JP2017026545A - 粒子検出センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱方式であっても小型化と高効率化との両立を容易に図ることができる粒子検出センサを提供する。【解決手段】投光素子10と、検知領域における気体中の粒子による投光素子10からの光の散乱光を受光する受光素子20と、加熱装置30と、散乱光を受光素子20に導く反射体40とを備え、反射体40は、少なくとも一部が、検知領域と受光素子20との間の領域に配置され、かつ、内面形状が回転楕円体の回転面の一部をなす第1楕円形部41eと、検知領域を基準として受光素子20側とは反対側の領域に配置され、かつ、内面形状が球体の球面の一部をなす第1円形部41cとを有し、第1楕円形部41eは、回転楕円体の焦点F11が検知領域内に位置し、かつ、回転楕円体の焦点F12が受光素子20の近傍に位置するように形成されており、第1円形部41cは、球体の中心が検知領域内に位置するように形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、粒子検出センサに関する。
従来、粒子検出センサとして、大気中に浮遊する粒子(エアロゾル)を当該粒子の散乱光によって検知する光散乱式粒子検出センサが知られている。
この種の光散乱式粒子検出センサは、投光素子と受光素子とを備えており、取り込んだ測定対象の気体に投光素子の光を照射することで生じる粒子の散乱光によって気体に含まれる粒子の有無を検出する(特許文献1)。このような光散乱式粒子検出センサによって、例えば、大気中に浮遊するホコリ・花粉・煙・PM2.5(微小粒子状物質)等の粒子を検出することができる。
特開平11−248629号公報
近年、より粒径の小さい微粒子を検出するために粒子検出センサのさらなる高効率化が要望されており、例えば、ファンによって気流を発生させて粒子検出センサ内に沢山の粒子を取り込むことで高効率化することが考えられている。
しかしながら、ファンを設置すると、粒子検出センサ全体のコストが高くなったり粒子検出センサが大型化したりする。そこで、小型化及び低コスト化のために、ヒータ抵抗(抵抗加熱)等の加熱装置を用いた加熱方式の粒子検出センサが提案されている。加熱方式の粒子検出センサでは、加熱装置で上昇気流を発生させて大気を効率よく導入することで、大気に含まれる粒子の有無や大きさを検出する。
具体的には、投光素子の光が照射される領域(検知領域)に大気が通過することで投光素子の光が粒子で反射して散乱光が発生し、この散乱光を受光素子で受光することで粒子を検出する。この場合、例えば、粒子を含む大気は、流路を通じて検知領域に導入されるが、粒子の検出効率の観点では、大気が通る流路の圧力損失は極力小さい方がよい。特に、検知領域(光散乱部)近傍では、流路の圧力損失は小さい方がよいと考えられる。この場合、例えば、流路の断面積(内径)を大きくすることによって流路の圧力損失を小さくすることができる。しかしながら、流路の断面積を大きくすると、粒子検出センサが大型化してしまう。
また、反射体(ミラー)を設置して、粒子の散乱光をこの反射体で反射させて受光素子に集光することで検出効率を向上させることも考えられている。しかしながら、大気が通る流路及び投光素子から出射する光の光路等を考慮する必要があり、検知領域(光散乱部)付近では、粒子の散乱光を受光素子に導くための所望の形状の反射体を設置することが難しい。このため、これまでの粒子検出センサでは、反射体を用いても検出効率を十分に向上させることができない。
このように、これまでの粒子検出センサでは、加熱装置を用いた加熱方式を採用した場合に、小型化と高効率化との両立を図ることが難しかった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、加熱装置を用いた加熱方式であっても小型化と高効率化との両立を容易に図ることができる粒子検出センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る粒子検出センサの一態様は、投光素子と、検知領域における気体中の粒子による前記投光素子からの光の散乱光を受光する受光素子と、前記気体を加熱する加熱装置と、前記散乱光を反射して当該散乱光を前記受光素子に導く反射体とを備え、前記反射体は、少なくとも一部が、前記検知領域と前記受光素子との間の領域に配置され、かつ、内面形状が回転楕円体の回転面の一部をなす第1楕円形部と、前記検知領域を基準として前記受光素子側とは反対側の領域に配置され、かつ、内面形状が球体の球面の一部をなす第1円形部とを有し、前記第1楕円形部は、前記回転楕円体を構成する楕円の2つの焦点のうちの一方の焦点である第1焦点が前記検知領域内に位置し、かつ、前記2つの焦点うちの他方の焦点である第2焦点が前記受光素子の近傍に位置するように形成されており、前記第1円形部は、前記球体を構成する円の中心が前記検知領域内に位置するように形成されている。
