JP2011215179A5 - トナー粒子の製造方法及びイエロートナー - Google Patents
トナー粒子の製造方法及びイエロートナー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011215179A5 JP2011215179A5 JP2010080263A JP2010080263A JP2011215179A5 JP 2011215179 A5 JP2011215179 A5 JP 2011215179A5 JP 2010080263 A JP2010080263 A JP 2010080263A JP 2010080263 A JP2010080263 A JP 2010080263A JP 2011215179 A5 JP2011215179 A5 JP 2011215179A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- interfacial tension
- resin
- toner particles
- styrene
- carboxyl group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Description
本発明は、電子写真法、静電記録法、磁気記録法、及びトナージェット法の如き記録方法に用いられるトナー粒子の製造方法、及びこのトナー粒子の製造方法によって得られたトナー粒子を有するイエロートナーに関する。
本発明は、重合性単量体、イエロー顔料、ワックス、カルボキシル基含有樹脂a及びカルボキシル基含有樹脂bを少なくとも含有する重合性単量体組成物を水系媒体に加え、前記水系媒体中で前記重合性単量体組成物の粒子を形成し、前記粒子に含有される前記重合性単量体を重合してトナー粒子を得るトナー粒子の製造方法において、
前記重合性単量体組成物における、前記重合性単量体100質量部に対する前記カルボキシル基含有樹脂aの含有量が5〜30質量部であり、前記重合性単量体100質量部に対する前記カルボキシル基含有樹脂bの含有量が1〜10質量部であり、
スチレンの水に対する界面張力を界面張力(スチレン)とし、前記カルボキシル基含有樹脂aをスチレンに溶かした溶液の水に対する界面張力を界面張力(樹脂a)とし、前記カルボキシル基含有樹脂bをスチレンに溶かした溶液の水に対する界面張力を界面張力(樹脂b)とし、前記イエロー顔料をスチレンに分散させた溶液または分散液の水に対する界面張力を界面張力(イエロー顔料)としたとき、下記の関係(界面張力の単位:mN/m)を満たすことを特徴とするトナー粒子の製造方法に関する。
界面張力(スチレン)>界面張力(イエロー顔料)>界面張力(樹脂b)
界面張力(スチレン)>界面張力(樹脂a)>界面張力(樹脂b)
0≦|界面張力(イエロー顔料)−界面張力(樹脂a)|≦10.0
5.0≦界面張力(スチレン)−界面張力(樹脂b)≦17.0
また、本発明は、上記トナー粒子の製造方法によって得られたトナー粒子を有するイエロートナーに関する。
前記重合性単量体組成物における、前記重合性単量体100質量部に対する前記カルボキシル基含有樹脂aの含有量が5〜30質量部であり、前記重合性単量体100質量部に対する前記カルボキシル基含有樹脂bの含有量が1〜10質量部であり、
スチレンの水に対する界面張力を界面張力(スチレン)とし、前記カルボキシル基含有樹脂aをスチレンに溶かした溶液の水に対する界面張力を界面張力(樹脂a)とし、前記カルボキシル基含有樹脂bをスチレンに溶かした溶液の水に対する界面張力を界面張力(樹脂b)とし、前記イエロー顔料をスチレンに分散させた溶液または分散液の水に対する界面張力を界面張力(イエロー顔料)としたとき、下記の関係(界面張力の単位:mN/m)を満たすことを特徴とするトナー粒子の製造方法に関する。
界面張力(スチレン)>界面張力(イエロー顔料)>界面張力(樹脂b)
界面張力(スチレン)>界面張力(樹脂a)>界面張力(樹脂b)
0≦|界面張力(イエロー顔料)−界面張力(樹脂a)|≦10.0
5.0≦界面張力(スチレン)−界面張力(樹脂b)≦17.0
また、本発明は、上記トナー粒子の製造方法によって得られたトナー粒子を有するイエロートナーに関する。
Claims (13)
- 重合性単量体、イエロー顔料、ワックス、カルボキシル基含有樹脂a及びカルボキシル基含有樹脂bを少なくとも含有する重合性単量体組成物を水系媒体に加え、前記水系媒体中で前記重合性単量体組成物の粒子を形成し、前記粒子に含有される前記重合性単量体を重合してトナー粒子を得るトナー粒子の製造方法において、
前記重合性単量体組成物における、前記重合性単量体100質量部に対する前記カルボキシル基含有樹脂aの含有量が5〜30質量部であり、前記重合性単量体100質量部に対する前記カルボキシル基含有樹脂bの含有量が1〜10質量部であり、
スチレンの水に対する界面張力を界面張力(スチレン)とし、前記カルボキシル基含有樹脂aをスチレンに溶かした溶液の水に対する界面張力を界面張力(樹脂a)とし、前記カルボキシル基含有樹脂bをスチレンに溶かした溶液の水に対する界面張力を界面張力(樹脂b)とし、前記イエロー顔料をスチレンに分散させた溶液または分散液の水に対する界面張力を界面張力(イエロー顔料)としたとき、下記の関係(界面張力の単位:mN/m)を満たすことを特徴とするトナー粒子の製造方法。
界面張力(スチレン)>界面張力(イエロー顔料)>界面張力(樹脂b)
界面張力(スチレン)>界面張力(樹脂a)>界面張力(樹脂b)
0≦|界面張力(イエロー顔料)−界面張力(樹脂a)|≦10.0
5.0≦界面張力(スチレン)−界面張力(樹脂b)≦17.0 - 前記界面張力(スチレン)と前記界面張力(樹脂b)が、下記の関係を満たす請求項1に記載のトナー粒子の製造方法。
8.0≦界面張力(スチレン)−界面張力(樹脂b)≦14.0 - 前記カルボキシル基含有樹脂bがポリエステル樹脂である請求項1または2に記載のトナー粒子の製造方法。
- 前記カルボキシル基含有樹脂aのテトラヒドロフラン(THF)可溶分のゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定された重量平均分子量(Mw)が、7000〜35000である請求項1〜3のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造方法。
- 前記カルボキシル基含有樹脂aの酸価が5〜25(mgKOH/g)である請求項1〜4のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造方法。
