JP2017015217A - モータ - Google Patents

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直和 横山
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    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
    • F16C19/36Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers
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Abstract

【課題】 回転部を基部に対して回転可能に支持する軸受の外輪、内輪の機械的強度を低下させることなく、その構成の簡略化を図ることができるモータを提供すること。【解決手段】 基部と、上記基部に対して回転可能に設置された回転部と、上記基部と回転部の何れか一方に固着された外輪と、上記基部と回転部の何れか他方に固着された内輪と、上記外輪と内輪との間に設置された転動体とからなる軸受と、を具備し、上記外輪及び内輪には固定用凹部がそれぞれ設けられ、上記基部は該基部を貫通し上記外輪又は内輪の固定用凹部に螺入又は挿入される基部固定用部材によって上記外輪又は内輪に固着され、上記回転部は該回転部を貫通し上記内輪又は外輪の固定用凹部に螺入又は挿入される回転部固定用部材によって上記内輪又は外輪に固着され、上記外輪及び内輪の固定用凹部は上記転動体に対してスラスト方向にずれた位置にそれぞれ設けられていることを特徴とするもの。【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、取付対象物を取り付けて回転させるモータに係り、特に、回転部を基部に対して回転可能に支持する軸受の外輪、内輪の機械的強度を低下させることなく、その構成の簡略化を図ることができるように工夫したものに関する。
従来、例えば、取付対象物を取り付けて回転させるダイレクトドライブモータとしては、図4に示すようなものがある。
まず、このダイレクトドライブモータ101には、ベース103があり、このベース103の中央には、円筒形の凸部107が突出・形成されていて、この凸部107の内周側には貫通孔105が形成されている。また、上記ベース103の底面側(図4中下側)にはエンコーダ収納用凹部109が形成されている。
上記ベース103の図4中上側には、ステータ111が設置されている。このステータ111は、略円筒形状の電磁石保持部材113と、この電磁石保持部材113の内周面に周方向に沿って設置された複数の電磁石115とから構成されている。また、上記電磁石115は、鉄芯117と、この鉄芯117の外周側に設置されたボビン119と、このボビン119に巻回されたコイル121とから構成されている。
上記ステータ111の内周側には、ロータ123が回転可能に設置されている。このロータ123は次のような構成になっている。まず、上記ベース103の貫通孔105を貫通して設置された中空回転軸125があり、この中空回転軸125には、図4中上下方向に延長された貫通孔127が形成されている。また、上記中空回転軸125の上端側(図4中上側)にはフランジ部128が外周側に向けて突出・形成されている。
上記中空回転軸125の外周側には略円筒形のヨーク129が固着されている。このヨーク129の図4中上下方向中央付近には、中空回転軸取付部131が内周側に向けて突出・形成されている。上記ヨーク129は、複数のボルト133を上記中空回転軸125のフランジ部128を貫通させて、上記中空回転軸取付部131に螺合させることにより、上記中空回転軸125に固着されている。
上記ヨーク129の外周面には、複数の永久磁石135が設置されている。前記電磁石115のコイル121に通電されると、上記電磁石115と上記永久磁石135とが反発・吸引され、これにより、上記ロータ123が上記ベース103及び上記ステータ111に対して回転・駆動される。
また、上記ヨーク129の図4中上側の面には、複数の取付対象物固定用雌ねじ部137が形成されている。
