JP2015090349A - 磁気式酸素分析計及び磁気式酸素分析計用センサユニット - Google Patents

磁気式酸素分析計及び磁気式酸素分析計用センサユニット Download PDF

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Abstract

【課題】製作コストの低減化を図りながら測定ガス中の酸素濃度を高感度で測定する。【解決手段】サンプル流路20と、このサンプル流路の両端に形成された測定ガス入口4及び測定ガス出口5と、測定ガス出口側のサンプル流路に互いに対向して設けられた第1補助ガス流入口6及び第2補助ガス流入口7と、第1及び第2補助ガス流入口に接続された補助ガス流路9,10と、第1補助ガス流入口側の補助ガス流路及び第2補助ガス流入口側の補助ガス流路を連通したバイパス流路21a,21bと、バイパス流路の途中に配置された流量センサ12と、を備えた磁気式酸素分析計であり、流量センサから第1補助ガス流入口までの前記補助ガスが流れる流路体積と、流量センサから第2補助ガス流入口までの補助ガスが流れる流路体積とを調整可能とする流路体積調整手段23,24を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、磁気式酸素分析計及び磁気式酸素分析計用センサユニットに関する。
磁気式酸素分析計の測定原理について、図3(A)〜(C)を参照して説明する(例えば特許文献1を参照)。
図3(A)は、酸素を含むガス中に磁界を発生させる手段(磁石)を配置したときの酸素分子と磁界の関係を示したものである。図3(B)に示すように、磁界が強く、且つその強さが変化しているところ(不均一の磁界になっている磁極の端部)に酸素を引き付ける力が作用し、磁極の端部で右向きの力と左向きの力が押し合ってバランスし、酸素分子は磁界の影響を受けて引き付けられ、磁界(磁石のギャップ)内へ移動する。これにより、図3(C)に示すように、磁界内では、引き付けられた酸素の圧力(濃度)が磁界の外と比較して高くなる。
上述した測定原理を採用した磁気式酸素分析計として、図4に示す装置が知られている。図4の磁気式酸素分析計は、測定ガスを流す流路を備えたサンプルセル1と、測定ガスに含まれている酸素濃度を検出する検出回路2と、を備えている。検出回路2は、サンプルセル1内に設置した熱線センサで構成した流量センサ12からの信号に基づいて、測定ガス中の酸素濃度を検出する。
サンプルセル1は、サンプル流路3と、このサンプル流路3の軸方向の一端側に連通して設けた測定ガス導入口4と、サンプル流路3の軸方向の他端側に連通して設けた測定ガス導出口5と、測定ガス導出口5側のサンプル流路3に連通し、このサンプル流路3の軸方向に直交する径方向から互いに対向して設けた第1補助ガス流入口6及び第2補助ガス流入口7と、補助ガス供給流路8に流れてきた補助ガスを第1補助ガス流入口6及び第2補助ガス流入口7からサンプル流路3に同一流量で供給する第1補助ガス流路9及び第2補助ガス流路10と、サンプル流路3の第1補助ガス流入口6が連通する付近に磁界Mfの領域を形成するポールピース(不図示)と、第1補助ガス流路9及び第2補助ガス流路10に連通するバイパス流路11と、を備えている。
また、バイパス流路11の中間位置に流量センサ12が配置され、この流量センサ12に検出回路2が接続している。検出回路2は、流量センサ12の信号を受信して増幅することで、測定ガスに含まれている酸素濃度を検出する。
特開2004−325098の図3
ところで、磁気式酸素分析計において実用化されている測定レンジは1〜2%であるが、近年、生成ガスの純度監視、或いはプロセス用ガスなどのように1%以下の低濃度の酸素を測定するために、酸素濃度を高感度で測定したいという要求が高まってきている。
上述した磁気式酸素分析計は、第1補助ガス流入口6から流量センサ12までの補助ガス流路(第1補助ガス流路9及びバイパス流路11の一部)の流路体積と、第2補助ガス流入口7から流量センサ12までの補助ガス流路(第2補助ガス流路10及びバイパス流路11の一部)の流路体積とが一致するように製造すると、補助ガスに脈動が発生せず、流量センサ12にはノイズ成分が入力しない。しかし、部品の加工精度を上げても、磁気式酸素分析計の加工上のバラツキや組立時の接着剤の塗布などにより、前述した第1補助ガス流入口6から流量センサ12までの補助ガス流路と、第2補助ガス流入口7から流量センサ12までの補助ガス流路との流路体積を一致させることは難しい。
