JP2017027686A - モジュール用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタ嵌合のための作業性を考慮し、工数が少なくサイズが大きくない、ワンアクションでのコネクタ嵌合構造であって、取り外し性を考慮したロック構造、及び、無理抜きができない構造を採用し、更に防水機能を有するモジュール用コネクタを提供する。【解決手段】モジュール用コネクタ100は、モジュール側基板を収容するモジュールケース1と一体に組み立てられるモジュール側コネクタ110と、ケーブル10を固定し、モジュール側コネクタ110に嵌合されるケーブル側コネクタ120とを備える。モジュール用コネクタ100の係合突起部111bは、ケーブル側コネクタ120のオーバーモールドに設けられた開口係合部121aの先端側の一辺に係合する。操作者は、係合突起部111bを押圧することにより、モジュール側コネクタ110とケーブル側コネクタ120の嵌合を解除することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ホスト側ケーブルと車載用カメラモジュール等のモジュールのモジュール側基板とを電気的に接続するモジュール用コネクタに係る。
CCDセンサやCMOSセンサなどを使用したバックモニタ用カメラや白線認識用カメラ等の車載カメラモジュールが知られている。このような車載カメラモジュールは、撮像用のレンズ等の光学素子を有する撮影光学系と、それにより結像された被写体像の取得のための撮像素子と、その撮像素子から出力された電気信号に基づく被写体像に対応したデジタル画像データの生成等を行う電子回路部とを筐体に収容する構成となっている。その筐体には、取得したデジタル画像データを電子回路部から伝送するための接続コードが設けられている。
特許5179524号公報 特許5518641号公報
このような車載カメラモジュール等のモジュール用コネクタでは、ロック構造を備えコネクタ嵌合時に無理抜きができない構造とすることが必要である。また、作業性を考慮し、ワンアクションでコネクタ嵌合を解除できる構造や、他部品との干渉により誤ってロック解除されない構造とすることも必要である。
従来のケーブルコネクタでは、特許文献1に記載のように、ネジ止めによる完全固定で無理抜きの対策をするか、特許文献2に記載のように、バネ部を有するロック構造を使用して無理抜きの対策をする方法が知られている。しかし、ネジ止めでは、ネジ止め工数がかかり且つネジ部品が別途必要となる。又、バネ部を有したロック構造では、ロック用バネ及びロック爪部、ロック解除操作部を形成する必要があるため、サイズが大きくなるという問題がある。
従って、本発明の目的は、コネクタ嵌合のための作業性を考慮し、工数が少なくサイズが大きくない、ワンアクションでのコネクタ嵌合構造であって、取り外し性を考慮したロック構造、及び、無理抜きができない構造を採用し、更に防水機能を有するモジュール用コネクタを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のモジュール用コネクタは、ホスト側ケーブルとモジュール側基板とをモジュール内部で電気的に接続するモジュール用コネクタであって、前記モジュール側基板を収容するモジュールケースと一体に組み立てられるモジュール側コネクタと、上記ホスト側ケーブルを固定し、前記モジュール側コネクタに嵌合されるケーブル側コネクタとを備え、上記モジュール側コネクタは、先端に上記ケーブル側コネクタに係合する係合突起部が設けられたばね性を有する片持ち梁形状の係合部であって、先端の上記係合突起部を押圧することにより、上記モジュール側コネクタと上記ケーブル側コネクタの嵌合を解除する係合部を備えることを特徴とする。
また、上記ケーブル側コネクタは、その先端側の一辺が上記係合突起部に係合する開口係合部を備え、上記開口係合部の周囲の壁により、誤ってコネクタ嵌合が解除されないことを特徴とするものとしてもよい。
また、上記ケーブル側コネクタは、可動部である上記係合突起部を押圧する押圧部を備え、上記押圧部を押圧することにより、上記モジュール側コネクタと上記ケーブル側コネクタの嵌合を解除するものとしてもよい。
また、上記ケーブル側コネクタは、上記押圧部の周囲に壁を備え、上記壁により誤ってコネクタ嵌合が解除されないものとしてもよい。
また、上記モジュール側コネクタには、上記ホスト側ケーブル、及び、上記モジュール側コネクタと上記ケーブル側コネクタの電気接続の防水のためにオーバーモールドが一体成形されるものとしてもよい。
本発明によれば、コネクタ嵌合のための作業性を考慮し、工数が少なくサイズが小さい、ワンアクションでのコネクタ嵌合構造であって、取り外し性を考慮したロック構造、及び、無理抜きができない構造を採用し、更に防水機能を有するモジュール用コネクタを提供することができる。