また、上記ベース103と上記ロータ123との間には、クロスローラ軸受139が設置されている。このクロスローラ軸受139は、内輪141と、この内輪141の外周側に設置された外輪143と、これら内輪141と外輪143との間に転動可能に設置された複数のローラ145とから構成されている。
また、上記内輪141は、上記ベース103と、上記ベース103の上側に設置された略リング状の内輪押え部材147との間に挟持・固定されている。上記内輪押え部材147は、複数のボルト149を上記内輪押え部材147を貫通させて、上記ベース103の凸部107に螺合することにより、上記ベース103に固定されている。
また、上記外輪143は、上記ロータ123のヨーク129と上記ヨーク129の図4中下側に設置された略リング状の外輪押え部材151との間に挟持・固定されている。上記外輪押え部材151は、複数のボルト153を上記外輪押え部材151を貫通させて、上記ヨーク129に螺合することにより、上記ヨーク129に固定されている。
また、上記ベース103のエンコーダ収納用凹部109内には、エンコーダ用基板155が設置されており、上記ロータ123の中空回転軸125の図4中下端側には、エンコーダホイール157が固着されている。
また、上記電磁石保持部材113の図4中上端側の開口部の中央には、上記ヨーク129の図4中上端側が一部露出しており、上記電磁石保持部材113の図4中上端側の開口部の外周側は、略リング状の上蓋159によって閉塞されている。
また、上記ベース103のエンコーダ収納用凹部109の外周側も、略リング状の底蓋161によって閉塞されている。
このような構成のダイレクトドライブモータ101では、上記クロスローラ軸受139の内輪141と外輪143を上記ベース103や上記ロータ123に固定しているために、上記内輪押え部材147、上記外輪押え部材151を必要とし、そのため、構成が複雑で部品点数が増加してしまうという問題があった。
そこで、上記内輪押え部材147や上記外輪押え部材151を必要としない構成が提案されている。そのような構成を開示するものとして、例えば、特許文献1がある。
この特許文献1に記載されたダイレクトドライブモータには、固定軸と、この固定軸に対して回転されるロータがある。上記ロータは上記固定軸に対してクロスローラ軸受を介して回転可能に取り付けられている。上記クロスローラ軸受の内輪はボルトによって上記固定軸に固着されており、上記クロスローラ軸受の外輪はボルトによって上記ロータに固着されている。上記固定軸の外周面には周方向に複数のコイルが配置され、上記ロータの内周面には周方向に複数の磁石が配置されている。そして、上記コイルに通電することで、上記固定軸に対して上記ロータが回転され、それによって、上記ロータの上端に取り付けられた作業テーブルが回転される。
また、特許文献2にも、同様の構成をなすアライメントステージ装置が開示されている。すなわち、ベッドと、ターンテーブルと、クロスローラ軸受があり、上記ターンテーブルは、上記ベッドに対して上記クロスローラ軸受を介して回転可能に設置されている。上記クロスローラ軸受の外輪はボルトによって上記ターンテーブルに固定されており、上記クロスローラ軸受の内輪もボルトによって上記ベッドに固定されている。
上記ベッドには上記ターンテーブルの周方向に沿って複数の電機子コイルが設置されており、上記ターンテーブルには周方向に沿って複数の界磁マグネットが設置されている。上記ターンテーブルの上面には取付対象物が取り付けられ、上記電機子コイルに通電することで、上記ターンテーブル、ひいては、上記取付対象物が回転される。
特開2007−97291号公報 特許第4608238号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
すなわち、特許文献1に記載されたダイレクトドライブモータの場合には、クロスローラ軸受の内輪をボルトによって固定軸に直接固定しており、同様に、上記クロスローラ軸受の外輪をボルトによって上記ロータに直接固定するようにしている。その際、上記外輪及び内輪のボルトによる固定部が、上記クロスローラ軸受の転動体の内周側、外周側に近接しており、その為、上記外輪及び内輪のその部分の肉厚が薄くなり、強度を十分に確保できないという問題があった。
