JP2017022182A - 電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニット - Google Patents

電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2017022182A
JP2017022182A JP2015136471A JP2015136471A JP2017022182A JP 2017022182 A JP2017022182 A JP 2017022182A JP 2015136471 A JP2015136471 A JP 2015136471A JP 2015136471 A JP2015136471 A JP 2015136471A JP 2017022182 A JP2017022182 A JP 2017022182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holes
opening
short side
electronic component
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015136471A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6553965B2 (ja
Inventor
理之 猶原
Masayuki Naohara
理之 猶原
智宏 杉浦
Tomohiro Sugiura
智宏 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2015136471A priority Critical patent/JP6553965B2/ja
Publication of JP2017022182A publication Critical patent/JP2017022182A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6553965B2 publication Critical patent/JP6553965B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

【課題】適正に端子をハンダ付けすることができる電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニットを提供することを目的とする。【解決手段】電子部品ユニット用基板は、端子4の幅TWが0.64mm、メタルマスク300の開口部301の短辺の長さHが1.80mm、開口部301の長辺の長さVが3.00mm、板厚方向の厚みが150μm、開口部301同士の間隔CH1、CH2が0.40mm、複数のスルーホール33bの内径φ1が1.2mm、開口部301の短辺に沿った方向に隣接するスルーホール33b同士の中心間距離PHが2.20mm、開口部301の長辺に沿った方向に隣接するスルーホール33b同士の中心間距離PVが3.00mm、当該スルーホール33bと開口部301の短辺との距離D1、D2が0.50mm以上、実装部の板厚が1.0mm以上1.2mm以下である。【選択図】図8

Description

本発明は、電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニットに関する。
車両等に搭載される従来のワイヤハーネスに設けられる電子部品ユニットとして、例えば、特許文献1には、コネクタピンが立設された底部と、該底部の外周に沿ってコネクタピンを包囲するように設けられることにより接続対象のコネクタが挿入されるコネクタ挿入領域を形成する側壁部とを有したコネクタハウジングを備える電子制御装置が開示されている。この電子制御装置は、コネクタハウジングが回路基板を収納するケースの役割を兼ねており、回路基板が可撓性のあるフレキシブル部で折り曲げられることにより当該コネクタハウジングの内部の空間に合わせて収納されると共に、このコネクタハウジングの底部から突出したコネクタピンの後端側と回路基板とが電気的に接続される。
特開2005−191130号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の電子制御装置は、例えば、基板に形成される複数のスルーホールの間隔が相対的に狭くなった場合でも、適正に端子をハンダ付けすることができる構成が望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、適正に端子をハンダ付けすることができる電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子部品ユニット用基板は、電子部品が実装される板状の実装部と、前記実装部を板厚方向に貫通し開口形状が正円形に形成されると共に端子が挿入されハンダ付けされる複数のスルーホールとを備え、前記複数のスルーホールは、メタルマスクに各前記スルーホールに合わせてそれぞれ形成された開口部を介してハンダペーストが塗布され前記端子がハンダ付けされ、前記端子は、前記スルーホールへの挿入方向と直交する方向の断面形状が正方形に形成され、当該正方形の各辺の幅が0.64mmであり、前記開口部は、開口形状が長方形に形成され、短辺の長さが1.80mmであり、長辺の長さが3.00mmであり、前記板厚方向の厚みが150μmであり、短辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔、及び、長辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔が0.40mmであり、前記複数のスルーホールは、それぞれの内径が1.2mmであり、前記開口部の短辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が2.20mmであり、前記開口部の長辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が3.00mmであり、当該スルーホールと前記開口部の短辺との距離が0.50mm以上であり、前記実装部は、板厚が1.0mm以上1.2mm以下であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子部品ユニット用基板は、電子部品が実装される板状の実装部と、前記実装部を板厚方向に貫通し開口形状が正円形に形成されると共に端子が挿入されハンダ付けされる複数のスルーホールとを備え、前記複数のスルーホールは、メタルマスクに各前記スルーホールに合わせてそれぞれ形成された開口部を介してハンダペーストが塗布され前記端子がハンダ付けされ、前記端子は、前記スルーホールへの挿入方向と直交する方向の断面形状が正方形に形成され、当該正方形の各辺の幅が0.50mmであり、前記開口部は、開口形状が長方形に形成され、短辺の長さが1.40mmであり、長辺の長さが2.80mmであり、前記板厚方向の厚みが150μmであり、短辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔、及び、長辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔が0.40mmであり、前記複数のスルーホールは、それぞれの内径が1.0mmであり、前記開口部の短辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が1.80mmであり、前記開口部の長辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が2.80mmであり、当該スルーホールと前記開口部の短辺との距離が0.50mm以上であり、前記実装部は、板厚が1.0mm以上1.2mm以下であることを特徴とする。