したがって、酸素濃度の測定感度を上げるために、他の手段で、流量センサ12の信号S/Nを確保すると同時に、補助ガスの脈動の発生や、外部(プラント等)振動などの測定外乱の影響を低減する対策が必要になってくる。
測定外乱の影響を低減して酸素濃度の測定感度を上げる方法として、例えば、バイパス流路11に補正用の流量センサを配置し、補正用の流量センサの信号と、測定用の流量センサ12との信号を差動演算する方法がある。しかし、補正用の流量センサを新たに配置すると、コスト上昇の面で問題があるとともに、複雑な装置構成となるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡便な装置構成として装置コストの低減化を図りながら測定ガス中の酸素濃度を高感度で測定することができる磁気式酸素分析計及び磁気式酸素分析計用センサユニットを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る磁気式酸素分析計は、サンプル流路と、このサンプル流路の両端に形成された測定ガス入口及び測定ガス出口と、前記測定ガス出口側の前記サンプル流路に互いに対向して設けられた第1補助ガス流入口及び第2補助ガス流入口と、前記第1及び第2補助ガス流入口に接続された補助ガス流路と、前記第1補助ガス流入口側の前記補助ガス流路及び前記第2補助ガス流入口側の前記補助ガス流路を連通したバイパス流路と、このバイパス流路の途中に配置された流量センサと、を備え、前記補助ガス流路の中間位置から前記補助ガスを供給し、前記第1補助ガス流入口の近くの前記サンプル流路に磁界をかけることにより生じる前記バイパス流路の流量変化を前記流量センサで検出することによって、前記測定ガスに含まれる酸素濃度を演算する磁気式酸素分析計において、前記流量センサから前記第1補助ガス流入口までの前記補助ガスが流れる流路体積と、前記流量センサから前記第2補助ガス流入口までの前記補助ガスが流れる流路体積とを調整可能とする流路体積調整手段を備えている。
本発明の一態様に係る磁気式酸素分析計によると、酸素濃度の測定感度を上げるために、例えば補正用の流量センサを新たに配置する必要がなく、補助ガスに脈動が発生しないので、流量センサにノイズ成分が入力しない。
また、本発明の一態様に係る磁気式酸素分析計は、前記流量センサから前記第1補助ガス流入口側の前記バイパス流路に、流路を拡大した第1バッファ流路を設け、前記流量センサから前記第2補助ガス流入口側の前記バイパス流路に、前記第1バッファ流路と同一体積の第2バッファ流路を設けることが好ましい。
本発明の一態様に係る磁気式酸素分析計によると、外部(プラント等)振動などにより補助ガスに流量変動が生じて脈動が発生する場合であっても、その脈動が流量センサに伝わり難くなり、流量センサにノイズ成分が入力しない。
一方、本発明の一態様に係る磁気式酸素分析計用センサユニットは、上述した磁気式酸素分析計の流量センサを備えたユニットであって、前記第1補助ガス流入口側の前記補助ガス流路に接続する第1バイパス流路と、前記第2補助ガス流入口側の前記補助ガス流路に接続する第2バイパス流路と、これら第1バイパス流路及び第2バイパス流路に連通するセンサ配置スペースと、を有するブロック体を備え、前記流量センサを前記センサ配置スペースに配置することで、前記バイパス流路の途中に前記流量センサを配置するとともに、前記ブロック体に、前記第1バイパス流路の体積を調整する第1流路体積調整装置と、前記第1バイパス流路の体積を調整する第2流路体積調整装置と、を装着することが好ましい。
また、本発明の一態様に係る磁気式酸素分析計用センサユニットは、前記第1流路体積調整装置が、前記ブロック体の外部から前記第1バイパス流路に連通している弁装着孔と、この弁装着孔に進退自在に装着され、前記バイパス流路の面積を拡縮する絞り弁と、を備えていることが好ましい。
また、本発明の一態様に係る磁気式酸素分析計用センサユニットは、前記第2流路体積調整装置が、前記ブロック体の外部から前記第2バイパス流路に連通している弁装着孔と、この弁装着孔に進退自在に装着され、前記バイパス流路の面積を拡縮する絞り弁と、を備えていることが好ましい。
さらに、本発明の一態様に係る磁気式酸素分析計用センサユニットは、前記流量センサを配置した前記センサ配置スペースに、前記第1バイパス流路に連通して流路を拡大する第1バッファ流路と、前記第2バイパス流路に連通する前記第1バッファ流路と同一体積の第2バッファ流路と、を設けていることが好ましい。
