JP2017025473A - 基礎パッキン - Google Patents

基礎パッキン Download PDF

Info

Publication number
JP2017025473A
JP2017025473A JP2015141617A JP2015141617A JP2017025473A JP 2017025473 A JP2017025473 A JP 2017025473A JP 2015141617 A JP2015141617 A JP 2015141617A JP 2015141617 A JP2015141617 A JP 2015141617A JP 2017025473 A JP2017025473 A JP 2017025473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foundation
top plate
packing
rib
foundation packing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015141617A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6604763B2 (ja
Inventor
橋本 昌樹
Masaki Hashimoto
昌樹 橋本
哲也 仁木
Tetsuya Niki
哲也 仁木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Joto Techno Co Ltd
Original Assignee
Joto Techno Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Joto Techno Co Ltd filed Critical Joto Techno Co Ltd
Priority to JP2015141617A priority Critical patent/JP6604763B2/ja
Publication of JP2017025473A publication Critical patent/JP2017025473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6604763B2 publication Critical patent/JP6604763B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

【課題】基礎パッキンの上面の面積を維持しつつ製造原料を削減するとともに、複数の区画領域から湿気を外部に逃がす。
【解決手段】基礎パッキン1は、基礎と土台との間に適宜間隔をおいて配置される短尺状のものである。基礎パッキン1は、アンカーボルトを通すための上下方向に貫通する貫通孔13が形成された天板10と、天板10の下面12から下方に突出して形成されたリブ30とを有する。天板10の下面12には、リブ30によって周囲が取り囲まれてなる複数の区画領域34が構成されている。リブ30には、基礎パッキン1が基礎上に配置されたときに複数の区画領域34と外部とを連通させるための、厚みに方向に貫通する複数の連通部35が形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、基礎と土台との間に適宜間隔をおいて配置される短尺状の基礎パッキンに関する。
近年、住宅の基礎構造において、基礎と土台との間に基礎パッキンを介装することで、建物の床下の換気を行うことが主流となってきている。この主の基礎パッキンの中には、特許文献1に開示されているような、基礎上に所定間隔をおいて複数配置することで、隣接する基礎パッキン間に通気孔を構成する短尺状のものがある。基礎パッキンには、基礎に植設されたアンカーボルトを挿通できるように、上下方向に貫通する貫通孔が設けられており、基礎パッキンが土台とともに基礎に緊結され、固定される。
実開昭54−181721号公報
このような短尺状の基礎パッキンにおいては、その上に載置される土台のめり込みを防止するために、土台と接触する基礎パッキンの上面の面積を所定面積以上に確保する必要がある。そのため、短尺状の基礎パッキンは、できるだけ貫通孔の開口面積を小さくするなどして、上面の面積を大きくしている。
このように短尺状の基礎パッキンにおいては、上面の面積をできるだけ大きくしようとするために、全体的に体積密度の高いものになってしまい、製造原料が多くなって製造コストが上昇する。製造コストを減少させるため、すなわち製造原料を減らすために、上面の面積を維持したまま空洞を形成して基礎パッキンを製造しようとすると、薄板を天板とし、その下面に天板を支持するリブを立設することが考えられる。このとき、基礎パッキン上に載置される土台、柱、壁などの構造材の荷重に対する強度を確保するために、リブを格子状に立設することが現実的である。
