JP2017020256A - 扉装置及びこれを用いた扉設置構造 - Google Patents

扉装置及びこれを用いた扉設置構造 Download PDF

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Abstract

【課題】開閉の際に要する戸先が移動する側のスペースを小さくし得る扉装置及びこれを用いた扉設置構造を提供する。【解決手段】扉装置1は、第1壁体3と該第1壁体に対して直交状とされた第2壁体7とによって区画されるように設けられる開口2を開閉する戸体10と、長手方向中央部が前記開口に位置するように前記第1壁体に沿うように配され、かつ前記戸体の戸幅方向一端部14の上端側を、上下方向に沿う軸15廻りに回転自在に前記第1壁体の壁幅方向に沿って移動自在にガイドする第1レール20と、長手方向一端部が前記第1レールの長手方向中央部に接続されるように前記開口の幅方向に沿うように配され、かつ前記戸体の戸幅方向中央部の上端側を、上下方向に沿う軸17廻りに回転自在に前記開口の幅方向に沿って移動自在にガイドする第2レール25と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、扉装置及びこれを用いた扉設置構造に関する。
従来より、出入口等となる開口を開閉する扉が知られている。例えば、下記特許文献1には、収納箱と部屋の壁との間の開口を開閉するドアを、壁に水平回転自在に取り付けた構造の開示がある。
実開昭60−191606号公報
しかしながら、上記のようなドアは、戸尻側端部を支点として戸先側を大きく移動させるように回転させて開閉する必要があるため、戸先が移動する側に大きなスペースが必要になるという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、開閉の際に要する戸先が移動する側のスペースを小さくし得る扉装置及びこれを用いた扉設置構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る扉装置は、第1壁体と該第1壁体に対して直交状とされた第2壁体とによって区画されるように設けられる開口を開閉する戸体と、長手方向中央部が前記開口に位置するように前記第1壁体に沿うように配され、かつ前記戸体の戸幅方向一端部の上端側を、上下方向に沿う軸廻りに回転自在に前記第1壁体の壁幅方向に沿って移動自在にガイドする第1レールと、長手方向一端部が前記第1レールの長手方向中央部に接続されるように前記開口の幅方向に沿うように配され、かつ前記戸体の戸幅方向中央部の上端側を、上下方向に沿う軸廻りに回転自在に前記開口の幅方向に沿って移動自在にガイドする第2レールと、を備えていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る扉設置構造は、本発明に係る扉装置を用いた扉設置構造であって、第1壁体と該第1壁体に対して直交状とされた第2壁体とによって区画するように開口を設け、前記第1レールを、長手方向中央部が前記開口に位置するように前記第1壁体に沿うように設け、前記第2レールを、前記開口の幅方向に沿うように設け、これら第1レール及び第2レールに、前記開口を開閉する前記戸体を建て付けた構造とされていることを特徴とする。
本発明に係る扉装置及びこれを用いた扉設置構造は、上述のような構成としたことで、開閉の際に要する戸先が移動する側のスペースを小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係る扉装置及びこれを用いた扉設置構造の一例を模式的に示す一部破断概略横断面図である。 (a)、(b)は、いずれも図1に対応させた一部破断概略横断面図である。 同扉装置及び同扉設置構造の一部破断概略横断面図である。 (a)、(b)は、同扉装置及び同扉設置構造の一例を模式的に示す一部破断概略斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の実施形態では、本実施形態に係る扉装置を設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図4は、本実施形態に係る扉装置及びこれを用いた扉設置構造の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る扉装置1は、図1及び図4に示すように、第1壁体3とこの第1壁体3に対して直交状とされた第2壁体7とによって区画されるように設けられる開口2を開閉する戸体10を備えている。