JP2017014683A - パーテーションポールおよびパーテーションポールの収納システム - Google Patents

パーテーションポールおよびパーテーションポールの収納システム Download PDF

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Abstract

【課題】収納時に場所を取らず、設置作業や撤去作業、および、収納作業が容易なパーテーションポールおよびパーテーションポールの収納システムを提供する。
【解決手段】上下方向に延びる支柱と、一端側が前記支柱の下端部に支持され、前記支柱の下方において前記支柱の軸とほぼ平行に閉じた閉脚状態と、前記支柱の軸と交差する方向に開いた開脚状態と、の間で前記一端側を基端として開閉回動する複数の脚部と、前記支柱の下方において前記支柱の軸の延長線上に配される受け部と、一端側が前記脚部に回動可能に連結されるとともに、他端側が前記受け部に回動可能に連結された連結腕と、を備え、前記閉脚状態において前記受け部の少なくとも底面が前記脚部の他端より下方に位置している、パーテーションポール。
【選択図】図12

Description

本明細書に開示される技術は、パーテーションポールおよびパーテーションポールの収納システムに関する。
例えばイベント会場や公共施設等、大勢の人が集まる場所では、人の流れや並ぶ場所を誘導するためにしばしばパーテーションポールが使用されている。パーテーションポールは、例えば円盤状の台座部と、台座部から上方に向けて立設された支柱とを有しており、支柱の上端付近に設けられたフックにロープやチェーン等を引っ掛けて隣のパーテーションポールとの間を架け渡したり、あるいは、支柱の上端に設けられたベルト収納ヘッドから巻き取り方向に付勢されたパーティションベルトを引き出すとともにその端部を隣のパーテーションポールに固定することにより、空間を仕切るようになっている。
ところで、パーテーションポールは、集まる人の数や場所に応じて速やかに設置されたり、片づけられたりすることが好ましい。しかし、上述したようなパーテーションポールは、円盤状の台座部が邪魔となり、比較的大きな収納スペースを要するという問題がある。
このため、例えば台座部に隣り合うパーテーションポールの支柱を受け入れるための切欠部を設け、台座部同士を重ね合わせて収納する構成が提案されている。しかし、複数のパーテーションポールの台座部を重ね合わせた場合には台座部の安定性が低下し、また、見た目もよくないという問題がある。
そこでこのような問題を解決するために、円盤状の台座部の代わりに開閉可能な複数の脚部を設け、使用時には脚部を開いた状態とし、収納時には閉じた状態とすることにより、収納スペースを取らないようにする構成が考えられる。
特開2013−189746号公報 特開2011−122315号公報 実開平5−50292号公報
しかし、複数の脚部を開閉させる構成では、パーテーションポールを設置する際や収納する際に、わざわざ手作業で脚部を開閉操作しなければならず、また、作業可能な位置までパーテーションポールを高く持ち上げたり上下反転させたりしなければならない。このような作業を多数のパーテーションポールに対して行うことは、手間がかかるとともに、作業時間を要するという問題がある。
また、収納時に脚部が開かないようにするために、例えば締め付けベルトやロック機構等、閉じた状態を保持する構成を設ける必要があった。
本明細書に開示された技術は、収納時に場所を取らず、設置作業や撤去作業、および、収納作業が容易なパーテーションポールおよびパーテーションポールの収納システムを提供することを目的とする。
本明細書に開示される技術は、上下方向に延びる支柱と、一端側が前記支柱の下端部に支持され、前記支柱の下方において前記支柱の軸とほぼ平行に閉じた閉脚状態と、前記支柱の軸と交差する方向に開いた開脚状態と、の間で前記一端側を基端として開閉回動する複数の脚部と、前記支柱の下方において前記支柱の軸の延長線上に配される受け部と、一端側が前記脚部に回動可能に連結されるとともに、他端側が前記受け部に回動可能に連結された連結腕と、を備え、前記閉脚状態において前記受け部の少なくとも底面が前記脚部の他端より下方に位置している、パーテーションポールである。
本明細書に開示される技術によれば、閉脚状態のパーテーションポールを所望の位置に設置する際には、作業者は、支柱の上部を手で掴んで、支柱が床面あるいは地面に対してほぼ垂直となる縦方向として、床面あるいは地面に載置すればよい。
そのようにすると、まず、パーテーションポールの最下端に突出して配されている受け部が床面あるいは地面に接地し、パーテーションポールの自重により下方に押し付けられる。換言すれば、受け部は床面あるいは地面から上方に向けて押圧力を受ける。すると、この受け部に回動可能に連結され、上下方向に延びて配されている複数の連結腕が、受け部側の端部を回動中心として放射状に開き、他端側に連結されている脚部を径方向の外側に向けて押し開く。
つまり、パーテーションポールの支柱を手で掴んで、床面あるいは地面に載置するだけで、脚部が自動的に開き、パーテーションポールを開脚状態として床面あるいは地面に設置することができる。