しかしながら、リブを格子状に立設すると、天板の下面には複数の区画領域が構成される。このような基礎パッキンを基礎上に配置すると、複数の区画領域が基礎によって閉塞する。このため、基礎の乾燥が十分でない場合、基礎からの湿気が区画領域内に溜まり、排除されにくくなる。
そこで、本発明の目的は、上面の面積を維持しつつ製造原料を削減するとともに、複数の区画領域から湿気を外部に逃がすことが可能な基礎パッキンを提供することである。
本発明の基礎パッキンは、基礎と土台との間に適宜間隔をおいて配置される短尺状の基礎パッキンであって、矩形平面形状を有する天板と、前記基礎上に前記天板を支持するために、前記天板の下面から下方に突出して形成されたリブとを備えている。そして、前記天板の下面には、前記リブによって周囲が取り囲まれてなる複数の区画領域が構成されており、前記リブには、前記基礎パッキンが前記基礎上に配置されたときに前記複数の区画領域と外部とを連通させるための、厚みに方向に貫通する複数の連通部が形成されている。
これによると、基礎パッキンが基礎上に配置されたときに、天板の下面に構成される複数の区画領域が外部と連通させることが可能となり、当該複数の区画領域から湿気を逃がすことが可能となる。また、基礎パッキンの構成が天板をリブによって支持する構成であるため、その製造原料を削減でき、コストダウンを図ることができる。
本発明において、前記天板は、一方向に長尺な矩形平面形状を有しており、前記複数の連通部は、前記複数の区画領域が前記リブの前記一方向の両側縁から外部と連通するように形成されていることが好ましい。これにより、基礎パッキンが一方向に沿って配置された基礎の外側面に仕上げモルタルを塗布した場合に、基礎パッキンの側面に仕上げモルタルが付着した場合であっても、連通部が仕上げモルタルによって塞がれないため、複数の区画領域から湿気を逃がすことができる。
また、本発明において、前記天板には、前記一方向に互いに離隔して配置された2つの貫通孔と、前記一方向に関して前記2つの貫通孔の間において、前記一方向と直交する直交方向に延在し厚みが他の部位よりも小さい肉薄部とが形成されており、前記複数の区画領域は、前記一方向に関して前記肉薄部を挟むように構成されており、前記複数の連通部は、前記複数の区画領域と前記肉薄部と対向する空間とを連通させるように、形成されていることが好ましい。これにより、基礎パッキンを肉薄部で2分割したものを基礎上に配置した場合であっても、各区画領域と外部とが連通し、通気性を確保することができる。
また、本発明において、前記連通部は、下方に向かって開口する凹形状を有することが好ましい。これにより、基礎パッキンを金型で成型して製造する場合に、上下に2分割された金型で製造することができ、製造設備が簡易になる。
本発明の基礎パッキンによると、基礎パッキンが基礎上に配置されたときに、天板の下面に構成される複数の区画領域が外部と連通させることが可能となり、当該複数の区画領域から湿気を逃がすことが可能となる。また、基礎パッキンの構成が天板をリブによって支持する構成であるため、その製造原料を削減でき、コストダウンを図ることができる。
本発明の一実施形態に係る基礎パッキンが基礎と土台との間に設置された状況を示しており、(a)は側面図であり、(b)は図1(a)に示すI−I線に沿った断面図である。 図1に示す基礎パッキンの斜視図である。 図1に示す基礎パッキンの平面図である。 図1に示す基礎パッキンを下方から見たときの斜視図である。 図1に示す基礎パッキンの底面図である。 (a)は図3に示すVIa−VIaに沿った断面図であり、(b)は図3(b)に示すVIb−VIbに沿った断面図である。
以下、本発明の一実施形態である基礎パッキンについて、図1〜図6を参照しつつ以下に説明する。
本実施形態における基礎パッキン1は、図1に示すように、建築物の基礎2(例えば、布基礎)と土台3との間に適宜の間隔をおいて配置される短尺状のものであり、隣接する基礎パッキン1間に換気孔4が形成される。本実施形態における基礎パッキン1は、例えば、上下方向Aの厚みが20mm、土台3の延在方向に平行な長手方向B(一方向)の長さが214mm、長手方向Bに直交する幅方向Cの長さが105mmである。基礎パッキン1は、天板10とリブ30とを有し、合成樹脂から構成されている。天板10には、上下方向Aに貫通する貫通孔13が形成されている(図2参照)。基礎パッキン1は、基礎2に植設されたアンカーボルト5を貫通孔13に通して、リブ30の下端が基礎2に接触するように基礎2上に配置される。土台3には、アンカーボルト5の通し孔(不図示)が形成されており、当該通し孔にアンカーボルト5を通して複数の基礎パッキン1上に土台3が配置される。この後、アンカーボルト5に角座金6及びナット7が取り付けられることで、土台3が基礎パッキン1を挟んで基礎2に固定される。
