JP2017019654A - シート給送装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの端縁を規制するカーソルの移動範囲全域に亘って、カーソルを一定の操作力で安定して操作可能なシート給送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート給送装置は、シート積載部と、カーソルと、カーソルカバーと、を備える。シート積載部は、シートを積載可能である。カーソルは、シート積載部に積載されたシートの端縁に当接し、シートの位置決めを行う。カーソルカバーは、カーソルを摺動可能に保持する溝状のカーソルガイド部を有する。カーソルガイド部は、カーソルの摺動方向に平行な一対の摺動面を有する。カーソルには、カードルガイド部の一方の摺動面に接触する第1当接部と、他方の摺動面に接触する第2当接部と、が設けられ、第1当接部と第2当接部の少なくとも一方が摺動面に対して接近又は離間する方向に弾性変形可能であり、カーソルガイド部の摺動面間の距離を、カーソルの移動範囲内で変化させている。
【選択図】図8

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられ、シート状の記録媒体や原稿を給送するシート給送装置に関するものである。
シート給送装置は、複写機やプリンターに代表される画像形成装置において、原稿やカットペーパー(用紙)等の給送用として不可欠である。画像形成装置におけるシート給送装置は、画像形成装置に搭載された原稿搬送装置やカセット式給紙部、手差し給紙部等に用いられ、原稿給紙トレイや給紙カセット、手差し給紙トレイ等の収容部に原稿や用紙を予め多数ストックしておき、収容部内に積載された原稿や用紙の最上層から1枚ずつ分離供給するものが一般的である。
このようなシート給送装置は、A系列、B系列、インチ系列等の種々の定形サイズの用紙(シート)を収容できるように構成されている。また、収容された用紙のサイズに対応した位置に摺動可能な幅合わせカーソルが設けられ、幅合わせカーソルを用紙の側縁部に当接させることにより給送位置が規制されるようになっている。
例えば特許文献1には、手差しによる用紙の給紙を案内する手差しトレイと、手差しトレイに設けられた、用紙の幅寸法に応じて用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けて正逆移動が可能な一対の幅合わせカーソルとを備え、幅合わせカーソルを所定の最小離間距離に配置した状態で装置本体内に向けて移動可能とした給紙装置が開示されている。
特開2007−22754号公報
上述したような幅合わせカーソルは、幅合わせカーソルの位置決め操作に要する荷重(以下、操作力という)が小さすぎると幅合わせカーソルの位置が容易に変化してしまい、用紙の幅方向の位置決め精度が低下する。一方、操作力が大きすぎると幅合わせカーソルの操作性が低下する。そこで、従来は幅合わせカーソルを摺動可能に保持するカーソルカバーに設けたカーソルガイドに幅合わせカーソルの一部を圧接させることで、幅合わせカーソルの操作力を制御していた。そして、カーソルガイドに対する幅合わせカーソルの圧接力は幅合わせカーソルの移動方向の全域に亘って一定であった。
ここで、一対の幅合わせカーソルの幅規制部(操作部)の間隔が狭い状態、即ち、各幅規制部がカーソルカバーの中央部に設けられたカーソル保持構造に近接した状態では幅規制部の姿勢がカーソルカバーから垂直に起立した状態で安定する。しかし、図15に示すように、幅規制部36の間隔が広い状態、即ち、各幅規制部36がカーソルカバー40の両端部に配置され、カーソルカバー40の中央部に設けられたピニオンギア50(カーソル保持構造)から離間した状態では、ピニオンギア50に噛み合うラック部37が撓み、幅規制部36が内側に倒れ込む(図15の破線で表示)。そのため、幅規制部36がカーソルカバー40の両端部に配置された状態では幅合わせカーソルの操作力が増加し、操作性が低下するという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、シートの端縁を規制するカーソルの移動範囲全域に亘って、カーソルを一定の操作力で安定して操作可能なシート給送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、シート積載部と、カーソルと、カーソルカバーと、を備えたシート給送装置である。シート積載部は、シートを積載可能である。カーソルは、シート積載部に積載されたシートの端縁に当接し、シートの位置決めを行う。カーソルカバーは、カーソルを摺動可能に保持する溝状のカーソルガイド部を有する。カーソルガイド部は、カーソルの摺動方向に平行な一対の摺動面を有する。カーソルには、カーソルガイド部の一方の摺動面に接触する第1当接部と、カーソルガイド部の他方の摺動面に接触する第2当接部と、が設けられ、第1当接部と第2当接部の少なくとも一方が摺動面に対して接近又は離間する方向に弾性変形可能であり、カーソルガイド部の摺動面間の距離を、カーソルの移動範囲内で変化させている。
