JP2017028545A - 撮像装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記録開始指示後の撮影時間の変動を抑制する技術を提供する。
【解決手段】動画を撮影する撮影手段と、前記動画を格納する格納手段と、前記動画のシーンを検出する検出手段と、前記検出したシーンに基づいて、第1の撮影時間と、第2の撮影時間と、単位撮影時間あたりの記録フレーム数に対応する記録フレームレートとを決定する決定手段と、記録開始指示に応えて、前記格納手段に格納されている動画のうち前記記録開始指示のタイミングまでの前記第1の撮影時間に対応する第1の動画と、前記記録開始指示のタイミングから前記第2の撮影時間にわたり撮影された第2の動画とを、前記決定された記録フレームレートで記録する記録手段と、を備え、前記決定手段は、前記記録手段により記録されるフレームから構成される動画の再生時間が所定の範囲に収まり、かつ、前記第2の撮影時間が所定の範囲に収まるように、前記第1の撮影時間及び前記第2の撮影時間を決定することを特徴とする撮像装置を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
近年、撮影した動画をインターネット上で共有するという動画共有サイトが発展し、数秒の短編動画を投稿することが一般化してきている。そんな中、クリエイティブで面白い動画を撮影したいというユーザのニーズが高まっている。動画を面白くするための1つの方法として、動画を撮影する際に、撮影する動画のフレームレート(単位時間あたりのフレーム数)を切り替えることにより、動画の再生時に特殊効果を持たせる技術がある(特許文献1参照)。例えば、60fps(フレーム/秒)のフレームレートで撮影した動画を30fpsのフレームレートで再生することで、1/2倍速のスローモーションの動画を再生することができる。逆に、15fpsのフレームレートで撮影した動画を30fpsのフレームレートで再生することで、2倍速の早送り動画を再生することができる。
また、特許文献2のように、既存の動画ファイルに格納された動画データに対して、新規に撮影して得られた動画データを追記記録する技術が知られている。
更に、前述したようなスローモーション効果や早送り効果を動画に付加した場合でも再生時間が一定時間になるように、動画の記録時間(撮影時間)を設定する技術も知られている(特許文献3参照)。特許文献3によれば、ユーザが映像の記録開始を指示した後、設定された時間が経過すると、動画記録が自動的に停止する。
特開2003−153054号公報 特開2002−218384号公報 特開2010−251907号公報
特許文献3の技術を利用した場合、動画に対するスローモーション効果や早送り効果の付加に応じて、設定される撮影時間が変動する。従って、ユーザによる記録開始指示から記録停止までの時間が変動し、撮影がいつまで継続するかをユーザが予測することが困難になる。とりわけ、ユーザが短編動画を繰り返し撮影するような場合、撮影の度に撮影時間が変動すると、ユーザが違和感を覚える可能性がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、記録開始指示後の撮影時間の変動を抑制する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、動画を撮影する撮影手段と、前記動画を格納する格納手段と、前記動画のシーンを検出する検出手段と、前記検出したシーンに基づいて、第1の撮影時間と、第2の撮影時間と、単位撮影時間あたりの記録フレーム数に対応する記録フレームレートとを決定する決定手段と、記録開始指示に応えて、前記格納手段に格納されている動画のうち前記記録開始指示のタイミングまでの前記第1の撮影時間に対応する第1の動画と、前記記録開始指示のタイミングから前記第2の撮影時間にわたり撮影された第2の動画とを、前記決定された記録フレームレートで記録する記録手段と、を備え、前記決定手段は、前記記録手段により記録されるフレームから構成される動画の再生時間が所定の範囲に収まり、かつ、前記第2の撮影時間が所定の範囲に収まるように、前記第1の撮影時間及び前記第2の撮影時間を決定することを特徴とする撮像装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、記録開始指示後の撮影時間の変動を抑制することが可能となる。
撮像装置100の構成を示すブロック図。 撮像装置100が実行する動画撮影処理のフローチャート。 撮影パラメータの設定テーブルを示す図。 動画に付加される早送り再生効果の説明図。 動画に付加されるスロー再生効果の説明図。 (a)プリREC時間を利用しない場合に、シーンに応じて本撮影時間が変動する様子を示す図、(b)プリREC時間を利用することにより、本撮影時間を所定の範囲に収める様子を示す図、(c)プリREC動画が不足している場合の処理を説明する図。 複数の動画データ(チャプタ)を連結する様子を示す図。 変形例に係る、撮像装置100が実行する動画撮影処理のフローチャート。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