基礎パッキン1の天板10は、図1に示すように、その上面1aが土台3と接触する。天板10は、図2,3に示すように、長手方向Bに長尺な矩形平面形状を有する。天板10は、天板本体10aと、張出部10bとを有する。天板本体10aは、長手方向Bに長尺な矩形平面形状を有する板状部材であり、例えば、長手方向Bの長さが214mm、幅方向Cの長さが97mm、上下方向Aの厚みが3mmである。また、天板本体10aには、2つの貫通孔13が形成されている。これら貫通孔13は、長手方向Bに互いに離隔して配置されている。より詳細には、2つの貫通孔13は、天板10(天板本体10a)の長手方向Bに関する中心を通る幅方向Cに沿った中心線L1(図3参照)を挟んで配置されている。また、各貫通孔13は、図3に示すように、略T字形状に形成されている。
天板本体10aの上面11には、長手方向Bに延在する4本の溝11aと、貫通孔13の周囲を全周にわたって取り囲む2つの環状の溝11bとが形成されている。4つの溝11aは、天板10の長手方向Bの全長にわたって形成されている。4つの溝11aのうちの内側の2つの溝11aは、部分的に2つの溝11bと繋がって構成されている。これら溝11a,溝11bによって、基礎パッキン10上に土台3が載置されたときの土台3と基礎パッキン1との間における通気が確保される。
天板本体10aには、図3,図5及び図6に示すように、他の部位よりも上下方向Aの厚みが小さい肉薄部14が形成されている。天板本体10aには、図3に示すように、上面11において、中心線L1に沿って延在する溝14aが形成されている。より詳細には、溝14aは、幅方向Cに関して、4つの溝11aのうちの内側の2つの溝11aから外側に向かって、天板本体10aの外側端部まで延在している。天板本体10aには、図5に示すように、下面12において、中心線L1に沿って延在する溝14bが形成されている。より詳細には、溝14bは、第2リブ32の長手方向Bに沿って延在する長辺部32a間を全幅にわたって延在している。このような溝14a,14bが天板本体10aに形成され、天板本体10aの厚みが減じられることで、肉薄部14が構成されている。肉薄部14は、天板本体10aの幅方向Cの幅全体にわたって形成されている。
リブ30は、図4に示すように、天板本体10aの下面12から鉛直下方に突出して形成されている。リブ30は、図5に示すように、2つの第1リブ31と、第2リブ32と、連結リブ33とを有する。2つの第1リブ31は、貫通孔13をそれぞれ全周にわたって取り囲むように、環状に形成されている。また、各第1リブ31は、下面12において、対応する貫通孔13の周縁から外側に若干離れた位置から鉛直下方に突出して形成されている。
第2リブ32は、図4及び図5に示すように、天板本体10aの下面12の外周端部から鉛直下方に突出して形成されている。つまり、第2リブ32は、2つの第1リブ31を全周にわたって取り囲むように、環状に形成されている。第2リブ32は、下面12からの突出長、すなわち上下方向Aの長さが第1リブ31と同じである。第2リブ32の長辺部32aの中央、すなわち、肉薄部14を横切る部分32a1の幅方向Cの厚みが、他の部位よりも小さい。また、長辺部32aは、天板10に形成された後述の4つの切り欠き部16を迂回するようにして形成されている。
連結リブ33は、図4及び図5に示すように、複数の第1連結リブ33aと、複数の第2連結リブ33bと、複数の第3連結リブ33cと、複数の第4連結リブ33dとを有する。第1連結リブ33a及び第2連結リブ33bは、下面12からの突出長が第2リブ32と同じである。第3連結リブ33c及び第4連結リブ33dは、下面12からの突出長が第2リブ32よりも小さい。つまり、基礎パッキン1を基礎2上に載置したときに、第1リブ31,第2リブ32,第1連結リブ33a及び第2連結リブ33bが基礎2と接触して天板10を支持し、第3連結リブ33c及び第4連結リブ33dの下端は、基礎2から上方に離隔した位置に配置される。第1連結リブ33a及び第3連結リブ33cは、幅方向Cに沿って延在して形成されている。第2連結リブ33b及び第4連結リブ33dは、長手方向Bに沿って延在して形成されている。これら第1〜第4連結リブ33a〜33dは、2つの第1リブ31及び第2リブ32のいずれかと連結されている。
