JP2017014439A - タッチパネルの遮光用加飾印刷インキ、画像表示装置およびタッチパネルの製造方法 - Google Patents

タッチパネルの遮光用加飾印刷インキ、画像表示装置およびタッチパネルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タッチパネルの加飾部として使用したときに、低接触角、耐酸性および耐アルカリ性に優れた硬化膜を得ることができるタッチパネルの遮光用加飾印刷インキを提供する。【解決手段】エチレン性不飽和結合およびエポキシ基を有する化合物(a−1)とエチレン性不飽和結合を有しかつエポキシ基を有しない化合物(a−2)とを含むモノマーを重合して得られる共重合体(成分A)、γ−ブチロラクトン(成分B)、黒色顔料(成分C)、およびエポキシ基と反応する官能基を有する化合物(成分D)を含むタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。【選択図】なし

Description

本発明は、たとえばスマートフォンやタブレットPC等のタッチパネルの遮光用加飾印刷に用いられるタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ、画像表示装置およびタッチパネルの製造方法に関する。
近年、スマートフォンやタブレットPCに代表される様々な電子機器にタッチパネルが搭載されている。タッチパネルのガラス面の外周部分には加飾部と呼ばれる枠が配置されている。加飾部はタッチパネルの配線や表示装置の配線等が視認されないように隠蔽する機能がある。
加飾部は直接目に触れるためデザイン性も重要で、従来は黒色の場合が多かったが、近頃は白色の需要も増えてきている。しかし白色層のみの場合、遮光性を満たすには多層化が必要となる。そこで白色層のガラス面側とは反対側の面上に遮光層として黒色層を設ける方法が提案されており、白色の加飾部にも、遮光層として黒色層が用いられることが検討されている。
一方、タッチパネルの種類としては静電容量方式が一般的であり、更に部材の数が少なくて済むため近頃ではカバーガラス上にタッチパネル機能を持たせたOGS(One Glass Solution)と呼ばれる方式が多く使われている。OGSの場合、カバーガラス上にタッチセンサーを形成するため、エッチングや後工程の処理で、塗膜は耐酸性、耐アルカリ性が必要となる。
タッチパネルは、表面のガラス部分、タッチセンサー部および液晶モジュール部に分割される。ガラス部に直接印刷される加飾部は、各部と貼りあわせるためにOCA(Optically Clear Adhesive)あるいはOCR(Optically Clear Resin、特にOGS用に使用される)が加飾部の上に使用される。OCRが使用される場合には、OCRの流れ性を抑制する観点から、加飾部(硬化物)と水との接触角が比較的低いこと(一般的には、90°以下であること)が要求される。OCRは、誤操作を抑制するために低誘電の樹脂が使用され、一般的に低誘電の樹脂は疎水性である。従って、加飾部と接するOCRの流れ性を抑制するためには、加飾部(硬化物)と水との接触角が比較的低い(即ち、加飾部(硬化物)の極性が比較的高い)ことが望ましい。
特許文献1にはブラックマトリクス用として界面活性基を有した界面活性光開始剤を含む感光性組成物が提案されている。しかし、界面活性光開始剤はパーフルオロアルキル基、パーフルオロアルケニル基もしくはシリコーン基を用いた界面活性基であり、硬化物に対する水の接触角は90°よりも高くなる。よって、上記過程では塗膜に対する水の接触角が高くなるため使用することは困難であった。
特許文献2には、加飾部として白色着色層および遮光層にシロキサン結合を主鎖に有する樹脂を含むことで色調を表すb値(SCI指標)が小さい加飾材付き基材が提案されている。しかし、シロキサン結合を顔料以外の成分に対し70質量%以上含む樹脂を用いているため、硬化物に対する水の接触角は90°よりも高くなる。よって、上記過程では塗膜の接触角が高くなるため使用することは困難であった。
特開2011−81126号公報 特開2014−139770号公報
本発明は、上記のような背景技術の下に開発されたものであり、その主たる目的は、タッチパネルの加飾部として使用したときに、低接触角、耐酸性および耐アルカリ性に優れた硬化膜を得ることができるタッチパネルの遮光用加飾印刷インキを提供することにある。また、他の目的は、低接触角、耐酸性、耐アルカリ性が良好な当該加飾部を有する画像表示装置を提供することにある。
本発明者らは、上記のような課題を解決すべく鋭意検討した結果、γ−ブチロラクトンをラジカル重合溶剤として用いることにより、エチレン性不飽和結合およびエポキシ基を有する化合物と、エチレン性不飽和結合を有しかつエポキシ基を有しない化合物から成る共重合体の高分子量合成が可能となった。また、エポキシ基と反応する化合物をさらに加えることで、低接触角、耐酸性および耐アルカリ性に優れた塗膜が得られる。かつ、このようにして得られたタッチパネルの遮光用加飾印刷インキは低接触角、耐酸性および耐アルカリ性に優れた加飾部を得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
成分A:エチレン性不飽和結合およびエポキシ基を有する化合物(a−1)とエチレン性不飽和結合を有しかつエポキシ基を有しない化合物(a−2)とを含むモノマーを重合して得られる共重合体
成分B:γ−ブチロラクトン
成分C:黒色顔料、および
成分D:エポキシ基と反応する官能基を有する化合物
を含むタッチパネルの遮光用加飾印刷インキである。
また、本発明には、前記タッチパネルの遮光用加飾印刷インキを用いて形成された加飾部を有する画像表示装置も含まれる。
