JP2017029292A - 回胴式遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正行為により利益を得るのを困難にする。
【解決手段】回胴式遊技機の主制御基板は、特定の役が成立する等してAT移行抽選契機が到来すると、AT移行抽選を行い(S410)、これに当選するとATに移行する(S420)。また、AT中、上乗せ抽選契機が到来すると、上乗せ抽選を行い(S455)、該抽選結果に応じてAT期間を上乗せする(S465)。また、主制御基板は、AT中でない場合には、ベルの当選回数とベルの成立回数をカウントすると共に、成立回数を当選回数で除算した値を成立確率(成立頻度)として算出する(S435)。そして、ベルの成立頻度が閾値を超えると、異常対応処理を実行し(S445)、外部に異常の発生を報知したり、異常の発生を記録する。
【選択図】図11

Description

本発明は、回胴式遊技機に関する。
回胴式遊技機は、一般的に、複数種類の図柄が描かれた複数(通常は3つ)のリールや、各リールに対応する停止ボタンを備え、メダルがベットされた状態で始動レバーが操作されるとリールを回転させ、停止ボタンの操作により対応するリールを停止させることで、ゲームが進行する。そして、始動レバーの操作時に行われる内部抽選で役に当選し、全てのリールが停止した際に当選役に対応する図柄が有効ライン上に並ぶと、当選役が成立し、遊技者に遊技価値が付与される。
なお、役としては、遊技者に有利な特別遊技状態に移行する特別役や、メダルが付与される小役や、メダルをベットすることなく再度ゲームを行うことができるリプレイ等が設けられている。この他にも、予め定められた押順で停止ボタンを操作すると、対応する図柄の組合せが有効ライン上に並び、役が成立する押順役も知られている。
そして、近年では、移行抽選で当ると、当選した押順役の押順を告知する演出が行われるアシストタイム(AT)に移行すると共に、AT中に行われる上乗せ抽選で当ると、ATの継続期間を上乗せする回胴式遊技機も知られている(例えば、特許文献1)。
特開2011−160844号公報
ここで、回動式遊技機は、ゲームの進行を制御する主制御基板と、主制御基板からの指示に従い演出を制御する演出制御基板を備えるが、特許文献1に記載された回胴式遊技機では、ATへの移行抽選や上乗せ抽選等を演出制御基板で実行している。しかしながら、一般的に、演出制御基板は主制御基板に比べてセキュリティレベルが低く、演出制御基板に対し不正行為を行うことでATに移行させ、不正に利益を得る行為が増加している。
本発明は、不正行為により利益を得るのを困難にすることを目的とする。
上記課題に鑑みてなされた請求項1に係る発明は、始動レバーと、複数の種類の図柄が描かれている複数の回胴と、それぞれの回胴に対応する複数の停止ボタンと、始動レバーと停止ボタンの操作に応じてゲームを進行させる主制御基板と、該主制御基板からの指示に応じて演出を行う演出制御基板とを備える回胴式遊技機であって、主制御基板は、始動レバーの操作に応じて内部抽選を実行する手段であって、内部抽選での当選役として、予め定められた押順で前記停止ボタンが操作されると成立する押順役が設けられている内部抽選手段と、特典状態に移行するか否かを決定する移行決定手段と、移行決定手段による決定に応じて特典状態に移行すると共に、特典状態の継続期間が終了すると、該特典状態を終了する移行制御手段と、内部抽選で当選した押順役に対応する押順を、演出制御基板に送信する押順送信手段と、始動レバーの操作に応じて回胴を回転させ、停止ボタンの操作に応じて対応する回胴を停止させる手段であって、内部抽選で押順役に当選している場合、該押順役に対応する押順で停止ボタンが操作されると、該押順役に対応する図柄が有効ラインに並んだ状態で回胴を停止させ、該押順役を成立させる回胴制御手段と、全ての回胴の回転が停止した際、当選役に対応する図柄が有効ライン上に並ぶと、遊技者に遊技価値を付与する付与手段と、特典状態でない場合に、予め定められた頻度で押順役が成立すると、異常対応処理を行う異常対応手段と、を備え、演出制御基板は、押順を受信すると、該押順を報知する演出を行う報知手段を備えること、を特徴とする回胴式遊技機に関するものである。
このような構成によれば、特典状態に移行するか否かの決定や、特典状態を開始,終了させる処理が、高度なセキュリティが施された主制御基板で行われる。このため、不正行為により特典状態に移行させることが困難になる。
また、仮に、不正行為により演出制御基板に対し特典状態への移行を誤認識させ、押順を報知する演出を行わせたとしても、特典状態でない場合に押順役が成立する頻度が高くなると異常対応処理が行われる。このため、このような行為に対処することができる。
したがって、不正行為により利益を得るのが困難になる。
また、請求項2に記載されているように、移行決定手段は、特典状態に移行するか否かを決定する移行抽選を行い、該移行抽選に当選した場合に、特典状態に移行することを決定しても良い。
このような構成によれば、特典状態に移行するか否かの抽選が、高度なセキュリティが施された主制御基板で行われるため、不正行為により特典状態に移行させることが困難になる。
また、請求項3に記載されているように、主制御基板は、特典状態中、特典状態の継続期間を上乗せするか否かを決定する上乗せ抽選を行う上乗せ抽選手段をさらに備え、移行制御手段は、上乗せ抽選に当選すると、継続期間を延長しても良い。
このような構成によれば、特典状態の継続期間を上乗せするか否かを決定する抽選が、高度なセキュリティが施された主制御基板で行われるため、不正行為により特典状態の継続期間を延長させることが困難になる。
また、請求項4に記載されているように、主制御基板は、演出制御基板に対し、特典状態であるか否かを通知する特典状態通知手段をさらに備え、報知手段は、主制御基板からの通知に基づき特典状態であるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には、押順の受信に応じて、該押順を報知する演出を行っても良い。
このような構成によれば、演出制御基板では、主制御装置からの通知に基づき特典状態であると判定された場合に、押順を報知する演出が行われるようになる。したがって、演出制御基板に対し特典状態であることを誤認識させ、押順を報知する演出を行わせることが困難になる。
また、請求項5に記載されているように、回胴制御手段は、特典状態でない場合には、内部抽選で予め定められた押順の押順役に当選している時に、該押順で停止ボタンが操作されると、該押順役に対応する図柄が有効ラインに並んでない状態で回胴を停止させ、該押順役を成立させないようにしても良い。
このような構成によれば、特典状態でない時に通常用いられない押順の押順役に当選した場合には、該押順で停止ボタンが操作されても該押順役を成立させないようにすることができる。このため、仮に演出制御基板に特典状態であることを誤認識させても、不正に利益を得るのが極めて困難になる。
回胴式遊技機の正面図である。 回胴式遊技機の電気的構成を示すブロック図である。 メイン処理のフローチャートである。 BET処理のフローチャートである。 当否判定処理のフローチャートである。 当選役内部抽選処理のフローチャートである。 リール停止処理のフローチャートである。 リール停止処理のフローチャートである。 リール停止処理のフローチャートである。 リール停止処理のフローチャートである。 AT制御処理のフローチャートである。 押順ナビ処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
