JP2017022506A - 出力回路および半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温時の出力トランジスタのコレクタ電流の増加を抑制する。【解決手段】第1トランジスタQ1は、エミッタが接地、コレクタがOUT端子と接続されるNPN型バイポーラトランジスタである。温度補償回路132Aは第1トランジスタQ1のベースと接続され、温度が高いほど大きな補償電流ITをシンクする。第2トランジスタQ2は、コレクタおよびベースが第1トランジスタQ1のベースと接続されるNPN型バイポーラトランジスタであり、そのコレクタ電流IC2が補償電流ITとなっている。第1抵抗R1は、第2トランジスタQ2のエミッタと接地の間に設けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、出力回路に関する。
半導体装置の出力に、オープンコレクタ形式がしばしば用いられる。オープンコレクタ形式の出力回路は、コレクタが出力回路の出力端子と接続されているバイポーラトランジスタを含む。バイポーラトランジスタがオフのとき出力端子はハイインピーダンスとなり、バイポーラトランジスタがオンすると、出力端子の電圧がプルダウンされる。
図1は、本発明者が検討した出力回路130rの回路図である。出力回路130rはある半導体集積回路100rの出力段に設けられる。出力回路130rは、出力トランジスタQ31および抵抗R31を備える。出力トランジスタQ31のエミッタは接地され、コレクタは出力(OUT)端子と接続される。またOUT端子には図示しない負荷が接続される。抵抗R31は、出力トランジスタQ31のベースエミッタ間に設けられる。
トランジスタQ32および電流源CS31は、増幅段120である。トランジスタQ32のエミッタは接地され、コレクタには電流源CS31および出力トランジスタQ31のベースが接続される。電流源CS31は定電流I31を生成する。トランジスタQ32のベースには制御信号S1が入力される。制御信号S1はたとえば電流信号IB32であり得る。制御信号S1に応じて出力トランジスタQ31のコレクタ電流IC31が変化し、その結果、OUT端子の電気的状態SOUTが変化する。電気的状態SOUTは、コレクタ電流IC31、出力回路130rの出力インピーダンス、あるいはOUT端子の電圧として把握しうる。
実開平H4−19827号公報
図2は、出力トランジスタQ31のコレクタ電流IC31の温度依存性を示す図である。電流源CS31が生成するバイアス電流I31が一定であるとき、出力トランジスタQ31の電流増幅率(hFE)に応じてコレクタ電流IC31が定まる。出力トランジスタQ31にあるコレクタ電流IC31が流れると、それにより出力トランジスタQ31自体の温度が上昇する。そうすると電流増幅率hFEが増加し、コレクタ電流IC31をさらに増加させる。
図1の出力回路130rでは電流増幅率hFEの温度依存性によってコレクタ電流IC31に正の帰還がかかる。このとき、OUT端子に接続される負荷インピーダンスが低く、コレクタ電流IC31に何の制限もかからないとすれば、出力トランジスタQ31が過熱状態となり、その信頼性が低下する虞がある。
この問題を解決するためには、温度上昇にともなって出力回路130への入力電流IINを減少させればよく、たとえば電流源CS31が生成するバイアス電流I31を温度上昇に応じて減少させるアプローチが考えられる。しかしながらバイアス電流I31に意図的な温度勾配を持たせると、半導体集積回路100r自体の温度特性を悪化させる場合もあり、用途によってはこのアプローチを採用しえない場合もある。
そのほか特許文献1の第2の実施例には、抵抗R31に相当する抵抗器をサーミスタで構成する技術が開示される。これにより高温状態において出力トランジスタQ31のベース電流IB31の一部を別経路(サーミスタ)に逃がすことにより、コレクタ電流IC31の増加を抑制する。
特許文献1の第3の実施例では、第2の実施例に加えてさらに出力トランジスタQ31のベースエミッタ間にトランジスタを追加し、追加したトランジスタによって、サーミスタに流れる電流を増幅している。これにより高温状態において出力トランジスタQ31のベース電流IB31の一部を別経路(追加したトランジスタ)に逃がすことにより、コレクタ電流IC31の増加を抑制する。
特許文献1の技術では、温度検出のためのサーミスタが本質的に必要であるが、一般にサーミスタは高価であるため、回路のコストが高くなり、またサーミスタはチップ部品として提供されるため、半導体チップへの集積化が困難となる。