天板本体10aの下面12には、2つの第1リブ31、第2リブ32及び連結リブ33のうちの複数の第1連結リブ33aと複数の第2連結リブ33bによって、周囲が取り囲まれた複数の区画領域34が構成されている。複数の区画領域34は、下面12全体に配置されており、長手方向Bに関して肉薄部14を挟んで配置されている。複数の区画領域34には、8つの第1区画領域34aと、4つの第2区画領域34bと、4つの第3区画領域34cと、第4区画領域34dとがある。第1区画領域34aは、天板本体10aを中心線L1で2分割したときの、各下面12の4隅に配置されている。第2区画領域34bは、長手方向Bに関して第1区画領域34a間にそれぞれ配置されている。4つの第3区画領域34cは、幅方向Cに関して、第2区画領域34bよりも内側に配置されている。第4区画領域34dは、天板本体10aの下面12の長手方向Bの中央と対向し、幅方向Cに沿って延在している。第4区画領域34d内の空間は、肉薄部14と上下方向Aに対向する。
リブ30には、基礎パッキン1が基礎2上に配置されたときに、複数の区画領域34と外部とを連通させるための、複数の連通部35が形成されている。連通部35は、下方に向かって開口する凹形状を有し、長手方向B(厚み方向)に貫通して形成されている。より詳細には、連通部35は、第1連結リブ33aのそれぞれに形成されている。また、複数の第1連結リブ33aのうち、2つの貫通孔13に挟まれ一方の第1リブ31に接続された第1連結リブ33aには、2つの連通部35が形成されている。また、連通部35は、第2リブ32の長手方向Bの両端部であって幅方向Cに沿って延在する両短辺部32bに4つずつ形成されており、当該短辺部32bに隣接する区画領域34a,34cと外部とを連通させる。これら複数の連通部35は、すべての区画領域34が互いに連通するように配置されている。そして、第2リブ32の長手方向Bの両側縁から複数の区画領域34が外部と連通している。また、複数の区画領域34a,34cが複数の連通部35を介して第4区画領域34d(肉薄部14と対向する空間)と連通している。
天板10の張出部10bは、図2〜図5に示すように、8つの張出部分10b1によって構成されている。張出部分10b1は、天板本体10aの長辺側の両側縁のそれぞれから幅方向Cに関して外側に4つずつ張り出して形成されている。このため、各張出部分10b1の上面10b2が天板本体10aの上面11と、各張出部分10b1の下面10b3が天板本体10aの下面12と同一高さレベルにある。これら張出部分10b1は、天板本体10aの長辺側の各縁において、長手方向Bに互いに離隔して配置されている。また、これら張出部分10b1は、中心線L1に対して線対称に配置されている。各張出部分10b1は、幅方向Cに関して第2リブ32よりも外側に配置され、長手方向Bに沿って延在している。
各張出部分10b1の下面10b3には、図2及び図6(b)に示すように、下面10b3から下方に突出すると共に側面が第2リブ32に接続された3つの補助リブ36が形成されている。これら3つの補助リブ36は、張出部分10b1の長手方向Bの両端及び中央に配置されている。このように補助リブ36が形成されていることで、張出部10bに上方からかかる荷重に対する強度が向上する。補助リブ36の下面10b3からの突出長は、図6(b)に示すように、第2リブよりも小さい。つまり、補助リブ36の下端は、第2リブ32の下端よりも上方に位置する。このため、図1(b)に示すように、基礎パッキン1を基礎2上に載置したときに、補助リブ36の下端は基礎2から上方に離隔した位置に配置される。基礎2は、例えば、型枠間に充填したコンクリートを硬化させることで形成されるが、この基礎2の形成時に、図1(b)に示す基礎2の角部の上面部分が型枠に沿って盛り上がった状態で形成されることがある。このように基礎2の角部の上面部分が盛り上がっていても、補助リブ36の下端が基礎2に接触しにくいため、基礎2に対して基礎パッキン1ががたつくのを抑制することができる。
天板10の長辺側の両側端部には、図3に示すように、4つの切り欠き部16が形成されている。切り欠き部16は、天板10の長辺側の各端部に2つずつ形成されている。これら切り欠き部16は、天板10の幅方向Cの中心を通る長手方向Bに沿った中心線L2に対して線対称に配置されている。また、天板10の長辺側の各端部に形成された2つの切り欠き部16は、長手方向Bに沿って互いに離隔して配置されている。各切り欠き部16は、天板本体10aの長辺側の両側端部であって、長手方向Bに関して、外側にある張出部分10b1とこの張出部分10b1と隣接する内側の張出部分10b1との間に対応する部分を上下方向Aに貫通するように切り欠かれてなる。このように切り欠き部16が形成されることで、基礎2上に基礎パッキン1を設置する際に、基礎2上に描かれた逃げ墨を視認することが可能となり、基礎2に対する基礎パッキン1の位置合わせを容易にできる。
