JP2017026410A - 磁気式酸素分析計 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価かつ小型の構成でノイズによる影響を極力除去し、サンプルガスに対する酸素濃度の検出感度を向上させるような磁気式酸素分析計を提供する。【解決手段】測定用センサユニット300は、瞬時の圧力変動を吸収した補助ガスを測定用流量センサ114へ流す測定側補助ガスバッファスペース115および基準側補助ガスバッファスペース116と、流路体積を調整する測定側補助ガス絞り調整機構117および基準側補助ガス絞り調整機構118と、を備える磁気式酸素分析計1とした。【選択図】図1

Description

本発明は、サンプルガスに含まれる酸素ガスの濃度を測定する磁気式酸素分析計に関する。
磁気式酸素分析計は、酸素分子が磁力に吸引される性質を利用してサンプルガスに含まれる酸素ガスの濃度を測定する装置である。このような磁気式酸素分析計の先行技術について図を参照しつつ説明する。
まず、磁気式酸素分析計の測定原理について、図4(a),(b),(c)を参照しつつ説明する(特許文献1の図3)。図4(a)は、酸素分子を含むガス中に磁界を発生させる手段(磁石)を配置したときの酸素分子と磁界の関係を示す。図4(b)に示すように、磁界が強く、且つその強さが変化しているところ(不均一の磁界になっている磁極の端部)に酸素分子を引き付ける力が作用し、酸素分子が磁界中を移動する。さらに磁極の端部で右向きの力と左向きの力が押し合ってバランスし、酸素分子は磁界の影響を受けて引き付けられ、磁界(磁石のギャップ)内へ移動する。これにより、図4(c)に示すように、磁界内では、引き付けられた酸素分子の圧力(濃度)が磁界の外と比較して高くなる。
上述した測定原理を採用した先行技術の磁気式酸素分析計を図5に示す。この先行技術の磁気式酸素分析計は、サンプルガスが流れるサンプルセル100と、サンプルガスに含まれている酸素ガスの濃度を検出するための検出信号を出力する検出回路200と、を備えている。
セル本体101の内部にサンプル流路102を備える。そして、このサンプル流路102の軸方向の一端側に連通して設けられて外部プロセスからサンプルガスが流入するサンプルガス流入口103と、このサンプルガス流入口103の反対側であってサンプル流路102の軸方向の他端側に連通して設けられたサンプルガス流出口104とを備える。
補助ガスを供給する補助ガス供給流路105は、測定側補助ガス供給流路106および基準側補助ガス供給流路107に分岐点P0で連通する。
また、測定側補助ガス供給流路106は、測定側補助ガス流路108および測定側補助ガス検出用流路112に分岐点P1で連通する。
また、基準側補助ガス供給流路107は、基準側補助ガス流路109および基準側補助ガス検出用流路113に分岐点P2で連通する。
測定側補助ガス流路108の測定側補助ガス流出口110がサンプルガス流出口104の付近でサンプル流路102と連通する。また、基準側補助ガス流路109の基準側補助ガス流出口111がサンプルガス流出口104の付近でサンプル流路102と連通する。これら測定側補助ガス流出口110および基準側補助ガス流出口111は、サンプル流路102の流れ方向に直交する方向であって、互いに対向するように配置されている。
また、測定側補助ガス流出口110の付近のサンプル流路102に磁界領域Mfを形成するポールピース(不図示)を備える。
測定側補助ガス供給流路106および測定側補助ガス流路108により形成される流路は、基準側補助ガス供給流路107および基準側補助ガス流路109により形成される流路と等距離であり、補助ガス供給流路105に流れてきた補助ガスを分流して測定側補助ガス流出口110および基準側補助ガス流出口111からサンプル流路102に同一流量で供給する。
