JP2017019688A - 金属ヨウ化物錠剤の製造方法 - Google Patents

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Munehiko Nakamura
宗彦 仲村
鈴木 二郎
Jiro Suzuki
二郎 鈴木
京介 後関
Kyosuke Goseki
京介 後関
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Abstract

【課題】金属ヨウ化物錠剤を構成する粉状体間の間隙を無くすことができ、十分な硬度の確保と剤型の安定化を実現することのできる金属ヨウ化物錠剤の製造方法を提供する。
【解決手段】金属ヨウ化物の粉状体を打錠式の乾式圧縮造粒機により圧縮成型する金属ヨウ化物錠剤の製造方法。0.1〜0.5kNの打錠圧力で圧力を付与する予圧工程と、予圧工程後に0.5〜1.5kNの打錠圧力で圧力を付与する本圧工程とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属ヨウ化物錠剤の製造方法に関するものである。
金属ヨウ化物は、種々の化学反応や分析などに供せられる試薬として有用であり、去炎剤、利尿剤、変質剤としての医薬、写真用乳剤、シンチレーションカウンター用単結晶レンズなどの素材ともなり、最近では、ナイロン繊維添加剤、液晶ディスプレー(LCD)、偏光フィルム素材としての用途例など、その需要は増大している。
金属ヨウ化物は粉状、粒状、錠剤状等、様々な形状のものが製造され、広く一般に使用されている。
しかし、金属ヨウ化物は吸湿性の高い物質である上に粉状や粒状は吸湿し易い形状であるため、粉状や粒状の金属ヨウ化物は湿気を吸って固結し易く、長期保存に適さない傾向がある。そのため、長期保存性を重視する場合には、体積に占める表面積が小さく、比較的湿気を吸いづらい錠剤状の金属ヨウ化物が好まれている。
こうした錠剤状の金属ヨウ化物の製造方法として、例えば特許文献1には、ヨウ化カリウムの粉状体を10〜50℃の温度、1〜20kNの打錠圧力で、圧壊強度が39.2N以上、直径が5〜20mmとなるように、臼と杵を備えた打錠式の乾式圧縮造粒機により圧縮成型する錠剤型のヨウ化カリウムの製造方法が開示されている。
特開2009−137824号公報
ところで、金属ヨウ化物錠剤の密度が高く硬度が高いほど吸湿による凝結が生じにくくなるため、錠剤状の金属ヨウ化物(以下、「金属ヨウ化物錠剤」という。)の製造方法においては、一般的に打錠圧力を高めることが行われている。
しかし、単純に打錠圧力を高めるだけでは金属ヨウ化物錠剤を構成する粉状体間の脱気を十分に図ることができず、錠剤内部に空隙が発生してしまい、十分な硬度を確保できないことがあった。
また、粉状体間の脱気を十分に図れないことから、製品の形状が不均一になるという問題があった。
更に、従来の金属ヨウ化物錠剤の製造方法においては、打錠圧力を高めると打錠後に臼や杵に錠剤の一部が付着し、この付着部分が帽子状に剥離する「キャッピング」という現象が生じることがあった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、金属ヨウ化物錠剤を構成する金属ヨウ化物粉状体間の間隙を無くすことができ、十分な硬度の確保と剤型の安定化を実現することのできる金属ヨウ化物錠剤の製造方法を提供することを目的とする。
第1発明に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法は、金属ヨウ化物の粉状体を打錠式の乾式圧縮造粒機により圧縮成型する金属ヨウ化物錠剤の製造方法であって、0.1〜0.5kNの打錠圧力で圧力を付与する予圧工程と、前記予圧工程後に0.5〜1.5kNの打錠圧力で圧力を付与する本圧工程と、を有することを特徴とする。
第2発明に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法は、第1発明において、前記金属ヨウ化物錠剤の粒径が2.0〜4.9mmとなることを特徴とする。
第3発明に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法は、第1又は第2発明において、前記予圧付与工程と前記本圧付与工程は10〜50℃の温度で行われることを特徴とする。
第4発明に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法は、第1乃至第3発明の何れか1つにおいて、前記圧縮成型は乾式圧縮造粒機を用いて行われ、前記乾式圧縮造粒機は臼と、前記臼の下部から前記臼内に進入する下杵と、前記臼の上部から前記臼内に進入する上杵とを備えていることを特徴とする。
第5発明に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法は、第4発明において、前記臼は複数の小臼部により形成され、前記上杵及び前記下杵の先端にはそれぞれ複数の小杵部が形成され、前記小臼部に前記小杵部が進入することで圧縮成型が行われることを特徴とする。
第6発明に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法は、第4又は第5発明において、前記臼の内周面が付着防止処理されていることを特徴とする。
