JP2017028883A - 蓄電システム及び蓄電池制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電池を複数台設置した場合に、複数の蓄電池において、劣化の度合いを平均化させることができる蓄電システム及び蓄電池制御方法を提供する。
【解決手段】蓄電システム1は、系統50に接続され負荷40に電力を供給する。蓄電システム1は、蓄電池10〜12、パワーコンディショナ20〜22、電流センサ30〜32を含む。パワーコンディショナ20〜22は、蓄電池10〜12において劣化の度合いが平均化するように、電流センサ30〜32が検出した値に基づき、それぞれ、蓄電池10〜12に放電させる制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電システム及び蓄電池制御方法に関する。
近年、蓄電池の充放電電力の制御をより安定化させるために、複数の蓄電池を需要家に設置させる要求が高まってきている。そこで、複数の蓄電池の充放電を制御する蓄電システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2013−192327号公報
ところで、現在の日本の制度では、再生可能エネルギーを利用していない蓄電池の電力については、電力事業者への売電が認められていない。このため、蓄電池を系統へ接続する際、蓄電池から系統への逆潮流(売電方向の電流)を防止するため、蓄電池のパワーコンディショナには、系統との間の電流を検出するための電流センサが設けられる。そして、パワーコンディショナは、系統への逆潮流を防ぐために、常に、電流センサに所定の順潮流(買電方向の電流)が流れるように蓄電池の充放電制御を行う。例えば、電流センサに流れる電流が所定の順潮流より小さい場合、パワーコンディショナは、逆潮流を防止するため、出力を低下させる。一方、例えば、電流センサに流れる電流が所定の順潮流より大きい場合、パワーコンディショナは、系統からの順潮流を減らすため、蓄電池に電力を放電させ、需要家の電気機器等の負荷に供給する。
ここで、複数の蓄電池を系統と負荷との間に接続して並列運転させる場合、各蓄電池のパワーコンディショナには、それぞれ、自機器に対応する電流センサが設けられる。そして、各パワーコンディショナは、自機器に対応する電流センサに所定の順潮流が流れるように、各パワーコンディショナに接続された蓄電池の充放電を制御する。このとき、負荷側に接続されたパワーコンディショナが、自機器に対応する電流センサに所定の順潮流が流れるように、自機器に接続された蓄電池の充放電を制御したとする。すると、系統側に接続されたパワーコンディショナの電流センサは、既に負荷側のパワーコンディショナが制御した所定の順潮流を検出することになり、蓄電池の充放電の制御を行わなくなる。従って、複数の蓄電池を並列運転させる場合、負荷側に接続された蓄電池ほど、充放電を繰り返す回数が多くなる。さらに、蓄電池は、充放電を繰り返す回数が多いほど、劣化が早く進行してしまう傾向がある。このため、複数の蓄電池を並列運転させる場合、負荷側に接続された蓄電池ほど、劣化が早く進行してしまう、という問題があった。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、複数の蓄電池を並列運転させる場合に、複数の蓄電池において劣化の度合いを平均化させることができる蓄電システム及び蓄電池制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る蓄電システムは、系統に接続され負荷に電力を供給する蓄電システムであって、前記系統から供給される電力により充電される複数の蓄電池と、前記複数の蓄電池の充放電をそれぞれ制御する複数の電力変換機器と、前記複数の電力変換機器のうちの少なくとも1つと前記系統との間に設けられた電流センサと、を含み、前記複数の電力変換機器は、前記電流センサの検出した値に基づき、前記複数の蓄電池における劣化の度合いが平均化するように、自機器に接続された蓄電池に放電させる制御を行うことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る蓄電池制御方法は、複数の蓄電池と、該複数の蓄電池の充放電を制御する複数の電力変換機器と、該複数の電力変換機器のうちの少なくとも1つと系統との間に設けられた電流センサと、を含む蓄電システムにおいて、前記複数の蓄電池の充放電を制御する蓄電池制御方法であって、前記複数の電力変換機器は、前記電流センサの検出した値に基づき、前記複数の蓄電池において劣化の度合いが平均化するように自機器に接続された蓄電池に放電させる制御を行うことを特徴とする蓄電池制御方法。
