JP2017015167A - ブロックバルブ、ブロックバルブを有する流体制御装置、及びブロックバルブを用いたチャンバの洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1ライン上に設けられた複数のバルブの開閉動作に応じて、1ライン上のバルブに設けられた複数の流路のうち、所望の流量に対応した流路に流体を流通させることができ、これにより流体の流量を調整可能とする。
【解決手段】複数のバルブが連結され、流体が流通する流路に応じて流量が調整されるブロックバルブ1aは、流体が流入する1つの入口となる流路10と、流体が流出する1つの出口となる流路23と、流路10と流路23の間に形成され、流体が流通する複数の流路12,13,21,22と、を有し、前記複数の流路には、オリフィスOR1が介在する流路が設けられており、複数のバルブV1、V2の開閉により、複数の流路から、流体が流通する1つの流路が選択され、当該選択された流路、又は当該選択された流路に設けられたオリフィスに応じた流量により、前記流体が排出される。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体制御装置において、1ライン上に設けられた複数の流路によって流体の流量を調整可能とする技術に関する。
従来、複数の流路を設けた流体制御装置に関して、特許文献1では、流路を介して接続される複数の流体機器類をベース部材に集積して一体化され、前記ベース部材に形成された流体主流路及びリターン流路にそれぞれ流路切替用の第1バルブ及び第2バルブが設けられている流体機器ユニット構造において、前記リターン流路が前記流体主流路から分岐する位置を前記第1バルブの上流側近傍とした流体機器ユニット構造が提案されている。
また、特許文献2では、主流路と、該主流路から分岐する分岐流路と、前記主流路を開閉する主流路弁と、前記分岐流路を開閉する分岐弁とを備え、前記主流路と前記分岐流路と前記主流路弁と前記分岐弁とが一体化されたマニホールド弁であって、前記主流路弁と前記分岐弁は、各々、弁体と、該弁体と連結された弁軸と、該弁軸と連結された操作レバーとを有して、該操作レバーを前記弁軸の軸方向に揺動することにより流路の開閉を行う手動弁であり、前記主流路弁と前記分岐弁は各々、前記操作レバーの揺動を前記弁体の直線動に変換して、前記弁体を弁座に対して圧接離間させて流路の開閉を行い、前記主流路弁と前記分岐弁の一方の弁が開状態で他方の弁が閉状態のときに、前記一方の弁の前記操作レバーが前記他方の弁の前記操作レバーの揺動を不能にするインターロック機構を備えたマニホールド弁が提案されている。
特開2009−92191号公報 特開2008−190576号公報
上記特許文献1及び2のように、複数の流路を設けること技術は提案されているが、1ライン上のバルブに設けた複数の流路によって、流体の流量を調整可能とする技術は見当たらない。また、1ライン上に配設された複数のバルブを制御して流量を調整可能とする場合には、配管を引き回すことが考えられるが、一般的には配管の引き回し構造が複雑になり易く、1ラインに収めにくいし、配管を設ける分のコストがかかる。
そこで、本発明は、1ライン上に設けられた複数のバルブの開閉動作に応じて、1ライン上のブロックバルブに設けられた複数の流路のうち、所望の流量に対応した流路に流体を流通させることができ、これにより流体の流量を調整可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一の観点に係るブロックバルブは、複数のバルブが連結され、流体が流通する流路に応じて流量が調整されるブロックバルブであって、前記流体が流入する1つの入口と、前記流体が流出する1つの出口と、前記入口と前記出口の間に形成され、前記流体が流通する複数の流路と、を有し、前記複数の流路には、オリフィスが介在する流路が設けられており、前記複数のバルブの開閉により、前記複数の流路から、前記流体が流通する1つの流路が選択され、当該選択された流路、又は当該選択された流路に設けられたオリフィスに応じた流量により、前記流体が排出されることを特徴とする。