第7発明に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法は、第1乃至第6発明において、前記金属ヨウ化物はヨウ化カリウムであることを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、金属ヨウ化物錠剤を構成する金属ヨウ化物粉状体間の間隙を無くすことができ、十分な硬度の確保と剤型の安定化を実現することが可能となる。
本発明の実施形態に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法の実施に適用される乾式圧縮造粒機を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法について詳細に説明する。
本実施形態に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法は、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化ルビジウム、ヨウ化セシウム等のアルカリ金属ヨウ化物、ヨウ化カルシウム、ヨウ化マグネシウム、ヨウ化ストロンチウム、ヨウ化バリウム等のアルカリ土類金属ヨウ化物、ヨウ化亜鉛、ヨウ化アンモニウム、ヨウ化アルミニウムといった金属ヨウ化物の錠剤の製造に適用することができる。
本実施形態に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法で用いられる金属ヨウ化物の粉状体は凝固剤等の不純物を含まないものを想定しているが、本発明においてはこれに限らず、若干の不純物を含有するものであってもよい。また、金属ヨウ化物の粉状体は、流動乾燥機等により乾燥され、粒径が均一なものを用いることが好ましい。
本実施形態に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法において、圧縮成型は10〜50℃の範囲内の温度で行われることが好ましい。
図1は、本発明の実施形態に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法の実施に適用される乾式圧縮造粒機1を示す模式図である。
本実施形態に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法において、圧縮成型は、本実施形態においては打錠式の乾式圧縮造粒機1を用いて行われる。
本実施形態において用いられる乾式圧縮造粒機1は、基台2に孔として列状に形成された複数の臼3と、臼3の内部に下側から挿通可能に列状に設けられた複数の下杵4と、臼3の内部に上側から挿入可能に列状に設けられた複数の上杵5と、臼3内部に金属ヨウ化物錠剤の原材料である金属ヨウ化物粉体71を投入するホッパー6を備えて構成されている。
基台2は金属製の板状の部材であり、臼3が複数列状に形成されているとともに、駆動手段により図1に示す矢印の方向、すなわち臼3の配列方向に平行に移動される。基台2は、複数の臼3が直線状に配列され形成されている場合には当該直線方向に移動し、複数の臼3が円環状に配列され形成されている場合には当該円周方向に回転移動する。
臼3は円筒状に形成された孔部である。金属ヨウ化物錠剤72の粒径は臼3の内径により定まり、臼3の内径は、円柱状である金属ヨウ化物錠剤の粒径(直径)が2.0〜4.9mmの範囲となるように設定される。本実施形態において臼3の内径は4.8mmとなっていて、これを用いて製造される金属ヨウ化物錠剤72の粒径も4.8mmとなっている。
また、金属ヨウ化物錠剤は、粒径をd、円柱の高さ(厚さ)をhとした場合、h/dが1以下であると圧壊強度が高くなる傾向がある。そのため金属ヨウ化物錠剤72の高さhは、h/dが1以下となるように設定される。
この粒径及び高さの金属ヨウ化物錠剤72は、錠剤としての強度を保ち優れた保存性を発揮しつつ、水溶液とする際には溶媒に素早く溶解することができる。
なお、打錠時の金属ヨウ化物粉体71の付着を防止するため、臼3の内周面は金属表面処理等の付着防止処理が行われていることが好ましい。
下杵4は、臼3内部に挿通可能な径を有する円柱状の金属部材である下杵本体41と、下杵本体41を上下に駆動するとともに金属ヨウ化物粉体71を金属ヨウ化物錠剤72に成型するための圧縮力を生じる駆動部42とを備えて構成されている。
下杵本体41の外周面は、打錠時の金属ヨウ化物粉体71の付着を防止するため、金属表面処理等の付着防止処理が行われていることが好ましい。
駆動部42は、電源により駆動する各種モータの他、図示しない回転円盤の回転力を伝達するカム等の駆動機構であってもよい。
上杵5は、臼3内部に挿通可能な径を有する円柱状の金属部材である上杵本体51と、上杵本体51を上下に駆動するとともに金属ヨウ化物粉体71を金属ヨウ化物錠剤72に成型するための圧縮力を生じる駆動部52とを備えて構成されている。
下杵4は、常に基台2に従動して移動する。そして、一連の金属ヨウ化物錠剤72の製造工程において、下杵本体41は、工程毎に上下動するため挿入の程度は異なるものの、常に臼3内に挿入された状態になっている。
上杵本体51の外周面は、打錠時の金属ヨウ化物粉体71の付着を防止するため、金属表面処理等の付着防止処理が行われていることが好ましい。