図1に示すように、本実施例の回胴式遊技機1の前面には表示窓2(3×3の停止図柄の有効領域を表示可能とする)を備えた表示パネル3が設置されている。
表示窓2の背後には3本のリール4(左から順に左リール4L,中リール4C,右リール4R)を有する図示しない回胴機構部が配されており、各リール4に設けられている図柄の中の3図柄を表示窓2から視認できる。また、表示窓2の周囲にはベットランプ5や、複数のデジタル表示装置6等が配されている。
表示窓2の下方には、ベットスイッチ7,始動レバー8,3個の停止ボタン9(左から順に左停止ボタン9L,中停止ボタン9C,右停止ボタン9R)と、メダル投入口10等を備える操作部11が設けられている。そして、最下部には、受皿12やスピーカボックス13等を備える下部構造部14が設けられている。
なお、左停止ボタン9L,中停止ボタン9C,右停止ボタン9Rは、それぞれ、左リール4L,中リール4C,右リール4Rに対応している。
また、表示窓の上方には、各種演出を行うための表示画面(演出画像表示装置33)が設けられている。
図2には、回胴式遊技機1の電気的構成を示すブロック図が記載されており、主制御基板20は、ワンチップマイコン,入力ポート,出力ポート等を備えている。
主制御基板20には、ベットスイッチ7の操作信号,精算スイッチ16の操作信号,メダル投入口10に設けられたメダル検出スイッチ10aのメダル検出信号,始動レバー8の操作信号,停止ボタン9L〜9Rの操作信号,各リール4の位置を検出する位置検出センサ21の信号等が入力される。
また、主制御基板20の出力側には、メダルの払出を行うためのゲートソレノイド22や、クレジット表示装置23や、ベット数表示装置24や、払出メダル数表示装置25や、リール4を回転させる駆動モータ26L〜26Rや、投光ランプ27L〜27Rや、中継基板30が接続されている(なお、クレジット表示装置23,ベット数表示装置24,払出メダル数表示装置25は、上述したデジタル表示装置6として構成されている)。
主制御基板20は、マイコンがプログラムに従って動作することにより、上述のベットスイッチ7の操作信号等に基づいて、クレジット表示装置23,ベット数表示装置24,払出メダル数表示装置25の表示や、駆動モータ26の回転,停止や、投光ランプ27の点灯,消灯等を制御する。
中継基板30には、音・ランプ制御基板31が接続されており、主制御基板20は、中継基板30経由で音・ランプ制御基板31にコマンドを送ることで、効果音等の音声出力と電飾類の点灯,消灯を制御する。
また、音・ランプ制御基板31には、演出画像表示装置33を制御するための演出画像制御基板32が接続されている。演出画像制御基板32は、主制御基板20が中継基板30に送信したコマンドを、音・ランプ制御基板31を経由して受信すると共に、該コマンドに基づいて音・ランプ制御基板31が生成したデータを受信し、これに従って演出画像表示装置33を制御する。
なお、回胴式遊技機1では、主制御基板20から音・ランプ制御基板31や演出画像制御基板32に対する一方向の送信のみが可能となっており、これにより、主制御基板20のセキュリティ性が高められている。
また、払出メダル数表示装置25を廃して、その表示を演出画像表示装置33にて行ってもよい。
また、主制御基板20には、払出制御基板40が双方向通信回路として接続されており、払出制御基板40は、主制御基板20から受信した払出要求データに基づいて獲得メダル払出装置41を稼働させてメダルの払出を行う。その際、払出制御基板40は、払出検出スイッチ42の検出信号に基づいて払出されるメダルの枚数を計数する。
また、各リール4L〜4Rには、例えば21個の図柄が描かれており、これらの図柄は、一例として、“BB(ビックボーナス)図柄”,“スイカ図柄”,“チェリー図柄”,“ベル図柄”,“リプレイ図柄”の5種類となっている。
[動作の説明]
次に、本実施形態の回胴式遊技機1の動作について説明する。
この回胴式遊技機1では、内部抽選により当選する役として、BBと、小役であるベルA〜F,スイカ,チェリー,リプレイとが設けられており、内部抽選でこれらの役に当選しなかった場合には、ハズレとなる。以後、内部抽選により当選した役を当選役と記載し、表示窓2に形成された有効ライン上に当選役に対応する図柄が並び、遊技価値が付与される状態になることを役が成立すると記載し、成立した役を成立役と記載する。
なお、ベル,スイカ,チェリーが成立した場合には、遊技者にメダルが付与されるが、リプレイが成立した場合には、メダルをベットしなくても再度ゲームを行うことができるものの、遊技者にメダルが付与されない。このため、ベル,スイカ,チェリーを小役とし、リプレイを小役とは異なる種類の役と考えることもできる。
ベルA〜Fは、それぞれ、左,中,右停止ボタン9L〜9Rを操作する順番(押順)が固有に設定された押順役として構成されている(無論、ベルA〜Fの各々に設定された押順は異なっている)。そして、この回胴式遊技機1では、内部抽選でベルに当選した際に、対応する押順を報知する押順ナビ演出が行われるAT(アシストタイム)が設けられており、スイカやチェリー等の特定の役が成立した場合や、リプレイが所定回数にわたり連続して成立した場合等にAT移行抽選が行われ、これに当選するとATが作動する。また、AT中にスイカやチェリーに当選或いは成立すると、これに起因して上乗せ抽選が行われ、上乗せ抽選に当選すると、ATの継続期間が上乗せ(延長)される。
AT中、当選役がベルA〜Fとなった場合には、演出画像制御基板32により押順ナビ演出が行われ、対応する押順で停止ボタン9が操作されると、停止ボタン9を押すタイミングに関らず有効ライン上に必ずベルが並び、役が成立する。一方、ATでない場合には、当選役がベルA〜Fとなっても押順ナビ演出は行われない。
さらに、ATでない場合には、通常用いられない押順のベルに当選した時は、当選したベルに対応する押順で停止ボタン9が操作されても、ベルは成立しない。ここで、通常用いられない押順とは、例えば、順押し(左,中,右の順で停止ボタン9を操作すること)やハサミ押し(左,右,中の順で停止ボタン9を操作すること)以外の押順であっても良い。以後、順押しとハサミ押しのうちの双方又は一方を通常押順とし、通常押順以外の押順を、特殊押順とする。
また、ATでない場合、ベルに当選した際に該ベルに対応する押順で停止ボタン9が操作される確率(成立確率)が計算され、成立確率が閾値以上となった場合には、異常対応処理が行われる。
そして、回胴式遊技機1では、ATに移行するか否かや、ATの継続期間を定める処理や、ATでない場合に押順役の成立確率を算出する処理等は、主制御基板20で行われる。
以下では、ATの作動や上乗せ抽選を中心に、本実施形態の回胴式遊技機1の動作について詳しく説明する。
(1)メイン処理について
まず、主制御基板20にて行われるメイン処理について、図3に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、回胴式遊技機1の稼動中、周期的(例えば2ms周期)に実行される。
S100では、主制御基板20は、遊技者の操作に応じてメダルをベットするBET処理を行う。
続くS105では、主制御基板20は、始動レバー8の操作に応じてゲームを開始させ、内部抽選等を行う当否判定処理を行い、S110に処理を移行する。