天板10の長辺側の両側端部には、図3に示すように、2つの切り欠き部17が形成されている。切り欠き部17は、天板10の長辺側の各端部に1つずつ形成されている。これら2つの切り欠き部17は、幅方向Cに関して肉薄部14を挟むように、天板10の長手方向Bの中央に配置されている。各切り欠き部17は、天板本体10aの長辺側の両側端部であって、長手方向Bに関して、内側に配置された隣接する2つの張出部分10b1間に対応する部分を上下方向Aに貫通するように切り欠かれてなる。
以上に述べたように、本実施形態の基礎パッキン1によると、リブ30には、基礎パッキン1が基礎2上に配置されたときに、複数の区画領域34と外部とを連通させるための、複数の連通部35が形成されている。これにより、天板本体10aの下面12に構成される複数の区画領域34が外部と連通させることが可能となり、当該複数の区画領域34から湿気を逃がすことが可能となる。また、基礎パッキン1の構成が天板10をリブ30によって支持する構成であるため、その製造原料を削減でき、コストダウンを図ることができる。
複数の連通部35は、複数の区画領域34が第2リブ32の長手方向Bの両側縁から外部と連通するように形成されている。これにより、例えば、図1(b)に示すように、基礎パッキン1が長手方向Bに沿って配置された基礎2の外側面に仕上げモルタル2aを塗布した場合に、基礎パッキン1の外側側面に仕上げモルタル2aが付着した場合であっても、連通部35が仕上げモルタル2aによって塞がれないため、複数の区画領域34から湿気を逃がすことができる。
また、連通部35が、下方に向かって開口する凹形状を有している。これにより、基礎パッキン1を金型で成型して製造する場合に、上下に2分割された金型で製造することができ、製造設備が簡易になる。
また、複数の連通部35は、図5に示すように、複数の区画領域34a,34cが複数の連通部35を介して第4区画領域34d(肉薄部14と対向する空間)と連通するように、配置されている。これにより、基礎パッキン1を肉薄部14で2分割したものを基礎上に配置した場合であっても、各区画領域34a,34cと外部とが連通し、通気性を確保することができる。
例えば、軸組工法の土台幅は、105mm、120mmなど複数の種類が存在する。このため、土台幅のそれぞれに対応する、複数種類の基礎パッキンが製造され、各土台幅に対応する基礎パッキンが使用される。このように各土台幅に対応する基礎パッキンが必要であったため、工務店などのホームビルダーは、各土台幅に対応する複数種類の基礎パッキンを在庫として抱える必要がある。この場合、在庫管理が煩わしく、しかも一部の基礎パッキンだけが多く使用されると、その他の種類の基礎パッキンの在庫を長期に抱え込む必要が生じる。特定種類の基礎パッキンの在庫を長期に抱え込む場合、その状況に応じて廃棄する必要が生じかねない。このように、各土台幅に対応する基礎パッキンが必要であると、管理コストが高くなったり、非常に無駄が多くなる。しかしながら、本実施形態の基礎パッキン1においては、天板10が張出部10bを有するため、天板本体10aだけからなる天板を有する基礎パッキンよりも基礎パッキン1の上面1aを大きくすることが可能となり、土台3との接触面積が大きくなる。図1(b)に示すように、例えば、幅方向Cの幅が小さい土台3用の基礎パッキン1を、幅の大きい土台(図中二点鎖線で示す土台)9用に使用しても、基礎パッキン1が当該土台9にめり込みにくくなり、幅が小さい土台3用の基礎パッキン1を幅の大きい土台9用にも使用することが可能となる。このため、基礎パッキン1を2種類の幅の土台3,9に対して使用することが可能となる。この結果、各土台3,9専用の基礎パッキンを抱えることで生じる基礎パッキンの無駄を抑制することができる。加えて、基礎パッキン1を製造するための金型や製造ラインもさらに減らすことが可能となり、基礎パッキン1の製造コストを減少させることが可能となる。
天板10に肉薄部14が形成されていることで、基礎パッキン1を肉薄部14で容易に2分割することができ、長手方向Bの長さが短い基礎パッキンを容易に作り出すことが可能となる。このため、基礎パッキン1の長手方向Bの長さが複数種類必要な場合でも、基礎パッキン1を2分割することで、分割前の基礎パッキン1よりも長手方向Bの長さが短い基礎パッキンを用意することができる。したがって、1種類の基礎パッキン1から長手方向Bの長さが2種類の基礎パッキンを用意することが可能となる。この結果、基礎パッキン1の無駄をより一層抑制することができる。加えて、基礎パッキン1を製造するための金型や製造ラインもさらに減らすことが可能となり、基礎パッキン1の製造コストを減少させることが可能となる。