本発明に係る蓄電システム及び蓄電池制御方法によれば、複数の蓄電池を並列運転させる場合に、複数の蓄電池において劣化の度合いを平均化させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る蓄電システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る蓄電システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る蓄電システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実地形態に係る蓄電システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る蓄電システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第3の実地形態に係る蓄電システムの動作の一例を示すフローチャートである。 変形例に係る蓄電システムの構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下では、説明を簡単にするため、蓄電池から系統への逆潮流防止用の上記の所定の順潮流は0[A]であるものとする。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る蓄電システムの構成の一例を示す図である。蓄電システム1は、蓄電池10〜12、パワーコンディショナ(電力変換機器)20〜22、電流センサ30〜32を含む。蓄電システム1は、系統50に接続して用いられ、負荷40に電力を供給する。なお、図1に示す蓄電システム1は、それぞれ3つの蓄電池10〜12、パワーコンディショナ20〜22及び電流センサ30〜32を含んでいるが、蓄電システム1が含む蓄電池、パワーコンディショナ及び電流センサの数は、それぞれ2つでもよいし、4つ以上でもよい。また、図1において、各機能ブロックを結ぶ実線は電力線を示し、破線は制御線を示す。制御線が示す接続は、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。
蓄電池10〜12は、それぞれ、系統50から供給される電力により充電される。また、蓄電池10〜12は、それぞれ、充電した電力をパワーコンディショナ20〜22に放電する。
パワーコンディショナ20〜22は、それぞれ、蓄電池10〜12が放電する直流電力を交流電力に変換し、負荷40に供給する。また、パワーコンディショナ20〜22は、系統50から供給される交流電力を直流電力に変換して、それぞれ、蓄電池10〜12に供給し、蓄電池10〜12を充電する。なお、パワーコンディショナ20〜22は、蓄電池10〜12の充放電制御の際、それぞれ、電流センサ30〜32に所定の電流値が流れるように、蓄電池10〜12の充放電を制御する。この制御については、後述する。
電流センサ30〜32は、それぞれ、パワーコンディショナ20〜22に対応する電流センサである。電流センサ30〜32は、それぞれ、系統50とパワーコンディショナ20〜22との間に設けられる。そして、電流センサ30〜32は、それぞれ、自機器に流れる順潮流又は逆潮流の値を検出し、その検出した電流値をパワーコンディショナ20〜22に送信する。
負荷40は、例えば電気機器等である。負荷40は、蓄電システム1から供給された交流電力を消費する。
以下、パワーコンディショナ20〜22の制御の詳細について説明する。まず、第1の実施形態に係るパワーコンディショナの制御の原理について説明する。
n個のパワーコンディショナが、系統50と負荷40との間に接続されているとする。また、n個のパワーコンディショナの各々と系統50との接続点について系統50を基準としたときの順番を、接続点順位と呼ぶものとする。ここで、接続点順位がkであるパワーコンディショナ(以下「パワーコンディショナ(k)」と表記する)に対応する電流センサ(以下「電流センサ(k)」と表記する)が順潮流を検出したとする。このとき、パワーコンディショナ(k)は、電流センサ(k)に以下の式(1)で表されるI(k)の電流が流れるように、パワーコンディショナ(k)に接続された蓄電池(以下「蓄電池(k)」と表記する)に放電させる。

(k)=((k−1)/n)×I (1≦k≦n) 式(1)

式(1)において、I(k)は電流センサ(k)に流れる電流値、Iは負荷40の消費電流の値、nはパワーコンディショナの総数である。具体的には、Iは、電流センサ(k)が初期に検出する値である。例えば、接続点順位が最下位である(つまり負荷40に最も近い位置に接続される)パワーコンディショナ(k=n)から順に制御を行っていく場合、Iは、電流センサ(n)が検出する値となる。なおIの検出方法はこれに限られず、例えば負荷40の直前に別途電流センサを設けてIを検出し、検出した値を各パワーコンディショナに送信するようにしてもよい。
またこの際、例えば、接続点順位が最下位である(つまり負荷40に最も近い位置に接続される)パワーコンディショナ(k=n)から制御を行っていく場合、式(1)を満たすために、パワーコンディショナ(k)は、以下の式(2)で表されるI(k)の電流を蓄電池(k)に放電させることになる。

(k)=IS0(k)/k (1≦k≦n) 式(2)