また、パーテーションポールを収納する際には、作業者は、支柱の上部を手で掴んで持ち上げればよい。そのようにすると、受け部が自重により支柱から離れる方向に相対的に移動し、これにより、受け部に連結されている連結腕が受け部側の端部を中心に閉じる方向(支柱側)に回動して、他端側に連結されている脚部を閉じる方向に引き寄せる。つまり、パーテーションポールの支柱を手で掴んで持ち上げるだけで、自動的に脚部が閉じ、パーテーションポールを閉脚状態とすることができる。
上記パーテーションポールは、受け部の底面が平坦面とされていることが好ましい。このような構成によれば、閉脚状態のパーテーションポールを設置する際に、例えば底面が曲面状とされている構成と比較して、受け部を床面あるいは地面に対して正規の姿勢で接地させることができる。これにより、受け部から各連結腕に対して均等に押圧力が加わることとなり、開脚動作がより速やかに進行する。
連結腕のうち脚部と連結される一端側は、脚部の延び方向における中間部に連結されていてもよい。このような構成によれば、連結腕が同等長さの脚部の先端部と連結される構成と比較して、脚部の閉脚状態におけるパーテーションポール全体の長さを短くすることができる。また、同じく連結腕が同等長さの脚部の先端部と連結される構成と比較して、脚部の開脚角度を同等に保ちながら連結腕の長さを短くすることができるから、パーテーションポール全体の重量を軽くすることができるとともに、製造コストを抑えることができる。
また、閉脚状態において、脚部および受け部の外径は支柱の外径と同等以下とされていてもよい。このような構成によれば、閉脚状態のパーテーションポールの外径を支柱の外径以下まで小さくすることができるから、収納スペースをより小さくすることができる。
さらに、本明細書に開示される技術は、上述したパーテーションポールを収納する収納システムであって、閉脚状態の脚部を内部に収納可能な複数の収納部を有し、収納部は、閉脚状態の脚部の周囲を当該周囲に沿うように取り囲む周壁を備えているものである。
このような収納システムによれば、パーテーションポールの脚部は収納部に収納された状態において収納部の周壁によりその閉脚状態が保持されるようになっているから、場所を取らない閉脚状態のまま収納することができる。また、パーテーションポールに閉脚状態を保持する機構を設ける必要がなく、簡易な構成でありながら閉脚状態を保持することができる。さらに、締め付けベルトのような別部材を設ける必要もない。
あるいは、パーテーションポールに脚部より上方側に引掛部が備えられている場合には、この引掛部を収納システムの被引掛部に引っ掛けて吊るした状態とすることにより、同じく、場所を取らない閉脚状態としたまま収納することができる。
さらに、閉脚状態の脚部を水平方向に延びるように支持する支持部を備える構成によっても、同様の作用効果が得られる。
このように、本明細書に開示された技術によれば、パーテーションポールの設置作業や撤去作業、および、収納作業を片手で簡単に行うことができるので、作業性に優れる。また、収納時に脚部を折り畳んだ閉塞状態とすることができるから、収納スペースを小さくすることができる。
実施形態1のパーテーションポールの開脚状態の斜視図 同じく開脚状態の正面図 同じく開脚状態の側面図 同じく開脚状態の平面図 同じく開脚状態の底面図 同じく開脚状態の一部拡大縦断面図 図6の一部拡大縦断面図 図6のA−A断面図 パーテーションポールの分解斜視図 パーテーションポールの開脚途中の斜視図 図10の一部拡大斜視図 同じく開脚途中の一部拡大縦断面図 パーテーションポールの閉脚状態の斜視図 同じく閉脚状態の側面図 同じく閉脚状態の一部拡大縦断面図 収納システム(収納カート)の斜視図 同じく縦断面図 実施形態2の収納システム(収納付きサイン看板)の斜視図 同じく側面図 同じく背面図 他の実施形態の収納システム(サイン一体型収納キャスター)の斜視図 他の実施形態の収納システム(収納付き箱形パネルスタンド)の斜視図 他の実施形態の収納システム(吊り下げバー)の斜視図 他の実施形態の収納システム(支持部)の概念図
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図17によって説明する。なお、以下の説明においては、図6の上側を上方、下側を下方とする。また、複数の同一部材については、一の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。
本実施形態のパーテーションポール10は、例えば図1に示すように、上下方向に延びる支柱11と、支柱11の下端部に設けられた複数の脚部40と、支柱11の下方に配された受け部50と、脚部40と受け部50とを連結する連結腕60と、を備えて構成されている。
(支柱11)
支柱11はステンレスやアルミ等の金属製であり、その上部には、ベルト状のパーテーション材を巻き取りおよび引き出し可能なベルト収容ヘッド12と、隣り合うパーテーションポール10から引き出されたのパーテーション材の端部(被固定部13A)を固定可能な固定部13Bと、が備えられている。これらの被固定部13Aおよび固定部13B(引掛部の一例)は、支柱11の径方向の外側に突出している。なお、これらベルト収容ヘッド12、被固定部13Aおよび固定部13Bは、汎用の形態のものである。