また、モジュール側コネクタの係合部と、ケーブル側コネクタの押圧部とを別部品として構成することにより操作性を損なうことなく、安定した操作を可能とするモジュール用コネクタを提供できる。
本発明の第1の実施形態に係るモジュール用コネクタを示す上側斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るモジュール用コネクタのモジュール側コネクタの上側斜視図である。 図3(a)は、本発明の第1の実施形態に係るモジュール用コネクタのモジュール側コネクタの6面図のうち正面図であり、図3(b)は、モジュール側コネクタの背面図であり、図3(c)は、モジュール側コネクタの右側側面図であり、図3(d)は、モジュール側コネクタの平面図であり、図3(e)は、モジュール側コネクタの底面図であり、図3(f)は、モジュール側コネクタの左側側面図である。 図4(a)は、本発明の第1の実施形態に係るモジュール用コネクタのケーブル側コネクタの上側斜視図であり、図4(b)は、ケーブル側コネクタの開口部側から見た斜視図である。 図5(a)は、本発明の第1の実施形態に係るモジュール用コネクタのケーブル側コネクタの6面図のうち正面図であり、図5(b)は、ケーブル側コネクタの背面図であり、図5(c)は、ケーブル側コネクタの右側側面図であり、図5(d)は、ケーブル側コネクタの平面図であり、図5(e)は、ケーブル側コネクタの底面図であり、図5(f)は、ケーブル側コネクタの左側側面図である。 本発明のモジュール用コネクタのケーブル側コネクタのインシュレータの上側斜視図である。 図6に示すインシュレータに、コンタクト端子を圧着したケーブルを組み込んだ状態を示す上側斜視図である。 図7に示すケーブルを組み込んだインシュレータに、ケースを組み込んだ状態を示す上側斜視図である。 図4に示すケーブル側コネクタの断面斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタを示す上側斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタのモジュール側コネクタの上側斜視図である。 図12(a)は、本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタのモジュール側コネクタの6面図のうち正面図であり、図12(b)は、モジュール側コネクタの背面図であり、図12(c)は、モジュール側コネクタの右側側面図であり、図12(d)は、モジュール側コネクタの平面図であり、図12(e)は、モジュール側コネクタの底面図であり、図12(f)は、モジュール側コネクタの左側側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタのケーブル側コネクタの上側斜視図である。 図14(a)は、本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタのケーブル側コネクタの6面図のうち正面図であり、図14(b)は、ケーブル側コネクタの背面図であり、図14(c)は、ケーブル側コネクタの右側側面図であり、図14(d)は、ケーブル側コネクタの平面図であり、図14(e)は、ケーブル側コネクタの底面図であり、図14(f)は、ケーブル側コネクタの左側側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタのケーブル側コネクタのオーバーモールドと、ケーブルが組み込まれたケースを同時に示す上側斜視図である。 図16(a)は、本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタのケーブル側コネクタのオーバーモールドの6面図のうち正面図であり、図16(b)は、オーバーモールドの背面図であり、図16(c)は、オーバーモールドの右側側面図であり、図16(d)は、オーバーモールドの平面図であり、図16(e)は、オーバーモールドの底面図であり、図16(f)は、オーバーモールドの左側側面図である。 図17(a)は、本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタのケーブル側コネクタのケーブルが組み込まれたケースの6面図のうちの正面図であり、図17(b)は、ケーブルが組み込まれたケースの背面図であり、図17(c)は、ケーブルが組み込まれたケースの右側側面図であり、図17(d)は、ケーブルが組み込まれたケースの平面図であり、図17(e)は、ケーブルが組み込まれたケースの底面図であり、図17(f)は、ケーブルが組み込まれたケースの左側側面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