[第1の実施形態]
<撮像装置100の構成>
図1を参照して、第1の実施形態に係る撮像装置100の主要な構成について説明する。撮像装置100は、撮影レンズ10と、絞り機能を備えるシャッター12と、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子14とを有する。A/D変換器16は、撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。
タイミング発生回路18は、撮像素子14、A/D変換器16、及びD/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するものであり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。画像処理回路20は、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20は、撮像により生成された画像データを用いて所定の演算処理を行い、その演算結果をシステム制御回路50に供給する。更に、画像処理回路20は、撮像により生成された画像データを用いてTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
システム制御回路50は、その演算結果に基づいて、露光制御部40及び測距制御部42を制御して、TTL方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を実現する。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、及び圧縮伸長回路32を制御する。A/D変換器16から出力されるデータは、画像処理回路20を介してメモリ制御回路22に供給され、或いは直接メモリ制御回路22に供給され、これにより、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
画像表示部28は、TFT−LCD等から構成される。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介して画像表示部28に供給され、これにより画像表示部28に画像が表示される。画像表示部28に撮像に係る画像を逐次表示することにより、電子ファインダ機能を実現することができる。また、画像表示部28を用いて、再生表示機能や、各種表示機能を利用することができる。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をオン/オフすることが可能であり、表示をオフにした場合は、撮像装置100の電力消費を低減することができる。
メモリ30は、撮影した静止画像や動画像を格納する。メモリ30は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。このメモリ30を利用することにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合においても、高速に大量の画像を保存することができる。また、メモリ30は、システム制御回路50の作業領域としても利用され得る。
圧縮伸長回路32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮し又は伸長する。圧縮伸長回路32は、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
露光制御部40は、絞り機能を備えるシャッター12を制御するものであり、ストロボ48と連携してフラッシュ調光を行うこともできる。測距制御部42は、撮影レンズ10のフォーカシングを制御する。露光制御部40及び測距制御部42は、撮像により生成された画像データを画像処理回路20が演算した演算結果に基づいて、システム制御回路50によって制御される。これにより、TTL方式の露光制御及び測距制御が実現される。
ズーム制御部44は、撮影レンズ10のズーミングを制御する。バリア制御部46は、バリア102(保護部)の動作を制御する。ストロボ48は、被写体を明るく照らしてピントを合いやすくするためのAF補助光の投光機能を有する。なお、ストロボ48は、単一でもよいし、閃光発光用にキセノン管、微小長秒発光用にLED、などのように、複数設け、本発光時にそれぞれを切り替えて制御してもよい。
システム制御回路50は、撮像装置100全体を制御する。メモリ52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。また、メモリ52は、AEで用いるプログラム線図も格納している。プログラム線図は、露出値に対する絞り開口径とシャッター速度の制御値との関係を定義したテーブルである。