本発明の第1の構成によれば、カーソルガイド部の摺動面間の距離を変化させることにより、カーソルガイド部の摺動面に対する第1当接部または第2接触部の撓み量が変化するため、カーソルガイド部の摺動面に対する第1当接部及び第2接触部の圧接力を可変させることができる。従って、カーソルの操作範囲内でカーソルの操作力を簡単に調整することができる。
本発明の一実施形態に係る手差し給紙装置11を備えた画像形成装置100の内部構造を示す側面断面図 本実施形態の手差し給紙装置11が開放された状態を内側から見た斜視図 本実施形態の手差し給紙装置11の側面断面図 本実施形態の手差し給紙装置11に搭載される幅合わせカーソル35及びカーソルカバー40を表面側から見た斜視図 本実施形態の手差し給紙装置11に搭載される幅合わせカーソル35及びカーソルカバー40を裏面側から見た斜視図 幅合わせカーソル35の斜視図 図5における幅合わせカーソル35の保持機構周辺の拡大図 幅合わせカーソル35が装着されたカーソルカバー40を裏面側から見た部分平面図 図8における幅合わせカーソル35の第1当接部39a周辺の部分拡大図 幅規制部36がカーソルカバー40の両端部に配置されている状態での第1当接部39aとカーソルガイド部43の内側面との接触部分(図8の破線円S1内)の部分拡大図 図10の位置から幅規制部36が用紙幅方向中央部に向かって所定距離だけ移動した位置(図8の破線円S2内)での第1当接部39aとカーソルガイド部43の内側面との接触部分の部分拡大図 幅規制部36が用紙幅方向中央部に近い位置にあるときの幅合わせカーソル35及びカーソルカバー40を用紙給送方向から見た正面図 幅規制部36が用紙幅方向両端部に近い位置にあるときの幅合わせカーソル35及びカーソルカバー40を用紙給送方向から見た正面図 本実施形態の手差し給紙装置11に搭載される他のカーソルカバー40を背面側から見た部分拡大図 従来の幅合わせカーソル35及びカーソルカバー40において、幅規制部36が用紙幅方向両端部に近い位置にある状態を用紙給送方向から見た正面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る手差し給紙装置11を備えた画像形成装置100の内部構造を示す側面断面図である。画像形成装置(例えばモノクロプリンター)100内には、帯電、露光、現像及び転写の各工程によりモノクロ画像を形成する画像形成部Pが配設されている。画像形成部Pには、感光体ドラム5の回転方向(図1の時計回り方向)に沿って、帯電ユニット4、露光ユニット(レーザー走査ユニット等)7、現像ユニット8、転写ローラー14、クリーニング装置19、及び除電装置(図示せず)が配設されている。
画像形成動作を行う場合、帯電ユニット4により時計回り方向に回転する感光体ドラム5が一様に帯電され、原稿画像データに基づく露光ユニット7からのレーザービームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、現像ユニット8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。
この現像ユニット8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。なお、画像データはパーソナルコンピューター(図示せず)等から送信される。また、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)が、感光体ドラム5の回転方向に対しクリーニング装置19の下流側に設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙が給紙カセット10又は手差し給紙装置11から用紙搬送路12及びレジストローラー対13を経由して搬送され、転写ローラー14(画像転写部)により感光体ドラム5の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は感光体ドラム5から分離され、定着装置15に搬送されてトナー像が定着される。定着装置15を通過した用紙は、用紙搬送路16により装置上部に搬送され、用紙の片面のみに画像を形成する場合(片面印字時)は、排出ローラー対17により排出トレイ18に排出される。
