JP2017015276A - 入浴システム - Google Patents

入浴システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017015276A
JP2017015276A JP2015129468A JP2015129468A JP2017015276A JP 2017015276 A JP2017015276 A JP 2017015276A JP 2015129468 A JP2015129468 A JP 2015129468A JP 2015129468 A JP2015129468 A JP 2015129468A JP 2017015276 A JP2017015276 A JP 2017015276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathing
user
hot water
condition
biological information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015129468A
Other languages
English (en)
Inventor
憲一 逸見
Kenichi Hemmi
憲一 逸見
史朗 竹内
Shiro Takeuchi
史朗 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2015129468A priority Critical patent/JP2017015276A/ja
Publication of JP2017015276A publication Critical patent/JP2017015276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control For Baths (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は、生体情報検知手段によって活動時の使用者の状態を詳細に検知し判定することで、従来より使用者ごとに最適な浴室環境に制御することが可能な浴室システムを得る。
【解決手段】 この発明に係る浴室システムにおいては、浴室にて使用者が入浴する浴槽に湯水を供給する給湯装置と、使用者の生体情報または使用者の周囲環境のうち、少なくとも一方を検知する生体情報検知手段と、生体情報検知手段が検知する生体情報又は周囲環境情報を入力し、浴槽の入浴条件を表示する入浴条件表示手段とを備えるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、入浴システムに関するものである。
入浴者に快適な入浴を提供する手法の1つとして、例えば特許文献1のように、浴室外での使用者の行動情報によって浴室の環境を制御する浴室システムがある。
特開2006−288818
しかしながら上記浴室システムでは、使用者の行動情報として、外出の有無、外出時間、歩数等から浴室環境の制御を行うものであり、活動中に生じる使用者の身体的・精神的負荷の状況を詳細に把握しておらず、制御した浴室環境が使用者にとって適していない場合があるという課題があった。
本発明に係る入浴システムは、浴室にて使用者が入浴する浴槽に湯水を供給する給湯装置と、使用者の生体情報または使用者の周囲環境のうち、少なくとも一方を検知する生体情報検知手段と、生体情報検知手段が検知する生体情報又は周囲環境情報を入力し、浴槽の入浴条件を表示する入浴条件表示手段とを備えるものである。
本発明は、生体情報検知手段によって活動時の使用者の状態を詳細に検知し判定することで、従来より使用者ごとに最適な浴室環境に制御することが可能な浴室システムを得る。
本発明に係る実施の形態1における入浴システムの概略図である。 本発明に係る実施の形態1における生体情報検知手段の装着事例の概略図である。 本発明に係る実施の形態1におけるリモコン装置の概略図である。 本発明に係る実施の形態1における入浴システムのブロック図である。 本発明に係る実施の形態1における入浴システムのフローチャートである。 本発明に係る実施の形態1における入浴システムの変形例を示す概略図である。 本発明に係る実施の形態1における入浴システムの他の変形例を示す概略図である。 本発明に係る実施の形態1のリモコン装置における入浴条件の表示例を示す概略図である。 本発明に係る実施の形態2における入浴システムの概略図である。
実施の形態1.
