JP2016045093A - 粒子検出センサ、ダストセンサ、煙感知器、空気清浄機、換気扇及びエアコン - Google Patents

粒子検出センサ、ダストセンサ、煙感知器、空気清浄機、換気扇及びエアコン Download PDF

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Koji Tsuji
幸司 辻
渡部 祥文
Yoshifumi Watabe
祥文 渡部
修 赤坂
Osamu Akasaka
修 赤坂
弘貴 松浪
Hiroki Matsunami
弘貴 松浪
福島 博司
Hiroshi Fukushima
博司 福島
貴司 中川
Takashi Nakagawa
貴司 中川
吉祥 永谷
Yoshitada Nagatani
吉祥 永谷
圭子 川人
Keiko Kawahito
圭子 川人
友洋 中谷
Tomohiro Nakatani
友洋 中谷
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Yuichi Inaba
雄一 稲葉
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Abstract

【課題】粒子の検出精度を向上させることができる粒子検出センサ等を提供する。【解決手段】投光素子10と、検知領域DAにおける粒子による投光素子10の光の散乱光を受光する受光素子20と、大気を加熱する加熱装置50と、加熱装置50から放出されるヒータ光及び外光の少なくとも一方を遮光する遮光体(第1遮光体61、第2遮光体62)とを備え、遮光体は、上記散乱光が当該遮光体に到達した場合に、当該散乱光が検知領域DAに反射することを抑制する形状を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、粒子検出センサ、及び、粒子検出センサを備えた、ダストセンサ、煙感知器、空気清浄機、換気扇又はエアコン等の機器に関する。より具体的には、大気中に浮遊する粒子(エアロゾル)を当該粒子の散乱光によって検知する光散乱式粒子検出センサ及びこれを用いた空気清浄機等の機器に関する。
光散乱式粒子検出センサは、投光素子と受光素子とを備える光電式センサであり、測定対象の気体を取り込んで投光素子の光を当該気体に照射し、その散乱光によって気体に含まれる粒子の有無を検出するものである。例えば、大気中に浮遊するホコリ・花粉・煙等の粒子を検出することができる。
この種の光散乱式粒子検出センサとして、ヒータによってセンサ内部への大気の導入を促進する技術が知られている(例えば特許文献1、2)。特許文献1に記載された浮遊物検出装置では、さらに、吸気口や排気口からの直射光を遮蔽するために、筐体の内部に遮蔽板を設けている。また、特許文献2に記載された煙検出装置では、空気導入口や空気排出口から外部の光が直接侵入しないように、粒子の流路に迷路を設けている。
実開平4−113058号公報 特開平8−201263号公報
光散乱式粒子検出センサにおいては、検知領域(光散乱部)に進入する迷光を抑制することで粒子の検出精度のさらなる向上が要望されている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、粒子の検出精度を向上させることができる粒子検出センサ等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る粒子検出センサの一態様は、投光素子と、検知領域における粒子による前記投光素子からの光の散乱光を受光する受光素子と、大気を加熱するヒータと、前記ヒータから放出されるヒータ光及び外光の少なくとも一方を遮光する遮光体とを備え、前記遮光体は、前記散乱光が当該遮光体に到達した場合に、当該散乱光が前記検知領域に反射することを抑制する形状を有することを特徴とする。
本発明によれば、迷光を抑制できるので、粒子の検出精度を向上させることができる。
(a)は、本発明の実施の形態に係る粒子検出センサの上面図、(b)は、同粒子検出センサの正面図、(c)は、同粒子検出センサの下面図、(d)は、(a)のA−A線における同粒子検出センサの断面図である。 本発明の実施の形態に係る粒子検出センサにおける反射体と投光素子と受光素子と検知領域との位置関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る粒子検出センサにおける第1遮光体周辺の構成を示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る粒子検出センサにおける第2遮光体周辺の構成を示す拡大断面図である。 大気中に粒子が存在しない場合における粒子検出センサの動作を説明するための断面図である。 大気中に粒径の小さい粒子が存在する場合における粒子検出センサの動作を説明するための断面図である。 大気中に粒径の大きい粒子が存在する場合における粒子検出センサの動作を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態に係る粒子検出センサにおける投光素子から出射して検知領域に向かう光の光路を説明するための図である。 (a)は、本発明の変形例に係る粒子検出センサの上面図、(b)は、同粒子検出センサの正面図、(c)は、同粒子検出センサの下面図、(d)は、(a)のB−B線における同粒子検出センサの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
まず、本発明の実施の形態に係る粒子検出センサ1の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る粒子検出センサの構成を示す図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は(a)のA−A線における断面図である。なお、本実施の形態では、図1(d)における大気排出孔36から大気導入孔35に向かう方向を鉛直下方(重力方向)としている。
図1に示すように、粒子検出センサ1は、投光素子10と受光素子20とを備える光電式センサであって、検知領域(光散乱部)DAにおける粒子による投光素子10からの光の散乱光を受光素子20で受光することにより大気中に含まれる粒子を検出するものである。
粒子検出センサ1は、さらに、筐体30と、筐体30内に配置された、反射体40、加熱装置50、第1遮光体61、第2遮光体62、第1絞り71、第2絞り72、第3絞り73、第1保護板81及び第2保護板82とを備える。
投光素子10は、所定の波長の光を発する光源(発光部)であり、例えば、LEDや半導体レーザ等の固体発光素子である。投光素子10としては、赤外光、青色光、緑色光、赤色光又は紫外光を発する発光素子を用いることができる。この場合、2波長以上の混合波を発するように構成してもよい。