また、上記電子部品ユニット用基板では、前記複数のスルーホールは、矩形格子状に配列されるものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子部品ユニットは、電子部品が実装される板状の実装部、及び、前記実装部を板厚方向に貫通し開口形状が正円形に形成されると共に端子が挿入されハンダ付けされる複数のスルーホールを有する基板と、前記基板を収容する筐体とを備え、前記複数のスルーホールは、メタルマスクに各前記スルーホールに合わせてそれぞれ形成された開口部を介してハンダペーストが塗布され前記端子がハンダ付けされ、前記端子は、前記スルーホールへの挿入方向と直交する方向の断面形状が正方形に形成され、当該正方形の各辺の幅が0.64mmであり、前記開口部は、開口形状が長方形に形成され、短辺の長さが1.80mmであり、長辺の長さが3.00mmであり、前記板厚方向の厚みが150μmであり、短辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔、及び、長辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔が0.40mmであり、前記複数のスルーホールは、それぞれの内径が1.2mmであり、前記開口部の短辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が2.20mmであり、前記開口部の長辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が3.00mmであり、当該スルーホールと前記開口部の短辺との距離が0.50mm以上であり、前記実装部は、板厚が1.0mm以上1.2mm以下であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子部品ユニットは、電子部品が実装される板状の実装部、及び、前記実装部を板厚方向に貫通し開口形状が正円形に形成されると共に端子が挿入されハンダ付けされる複数のスルーホールを有する基板と、前記基板を収容する筐体とを備え、前記複数のスルーホールは、メタルマスクに各前記スルーホールに合わせてそれぞれ形成された開口部を介してハンダペーストが塗布され前記端子がハンダ付けされ、前記端子は、前記スルーホールへの挿入方向と直交する方向の断面形状が正方形に形成され、当該正方形の各辺の幅が0.50mmであり、前記開口部は、開口形状が長方形に形成され、短辺の長さが1.40mmであり、長辺の長さが2.80mmであり、前記板厚方向の厚みが150μmであり、短辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔、及び、長辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔が0.40mmであり、前記複数のスルーホールは、それぞれの内径が1.0mmであり、前記開口部の短辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が1.80mmであり、前記開口部の長辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が2.80mmであり、当該スルーホールと前記開口部の短辺との距離が0.50mm以上であり、前記実装部は、板厚が1.0mm以上1.2mm以下であることを特徴とする。
本発明に係る電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニットは、各部の寸法関係が上記のような寸法関係とされることで、メタルマスクの開口部が重なることなく必要なハンダペースト量を確保することができるので、複数のスルーホールの間隔が上記寸法であっても、適正に端子をハンダ付けすることができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す斜視図である。 図2は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。 図4は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。 図5は、実施形態に係る電子部品ユニットのカバーを外した状態を表す分解斜視図である。 図6は、図1に示すA−A断面図である。 図7は、実施形態に係る基板の概略構成を表す模式的な断面図である。 図8は、実施形態に係る基板に適用されるメタルマスクについて説明する模式的な平面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す斜視図である。図2、図3、図4は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。図5は、実施形態に係る電子部品ユニットのカバーを外した状態を表す分解斜視図である。図6は、図1に示すA−A断面図(短辺方向に沿った断面図)である。図7は、実施形態に係る基板の概略構成を表す模式的な断面図である。図8は、実施形態に係る基板に適用されるメタルマスクについて説明する模式的な平面図である。なお、わかり易くするために、図1、図2、図3は、電線を二点鎖線で図示し、図4、図5、図6は、電線の図示を省略している。また、後述する電源入力用コネクタ、電源出力用コネクタ、制御信号用コネクタは、簡略化のため、端子挿入孔等の一部の要素の図示を省略している。
図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7に示す本実施形態に係る電子部品ユニット1は、自動車等の車両に搭載される電気接続箱100(図1参照)に対して脱着可能に組み付けられる電子部品モジュールを構成するものである。ここで、電気接続箱100は、自動車等の車両に搭載され、ワイヤハーネスWHに組み込まれ、電線等の接続処理用部品を構成するコネクタ、ヒューズ、リレー、コンデンサ、分岐部、電子制御ユニット等の電装品を集約して内部に収容するものである。ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で複数の電線Wを一度に各装置に接続するようにしたものである。ワイヤハーネスWHは、複数の電線Wと、当該電線Wと電気的に接続される電子部品ユニット1を含む電気接続箱100とを備える。電線Wは、例えば、複数の導電性の金属素線を撚り合わせた導体部(芯線)と、当該導体部の外側を覆う絶縁性の被覆部とを含んで構成される。ワイヤハーネスWHは、複数の電線Wを束ねて集約すると共に、束ねられた電線Wの端部に接続部としてのコネクタ6等を介して電気接続箱100が電気的に接続される。ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、グロメット、プロテクタ、固定具等を含んで構成されてもよい。電気接続箱100は、例えば、車両のエンジンコンパートメント(エンジンルーム)や車両室内に設置され、バッテリ等の電源と、車両内に搭載される各種電子機器との間に接続され、電源から供給された電力を車両内の各種電子機器に分配する。電気接続箱100は、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスなどとも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して電気接続箱と呼ぶ。電気接続箱100の内部に組み込まれる本実施形態の電子部品ユニット1は、車両に搭載されるバッテリ等の電源と、車両に搭載される各種の電子機器との間に接続され、当該各種の電子機器に対して電源分配するいわゆるパワーインテグレーションを構成する。
以下、電子部品ユニット1の各構成について具体的に説明する。なお、以下の説明で用いる各方向は、特に断りの無い限り、ワイヤハーネスWHが車両に搭載された状態での方向として説明する。またここでは、以下の説明を分かり易くするために、便宜的に互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「高さ方向」といい、第2方向を「短辺方向」といい、第3方向を「長辺方向」という。第1方向としての高さ方向と第2方向としての短辺方向と第3方向としての長辺方向とは、相互に直交する。
本実施形態の電子部品ユニット1は、電子部品2と、電子部品ユニット用基板としての基板3と、端子4と、筐体5とを備える。
電子部品2は、基板3に実装されるものであり、ここでは、種々の機能を発揮する素子である。電子部品2は、例えば、コンデンサ、リレー、抵抗、トランジスタ、IPS(Intelligent Power Switch)、マイコンを含む電子制御ユニット等である。ここでは、電子部品2は、例えば、電力消費に伴い発熱する発熱部品21と、発熱部品21より熱に対する耐久性が低い熱脆弱部品22とを含んで構成される。発熱部品21は、典型的には、熱脆弱部品22より発熱しやすく熱脆弱部品22より熱に対する耐久性が高い電子部品2であり、例えば、電源分配にかかわるリレー、トランジスタ、IPS等の電源分配系の電子部品2である。熱脆弱部品22は、典型的には、発熱部品21より発熱しにくく発熱部品21より熱に対する耐久性が低い電子部品2であり、例えば、制御にかかわるマイコン等の制御系の電子部品2である。なお、以下の説明では、発熱部品21、熱脆弱部品22を特に区別して説明する必要がない場合には、単に電子部品2という。