式(2)において、I(k)は蓄電池が放電する電流値である。また、式(2)において、IS0(k)は、1≦k≦n−1のとき、パワーコンディショナ(k+1)が上記式(1)に基づいて制御を行った後に電流センサ(k)が検出する順潮流の値である。また、IS0(k=n)は、負荷40の消費電流Iとなる。このように制御することで、n個の蓄電池は、それぞれ等しくI/nの電流を放電する。以下、この制御を図1の例で説明する。
図1において、系統50と負荷40との間に接続されているパワーコンディショナ20〜22の総数は3であるため、n=3となる。また、パワーコンディショナ20〜22の接続点順位(k)は、それぞれ、1〜3である。なお、以下では、接続点順位が最下位(k=3)である(つまり負荷40に最も近い位置に接続される)パワーコンディショナ22から順に制御していく例を説明するが、パワーコンディショナ20〜22は、上記(1)を満たすように制御を行えばよく、パワーコンディショナ20〜22の制御の順番はこれに限定されない。
図1において、負荷40の消費電流は15[A]である。このため、k=3である電流センサ32が検出する順潮流は、IS0(3)=15[A]となる。そのため、式(2)によって、k=3であるパワーコンディショナ22は、蓄電池12に5[A](=15[A]/3)の電流を放電させ、負荷40に供給する。これにより、k=3である電流センサ32には式(1)で表される10[A](=((3−1)/3)×15[A])の電流が流れるようになる。次に、k=2となる電流センサ31が検出する順潮流は、IS0(2)=10[A]となる。そのため、式(2)によって、k=2であるパワーコンディショナ21は、蓄電池11に5[A](=10[A]/2)の電流を放電させ、負荷40に供給する。これにより、k=2である電流センサ31には式(1)で表される5[A](=((2−1)/3)×15[A])の電流が流れるようになる。その後、k=1である電流センサ30が検出する順潮流は、IS0(1)=5[A]となる。そのため、式(2)によって、k=1であるパワーコンディショナ20は、蓄電池10に5[A](=5[A]/1)の電流を放電させ、負荷40に供給する。これにより、k=1である電流センサ30には式(1)で表される0[A](=((1−1)/3)×15[A])の電流が流れるようになる。このように制御することで、蓄電池10〜12は、それぞれ等しく5[A](負荷40の消費電流の1/3)の電流を放電する。以下、第1の実施形態に係る蓄電システム1の動作について説明する。
(システム動作)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る蓄電システムの動作の一例を示すフローチャートである。
まず、電流センサ30〜32は、それぞれ、自機器に流れる順潮流の値を検出し(ステップS101)、その検出した値を、パワーコンディショナ20〜22に送信する(ステップS102)。
その後、パワーコンディショナ20〜22は、電流センサ30〜32に上記式(1)で表されるI(k)の電流が流れるように蓄電池10〜12に放電させる(ステップS103)。図1の例では、パワーコンディショナ20〜22は、それぞれ、電流センサ30〜32に、0[A]、5[A]、10[A]の電流が流れるように蓄電池10〜12に放電させる。またこの際、例えば、接続点順位が最下位(k=3)である(つまり負荷40に最も近い位置に接続される)パワーコンディショナ22から制御を行っていく場合、式(1)を満たすために、パワーコンディショナ20〜22は、以下の式(2)で表されるI(k)の電流を蓄電池(k)に放電させる。
ステップS103の処理により、蓄電池10〜12は、それぞれ等しくI/n(Iは負荷40の消費電流、nはパワーコンディショナの総数)の電流を放電する(ステップS104)。図1の例では、蓄電池10〜12は、それぞれ等しく5[A](負荷40の消費電流の1/3)の電流を放電する。
なお、上記制御は、各パワーコンディショナの設定メニュー等において、自機器に接続される蓄電池の台数設定を、そのパワーコンディショナの接続点順位に基づいて設定変更することで行うことができる。例えば、接続点順位が最下位であるパワーコンディショナから制御を行っていく場合、上記制御は、パワーコンディショナの設定メニュー等において、自機器に接続される蓄電池の台数設定を、そのパワーコンディショナの接続点順位と同じ数の蓄電池がそのパワーコンディショナに接続されていると設定変更することで行うことができる。図1の例で説明すると、パワーコンディショナ20は接続点順位が1であるため、パワーコンディショナ20には1台の蓄電池が接続されていると設定変更し、パワーコンディショナ21は接続点順位が2であるため、パワーコンディショナ21には2台の蓄電池が接続されていると設定変更する。さらに、パワーコンディショナ22は接続点順位が3であるため、パワーコンディショナ22には3台の蓄電池が接続されていると設定変更する。このように、上記制御は、特別な回路等を設けることを必要とせず、パワーコンディショナの設定メニュー等において、パワーコンディショナの自機器に接続される蓄電池の台数設定の変更で行うことができるため、容易に行うことができる。また、パワーコンディショナの設定メニュー等に、自機器に接続される蓄電池の台数設定がない場合であっても、ソフトウェア等に自機器に接続される蓄電池の台数設定の機能を追加すればよいので、容易に行うことができる。