一方、用紙の両面に画像を形成する場合(両面印字時)は、用紙の後端が用紙搬送路16の分岐部20を通過した後に搬送方向を逆転させる。これにより、用紙は分岐部20から分岐する反転搬送路21に振り分けられ、画像面を反転させた状態でレジストローラー対13に再搬送される。そして、感光体ドラム5上に形成された次のトナー像が、転写ローラー14によって用紙の画像が形成されていない面に転写される。トナー像が転写された用紙は、定着装置15に搬送されてトナー像が定着された後、排出ローラー対17により排出トレイ18に排出される。
図2は、本実施形態の手差し給紙装置11が開放された状態を内側から見た斜視図であり、図3は、本実施形態の手差し給紙装置11の側面断面図である。手差し給紙装置11は、側面カバー30、用紙積載トレイ31、幅合わせカーソル35、補助トレイ34等を含むペーパースタック部39、分離搬送部32、昇降板33、給紙クラッチ(図示せず)等を含む給紙部、バイパスフィード基板(図示せず)等を含む用紙検出部等から構成されている。
側面カバー30は、左右2箇所の支点30aにおいて画像形成装置100の本体側面に回動可能に支持されており、本体側面から所定角度だけ開放した開放位置と、本体側面に形成された収納部80(図1参照)に収納されて本体側面の一部となる閉鎖位置とに選択配置される。側面カバー30の上面に対して、後述する用紙積載トレイ31及び、補助トレイ34が個別に摺動する。
用紙積載トレイ31は、リンク部材(図示せず)によって画像形成装置100本体と連結されている。具体的には、リンク部材の一端部及び他端部が、それぞれ用紙積載トレイ31と画像形成装置100の本体側面とに回転可能に連結され、給紙方向に対し用紙積載トレイ31の上流側端部が側面カバー30の幅方向両端に設けられたガイド溝に係合する。これにより、用紙積載トレイ31は側面カバー30に対して摺動可能となっている。用紙積載トレイ31には用紙幅方向に移動可能な一対の幅合わせカーソル35が付設されている。用紙積載トレイ31にセットされた用紙束の用紙幅及び用紙の有無は、バイパスフィード基板に取り付けられている用紙検出センサー(図示せず)により検出され、用紙束の縦サイズは用紙積載トレイ31に設けられた用紙縦サイズセンサー(図示せず)により検出される。なお、用紙幅は幅合わせカーソル35の間隔によって検出するようにしても良い。
給紙方向に対し用紙積載トレイ31の上流側端部には、補助トレイ34が付設されている。補助トレイ34は、用紙積載トレイ31の側端縁内側に設けられたガイドレール(図示せず)に摺動可能に係合している。さらに、給紙方向に対しガイドレールの上流側には、補助トレイ34に設けられたボス部(図示せず)が係合可能な係合穴(図示せず)が設けられており、ボス部と係合穴とが係合する位置まで補助トレイ34を引き出すと、補助トレイ34が用紙積載トレイ31に固定される。このようにして、補助トレイ34は用紙積載トレイ31に重なる収納位置と、用紙積載トレイ31から引き出されて用紙束を支持する支持位置と、に選択配置される。なお、図2では補助トレイ34が支持位置に配置された状態を示しており、図3では補助トレイ34が収納位置に配置された状態を示している。
昇降板33は、分離搬送部32から離れた側(図3の右上方)の端部において用紙積載トレイ31に軸支され、この支軸を中心とした回動で昇降可能となっている。昇降板33は、カム及びカムアクチュエーター(図示せず)から外力が与えられない限り用紙積載トレイ31の上面と略同一の位置まで下降した状態にある。この状態で、用紙積載トレイ31への用紙束の補充や交換が行われる。
幅合わせカーソル35は、用紙給送方向に対し用紙積載トレイ31の下流側端部に配置されるカーソルカバー40に支持されており、カーソルカバー40に対して用紙幅方向(図2の左右方向)に摺動可能となっている。幅合わせカーソル35の摺動機構については後述する。
次に、手差し給紙装置11の給紙動作について説明する。ユーザーにより手差し給紙装置11からの給紙指示が入力されると、画像形成装置100内の制御部(図示せず)から制御信号が送信され、給紙クラッチが作動して給紙ローラー32aが回転を開始する。そして、所定のタイミングでカムを所定量回転させる。これに伴い、カムアクチュエーターを介して昇降板33に作用していた押し下げ力が解除されるとともに、昇降板33が圧縮バネの付勢力により押し上げられ、用紙束の最上部の用紙が給紙ローラー32aに押し付けられて給紙動作が行われる。
そして、給紙ローラー32aと分離パッド32bとのニップ部において給紙ローラー32aに接している最上部の1枚のみが分離され、画像形成装置100内の用紙搬送路12(図1参照)に搬送される。
図4及び図5は、それぞれ本実施形態の手差し給紙装置11に搭載される幅合わせカーソル35及びカーソルカバー40を表面側及び裏面側から見た斜視図であり、図6は、幅合わせカーソル35の斜視図、図7は、図5における幅合わせカーソル35の保持機構周辺の拡大図である。図4〜図7を用いて幅合わせカーソル35の構成及び動作について説明する。
