JP2017024608A - 乗物用シートのリフタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リフタ操作時の荷重を低減することができる乗物用シートのリフタ装置を提供すること。
【解決手段】動力源によって回動する回動部材10と、一端側が前記回動部材10の回動中心11から偏心した位置(出力部12)に回動自在に接続される第一リンク部材20と、前記第一リンク部材20の他端側の変位を高さ方向の変位として乗員が着座する着座部90に伝達する動力変換機構30と、を備える乗物用シートのリフタ装置1とする。動力伝達機構30は、第二リンク部材31、規制部材32、第三リンク部材33を有するものにするとよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗物用シートのリフタ装置に関する。
下記特許文献1には、リフタレバーの回動操作によって歯車が回転し、当該歯車に噛み合う歯車部を有するリンク部材が回動することで、当該リンク部材に接続された着座部(シートクッション)が上下に変位するリフタ装置が開示されている。
特開2011−157026号公報
このようなリフタ装置では、リンク材が水平側に傾倒した状態にあるとき、すなわち着座部の位置が低いとき、着座部を上方に変位させるのに必要な荷重が大きくなる。
本発明が解決しようとする課題は、リフタ操作時の荷重を低減することができる乗物用シートのリフタ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明にかかる乗物用シートのリフタ装置は、動力源によって回動する回動部材と、一端側が前記回動部材の回動中心から偏心した位置に回動自在に接続される第一リンク部材と、前記第一リンク部材の他端側の変位を上下方向の変位として乗員が着座する着座部に伝達する動力変換機構と、を備えることを特徴とする。
前記動力変換機構は、一端側が前記第一リンク部材の他端側に回動自在に接続され、他端側が前記着座部に回動自在に接続される第二リンク部材と、前記第二リンク部材と前記着座部の接続部分の上下方向以外の変位を規制する規制部材と、一端側が前記第一リンク部材の他端側に前記第二リンク部材の他端側とともに回動自在に接続され、他端側が乗物用シートを支持する部材に回動自在に接続される第三リンク部材と、を有するとよい。
前記着座部の位置が最も低い状態において、前記動力源によって回動する前記回動部材の回動中心と、前記回動部材と前記第一リンク部材の接続部分とが、上下方向に沿う同一直線上に位置するように設定されているとよい。
本発明にかかる乗物用シートのリフタ装置は、第一リンク部材を変位させる回動部材の出力点が、その回動中心から偏心した位置にあるため、第一リンク部材を変位させる荷重、すなわち着座部を変位させるための荷重が小さい。
また、第一リンク部材の他端側の変位を、上下方向の変位として乗員が着座する着座部に伝達する動力変換機構を備えるため、上記特許文献1に記載の装置のように、リンク部材の回動が着座部に伝達されて着座部が上下方向だけでなく、横方向にも変位してしまうこと(リフト動作後、スライド動作が必要になること)がない。
動力伝達機構が、上記のような第二リンク部材、規制部材および第三リンク部材を有する構造とすれば、第一リンク部材の変位によって、第二リンク部材と第三リンク部材のなす角度が変化する構成となる。具体的には、着座部の位置が高くなるにつれて第二リンク部材と第三リンク部材のなす角度が大きくなっていく構造により、着座部を上下方向に変位させることができる。
着座部の位置が最も低い状態において、動力源によって回動する回動部材の回動中心と、回動部材と第一リンク部材の接続部分とが、上下方向に沿う同一直線上に位置するように設定されていれば、効率的なリフト動作、およびリフトスピードのばらつきの低減を図ることができる。
本発明の一実施形態にかかる乗物用シートのリフタ装置を模式的に示した図であって、着座部が最も低い位置に位置した状態を示したものである。 本発明の一実施形態にかかる乗物用シートのリフタ装置を模式的に示した図であって、図1に示した状態から着座部が一定量リフトアップされた状態を示したものである。 本発明の一実施形態にかかる乗物用シートのリフタ装置の変形例(着座部の角度を調整する装置)を模式的に示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、特に明示した場合を除き、以下の説明における前後方向とは乗物用シート90が搭載された乗物の進行・後退方向をいうものとし、上下方向とは乗物の上下方向をいうものとし、幅方向とは前後方向および上下方向に直交する方向をいうものとする。