S110では、主制御基板20は、停止ボタン9の操作に応じてリール4の回転を停止させるリール停止処理を行い、S115に処理を移行する。
S115では、主制御基板20は、当選した小役に対応する図柄が有効ライン上に並び、該小役が成立役となった場合に、遊技者に対し、該小役に対応する枚数のメダル(賞メダル)を遊技者に付与するメダル払出処理を行い、S120に処理を移行する。
なお、賞メダルを付与する際、クレジット枚数が50枚以下である場合には、賞メダルの枚数がクレジット枚数に加算され、クレジット枚数が50枚を越えると、賞メダルが受皿12に排出される。
S120では、主制御基板20は、BBが成立した際にボーナスゲームを開始させると共に、ボーナスゲームで付与された賞メダルが予め定められた枚数に達した場合には、ボーナスゲームを終了させる遊技状態制御処理を行い、S100に処理を移行する。
(2)BET処理について
次に、遊技者の操作に応じてメダルをベットするBET処理について、図4に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メイン処理からコールされる。
S150では、主制御基板20は、メダルのベットが可能となるBET可能条件(メダルの投入又はベットスイッチの操作によりMAXベットされていない、又は、役が成立していない状態で全ての回胴が停止した、或いは、リプレイ以外の役が成立した状態で全ての回胴が停止し、成立役に対応した払い出しが終了したという条件)が満たされているか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S150:Yes)、S152に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S150:No)、本処理を終了する。
S152では、主制御基板20は、メダル検出スイッチ10aからの検出信号によりメダルが投入されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S152:Yes)、S154に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S152:No)、S156に処理を移行する。
S154では、主制御基板20は、MAXベット(3枚のメダルのベット)されていない状態であれば、投入されたメダルの枚数をBET数(ベットされているメダルの枚数)に加算し、S168に処理を移行する。なお、MAXベットされた状態でメダルが投入されると、投入枚数をクレジット枚数に加算し、クレジット枚数が50に達すると、投入枚数はクレジット枚数に加算されず、投入されたメダルは受皿12に排出される。
S156では、主制御基板20は、ベットスイッチ7の操作が有効、且つ、クレジットされたメダルが存在する状態で、ベットスイッチ7が操作されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S156:Yes)、S158に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S156:No)、本処理を終了する。
S158では、主制御基板20は、BET数が0であるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S158:Yes)、S160に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S158:No)、S162に処理を移行する。
S160では、主制御基板20は、クレジット枚数が3枚以上であれば、BET数に3を加算すると共に、クレジット枚数が2枚以下である場合には、クレジット枚数をBET数に加算し、S168に処理を移行する。
S162では、主制御基板20は、BET数が1であるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S162:Yes)、S164に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S162:No)、S166に処理を移行する。
S164では、主制御基板20は、クレジット枚数が2枚以上であれば、BET数に2を加算すると共に、クレジット枚数が1枚である場合には、クレジット枚数をBET数に加算し、S168に処理を移行する。
一方、S166では、主制御基板20は、BET数に1を加算し、S168に処理を移行する。
S168では、主制御基板20は、中継基板30を介して、音・ランプ制御基板31や演出画像制御基板32に対し、新たにベットされたメダルの枚数を示すコマンドである加算BET数信号を送信し、S170に処理を移行する。
S170では、主制御基板20は、BET数が3である場合には(S170:Yes)、ベットスイッチ7の操作を無効化し(S172)、S174に処理を移行する。
S174では、主制御基板20は、始動レバー8の操作を有効化し、本処理を終了する。
(3)当否判定処理について
次に、始動レバー8の操作に応じて内部抽選等を行う当否判定処理について、図5に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メイン処理からコールされる。
S200では、主制御基板20は、始動レバー有効条件(メダルの投入又はベットスイッチ7の操作によりMAXベットされたか、或いは、前回のゲームでリプレイが成立したという条件)が満たされているか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S200:Yes)、S205に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S200:No)、本処理を終了する。
S205では、主制御基板20は、始動レバー8が操作されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S205:Yes)、S210に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S205:No)、本処理を終了する。
S210では、主制御基板20は、内部抽選に用いる当否乱数を抽出し、抽出した当否乱数を用いて当選役内部抽選処理を行う(S215)。
続くS220では、主制御基板20は、リール4L〜4Rの回転を開始させるリール変動開始処理を行い、本処理を終了する。
なお、リール変動開始処理では、主制御基板20は、最初に、前回のゲームにおけるリール4L〜4Rの回転開始時から4.1秒が経過しているか否かを判定する。そして、4.1秒が経過している場合には、駆動モータ26L〜26Rを作動させてリール4L〜4Rの回転を開始し、4.1秒が経過していない場合には、前回の回転開始から4.1秒が経過するまで待ち、その後、リール4L〜4Rの回転を開始する。
また、停止ボタン9は、全てのリール4の回転速度が一定となった後に有効化される。
(4)当選役内部抽選処理について
次に、当否乱数に基づき内部抽選を行う当選役内部抽選処理について、図6に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、当否判定処理からコールされる。
S250では、主制御基板20は、BBへの当選を示す当選役フラグであるボーナスフラグを参照し、BBに当選した状態か否かを判定する。そして、BBに当選していない状態である場合(ボーナスフラグ=0の場合)には(S250:Yes)、S252に処理を移行すると共に、BBに当選した状態である場合には(S250:No)、S256に処理を移行する。