本発明のある態様はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的のひとつは、高温時のコレクタ電流の増加を抑制した出力回路の提供にある。
本発明のある態様は、オープンコレクタ形式の出力回路に関する。出力回路は、出力端子と、エミッタが接地、コレクタが出力端子と接続されるNPN型バイポーラトランジスタである第1トランジスタと、コレクタおよびベースが、第1トランジスタのベースと接続されるNPN型バイポーラトランジスタである第2トランジスタと、第2トランジスタのエミッタと接地の間に設けられる第1抵抗と、を備える。
第2トランジスタは、そのコレクタ電流により第1トランジスタのベース電流の一部を別経路に引き抜くよう配置され、また第2トランジスタは、それ自身の温度特性により温度が上昇するほどそのコレクタ電流が増大するようにバイアスされている。したがって高温状態において、第1トランジスタのベース電流の一部を別経路に逃がすことにより、第1トランジスタのコレクタ電流の増加を抑制できる。
第2トランジスタおよび第1抵抗は、第1トランジスタと同一半導体基板上において、第1トランジスタと隣接した領域に配置されてもよい。
これにより第1トランジスタの温度変化に対する感度を高めることができる。
ある態様の出力回路は、第1トランジスタのベースと接地の間に設けられる第2抵抗をさらに備えてもよい。
本発明のさらに別の態様も、オープンコレクタ形式の出力回路に関する。この出力回路は、出力端子と、エミッタが接地、コレクタが出力端子と接続されるNPN型バイポーラトランジスタである第3トランジスタと、コレクタが第3トランジスタのベースと接続され、エミッタが接地される第4トランジスタと、エミッタが接地され、コレクタが第4トランジスタのベースと接続される第5トランジスタと、一端が第5トランジスタのコレクタと接続され、他端が第5トランジスタのベースと接続される第3抵抗と、第3抵抗の他端と接続される電流源と、を備える。
第4トランジスタは、そのコレクタ電流により第3トランジスタのベース電流の一部を別経路に引き抜くよう配置される。そして、第4トランジスタのベースには、電流源が生成する電流から、第5トランジスタのコレクタ電流およびベース電流の合計を減じた電流が流れる。第5トランジスタの温度特性により、高温状態においてそのベース電流およびコレクタ電流は減少し、第4トランジスタのベース電流が増加する。つまり第4トランジスタのコレクタ電流は増大するため、第3トランジスタのベース電流は減少する。かくして第3トランジスタのコレクタ電流の増加を抑制できる。
第4トランジスタ、第5トランジスタおよび第3抵抗は、第3トランジスタと同一半導体基板上において、第3トランジスタと隣接した領域に配置されてもよい。
これにより第3トランジスタの温度変化に対する感度を高めることができる。
ある態様の出力回路は、第3トランジスタのベースと接地の間に設けられる第4抵抗をさらに備えてもよい。
ある態様において出力回路はひとつの半導体基板に集積化されてもよい。
「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。回路を1つのチップ上に集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
本発明の別の態様は、半導体装置である。この装置は、半導体装置であって、出力端子と、差動入力段と、差動入力段の出力信号を増幅する増幅段と、増幅段の出力信号に応じて出力端子の電気的状態を変化させるオープンコレクタ形式の出力段と、を備える。出力段は、上述のいずれかの出力回路を含む。
ある態様において半導体装置はひとつの半導体基板に集積化されてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、オープンコレクタ形式の出力回路において、高温時のコレクタ電流の増加を抑制できる。
本発明者が検討した出力回路の回路図である。 出力トランジスタのコレクタ電流の温度依存性を示す図である。 第1の実施の形態に係る半導体装置の回路図である。 図4(a)〜(c)は、図3の出力回路のシミュレーション結果を示す図である。 第2の実施の形態に係る半導体装置の回路図である。 半導体装置の回路図である。 図6の半導体装置のレイアウト図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(第1の実施の形態)