本発明によれば、加熱装置を用いた加熱方式の粒子検出センサであっても、小型化と高効率化との両立を容易に図ることができる。
実施の形態1に係る粒子検出センサの概略構成を模式的に示す断面図である。 XZ平面における実施の形態1に係る粒子検出センサの光学系を説明するための図である。 XY平面における実施の形態1に係る粒子検出センサの光学系を説明するための図である。 実施の形態1に係る粒子検出センサにおける反射体の効果を説明するための図である。 XZ平面における実施の形態2に係る粒子検出センサの光学系を説明するための図である。 XY平面における実施の形態2に係る粒子検出センサの光学系を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、本明細書及び図面において、X軸、Y軸及びZ軸は、三次元直交座標系の三軸を表しており、Z軸方向を鉛直方向とし、Z軸に垂直な方向(XY平面に平行な方向)を水平方向としている。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1に係る粒子検出センサ1について、図1を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る粒子検出センサ1の概略構成を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、粒子検出センサ1は、投光素子10と受光素子20とを備える光電式センサであって、検知領域DAにおける粒子による投光素子10からの光の散乱光を受光素子20で受光することにより大気中に含まれる粒子を検出する。
本実施の形態における粒子検出センサ1は、投光素子10及び受光素子20以外に、さらに、加熱装置30と、反射体40と、筐体50とを備える。投光素子10、受光素子20、加熱装置30及び反射体40は、筐体50内に配置される。本実施の形態において、投光素子10及び受光素子20は、それぞれの光軸が検知領域DAで交差するように筐体50内に配置されている。
検知領域DAは、測定対象の気体に含まれる粒子(エアロゾル)を検知するための領域であるエアロゾル検知領域(エアロゾル測定部)である。検知領域DAは、大気に含まれる粒子による散乱光が発生する光散乱部である。つまり、検知領域DAにおいて、大気に含まれる粒子に投光素子10から出射した光が反射して散乱光が発生する。本実施の形態において、検知領域DAは、投光素子10の光軸と受光素子20の軸とが交差する交点を含む領域となっており、筐体50に設けられた流路51内に設定されている。検知領域DAは、例えばφ2mmである。
流路51は、気体(大気等)中の粒子を測定するために筐体50内に導入した気体を通過させる気体通過領域である。また、流路51は、気体(大気等)とともに気体に含まれる粒子を通過させる粒子流路である。
流路51は、例えば、周囲が筐体50の内面(内壁)で囲まれた略円筒状又は略角筒状の筒状空間領域であって、検知領域DAを含む空間領域である。本実施の形態において、流路51は、大気導入孔52から大気排出孔53に向かって真っ直ぐな直線状の流路となっている。測定対象の気体は、大気導入孔52から流路51に導入され、検知領域DAを通って大気排出孔53から排出される。
投光素子10は、所定の波長の光を発する光源(発光部)であり、例えば、赤外光、青色光、緑色光、赤色光又は紫外光を発する発光素子である。投光素子10としては、例えば、LED又は半導体レーザ等の固体発光素子を用いることができるが、これに限るものではない。また、投光素子10は、2波長以上の混合波を発するように構成されていてもよい。本実施の形態において、投光素子10の光軸は、例えば検知領域DAを通るように設定されている。
なお、投光素子10の発光波長が短いほど、粒径の小さな粒子が検出しやすくなる。また、投光素子10の発光制御方式は特に限定されるものではなく、投光素子10から出射する光は、DC駆動による連続光又はパルス光等とすることができる。また、投光素子10の出力の大きさは、時間的に変化していてもよい。
受光素子20は、検知領域DAにおける気体中の粒子による投光素子10からの光の散乱光を受光する受光部である。受光素子20は、例えば受光した光を電気信号に変換する素子であり、例えば、フォトダイオード、フォトICダイオード、フォトトランジスタ、又は、高電子倍増管等である。
加熱装置30は、気体(大気)を加熱するヒータである。加熱装置30は、流路51内に流れる気体の流れを促進させるための気流を発生させる気流発生装置として機能する。つまり、加熱装置30によって気体を加熱することで、粒子を含む気体を検知領域DAに導入しやすくできる。加熱装置30は、例えば、低コストで入手できるヒータ抵抗である。