また、前記複数の流路に設けられているオリフィスの径は、上流側に設けられているオリフィスの径が、下流側に設けられているオリフィスの径よりも大きいものとしてもよい。
また、前記ブロックバルブを構成する前記複数のバルブの内、始端と終端のバルブの間に配設されるバルブは、同一形状の流路を備えた三方弁からなるものとしてもよい。
また、前記ブロックバルブは、複数のラインを備えた流体制御装置に使用され、前記複数のラインの内、1つのライン幅に収まるものとしてもよい。
また、本発明の別の観点に係る流体制御装置は、前記ブロックバルブが配設されていることを特徴とする。
また、本発明のさらに別の観点に係るチャンバの洗浄方法は、前記流体制御装置を有する半導体製造装置において、前記ブロックバルブの開閉動作により、前記流体の流量を変化させてチャンバ内のパーティクルを除去することを特徴とする。
本発明によれば、1ライン上に設けられた複数のバルブの開閉動作に応じて、1ライン上のバルブに設けられた複数の流路のうち、所望の流量に対応した流路に流体を流通させることができ、これにより流体の流量を調整可能とすることができる。
また、バルブに形成された流路によって流体の流量調整が可能なため、複雑に配管を引き回したり、内部に流路が形成されたブロック継手をバルブ間に介在させたりする必要がない。そのため、1ライン上に各種の流体制御器を収めやすいし、配管やブロック継手を設ける場合に比してコストを抑えることができる。
本発明の実施形態に係る流体制御装置の1ラインの構成を示した模式図である。 本発明の第一の実施形態に係るブロックバルブの流路を模式的に示す図である。 本実施形態に係るブロックバルブの流路を示すフロー図である。 本実施形態の変形例に係るブロックバルブの流路を模式的に示す図である。 本発明の第二の実施形態に係るブロックバルブの流路を模式的に示す図である。 本実施形態に係るブロックバルブの流路を示すフロー図である。 本発明の第二の実施形態の変形例に係るブロックバルブの流路を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係るブロックバルブの流路を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係るブロックバルブの流路を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るブロックバルブについて、図を参照して説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係るブロックバルブ1を有する流体制御装置には複数のラインが配設されている。各ラインは各種の流体制御器を備えており、各流体制御器は適宜、継手部材にボルト固定等されると共に、各ラインの幅に収められている。
この流体制御装置は、ラインごとに流体の流量を選択的に変更し、チャンバ等の外部に排出させることができる。
ブロックバルブ1を構成すると共に、流体制御器の一つを構成するバルブVは、流体制御機構としてのバルブ本体、及びバルブ本体を作動させるアクチュエータを備える。バルブ本体は、流路が形成されているバルブボディ、流路に設けられたシート、シートに当接離反することにより流体を流通あるいは遮断するダイヤフラム等を備えており、アクチュエータと連動してダイヤフラムがシートに当接離反することによってバルブ本体が開閉する結果、流体が流路内を流通したり、流体の流通が遮断されたりする。
なお、ここでは後述の実施形態におけるブロックバルブ1a、1b、2a、2b、3、4について、個々の流路等の構成の違いによらず、複数のバルブVによって構成されたバルブとしてまとめてブロックバルブ1と称している。また、バルブV1、V2、V3についても、個々の流路の構成の違いによらず、流体制御装置を構成する流体制御器の一つとしてまとめてバルブVと称している。
流体制御装置において、1ライン上にはブロックバルブ1を構成する複数のバルブVが配設されており、当該複数のバルブVは、その開閉動作に応じて流体が択一的に流通する流路を複数、形成している。また、このブロックバルブ1において、隣接するバルブV間の流路にはガスケットG又はオリフィスガスケットORが介在しており、このガスケットG又はオリフィスガスケットORによって流路は連通している。