図1および図2に示す本発明の一実施形態にかかる乗物用シート90のリフタ装置1(以下、単にリフタ装置1と称することもある)は、乗物用シート90の着座部91(シートクッション)を上下方向に変位させるためのものである。着座部91の構成は、乗員が着座することができ、リフタ装置1を取り付けることができるフレーム911を有するものであればどのようなものであってもよい。リフタ装置1は、回動部材10、第一リンク部材20、および動力変換機構30を備える。なお、特に明示した場合を除き、各部材の位置や形状等は、図1に示す着座部91が最も低い状態(原位置に位置する状態)にあるときにおけるものをいう。また、以下で説明するリフタ装置1は、幅方向両側に設けられていてもよいし、着座部91の幅方向一方側にのみ設けられていてもよい。
回動部材10は、動力源1aによって回動させられる部材である。モータ等の電気的駆動源で回動する構成であってもよいし、人力(手動)で回動する構成であってもよいし、人力と付勢部材等を組み合わせた構成(所定位置で停止させるロック機構が設けられ、一方に人力で回動させ、ロックを解除すると付勢部材等によって他方に回動する構成等)であってもよい。本実施形態における回動部材10は、金属製の細長いプレートであり、その一端側(上端側)を中心として回動自在である(以下、当該支持された箇所を回動中心11と称することもある)。動力源1aから回動部材10までの動力伝達機構は、回動中心11の位置を変化させずに回動部材10を回動させるものであればどのようなものであってもよいため詳細な説明および図示を省略する。例えば、回動部材10の回動中心11を中心として回転する歯車を回動部材10に固定し、動力源1aの動力が当該歯車まで伝達される動力伝達機構を構築すればよい。
回動部材10におけるその回動中心11とは反対の他端側(下端側)には、第一リンク部材20の一端側が回動自在に接続されている(以下、回動部材10における第一リンク部材20が接続された箇所を出力部12と称することもある)。着座部91が最も低い状態にあるとき、回転部材の回動中心11と出力部12が上下方向に沿う直線Z上に位置するように設定されている。本実施形態における第一リンク部材20は、金属製の細長いプレートである。本実施形態では、前側第一リンク部材20f、後側第一リンク部材20rの二つの第一リンク部材20が設けられている。前側第一リンク部材20f(後端側)と後側第二リンク部材31r(前端側)の両方とも、回動部材10における同じ箇所(出力部12)に回動自在に接続されている。本実施形態では、前側第一リンク部材20fよりも後側第一リンク部材20rの方が長い。
動力変換機構30は、第一リンク部材20の他端側(前側第一リンク部材20fの前端側、後側第一リンク部材20rの後端側)の変位を上下方向の変位として着座部91に伝達する機構である。本実施形態における動力変換機構30は、第二リンク部材31、規制部材32および第三リンク部材33を有する。
本実施形態における第二リンク部材31は、第一リンク部材20と同様、金属製の細長いプレートである。第二リンク部材31の一端側は、第一リンク部材20の他端側に回動自在に接続されている。本実施形態では、前側第二リンク部材31f、後側第二リンク部材31rの二つの第二リンク部材31が設けられている。前側第二リンク部材31fの一端側(後端側)が前側第一リンク部材20fの他端側(前端側)に回動自在に接続され、後側第二リンク部材31rの一端側(後端側)が後側第一リンク部材20rの他端側(後端側)に回動自在に接続されている。前側第二リンク部材31fおよび後側第二リンク部材31rの両方とも、その後端側から前端側に向かって上方に変位するように延び、その前端側が着座部91(フレーム911)に対して回動自在に接続されている(以下、当該回動自在に接続された部分を、前側第二リンク部材31fについては前側上接続部311fと、後側第二リンク部材31rについては後側上接続部311rと称することもある)。前側接続部の方が後側接続部よりも着座部91(フレーム911)の前側に接続されている。本実施形態では、前側第二リンク部材31fと後側第二リンク部材31rの長さは同じである。
