JP2017026711A - 駆動力伝達装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第一回転軸と第二回転軸との間の軸心ずれを良好に吸収することができる駆動伝達装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】第一回転軸たるブラシ軸145aの先端には、軸方向に平行な平面部146aなどの平面を備えた先端軸部146を有している。第一回転軸に取り付けられる第一駆動伝達部材たる従動側カップリング90の孔部は、先端軸部146と遊びを有して嵌め合う第一部分291aと、ブラシ軸145aの先端軸部146よりも末端側と遊びを有して嵌め合う第二部分291bとを有している。そして、先端軸部146の平面部146aの末端から軸方向に対して直交する段差面148に対して軸方向から当接する孔部の第二部分291bと第一部分291aの平面部295aとの段差面294を凸形状とした。【選択図】図10

Description

本発明は、駆動力伝達装置及び画像形成装置に関するものである。
画像形成装置は、回転体を備えている。例えば、電子写真方式の画像形成装置においては、回転体として、感光体や現像ローラをなどを備えており、これら回転体を回転駆動させて画像を形成する。回転体の多くは、交換可能なように画像形成装置本体から着脱自在に構成されている。そのため、回転体に装置本体の駆動源から駆動力を伝達する駆動伝達装置には、回転体の回転軸に従動側カップリングを設けるともに、画像形成装置本体の駆動出力軸に駆動側カップリングを設け、これらカップリング同士の係合により回転軸と駆動出力軸とを連結している。
例えば、特許文献1には、互いに平行な一対の平面部と、一対の円弧面部とからなる断面角丸長方形状の軸の先端軸部に取り付けられる第一駆動伝達部材としてのカップリングを備えた駆動伝達装置が記載されている。具体的には、カップリングは、先端軸部の断面形状と相似形の孔部を有する筒状部を備えている。この孔部に先端軸部が若干の遊び(ガタ)をもって挿入されるように、カップリングを取り付ける。
一般的に、駆動側カップリングおよび従動側カップリングのいずれか一方を軸に対して若干のガタを設けて取り付け、駆動出力軸と回転軸との間に軸心ずれがあっても、その軸心ずれを一方のカップリングが傾くことで吸収して連結できるようにしている。
しかしながら、第一駆動伝達部材などのカップリングを、若干のガタを設けて断面角丸長方形状の先端軸部に取り付けても、駆動出力軸と回転軸との間に軸心ずれがあったときに、カップリングが傾むかず、軸心ずれを吸収できない場合があるという課題があった。
上記課題を解決するために、本発明は、軸方向に平行な平面を備えた先端軸部を有する第一回転軸と、第二回転軸と、前記先端軸部の平面と回転方向から当接する軸当接部を備え、前記先端軸部と遊びを有する嵌め合いで前記第一回転軸に取り付けられる第一駆動伝達部材と、前記第二回転軸に取り付けられ、前記第一駆動伝達部材との間で駆動力を伝達する第二駆動伝達部材とを備えた駆動伝達装置であって、前記第一駆動伝達部材および前記第一回転軸の少なくとも一方の、前記先端軸部と前記第一駆動伝達部材とを嵌め合わせたときに他方に対して軸方向から当接する当接部を凸形状としたことを特徴とするものである。
本発明によれば、第一回転軸と第二回転軸との間の軸心ずれを良好に吸収することができる。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図。 同複写機のプロセスカートリッジを示す拡大構成図。 同プロセスカートリッジを駆動する駆動装置を示す斜視図。 同プロセスカートリッジと同駆動装置とを示す正面図。 プロセスカートリッジ奥側の拡大斜視図。 駆動出力軸の周辺を示す概略構成図である。 潤滑剤塗布ブラシローラのブラシ軸の先端を示す図。 従動側カップリングを示す図。 (a)は、図8(b)のA−A断面図であり、(b)は、図8(b)のB−B断面図。 ブラシ軸に従動側カップリングを取り付ける様子を示す図。 従動側カップリングの首振りについて説明する図。 従動側カップリングのブラシ軸との関係を示す概略構成図。 従動側カップリングの軸心ずれの吸収について説明する図。 ジョイントで発生する軸反力を測定した結果を示すグラフ。 段差面の凸形状の変形例を示す図。 従動側カップリングの段差面を平面として、ブラシ軸の段差面を凸状とした例を示す図。 従動カップリングの抜け止めの他の例について説明する図。 ブラシ軸の先端形状の変形例を示す図。
以下、本発明を画像形成装置としての複写機に適用した実施形態について説明する。まず、図1を用いて、この複写機の概略について説明する。この複写機は、原稿を走査して読み取って得た画像情報をデジタル化して画像形成に用いるいわゆるデジタルカラー複写機としての機能を有している。また、この複写機は、原稿の画像情報を遠隔地と授受するファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報を用紙上に印刷するいわゆるプリンタの機能も有している。
図1において、複写機は、中間転写ベルト11を用いた中間転写方式で記録シートに画像を形成するものであって、且つ、各色のトナー像をそれぞれ専用のプロセスカートリッジで作像するタンデム方式の電子写真装置である。複写機の鉛直方向における最下部には、多段状の給紙部2が設けられている。また、その上方に画像形成部1、さらにその情報にスキャナ部3がそれぞれ設けられている。給紙部2の各段には、記録部材である普通紙や、OHPシート、第二原図などの記録シートからなるシート束を収容する給紙トレイ21が配設されている。
画像形成部1のほぼ中央には、ベルトループ内側に配設された複数のローラによって無端状の中間転写ベルト11を張架している転写装置10が配設されている。中間転写ベルト11は、図中時計回り方向に回転(表面移動)する。中間転写ベルト11の上方には、中間転写ベルト11の表面移動方向に沿って、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックのトナー像を作像するための4つのプロセスカートリッジ40Y,40M,40C,40Kが配設されている。以下、色分け符号であるY,M,C,Kについては、適宜省略する。また、4つのプロセスカートリッジ40の上方には2つの潜像書込手段としての光書込ユニット20a,20bが設けられている。
図2は、4つプロセスカートリッジ40Y,40M,40C,40Kのうちの1つを示す概略構成図である。
各プロセスカートリッジ40には、潜像担持体としてのドラム状の感光体41が設けられている。各感光体41は、それぞれ、図中反時計回り方向に回転可能に設けられており、その周囲には、公知の帯電装置42、現像装置43、感光体クリーニング装置44が設けられている。
帯電装置42は、感光体41に当接するように配置された帯電ローラ42aと、この帯電ローラ42aに当接して回転する帯電ローラクリーナ42bとから主として構成されている。帯電ローラ42aは、帯電バイアスを印加され、感光体41表面に電荷を与えて感光体41を一様帯電する。帯電ローラクリーナ42bは、帯電ローラ42aの表面に付着したトナーなどの付着物を除去する。