S252では、主制御基板20は、当否乱数がBBの当り値か否か(BBに当選したか否か)を判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S252:Yes)、S254に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S252:No)、S256に処理を移行する。
S254では、主制御基板20は、ボーナスフラグをセットし、S274に処理を移行する。
S256では、主制御基板20は、当否乱数がチェリーの当り値か否か(チェリーに当選したか否か)を判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S256:Yes)、S258に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S256:No)、S260に処理を移行する。
S258では、主制御基板20は、チェリーへの当選を示す当選役フラグであるチェリーフラグをセットし、S274に処理を移行する。
S260では、主制御基板20は、当否乱数がスイカの当り値か否か(スイカに当選したか否か)を判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S260:Yes)、S262に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S260:No)、S264に処理を移行する。
S262では、主制御基板20は、スイカへの当選を示す当選役フラグであるスイカフラグをセットし、S274に処理を移行する。
S264では、主制御基板20は、当否乱数がベルA〜Fの当り値か否か(ベルA〜Fに当選したか否か)を判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S264:Yes)、S266に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S264:No)、S268に処理を移行する。
S266では、主制御基板20は、ベルへの当選を示す当選役フラグであるベルフラグをセットし、S274に処理を移行する。なお、ベルフラグには、ベルA〜Fに対応してベルAフラグ〜ベルFフラグの6種類が設けられており、当選したベルの種類に対応するベルフラグがセットされる。
S268では、主制御基板20は、当否乱数がリプレイの当り値か否か(リプレイに当選したか否か)を判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S268:Yes)、S270に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S268:No)、S272に処理を移行する。
S270では、主制御基板20は、リプレイへの当選を示す当選役フラグであるリプレイフラグをセットし、S274に処理を移行する。
一方、S272では、主制御基板20は、ハズレフラグをセットし、S274に処理を移行する。
S274では、主制御基板20は、中継基板30を介して、音・ランプ制御基板31や演出画像制御基板32に対し、ATであるか否かを示すコマンドであるATコマンドを送信し、S276に移行する。
S276では、主制御基板20は、中継基板30を介して、音・ランプ制御基板31や演出画像制御基板32に対し、当選役の有無と種類を示すコマンドである当選役コマンドを送信し、本処理を終了する。
なお、主制御基板20は、当選役の有無及び種類と、ATであるか否かを示す1の当選役コマンドを生成し、当選役コマンドやATコマンドに替えて、当選役コマンドのみを音・ランプ制御基板31や演出画像制御基板32に送信しても良い。また、当選役内部抽選処理において(換言すれば、始動レバー8の操作時に)ATコマンドを送信するのではなく、いずれかの停止ボタン9が操作された際にATコマンドを送信する構成としても良い。
また、本実施形態の当選役内部抽選処理では、BBに当選した場合には、他の小役(スイカ,チェリー,ベル,リプレイ)に当選したかどうかの判定が行われず、BBと他の小役に重複して当選することができない。しかしながら、これに限らず、BBに当選した場合にも他の小役に当選したかどうかの判定を行い、BBと他の小役とに重複して当選することが可能な構成としても良い。このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。また、BBは内部当選によるフラグを次のゲームに持ち越すことが可能であるため、重複して当選する際にはBBよりも他の小役を優先的に引き込むための停止制御(所謂引き込み制御やスベリ制御)を行うようにすることが望ましく、特に他の役と重複してリプレイが当選した場合には必ずリプレイが成立するように優先的に引き込むことが望ましい。
(5)リール停止処理について
次に、停止ボタン9の操作に応じてリール4の回転を停止させるリール停止処理について、図7〜10に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メイン処理からコールされる。
S300では、主制御基板20は、リール4L〜4Rのうちの少なくとも一つが回転中であるか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S300:Yes)、S302に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S300:No)、本処理を終了する。
S302では、主制御基板20は、停止ボタン9が有効化されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S302:Yes)、S308に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S302:No)、S304に処理を移行する。
S304では、主制御基板20は、全リール4L〜4Rの回転速度が一定となったか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S304:Yes)、S306に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S304:No)、本処理を終了する。
S306では、主制御基板20は、停止ボタン9を有効化し、S308に処理を移行する。
S308では、主制御基板20は、左停止ボタン9LがON状態(押下された状態)であるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S308:Yes)、S310に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S308:No)、S322に(図8)処理を移行する。
S310では、主制御基板20は、左停止ボタン9Lが有効か否か(左リール4Lが回転中か否か)を判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S310:Yes)、S312に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S310:No)、本処理を終了する。