また、第2リブ32の肉薄部14を横切る部分32a1の厚みが、他の部位よりも小さい。これにより、基礎パッキン1を肉薄部14でより容易に2分割することができる。
また、天板10には、2つの切り欠き部17が形成されている。これにより、基礎パッキン1を肉薄部14でより一層容易に2分割することができる。
アンカーボルト5が植設された基礎2を形成する際、アンカーボルト5の付け根部分には、コンクリートやレベラーが滲み上がって硬化するために、基礎2のアンカーボルト5の付け根部分には膨らみが形成されてしまう。しかしながら、本実施形態の基礎パッキン1においては、第1リブ31が貫通孔13の周縁から外側に離隔して配置されている。これにより、天板10の貫通孔13の開口面積を小さくしても、第1リブ31が貫通孔13の周縁から離隔して配置されているため、当該第1リブ31の下端をアンカーボルト5の付け根から離隔することが可能となる。このため、基礎2のアンカーボルト5の付け根部分の膨らみと第1リブ31とが接触しにくくなり、基礎2に対して基礎パッキン1ががたつくのを抑制することができるとともに、土台3との接触面積が大きくなるように基礎パッキン1の上面を大きくすることができる。
また、第1リブ31は、貫通孔13を全周にわたって取り囲むように形成されている。これにより、天板10の貫通孔13の周縁に、上方からかかる荷重に対する強度が向上する。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。上述の実施形態における基礎パッキン1の連通部35は、リブ30を厚み方向に貫通しておれば、凹形状を有していなくてもよい。つまり、貫通孔によって構成されていてもよい。また、複数の連通部35は、複数の区画領域34がリブ30の幅方向Cの両側縁から外部と連通するように、形成されていてもよい。また、複数の連通部35は、第2リブ32だけに形成されていてもよい。つまり、複数の連通部35は、複数の区画領域34a,34cと第4区画領域34d(肉薄部14と対向する空間)とを連通させていなくてもよい。
基礎パッキン1には、貫通孔13が2つ形成されていたが、1つだけ形成されていてもよい。また、基礎パッキン1には、貫通孔13が形成されていなくてもよい。天板10は、張出部10bを有していなくてもよい。つまり、天板10は天板本体10aだけから構成されていてもよい。肉薄部14は、幅方向Cに関する長さが天板本体10aの幅よりも短くてもよい。また、肉薄部14は、天板本体10aに設けられていなくてもよい。
上述の実施形態における基礎パッキン1には、肉薄部14が天板本体10aの長手方向Bの中央に形成されているが、2つの貫通孔13の間であれば、当該中央以外の位置に形成されていてもよい。こうすれば、基礎パッキン1を肉薄部14で2分割したときに、長手方向Bの長さが互いに異なる2種類の基礎パッキンを作り出すことが可能となる。したがって、2分割する前の基礎パッキン1と、分割した2種類の基礎パッキンとにより、1種類の基礎パッキン1から、長手方向Bの長さが3種類の基礎パッキンを用意することが可能となる。
1 基礎パッキン
2 基礎
3,9 土台
5 アンカーボルト
10 天板
10a 天板本体
10b 張出部
13 貫通孔
14 肉薄部
16 切り欠き部
17 切り欠き部
30 リブ
31 第1リブ
32 第2リブ
32a1 部分
36 補助リブ

Claims (4)

  1. 基礎と土台との間に適宜間隔をおいて配置される短尺状の基礎パッキンであって、
    矩形平面形状を有する天板と、
    前記基礎上に前記天板を支持するために、前記天板の下面から下方に突出して形成されたリブとを備えており、
    前記天板の下面には、前記リブによって周囲が取り囲まれてなる複数の区画領域が構成されており、
    前記リブには、前記基礎パッキンが前記基礎上に配置されたときに前記複数の区画領域と外部とを連通させるための、厚みに方向に貫通する複数の連通部が形成されていることを特徴とする基礎パッキン。
  2. 前記天板は、一方向に長尺な矩形平面形状を有しており、
    前記複数の連通部は、前記複数の区画領域が前記リブの前記一方向の両側縁から外部と連通するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の基礎パッキン。
  3. 前記天板には、前記一方向に互いに離隔して配置された2つの貫通孔と、前記一方向に関して前記2つの貫通孔の間において、前記一方向と直交する直交方向に延在し厚みが他の部位よりも小さい肉薄部とが形成されており、