現像装置43は、図中矢印I方向に表面移動しながら感光体41の表面の潜像にトナーを供給して潜像を現像する現像剤担持体としての現像ローラ43aを有している。また、現像ローラ43aに現像剤を供給しながら図紙面に直交する方向の奥側から手前側に向けて現像剤を搬送する供給搬送部材としての供給スクリュウ43bを有している。供給スクリュウ43bは、回転軸とこの回転軸に設けられた羽部とを備え、回転することにより軸方向に現像剤を搬送するものである。
現像ローラ43aと供給スクリュウ43bとの対向部よりも現像ローラ表面移動方向下流側には、現像ローラ43a上の現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制部材としての現像ドクタ43cが設けられている。また、現像ローラ43aと感光体41との対向領域である現像領域よりも現像ローラ表面移動方向下流側には、現像領域を通過した現像済みの現像剤を回収する回収スクリュウ43dが設けられている。この回収スクリュウ43dは、現像ローラ43aから回収した回収現像剤を供給スクリュウ43bと同方向に搬送するものである。供給スクリュウ43bを収容する供給搬送路43eは、現像ローラ43aの側方に配設されている。また、回収スクリュウ43dを収容する現像剤回収搬送路としての回収搬送路43fは現像ローラ43aの下方に並設されている。
現像装置43は、供給搬送路43eの下方で現像剤を回収搬送路43fと平行な方向に撹拌搬送する攪拌搬送路43gを有している。攪拌搬送路43gは、現像剤を攪拌しながら供給スクリュウ43bとは逆方向である図中奥方向に向けて搬送する攪拌スクリュウ43hを有している。
供給搬送路43eと攪拌搬送路43gとは第一仕切り壁によって仕切られている。第一仕切り壁の供給搬送路43eと攪拌搬送路43gとを仕切る箇所は図中手前側と奥側との両端は開口部となっており、供給搬送路43eと攪拌搬送路43gとが連通している。なお、供給搬送路43eと回収搬送路43fとも第一仕切り壁によって仕切られているが、第一仕切り壁の供給搬送路43eと回収搬送路43fとを仕切る箇所には開口部が設けられていない。また、攪拌搬送路43gと回収搬送路43fとの2つの搬送路は第二仕切り壁によって仕切られている。第二仕切り壁は、図中手前側が開口部となっており、攪拌搬送路43gと回収搬送路43fとが連通している。
現像ローラ43a上の現像剤は、現像ドクタ43cによって薄層化された後、感光体41との現像ローラ43aとの対向領域である現像領域に搬送されて現像に寄与する。現像後の現像剤は回収搬送路43fに回収された後、図紙面に直交する方向の奥側から手前側に向けて搬送され、第二仕切り壁に設けられた開口部を通って攪拌搬送路43gに進入する。なお、攪拌搬送路43gにおける現像剤搬送方向上流側端部の第二仕切り壁の開口部の付近で攪拌搬送路43gの上側に設けられた現像剤補給口から攪拌搬送路43g内にトナーが補給される。
攪拌搬送路43gから現像剤の供給を受けた供給搬送路43eでは、現像ローラ43aに現像剤を供給しながら、供給スクリュウ43bで供給搬送路43eの現像剤搬送方向最下流側近傍に現像剤を搬送する。そして、現像ローラ43aに供給され現像に用いられず供給搬送路43eの現像剤搬送方向最下流近傍まで搬送された余剰現像剤は、第一仕切りの余剰開口部を通じて攪拌搬送路43gに供給される。
現像ローラ43aから回収搬送路43fに送られ、回収スクリュウ43dによって回収搬送路43fの現像剤搬送方向最下流近傍まで搬送された回収現像剤は第二仕切り壁の回収開口部を通じて攪拌搬送路43gに供給される。そして、攪拌搬送路43gは、供給された余剰現像剤と回収現像剤とを攪拌しながら、攪拌スクリュウ43hで攪拌搬送路43gの現像剤搬送方向最下流側近傍であり、且つ供給搬送路43eの現像剤搬送方向最上流側近傍の位置まで搬送する。かかる位置まで搬送された現像剤は、第一仕切り壁の供給開口部を通じて供給搬送路43eに進入する。
攪拌搬送路43gでは、攪拌スクリュウ43hによって、回収現像剤、余剰現像剤及び現像剤補給口から必要に応じて補給されるトナーを、回収搬送路43f及び供給搬送路43eの現像剤と逆方向に攪拌搬送する。そして、現像剤搬送方向最下流側近傍で連通している供給搬送路43eの現像剤搬送方向最上流側近傍に攪拌された現像剤を移送する。
攪拌搬送路43gの現像剤搬送方向最下流側近傍の供給開口部の真下付近には、トナー濃度センサーが設けられている。トナー濃度センサーからの出力に応じて、トナー補給制御装置が駆動されて、撹拌搬送路43g内にトナーが補給される。
感光体クリーニング装置44は、感光体41の回転軸方向に長尺な弾性部材であるクリーニングブレード44a、排出スクリュウ44b、潤滑剤塗布装置45などを備えている。クリーニングブレード44aにおけるその長尺方向に延びる一辺(当接辺)をエッジ部として感光体41の表面に押しつけて、感光体41表面上の転写残トナー等の不要な付着物を引き離し除去する。除去されたトナーは、排出スクリュウ44bによって感光体クリーニング装置44の外に排出される。
潤滑剤塗布装置45は、塗布ブラシとして潤滑剤塗布ブラシローラ45aと、固形潤滑剤45bと、均しブレード45cとから主に構成されている。固形潤滑剤45bは、ブラケット45dに保持され、加圧手段により潤滑剤塗布ブラシ側に加圧されている。潤滑剤塗布ブラシは、感光体41の回転方向に対して連れまわり方向に回転し、固形潤滑剤45bを削りとって感光体41上に潤滑剤を塗布する。均しブレード45cにおけるその長尺方向に延びる一辺(当接辺)をエッジ部として感光体41の表面に押しつけて、感光体41表面上の潤滑剤を均す。
図1において、転写装置10は、中間転写ベルト11やベルトクリーニング装置17、4つの一次転写ローラ46などを有している。中間転写ベルト11は、張架ローラ14、駆動ローラ15、二次転写対向ローラ16を含む複数のローラによってテンション張架されている。そして、ベルト駆動モータによって駆動される駆動ローラ15の回転によって図中時計回りに無端移動せしめられる。
4つの一次転写ローラ46は、それぞれ中間転写ベルト11の内周面側に接触するように配設され、電源から一次転写バイアスの印加を受ける。また、中間転写ベルト11をその内周面側から感光体41に向けて押圧してそれぞれ一次転写ニップを形成する。各一次転写ニップには、一次転写バイアスの影響により、感光体と一次転写ローラとの間に一次転写電界が形成される。感光体41条のトナー像は、この一次転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト11上に一次転写される。
また、転写装置10は、二次転写手段を構成する二次転写ローラ22を中間転写ベルト11の下方に有している。この二次転写ローラ22が中間転写ベルト11を介して二次転写対向ローラ16に圧接するようになっている。そして、この二次転写ローラ22が、自らと中間転写ベルト11との間に送り込まれる記録シートに対し、中間転写ベルト11上のトナー画像を一括二次転写する。二次転写対向ローラ16よりも中間転写ベルト11表面移動方向下流側には、ベルトクリーニング装置17が設けられており、このベルトクリーニング装置17によって画像転写後に中間転写ベルト11の表面に残留する残留トナーが除去される。また、ベルトクリーニング装置17には、潤滑剤塗布機構を備えており、中間転写ベルト11の表面に潤滑剤を塗布している。