S312では、主制御基板20は、左リール4Lを停止させる左リール停止処理を行う。この左リール停止処理では、所謂引き込み制御やスベリ制御が行われ、左停止ボタン9Lが操作された時点から最大で4コマ進んだ位置で左リール4Lを停止させることで、当選役に対応する図柄を有効ライン上に並べたり、成立させることができない役に対応する図柄が有効ライン上に並ばないよう、左リール4Lの停止位置が調整される。
具体的には、当選役がリプレイである場合には、左リール4Lのリプレイ図柄が必ず有効ライン上に停止される。
また、当選役がベルである場合には、次のような制御がなされる。すなわち、AT中であれば、ベルに当選すると、押順が適切であれば左リール4Lのベル図柄が必ず有効ライン上に停止される。また、AT中でない時に通常押順のベル(通常ベル)に当選した場合には、押順が適切であれば、左リール4Lのベル図柄が必ず有効ライン上に停止される。
一方、AT中でない時に特殊押順のベル(特殊ベル)に当選した場合には、押順が適切か否かに関わらず、有効ラインにベル図柄が並ばないように左リール4Lの停止位置が調整される。なお、左停止ボタン9Lが最後に操作された場合に限り、有効ラインにベル図柄が並ばないよう左リール4Lの停止位置が調整されても良い。
無論、AT中であるか否かに関わらず、ベルに当選した場合には、常に、押順が適切であれば左リール4Lのベル図柄を必ず有効ライン上に停止させても良い。
また、当選役がリプレイ,ベル以外である場合には、左停止ボタン9Lの操作タイミングに、左リール4Lの対応する図柄が有効ラインから予め定められたコマ数の範囲内に位置する場合には、該図柄が有効ライン上に停止される。
続くS314では、主制御基板20は、左停止ボタン9LがOFF状態(押下が解除された状態)であるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S314:Yes)、S316に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S314:No)、S314に処理を移行する。
S316では、主制御基板20は、左停止ボタン9Lの操作を無効化し、S318に処理を移行する。
S318では、主制御基板20は、音・ランプ制御基板31や演出画像制御基板32に対し、左リール4Lが停止されたことと、各有効ライン上に停止された図柄を示すコマンドである左リール停止信号を送信し、S320に処理を移行する。
S320では、主制御基板20は、回転中のリール4が存在するか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S320:Yes)、本処理を終了すると共に、否定判定が得られた場合には(S320:No)、S350(図10)に処理を移行する。
一方、左停止ボタン9LがON状態でない場合に移行するS322(図8)では、主制御基板20は、中停止ボタン9CがON状態であるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S322:Yes)、S324に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S322:No)、S336に(図9)処理を移行する。
S324では、主制御基板20は、中停止ボタン9Cが有効か否か(中リール4Cが回転中か否か)を判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S324:Yes)、S326に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S324:No)、本処理を終了する。
S326では、主制御基板20は、中リール4Cを停止させる中リール停止処理を行う。この処理では、左リール4Lと同様にして引き込み制御やスベリ制御を行い、当選役に対応する図柄を有効ライン上に並べたり、成立させることができない役に対応する図柄が有効ライン上に並ばないよう、中リール4Cの停止位置が調整される。
特に、当選役がベルである場合には、AT中であれば、押順が適切であれば中リール4Cのベル図柄が必ず有効ライン上に停止される。また、AT中でない時に通常ベルに当選した場合には、押順が適切であれば、中リール4Cのベル図柄が必ず有効ライン上に停止される。
一方、AT中でない時に特殊ベルに当選した場合には、押順が適切か否かに関わらず、有効ラインにベル図柄が並ばないように中リール4Cの停止位置が調整される。なお、中停止ボタン9Cが最後に操作された場合に限り、有効ラインにベル図柄が並ばないよう中リール4Cの停止位置が調整されても良い。
無論、AT中であるか否かに関わらず、ベルに当選した場合には、常に、押順が適切であれば中リール4Cのベル図柄を必ず有効ライン上に停止させても良い。
続くS328では、主制御基板20は、中停止ボタン9CがOFF状態であるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S328:Yes)、S330に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S328:No)、S328に処理を移行する。
S330では、主制御基板20は、中停止ボタン9Cの操作を無効化し、S332に処理を移行する。
S332では、主制御基板20は、音・ランプ制御基板31や演出画像制御基板32に対し、中リール4Cが停止されたことと、各有効ライン上に停止された図柄を示すコマンドである中リール停止信号を送信し、S334に処理を移行する。
S334では、主制御基板20は、回転中のリール4が存在するか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S334:Yes)、本処理を終了すると共に、否定判定が得られた場合には(S334:No)、S350(図10)に処理を移行する。
また、中停止ボタン9CがON状態でない場合に移行するS336(図9)では、主制御基板20は、右停止ボタン9RがON状態であるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S336:Yes)、S338に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S336:No)、本処理を終了する。
S338では、主制御基板20は、右停止ボタン9Rが有効か否か(右リール4Rが回転中か否か)を判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S338:Yes)、S340に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S338:No)、本処理を終了する。
S340では、主制御基板20は、右リール4Rを停止させる中リール停止処理を行う。この処理では、左リール4Lと同様にして引き込み制御やスベリ制御を行い、当選役に対応する図柄を有効ライン上に並べたり、成立させることができない役に対応する図柄が有効ライン上に並ばないよう、右リール4Rの停止位置が調整される。
特に、当選役がベルである場合には、AT中であれば、押順が適切であれば右リール4Rのベル図柄が必ず有効ライン上に停止される。また、AT中でない時に通常ベルに当選した場合には、押順が適切であれば、右リール4Rのベル図柄が必ず有効ライン上に停止される。