図3は、第1の実施の形態に係る半導体装置200Aの回路図である。半導体装置200Aはその出力段に、出力回路130Aを備える。出力回路130Aは、OUT端子、第1トランジスタQ1、温度補償回路132A、第2抵抗R2を備え、ひとつの半導体基板に集積化されている。
第1トランジスタQ1は、エミッタが接地、コレクタがOUT端子と接続されるNPN型バイポーラトランジスタである。温度補償回路132Aは第1トランジスタQ1のベースと接続され、温度が高いほど大きな補償電流Iをシンクする。温度補償回路132Aは、第2トランジスタQ2、第1抵抗R1を含む。
第2トランジスタQ2は、コレクタおよびベースが第1トランジスタQ1のベースと接続されるNPN型バイポーラトランジスタである。第1抵抗R1は、第2トランジスタQ2のエミッタと接地の間に設けられる。第2抵抗R2は、第1トランジスタQ1のベースと接地の間に設けられる。
第2トランジスタQ2および第1抵抗R1は、第1トランジスタQ1と同一半導体基板上において、第1トランジスタQ1と隣接した領域に配置することが望ましい。
以上が半導体装置200Aの構成である。続いてその動作を説明する。図4(a)〜(c)は、図3の出力回路130Aのシミュレーション結果を示す図である。図4(a)には入力電流IIN、補償電流Iが、図4(b)には入力電流IIN、第1トランジスタQ1のベース電流IB1が、図4(c)には、(i)図3の第1トランジスタQ1のコレクタ電流IC1および(ii)図1のトランジスタQ31のコレクタ電流IC31が示される。
入力電流IINは常温(30℃)付近で温度変動が小さくなるように設計される。第2トランジスタQ2のベースエミッタ間電圧VBEは、負の温度特性を有する。第1抵抗R1の電圧VR1は、第1トランジスタQ1のベース電圧VB1を用いて、式(1)で表され、第1抵抗R1に流れる電流IR1は、式(2)で表される。
R1=VB1−VBE …(1)
R1=VR1/R1=(VB1−VBE)/R1 …(2)
ここでVB1を一定と仮定すれば、電流IR1は正の温度特性を有する。電流IR1は第2トランジスタQ2のコレクタ電流IC2およびベース電流IB2の合計であり、補償電流Iに相当する。つまり第2トランジスタQ2は、温度が高いほどより多くの補償電流Iを接地に流し、第1トランジスタQ1のベース電流IB1(=IIN−I)を減少させる。これによりコレクタ電流IC1の増加を抑制し、信頼性を高めることができる。
また出力回路130Aによれば、サーミスタが不要となるため、コスト、回路面積を削減できる。
加えて図3の出力回路130Aによれば以下の効果が得られる。非発熱状態においても、第1トランジスタQ1のベースエミッタ間電圧VBEが増大すると、第2トランジスタQ2のベースエミッタ間電圧VBEも増大するため、第2トランジスタQ2のコレクタ電流IC2が増加し、これが第1トランジスタQ1のベース電流IB1を減少させるように作用する。これにより非発熱状態においても、コレクタ電流IC1の増大を抑制することができる。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態に係る半導体装置200Bの回路図である。半導体装置200Bはその出力段に、出力回路130Bを備える。出力回路130Bは、OUT端子、第3トランジスタQ3、温度補償回路132B、第4抵抗R4を備え、ひとつの半導体基板に集積化される。
第3トランジスタQ3は、エミッタが接地、コレクタがOUT端子と接続されるNPN型バイポーラトランジスタである。温度補償回路132Bは第3トランジスタQ3のベースと接続され、温度が高いほど大きな補償電流Iをシンクする。温度補償回路132Bは、第4トランジスタQ4、第5トランジスタQ5、第3抵抗R3、電流源CSを備える。
第4トランジスタQ4は、コレクタが第3トランジスタQ3のベースと接続され、エミッタが接地される。第5トランジスタQ5は、エミッタが接地され、コレクタが第4トランジスタQ4のベースと接続される。第3抵抗R3は、一端が第5トランジスタQ5のコレクタと接続され、他端が第5トランジスタQ5のベースと接続される。電流源CSは、第3抵抗R3の他端と接続され、定電流Iを供給する。好ましくは第4トランジスタQ4、第5トランジスタQ5および第3抵抗R3は、第3トランジスタQ3と同一半導体基板上において、第3トランジスタQ3と隣接した領域に配置される。第4抵抗R4は、第3トランジスタQ3のベースと接地の間に設けられる。第4トランジスタQ4のコレクタ電流IC4は、補償電流Iに相当する。
以上が半導体装置200Bの構成である。続いてその動作を説明する。