基板3は、種々の電子部品2が実装され、これらを電気的に接続する電子回路を構成するものであり、ここでは、いわゆるリジッドフレキシブルプリント回路基板(Rigid Flexible Printed Circuit Board)である。基板3は、例えば、エポキシ樹脂、ガラスエポキシ樹脂、紙エポキシ樹脂やセラミック等の絶縁性の材料からなる絶縁層3aに銅等の導電性の材料によって配線パターン(プリントパターン)3bが印刷されている。基板3は、配線パターン3bが印刷された絶縁層3aを複数枚積層させ多層化されたもの(すなわち、多層基板)であってもよい。
本実施形態の基板3は、電子部品2が実装される複数の実装部としての複数のリジッド部31、及び、リジッド部31より可撓性があり複数のリジッド部31を電気的に接続する屈曲部としてのフレキシブル部32を有し、複数のリジッド部31とフレキシブル部32とが一体化されたものである。各リジッド部31は、フレキシブル部32より屈曲しにくい程度に高い剛性を有している。各リジッド部31は、電子部品2のリード線や端子4が配線パターン3bにハンダ付け等によって電気的に接続される。一方、フレキシブル部32は、リジッド部31より屈曲しやすい程度に高い可撓性を有している。フレキシブル部32は、複数のリジッド部31のうち隣接するリジッド部31の間に設けられ、これらを相互に電気的に接続する。フレキシブル部32は、銅等の導電性の材料によって構成される配線パターン3bを介して複数のリジッド部31を電気的に接続する。基板3は、例えば、リジッド部31とフレキシブル部32とで絶縁層3aの材料を異ならせたり、フレキシブル部32に相当する部分の絶縁層3aの積層枚数を少なくしたり、フレキシブル部32に相当する部分の絶縁層3aの一部を切削し厚みを薄くしたりすることによってリジッド部31より可撓性を有するフレキシブル部32を形成することができる。図7に例示する本実施形態の基板3は、リジッド部31の絶縁層3a、及び、配線パターン3bを複数層とするのに対して、フレキシブル部32に相当する部分の絶縁層3a、及び、配線パターン3bを1層とすることで当該フレキシブル部32が形成されている。
より詳細には、本実施形態の複数のリジッド部31は、第1実装部としての電源系リジッド部33と、第2実装部としての制御系リジッド部34の2つを含んで構成される。電源系リジッド部33、制御系リジッド部34は、ともに長方形板状に形成される。電源系リジッド部33、制御系リジッド部34は、ほぼ同等の形状、大きさに形成される。ここでは、電源系リジッド部33、制御系リジッド部34は、ともに表裏両側の主面が電子部品2を実装するための実装面33a、34aを構成するがこれに限らない。そして、電源系リジッド部33は、各実装面33aに、主としてリレー、トランジスタ、IPS等の電源分配系の電子部品2である発熱部品21が実装される。一方、制御系リジッド部34は、各実装面34aに、主としてマイコン等の制御系の電子部品2である熱脆弱部品22が実装される。発熱部品21、熱脆弱部品22は、それぞれ各実装面33a、34aに対してハンダ付け等によって固定され、各実装面33a、34aの配線パターン3bと電気的に接続される。なお、以下の説明では、電源系リジッド部33、制御系リジッド部34を特に区別して説明する必要がない場合には、単にリジッド部31という。
そして、本実施形態のフレキシブル部32は、複数のリジッド部31として、電源系リジッド部33と制御系リジッド部34とを電気的に接続する。本実施形態の基板3は、電源系リジッド部33と制御系リジッド部34とが互いの一方の長辺が対向する位置関係で長辺と直交する方向に間隔をあけて並んで位置すると共に、長辺と直交する方向に対する電源系リジッド部33と制御系リジッド部34との間にフレキシブル部32が介在する。つまり、フレキシブル部32は、電源系リジッド部33の一方の長辺と制御系リジッド部34の一方の長辺とを、長辺と直交する方向に沿って接続する。フレキシブル部32は、長辺方向に沿って延在し、ここでは、電源系リジッド部33、制御系リジッド部34の長辺よりもやや短く形成される。そして、フレキシブル部32は、上述したように可撓性を有しており、長辺方向に沿った屈曲軸周りに電源系リジッド部33と制御系リジッド部34とが折り重ねられる方向に屈曲可能である。基板3は、後述するように、フレキシブル部32が屈曲した状態、より詳細には、電源系リジッド部33と制御系リジッド部34とがほぼ垂直となるようにフレキシブル部32が折り曲げられた状態で筐体5内に収容される。
端子4は、複数のリジッド部31の1つから直線状に立設され電線Wとの接続部であるコネクタ6と基板3とを電気的に接続するものである。端子4は、複数設けられる。各端子4は、導電性の金属材料によって構成される。各端子4は、外形寸法が異なったり、端部が二又や三又に分かれたりするものが含まれるが、基本的には直線棒状に形成される。ここでは、複数の端子4は、後述するコネクタ6として電源入力用コネクタ61と電気的に接続される端子41と、コネクタ6として電源出力用コネクタ62と電気的に接続される端子42と、コネクタ6として制御信号用コネクタ63と電気的に接続される端子43とを含んで構成される。端子41は、端部が三又に分かれたものが1つ設けられる。端子42は、端部が二又に分かれたものが長辺方向に並んで2つ設けられる。端子43は、端部が分かれていないものが長辺方向、及び、短辺方向に並んで19個設けられる。なお、端子41、42、43の数は上記に限られない。また、以下の説明では、端子41、42、43を特に区別して説明する必要がない場合には、単に端子4という。
本実施形態の各端子4は、複数のリジッド部31のうち、電源系リジッド部33だけに立設される。各端子4は、電源系リジッド部33の一方の実装面33aに対してほぼ垂直に直線状に立設される。つまり、各端子4は、基板3が後述する筐体5に収容された状態で短辺方向、及び、長辺方向に直交する高さ方向に沿って実装面33aから突出し延在する。各端子4は、それぞれ実装面33aにおいて配線パターン3bが形成された部分に設けられたスルーホール33b(図2、図3、図4等参照)に、実装面33aの一方側から端部が挿入され、当該実装面33aに対してハンダ付け等によって固定され、実装面33aの配線パターン3bと電気的に接続される。また、各端子4は、基板3が後述する筐体5に収容された状態で他方の端部が後述するコネクタ嵌合部51h、51i、51j内に露出し、当該コネクタ嵌合部51h、51i、51jに嵌合されるコネクタ6と電気的に接続される。
筐体5は、基板3を収容するものである。ここでは、筐体5は、フレキシブル部32が端子4側に屈曲した状態で基板3を収容する。本実施形態の筐体5は、基板3、端子4や電線Wとの接続部を構成するコネクタ6が組み付けられる本体部としてのコネクタブロック51と、コネクタブロック51に組み付けられた基板3、端子4等を覆う蓋部材としてのカバー52とを有する。コネクタブロック51、カバー52は、ともに絶縁性の合成樹脂によって形成される。筐体5は、コネクタブロック51とカバー52とによって区画された内部に基板3が組み付けられ、当該基板3を収容する。
コネクタブロック51は、底部51aと、側壁部51b、51cと、支柱部51d、51e、51f、51gと、接続部嵌合部としてのコネクタ嵌合部51h、51i、51jと、ブラケット部51k、51lとを有し、これらが一体で形成される。
底部51aは、短辺方向に沿った辺が短辺、長辺方向に沿った辺が長辺となる長方形板状に形成される底体である。底部51aは、電源系リジッド部33よりやや大きい長方形板状に形成される。底部51aは、肉抜き孔等が形成されている。
側壁部51b、51cは、底部51aの短辺から高さ方向に沿って垂直に立設される壁体である。側壁部51b、51cは、長方形板状に形成され、底部51aの短辺の短辺方向の一方の端部から他方の端部まで延在する。側壁部51bと側壁部51cとは、長辺方向に沿って対向する。