なお、ここでは後述の実施形態におけるオリフィスガスケットOR1、OR2、OR3、OR4について、個々のオリフィス孔の構成の違いによらず、流路を連通させるオリフィスガスケットとしてまとめてオリフィスガスケットORと称している。
オリフィスガスケットORは、流路を連通させると共に、バルブVに形成されている流路22の径に比して小径のオリフィス孔を備えたがガスケットである。
バルブVの開閉動作に応じて流体は所定の流路を流通し、流体がオリフィスガスケットORを流通する場合には、オリフィスガスケットORのオリフィス孔の径に応じて流量が少量に抑制され、その結果、排出される流体の流量が調整される。
実施例1に係るブロックバルブ1aについて、複数のバルブが構成する流路を図2及び図3に示す。
この例では、流体の流入する上流側に二方弁のバルブV1が配設され、下流側に三方弁のバルブV2がバルブV1と連結して配設されている。
バルブV1には、流体が流入する流路10、流路10から分岐してバルブV1の弁室に連通する流路11、流路10から分岐して下流のバルブV2側に連通する流路12、バルブV1から下流側に隣接するバルブV2へ流体を流通させる流路13が形成されている。
一方、バルブV2には、流路13に連通し、バルブV2の弁室に連通する流路21、上流の流路12に連通し、バルブV2の弁室に連通する流路22、バルブV2から外部へ流体を排出させる流路23が形成されている。
このような構成からなるバルブV1、V2により、流体の入口となる流路10と出口となる流路23の間において、流体が流通する経路が二通り形成され、一方の経路にはオリフィスガスケットOR1が介在し、他方の経路にはガスケットGが介在する。
具体的には、流路12と流路22の間にはオリフィスガスケットOR1が介在し、このオリフィスガスケットOR1によって流路12と流路22が連結されている。オリフィスガスケットOR1は、流路12や流路22に比して小径のオリフィス孔を備えたガスケットであり、流体が流通する前後において、流体の流量を少量に抑えることができる。
一方、流路13と流路21の間は、流路13又は流路21の径に応じたガスケットGで連結されており、流路13と流路21とで流通する流体の流量は変化しないようになっている。
これにより、本例に係るブロックバルブでは、バルブV1、V2の開閉動作に応じて、オリフィスガスケットOR1を介して流体を排出させることもできるし、オリフィスガスケットOR1を介さずに流体を排出させることもできる。そして、オリフィスガスケットOR1を介して流体を排出させる場合には、オリフィスガスケットOR1を介さずに流体を排出させる場合に比して、流量を少なくすることができる。なお、以下の説明においては、オリフィスガスケットOR1を介さずに流体を排出させる場合の流量を通常量とし、オリフィスガスケットOR1を介して流体を排出させる場合の少ない流量を調整量と称する。
このような構成からなる本例について、バルブV1、V2の開閉動作に伴う流体の流れを説明する。
まず、オリフィスガスケットOR1を介さず、通常量で流体を排出させる場合には、バルブV1を開いた状態とする一方、バルブV2は流路21と流路23を開くと共に、流路22を閉じた状態に制御する。
この状態で流体を流通させると、流体は順次、流路10、流路11、バルブV1の弁室、流路13、流路21、流路23と流通し、外部に排出される。
他方、オリフィスガスケットOR1を介して、調整量で流体を排出させる場合には、バルブV1を閉じた状態とする一方、バルブV2は流路22と流路23を開くと共に、流路21を閉じた状態に制御する。
この状態で流体を流通させると、流体は順次、流路10、流路12、流路22、バルブV2の弁室、流路23と流通し、外部に排出される。
このとき、流体が流路12と流路22の間に介在するオリフィスガスケットOR1を通過するため、流路13及び流路21を通過する場合に比して、流体の流量が少量に抑えられる。