そして測定側補助ガス供給流路106および測定側補助ガス検出用流路112により形成される流路は、基準側補助ガス供給流路107および基準側補助ガス検出用流路113により形成される流路と等距離であり、補助ガス供給流路105に流れてきた補助ガスを分流して測定用流量センサ114の両端に同一流量で供給する。この測定用流量センサ114は熱型流量センサ(マスフローセンサ)であり、検出回路200に接続されている。
検出回路200は、測定側補助ガス検出用流路112と基準側補助ガス検出用流路113との間の補助ガスの流れの増減に基づく信号を、測定用流量センサ114から受信して増幅することで、サンプルガス中の酸素ガスの量(酸素濃度)を測定する。
このような従来技術の磁気式酸素分析計では、サンプルガス流入口103から流入するサンプルガスF1は、サンプルガスF11やF12というように、サンプル流路102全体を流通したのち、サンプルガス流出口104から流出される。
また、補助ガス供給流路105から供給された補助ガスは、分岐点P0で測定側補助ガス供給流路106および基準側補助ガス供給流路107の二方向に分流し、さらに分岐点P1,P2で二方向に分流する。
このうち、分岐点P1,P2から測定側補助ガス流路108や基準側補助ガス流路109をそれぞれ経由する補助ガスは、その後、測定側補助ガス流出口110や基準側補助ガス流出口111から補助ガスF21,F22として流出する。補助ガスF21,F22は、サンプル流路102を流れるサンプルガスF11,F12と合流する。この合流したサンプルガスF1と補助ガスF2がサンプルガス流出口104へ流れる。
また、分岐点P1,P2から測定側補助ガス検出用流路112および基準側補助ガス検出用流路113を経由する補助ガスにより、測定用流量センサ114で流量が測定される。ここで、二箇所の分岐点P1,P2で圧力が同じであるならば、測定側補助ガス検出用流路112や基準側補助ガス検出用流路113に補助ガスが流れないため、流量が測定されないことになる。
このサンプルセル100では、サンプルガスの流れに対して垂直(例えば図5の紙面に対して垂直に裏表に向かう方向)であって測定側補助ガス流出口110の付近で磁界が印加されており、磁界領域Mfが形成されている。他方の基準側補助ガス流出口111の近傍には磁界は印加されておらず、磁界領域は形成されていない。
上記のように酸素(常磁性の気体)は磁界の強い方に引き付けられ、その部分の圧力が上昇するという性質がある。サンプルガス中に酸素分子が含まれていない場合、サンプルガスF11が磁界領域Mfを流れても酸素分子は引き寄せられず、圧力は上昇しない。したがって、測定側補助ガス流路108および基準側補助ガス流路109のそれぞれから補助ガスF21,F22が流出する際の流体抵抗は同じになるため、二箇所の分岐点P1,P2で圧力が同じになり、測定用流量センサ114には補助ガスの流量変化が生じない。このため、検出回路200の出力は零になる。この出力が零のときは酸素がないものと検出する。
一方、サンプルガス中に酸素分子が含まれている場合、磁界領域MfにサンプルガスF11が流れると、測定側補助ガス流出口110付近で酸素分子が引き付けられ、酸素の凝集圧により圧力が上昇する。そのため、測定側補助ガス流出口110からサンプル流路102へ補助ガスF21が流出する際の流体抵抗が増大し、流出量が減少する。逆に基準側補助ガス流出口111の付近では磁界領域Mfが印加されていないため補助ガスF22が流出する際の流体抵抗は増大しない。補助ガスF21,F22が流出する際の流体抵抗が異なり、図5で示す分岐点P2の圧力よりも分岐点P1の圧力が高くなる。
これにより、測定側補助ガス供給流路106および基準側補助ガス供給流路107に分岐点P0で、分岐する際の分流比が変化し、測定側補助ガス供給流路106から測定側補助ガス検出用流路112を流れる補助ガスの流量と、基準側補助ガス供給流路107から基準側補助ガス検出用流路113を流れる補助ガスの流量に差が生じ、測定側補助ガス検出用流路112から基準側補助ガス検出用流路113へ補助ガスが流れ、測定用流量センサ114には補助ガスの流量の変化が生じる。検出回路200はこの変化を検出して出力する。この出力の変化があるときは酸素があることが検出される。また、変化量の大きさに基づいて濃度が検出される。