支柱部51d、51e、51f、51gは、底部51aの4隅からそれぞれ1つずつ高さ方向に沿って垂直に立設される柱状体である。支柱部51d、51e、51f、51gは、それぞれ相互に形状が若干異なっているが、高さ方向に沿って突出するように形成される。ここでは、支柱部51dと支柱部51eとは、それぞれ側壁部51bの短辺方向の両端部から高さ方向に沿って突出するように形成される。支柱部51dと支柱部51eとは、短辺方向に沿って対向する。支柱部51fと支柱部51gとは、それぞれ側壁部51cの短辺方向の両端部から高さ方向に沿って突出するように形成される。支柱部51fと支柱部51gとは、短辺方向に沿って対向する。また、支柱部51dと支柱部51fとは、底部51aの同じ側の長辺に形成されており、長辺方向に沿って対向する。支柱部51eと支柱部51gとは、底部51aの支柱部51d、51fとは反対側の長辺に形成されており、長辺方向に沿って対向する。
コネクタ嵌合部51h、51i、51jは、電線Wとの接続部であるコネクタ6が嵌合する部分である。ここでは、コネクタ6は、電線Wを介して電源を入力するための電源入力用コネクタ61と、電線Wを介して電源を出力するための電源出力用コネクタ62と、電線Wを介して制御信号を授受するための制御信号用コネクタ63とを含んで構成される。コネクタ嵌合部51hは、電源入力用コネクタ61が嵌合するものであり、コネクタ嵌合部51iは、電源出力用コネクタ62が嵌合するものであり、コネクタ嵌合部51jは、制御信号用コネクタ63が嵌合するものである。ここでは、電源入力用コネクタ61、電源出力用コネクタ62、制御信号用コネクタ63は、例えば、いわゆる垂直コネクタを用いる。
コネクタ嵌合部51h、51i、51jは、筐体5内に基板3が収容された状態で複数のリジッド部31のうち端子4が立設される電源系リジッド部33と高さ方向に沿って対向する位置に形成される。より詳細には、コネクタ嵌合部51hは、筐体5内に基板3が収容された状態で電源系リジッド部33において端子41が立設される領域と高さ方向に沿って対向する位置に形成される。コネクタ嵌合部51iは、筐体5内に基板3が収容された状態で電源系リジッド部33において端子42が立設される領域と高さ方向に沿って対向する位置に形成される。コネクタ嵌合部51jは、筐体5内に基板3が収容された状態で電源系リジッド部33において端子43が立設される領域と高さ方向に沿って対向する位置に形成される。ここでは、コネクタ嵌合部51h、51i、51jは、底部51aに形成される突出部壁状部51mに形成される。突出部壁状部51mは、底部51aから高さ方向に沿って側壁部51b、51c、支柱部51d、51e、51f、51gの突出側と同じ側に突出する壁体である。突出部壁状部51mは、略直方体中空状に形成され、底部51aの支柱部51e、51g側の長辺の縁部に、長辺方向に沿って延在する。コネクタ嵌合部51h、51i、51jは、この突出部壁状部51mの突出側とは反対側の中空状の部分に凹部として形成される。コネクタ嵌合部51hは、電源入力用コネクタ61が嵌合可能な形状、大きさの凹部として形成される。コネクタ嵌合部51iは、電源出力用コネクタ62が嵌合可能な形状、大きさの凹部として形成される。コネクタ嵌合部51jは、制御信号用コネクタ63が嵌合可能な形状、大きさの凹部として形成される。また、突出部壁状部51mは、高さ方向の先端面、すなわち、筐体5内に基板3が収容された状態で電源系リジッド部33と高さ方向に沿って対向する面に端子挿入孔(キャビティともいう。)51ma(図6参照)が形成されている。上述の各端子4は、筐体5内に基板3が収容された状態で、一方の端部が当該端子挿入孔51maを貫通してコネクタ嵌合部51h、51i、51j内に露出する。ここでは、端子41は、突出部壁状部51mの端子挿入孔51maを介してコネクタ嵌合部51h内に露出する。端子42は、突出部壁状部51mの端子挿入孔51maを介してコネクタ嵌合部51i内に露出する。端子43は、突出部壁状部51mの端子挿入孔51maを介してコネクタ嵌合部51j内に露出する。電源入力用コネクタ61は、コネクタ嵌合部51hに嵌合することでコネクタ嵌合部51h内に露出した端子41と電気的に接続される。電源出力用コネクタ62は、コネクタ嵌合部51iに嵌合することでコネクタ嵌合部51i内に露出した端子42と電気的に接続される。制御信号用コネクタ63は、コネクタ嵌合部51jに嵌合することでコネクタ嵌合部51j内に露出した端子43と電気的に接続される。なお、以下の説明では、電源入力用コネクタ61、電源出力用コネクタ62、制御信号用コネクタ63を特に区別して説明する必要がない場合には、単にコネクタ6という。
ブラケット部51k、51lは、筐体5を車両の車体等に固定するためのものである。ブラケット部51k、51lは、底部51aの支柱部51e、51g側の長辺、すなわち、突出部壁状部51mが設けられる側の長辺から外側に向けて板状に突出し先端部が円弧状に形成されると共に締結孔51n、51oが形成される。ここでは、ブラケット部51kは、支柱部51e側の端に形成され、ブラケット部51lは、支柱部51g側の端に形成される。締結孔51n、51oは、高さ方向に貫通している。筐体5は、当該締結孔51n、51oにボルト等の締結部材が挿入され車体側の固定部に締結されることで、当該ブラケット部51k、51lが車体側の固定部に固定される。
上記のように構成されるコネクタブロック51は、突出部壁状部51mの先端面に形成された端子挿入孔51ma(図6参照)に各端子4の一端部が挿入、保持されコネクタ嵌合部51h、51i、51j内に露出した状態で、各端子4の他端部が電源系リジッド部33のスルーホール33b(図2、図3、図4等参照)に挿入されハンダ付けされる。この状態で、基板3は、電源系リジッド部33が突出部壁状部51mと高さ方向に沿って対向し当該電源系リジッド部33の長辺が長辺方向に沿い短辺が短辺方向に沿うと共に、フレキシブル部32が支柱部51d、51f側の長辺に沿うような位置関係で電源系リジッド部33がコネクタブロック51に組み付けられる。この場合、基板3は、電源系リジッド部33のフレキシブル部32側とは反対側の一方の角部に形成された位置決め孔51pに支柱部51eの先端に形成された位置決め突起部51qが挿入されることで位置決めされる。そして、基板3は、電源系リジッド部33のフレキシブル部32側の両角部に形成されたネジ孔51r、51sにネジ71、72が挿入され、当該ネジ71、72が支柱部51d、51fの先端に形成された締結孔51t、51uに締結されることで支柱部51d、51e、51f、51g上に固定される。そして、基板3は、フレキシブル部32が端子4側に屈曲され、すなわち、電源系リジッド部33に対して制御系リジッド部34が支柱部51d、51f側に折り曲げられる。基板3は、電源系リジッド部33と制御系リジッド部34とがほぼ垂直となるようにフレキシブル部32が折り曲げられ、制御系リジッド部34の長辺が長辺方向に沿い短辺が高さ方向に沿うような位置関係で制御系リジッド部34がコネクタブロック51に組み付けられる。つまり、基板3は、フレキシブル部32が屈曲することで、短辺方向に沿った断面視(図6参照)にて全体として略L字型に構成される。この場合、基板3は、制御系リジッド部34のフレキシブル部32側とは反対側の両角部に形成されたネジ孔51v、51wにネジ73、74が挿入され、当該ネジ73、74が支柱部51d、51fの基端部(言い換えれば、側壁部51b、51cの側面側の基端部)に形成された締結孔51x、51yに締結されることで支柱部51d、51fの側方に固定される。このようにして、基板3は、電源系リジッド部33と制御系リジッド部34とがほぼ垂直となるようにフレキシブル部32が折り曲げられた状態でコネクタブロック51に組み付けられる。この状態で、基板3は、電源系リジッド部33が高さ方向と直交する方向に沿い、制御系リジッド部34が短辺方向と直交する方向に沿うと共に、電源系リジッド部33が突出部壁状部51mと高さ方向に沿って対向し、制御系リジッド部34が支柱部51d、51fの短辺方向の外側側方に位置する位置関係となる。