本実施の形態において、加熱装置30は、流路51内に配置されている。つまり、加熱装置30は、流路51内の大気を加熱する。また、加熱装置30は、検知領域DAの鉛直下方に配置されている。これにより、加熱装置30がヒータ抵抗である場合、ヒータ抵抗に電圧を印加するとヒータ抵抗が発熱してヒータ抵抗の周囲の大気が加熱されて密度が小さくなり、重力とは逆方向の鉛直上方に移動する。つまり、加熱装置30によって流路51内の大気が加熱されると、鉛直上方の気流(上昇気流)が発生する。
このように、加熱装置30によって流路51内の大気を加熱することで、筐体50(流路51)内に測定対象の気体(大気)を容易に引き込むことができるので、加熱装置30を設けない場合と比べて、粒子検出センサ1内に多くの粒子を取り込むことができる。したがって、流路51に含まれる検知領域DAにおける単位体積あたりの粒子の量を大きくすることができるので、感度を高くすることができる。
また、本実施の形態において、加熱装置30は、大気導入孔52の近傍に配置されている。また、大気導入孔52と、加熱装置30と、検知領域DAと、大気排出孔53とは、流路51に沿って同一直線上に存在するように配置されている。
なお、加熱装置30が動作していない状態でも、大気は流路51内を通過することができる。つまり、加熱装置30が動作していない場合でも、大気中に含まれる粒子を検出することは可能である。
反射体40は、検知領域DAにおける粒子による投光素子10の光の散乱光を反射して当該散乱光を受光素子20に導く反射部材である。本実施の形態において、反射体40は、検知領域DAにおける粒子の散乱光を反射して受光素子20に集光させる集光ミラーである。
反射体40は、第1楕円形部(第1楕円領域)41eと、第1円形部(第1円形領域)41cとを有する。第1楕円形部41eは、反射体40の主反射部材(第1反射部材)であり、第1円形部41cは、反射体40の補助反射部材(第2反射部材)である。
第1楕円形部41eは、検知領域DAと受光素子20との間の領域に配置されている。具体的には、第1楕円形部41eは、流路51と受光素子20の受光面との間に配置されている。
さらに、第1楕円形部41eは、内面形状が回転楕円体の回転面の一部をなしている。つまり、第1楕円形部41eは、内面(反射面)の形状が回転楕円面の一部の形状をなす楕円ミラーであり、第1楕円形部41eの内面の断面形状は楕円の一部となっている。
第1楕円形部41eは、検知領域DAからの散乱光が入射できるように流路51に向かって開口する開口部を有する。具体的には、第1楕円形部41eの開口部は、検知領域DAに向かって開口している。なお、流路51には、第1楕円形部41eの開口部に対応する第1開口部が設けられている。この流路51の第1開口部の大きさは、第1楕円形部41eの開口部の大きさとほぼ同じである。
第1円形部41cの少なくとも一部は、検知領域DAを基準として受光素子20側とは反対側の領域に配置されている。本実施の形態では、第1円形部41cの全部が、検知領域DAを基準として受光素子20側とは反対側の領域に配置されている。言い換えると、第1円形部41cの一部又は全部は、検知領域DA(光散乱部)を原点としたときに受光素子20と90度以上離れた方向に存在する。
具体的には、第1円形部41cは、第1円形部41cと第1楕円形部41eとで流路51を挟むように配置されている。また、第1円形部41cは、内面が受光素子20の受光面と対向するように配置されている。
さらに、第1円形部41cは、内面形状が球体の球面の一部をなしている。つまり、第1円形部41cは、内面(反射面)の形状が球面の一部の形状をなす球ミラーであり、第1円形部41cの内面の断面形状は円の一部となっている。
第1円形部41cは、検知領域DAからの散乱光が入射できるように流路51に向かって開口する開口部を有する。具体的には、第1円形部41cの開口部は、検知領域DAに向かって開口している。なお、流路51には、第1円形部41cの開口部に対応する第2開口部が設けられている。この流路51の第2開口部には投光素子10から出射する光を通過させる必要があるので、流路51の第2開口部の大きさは、第1円形部41cの開口部の大きさよりも大きくなっている。
反射体40(第1楕円形部41e、第1円形部41c)の内面は、反射面である。反射体40の内面は、例えば、散乱光が発生しにくい面であって、かつ、吸収率が小さくて反射率が高い面(鏡面等)であるとよい。これにより、反射体40に入射する光の多くを受光素子20に導くことができる。反射体40としては、内面そのものが反射面となるようにベース部材そのものを金属等で構成してもよいし、樹脂や金属のベース部材の内面に反射面となる反射膜を形成してもよい。反射膜としては、アルミニウム、金、銀又は銅等の金属反射膜、鏡面反射膜、又は、誘電体多層膜等を用いることができる。
筐体50は、投光素子10、受光素子20、加熱装置30及び反射体40を収容するケースである。具体的には、投光素子10、受光素子20、加熱装置30及び反射体40を保持するように構成されている。筐体50は、例えば扁平直方体の箱状の樹脂ケースである。