なお、投光素子10の発光波長が短いほど、粒径の小さな粒子を検出しやすくなる。また、投光素子10の発光制御方式は特に限定されるものではなく、投光素子10から出射する光は、DC駆動による連続光又はパルス光等とすることができる。また、投光素子10の出力の大きさは、時間的に変化していてもよい。
受光素子20は、光を受ける受光部であり、例えば、フォトダイオード、フォトICダイオード、フォトトランジスタ、又は、高電子倍増管等、光を受けて電気信号に変換する素子(光検出器)である。
図1(d)に示すように、投光素子10及び受光素子20は、筐体30(ケース)内に配置される。筐体30は、投光素子10及び受光素子20を保持するように構成されている。本実施の形態において、投光素子10及び受光素子20は、それぞれの光軸を交差させる形で筐体30内に配置されている。
受光素子20での受光感度を大きくするには、検知領域DAの粒子の散乱光のうち前方散乱光を多く取得するとよい。この場合、投光素子10の光軸と受光素子20の光軸とを一致させることによって前方散乱光を容易に取得することができるが、単に投光素子10と受光素子20との光軸を一致させただけでは、受光素子20には前方散乱光以外に投光素子10からの直接光が入射してしまうことになり、粒子の検出精度が低下してしまう。そこで、本実施の形態では、投光素子10及び受光素子20の各々の光軸を交差させている。一例として、投光素子10の光軸と受光素子20の光軸とのなす角は120度(60度)である。このように、投光素子10及び受光素子20の各々の光軸を交差させることによって、投光素子10からの直接光の影響を受けることなく前方散乱光に近い部分の側方散乱光を取得できるので、粒子の検出精度の低下を抑制できる。
図1の(a)〜(c)に示すように、筐体30の外形は、一例として扁平直方体である。筐体30は、第1筐体部30aと第2筐体部30bとの2つの部材によって構成されている。第2筐体部30bからは、複数のリード線11、21及び51が露出している。リード線11、21及び51は、それぞれ、投光素子10、受光素子20及び加熱装置50と電気的に接続されている。
筐体30には、投光領域31と、受光領域32と、粒子流路33と、投光トラップ部34a(第1トラップ部)と、受光トラップ部34b(第2トラップ部)とが設けられている。
投光領域31、受光領域32、粒子流路33、投光トラップ部34a及び受光トラップ部34bの各々は、周囲が筐体30の内面(内壁)で囲まれた空間領域であり、粒子流路33との接続部分に開口部を有している。本実施の形態において、投光領域31、受光領域32、投光トラップ部34a及び受光トラップ部34bの各々の開口部は、検知領域DAに向かって開口している。
投光領域31、受光領域32、粒子流路33、投光トラップ部34a及び受光トラップ部34bにおける筐体30の内面(壁面)は、迷光を吸収させるために黒色であるとよい。例えば、筐体30を黒色の樹脂成型品にすることで、筐体30の内面を黒色面にすることができる。また、筐体30の内面にシボ加工などの表面処理を行うことによって迷光を吸収させるように構成されていてもよい。
投光領域31は、投光素子10の光が投光される領域である。例えば、投光領域31は、投光素子10から検知領域DAまでの空間領域である。
本実施の形態において、投光領域31には投光レンズ(発光レンズ)31aが設けられている。投光レンズ31aは、投光素子10の前方に配置されており、投光素子10から出射する光(投光ビーム)を検知領域DAに向けて進行させるように構成されている。つまり、投光素子10から出射する光は投光レンズ31aを介して検知領域DAに到達する。投光レンズ31aは、例えば、透明樹脂レンズ又はガラスレンズである。
投光レンズ31aは、投光素子10から出射する光を検知領域DAに向けてコリメートさせるコリメートレンズであってもよいし、投光素子10から出射する光を検知領域DAに集光させる集光レンズであってもよいが、投光レンズ31aとしては、検知領域DAにおいて投光素子10の光強度を大きくするようなレンズを用いるとよい。また、検知領域DA内の場所によって光強度が異なると、同じ粒径の粒子であっても検知領域DA内の場所によって散乱光の強度が異なってしまうので、投光レンズ31aとしては、投光素子10の光の強度分布が検知領域DA全体で均一になるようなレンズを用いるとよい。さらに、投光素子10の光が筐体30の壁面に反射すると無用な反射光及び散乱光が発生することになるので、投光レンズ31aとしては、投光素子10の光が投光領域31における筐体30の壁面に反射することなく直接検知領域DAに到達するようなレンズを用いるとよい。なお、投光レンズ31aは、設けなくてもよい。
また、投光領域31には、投光絞り部(発光絞り部)71が設けられている。投光絞り部71(第1絞り部)は、投光レンズ31aを通過した後の光を絞って不要な光を遮蔽して集光径を小さくする。投光絞り部71を設けることによって迷光を防ぐことができ、粒子の検出精度を向上させることができる。
投光絞り部71は、各々が円形の開口(スリット)を有する複数の光学絞りからなる。本実施の形態において、投光絞り部71(光学絞り)は、投光領域31の内壁から突出するように形成されている。投光絞り部71(光学絞り)は、樹脂等からなり、筐体30と一体成型されていてもよいし、筐体30と別体であってもよい。
また、投光絞り部71における光学絞りの開口の端部(端面)は、2つの平面によって鋭角をなしており、当該2つの平面の一方の面は、入射する光を検知領域DA以外の方向に反射させる反射面である。これにより、迷光を防ぐことができるので、粒子の検出精度を向上させることができる。
受光領域32(拡散光導入部)は、検知領域DAにおいて投光素子10の光が粒子に当たって発生した散乱光を受光素子20に導くための領域である。例えば、受光領域32は、検知領域DAから受光素子20までの空間領域である。
受光領域32には反射体40が配置されている。反射体40によって、検知領域DAにおける粒子の散乱光が受光素子20に導かれる。反射体40の詳細構成は後述する。
粒子流路33は、粒子を含む大気(気体)が流れる領域である。具体的には、粒子流路33は、筐体30内に導入された気体が通過する気体通過領域であり、周囲が筐体30の内面(内壁)で囲まれた空間領域である。つまり、粒子流路33は、検知領域DAを含む空間領域であり、大気導入孔35から導入した大気が検知領域DAを通って大気排出孔36から排出されるまでの筐体30内の空間領域である。