因みに、十分な強度を確保しようとすると、上記外輪及び内輪を大径化する必要があり、それでは、モータ全体の大径化を誘発してしまうことになる。
また、特許文献2に記載されたアライメントステージ装置の場合も同様の問題があった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、回転部を基部に対して回転可能に支持する軸受の外輪、内輪の機械的強度を低下させることなく、その構成の簡略化を図ることができるモータを提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1によるモータは、基部と、上記基部に対して回転可能に設置された回転部と、上記基部と回転部の何れか一方に固着された外輪と、上記基部と回転部の何れか他方に固着された内輪と、上記外輪と内輪との間に設置された転動体とからなる軸受と、を具備し、上記外輪及び内輪には固定用凹部がそれぞれ設けられ、上記基部は該基部を貫通し上記外輪又は内輪の固定用凹部に螺入又は挿入される基部固定用部材によって上記外輪又は内輪に固着され、上記回転部は該回転部を貫通し上記内輪又は外輪の固定用凹部に螺入又は挿入される回転部固定用部材によって上記内輪又は外輪に固着され、上記外輪及び内輪の固定用凹部は上記転動体に対してスラスト方向にずれた位置にそれぞれ設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項2によるモータは、請求項1記載のモータにおいて、上記外輪及び内輪の固定用凹部はラジアル方向から視て上記転動体と重ならないようにスラスト方向にずれた位置にそれぞれ設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項3によるモータは、請求項1又は請求項2記載のモータにおいて、上記外輪及び内輪の固定用凹部はスラスト方向から視て上記転動体と一部重なるように設置されていることを特徴とするものである。
また、請求項4によるモータは、請求項1〜請求項3の何れかに記載のモータにおいて、上記固定用凹部は雌ネジ部であり上記基部固定用部材及び上記回転部固定用部材は雄ネジ部材であることを特徴とするものである。
また、請求項5によるモータは、請求項1〜請求項4の何れかに記載のモータにおいて、上記外輪と内輪とがスラスト方向にずれて配置されており、上記外輪の外周面が上記基部と上記回転部のうちの何れか一方と当接されるとともに上記内輪の外周面が上記基部と上記回転部のうちの何れか他方と当接されることを特徴とするものである。
以上述べたように、本願発明の請求項1によるモータによると、基部と、上記基部に対して回転可能に設置された回転部と、上記基部と回転部の何れか一方に固着された外輪と、上記基部と回転部の何れか他方に固着された内輪と、上記外輪と内輪との間に設置された転動体とからなる軸受と、を具備し、上記外輪及び内輪には固定用凹部がそれぞれ設けられ、上記基部は該基部を貫通し上記外輪又は内輪の固定用凹部に螺入又は挿入される基部固定用部材によって上記外輪又は内輪に固着され、上記回転部は該回転部を貫通し上記内輪又は外輪の固定用凹部に螺入又は挿入される回転部固定用部材によって上記内輪又は外輪に固着され、上記外輪及び内輪の固定用凹部は上記転動体に対してスラスト方向にずれた位置にそれぞれ設けられているので、例えば、上記外輪又は内輪と上記基部又は回転部とを固着させる別の部材が不要であるため、構成を簡略化することができ、且つ、上記外輪及び内輪の固定用凹部を上記転動体の設置された位置からずらすことで上記外輪及び内輪の肉厚を十分に確保して、十分な強度を確保することができる。
また、請求項2によるモータによると、請求項1記載のモータにおいて、上記外輪及び内輪の固定用凹部はラジアル方向から視て上記転動体と重ならないようにスラスト方向にずれた位置にそれぞれ設けられているので、上記効果をより確実なものとすることができる。
また、請求項3によるモータによると、請求項1又は請求項2記載のモータにおいて、上記外輪及び内輪の固定用凹部はスラスト方向から視て上記転動体と一部重なるように設置されているので、ラジアル方向の寸法を小さくすることができる。