また、上記では、説明を簡単にするため、逆潮流防止用の所定の順潮流は0[A]とした。そのため、所定の順潮流に0[A]以外の値を設定する場合は、その設定する値を式(1)に加算し、加算後の式に基づいて、パワーコンディショナは制御を行えばよい。例えば、所定の順潮流の値をα[A]とすると、パワーコンディショナ(k)は、電流センサ(k)に以下の式(3)で表されるISα(k)の電流が流れるように、蓄電池(k)に放電させればよい。

Sα(k)=((k−1)/n)×I+α (1≦k≦n) 式(3)

式(3)において、ISα(k)は電流センサ(k)に流れる電流値、Iは負荷40の消費電流の値、nはパワーコンディショナの総数、αは所定の順潮流の値である。逆潮流防止用の所定の順潮流として0.5[A](α=0.5[A])と設定する場合、図1の例で説明すると、パワーコンディショナ20〜22は、上記式(3)に基づき、それぞれ、電流センサ30〜32に、0.5[A]、5.5[A]、10.5[A]の電流が流れるように、蓄電池10〜12の充放電を制御する。これにより、系統50からは、所定の順潮流0.5[A]が流れるようになる。
また、負荷40の消費電流の値が蓄電池10〜12の定格容量の合計値を超過すると想定される場合、その超過する分の電流値をαとした上記式(3)に基づいて、パワーコンディショナ20〜22は、蓄電池10〜12の制御を行ってもよい。これにより、系統50から負荷40へ、蓄電池10〜12の定格容量を超過する分の電流値αの電流が流れるようになる。
また、パワーコンディショナは、自機器に対応する電流センサが現在検出する電流値に基づいて、自機器に接続された蓄電池の放電を制御してもよい。この場合、蓄電池が放電すると、そのとき、電流センサが検出する電流値は変化する。つまり、電流センサが現在検出する電流値と蓄電池が現在放電する電流値は相対的になる。このような場合、パワーコンディショナ(k)は、電流センサ(k)が現在検出する電流値と蓄電池(k)が現在放電する電流値の相対関係を表す以下の式(4)を満たすように、蓄電池(k)の放電を制御する。

(k,t)=I(k,t)/(k−1) (2≦k≦n) 式(4)

上記式(4)において、tは現在の時刻、I(k,t)は電流センサ(k)が時刻tで検出する電流値、I(k,t)は蓄電池(k)が時刻tで放電する電流値である。また、k=1のとき、パワーコンディショナ(1)は、I(1,t)=0となるように、蓄電池(1)に放電させる。
以上のように、蓄電システム1が含む3つの蓄電池10〜12は、パワーコンディショナ20〜22の制御によって、それぞれ等しく負荷40の消費電流の1/3を放電する。そのため、蓄電池10〜12の充放電の繰り返し回数が平均化し、蓄電池10〜12の劣化の度合いを平均化させることができる。さらにこれにより、蓄電システム1全体としての信頼性が向上し、電力の安定供給が可能になる。
また、接続点順位が最上位(k=1)であるパワーコンディショナ20は、上記式(1)に基づき、電流センサ30に0[A]の電流が流れるように蓄電池10の制御を行っている。つまり、パワーコンディショナ20の設定は通常通りである。このため、蓄電システム1は、既に1台のパワーコンディショナを使用している場合であっても、そのパワーコンディショナに、本実施形態に係るパワーコンディショナ及び蓄電池を追加することで、構築することができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る蓄電システムの構成の一例を示す図である。図3に示す構成要素で図1に示す構成要素と同一のものは同一符号を付し、その説明を省略する。
蓄電システム2は、蓄電池10〜12、パワーコンディショナ20〜22、電流センサ30、分岐回路60を含む。蓄電システム2は、系統50に接続して用いられ、負荷40に電力を供給する。なお、図3に示す蓄電システム2は、それぞれ3つの蓄電池10〜12及びパワーコンディショナ20〜22を含んでいるが、蓄電システム2が含む蓄電池及びパワーコンディショナの数は、それぞれ2つでもよいし、4つ以上でもよい。
分岐回路60は、電流センサ30と複数のパワーコンディショナ20〜22との間に接続される。また、電流センサ30は、接続点順位が最上位(k=1)であるパワーコンディショナ20と系統との間に設けられる電流センサである。分岐回路60は、電流センサ30が検出した電流値を、蓄電システム2が含むパワーコンディショナ20〜22の総数である3で除算し、その除算した値を、それぞれ、パワーコンディショナ20〜22に供給する。
以下、パワーコンディショナ20〜22の制御について説明する。まず、第2の実施形態に係るパワーコンディショナの制御の原理について説明する。