なお、本例では、流路10と流路23の間において、一方の経路にはオリフィスガスケットOR1が介在し、他方の経路にはガスケットGが介在し、流体がオリフィスガスケットOR1を通る場合とガスケットGを通る場合とで流量が変化するものとしたが、これに限らず、ガスケットGに替えて、オリフィスガスケットOR1とはオリフィス孔の径が異なるオリフィスガスケットを介在させ、オリフィス孔の径の違いによって流体の流量を変化させることもできる。
上記の実施例1では、上流側に二方弁のバルブV1を配設し、下流側に三方弁のバルブV2を配設したが、図4に示されるように、実施例1の変形例に係るブロックバルブ1bでは、上流側に三方弁のバルブV2を配設し、下流側に二方弁のバルブV1を配設してもよい。
ただし、この例では上記の実施例1と異なり、流路21と流路13の間にオリフィスガスケットOR1を介在させる。また、この例では、流体は流路23から流入し、流路10から外部に排出される。
このような構成からなる変形例について、バルブV1、V2の開閉動作に伴う流体の流れを説明する。
まず、オリフィスガスケットOR1を介さず、通常量で流体を排出させる場合には、バルブV2は流路22と流路23を開くと共に、流路21を閉じた状態とする一方、バルブV1は閉じた状態に制御する。
この状態で流体を流通させると、流体は順次、流路23、バルブV2の弁室、流路22、流路12、流路10と流通し、外部に排出される。
他方、オリフィスガスケットOR1を介して、調整量で流体を排出させる場合には、バルブV2は流路21と流路23を開くと共に、流路22を閉じた状態とする一方、バルブV1を開いた状態に制御する。
この状態で流体を流通させると、流体は順次、流路23、バルブV2の弁室、流路21、流路13、バルブV1の弁室、流路11、流路10と流通し、外部に排出される。
このとき、流体が流路21と流路13の間に介在するオリフィスガスケットOR1を通過するため、流路22及び流路12を通過する場合に比して、流体の流量が少量に抑えられる。
実施例1では、バルブV1及びバルブV2の二つのバルブにより、流体の流量を二段階に調整可能なものとしたが、本例では流体の流量を三段階に調整可能なものとすることができる。
実施例2に係るブロックバルブ2aについて、複数のバルブが構成する流路を図5及び図6に示す。
この例では、流体の流入する上流側から順次、二方弁のバルブV1、三方弁のバルブV3、及び三方弁のバルブV2が隣接するバルブと連結して配設されている。
バルブV1とバルブV2の構成は、上記した実施例1と同様である。
本例で用いられるバルブV3は、バルブV1とバルブV2の間に連結されるバルブで、流路13に連通し、バルブV3の弁室に連通する流路31、上流の流路12に連通する流路32、流路32から分岐してバルブV3の弁室に連通する流路33、流路32から分岐して下流の流路22に連通する流路34、バルブV3から下流の流路21に連通する流路35が形成されている。
ここで、流路12と流路32の間にはオリフィスガスケットOR2が介在し、流路34と流路22の間にはオリフィスガスケットOR3が介在している。
オリフィスガスケットOR2、OR3は上記したオリフィスガスケットOR1と同様、流路12、流路22、流路32、あるいは流路34に比して小径のオリフィス孔を備えたがガスケットであり、流通する流体の流量を少量に抑えることができる。また、オリフィスガスケットOR2とオリフィスガスケットOR3に設けられているオリフィス孔の径については、上流側のオリフィスガスケットOR2のオリフィス孔の径の方が、下流側のオリフィスガスケットOR3のオリフィス孔の径よりも大きい関係にある。
一方、流路13と流路31の間、及び流路35と流路21の間は通常のガスケットGで連結されており、これらの流路13、流路31、流路35、及び流路21で流通する流体の流量は変化しないようになっている。
これにより、本例に係るブロックバルブ2aでは、バルブV1、V2、V3の開閉動作に応じて、オリフィスガスケットOR2又はオリフィスガスケットOR3を介して流体を排出させることもできるし、オリフィスガスケットOR2及びオリフィスガスケットOR3を介さずに流体を排出させることもできる。