また、請求項4によるモータによると、請求項1〜請求項3の何れかに記載のモータにおいて、上記固定用凹部は雌ネジ部であり上記基部固定用部材及び上記回転部固定用部材は雄ネジ部材であるので、簡易な構成により上記外輪、内輪を上記基部、回転部に確実に固定することができる。
また、請求項5によるモータは、請求項1〜請求項4の何れかに記載のモータにおいて、上記外輪と内輪とがスラスト方向にずれて配置されており、上記外輪の外周面が上記基部と上記回転部のうちの何れか一方と当接されるとともに上記内輪の外周面が上記基部と上記回転部のうちの何れか他方と当接されるため、上記モータが回転・駆動された際の上記外輪や上記内輪に対する遠心力の影響を低減させることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、図1(a)はダイレクトドライブモータの正面図、図1(b)はダイレクトドライブモータの平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1(a)のII−II断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図3(a)は図1(a)のIIIa−IIIa断面図、図3(b)は図3(a)のIIIb部の拡大図である。 従来のダイレクトドライブモータの縦断面図である。
以下、図1乃至図3を参照しながら、本発明の一実施の形態について説明する。
この一実施の形態によるダイレクトドライブモータ1には、例えば、図1(a)に示すように、基部としてのベース3がある。このベース3の中央部には貫通孔5が上下方向(図3(a)中上下方向)に延長・形成されている。また、上記ベース3の外周には円筒形状のステータ部7が突出・形成されている。また、図3(a)に示すように、上記貫通孔5の底面側(図3(a)中下側)には、エンコーダ収納用凹部9が形成されている。また、図3(a)に示すように、このエンコーダ収納用凹部9の外周側には、底蓋用凹部11が形成されている。
また、上記ステータ部7の図3(a)中下端側には、電磁石保持用段付部13が形成されている。また、この電磁石保持用段付部13の内周側にはコイル収納用凹部15が形成されている。また、上記貫通孔5の外周側には、図3(a)中上側と内周側に開口された軸受取付用凹部17が形成されている。
上記ステータ部7の内周側には、周方向に沿って複数の電磁石19が設置されている。この電磁石19は、鉄芯21と、この鉄芯21の外周側に設置されたボビン23と、このボビン23に巻回されたコイル25とから構成されている。
図2に示すように、上記鉄芯21の外周側の周方向一端(図2中時計回り方向側の端)には係合用凸部27aが突出・形成され、上記鉄芯21の周方向他端(図2中反時計回り方向側の端)には係合用凹部27bが形成されている。隣接した電磁石19、19の係合用凸部27aと係合用凹部27bを係合させながら、複数の電磁石19を周方向に連接させていく。そして、図示しない接着剤を塗布・含浸させることにより一体化して上記ベース3に固定する。
また、上記電磁石19の上側には電磁石結線用基板29が設置されている。この電磁石結線用基板29上において、上記電磁石19のコイル25同士が結線されている。
また、上記ステータ部7の内周側には、回転部としてのロータ31が回転可能に設置されている。このロータ31は次のような構成になっている。まず、上記ベース3の貫通孔5を貫通して設置された中空回転軸33がある。この中空回転軸33には、図3(a)中上下方向に延長された貫通孔35が形成されている。また、上記中空回転軸33の上端側(図3(a)中上側)にはフランジ部37が外周側に向けて突出・形成されている。
上記中空回転軸33の上端部を覆うようにヨーク39が固着されている。このヨーク39は略円筒形であり、その上端内周面には回転軸固定用フランジ部41が突出・形成されている。上記回転軸固定用フランジ部41の内周側は、上記貫通孔35と連続した開口部43となっている。そして、複数のボルト45を上記中空回転軸33のフランジ部37を貫通させて上記回転軸固定用フランジ部41に螺合させることにより、上記ヨーク39が上記中空回転軸33に固着されている。
