JP2017024409A - 液滴を吐出する装置及び液滴を吐出する方法 - Google Patents
液滴を吐出する装置及び液滴を吐出する方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】空吐出が行われた記録媒体による異常の発生を抑制すること。【解決手段】通常動作時よりも多量の液滴を吐出する空吐出動作において、制御手段は被搬送物を搬送しながらノズルから液滴を吐出するよう制御し、吐出部が被搬送物の第1の方向に吐出可能な液滴の間隔をy1、被搬送物の第2の方向に隣り合う位置に形成された液滴の第1の方向の最小間隔をy2、被搬送物上の第2の方向の同一位置に吐出された液滴の間隔をy3とすると、y3>y2>y1の関係を満たし、被搬送物の第2の方向に隣接する複数の位置に形成された複数の液滴は、第1の方向並びに第2の方向に対して角度を持った第3の方向に並んで第1の列をなし、被搬送物の一度の通過で形成される第1の列と、次の通過で形成される第1の列とは、第2の方向に隣接しない。【選択図】図5
Description
本発明は、液滴を吐出する装置及び液滴を吐出する方法に関する。
従来、ラインヘッド型のインクジェット記録装置では、インク滴を吐出する頻度が高いノズルとインク滴を吐出する頻度が低いノズルとが存在することが知られている。インク滴を吐出する頻度が低いノズルでは、インクの乾燥や増粘などにより所望のタイミングで所望の量のインク滴を吐出できない場合がある。このため、記録媒体に対して画像を形成する目的以外でノズルからインク滴を吐出させる空吐出が行われている。
例えば従来、空吐出による記録媒体の消費量を低減するために、1枚の記録媒体に対して複数回の空吐出を行う技術が開示されている(特許文献1)。
しかしながら、空吐出の際には、画像を形成するときよりも多量のインク滴を吐出させるため、上記の従来の技術では、インクと記録媒体との組合せによって記録媒体が変形し、記録媒体が搬送路に詰まったり、記録媒体がヘッドに接触したりする場合がある。
そこで、上記課題に鑑み、空吐出が行われた記録媒体による異常の発生を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、一実施形態において、液滴を吐出する装置は、
所定の長さにカットされている被搬送物を第1の方向に搬送する搬送手段と、
前記被搬送物に対して液滴を吐出する複数のノズルと、
前記第1の方向に対して直交する第2の方向に前記複数のノズルを配列してなる吐出部と、
前記ノズルから前記被搬送物に、所定の通常動作時よりも液体の量の多い液滴を吐出する空吐出動作を制御する制御手段と、
を備え、
前記空吐出動作において、前記制御手段は前記被搬送物を搬送しながら前記ノズルから液滴を吐出するよう制御し、
前記被搬送物が前記吐出部を一度通過する際の前記空吐出動作において、
前記吐出部が前記被搬送物の前記第1の方向に吐出可能な液滴の間隔をy1、
前記被搬送物の前記第2の方向に隣り合う位置に形成された液滴の前記第1の方向の最小間隔をy2、
前記被搬送物上の前記第2の方向の同一位置に吐出された前記液滴の間隔をy3とすると、
y3>y2>y1の関係を満たし、
前記被搬送物の前記第2の方向に隣接する複数の位置に形成された複数の液滴は、前記第1の方向並びに前記第2の方向に対して角度を持った第3の方向に並んで第1の列をなし、
前記被搬送物の一度の通過で形成される第1の列と、次の通過で形成される第1の列とは、前記第2の方向に隣接しないこと
を特徴とする。
所定の長さにカットされている被搬送物を第1の方向に搬送する搬送手段と、
前記被搬送物に対して液滴を吐出する複数のノズルと、
前記第1の方向に対して直交する第2の方向に前記複数のノズルを配列してなる吐出部と、
前記ノズルから前記被搬送物に、所定の通常動作時よりも液体の量の多い液滴を吐出する空吐出動作を制御する制御手段と、
を備え、
前記空吐出動作において、前記制御手段は前記被搬送物を搬送しながら前記ノズルから液滴を吐出するよう制御し、
前記被搬送物が前記吐出部を一度通過する際の前記空吐出動作において、
前記吐出部が前記被搬送物の前記第1の方向に吐出可能な液滴の間隔をy1、
前記被搬送物の前記第2の方向に隣り合う位置に形成された液滴の前記第1の方向の最小間隔をy2、
前記被搬送物上の前記第2の方向の同一位置に吐出された前記液滴の間隔をy3とすると、
y3>y2>y1の関係を満たし、
前記被搬送物の前記第2の方向に隣接する複数の位置に形成された複数の液滴は、前記第1の方向並びに前記第2の方向に対して角度を持った第3の方向に並んで第1の列をなし、
前記被搬送物の一度の通過で形成される第1の列と、次の通過で形成される第1の列とは、前記第2の方向に隣接しないこと
を特徴とする。