図6および図7を参照してより詳細に説明すると、支柱11は長尺な円筒状の円筒壁14と、この円筒壁14により囲まれた支柱11の中空部を円筒壁14の下端縁よりやや上方側において水平方向に塞ぐように設けられた底部15と、を備えている。このように底部15が円筒壁14の下端縁よりやや離れた位置(上方側)に設けられることにより、支柱11の下端には上方に向けて凹状に窪んだ嵌合凹部16が形成されている。また、底部15の中心には、後述する取付ボルト70を貫通させる取付孔17が、底部15を貫通して形成されている。
(取付部材20)
支柱11の嵌合凹部16には、支柱11に対して脚部40を取り付けるための取付部材20が嵌合されている。取付部材20は亜鉛合金製であって、略円盤状の第1部材21および第2部材31を上下方向に組み合わせてなる。
上方側に配される第1部材21は、上部が上述した嵌合凹部16の内径より僅かに小さい外径を有するとともに、下部が上述した円筒壁14の外径とほぼ同等の外径を有する、二段形状をなしている。以下、上部を小径部21A、下部を大径部21Bとよぶこととする。
第1部材21(大径部21B)の下面の中央には、上方に向けて凹状に窪んで第2部材31との軸方向の位置決めを行うための第1凹部22が設けられている。
またこの第1凹部22の周囲には、上方に向けて凹状に窪んで第2部材31との周方向の位置決めを行うための5つの第2凹部23が等間隔(72度毎)に設けられている。これらの第2凹部23の深さ寸法D2は、第1凹部22の深さ寸法D1より小さい寸法に設定されている(D1>D2)。
さらに、第1部材21(大径部21B)の下面のうち隣り合う第2凹部23の間には、それぞれ、後述する脚部40の連結片41を嵌め入れるための5つの第1切欠部24Aが等間隔(72度毎)に設けられている。これら第1切欠部24Aは、大径部21Bの周壁の下端から径方向の内側に向けて延びており、側方および下方に向けて開口している。
なお、第1部材21(大径部21B)の下面に設けられたこれらの第1凹部22、第2凹部23、および、第1切欠部24Aは、互いに繋がることなく、独立して形成されている。
一方、下方側に配される第2部材31は、第1部材21の大径部21Bの外径と同寸法の外径を有する略円盤状をなしている。この第2部材31の下面側の周縁部は円弧状に切り欠かれており、なだらかな曲面状とされている。
第2部材31の上面の中央には、上方に向けて突出して上述した第1部材21の第1凹部22内に嵌め入れられる第1凸部32が設けられている。第1凸部32の外径は第1凹部22の内径と同等あるいは僅かに小さい寸法に設定されている。第1凸部32と第1凹部22とが嵌合することにより、第1部材21および第2部材31の軸方向の位置決めがなされる。
また、この第1凸部32の周囲には、上方に向けて突出して上述した第1部材21の第2凹部23内に嵌め入れられる5つの第2凸部33が等間隔(72度毎)に設けられている。第2凸部33の外径は第2凹部23の内径と同等あるいは僅かに小さい寸法に設定されている。これらの第2凸部33の高さ寸法H2は、第1凸部32の高さ寸法H1より小さい寸法に設定されている(H1>H2)。第2凸部33と第2凹部23とが嵌合することにより、第1部材21および第2部材31の周方向の位置決めがなされる。
なお、第1部材21および第2部材31が互いに組み付けられる際には、第1凹部22および第1凸部32が先に嵌合を開始して軸方向の位置決めがなされ、その後、第2凹部23および第2凸部33の嵌合により、周方向の位置決めがなされるようになっている。
さらに、第2部材31のうち隣り合う第2凸部33の間には、それぞれ、後述する脚部40の連結片41を嵌め入れるための5つの第2切欠部24Bが等間隔(72度毎)に設けられている。これら第2切欠部24Bは、第2部材31の周壁から径方向の内側に向けて延びており、側方および上下方向に向けて開口している。これら第2切欠部24Bは、その切り欠き深さおよび切り欠き幅が、第1部材21と第2部材31とを組み付けた状態において第1切欠部24Aと連続する寸法に設定されており、第1切欠部24Aとともに取付部材20の脚部用切欠部24を構成するようになっている。
第2部材31の上面のうち、各第2切欠部24Bの対向する開口縁部には、断面U字形状の一対の第1支持部35が形成されている(図9参照)。これら一対の第1支持部35は上方および第2切欠部24B内に向けて開口しており、後述する脚部40の連結片41に貫通される軸49の両端部を支持して、当該軸49を第2切欠部24B内において水平方向に架け渡すものである。軸49は、第1部材21及び第2部材31が組み付けられることにより取付部材20に取り付けられ、これにより、脚部40の一端側が取付部材20に対して回動自在に枢支される。
第1部材21の第2凹部23および第2部材31の第2凸部33の各中央には、第1部材21および第2部材31を組み付け状態に保持するための固定ボルト71を貫通させる固定ボルト用貫通孔26,36が、上下方向に貫通して設けられている。また、第1部材21(小径部21A)の上面には、固定ボルト71の頭部を収容するための第1収容凹部27が設けられている。
また、第1部材21の第1凹部22および第2部材31の第1凸部32の各中央には、組み付け状態の第1部材21および第2部材31、すなわち、取付部材20を上述した支柱11の底部15に取り付けるための取付ボルト70を貫通させる取付ボルト用貫通孔28,38が、上下方向に貫通して設けられている。また、第2部材31の下面には、取付ボルト70の頭部を収容するための第2収容凹部37が設けられている。