また、上記ヨーク39の外周側には、複数の永久磁石47が設置されている。前記電磁石19のコイル25に通電されると、上記電磁石19と上記永久磁石47とが反発・吸引され、これにより、上記ロータ31が上記ベース3に対して回転・駆動される。
また、図1に示すように、上記ヨーク39の上端面(図1中紙面垂直方向手前側の面)には、複数(この一実施の形態の場合は8つ)の取付対象物固定用雌ねじ部49が形成されている。すなわち、上記ロータ31のスラスト方向上側(図1中紙面垂直方向手前側)には、上記取付対象物固定用雌ねじ部49を使用して、図示しない取付対象物が設置されることになる。
また、上記ベース3と上記ロータ31との間には、クロスローラ軸受51が設置されている。このクロスローラ軸受51は、内輪53と、この内輪53の外周側に設置された外輪55と、これら内輪53と外輪55との間に転動可能に設置された転動体としての複数のローラ57とから構成されている。
なお、図3中符号68は潤滑剤保持部材であり、グリースを含浸・保持するとともに、上記グリースが上記内輪53の内周側に漏れ出さないようにしている。
例えば、図3(b)に示すように、上記内輪53と外輪55はスラスト方向(軸方向)に沿ってオフセットされた状態で設置されている。すなわち、上記内輪53の図3(b)中下端は、上記外輪55の図3(b)中下端よりも図3中下側に突出されており、また、上記外輪55の図3(b)中上端は、上記内輪53の図3(b)中上端よりも図3中上側に突出されている。そして、上記内輪53には、図3(b)中下側に開口された固定用凹部としてのベース固定用雌ネジ部59が複数形成されている。また、上記外輪55には、図3(b)中上側に開口された固定用凹部としてのヨーク固定用雌ネジ部61が複数形成されている。
上記ベース固定用雌ネジ部59、ヨーク固定用雌ネジ部61は、ラジアル方向(径方向)から視た場合、ローラ57と重ならないように、ローラ57に対してスラスト方向にずれた位置にそれぞれ設けられている。このように構成することにより、ローラ57が設置されている位置の外輪55、内輪53の肉厚が薄くなってしまうことを防止し、その機械的強度の保持を図るようにしている。
また、上記ベース固定用雌ネジ部59及び上記ヨーク固定用雌ネジ部61は、スラスト方向(図3(b)中上下方向)から視た場合、上記ローラ57と一部重なるように設置されている。それによって、ラジアル方向の寸法の縮小化を図るようにしている。
上記内輪53は、基部固定用部材としての複数のボルト63をベース3を貫通させ、上記内輪53の上記ベース固定用雌ネジ部59に螺合させることにより、上記ベース3に固着されている。上記外輪55は、回転部固定用部材としての複数のボルト65を上記ヨーク39を貫通させ、上記外輪55の上記ヨーク固定用雌ネジ部61に螺合させることにより、上記ヨーク39に固着されている。
また、上記内輪53の図3(b)中下側の外周面が上記ベース3に当接しており、上記外輪55の外周面が上記ヨーク39に当接している。これにより、モータ1が回転・駆動された際、上記内輪53や上記外輪55が遠心力の影響を受けないようになっている。
また、上記ベース3のエンコーダ収納用凹部9内には、エンコーダ66が設置されている。すなわち、上記ベース3にはエンコーダ用基板67が固着されており、上記ロータ31の中空回転軸33の上記エンコーダ用基板67よりも図3中(a)下端側には、エンコーダホイール69が固着されている。
上記エンコーダ用基板67には、例えば、図示しない光源とセンサが実装されており、上記エンコーダホイール69の上記エンコーダ用基板67側(図3(a)中上側)の面には、図示しないエンコーダスケールが表示されている。上記図示しない光源から上記図示しないエンコーダススケールに光を照射し、その反射光を上記図示しないセンサによって検出することで、上記ロータ31の回転の有無、回転方向、及び、回転位置を検出するようになっている。
また、上記ベース3のステータ部7の図3(a)中上端側の開口部の中央からは、上記ヨーク39の図3(a)中上端側が一部露出しており、上記ステータ部7の図3(a)中上端側の開口部の外周側は、上記ステータ部7の図3(a)中上端面に固着された略リング状の上蓋71によって閉塞されている。この上蓋71は、ボルト73を上記上蓋71を貫通させ、上記ステータ部7に螺合させることにより上記ベース3に固定されている。