検知領域DAは、測定対象の気体に含まれる粒子(エアロゾル)を検知するための領域であるエアロゾル検知領域(エアロゾル測定部)である。検知領域DAは、粒子流路33内に存在するように設定されており、本実施の形態では、投光領域31と受光領域32とが粒子流路33で重なる領域である。具体的には、検知領域DAは、投光素子10の光軸と受光素子20の光軸とが交差する交点を含む領域である。測定対象の気体は、大気導入孔35から粒子流路33を通って検知領域DAに導かれる。検知領域DAは、例えばφ2mmである。
投光トラップ部34a及び受光トラップ部34bは、光トラップ構造を有しており、投光トラップ部34a及び受光トラップ部34bの内部に一旦進入した光が投光トラップ部34a及び受光トラップ部34bから出て行かないような光吸収構造を有する。投光トラップ部34a及び受光トラップ部34bは、例えば、投光トラップ部34a及び受光トラップ部34bの内部に進入した光を多重反射させて吸収する。投光トラップ部34a及び受光トラップ部34bを設けることによって、筐体30内の迷光を吸収することができる。これにより、粒子の検出精度を向上させることができる。なお、投光トラップ部34a及び受光トラップ34bは、ラビリンス構造であってもよい。
具体的には、投光トラップ部34aは、投光素子10から出射する光のうち検知領域DAで粒子に当たらずに検知領域DAを通過した光が筐体30内で反射及び散乱して受光素子20で受光されてしまうことを防止する構造を有する。投光トラップ部34aは、検知領域DAを挟んで投光素子10と対向する位置に設けられている。
投光トラップ部34aには、投光反対絞り部72(第2絞り部)が設けられている。つまり、投光反対絞り部72は、検知領域DAを挟んで投光素子10の反対側に設けられている。投光反対絞り部72を設けることによって迷光を防ぐことができ、粒子の検出精度を向上させることができる。
投光反対絞り部72は、各々が円形や多角形などの開口(スリット)を有する複数の光学絞りからなる。本実施の形態において、投光反対絞り部72(光学絞り)は、投光トラップ部34aの内壁から突出するように形成されている。投光反対絞り部72(光学絞り)は、樹脂等からなり、筐体30と一体成型されていてもよいし、筐体30と別体であってもよい。
また、投光反対絞り部72における光学絞りの開口の端部(端面)は、2つの平面によって鋭角をなしており、当該2つの平面の一方の面は、入射する光を検知領域DA以外の方向に反射させる反射面である。これにより、迷光を防ぐことができるので、粒子の検出精度を向上させることができる。
本実施の形態において、投光トラップ部34aにおける投光反対絞り部72の奥側には、光を検知領域DA側とは反対側に導く曲面が形成されている。これにより、投光トラップ部34aの内部に一旦進入した光を、投光トラップ部34aから出て行きにくくすることができる。この結果、迷光を防ぐことができるので、粒子の検出精度を向上させることができる。
一方、受光トラップ部34bは、検知領域DAにおける粒子の散乱光のうち受光素子20(受光領域32)とは反対側に進行する光が筐体30内で反射及び散乱して受光素子20で受光されてしまうことを防止する構造を有する。受光トラップ部34bは、検知領域DAを挟んで受光素子20と対向する位置に設けられている。
受光トラップ部34bには、受光反対絞り部73(第3絞り部)が設けられている。つまり、受光反対絞り部73は、検知領域DAを挟んで受光素子20の反対側に設けられている。受光反対絞り部73を設けることによって迷光を防ぐことができ、粒子の検出精度を向上させることができる。
受光反対絞り部73は、投光反対絞り部72と同様に、各々が円形や多角などの開口(スリット)を有する複数の光学絞りからなる。本実施の形態において、受光反対絞り部73(光学絞り)は、受光トラップ部34bの内壁から突出するように形成されている。受光反対絞り部73(光学絞り)は、樹脂等からなり、筐体30と一体成型されていてもよいし、筐体30と別体であってもよい。
また、受光反対絞り部73における光学絞りの開口の端部(端面)は、2つの平面によって鋭角をなしており、当該2つの平面の一方の面は、入射する光を検知領域DA以外の方向に反射させる反射面である。これにより、迷光を防ぐことができるので、粒子の検出精度を向上させることができる。
本実施の形態において、受光トラップ部34bにおける受光反対絞り部73の奥側には、光を検知領域DA側とは反対側に導く曲面が形成されている。これにより、受光トラップ部34bの内部に一旦進入した光を、受光トラップ部34bから出て行きにくくすることができる。この結果、迷光を防ぐことができるので、粒子の検出精度を向上させることができる。
また、筐体30には、粒子流路33に大気を導入するための大気導入孔35と、粒子流路33から大気を排出するための大気排出孔36とが設けられている。
大気導入孔35は、粒子検出センサ1の外部に存在する大気等の気体を粒子検出センサ1の内部(粒子流路33)に供給するための大気供給口(大気流入口)であり、筐体30における大気の入口である。
一方、大気排出孔36は、粒子検出センサ1の内部(粒子流路33)の大気を粒子検出センサ1の外部に排出するための大気排気口(大気流出口)であり、筐体30における大気の出口である。
大気導入孔35は、粒子流路33の一方に繋がっており、大気排出孔36は、粒子流路33の他方に繋がっている。これにより、粒子を含む大気(測定対象の気体)は、大気導入孔35から筐体30内に導入されて粒子流路33を通って検知領域DAに流入され、大気排出孔36から筐体30外に排出される。なお、大気導入孔35の開口面積を大気排出孔36の開口面積よりも大きくすることによって、効率良く筐体30内に大気を導入して排気することができる。
反射体40(反射板)は、検知領域DAにおける粒子による投光素子10の光の散乱光を反射して当該散乱光を受光素子20に導く反射部材である。本実施の形態において、反射体40は、粒子の散乱光を反射して受光素子20に集光させている。より具体的には、反射体40は、粒子の散乱光を受光素子20に向けて反射している。
上述のとおり、反射体40は、受光領域32に設けられている。具体的には、反射体40は、受光領域32における筐体30の内面に沿って設けられた集光ミラーであり、反射面である内面が曲面となっている。反射体40の内面は、回転楕円体の回転面の一部である。つまり、反射体40は、内面(反射面)の形状が回転楕円面の一部の形状をなす楕円ミラーであり、反射体40の内面の断面形状は楕円の一部である。また、反射体40の内面は、主に正反射特性をもつ平滑面あるいは鏡面であるが、これに限るものではない。
また、反射体40は、粒子流路33に向かって開口する開口部を有する。具体的には、反射体40の開口部は、検知領域DAに向かって開口している。本実施の形態において、反射体40の開口部は、受光領域32の開口部と略一致している。つまり、反射体40は、受光領域32の開口部近傍まで設けられている。また、反射体40の開口部側の端部は、第1保護板81に接触している。