表示部54は、液晶表示装置やスピーカ等を含み、システム制御回路50によるプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示又は通知する。表示部54は、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数箇所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部が光学ファインダ104内に設置されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等で表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。加えて、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示等がある。また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等で構成される。モードダイヤル60、シャッタースイッチ(SW1)62、シャッタースイッチ(SW2)64、及び操作部66は、ユーザがシステム制御回路50へ各種動作を指示するためのものである。これらは、例えば、スイッチやダイヤル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
具体的に説明すると、モードダイヤル60は、撮像装置100の各種モードの切り替えに使用される。各種モードとしては、電源オフ、プログラムAEモードなどの自動露出モード、全自動モード、マニュアル露出モード、寝顔撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等がある。
シャッタースイッチ(SW1)62は、不図示のシャッターボタンの操作途中でオンとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
シャッタースイッチ(SW2)64は、不図示のシャッターボタンの操作完了でオンとなり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データとして書き込む露光処理の動作を開始する。更に、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200に画像データを書き込む記録処理という、一連の処理の動作開始を指示する。
操作部66は、各種ボタンやタッチパネル等を含む。操作部66には、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、画像表示オン/オフボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタンなどが含まれる。また、操作部66には、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタンなども含まれる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源86は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。コネクタ82及び84は、電源制御部80と電源86とを接続する。
I/F90及び94は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェースである。コネクタ92及び96は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。記録媒体着脱検知部98は、コネクタ92及び96に記録媒体200及び210が装着されているか否かを検知する。
なお、本実施形態では、撮像装置100は、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明を行っている。もちろん、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
更に、I/F90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCFカード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、各種通信カードを接続することができる。各種通信カードとしては、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カードなどがある。各種通信カードを接続することにより、撮像装置100は、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
バリア102は、撮像装置100の撮影レンズ10を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止する。光学ファインダ104は、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに撮影を行うことを可能にする。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などの機能が設置されている。