また、扉装置1は、長手方向中央部が開口2に位置するように第1壁体3に沿うように配される第1レール20と、長手方向一端部が第1レール20の長手方向中央部に接続されるように開口2の幅方向に沿うように配される第2レール25と、を備えている。第1レール20は、戸体10の戸幅方向一端部としての戸尻側端部14の上端側を、上下方向に沿う軸15廻りに回転自在に第1壁体3の壁幅方向に沿って移動自在にガイドする構成とされている。第2レール25は、戸体10の戸幅方向中央部の上端側を、上下方向に沿う軸17廻りに回転自在に開口2の幅方向に沿って移動自在にガイドする構成とされている。
また、本実施形態では、扉装置1は、第1レール20の下方側に位置するように対状に配される下側の第1レール20Aを備えている。
本実施形態に係る扉設置構造は、本実施形態に係る扉装置1を用いた設置構造とされている。この扉設置構造は、第1壁体3と第1壁体3に対して直交状とされた第2壁体7とによって区画するように開口2を設け、第1レール20を、長手方向中央部が開口2に位置するように第1壁体3に沿うように設けた構造とされている。また、この扉設置構造は、第2レール25を、開口2の幅方向に沿うように設け、これら第1レール20及び第2レール25に、開口2を開閉する戸体10を建て付けた構造とされている。また、本実施形態では、上側第1レール20の下方側に下側第1レール20Aを設けた構造としている。
開口2は、図1及び図2に示すように、開口幅方向両側が第1壁体3と第2壁体7とによって区画されるように、かつ、第2壁体7を貫通するように設けられている。つまり、開口2は、第2壁体7の壁厚方向両側空間を往来する際の出入口を構成するように設けられている。
本実施形態に係る扉設置構造は、図4に示すように、この開口2を、床から天井に至るように設けた構造とされている。つまり、開口2の下側を床面によって区画し、開口2の上側を天井面によって区画した例を示している。つまりは、第2壁体7を、第1壁体3の壁面から第2壁体7の壁幅方向に離間させるように設けた構造としている。なお、第2壁体7としては、固定的に設けられた間仕切壁に限られず、可動式の間仕切壁としたり、収納箱等としてもよい。
また、本実施形態では、第1壁体3に、後記するように開放位置とされる戸体10を収容する収容凹所4を設け、上下両側の第1レール20,20Aを、この収容凹所4に位置するように設けた構成としている。
収容凹所4は、第1壁体3の壁厚方向一方側となる開口幅方向中心側に向けて開口するように設けられ、開口幅方向中心側に向く底面が開口2の幅方向一方側の内側面を構成する。また、この収容凹所4は、第1壁体3の壁幅方向に沿う方向(幅方向)中央部が、第2壁体7の壁厚方向に沿う方向で開口2(第2壁体7)と一致する位置となるように設けられている。この収容凹所4の深さ寸法や、上下寸法、第1壁体3の壁幅方向に沿う寸法は、戸体10の収容が可能なように、適宜の寸法とされている。本実施形態では、収容凹所4を、第1壁体3の上下方向の全体に亘って設け、その上下両側に、上下両側の第1レール20,20Aを埋込状に設けた構成としている。
また、本実施形態では、この収容凹所4の幅方向両内側面に、この収容凹所4の幅方向中心側に向けてそれぞれに開口する受凹部6,6が設けられたラッチ受5,5をそれぞれに設けた構成としている。これらラッチ受5,5には、収容凹所4の開口縁に沿うようにラッチ当たり部がそれぞれに設けられている。
また、開口2の反収容凹所側の内側面となる幅方向他方側の内側面を構成する第2壁体7の端面に、開口2の幅方向中心側に向けて開口する受凹部9が設けられたラッチ受8を設けた構成としている。このラッチ受8には、第2壁体7の壁厚方向両側縁に沿うようにラッチ当たり部がそれぞれに設けられている。
また、これらラッチ受5,5,8は、同高さに位置するように設けられている。
戸体10は、略矩形平板状とされており、上下寸法及び戸幅寸法が開口2の高さ寸法及び幅寸法に応じた寸法とされている。