第4トランジスタQ4は、そのコレクタ電流IC4により第3トランジスタQ3のベース電流IB3の一部を別経路に引き抜くよう配置される。そして、第4トランジスタQ4のベースには、電流源CS1が生成する電流Iから、第5トランジスタQ5のコレクタ電流IC5およびベース電流IB5の合計を減じた電流が流れる。
第5トランジスタQ5の温度特性により、高温状態において、ベース電流IB5およびコレクタ電流IB6は減少し、第4トランジスタQ4のベース電流IB4が増加する。つまり第4トランジスタQ4のコレクタ電流IC4は増大するため、第3トランジスタQ3のベース電流IB3は減少する。かくして高温時の第3トランジスタQ3のコレクタ電流IC3の増加を抑制できる。
また出力回路130Bによれば、サーミスタが不要となるため、コスト、回路面積を削減できる。
(用途)
続いて、第1あるいは第2の実施の形態に係る半導体装置(200と総称する)の用途を説明する。図6は、半導体装置200の回路図である。半導体装置200は、汎用コンパレータ回路である。半導体装置200は、差動入力段110、増幅段120、出力回路130を備え、ひとつの半導体基板に集積化される。
差動入力端子INP/INNには、外部からの入力信号V/Vが入力される。電源端子VCCには電源電圧VCCが、接地端子GNDには接地電圧VSSが供給される。差動入力段110はINP/INNの入力信号を受ける。増幅段120は、差動入力段110の出力信号を増幅する。半導体装置200の出力段には、出力回路130A、もしくは130B(以下130と総称する)が設けられる。出力回路130は、増幅段120の出力信号IINに応じて、OUT端子の電気的状態を変化させる。差動入力段110、増幅段120の構成は特に限定されず、公知の様々な回路を採用することができる。
<Vのとき、差動入力段110の出力電流Iは実質的にゼロであり、出力回路130への入力電流IINもゼロとなる。したがって第1トランジスタQ1はターンオフであり、OUT端子はハイインピーダンス状態となる。
反対にV>Vのとき、差動入力段110の出力電流Iは増加し、出力回路130へ入力電流IINが流れる。したがって第1トランジスタQ1(Q3)はターンオンし、OUT端子はローレベル電圧となる。このとき、第1トランジスタQ1(Q3)のベース電流IB1(IB3)は、高温時に減少するように温度補償回路132A(132B)によって補償される。
図7は、図6の半導体装置200のレイアウト図である。図7の半導体装置200は、2チャンネルの電圧コンパレータCH1,CH2を内蔵する。電圧コンパレータCHの構成は、図6に示した通りである。各チャンネルにおいて出力回路130の第1トランジスタQ1は、OUT端子の近傍に配置される。また温度補償回路132は、第1トランジスタQ1と隣接する領域に配置される。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
出力回路130の用途は、電圧コンパレータに限定されず、オープンコレクタ形式のさまざまな回路に適用可能である。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
200…半導体装置、110…差動入力段、120…増幅段、130…出力回路、132…温度補償回路、Q1…第1トランジスタ、Q2…第2トランジスタ、Q3…第3トランジスタ、Q4…第4トランジスタ、Q5…第5トランジスタ、R1…第1抵抗、R2…第2抵抗、R3…第3抵抗、R4…第4抵抗。

Claims (16)

  1. オープンコレクタ形式の出力回路であって、
    出力端子と、
    エミッタが接地、コレクタが前記出力端子と接続されるNPN型バイポーラトランジスタである第1トランジスタと、
    コレクタおよびベースが、前記第1トランジスタのベースと接続されるNPN型バイポーラトランジスタである第2トランジスタと、
    前記第2トランジスタのエミッタと接地の間に設けられる第1抵抗と、
    を備えることを特徴とする出力回路。
  2. 前記第2トランジスタおよび前記第1抵抗は、前記第1トランジスタと同一半導体基板上において、前記第1トランジスタと隣接した領域に配置されることを特徴とする請求項1に記載の出力回路。
  3. 前記第1トランジスタのベースと接地の間に設けられる第2抵抗をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の出力回路。