図1から図8を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、本発明に係る実施の形態1における入浴システムの概略図である。図1において、入浴システム1は、浴槽2、給湯装置3、給湯管4、浴室環境検知手段5、浴室環境制御手段6、リモコン装置7、生体情報検知手段8、制御部9等を備えている。尚、図中の点線はリモコン装置7から信号の流れを模式的の表すものであり、他の図においても同様である。
浴室17内の浴槽2に貯水される湯水は、給湯装置3から給湯管4を経由して供給される。また、
給湯装置3、浴室環境検知手段5、浴室環境制御手段6、及び生体情報検知手段8は、リモコン装置7と通信可能に構成され、リモコン装置7内に制御部9が配置されている。生体情報検知手段8は、使用者30の活動中の生体情報を検知し蓄積する構成になっている。
給湯装置3は、浴槽2に供給される湯水の温度及び量を制御できる。給湯装置3が備える加熱手段は、いかなる方式のものでも良く、例えば、ヒートポンプ、電気ヒータ、燃料の燃焼、及び太陽熱のいずれか、またはこれらの組み合わせにより構成される。給湯装置3は、浴槽2を保温または加温する追い焚き機能を有しても良い。
浴室環境制御手段6は、浴室17内の温度及び湿度を制御する機器である。浴室環境制御手段6は、浴室17の天井に備えられた浴室乾燥機等により、浴室17に対し送風、暖房、または除湿を行うことが可能である。浴室環境検知手段5は、温度センサ及び湿度センサを備え、浴室17内の温度及び湿度を検知する。本実施の形態1では、浴室環境検知手段5をリモコン装置7と一体に設けている。リモコン装置7と別の箇所に浴室環境検知手段5を設けても良い。浴室環境検知手段5で検知された浴室17内の温度及び湿度の情報は、リモコン装置7の内部に設けられた制御部9へ送信される。
生体情報検知手段8は、使用者30の生体情報または使用者30の周囲環境の一方または両方を検知するものであり、例えば使用者30の脈拍、体動、体温、発汗、筋肉の動き(筋運動量)、使用者30の周囲の温度、及び使用者30の周囲の湿度等のうち、少なくとも一つを検知することが望ましい。生体情報検知手段8が脈拍を検知する場合の方法は、例えば、発光部及び受光部を備え、生体の透過光または反射光から血管の容量変動を検知する光電式脈波法により検知することができる。
生体情報検知手段8が体動、歩数を検知する方法は、例えば、加速度センサの信号を測定アルゴリズムで処理する方法により検知することができる。また体動に関しては加速度センサから取得する加速度信号を測定アルゴリズムにより処理することにより、体動に加え歩行速度(通常歩行、走行)の区別も可能である。
体温を検知する方法は、例えば、サーミスタの電気抵抗変化により検知する。発汗を検知する方法は、例えば水分を吸収するフィルム等により水分蒸散量を測定することにより検知する。
筋肉の動き(筋運動量)を検知する方法は、例えば筋肉の収縮時に皮膚に発生する電流を検知し、測定アルゴリズムによる処理により、筋肉の収縮の動き(筋運動量)を検知する。
使用者30の周囲の温度を検知する方法は、例えば熱電対によるゼーベック効果による電流変化により検知してもよい。使用者30の周囲の湿度を検知する方法は、例えば物質の水分吸脱着による電気特性を利用した高分子容量式により検知してよい。生体情報検知手段8は使用者30の活動時における上記の内、少なくとも1つを経時的に検知してもよい。
また、生体情報検知手段8は使用者30が身体(例えば、手、腕、足、胴体など)に装着することができる着脱可能な装置としてよく、1つまたは複数装着してもよい。
図2は、本発明に係る実施の形態1における生体情報検知手段の装着事例の概略図である。図2において、生体情報検知手段8は使用者30の身体に装着するのみならず、例えば服、靴、靴下等、外部の物体内に組み込まれ、この物体を装着することで身体に接触する形態としてもよい。