さらに、本発明には、前記タッチパネルの遮光用加飾印刷インキを、タッチパネルのガラス面の外周部分に塗布し、100〜300℃の温度で硬化して形成する、黒色加飾部を有するタッチパネルの製造方法も含まれる。
本発明を詳細に言えば、本発明は、以下の[1]〜[9]の態様を含む。
[1]成分A:エチレン性不飽和結合およびエポキシ基を有する化合物(a−1)とエチレン性不飽和結合を有しかつエポキシ基を有しない化合物(a−2)とを含むモノマーを重合して得られる共重合体、
成分B:γ−ブチロラクトン、
成分C:黒色顔料、および
成分D:エポキシ基と反応する官能基を有する化合物
を含むタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
[2]化合物(a−1)および化合物(a−2)のエチレン性不飽和結合の少なくとも1つが、(メタ)アクリロイル基中のエチレン性不飽和結合であることを特徴とする[1]に記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
[3]成分Aのゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定したポリスチレン換算の質量平均分子量が10000〜220000であることを特徴とする[1]または[2]に記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
[4]成分Aのエポキシ当量が160〜1100g/eqであることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
[5]化合物(a−1)が脂環式エポキシ構造を有する(メタ)アクリレートではないことを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
[6]成分Cがカーボンブラックおよびチタンブラックからなる群より選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
[7]成分Dが、1分子中に2個以上のカルボキシル基を有する化合物、イミダゾール基を有する化合物および酸無水物からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする[1]〜[6]のいずれかに記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
[8][1]〜[7]のいずれかに記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキを用いて形成された加飾部を有する画像表示装置。
[9][1]〜[7]のいずれかに記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキを、タッチパネルのガラスの面の外周部分に塗布し、100〜300℃の温度で硬化して形成する、黒色加飾部を有するタッチパネルの製造方法。
本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキから得られる加飾部は低接触角、耐酸性、耐アルカリ性に優れる。本発明の画像表示装置は低接触角、耐酸性、および耐アルカリ性が良好な加飾部を有する。
以下、本発明を具体的に説明する。ただし、本発明は、この実施形態に限られるものではない。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリロイル基」とは、アクリロイル基、メタクリロイル基の少なくとも一方の基を意味する。
本発明について説明する。
本発明は、
成分A:エチレン性不飽和結合およびエポキシ基を有する化合物(a−1)とエチレン性不飽和結合を有しかつエポキシ基を有しない化合物(a−2)とを含むモノマーを重合して得られる共重合体
成分B:γ−ブチロラクトン
成分C:黒色顔料
成分D:エポキシ基と反応する官能基を有する化合物
を含むタッチパネルの遮光用加飾印刷インキである。
まず、成分Aについて説明する。
本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキの必須成分である成分Aは、エチレン性不飽和結合およびエポキシ基を有する化合物(a−1)とエチレン性不飽和結合を有しかつエポキシ基を有しない化合物(a−2)とを含むモノマーを重合して得られる共重合体である。
成分Aの共重合体を構成する化合物(a−1)および化合物(a−2)の少なくとも一方の化合物は、(メタ)アクリロイル基を有することが好ましい。
化合物(a−1)とは、エチレン性不飽和結合およびエポキシ基を有する化合物である。エチレン性不飽和結合およびエポキシ基を有する化合物としては、特に限定されないが、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルメタクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルメタクリレート等の脂環式エポキシ構造を有する(メタ)アクリレート;グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレートグリシジルエーテル、アクリル酸4−(2,3−エポキシプロポキシ)ブチル等のエポキシ基含有(メタ)アクリレート;1,2−エポキシ−5−ヘキセン、1,2−エポキシ−7−オクテン、1,2−エポキシ−9−デセン等のアルケニルエポキシド;1−アリルオキシ−2,3−エポキシプロパン等の不飽和グリシジルエーテル等である。