    前記複数の区画領域は、前記一方向に関して前記肉薄部を挟むように構成されており、
    前記複数の連通部は、前記複数の区画領域と前記肉薄部と対向する空間とを連通させるように、形成されていることを特徴とする請求項2に記載の基礎パッキン。
  4. 前記連通部は、下方に向かって開口する凹形状を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の基礎パッキン。
JP2015141617A 2015-07-15 2015-07-15 基礎パッキン Active JP6604763B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015141617A JP6604763B2 (ja) 2015-07-15 2015-07-15 基礎パッキン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015141617A JP6604763B2 (ja) 2015-07-15 2015-07-15 基礎パッキン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017025473A true JP2017025473A (ja) 2017-02-02
JP6604763B2 JP6604763B2 (ja) 2019-11-13

Family

ID=57945545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015141617A Active JP6604763B2 (ja) 2015-07-15 2015-07-15 基礎パッキン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6604763B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020242003A1 (ko) * 2019-05-31 2020-12-03 단국대학교 산학협력단 목조 건축물용 토대 및 이를 이용한 시공 방법
KR20200137773A (ko) * 2019-05-31 2020-12-09 단국대학교 산학협력단 온돌 건축물용 토대 및 이를 이용한 시공 방법

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5966881A (en) * 1997-02-25 1999-10-19 Mitsui Home Co., Ltd. Base plate for foundation and foundation of structure
JP2001090325A (ja) * 1999-09-21 2001-04-03 Kyodo Ky Tec Corp 二重床用構造体及びその施工方法
JP2001262813A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Kyodo Ky Tec Corp 配線空間形成用床パネル
JP2003171985A (ja) * 2001-12-06 2003-06-20 Usami Kogyo Kk 基礎用スペーサー
JP2003184191A (ja) * 2001-12-19 2003-07-03 Joto Techno Co Ltd 建物用基礎パッキン
JP2004346495A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Noda Corp 基礎パッキン
JP2005133329A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Matsushita Electric Works Ltd 床下換気スペーサ
JP2014196609A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 株式会社ティ・カトウ 基礎パッキン装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5966881A (en) * 1997-02-25 1999-10-19 Mitsui Home Co., Ltd. Base plate for foundation and foundation of structure
JP2001090325A (ja) * 1999-09-21 2001-04-03 Kyodo Ky Tec Corp 二重床用構造体及びその施工方法