尚、以下の説明における上下方向の概念は、添付の図面における上下に対応しており、各部材の相対的な位置関係を示すものであって、絶対的な位置関係を示すものではない。また、以下の説明において、便宜的にコネクタの挿入方向を「先端」と示し、コネクタの挿入方向の逆方向を「後端」と示し、左右方向とは、コネクタの挿入方向に対し直交する方向を「左右」を示すこととするが、絶対的な位置関係を示すものではない。
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るモジュール用コネクタ100を示す上側斜視図である。
図1において、モジュール用コネクタ100は、多芯ケーブルや同軸ケーブル等のホスト側ケーブル10と、車載カメラモジュール等のモジュールの図示しないモジュール側基板とをモジュール内部で電気的に接続するものである。モジュール用コネクタ100は、モジュール側基板を収容するモジュールケース1と一体に組み立てられるモジュール側コネクタ110と、ケーブル10を固定し、モジュール側コネクタ110に嵌合されるケーブル側コネクタ120とを備える。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るモジュール用コネクタ100のモジュール側コネクタ110の上側斜視図であり、図3(a)は、本発明の第1の実施形態に係るモジュール用コネクタ100のモジュール側コネクタ110の6面図のうち正面図であり、図3(b)は、モジュール側コネクタ110の背面図であり、図3(c)は、モジュール側コネクタ110の右側側面図であり、図3(d)は、モジュール側コネクタ110の平面図であり、図3(e)は、モジュール側コネクタ110の底面図であり、図3(f)は、モジュール側コネクタ110の左側側面図である。
図2乃至図3(f)において、モジュール側コネクタ110は、例えば樹脂材料により一体として成形されるコネクタケース111と、後述するケーブル側コネクタ120に設けられた複数のコンタクト端子20と接触する複数のコンタクトピン112とから主に構成される。
コネクタケース111の先端側は、モジュールケース1の後端側と一体にねじ等により固定されるため、モジュールケース1の後端側の外周に正確に嵌合するように、モジュールケース1と同じ外周を有するように形成される。コネクタケース111の後端側は、ケーブル側コネクタ120と嵌合するために、後述するインシュレータ123を組み込んだケース122を収容する口型開口部111dと、口型開口部111dの内部に設けられ、コネクタ嵌合時にインシュレータ123及びケース122と当接し、複数のコンタクトピン112が配置される台座111eと、ケーブル側コネクタ120に係合する係合部111aと、係合部111aの両側に配置され、係合部111aの強度を補強するための2本の縦長の突起部である係合補強部111cが形成される。
台座111eに設けられた複数のコンタクトピン112は、導電性を有する例えば銅等の金属で形成され、モジュール内部でモジュール基板に電気的に接続される。コンタクトピン112の本数は、ここでは6本設けられているがこれには限定されない。例えば、ケーブル10として同軸ケーブルを使用した場合には、GND線と信号線の2本必要であるが、この場合コンタクトピン112を2本設けるものとしてもよく、また、2本より多いコンタクトピン112を設けて、必要のないコンタクトピン112をダミーとしてもよい。
係合部111aは、モジュール側コネクタ110の口型開口部111dの周囲の一方の面に設けられ、ばね性を有する片持ち梁形状に形成される。係合部111aの先端には、ケーブル側コネクタ120に係合する係合突起部111bが設けられる。図1に示すように係合突起部111bは、具体的には、後述するケーブル側コネクタ120のオーバーモールド121に設けられた開口係合部121aの先端側の一辺に係合する。操作者は、係合部111aの先端に設けられた係合突起部111bを押圧することにより、係合突起部111bと開口係合部121aの先端側の一辺との係合が外れ、モジュール側コネクタ110とケーブル側コネクタ120の嵌合を解除することができる。
車載カメラモジュール等のモジュール用コネクタ100では、他部品との干渉により誤ってロック解除されない構造とする必要があるが、上述のようにオーバーモールド121に設けられた開口係合部121aの先端側の一辺に係合突起部111bが係合するため、オーバーモールド121の開口係合部121aの周囲の形状が壁となり、誤ってロック解除されない構造となっている。また、作業性を考慮し、開口係合部121aの大きさを調整することにより、操作者がワンアクションでコネクタ嵌合を解除できる構造にもなっている。また、開口係合部121aと係合突起部111bの係合は、コネクタを引き抜く方向には強度が強く、無理抜きができない構造にもなっている。