この戸体10は、図1及び図2に示すように、戸幅方向他端部としての戸先側端部11に、戸幅方向に出没自在とされたラッチ13を設けた構成とされている。このラッチ13が上記した各ラッチ受5,5,8の受凹部6,6,9に差し入れられ、戸体10の開放位置及び閉鎖位置の維持がなされる。なお、このラッチ13は、戸厚方向両面側にラッチ受5,5,8のラッチ当たり部への当接に伴い当該ラッチ13を没入させる傾斜ガイド面が設けられたものとしてもよい。
また、戸体10の戸先側端部11の戸厚方向両側には、ラッチ13を没入させる操作部としての把手(ハンドル)12,12が設けられている。このような把手12,12としては、戸厚方向に沿う軸廻りに回転操作されるレバー状やノブ状とされたものとしてもよいが、戸厚方向に沿って押圧操作及び引張操作がなされるいわゆるプッシュプルハンドルとしてもよい。図例では、これら把手12,12を、戸体10の略厚さ内に埋込状に設けた例を示している。
この戸体10の戸尻側端部14の上端側には、上側第1レール20にガイドされる被ガイド部16が設けられている。本実施形態では、戸体10の戸尻側端部14の下端側にも、下側第1レール20Aにガイドされる被ガイド部16を設けた構成としている。
また、本実施形態では、これら上下両側の被ガイド部16,16を、上下方向に軸方向を沿わせた連結軸15によって連動して回転するように連結された被ガイド回転体16,16としている(図3及び図4参照)。
連結軸15は、戸体10の高さ方向(上下方向)に長手方向(軸方向)を沿わせた長尺状とされ、戸体10の戸尻側端部14を貫通するように設けられている。また、この連結軸15は、戸体10の上端面及び下端面から上下方向に突出するように設けられている。なお、戸体10に、この連結軸15を回転自在に保持する軸受部を設けた構成としてもよい。
被ガイド回転体16,16は、連結軸15の上下端部に、それぞれ回転不能に固定されている。本実施形態では、図3に示すように、これら被ガイド回転体16,16を、戸体10に対して連結軸15廻りに連結軸15と供廻りするピニオン(歯車)16,16としている。これら上下両側のピニオン16,16は、互いに同様の構成とされている。
また、本実施形態では、戸体10の戸幅方向中央部の上端側に、第2レール25にガイドされる中央被ガイド部18を設けた構成としている。本実施形態では、この中央被ガイド部18を、第2レール25の幅方向(第2壁体7の壁厚方向)に軸方向を沿わせた軸廻りに回転自在とされた転動体を同レール幅方向に間隔を空けて設けた構成とされたランナー18としている。このランナー18は、上下方向に沿う軸17としてのランナー軸17を介して戸体10の上端側に設けられている。
ランナー軸17は、戸体10の上端面から上方に向けて突出するように、かつ、軸方向を上下方向に沿わせるように設けられ、ランナー18を戸体10に対して上下方向に沿う軸廻りに回転自在に保持する構成とされている。なお、ランナー軸17に対してランナー18を回転自在に設けた態様に代えて、戸体10にランナー軸17を上下方向に沿う軸廻りに回転自在に保持する軸受部を設けた構成としてもよい。つまりは、本実施形態のように、中央被ガイド部を上記のようなランナー18とした場合には、このランナー18が戸体10に対して上下方向に沿う軸廻りに回転自在とされたものであればよい。
上下両側の第1レール20,20Aは、第1壁体3の壁幅方向に沿って長尺状とされている。これら第1レール20,20Aは、互いに概ね同様の構成とされており、互いに向き合う方向となる上下方向に開口し、戸体10のピニオン16,16を受け入れるガイド溝21,21をそれぞれに全長に亘って設けた構成とされている(図3参照)。なお、図3では、上側第1レール20及び後記する第2レール25の天板部側を破断した横断面図を示している。
また、本実施形態では、これら上下両側の第1レール20,20Aのそれぞれに、ピニオン16,16が連動して回転するように、これらピニオン16,16をガイドするガイド部としてのラック部23,23を設けた構成としている。
これら上下両側の第1レール20,20Aのラック部23,23は、ガイド溝21,21の溝幅方向一方側の側壁部を構成するように設けられている。これらラック部23,23は、戸体10の上下両側のピニオン16,16にそれぞれ噛み合う構成とされ、第1レール20,20Aの略全長に亘って設けられている。また、図例では、これらラック部23,23を、収容凹所4の底面側に沿うように設けた例を示している。