本実施形態によれば、空吐出が行われた記録媒体による異常の発生を抑制することができる。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(インクジェット記録装置の構成)
本実施形態のインクジェット記録装置について説明する。図1は、本実施形態のインクジェット記録装置の全体構成を説明する図である。図2は、本実施形態のヘッドユニットを説明する図である。図3は、本実施形態のヘッドのノズル配置を説明する図であり、図3(b)は図3(a)の領域Aを拡大した概略図である。なお、図2及び図3において、記録用紙の幅方向をX方向、記録用紙の搬送方向をY方向とする。
本実施形態のインクジェット記録装置について説明する。図1は、本実施形態のインクジェット記録装置の全体構成を説明する図である。図2は、本実施形態のヘッドユニットを説明する図である。図3は、本実施形態のヘッドのノズル配置を説明する図であり、図3(b)は図3(a)の領域Aを拡大した概略図である。なお、図2及び図3において、記録用紙の幅方向をX方向、記録用紙の搬送方向をY方向とする。
図1に示すように、インクジェット記録装置1は、記録ヘッド31に配列されたノズルからインク滴を所定の長さにカットされた記録用紙などの記録媒体に吐出して画像を印字するものであり、下部には給紙カセット11及び空吐出ユニット12が配設されている。
給紙カセット11は、印字を行うための記録用紙(例えば、A4サイズの用紙)を収納する。空吐出ユニット12は、空吐出を行うための記録用紙(例えば、A4サイズの用紙)を収納する。給紙カセット11及び空吐出ユニット12には、それぞれ給紙を行うための給紙ローラ13、14が配設されている。なお、空吐出を行うための記録用紙としては、印字を行うための記録用紙と同様のものを用いてもよく、異なるものを用いてもよい。空吐出を行うための記録用紙として、印字を行うための記録用紙と異なるものを用いる場合、空吐出を行うための記録用紙の幅方向の長さが、印字を行うための記録用紙の幅方向の長さと同等以上であるものを用いることができる。
用紙搬送路21には、給紙カセット11及び空吐出ユニット12の給紙路が合流するガイド21a及び更に下流側に導くガイド21bが配設されている。また、用紙搬送路21には、給紙された記録用紙を搬送する搬送ローラ対22及び2次給紙を行うレジストローラ対23が配設されている。
用紙搬送路21の下流には、搬送ベルト24が配設され、この搬送ベルト24は無端状を有し、一対の搬送ローラ25、26間に張架されて、搬送ローラ25、26の一方を回転させる搬送ベルトモータなどの回転機構(図示せず)によって回転する。
給紙カセット11又は空吐出ユニット12から搬送されてきた記録用紙は、静電気力やエア吸引力などにより搬送ベルト24に吸着されて搬送される。搬送ローラ25、26はローラ対構成で、記録用紙に確実な搬送力を与えている。なお、図1では、記録用紙の搬送方式として、記録用紙を搬送ベルト24上に載せて搬送するベルト搬送方式を用いているが、これに限定されず、記録用紙をドラムに巻きつけて搬送するドラム搬送方式を用いてもよい。
搬送ベルト24の下流には、用紙搬送路27が形成され、この用紙搬送路27は、下流側に2方向に分岐する排出路271と空吐出用紙搬送路272とを含む。排出路271は、記録用紙を排出ローラ対29に向けて案内するものである。空吐出用紙搬送路272は、記録用紙を空吐出ユニット12に向けて案内するものである。
用紙搬送路27の分岐点には、搬送ベルト24側から搬送されてきた記録用紙の搬送先を排出路271及び空吐出用紙搬送路272の2方向に切り換える用紙切換ガイド28が配設されている。この用紙切換ガイド28は、図中の矢印の方向に回転することで、記録用紙を排出ローラ対29から排出トレイ30に排出し、又は、記録用紙を空吐出用紙搬送路272から空吐出ユニット12に戻す。
空吐出用紙搬送路272は、空吐出ユニット12の先端側から記録用紙の表裏を反転して空吐出ユニット12に案内しているため、記録用紙の表面及び裏面に対して交互に空吐出が行われる。なお、図1では、記録用紙の表裏を反転して空吐出ユニット12に案内しているが、これに限定されず、記録用紙の表裏を反転することなく空吐出ユニット12に案内してもよい。また、記録用紙の表裏を反転するか否かを切り替えて空吐出ユニット12に案内してもよい。
記録ヘッド31は、記録用紙の搬送方向に並設されたヘッドユニット31Y、31M、31C、31Bを有する。ヘッドユニット31Y、31M、31C、31Bには、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)のインクを貯留するインクタンク32Y、32M、32C、32Bからインク供給チューブ(図示せず)を介してインクが供給される。