カーソルカバー40は、下面が開口した平箱状に構成され、その内部に幅合わせカーソル35、ピニオンギア50等の部材を収容することができる。カーソルカバー40の上面は用紙積載トレイ31と共に用紙束の載置面となる。カーソルカバー40の上面には、用紙幅方向に延在する一対の移動溝41が形成されている。
幅合わせカーソル35は、カーソルカバー40の上面に2個(一対)装着されている。2個の幅合わせカーソル35は、用紙給送方向と直角をなす用紙幅方向の中心線に対して左右対称をなす位置に並べて配置されており、各幅合わせカーソル35はカーソルカバー40の移動溝41に沿って摺動可能である。
図6に示すように、幅合わせカーソル35は、幅規制部36と、ラック部37と、幅規制部36とラック部37とを連結する連結部38とで構成され、用紙給送方向(図6の矢印方向)から見た形状が略L字形をなしている。幅規制部36は、用紙積載トレイ31に用紙束を載置したとき、用紙束の側端縁に当接する。
ラック部37は、用紙幅方向に延びる板状の部材であって、カーソルカバー40の背面に形成された溝状のカーソルガイド部43内に収容される。幅規制部36の用紙幅方向へのスライド移動とともに、ラック部37も用紙幅方向に移動する。なお、2個の幅合わせカーソル35のラック部37は、用紙給送方向に位置をずらして配置されているので、用紙幅方向に移動しても互いが衝突することはない。
各ラック部37の用紙給送方向の対向面には、用紙幅方向に延びるラック歯37aが形成されている。また、各ラック部37の上面には、連結部38と共に移動溝41に摺動可能に係合する係合凸部37bが形成されている。さらに、各ラック部37の用紙給送方向の側端面の幅規制部36に近接する位置には、第1当接部39a、第2当接部39bが突設されている。第1当接部39aはラック部37の延在方向(用紙幅方向)と直交する方向(用紙給送方向)、即ち、カーソルガイド部43の内側面43a(図8参照)に対して接近又は離間する方向に弾性変形可能である。
カーソルカバー40に幅合わせカーソル35を装着する際は、カーソルカバー40の上面側から移動溝41を介して背面側にラック部37を挿入する。これにより、幅規制部36が移動溝41から上面側に突出した状態となり、連結部38及び係合凸部37bが移動溝41に摺動可能に係合する。
図7に示すように、ピニオンギア50は、カーソルカバー40の背面中央部に形成された軸受部45に外挿され、カーソルカバー40に対して回転可能に支持されている。ピニオンギア50は軸受部45から突出する一対の係止爪45aによって軸受部45から脱落しないように保持されている。
ピニオンギア50には、用紙給送方向上流側及び下流側において一対の幅合わせカーソル35のラック歯37aが各々係合し、ラック&ピニオン機構を構成している。これにより、一方の幅合わせカーソル35を用紙幅方向に移動させると、これに連動して他方の幅合わせカーソル35も反対方向に移動する。即ち、各幅合わせカーソル35は用紙幅方向の中心線に対して左右対称に移動する。また、カーソルカバー40の長手方向中央部(ピニオンギア50の近傍)には、カーソルガイド部43の内側面43aから内側に突出するカーソル支持突起47が形成されている。
幅合わせカーソル35の組み立て手順について説明すると、先ず、カーソルカバー40の上面側を上向きにした状態で、一対の幅合わせカーソル35のラック部37をカーソルカバー40の上面側からそれぞれ移動溝41に挿入し、連結部38及び係合凸部37bを移動溝41に係合させる。そして、カーソルカバー40を反転させて背面側を上向きにした状態で、各幅合わせカーソル35を各第1ラック部37が軸受部45を中心として対称となる位置(例えば用紙幅方向の最外側)まで移動させる。
次に、各ラック部37に形成されたラック歯37aに噛み合うようにピニオンギア50を軸受部45に装着する。そして、カーソルカバー40を再び反転させて上面側を上向きにした状態で、用紙積載トレイ31に装着する。このとき、カーソルカバー40の長手方向中央部に設けた2箇所のカーソル支持突起47及びピニオンギア50によってラック部37が挟まれるため、幅合わせカーソル35がカーソルカバー40の背面から落下するおそれはない。なお、幅合わせカーソル35をカーソルカバー40から取り外す場合は、ピニオンギア50を軸受部45から外すことによりラック部37の先端が水平方向に回転可能になるため、ラック部37を回転させてカーソル支持突起47との係合を解除した後、ラック部37を移動溝41から引き抜く。
次に、幅合わせカーソル35の操作力の調整機構について説明する。図8は、幅合わせカーソル35が装着されたカーソルカバー40を裏面側から見た部分平面図であり、図9は、図8における幅合わせカーソル35の第1当接部39a周辺の部分拡大図である。