そのなかでも、タッチパネルの遮光用加飾印刷インキを硬化する際の反応性、硬化して得られる硬化物の低接触角の観点から、脂環式エポキシ構造を有する(メタ)アクリレートではないことが好ましい。脂環式エポキシ構造を有する(メタ)アクリレートではない化合物としては、たとえば、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレートグリシジルエーテル、アクリル酸4−(2,3−エポキシプロポキシ)ブチル等のエポキシ基含有(メタ)アクリレート;1,2−エポキシ−5−ヘキセン、1,2−エポキシ−7−オクテン、1,2−エポキシ−9−デセン等のアルケニルエポキシド、1−アリルオキシ−2,3−エポキシプロパン等の不飽和グリシジルエーテル等である。この中でも特に入手のし易さ、反応性の観点からグリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレートが好ましい。
化合物(a−2)とは、エチレン性不飽和結合を有しかつエポキシ基を有しない化合物である。化合物(a−2)を含まない場合、得られる硬化膜はエポキシ基開環による硬化収縮が起こり、目的とする塗膜が得られない。エチレン性不飽和結合を有しかつエポキシ基を有しない化合物としては、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、sec−ブチルメタクリレート、sec−ブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、tert−ブチルアクリレート、ペンチルメタクリレート、ペンチルアクリレート、ネオペンチルメタクリレート、ネオペンチルアクリレート、ベンジルメタクリレート、ベンジルアクリレート、イソアミルメタクリレート、イソアミルアクリレート、ヘキシルメタクリレート、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ベンジルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ラウリルメタクリレート、ラウリルアクリレート、ドデシルメタクリレート、ドデシルアクリレート、シクロペンチルメタクリレート、シクロペンチルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、メチルシクロヘキシルメタクリレート、メチルシクロヘキシルアクリレート、エチルシクロヘキシルメタクリレート、エチルシクロヘキシルアクリレート、ロジンメタクリレート、ロジンアクリレート、ノルボルニルメタクリレート、ノルボルニルアクリレート、5−メチルノルボルニルメタクリレート、5−メチルノルボルニルアクリレート、5−エチルノルボルニルメタクリレート、5−エチルノルボルニルアクリレート、トリフェニルメチルメタクリレート、トリフェニルメチルアクリレート、クミルメタクリレート、クミルアクリレート、ジシクロペンタニルメタクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、イソボルニルアクリレート、アダマンチルメタクリレート、アダマンチルアクリレート、ナフタレンメタクリレート、ナフタレンアクリレート、アントラセンメタクリレート、アントラセンアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシブチルメタクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルメタアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−(o−フェニルフェノキシ)プロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ−3−(o−フェニルフェノキシ)プロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、2−ヒドロキシエチルアクリルアミド等の(メタ)アクリレートモノマー;スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、N−ビニルホルムアミド等のビニルモノマー;n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、エチレングリコールビニルエーテル、ペンタエリスリトールビニルエーテル等のビニルエーテルモノマー;アクリロニトリル、メタクリロニトリルが挙げられる。これらの中でも、入手のし易さ、反応性および低接触角の観点から、(メタ)アクリレートモノマーが好ましく、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルメタクリレート、エチルアクリレートがさらに好ましい。
成分Aは、当該技術分野において公知のラジカル重合方法に従って合成することができる。たとえば、成分Aの共重合体を合成するための各モノマーを溶剤に溶解した後、その溶液に重合開始剤を添加し、50〜200度で1〜20時間反応させればよい。
成分Aの合成に使用される溶剤としては、少なくともγ―ブチロラクトンを含むことが好ましい。その理由は、成分Aと重合溶剤を分離することなく、本発明の遮光用加飾印刷インキの溶剤が成分Bとしても使用できるからである。さらに、γ―ブチロラクトンを用いることで成分Aの分子量も大きくできる。その他の溶剤としては、たとえば、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、乳酸エチル、2,2,4−トリメチルペンタン−1,3−ジオールモノイソブチラートなどが挙げられる。これらは、単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。また、これらの中でも、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、2,2,4−トリメチルペンタン−1,3−ジオールモノイソブチラートなどの高沸点溶剤が好ましい。