そして、オリフィスガスケットOR2又はオリフィスガスケットOR3を介して流体を排出させる場合には、オリフィスガスケットOR2又はオリフィスガスケットOR3を介さずに流体を排出させる場合に比して、流量を少なくすることができる。さらに、オリフィスガスケットOR3を介して流体を排出させる場合には、オリフィスガスケットOR2を介して流体を排出させる場合に比して、流量を少なくすることができる。なお、以下の説明においては、オリフィスガスケットOR2、OR3を介さずに流体を排出させる場合の流量を通常量とし、オリフィスガスケットOR2を介して流体を排出させる場合の少ない流量を第一調整量とし、さらにオリフィスガスケットOR3を介して流体を排出させる場合のさらに少ない流量を第二調整量と称する。
このような構成からなる本例について、バルブV1、V2、V3の開閉動作に伴う流体の流れを説明する。
まず、オリフィスガスケットOR2、OR3を介さず、通常量で流体を排出させる場合には、バルブV1を開いた状態とする一方、バルブV3は流路31と流路35を開くと共に、流路33を閉じた状態とし、さらにバルブV2は流路21と流路23を開くと共に、流路22は閉じた状態に制御する。
この状態で流体を流通させると、流体は順次、流路10、流路11、バルブV1の弁室、流路13、流路31、バルブV3の弁室、流路35、流路21、バルブV2の弁室、流路23と流通し、外部に排出される。
他方、オリフィスガスケットOR2を介して、第一調整量で流体を排出させる場合には、バルブV1は閉じた状態とし、バルブV3は流路31を閉じると共に、流路33と流路35を開いた状態とし、さらにバルブV2は流路21と流路23を開くと共に、流路22を閉じた状態に制御する。
この状態で流体を流通させると、流体は順次、流路10、流路12、流路32、流路33、バルブV3の弁室、流路35、流路21、バルブV2の弁室、流路23と流通し、外部に排出される。
このとき、流体が流路12と流路32の間に介在するオリフィスガスケットOR2を通過するため、流路13、流路31、流路35、及び流路21を通過する場合に比して、流体の流量が少量に抑えられる。
本例ではさらに、オリフィスガスケットOR3を介して流体を流出させることで、オリフィスガスケットOR2を介して流体を流出させる場合よりもさらに少ない流量の第二調整量で流体を排出させることができる。この場合には、バルブV1とバルブV3を閉じた状態とする一方、バルブV2は流路22と流路23を開くと共に、流路21を閉じた状態に制御する。
この状態で流体を流通させると、流体は順次、流路10、流路12、流路32、流路34、流路22、バルブV2の弁室、流路23と流通し、外部に排出される。
このとき、流体が流路34と流路22の間に介在するオリフィスガスケットOR3を通過するため、オリフィスガスケットOR2のみを通過する場合に比して、流体の流量がさらに少量に抑えられる。
なお、実施例2では、上流側から下流側へ順次、二方弁のバルブV1、三方弁のバルブV3、三方弁のバルブV2を配設したが、図7に示されるように、実施例2についてもその変形例として、上流側から下流側へ順次、三方弁のバルブV2、三方弁のバルブV3、二方弁のバルブV1を配設したブロックバルブ2bとしてもよい。
ただし、この例では上記の実施例2と異なり、流路21と流路31の間にオリフィスガスケットOR2を介在させ、流路35と流路13の間にオリフィスガスケットOR3を介在させる。また、この例では、流体は流路23から流入し、流路10から外部に排出される。
このような構成からなる変形例について、バルブV1、V2、V3の開閉動作に伴う流体の流れを説明する。
まず、オリフィスガスケットOR2、OR3を介さず、通常量で流体を排出させる場合には、バルブV2は流路23と流路22を開いた状態とすると共に、流路21を閉じた状態とし、バルブV3は閉じた状態とし、さらにバルブV2も閉じた状態に制御する。
この状態で流体を流通させると、流体は順次、流路23、バルブV2の弁室、流路22、流路32、流路34、流路12、流路10と流通し、外部に排出される。