n個のパワーコンディショナが、系統50と負荷40との間に接続されているとする。また、負荷40の消費電流はIであるとする。このとき、電流センサ30は、電流値Iの順潮流を検出し、分岐回路60に送信する。そして、分岐回路60は、電流センサ30が検出した電流値Iをパワーコンディショナの総数であるnで除算する。その後、分岐回路60は、その除算した値I/nを、それぞれ、n個のパワーコンディショナに出力する。そして、n個のパワーコンディショナは、分岐回路60から出力された電流値I/nに応じて、自機器に接続された蓄電池に放電させる。このように制御することで、n個の蓄電池は、それぞれ等しくI/nの電流を放電する。以下、この制御を図3の例で説明する。
図3において、系統50と負荷40との間に接続されているパワーコンディショナ20〜22の総数は3であるため、n=3となる。このとき、負荷40の消費電流が15[A]とすると、電流センサ30は、15[A]の順潮流を検出し、その検出した値である15[A]を、分岐回路60に送信する。その後、分岐回路60は、電流センサ30が検出した15[A]をパワーコンディショナ20〜22の総数である3で除算し、その除算した値である5[A]を、それぞれ、パワーコンディショナ20〜22に出力する。これにより、パワーコンディショナ20〜22は、分岐回路60から出力された5[A]に応じて、それぞれ、蓄電池10〜12に5[A]を放電させ、負荷40に供給する。このようにして、蓄電池10〜12は、それぞれ等しく5[A](負荷40の消費電流の1/3)を放電する。以下、第1の実施形態に係る蓄電システム1の動作について説明する。
(システム動作)
図4は、本発明の第1の実施形態に係る蓄電システムの動作の一例を示すフローチャートである。
負荷40の消費電流がIであるとする。すると、電流センサ30は、自機器に流れる順潮流の値Iを検出し(ステップS201)、その検出した値Iを分岐回路60に送信する(ステップS202)。図3の例では、電流センサ30は、15[A]の順潮流を検出し、その検出した値である15[A]を、分岐回路60に送信する。
次に、分岐回路60は、電流センサ30が検出した値Iを、パワーコンディショナ20〜22の総数であるnで除算する(ステップS203)。図3の例では、分岐回路60は、電流センサ30が検出した15[A]をパワーコンディショナ20〜22の総数である3で除算する。
その後、分岐回路60は、その除算した値I/nを、それぞれ、パワーコンディショナ20〜22に出力する(ステップS204)。図3の例では、分岐回路60は、5[A](=15[A]/3)を、それぞれ、パワーコンディショナ20〜22に出力する。
そして、パワーコンディショナ20〜22は、分岐回路60から出力された電流値I/nに応じて、自機器に接続された蓄電池10〜12に放電させる。これにより、蓄電池10〜12は、それぞれ等しくI/n(Iは負荷40の消費電流、nはパワーコンディショナの総数)を放電する(ステップS205)。図3の例では、蓄電池10〜12は、それぞれ等しく5[A](負荷40の消費電流の1/3)を放電する。
なお、上記では、説明を簡単にするため、逆潮流防止用の所定の順潮流は0[A]とした。そのため、所定の順潮流を0以外の値に設定する場合は、パワーコンディショナ20〜22において、それぞれ、電流センサ30にその設定する値の順潮流が流れるよう制御するように、設定すればよい。
以上のように、分岐回路60は、電流センサ30が検出した電流値を、蓄電システム2が含むパワーコンディショナ20〜22の総数である3で除算し、その除算した値を、それぞれ、パワーコンディショナ20〜22に出力する。そして、パワーコンディショナ20〜21は、分岐回路60から出力された電流値に応じて、それぞれ、蓄電池10〜12に放電させる。これにより、蓄電システム2が含む3つの蓄電池10〜12は、それぞれ等しく負荷40の消費電流の1/3を放電する。この結果、蓄電池10〜12の充放電の繰り返し回数が平均化するため、蓄電池10〜12の劣化の度合いを平均化させることができる。さらにこれにより、蓄電システム1全体としての信頼性が向上し、電力の安定供給が可能になる。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係る蓄電システムの構成の一例を示す図である。図5に示す構成要素で図1に示す構成要素と同一のものは同一符号を付し、その説明を省略する。
蓄電システム3は、蓄電池10〜12、パワーコンディショナ20〜22、電流センサ30〜32、電力管理装置70を含む。蓄電システム3は、系統50に接続して用いられ、負荷40に電力を供給する。なお、図5に示す蓄電システム3は、それぞれ3つの蓄電池10〜12、パワーコンディショナ20〜22及び電流センサ30〜32を含んでいるが、蓄電システム3が含む蓄電池、パワーコンディショナ及び電流センサの数は、それぞれ2つでもよいし、4つ以上でもよい。