また、各ヘッドユニット31Y、31M、31C、31Bのそれぞれのノズルは、例えば記録用紙の幅方向に沿って少なくとも用紙の幅に対応して複数配列して形成されている。具体的には、例えば図2に示すように、各ヘッドユニット31Y、31M、31C、31Bは、ヘッド支持部材311と、ヘッド支持部材311に2列千鳥状に配置される4個のヘッド312a、312b、312c、312dとを有する。
各ヘッド312a、312b、312c、312dは、図3(A)及び図3(B)に示すように、インク滴を吐出する複数のノズル313が150dpi×4列に配置されたノズル面314を有する。このノズル配置により、1個のヘッドで600dpiの印刷を行うことができる。なお、各ヘッドユニット31Y、31M、31C、31Bの構成は、これらの例に限定されるものではない。なお、図3では、ノズル313の配列方向が記録用紙の搬送方向と直交する方向であるが、ノズル313の配列方向は記録用紙の搬送方向と斜めに交差する方向であってもよい。
これらのノズル313は、それぞれ加圧室(図示せず)に連通し、各加圧室は更にインクが貯留されたインク液室(図示せず)に連通している。
また、記録ヘッド31は、ヘッド昇降用モータなどの昇降機構(図示せず)によって昇降可能に支持され、印字を行うときにはノズル面314が搬送ベルト24のベルト面から例えば1mmの所定寸法だけ離間した印字位置に設定される。これにより、インク液室から充填されたインクが加圧室の加圧によって、各ノズル313から記録用紙に向けて吐出される。
インクタンク32Y、32M、32C、32Bは、それぞれインク残量検出部33Y、33M、33C、33B上に載置されている。インク残量検出部33Y、33M、33C、33Bは、例えば圧力センサであり、それぞれインクタンク32Y、32M、32C、32Bの重量の変化を検出することによってインクタンク内のインクの残量を検出する。
記録ヘッド31の側方には、キャッピング部材34が配設されている。キャッピング部材34は、キャップ部34Y、34M、34C、34Bを有し、それぞれ記録ヘッド31のヘッドユニット31Y、31M、31C、31Bのノズル面314をキャッピングする。これにより、ノズル313内部のインクの乾燥や、物、気泡などのノズル313内部への侵入を抑制する。
キャッピング部材34は、記録ヘッド31のノズル面314がキャッピング部材34の上面より高い位置まで上昇した後に、キャップ移動用モータなどの移動機構(図示せず)によって記録ヘッド31の直下まで水平に移動可能に支持されている。
そして、記録ヘッド31が昇降機構によって印字位置から上昇して退避した後、キャッピング部材34が移動機構によって記録ヘッド31の方向に移動して記録ヘッド31の直下で停止し、この状態で記録ヘッド31が下降する。これにより、各ヘッドユニット31Y、31M、31C、31Bのノズル面314は、各キャップ部34Y、34M、34C、34Bによりキャッピングされる。
キャッピング部材34は、ポンプ(図示せず)が介設された廃インクチューブ35を介して廃インクタンク36に接続されている。ポンプは、吸引力を発生して記録ヘッド31のノズル313の先端に形成されたメニスカスを正常な位置に復帰させたり、ノズル313内部の気泡や異物をインクと共に取り除いたりすることにより、インクの吐出不良を解消する。ポンプにより吸引されたインクは、廃インクチューブ35を介して廃インクタンク36内部のインク吸収体に吸収される。
また、インクジェット記録装置1には、装置全体の動作のコントロールを行うためのコンピュータなどの制御手段50が設けられている。この制御手段50のメモリ内には、制御手段50の制御の下に、後述する空吐出方法をインクジェット記録装置1に実施させるプログラムが格納されている。このプログラムは後述の装置の動作を実行するようにステップ群が組まれており、ハードディスク、コンパクトディスク、光磁気ディスク、メモリカード、フレキシブルディスクなどの記憶部から制御手段50内にインストールされる。
(空吐出方法)
次に、インクジェット記録装置1を用いた空吐出方法の一例について説明する。図4は、本実施形態のインクジェット記録装置1による空吐出方法を説明する図である。なお、図4において、記録用紙の幅方向(ノズルの配列方向)をX方向、記録用紙の搬送方向をY方向とする。
次に、インクジェット記録装置1を用いた空吐出方法の一例について説明する。図4は、本実施形態のインクジェット記録装置1による空吐出方法を説明する図である。なお、図4において、記録用紙の幅方向(ノズルの配列方向)をX方向、記録用紙の搬送方向をY方向とする。
本実施形態の空吐出方法では、記録用紙100の搬送方向に吐出可能なインク滴の数と、一連の空吐出動作において各ノズル313が吐出するインク滴の数と、に基づいて定められる所定の吐出間隔で各ノズル313により記録用紙100の搬送方向に沿って吐出を行う。また、所定の吐出間隔に基づいて定められる所定のノズル間隔に対応する位置のノズル313によりノズル313の配列方向に吐出を行う。