また、生体情報検知手段は上記検知手段以外にも、使用者30の年齢、性別、体重、体脂肪等、個人の身体データを予め入力できる機能を備えてもよい。体重、体脂肪に関しては、手動で入力してもよく、例えば体重計と通信して接続可能であり、体重計で測定したデータを生体情報検知手段8に送信する形態でもよい。上記で測定した体重、体脂肪データ、年齢、性別は後述する入浴条件の設定に際し、例えば湯水が持つ熱量の移動により、体温が所定値以上ほど増加するまでの入浴時間等の決定に用いられてもよい。
生体情報検知手段8は、検知した各情報を元に、使用者30の身体的負荷、体感温度、精神的負荷(ストレス)等の状態を推定する。身体的負荷の状態を推定する方法は、例えば加速度センサによる体動及び心拍を経時的検知することにより、体動が安静状態から所定値以上ほど大きく、かつ、心拍数が所定値以上であれば、身体的に負荷が高い状態であることが推定できる。
上記に加え、例えば、生体情報検知手段8を複数装着した場合、各検知手段が接続している身体部分の筋運動量を検知することによって、身体の身体負荷が高い部分が推定でき、特に強い身体負荷の部分が推定できる。
体感温度を推定する方法は、例えば、式(1)にて算出される不快指数と体感温度の関係を元に、気温と湿度によって体感温度を推定してよい。表1は不快指数と体感温度の関係を示す。
不快指数=0.81*T+0.01U(0.99T−14.3)+46.3 (式1)
T:気温(℃),U:湿度(%)
また、体感温度の検知に関しては、使用者30の体温と外気温との差における、体感温度との関係性から、推定してもよい。尚、上記の場合において、例えば、体温と外気温による体感温度の関係について、予め生体情報検知手段8内の記憶部(図示せず)内にプログラムされていてもよい。また体温については、例えば使用者30の健康時に取得される体温を基準として、予め定められた値以上に高い又は低い場合は、体調不良と判定する等、使用者30の体調管理として使用されてもよい。
Figure 2017015276
精神的負荷の状態を推定する方法は、例えば体動のない状態で脈拍が安静時脈拍より大きい場合、あるいは発汗が安静時より多い場合には、精神的ストレスを受けていると推定できる。使用者30の体動がなく且つ脈拍が安静時脈拍より大きい状態を生体情報取得手段8が検知した時間(精神的ストレスを受けていると推定される時間)を積算することで、精神的ストレスの大きさを判定し、この積算する時間が長いほど精神的負荷が大きいと推定しても良い。
図3は、本発明に係る実施の形態1におけるリモコン装置7の概略図である。図3において、リモコン装置7は、入浴条件表示手段の具体的な構成であって、文字、図形等で情報を表示する表示部10と、使用者30の操作を受け付けるボタン等が配置された操作部11と、制御完了等の報知を行う報知手段12とを備える。浴室の使用者30が快適に入浴するため、入浴条件が表示部10に表示される。複数の入浴条件が表示部10に表示された場合には、使用者30は、操作部11を操作することで、希望する一つの入浴条件を選択できる。給湯装置3と浴室環境制御手段6によって、浴槽内の湯温や浴室内の室温等が設定値になった場合、報知手段12により設定完了の報知を行う。本実施の形態1では、制御部9がリモコン装置7に内蔵されているが、リモコン装置7と別の箇所に制御部9を設けても良い。尚リモコン装置7は浴室内に設置するのみならず、浴室外に設置してもよく、また複数のリモコン装置7が通信可能に接続されていてもよい。