カバー52は、コネクタブロック51に組み付けられた基板3等をコネクタブロック51とは反対側から覆うものである。カバー52は、略ロの字型に形成された壁体としての矩形枠状部52aと、当該矩形枠状部52aの一方の開口を閉塞する天井部52bとを含んで構成される。天井部52bは、短辺方向に沿った辺が短辺、長辺方向に沿った辺が長辺となる長方形板状に形成される天井体である。天井部52bは、底部51aよりやや大きい長方形板状に形成される。矩形枠状部52aは、天井部52bの縁部に立設されるようにして形成される。矩形枠状部52aは、天井部52bの長辺方向に沿った一対の長辺側壁面52c、52dと、天井部52bの短辺方向に沿った一対の短辺側壁面52e、52fとを含んで形成される。カバー52は、当該矩形枠状部52a、及び、天井部52bによって一端が開口し他端が閉塞した矩形筒状に形成される。カバー52は、コネクタブロック51に組み付けられた基板3等をコネクタブロック51とは反対側から覆うような位置関係で、コネクタブロック51に対して装着される。カバー52は、コネクタブロック51に装着された状態で、矩形枠状部52aを構成する長辺側壁面52c、52d、短辺側壁面52e、52fがコネクタブロック51の側壁部51b、51cや支柱部51d、51e、51f、51g、制御系リジッド部34の外側に位置する。カバー52は、コネクタブロック51に装着された状態で、種々の係止機構を介してコネクタブロック51に係止される。ここでは、カバー52は、カバー52側の短辺側壁面52e、52fに設けられた係止凹部52gと、コネクタブロック51側の側壁部51b、51cに設けられた爪部51zが係合することで、コネクタブロック51に係止され、当該コネクタブロック51に着脱可能に組み付けられる。
筐体5は、上記のように構成されることでフレキシブル部32が端子4側に屈曲した状態で基板3を収容する。より詳細には、筐体5は、複数のリジッド部31がそれぞれ筐体5の内部空間部を形成する異なる壁面に沿って配置された状態で、コネクタブロック51とカバー52とによって区画される内部空間部側に基板3を収容する(図6等参照)。ここでは、筐体5は、複数のリジッド部31のうち電源系リジッド部33がカバー52の天井部52bに沿って配置され、複数のリジッド部31のうち制御系リジッド部34がカバー52の長辺側壁面52cに沿って配置された状態で基板3を内部空間部側に収容する。基板3は、筐体5内に収容された状態で、電源系リジッド部33が高さ方向に沿って天井部52bと対向し、制御系リジッド部34が短辺方向に沿って長辺側壁面52cと対向する。
そして、本実施形態の各端子4は、複数のリジッド部31の1つ、ここでは電源系リジッド部33において外側に寄って位置して設けられることで、上記のように構成される筐体5内の空間の有効利用や省スペース化を図り、ユニットを小型化することができるレイアウトとしている。
具体的には、各端子4は、電源系リジッド部33においてフレキシブル部32とは反対側に寄って位置する(図2、図5、図6等参照)。すなわち、各端子4の一端部が挿入されるスルーホール33bは、電源系リジッド部33においてフレキシブル部32とは反対側に寄って位置する。ここで、電源系リジッド部33においてフレキシブル部32とは反対側に寄って位置するという場合、複数の端子4の大部分がフレキシブル部32とは反対側に位置している場合を含む。ここでは、複数の端子4、スルーホール33bは、典型的には、大部分が電源系リジッド部33の中央位置C(ここでは、短辺方向の中央位置(図5、図6等参照))よりフレキシブル部32とは反対側の端、すなわち、フレキシブル部32、制御系リジッド部34とは反対側の外端に寄って位置する。
そして、各端子4は、電源系リジッド部33においてフレキシブル部32とは反対側に寄って位置することで、筐体5内において基板3との間に電子部品2を収容する収容空間部53を形成する(図2、図6等参照)。収容空間部53は、コネクタブロック51とカバー52とによって区画される筐体5の内部空間部において、短辺方向(電源系リジッド部33とフレキシブル部32とが並ぶ方向)に対して各端子4よりフレキシブル部32側で、筐体5の壁面、ここでは、天井部52b、長辺側壁面52c、短辺側壁面52e、52f等によって形成される。言い換えれば、この収容空間部53は、コネクタブロック51とカバー52とによって区画される筐体5の内部空間部において、コネクタ嵌合部51h、51i、51jを形成する壁体である突出部壁状部51mと天井部52b、長辺側壁面52c、短辺側壁面52e、52f等との間に区画される。ここでは、収容空間部53は、短辺方向に沿った断面視(図6参照)にて略L字型断面の空間部として形成される。リジッド部31に実装される電子部品2、ここでは、電源系リジッド部33に実装される発熱部品21、制御系リジッド部34に実装される熱脆弱部品22は、この収容空間部53内に収容される。
また、本実施形態の電子部品ユニット1は、コネクタ6とコネクタ嵌合部51h、51i、51jとの嵌合を解除する解除部としてのロック解除部61a、62a、63aが収容空間部53側に位置する(図2、図6等参照)。ここでは、ロック解除部61aは、電源入力用コネクタ61に設けられるアーム状の部材であり、電源入力用コネクタ61がコネクタ嵌合部51hに嵌合した状態で収容空間部53側に位置すると共に先端部がコネクタ嵌合部51hから露出する。ロック解除部61aは、指等でつままれることで撓み、電源入力用コネクタ61とコネクタ嵌合部51hとの嵌合状態を解除し、当該電源入力用コネクタ61をコネクタ嵌合部51hから抜き取り可能とする。ロック解除部62aは、電源出力用コネクタ62に設けられるアーム状の部材であり、電源出力用コネクタ62がコネクタ嵌合部51iに嵌合した状態で収容空間部53側に位置すると共に先端部がコネクタ嵌合部51iから露出する。ロック解除部62aは、指等でつままれることで撓み、電源出力用コネクタ62とコネクタ嵌合部51iとの嵌合状態を解除し、当該電源出力用コネクタ62をコネクタ嵌合部51iから抜き取り可能とする。ロック解除部63aは、制御信号用コネクタ63に設けられるアーム状の部材であり、制御信号用コネクタ63がコネクタ嵌合部51jに嵌合した状態で収容空間部53側に位置すると共に先端部がコネクタ嵌合部51jから露出する。ロック解除部63aは、指等でつままれることで撓み、制御信号用コネクタ63とコネクタ嵌合部51jとの嵌合状態を解除し、当該制御信号用コネクタ63をコネクタ嵌合部51jから抜き取り可能とする。言い換えれば、ロック解除部61a、62a、63aは、筐体5内に基板3が収容された状態で、制御系リジッド部34側を向いて位置する。ここでは、ロック解除部61a、62a、63aは、制御系リジッド部34に実装され収容空間部53に位置する電子部品2である熱脆弱部品22と短辺方向に沿って対面する。
そして、本実施形態の基板3に形成された複数のスルーホール33bは、図7、図8に示すように、メタルマスク300に各スルーホール33bに合わせてそれぞれ形成された開口部301を介してハンダペースト(図8中の斜線部参照)が塗布され端子4がハンダ付けされる。ここでは、複数のスルーホール33bは、基板3を構成する板状の電源系リジッド部33を板厚方向に貫通し開口形状が正円形に形成され、端子4が挿入され、いわゆるリフローハンダ処理によってハンダ付けされる。本実施形態の複数のスルーホール33bは、矩形格子状に配列されている。また、この基板3は、各スルーホール33bの周縁の円環状の導体部分であるランド33cを含んで構成される。ここで、メタルマスク300は、リフローハンダの準備として、各スルーホール33bに対してハンダペーストを印刷によって塗布する際に使用されるマスキング治具であり、開口部301が形成された領域であるペースト印刷領域以外の領域を覆うものである。なお、以下の説明では、便宜的に図7に示す基板3、メタルマスク300の板厚方向と直交する方向の1つを横方向(図8中、向かって左右方向)といい、板厚方向、及び、横方向と直交する方向を縦方向(図8中、向かって上下方向)という。図8は、複数のスルーホール33bが、横方向に並んで3つ、縦方向にそれぞれ並んで3つ、合計9つが矩形格子状に配列されている例を例示している。
そして、本実施形態の基板3は、適用される端子4の寸法に対して、スルーホール33b、メタルマスク300、開口部301等の寸法関係が所定の寸法関係となるように設定されることで、複数のスルーホール33bの間隔が相対的に狭くても、メタルマスク300の開口部301が重なることなく必要なハンダペースト量を確保することができるようにし、これにより、適正に端子4をハンダ付けすることができるようにしている。