本実施形態において、一連の空吐出動作とは、搬送ベルト24上へ記録用紙100を搬送し、記録用紙100に対して所定の空吐出を行う動作である。記録用紙100に対して所定の空吐出を行った後は、記録用紙100を空吐出ユニット12又は排出トレイ30に搬送してもよく、記録用紙100を搬送ベルト24上で逆走させることで連続して一連の空吐出動作を行ってもよい。なお、記録用紙100の搬送方式がドラム搬送方式の場合には、搬送ベルト24上に替えてドラム上へ記録用紙100を搬送する。
また、空吐出とは、記録ヘッド31の各ノズル313から記録用紙100に対して画像を形成する目的以外でインク滴を吐出させる動作であり、画像を形成するときよりも多量のインク滴を吐出させる動作である。なお、画像を形成するときの動作は、所定の通常動作の一例である。
記録用紙100の搬送方向に吐出可能なインク滴の数は、記録用紙100の表面のインク滴を吐出可能な領域(以下「空吐出領域100A」という。)の大きさとインクジェット記録装置1の解像度とによって定められる値である。具体的には、記録用紙100の空吐出領域100Aにおける搬送方向の長さがαインチ、記録用紙100の搬送方向におけるインクジェット記録装置1の解像度がβdpiである場合、記録用紙100の搬送方向に吐出可能なインク滴の数は、α×βにより算出される。
一連の空吐出動作で各ノズル313が吐出するインク滴の数は、記録用紙100の搬送方向に吐出可能なインク滴の数の1/2以下の値である。一連の空吐出動作で各ノズル313が吐出するインク滴の数は、インクの粘度、環境条件、インクの吐出条件、空吐出動作を行う前の画像形成のための吐出又は空吐出が行われてからの経過時間などによって定められる。環境条件としては、例えば温度、湿度が挙げられ、インクの吐出条件としては、例えば印字率、各ノズルの使用頻度が挙げられる。例えば、一連の空吐出動作で各ノズル313が吐出するインク滴の数は、インクの粘度が大きいほど多くすることが好ましい。また例えば、一連の空吐出動作で各ノズル313が吐出するインク滴の数は、ノズルの使用頻度が低いほど多くすることが好ましい。また例えば、一連の空吐出動作で各ノズルが吐出するインク滴の数は、空吐出動作を行う前の画像形成のための吐出又は空吐出が行われてからの経過時間が長いほど多くすることが好ましい。
記録用紙100の搬送方向におけるインク滴の吐出間隔は、記録用紙100の空吐出領域100Aにおける搬送方向に吐出可能なインク滴の数と、一連の空吐出動作で各ノズル313が吐出するインク滴の数と、に基づいて定められる。具体的には、図4に示すように、記録用紙100の空吐出領域100Aにおける搬送方向に吐出可能なインク滴の数をy、一連の空吐出動作で各ノズル313が吐出するインク滴の数をn、記録用紙100の搬送方向におけるインク滴の吐出間隔をΔyとしたとき、記録用紙100の搬送方向におけるインク滴の吐出間隔Δyは以下の式(1)により定められる。
Δy=y/n …(1)
ノズル313の配列方向における同時に吐出するノズル間隔は、記録用紙100の搬送方向におけるインク滴の吐出間隔に基づいて定められる。具体的には、図4に示すように、ノズル313の配列方向における同時に吐出するノズル間隔をΔxとしたとき、ノズル313の配列方向における同時に吐出するノズル間隔Δxは以下の式(2)によって定められる。
ノズル313の配列方向における同時に吐出するノズル間隔は、記録用紙100の搬送方向におけるインク滴の吐出間隔に基づいて定められる。具体的には、図4に示すように、ノズル313の配列方向における同時に吐出するノズル間隔をΔxとしたとき、ノズル313の配列方向における同時に吐出するノズル間隔Δxは以下の式(2)によって定められる。
Δx=Δy/2=y/2n …(2)
また、記録用紙100のノズル313の配列方向におけるノズル数をx、ノズル313から同時に吐出されるインク滴の数をmとしたとき、ノズル313から同時に吐出されるインク滴の数mは、以下の式(3)により定められる。
また、記録用紙100のノズル313の配列方向におけるノズル数をx、ノズル313から同時に吐出されるインク滴の数をmとしたとき、ノズル313から同時に吐出されるインク滴の数mは、以下の式(3)により定められる。
m=x/Δx …(3)
次に、本実施形態の空吐出方法の一例として、一連の空吐出動作を5回行う場合について説明する。ここでは、記録用紙100の搬送方向におけるインク滴の吐出間隔Δyが20、ノズル313の配列方向における同時に吐出するノズル間隔Δxが10となるように、1枚の記録用紙100の一方の面に一連の空吐出動作を5回行う場合について説明する。