規制部材32は、乗物用シート90が搭載される乗物側に固定された部材であって、各第二リンク部材31と着座部91(フレーム911)が接続された箇所、すなわち前側上接続部311fおよび後側上接続部311rの上下方向以外の方向への変位を規制する部材である。換言すれば、前側上接続部311fおよび後側上接続部311rが上下方向に変位するよう誘導する部材である。本実施形態における規制部材32は、上下方向に延びる長孔または溝(以下、誘導孔321と称することもある)が形成された部材である。誘導孔321には、前側上接続部311fおよび後側上接続部311rが直接または間接的に(他の部材等を介して)係合している。これにより、前側上接続部311fおよび後側上接続部311rは、誘導孔321に誘導されつつ、上下方向に変位することとなる。規制部材32の乗物に対する固定方法はどのようなものであってもよい。本実施形態のように、規制部材32を乗物のフロア面まで伸ばして固定してもよいし、他の部材を介して間接的に固定してもよい。
本実施形態における第三リンク部材33は、第一リンク部材20や第二リンク部材31と同様、金属製の細長いプレートである。第三リンク部材33の一端側は、第一リンク部材20の他端側、第二リンク部材31の一端側に回動自在に接続されている。つまり、第一リンク部材20の他端側に、第二リンク部材31および第三リンク部材33の一端側が回動自在に接続されている(以下、リンク接続部(前側リンク接続部40f、後側リンク接続部40r)と称することもある)。本実施形態では、前側第三リンク部材33f、後側第三リンク部材33rの二つの第三リンク部材33が設けられている。前側第三リンク部材33fの一端側(後端側)が、前側第一リンク部材20fの他端側(前端側)に、前側第二リンク部材31fの一端側(後端側)とともに回動自在に接続され、後側第三リンク部材33rの一端側(後端側)が、後側第一リンク部材20rの他端側(後端側)に、後側第二リンク部材31rの一端側(後端側)とともに回動自在に接続されている。前側第三リンク部材33fおよび後側第三リンク部材33rの両方とも、その後端側から前端側に向かって下方に変位するように延び、その前端側が乗物用シート90を支持する部材に直接または間接的に回動自在に接続されている(以下、当該回動自在に接続された部分を、前側第三リンク部材33fについては前側下接続部331fと、後側第三リンク部材33rについては後側下接続部331rと称することもある)。本実施形態では、前側第三リンク部材33fと後側第三リンク部材33rの長さは同じである。このように、前側第二リンク部材31fと前側第三リンク部材33f、後側第二リンク部材31rと後側第三リンク部材33rは略「V」字形状を構築する。
第三リンク部材33が回動自在に接続される「乗物用シート90を支持する部材」とは、一般的には乗物用シート90が搭載された乗物のフロア面(フロアを構築する部材)である。本実施形態では、当該フロア面に固定されたブラケット92を介して、第三リンク部材33が当該フロア面に対して回動自在に接続されている。
また、前側上接続部311fと前側下接続部331f、後側上接続部311rと後側下接続部331rは、上下方向に沿う直線上に位置する関係にある。前側上接続部311fや後側上接続部311rは、規制部材32によって上下方向以外の方向への変位が規制されているし、前側下接続部331fや後側下接続部331rはその位置が変化しないものであるから、着座部91の上下方向位置が変化したとしても当該関係は維持される。
このように構成されるリフタ装置1の作用(着座部91のリフト機能)について、一部上記説明と重複するが以下説明する。
着座部91を上方に変位させる際(図1に示した状態から図2に示した状態に変化させる際)には、他端側(下端側)が前方に向かうよう時計回りに回動部材10を回動させる。回動部材10の他端側には前側第一リンク部材20fの一端側(後端側)、後側第一リンク部材20rの一端側(前端側)が回動自在に接続されているため、両第一リンク部材20は前側に変位する。
前側第一リンク部材20fの他端側(前端側)には、前側第二リンク部材31fの一端側(後端側)および前側第三リンク部材33fの一端側(後端側)が前側リンク接続部40fにおいて回動自在に接続されているため、前側第一リンク部材20fが前方に変位すると、それに押されて、前側第二リンク部材31fと前側第三リンク部材33fが起立していく(上下方向に沿う位置に近づいていく)。具体的には、前側第二リンク部材31fと前側第三リンク部材33fは、そのなす角度(「V」の角度)が大きくなる方向に変位していく。これにより、前側第二リンク部材31fの他端側である前側上接続部311fが、規制部材32に誘導されつつ上方に向かって変位する。つまり、着座部91の前側が上方に持ち上げられることとなる。