カーソルカバー40に形成されたカーソルガイド部43の幅(幅合わせカーソル35の摺動方向と平行なカーソルガイド部43の内側面43a間の距離)Wは、幅合わせカーソル35のラック部37に外力を加えない状態での第1当接部39a、第2当接部39bの先端間の距離に比べて僅かに短くなっている。幅合わせカーソル35をカーソルカバー40に装着する際は、第1当接部39aを図9の白矢印方向に弾性変形させて第1当接部39a、第2当接部39bをカーソルガイド部43の一対の内側面43aに圧接させる。これにより、カーソルカバー40の上面に突出した一対の幅規制部36を把持し、用紙束の側端縁に合わせて位置を変更する際に、幅合わせカーソル35に所定の操作力を付与することができる。
前述したように、一対の幅規制部36がカーソルカバー40の両端部に配置され、幅規制部36の間隔が広い状態では、幅規制部36の間隔を狭くする方向に力を加えた際にラック部37が撓み、幅規制部36が内側に倒れ込む(図15参照)。その結果、幅合わせカーソル35の操作力が増加し、操作性が低下する。
そこで、本実施形態では、幅規制部36がカーソルカバー40の中央部にあるときは幅合わせカーソル35の操作力が大きく、幅合わせカーソル35がカーソルカバー40の中央部から両端部に移動するにつれて幅合わせカーソル35の操作力が小さくなるようにした。具体的には、カーソルガイド部43の内側面43aに対する第1当接部39aの圧接力が、カーソルカバー40の中央部から端部に向かうにつれて小さくなるよう設定した。
図10は、幅規制部36がカーソルカバー40の両端部に配置されている状態での第1当接部39aとカーソルガイド部43の内側面43aとの接触部分(図8の破線円S1内)の部分拡大図である。この状態では、カーソルガイド部43の内側面(摺動面)43aに対する第1当接部39aの撓み量(第1当接部39aに外力を加えない状態における第1当接部39aと内側面43aとのオーバーラップ量)はt1となっている。
図11は、図10の位置から幅規制部36が用紙幅方向中央部に向かって所定距離だけ移動した位置(図8の破線円S2内)での第1当接部39aとカーソルガイド部43の内側面との接触部分の部分拡大図である。カーソルガイド部43の内側面43aには、カーソルカバー40の両端部から中央部(図10の左から右方向)に向かって、ラック部37に近づく方向の僅かな傾斜が設けられている。つまり、カーソルガイド部43の内側面43a間の距離W(図9参照)がカーソルカバー40の両端部から中央部に向かって徐々に狭くなっている。そのため、カーソルガイド部43の内側面43aに対する第1当接部39aの撓み量t2はt1よりも大きくなる。
同様に、図11の位置から幅規制部36が用紙幅方向中央部に向かって所定距離だけ移動した位置(図8の破線円S3内)での第1当接部39aとカーソルガイド部43の内側面との接触部分における、カーソルガイド部43の内側面43aに対する第1当接部39aの撓み量をt3とする。また、幅規制部36がカーソルカバー40の中央部に向かってさらに所定距離だけ移動した位置(図8の破線円S4内)での第1当接部39aとカーソルガイド部43の内側面との接触部分における、カーソルガイド部43の内側面43aに対する第1当接部39aの撓み量をt4とする。このとき、撓み量t1、t2、t3、t4の関係はt1<t2<ty3<t4となる。
これにより、図12に示すように、幅規制部36が用紙幅方向中央部に近い位置にある場合は、幅規制部36に近接して設けられる第1当接部39aの内側面43aに対する撓み量が大きくなるため、幅規制部36が容易に移動しないだけの操作力を得ることができる。
また、図13に示すように、幅規制部36が用紙幅方向両端部に近い位置にある場合は、幅規制部36に近接して設けられる第1当接部39aの内側面43aに対する撓み量が小さくなるため、ラック部37の撓み変形による操作力の増加分が、内側面43aに対する第1当接部39aの撓み量の減少による操作力の低下分によって相殺される。従って、幅合わせカーソル35の操作範囲の全域に亘って略一定の操作力を得ることができる。
図14は、本実施形態の手差し給紙装置11に搭載される他のカーソルカバー40を背面側から見た部分拡大図である。図14に示すカーソルカバー40には、カーソルガイド部43の内側面43aには、幅規制部36を各用紙サイズ(A4、B4、B5等)に合わせたときに第1当接部39aが当接する位置に、第1当接部39aと係合する凹部60a〜60cが設けられている。