本発明の一態様に係る磁気式酸素分析計用センサユニットによると、簡便な装置構成であり、測定ガス中の酸素濃度を高感度で測定することができる磁気式酸素分析計を容易に組み立てることができる。
本発明に係る磁気式酸素分析計によると、酸素濃度の測定感度を上げるために、例えば補正用の流量センサを新たに配置する必要がなく、製作コストの低減化を図りながら測定ガス中の酸素濃度を高感度で測定することができる磁気式酸素分析計を提供することができる。
また、本発明に係る磁気式酸素分析計用センサユニットによると、このセンサユニットを、磁気式酸素分析計を構成する他のユニットと接続することで、磁気式酸素分析計の組立て効率を大幅に向上させることができる。
本発明に係る一実施形態の磁気式酸素分析計を示す概略構成図である。 本発明に係る一実施形態の磁気式酸素分析計用センサユニットを示す図である。 磁気式酸素分析計の測定原理を示す図である。 従来の磁気式酸素分析計を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図4で示した磁気式酸素分析計の構成と同一構成部分には、同一符号を付して説明は省略する。
図1は、本発明に係る一実施形態の磁気式酸素分析計を示すものであり、本実施形態のサンプルセル20は、第1補助ガス流路9及び第2補助ガス流路10に連通するバイパス流路21の中間位置に流量センサ12が配置され、この流量センサ12に検出回路2が接続されている。
バイパス流路21は、流量センサ12から第1補助ガス流路9に連通する第1バイパス流路21aと、流量センサ12から第2補助ガス流路10に連通する第2バイパス流路21bとを備えているとともに、流量センサ12を挟んで第1バイパス流路21a側に流路を拡大した第1バッファ流路22aが形成され、流量センサ12を挟んで第2バイパス流路21b側に流路を拡大した第2バッファ流路22bが形成されている。第2バッファ流路22bは、第1バッファ流路22aと同一体積である。
第1バイパス流路21aの第1バッファ流路22aより第1補助ガス流路9側には、第1バイパス流路21aの体積を調整する第1流路体積調整装置23が設けられている。また、第2バイパス流路21bの第2バッファ流路22bより第2補助ガス流路10側には、第2バイパス流路21bの体積を調整する第2流路体積調整装置24が設けられている。
次に、図2は、本発明に係る一実施形態のセンサユユニットSUを示すものである。
このセンサユニットSUは、図1で示した第1補助ガス流路9及び第2補助ガス流路10などを形成している他のユニット(不図示)と接続することで磁気式酸素分析計を構成するものであり、ブロック体25に、バイパス流路21と、バイパス流路21に連通するセンサ配置スペース26とが形成されている。
センサ配置スペース26は外部に開口するように形成され、このセンサ配置スペース26の底側に連通するように、バイパス流路21を構成する2本の第1バイパス流路21a及び第2バイパス流路21bが形成されている。
これら第1バイパス流路21a及び第2バイパス流路21bは、略等しい流路体積で
第1バイパス流路21aの体積を調整する第1流路体積調整装置23は、第1バイパス流路21aの途中に連通して形成され、内周面に雌ねじが形成されている弁装着孔23aと、この弁装着孔23aの雌ねじに螺合する雄ねじが外周に形成され、先端がテーパ形状の絞り弁23bとを備え、弁装着孔23a内の絞り弁23bを前進させていくことで第1バイパス流路21aの面積を縮小し、弁装着孔23a内の絞り弁23bを後退させていくことで第1バイパス流路21aの面積を拡げる装置である。
第2バイパス流路21bの体積を調整する第1流路体積調整装置24も、第2バイパス流路21bの途中に連通して形成され、内周面に雌ねじが形成されている弁装着孔24aと、この弁装着孔24aの雌ねじに螺合する雄ねじが外周に形成され、先端がテーパ形状の絞り弁24bとを備え、弁装着孔24a内の絞り弁24bを前進させていくことで第2バイパス流路21bの面積を縮小し、弁装着孔24a内の絞り弁24bを後退させていくことで第2バイパス流路21bの面積を拡げる装置である。
本実施形態の流量センサ12は、図2に示すように、ガス通過穴27aを形成した基板27と、基板27に実装されたセンサ素子28と、センサ配置スペース26に配置した基板27をブロック体25に保持する固定リング29と、を備えている。