筐体50には、流路51に大気を導入するための大気導入孔52と、流路51から大気を排出するための大気排出孔53とが設けられている。
大気導入孔52は、粒子検出センサ1の外部に存在する大気等の気体を粒子検出センサ1の内部(流路51)に供給するための大気供給口(大気流入口)であり、筐体50における大気の入口である。
一方、大気排出孔53は、粒子検出センサ1の内部(流路51)の大気を粒子検出センサ1の外部に排出するための大気排気口(大気流出口)であり、筐体50における大気の出口である。
大気導入孔52は、流路51の一方に繋がっており、大気排出孔53は、流路51の他方に繋がっている。これにより、粒子を含む大気(測定対象の気体)は、大気導入孔52から筐体50内に導入されて流路51を通って検知領域DAに流入され、大気排出孔53から筐体50外に排出される。なお、大気導入孔52の開口面積を大気排出孔53の開口面積よりも大きくすることによって、効率良く筐体50内に大気を導入して排気することができる。
次に、本実施の形態における粒子検出センサ1において、投光素子10と受光素子20と反射体40と検知領域DAとの位置関係及びその光学作用について、図1を参照しながら、図2及び図3を用いて詳細に説明する。図2は、XZ平面における実施の形態1に係る粒子検出センサ1の光学系を説明するための図であり、図3は、XY平面における同粒子検出センサ1の光学系を説明するための図である。具体的には、図2及び図3は、同粒子検出センサ1における光学系として、投光素子10と受光素子20と反射体40と検知領域DAを示している。
図2及び図3に示すように、反射体40の第1楕円形部41eは、楕円ミラーとなっており、回転楕円体によって構成されている。第1楕円形部41eは、当該回転楕円体を構成する楕円における2つの焦点F11及びF12のうちの一方の焦点F11(第1焦点)が検知領域DA内に位置し、かつ、2つの焦点F11及びF12のうちの他方の焦点F12(第2焦点)が受光素子20の近傍に存在するように配置されている。つまり、知領域DAは、第1楕円形部41eを構成する楕円の焦点F11を含むように設定されており、また、受光素子20は、第1楕円形部41eを構成する楕円の焦点F12の近傍に位置するように配置されている。
このように、第1楕円形部41eの内面を構成する楕円の焦点F11を検知領域DAに対応させるとともに当該楕円の焦点F12を受光素子20に対応させることによって、検知領域DAの粒子によって発生する散乱光のうち受光素子20側に進む光(図2及び図3において検知領域DAよりも右側の領域に進む光)を、第1楕円形部41eで反射させて受光素子20に入射させることができる。
また、図2及び図3に示すように、反射体40の第1円形部41cは、球ミラーとなっており、球体によって構成されている。第1円形部41cは、当該球体を構成する円の中心O(球の中心)検知領域DA内に位置するように形成されている。本実施の形態において、第1円形部41cにおける円の中心Oと第1楕円形部41eにおける楕円の焦点F11(第1焦点)とは一致している。また、第1円形部41cにおける円の中心Oは、検知領域DAの中心とも一致している。
このように、第1円形部41cの中心Oを検知領域DAに対応させることによって、検知領域DAの粒子によって発生する散乱光のうち受光素子20側とは反対側に進む光(図2及び図3において検知領域DAよりも左側の領域に進む光)を、第1円形部41cで反射させて、第1楕円形部41eにおける楕円の焦点F11に対応する検知領域DAに戻すことができる。検知領域DAは第1楕円形部41eを構成する楕円の焦点F11を含むので、検知領域DAに戻った光は、検知領域DAを通過して第1楕円形部41eで反射して、焦点F12に対応して配置された受光素子20に入射することになる。
本実施の形態において、第1円形部41cを構成する円は、検知領域DAを含んでいる。つまり、第1円形部41cを構成する円の直径は、検知領域DAの直径よりも大きい。さらに、第1円形部41cを構成する円の直径は、第1楕円形部41eを構成する楕円の長軸の長さから焦点間距離(焦点F11と焦点F12との距離)を引いた値よりも大きくなっているとよい。
また、図1に示すように、投光素子10からの光は、検知領域DAに集光するように設定されている。本実施の形態において、投光素子10からの光は、焦点F11に集光するように設定されている。例えば、投光素子10の前に光学部材(投光レンズ等)を配置することによって投光素子10から出射する光(投光ビーム)を検知領域DA(焦点F11)に集光させることができる。例えば、投光素子10の前に、例えば透明樹脂レンズ又はガラスレンズで構成された集光レンズを配置すればよい。この場合、集光レンズから出射する光の集光点は、焦点F11に一致している。また、集光レンズではなく、投光素子10の前にコリメートレンズを配置してもよい。この場合、絞りを用いてコリメートレンズから出射する光を焦点F11に集光させればよい。