特開2004−325098(図3)
酸素ガスが磁界領域Mfへ吸引されることに伴ってサンプル流路102でガス膨張が生じる。そして、測定側補助ガス流路108および測定側補助ガス検出用流路112や基準側補助ガス流路109および基準側補助ガス検出用流路113は、このガス膨張に伴うマスフローを伝達する。このようなサンプルガスの変化により、補助ガスの圧力や流量が変化する。
また、外部プロセスからサンプル流路102へ流入するサンプルガスも一定圧力の静的なガスではなく、圧力や流量が振動的に変化するような動的なガスである。このようなサンプルガスの変化により、やはり補助ガスの圧力や流量が変化する。
さらに、磁気式酸素分析計が受ける機械的な振動によりサンプルガスや補助ガスへ振動が伝わって圧力や流量を変化させることもある。
そこで、磁気式酸素分析計では、測定用流量センサ114とセル本体101を接続する測定側補助ガス流路108や測定側補助ガス検出用流路112、および、基準側補助ガス流路109や基準側補助ガス検出用流路113を対称構造としており、上記のような補助ガスの圧力や流量の変化を測定用センサユニット114の両側でほとんど同じとなるよう流入させて変化を相殺している。
加えて、先行技術の磁気式酸素分析計では、このような補助ガスの圧力や流量の変化に伴うノイズによる影響を受けても、最低測定レンジとしては0−2%から1%程度の濃度測定が一般的であってノイズの影響が軽微であり、検出に問題は生じていなかった。
しかしながら、1%以下の低濃度域を測定するためには、センサ等の高感度化に伴うS/N確保だけでなく、サンプルガスや補助ガスの圧力や流れの振動が起こすノイズの影響をさらに低減する必要性が知見された。これらサンプルガスや補助ガスの圧力や流れの振動が起こすノイズの影響に配慮した磁気式酸素分析計を提供するという課題については着目されていなかった。
また、上記のように測定側補助ガス流路108や測定側補助ガス検出用流路112、および、基準側補助ガス流路109や基準側補助ガス検出用流路113を対称構造としたとき、測定用流量センサ114で検出されるノイズ成分の相殺が見込める。
しかしながら、加工上のバラツキや、組立時の接着剤の塗布など、流路を非対称にする要因があり、部品の加工精度を向上させても組立後の流路体積は完全に対称にならないという課題が知見された。この機械的要因による流路体積の非対称性が起こすノイズの影響に配慮した磁気式酸素分析計を提供するという課題については着目されていなかった。
そこで、本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、安価かつ小型の構成でノイズによる影響を極力除去し、サンプルガスに対する酸素濃度の検出感度を向上させるような磁気式酸素分析計を提供することにある。
本発明の請求項1に係る磁気式酸素分析計は、
サンプル流路と、
前記サンプル流路の両端に形成されたサンプルガス流入口およびサンプルガス流出口と、
補助ガスが供給される補助ガス供給流路から分岐して補助ガスが流れる測定側補助ガス供給流路および基準側補助ガス供給流路と、
前記測定側補助ガス供給流路から分岐して補助ガスが流れる測定側補助ガス検出用流路および測定側補助ガス流路と、
前記基準側補助ガス供給流路から分岐して補助ガスが流れる基準側補助ガス検出用流路および基準側補助ガス流路と、
前記サンプルガス流出口側の前記サンプル流路に互いに対向して設けられて補助ガスを流出させる前記測定側補助ガス流路の測定側補助ガス流出口および前記基準側補助ガス流路の基準側補助ガス流出口と、
前記測定側補助ガス検出用流路および前記基準側補助ガス検出用流路の両側から補助ガスが流入する測定用流量センサが両方の補助ガスの差の流量に応じた検出信号を出力する測定用センサユニットと、