成分Aを合成する際に、成分B以外の溶剤を含むときは、成分B以外の溶剤の量は、重合溶剤の総量の0.1〜95質量%であることが好ましく、より好ましくは0.1〜80質量%であり、さらに好ましくは0.1〜50質量%である。
また、この共重合反応に用いることが可能な重合開始剤としては、特に限定されないが、たとえば、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリル、ジメチル2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、過酸化ベンゾイル、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートなどが挙げられる。これらは、単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。重合開始剤の使用量は、モノマーの全仕込み量を100質量部とした場合に、一般に0.1〜10質量部、好ましくは0.1〜3質量部である。
上記のようにして得られる成分Aがエチレン性不飽和結合以外の反応性官能基としてエポキシ基を有するので、そのエポキシ当量は、本発明の所望の効果を奏する限り制限されないが、好ましくは通常160〜1100g/eq、より好ましくは200〜500g/eqである。このエポキシ当量が1100g/eq以下であると、成分Aである共重合体の硬化が十分に進行する。一方、このエポキシ当量が160g/eq以上であると、成分Aを製造する際に溶剤への溶解性が増加し、製造が容易になる。なお、本発明における成分Aのエポキシ当量は、JIS K7236による電位差滴定法に従って測定された成分Aのエポキシ当量であって、成分A1g中に含まれるエポキシ成分と反応するのに要する臭化水素を測定することにより得られる、1グラム当量のエポキシ基を含む樹脂のg数を意味する。
成分Aのゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下「GPC」ともいう。)で測定したポリスチレン換算の質量平均分子量は10000〜220000であることが好ましく、より好ましくは15000〜100000、さらに好ましくは20000〜50000である。この分子量が10000以上であると、タッチパネルの遮光用加飾印刷インキを硬化した後に耐酸性や耐アルカリ性が悪化しない。一方、この分子量が220000以下であると、後述の本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキの粘度が高くなり過ぎず塗布が均一に行える。なお、本発明における成分Aの質量平均分子量とは、GPCを用いて、後述の条件にて測定し、ポリスチレン換算にて算出されるものである。
次に、成分Bについて説明する。成分Bはγ−ブチロラクトンである。
γ−ブチロラクトンを用いると、エポキシ基を多量に有する成分Aに対する希釈性が良好である。さらに、γ−ブチロラクトンはスクリーン印刷を行う際に適正な沸点の溶剤であり、成分Aと反応しない溶剤である。本発明の遮光用加飾印刷インキはスクリーン印刷に適する揮発性であるため、スクリーン印刷法にて印刷を行う際に、粘度が一定に保たれ、得られる硬化膜は均一となる。加えて、γ−ブチロラクトンは引火点が70℃以上であり、安全面においても好ましい。
本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキは、成分Aを製造する際(共重合反応)に用いた溶剤に加えて、共重合反応後に追加的に添加した成分Bを含んでもよい。本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキの成分Bの量は、成分A100質量部を基準として、好ましくは1〜1000質量部であり、より好ましくは30〜800質量部であり、さらに好ましくは50〜700質量部である。この範囲の含有量であれば、適切な粘度を有するタッチパネルの遮光用加飾印刷インキとなる。
また、成分Aの溶解性を損なわない範囲で、さらに成分B以外の溶剤を併用することができる。そのような溶剤としては、たとえば、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、乳酸エチル、2,2,4−トリメチルペンタン−1,3−ジオールモノイソブチラートなどが挙げられる。
本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキが成分B以外の溶剤を含むときは、成分B以外の溶剤の量は、タッチパネルの遮光用加飾印刷インキから溶剤を除いた残りの成分(固形分など)の総量を100質量部としたとき、好ましくは1〜250質量部であり、より好ましくは1〜200質量部であり、さらに好ましくは1〜150質量部である。
次に、黒色顔料(成分C)について説明する。黒色顔料としては、特に限定されないが、カーボンブラック、酸化クロム、酸化鉄、チタンブラック、ペリレンブラック、シアニンブラック、アニリンブラックなどが挙げられる。これらの中で2種以上を適宜選択して用いることもできるが、特にカーボンブラック、チタンブラックが、遮光性、分散安定性、樹脂との相溶性が良好な点で好ましい。
本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ中の黒色顔料の含有量は、タッチパネルの遮光用加飾印刷インキから溶剤を除いた残りの成分(固形分など)の総量を100質量部としたとき5〜40質量部であることが好ましく、より好ましくは5〜35質量部であり、さらに好ましくは5〜30質量部である。黒色顔料の含有量が5質量部以上であれば十分な色を発現できるようになり、40質量部以下であれば耐酸性や耐アルカリ性が悪化しない。