このように、投光素子10から出射する光の集光点を第1楕円形部41eの楕円の焦点F11に一致させることによって光の密度を大きくとることができるので、検知領域DAにおける粒子の散乱光を大きくすることができる。したがって、粒子の検出効率を一層向上させることができる。
以上のように構成される粒子検出センサ1では、例えば次のようにして粒子を検出することができる。
大気導入孔52から粒子検出センサ1(筐体50)内に大気が引き込まれると、大気は筐体50の流路51を経由して検知領域DAに導かれる。
この場合、大気に粒子(エアロゾル)が含まれていると、投光素子10からの光によって検知領域DAにおいて粒子の散乱光が発生する。発生した粒子の散乱光の一部は、反射体40で反射されて受光素子20に導かれる。受光素子20に光が入射すると所定の信号の出力があるので、粒子検出センサ1内に導入された大気中に粒子が存在することが分かる。
また、受光素子20で受光した信号の大きさ、つまり、粒子による散乱光の光強度の大きさによって、粒子の大きさ(粒径)を判別することができる。したがって、大気中に含まれる粒子が、ホコリであるか、花粉であるか、煙であるか、PM2.5(微小粒子状物質)であるかを判別することができる。
さらに、受光素子20で検出される信号の出力の1つ1つ、つまり、粒子による散乱光の光強度のピーク1つ1つは、粒子の1つ1つに対応するので、粒子検出センサ1内に導入された大気の中の粒子の個数(量)も算出することができる。
一方、粒子検出センサ1内に導入された大気に粒子が含まれていないと、検知領域DAには粒子が流入されないので、投光素子10から出射した光は検知領域DAを通過してそのまま直進するので、粒子による散乱光が発生しない。したがって、この場合、基本的には受光素子20の反応がないので、粒子検出センサ1内に導入された大気中に粒子が存在しないことが分かる。
次に、本実施の形態に係る粒子検出センサ1における反射体40の効果について、図4を用いて説明する。図4は、実施の形態1に係る粒子検出センサ1の反射体40の効果を説明するための図である。
本実施の形態において、反射体40は、検知領域DAと受光素子20との間の領域に配置され、かつ、内面形状が回転楕円体の回転面の一部をなす第1楕円形部41eを有する。これにより、上述のように、検知領域DAの粒子によって発生する散乱光のうち受光素子20側に進む光を、第1楕円形部41eで反射させて受光素子20に入射させることができる。つまり、反射面が楕円面である第1楕円形部41eを用いることによって、検知領域DAにおける粒子の散乱光を少ない反射回数(1回又は数回)で受光素子20に入射させることができる。これにより、多重反射による光の減衰を回避できるので、受光素子20における受光効率を高めることができるので、粒子の検出効率を向上させることができる。
また、これまでの粒子検出センサでも、楕円ミラー等の反射体を設置することで、検知領域DA(光散乱部)における粒子の散乱光をこの反射体で反射させて受光素子に受光させることが考えられていた。この場合、これまでの反射体400は、図4の破線で示すように、反射体400の全体が楕円形状となった楕円ミラーである。
このため、小型化のために受光素子20を検知領域DAに近づけて配置すると、図4に示すように、検知領域DAにおける粒子の散乱光が受光素子20に入射しない領域(無効領域)Aが生じることになり、粒子の検出効率が低下する。なお、この無効領域は、検知領域DAの中心と反射体400の受光素子20側の開口端部とを結ぶ直線で囲まれる領域であり、無効領域の範囲は、無効角度θで表されている。
これに対して、本実施の形態における粒子検出センサ1では、反射体40の第1楕円形部41eの楕円の外形が、破線で示される反射体400の楕円の外形よりも小さくなっている。これにより、反射体400を用いる場合と比べて、検知領域DAにおける粒子の散乱光が受光素子20に入射しない領域(無効領域)Aを狭くすることができる。つまり、無効角度θを小さくすることができる。
この場合、反射体400の楕円全体の外形を相似状に単純に小さくすると、外形を小さくした分、検知領域DAにおける流路51の断面積(内径)も小さくなってしまう。このため、検知領域DA付近では、外形を小さくした反射体400の一部を設置することができなくなったり、反射体400を設置できたとして流路51の圧力損失が大きくなって検出効率が低下したりしてしまう。
これに対して、本実施の形態における粒子検出センサ1では、反射体40は、検知領域DAを基準として受光素子20側とは反対側の領域に配置され、かつ、内面形状が球体の球面の一部をなす第1円形部41cを有している。
これにより、検知領域DA付近に反射体40(第1円形部41c)を配置したとしても、全体が楕円形状の反射体400を配置する場合と比べて、検知領域DA付近の流路51の断面積(内径)を大きくすることができる。したがって、流路51の圧力損失を抑制することができるので、粒子の検出効率を向上させることができる。