二次転写ローラ22の紙搬送方向下流側には、記録シート上に形成されたトナー画像をシート表面に定着せしめる定着装置25が設けられている。無端状の定着ベルト26には定着加圧ローラ27が圧接されている。画像転写後の記録シートは、一対のローラ23間に架け渡された無端状の搬送ベルト24によって定着装置25へ搬送される。また、二次転写ローラ22の下方には、シート表裏両面に画像を形成する際にシートを反転させるシート反転装置28が設けられている。
以上の構成を具備する複写機でカラー原稿のコピーをとるときには、コンタクトガラス上にセットされた原稿の画像をスキャナ部3によって読み取る。また、中間転写ベルト11を回転させて、公知の画像形成プロセスによって各感光体41上にそれぞれトナー像を形成する。次に各感光体上に形成したトナー像を順次重ね合わせて中間転写ベルト11に一次転写して、中間転写ベルト11上に4色重ね合わせトナー像を形成する。
一方、中間転写ベルト11に対する4色重ね合わせトナー像の画像形成動作と並行して、給紙部2の選択された給紙トレイ21から記録シートを1枚ずつ分離給紙して、レジストローラ29に向けて搬送する。分離搬送された記録シートは、レジストローラ29のニップに突き当たることによって搬送が一時止められて待機される。レジストローラ29は、中間転写ベルト11上に形成された4色重ね合わせトナー像と、記録シートの先端との位置関係を所定の位置にするように、タイミングをとって回転駆動が開始される。このレジストローラ29の回転により、待機されている記録シートが再び給紙される。これにより、この記録シートの所定位置に対し、二次転写ローラ22によって中間転写ベルト11上の4色重ね合わせトナー像が二次転写されて、記録シート上にフルカラートナー像が形成される。
このようにしてフルカラートナー像が形成された記録シートは、二次転写ローラ22よりも搬送経路の下流側にある定着装置25に送り込まれる。この定着装置25は、二次転写ローラ22によって二次転写されたフルカラートナー像を記録シート上に定着せしめるものである。フルカラートナー像が定着された記録シートは、排紙ローラ30によって装置外部へ排紙される。記録シートの両面に画像を形成する両面プリントモードにおいて、第一面だけにフルカラートナー像を定着させた記録シートが定着装置25から排出された場合には、その記録シートは排紙ローラ30ではなく、シート反転装置28に送られる。そして、シート反転装置28によって表裏面を反転せしめられた後、レジストローラ29に再搬送される。その後、二次転写ローラ22と定着装置25とを経由することで、第二面にも、フルカラー画像が形成される。
図3は、プロセスカートリッジ40を駆動する駆動装置80を示す斜視図である。
駆動装置80は、感光体41を駆動するドラムモータ81と、現像ローラ43aやスクリュウ43b,43d,43hなどの現像装置内の回転体を駆動する現像モータ82と、潤滑剤塗布ブラシローラ45aや排出スクリュウ44bなどの潤滑剤塗布装置45および感光体クリーニング装置44内の回転体を駆動するクリーニングモータ83とを備えている。現像モータ82およびクリーニングモータ83は、第一モータ取り付け面板85aに取り付けられており、第一モータ取り付け面板85aは、奥側側板84のプロセスカートリッジ40対向面と反対側に取り付けられている。ドラムモータ81は、第二モータ取り付け面板85bに取り付けられ、第二モータ取り付け面板85bは、第一モータ取り付け面板85aに取り付けられている。
図4は、プロセスカートリッジ40の奥側正面図である。
プロセスカートリッジ40の奥側には、感光体41の軸41aに取り付けられた感光体従動側カップリング141が設けられている。感光体従動側カップリング141は、装置本体に設けられた感光体駆動カップリングに連結され、感光体駆動カップリングを介してドラムモータ81の駆動力が伝達されて、感光体41が回転駆動する。
また、プロセスカートリッジ40の奥側には、現像ローラの軸143aに取り付けられた現像従動側カップリング143a、供給スクリュウ43bの軸143に取り付けらたスクリュウ従動側カップリング143bを有している。現像従動側カップリング143aは、装置本体に設けられた現像駆動カップリングに連結され、現像駆動カップリングを介して現像モータ82の駆動力が伝達されて、現像ローラ43aが回転駆動する。
スクリュウ従動側カップリング143bは、装置本体に設けられたスクリュウ駆動カップリングに連結され、スクリュウ駆動カップリングを介して現像モータ82の駆動力が伝達されて、供給スクリュウ43bが回転駆動する。供給スクリュウ43bの軸には、回収スクリュウ43dの軸に取り付けられた回収ギヤ143dと噛み合うギヤ143とが取り付けられている。供給スクリュウ43bに伝達された駆動力は、このギヤ143cと回収ギヤ143dとを介して回収スクリュウ43dに伝達され回収スクリュウが回転駆動する。また、供給スクリュウの軸の手前側端部には、攪拌スクリュウ43hの軸に取り付けられた攪拌ギヤに噛み合うギヤが取り付けられている。供給スクリュウ43bに伝達された駆動力が、これらギヤを介して攪拌スクリュウ43hに伝達され、攪拌スクリュウ43hが回転駆動する。
また、プロセスカートリッジ40の奥側には、潤滑剤塗布ブラシローラ45aのブラシ軸145aに取り付けられた従動側カップリング90bを有しており、後述する装置本体に設けられた駆動側カップリングに連結される。そして、駆動側カップリングを介してクリーニングモータ83の駆動力が伝達されて、潤滑剤塗布ブラシローラ45aが回転駆動する。また、潤滑剤塗布ブラシローラ45aの手前側には、排出スクリュウ44bに駆動力を伝達するためのギヤを有している。潤滑剤塗布ブラシローラ45aに伝達された駆動力が、上記ギヤを介して排出スクリュウ44bに伝達され、排出スクリュウ44bが回転駆動する。
図5は、プロセスカートリッジ40と駆動装置80とを示す正面図である。
図5に示すように、感光体クリーニング装置44内の回転体にクリーニングモータ83の駆動力を伝達する駆動伝達機構は、アイドラギヤ部183、出力ギヤ185、駆動出力軸184、ジョイント90、コイルスプリング91などを有している。アイドラギヤ部183は、クリーニングモータ83のモータギヤ83aと噛み合う第一ギヤ183aと、出力ギヤ185と噛み合う第二ギヤ183bとを有している。出力ギヤ185は、駆動出力軸184と一体で回転するように駆動出力軸184に取り付けられている。
クリーニングモータ83の駆動力は、アイドラギヤ部183、出力ギヤ185を介して駆動出力軸184に伝達される。そして、駆動出力軸184からジョイント90を介して潤滑剤塗布ブラシローラ45aに伝達され、潤滑剤塗布ブラシローラ45aが回転駆動する。
図6は、駆動出力軸184の周辺を示す概略構成図である。
駆動出力軸184は、奥側側板84を貫通し、奥側側板84と第一モータ取り付け面板85aとにボールベアリング186、187を介して回転自在に支持されている。ジョイント90は、駆動側カップリング90aと従動側カップリング90bとからなり、駆動側カップリング90aは、駆動出力軸184の先端に設けられている。一方、従動側カップリング90bは、潤滑剤塗布ブラシローラ45aのブラシ軸145aの先端に設けられている。
駆動側カップリング90aは、駆動出力軸184が挿入される筒状部192を有している。また、駆動側カップリング90aは、筒状部192のプロセスカートリッジ側端部(図中左端)から軸方向に延びる2個の駆動突起部193が、回転方向に180°の間隔を開けて設けられている。また、筒状部の従動側カップリング側端部から奥側側板84側に延びる切り欠き状の溝部191が設けられており、この溝部191に駆動出力軸の先端に設けられた平行ピン184aが嵌っている。