これら上下両側のラック部23,23に戸体10の上下両側のピニオン16,16が噛み合いながら連動して回転することで、戸体10の戸尻側端部14の上下両側が上下両側の第1レール20,20Aに沿って同期的に移動するようにガイドされる。つまり、戸体10の戸尻側端部14の上下両側が平面視して互いに重なり合った状態を保って移動するように上下両側の第1レール20,20Aに沿ってガイドされる。
また、上下両側の第1レール20,20Aには、ガイド溝21,21の溝幅方向他方側を区画するように側壁部22,22がそれぞれに設けられている。これら側壁部22,22は、ガイド溝21,21内に配されたピニオン16,16に近接または当接するように、好ましくは当接しないように設けられている。また、上側第1レール20の側壁部22のレール長手方向中央部に、後記する第2レール25の長手方向一端部が接続されている。図例では、上側第1レール20のガイド溝21と第2レール25のガイド溝26とが連通するように、側壁部22に切欠状の開口部を設けた例を示している。
また、上下両側の第1レール20,20Aには、両側壁部22,23,22,23から溝幅方向中心側に向けて突出するように抜止片部24,24,24,24が設けられている。これら抜止片部24,24,24,24によって戸体10の上下両側のピニオン16,16のガイド溝21,21からの脱離が防止されている。また、これら抜止片部24,24,24,24間の溝幅方向に沿う寸法は、ピニオン16,16がラック部23,23に噛み合うように、戸体10の連結軸15の径に応じた寸法とされている。
なお、上側第1レール20の両抜止片部24,24によって戸体10の上端側のピニオン16を上吊状に保持する構成としてもよい。この場合、両抜止片部24,24の上面に、戸体10の上端側のピニオン16の下面側との摺動性を向上すべく、長手方向に延びる突条等を設けたりしてもよい。または、下側第1レール20Aの底板部側において戸体10の戸尻側端部14側の荷重を受ける構成としてもよい。この場合は、下側第1レール20Aの底板部上に、戸体10の下端側のピニオン16の下面側との摺動性を向上すべく、長手方向に延びる突条等を設けたりしてもよい。若しくは、戸体10の下端側のピニオン16の下方側に、下側第1レール20Aの底板部上を走行自在とされた自在キャスター等を設けた構成としてもよい。
また、上下両側の第1レール20,20Aは、天井側や床側に埋込状に設けた態様に限られず、天井側や床側に付設状に設けた構成としてもよい。
第2レール25は、開口2の幅方向(第2壁体7の壁幅方向)に沿って長尺状とされ、第2壁体7の壁厚方向で第2壁体7の壁厚方向中心に一致する位置となるように設けられている。
また、第2レール25は、図3に示すように、下方側に向けて開口し、戸体10のランナー18を受け入れるガイド溝26を全長に亘って設けた構成とされている。
この第2レール25は、上側第1レール20との接続部から開口2の幅方向の全体に亘って設けられるものとしてもよいが、図例では、上記接続部から開口2の開口幅方向略中央部までの長さ寸法とされたものとしている。
また、第2レール25には、ガイド溝26の溝幅方向両側を区画するように両側壁部27,27が設けられている。また、第2レール25には、これら両側壁部27,27の下端部から互いに向き合う方向に突出し、戸体10のランナー18を案内支持する案内片部28,28が設けられている。これら案内片部28,28上を、ランナー18の転動体が走行する構成とされている。また、これら案内片部28,28間の溝幅方向に沿う寸法は、戸体10のランナー軸17の径に応じた寸法とされている。
また、これら案内片部28,28は、図3に示すように、上側第1レール20の側壁部22側の抜止片部24に連なるように設けられている。戸体10が開放位置とされた状態におけるランナー18は、第2レール25のガイド溝26に連通する上側第1レール20のガイド溝21内に位置し、上側第1レール20の抜止片部24,24に支持される。
なお、第2レール25を、天井側に埋込状や付設状に設けた構成としてもよい。
また、第2レール25(または上側第1レール20)の適所に、戸体10が開放位置及び閉鎖位置の両方または一方とされた状態のランナー18を捕捉したり、移動を抑制したりする、いわゆるキャッチ機構を設けた構成としてもよい。この場合は、上記したラッチ13やラッチ受5,5,8等を設けないようにしてもよい。