しかも、第1円形部41cは、球体を構成する円の中心Oが検知領域DA内に位置するように形成されている。
これにより、検知領域DAにおける粒子の散乱光のうち受光素子20側とは反対側に進む光を、第1円形部41cで反射させて検知領域DAに戻すことができる。そして、第1円形部41cで反射して検知領域DA(焦点F11)に戻った光は、検知領域DAにおける粒子の散乱光のうち受光素子20側に進む光とともに、第1楕円形部41eで反射して焦点F12に対応させて配置された受光素子20に入射する。
このように、第1楕円形部41eだけではなく第1円形部41cをも設けることで、検知領域DAの粒子によって発生する散乱光のうち受光素子20側とは反対側に進む光を、効率よく受光素子20に取り込むことができる。したがって、受光素子20における受光効率をさらに高めることができるので、粒子の検出効率を一層向上させることができる。
以上、本実施の形態における粒子検出センサ1によれば、反射体40は、第1楕円形部41e及び第1円形部41cを有する。これにより、加熱装置30により大気を導入する加熱方式を採用してセンサ全体を小型化したとしても、受光素子20近傍の無効領域Aを狭くしつつ、粒子の検出効率を向上させることができる。つまり、加熱装置30を用いた加熱方式の粒子検出センサであっても、小型化と高効率化との両立を容易に図ることができる。
また、本実施の形態において、第1円形部41cにおける円の直径は、第1楕円形部41eにおける楕円の長径から焦点間距離を引いた値よりも大きくなっているとよい。
これにより、検知領域DA(光散乱部)付近のサイズを変えることなく、反射体40全体の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態では、第1円形部41cにおける円の中心Oと、第1楕円形部41eにおける楕円の焦点F11(第1焦点)とは一致している。
これにより、検知領域DAの中心を第1楕円形部41eの楕円の焦点F12(第2焦点)に一致させることで、第1円形部41cで反射して検知領域DA(焦点F11)に戻った光を、第1楕円形部41eで反射させて受光素子20(焦点F12)に入射させることができる。つまり、第1円形部41cで反射する光を受光素子20に効率良く入射させることができる。したがって、受光素子20における受光効率を高めることができるので、粒子の検出効率を一層向上させることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る粒子検出センサ2について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、XZ平面における実施の形態2に係る粒子検出センサ2の光学系を説明するための図であり、図6は、XY平面における同粒子検出センサ2の光学系を説明するための図である。
図5及び図6に示すように、本実施の形態における粒子検出センサ2は、反射体40が、さらに、第2円形部(第2円形領域)42cと第2楕円形部(第2楕円領域)42eとを有する点で、上記実施の形態1における粒子検出センサ1と異なる。この点以外については、本実施の形態における粒子検出センサ2は、実施の形態1における粒子検出センサ1と同様の構成である。
本実施の形態において、第2円形部42c及び第2楕円形部42eは、反射体40の補助反射部材である。
第2円形部42cの少なくとも一部は、第1楕円形部41eの楕円を構成する焦点F12(第2焦点)を基準として検知領域DA側とは反対側の領域に配置されている。本実施の形態では、第2円形部42cの全部が、焦点F12を基準として検知領域DA側とは反対側の領域に配置されている。つまり、図5及び図6において、第2円形部42cは、焦点F12(第2焦点)よりも右側の領域に配置されている。言い換えると、第2円形部42cの一部又は全部は、受光素子20を原点としたときに検知領域DAと90度以上離れた方向に存在する。
具体的には、第2円形部42cは、第1楕円形部41eの受光素子20側の端部と受光素子20との間であって、第1楕円形部41eの受光素子20側の端部と受光素子20とに接続されるように配置されている。つまり、第2円形部42cは、図4における無効領域Aに配置されている。
また、第2円形部42cは、検知領域DAを挟んで第1円形部41cと対向する位置に配置されており、第2円形部42cの内面は第1円形部41cの内面と対面している。
第2円形部42cは、内面形状が球体の球面の一部をなしている。また、第2円形部42cは、球体を構成する円の中心O(球の中心)検知領域DA内に位置するように形成されている。本実施の形態において、第2円形部42cにおける円の中心Oは、検知領域DAの中心と一致している。つまり、第2円形部42cにおける円の中心Oは、第1円形部41cにおける円の中心Oとも一致している。したがって、第2円形部42cを構成する円と、第1円形部41cを構成する円とは同心円状である。本実施の形態において、第2円形部42cを構成する円の直径は、第1円形部41cを構成する円の直径よりも大きい。なお、第2円形部42cにおける円の中心Oは、第1楕円形部41eにおける楕円の焦点F11とも一致している。