図4(a)は、本発明の第1の実施形態に係るモジュール用コネクタ100のケーブル側コネクタ120の上側斜視図であり、図4(b)は、ケーブル側コネクタ120の開口部121bから見た斜視図であり、図5(a)は、本発明の第1の実施形態に係るモジュール用コネクタ100のケーブル側コネクタ120の6面図のうち正面図であり、図5(b)は、ケーブル側コネクタ120の背面図であり、図5(c)は、ケーブル側コネクタ120の右側側面図であり、図5(d)は、ケーブル側コネクタ120の平面図であり、図5(e)は、ケーブル側コネクタ120の底面図であり、図5(f)は、ケーブル側コネクタ120の左側側面図である。
図4(a)乃至図5(f)において、ケーブル側コネクタ120は、複数のコンタクト端子20を圧着したケーブル10を固定するインシュレータ123と、ケーブル10を組み込んだインシュレータ123の外周を覆うケース122と、ケース122の溝122aに組み込まれるOリング124と、ケーブル10とインシュレータ123を組み込んだケース122の外周にアウトサート成形され、防水機能を有するオーバーモールド121とを備える。インシュレータ123と、ケース122については、図6、図7を使用して以下で詳細に説明する。
図4(a)乃至図5(f)において、オーバーモールド121は、モジュール側コネクタ110の口型開口部111dと嵌合するため、略直方体形状に例えば樹脂等により成形される。オーバーモールド121には、先端側にコネクタ嵌合時にモジュール側コネクタ110の口型開口部111dを収容する開口部121bと、オーバーモールド121の略直方体形状の後端側の一辺の一部を切り欠いた形状を有する開口係合部121aとが形成される。開口係合部121aの先端側の一辺は、モジュール側コネクタ110の係合部111aの先端に設けられた係合突起部111bに係合されるため、平坦な平面形状に形成される。開口係合部121aは、特に形状に限定はなく、図4(a)及び図5(e)に示すように、略四角形状でもよく、それ以外の形状でも構わない。
図6は、本発明のモジュール用コネクタ100のケーブル側コネクタ120のインシュレータ123の上側斜視図であり、図7は、図6に示すインシュレータ123に、コンタクト端子20を圧着したケーブル10を組み込んだ状態を示す上側斜視図である。
図6、図7において、インシュレータ123は、ケーブル10の複数の信号線11の被覆を剥がした導線部12にそれぞれに圧着される複数のコンタクト端子20のそれぞれについて絶縁を確保しつつ固定するものであり、例えば樹脂等により成形される。インシュレータ123には、先端側にコネクタ嵌合時にモジュール側コネクタ110の複数のコンタクトピン112が挿入されるコンタクト挿入口123aと、後端側に被覆に覆われた複数の信号線11を固定するU字形状の複数の信号線固定部123cと、コンタクト挿入口123aと信号線固定部123cの間に信号線11の被覆を剥がした複数の導線部12を固定する導線部固定部123bと、インシュレータ123の両側面にケース122が係合される2つの三角形状の突起部123dとが形成される。図6に示すように、インシュレータ123には、6個のコンタクト挿入口123aと、右下を除く5個の信号線固定部123cが設けられているが、ケーブル10からモジュール側基板に接続される配線数は、これには限定されず、ケーブル10の信号線11の本数に合わせて変更してもよい。
図8は、図7に示すケーブル10を組み込んだインシュレータ123に、ケース122を組み込んだ状態を示す上側斜視図である。
図8において、ケース122は、インシュレータ123の外部を覆うように組み込まれ、先端から後端方向に向かって内部に中空部分を有する略直方体形状に、例えば樹脂等により成形される。ケース122は、インシュレータ123の突起部123dに係合して固定される。ケース122は、オーバーモールド121をアウトサート成形により形成するときに、インシュレータ123に組み込まれた複数のコンタクト端子20及び導線部12に樹脂が流れ込むのを防ぐために設けられる。ケース122には、両側面にオーバーモールド121を固定するための係合突起部122bと、先端側の周囲に設けられOリング124が組み込まれる溝122aが設けられる。
図9は、図4に示すケーブル側コネクタ120の断面斜視図である。