この流量センサ12をブロック体25のセンサ配置スペース26に装着し、センサ配置スペース26の開口部を固定リング29で閉塞することで、センサ配置スペース26に、第1バイパス流路21aに連通する第1バッファ流路22aと、第2バイパス流路21bに連通する第2バッファ流路22bとが設けられた状態で、センサユニットSUが組み立てられる。
本実施形態の流量センサ12を備えた磁気式酸素分析計の動作について、図1及び図2を参照して説明する。
サンプルセル20の測定ガス導入口4から導入された測定ガスが測定ガス導出口5に向けて流れる。また、補助ガス供給流路8から供給された補助ガスは、第1補助ガス流路9及び第2補助ガス流路10に分流し、第1補助ガス流入口6及び第2補助ガス流入口7からサンプル流路3に流入し、測定ガスと合流して測定ガス導出口5に流れる。また、補助ガス供給流路8から第1補助ガス流路9及び第2補助ガス流路10に分流した補助ガスの一部は、第1補助ガス流路9に接続するバイパス流路11から流量センサ12に向けて流れるとともに、第2補助ガス流路10に接続するバイパス流路11から流量センサ12に向けて流れる。
そして、測定ガス中に酸素分子が含まれていない場合、サンプル流路3の第1補助ガス流入口6が連通する付近に磁界Mfの領域を形成するが、酸素分子が引き寄せられず、その部分の圧力は上昇しない。これにより、第1補助ガス流路9及び第2補助ガス流路10のそれぞれからサンプル流路3に補助ガスが流出する際の流体抵抗が同じになり、第1補助ガス流路9からバイパス流路11内の流量センサ12を経由する補助ガスの流量と、第2補助ガス流路10からバイパス流路11内の流量センサ12を経由する補助ガスの流量が同じとなる。これにより、流量センサ12の信号が得られず、検出回路2は酸素濃度を検出しない。
一方、測定ガス中に酸素分子が含まれている場合、サンプル流路3の第1補助ガス流入口6が連通する付近に磁界Mfの領域を形成すると、その部分に酸素分子が引き付けられ、酸素の凝集圧により圧力が上昇する。そのため、第1補助ガス流路9からサンプル流路3に補助ガスが流出する際の流体抵抗が増大し、流出量が減少する。逆に、サンプル流路3の第2補助ガス流入口7が連通する付近では磁界が発生していないため流体抵抗は増大せず、第1補助ガス流入口6側との比較により補助ガスの流出量が増加する。
これにより、補助ガス供給流路8から第1補助ガス流路9及び第2補助ガス流路10に分岐する地点P0(以下、分岐点P0と称する)で、補助ガスが第1補助ガス流路9及び第2補助ガス流路10に分岐する際の分流比が変化し、第1補助ガス流路9からバイパス流路11内の流量センサ12を経由する補助ガスの流量と、第2補助ガス流路10からバイパス流路11内の流量センサ12を経由する補助ガスの流量に差が生じ、流量センサ12が補助ガスの流量変化の信号を得ることで、検出回路2が測定ガスの酸素濃度を検出する。
ここで、本発明に係る流路体積調整手段が、第1流路体積調整装置23及び第2流路体積調整装置24に対応し、本発明に係る測定ガス入口が測定ガス導入口4に対応し、本発明に係る測定ガス出口が測定ガス導出口5に対応し、本発明に係る補助ガス流路が第1補助ガス流路9及び第2補助ガス流路10に対応している。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態の磁気式酸素分析計は、第1流路体積調整装置23及び第2流路体積調整装置24を操作することで、第1補助ガス流入口6から流量センサ12までの補助ガスの流路(第1補助ガス流路9及び第1バイパス流路21a)の流路体積と、第2補助ガス流入口7から流量センサ12までの補助ガス流路(第2補助ガス流路10及び第2バイパス流路21b)の流路体積とを一致させることができる。これにより、酸素濃度の測定感度を上げるために、例えば補正用の流量センサを新たに配置する必要がなく、簡便な構造の第1流路体積調整装置23及び第2流路体積調整装置24を設けるだけで、補助ガスに脈動を発生させず、流量センサ12にノイズ成分が入力しないので、簡便な装置構成として装置コストの低減化を図りながら測定ガス中の酸素濃度を高感度で測定することができる。
また、本実施形態によると、外部(プラント等)振動などにより補助ガスに流量変動が生じている場合であっても、バイパス流路21の第1バイパス流路21aに第1バッファ流路22aが形成され、第2バイパス流路21bに第2バッファ流路22bが形成されていることので、補助ガスの流量変動により発生した脈動が流量センサ12に伝わり難くなり、流量センサ12にノイズ成分が入力しない。したがって、外乱の影響が受けにくい、さらに高感度の酸素濃度を測定する磁気式酸素分析計を提供することができる。