電力管理装置70は、例えば、HEMS(Home Energy Management System)である。電力管理装置70は、蓄電池10〜12のSOH(Sate Of Health)をパワーコンディショナ20〜22から受信して管理する。SOHとは、蓄電池の劣化状態を示す指標であり、新品時の蓄電池の満充電容量と現在の蓄電池の満充電容量との比で表される。100%のSOHは、劣化のない新品時の蓄電池の状態を示す。さらに、電力管理装置70は、蓄電池10〜12のうち、SOHが最も高い蓄電池から放電が行われるように、パワーコンディショナ20〜22を制御する。具体的には、電力管理装置70は、SOHが最も高い蓄電池10〜12に接続されるパワーコンディショナ20〜22のモードを動作モードに決定し、その他の蓄電池10〜12に接続されているパワーコンディショナ20〜22のモードを待機(又は停止)モードに決定する。電力管理装置70は、決定した各パワーコンディショナ20〜22のモードを、それぞれ、パワーコンディショナ20〜22に送信する。
パワーコンディショナ20〜22は、それぞれ、電力管理装置70が決定したモードを受信すると、そのモードに基づき、蓄電池10〜12の充放電を制御する。具体的には、パワーコンディショナ20〜22は、電力管理装置70によって動作モードに決定されている場合は、それぞれ、電流センサ30〜32の検出した値に応じて、蓄電池10〜12に放電させる。一方、パワーコンディショナ20〜22は、電力管理装置70によって待機(又は停止)モードに決定されている場合は、蓄電池10〜12の放電を停止する。また待機(又は停止)モードに決定されている間に、パワーコンディショナ20〜22は、それぞれ、蓄電池10〜12を充電する。以下、この制御を図5の例で説明する。
図5に示す蓄電池10〜12のSOHは、それぞれ、90%、80%、70%である。そのため、電力管理装置70は、SOHが最も高い蓄電池10に接続されるパワーコンディショナ20のモードを動作モードに決定し、蓄電池11、12にそれぞれ接続されるパワーコンディショナ21、22のモードを待機(又は停止)モードに決定する。これにより、動作モードに決定されたパワーコンディショナ20は、電流センサ30が検出した15[A]の順潮流に応じて、蓄電池10に15[A]を放電させ、負荷40に供給する。以下、第3の実施形態に係る蓄電システム3の動作について説明する。
(システム動作)
図6は、本発明の第1の実施形態に係る蓄電システムの動作の一例を示すフローチャートである。
電力管理装置70は、パワーコンディショナ20〜22から蓄電池10〜12のSOHを受信すると(ステップS301)、各パワーコンディショナ20〜22のモードを決定する(ステップS302)。このとき、電力管理装置70は、蓄電池10〜12のうち、SOHが最も高い蓄電池10〜12から放電が行われるように、パワーコンディショナ20〜22のモードを決定する。具体的には、電力管理装置70は、SOHが最も高い蓄電池10〜12に接続されているパワーコンディショナ20〜22のモードを動作モードに決定し、その他の蓄電池10〜12に接続されているパワーコンディショナ20〜22のモードを待機(又は停止)モードに決定する。図5の例では、SOHが最も高い蓄電池10に接続されるパワーコンディショナ20のモードを動作モードに決定し、蓄電池11、12にそれぞれ接続されるパワーコンディショナ21、22のモードを待機(又は停止)モードに決定する。
次に、電力管理装置70は、ステップS302の処理により決定した各パワーコンディショナ20〜22のモードを、それぞれ、パワーコンディショナ20〜22に送信する(ステップS303)。
その後、パワーコンディショナ20〜22は、それぞれ、電力管理装置70が決定したモードを受信すると、そのモードに基づき、蓄電池10〜12の充放電を制御する(ステップS304)。具体的には、パワーコンディショナ20〜22は、電力管理装置70によって動作モードに決定されている場合は、それぞれ、電流センサ30〜32の検出した値に応じて、蓄電池10〜12に放電させる。一方、パワーコンディショナ20〜22は、電力管理装置70によって待機(又は停止)モードに決定されている場合は、蓄電池10〜12の放電を停止する。また待機(又は停止)モードに決定されている間に、パワーコンディショナ20〜22は、それぞれ、蓄電池10〜12を充電する。図5の例では、動作モードに決定されたパワーコンディショナ20は、電流センサ30が検出した15[A]の順潮流に応じて、蓄電池10に15[A]を放電させ、負荷40に供給する。
なお、負荷40の消費電流の値が放電を行っている蓄電池の定格容量の値を超過した場合、電力管理装置70は、待機(又は停止)モードに決定したパワーコンディショナを動作モードに決定し、そのパワーコンディショナに接続される他の蓄電池から放電が行われるようにしてもよい。