反射体40としては、ベース部材の表面そのものが反射面となるようにベース部材そのものを金属等の反射材料で構成してもよいし、樹脂や金属のベース部材の表面に反射面となる反射膜を形成してもよい。
反射膜としては、アルミニウム、金、銀や銅等の金属反射膜、鏡面反射膜、又は、誘電体多層膜等を用いることができる。反射膜としては、吸収率が小さく、高い反射率を有するものがよい。また、反射膜として、蒸着等で形成したアルミニウム膜の表面に当該アルミニウム膜よりも薄い薄膜を積層したものを用いてもよい。アルミニウム膜に積層する薄膜としては、例えば、MgF膜、SiO膜、SiO膜、AlN膜、アルミナ膜、又は、増反射膜等が用いられる。このように、アルミニウム膜にこれらの薄膜を積層することによって、アルミニウム膜の劣化(腐食等)を抑制したり光増幅による光学特性を向上させたりすることができる。
ここで、反射体40と投光素子10と受光素子20と検知領域DAとの位置関係及びその光学作用について、図2を用いて詳細に説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る粒子検出センサにおける反射体と投光素子と受光素子と検知領域との位置関係を示す図である。
図2に示すように、本実施の形態における反射体40は、楕円ミラーとなっており、回転楕円体によって構成されている。そして、反射体40は、当該回転楕円体を構成する楕円における2つの焦点F1及びF2のうちの一方の焦点F1(第1の焦点)が検知領域DA内に存在するように、かつ、他方の焦点F2(第2の焦点)が受光素子20の近傍に存在するように配置されている。つまり、受光素子20は、当該楕円における焦点F2の近傍に配置されている。
このように、焦点F1を検知領域DAに対応させるとともに焦点F2を受光素子20に対応させることによって、検知領域DAの粒子によって発生する散乱光を、少ない反射回数(1回又は数回)で受光素子20に入射させることができる。つまり、多重反射による光の減衰を回避できる。したがって、受光素子20における受光効率を高めることができる。
また、投光素子10からの光が投光レンズ31aによって焦点F1に集光するように設定されている。つまり、投光レンズ31aから出射する光の集光点は、焦点F1に一致している。例えば、投光レンズ31aが凸レンズ等の集光レンズである場合は、投光レンズ31aの焦点を反射体40(楕円ミラー)の焦点F1に一致させればよい。また、投光レンズ31aがコリメートレンズである場合は、投光レンズ31aから出射する光を投光絞り部71によって焦点F1に集光させればよい。
このように、投光レンズ31aから出射する光の集光点を、反射体40の楕円の焦点F1に一致させることによって、光の密度が大きくとることができ、検知領域DAにおける粒子の散乱光が大きくなる。したがって、粒子の検出精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、検知領域DAと受光素子20との間に第2保護板82が配置されているので、第2保護板82の屈折率を考慮した上で、反射体40の焦点位置に検知領域DAと受光素子20とを配置するとよい。
加熱装置50は、大気を加熱するヒータである。加熱装置50は、粒子流路33内に流れる気体の流れを促進させるための気流を発生させる気流発生装置として機能する。つまり、加熱装置50によって大気を加熱することで、粒子を含む大気を検知領域DAに導入しやすくできる。加熱装置50は、例えば、低コストのヒータ抵抗である。
図1(d)に示すように、本実施の形態において、加熱装置50は、粒子流路33内に配置されている。つまり、加熱装置50は、粒子流路33内の大気を加熱する。また、加熱装置50は、検知領域DAの鉛直下方に配置されている。これにより、加熱装置50がヒータ抵抗である場合、ヒータ抵抗に電圧を印加するとヒータ抵抗が発熱してヒータ抵抗の周囲の大気が加熱されて密度が小さくなり、重力とは逆方向の鉛直上方に移動する。つまり、加熱装置50によって粒子流路33内の大気を加熱すると、上方向の気流(上昇気流)を発生させることができる。
このように、加熱装置50によって粒子流路33内の大気を加熱することによって、筐体30(粒子流路33)内に測定対象の気体(大気)を容易に引き込むことができるので、加熱装置50を設けない場合と比べて、粒子検出センサ1内に多くの粒子を取り込むことができる。したがって、粒子流路33に含まれる検知領域DAにおける単位体積あたりの粒子数を多くすることができるので、感度を高くすることができる。
また、本実施の形態において、加熱装置50は、大気導入孔35の近傍に配置されている。具体的には、加熱装置50は、第1遮光体61と大気導入孔35との間に配置されており、かつ、大気導入孔35を覆うように配置されている。また、大気導入孔35と、加熱装置50と、第1遮光体61と、検知領域DAと、第2遮光体62と、大気排出孔36とは、同一直線上に存在するように配置されている。
なお、加熱装置50が動作していない状態でも、大気導入孔35と大気排出孔36との間において大気は粒子流路33内を通過することができる。つまり、加熱装置50が動作していない場合でも、大気中に含まれる粒子を検出することは可能である。
第1遮光体61及び第2遮光体62は、加熱装置50から放出される光(ヒータ光)及び当該粒子検出センサ1の外部から内部に進入する光(外光)の少なくとも一方を遮光する。加熱装置50から放出される光ヒータ光には、可視光及び赤外光が含まれる。第1遮光体61及び第2遮光体62は、筐体30と同一材料によって筐体30と一体成型されているが、筐体30と別体でもよい。
ここで、図1(d)を参照しながら図3A及び図3Bを用いて第1遮光体61及び第2遮光体62を詳細に説明する。図3Aは、本発明の実施の形態に係る粒子検出センサにおける第1遮光体周辺の構成を示す拡大断面図であり、図3Bは、同粒子検出センサにおける第2遮光体周辺の構成を示す拡大断面図である。
図1(d)及び図3Aに示すように、第1遮光体61は、ヒータ光を遮蔽するヒータ光遮蔽体であり、加熱装置50と検知領域DAとの間に配置されている。本実施の形態における第1遮光体61は、さらに、大気導入孔35を介して当該粒子検出センサ1の外部から内部に進入する光(外光)も遮蔽する入口外光遮蔽体でもある。
本実施の形態において、第1遮光体61は、第1遮光壁61aと第2遮光壁61bとによって構成されている。第1遮光壁61aと第2遮光壁61bは、加熱装置50から検知領域DAに向かう方向に並んで配置されている。
第1遮光壁61aは、加熱装置50に対向するように配置されている。第2遮光壁61bは、第1遮光壁61a及びヒータ50の側部を囲むように、かつ、第1遮光壁61aの検知領域DA側の面の一部を覆うように略箱状に形成されている。また、第2遮光壁61bは、検知領域DAに対向する位置に設けられた開口を有する。第1遮光壁61aは、第2遮光壁61bの開口を覆うように設けられている。