JP2001262813A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Kyodo Ky Tec Corp 配線空間形成用床パネル
JP2003171985A (ja) * 2001-12-06 2003-06-20 Usami Kogyo Kk 基礎用スペーサー
JP2003184191A (ja) * 2001-12-19 2003-07-03 Joto Techno Co Ltd 建物用基礎パッキン
JP2004346495A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Noda Corp 基礎パッキン
JP2005133329A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Matsushita Electric Works Ltd 床下換気スペーサ
JP2014196609A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 株式会社ティ・カトウ 基礎パッキン装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020242003A1 (ko) * 2019-05-31 2020-12-03 단국대학교 산학협력단 목조 건축물용 토대 및 이를 이용한 시공 방법
KR20200137773A (ko) * 2019-05-31 2020-12-09 단국대학교 산학협력단 온돌 건축물용 토대 및 이를 이용한 시공 방법
CN112469872A (zh) * 2019-05-31 2021-03-09 檀国大学校产学协力团 用于木制建筑物的基座以及使用该基座的建造方法
KR102275170B1 (ko) * 2019-05-31 2021-07-09 단국대학교 산학협력단 온돌 건축물용 토대 및 이를 이용한 시공 방법
CN112469872B (zh) * 2019-05-31 2022-05-17 檀国大学校产学协力团 用于木制建筑物的基座以及使用该基座的建造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6604763B2 (ja) 2019-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100952605B1 (ko) 우수 저류조
JP6604763B2 (ja) 基礎パッキン
KR20180072267A (ko) 건축물용 조립식 거푸집 패널
JP6604766B2 (ja) 基礎パッキン
JP6604765B2 (ja) 基礎パッキン
JP6604764B2 (ja) 基礎パッキン
ITMO20080305A1 (it) Struttura edilizia provvista di pareti verticali comprendenti un polimero termoplastico.
KR102477121B1 (ko) 유로폼용 데크패널
KR102239977B1 (ko) 바닥 배수판 및 바닥 배수판 시스템
JP6796404B2 (ja) 建物用樹脂部材
JP2002138491A (ja) 基 礎
AU2019202446A1 (en) A void forming module and system therefor
KR102400528B1 (ko) 유로폼 고정구
KR100686468B1 (ko) 익스팬드 채널과 y형강판을 사용한 강콘크리트벽
JP2005076296A (ja) 構築用ベース材
JP6796409B2 (ja) 基礎パッキン
JP2007284980A (ja) 段差部が強化された段差付きプレキャストコンクリート版
JP2007063802A (ja) 建築物の基礎構造
JP6796408B2 (ja) 基礎パッキン
KR101708791B1 (ko) 층간소음 억제 유닛
KR101531836B1 (ko) 건축용 피씨슬래브
JP6761237B2 (ja) 土台及び建物構造
KR20080052504A (ko) 슬래브의 개구부용 거푸집
KR101645667B1 (ko) 중력방향 연쇄붕괴 방지부에 강성보강수단이 구비된 pc기둥을 이용한 건축물 시공방법
JP2015083759A (ja) 基礎構造及びその施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6604763

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250