JP2017015916A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、樹脂粒子の製造方法であって、
前記製造方法が、
ラジカル重合性モノマー、ラジカル重合開始剤、有機シラン化合物、および結晶性樹脂を含む重合性組成物を、水系媒体と混合して懸濁液を調製する第一の工程、
前記懸濁液のpHを4.0以上5.5以下の範囲に調整し、前記懸濁液を温度T1に保持してシロキサン結合を有する重合体を含有するシェルを形成する第二の工程、および
前記第二の工程後、前記分散液を前記T1より高い温度T2に保持する第三の工程、
を有し、
前記有機シラン化合物が、ケイ素原子にアルコキシ基が結合している構造を有する化合物であり、
前記結晶性樹脂の重量平均分子量が、6000以下であり、
前記ラジカル重合開始剤の10時間半減期温度をThとしたとき、前記T1および前記Thが、下記式(1)を満たす
25≦T1<Th+10 (1)
ことを特徴とする樹脂粒子の製造方法に関する。
前記製造方法が、
ラジカル重合性モノマー、ラジカル重合開始剤、有機シラン化合物、および結晶性樹脂を含む重合性組成物を、水系媒体と混合して懸濁液を調製する第一の工程、
前記懸濁液のpHを4.0以上5.5以下の範囲に調整し、前記懸濁液を温度T1に保持してシロキサン結合を有する重合体を含有するシェルを形成する第二の工程、および
前記第二の工程後、前記分散液を前記T1より高い温度T2に保持する第三の工程、
を有し、
前記有機シラン化合物が、ケイ素原子にアルコキシ基が結合している構造を有する化合物であり、
前記結晶性樹脂の重量平均分子量が、6000以下であり、
前記ラジカル重合開始剤の10時間半減期温度をThとしたとき、前記T1および前記Thが、下記式(1)を満たす
25≦T1<Th+10 (1)
ことを特徴とする樹脂粒子の製造方法に関する。
本発明の樹脂粒子の製造方法は、次の3つの工程を経て製造される。
まず、1つ目が、ラジカル重合性モノマー、ラジカル重合開始剤、有機シラン化合物、および結晶性樹脂を含む重合性組成物を、水系媒体と混合して懸濁液を調製する第一の工程である。
2つ目が、懸濁液のpHを4.0以上5.5以下の範囲に調整し、懸濁液を温度T1に保持してシロキサン結合を有する重合体を含有するシェルを形成する第二の工程である。
3つ目が、第二の工程後、分散液をT1より高い温度T2に保持する第三の工程である。
そして、有機シラン化合物が、ケイ素原子にアルコキシ基が結合している構造を有する化合物であり、結晶性樹脂の重量平均分子量が、6000以下であり、ラジカル重合開始剤の10時間半減期温度をThとしたとき、T1およびThが、下記式(1)を満たす
25≦T1<Th+10 (1)
ことを特徴とする。
まず、1つ目が、ラジカル重合性モノマー、ラジカル重合開始剤、有機シラン化合物、および結晶性樹脂を含む重合性組成物を、水系媒体と混合して懸濁液を調製する第一の工程である。
2つ目が、懸濁液のpHを4.0以上5.5以下の範囲に調整し、懸濁液を温度T1に保持してシロキサン結合を有する重合体を含有するシェルを形成する第二の工程である。
3つ目が、第二の工程後、分散液をT1より高い温度T2に保持する第三の工程である。
そして、有機シラン化合物が、ケイ素原子にアルコキシ基が結合している構造を有する化合物であり、結晶性樹脂の重量平均分子量が、6000以下であり、ラジカル重合開始剤の10時間半減期温度をThとしたとき、T1およびThが、下記式(1)を満たす
25≦T1<Th+10 (1)
ことを特徴とする。
そこで本発明では、重合性組成物にケイ素原子にアルコキシ基が結合している構造を有する有機シラン化合物を用いることで結晶性樹脂の表面露出が抑制されることがわかった。
有機シラン化合物は、ケイ素元素にアルコキシ基が結合している構造を有する化合物である。
(第三の工程)
第三の工程は、第二の工程後、第二の工程より高い温度T2で保持する。この工程では、懸濁液の油滴に含まれるラジカル重合開始剤の熱開裂によるラジカル重合を促進させて結着樹脂を生成し、樹脂粒子を合成する工程である。T2および上記Thは、下記式(2)を満たすことが好ましい。式(2)を満たすことで、懸濁重合によって効率よく樹脂粒子を合成することができる。
Th+10≦T2≦100 (2)
T2がTh+10℃以上であると、ラジカル重合をより効率的に進行させることができ、より好ましい。水系媒体における水の沸点が100℃であるため、T2の上限は100℃である。
第三の工程は、第二の工程後、第二の工程より高い温度T2で保持する。この工程では、懸濁液の油滴に含まれるラジカル重合開始剤の熱開裂によるラジカル重合を促進させて結着樹脂を生成し、樹脂粒子を合成する工程である。T2および上記Thは、下記式(2)を満たすことが好ましい。式(2)を満たすことで、懸濁重合によって効率よく樹脂粒子を合成することができる。
Th+10≦T2≦100 (2)
T2がTh+10℃以上であると、ラジカル重合をより効率的に進行させることができ、より好ましい。水系媒体における水の沸点が100℃であるため、T2の上限は100℃である。
Claims (9)
- 樹脂粒子の製造方法であって、
前記製造方法が、
ラジカル重合性モノマー、ラジカル重合開始剤、有機シラン化合物、および結晶性樹脂を含む重合性組成物を、水系媒体と混合して懸濁液を調製する第一の工程、
前記懸濁液のpHを4.0以上5.5以下の範囲に調整し、前記懸濁液を温度T1に保持してシロキサン結合を有する重合体を含有するシェルを形成する第二の工程、および
前記第二の工程後、前記分散液を前記T1より高い温度T2に保持する第三の工程、
を有し、
前記有機シラン化合物が、ケイ素原子にアルコキシ基が結合している構造を有する化合物であり、
前記結晶性樹脂の重量平均分子量が、6000以下であり、
前記ラジカル重合開始剤の10時間半減期温度をThとしたとき、前記T1および前記Thが、下記式(1)を満たす
25≦T1<Th+10 (1)
ことを特徴とする樹脂粒子の製造方法。 - 前記有機シラン化合物が、ラジカル重合性を有する二重結合を有する請求項1に記載の樹脂粒子の製造方法。
- 前記有機シラン化合物が、前記ケイ素原子に前記アルコキシ基が1つまたは2つ結合している構造を有する請求項1または2に記載の樹脂粒子の製造方法。
- 前記水系媒体が、リン酸カルシウム塩を含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂粒子の製造方法。
- 前記リン酸カルシウム塩が、ヒドロキシアパタイトである請求項4に記載の樹脂粒子の製造方法。
- 前記T2および前記Thが、下記式(2)を満たす請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹脂粒子の製造方法。
Th+10≦T2≦100 (2) - 前記ラジカル重合性モノマーが、スチレン系モノマー、アクリレート系モノマー、およびメタクリレート系モノマーからなる群より選択される少なくとも1種である請求項1〜6のいずれか1項に記載の樹脂粒子の製造方法。
- 前記結晶性樹脂が、結晶性ポリエステルである請求項1〜7のいずれか1項に記載の樹脂粒子の製造方法。
- トナー粒子を有するトナーの製造方法であって、
前記トナー粒子が、樹脂粒子であり、
前記製造方法が、請求項1〜8のいずれか1項に記載の樹脂粒子の製造方法で前記トナー粒子を製造する工程を有する
ことを特徴とするトナーの製造方法。
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