第2楕円形部42eは、検知領域DAを基準として受光素子20側とは反対側の領域に配置されている。つまり、図5及び図6において、第2楕円形部42eは、検知領域DAよりも左側の領域に配置されている。
また、第2楕円形部42eは、第1円形部41cの一部において第1円形部41cと連続するように設けられている。具体的には、第2楕円形部42eは、第1円形部41cにおける無効角度θの範囲に設けられている。
第2楕円形部42eは、内面形状が回転楕円体の回転面の一部をなしている。また、第2楕円形部42eは、当該第2楕円形部42eの回転楕円体を構成する楕円の2つの焦点F21及びF22のうちの一方の焦点F21(第1焦点)が検知領域DA内に位置し、かつ、この2つの焦点F21及びF22のうちの他方の焦点F22(第2焦点)が受光素子20の近傍に存在するように配置されている。
本実施の形態において、第2楕円形部42eを構成する楕円の2つの焦点(焦点F21、焦点F22)は、第1楕円形部41eを構成する楕円の2つの焦点(焦点F11、焦点F12)に一致している。具体的には、第2楕円形部42eを構成する楕円の焦点21(第1焦点)と第1楕円形部41eを構成する楕円の焦点11(第1焦点)とが一致し、第2楕円形部42eを構成する楕円の焦点F22(第2焦点)と第1楕円形部41eを構成する焦点F12(第2焦点)とが一致している。つまり、第2楕円形部42eを構成する楕円の焦点F21は検知領域DAに対応しており、第2楕円形部42eを構成する楕円の焦点F22は受光素子20に対応している。したがって、第2楕円形部42eを構成する楕円と、第1楕円形部41eを構成する楕円とは相似状である。本実施の形態において、第2楕円形部42eを構成する楕円の長軸(短軸)の長さは、第1楕円形部41eを構成する楕円の長軸(短軸)の長さよりも大きい。
次に、本実施の形態に係る粒子検出センサ2の反射体40の効果について説明する。
上記のように、本実施の形態では、このように、中心Oを検知領域DAに対応させた第2円形部42cと、2つの焦点F21及びF22を検知領域DA及び受光素子20に対応させた第2楕円形部42eとを配置している。これにより、図4における無効領域Aに入射する粒子の散乱光も受光素子20に取り込むことができる。
つまり、検知領域DAの粒子によって発生する散乱光のうち第2円形部42cに入射する光は、第2円形部42cで反射して検知領域DAに戻ることになる。検知領域DAに戻った第2円形部42cからの光は、検知領域DAを通過して第2楕円形部42eに入射する。第2楕円形部42eに入射した第2円形部42cからの光は、第2楕円形部42eで反射して、焦点F22に対応して配置された受光素子20に直接入射することになる。このように、第2円形部42c及び第2楕円形部42eをさらに設けることによって、図4における無効領域Aに入射する粒子の散乱光も受光素子20に取り込むことができる。これにより、受光素子20における受光効率をさらに高めることができるので、粒子の検出効率を一層向上させることができる。
また、検知領域DAの粒子によって発生する散乱光のうち受光素子20側とは反対側に進む光については、実施の形態1では、第1円形部41cで反射して、さらに、第1楕円形部41eで反射してから受光素子20に入射する。これに対して、本実施の形態では、受光素子20側とは反対側に進む光のうち第2楕円形部42eに入射して反射する光については、第1楕円形部41eで再反射することなく、受光素子20に直接入射することになる。これにより、反射による光の減衰を抑制できるので、受光素子20における受光効率をさらに高めることができ、粒子の検出効率を一層向上させることができる。
以上、本実施の形態における粒子検出センサ2によれば、反射体40は、第1楕円形部41e及び第1円形部41cに加えて、第2円形部42c及び第2楕円形部42eを有する。これにより、実施の形態1における粒子検出センサ1に比べて、粒子の検出効率を一層向上させることができる。したがって、小型化と高効率化とを両立できる粒子検出センサを一層容易に実現することができる。
(変形例)
以上、本発明に係る粒子検出センサについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態1、2において、第1楕円形部41e及び第1円形部41cは、一体形成されていてもよし、別体であってもよい。また、図3及び図6に示すように、第1楕円形部41eと第1円形部41cとを連続するように形成したが、第1楕円形部41eと第1円形部41cとを離して配置してもよい。