固定ボルト71により互いに固定された第1部材21および第2部材31、すなわち取付部材20は、第1部材21の小径部21Aが支柱11の嵌合凹部16内に嵌め入れられ、取付ボルト70が締結されることにより、支柱11の下端に対して固定される(図7参照)。
(脚部40)
支柱11の下端部には、取付部材20を介して複数の脚部40が取り付けられている。本実施形態において脚部40は5本設けられており、各脚部40は互いに等間隔となる角度、すなわち、72度毎に配されている(図4および図5参照)。
脚部40は長尺な部材であって、概ね、肉厚な円筒体をその軸方向に沿って五等分した形態をなしている。
図9に示すように、各脚部40のうち取付部材20側に位置する基端部40Aの端縁部には、脚部40の幅寸法より幅が小さい連結片41が脚部40の軸方向に沿って延出されており、この連結片41に、脚部40を取付部材20に対して連結するための軸49を貫通させる第1軸孔42が水平方向に貫通して設けられている(図7参照)。連結片41は、取付部材20の脚部用切欠部24内に挿入可能な幅寸法に設定されている。第1軸孔42に軸49が貫通され、軸49の両端部が上述した取付部材20の第1支持部35内に支持されることにより、脚部40が取付部材20に対して軸49を中心として上下方向に回動自在に連結されている。
脚部40が開いた開脚状態(図1ないし図7に示す状態)において床面Gと対向する脚部40の底面43側には、脚部40の軸方向に沿って延びる溝状のスリット44が設けられている。このスリット44は後述する連結腕60を嵌め入れるためのものであり、図6に示すように、脚部40の長手方向の両端部(基端部40Aおよび先端部40C)から中間部40Bに向けてスリット44の深さ寸法が大きくなるように、断面がなだらかな山形に形成されている。換言すると、スリット44の底部45は、脚部40の底面43に対して傾斜している。以下、スリット44の底部45のうち脚部40の基端部40A側を基端側傾斜部45Aとし、先端部40C側を先端側傾斜部45Bとする。
また、このスリット44の対向する一対の開口縁部は脚部40の軸方向に沿って斜めに切り欠かれた案内面46とされており、これにより、連結腕60が速やかにスリット44内に挿入されるようになっている(図8参照)。
脚部40のうち、スリット44の深さ寸法が最も大きい部分、すなわち中間部40Bには、連結腕60の一端部(脚部側端部60A)と脚部40とを連結する第1軸65を取り付けるための第2軸孔47が、脚部40の軸方向と直交する方向かつ脚部40の幅方向に平行に貫通して設けられている(図8参照)。
また、スリット44の底部45うち脚部40の基端部40Aと中間部40Bの間には、スリット44の開口に向けて突出して脚部40の開き角度を規制する規制突部48が設けられている(図6参照)。
なお、脚部40の基端部40A側の端縁部は、脚部40が完全に開いた開脚状態において当該端縁部が取付部材20の周壁に沿うように、円弧状とされている(図4及び図9参照)。
(受け部50)
支柱11の下方には、例えば図11に示すように、受け部50が配されている。受け部50は略円盤状の部材であって、支柱11の軸の延長線上に配されている。
受け部50は、上述した取付部材20と同様に、2つの円盤状の部材を上下方向に組み付けることにより構成されている(図7参照)。以下、受け部50を構成する2つの部材のうち、上方側に配される部材を第1受け部材51、下方側に配される部材を第2受け部材56として説明する。
第1受け部材51には、第2受け部材56との位置決めを行うための5つの位置決め孔52が、周縁部に沿って等間隔(72度毎)に設けられている。また、これらの位置決め孔52の間には、それぞれ、連結腕60の他端側(受け部側端部60B)を嵌め入れるための5つの第1切欠部53Aが等間隔(72度毎)に設けられている。これら第1切欠部53Aは、第1受け部材51の周縁部から径方向の内側に向けて延びており、側方および上下方向に向けて開口している。
一方、下方側に配される第2受け部材56は、第1受け部材51と同寸法の外径を有しており、その上面には、上方に向けて突出して上述した第1受け部材51の位置決め孔52内に嵌め入れられる5つの位置決め凸部57が、周縁部に沿って等間隔(72度毎)に設けられている。これら位置決め凸部57と位置決め孔52とが嵌合することにより、第1受け部材51および第2受け部材56の相対的な位置決めがなされる。
また、第2受け部材56のうち隣り合う位置決め凸部57の間には、それぞれ、連結腕60の受け部側端部60Bを嵌め入れるための5つの第2切欠部53Bが等間隔(72度毎)に設けられている。これら第2切欠部53Bは、第2部材31の周縁部から径方向の内側に向けて延びており、側方および上下方向に向けて開口している。これら第2切欠部53Bは、その切り欠き深さおよび切り欠き幅が、第1受け部材51と第2受け部材56とを組み付けた状態において第1切欠部53Aと連続する寸法に設定されており、第1切欠部53Aとともに受け部50の連結腕用切欠部53を構成するようになっている。