また、上記ベース3のエンコーダ収納用凹部109の外周側も、上記ベース3の底蓋用凹部11に係合された略リング状の底蓋75によって閉塞されている。
また、例えば、図1に示すように、ダイレクトドライブモータ1の背面側(図1中上側)には、ケーブル引出部77、79が設置されていて、これらケーブル引出部77、79を介して図示しないケーブルが引き出される。上記ケーブルを介して上記ダイレクトドライブモータ1に電力を供給し、上記エンコーダ66からの信号を出力している。
次に、この一実施の形態による作用について説明する。
まず、ロータ31のヨーク39のスラスト方向上側の面(図1中紙面垂直方向手前側の面)に、図示しない取付対象物を設置し、図示しない取付用ボルトを取付対象物を貫通させて、上記ヨーク39の取付対象物用雌ネジ部49に螺合させることにより固定する。
また、上記図示しない取付対象物からケーブルを引き出す場合には上記ロータ31の中空回転軸33の貫通孔35を利用する。
ベース3のステータ部7に設置された電磁石19のコイル25に通電されると、上記電磁石19と上記ロータ31のヨーク39に設置された永久磁石47とが反発・吸引され、これにより、上記ロータ31、ひいては、上記図示しない取付対象物が上記ベース3に対して回転・駆動される。
上記ベース3と上記ロータ31との間には、クロスローラ軸受51が設置されていて、このクロスローラ軸受51によって上記ロータ31が上記ベース3に対して円滑に回転するようになっている。
上記ベース固定用雌ネジ部59及び上記ヨーク固定用雌ネジ部61は、ローラ57の近傍ではなく、スラスト方向に沿ってオフセットされた状態で設けられているので、上記内輪53と上記外輪55の上記ローラ57近傍における肉厚が薄くなってしまうことはなく、上記内輪53と上記外輪55ひいてはクロスローラ軸受51の強度が十分に確保されている。
また、上記内輪53の図3(b)中下側の外周面が上記ベース3に当接しており、上記外輪55の外周面が上記ヨーク39に当接しているので、モータ1が回転・駆動された際の上記内輪53や上記外輪55に対する遠心力の影響を低減させることができる。
また、エンコーダ66から図示しないケーブルを介して得られる信号によって、上記ロータ31の回転の有無、回転方向、及び、回転位置を検出することができる。
次に、この一実施の形態による効果について説明する。
まず、クロスローラ軸受51の内輪53は、複数のボルト63によって、ベース3に直接固着されており、上記クロスローラ軸受51の外輪55も、複数のボルト65によって、ロータ31のヨーク39に直接固着されているので、従来必要であった内輪押え部材や外輪押え部材が不要となり、それによって、構成の簡略化を図ることができる。
その際、上記ベース固定用雌ネジ部59、ヨーク固定用雌ネジ部61は、ラジアル方向から視た場合、ローラ57と重ならないように、ローラ57に対してスラスト方向にずれた位置にそれぞれ設けられているので、ローラ57が設置される位置の外輪55、内輪53の肉厚が薄くなることはなく、その機械的強度の保持を図ることができる。
また、上記ベース固定用雌ネジ部59及び上記ヨーク固定用雌ネジ部61は、スラスト方向(図3(b)中上下方向)から視た場合、上記ローラ57と一部重なるように設置されている。それによって、ラジアル方向の寸法の縮小化を図ることができる。
また、上記内輪53及び外輪55の肉厚を厚くしなくても十分に強度を確保することができるので、ダイレクトドライブモータ1の大径化を防止することができる。
また、内輪53、外輪55の固定用凹部と、基部固定用部材、回転部固定用部材として、螺合構造を採用しているので、簡易な構成により、上記クロスローラ軸受51の内輪53、外輪55を上記ベース3、上記ロータ31に固定することができる。
また、上記内輪53の図3(b)中下側の外周面が上記ベース3に当接しており、上記外輪55の外周面が上記ヨーク39に当接しているため、モータ1が回転・駆動された際の上記内輪53や上記外輪55に対する遠心力の影響を低減させることができる。
なお、本発明は、前記一実施の形態に限定されない。