また、上記実施の形態1、2において、筐体50内の迷光を吸収するために光トラップ(ラビリンス部)を設けてもよい。光トラップを設けることによって、粒子の検知効率をさらに向上させることができる。例えば、投光素子10から出射する光のうち検知領域DAで粒子に当たらずに検知領域DAを通過した光が筐体50内で反射及び散乱して受光素子20で受光されてしまうことを防止するために、投光素子10と対向する位置に光トラップを設けてもよい。その他、筐体50内に適宜光トラップを設けてもよい。光トラップは、例えば閉空間内であり、光トラップに進入した光を多重反射によって減衰することで光を吸収する構造(くさび構造等)を有する。
また、上記実施の形態1、2において、第1楕円形部41e及び第2楕円形部42eは、回転楕円体、特に扁平状の回転楕円体であることが望ましいが、成型性を考慮すれば、ある断面形状が楕円形状となるように構成されていればよい。
また、上記実施の形態1〜3における粒子検出センサは、ダストセンサに搭載することができる。例えば、当該ダストセンサは、内蔵する粒子検出センサによってホコリの粒子を検知した場合、ホコリを検知したことを音や光によって報知したり表示部に表示したりする。
また、上記実施の形態1、2における粒子検出センサは、煙感知器に搭載することができる。例えば、煙感知器は、内蔵する粒子検出センサによって煙の粒子を検知した場合、煙を検知したことを音や光によって報知したり表示部に表示したりする。
また、上記実施の形態1、2における粒子検出センサ又は上記ダストセンサは、空気清浄機、換気扇又はエアコン等に搭載することができる。この場合、例えば、当該空気清浄機、換気扇又はエアコンは、内蔵する粒子検出センサによってホコリの粒子を検知した場合、単にホコリを検知したことを表示部に表示してもよいし、ファンを起動したりファンの回転速度を変更したり等のファンの制御を行ったりしてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、2 粒子検出センサ
10 投光素子
20 受光素子
30 加熱装置
40 反射体
41e 第1楕円形部
42e 第2楕円形部
41c 第1円形部
42c 第2円形部
DA 検知領域

Claims (5)

  1. 投光素子と、
    検知領域における気体中の粒子による前記投光素子からの光の散乱光を受光する受光素子と、
    前記気体を加熱する加熱装置と、
    前記散乱光を反射して当該散乱光を前記受光素子に導く反射体とを備え、
    前記反射体は、
    少なくとも一部が、前記検知領域と前記受光素子との間の領域に配置され、かつ、内面形状が回転楕円体の回転面の一部をなす第1楕円形部と、
    前記検知領域を基準として前記受光素子側とは反対側の領域に配置され、かつ、内面形状が球体の球面の一部をなす第1円形部とを有し、
    前記第1楕円形部は、前記回転楕円体を構成する楕円の2つの焦点のうちの一方の焦点である第1焦点が前記検知領域内に位置し、かつ、前記2つの焦点うちの他方の焦点である第2焦点が前記受光素子の近傍に位置するように形成されており、
    前記第1円形部は、前記球体を構成する円の中心が前記検知領域内に位置するように形成されている
    粒子検出センサ。
  2. 前記円の直径は、前記楕円の長径から焦点間距離を引いた値よりも大きい
    請求項1に記載の粒子検出センサ。
  3. 前記第1円形部における前記円の前記中心と、前記第1楕円形部における前記楕円の前記第1焦点とは一致している
    請求項1又は2に記載の粒子検出センサ。
  4. 前記反射体は、さらに、
    少なくとも一部が、前記第2焦点を基準として前記検知領域側とは反対側の領域に配置され、かつ、内面形状が球体の球面の一部をなす第2円形部と有し、
    前記検知領域を基準として前記受光素子側とは反対側の領域に配置され、かつ、内面形状が回転楕円体の回転面の一部をなす第2楕円形部とを有し、
    前記第2円形部は、前記球体を構成する円の中心が前記検知領域内に位置するように形成されており、
    前記第2楕円形部は、当該第2楕円形部の前記回転楕円体を構成する楕円の2つの焦点のうちの一方の焦点である第1焦点が前記検知領域内に位置し、かつ、当該第2楕円形部における前記2つの焦点のうちの他方の焦点である第2焦点が前記受光素子の近傍に位置するように形成されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の粒子検出センサ。
  5. 前記第2楕円形部を構成する前記楕円の前記第1焦点と前記第1楕円形部を構成する前記楕円の前記第1焦点とが一致し、
    前記第2楕円形部を構成する前記楕円の前記第2焦点と前記第1楕円形部を構成する前記楕円の前記第2焦点とが一致している
    請求項4に記載の粒子検出センサ。
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