第1遮光体61をこのように構成することにより、大気導入孔35から筐体30に導入された粒子は、加熱装置50及び第1遮光壁61aの各々の両側部と第2遮光壁61bの内側面との2つの間を通って第2遮光壁61bの開口を介して検知領域DAに進むことになる。つまり、第1遮光体61における粒子流路33は、大気導入孔35の入口付近で一旦2つに分岐されて第1遮光壁61aの検知領域DA側の面で再び1つに合流する流路となっている。
また、第2遮光体62は、図1(d)及び図3Bに示すように、大気排出孔36を介して当該粒子検出センサ1の外部から内部に進入する光(外光)を遮光する出口外光遮蔽体である。
第2遮光体62は、検知領域DAから大気排出孔36に向かう方向に並んで配置された複数の遮蔽壁を有する。この複数の遮蔽体は、粒子検出センサ1の内部の大気を大気排出孔36から排出できるように構成されている。
本実施の形態における第2遮光体62は、第1遮光壁62aと第2遮光壁62bと第3遮光壁62cとによって構成されている。第1遮光壁62aは、大気排出孔36に対向するように、かつ、大気排出孔36を覆うように配置されている。第2遮光壁62bは、第1遮光壁62aの側部を囲むように形成されている。本実施の形態において、第3遮光壁62cは、反射体40の側壁である。具体的には、第3遮光壁62cは、反射体40が配置される受光領域32の側壁である。
また、図1(d)に示すように、第1遮光体61及び第2遮光体62はいずれも、検知領域DAの粒子による散乱光が第1遮光体61及び第2遮光体62に到達した場合に、当該散乱光が検知領域DAに反射することを抑制する形状となっている。例えば、第1遮光体61及び第2遮光体62は、検知領域DAにおける粒子の散乱光を検知領域DA以外の方向に反射させる反射面を有する。
本実施の形態において、第1遮光体61では、第1遮光壁61aの検知領域DA側の面が、検知領域DAからの散乱光が入射したときに当該散乱光を大気導入孔35に導くような形状となっている。具体的には、第1遮光壁61aの検知領域DA側の面は、当該散乱光を大気導入孔35に導くように反射する反射面であり、例えば、図3Aに示すように、検知領域DAに向かって凸状をなす湾曲面である。つまり、第1遮光壁61aの検知領域DA側の面は、第2遮光壁61bに対向する部分(中央)から全方位に向かって鉛直下方に漸次落ち込む形状となっている。
また、第1遮光壁61aの加熱装置50側の面(本実施の形態では、第1遮光壁61aの大気導入孔35側の面でもある)は、加熱装置50からのヒータ光及び大気導入孔35を介して筐体30の内部に進入する外光を大気導入孔35に導くような形状となっている。具体的には、第1遮光壁61aの加熱装置50側の面は、ヒータ光及び外光を大気導入孔35に導くように反射する反射面であり、本実施の形態では、検知領域DAに向かって凸状をなす湾曲面である。つまり、第1遮光壁61aの加熱装置50側の面は、中央から全方位に向かって鉛直下方に漸次落ち込む形状となっている。
一方、第2遮光体62では、第1遮光壁62aの検知領域DA側の面が、検知領域DAからの散乱光が入射したときに当該散乱光を大気排出孔36に導くような形状となっている。具体的には、第1遮光壁62aの検知領域DA側の面は、当該散乱光を大気排出孔36に導くように反射する反射面であり、例えば、図3Bに示すように、検知領域DAに向かって凸状をなす湾曲面である。つまり、第1遮光壁62aの検知領域DA側の面は、中央から全方位に向かって鉛直上方に漸次せり上がる形状となっている。
また、第1遮光壁62aの大気排出孔36側の面は、大気排出孔36を介して筐体30の内部に進入する外光を大気排出孔36に導くような形状となっている。具体的には、第1遮光壁62aの大気排出孔36側の面は、外光を大気排出孔36に導くように反射する反射面であり、本実施の形態では、検知領域DAに向かって凸状をなす湾曲面である。つまり、第1遮光壁62aの大気排出孔36側の面は、中央から全方位に向かって鉛直上方に漸次せり上がる形状となっている。
図1(d)に戻り、第1保護板81は、粒子が投光領域31に入り込まないようにするための保護部材である。また、第2保護板82は、粒子が受光領域32に入り込まないようにするための保護部材である。第1保護板81及び第2保護板82の各々は、大気中に浮遊する粒子(ホコリ・花粉・煙・PM2.5等)が粒子検出センサ1の動作中及び非動作中に筐体30内に入ってきた場合に、当該粒子が投光領域31及び受光領域32の各々に入り込まないようにする。
図1(d)に示すように、第1保護板81は、投光領域31の粒子流路33との接続部分となる開口部(投光領域31の開口部)を覆うように配置されている。同様に、第2保護板82は、受光領域32の粒子流路33との接続部分となる開口部(受光領域32の開口部)を覆うように配置されている。より具体的に、第2保護板82は、反射体40の開口端面を覆っている。投光領域31及び受光領域32の開口部を第1保護板81及び第2保護板82で覆うことによって、投光領域31及び受光領域32が閉じた空間領域となり、投光領域31及び受光領域32の内部にホコリ・花粉・煙等の粒子が入り込むことを防止できる。
第1保護板81及び第2保護板82は、厚みが一様の平板状の透明板であり、例えば、ガラス、又は、ポリカーボネートやアクリル等の透明樹脂によって構成されている。一例として、第1保護板81及び第2保護板82は、屈折率が1.5以下で、厚みが200μm以下の透明板である。第1保護板81及び第2保護板82の全透過率は、フレネル反射を無視すれば、例えば99%以上である。
なお、第2保護板82の表面で粒子の散乱光が散乱しないように、第2保護板82の表面は平滑面であるとよい。これにより、第2保護板82による散乱光の光路の位置ずれを小さくできる。
次に、本実施の形態における粒子検出センサ1の動作について、図4A、図4B及び図4Cを用いて説明する。図4A〜図4Cは、それぞれ、大気中に粒子が存在しない場合、大気中に粒径の小さい粒子が存在する場合、及び、大気中に粒径の大きい粒子が存在する場合における、本発明の実施の形態に係る粒子検出センサの動作を説明するための断面図である。
加熱装置50を動作させて粒子流路33に気流を発生させると、大気導入孔35から粒子検出センサ1内に大気が引き込まれ、当該大気は、粒子流路33を経由して検知領域DAに導かれる。
この場合、図4Aに示すように、粒子検出センサ1内に導入された大気に粒子(エアロゾル)が存在しない場合、つまり、検知領域DAに粒子が流入しない場合は、投光素子10から出射した光は検知領域DAを通過してそのまま直進するので、粒子による散乱光が発生しない。したがって、この場合、基本的には受光素子20の反応がないので、粒子検出センサ1内に導入された大気中に粒子が存在しないことが分かる。