通信部110は、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。コネクタ112は、通信部110により撮像装置100を他の機器と接続するコネクタ(無線通信の場合、アンテナ)である。
記録媒体200は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのI/F204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。同様に、記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、撮像装置100とのI/F214、撮像装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
<動画撮影処理の概要>
次に、撮像装置100が実行する動画撮影処理の概要について説明する。なお、本実施形態の動画撮影処理は、特に断らない限り、システム制御回路50が、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを、メモリ52のワークエリアに展開して実行することにより実現される。
電源86がオンされ、モードダイヤル60が撮影可能なモードに設定されると、システム制御回路50は、各種撮影準備動作を行う。撮影準備が完了すると、システム制御回路50は、画像表示部28へスルー画像の表示を開始する。ここで、スルー画像とは、静止画を撮影する前後にファインダ機能として表示させるため、撮像素子14によって撮像された画像のことである。スルー画像表示状態においては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、及びメモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータは、メモリ制御回路22及びD/A変換器26を介して画像表示部28に逐次表示される。これにより、電子ビューファインダ(EVF)機能が実現する。
本実施形態では、撮像装置100は、複数回の動画撮影により得られた複数の動画データを連結して1つの結合動画データを生成する撮影モード(結合動画撮影モード)で動作するものとする。また、撮像装置100は、単位撮影時間あたりの記録フレーム数に対応する記録フレームレートを制御することにより、連結する個々の動画データに対して、スロー再生効果や早送り再生効果といった特殊効果を付加することができる。記録フレームレートの制御は、例えば、動画撮影時のフレームレート(撮影フレームレート)及び動画記録時のフレームの記録割合の一方又は両方を制御することにより実行可能である。
結合動画撮影モードにおいて、撮像装置100は、プリRECを行う。プリRECとは、ユーザにより記録開始指示が行われる前に撮影された動画(プリREC動画)(第1の動画)をメモリ30に一時的に格納する動作を意味する。プリREC動画は、必要に応じて、記録開始指示後に行われる本撮影により取得された動画(本撮影動画)(第2の動画)と共に、連続した1つの動画データとしてファイルに記録される。
記録開始指示が行われると、撮像装置100は、本撮影を開始する。記録開始指示のタイミングから所定の本撮影時間(詳細は後述)が経過すると、撮像装置100は、本撮影を終了する。
撮像装置100は、本撮影時間が、付加する特殊効果の種類に関わらず一定になるか、又は、少なくとも所定の範囲に収まるようにする制御を行う。また、撮像装置100は、動画の再生時間が、付加する特殊効果の種類に関わらず一定になるか、又は、少なくとも所定の範囲に収まるようにする制御を行う。
<動画撮影処理の詳細>
図2を参照して、撮像装置100が実行する動画撮影処理について説明する。撮像装置100の動作モードが上述の結合動画撮影モードに遷移すると、撮像装置100はスルー画像表示状態となり、図2のフローチャートの処理が開始する。本フローチャートの各ステップの処理は、特に断らない限り、システム制御回路50が、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを、メモリ52のワークエリアに展開して実行することにより実現される。
S201で、撮像装置100は、画像処理回路20を用いて、所定間隔で取得される信号データに基づき、シーン解析を行い、動画のシーンを検出する。ここでのシーン解析とは、信号データの明るさ状況、ピント合焦状況、及び色状況などの認識により、青空、夕景、夜景、逆光などの背景シーンを解析する背景解析でもよいし、被写体の状態解析を行う被写体解析でもよい。被写体の状態解析では、例えば、信号データからフレーム間の主要被写体領域の重心位置の変化量を取得し、その変化量から被写体の状態変化を検出することができる。主要被写体の検出については、画面内の輝度や色の領域分布やエッジ情報などに基づき、画面内に主要な被写体が存在するかどうかを判定するアルゴリズムが一般的に知られている。
S201においてシーン解析を行う目的は、スロー再生効果や早送り再生効果といった特殊効果をシーンに応じて選択し、記録する動画に対して付加するためである。特殊効果の選択方法についての詳細は後述する。