一方、AT中でない時に特殊ベルに当選した場合には、押順が適切か否かに関わらず、有効ラインにベル図柄が並ばないように右リール4Rの停止位置が調整される。なお、右停止ボタン9Rが最後に操作された場合に限り、有効ラインにベル図柄が並ばないよう右リール4Rの停止位置が調整されても良い。
無論、AT中であるか否かに関わらず、ベルに当選した場合には、常に、押順が適切であれば右リール4Rのベル図柄を必ず有効ライン上に停止させても良い。
続くS342では、主制御基板20は、右停止ボタン9RがOFF状態であるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S342:Yes)、S344に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S342:No)、S342に処理を移行する。
S344では、主制御基板20は、右停止ボタン9Rの操作を無効化し、S346に処理を移行する。
S346では、主制御基板20は、音・ランプ制御基板31や演出画像制御基板32に対し、右リール4Rが停止されたことと、各有効ライン上に停止された図柄を示すコマンドである右リール停止信号を送信し、S348に処理を移行する。
S348では、主制御基板20は、回転中のリール4が存在するか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S348:Yes)、本処理を終了すると共に、否定判定が得られた場合には(S348:No)、S350(図10)に処理を移行する。
全てのリールが停止した際に移行するS350(図10)では、主制御基板20は、成立役が発生したか否かを判定する(有効ライン上に当選役に対応する図柄が並んだか否かを位置検出センサ21による検出結果に基づいて判定する)。そして、肯定判定が得られた場合には(S350:Yes)、S354に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S350:No)、S352に処理を移行する。
S352では、主制御基板20は、ハズレに対応する処理を実行し、S368に処理を移行する。
S354では、主制御基板20は、BBが成立したか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S354:Yes)、S356に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S354:No)、S358に処理を移行する。
S356では、主制御基板20は、ボーナスゲームを開始させるための大当り設定処理を行い、S368に処理を移項する。
S358では、主制御基板20は、リプレイが成立したか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S358:Yes)、S360に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S358:No)、S362に処理を移行する。
S360では、主制御基板20は、今回のゲームと同じ枚数のメダルがベットされた状態とするリプレイ設定処理を行い、S366に処理を移行する。
S362では、主制御基板20は、成立した小役に応じて遊技者に付与される賞メダルの枚数を設定する成立役払出設定処理を行い、S364に処理を移行する。
S364では、主制御基板20は、中継基板30を介して、音・ランプ制御基板31や演出画像制御基板32に対し、遊技者に付与される賞メダルの枚数を示すコマンドである払出数信号を送信し、S366に処理を移行する。
S366では、主制御基板20は、ATに関する制御を行うAT制御処理を行い、S368に移行する。
S368では、主制御基板20は、中継基板30を介して、音・ランプ制御基板31や演出画像制御基板32に対し、成立役の有無、及び、成立役の種類を示すコマンドである成立役情報を送信する成立役情報送信処理を行い、S370に処理を移行する。なお、音・ランプ制御基板31や演出画像制御基板32では、成立役情報に基づき、各種ランプ類31a,スピーカ31bや演出画像表示装置33を介して、各種演出が行われる。
S370では、主制御基板20は、ボーナスフラグ以外の他の当選役フラグをクリアし、本処理を終了する。
(6)AT制御処理について
次に、抽選によりATに移行するか否かやATの継続期間を決定すると共に、ATの開始,終了を制御するAT制御処理について、図11に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、リール停止処理からコールされる。
S400では、主制御基板20は、ATフラグを参照することで、AT中か否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S400:Yes)、S450に移行し、否定判定が得られた場合には(S400:No)、S405に移行する。
S405では、主制御基板20は、AT移行抽選の契機が到来した(具体的には、例えば、スイカやチェリー等の特定の役が成立したことや、リプレイが所定回数にわたり連続して成立したこと等)か否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S405:Yes)、S410に移行し、否定判定が得られた場合には(S405:No)、S435に移行する。
S410では、主制御基板20は、乱数を抽出すると共に、該乱数を用いてAT移行抽選を行う。そして、S415では、AT移行抽選で当選したか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S415:Yes)、S420に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S415:No)、S435に処理を移行する。
S420では、主制御基板20は、ATフラグをセットし、ATに移行する。続くS425では、主制御基板20は、乱数を抽出すると共に、該乱数を用いたAT期間抽選を行い、AT期間(ATの継続期間)を決定する。そして、AT期間に応じた値をATカウンタに設定し、S435に移行する。なお、AT移行抽選により、ATに移行するか否かとAT期間を決定する構成としても良い。
S435では、主制御基板20は、ATでない時にベルが成立する頻度(ベルの成立頻度)を算出する成立頻度算出処理を行う。具体的には、ベルに当選した際に該ベルに対応する押順で停止ボタン9が操作される確率(成立確率)を算出する。すなわち、ベルフラグに基づきベルの当選の有無を判定し、ベルに当選していればベルの当選回数を更新すると共に、ベルの成立の有無を判定し、ベルが成立していればベルの成立回数を更新する。そして、成立回数を当選回数で除算した値を成立確率として算出し、これをベルの成立頻度とする。
なお、この他にも、ATでない時のゲーム数とベルの成立回数とを算出し、ベルの成立回数をゲーム数で除算した値を、ベルの成立頻度として算出しても良い。
また、ベルの当選回数,ベルの成立回数,ゲーム数とは、回胴式遊技機1に電源が投入された後から現時点までの期間にカウントされた回数であっても良い。また、直近に行われたX回(例えば、100回)の非AT中のゲームにおけるベルの当選回数やベルの成立回数をカウントし、ベルの成立頻度を算出しても良い。
また、ベルの成立頻度に替えて、上述した方法で、ATでない時の特殊ベルの成立頻度を算出する構成としても良い。