制御部9は、給湯装置3、浴室環境検知手段5、浴室環境制御手段6、リモコン装置7の表示部10、及び操作部11と通信可能に接続される。制御部9は、ROM(リードオンリーメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、及び不揮発性メモリ等を含む記憶部と、記憶部に記憶されたプログラムに基づいて演算処理を実行するCPU(セントラルプロセッシングユニット)と、CPUに対して外部の信号を入出力する入出力ポートと、各装置等と通信する通信手段とを備える。制御部9は、生体情報検知手段8、浴室環境検知手段5、及び操作部11から受信した情報に基づき、CPUで演算処理を実行する。制御部9は、CPUでの演算結果に基づく信号を給湯装置3、浴室環境制御手段6、及び表示部10へ送信することで、これらの装置等を制御する。
図4は、本発明に係る実施の形態1における入浴システムの機能ブロック図である。図4において、制御部9は、入浴条件を作成する入浴条件作成手段13と、入浴条件に基づいて給湯装置3の動作を制御する給湯制御手段14とを有する。また、生体情報検知手段8は、検知部20、制御部21、第2通信手段23で構成される。検知部20は人の生体情報を検知することが可能であり、例えば体温を検知する。
使用者30は入浴の準備をする際に、例えば、リモコン装置7と通信可能に接続され、浴室17の外に設置される第2のリモコン装置(図示せず)の操作部に含まれる入浴ボタンを押下する等によって、入浴準備操作を行う。入浴準備の操作があった場合、生体情報検知手段8による活動中の使用者30の各データを基に、制御部21内の体調判定手段15で使用者30の身体的負荷、体感温度、精神的負荷を推定し、体調が判定される。その判定の結果が第1通信手段22、第2通信手段23を使用してリモコン装置7内の制御部9へ送信される。また、浴室環境検知手段5により検知される浴室温度及び浴室湿度も制御部9へ送信される。
生体情報検知手段8、浴室環境検知手段5等で取得した各データは、サーバーコンピュータ(図示せず)等に格納され、このサーバーコンピュータを経由して、制御部9へ各データを送信しても良い。生体情報検知手段8、または体調判定手段15の機能の一部を制御部9に設けても良い。例えば、活動中の使用者30の生体情報を検知するセンサで検知されたデータを制御部9へ送信し、当該データに基づいて制御部9が使用者30の身体負荷の状態を判定しても良い。
次に、本発明の入浴システムの動作について説明する。
図5は、本発明に係る実施の形態1における入浴システムのフローチャートである。図5を参照して、入浴システム1の動作を説明する。図5において、使用者30は、生体情報検知手段8を取り付けた状態で活動することにより、活動中の体動、脈拍等の生体情報を取得、蓄積する(ステップS1)。
次に、使用者30が第2のリモコン装置等で入浴準備操作を行うと(ステップS2)、取得した生体情報のデータは、生体情報検知手段8、または制御部9において、使用者30の活動時の身体的負荷、体感温度、精神的負荷等を推定し、体調判定手段15にて使用者30の体調が判定され、制御部9へ判定データが格納される(ステップS3)。
制御部9の入浴条件作成手段13は、体調判定手段15より判定した使用者30の体調に基づいて、入浴条件を作成する(ステップS4)。入浴条件作成手段13は、使用者30の当日の活動中の生体情報または体調判定手段15より判定した使用者30の身体状況に基づいて入浴条件を作成しても良いし、過去一定期間(例えば過去1週間)の生体情報または体調判定手段15により判定した使用者30の身体状況に基づいて入浴条件を作成しても良い。入浴条件は、浴槽2の湯温条件及び湯量条件の一方または両方の情報を含む。入浴条件は、入浴時間、浴室温度、浴室湿度、浴室への送風の有無、及び浴水の水流の有無のうち、少なくとも一つの情報をさらに含んでも良い。入浴条件作成手段13は、異なる複数の入浴条件を作成しても良い。