次に、本実施形態の空吐出方法の一例として、一連の空吐出動作を5回行う場合について説明する。ここでは、記録用紙100の搬送方向におけるインク滴の吐出間隔Δyが20、ノズル313の配列方向における同時に吐出するノズル間隔Δxが10となるように、1枚の記録用紙100の一方の面に一連の空吐出動作を5回行う場合について説明する。
1回目の一連の空吐出動作について説明する。図5は、1回目の一連の空吐出動作を説明する図であり、図4に示した記録用紙100の一部を拡大した図である。なお、図5において、黒色で塗りつぶした領域は1回目の一連の空吐出動作でインク滴が吐出された位置を示す。
1回目の一連の空吐出動作では、まず、空吐出ユニット12から搬送ベルト24上へ記録用紙100を搬送する。
次に、ノズル313の配列方向(X方向)においてノズル間隔が10となるように、ノズル313から記録用紙100に対して1滴目のインク滴を同時に吐出する。これにより、ノズル313の配列方向において10画素ごとにインク滴が付着する(図5のP−1−1、P−11−1、P−21−1参照)。
次に、ノズル313の配列方向において1滴目のインク滴を吐出したノズル313に隣接するノズル313から、ノズル313の配列方向(X方向)においてノズル間隔が10となるように2滴目のインク滴を同時に吐出する。このとき、記録用紙100の搬送方向(Y方向)において2画素ずらした位置にインク滴を吐出する。これにより、記録用紙100の搬送方向において1滴目の位置から2画素ずれた位置に、ノズル313の配列方向において10画素ごとにインク滴が付着する(図5のP−2−3、P−12−3、P−22−3参照)。
次に、2滴目のインク滴の吐出と同様に、3滴目(図5のP−3−5、P−13−5、P−23−5参照)、…、10滴目(図5のP−10−19、P−20−19参照)のインク滴を吐出する。これにより、すべてのノズル313からのインク滴の吐出が1回行われる。
次に、前述した1滴目から10滴目までのインク滴の吐出と同様の手順により、11滴目(図5のP−1−21、P−11−21、P−21−21参照)以降のインク滴の吐出を繰り返すことにより、記録用紙100の搬送方向に沿って順にインク滴の空吐出を行う。
インク滴の空吐出が終了すると、空吐出が行われた記録用紙100を再び空吐出ユニット12へ搬送し、1回目の空吐出動作を終了する。
このように、記録用紙100の搬送方向におけるインク滴の吐出間隔Δyが20、ノズル313の配列方向における同時に吐出するノズル間隔Δxが10となるように1回目の一連の空吐出動作が行われる。1回目の空吐出動作では、図5に示すように、y3>y2>y1を満たすように記録用紙100にインク滴が形成される。ここで、y1は、記録用紙100の搬送方向に吐出可能なインク滴の間隔である。y2は、ノズル313の配列方向に隣り合う位置に形成されたインク滴の記録用紙100の搬送方向の最小間隔である。y3は、記録用紙100上のノズル313の配列方向の同一位置に吐出されたインク滴の間隔である。また、図5に示すように、記録用紙100上のノズル313の配列方向に隣接する複数の位置に形成された複数のインク滴は、記録用紙100の搬送方向並びにノズル313の配列方向に対して所定の角度を持った方向に列をなしている。
次に、同一の記録用紙100を用いた2回目の一連の空吐出動作について説明する。図6は、2回目の一連の空吐出動作を説明する図であり、図4に示した記録用紙100の一部を拡大した図である。なお、図6において、黒色で塗りつぶした領域、縦線で塗りつぶした領域は、それぞれ、1回目、2回目の一連の空吐出動作でインク滴が吐出された位置を示す。
2回目の一連の空吐出動作では、まず、空吐出ユニット12から搬送ベルト24上へ1回目の空吐出が行われた記録用紙100を搬送する。
次に、1回目の一連の空吐出動作でインク滴を吐出した位置からノズル313の配列方向に2ノズルずらした位置から1滴目のインク滴の吐出を行う。
次に、1回目の一連の空吐出動作と同様の手順により、記録用紙100の搬送方向に沿って順にインク滴の空吐出を行う。これにより、1回目の一連の空吐出動作でインク滴が吐出された位置からノズル313の配列方向に2ノズルずれた位置に2回目の一連の空吐出動作によるインク滴が吐出される。
インク滴の空吐出が終了すると、空吐出が行われた記録用紙100を再び空吐出ユニット12に搬送し、2回目の空吐出動作を終了する。
このように、記録用紙100の搬送方向におけるインク滴の吐出間隔Δyが20、ノズルの配列方向における同時に吐出するノズル間隔Δxが10となるように2回目の一連の空吐出動作が行われる。2回目の空吐出動作においても、1回目の空吐出動作と同様、y3>y2>y1を満たすように記録用紙100にインク滴が形成される。また、図6に示すように、記録用紙100におけるノズル313の配列方向に隣接する複数の位置に形成された複数のインク滴は、記録用紙100の搬送方向並びにノズル313の配列方向に対して所定の角度を持った方向に列をなしている。また、2回目の空吐出動作で形成される複数のインク滴の列は、1回目の空吐出動作で形成される複数のインク滴の列とは隣接していない。