さらに、第2受け部材56の上面のうち、各第2切欠部53Bの対向する開口縁部には、断面U字形状の一対の第2支持部58が形成されている(図9参照)。これら一対の第2支持部58は上方および第2切欠部53B内に向けて開口しており、後述する連結腕60の受け部側端部60Bに貫通される第2軸66の両端部を支持して、当該第2軸66を第2切欠部53B内において水平方向に架け渡すものである。第2軸66は、第1受け部材51および第2受け部材56が組み付けられることにより受け部50に取り付けられ、これにより、連結腕60の受け部側端部60Bが受け部50に対して回動自在に枢支される。
なお、受け部50(第2受け部材56)の底面59は、平坦面とされている。
第1受け部材51および第2受け部材56の中央には、これらを組み付け状態に保持するための固定ネジ72を貫通させる固定ネジ用貫通孔54A,54Bが、上下方向に貫通して設けられている。また、第1受け部材51の上面側には、固定ネジ72の頭部を収容するための収容凹部55が設けられている。
この受け部50の外径は、上述した取付部材20の外径より小さい寸法に設定されている。
(連結腕60)
連結腕60は、例えば図12に示すように、脚部40と受け部50とを連結する長尺な板状部材であり、脚部40のスリット44内と、受け部50の連結腕用切欠部53内に挿入可能な板厚とされている。その一端(脚部側端部60A)付近には、脚部40と連結する第1軸65を貫通させる第1軸孔61が板面を貫通して設けられるとともに、他端(受け部側端部60B)付近には、受け部50と連結する第2軸66を貫通させる第2軸孔62が板面を貫通して設けられている。
これにより連結腕60は、一端側の脚部側端部60Aが脚部40に対して回動自在に連結されるとともに、他端側の受け部側端部60Bが受け部50に対して回動自在に連結されている。
また本実施形態において連結腕60の長さ寸法は、脚部40の長さ寸法の半分よりやや長い寸法に設定されている。
なお、本実施形態にように、連結腕60が脚部40の先端部40Cではなく、中間部40Bに連結されることにより、閉脚状態におけるパーテーションポール10全体の長さを短くすることができる。また、連結腕60自体の長さも短くすることができるから、パーテーションポール10全体の重量を軽くすることができるとともに、製造コストを抑えることができる。
(閉脚状態および開脚状態)
図13ないし図15は本実施形態のパーテーションポール10の閉脚状態を表している。この状態において、5本の脚部40はそれらの軸が支柱11の軸とほぼ平行な状態となるように閉じられており、概ね、それらの外面が支柱11の外径とほぼ同等の外径を有する略円筒体を形成している。
また、図15に示すように、連結腕60はその長さ方向における一方側の側縁がスリット44の先端側傾斜部45Bに沿って延びており、支柱11の軸に対してやや傾斜して配されている。すなわち、上方側に位置する脚部側端部60Aが下方側に位置する受け部側端部60Bよりも径方向の外側に配されている。また、この状態において、連結腕60の受け部側端部60Bは、脚部40の先端縁40Dよりも下方側に突出して位置している。
また受け部50は、連結腕60の受け部側端部60Bと連結されて、脚部40の先端縁40Dより下方側に位置している。
一方、図1ないし図7はパーテーションポール10の開脚状態を表している。図6に示すように、脚部40は、受け部50と連結された連結腕60により開脚角度が規制されている。より詳細には、開脚状態において、連結腕60は床面Gとほぼ平行に配されており、受け部50は床面Gから上方側に浮いた状態で位置している。換言すると、受け部50の連結腕用切欠部53(第2軸66)と、脚部40の第2軸孔47(第1軸65)とは、床面Gから同等の高さ位置とされている。
このような連結腕60により、脚部40は、開脚状態においてその延び方向が支柱11の軸に対して傾斜しており、先端部40Cの底面43の一部(接地部分43G)だけが床面Gに接地している。
(収納カート100)
上述した本実施形態のパーテーションポール10は、図16に示すように、収納カート100(収納システムの一例)の収納凹部104(収納部の一例)内に収納される。以下、図16の上方を上、下方を下、左下を前方、右上を後方、右下を右、左上を左として説明する。
収納カート100は、上面が前後方向に沿って曲面状の山形に膨出した略直方体状のカート本体101を有しており、このカート本体101の底面側の前後4箇所に、車輪102が備えられている。また、カート本体101の前面には、カート本体101を移動操作するためのT字形状の操作部103が、上方および前方の間で回動可能に設けられている。
カート本体101には、上面から下方に向けて凹状に窪む複数の収納凹部104が形成されている(図17参照)。この収納凹部104の内径は、上述したパーテーションポール10の、閉脚状態の5本の脚部40の外径より僅かに大きい寸法とされている。換言すると、収容凹部104の内側の周壁105は、閉脚状態の5本の脚部40の周囲を、この周囲に沿うように取り囲んでいる。
すなわち、収納凹部104内に収納されたパーテーションポール10の脚部40は、周壁105により閉脚状態が保持されるようになっている。
また、この収納凹部104の深さ寸法は、上述したパーテーションポール10を収納した状態において、脚部40全体を収納できる寸法に設定されている。
(作用および効果)
次に、本実施形態のパーテーションポール10および収納カート100の作用および効果について説明する。