まず、前記一実施の形態ではダイレクトドライブモータを例に挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、モータ一般に適用されるものである。
また、前記一実施の形態の場合には、クロスローラ軸受の内輪を基部に固着させ、外輪を回転部に固着させたが、その逆でもよい。
また、前記一実施の形態では、軸受としてクロスローラ軸受を例に挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、内輪、外輪、転動体を使用した様々な構成の軸受に適用可能である。
また、前記一実施の形態では、クロスローラ軸受の内輪と基部の固定、及びクロスローラ軸受の外輪と回転部の固定手段として、ベース固定用雌ネジ部、ヨーク固定用雌ネジ部に、ボルトをそれぞれ螺入させる螺合構造を採用しているが、それに限定されるものではない。
例えば、クロスローラ軸受の内輪や外輪に穴を設け、ベース、ヨークに設けられた貫通孔を通して上記穴にピンを圧入(挿入の一例)することによって固定するようにしてもよい。
また、上記ピンを圧入ではなく接着剤を塗布して挿入する(挿入の別の例)ような構成も考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例であり、様々な場合が考えられる。
本発明は、例えば、取付対象物を取り付けて回転させるモータに係り、特に、回転部を基部に対して回転可能に支持する軸受の外輪、内輪の機械的強度を低下させることなく、その構成の簡略化を図ることができるように工夫したものに関し、例えば、ターンテーブルが搭載されるダイレクトドライブモータに好適である。
1 ダイレクトドライブモータ(モータ)
3 ベース(基部)
31 ロータ(回転部)
33 中空回転軸(回転部の一部)
39 ヨーク(回転部の一部)
51 クロスローラ軸受(軸受)
53 内輪
55 外輪
57 ローラ(転動体)
59 ベース固定用雌ネジ部(固定用凹部)
61 ヨーク固定用雌ネジ部(固定用凹部)
63 ボルト(基部固定用部材)
65 ボルト(回転部固定用部材)

Claims (5)

  1. 基部と、
    上記基部に対して回転可能に設置された回転部と、
    上記基部と回転部の何れか一方に固着された外輪と、上記基部と回転部の何れか他方に固着された内輪と、上記外輪と内輪との間に設置された転動体とからなる軸受と、
    を具備し、
    上記外輪及び内輪には固定用凹部がそれぞれ設けられ、
    上記基部は該基部を貫通し上記外輪又は内輪の固定用凹部に螺入又は挿入される基部固定用部材によって上記外輪又は内輪に固着され、
    上記回転部は該回転部を貫通し上記内輪又は外輪の固定用凹部に螺入又は挿入される回転部固定用部材によって上記内輪又は外輪に固着され、
    上記外輪及び内輪の固定用凹部は上記転動体に対してスラスト方向にずれた位置にそれぞれ設けられていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1記載のモータにおいて、
    上記外輪及び内輪の固定用凹部はラジアル方向から視て上記転動体と重ならないようにスラスト方向にずれた位置にそれぞれ設けられていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のモータにおいて、
    上記外輪及び内輪の固定用凹部はスラスト方向から視て上記転動体と一部重なるように設置されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載のモータにおいて、
    上記固定用凹部は雌ネジ部であり上記基部固定用部材及び上記回転部固定用部材は雄ネジ部材であることを特徴とするモータ。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載のモータにおいて、
    上記外輪と内輪とがスラスト方向にずれて配置されており、
    上記外輪の外周面が上記基部と上記回転部のうちの何れか一方と当接されるとともに上記内輪の外周面が上記基部と上記回転部のうちの何れか他方と当接されることを特徴とするモータ。
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