また、電力管理装置70は、パワーコンディショナ20〜22を動作モードに決定し、負荷40の消費電流に対し、蓄電池10〜12のSOHの比率に応じて蓄電池10〜12から放電が行われるようにパワーコンディショナ20〜22を制御してもよい。例えば、図5において、電力管理装置70は、負荷40の消費電流15[A]に対し、SOHが90%である蓄電池10から5.625[A](=15[A]÷(0.9+0.8+0.7)×0.9)、SOHが80%である蓄電池11から5[A](=15[A]÷(0.9+0.8+0.7)×0.8)、SOHが70%である蓄電池12から4.375[A](=15[A]÷(0.9+0.8+0.7)×0.7)の電流を放電させるように、パワーコンディショナ20〜22を制御してもよい。
また、SOHが最も高い蓄電池10〜12が複数ある場合、電力管理装置70は、それらの蓄電池10〜12において、時間で区切って放電させるように、パワーコンディショナ20〜22の動作モード又は待機(又は停止)モードを制御してもよい。
以上のように、電力管理装置70は、SOHが最も高い蓄電池10〜12から放電が行われるように、パワーコンディショナ20〜22の動作モード又は待機(又は停止)モードを制御する。そのため、蓄電システム3が含む蓄電池10〜12の劣化の度合いを平均化させることができる。さらにこれにより、蓄電システム3全体としての信頼性が向上し、電力の安定供給が可能になる。
なお、第3の実施形態においてSOHが最も高い蓄電池10〜12が複数ある場合、それらの蓄電池10〜12からそれぞれ等しい値の電流が放電されるように、第1の実施形態又は第2の実施形態に係る充放電制御を行ってもよい。以下、第3の実施形態においてSOHが最も高い蓄電池10〜12が複数ある場合に、第1の実施形態に係る充放電制御を行う変形例を説明する。
(変形例)
図7は、変形例に係る蓄電システムの構成の一例を示す図である。図7に示す構成要素で図5に示す構成要素と同一のものは同一符号を付し、その説明を省略する。
蓄電システム3aは、蓄電池10〜12、パワーコンディショナ20〜22、電流センサ30〜32、電力管理装置70を含む。蓄電システム3aは、系統50に接続して用いられ、負荷40に電力を供給する。なお、図7に示す蓄電システム3aは、それぞれ3つの蓄電池10〜12、パワーコンディショナ20〜22及び電流センサ30〜32を含んでいるが、蓄電システム3aが含む蓄電池、パワーコンディショナ及び電流センサの数は、それぞれ2つでもよいし、4つ以上でもよい。
電力管理装置70は、パワーコンディショナ20〜22から蓄電池10〜12のSOHを受信して管理する。そして、電力管理装置70は、SOHが最も高い蓄電池10〜12が複数ある場合、それらの蓄電池10〜12に接続されている各パワーコンディショナ20〜22のモードを動作モードに決定し、その他のパワーコンディショナ20〜22のモードを待機(又は停止)モードに決定する。さらに、電力管理装置70は、複数のパワーコンディショナ20〜22のモードを動作モードに決定した場合、それらのパワーコンディショナ20〜22に、決定したモード(動作モード)を送信すると伴に、動作モードであるパワーコンディショナ20〜22の台数を送信する。
パワーコンディショナ20〜22は、それぞれ、電力管理装置70が決定したモードを受信すると、そのモードに基づき、蓄電池10〜12の充放電を制御する。さらに、パワーコンディショナ20〜22は、電力管理装置70が決定したモード(動作モード)を受信すると伴に、電力管理装置70から動作モードのパワーコンディショナ20〜22の台数を受信した場合は、その台数をnとした上記式(1)で表される電流が電流センサ30〜32に流れるように、蓄電池10〜12に放電させる。またこの際、例えば、動作モードのパワーコンディショナ20〜22において接続点順位が最下位となる(つまり負荷40に最も近い位置に接続される)パワーコンディショナ20〜22から制御を行っていく場合、式(1)を満たすために、動作モードのパワーコンディショナ20〜22は、動作モードのパワーコンディショナの台数をnとした上記式(2)で表される電流を蓄電池10〜12に放電させることになる。以下、この制御を図7の例で説明する。
図7に示す蓄電池10〜12のSOHは、それぞれ、90%、90%、70%であり、SOHが最も高い蓄電池は、蓄電池10、11と2つ(複数)である。そのため、電力管理装置70は、SOHが最も高い蓄電池10、11に接続されるパワーコンディショナ20、21のモードを動作モードに決定する。そしてさらに、電力管理装置70は、パワーコンディショナ20、21に、決定したモード(動作モード)を送信すると伴に、動作モードに設定したパワーコンディショナ20、21の台数である2を送信する。一方、電力管理装置70は、蓄電池12に接続されるパワーコンディショナ22のモードを待機(又は停止)モードに決定する。ここで、動作モードのパワーコンディショナ20、21の接続点順位(k)は、それぞれ、1、2である。なお、以下では、動作モードのパワーコンディショナ20、21において接続点順位が最下位(k=2)である(つまり負荷40に最も近い位置に接続される)パワーコンディショナ21から順に制御していく例を説明する。しかしながら、動作モードのパワーコンディショナ20〜22が複数ある場合、動作モードのパワーコンディショナ20〜22は、その台数をnとした上記(1)を満たすように制御を行えばよく、動作モードのパワーコンディショナ20〜22の制御の順番はこれに限定されない。