S202で、撮像装置100は、シーンが変化したかどうかを判定する。シーンが変化した場合、処理はS203に進み、シーンが変化していない場合、処理はS206に進む。なお、シーンの初回検出時は、撮像装置100はシーンが変化したと判断するものとする。
S203で、撮像装置100は、シーン検出結果に基づき、撮影パラメータを決定する。撮影パラメータには、プリREC時間(第1の撮影時間)、本撮影時間(第2の撮影時間)、及び、記録フレームレートを規定する情報が含まれる。本実施形態においては、撮像装置100は、撮影フレームレート及びフレームの記録割合を制御することにより、記録フレームレートを制御するものとする。従って、以下の説明においては、撮影パラメータには、記録フレームレートを規定する情報として、撮影フレームレート及びフレームの記録割合が含まれるものとする。しかしながら、例えばフレームの記録割合を1に固定し、撮影フレームレートだけを制御することによっても、記録フレームレート(即ち単位撮影時間あたりの記録フレーム数)を制御可能であることに注意されたい。決定される撮影パラメータが撮影フレームレートを含む場合、撮像装置100は、決定した撮影フレームレートで動画を撮影するように、撮像素子14を制御する。
本実施形態では、撮像装置100は、図3に示す設定テーブルに従って撮影パラメータを決定するものとする。設定テーブルは、各シーンに対応する撮影パラメータを規定する。図3の例では、設定テーブルは3つのシーン(シーンA、シーンB、及びシーンC)を含むが、シーンの数はこれに限定されない。シーンCに対応する記録割合は、総撮影時間(プリREC時間及び本撮影時間の合計)のうちの最初の1秒は1/3、次の1秒は1、最後の1秒は1/3である。このように、記録割合は総撮影時間全体にわたって一定である必要は無く、総撮影時間の途中で変化してもよい。
本実施形態では、再生フレームレートは、シーンに関わらず30fpsであるものとする。記録フレームレートと再生フレームレートが異なる場合、動画は、スロー再生効果や早送り再生効果などの特殊効果を持つ。従って、S203において撮影フレームレート及び記録割合を決定することは、動画に付加する特殊効果を決定することに相当する(詳細は図4及び図5を参照して後述する)。図3の設定テーブルは3つのシーンしか含まないが、より多くのシーンとこれに対応する撮影パラメータとを設定テーブルに含めることで、よりシーンに適した特殊効果を得ることができる。
また、総撮影時間、撮影フレームレート、及び記録割合が決まると、動画の再生時間も決まることになる。図3の例では、シーンA、シーンB、及びシーンCに対応する再生時間は、それぞれ4秒、3秒、5秒となる。なお、再生時間は、設定テーブルに含まれている必要は無い。
ここで、図4及び図5を参照して、動画に付加される特殊効果について説明する。図4は、シーンBの場合の特殊効果を示す図である。この場合、撮像装置100は、図3の設定テーブルに従い、プリREC時間を2秒、本撮影時間を4秒、撮影フレームレートを30fps、フレームの記録割合を1/2に設定する。総撮影時間は6秒なので、撮像素子14の出力フレーム数は、30fps×6秒=180フレームとなる。記録割合は1/2なので、記録フレーム数は1/2に間引かれ、180フレーム×1/2=90フレームとなる。再生フレームレートが30fpsなので、最終的に記録される動画は、2倍速再生の効果が付加された3秒の動画となる。
同様に、図5は、シーンCの場合の特殊効果を示す図である。この場合、撮像装置100は、図3の設定テーブルに従い、プリREC時間を0秒、本撮影時間を3秒、撮影フレームレートを90fpsに設定する。また、撮像装置100は、フレームの記録割合を、最初の1秒は1/3に、次の1秒は1に、最後の1秒は1/3に設定する。総撮影時間が3秒なので、撮像素子14の出力フレーム数は、90fps×3秒=270フレームとなる。また、記録フレーム数は、総撮影時間(3秒)のうちの最初の1秒と最後の1秒は1/3に間引かれ、90フレーム×1/3+90フレーム+90フレーム×1/3=150フレームとなる。再生フレームレートが30fpsなので、最終的に記録される動画は、通常再生(1秒)→スロー再生(3秒)→通常再生(1秒)の効果が付加された5秒の動画となる。
再び図3を参照すると、本実施形態の設定テーブルにおいては、特殊効果の種類に関わらず(即ち、撮影フレームレート及び記録割合に関わらず)再生時間が所定の範囲(図3の例では、3〜5秒)に収まるように、総撮影時間が規定されている。また、本実施形態の設定テーブルにおいては、本撮影時間が所定の範囲(図3の例では、3〜4秒)に収まるように、総撮影時間の一部が必要に応じてプリREC時間に割り振られている。