なお、この場合、検知領域DAを通過して直進した光が筐体30の中で反射して迷光となって受光素子20に入射する場合があるが、受光素子20で検出される光強度は、検知領域DAに粒子が存在する場合と比べて小さい。したがって、粒子検出センサ1内に導入された大気中に粒子が存在しないことが分かる。
本実施の形態では、投光トラップ部34aが設けられているので、検知領域DAを通過して直進した光は、投光トラップ部34aで減衰吸収される。これにより、検知領域DAを通過して直進した光が迷光となって受光素子20に入射することを抑制できる。
また、図4Bに示すように、粒子検出センサ1内に導入した大気に粒径の小さい粒子(エアロゾル)P1が存在する場合、つまり、検知領域DAに粒径の小さい粒子P1が流入した場合は、投光素子10の光は検知領域DAに存在する粒子P1に当たって散乱し、当該散乱光は直接又は反射体40で反射して受光素子20に入射する。受光素子20に光が入射すると所定の信号の出力があるので、粒子検出センサ1内に導入された大気中に粒子が存在することが分かる。
この場合、受光素子20によって検出される散乱光の光強度は比較的に小さいので、粒子検出センサ1内に導入した大気中には粒径の小さい粒子が存在することが分かる。
また、図4Cに示すように、粒子検出センサ1内に導入した大気に粒径の大きい粒子(エアロゾル)P2が存在する場合、つまり、検知領域DAに粒径の大きい粒子P2が流入した場合も、投光素子10の光は検知領域DAに存在する粒子P2に当たって散乱し、当該散乱光は直接又は反射体40で反射して受光素子20に入射する。受光素子20に光が入射すると所定の信号の出力があるので、この場合も、粒子検出センサ1内に導入された大気中に粒子が存在することが分かる。
この場合、受光素子20によって検出される散乱光の光強度は比較的に大きいので、粒子検出センサ1内に導入した大気中には粒径の大きい粒子P2が存在することが分かる。
このように、粒子による散乱光によって粒子検出センサ1内に導入された大気に粒子が含まれるか否か(粒子の有無)を検知することができる。つまり、大気中の粒子を検出することができる。
また、受光素子20で受光した信号の大きさ、つまり、粒子による散乱光の光強度の大きさによって、粒子の大きさ(粒径)を判別することができる。
さらに、受光素子20で検出される信号の出力の1つ1つ、つまり、粒子による散乱光の光強度のピーク1つ1つは、粒子の1つ1つに対応するので、粒子検出センサ1内に導入された大気の中の粒子の個数(量)も算出することができる。
特に、本実施の形態における粒子検出センサ1では、受光領域32に、検知領域DAにおける粒子による散乱光を反射して当該散乱光を受光素子20に導くための反射体40が設けられている。
これにより、受光領域32にレンズを設ける場合と比べて、検知領域DAの粒子によって発生する散乱光を、より多く受光素子20に入射させることが可能となる。つまり、反射体40は、レンズと比べて設計自由度が大きいので、より多くの散乱光を受光素子20に導けるように形状を決めることができる。
例えば、図1(d)に示すように、反射体40の開口部を受光領域32の開口部のぎりぎりまで延ばすことができ、検知領域DAを基準とする反射体40への見込み角を大きくすることができる。つまり、大きい立体角で散乱光を検出することができるので、散乱光の受光感度を高くすることが可能となる。
したがって、大気中に含まれる粒子が、ホコリであるか、花粉であるか、煙であるかを判別できるだけではなく、PM2.5(微小粒子状物質)のように粒径の小さな微粒子までも容易に判別することができる。
以上、本実施の形態における粒子検出センサ1によれば、ヒータ加熱により大気を導入するヒータ方式が採用されているので、簡単で低コストのセンサを実現できる。
そして、本実施の形態における粒子検出センサ1では、加熱装置50(ヒータ)から放出されるヒータ光及び粒子検出センサ1の外部から内部に進入する外光の少なくとも一方を遮光する遮光体を備えており、当該遮光体は、検知領域DAにおける粒子の散乱光が当該遮光体に到達した場合に、当該散乱光が検知領域DAに反射することを抑制する形状となっている。
具体的には、粒子検出センサ1は、ヒータ光及び外光を遮光する第1遮光体61と、外光を遮光する第2遮光体62とを備えており、第1遮光体61及び第2遮光体62は、検知領域DAにおける粒子の散乱光が第1遮光体61及び第2遮光体62で反射して検知領域DAに向かうことを抑制する形状となっている。
これにより、ヒータ光及び外光を遮光しつつ、検知領域DAに不要な散乱光(迷光)が進入することを抑制できるので、粒子の検出精度を向上させることができる。したがって、低コストでありながら、検出精度に優れたセンサを実現することができる。
また、本実施の形態において、第1遮光体61(第1遮光壁61a)の検知領域DA側の面が、検知領域DAからの散乱光が入射したときに当該散乱光を大気導入孔35に導くような形状となっている。具体的には、第1遮光体61(第1遮光壁61a)の検知領域DA側の面は、当該散乱光を大気導入孔35に導くように反射する反射面である。
これにより、検知領域DAに迷光が進入することを一層抑制できるので、粒子の検出精度を一層向上させることができる。
同様に、第2遮光体62(第1遮光壁62a)の検知領域DA側の面が、検知領域DAからの散乱光が入射したときに当該散乱光を大気導入孔35に導くような形状となっている。具体的には、第2遮光体62(第1遮光壁62a)の検知領域DA側の面は、当該散乱光を大気排出孔36に導くように反射する反射面である。
これにより、検知領域DAに迷光が進入することを一層抑制できるので、粒子の検出精度を一層向上させることができる。
また、本実施の形態において、第1遮光体61(第1遮光壁61a)の加熱装置50側の面(大気導入孔35側の面)は、ヒータ光及び外光を大気導入孔35に導くような形状となっている。具体的には、第1遮光体61(第1遮光壁61a)の加熱装置50側の面は、ヒータ光及び外光を大気導入孔35に導くように反射する反射面である。
これにより、検知領域DAに不要な光が進入することを一層抑制できるので、粒子の検出精度を一層向上させることができる。
同様に、第2遮光体62(第1遮光壁62a)の大気排出孔36側の面は、外光を大気排出孔36に導くような形状となっている。具体的には、第2遮光体62(第1遮光壁62a)の大気排出孔36側の面は、外光を大気排出孔36に導くように反射する反射面である。
これにより、検知領域DAに不要な光が進入することを一層抑制できるので、粒子の検出精度を一層向上させることができる。