パワーコンディショナ20、21は、電力管理装置70が決定したモード(動作モード)を受信すると伴に、動作モードであるパワーコンディショナの台数である2を受信すると、上記式(1)、(2)においてn=2となるように動作する。
図7において、負荷40の消費電流は15[A]である。このため、k=2である電流センサ31が検出する順潮流は、IS0(2)=15[A]となる。そのため、式(2)によって、k=2であるパワーコンディショナ21は、蓄電池11に7.5[A](=15[A]/2)を放電させる。これにより、k=2である電流センサ31には式(1)で表される7.5[A](=((2−1)/2)×15[A])の電流が流れるようになる。次に、k=1である電流センサ30が検出する順潮流は、IS0(1)=7.5[A]となる。そのため、式(2)よって、k=1であるパワーコンディショナ20は、蓄電池10に7.5[A](=7.5[A]/1)を放電させる。これにより、k=1である電流センサ30には式(1)で表される0[A](=((1−1)/2)×15[A])の電流が流れるようになる。このように制御することで、SOHが最も高い蓄電池10、11は、それぞれ等しく7.5[A](負荷40の消費電流の1/2)の電流を放電する。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明について装置を中心に説明してきたが、本発明は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
1〜3 蓄電システム
3a 蓄電システム
10〜12 蓄電池
20〜22 パワーコンディショナ
30〜32 電流センサ
40 負荷
50 系統
60 分岐回路
70 電力管理装置

Claims (6)

  1. 系統に接続され負荷に電力を供給する蓄電システムであって、
    前記系統から供給される電力により充電される複数の蓄電池と、
    前記複数の蓄電池の充放電をそれぞれ制御する複数の電力変換機器と、
    前記複数の電力変換機器のうちの少なくとも1つと前記系統との間に設けられた電流センサと、を含み、
    前記複数の電力変換機器は、前記電流センサの検出した値に基づき、前記複数の蓄電池における劣化の度合いが平均化するように、自機器に接続された蓄電池に放電させる制御を行う
    ことを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記蓄電システムは、前記複数の電力変換機器の各々に対応付けられた複数の電流センサを、含み、
    前記複数の電力変換機器は、前記複数の電力変換機器の総数をn、前記負荷の消費電流をI、及び前記電力変換機器と前記系統との接続点順位をkとしたとき、自機器に対応する前記電流センサに次式(1)
    ((k−1)/n)×I 式(1)
    で表される電流値が流れるように、自機器に接続された蓄電池に放電させる制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記蓄電システムは、
    接続点順位が最上位の電力変換機器と前記系統との間に設けられる電流センサと、
    前記電流センサと前記複数の電力変換機器との間に接続される分岐回路と、をさらに含み、
    前記分岐回路は、前記複数の電力変換機器の総数をnとしたとき、自機器に接続された前記電流センサが検出した電流値を該nで除算した値を、前記各電力変換機器に出力し、
    前記各電力変換機器は、前記分岐回路から出力された電流値に応じて、自機器に接続された蓄電池に放電させることを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  4. 前記蓄電システムは、前記複数の蓄電池のSOHを管理する電力管理装置を、さらに含み、
    前記電力管理装置は、前記複数の蓄電池のSOHに基づき、所定の蓄電池に放電させるように前記複数の電力変換機器を制御することを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  5. 前記電力管理装置は、前記複数の蓄電池のうち、SOHが最も高い蓄電池に放電させるように前記複数の電力変換機器を制御することを特徴とする請求項4に記載の蓄電システム。
  6. 複数の蓄電池と、該複数の蓄電池の充放電を制御する複数の電力変換機器と、該複数の電力変換機器のうちの少なくとも1つと系統との間に設けられた電流センサと、を含む蓄電システムにおいて、前記複数の蓄電池の充放電を制御する蓄電池制御方法であって、
    前記複数の電力変換機器は、前記電流センサの検出した値に基づき、前記複数の蓄電池において劣化の度合いが平均化するように自機器に接続された蓄電池に放電させる制御を行うことを特徴とする蓄電池制御方法。
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