また、本実施形態の磁気式酸素分析計を構成するセンサユニットSUは、第1バイパス流路21aの体積を調整する第1流路体積調整装置23と、第2バイパス流路21bの体積を調整する第2流路体積調整装置24をブロック体25に装着したものであり、磁気式酸素分析計を構成する他のユニットと接続することで、磁気式酸素分析計を容易に組み立てることができる。
1…サンプルセル、2…検出回路、3…サンプル流路、4…測定ガス導入口、5…測定ガス導出口、6…第1補助ガス流入口、7…第2補助ガス流入口、8…補助ガス供給流路、9…第1補助ガス流路、10…第2補助ガス流路、12…流量センサ、21…バイパス流路、21a…第1バイパス流路、21b…第2バイパス流路、22a…第1バッファ流路、22b…第2バッファ流路、23…第1流路体積調整装置、23a…弁装着孔、23b…絞り弁、24…第2流路体積調整装置、24a…弁装着孔、24b…絞り弁、25…ブロック体、26…センサ配置スペース、27…基板、27a…ガス通過穴、28…センサ素子、29…固定リング、SU…センサユニット

Claims (6)

  1. サンプル流路と、このサンプル流路の両端に形成された測定ガス入口及び測定ガス出口と、前記測定ガス出口側の前記サンプル流路に互いに対向して設けられた第1補助ガス流入口及び第2補助ガス流入口と、前記第1及び第2補助ガス流入口に接続された補助ガス流路と、前記第1補助ガス流入口側の前記補助ガス流路及び前記第2補助ガス流入口側の前記補助ガス流路を連通したバイパス流路と、このバイパス流路の途中に配置された流量センサと、を備え、前記補助ガス流路の中間位置から前記補助ガスを供給し、前記第1補助ガス流入口の近くの前記サンプル流路に磁界をかけることにより生じる前記バイパス流路の流量変化を前記流量センサで検出することによって、前記測定ガスに含まれる酸素濃度を演算する磁気式酸素分析計において、
    前記流量センサから前記第1補助ガス流入口までの前記補助ガスが流れる流路体積と、前記流量センサから前記第2補助ガス流入口までの前記補助ガスが流れる流路体積とを調整可能とする流路体積調整手段を備えていることを特徴とする磁気式酸素分析計。
  2. 前記流量センサから前記第1補助ガス流入口側の前記バイパス流路に、流路を拡大した第1バッファ流路を設け、前記流量センサから前記第2補助ガス流入口側の前記バイパス流路に、前記第1バッファ流路と同一体積の第2バッファ流路を設けたことを特徴とする請求項1記載の磁気式酸素分析計。
  3. 請求項1に記載した磁気式酸素分析計の前記流量センサを備えたユニットであって、
    前記第1補助ガス流入口側の前記補助ガス流路に接続する第1バイパス流路と、
    前記第2補助ガス流入口側の前記補助ガス流路に接続する第2バイパス流路と、
    これら第1バイパス流路及び第2バイパス流路に連通するセンサ配置スペースと、を有するブロック体を備え、
    前記流量センサを前記センサ配置スペースに配置することで、前記バイパス流路の途中に前記流量センサを配置するとともに、
    前記ブロック体に、前記第1バイパス流路の体積を調整する第1流路体積調整装置と、前記第1バイパス流路の体積を調整する第2流路体積調整装置とを装着してなることを特徴とする磁気式酸素分析計用センサユニット。
  4. 前記第1流路体積調整装置は、前記ブロック体の外部から前記第1バイパス流路に連通している弁装着孔と、この弁装着孔に進退自在に装着され、前記バイパス流路の面積を拡縮する絞り弁と、を備えていることを特徴とする請求項3記載の磁気式酸素分析計用センサユニット。
  5. 前記第2流路体積調整装置は、前記ブロック体の外部から前記第2バイパス流路に連通している弁装着孔と、この弁装着孔に進退自在に装着され、前記バイパス流路の面積を拡縮する絞り弁と、を備えていることを特徴とする請求項3又は4記載の磁気式酸素分析計用センサユニット。
  6. 前記流量センサを配置した前記センサ配置スペースに、前記第1バイパス流路に連通して流路を拡大する第1バッファ流路と、前記第2バイパス流路に連通する前記第1バッファ流路と同一体積の第2バッファ流路と、を設けたことを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項記載の磁気式酸素分析計用センサユニット。
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