同様に、後側第一リンク部材20rの他端側(後端側)には、後側第二リンク部材31rの一端側(後端側)および後側第三リンク部材33rの一端側(後端側)が後側リンク接続部40rにおいて回動自在に接続されているため、後側第一リンク部材20rが前方に変位すると、それに引っ張られて、後側第二リンク部材31rと後側第三リンク部材33rが起立していく(上下方向に沿う位置に近づいていく)。具体的には、後側第二リンク部材31rと後側第三リンク部材33rは、そのなす角度(「V」の角度)が大きくなる方向に変位していく。これにより、後側第二リンク部材31rの他端側である後側上接続部311rが、規制部材32に誘導されつつ上方に向かって変位する。つまり、着座部91の後側が上方に持ち上げられることとなる。
本実施形態では、回動部材10の単位回動量あたりの、前側上接続部311fの上下方向における変位量と、後側上接続部311rの上下方向における変位量が同じとなるように設定している。具体的には、当該設定となるように、第一リンク部材20と第二リンク部材31の長さを調整している。これにより、着座部91は、その姿勢を維持したまま上方に変位する。
着座部91を下方に変位させる際には、上記と逆の方向、すなわち他端側(下端側)が後方に向かうよう反時計回りに回動部材10を回動させる。これにより、各リンク部材が上記とは逆の方向に変位し、着座部91が下方に変位する。
このような作用を発現する本実施形態にかかるリフタ装置1の利点は次の通りである。本実施形態にかかる乗物用シート90のリフタ装置1は、第一リンク部材20を変位させる回動部材10の出力部12が、その回動中心11から偏心した位置にあるため、第一リンク部材20を変位させる荷重、すなわち着座部91を変位させるための荷重が小さい。また、第一リンク部材20の他端側の変位を、上下方向の変位として乗員が着座する着座部91に伝達する動力変換機構30を備えるため、上記特許文献1に記載の装置のように、リンク部材の回動が着座部91に伝達されて着座部91が上下方向だけでなく、横方向にも変位してしまうこと(リフト動作後、スライド動作が必要になること)がない。
また、本実施形態にかかるリフタ装置1では、着座部91の位置が低いほど、上記第二リンク部材31と第三リンク部材33のなす角度が小さいため、着座部91を上方に変位させる際、当該角度を広げるために必要な荷重が大きくなる。つまり、着座部91の位置が低いほど、大きな力で第一リンク部材20を前方に動かさなければならないことになる。一方、着座部91が最も低い状態にあるとき、回転部材の回動中心11と出力部12(回動部材10と第一リンク部材20の接続部分)が上下方向に沿う直線Z上に位置するように設定されているため、回動部材10の出力部12を通じて第一リンク部材20に出力されるトルク、具体的には第一リンク部材20を前方に変位させる力は、着座部91の位置が低いほど大きくなる。このように、着座部91を持ち上げるために大きな力が必要なときほど、第一リンク部材20に対する回動部材10の出力が大きくなるように設定されている。別の見方をすれば、着座部91を持ち上げるための力が小さいときほど、第一リンク部材20に対する回動部材10の出力が小さくなるように設定されている。そのため、リフト動作が効率的に行われる。
さらに、本実施形態のような構造であると、着座部91の位置が低いほど、上記第二リンク部材31と第三リンク部材33のなす角度が小さいため、第二リンク部材31と第三リンク部材33がなす角度の変化量あたりの着座部91の上方への変位量が小さくなる(角度の変化速度が一定であれば着座部91の上昇速度が次第に大きくなる)。これに対し、本実施形態では、着座部91が最も低い状態にあるとき、回転部材の回動中心11と出力部12(回動部材10と第一リンク部材20の接続部分)が上下方向に沿う直線Z上に位置するように設定されているため、着座部91の位置が低いほど、回動部材10の回動量あたりの第一リンク部材20の前方への変位量が大きくなる(回動部材10の回動する速度(角速度)が一定であれば、第一リンク部材20の前方への変位速度が次第に大きくなる)。