駆動側カップリング90aが、従動側カップリング90bに連結されると、駆動側カップリングの駆動突起部193が従動側カップリングの従動突起部293の駆動伝達面293aと回転方向で対向する。クリーニングモータ83の駆動力により駆動出力軸184が回転すると、平行ピン184aを介して駆動側カップリング90aに駆動力が伝達され、駆動側カップリング90aが回転駆動する。駆動側カップリング90aが回転駆動すると、駆動突起部193が回転方向で従動側カップリングの駆動伝達面293aに当接し、従動側カップリング90bに駆動力が伝達され、潤滑剤塗布ブラシローラ45aが回転駆動する。
コイルスプリング91は、ボールベアリング186と駆動出力軸184の先端に設けられた駆動側カップリングとの間に設けられており、駆動側カップリングを従動側カップリング側に付勢している。
コイルスプリング91の一端は、駆動出力軸184が圧入されたボールベアリング186の内輪部186aに当接しており、他端は、駆動側カップリング90aの筒状部192の奥側側板84側(図中右側)端部に当接している。コイルスプリング91は、圧縮された状態で、ボールベアリング186と駆動側カップリング90aとの間に取り付けられている。
プロセスカートリッジ40の装着時に従動側カップリング90bの従動突起部293が、駆動側カップリング90aの駆動突起部193に軸方向から当接したとき、駆動側カップリングがコイルスプリング91を圧縮しながら、奥側へ移動する。これにより、従動側カップリング90bと駆動側カップリング90aとの連結が行われなくても、プロセスカートリッジ40を装置本体に装着することができる。そして、駆動側カップリング90aが回転駆動して従動側カップリング90bの従動突起部293と駆動側カップリング90aの駆動突起部193との当接が外れると、駆動側カップリング90aがコイルスプリング91の付勢力により従動側カップリング側へ移動する。その結果、駆動側カップリング90aの駆動突起部193が、従動側カップリングの従動突起部293の駆動伝達面293と回転方向から対向し、駆動側カップリング90aと従動側カップリングとが連結される。これにより、駆動側カップリング90aから従動側カップリングへ駆動力が伝達される。
次に、本実施形態の特徴部である従動側カップリング90bについて説明する。
図7は、従動側カップリング90bが取り付けられる潤滑剤塗布ブラシローラ45aのブラシ軸145aの先端を示す図である。図7(a)は、ブラシ軸145aの斜視図であり、図7(b)は、ブラシ軸145aの側面図であり、図7(c)は、ブラシ軸145aの平面図である。
図7に示すように、潤滑剤塗布ブラシローラ45aのブラシ軸145aの先端には、互いに平行な一対の平面部146aと、一対の円弧面部146bとからなる断面角丸長方形状(小判形状・オーバル形状)の先端軸部146を有している。
また、潤滑剤塗布ブラシローラ45aのブラシ軸145aには、先端軸部146に隣接して、抜け止め溝部147が形成されている。
図8は、従動側カップリング90bを示す図であり、(a)は、斜視図であり、(b)は、従動突起部側正面図であり、(c)は、筒状部側正面図である。
図9(a)は、図8(b)のA−A断面図であり、図9(b)は、図8(b)のB−B断面図である。
従動側カップリング90bは、円筒形状の筒状部292と、円盤状の土台部296と、従動突起部293とを有している。
筒状部292の孔部291は、先端軸部146と嵌め合う第一部分291aと、ブラシ軸145aの先端軸部146よりも潤滑剤塗布ブラシローラ45a側と嵌め合う第二部分291bとを有している。第一部分291aは、先端軸部146と同様、一対の平面部295aと一対の円弧面部295bとからなる角丸長方形状となっている。第二部分291bは、内径がブラシ軸145aの直径よりも大径の円形状となっている。第一部分291aの一対の円弧面部295bの内接円も、ブラシ軸145aの直径よりも大径となっている。
また、図9に示すように、第二部分291bの第一部分側端部には、抜け止め突起部297が2個、回転方向に180°の間隔を開けて設けられている。また、各抜け止め突起部297は、第一部分291aの平面部295aと回転方向に90°位相をずらした位置に設けられている。
図8(a)や(b)に示すように、従動突起部293は、土台部296から軸方向に延びており、回転方向に180°の間隔を開けて2つ設けられている。従動突起部293は、駆動側カップリング90aの駆動突起部193と当接して駆動力を受ける駆動伝達面293aから回転方向に離れるに従って徐々に低くなるような傾斜形状となっている。また、各駆動伝達面293aは、第一部分291aの平面部295aに直交している。
図10は、ブラシ軸145aに従動側カップリング90bを取り付ける様子を示す図である。
従動側カップリング90bの筒状部292を軸方向からブラシ軸145aにはめ込んでいく。このとき、孔部291の第一の部分291aの平面部295aが、ブラシ軸145aの先端軸部146の平面部146aと対向するように、筒状部292をブラシ軸145aに嵌め込む。
上述したように、第二部分291bの内径がブラシ軸145aの直径よりも大径なっており、第一部分291aの一対の円弧面部295bの内接円もブラシ軸145aの直径よりも大径となっている。そのため、ブラシ軸145aに従動側カップリング90bを取り付けたとき、第一部分291aの円弧面部295bが、先端軸部146の円弧面部146bに対して所定の隙間を有する。また、第二部分291bがブラシ軸145aに対して所定の隙間を有する。これにより、従動側カップリング90bは、図11の矢印Xに示すように、先端軸部146の平面部295aと平行な方向に首振り可能となっている。
図7に示すように、先端軸部146は、一対の平面部146aと、一対の円弧面部146bとからなる断面角丸長方形状であるのに対し、先端軸部146に隣接して設けられる溝部147の断面形状は、円形である。その結果、先端軸部の平面部146aと溝部147との間には段差が形成され、軸方向に対して直交する段差面148が形成される。
また、従動側カップリングの筒状部292の孔部291は、軸当接部たる一対の平面部295aと、一対の円弧面部295bとからなる角丸長方形状の第一部分291aと円形状の第二部分291bとを有している。その結果、図8(c)に示すように、第一部分291aの平面部295aと第二部分との間に段差が形成され、軸方向に対して直交する段差面294が形成される。
このため、従動側カップリング90bを、潤滑剤塗布ブラシローラ45aのブラシ軸145aの先端に取り付けたとき、上記孔部291の段差面294が、ブラシ軸145aの段差面148と軸方向から対向する。このとき、上記孔部291の段差面294とブラシ軸145aの段差面148の両方が平面の場合は、上記孔部291の段差面294の全面が、ブラシ軸145aの段差面148の全面に面接触してしまう。このように段差面同士が全面面接触してしまうと、上述したように、第一部分291aの円弧面部295bや、第二部分291bが潤滑剤塗布ブラシローラ45aのブラシ軸145aに対して隙間を有して、従動側カップリングがブラシ軸145aに取り付けられ、従動側カップリングを首振り可能構成しても、首振りできない。その結果、駆動出力軸184とブラシ軸145aとの軸心ずれを、従動側カップリング90bの首振りで吸収できず、振動が発生し、バンディングなどの異常画像が発生するおそれがある。