を備え、前記測定側補助ガス流出口の近くの前記サンプル流路に形成した磁界領域へ酸素分子を引き付けたときの磁気圧力の上昇により生じる前記測定側補助ガス検出用流路および前記測定側補助ガス流路の流量変化を前記測定用センサユニットが検出することによって、前記サンプルガスの酸素濃度を分析する磁気式酸素分析計において、
前記測定用センサユニットは、
前記測定側補助ガス検出用流路の途中に形成されて瞬時の圧力変動を吸収した補助ガスを前記測定用流量センサへ流す測定側補助ガスバッファスペースと、
前記基準側補助ガス検出用流路の途中に形成されて瞬時の圧力変動を吸収した補助ガスを前記測定用流量センサへ流す基準側補助ガスバッファスペースと、
前記測定側補助ガス検出用流路の流路体積を調整する測定側補助ガス絞り調整機構と、
前記基準側補助ガス検出用流路の流路体積を調整する基準側補助ガス絞り調整機構と、
を備えることを特徴とする磁気式酸素分析計とした。
また、本発明の請求項2に係る磁気式酸素分析計は、
サンプル流路と、
前記サンプル流路の両端に形成されたサンプルガス流入口およびサンプルガス流出口と、
補助ガスが供給される補助ガス供給流路から分岐して補助ガスが流れる測定側補助ガス供給流路および基準側補助ガス供給流路と、
前記測定側補助ガス供給流路から分岐して補助ガスが流れる測定側補助ガス検出用流路および測定側補助ガス流路と、
前記基準側補助ガス供給流路から分岐して補助ガスが流れる基準側補助ガス検出用流路および基準側補助ガス流路と、
前記サンプルガス流出口側の前記サンプル流路に互いに対向して設けられて補助ガスを流出させる前記測定側補助ガス流路の測定側補助ガス流出口および前記基準側補助ガス流路の基準側補助ガス流出口と、
前記測定側補助ガス検出用流路および前記基準側補助ガス検出用流路の両側から補助ガスが流入する測定用流量センサが両方の補助ガスの差の流量に応じた検出信号を出力する測定用センサユニットと、
を備え、前記測定側補助ガス流出口の近くの前記サンプル流路に形成した磁界領域へ酸素分子を引き付けたときの磁気圧力の上昇により生じる前記測定側補助ガス検出用流路および前記測定側補助ガス流路の流量変化を前記測定用センサユニットが検出することによって、前記サンプルガスの酸素濃度を分析する磁気式酸素分析計において、
前記測定用センサユニットと同一形状であって、一端で連通する測定側補償ガス検出用流路および基準側補償ガス検出用流路を有し、前記測定側補償ガス検出用流路および前記基準側補償ガス検出用流路の他端から補償ガスが流入する補償用流量センサが両方の補償ガスの差の流量に応じた検出信号を出力する補償用センサユニットを備えることを特徴とする磁気式酸素分析計とした。
また、本発明の請求項3に係る磁気式酸素分析計は、
請求項2に記載の磁気式酸素分析計において、
前記測定用センサユニットは、
前記測定側補助ガス検出用流路の途中に形成されて瞬時の圧力変動を吸収した補助ガスを前記測定用流量センサへ流す測定側補助ガスバッファスペースと、
前記基準側補助ガス検出用流路の途中に形成されて瞬時の圧力変動を吸収した補助ガスを前記測定用流量センサへ流す基準側補助ガスバッファスペースと、
を備え、また、前記補償用センサユニットは、
前記測定側補償ガス検出用流路の途中に形成されて瞬時の圧力変動を吸収した補償ガスを前記補償用流量センサへ流す測定側補償ガスバッファスペースと、
前記基準側補償ガス検出用流路の途中に形成されて瞬時の圧力変動を吸収した補償ガスを前記補償用流量センサへ流す基準側補償ガスバッファスペースと、
を備えることを特徴とする磁気式酸素分析計とした。
また、本発明の請求項4に係る磁気式酸素分析計は、
請求項2または請求項3に記載の磁気式酸素分析計において、
前記測定用センサユニットは、
前記測定側補助ガス検出用流路の流路体積を調整する測定側補助ガス絞り調整機構と、
前記基準側補助ガス検出用流路の流路体積を調整する基準側補助ガス絞り調整機構と、