続くS440では、主制御基板20は、ベルの成立頻度が閾値を超えるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S440:Yes)、S445に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S440:No)、本処理を終了する。
S445では、主制御基板20は、ベルの成立頻度が異常であるとみなして異常対応処理を実行し、本処理を終了する。具体的には、例えば、図示しない不揮発性の記憶手段(例えば、EEPROM等)に、現在の年月日時を保存しても良いし、外部装置(例えば、ホールコンピュータ等)に対し、ベルの成立頻度の異常が生じた旨を通知しても良いし、図示しないランプやブザー等により、ベルの成立頻度の異常が生じた旨を報知しても良い。また、例えば、演出画像制御基板32に対しベルの成立頻度の異常が生じた旨を通知するコマンドを送信し、演出画像制御基板32は、該コマンドに応じて、音声や映像により該異常が生じた旨を報知しても良い。
なお、非AT中のベルの当選回数(特殊ベルの成立頻度を算出する場合であれば、特殊ベルの当選回数)が所定値以上であり、且つ、ベルの成立頻度が閾値を超える場合に、異常対応処理を行う構成としても良い。
一方、AT中に移行するS450では、主制御基板20は、上乗せ抽選の契機が到来した(具体的には、例えば、スイカやチェリー等の特定の役が成立したこと等)か否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S450:Yes)、S455に移行し、否定判定が得られた場合には(S450:No)、S470に移行する。
S455では、主制御基板20は、乱数を抽出し、該乱数を用いて、AT期間を延長するか否かを決定すると共に、ATの延長期間(上乗せ期間)を決定する上乗せ抽選を行う。続くS460では、上乗せ期間が発生したか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S460:Yes)、S465に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S460:No)、S470に移行する。
S465では、主制御基板20は、上乗せ期間に応じた値をATカウンタに加算することでAT期間の上乗せを行い、S470に移行する。
S470では、主制御基板20は、ATカウンタを更新し、続くS475では、ATカウントの値に基づきAT期間が終了したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S475:Yes)、S480に移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S475:No)、本処理を終了する。
S480では、主制御基板20は、ATフラグをクリアし、本処理を終了する。
なお、AT制御処理では、AT移行時にATフラグをセットすると共に、AT終了時にATフラグをクリアすることで、AT中か否かを判別可能とし、さらに、ATカウンタによりATの継続期間を制御する構成となっている。しかしながら、ATフラグを設けず、ATカウンタのみを設け、ATカウンタの値に基づきAT中か否かを判別すると共に、ATの継続期間を制御する構成としても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果を得ることができる。
(7)押順ナビ演出処理について
次に、AT中に押順ナビ演出を行う押順ナビ演出処理について、図12に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、音・ランプ制御基板31及び演出画像制御基板32(以後、演出画像制御基板32等と記載)にて定期的なタイミングで実行される。
S500では、演出画像制御基板32等は、主制御基板20から当選役コマンドを受信したか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S500:Yes)、S505に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S500:No)、本処理を終了する。
S505では、演出画像制御基板32等は、最後に受信したATコマンド(当選役コマンドによりAT中か否かを通知する場合には、最後に受信した当選役コマンド)に基づき、AT中であるか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S505:Yes)、S510に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S505:No)、本処理を終了する。
S510では、演出画像制御基板32等は、受信した当選役コマンドに基づき、ベルに当選したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S510:Yes)、S515に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S510:No)、本処理を終了する。
S515では、演出画像制御基板32等は、受信した当選役コマンドが示すベルに応じた押順を報知する押順ナビ演出を実行し、本処理を終了する。具体的には、例えば、演出画像表示装置33に画像を表示したり、所定のランプを点灯したり、スピーカ31bから音声を出力したりすることで、停止ボタン9の押順や操作すべき停止ボタン9を報知し、押順ナビ演出を行っても良い。
なお、演出画像制御基板32等は、AT中に押順ナビ演出処理を常に実行しなくてもよく、抽出した乱数値に基づく抽選を行い、該抽選で当選した場合に押順ナビ演出処理を実行しても良い。
[効果]
本実施形態の回胴式遊技機1によれば、AT移行抽選や、ATの上乗せ抽選や、ATを開始,終了させる処理等が、高度なセキュリティが施された主制御基板20で行われる。このため、不正行為によりATに移行させることが困難になる。
また、仮に、不正行為により演出画像制御基板32にATへの移行を誤認識させ、押順ナビ演出を実行させたとしても、ATでない場合のベルの成立頻度が高くなると異常対応処理が行われる。このため、このような行為に対処することができる。
したがって、不正行為により利益を得るのが困難になる。
[他の実施形態]
(1)本実施形態の回胴式遊技機1では、スイカやチェリー等の特定の役の成立をAT移行抽選の契機とし、該契機の到来時にAT移行抽選を行い、AT移行抽選に当選するとATに移行する構成となっている。
しかしながら、これに限らず、例えば、前回のATやボーナスゲームが終了した時点や電源投入時から行われたゲーム数が所定回数に達したことや、特定の役に当選したことを、AT移行抽選の契機としても良い。
また、例えば、前回のATやボーナスゲームが終了した時点や電源投入時から行われたゲーム数が所定回数に達した際には、AT移行抽選を行うことなくATに移行する構成としても良い。
また、例えば、上述した契機にAT移行抽選を行い、AT移行抽選で当選した後、特定の役が成立した際に、ATに移行する構成としても良い。
このような構成を有する場合であっても、同様の効果を得ることができる。
(2)また、本実施形態の回胴式遊技機1では、主制御基板20から演出画像制御基板32に対し当選役の種類を示す当選役コマンドが送信され、AT中は、演出画像制御基板32が、演出画像表示装置33やスピーカ31b等を介して、受信した当選役コマンドが示すベルに応じた押順を報知する押順ナビ演出を実行する。