以下では、図7、図8に示すように、基板3、端子4、メタルマスク300等の各部の寸法を下記の記号で表す。すなわち、端子4は、スルーホール33bへの挿入方向と直交する方向の断面形状が正方形に形成され、当該正方形の各辺の幅が「TW」で表される。メタルマスク300の開口部301は、開口形状が長方形に形成され、複数が矩形格子状に並んで、すなわち、横方向、及び、縦方向に並んで形成される。そして、開口部301は、図8中の横方向に沿った短辺の長さが「H」で表され、図8中の縦方向に沿った長辺の長さが「V」で表され、板厚方向の厚みが「t1」で表される。また、開口部301は、短辺に沿った横方向に隣接する当該開口部301同士の間隔が「CH1」で表され、長辺に沿った縦方向に隣接する当該開口部301同士の間隔が「CH2」で表される。また、複数のスルーホール33bは、内径が「φ1」で表され、開口部301の短辺に沿った横方向に隣接するスルーホール33b同士の中心間距離が「PH」で表され、開口部301の長辺に沿った縦方向に隣接するスルーホール33b同士の中心間距離が「PV」で表され、スルーホール33bと開口部301の短辺との縦方向に沿った距離のうちの最小のものが「D1」、最大のものが「D2」で表される。また、基板3は、リジッド部31の板厚方向の板厚が「t2」で表される。ここでは、縦方向中央の3つのスルーホール33bは、対応する開口部301に対して縦方向のほぼ中央に位置し、縦方向上側の3つのスルーホール33bは、対応する開口部301に対して縦方向下側に寄って位置し、縦方向下側の3つのスルーホール33bは、対応する開口部301に対して縦方向上側に寄って位置している。またここでは、複数のスルーホール33bはランド33cの外径が「φ2」で表される。
<0.64端子の場合>
一例として、端子4の幅TWが0.64mmの場合、開口部301の短辺の長さH、開口部301の長辺の長さV、開口部301の板厚方向の厚みt1、短辺方向(横方向)に隣接する開口部301同士の間隔CH1、長辺方向(縦方向)に隣接する開口部301同士の間隔CH2、スルーホール33bの内径φ1、短辺方向(横方向)に隣接するスルーホール33b同士の中心間距離PH、長辺方向(縦方向)に隣接するスルーホール33b同士の中心間距離PV、スルーホール33bと開口部301の短辺との距離の最小値D1、スルーホール33bと開口部301の短辺との距離の最大値D2、及び、基板3のリジッド部31の板厚方向の板厚t2は、下記の値に設定される。またここでは、一例としてランド33cの外径φ2は、下記の値に設定される。

TW=0.64mm
H=1.80mm
V=3.00mm
t1=150μm
CH1=CH2=0.40mm
φ1=1.2mm
PH=2.20mm
PV=3.00mm
D1、D2≧0.50mm、D1=0.50mm、D2=1.30mm
1.0mm≦t2≦1.2mm
φ2=1.7mm
<0.50端子の場合>
他の一例として、端子4の幅TWが0.50mmの場合、開口部301の短辺の長さH、開口部301の長辺の長さV、開口部301の板厚方向の厚みt1、短辺方向(横方向)に隣接する開口部301同士の間隔CH1、長辺方向(縦方向)に隣接する開口部301同士の間隔CH2、スルーホール33bの内径φ1、短辺方向(横方向)に隣接するスルーホール33b同士の中心間距離PH、長辺方向(縦方向)に隣接するスルーホール33b同士の中心間距離PV、スルーホール33bと開口部301の短辺との距離の最小値D1、スルーホール33bと開口部301の短辺との距離の最大値D2、及び、基板3のリジッド部31の板厚方向の板厚t2は、下記の値に設定される。またここでは、一例としてランド33cの外径φ2は、下記の値に設定される。

TW=0.50mm
H=1.40mm
V=2.80mm
t1=150μm
CH1=CH2=0.40mm
φ1=1.0mm
PH=1.80mm
PV=2.80mm
D1、D2≧0.50mm、D1=0.50mm、D2=1.30mm
1.0mm≦t2≦1.2mm
φ2=1.3mm
上記のように構成される基板3、及び、電子部品ユニット1は、各部の寸法関係が上記のような寸法関係とされることで、メタルマスク300の開口部301が重なることなく、開口部301を介して塗布されるハンダペースト量を必要ハンダ量に対して必要十分な量として確保することができる。
ここで、必要ハンダ量とは、端子4をスルーホール33bにハンダ付けするために必要とされるハンダの体積であり、スルーホール33b内ハンダ体積(スルーホール33bの全体積から端子4のスルーホール33b内体積を差し引いた値に相当)とフィレットハンダ体積(フィレットの全体積から端子4のフィレット内体積を差し引いた値に相当)との和に相当する。必要ハンダ量は、典型的には、端子4の幅TW、スルーホール33bの内径φ1、基板3の板厚方向の板厚t2等に応じて定まる。
これに対して、ハンダペースト量とは、開口部301を介して塗布されるハンダペーストの体積であり、必要とされるハンダペースト量は、上記の必要ハンダ量に応じて定まる。ハンダペーストは、リフロー炉内でリフローハンダ処理が施されると、熱で乾燥されることにより収縮し、体積が減少する傾向にある。このため、必要とされるハンダペースト量は、上記の必要ハンダ量に対してこのハンダペーストの熱収縮分が加味されて定まる。一般的にソルダーペーストにおけるハンダ粉とペーストフラックスの体積比はおよそ0.51:0.49であるため、この場合、概略的に必要とされるハンダペースト量は、[必要とされるハンダペースト量≒必要ハンダ量×1.96]で算出することができる。
そして、基板3は、板厚方向の板厚t2が相対的に薄くなるほどスルーホール33bの全体積が相対的に少なくなることから必要ハンダ量が相対的に少なくなり、ひいては必要とされるハンダペースト量が相対的に少なくなる傾向にあり、したがって、メタルマスク300の開口部301の開口面積を相対的に小さくしても必要とされるハンダペースト量を確保することができるようになる。このことを利用して、基板3は、板厚t2が1.2mm以下とされるなど、各部の寸法関係が上記のような寸法関係とされることで、スルーホール33bの間隔(上述のPH、PV等)が相対的に狭くなった場合であっても、メタルマスク300の開口部301が重なることなく、開口部301を介して塗布されるハンダペースト量を必要ハンダ量に対して必要十分な量として確保することができる。特に、図8に例示する9つのスルーホール33bのうちの中央のスルーホール33bに対するハンダペーストにおいてこの効果がより顕著となる。一方、基板3は、板厚方向の板厚t2が少なくとも1.0mm以上とされることで、基板3自体の最低限の剛性を確保することができるので、板厚t2を相対的に薄くして必要ハンダ量を抑制し当該必要ハンダ量に対してハンダペースト量を必要十分な量として確保することができる構成とした上で、適正な強度も確保することができる。以上により、この基板3、及び、当該基板3が適用された電子部品ユニット1は、複数のスルーホール33bの間隔が上記寸法であっても、例えば、ハンダホールの発生やブリッジの発生等を抑制して、適正に端子4をハンダ付けすることができる。特に、基板3は、本実施形態の電子部品ユニット1のように、端子4が直線状である場合、スルーホール33bの間隔がコネクタ側の端子ピッチに拘束される傾向にあるが、この場合であっても、スルーホール33bの間隔をコネクタ側の端子ピッチにあわせて狭くしつつ、適正に端子4をハンダ付けすることができる構成とすることができる。
また、基板3、電子部品ユニット1は、上記のように板厚t2を相対的に薄くして必要ハンダ量を抑制し当該必要ハンダ量に対してハンダペースト量を必要十分な量として確保することができる構成としたことで、スルーホール33bの間隔(上述のPH、PV等)が相対的に狭くなった場合であっても、例えば、端子4のスルーホール33b内の部分を押し潰して幅TWを薄くする等の処置をせずに適正に端子4をハンダ付けすることができる。したがって、基板3、電子部品ユニット1は、製造時の工数増加を抑制した上で適正に端子4をハンダ付けすることができ、例えば、製造コストを抑制することができる。さらに、基板3、電子部品ユニット1は、上記のように板厚t2を相対的に薄くして必要ハンダ量を抑制し当該必要ハンダ量に対してハンダペースト量を必要十分な量として確保することができる構成としたことで、スルーホール33bの間隔(上述のPH、PV等)が相対的に狭くなった場合であっても、例えば、斜方格子状、菱形格子状、六角格子状、三角格子状等のようにスルーホール33bを相互にオフセットさせる等の処置をせずに矩形格子状に配列された状態で適正に端子4をハンダ付けすることができる。したがって、基板3、電子部品ユニット1は、可能な限り端子4を共用化することができ、必要とする端子4の形状種類の数を抑制することができるので、この点でも、例えば、製造コストを抑制することができる。