を備え、また、前記補償用センサユニットは、
前記測定側補償ガス検出用流路の流路体積を調整する測定側補償ガス絞り調整機構と、
前記基準側補償ガス検出用流路の流路体積を調整する基準側補償ガス絞り調整機構と、
を備えることを特徴とする磁気式酸素分析計とした。
本発明によれば、安価かつ小型の構成でノイズによる影響を極力除去し、サンプルガスに対する酸素濃度の検出感度を向上させるような磁気式酸素分析計を提供することができる。
本発明を実施するための第1の形態の磁気式酸素分析計のガス流路系および測定系の説明図である。 センサユニットの説明図であり、図2(a)は測定用センサユニットのブロック図、図2(b)は測定用センサユニットの内部断面図、図2(c)は補償用センサユニットのブロック図である。 磁気式酸素分析計の第2の形態の機械構造の説明図であり、図3(a)は側面図、図3(b)は正面図、図3(c)は底面図である。 磁気式酸素分析計の測定原理を示す図である。 従来技術の磁気式酸素分析計の説明図である。
本発明を実施するための形態に係る第1の磁気式酸素分析計について図1,図2を参照しつつ以下に説明する。磁気式酸素分析計1は、図1に示すように、サンプルセル10、検出回路200を備えている。図5を用いて説明した従来技術のサンプルセル100と比較すると、特に図1,図2(a),(b)に示すように、サンプルセル100内に、さらに測定用センサユニット300を設けたことが新規な点である。以下、従来技術のサンプルセル100と同じ構成については同じ符号を付すとともに重複する説明を省略し、測定用センサユニット300について説明する。
続いて、この測定用センサユニット300の詳細について説明する。測定用センサユニット300は、図1や図2(a),(b)に示すように、測定側補助ガス検出用流路112、基準側補助ガス検出用流路113、熱型流量センサ(マスフローセンサ)である測定用流量センサ114に加え、新たに測定側補助ガスバッファスペース115、基準側補助ガスバッファスペース116、測定側補助ガス絞り調整機構117、基準側補助ガス絞り調整機構118を備える。また、先行技術のサンプルセル100でも用いられているユニット本体119、蓋部120、端子121も備える。
容積が大きい空間である測定側補助ガスバッファスペース115を測定側補助ガス検出用流路112の途中に形成し、また、測定側補助ガスバッファスペース115とほぼ同じ容積の空間である基準側補助ガスバッファスペース116を基準側補助ガス検出用流路113の途中に形成する。また、位置的には分岐点P0から等距離に形成する。例えば、図2(b)に示すように、測定用流量センサ114が配置されるユニット本体119の空間に対し、測定用流量センサ114を仕切りとして空間を二等分した状態で蓋部120により封止し、測定側補助ガスバッファスペース115および基準側補助ガスバッファスペース116を形成しても良い。そして、端子121を介して測定用流量センサ114からの検出信号を出力する。
これら測定側補助ガスバッファスペース115および基準側補助ガスバッファスペース116は、測定用流量センサ114に到達する補助ガスのうち、サンプルガス自体の振動や機械的に伝わる振動に起因して生じる圧力や流量の振動的な変化を吸収し、測定用流量センサ114にノイズを伝達しにくくする効果がある。
また、測定側補助ガス絞り調整機構117および基準側補助ガス絞り調整機構118は、測定側補助ガス検出用流路112および基準側補助ガス検出用流路113の流路体積が等しくなるように微調整を可能にする絞りである。例えば、図2(b)で示すように先端が流路に接するような送りネジを形成し、ネジの位置により流路体積を変化させるような機構である。
これにより、機械的要因による流路体積の非対称性が調整される。測定側補助ガスバッファスペース115も含む測定側補助ガス検出用流路112の流路体積と、基準側補助ガスバッファスペース116も含む基準側補助ガス検出用流路113の流路体積と、が等しくなり、機械的要因による流路の非対称性が起こすノイズの影響を低減する。