つまり、第二リンク部材31によって持ち上げられる着座部91の上方への変位量(変位速度)が小さいときほど、第一リンク部材20の前方への変位量(変位速度)が大きくなるから、着座部91のリフトスピードのばらつきを低減することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態では、着座部91が最も低い状態にあるとき、出力部12が回動中心11の下方に位置することを説明したが、回転部材の回動中心11と出力部12が上下方向に沿う直線Z上に位置するものであれば、出力部12が回動中心11の上方に位置する構成としてもよい。ただし、上記実施形態のように、出力部12が回動中心11の下方に位置する構成の方が、出力部12が回動中心11の上方に位置する構成よりも、着座部91の下方のスペースを効率よく利用することができるものと考えられる。
また、上記実施形態では、着座部91が最も低い状態にあるとき、回転部材の回動中心11と出力部12が上下方向に沿う直線Z上に位置するように設定されていることを説明したが、上述したリフト動作の効率化、リフトスピードのばらつき低減に最も効果的な設定が当該設定であるということであって、例えば、着座部91が最も低い状態にあるときにおいて、回転部材の出力部12が、回転部材の回動中心11を通る上下方向に沿う直線Zから、所定角度(45度未満であることが望ましい)ずれた設定としてもよい。
また、上記実施形態にかかるリフタ装置1は、着座部91の前側と後側を同じ量変位させるもの、すなわち、姿勢を維持したまま着座部91を上下方向に変位させるものであることを説明したが、着座部91の前側および後側のいずれか一方のみを変位させる装置(着座部91の角度を変化させる装置)としてもよい。つまり、図3に示すように、着座部91の前側および後側のいずれか一方を変位させるための、第一リンク部材20〜第三リンク部材33、規制部材32といった構成が設けられた装置としてもよい。なお、本発明における「リフタ装置」とは、このように着座部91の角度を変化させる装置を含むものとする。
また、上記実施形態にかかるリフタ装置1を構成する各部材(回動部材10や各リンク部材)の形状等は適宜変更可能である。例えば、回動部材10を円形とし、当該円の中心を回動中心11、円の中心から離れた位置を出力部12としてもよい。
上記本発明の一実施形態にかかるリフタ装置1は、自動車、鉄道、航空機等、あらゆる乗物の乗員が着座するシートのリフタ装置として適用することができる
1 (乗物用シートの)リフタ装置
1a 動力源
10 回動部材
11 回動中心
12 出力部
20 第一リンク部材
20f 前側第一リンク部材
20r 後側第一リンク部材
30 動力変換機構
31 第二リンク部材
31f 前側第二リンク部材
311f 前側上接続部
31r 後側第二リンク部材
311r 後側上接続部
32 規制部材
321 誘導孔
33 第三リンク部材
33f 前側第三リンク部材
331f 前側下接続部
33r 後側第三リンク部材
331r 後側下接続部
90 乗物用シート
91 着座部
911 フレーム

Claims (3)

  1. 動力源によって回動する回動部材と、
    一端側が前記回動部材の回動中心から偏心した位置に回動自在に接続される第一リンク部材と、
    前記第一リンク部材の他端側の変位を上下方向の変位として乗員が着座する着座部に伝達する動力変換機構と、
    を備えることを特徴とする乗物用シートのリフタ装置。
  2. 前記動力変換機構は、
    一端側が前記第一リンク部材の他端側に回動自在に接続され、他端側が前記着座部に回動自在に接続される第二リンク部材と、
    前記第二リンク部材と前記着座部の接続部分の上下方向以外の変位を規制する規制部材と、
    一端側が前記第一リンク部材の他端側に前記第二リンク部材の他端側とともに回動自在に接続され、他端側が乗物用シートを支持する部材に回動自在に接続される第三リンク部材と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の乗物用シートのリフタ装置。
  3. 前記着座部の位置が最も低い状態において、
    前記動力源によって回動する前記回動部材の回動中心と、前記回動部材と前記第一リンク部材の接続部分とが、上下方向に沿う同一直線上に位置するように設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シートのリフタ装置。
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