パーテーションポール10を使用する際には、まず、収納カート100の収納凹部104内に閉脚状態で収納されているパーテーションポール10(支柱11)の上部を手で把持し、持ち上げて、パーテーションポール10を収納凹部104から取り出す。収納凹部104から取り出されたパーテーションポール10は、閉脚状態が維持されている。
次に、支柱11を床面Gに対してほぼ垂直方向に延びる縦方向とし、パーテーションポール10を設置したい場所に載置する。すると、まず閉脚状態において脚部40より下方側に突出して配されている受け部50の底面59が床面Gに接地し、受け部50がパーテーションポール10の自重により床面Gを下方に向けて押圧する。換言すると、受け部50は床面Gから相対的に上方に向かう押圧力を受ける。
すると、受け部50に回動自在に連結され、脚部40に沿ってほぼ上下方向に延びて配されている各連結腕60が、受け部側端部60B(第2軸66)を中心に外側に向けて回動し、これにより、脚部側端部60Aが脚部40の中間部40Bを外側に向けて徐々に押し開く(図10ないし図12参照)。
この回動開始時、連結腕60は上述したように、脚部40の先端側傾斜部45Bによって上方に位置する脚部側端部60Aが下方側に位置する受け部側端部60Bよりも径方向の外側に配されている(図15参照)から、脚部側端部60Aの外側に向けた回動が速やかに開始される。
またこの時、受け部50の底面59は平坦面とされているから、受け部50は床面Gに対して正規の姿勢で接地されており、もって、受け部50から各連結腕60に対して均等に力が伝えられる。すなわち、各脚部40の開脚動作が速やかに進行する。
なお、連結腕60が受け部50に押されて回動する一方で、支柱11は自重により下方に向けて移動する。すなわち、支柱11と受け部50とは相対的に近づく方向に移動する。
脚部40が連結腕60により徐々に押し開かれると、間もなく、脚部40の先端部40Cの底面43が床面Gに接地し、この脚部40の接地部分(以下43Gとする)と受け部50の底面59とが一直線上(床面G上)に配される。
そしてその後も支柱11が下方に向けて下がり続けることにより、今度は、脚部40の接地部分43Gが床面Gを下方に向けて押圧する。換言すると、接地部分43Gは床面Gから相対的に上方に向かう押圧力を受け、これにより、さらに脚部40が床面Gにより押し開かれるとともに、この脚部40の開脚動作に伴って連結腕60が外側に向けて回動される。そしてこの脚部40の開脚動作、すなわち、連結腕60の回動に伴い、受け部50は複数の連結腕60により次第に上方に引き上げられて、床面Gから浮き上がる。
そして、連結腕60の軸が床面Gとほぼ平行となると、それ以上の脚部40の開脚は連結腕60により規制され、脚部40の開脚動作が終了して、脚部40が放射状に開かれた開脚状態とされる(図1ないし図6参照)。
この開脚状態において、図6に示すように、脚部40の規制突部48は連結腕60の上方側の側縁部に当接している。また、第2軸66と第1軸65とは、床面Gから同等の高さに配されている。
このように、本実施形態のパーテーションポール10によれば、作業者は支柱11に対して無理に力を加えなくても、パーテーションポール10の上部(支柱11)を手で掴んで床面Gに置くという簡単な作業だけで、パーテーションポール10を自動的に開脚状態として床面Gに設置することができる。
一方、パーテーションポール10を収納する際には、作業者は、支柱11の上部を手で掴んで持ち上げればよい。そのようにすると、受け部50が自重により支柱11から離れる方向に相対的に移動し、これにより、受け部50に連結されている連結腕60が受け部側端部60Bを中心に閉じる方向(支柱11側)に回動して、他端側(脚部側端部60A)に連結されている脚部40を閉じる方向に引き寄せる。
つまり、パーテーションポール10の支柱11を掴んで持ち上げるだけで、自動的に脚部40が閉じ、パーテーションポール10を閉脚状態とすることができる。
また、このような閉脚状態とされたパーテーションポール10は、脚部40を収納カート100の収納凹部104内に収納することにより、場所を取らない閉脚状態のまま収納することができる。しかも、閉脚状態において、脚部40および受け部50の外径は、支柱11の外径と同等以下とされているから、収納凹部104の径を支柱11の径と同等程度まで小さくすることができる。
しかも、このように収納カート100(収納凹部104)自体が脚部40の閉脚状態を保持する構成とされているから、パーテーションポール10に閉脚状態を保持する機構を別途設ける必要がなく、パーテーションポール10自体を簡易な構成とすることができる。さらに、締め付けベルトのような別部材を設ける必要もない。
このように、本実施形態のパーテーションポール10および収納カート100によれば、設置作業や撤去作業、および、収納作業をを片手で簡単に行うことができ、作業性に優れる。また、パーテーションポール10の収納に場所を取らない。
<実施形態2>
図18ないし図20は、実施形態2のパーテーションポールの収納システムを示す図である。本実施形態の収納システムは収納付きサイン看板110であって、既存の形態のサイン看板の背面の空いたスペースに引掛棒114(被引掛部の一例)を設け、実施形態1のパーテーションポール10の上方側において径方向に突出している被固定部13Aおよび固定部13Bを引っ掛ける構成のものである。