したがって、これら効果が相乗的に相俟って、圧力や流量の振動的な変化によるノイズや機械的要因による流路の非対称性が起こすノイズを低減し、ノイズ成分を大幅に除去した検出を可能としている。このような測定用センサユニット300を設けた磁気式酸素分析計1とする。
続いて本発明の第2の実施形態について説明する。この形態は、第1の形態に加えて、図2(c),図3のような補償用センサユニット400を新たに追加したことが新規な点である。以下、第1の形態と同様に、先行技術のサンプルセル100と同じ構成については同じ符号を付すとともに重複する説明を省略し、測定用センサユニット300や補償用センサユニット400について説明する。
まず、この補償用センサユニット400の詳細について説明する。補償用センサユニット400は、名称は異なるが測定用センサユニット300と同じ構成・同じ材料・同じ寸法という条件で構成するものであり、図2(c)や図3に示すように、測定側補償ガス検出用流路401、基準側補償ガス検出用流路402、熱型流量センサ(マスフローセンサ)である補償用流量センサ403、測定側補償ガスバッファスペース404、基準側補償ガスバッファスペース405、測定側補償ガス絞り調整機構406、基準側補償ガス絞り調整機構407を備える。そして、測定側補償ガス検出用流路401と基準側補償ガス検出用流路402とが連通して閉鎖流路を形成している。
検出用センサユニット300と条件を同じくするため、測定側補償ガスバッファスペース404、基準側補償ガスバッファスペース405は、図2(b)で示す形態と同じ形態であり、測定側補助ガスバッファスペース115、基準側補助ガスバッファスペース116と同じ容積となるように形成する。
また、測定側補償ガス絞り調整機構406および基準側補償ガス絞り調整機構407は、測定側補償ガス検出用流路401および基準側補償ガス検出用流路402の流路体積が等しくなるように微調整を可能にする絞りであり、図2(b)で示すネジと同等の機構により形成される。これにより測定側補償ガスバッファスペース404も含む測定側補償ガス検出用流路401の流路体積と、基準側補償ガスバッファスペース405も含む基準側補償ガス検出用流路402の流路体積と、が等しくなり、機械的要因による流路体積の非対称性が起こすノイズを低減する。
このような補償用センサユニット400は、サンプルガスや補助ガスから独立した閉鎖流路を形成するため、補償用センサユニット400が検出したノイズ信号には、磁気式酸素分析計が受ける機械的な振動によるノイズは含まれるが、サンプルガスや補助ガスの圧力や流量の変化によるノイズ成分は含まれていない。測定用センサユニット300が検出した検出信号から補償用センサユニット400が検出した検出信号を差し引いた信号は、機械的振動によるノイズが相殺された信号であり、ノイズ成分が減少した検出信号を用いることで酸素濃度の微弱な変化も検出できる。このように外部振動等の影響を最小にする。
このような磁気式酸素分析計2は、図3で示すように、コイル123、124を貫通する略コ字状のマグネットコア122の両端に磁界形成部125,126が磁気的に接続されている。これら磁界形成部125,126の端部により挟まれる空間は、図1に示す磁界領域Mfをサンプル流路102中に形成する。そして測定用センサユニット300、補償用センサユニット400が同一の固定ブロック127,128により隣接するように取り付けられる。
これにより、外部振動等の影響が両センサにほぼ同等に伝わって同程度のノイズを検出するため、測定用センサユニット300が検出した検出信号から補償用センサユニット400が検出した検出信号を差し引いた信号は、機械的振動によるノイズが除かれた信号となり、正確な検出を可能とする。