そして、上記の基板3が適用される電子部品ユニット1、及び、この電子部品ユニット1が適用されたワイヤハーネスWHは、複数のリジッド部31がフレキシブル部32を介して接続されると共に当該フレキシブル部32が屈曲した状態で基板3を筐体5に収容することができるのでユニット全体を低背化することができる。そして、電子部品ユニット1、ワイヤハーネスWHは、電線Wとのコネクタ6と基板3とを接続する端子4が複数のリジッド部31の1つから直線状に立設されると共に当該端子4がリジッド部31においてフレキシブル部32とは反対側に寄せられて位置することで、筐体5内の端子4と基板3との間の空間を、リジッド部31に実装された電子部品2を収容するための収容空間部53として有効に利用することができるので、筐体5内の電子部品2を高密度化し省スペース化することができる。この結果、電子部品ユニット1、ワイヤハーネスWHは、小型化することができ、その上で、スルーホール33bの間隔を相対的に狭くしさらなる小型化を図った場合でも、上述のように適正に端子4をハンダ付けすることができる。
また、電子部品ユニット1、ワイヤハーネスWHは、各端子4が複数のリジッド部31の1つから直線状に立設されることから、例えば、端子4がL字型に屈曲するような場合と比較して、可能な限り端子4を共用化することができ、必要とする端子4の形状種類の数を抑制することができる。また、電子部品ユニット1、ワイヤハーネスWHは、各端子4をリジッド部31に対して垂直にすることができるので、例えば、端子4がL字型に屈曲するような場合と比較して、全長を短くすることができ、コスト抑制や軽量化を図ることができる。これにより、電子部品ユニット1、ワイヤハーネスWHは、例えば、製造コストを抑制することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニットは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、電子部品ユニット1は、いわゆるパワーインテグレーションであるものとして説明したがこれに限らない。
以上の説明では、複数のリジッド部31は、第1実装部としての電源系リジッド部33と、第2実装部としての制御系リジッド部34の2つを含んで構成されるものとして説明したがこれ限らず、3つ以上を含んで構成されてもよい。また、以上の説明では、基板3は、電力が入出力される端子4や発熱しやすい発熱部品21を電源系リジッド部33に設ける一方、熱に対する耐久性が低い熱脆弱部品22を制御系リジッド部34に設けることで、主な発熱源が設けられる領域と熱に弱い部品が設けられる領域とを基板3上で分割して区分け(ゾーニング)するものとして説明したがこれに限らない。
また、以上の説明では、基板3は、電源系リジッド部33と制御系リジッド部34とがほぼ垂直となるようにフレキシブル部32が屈曲することで、短辺方向に沿った断面視(図6参照)にて全体として略L字型に構成されるものとして説明したがこれに限らない。基板3は、少なくともフレキシブル部32が端子4側に屈曲した状態で筐体5に収容されていればよく、電源系リジッド部33と制御系リジッド部34とがなす角度が鈍角でもよいし鋭角でもよい。
また、以上の説明では、コネクタ6とコネクタ嵌合部51h、51i、51jとの嵌合を解除するロック解除部61a、62a、63aが収容空間部53側に位置するものとして説明したがこれに限らず、例えば、筐体5の外側に面していてもよい。
また、以上の説明では、端子4は、直線状端子であるものとして説明したが、これ限らず、L字型の端子であってもよい。この場合、基板3は、スルーホール33bの間隔(上述のPH、PV等)を相対的に狭くし省スペース化、小型化を図った上で、適正に端子4をハンダ付けすることができる。
また、以上で説明したランド33cの外径φ2は、上記で説明した値に限られない。
1 電子部品ユニット
2 電子部品
3 基板(電子部品ユニット用基板)
4、41、42、43 端子
5 筐体
31 リジッド部(実装部)
33b スルーホール
33c ランド
300 メタルマスク
301 開口部

Claims (5)

  1. 電子部品が実装される板状の実装部と、
    前記実装部を板厚方向に貫通し開口形状が正円形に形成されると共に端子が挿入されハンダ付けされる複数のスルーホールとを備え、
    前記複数のスルーホールは、メタルマスクに各前記スルーホールに合わせてそれぞれ形成された開口部を介してハンダペーストが塗布され前記端子がハンダ付けされ、
    前記端子は、前記スルーホールへの挿入方向と直交する方向の断面形状が正方形に形成され、当該正方形の各辺の幅が0.64mmであり、
    前記開口部は、開口形状が長方形に形成され、短辺の長さが1.80mmであり、長辺の長さが3.00mmであり、前記板厚方向の厚みが150μmであり、短辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔、及び、長辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔が0.40mmであり、
    前記複数のスルーホールは、それぞれの内径が1.2mmであり、前記開口部の短辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が2.20mmであり、前記開口部の長辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が3.00mmであり、当該スルーホールと前記開口部の短辺との距離が0.50mm以上であり、
    前記実装部は、板厚が1.0mm以上1.2mm以下であることを特徴とする、
    電子部品ユニット用基板。
  2. 電子部品が実装される板状の実装部と、
    前記実装部を板厚方向に貫通し開口形状が正円形に形成されると共に端子が挿入されハンダ付けされる複数のスルーホールとを備え、
    前記複数のスルーホールは、メタルマスクに各前記スルーホールに合わせてそれぞれ形成された開口部を介してハンダペーストが塗布され前記端子がハンダ付けされ、
    前記端子は、前記スルーホールへの挿入方向と直交する方向の断面形状が正方形に形成され、当該正方形の各辺の幅が0.50mmであり、
    前記開口部は、開口形状が長方形に形成され、短辺の長さが1.40mmであり、長辺の長さが2.80mmであり、前記板厚方向の厚みが150μmであり、短辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔、及び、長辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔が0.40mmであり、
    前記複数のスルーホールは、それぞれの内径が1.0mmであり、前記開口部の短辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が1.80mmであり、前記開口部の長辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が2.80mmであり、当該スルーホールと前記開口部の短辺との距離が0.50mm以上であり、
    前記実装部は、板厚が1.0mm以上1.2mm以下であることを特徴とする、
    電子部品ユニット用基板。
  3. 前記複数のスルーホールは、矩形格子状に配列される、
    請求項1又は請求項2に記載の電子部品ユニット用基板。
  4. 電子部品が実装される板状の実装部、及び、前記実装部を板厚方向に貫通し開口形状が正円形に形成されると共に端子が挿入されハンダ付けされる複数のスルーホールを有する基板と、
    前記基板を収容する筐体とを備え、
    前記複数のスルーホールは、メタルマスクに各前記スルーホールに合わせてそれぞれ形成された開口部を介してハンダペーストが塗布され前記端子がハンダ付けされ、
    前記端子は、前記スルーホールへの挿入方向と直交する方向の断面形状が正方形に形成され、当該正方形の各辺の幅が0.64mmであり、
    前記開口部は、開口形状が長方形に形成され、短辺の長さが1.80mmであり、長辺の長さが3.00mmであり、前記板厚方向の厚みが150μmであり、短辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔、及び、長辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔が0.40mmであり、
    前記複数のスルーホールは、それぞれの内径が1.2mmであり、前記開口部の短辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が2.20mmであり、前記開口部の長辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が3.00mmであり、当該スルーホールと前記開口部の短辺との距離が0.50mm以上であり、