次に、エポキシ基と反応する官能基を有する化合物(成分D)について説明する。成分Dは成分A中の複数のエポキシ基と反応する化合物であれば特に限定されず、たとえば、1分子中に2個以上のカルボキシル基を有する化合物、イミダゾール基を有する化合物または酸無水物等である。これらを少なくとも1種以上含むことで、遮光性加飾印刷インキの硬化膜の低接触角、耐酸性および耐アルカリ性が優れる。
1分子中に2個以上のカルボキシル基を有する化合物とは、1分子中に2個以上のカルボキシル基を有し、成分Aと硬化反応することが可能な化合物であれば特に制限はない。1分子中に2個以上のカルボキシル基を有する化合物としては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ヘプタン二酸、オクタン二酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ドデカン二酸、イタコン酸、リンゴ酸、クエン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、ジフェニルエーテル−4,4′−ジカルボン酸、ピリジン−2,6−ジカルボン酸、ダイマー酸、ブタン−1,2,4−トリカルボン酸、シクロヘキサン−1,2,3−トリカルボン酸、トリメリット酸、ナフタレン−1,2,4−トリカルボン酸、エチレンテトラカルボン酸、ブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸、シクロブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸、ピロメリット酸、3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカルボン酸、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、3,3′,4,4′−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸、3,3′,4,4′−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸、カルボキシル基を有する(メタ)アクリル共重合体、カルボキシル基を有するポリウレタンポリマー等が挙げられる。これらの中でも、熱硬化後の硬化膜の耐酸性、耐アルカリ性から、マロン酸、コハク酸、カルボキシル基を有する(メタ)アクリル共重合体が好ましく、さらに好ましくは、カルボキシル基を有する(メタ)アクリル共重合体である。
カルボキシル基を有する(メタ)アクリル共重合体とは、たとえば、カルボキシル基を含む(メタ)アクリルモノマーとカルボキシル基を含まない(メタ)アクリルモノマーを共重合することにより、またはカルボキシル基を含む(メタ)アクリルモノマーの2種以上を共重合することにより、調製することができる。
カルボキシル基を有する(メタ)アクリルモノマーとしては、メタクリル酸、アクリル酸、メタクリル酸2−カルボキシエチル、アクリル酸2−カルボキシエチル、メタクリル酸3−カルボキシエチル、アクリル酸3−カルボキシプロピル等が挙げられる。これらの中でも、入手のし易さ、低接触角の観点から、メタクリル酸、アクリル酸が好ましい。
1分子中に2個以上のカルボキシル基を有する化合物の添加量は、(成分Dのカルボキシル基の総数)/(成分Aのエポキシ基の総数)の比が0.1〜10となるように調整することが好ましく、さらに好ましくは、0.2〜5である。(成分Dのカルボキシル基の総数)/(成分Aのエポキシ基の総数)の比が0.1〜10の範囲内にある場合には、タッチパネルの遮光用加飾印刷インキを硬化した後に低接触角、耐酸性、耐アルカリ性が悪化しない。
イミダゾール基を有する化合物とは、イミダゾール基を有し、成分Aと硬化反応することが可能な化合物であれば特に制限されない。たとえば、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、1−ベンジルー2−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−アミノエチルー2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−アミノエチル−2−メチルイミダゾール、1−(シアノエチルアミノエチル)−2−メチルイミダゾール、N−[2−(2−メチルー1−イミダゾリル)エチル]尿素、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾリウムトリメリテート、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾリウムトリメリテート、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾリウムトリメリテート、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾリウムトリメリテート、2,4−ジアミノ−6−[2′−メチルイミダゾリル−(1′)]−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2′−ウンデシルイミダゾリル−(1′)]−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2′−エチル−4′−メチルイミダゾリル−(1′)]−エチル−s−トリアジン、1−ドデシル−2−メチル−3−ベンジルイミダゾリウムクロライド、N,N′−ビス(2−メチル−1−イミダゾリルエチル)尿素、N,N′−ビス(2−