駆動部52は、電源により駆動する各種モータの他、図示しない回転円盤の回転力を伝達するカム等の駆動機構であってもよい。
ホッパー6は漏斗状に形成された部材であり、内部に金属ヨウ化物粉体71が投入され、ホッパー6の先端に形成された先細の排出口から金属ヨウ化物粉体71を外部に放出可能となっている。ホッパー6は臼3内部に金属ヨウ化物粉体71を投入可能なよう臼3の上方に設けられていて、基台2の移動によりホッパー6の下方に臼3が順次移動してくると、当該移動してきた臼3に順次金属ヨウ化物粉体71を投入する。
上述した乾式圧縮造粒機1により金属ヨウ化物粉体71を圧縮成型し、金属ヨウ化物錠剤72が製造される。
次に、本実施形態に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法について具体的に説明する。
乾式圧縮造粒機1内の打錠が行われる部位は、10〜50℃の温度範囲になるよう温度調整が行われている。一般的に打錠温度が10℃未満になると金属ヨウ化物の水分の吸着を招く恐れがある。また、打錠温度が50℃を超えると金属ヨウ化物が分解しやすくなる傾向がある。そのため、10〜50℃の温度範囲において金属ヨウ化物の打錠が行われる。
まず、図1の最も左側にある臼3における状態のように、乾式圧縮造粒機1の下杵本体41がその先端部分のみを臼3内に挿入した状態となる。この状態は下杵本体41の打錠時の進退可能範囲のうち最下部に位置した状態であり、この状態を以下「基底状態」という。
乾式圧縮造粒機1は、下杵本体41が基底状態にある場合には上杵本体51が臼3上部及び内部に位置しないように構成されている。このような構成とすることで、下杵本体41が基底状態に位置した状態において臼3の内部空間が外部に開放された状態となり、臼3内部にホッパー6から金属ヨウ化物粉体71を投入することが可能となる。
次に、図1の左から2番目にある臼3における状態のように、臼3内部に金属ヨウ化物粉体71が投入される。基台2が図1の左方から右方に向けて移動し、内部空間が開放された臼3がホッパー6の下方に到達した状態で、金属ヨウ化物粉体71がホッパー6から臼3内部に投入される。
次に、図1の左から3番目にある臼3における状態のように、臼3内部に金属ヨウ化物粉体71が投入された状態で下杵本体41が駆動部42により上方に駆動されるとともに、上杵本体51が駆動部52により下方に駆動され臼3内部に進入し、金属ヨウ化物粉体71が圧縮され、金属ヨウ化物錠剤72の打錠が行われる。
ここで、下杵本体41と上杵本体51とによる金属ヨウ化物粉体71の打錠は、予圧を付加した後に予圧よりも大きな打錠圧力である本圧を付与する2段階打圧により行われる。
予圧として、0.1〜0.5kNの打錠圧力が付与される。
本圧として、0.5〜1.5kNの打錠圧力が付与される。
このように低圧の予圧と高圧の本圧の2段階の圧力を段階的に加えて打錠することで、従来の均一の圧力による打錠と比較してより低い圧力で硬度の高い錠剤を製造することができる。
これは、2段階の圧力を段階的に加えることで、金属ヨウ化物錠剤72の形成時にこれを構成する金属ヨウ化物粉体71間の間隙を、従来の均一の圧力付与による製造方法と比較してより少なくし、より密度の高い錠剤とすることができるためである。
そして、密度の高い錠剤とすることにより、従来の製造方法により製造されたものと比較し、より高い硬度の錠剤とすることができるとともに、剤型をより安定化することができる。
次に、図1の左から4番目にある臼3における状態のように、駆動部52が駆動し、臼3から上杵本体51が引き抜かれる。これにより臼3の上方が外部に開放された状態となる。
次に、図1の一番右側にある臼3における状態のように、駆動部42が駆動し、下杵本体41が臼3内部を上昇し、製造された金属ヨウ化物錠剤72を臼3の外部へと移動する。
そして、臼3の外部に移動された金属ヨウ化物錠剤72は、図示しない回収手段により回収され集積される。
このようにして製造される金属ヨウ化物錠剤72の一例としてのヨウ化カリウム錠剤の性質について以下に説明する。
Figure 2017019688
表1は、本発明の実施例1に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法により製造されたヨウ化カリウム錠剤の性質を示している。実施例1においては、ヨウ化カリウム錠剤の製造は50℃の温度条件下で、0.25kNの予圧と、これに続く0.50kNの本圧を付与して打錠が行われた。
Figure 2017019688
表2は、本発明の実施例2に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法により製造されたヨウ化カリウム錠剤72の性質を示している。実施例2においては、ヨウ化カリウム錠剤の製造は50℃の温度条件下で、0.5kNの予圧と、これに続く1.0kNの本圧を付与して打錠が行われた。
Figure 2017019688
表3は、本発明の比較例1に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法により製造されたヨウ化カリウム錠剤の性質を示している。比較例1においては、ヨウ化カリウム錠剤の製造は50℃の温度条件下で、0.5kNの単一の打錠圧力を付与して打錠が行われた。