制御部9は、入浴条件作成手段13により作成された入浴条件を表示部10に表示することで使用者30に提示する。使用者30は、操作部11を操作することで、提示された入浴条件を承認できる(ステップS5)。複数の入浴条件が提示された場合には、使用者30は、操作部11を操作することで、そのうちから希望する一つの入浴条件を選択及び承認できる。
制御部9の給湯制御手段14は、使用者30が選択(承認)した入浴条件に基づいて給湯装置3の動作を制御することで、浴槽2の湯温及び湯量の一方または両方を制御する(ステップS6)。入浴条件に、浴室温度、浴室湿度、及び、浴室への送風の有無、浴水の水流の有無のうちの少なくとも一つの情報が含まれる場合には、制御部9は、使用者30が選択(承認)した入浴条件に基づいて浴室環境制御手段6の動作を制御することで、浴室温度、浴室湿度、及び、浴室への送風、浴水の水流の有無のうちの少なくとも一つを制御しても良い。
生体情報検知手段8での体温等の変化から入浴開始を判定(ステップS7)し、入浴中の生体情報を検知し蓄積する(S8)。入浴の終了を生体情報検知手段8で検知(ステップS9)するまで入浴中の生体情報を検知し蓄積する。
次に、本発明の入浴条件作成手段の詳細内容について説明する。
本実施の形態1では、入浴条件作成手段13は、生体情報検知手段8により得られた身体状況の判定結果に基づいて、当日の使用者30が快適な入浴を行うための入浴条件を作成しても良い。
使用者30が快適に入浴するための入浴条件に関しては、例えば、浴槽の湯温及び湯量、浴槽内の水流、入浴時間、浴室の温度及び湿度等を制御する。
入浴条件作成手段13は、制御部9の記憶部に蓄積された使用者30の過去の活動中に生体情報検知手段8が検知した各データ、入浴条件、及び入浴データに基づいて、以下のようにして、使用者30に合わせた入浴条件を作成しても良い。例えば、使用者30の過去の活動時の体調判定から、身体負荷が高い部分(足、肩等)や、精神的な負荷が高くなる時期、寒く感じていると推定できる時期等の身体活動状況が示す傾向を割り出すことで、使用者30の生活様態に合った入浴条件を作成できる。また、例えば入浴中の入浴者の心拍変動を測定アルゴリズムによる分析を行うことで、入浴者がリラックスしており、快適入浴がなされている傾向が得られたときの入浴条件を集め、それらの入浴条件が示す傾向を割り出すことで、使用者30に合った入浴条件を作成できる。
表2及び表3に、本発明の実施の形態1における入浴システムにおいて、作成及び提示される入浴条件の例を示す。
表2において、生体情報検知手段8による身体負荷、精神負荷、体感温度を含めた体調判定を基に、入浴条件作成手段13により作成された入浴条件1から入浴条件4のほか、予め記憶された標準の入浴条件を提示している。このように、入浴条件作成手段13により作成された入浴条件に加えて、標準の入浴条件をさらに提示しても良い。
表3は、表2に記載された身体負荷、精神負荷、体感温度を含めた体調判定に対応して、浴槽2の湯温条件、湯量条件、入浴時間、浴室17への送風の有無、浴槽内の水流の有無、浴室温度、及び浴室湿度を含む入浴条件である。湯温条件を「標準」、「高」、「低」で提示しているが、温度の数値で湯温条件を提示しても良い。また、湯量条件を「標準」、「多」、「少」で提示しているが、湯量の数値で湯量条件を提示しても良い。
尚、湯温条件等の具体的な数値は、例えば使用者30が任意に設定しても良い。また、湯温及び湯量条件は、給湯制御手段14が給湯装置3を制御する場合の目標値(目標湯温、目標湯量)になる。
Figure 2017015276
Figure 2017015276