また、この第2レール25と上側第1レール20とは、一体的に成形されたものとしてもよく、別体とされたものを接合したものとしてもよい。また、これら第1レール20,20A及び第2レール25は、適宜の金属系材料や合成樹脂系材料から成形されたものとしてもよい。
上記構成とされた第1レール20,20A及び第2レール25にガイドされる戸体10は、以下のように、開口2を閉鎖する閉鎖位置と収容凹所4に収容される開放位置とを移動自在とされている。
図1及び図4(a)に示すように、戸体10を閉鎖位置とすれば、戸体10の戸先側端部11が開口2の反収容凹所側の内側面に近接し、ラッチ13がラッチ受8の受凹部9に挿入され、戸体10の戸尻側端部14が収容凹所4の底面に近接した状態となる。なお、閉鎖位置の戸体10の戸尻側端部14と収容凹所4の底面との隙間や、戸先側端部11と開口2の反収容凹所側の内側面との隙間を遮蔽するモヘア等の隙間遮蔽部材を設けた構成としてもよい。
また、この閉鎖位置では、戸体10の戸尻側端部14の上下両側のピニオン16,16が上下両側の第1レール20,20Aの長手方向中央部に位置し、戸幅方向中央部の上端側のランナー18が開口2の幅方向略中央部に位置する。
この閉鎖位置とされた戸体10の戸先側端部11を、図2(a)及び図4(b)に示すように、第2壁体7の壁厚方向一方側に移動させれば、戸先側端部11が第2壁体7の壁厚方向を短径とする楕円の四半円弧上を移動するように、収容凹所4側に向けて移動する。また、この際、戸体10の戸尻側端部14が第1レール20,20Aに沿って同壁厚方向他方側に移動しながら戸体10の戸幅方向中央部が第2レール25に沿って収容凹所4側に移動し、開放位置となる。この開放位置では、戸体10の戸先側端部11が収容凹所4の一方の内側面に近接し、この一方の内側面側に設けられたラッチ受5の受凹部6にラッチ13が挿入され、戸体10の戸尻側端部14が収容凹所4の他方の内側面に近接した状態となる。また、この開放位置では、戸体10の戸尻側端部14の上下両側のピニオン16,16が上下両側の第1レール20,20Aにおける収容凹所4の他方の内側面側の端部に位置し、戸幅方向中央部の上端側のランナー18が上側第1レール20の長手方向中央部に位置する。
一方、閉鎖位置とされた戸体10の戸先側端部11を、図2(b)に示すように、上記とは逆側となる第2壁体7の壁厚方向他方側に移動させれば、詳述は省略するが、戸体10の各部が上記とは逆側に概ね同様に移動して開放位置となる。つまり、この開放位置では、戸体10の戸先側端部11が収容凹所4の他方の内側面に近接し、この他方の内側面側に設けられたラッチ受5の受凹部6にラッチ13が挿入され、戸体10の戸尻側端部14が収容凹所4の一方の内側面に近接した状態となる。また、この開放位置では、戸体10の戸尻側端部14の上下両側のピニオン16,16が上下両側の第1レール20,20Aにおける収容凹所4の一方の内側面側の端部に位置し、戸幅方向中央部の上端側のランナー18が上側第1レール20の長手方向中央部に位置する。
また、本実施形態では、上述のようにそれぞれの開放位置とされた戸体10の戸厚方向反収容凹所側に向く面が第1壁体3の壁面と略同一平面状となるように戸体10が収容凹所4に収容される構造としている。なお、このような態様に代えて、開放位置とされた戸体10の戸厚方向反収容凹所側に向く面が第1壁体3の壁面よりも収容凹所4の底面側に位置する構造としたり、開放位置とされた戸体10が第1壁体3の壁面よりも突出する構造としたりしてもよい。
また、上述のようにそれぞれの開放位置とされた戸体10を、閉鎖位置とする際には、詳述は省略するが、各開放位置側への移動軌跡に沿うように逆側に移動し、閉鎖位置とされる。
本実施形態に係る扉装置1及びこれを用いた扉設置構造は、上述のような構成としたことで、開閉の際に要する戸先が移動する側のスペースを小さくすることができる。