他方、オリフィスガスケットOR2を介して、第一調整量で流体を排出させる場合には、バルブV2は流路23と流路21を開くと共に、流路22を閉じた状態とし、バルブV3は流路31と流路33を開くと共に、流路35を閉じた状態とし、さらにバルブV1は閉じた状態に制御する。
この状態で流体を流通させると、流体は順次、流路23、バルブV2の弁室、流路21、流路31、バルブV3の弁室、流路33、流路34、流路12、流路10と流通し、外部に排出される。
このとき、流体が流路21と流路31の間に介在するオリフィスガスケットOR2を通過するため、流路22、流路32、流路34、及び流路12を通過する場合に比して、流体の流量が少量に抑えられる。
さらに、オリフィスガスケットOR3を介して流体を流通させ、オリフィスガスケットOR2を介して流体を排出させる場合よりもさらに少ない流量の第二調整量で流体を排出させる場合には、バルブV2は流路23と流路21を開くと共に、流路22を閉じた状態とし、バルブV3は流路31と流路35を開くと共に、流路33を閉じた状態とし、さらにバルブV1は開いた状態に制御する。
この状態で流体を流通させると、流体は順次、流路23、バルブV2の弁室、流路21、流路31、バルブV3の弁室、流路35、流路13、バルブV1の弁室、流路11、流路10と流通し、外部に排出される。
このとき、流体が流路35と流路13の間に介在するオリフィスガスケットOR3を通過するため、オリフィスガスケットOR2のみを通過する場合に比して、流体の流量がさらに少量に抑えられる。
以上の本発明の実施形態に示されるとおり、複数のバルブによって複数の流路を設け、バルブの開閉動作によって流体が流通する流路を変更させることで、二段階あるいは三段階に流体の流量を変化させることができた。同様にして四段階に流量を変化させることも可能であって、この場合には図8に示されるように、実施例2で示したバルブV3と同一のバルブを増設することにより、これを実現することができる。
この例において示すブロックバルブ3では、バルブV1とバルブV2の間に二つのバルブV3を配設している。
隣接するバルブ間(バルブV1・バルブV3間、バルブV3・バルブV3間、バルブV3・バルブV2間)には夫々、2本の流路が形成されており、一方の流路はオリフィスガスケットOR2、OR3、OR4によって連結され、他方の流路はガスケットGで連結されている。
オリフィスガスケットOR2、オリフィスガスケットOR3、オリフィスガスケットOR4は夫々、流路の上流側からこの順で、隣接するバルブV1・バルブV2間、バルブV3・バルブV3間、バルブV3・バルブV2間に介在している。各オリフィスガスケットOR2、OR3、OR4に形成されているオリフィス孔の径は、隣接する上流側のオリフィスガスケットのオリフィス孔の径が下流側のオリフィスガスケットのオリフィス孔の径よりも大きい関係にある。具体的には、オリフィスガスケットOR2、OR3、OR4のオリフィス孔の径について、オリフィスガスケットOR2>オリフィスガスケットOR3>オリフィスガスケットOR4の関係にある。
上記のとおり、バルブV1とバルブV2の間に配設するバルブV3を増やし、隣接するバルブV1、V2、V3間にオリフィスガスケットOR1、OR2、OR3、OR4を取り付けることで多段階の流量調整が可能となるが、三段階以上に流量調整可能とする場合、そのバルブ群の構成は一般的に図9に示すとおりとなる。
即ち、図9はn段階(n:3以上の自然数)に流量調整可能とするブロックバルブ4が備える一群のバルブが構成する流路を示しており、流路の始端ないしは最上流側にバルブV1が配設されると共に、終端ないしは最下流側にバルブV2が配設されている。また、バルブV1とバルブV2の間には、(n−2)個のバルブV3が配設されている。
また、隣接するバルブ間には、二本の流路のうちの一方の流路に、上流側から順にオリフィスガスケットOR2、オリフィスガスケットOR3・・・オリフィスガスケットOR(n)が設けられている。オリフィスガスケットOR2〜オリフィスガスケットOR(n)については、隣接する上流側のオリフィスガスケットのオリフィス孔の径が下流側のオリフィスガスケットのオリフィス孔の径よりも大きい関係にある。具体的には、オリフィスガスケットOR2〜OR(n)の径について、オリフィスガスケットOR2>オリフィスガスケットOR3>・・・オリフィスガスケットOR(n−1)>オリフィスガスケットOR(n)の関係にある。