収納付きサイン看板110は、板状の表示板111と底板部112とが略L字形状に連結されてなり、底板部112の下面側の四隅に、車輪113が備えられている。
表示板111の背面側には、床面Gと平行に延びる角棒状の複数本の引掛棒114(本実施形態では6本)が設けられている。これらの引掛棒114は、全て同じ高さ位置に設けられており、その高さは、底板部112の上面から引掛棒114の上面までの寸法が、パーテーションポール10の被固定部13Aおよび固定部13Bの下端部から閉塞状態の受け部50の底面59までの寸法よりも大きくなる寸法とされている。すなわち、閉脚状態のパーテーションポール10を引掛棒114に引っ掛けても、受け部50が底板部112とは接触しない高さに位置に設けられている。
また、互いに隣り合う引掛棒114の間の間隔寸法は、支柱11の外径より僅かに大きい寸法に設定されている。これにより、隣合う引掛棒114の間に支柱11を嵌め込むことが可能とされるとともに、パーテーションポール10の被固定部13Aおよび固定部13Bを、引掛棒114に確実に引っ掛けることが可能とされている。
また、引掛棒114自体の横幅寸法は、被固定部13Aおよび固定部13Bの支柱11からの突出寸法の和より大きい寸法に設定されている。これにより、隣り合って収納されるパーテーションポール10の被固定部13Aおよび/または固定部13Bが、互いに干渉することが防止される。
さらに、引掛棒114の長さ寸法は、支柱11の外径の3倍よりも長い寸法に設定されている。すなわち、パーテーションポール10を表示板111の幅方向だけでなく、底板部112の深さ方向にも複数並べて配することができる(本実施形態では3本)。
なお、引掛棒114の先端側には、底板部112から上方に向けて垂直に延びる支持棒115が連結されており、引掛棒114を下方側から支持している。
このような収納付きサイン看板110によれば、パーテーションポール10の上方側に設けられた被固定部13Aおよび固定部13Bを引掛棒114に引掛けて、いわゆる吊るした状態とすることにより、上記実施形態1の収納カート100と同様に、パーテーションポール10を場所を取らない閉脚状態のまま収納することができる。しかも、吊るすことにより閉脚状態を保持することができるから、パーテーションポール10に閉脚状態を保持する機構を設ける必要がなく、パーテーションポール10自体を簡易な構成とすることができる。また、締め付けベルトのような別部材を設ける必要もない。
<他の実施形態>
本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、パーテーションポール10の閉脚状態において、受け部50全体が脚部40の先端縁40Dよりも下方側に配される構成としたが、受け部50のうち少なくとも底面59が脚部40の先端縁40Dよりも下方側に配されていればよい。
(2)上記実施形態では、パーテーションポール10の開脚状態において受け部50は床面Gから浮き上がる形態としたが、開脚状態において受け部50が床面Gに接地したままである形態としてもよい。そのような形態は、例えば、規制突部の位置や大きさを変更したり、連結腕60の長さや脚部40に対する連結位置を変更することにより、実現することができる。
(3)上記実施形態では、パーテーションポール10の開脚状態において脚部40はその延び方向が支柱11の軸に対して傾斜しており、接地部分43Gだけが床面Gと接地する構成としたが、脚部40の延び方向が支柱11の軸に対して直交するまで開脚し、底面43全体が床面Gに接地する形態としてもよい。
(4)受け部50の底面59は平坦面に限らず、曲面や凹凸部を有する面であってもよい。
(5)上記実施形態では、連結腕60の脚部側端部60Aを脚部40の中間部40Bに連結する構成としたが、例えば、脚部40の先端部40Cや、中間部40Bより基端部40A側等、他の部分に連結する構成としてもよく、要は、連結腕60の回動により脚部40が開脚される構成であれば上記実施形態に限るものではない。また、中間部40Bとは、脚部40の長さ方向の中央に限らず、中央部付近を含む。
(6)上記実施形態では、パーテーションポール10の閉脚状態において、脚部40および受け部50の外径が支柱11の外径と同等である形態としたが、同等以下でもよい。また、どちらか一方あるいは両方が、支柱11の外径より大きくてもよい。例えば、脚部40を支柱11の円筒壁14の外周側に回動自在に連結する構成とすることもできる。
(7)上記実施形態では、脚部40を支柱11の下端部に対して取付部材20を介して支持させる構成としたが、取付部材20を介さず、例えば、支柱の下端部に支柱側連結片を延出形成し、支柱に対して回動可能に直接支持させる構成等、他の構成としてもよい。
(8)また、脚部40と連結腕60との連結構造、および、連結腕60と受け部50との連結構造も上記実施形態に限るものではなく、要は、脚部と連結腕、および、連結腕と受け部とが回動自在であれば、どのような構成であってもよい。
(9)パーテーションポールは、脚部の閉脚状態を保持する構造を有するものであってもよい。
(10)パーテーションポールの収納システムは、上記実施形態に示した収納カート100や収納付きサイン看板110に限らず、様々な形態を採用することができる。