また、本実施の形態において、第1遮光体61は、検知領域DAに対向する開口を有する第2遮光壁61bと、第2遮光壁61bの開口を覆う第1遮光壁61aとからなる。また、第1遮光壁61aと第2遮光壁61bとは、加熱装置50から検知領域DAに向かう方向に並ぶように配置されており、かつ、粒子検出センサ1内に導入した大気を検知領域DAに導くことができるように設けられている。
これにより、ヒータ光や外光が検知領域DAに進入することを抑制しつつ、粒子検出センサ1内に導入した大気を検知領域DAにきちんと導くことができる。
また、本実施の形態において、第2遮光体62は、検知領域DAから大気排出孔36に向かう方向に並んで配置された複数の遮蔽壁(第1遮光壁62a、第2遮光壁62b、第3遮光壁62c)を有しており、かつ、これらの複数の遮蔽体は、粒子検出センサ1の内部の大気を大気排出孔36から排出できるように構成されている。
これにより、外光や迷光が検知領域DAに進入することを抑制しつつ、粒子検出センサ1から大気をきちんと排出することができる。
また、図1(d)に示すように、本実施の形態において、反射体40(受光領域32)は、粒子流路33内に伸びるように設けられており、反射体40(受光領域32)の一部が大気排出孔36及び第2遮光体62の第1遮光壁62aと検知領域DAとの間に存在している。つまり、反射体40(受光領域32)の一部が検知領域DAの鉛直上方に位置している。また、反射体40(受光領域32)の開口部は第2保護板82で覆われている。
これにより、粒子検出センサ1(筐体30)内に導入された粒子を含む大気は、第2保護板82にぶつかって第2保護板82付近で一旦滞留することになる。本実施の形態では、検知領域DAが第2保護板82付近に位置するように設定されているので、粒子を含む大気は、検知領域DAにおいて一旦滞留することになる。したがって、異なる粒子を含む大気を導入する場合であっても、検知領域DA付近で一定の速度にすることができるので、粒子の検出精度を一層向上させることができる。
ここで、図5を用いて、本実施の形態に係る粒子検出センサにおける投光素子10から出射して検知領域DAに向かう光の光路について説明する。図5は、その光路を説明するための図である。
図5に示すように、本実施の形態では、投光絞り部71における複数の光学絞りの各々の開口の先端を結ぶ仮想線71Lと、投光素子10から出射して検知領域DAに向かう光の輪郭線(ライン)10Lとが略平行となるように、光のラインが設計されている。具体的には、仮想線71Lと、投光素子10から出射して投光レンズ31aによって屈折する光の輪郭線10Lとが略平行である。つまり、投光素子10から出射して投光レンズ31aによって屈折する光は、投光絞り部71における複数の光学絞りの各々の開口の先端を結んでできる仮想空間領域の内側を通って検知領域DAに進行する。
これにより、設計外の光を確実に封じ込めることができるので、投光領域31において迷光が発生することを抑制できる。したがって、粒子の検出精度を一層向上させることができる。
また、投光反対絞り部72における複数の光学絞りの各々の開口の先端を結ぶ仮想線72Lと、投光素子10から出射して検知領域DAを通過する光の輪郭線(ライン)10Lとが略平行となるように、光のラインが設計されている。具体的には、仮想線72Lと、投光素子10から出射して検知領域DAを通って投光トラップ部34a内に進入する光の輪郭線10Lとが略平行である。つまり、投光素子10から出射して投光レンズ31aによって一旦検知領域DAで集光してから発散するように投光トラップ部34a内に進入する光は、投光反対絞り部72における複数の光学絞りの各々の開口の先端を結んでできる仮想空間領域の内側を通って投光トラップ部34aの奥に進入する。
これにより、設計外の光を確実に封じ込めることができるので、投光トラップ部34aにおいて迷光が発生することを抑制できる。したがって、粒子の検出精度を一層向上させることができる。
なお、受光反対絞り部73における複数の光学絞りについても、検知領域DAにおける粒子の散乱光に対して同様の構成にしてもよい。
また、同図に示すように、本実施の形態では、投光素子10から出射して検知領域DAに向かう光の輪郭線(ライン)10Lと反射体40の端面を結ぶ仮想線40Lとが略平行である。
これにより、感度を向上させることができるので、粒子の検出精度を一層向上させることができる。
(その他変形例等)
以上、本発明に係る粒子検出センサについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、大気導入孔35及び大気排出孔36は、鉛直方向における筐体30の上面及び底面に設けたが、これに限るものではない。図6に示す粒子検出センサ1Aのように、筐体30(図6では第1筐体部30a)の主面に大気導入孔35及び大気排出孔36を設けてもよい。本変形例でも、遮光体63は、第1遮光体61及び第2遮光体62と同様に、加熱装置50からの光及び外光の少なくとも一方を遮光するものであり、かつ、検知領域DAにおける粒子の散乱光が当該遮光体63に到達した場合に、当該散乱光が検知領域DAに反射することを抑制する形状となっている。なお、遮光体63には、第1遮光体61及び第2遮光体62の構成を適宜適用することができる。
また、上記実施の形態において、第1遮光体61は、ヒータ光及び外光の両方を遮光するとしたが、いずれか一方のみを遮光するように構成してもよい。この場合、第1遮光体61がヒータ光のみを遮蔽するヒータ光遮蔽体である場合、さらに、大気導入孔35からの外光を遮蔽する入口外光遮蔽体を別途設けてもよい。あるいは、第1遮光体61が大気導入孔35からの外光のみを遮蔽する入口外光遮蔽体である場合、さらに、ヒータ光を遮蔽するヒータ光遮蔽体を別途設けてもよい。
また、上記実施の形態において、受光領域32には反射体40を配置したが、受光領域32には、反射体40に代えてレンズを配置してもよい。具体的には、第2保護板82と受光素子20との間には集光レンズを配置してもよい。なお、集光レンズは、検知領域DAにおける粒子の散乱光を受光素子20に集光させる機能を有する。
また、上記実施の形態において、反射体40の内面の形状は、回転楕円体の回転面の一部としたが、これに限るものではなく、回転放物線等の円錐曲線の回転体の回転面の一部とすることもできる。この場合、円錐曲線としては、円ではなく、楕円、放物線及び双曲線の中から選ぶとよい。つまり、反射体の内面は、球体の曲面(球面)よりも、回転楕円体や回転放物線、回転双曲線の曲面(回転面)の一部にするとよい。反射体の内面が球面である場合、積分球のように拡散反射を利用すると、散乱光が何回も反射(多重反射)して減衰して、受光素子20に光があまり入らなくなる。例えば、主に正反射特性をもつ回転楕円体の場合と比べて、球体の場合は、1/100程度しか受光しなくなる。