次に、同一の記録用紙100を用いた3回目の一連の空吐出動作について説明する。図7は、3回目の一連の空吐出動作を説明する図であり、図4に示した記録用紙100の一部を拡大した図である。なお、図7において、黒色で塗りつぶした領域、縦線で塗りつぶした領域、横線で塗りつぶした領域は、それぞれ、1回目、2回目、3回目の一連の空吐出動作でインク滴が吐出された位置を示す。
3回目の一連の空吐出動作では、まず、空吐出ユニット12から搬送ベルト24上へ2回目の空吐出が行われた記録用紙100を搬送する。
次に、2回目の一連の空吐出動作でインク滴を吐出した位置からノズル313の配列方向に2ノズルずらした位置から1滴目のインク滴の吐出を行う。
次に、1回目の一連の空吐出動作と同様の手順により、記録用紙100の搬送方向に沿って順にインク滴の空吐出を行う。これにより、2回目の一連の空吐出動作でインク滴が吐出された位置からノズル313の配列方向に2ノズルずれた位置に3回目の一連の空吐出動作によるインク滴が吐出される。
インク滴の空吐出が終了すると、空吐出が行われた記録用紙100を再び空吐出ユニット12に搬送し、3回目の空吐出動作を終了する。
このように、記録用紙100の搬送方向におけるインク滴の吐出間隔Δyが20、ノズルの配列方向における同時に吐出するノズル間隔Δxが10となるように3回目の一連の空吐出動作が行われる。3回目の空吐出動作においても、1回目の空吐出動作と同様、y3>y2>y1を満たすように、記録用紙100にインク滴が形成される。また、図7に示すように、記録用紙100におけるノズル313の配列方向に隣接する複数の位置に形成された複数のインク滴は、記録用紙100の搬送方向並びにノズル313の配列方向に対して所定の角度を持った方向に列をなしている。また、3回目の空吐出動作で形成される複数のインク滴の列は、2回目の空吐出動作で形成される複数のインク滴の列とは隣接していない。
次に、前述した1回目の一連の空吐出動作と同様の手順により、4回目、5回目の一連の空吐出動作を行う。なお、5回目の一連の空吐出動作では、記録用紙100の空吐出領域100Aにインク滴の空吐出が行われた後、記録用紙100を排出ローラ対29から排出トレイ30に排出する。
以上に説明したように、本実施形態の空吐出方法では、一連の空吐出動作において、記録用紙100の搬送方向及び記録用紙100の搬送方向と直交する方向における隣接する位置にインク滴の吐出を行わない。
このため、複数回の一連の空吐出動作を行う場合であっても、隣接するインク滴が記録用紙100の表面において接触することなく、記録用紙100の全体に均等に付着する。よって、隣接する位置に吐出されるインク滴が互いに重なることにより、過剰なインク滴が吐出される領域が形成されることを抑制できる。その結果、記録用紙100が変形し、記録用紙100が搬送路(例えば、用紙搬送路21、用紙搬送路27)に詰まったり、記録用紙100が記録ヘッド31に接触したりすることを抑制できる。すなわち、空吐出が行われた記録用紙100による異常の発生を抑制することができる。
なお、前述の空吐出方法では、5回目の一連の空吐出動作において、記録用紙100の空吐出領域100Aにインク滴の空吐出が行われた後、記録用紙100が排出ローラ対29から排出トレイ30に排出される形態について説明したが、これに限定されない。5回目の一連の空吐出動作では、空吐出が行われた後、記録用紙100を空吐出ユニット12へ搬送し、再度、空吐出を行うために用いてもよい。この場合、記録用紙100の空吐出領域100Aにおいて、1回目から5回目の一連の空吐出動作でインク滴の空吐出が行われていない位置にインク滴の空吐出を行う。このとき、隣接するインク滴が互いに重なることがあるため、所定の時間が経過した後に6回目以降の一連の空吐出動作を行うことが好ましい。
また、前述の空吐出方法では、2回目の一連の空吐出動作では、1回目の一連の空吐出動作でインク滴を吐出した位置からノズル313の配列方向に2ノズルずらした位置から1滴目のインク滴の吐出を行う形態について説明したが、これに限定されない。2回目の一連の空吐出動作では、1回目の一連の空吐出動作でインク滴を吐出した位置からノズル313の配列方向に2ノズル以上ずらした位置から1滴目のインク滴の吐出を行えばよい。すなわち、k(kは1以上の整数)回目の空吐出動作においてインク滴を吐出したノズル313に対し、ノズル313の配列方向に2ノズル以上ずれた位置のノズル313からk+1回目のインク滴の吐出を行えばよい。