図14の構成によれば、ユーザーは幅規制部36の位置合わせを行う際に適度なクリック感を得られるため、各用紙サイズに応じた位置へ幅規制部36を確実に移動させることができる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、幅合わせカーソル35の第1当接部39aをカーソルガイド部43の内側面43aに対して接近又は離間する方向に弾性変形可能としたが、第1当接部39aに代えて第2当接部39bを内側面43aに対して接近又は離間する方向に弾性変形可能としても良い。或いは、第1当接部39aと第2当接部39bの両方を内側面43aに対して接近又は離間する方向に弾性変形可能としても良い。
また、上記実施形態では、用紙を給送する手差し給紙装置11に搭載される幅合わせカーソル35を例に挙げて説明したが、手差し給紙装置11に限らず、給紙カセットやシート状の原稿を搬送する原稿搬送装置の幅合わせカーソルに適用してもよい。また、幅合わせカーソルに限らず給紙カセットにおいて用紙束の後端の位置規制を行う後端カーソルに適用してもよい。
また、本発明は図1に示したようなモノクロプリンターに限らず、カラープリンター、モノクロ及びカラー複写機、デジタル複合機、或いはファクシミリ等、手差し給紙装置を備えた他のタイプの画像形成装置にも適用できるのはもちろんである。
本発明は、シート状の記録媒体を給送するシート給送装置に利用可能である。本発明の利用により、シートの端縁を規制するカーソルの移動範囲全域に亘って、カーソルを一定の操作力で安定して操作可能なシート給送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
11 手差し給紙装置(シート給送装置)
30 側面カバー
30a 先端部
31 用紙積載トレイ(シート積載部)
32 分離搬送部
32a 給紙ローラー(給送部材)
32b 分離パッド(分離部材)
33 昇降板
34 補助トレイ
35 幅合わせカーソル
36 幅規制部
37 ラック部
37a ラック歯
38 連結部
39a 第1当接部
39b 第2当接部
40 カーソルカバー
41 移動溝
43 カーソルガイド部
43a 内側面(摺動面)
45 軸受部
50 ピニオンギア
60a〜60c 凹部
100 画像形成装置

Claims (5)

  1. シートを積載可能なシート積載部と、
    該シート積載部に積載されたシートの端縁に当接し、シートの位置決めを行うカーソルと、
    該カーソルを摺動可能に保持する溝状のカーソルガイド部を有するカーソルカバーと、
    を備えたシート給送装置において、
    前記カーソルガイド部は、前記カーソルの摺動方向に平行な一対の摺動面を有し、
    前記カーソルには、前記カーソルガイド部の一方の前記摺動面に接触する第1当接部と、前記カーソルガイド部の他方の前記摺動面に接触する第2当接部と、が設けられ、前記第1当接部と前記第2当接部の少なくとも一方が前記摺動面に対して接近又は離間する方向に弾性変形可能であり、
    前記カーソルガイド部の前記摺動面間の距離を、前記カーソルの移動範囲内で変化させたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記カーソルは、前記シート積載部に積載されたシートの幅方向の端縁に当接してシートの幅方向の位置決めを行う一対の幅合わせカーソルであり、
    前記カーソルカバーの両端部から中央部に向かって一対の前記カーソルガイド部が形成されており、
    前記各カーソルガイド部の前記摺動面間の距離が、前記カーソルカバーの両端部から中央部に向かって徐々に狭くなっていることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 一対の前記幅合わせカーソルは、前記カーソルガイド部に摺動可能に保持され、前記カーソルカバーの中央部に設けられたピニオンギアに噛み合うラック歯が形成されたラック部と、該ラック部の、前記カーソルカバーの両端部に近い側の一端に形成され、前記カーソルカバーの上面から突出して前記シート積載部に積載されたシートの幅方向の端縁に当接する幅規制部と、を有し、
    前記第1当接部及び前記第2当接部は、前記ラック部の前記幅規制部に近接する位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  4. 前記カーソルを所定のシートサイズに合わせて配置したとき、前記カーソルガイド部の前記摺動面の所定位置に前記第1当接部または前記第2当接部が係合する凹部を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシート給送装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシート給送装置を備えた画像形成装置。
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