また、上記実施の形態における粒子検出センサは、ダストセンサに搭載することができる。例えば、当該ダストセンサは、内蔵する粒子検出センサによってホコリの粒子を検知した場合、ホコリを検知したことを音や光によって報知したり表示部に表示したりする。
また、上記実施の形態における粒子検出センサは、煙感知器に搭載することができる。例えば、煙感知器は、内蔵する粒子検出センサによって煙の粒子を検知した場合、煙を検知したことを音や光によって報知したり表示部に表示したりする。
また、上記実施の形態における粒子検出センサ又は上記ダストセンサは、空気清浄機、換気扇又はエアコン等に搭載することができる。この場合、例えば、当該空気清浄機、換気扇又はエアコンは、内蔵する粒子検出センサによってホコリの粒子を検知した場合、単にホコリを検知したことを表示部に表示してもよいし、ファンを起動したりファンの回転速度を変更したり等のファンの制御を行ったりしてもよい。
また、上記実施の形態において、粒子を含む媒体は、大気(空気)としたが、大気以外の媒体(水等の液体)であってもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1A 粒子検出センサ
10 投光素子
11、21、51 リード線
20 受光素子
30 筐体
30a 第1筐体部
30b 第2筐体部
31 投光領域
31a 投光レンズ
32 受光領域
33 粒子流路
34a 投光トラップ部
34b 受光トラップ部
35 大気導入孔
36 大気排出孔
40 反射体
50 加熱装置(ヒータ)
61 第1遮光体(遮光体)
61a 第1遮光壁
61b 第2遮光壁
62 第2遮光体(遮光体)
62a 第1遮光壁
62b 第2遮光壁
62c 第3遮光壁
63 遮光体
71 投光絞り部
72 投光反対絞り部
73 受光反対絞り部
81 第1保護板
82 第2保護板

Claims (20)

  1. 投光素子と、
    検知領域における粒子による前記投光素子の光の散乱光を受光する受光素子と、
    大気を加熱するヒータと、
    前記ヒータから放出されるヒータ光及び外光の少なくとも一方を遮光する遮光体とを備え、
    前記遮光体は、前記散乱光が当該遮光体に到達した場合に、当該散乱光が前記検知領域に反射することを抑制する形状を有する
    粒子検出センサ。
  2. 前記遮光体は、前記散乱光を反射する反射面を有し、
    前記反射面は、前記散乱光を前記検知領域以外の方向に反射させる形状である
    請求項1に記載の粒子検出センサ。
  3. さらに、当該粒子検出センサの内部に大気を導入するための大気導入孔を備え、
    前記反射面は、前記散乱光を前記大気導入孔に導く形状である
    請求項2に記載の粒子検出センサ。
  4. 前記反射面は、湾曲面である
    請求項2又は3に記載の粒子検出センサ。
  5. 前記ヒータは、前記検知領域の鉛直下方に配置されており、
    前記遮光体は、前記ヒータ光を遮蔽するヒータ光遮蔽体であり、前記ヒータと前記検知領域との間に配置されている
    請求項1又は2に記載の粒子検出センサ。
  6. さらに、当該粒子検出センサの内部に大気を導入するための大気導入孔を備え、
    前記遮光体の前記ヒータ側の面は、前記ヒータ光を前記大気導入孔に導く形状である
    請求項5に記載の粒子検出センサ。
  7. 前記遮光体は、前記大気導入孔を介して当該粒子検出センサの外部から内部に進入する外光も遮蔽する
    請求項5又は6に記載の粒子検出センサ。
  8. さらに、
    当該粒子検出センサの内部の大気を外部に排出するための大気排出孔と、
    前記大気排出孔を介して当該粒子検出センサの外部から内部に進入する外光を遮光する出口外光遮蔽体とを備える
    請求項5〜7のいずれか1項に記載の粒子検出センサ。
  9. 前記遮光体は、前記ヒータから前記検知領域に向かう方向に並んで配置された第1遮光壁と第2遮光壁とを有し、
    前記第2遮光壁は、前記検知領域に対向する開口を有し、
    前記第1遮光壁は、前記開口を覆うように設けられている
    請求項5〜8のいずれか1項に記載の粒子検出センサ。
  10. さらに、当該粒子検出センサの内部に大気を導入するための大気導入孔を備え、
    前記遮光体は、前記大気導入孔を介して当該粒子検出センサの外部から内部に進入する外光を遮蔽する入口外光遮蔽体である
    請求項1又は2に記載の粒子検出センサ。
  11. 前記遮光体の前記大気導入孔側の面は、前記外光を前記大気導入孔に導く形状である
    請求項10に記載の粒子検出センサ。
  12. さらに、当該粒子検出センサの内部の大気を外部に排出するための大気排出孔を備え、
    前記遮光体は、前記大気排出孔を介して当該粒子検出センサの外部から内部に進入する外光を遮光する出口外光遮蔽体である
    請求項1又は2に記載の粒子検出センサ。
  13. 前記遮光体の前記大気排出孔側の面は、前記外光を前記大気排出孔に導く形状である
    請求項12に記載の粒子検出センサ。
  14. さらに、前記散乱光を反射して当該散乱光を前記受光素子に導く反射体を備え、
    前記遮光体は、前記反射体である
    請求項12又は13に記載の粒子検出センサ。
  15. 前記遮光体は、前記検知領域から前記大気排出孔に向かう方向に並んで配置された複数の遮蔽壁を有し、
    前記複数の遮蔽体は、当該粒子検出センサの内部の大気を前記大気排出孔から排出できるように構成されている
    請求項12〜14のいずれか1項に記載の粒子検出センサ。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の粒子検出センサを搭載している
    ダストセンサ。
  17. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の粒子検出センサを搭載している
    煙感知器。
  18. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の粒子検出センサ、又は、請求項16に記載のダストセンサを搭載している
    空気清浄機。
  19. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の粒子検出センサ、又は、請求項16に記載のダストセンサを搭載している
    換気扇。
  20. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の粒子検出センサ、又は、請求項16に記載のダストセンサを搭載している
    エアコン。
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