ここで、図6(a)及び図6(b)を参照して、本撮影時間を所定の範囲に収める方法について更に詳細に説明する。仮にプリREC時間を利用しない場合、図6(a)に示すように、シーンBの本撮影時間は6秒となり、所定の範囲(3〜4秒)に収まらない。その結果、シーンAの本撮影時間との間で2秒の差が生じ、ユーザが違和感を覚える可能性がある。そこで、図6(b)に示すように、6秒の総撮影時間のうちの2秒をプリREC時間に割り振る。これにより、シーンBの本撮影時間が所定の範囲(3〜4秒)に収まり、シーンAの本撮影時間と一致する。なお、図示しないが、シーンBについては6秒の総撮影時間のうちの3秒をプリREC時間に割り振り、シーンAについても4秒の総撮影時間のうちの1秒をプリREC時間に割り振ってもよい。この場合、本撮影時間は、シーンに関わらず完全に一定(3秒)となる。
前述の通り、本実施形態では、撮像装置100は、結合動画撮影モードで動作する。この場合、ユーザは記録開始指示を繰り返し行い、撮像装置100は、複数回の記録開始指示に対応して得られた複数の動画データ(チャプタ)を図7に示すように連結して、1つの結合動画データを生成する。本実施形態では、複数回の記録開始指示それぞれに対応する本撮影時間が所定の範囲に収まり、また、複数の動画データ(チャプタ)それぞれの再生時間も所定の範囲に収まるので、ユーザが違和感を覚える可能性を低減することができる。なお、本実施形態は、結合動画撮影モードに限定されない。ユーザが記録開始指示を1回しか行わない場合であっても、シーンに応じた(即ち、特殊効果の種類に応じた)本撮影時間及び再生時間の変動が抑制されるので、ユーザが違和感を覚える可能性を低減することができる。
ここで再び図2を参照する。S203における撮影パラメータの決定処理の後、S204で、撮像装置100は、撮影フレームレートが前回の設定から変化したかどうかを判定する。撮影フレームレートが変化した場合、処理はS205に進み、そうでない場合、処理はS206に進む。
S205で、撮像装置100は、メモリ30に格納されているプリREC動画を破棄する。これにより、本撮影動画とは撮影フレームレートの異なるプリREC動画が本撮影動画と結合されることを防止できる。なお、処理がS204からS205に進む条件として、撮影フレームレートの変化以外の条件を追加してもよい。追加する条件としては、例えば、ピントが合っていないことや、露出やホワイトバランスがまだ追従しきれてない、もしくは一定以上変化したことなどが挙げられる。
S206で、撮像装置100は、プリRECを行い、プリREC動画をメモリ30に格納する。プリREC動画の撮影は、S203において決定された撮影フレームレートで行われる。S207で、撮像装置100は、記録開始指示が行われたか否かを判定する。記録開始指示が行われていない場合、処理はS201に戻る。
撮像装置100は、記録開始指示が行われる前にS206の処理を繰り返し実行することにより、最新のプリREC動画をメモリ30に順次格納する。なお、撮像装置100は、プリREC動画をメモリ30に格納する際に、古いプリREC動画を適宜削除してもよい。例えば、撮像装置100は、設定テーブルに含まれる最長のプリREC時間(図3の例では2秒)よりも前に撮影されたプリREC動画を削除することができる。
S207において記録開始指示が行われたと判定された場合、S208で、撮像装置100は、必要に応じて本撮影時間を増加させる。本撮影時間の増加について、図6(c)を参照して説明する。シーンBの場合、本来であれば、6秒の総撮影時間のうち、2秒がプリREC時間であり、4秒が本撮影時間である。しかしながら、記録開始指示のタイミングでプリREC時間に相当するプリREC動画が蓄積されていない場合がある。このような状況は、例えば、電源86がオンされた直後やS205においてプリREC動画が破棄された直後に記録開始指示が行われた場合に発生する可能性がある。図6(c)は、1.5秒(第3の撮影時間)相当のプリREC動画しか蓄積されていない状況を示している。この場合、撮像装置100は、プリREC時間の不足分(必要なプリREC時間との差分)である0.5秒を本撮影時間に加えることで、本撮影時間を4.5秒(第4の撮影時間)に増加させる。この場合、本撮影時間は、所定の範囲(3〜4秒)に収まらないが、プリREC時間を全く利用しない場合よりは所定の範囲に近づく。
なお、図示しないが、プリREC動画の蓄積量が更に少ない場合、本撮影時間が更に大きく増加し、ユーザが違和感を覚える可能性がある。これを防止するため、撮像装置100は、本撮影時間が閾値を超えないように、本撮影時間の増加量を制限してもよい。この場合、再生時間の変動は大きくなるが、本撮影時間は最大でも閾値までしか増加しないので、本撮影時間の変動を抑制することができる。或いは、撮像装置100は、シーンBが検出された場合でも、所定量(例えば、必要量の50%)のプリREC動画が蓄積されるまではシーンAに対応するように撮影パラメータを決定してもよい。この場合、撮像装置100は、所定量のプリREC動画が蓄積された後、シーンBに対応するように撮影パラメータを変更する。この変更は、撮影フレームレートの変更を伴わないため、既に蓄積されたプリREC動画は破棄されない。