そこで、本実施形態においては、図9(a)に示すように、孔部291の段差面294を平面部と平行な方向において、中央部が突出した円弧状(かまぼこ形)の凸面とした。
図12は、従動側カップリング90bのブラシ軸145aとの関係を示す概略構成図である。
図12に示すように、従動側カップリング90bをブラシ軸145aに取り付けると、各抜け止め突起部297が、抜け止め溝部147に嵌る。これにより、従動側カップリング90が潤滑剤塗布ブラシローラ45aのブラシ軸145aから抜け出すのを防止することができる。
また、孔部の第二部分291bの内径は、ブラシ軸145aの直径よりも大径であるため、第二部分291bとブラシ軸145aとの間には、所定の隙間を有している。また、第一部分291aの一対の円弧面部295bの内接円も、ブラシ軸145aの直径よりも大径となっているため、一対の円弧面部295bと先端軸部146との間に所定の隙間を有する。また、孔部291の段差面294を円弧状の凸面とすることで、段差面294の頂部Yが、ブラシ軸145aの段差面148と接触する。これにより、ブラシ軸145aの段差面148と線接触となる。これにより、従動側カップリング90bは、上記頂部Yを支点にして、ブラシ軸145aの平面部146aと平行な方向(図中X方向)に首振りすることができる。その結果、駆動出力軸184とブラシ軸145aとの軸心ずれを、従動側カップリング90bの首振りで吸収でき、振動の発生を抑制することができ、バンディングなどの異常画像を抑えることができる。
図9(b)に示すように、第一部分の一対の平面部間の距離Aを、図7(c)に示す、先端軸部146の一対の平面部間距離Bよりも大きくすれば、先端軸部146の平面部146aと第一部分291aの平面部295aとの間に隙間ができる。その結果、従動側カップリング90bを、平面部146aと直交する方向にも首振り可能にすることができ軸反力を抑制できる。しかし、第一部分291aの平面部295aが、先端軸部146の平面部146aに当接することで、従動側カップリング90bからブラシ軸145aに駆動力を伝達するという関係上、先端軸部146の平面部146aと第一部分291aの平面部295aとの間に大きな隙間がとれない。このため、従動側カップリング90bの平面部146aと直交する方向の首振り範囲を大きくとれない。従って、装置の構成上、軸心ずれ量が少ない場合は、この構成でよいが、軸心ずれ量が大きくなる可能性がある場合は、この構成は、採用できない。
このため、本実施形態では、上述したように各従動突起部293の駆動伝達面293aを、第一部分291aの平面部295aに直交する方向に設けた。これにより、従動側カップリング90bを、先端軸部146の平面部146aと平行な方向(図中X方向)にのみ首振り可能にすれば、軸心ずれを良好に抑制することができる。以下に、図13を用いて具体的に説明する。
図13(a)に示すように、ブラシ軸145aの軸中心O1に対する駆動出力軸184の軸中心O2のずれ方向(図中上下方向)に対して、従動突起部293の駆動伝達面293aが直交する方向のときは、従動側カップリング90bが、平面部146aと平行な方向に傾く。具体的には、従動突起部293が図中下側となるように従動側カップリング90bが傾き、各駆動伝達面293aが、図中上下方向において、駆動出力軸184の軸中心O2と同位置に位置する。これにより、駆動側カップリング90aの各駆動突起部193を対応する駆動伝達面293aに当接させることができる。これにより、一方の駆動突起部193から駆動伝達面に加わる力の方向と、他方の駆動突起部193から駆動伝達面に加わる力の方向とが互いに逆向きとなり、力を打ち消し合うことができ、軸反力の発生を抑制できる。
なお、孔部291の段差面294が平面であって、孔部291の段差面294の全面が、ブラシ軸145aの段差面148の全面に面接触して、従動側カップリング90bが首振りできない状態の場合、駆動伝達面293aの図13(a)の図中上下の位置は、ブラシ軸145aの軸中心O1と同じ位置となる。この場合、図中右側の駆動突起部193のみしか、駆動伝達面293aに当接しない。その結果、軸反力が発生し、振動が発生してしまう。
図13(b)に示すように、従動突起部293の駆動伝達面293aが軸心ずれ方向と平行なときは、駆動突起部193の駆動伝達面293aに当たる位置が、図中下側にずれるだけである。その結果、従動側カップリングが、傾かずとも、各駆動突起部193は、対応する駆動伝達面293aに当接し、軸反力が発生することがない。
このように、各従動突起部293の駆動伝達面293aを、第一部分291aの平面部295aに直交する方向に設け、駆動伝達面293aを従動側カップリングの首振り方向に対して直交させることで、先端軸部146の平面部146aと第一部分291aの平面部295aとの間に隙間を設けずとも、軸反力の発生を抑制することができる。また、先端軸部146の平面部146aと第一部分291aの平面部295aとを隙間なくすことができ、駆動開始時に、第一部分291aの平面部295aが先端軸部146の平面部146aに衝突する事態を防止することができる。これにより、駆動開始時の第一部分291aの平面部295aの先端軸部146の平面部146aへの衝突による振動の発生を抑制することができる。
また、本実施形態においては、図12に示すように従動側カップリング90bの孔部の第二部分291bを、内側端部(第一部分側端部)から外側に向けて徐々に径が拡径する形状にしている。また、第一部分291aの円弧面部295bを、内側端部(第二部分側端部)から外側に向けて徐々に広がる形状にしている。
上述したように、本実施形態の従動側カップリング90bは、孔部の段差面294の頂部Yを支点にして首振りする。従って、ある首振り角度において、頂部Yに対して軸方向に離れるほど、平面部295aと平行な方向の変位量が大きくなる。よって、上述のように、第二部分291bおよび第一部分291aの円弧面部295bを、内側端部(第二部分側端部)から外側に向けて徐々に広がる形状にすることで、従動側カップリング90bの最大首振り角度を大きくすることができる。これにより、吸収可能な軸心ずれ量を大きくすることができ、軸反力の発生を良好に抑制できる。
なお、徐々に広がる形状でなく、第二部分291b全体の直径を大きくし、第一部分291aの円弧面部295bの内接円の直径を大きくしても、従動側カップリング90bの首振り可能な角度を大きくすることができる。しかし、このような構成とした場合は、抜け止め突起部297の突出量を多くする必要があり、抜け止め突起部297の強度が低下するおそれがあり、好ましくない。
また、本実施形態においては、抜け止め突起部297を、第二部分291bの第一部分側端部に設け、図10(a)や図12に示すように軸方向において、一部が、段差面294の突出範囲に位置している。これにより、軸方向において、従動側カップリング90bの首振りの支点である段差面294の頂部Yと近い位置に抜け止め突起部297を位置させることができる。上述したように、頂部Yに対して軸方向に離れるほど、平面部295aと平行な方向の変位量が大きくなる。その結果、頂部Yに対して軸方向に離れるほど、抜け止め突起部297が抜け止め溝部147から外れないように、抜け止め溝部147の溝を深くし、抜け止め突起の突出量を多くして、抜け止め突起部297を抜け止め溝部147に深く入れ込む必要がある。よって、従動側カップリング90bをブラシ軸145aに挿入し難くなり、組み付け性が悪くなる。