図9において、ケーブル10が組み込まれたインシュレータ123に、ケース122を組み込み、その周囲にオーバーモールド121がアウトサート成形により形成される。オーバーモールド121は、ケーブル10及びケース122に接触して形成されるため、ケーブル10、及び、コンタクト端子20とコンタクトピン112との電気接続の防水の機能を果たす。また、溝122aに組み込まれたOリング124は、コネクタ嵌合時にモジュール側コネクタ110の口型開口部111dの内部の壁と当接し、コンタクト端子20とコンタクトピン112との電気接続の防水を確保する。
以上のように、第1の実施形態のモジュール用コネクタによれば、コネクタ嵌合のための作業性を考慮し、工数が少なくサイズが小さい、ワンアクションでのコネクタ嵌合構造であって、取り外し性を考慮したロック構造、及び、無理抜きができない構造を採用し、更に防水機能を有するモジュール用コネクタを提供することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタ200を示す上側斜視図である。
図10において、モジュール用コネクタ200は、モジュール側基板を収容するモジュールケース1と一体に組み立てられるモジュール側コネクタ210と、ケーブル10を固定し、モジュール側コネクタ210に嵌合されるケーブル側コネクタ220とを備える。
図11は、本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタ200のモジュール側コネクタ210の上側斜視図であり、図12(a)は、本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタ200のモジュール側コネクタ210の6面図のうち正面図であり、図12(b)は、モジュール側コネクタ210の背面図であり、図12(c)は、モジュール側コネクタ210の右側側面図であり、図12(d)は、モジュール側コネクタ210の平面図であり、図12(e)は、モジュール側コネクタ210の底面図であり、図12(f)は、モジュール側コネクタ210の左側側面図である。
図11乃至図12(f)において、モジュール側コネクタ210は、第1の実施形態のモジュール側コネクタ110と略同様の構成を有しており、先端に係合突起部211bを有する係合部211aの幅が、第1の実施形態の係合部111aより狭くなっており、それ以外の構成は同じである。これは、第2の実施形態では、後述するように、ケーブル側コネクタ220に可動部である押圧部221cを設け、この押圧部221cにより係合突起部211bを押圧する構造を採用しているため、操作者が直接係合突起部211bに触れる必要がないためである。
図13は、本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタ200のケーブル側コネクタ220の上側斜視図であり、図14(a)は、本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタ200のケーブル側コネクタ220の6面図のうち正面図であり、図14(b)は、ケーブル側コネクタ220の背面図であり、図14(c)は、ケーブル側コネクタ220の右側側面図であり、図14(d)は、ケーブル側コネクタ220の平面図であり、図14(e)は、ケーブル側コネクタ220の底面図であり、図14(f)は、ケーブル側コネクタ220の左側側面図である。
図13乃至図14(f)において、ケーブル側コネクタ220は、第1の実施形態のケーブル側コネクタ120と同様に、複数のコンタクト端子20を圧着したケーブル10を固定するインシュレータ223と、ケーブル10を組み込んだインシュレータ223の外周を覆うケース222と、ケース222の溝222aに組み込まれるOリング224と、ケーブル10とインシュレータ223を組み込んだケース222の外周にアウトサート成形され、防水機能を有するオーバーモールド221とを備える。インシュレータ223については、第1の実施形態のインシュレータ123と同様の構成であるため、説明を省略する。また、図17(a)乃至図17(f)に、ケーブル10が組み込まれたケース222の6面図を示すが、ケース222については、第1の実施形態のケース122と同様の機能を有するため、詳細な説明を省略する。
図15は、本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタ200のケーブル側コネクタ220のオーバーモールド221と、ケーブル10が組み込まれたケース222を同時に示す上側斜視図であり、図16(a)は、本発明の第2の実施形態に係るモジュール用コネクタ200のケーブル側コネクタ220のオーバーモールド221の6面図のうち正面図であり、図16(b)は、オーバーモールド221の背面図であり、図16(c)は、オーバーモールド221の右側側面図であり、図16(d)は、オーバーモールド221の平面図であり、図16(e)は、オーバーモールド221の底面図であり、図16(f)は、オーバーモールド221の左側側面図である。