メチル−1−イミダゾリルエチル)アジポアミド、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−メチルイミダゾール・イソシアヌル酸付加物、2−フェニルイミダゾール・イソシアヌル酸付加物、2,4−ジアミノ−6−[2′−メチルイミダゾリル−(1′)]−エチル−s−トリアジン・イソシアヌル酸付加物、2−メチル−4−フォルミルイミダゾール、2−エチル−4−メチルー5−フォルミルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルフォルミルイミダゾール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾール、ビニルイミダゾール、1−メチルイミダゾール、1−アリルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−ブチルイミダゾール、2−ブチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ベンズイミダゾール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール臭化水素塩、1−ドデシル−2−メチル−3−ベンジルイミダゾリウムクロライド等のイミダゾール系化合物等を挙げることができる。これらの中で、硬化性および加飾部の低接触角を考慮すると、好ましいものとしては、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾールである。
イミダゾール基を有する化合物の添加量は、(成分Dのイミダゾール基の総数)/(成分Aのエポキシ基の総数)の比が0.01〜1となるように調整することが好ましく、さらに好ましくは、0.02〜0.5である。(成分Dのイミダゾール基の総数)/(成分Aのエポキシ基の総数)の比が0.01〜1の範囲内にある場合には、タッチパネルの遮光用加飾印刷インキを硬化した後に低接触角、耐酸性、耐アルカリ性が悪化しない。
酸無水物とは、分子中に酸無水物基を有し、エポキシ基と反応する化合物であれば特に制限されない。たとえば、コハク酸無水物、メチルコハク酸無水物、エチルコハク酸無水物、ドデシルコハク酸無水物、(3−トリメトキシシリルプロピル)コハク酸無水物、(3−トリエトキシシリルプロピル)コハク酸無水物、2,3−ブタンジカルボン酸無水物、2,4−ペンタンジカルボン酸無水物、3,5−ヘプタンジカルボン酸無水物、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸二無水物、アジピン酸無水物等の飽和脂肪族カルボン酸無水物;マレイン酸無水物、テトラプロぺニル無水コハク酸、オクテニルコハク酸無水物、オレイン酸無水物等の不飽和脂肪族カルボン酸無水物;ヘキサヒドロフタル酸無水物、メチルヘキサヒドロフタル酸無水物、シクロヘキサン−1,3−ジカルボン酸無水物、4−メチル−シクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水物、ナジック酸無水物、メチルナジック酸無水物、ビシクロ[2.2.2]オクタン−2,3−ジカルボン酸無水物、1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、シクロヘキサン−1,2,4−トリカルボン酸−1,2−無水物等の環状飽和脂肪族カルボン酸無水物;テトラヒドロフタル酸無水物、メチルテトラヒドロフタル酸無水物、メチルブテニルテトラヒドロ無水物、ナジック酸無水物、メチルナジック酸無水物、4,5−ジメチル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物、ビシクロ[2.2.2]−5−オクテン−2,3−ジカルボン酸無水物等の環状不飽和脂肪族カルボン酸無水物;フタル酸無水物、イソフタル酸無水物、テレフタル酸無水物、トリメリット酸無水物、ピロメリット酸無水物、無水ベンゾフェノンテトラカルボン酸、エチレングルコールビスアンヒドロトリメリテート、グリセリンビスアンヒドロトリメリテートモノアセテート等の芳香族カルボン酸無水物等が挙げられる。これらの中で、硬化性および加飾部の耐酸性、アルカリ性を考慮すると、好ましいものとしては、メチルエンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、メチルブテニルテトラヒドロ無水物、ヘキサヒドロ無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルブテニルテトラヒドロ無水フタル酸であり、より好ましくは、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸である。酸無水物の添加量は、(成分Dの酸無水物基の総数)/(成分Aのエポキシ基の総数)の比が0.2〜20となるように調整することが好ましく、さらに好ましくは0.4〜10である。(成分Dの酸無水物基の総数)/(成分Aのエポキシ基の総数)の比が0.2〜20の範囲内にある場合には、タッチパネルの遮光用加飾印刷インキを硬化した後に未反応のエポキシ基あるいはカルボキシル基の残存が少なく、低接触角、耐酸性、耐アルカリ性が悪化しない。
本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキは、上記の成分に加えて、所定の特性を付与するために、硬化促進剤、消泡剤、酸化防止剤、カップリング剤、レベリング剤、熱重合禁止剤などの公知の添加剤を配合してもよい。これらの添加剤の配合量は、本発明の効果を阻害しない範囲であれば特に限定されない。