つまり、戸体10の戸尻側端部14を上下方向に沿う軸15廻りに回転自在に第1壁体3の壁幅方向に沿って移動自在にガイドする第1レール20を、上記のように設けた構成としている。また、戸体10の戸幅方向中央部を上下方向に沿う軸17廻りに回転自在に開口2の幅方向に沿って移動自在にガイドする第2レール25を、上記のように設けた構成としている。従って、上述のように、閉鎖位置とされた戸体10を開放させる際には、戸尻側端部14が戸先側端部11とは第2壁体7の壁厚方向で逆側に移動しながら戸体10が開放される。これにより、戸尻側端部が軸支されたものと比べて、開放する際に要する戸先が移動する側のスペースを小さくすることができる。また、この開放位置から閉鎖する際も同様、戸尻側端部が軸支されたものと比べて、閉鎖する際に要する戸先が移動する側のスペースを小さくすることができる。
また、第2壁体7の壁厚方向両側のいずれ側からでも戸先側端部11を押すように移動させることで開放させることができるので、開閉の際に要する戸先が移動する側の省スペース化が図れることも相俟って、開閉の際における操作性を向上させることもできる。
また、戸体10が開放位置において第1壁体3に沿うように配されることとなるので、戸体10を引戸とした場合に必要となる第2壁体7側における引戸納めスペースを不要にすることができる。また、例えば、戸体10を折戸としたものと比べて、有効開口幅を効果的に大きくすることができる。
また、本実施形態では、第1壁体3に、開放位置の戸体10を収容する収容凹所4を設け、第1レール20(20A)を、この収容凹所4に位置するように設けた構造としている。従って、開口2を開放させた際に戸体10を収容凹所4に収容させることができるので、有効開口幅をより効果的に大きくすることができ、また、開放位置の戸体10との接触等を抑制することができる。なお、このような収容凹所4を設けずに、開放位置の戸体10を、第1壁体3の壁面に沿わせるように納める態様としてもよい。
また、本実施形態では、上側第1レール20の下方側に位置するように対状に配される下側第1レール20Aを設け、戸体10の戸尻側端部14の上下両側に、上下両側の第1レール20,20Aにガイドされる被ガイド部16,16を設けた構成としている。従って、戸体10を開閉させる際に、上下両側の第1レール20,20Aに沿って戸体10の戸尻側端部14を円滑に移動させることができ、戸体10の下端側の振れや捩れ等を低減することができる。
また、本実施形態では、戸体10の戸尻側端部14の上下両側の被ガイド部16,16を、連結軸15によって連結された被ガイド回転体(ピニオン)16,16としている。また、上下両側の第1レール20,20Aに、上下両側の被ガイド回転体16,16が連動して回転するようにガイドするガイド部(ラック部)23,23を設けた構成としている。従って、戸体10を開閉させる際に、戸体10の戸尻側端部14の上下両側の被ガイド回転体16,16が上下両側の第1レール20,20Aのガイド部23,23に沿って同期的に回転しながら移動されることとなる。これにより、戸体10を開閉させる際に、戸体10の戸尻側端部14をより円滑に移動させることができ、戸体10の下端側の振れや捩れ等をより効果的に低減することができる。
また、本実施形態では、被ガイド回転体をピニオン16,16とし、ガイド部をラック部23,23としている。従って、ピニオン16,16がラック部23,23に噛み合いながら移動することとなるので、戸体10の下端側の振れや捩れ等をより効果的に低減することができる。
なお、被ガイド回転体16としては、ピニオンに限られず、スプロケットや、周面が高摩擦面とされた円板状とされたものとしてもよい。また、これに対応させて、ガイド部23を、一方の側壁部に設けられたチェーンや、高摩擦面等としてもよい。また、高摩擦面同士が当接するように、被ガイド回転体16をガイド部23に向けて押し付けるように付勢する付勢部等を設けた構成としてもよい。被ガイド回転体16及びガイド部23としては、その他、種々の構成とされたものの採用が可能である。
また、上記のような被ガイド回転体16及びガイド部23を設けた態様に代えて、戸体10の上下両側の被ガイド部16,16を、連動して回転されないものとしてもよい。例えば、これら上下両側の被ガイド部16,16を、上下両側の第1レール20,20Aのガイド溝21,21に沿ってそれぞれに個別にガイドされるランナーやピボット等としてもよい。この場合は、上下両側の第1レール20,20Aを必要に応じて変形するようにしてもよい。