また、頂部Yに対して軸方向に離れるほど、軸方向への移動量も多くなるため、抜け止め突起部297が、抜け止め溝部147の側面に当たって、従動側カップリング90bの首振りを阻害しないようにするためには、抜け止め溝部147の幅も広くする必要がある。そのため、抜け止め突起部297と抜け止め溝部147との間に軸方向に隙間ができ、従動側カップリング90bが、軸方向にガタついた状態で取り付けられることなる。その結果、駆動側カップリング90aの駆動突起部193と、従動側カップリング90bの従動突起部293との当接が不安定となるおそれがある。
一方、本実施形態のように、抜け止め突起部297の一部を、段差面294の突出範囲に位置させることで、従動側カップリング首振り時における抜け止め突起部297の平面部146aと平行な方向および軸方向の変位量を抑えることができる。これにより、抜け止め突起部297を抜け止め溝部147に深く入れ込まずとも、抜け止め突起部297が抜け止め溝部147から外れることがない。これにより、抜け止め溝部147の溝を浅くし、抜け止め突起部297の突出量を少なくでき、従動側カップリング90bをブラシ軸145aに容易に組み付けることができる。また、抜け止め溝部147と抜け止め突起部297との軸方向の隙間が狭くても、従動側カップリングの首振りを阻害することがない。これにより、従動側カップリング90bの軸方向のガタつきを抑えることができ、駆動側カップリング90aの駆動突起部193と、従動側カップリング90bの従動突起部293との当接を安定化させることができる。
また、図12に示すように、抜け止め突起部297の頂面を円弧状の曲面としている。具体的には、図12に示すように、軸方向と平行に切った断面において、円弧状の曲面となっている。これにより、従動側カップリング90bを、スムーズに図中X方向に首振りさせることができ、良好に軸心ずれを吸収することができる。
図14は、ジョイント90で発生する軸反力を測定した結果を示すグラフである。
図中の実線が、段差面294を円弧状の凸面とした本実施形態の従動側カップリングを用いた実施例の結果であり、図中一点鎖線が、段差面294が平面の従来の従動側カップリングを用いた従来例の結果である。
駆動出力軸184の軸心に対してブラシ軸145aの軸心を所定量ずらした状態で、駆動側カップリング90aと従動側カップリング90bとを連結させて測定した。
図14に示すように、段差面294を円弧状の凸面とした本実施形態の従動側カップリングを用いた実施例においては、従来例に比べて、軸反力の最大値を約半分に低減でき、また、軸反力の平均値を80%低減することができた。
これは、上述したように、段差面294を円弧状の凸面としたことで、従動側カップリングがスムーズに首振りし、軸心ずれを良好に吸収できたため、軸反力を低減できたと考えられる。
このように、ジョイント90で発生する軸反力を抑えることができ、ブラシ軸145aが回転自在に支持された感光体クリーニング装置44のケースの振動を抑えることができる。これにより、感光体クリーニング装置44の感光体41に当接する部材(潤滑剤塗布ブラシローラ45a、均しブレード45c、クリーニングブレード44a)の感光体との当接圧が変動するのを抑制することができる。その結果、感光体41の負荷変動を抑えることができ、感光体の速度変動を抑制することができ、バンディングなどの濃度ムラを低減することができる。
また、段差面294の凸形状は、例えば、図15(a)に示すように頂部が尖った形状の凸としてもよい。また、図15(b)に示すように、段差面294の中央部に凸部294aを設けて、段差面294の一部を凸形状としてもよい。また、図15(b)において、凸部294aを球面状とすることにより、ブラシ軸145aの段差面148と点接触となり、凸部294aを支点してあらゆる方向にスムーズに従動側カップリング90bを首振り可能にできる。また、段差面294を、図15(a)に示す頂部が尖った形状にするよりも、先の図9に示したように円弧状の曲面とした方が、段差面294の頂部を支点して従動側カップリング90bをスムーズに首振りさせることができ好ましい。
また、図16に示すように、従動側カップリングの段差面294を平面として、ブラシ軸145aの段差面148を凸状としてもよい。かかる構成としても、ブラシ軸145aの段差面148の頂点を支点として、平面部146aと平行な方向に従動側カップリングをスムーズに首振りさせることができる。また、従動側カップリングの段差面294と、ブラシ軸145aの段差面148の両方を凸状としてもよい。
また、図17(a)に示すように、ブラシ軸145aにEリング151をはめ込んで、従動側カップリング90bがブラシ軸145aから抜け出すのを防止してもよい。
図17に示すように、ブラシ軸145aの先端に、Eリング151が嵌る溝部149を設け、従動側カップリング90bをブラシ軸145aに取り付けた後、Eリング151を溝部149に嵌め込む。従動側カップリング90bの首振り範囲に基づいて、従動側カップリングの段差面294の頂部Yが、ブラシ軸145aの段差面148に当接した状態で、Eリング151と、従動側カップリング90bとの間に所定の隙間が形成されるよう構成する。
従動側カップリング90bに抜け止め突起を設けた構成においては、上述したように、従動側カップリングの首振り角度を広げるために、第二部分291bおよび第一部分291aの円弧面部295bを、内側端部(第二部分側端部)から外側に向けて徐々に広がる形状にする必要があった。しかし、この図17に示す構成では、第二部分291b全体の直径を大きくし、第一部分291aの円弧面部295bの内接円の直径を大きくして、従動側カップリング90bの首振り可能な角度を大きくすることができる。
また、従動側カップリングに抜け止め突起を設けた構成においては、抜け止め突起を抜け止め溝に嵌め込むため、従動側カップリングをブラシ軸に圧入することになる。一方、図17に示す構成では、従動側カップリングをブラシ軸に圧入することがないため、容易に従動側カップリングをブラシ軸に取り付けることができる。
また、図18に示すように、ブラシ軸145aの先端部分を段差面148の箇所の直径を最大にし、そこから徐々に直径が縮まるような形状(太鼓形状)にしてもよい。これにより、従動側カップリングを平面部146aと平行な方向にスムーズに首振りさせることできる。
また、先の図4に示した感光体41の軸41aに取り付けられた感光体従動側カップリング141、現像ローラの軸143aに取り付けられた現像従動側カップリング143a、供給スクリュウ43bの軸143に取り付けらたスクリュウ従動側カップリング143bに、上述した従動側カップリング90bを用いてもよい。
感光体従動側カップリング141に、上述した従動側カップリング90bを用いることで、感光体の速度変動を抑えることができる。また、現像従動側カップリング143aやスクリュウ従動側カップリング143bに上述した従動側カップリング90bを用いることで、現像ローラや現像剤攪拌スクリュウを回転自在に支持する現像ケースの振動を抑制することができる。これにより、現像ローラと感光体とのギャップ変動や、現像ローラと現像ドクタ43cとのギャップ変動を抑制することができ、濃度むらを抑制することができる。