硬化促進剤としては、硬化反応を促進する化合物であれば特に制限されない。たとえば、メラミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、2,4−ジアミノ−6−メタクリロイルオキシエチル−S−トリアジン、2,4−メタクリロイルオキシエチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−ビニル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−ビニル−s−トリアジン・イソシアヌル酸付加物等のトリアジン系化合物;1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5およびその塩、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7およびその塩等のジアザビシクロアルケンなどのシクロアミジン化合物およびその誘導体;トリエチレンジアミン、ベンジルジメチルアミン、トリエタノールアミン、ジメチルアミノエタノール、トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール等の3級アミノ基含有化合物;トリフェニルホスフィン、ジフェニル(p−トリル)ホスフィン、トリス(アルキルフェニル)ホスフィン、トリス(アルコキシフェニル)ホスフィン、トリス(アルキル・アルコキシフェニル)ホスフィン、トリス(ジアルキルフェニル)ホスフィン、トリス(トリアルキルフェニル)ホスフィン、トリス(テトラアルキルフェニル)ホスフィン、トリス(ジアルコキシフェニル)ホスフィン、トリス(トリアルコキシフェニル)ホスフィン、トリス(テトラアルコキシフェニル)ホスフィン、トリアルキルホスフィン、ジアルキルアリールホスフィン、アルキルジアリールホスフィン等の有機ホスフィン化合物;ジシアンジアジド等を挙げることができる。
本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキの好ましい硬化温度は、100℃〜300℃である。硬化温度が100℃〜300℃であれば耐酸性や耐アルカリ性が悪化しない。
本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキは、公知の混練装置を用い、上記の成分を混練することによって製造することができる。混練装置の例を挙げるとロールミル、ビーズミル、プラネタリーミキサーなどがある。
本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキは、スマートフォン、タブレットPCなどに組み込まれるタッチパネルの加飾部に用いられる組成物として好適である。また、本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキは、低接触角、耐酸性、耐アルカリ性などに優れた硬化膜を与えるので、各種コーティング、接着剤、印刷インキ用バインダーなどに用いることもできる。
本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキの硬化膜を得るときのガラス面等への塗布方法としては、特に限定されないが、スクリーン印刷法、ロールコート法、カーテンコート法、スプレーコート法などを用いてガラス基板上に塗ることができる。これらの中でもスクリーン印刷が好ましい。また、タッチパネルの遮光用加飾印刷インキの塗布後、必要に応じて、循環式オーブン、赤外線ヒーター、ホットプレートなどの加熱手段を用いて加熱することにより溶剤を揮発させることが好ましい。加熱条件は、特に限定されず、使用する本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキの種類に応じて適宜設定すればよい。一般には、50℃〜120℃の温度で10分〜60分加熱すればよい。
白色加飾部の遮光層として使用する場合は、本発明のタッチパネルの遮光用印刷インキを白色加飾部の硬化膜の上に塗布を行い、必要に応じて循環式オーブン、赤外線ヒーター、ホットプレートなどの加熱手段を用いて加熱することにより溶剤を揮発させることが好ましい。
次いで、形成された塗膜を硬化させる。上記同様に循環式オーブン、赤外線ヒーター、ホットプレートなどの加熱手段を用いて100〜300℃の温度で、好ましくは150〜300℃の温度で、30分〜90分加熱することによりタッチパネルの遮光用加飾印刷インキを硬化させる。
このようにして製造される加飾部は、低接触角、耐酸性、耐アルカリ性に優れた黒色パターンを与える本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキを用いて製造しているため、高温で加熱されても低接触角、耐酸性、耐アルカリ性を発現する黒色パターンを有する。
本発明は、また、タッチパネルの遮光用加飾印刷インキを用いて形成される加飾部を有する画像表示装置であり、より具体的には、タッチパネルの遮光用加飾印刷インキをタッチパネルのガラス面の外周部分に塗布し、100〜300℃の温度で硬化して形成する、黒色加飾部を有する画像表示装置である。画像表示装置は、たとえば、黒色加飾部を形成したタッチパネル用ガラスを用い、それ以外は、慣用の方法に従って、製造することができる。
本発明は、また、タッチパネルの遮光用加飾印刷インキを、タッチパネルのガラス面の外周部分に塗布し、100〜300℃の温度で硬化して形成する、黒色加飾部を有するタッチパネルの製造方法である。加飾部は、たとえば、タッチパネルのガラス面の外周部分に、前記のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキを塗布し、必要に応じて乾燥し、次いで100〜300℃の温度で、加熱硬化させることにより、形成することができる。