Figure 2017019688
表4は、本発明の比較例2に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法により製造されたヨウ化カリウム錠剤の性質を示している。比較例2においては、ヨウ化カリウム錠剤の製造は50℃の温度条件下で、1.0kNの単一の打錠圧力を付与して打錠が行われた。
Figure 2017019688
表5は、本発明の比較例3に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法により製造されたヨウ化カリウム錠剤の性質を示している。比較例3においては、ヨウ化カリウム錠剤の製造は50℃の温度条件下で、1.4kNの単一の打錠圧力を付与して打錠が行われた。
上述した実施例1と比較例1とを比較すると、最終的に加えられる打錠圧力は同じ0.5kNであるものの、実施例1に係る各サンプルは、比較例1に係る各サンプルと比較し、硬度がいずれも75.2kN〜119.1kN高いものとなった。
また、実施例1に係る各サンプルの重量は、何れも比較例1に係る各サンプルの重量と同程度である一方、実施例1に係る各サンプルの厚さは、何れも比較例1に係る各サンプルの厚さよりも小さなものとなった。
また、上述した実施例2と比較例2とを比較すると、最終的に加えられる打錠圧力は同じ1.0kNであるものの、実施例2に係る各サンプルは、比較例2に係る各サンプルと比較し、硬度がいずれも105.4kN〜152.9kN高いものとなった。
上述した実施例1、2及び比較例1、2の結果はすなわち、本発明に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法によると、金属ヨウ化物錠剤の形成時にこれを構成する金属ヨウ化物粉体間の間隙を、従来の均一の圧力付与による製造方法と比較してより少なくし、より密度が高く、硬度の固い錠剤とすることができることを意味している。
また、実施例2に係る各サンプルの硬度は、最終的な打錠圧力がより高い、1.4kNである比較例5の各サンプルの硬度と同程度のものとなった。
これはすなわち、本発明に係る金属ヨウ化物錠剤の製造方法によると、従来の金属ヨウ化物錠剤の製造方法よりも大幅に低い(上述した実施例及び比較例では0.4N程度低い)打錠圧力で、同程度の硬度の金属ヨウ化物錠剤を製造することができることを意味している。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、種々の変形を採用することができる。
例えば、上述した実施形態においては1つの臼に対して1対の杵が用いられ1つの錠剤の打錠が行われていたが、本発明においてはこれに限らず、1つの臼内に複数の小臼部が形成され、杵は1つの杵の先端に複数の小杵部が形成され、小杵部は小臼部内に挿通可能な径を有する態様であってもよい。
このように小杵部及び小臼部が形成された態様によると、従来の乾式圧縮造粒機と比較して生産量を増加させることができる。
1 乾式圧縮造粒機
2 基台
3 臼
4 下杵
5 上杵
6 ホッパー
41 下杵本体
42 駆動部
51 上杵本体
52 駆動部
71 金属ヨウ化物粉体
72 金属ヨウ化物錠剤

Claims (7)

  1. 金属ヨウ化物の粉状体を圧縮成型して行う金属ヨウ化物錠剤の製造方法であって、
    0.1〜0.5kNの打錠圧力で圧力を付与する予圧工程と、
    前記予圧工程後に0.5〜1.5kNの打錠圧力で圧力を付与する本圧工程と、
    を有することを特徴とする金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
  2. 前記金属ヨウ化物錠剤の粒径が2.0〜4.9mmとなることを特徴とする請求項1記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
  3. 前記予圧付与工程と前記本圧付与工程は10〜50℃の温度で行われることを特徴とする請求項1又は2記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
  4. 前記圧縮成型は乾式圧縮造粒機を用いて行われ、前記乾式圧縮造粒機は臼と、前記臼の下部から前記臼内に進入する下杵と、前記臼の上部から前記臼内に進入する上杵とを備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
  5. 前記臼は複数の小臼部により形成され、前記上杵及び前記下杵の先端にはそれぞれ複数の小杵部が形成され、前記小臼部に前記小杵部が進入することで圧縮成型が行われることを特徴とする請求項4記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
  6. 前記臼の内周面が付着防止処理されていることを特徴とする請求項4又は5記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
  7. 前記金属ヨウ化物はヨウ化カリウムであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
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