表3の入浴条件1は、生体情報検知手段8による体調判定結果により、使用者30が寒いと感じていると判定した結果に基づき、湯温を標準より高く設定した入浴条件である。表3の入浴条件2は、生体情報検知手段8による体調判定結果により、身体的負荷が高く、かつ、足部に特に強い身体的負荷が大きい判定した結果に基づいた条件である。この入浴条件2では、例えば、後述する図7に示す入浴システムの構成において、湯温を標準より低く、湯量を標準より低く、入浴時間を長くする。さらに、浴室環境制御手段6から送風し、浴槽2内の浴水を循環させる循環ポンプ16により、水流を発生し、負荷の高い足部に水流を当て、足部の負荷を和らげつつ、半身浴によりリラックス効果をもたらす入浴条件である。実施の形態1における入浴システムでは、複数の入浴条件を作成及び提示し、使用者30が入浴条件を選択可能とすることで、使用者30の好みまたは当日の気分などに合わせた、より適切な入浴を行うことが可能となる。
入浴条件作成手段13は、当日の活動時の生体情報のみに基づいて入浴条件を作成しても良いし、過去一定期間(例えば過去1週間)の生体情報に基づき、当該期間の活動時における生体情報の傾向を判断して、快適入浴のための入浴条件を作成しても良い。例えば、入浴条件作成手段13は、過去の一定期間のうちで、例えば入浴中に検知する心拍変動等により快適な入浴がなされた入浴条件を再び提示しても良い。
次に、実施の形態1の入浴システムの変形例について説明する。
図6は、本発明に係る実施の形態1における入浴システムの変形例を示す概略図である。
図6において、使用者30の入浴中には、入浴中の使用者30の生体情報を取得する入浴時生体情報検知手段18により、入浴中の使用者30の体温、心拍等を測定してもよい。入浴終了後は、活動中の生体情報及び身体負荷状態の判定結果、入浴中の生体情報、及び使用者30が選択した入浴条件を制御部9内の記憶部に蓄積する。制御部9は、活動中の生体情報、身体負荷状態の判定結果と、当日の入浴条件及び入浴データとを関連付けて記憶することが望ましい。
図7は、本発明に係る実施の形態1における入浴システムの他の変形例を示す概略図である。
図7において、循環経路に微細気泡発生装置を組み込んでもよく、微細気泡による温浴効果を含んだ入浴条件を設定してもよい。また、浴槽2の湯水を循環させる循環ポンプ16は、複数備えられてもよく、浴槽2に設置される水流の吐出口の位置についてもこの限りでない。
図8は、本発明に係る実施の形態1のリモコン装置における入浴条件の表示例を示す概略図である。
図8において、表示10に複数の入浴条件を表示するとき、そのうちで特に推奨する入浴条件を強調して表示しても良い。図8の例では、入浴条件1を強調して表示している。強調する方法は、色を変えて表示する、点滅させるなど、いかなる方法でも良い。制御部9は、記憶部に蓄積された使用者30の過去の生体情報及び入浴条件において、例えば入浴中に検知する心拍変動等により快適な入浴がなされたと推定できる入浴条件がある場合には、その入浴条件を特に推奨する入浴条件として表示しても良い。
上述の実施例において、生体情報検知手段8は単一の機器での構成であったが、単一の機器のみならず、例えば時計等、携帯端末(図示せず)に組み込む形態でもよい。また、生体情報検知手段8による過去のデータ蓄積、身体負荷の判定結果、入浴条件等の記録はリモコン装置7の記憶部のみならず、例えば携帯端末と通信可能に接続されており、過去の取得データ等を携帯端末等で閲覧できる形態でもよい。また、上記携帯端末は生体情報検知手段8が取得するデータから、身体負荷を判定するアルゴリズム機能を備えており、浴室リモコンに通信により判定結果を送信する形態としてもよく、携帯端末による判定結果を受信した制御部が複数の入浴条件を設定してもよい。
また、制御部9による複数の入浴条件を作成した結果は、リモコン装置7のみならず、携帯端末に表示する形態でもよい。入浴者は携帯端末に表示された入浴条件を選択することで、制御部が選択した入浴条件に基づき、給湯制御手段14、浴室環境制御手段6を制御する構成にしてもよい。
実施の形態2.