このようにバルブV1、V2、V3及びオリフィスガスケットOR1〜OR(n)を配設すれば、バルブV1、V2、V3の開閉動作に応じて、外部に排出させる流体の流量を調整することができる。
なお、四段階に流体の流量を調整する例においても、実施例1や実施例2と同様に、バルブV2を始端側ないしは最上流側に配設すると共に、バルブV1を終端側ないしは最下流側に配設する構成して、流量調整可能とすることができる。
以上の本実施形態に係るブロックバルブによれば、1ライン上に設けられた複数のバルブの開閉動作に応じて、1ライン上のブロックバルブに設けられた複数の流路のうち、所望の流量に対応した流路に流体を流通させることができ、これにより流体の流量を調整可能とすることができる。
また、ブロックバルブに形成された流路によって流体の流量調整が可能なため、複雑に配管を引き回したり、内部に流路が形成されたブロック継手をバルブ間に介在させたりする必要がない。そのため、当該ブロックバルブを含め、1ラインの幅に各種の流体制御器を収めることができるし、配管やブロック継手を設ける場合に比してコストを抑えることができる。
なお、本実施例の説明においては、オリフィスガスケットを使用した例を説明したが、オリフィスは、オリフィスガスケットに限定されず、音速ノズルや絞り器、制限器等、流体に抵抗を与えて、流量を制御する部材であれば良い。
また、以上の本実施形態に係るブロックバルブによれば、当該ブロックバルブを有する半導体製造装置において、ブロックバルブに連結されたチャンバ内を洗浄することができる。即ち、バルブの開閉動作に応じて流体の流量を断続的に変化させることによって、ブロックバルブに連結されたチャンバ内からパーティクルを効果的に除去することができる。
V バルブ
OR オリフィスガスケット
G ガスケット
1、1a、1b、2a、2b、3、4 ブロックバルブ
10、11、12、13、21、22、23、31、32、33、34、35 流路

Claims (6)

  1. 複数のバルブが連結され、流体が流通する流路に応じて流量が調整されるブロックバルブであって、
    前記流体が流入する1つの入口と、
    前記流体が流出する1つの出口と、
    前記入口と前記出口の間に形成され、前記流体が流通する複数の流路と、を有し、
    前記複数の流路には、オリフィスが介在する流路が設けられており、
    前記複数のバルブの開閉により、前記複数の流路から、前記流体が流通する1つの流路が選択され、当該選択された流路、又は当該選択された流路に設けられたオリフィスに応じた流量により、前記流体が排出される、
    ことを特徴とするブロックバルブ。
  2. 前記複数の流路に設けられているオリフィスの径は、上流側に設けられているオリフィスの径が、下流側に設けられているオリフィスの径よりも大きい、
    請求項1に記載のブロックバルブ。
  3. 前記ブロックバルブを構成する前記複数のバルブの内、始端と終端のバルブの間に配設されるバルブは、同一形状の流路を備えた三方弁からなる、
    請求項1又は2に記載のブロックバルブ。
  4. 前記ブロックバルブは、複数のラインを備えた流体制御装置に使用され、前記複数のラインの内、1つのライン幅に収まる、
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のブロックバルブ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のブロックバルブが配設されている、
    ことを特徴とする流体制御装置。
  6. 請求項5記載の流体制御装置を有する半導体製造装置において、
    前記ブロックバルブの開閉動作により、前記流体の流量を変化させてチャンバ内のパーティクルを除去する、
    ことを特徴とするチャンバの洗浄方法。
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