以上、本発明の第1,第2の実施形態について説明した。本発明では、まず、測定側補助ガスバッファスペース115および基準側補助ガスバッファスペース116により、周囲の機械的な振動や、サンプルガスや補助ガスの圧力や流れの振動などの外乱要因による影響を少なくしている。
また、測定側補助ガス検出用流路112や基準側補助ガス検出用流路113内に測定側補助ガス絞り調整機構117や基準側補助ガス絞り調整機構118が設けられて、流路体積が等しくなるような微調整を可能にした。これにより相殺効果が向上し、測定外乱の影響を受けにくい、安定した濃度測定が可能となる。
また、これらのような測定用センサユニット300と補償用センサユニット400を隣接するように配置したため、微小な振動の影響を測定用センサユニット300と補償用センサユニット400がともに等しく検出し、相殺することで正確な補償が可能となる。これら効果が相乗的に相俟って、微小な信号を扱う低濃度領域の酸素ガスの安定的な分析に寄与する。
本発明の磁気式酸素分析計は、一例を挙げれば、加熱炉・触媒再生塔[石油・科学分野]、アンモニアプラント・電解プラント[化学]、熱風炉・転炉[鉄鋼]、焼鈍炉・加熱炉[非鉄金属]、ゴミ消却炉・汚泥焼却炉[環境]の分野など、酸素濃度の測定を必要とする各種分野で有用である。
1,2:磁気式酸素分析計
10,100:サンプルセル
101:セル本体
102:サンプル流路
103:サンプルガス流入口
104:サンプルガス流出口
105:補助ガス供給流路
106:測定側補助ガス供給流路
107:基準側補助ガス供給流路
108:測定側補助ガス流路
109:基準側補助ガス流路
110:測定側補助ガス流出口
111:基準側補助ガス流出口
112:測定側補助ガス検出用流路
113:基準側補助ガス検出用流路
114:測定用流量センサ
115:測定側補助ガスバッファスペース
116:基準側補助ガスバッファスペース
117:測定側補助ガス絞り調整機構
118:基準側補助ガス絞り調整機構
119:ユニット本体
120:蓋部
121:端子
122:マグネットコア
123,124:コイル
125,126:磁界形成部
127,128:固定ブロック
200:検出回路
300:測定用センサユニット
400:補償用センサユニット
401:測定側補償ガス検出用流路
402:基準側補償ガス検出用流路
403:補償用流量センサ
404:測定側補償ガスバッファスペース
405:基準側補償ガスバッファスペース
406:測定側補償ガス絞り調整機構
407:基準側補償ガス絞り調整機構

Claims (4)

  1. サンプル流路と、
    前記サンプル流路の両端に形成されたサンプルガス流入口およびサンプルガス流出口と、
    補助ガスが供給される補助ガス供給流路から分岐して補助ガスが流れる測定側補助ガス供給流路および基準側補助ガス供給流路と、
    前記測定側補助ガス供給流路から分岐して補助ガスが流れる測定側補助ガス検出用流路および測定側補助ガス流路と、
    前記基準側補助ガス供給流路から分岐して補助ガスが流れる基準側補助ガス検出用流路および基準側補助ガス流路と、
    前記サンプルガス流出口側の前記サンプル流路に互いに対向して設けられて補助ガスを流出させる前記測定側補助ガス流路の測定側補助ガス流出口および前記基準側補助ガス流路の基準側補助ガス流出口と、
    前記測定側補助ガス検出用流路および前記基準側補助ガス検出用流路の両側から補助ガスが流入する測定用流量センサが両方の補助ガスの差の流量に応じた検出信号を出力する測定用センサユニットと、
    を備え、前記測定側補助ガス流出口の近くの前記サンプル流路に形成した磁界領域へ酸素分子を引き付けたときの磁気圧力の上昇により生じる前記測定側補助ガス検出用流路および前記測定側補助ガス流路の流量変化を前記測定用センサユニットが検出することによって、前記サンプルガスの酸素濃度を分析する磁気式酸素分析計において、
    前記測定用センサユニットは、