- 前記カルボキシル基含有樹脂aの酸価が5〜25(mgKOH/g)であり、水酸基価が5〜25(mgKOH/g)である請求項1〜5のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造方法。
- 前記イエロー顔料がC.I.ピグメントイエロー74又はC.I.ピグメントイエロー93である請求項1〜6のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造方法。
- 前記重合性単量体がスチレンを含む請求項1〜7のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造方法。
- 前記重合性単量体が、スチレンおよびn−ブチルアクリレートである請求項1〜8のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造方法。
- 前記カルボキシル基含有樹脂aが1級または2級の水酸基を有するビニル系共重合体である請求項1〜9のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造方法。
- 前記カルボキシル基含有樹脂aがアクリル酸単量体やメタクリル酸単量体を少なくとも共重合体成分として含有している樹脂である請求項1〜10のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造方法。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造方法によって得られたトナー粒子を有するイエロートナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010080263A JP5455746B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | トナー粒子の製造方法及びイエロートナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010080263A JP5455746B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | トナー粒子の製造方法及びイエロートナー |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011215179A JP2011215179A (ja) | 2011-10-27 |
JP2011215179A5 true JP2011215179A5 (ja) | 2013-05-16 |
JP5455746B2 JP5455746B2 (ja) | 2014-03-26 |
Family
ID=44945013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010080263A Active JP5455746B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | トナー粒子の製造方法及びイエロートナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5455746B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5598640B1 (ja) | 2013-02-28 | 2014-10-01 | 日本ゼオン株式会社 | 静電荷像現像用トナー |
US20170168408A1 (en) * | 2014-02-17 | 2017-06-15 | Zeon Corporation | Yellow toner |
JP6413826B2 (ja) * | 2014-02-19 | 2018-10-31 | 日本ゼオン株式会社 | トナー |
US9904192B2 (en) | 2015-02-19 | 2018-02-27 | Zeon Corporation | Toner |
JP2018049182A (ja) * | 2016-09-23 | 2018-03-29 | カシオ計算機株式会社 | 電子写真用白色トナー |
-
2010
- 2010-03-31 JP JP2010080263A patent/JP5455746B2/ja active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015232706A5 (ja) | トナーおよびトナーの製造方法 | |
JP2011215179A5 (ja) | トナー粒子の製造方法及びイエロートナー | |
JP2016224098A5 (ja) | ||
JP2011500931A5 (ja) | ||
JP2008533288A5 (ja) | ||
RU2017113383A (ru) | Мелкодисперсные водные эмульсионные полимеры и их применение для гидрофобных покрытий | |
JP2009063969A5 (ja) | ||
JP2008063567A5 (ja) | ||
JP2007065435A5 (ja) | ||
JP2011064768A5 (ja) | ||
JP2010091704A5 (ja) | ||
US20190330427A1 (en) | Emulsion particle, emulsion comprising same, method for manufacturing emulsion | |
JP2013140339A5 (ja) | ||
JP2009168963A5 (ja) | ||
JP2012002977A5 (ja) | ||
JP2012083644A5 (ja) | ||
JP2008122868A5 (ja) | ||
JP7488653B2 (ja) | エマルジョン、エマルジョンの製造方法、及びエマルジョンを用いたコーティング膜の形成方法 | |
JP2012083440A5 (ja) | ||
JP2010112983A5 (ja) | ||
JP5747746B2 (ja) | ナノ微粒子複合体の製造方法 | |
JP2012078628A5 (ja) | ||
JP2014231602A5 (ja) | アゾ骨格構造を有する化合物、顔料分散剤、顔料組成物、顔料分散体、トナーおよびトナーの製造方法 | |
JP6015809B2 (ja) | 重合性分散安定化剤、重合性分散安定化剤溶液、及びナノ微粒子複合体 | |
JP2012193244A (ja) | 光拡散剤用樹脂粒子、その製造方法およびそれを含む光拡散フィルム |