図15乃至図16(f)において、オーバーモールド221は、第1の実施形態のオーバーモールド121と同様に、略直方体形状に例えば樹脂等により成形される。オーバーモールド221には、先端側にコネクタ嵌合時にモジュール側コネクタ210の口型開口部211dを収容する開口部221bと、オーバーモールド221の略直方体形状の後端側の一辺の一部を切り欠いた形状を有する開口係合部221aとケーブル10が貫通するケーブル貫通穴221eが形成される。開口係合部221aの先端側の一辺は、モジュール側コネクタ210の係合部211aの先端に設けられた係合突起部211bに係合されるため、平坦な平面形状に形成される。開口係合部221aは、特に形状に限定はなく、図14(e)に示すようにH形状でもよく、それ以外の形状でも構わない。
さらに、第2の実施形態のオーバーモールド221には、開口係合部221aの後端側に、可動部である係合突起部211bを押圧する押圧部221cと、押圧部221cの周囲に設けられ、誤ってロック解除されないための略長方形状の2つの壁221dが設けられる。これにより、操作者は押圧部221cを押圧することにより、係合突起部211bを押し下げ、係合突起部211bと開口係合部221aの先端側の一辺との係合が外れ、モジュール側コネクタ210とケーブル側コネクタ220の嵌合を解除することができる。
以上のように、第2の実施形態のモジュール用コネクタによれば、第1の実施形態のモジュール用コネクタと同様の効果を奏することができる。
また、更に、モジュール側コネクタの係合部と、ケーブル側コネクタの押圧部とを別部品として構成することにより操作性を損なうことなく、安定した操作を可能とするモジュール用コネクタを提供できる。
1 モジュールケース
10 ホスト側ケーブル
11 信号線
12 導線部
20 コンタクト端子
100、200 モジュール用コネクタ
110、210 モジュール側コネクタ
111、211 コネクタケース
111a、211a 係合部
111b、211b 係合突起部
111c、211c 係合補強部
111d、211d 口型開口部
111e、211e 台座
112 コンタクトピン
120、220 ケーブル側コネクタ
121、221 オーバーモールド
121a、221a 開口係合部
121b、221b 開口部
122、222 ケース
122a、222a 溝
122b、222b 係合突起部
123、223 インシュレータ
123a、223a コンタクト挿入口
123b、223b 導線部固定部
123c、223c 信号線固定部
123d、223d 突起部
124、224 Oリング

Claims (5)

  1. ホスト側ケーブルとモジュール側基板とをモジュール内部で電気的に接続するモジュール用コネクタであって、
    前記モジュール側基板を収容するモジュールケースと一体に組み立てられるモジュール側コネクタと、
    前記ホスト側ケーブルを固定し、前記モジュール側コネクタに嵌合されるケーブル側コネクタと
    を備え、
    前記モジュール側コネクタは、先端に前記ケーブル側コネクタに係合する係合突起部が設けられたばね性を有する片持ち梁形状の係合部であって、先端の前記係合突起部を押圧することにより、前記モジュール側コネクタと前記ケーブル側コネクタの嵌合を解除する係合部を備えることを特徴とするモジュール用コネクタ。
  2. 前記ケーブル側コネクタは、その先端側の一辺が前記係合突起部に係合する開口係合部を備え、前記開口係合部の周囲の壁により、誤ってコネクタ嵌合が解除されないことを特徴とする請求項1に記載のモジュール用コネクタ。
  3. 前記ケーブル側コネクタは、可動部である前記係合突起部を押圧する押圧部を備え、前記押圧部を押圧することにより、前記モジュール側コネクタと前記ケーブル側コネクタの嵌合を解除することを特徴とする請求項1に記載のモジュール用コネクタ。
  4. 前記ケーブル側コネクタは、前記押圧部の周囲に壁を備え、前記壁により誤ってコネクタ嵌合が解除されないことを特徴とする請求項3に記載のモジュール用コネクタ。
  5. 前記モジュール側コネクタには、前記ホスト側ケーブル、及び、前記モジュール側コネクタと前記ケーブル側コネクタの電気接続の防水のためにオーバーモールドが一体成形されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモジュール用コネクタ。
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