    前記測定側補助ガス検出用流路の途中に形成されて瞬時の圧力変動を吸収した補助ガスを前記測定用流量センサへ流す測定側補助ガスバッファスペースと、
    前記基準側補助ガス検出用流路の途中に形成されて瞬時の圧力変動を吸収した補助ガスを前記測定用流量センサへ流す基準側補助ガスバッファスペースと、
    前記測定側補助ガス検出用流路の流路体積を調整する測定側補助ガス絞り調整機構と、
    前記基準側補助ガス検出用流路の流路体積を調整する基準側補助ガス絞り調整機構と、
    を備えることを特徴とする磁気式酸素分析計。
  2. サンプル流路と、
    前記サンプル流路の両端に形成されたサンプルガス流入口およびサンプルガス流出口と、
    補助ガスが供給される補助ガス供給流路から分岐して補助ガスが流れる測定側補助ガス供給流路および基準側補助ガス供給流路と、
    前記測定側補助ガス供給流路から分岐して補助ガスが流れる測定側補助ガス検出用流路および測定側補助ガス流路と、
    前記基準側補助ガス供給流路から分岐して補助ガスが流れる基準側補助ガス検出用流路および基準側補助ガス流路と、
    前記サンプルガス流出口側の前記サンプル流路に互いに対向して設けられて補助ガスを流出させる前記測定側補助ガス流路の測定側補助ガス流出口および前記基準側補助ガス流路の基準側補助ガス流出口と、
    前記測定側補助ガス検出用流路および前記基準側補助ガス検出用流路の両側から補助ガスが流入する測定用流量センサが両方の補助ガスの差の流量に応じた検出信号を出力する測定用センサユニットと、
    を備え、前記測定側補助ガス流出口の近くの前記サンプル流路に形成した磁界領域へ酸素分子を引き付けたときの磁気圧力の上昇により生じる前記測定側補助ガス検出用流路および前記測定側補助ガス流路の流量変化を前記測定用センサユニットが検出することによって、前記サンプルガスの酸素濃度を分析する磁気式酸素分析計において、
    前記測定用センサユニットと同一形状であって、一端で連通する測定側補償ガス検出用流路および基準側補償ガス検出用流路を有し、前記測定側補償ガス検出用流路および前記基準側補償ガス検出用流路の他端から補償ガスが流入する補償用流量センサが両方の補償ガスの差の流量に応じた検出信号を出力する補償用センサユニットを備えることを特徴とする磁気式酸素分析計。
  3. 請求項2に記載の磁気式酸素分析計において、
    前記測定用センサユニットは、
    前記測定側補助ガス検出用流路の途中に形成されて瞬時の圧力変動を吸収した補助ガスを前記測定用流量センサへ流す測定側補助ガスバッファスペースと、
    前記基準側補助ガス検出用流路の途中に形成されて瞬時の圧力変動を吸収した補助ガスを前記測定用流量センサへ流す基準側補助ガスバッファスペースと、
    を備え、また、前記補償用センサユニットは、
    前記測定側補償ガス検出用流路の途中に形成されて瞬時の圧力変動を吸収した補償ガスを前記補償用流量センサへ流す測定側補償ガスバッファスペースと、
    前記基準側補償ガス検出用流路の途中に形成されて瞬時の圧力変動を吸収した補償ガスを前記補償用流量センサへ流す基準側補償ガスバッファスペースと、
    を備えることを特徴とする磁気式酸素分析計。
  4. 請求項2または請求項3に記載の磁気式酸素分析計において、
    前記測定用センサユニットは、
    前記測定側補助ガス検出用流路の流路体積を調整する測定側補助ガス絞り調整機構と、
    前記基準側補助ガス検出用流路の流路体積を調整する基準側補助ガス絞り調整機構と、
    を備え、また、前記補償用センサユニットは、
    前記測定側補償ガス検出用流路の流路体積を調整する測定側補償ガス絞り調整機構と、
    前記基準側補償ガス検出用流路の流路体積を調整する基準側補償ガス絞り調整機構と、
    を備えることを特徴とする磁気式酸素分析計。
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