また、前述の空吐出方法では、記録用紙100の一方の面に複数回の一連の空吐出動作を行う形態について説明したが、これに限定されない。例えば、記録用紙100の一方の面(表面)及び他方の面(裏面)に対して交互に空吐出動作を行ってもよい。具体的には、記録用紙100の表面に奇数回目の一連の空吐出動作を行い、記録用紙100の裏面に偶数回目の一連の空吐出動作を行うことができる。これにより、記録用紙100の一方の面のみに空吐出動作を行う場合と比較して、空吐出動作に必要な記録用紙100の消費量を半減できる。
なお、上記の実施形態において、インクジェット記録装置1は液滴を吐出する装置の一例であり、インク滴は液滴の一例である。ヘッドユニット31Y、31M、31C、31Bは吐出部の一例である。搬送ベルト24は搬送手段の一例であり、記録用紙100は被搬送物の一例である。1回目の一連の空吐出動作、2回目の一連の空吐出動作等は、被搬送物が吐出部を一度通過する際の空吐出動作の一例である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
本願において、「液滴を吐出する装置」は、液滴吐出ヘッド又は液滴吐出ユニットを備え、液滴吐出ヘッドを駆動させて、液滴を吐出させる装置である。液滴を吐出する装置には、液滴が付着可能なものに対して液滴を吐出することが可能な装置だけでなく、液滴を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液滴を吐出する装置」は、液滴が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液滴を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液滴を吐出する装置」は、吐出された液滴によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液滴が付着可能なもの」とは、液滴が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液滴が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液滴が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液滴が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液滴」は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
また、「液滴を吐出する装置」は、液滴吐出ヘッドと液滴が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液滴吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液滴吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液滴を吐出する装置」としては他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液をノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
1 インクジェット記録装置
100 記録用紙
313 ノズル
50 制御手段
100 記録用紙
313 ノズル
50 制御手段
Claims (7)
- 所定の長さにカットされている被搬送物を第1の方向に搬送する搬送手段と、
前記被搬送物に対して液滴を吐出する複数のノズルと、
前記第1の方向に対して直交する第2の方向に前記複数のノズルを配列してなる吐出部と、
前記ノズルから前記被搬送物に、所定の通常動作時よりも液体の量の多い液滴を吐出する空吐出動作を制御する制御手段と、
を備え、
前記空吐出動作において、前記制御手段は前記被搬送物を搬送しながら前記ノズルから液滴を吐出するよう制御し、
前記被搬送物が前記吐出部を一度通過する際の前記空吐出動作において、
前記吐出部が前記被搬送物の前記第1の方向に吐出可能な液滴の間隔をy1、
前記被搬送物の前記第2の方向に隣り合う位置に形成された液滴の前記第1の方向の最小間隔をy2、
前記被搬送物上の前記第2の方向の同一位置に吐出された前記液滴の間隔をy3とすると、
y3>y2>y1の関係を満たし、
前記被搬送物の前記第2の方向に隣接する複数の位置に形成された複数の液滴は、前記第1の方向並びに前記第2の方向に対して角度を持った第3の方向に並んで第1の列をなし、
前記被搬送物の一度の通過で形成される第1の列と、次の通過で形成される第1の列とは、前記第2の方向に隣接しないこと
を特徴とする液滴を吐出する装置。 - 被搬送物に液滴を吐出する装置であって、
前記被搬送物の搬送方向と直交する方向に沿って複数配列され、前記被搬送物に液滴を吐出するノズルと、