  4. ひとつの半導体基板に集積化されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の出力回路。
  5. 半導体装置であって、
    出力端子と、
    差動入力段と、
    前記差動入力段の出力信号を増幅する増幅段と、
    前記増幅段の出力信号に応じて前記出力端子の電気的状態を変化させるオープンコレクタ形式の出力段と、
    を備え、
    前記出力段は、
    エミッタが接地、コレクタが前記出力端子と接続されるNPN型バイポーラトランジスタである第1トランジスタと、
    コレクタおよびベースが、前記第1トランジスタのベースと接続されるNPN型バイポーラトランジスタである第2トランジスタと、
    前記第2トランジスタのエミッタと接地の間に設けられる第1抵抗と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  6. 前記第2トランジスタおよび前記第1抵抗は、前記第1トランジスタと同一半導体基板上において、前記第1トランジスタと隣接した領域に配置されることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記第1トランジスタのベースと接地の間に設けられる第2抵抗をさらに備えることを特徴とする請求項5または6に記載の半導体装置。
  8. ひとつの半導体基板に集積化されることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の半導体装置。
  9. オープンコレクタ形式の出力回路であって、
    出力端子と、
    エミッタが接地、コレクタが前記出力端子と接続されるNPN型バイポーラトランジスタである第3トランジスタと、
    コレクタが前記第3トランジスタのベースと接続され、エミッタが接地される第4トランジスタと、
    エミッタが接地され、コレクタが前記第4トランジスタのベースと接続される第5トランジスタと、
    一端が前記第5トランジスタのコレクタと接続され、他端が前記第5トランジスタのベースと接続される第3抵抗と、
    前記第3抵抗の他端と接続される電流源と、
    を備えることを特徴とする出力回路。
  10. 前記第4トランジスタ、前記第5トランジスタおよび前記第3抵抗は、前記第3トランジスタと同一半導体基板上において、前記第3トランジスタと隣接した領域に配置されることを特徴とする請求項9に記載の出力回路。
  11. 前記第3トランジスタのベースと接地の間に設けられる第4抵抗をさらに備えることを特徴とする請求項9または10に記載の出力回路。
  12. ひとつの半導体基板に集積化されることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の出力回路。
  13. 半導体装置であって、
    出力端子と、
    差動入力段と、
    前記差動入力段の出力信号を増幅する増幅段と、
    前記増幅段の出力信号に応じて前記出力端子の電気的状態を変化させるオープンコレクタ形式の出力段と、
    を備え、
    前記出力段は、
    エミッタが接地、コレクタが前記出力端子と接続されるNPN型バイポーラトランジスタである第3トランジスタと、
    コレクタが前記第3トランジスタのベースと接続され、エミッタが接地される第4トランジスタと、
    エミッタが接地され、コレクタが前記第4トランジスタのベースと接続される第5トランジスタと、
    一端が前記第5トランジスタのコレクタと接続され、他端が前記第5トランジスタのベースと接続される第3抵抗と、
    前記第3抵抗の他端と接続される電流源と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  14. 前記第4トランジスタ、前記第5トランジスタおよび前記第3抵抗は、前記第3トランジスタと同一半導体基板上において、前記第3トランジスタと隣接した領域に配置されることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記第3トランジスタのベースと接地の間に設けられる第4抵抗をさらに備えることを特徴とする請求項13または14に記載の半導体装置。
  16. ひとつの半導体基板に集積化されることを特徴とする請求項13から15のいずれかに記載の半導体装置。
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