    前記実装部は、板厚が1.0mm以上1.2mm以下であることを特徴とする、
    電子部品ユニット。
  5. 電子部品が実装される板状の実装部、及び、前記実装部を板厚方向に貫通し開口形状が正円形に形成されると共に端子が挿入されハンダ付けされる複数のスルーホールを有する基板と、
    前記基板を収容する筐体とを備え、
    前記複数のスルーホールは、メタルマスクに各前記スルーホールに合わせてそれぞれ形成された開口部を介してハンダペーストが塗布され前記端子がハンダ付けされ、
    前記端子は、前記スルーホールへの挿入方向と直交する方向の断面形状が正方形に形成され、当該正方形の各辺の幅が0.50mmであり、
    前記開口部は、開口形状が長方形に形成され、短辺の長さが1.40mmであり、長辺の長さが2.80mmであり、前記板厚方向の厚みが150μmであり、短辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔、及び、長辺に沿った方向に隣接する当該開口部同士の間隔が0.40mmであり、
    前記複数のスルーホールは、それぞれの内径が1.0mmであり、前記開口部の短辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が1.80mmであり、前記開口部の長辺に沿った方向に隣接する前記スルーホール同士の中心間距離が2.80mmであり、当該スルーホールと前記開口部の短辺との距離が0.50mm以上であり、
    前記実装部は、板厚が1.0mm以上1.2mm以下であることを特徴とする、
    電子部品ユニット。
JP2015136471A 2015-07-07 2015-07-07 電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニット Active JP6553965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015136471A JP6553965B2 (ja) 2015-07-07 2015-07-07 電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015136471A JP6553965B2 (ja) 2015-07-07 2015-07-07 電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017022182A true JP2017022182A (ja) 2017-01-26
JP6553965B2 JP6553965B2 (ja) 2019-07-31

Family

ID=57889766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015136471A Active JP6553965B2 (ja) 2015-07-07 2015-07-07 電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6553965B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018029168A (ja) * 2017-03-21 2018-02-22 富士ゼロックス株式会社 基板装置の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003124618A (ja) * 2001-10-17 2003-04-25 Denso Corp プリント配線基板
JP2011159923A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Denso Corp 電子装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003124618A (ja) * 2001-10-17 2003-04-25 Denso Corp プリント配線基板
JP2011159923A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Denso Corp 電子装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018029168A (ja) * 2017-03-21 2018-02-22 富士ゼロックス株式会社 基板装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6553965B2 (ja) 2019-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10356921B2 (en) Electronic component unit, wire harness, and ventilator waterproofing structure
US9343725B2 (en) Bus bar module and power supply unit
JP6434471B2 (ja) 電子部品ユニット、電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP6553982B2 (ja) 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
US9716325B1 (en) Electronic component unit and electrical connection box
US10483738B2 (en) Electrical connection box and wire harness
JP5859228B2 (ja) 箱体
JP2017022809A (ja) 電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネス
JP2016226249A (ja) 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
US10513231B2 (en) Electronic component unit, wire harness, and connector fixing structure
JP2017022183A (ja) 電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニット
JP2017022184A (ja) 電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニット
JP2009171763A (ja) 電気接続箱
JP6553965B2 (ja) 電子部品ユニット用基板、及び、電子部品ユニット
US10063040B1 (en) Electrical connection box and wire harness
US10166869B1 (en) Electronic component unit, wire harness, and connector fixing structure
WO2014142063A1 (ja) ヒューズブロック
JP6811098B2 (ja) 電子部品ユニット、電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP6573789B2 (ja) 電子部品ユニット製造方法、及び、電子部品ユニット
JP5608454B2 (ja) 基板の部品固定構造
CN114175867B (zh) 电子模块
JP2021099909A (ja) 基板コネクタ、電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネス
JP7378897B2 (ja) 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP6656017B2 (ja) 制御基板及び電気接続箱
JP2021099908A (ja) 基板コネクタ、電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6553965

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250