図9を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
図9は、本発明の実施の形態2における入浴システムの概略図を示すものである。
実施の形態2における入浴システム1は、単一の使用者30のみに適用されるだけでなく、浴室17を共用する複数の使用者30がいる場合にも適用可能である。
図9において、入浴システム1は、複数の使用者30に対応する複数の生体情報検知手段8を備える。各々の生体情報検知手段8により判定された生体情報及び体調判定結果と、使用者30ごとの対応関係を識別する識別番号等の情報を伴って、制御部9へ送信される。リモコン装置7には、複数の使用者30のうちの誰が入浴者かを特定するための個人特定装置(図示省略)が設けられる。個人特定装置は、例えば、入浴者を選択する入浴者選択ボタンで構成できる。使用者30は、入浴準備の際に、自身に対応する入浴者選択ボタンを押下した後、入浴開始ボタンを押下することで、入浴を開始する。制御部9は、個人特定装置により特定された使用者30ごとの生体情報及び体調判定結果に基づいて、入浴条件を作成及び提示する。
以上説明した実施の形態の入浴システムによれば、使用者の活動に生じる身体状況を詳細に把握して入浴条件の設定が可能なため、従来より使用者に適した入浴条件を提供できる。
また、本内容の入浴システムは複数のユーザーにも適用可能なため、一般住居のみならず例えば介護施設入居者の健康状態を管理するシステム等、集合住宅内ネットワークの一部の機能として搭載可能である。
また、本発明は、上述した実施の形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。
入浴システム、2 浴槽、3 給湯装置、4 給湯管、5 浴室環境検知手段、6 浴室環境制御手段、7 リモコン装置、8 生体情報検知手段、9 制御部、10 表示部、11 操作部、
12 報知手段、13 入浴条件作成手段、14 給湯制御手段、15 体調判定手段、16 循環ポンプ、17 浴室、18 入浴時生体情報検知手段、20 検知部、21 制御部、22 第1通信手段、23 第2通信手段、30 使用者

Claims (9)

  1. 使用者が入浴する浴槽に湯水を供給する給湯装置と、
    前記使用者の生体情報または前記使用者の周囲環境情報のうち、少なくとも一方を検知する生体情報検知手段と、
    前記生体情報検知手段が検知する前記生体情報又は前記周囲環境情報を入力し、前記浴槽の入浴条件を表示する入浴条件表示手段と、
    を備える入浴システム。
  2. 前記生体情報検知手段の検知結果を入力し、前記浴槽の目標湯温または目標湯量のうち、少なくとも一方を変更した入浴条件を作成する入浴条件作成手段と、
    前記入浴条件作成手段が作成した入浴条件に前記給湯装置を制御する給湯制御手段と、を備える
    請求項1に記載の入浴システム。
  3. 前記生体情報検知手段は、前記使用者の負荷状態を判定する体調判定手段を備え、
    前記給湯制御手段は、前期体調判定手段の判定結果に応じて前記給湯装置を制御する
    請求項2に記載の入浴システム。
  4. 前記体調判定手段は、前記使用者の身体負荷、精神負荷、及び体感温度のうち少なくとも1つ以上を判定する請求項3に記載の入浴システム。
  5. 前記入浴条件作成手段は、複数の入浴条件を作成し、
    前記給湯制御手段は、前記複数の入浴条件のうちで前記使用者が選択した入浴条件に応じて前記給湯装置を制御する請求項2から4のいずれか一項に記載の入浴システム。
  6. 前記入浴条件作成手段は、前記使用者の過去に前記生体情報検知手段が検知した情報に応じて、前記入浴条件を作成する請求項2から5のいずれか一項に記載の入浴システム。
  7. 前記生体情報検知手段は、前記使用者の脈拍、体動、体温、発汗、筋収縮量、前記使用者の周囲の気温、及び前記使用者の周囲の湿度のうち、少なくとも1つを検知した結果から身体負荷を判定する請求項1から6のいずれか一項に記載の入浴システム。
  8. 前記入浴条件作成手段は、複数の前記生体情報検知手段の検知情報から前記入浴条件を作成する請求項2から7のいずれか一項に記載の入浴システム。
  9. 前記入浴条件は、入浴時間、浴室温度、浴室湿度、浴室への送風の有無、及び、浴槽中の水流の有無のうち、少なくとも一つの情報をさらに含む請求項1から7のいずれか一項に記載の入浴システム。
JP2015129468A 2015-06-29 2015-06-29 入浴システム Pending JP2017015276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015129468A JP2017015276A (ja) 2015-06-29 2015-06-29 入浴システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015129468A JP2017015276A (ja) 2015-06-29 2015-06-29 入浴システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017015276A true JP2017015276A (ja) 2017-01-19

Family

ID=57830176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015129468A Pending JP2017015276A (ja) 2015-06-29 2015-06-29 入浴システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017015276A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020190393A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 三菱電機株式会社 浴室システム
CN113091321A (zh) * 2020-01-09 2021-07-09 青岛海尔智能技术研发有限公司 一种热水器及其控制方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0471532A (ja) * 1990-07-11 1992-03-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 体調監視装置
JPH0549664A (ja) * 1991-08-20 1993-03-02 Toto Ltd ブローバスシステム
JPH06225858A (ja) * 1993-02-04 1994-08-16 Tokyo Gas Co Ltd 健康チェック装置
JP2008183205A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Aisin Seiki Co Ltd 体調管理システム