しかしながら、AT中、主制御基板20が直接制御する表示装置等により押順ナビ演出を行い、成立したベルの押し順を報知しても良い。この時、演出画像制御基板32では押順ナビ演出を行わず、主制御基板20が単独で押順ナビ演出を行っても良いし、主制御基板20と演出画像制御基板32の双方で押順ナビ演出を行っても良い。
なお、この時、AT移行抽選や上乗せ抽選は、本実施形態と同様に主制御基板20で行われる。また、主制御基板20と演出画像制御基板32の双方で押順ナビ演出を行う場合、演出画像制御基板32は、抽選により押順ナビ演出を行うか否かを決定しても良い。無論、演出画像制御基板32にて押順ナビ演出を行わない旨が決定されたとしても、主制御基板20では、該決定に関わらず、押順ナビ演出を行う。
また、主制御基板20は、例えば、7セグ表示器やドットマトリクス表示器等といった、低負荷の処理により押順を表示可能な表示器を用いて押順ナビ演出を行っても良い。また、例えば、押下すべき停止ボタン9に内蔵されたLED等の表示器や、該停止ボタン9に対応して設けられたLED等を点灯させたり、他の停止ボタン9のLED等とは異なる色で発光させたりすることで、押順ナビ演出を行っても良い。
(3)また、本実施形態のATでは、ベルに当選すると押順ナビ演出が行われるが、ATは、押順ナビ演出が行われると共に、リプレイに当選する確率が高くなるARTとして構成されていても良い。このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
本実施形態におけるリール4が回動の一例に相当し、音・ランプ制御基板31,演出画像制御基板32,演出画像表示装置33が演出制御基板の一例に相当する。また、ATが特典状態の一例に相当する。
また、メイン処理のS115が付与手段の一例に、当否判定処理のS210が内部抽選手段の一例に、S220が回胴制御手段の一例に、当選役内部抽選処理のS252,S256,S260,S264,S268が内部抽選手段の一例に、S274が特典状態通知手段の一例に、S276が押順送信手段の一例に相当する。
また、リール停止処理のS312,S326,S340が回胴制御手段の一例に、AT制御処理のS410が移行決定手段の一例に、S420,S430,S460〜S480が移行制御手段の一例に、S445が異常対応手段の一例に、S455が上乗せ抽選手段の一例に相当する。
また、押順ナビ演出処理のS515が報知手段の一例に相当する。
1…回胴式遊技機、2…表示窓、3…表示パネル、4…リール、5…ベットランプ、6…デジタル表示装置、7…ベットスイッチ、8…始動レバー、9…停止ボタン、10…メダル投入口、10a…メダル検出スイッチ、11…操作部、12…受皿、13…スピーカボックス、14…下部構造部、16…精算スイッチ、20…主制御基板、21…位置検出センサ、22…ゲートソレノイド、23…クレジット表示装置、24…ベット数表示装置、25…払出メダル数表示装置、26…駆動モータ、27…投光ランプ、30…中継基板、31…音・ランプ制御基板、32…演出画像制御基板、33…演出画像表示装置、40…払出制御基板、41…獲得メダル払出装置、42…払出検出スイッチ。

Claims (5)

  1. 始動レバーと、複数の種類の図柄が描かれている複数の回胴と、それぞれの前記回胴に対応する複数の停止ボタンと、前記始動レバーと前記停止ボタンの操作に応じてゲームを進行させる主制御基板と、該主制御基板からの指示に応じて演出を行う演出制御基板とを備える回胴式遊技機であって、
    前記主制御基板は、
    前記始動レバーの操作に応じて内部抽選を実行する手段であって、前記内部抽選での当選役として、予め定められた押順で前記停止ボタンが操作されると成立する押順役が設けられている内部抽選手段と、
    特典状態に移行するか否かを決定する移行決定手段と、
    前記移行決定手段による決定に応じて前記特典状態に移行すると共に、前記特典状態の継続期間が終了すると、該特典状態を終了する移行制御手段と、
    前記内部抽選で当選した前記押順役に対応する前記押順を、前記演出制御基板に送信する押順送信手段と、
    前記始動レバーの操作に応じて前記回胴を回転させ、前記停止ボタンの操作に応じて対応する前記回胴を停止させる手段であって、前記内部抽選で前記押順役に当選している場合、該押順役に対応する前記押順で前記停止ボタンが操作されると、該押順役に対応する前記図柄が有効ラインに並んだ状態で前記回胴を停止させ、該押順役を成立させる回胴制御手段と、
    全ての前記回胴の回転が停止した際、前記当選役に対応する前記図柄が前記有効ライン上に並ぶと、遊技者に遊技価値を付与する付与手段と、
    前記特典状態でない場合に、予め定められた頻度で前記押順役が成立すると、異常対応処理を行う異常対応手段と、を備え、
    前記演出制御基板は、前記押順を受信すると、該押順を報知する前記演出を行う報知手段を備えること、
    を特徴とする回胴式遊技機。
  2. 請求項1に記載の回胴式遊技機において、
    前記移行決定手段は、前記特典状態に移行するか否かを決定する移行抽選を行い、該移行抽選に当選した場合に、前記特典状態に移行することを決定すること、
    を特徴とする回胴式遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の回胴式遊技機において、
    前記主制御基板は、前記特典状態中、前記特典状態の前記継続期間を上乗せするか否かを決定する上乗せ抽選を行う上乗せ抽選手段をさらに備え、
    前記移行制御手段は、前記上乗せ抽選に当選すると、前記継続期間を延長すること、
    を特徴とする回胴式遊技機。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の回胴式遊技機において、
    前記主制御基板は、前記演出制御基板に対し、前記特典状態であるか否かを通知する特典状態通知手段をさらに備え、
    前記報知手段は、前記主制御基板からの通知に基づき前記特典状態であるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には、前記押順の受信に応じて、該押順を報知する前記演出を行うこと、
    を特徴とする回胴式遊技機。
  5. 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の回胴式遊技機において、
    前記回胴制御手段は、前記特典状態でない場合には、前記内部抽選で予め定められた前記押順の前記押順役に当選している時に、該押順で前記停止ボタンが操作されると、該押順役に対応する前記図柄が前記有効ラインに並んでない状態で前記回胴を停止させ、該押順役を成立させないこと、
    を特徴とする回胴式遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014124299A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Olympia:Kk 遊技機
JP2015116295A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 サミー株式会社 スロットマシン

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