また、帯電ローラの軸と本体側の駆動出力軸との連結、定着ローラの軸と本体側の駆動出力軸との連結、中間転写ベルトを回転駆動する駆動ローラと本体側の駆動出力軸との連結などにも、上述した従動側カップリングを用いることで、軸反力による振動を抑制して、良好な画像を形成することができる。また、本実施形態では、感光体の表面をクリーニングするクリーニング部材として、クリーニングブレード44aを用いているが、回転駆動するクリーニングローラを用いて感光体の表面をクリーニングする場合は、クリーニングローラの軸と本体側の駆動出力軸との連結に上述した従動側カップリングを用いてもよい。
また、本実施形態の従動側カップリングは、先端軸部146を一箇所切り欠いて形成した一つの平面部とひとつの円弧面部とからなる断面D字状(Dカット形状)、断面四角形状、断面三角形状などにも適用することができる。
以上に説明したものは一例であり、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
軸方向に平行な平面部146aなどの平面を備えた先端軸部146を有するブラシ軸145aなどの第一回転軸と、駆動出力軸184などの第二回転軸と、前記先端軸部の平面と回転方向から当接する平面部295aなどの軸当接部を備え、前記先端軸部146に遊びを有する嵌め合いで、前記第一回転軸に取り付けられる従動側カップリング90bなどの第一駆動伝達部材と、第二回転軸に取り付けられ、前記第一駆動伝達部材との間で駆動力を伝達する駆動側カップリング90aなどの第二駆動伝達部材とを備えた駆動伝達装置であって、第一駆動伝達部材および前記第一回転軸の少なくとも一方の、前記先端軸部146と前記第一駆動伝達部材とを嵌め合わせたときに他方に対して軸方向から当接する当接部(本実施形態では、段差面148または段差面294)を凸形状とした。
先端軸部146と従動側カップリング90bとの嵌め合いの一例としては、従動側カップリング90bに設けた孔部に先端軸部146を挿入することで行われる。この例においては、ブラシ軸145aなどの第一回転軸の先端軸部146の平面部146aなどの平面は、第一回転軸の先端を切り欠いて形成する。そのため、先端軸部146の平面の末端には、軸方向に対して直交する平面状の段差面148が形成される。従動側カップリング90bなどの第一駆動伝達部材の孔部291には、先端軸部146の平面部146aに回転方向から当接する平面部295aなどの軸当接部を有している。この軸当接部の軸方向に対して直交する平面状の端面(本実施形態では、第一部分の平面部と、第二部分との段差面294)が、軸方向から第一回転軸の段差面148に当接する。このように、第一駆動伝達部材の第一回転軸に軸方向から当接する当接部と、第一回転軸の第一駆動伝達部材に軸方向から当接する当接部のいずれも平面状であるため、一方の当接部の全体に他方の当接部が面接触する。そのため、第一駆動伝達部材を先端軸部に対してガタを設けて取り付けても、第一駆動伝達部材が首振りできず、第一回転軸と第二回転軸との間に軸心ずれがあったときに、第一駆動伝達部材が傾むかず、軸心ずれを吸収できない。
また、先端軸部146を、内周面の一部が軸方向と平行な平面を有する穴部とし、第一駆動伝達部材にこの穴部有する先端軸部に挿入される挿入部を備えた構成においても、第一駆動伝達部材が傾むかず、軸心ずれを吸収できないという課題が生じえる。
そこで、態様1では、第一駆動伝達部材と第一回転軸の少なくとも一方の、他方に対して軸方向から当接する当接部を凸形状とした。これにより、第一回転軸と第二回転軸との間に軸心ずれがあったときに、上記凸形状の当接部を支点にして第一駆動伝達部材を傾かせることができる。これにより、第一駆動伝達部材の第一回転軸に軸方向から当接する当接部と、第一回転軸の第一駆動伝達部材に軸方向から当接する当接部の両方が平面の場合に比べて、第一駆動伝達部材をスムーズに傾かせることができる。これにより、両方の当接部が平面の場合に比べて良好に軸心ずれを吸収することができる。
(態様2)
(態様1)において、凸形状の表面を円弧面とした。
これによれば、実施形態で説明したように、凸形状の先端を支点にして従動側カップリングなどの第一駆動伝達部材をスムーズに傾かせることができ、良好に軸心ずれを吸収することができる。
(態様3)
(態様1)または(態様2)において、先端軸部146は、平面部146aなどの平面と円弧面部146bなどの円弧面とで構成されており、従動側カップリング90bは、内周面が平面部295aと円弧面部295bとで構成され、前記先端軸部146と遊びを有して嵌め合う第一部分291aと、ブラシ軸145aなどの第一回転軸の先端軸部146よりも末端側の断面円形状の部分と遊びを有して嵌め合う円形状の第二部分291bとを有する孔部291を備え、孔部291の第二部分291bの第一部分側端部と第一部分291bの平面部295aとの間の段差面294および前記先端軸部146の平面の末端側の端部から垂直に延びる段差面148の少なくとも一方を凸形状とした。
これによれば、実施形態で説明したように、凸形状の段差面を支点にして、従動側カップリング90bなどの第一駆動側伝達部材を傾かせることができ、両方の段差面が平面の場合に比べて良好に軸心ずれを吸収することができる。
(態様4)
(態様3)において、前記孔部291の前記第一部分291aの前記円弧面部295bおよび前記第二部分291bを、第一部分291aと前記第二部分291bとの連結箇所から端部に向かって徐々に広がる形状とした。
これによれば、実施形態で説明したように、従動側カップリング90bなどの第一駆動伝達部材を、凸形状部を支点にして平面部146aと平行な方向にスムーズに首振りさせることができる。これにより、良好に軸心ずれを吸収することができる。
(態様5)
(態様3)において、ブラシ軸145aなどの第一回転軸の前記先端軸部146の円弧面部146bなどの円弧面および従動側カップリング90bなどの第一駆動伝達部材の前記孔部291の前記第二部分291bと嵌め合う部分を、前記先端軸部146の末端から離れるに従って徐々に直径が減少する形状とした。
これによれば、先の図18を用いて説明したように、従動側カップリング90bなどの第一駆動伝達部材を、凸形状部を支点にして平面部146aと平行な方向にスムーズに首振りさせることができる。これにより、良好に軸心ずれを吸収することができる。
(態様6)
(態様1)乃至(態様5)において、従動側カップリング90bなどの第一駆動伝達部材は、ブラシ軸145aなどの第一回転軸に設けた抜け止め溝部147などの溝部に嵌って、第一駆動伝達部材の第一回転軸からの抜け出しを防止する抜け止め突起部297を有し、軸方向において、前記抜け止め突起部297が、段差面294などの凸形状の当接部形成範囲内に位置する。
これによれば、実施形態で説明したように、従動側カップリングなどの第一駆動伝達部材の首振り時における抜け止め突起部297の平面部146aと平行な方向および軸方向の変位量を抑えることができる。これにより、抜け止め突起部297を抜け止め溝部147などの溝部に深く入れ込まずとも、抜け止め突起部297が溝部から外れることがない。これにより、溝部の溝を浅くし、抜け止め突起部297の突出量を少なくでき、第一駆動伝達部材をブラシ軸145aなどの第一回転軸に容易に組み付けることができる。また、溝部と抜け止め突起部297との軸方向の隙間を狭くでき、第一駆動伝達部材の軸方向のガタつきを抑えることができる。