また、本実施形態では、戸体10が上側第1レール20及び第2レール25に上吊状に保持される構成とし、下側第1レール20Aを設け、下側第2レールを設けていない例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、下側第1レール20Aを設けないようにしてもよく、この場合は、戸体10の戸尻側端部14の下端側に被ガイド部16を設けないようにしてもよい。また、下側第2レールを設けた態様としてもよく、この場合は、戸体10の戸幅方向中央部の下端側に被ガイド部を設けた態様としてもよい。
また、戸体10が上吊状に保持される態様に代えて、下荷重型としてもよく、この場合は、戸体10の戸幅方向中央部及び戸尻側端部14の下端側に、床等の走行対象上を走行自在とされた自在キャスター等を設けた構成としてもよい。また、この場合は、戸体10の戸幅方向中央部の上端側の中央被ガイド部18を、ランナーとせずに、ピボット等としてもよい。戸体10の戸尻側端部14及び戸幅方向中央部の上端側に設けられる被ガイド部16,18としては、その他、種々の構成とされたものの採用が可能であり、また、これらに応じて、第1レール20及び第2レール25も種々の構成とされたものの採用が可能である。
また、本実施形態では、開口2を、床から天井に至るように設けた例を示しているが、開口2の上側を、第2壁体7を構成する垂れ壁によって区画した態様としてもよい。また、開口2の上側や、反第1壁体(反収容凹所)側の内側面を、適宜の戸枠等によって区画するようにしてもよく、収容凹所4の幅方向両内側面にも適宜の戸枠等を設けた構成としてもよい。
1 扉装置
10 戸体
14 戸尻側端部(戸幅方向一端部)
15 連結軸(軸)
16 ピニオン(被ガイド回転体(被ガイド部))
17 ランナー軸(軸)
20 上側第1レール(第1レール)
20A 下側第1レール(下側の第1レール)
23 ラック部(ガイド部)
25 第2レール
2 開口
3 第1壁体
4 収容凹所
7 第2壁体

Claims (5)

  1. 第1壁体と該第1壁体に対して直交状とされた第2壁体とによって区画されるように設けられる開口を開閉する戸体と、
    長手方向中央部が前記開口に位置するように前記第1壁体に沿うように配され、かつ前記戸体の戸幅方向一端部の上端側を、上下方向に沿う軸廻りに回転自在に前記第1壁体の壁幅方向に沿って移動自在にガイドする第1レールと、
    長手方向一端部が前記第1レールの長手方向中央部に接続されるように前記開口の幅方向に沿うように配され、かつ前記戸体の戸幅方向中央部の上端側を、上下方向に沿う軸廻りに回転自在に前記開口の幅方向に沿って移動自在にガイドする第2レールと、
    を備えていることを特徴とする扉装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1レールの下方側に位置するように対状に配される下側の第1レールを備えており、
    前記戸体の戸幅方向一端部の上下両側には、前記上下両側の第1レールにガイドされる被ガイド部が設けられていることを特徴とする扉装置。
  3. 請求項2において、
    前記戸体の戸幅方向一端部の上下両側の被ガイド部は、上下方向に軸方向を沿わせた連結軸によって連動して回転するように連結された被ガイド回転体とされ、
    前記上下両側の第1レールには、前記上下両側の被ガイド回転体が連動して回転するようにガイドするガイド部が設けられていることを特徴とする扉装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の扉装置を用いた扉設置構造であって、
    第1壁体と該第1壁体に対して直交状とされた第2壁体とによって区画するように開口を設け、前記第1レールを、長手方向中央部が前記開口に位置するように前記第1壁体に沿うように設け、前記第2レールを、前記開口の幅方向に沿うように設け、これら第1レール及び第2レールに、前記開口を開閉する前記戸体を建て付けた構造とされていることを特徴とする扉設置構造。
  5. 請求項4において、
    前記第1壁体に、開放位置の前記戸体を収容する収容凹所を設け、前記第1レールをこの収容凹所に位置するように設けたことを特徴とする扉設置構造。
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