S209で、撮像装置100は、本撮影時間にわたり、本撮影を行う。S210で、撮像装置100は、プリREC時間に対応する動画と、本撮影時間に対応する動画とを、記録割合に従って記録する。S208において本撮影時間が増加された場合は、撮像装置100は、プリREC動画全体と、増加した本撮影時間に対応する本撮影動画とを、記録割合に従って記録する。その後、既に記録された動画に対して結合すべき次の動画を取得するために、撮像装置100は、処理をS201に戻す。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、撮像装置100は、動画のシーンに基づいて、プリREC時間と、本撮影時間と、記録フレームレートとを決定する。記録フレームレートの決定は、例えば、撮影フレームレート及びフレームの記録割合の一方又は両方の決定を通じて行われる。プリREC時間及び本撮影時間の決定について、撮像装置100は、最終的に記録される動画の再生時間が所定の範囲に収まり、かつ、本撮影時間が所定の範囲に収まるように、決定を行う。これにより、動画に付加する特殊効果の種類に関わらず再生時間の変動を抑制するように撮影時間を決定する場合において、記録開始指示後の撮影時間の変動を抑制し、ユーザが違和感を覚える可能性を低減することが可能となる。なお、本撮影時間に対応する動画の再生時間が所定の範囲に収まり、かつ、本撮影時間が所定の範囲に収まる状況である場合には、プリREC時間に対応する動画を記録する必要はない。
<変形例>
変形例として、ユーザが本撮影時間を指定可能な構成について説明する。変形例は、動画撮影処理のフローチャートが図2から図8に置き換わる点を除き、上記の第1の実施形態と同様である。
図8は、変形例に係る、撮像装置100が実行する動画撮影処理のフローチャートである。本フローチャートの各ステップの処理は、特に断らない限り、システム制御回路50が、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを、メモリ52のワークエリアに展開して実行することにより実現される。本フローチャートにおいて、図2と同一又は同様の処理が行われるステップには図2と同一の符号を付す。
S801で、撮像装置100は、本撮影時間のユーザ指定があったか否かを判定する。ユーザ指定は、例えば、操作部66を介して行われる。ユーザ指定があった場合、S802で、撮像装置100は、ユーザ指定に従って本撮影時間を更新する。
S803で、撮像装置100は、シーン又は本撮影時間が変化したか否かを判定する。シーン又は本撮影時間が変化した場合、処理はS804に進み、そうでない場合、処理はS206に進む。
S804で、撮像装置100は、シーン検出結果及び本撮影時間に基づき、撮影パラメータを決定する。ここでの決定処理は、図2のS203と同様、図3の設定テーブルを用いて行うことができる。但し、本撮影時間については、ユーザにより指定された本撮影時間がそのまま使用される。また、プリREC時間は、本撮影時間に基づき、可能な限り再生時間が所定の範囲に収まるように決定される。プリREC時間が0であっても再生時間が所定の範囲の最大値を超える場合は、撮像装置100は、プリREC時間を0に決定する。なお、本撮影時間が未指定の場合は、例えば、デフォルトの本撮影時間が使用される。
このように、変形例においては、撮像装置100は、ユーザ指定に従って本撮影時間を決定する。従って、S208の処理による例外を除き、ユーザが意図する時間の本撮影が行われる。その上で、撮像装置100は、可能な限り再生時間が所定の範囲に収まるように、プリREC時間を決定する。ユーザが指定した本撮影時間によっては再生時間が所定の範囲に収まらない場合もあるが、その場合でも、プリREC時間の利用により、再生時間の変動をある程度は抑制することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10…撮影レンズ、12…シャッター、14…撮像素子、16…A/D変換器、20…画像処理回路、22…メモリ制御回路、50…システム制御回路、100…撮像装置、200…記録媒体、210…記録媒体

Claims (12)

  1. 動画を撮影する撮影手段と、
    前記動画を格納する格納手段と、
    前記動画のシーンを検出する検出手段と、
    前記検出したシーンに基づいて、第1の撮影時間と、第2の撮影時間と、単位撮影時間あたりの記録フレーム数に対応する記録フレームレートとを決定する決定手段と、
    記録開始指示に応えて、前記格納手段に格納されている動画のうち前記記録開始指示のタイミングまでの前記第1の撮影時間に対応する第1の動画と、前記記録開始指示のタイミングから前記第2の撮影時間にわたり撮影された第2の動画とを、前記決定された記録フレームレートで記録する記録手段と、
    を備え、
    前記決定手段は、前記記録手段により記録されるフレームから構成される動画の再生時間が所定の範囲に収まり、かつ、前記第2の撮影時間が所定の範囲に収まるように、前記第1の撮影時間及び前記第2の撮影時間を決定する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記記録開始指示のタイミングにおいて、前記格納手段に格納されている動画全体に対応する第3の撮影時間が前記第1の撮影時間よりも短い場合、前記記録手段は、前記格納手段に格納されている動画全体を前記第1の動画として記録し、前記記録開始指示のタイミングから前記第2の撮影時間よりも長い第4の撮影時間にわたり撮影された動画を前記第2の動画として記録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記記録手段は、前記第4の撮影時間として、前記第1の撮影時間と前記第3の撮影時間との差分を前記第2の撮影時間に加えた値を用いる