例えば、図21に示すように、円錐型のキャスターベース121に複数の収納凹部122を設けるとともに、中央部にサイン123を一体に設けたサイン一体型収納付きキャスター120としてもよい。また、収納凹部122の深さ寸法を、脚部40の長さ寸法より小さく設定して、脚部40の一部だけを収納するようにしてもよい。
(11)あるいは、図22に示すように、パネルサイン131を取り付ける既存の箱形パネルスタンドの一対の取付壁132の間に、上述した閉脚状態のパーテーションポール10を収納可能な収納筒(図示せず)を床面Gに対して斜めに配した収納付き箱形パネルスタンド130としてもよい。
(12)また、図23に示すように、壁面Wを利用して、手すりBの内側に手すり状の吊り下げバー140(被引掛部の一例)を設け、この吊り下げバー140に複数のパーテーションポール10を引っ掛けて吊るすことにより収納する構成としてもよい。
(13)さらに、図24に示すように、複数のパーテーションポール10を水平方向に倒し、例えば一対の支持部150の間に架け渡して収納する形態とすることもでき、要は、閉脚状態を保持できる構成を有する形態であれば、上記実施形態に限定されるものではない。
(14)上記実施形態1では、収納システム(収納カート100)の収納部を、有底の収納凹部104とする形態を例示したが、収納部は、閉脚状態の脚部40の周囲を当該周囲に沿うように取り囲む周壁を有する収納孔としてもよい。この場合は、受け部50が収納孔を突き抜けて床面G等に接地したとしても、脚部40はその少なくとも一部が周壁に取り囲まれているから、脚部40の開脚回動が収納孔の周壁により規制され、閉脚状態が保持される。
(15)上記実施形態2の収納付きサイン看板110においては、引掛棒114の高さ位置を、パーテーションポール10を吊り下げた状態において受け部50が底板部112とは接触しない高さ位置に設定したが、脚部40の閉脚状態が保持される高さであれば、受け部50が底板部112の上面に接触する高さ位置としてもよい。
10…パーテーションポール
11…支柱
13A…被固定部(引掛部)
13B…固定部(引掛部)
16…嵌合凹部
20…取付部材
24…脚部用切欠部
40…脚部
40A…基端部
40B…中間部
40C…先端部
40D…先端縁(脚部の他端)
44…スリット
49…軸
50…受け部
53…連結腕用切欠部
59…底面
60…連結腕
60A…脚部側端部
60B…受け部側端部
65…第1軸
66…第2軸
100…収納カート(収納システム)
104、122…収納凹部(収納部)
105…周壁
110…収納付きサイン看板(収納システム)
114…引掛棒(被引掛部)
120…サイン一体型収納キャスター(収納システム)
130…収納付き箱形パネルスタンド(収納システム)
140…吊り下げバー(被引掛部・収納システム)
150…支持部(収納システム)
G…床面

Claims (7)

  1. 上下方向に延びる支柱と、
    一端側が前記支柱の下端部に支持され、前記支柱の下方において前記支柱の軸とほぼ平行に閉じた閉脚状態と、前記支柱の軸と交差する方向に開いた開脚状態と、の間で前記一端側を基端として開閉回動する複数の脚部と、
    前記支柱の下方において前記支柱の軸の延長線上に配される受け部と、
    一端側が前記脚部に回動可能に連結されるとともに、他端側が前記受け部に回動可能に連結された連結腕と、を備え、
    前記閉脚状態において前記受け部の少なくとも底面が前記脚部の他端より下方に位置している、パーテーションポール。
  2. 前記受け部の前記底面は平坦面とされている請求項1に記載のパーテーションポール。
  3. 前記連結腕の前記一端側は前記脚部の延び方向における中間部に連結されている請求項1または請求項2に記載のパーテーションポール。
  4. 前記脚部の前記閉脚状態において、前記脚部および前記受け部の外径は前記支柱の外径と同等以下とされている、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のパーテーションポール。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のパーテーションポールを収納する収納システムであって、
    前記閉脚状態の前記脚部を内部に収納可能な複数の収納部を有し、
    前記収納部は、前記閉脚状態の前記脚部の周囲を当該周囲に沿うように取り囲む周壁を備えている、パーテーションポールの収納システム。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のパーテーションポールを収納する収納システムであって、
    前記パーテーションポールは前記脚部よりも上方側に引掛部を備えており、
    前記引掛部を引っ掛け可能な被引掛部を有する、パーテーションポールの収納システム。
  7. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のパーテーションポールを収納する収納システムであって、
    前記閉脚状態の前記脚部を水平方向に延びるように支持する支持部を有する、パーテーションポールの収納システム。
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