(態様7)
(態様1)乃至(態様5)いずれかにおいて、従動側カップリング90bなどの第一駆動伝達部材のブラシ軸145aなどの第一回転軸からの抜け出しを防止するEリング151などの抜け止め部材を設けた。
これによれば、図17を用いて説明したように、従動側カップリング90bなどの第一駆動伝達部材に抜け止め突起を設けた構成に比べて、第一駆動伝達部材を容易にブラシ軸145aなどの第一回転軸に取り付けることができる。
(態様8)
(態様1)乃至(態様7)において、従動側カップリング90bなどの第一駆動伝達部材の、駆動側カップリング90aなどの第二駆動伝達部材と回転方向から当接して前記第二駆動伝達部材との間で駆動力の伝達を行う駆動伝達面293aが、前記先端軸部146の平面部146aなどの平面に対して直交する。
これによれば、図13を用いて説明したように、平面部146aと直交する方向においては、駆動側カップリングなどの第二駆動伝達部材が、駆動伝達面293aをスライドすることにより軸心ずれを吸収することができ、従動側カップリングなどの第一駆動伝達部材が、平面部と直交する方向に首振りできずとも、軸心ずれを良好に吸収することができる。
(態様9)
(態様8)において、駆動伝達面を、回転方向に180°の間隔を開けて2面有する。
かかる構成とすることで、、駆動側カップリングなどの第二駆動伝達部材を、駆動伝達面293aに対してスライドさせることができ、軸心ずれを吸収することができる。
(態様10)
回転体と、該回転体に駆動源からの駆動力を伝達する駆動伝達手段とを備えた画像形成装置において、前記駆動伝達手段として、(態様1)乃至(態様9)のいずれかの駆動伝達装置を用いた。
これによれば、実施形態で説明したように、軸反力による振動を抑制でき、バンディングなどの濃度ムラを抑制することができる。
(態様11)
(態様10)において、回転体が、潤滑剤塗布ブラシローラ、現像ローラ、感光体、現像剤攪拌スクリュウまたはクリーニングローラである。
これによれば、感光体周りの部材の振動を抑えることができ、感光体の負荷変動をなどを抑えることができる。これにより、感光体の速度変動などを抑制することができ、バンディングなどの画像濃度ムラの発生を抑制することができる。
40:プロセスカートリッジ
41:感光体
43:現像装置
43a:現像ローラ
43b:供給スクリュウ
43d:回収スクリュウ
43h:攪拌スクリュウ
44:感光体クリーニング装置
44b:排出スクリュウ
45:潤滑剤塗布装置
45a:潤滑剤塗布ブラシローラ
81:ドラムモータ
82:現像モータ
83:クリーニングモータ
90:ジョイント
90a:駆動側カップリング
90b:従動側カップリング
145a:ブラシ軸
146:先端軸部
146a:平面部
146b:円弧面部
147:抜け止め溝部
148:段差面
149:溝部
151:Eリング
184:駆動出力軸
185 出力ギヤ
193:駆動突起部
291:孔部
291a:第一部分
291b:第二部分
292:筒状部
293:従動突起部
293a:駆動伝達面
294:段差面
294a:凸部
295a:平面部
295b:円弧面部
296:土台部
297:抜け止め突起部
Y:頂部
特開2015−36768号公報

Claims (11)

  1. 軸方向に平行な平面を備えた先端軸部を有する第一回転軸と、
    第二回転軸と、
    前記先端軸部の平面と回転方向から当接する軸当接部を備え、前記先端軸部と遊びを有する嵌め合いで前記第一回転軸に取り付けられる第一駆動伝達部材と、
    前記第二回転軸に取り付けられ、前記第一駆動伝達部材との間で駆動力を伝達する第二駆動伝達部材とを備えた駆動伝達装置であって、
    前記第一駆動伝達部材および前記第一回転軸の少なくとも一方の、前記先端軸部と前記第一駆動伝達部材とを嵌め合わせたときに他方に対して軸方向から当接する当接部を凸形状としたことを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 請求項1に記載の駆動伝達装置であって、
    前記凸形状の表面を円弧面としたことを特徴とする駆動伝達装置。
  3. 請求項1または2に記載の駆動伝達装置であって、
    前記先端軸部は、前記平面と円弧面とで構成され、
    前記第一駆動伝達部材は、内周面が平面部と円弧面部とで構成された前記先端軸部と遊びを有して嵌め合う第一部分と、前記第一回転軸の前記先端軸部よりも末端側の断面円形状の部分と遊びを有して嵌め合う円形状の第二部分とを有する孔部を備え、
    前記孔部の前記第二部分の前記第一部分側端部と前記第一部分の前記平面部との間の段差面および前記先端軸部の平面の末端側の端部から垂直に延びる段差面の少なくとも一方を凸形状としたことを特徴とする駆動伝達装置。
  4. 請求項3に記載の駆動伝達装置において、
    前記孔部の前記第一部分の前記円弧面部および前記第二部分を、第一部分と前記第二部分との連結箇所から端部に向かって徐々に広がる形状としたことを特徴とする駆動伝達装置。
  5. 請求項3に記載の駆動伝達装置であって、
    前記第一回転軸の前記先端軸部の円弧面および前記第一駆動伝達部材の前記孔部の前記第二部分と嵌め合う部分を、前記先端軸部の末端から離れるに従って徐々に直径が減少する形状としたことを特徴とする駆動伝達装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の駆動伝達装置であって、
    前記第一駆動伝達部材は、前記第一回転軸に設けた溝部に嵌って、前記第一駆動伝達部材の前記第一回転軸からの抜け出しを防止する抜け止め突起を有し、
    軸方向において、前記抜け止め突起が、凸形状の当接部の形成範囲内に位置することを特徴とする駆動伝達装置。
  7. 請求項1乃至5いずれかに記載の駆動伝達装置であって、
    前記第一駆動伝達部材の前記第一回転軸からの抜け出しを防止する抜け止め部材を設けたことを特徴とする駆動伝達装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかに記載の駆動伝達装置であって、
    前記第一駆動伝達部材の、前記第二駆動伝達部材と回転方向から当接して前記第二駆動伝達部材との間で駆動力の伝達を行う駆動伝達面が、前記先端軸部の平面に対して直交することを特徴とする駆動伝達装置。
  9. 請求項8に記載の駆動伝達装置であって、
    前記駆動伝達面を、回転方向に180°の間隔を開けて2面有することを特徴とする駆動伝達装置。
  10. 回転体と、該回転体に駆動源からの駆動力を伝達する駆動伝達手段とを備えた画像形成装置において、
    前記駆動伝達手段として、請求項1乃至8のいずれか一記載の駆動伝達装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置であって、
    前記回転体が、潤滑剤塗布ブラシローラ、現像ローラ、感光体、現像剤攪拌スクリュウまたはクリーニングローラであることを特徴する画像形成装置。
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