前記被搬送物に前記ノズルから所定の通常動作時よりも多量の液滴を吐出する空吐出動作を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記被搬送物の搬送方向に吐出可能な液滴の数と、一連の前記空吐出動作において各ノズルが吐出する前記搬送方向に吐出可能な液滴の数の1/2以下の液滴の数と、に基づいて定められる所定の吐出間隔で前記各ノズルにより前記被搬送物の搬送方向に沿って吐出を行い、かつ、前記所定の吐出間隔に基づいて定められる所定のノズル間隔に対応する位置の複数の前記ノズルにより前記ノズルの配列方向に吐出を行うように、前記空吐出動作を制御する、
液滴を吐出する装置。 - 前記被搬送物の搬送方向に吐出可能な液滴の数をy、
一連の前記空吐出動作において各ノズルが吐出する液滴の数をn、
としたときに、
前記所定の吐出間隔はy/nであり、前記所定のノズル間隔はy/2nである、
請求項2に記載の液滴を吐出する装置。 - 前記被搬送物に対して複数回の前記空吐出動作を行う場合、
前記制御手段は、
k(kは1以上の整数)回目の前記空吐出動作において液滴を吐出したノズルに対し、前記ノズルの配列方向に2ノズル以上ずれた位置のノズルから液滴の吐出を行うように、k+1回目の前記空吐出動作を制御する、
請求項2又は3に記載の液滴を吐出する装置。 - 前記被搬送物に対して複数回の前記空吐出動作を行う場合、
前記被搬送物の一方の面及び他方の面に対して交互に前記空吐出動作を行う、
請求項2乃至4のいずれか一項に記載の液滴を吐出する装置。 - 所定の長さにカットされている被搬送物を第1の方向に搬送しながら、前記第1の方向に対して直交する第2の方向に複数のノズルを配列してなる吐出部の前記複数のノズルから前記被搬送物に対して所定の通常動作時よりも液体の量の多い液滴を吐出する空吐出動作を行い、
前記被搬送物が前記吐出部を一度通過する際の前記空吐出動作において、
前記吐出部が前記被搬送物の前記第1の方向に吐出可能な液滴の間隔をy1、
前記被搬送物の前記第2の方向に隣り合う位置に形成された液滴の前記第1の方向の最小間隔をy2、
前記被搬送物上の前記第2の方向の同一位置に吐出された前記液滴の間隔をy3とすると、
y3>y2>y1の関係を満たし、
前記被搬送物の前記第2の方向に隣接する複数の位置に形成された複数の液滴は、前記第1の方向並びに前記第2の方向に対して角度を持った第3の方向に並んで第1の列をなし、
前記被搬送物の一度の通過で形成される第1の列と、次の通過で形成される第1の列とは、前記第2の方向に隣接しないこと
を特徴とする液滴を吐出する方法。 - 被搬送物に液滴を吐出する方法であって、
前記被搬送物の搬送方向と直交する方向に沿って複数配列されたノズルから前記被搬送物に、所定の通常動作時よりも多量の液滴を吐出する空吐出動作を行い、
前記空吐出動作において、
前記被搬送物の搬送方向に吐出可能な液滴の数と、一連の前記空吐出動作において各ノズルが吐出する前記搬送方向に吐出可能な液滴の数の1/2以下の液滴の数と、に基づいて定められる所定の吐出間隔で前記各ノズルにより前記被搬送物の搬送方向に沿って吐出を行い、かつ、前記所定の吐出間隔に基づいて定められる所定のノズル間隔に対応する位置の複数の前記ノズルにより前記ノズルの配列方向に吐出を行う、
液滴を吐出する方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015141414 | 2015-07-15 | ||
JP2015141414 | 2015-07-15 |
Publications (1)
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ID=57949240
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JP2016138440A Pending JP2017024409A (ja) | 2015-07-15 | 2016-07-13 | 液滴を吐出する装置及び液滴を吐出する方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2017024409A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020138326A (ja) * | 2019-02-26 | 2020-09-03 | 株式会社リコー | 液体を吐出する装置 |
-
2016
- 2016-07-13 JP JP2016138440A patent/JP2017024409A/ja active Pending
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