JP2009240662A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Toyota Motor Corp 浴室設備
JP2010164230A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 浴槽への自動湯張り方法
JP2011239924A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Toyota Home Kk 入浴方法アドバイス方法および入浴方法アドバイスシステム
JP2014173770A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Mitsubishi Electric Corp 風呂給湯装置
JP2014173752A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Osaka Gas Co Ltd シャワーシステム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0471532A (ja) * 1990-07-11 1992-03-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 体調監視装置
JPH0549664A (ja) * 1991-08-20 1993-03-02 Toto Ltd ブローバスシステム
JPH06225858A (ja) * 1993-02-04 1994-08-16 Tokyo Gas Co Ltd 健康チェック装置
JP2008183205A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Aisin Seiki Co Ltd 体調管理システム
JP2009240662A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Toyota Motor Corp 浴室設備
JP2010164230A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 浴槽への自動湯張り方法
JP2011239924A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Toyota Home Kk 入浴方法アドバイス方法および入浴方法アドバイスシステム
JP2014173752A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Osaka Gas Co Ltd シャワーシステム
JP2014173770A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Mitsubishi Electric Corp 風呂給湯装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020190393A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 三菱電機株式会社 浴室システム
JP7243446B2 (ja) 2019-05-23 2023-03-22 三菱電機株式会社 浴室システム
CN113091321A (zh) * 2020-01-09 2021-07-09 青岛海尔智能技术研发有限公司 一种热水器及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9863660B2 (en) Sensing method and sensing system, and air conditioning device having the same
US10721977B2 (en) Temperature regulating system
CN108292173B (zh) 用于基于生物特征信息控制装备的设备及其方法
US10067516B2 (en) Method and system to control thermostat using biofeedback
JP2016101222A (ja) 入浴システム及びネットワークシステム
JP2019509837A (ja) 外部誘導による目標温度管理中に患者の内因性温度設定点の変化を検出する方法及びシステム
JP2009240662A (ja) 浴室設備
EP3453419A1 (en) Method and sleep device for sleep regulation
JP2018194206A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
CN109394191A (zh) 一种智能手环及一种热舒适判断方法和装置
RU2764503C1 (ru) Система регулирования температуры
JP2008232467A (ja) 空調制御システム
JP2008279181A (ja) 生体測定装置
JP2017015276A (ja) 入浴システム
Itani et al. Model-based multivariable regression model for thermal comfort in naturally ventilated spaces with personalized ventilation
JP5036792B2 (ja) 制御方法及び制御システム
JP2020048043A (ja) 機器制御装置、機器制御方法及びプログラム
JP7238596B2 (ja) 報知システム
JP7418228B2 (ja) 風呂システム
Wenger et al. Sex-related differences in clothing-microclimate and subjective perceptions while wearing two outdoor jackets during submaximal exercise in a cool environment
JP2022119580A (ja) 体調管理システム
JP7445916B2 (ja) 生体情報処理システム及び生体情報処理方法
JP6746508B2 (ja) ユーザ端末装置およびデータ送信方法
US20180249968A1 (en) Information processing device, control method for information processing device, and storage medium
WO2023074283A1 (ja) 健康状態判定方法、及び、健康状態判定システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20181210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200128