼルエンジンにクラッチ装置を介して接続されたトランスミッションおよび車輪を駆動するデファレンシャルを連結するプロペラシャフトと、前記ディーゼルエンジンおよびバッテリーにインバーターを介して接続されたモータージェネレーターを有するハイブリッドシステムと、前記ディーゼルエンジンに連結されたエアコンプレッサーから供給された圧縮空気を蓄圧するエアタンクと、該エアタンクの圧力が予め設定された上限圧力以上になると前記エアコンプレッサーから前記エアタンクへの圧縮空気の供給を停止し、前記エアタンクの圧力が予め設定された下限圧力以下になると前記エアコンプレッサーから前記エアタンクへの圧縮空気の供給を開始するアンローダーバルブと、制御装置とを備えたハイブリッド車両において、
    前記モータージェネレーターの回転軸と前記プロペラシャフトとを、前記回転軸を入力軸とし、かつ該プロペラシャフトを出力軸とする減速機構を介して接続し、
    前記バッテリーに接続された電動エアコンプレッサーを備え、
    前記制御装置を、前記モータージェネレーターで回生発電する回生ブレーキを作動した場合で、前記バッテリーの充電状態が最大充電状態よりも低く設定された高充電状態よりも大きくなったときに、前記バッテリーに充電された電力で前記電動エアコンプレッサーを駆動して、該電動エアコンプレッサーで圧縮された圧縮空気を前記エアタンクに供給する制御を行う構成にしたことを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 圧縮空気の流れに関して前記電動エアコンプレッサーの下流に配置されたリリーフバルブを備え、
    前記制御装置を、前記電動エアコンプレッサーを駆動したときに前記エアタンクの圧力を前記上限圧力未満にするように前記リリーフバルブを開く制御を行う構成にした請求項1に記載のハイブリッド車両。
  3. 前記制御装置を、前記バッテリーの充電状態が前記高充電状態超になり回生ブレーキが作動していない場合で、前記エアタンクの圧力が前記下限圧力よりも高く設定された駆動開始圧力以下になったときに、前記バッテリーに充電された電力で前記電動エアコンプレッサーを駆動して、該電動エアコンプレッサーで圧縮された圧縮空気を前記エアタンクに供給する制御を行う構成にした請求項1または2に記載のハイブリッド車両。
  4. 地図情報を取得する地図情報取得装置と、車重を取得する車重取得装置と、車速を取得する車速取得装置と、を備え、
    前記制御装置を、前記車速を予め設定された目標速度範囲に維持するオートクルーズモードが設定された場合に、前記車速が増加する降坂路の有無を前記地図情報および前記車重に基づいて予測し、
    予測した前記降坂路では前記クラッチ装置を切断状態にするとともに燃料の噴射の停止により前記ディーゼルエンジンを停止した惰性走行を選択し、その惰性走行中に前記モータージェネレーターで回生発電する回生ブレーキを作動して前記車速を前記目標速度範囲に維持する場合には、前記降坂路の中途の位置で前記バッテリーの充電状態が前記高充電状態よりも大きくなったときに、前記電動エアコンプレッサーを駆動する制御を行う構成にした請求項1〜3のいずれか1項に記載のハイブリッド車両。
  5. ディーゼルエンジンからクラッチ装置およびトランスミッションを経由してプロペラシャフトに伝達された駆動力、ならびに、バッテリーにインバーターを介して接続されたモータージェネレーターから減速機構を経由して該プロペラシャフトに伝達された駆動力のうちの少なくとも前記ディーゼルエンジンからの駆動力で走行するエンジン走行およびアシスト走行では、エアタンクの圧力が予め設定された下限圧力以下になると前記ディーゼルエンジンに連結されたエアコンプレッサーから圧縮空気を供給する一方、前記エアタン
    クの圧力が予め設定された上限圧力以上になると圧縮空気の供給を停止するハイブリッド車両の制御方法であって、
    前記モータージェネレーターで回生発電する回生ブレーキを作動した場合で、前記バッテリーの充電状態が最大充電状態よりも低く設定された高充電状態よりも大きくなったときに、前記バッテリーに充電された電力で電動エアコンプレッサーを駆動して、該電動エアコンプレッサーで圧縮された圧縮空気を前記エアタンクに供給することを特徴とするハイブリッド車両の制御方法。
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JP2020011555A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 先進モビリティ株式会社 隊列走行システム
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