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記記録手段は、前記第1の撮影時間と前記第3の撮影時間との差分を前記第2の撮影時間に加えた値が閾値を超える場合、前記第4の撮影時間として当該閾値を用いる
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記決定手段は、前記記録手段に前記決定された記録フレームレートでの記録を行わせるために、前記撮影手段の撮影フレームレート、及び前記記録手段によるフレームの記録割合のうちの少なくとも一方を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記撮影フレームレートが変化した場合に、前記格納手段に格納されている動画を破棄する破棄手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 動画を撮影する撮影手段と、
    前記動画を格納する格納手段と、
    ユーザ指定された第2の撮影時間を取得する取得手段と、
    前記動画のシーンを検出する検出手段と、
    前記検出したシーン及び前記第2の撮影時間に基づいて、第1の撮影時間と、単位撮影時間あたりの記録フレーム数に対応する記録フレームレートとを決定する決定手段と、
    記録開始指示に応えて、前記格納手段に格納されている動画のうち前記記録開始指示のタイミングまでの前記第1の撮影時間に対応する第1の動画と、前記記録開始指示のタイミングから前記第2の撮影時間にわたり撮影された第2の動画とを、前記決定された記録フレームレートで記録する記録手段と、
    を備え、
    前記決定手段は、前記記録手段により記録されるフレームから構成される動画の再生時間が所定の範囲に収まるように、前記第1の撮影時間を決定する
    ことを特徴とする撮像装置。
  8. 前記決定手段は、前記第1の撮影時間が0であっても前記再生時間が前記所定の範囲の最大値を超える場合、前記第1の撮影時間を0に決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 動画を撮影する撮影手段と、前記動画を格納する格納手段と、を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記動画のシーンを検出する検出工程と、
    前記検出したシーンに基づいて、第1の撮影時間と、第2の撮影時間と、単位撮影時間あたりの記録フレーム数に対応する記録フレームレートとを決定する決定工程と、
    記録開始指示に応えて、前記格納手段に格納されている動画のうち前記記録開始指示のタイミングまでの前記第1の撮影時間に対応する第1の動画と、前記記録開始指示のタイミングから前記第2の撮影時間にわたり撮影された第2の動画とを、前記決定された記録フレームレートで記録する記録工程と、
    を備え、
    前記決定工程では、前記記録工程により記録されるフレームから構成される動画の再生時間が所定の範囲に収まり、かつ、前記第2の撮影時間が所定の範囲に収まるように、前記第1の撮影時間及び前記第2の撮影時間を決定する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  10. 動画を撮影する撮影手段と、前記動画を格納する格納手段と、を備える撮像装置の制御方法であって、
    ユーザ指定された第2の撮影時間を取得する取得工程と、
    前記動画のシーンを検出する検出工程と、
    前記検出したシーン及び前記第2の撮影時間に基づいて、第1の撮影時間と、単位撮影時間あたりの記録フレーム数に対応する記録フレームレートとを決定する決定工程と、
    記録開始指示に応えて、前記格納手段に格納されている動画のうち前記記録開始指示のタイミングまでの前記第1の撮影時間に対応する第1の動画と、前記記録開始指示のタイミングから前記第2の撮影時間にわたり撮影された第2の動画とを、前記決定された記録フレームレートで記録する記録工程と、
    を備え、
    前記決定工程では、前記記録工程により記録されるフレームから構成される動画の再生時間が所定の範囲に収まるように、前記第1の撮影時間を決定する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置の、撮影手段及び格納手段を除く各手段として機能させるためのプログラム。
  12. コンピュータを、請求項7又は8に記載の撮像装置の、撮影手段及び格納手段を除く各手段として機能させるためのプログラム。
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