以下、実施例を参照して本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。なお、この実施例において、部およびパーセントとあるのは特に断らない限り、すべて質量基準である。また、エポキシ当量、酸価、質量平均分子量および接触角の測定法は、以下のとおりである。
[エポキシ当量]
JIS K7236による電位差滴定法に従って測定された成分Aのエポキシ当量であって、成分A1g中に含まれるエポキシ成分と反応するのに要する臭化水素を測定することにより得られる、1グラム当量のエポキシ基を含む樹脂のg数を意味する。
[酸価]
JIS K6901の5.3に従って測定された成分Aの酸価であって、成分A1g中に含まれる酸性成分を中和するのに要する水酸化カリウムのmg数を意味する。
[質量平均分子量(Mw)]
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて、下記条件にて測定した標準ポリスチレン換算質量平均分子量を意味する。
カラム:ショウデックス(登録商標) LF−804+LF−804+LF−804(昭和電工株式会社製)
カラム温度:40℃
試料:共重合体の0.2%テトラヒドロフラン溶液
展開溶剤:テトラヒドロフラン
検出器:示差屈折計(JASCO UV−2075Plus)(ジャスコエンジニアリング株式会社製)
検量線:ショウデックス(登録商標)STANDARD SM−105
ポリスチレン分子量1.35×10、6.09×10、1.39×10、5.25×10、2.18×10、6.94×10、1.27×10と、n−ブチルベンゼン(東京化成工業株式会社製)により得られる校正曲線
流速: 1mL/min
[接触角]ここで得られる接触角とは、JIS R3527の静滴法に従って測定された成分Aの硬化物に対する水の接触角であって、固体および液体の接する部位から、液体の曲面に接線を引いたとき、接線と固体表面のなす角度を意味する。
各硬化物について、協和界面科学株式会社製の接触角計を用い、室温25±5℃、湿度50±10%において1μLの純水(比抵抗値18.2MΩ・cm)の水滴を滴下し、10秒後の接触角を測定した。
製造例1(成分A)
攪拌装置、滴下ロート、コンデンサー、温度計およびガス導入管を備えたフラスコに、432.4gのγ−ブチロラクトンを加え、窒素置換しながら攪拌し、95℃に昇温した。
次に、337.4gのエチルアクリレートと205.3gのグリシジルメタクリレートへ、7.6gのt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(重合開始剤)を添加したものを滴下ロートから前記フラスコ中に滴下した。滴下終了後、95℃で3時間攪拌して共重合反応を行い、次にこの反応溶液に、17.2gのγ−ブチロラクトンを加え、固形分濃度55質量%でポリスチレン換算の質量平均分子量が85000のエポキシ基を有する(メタ)アクリル共重合体(エポキシ当量380g/eq)溶液を得た。
製造例2(成分A)
製造例1において、432.4gのγ−ブチロラクトンを488.5gに、337.4gのエチルアクリレートを245.7gのメチルメタクリレートに、205.3gのグリシジルメタクリレートを249.5gに、7.6gのt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートを4.4gに変更した以外は、製造例1と同様に共重合反応を行い、111.9gのγ−ブチロラクトンを加えることによって、固形分濃度40質量%、ポリスチレン換算の質量平均分子量が50000のエポキシ基を有する(メタ)アクリル共重合体(エポキシ当量380g/eq)溶液を得た。
製造例3(成分A)
製造例1において、432.4gのγ−ブチロラクトンをジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートに変更した以外は、製造例1と同様に共重合反応を行い、17.2gのジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを加えることによって、固形分濃度55質量%、ポリスチレン換算の質量平均分子量が8000のエポキシ基を有する(メタ)アクリル共重合体(エポキシ当量380g/eq)溶液を得た。
製造例4(成分D)
製造例1において、432.4gのγ−ブチロラクトンを510.8gに、337.4gのエチルアクリレートを242.6gのメチルメタクリレートに、205.3gのグリシジルメタクリレートを44.3gのメタクリル酸に、7.6gのt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートを13.2gに変更した以外は、製造例1と同様に共重合反応を行い、189.1gのγ−ブチロラクトンを加えることによって、固形分濃度30質量%、ポリスチレン換算の質量平均分子量が18400のカルボキシル基を有する(メタ)アクリル共重合体(固形分酸価96mgKOH/g)溶液を得た。
比較製造例1(成分Aの比較化合物)
製造例1において、432.4gのγ−ブチロラクトンを511.0gに、337.4gのエチルアクリレートを286.8gのメチルメタクリレートに、205.3gのグリシジルメタクリレートを0gに、7.6gのt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートを13.0gに変更した以外は、製造例1と同様に共重合反応を行い、189.2gのγ−ブチロラクトンを加えることによって、固形分濃度30質量%で反応性官能基を有しないポリスチレン換算の質量平均分子量が21000のポリメチルメタクリレート溶液を得た。
比較製造例2(成分Aの比較化合物)
製造例1において、432.4gのγ−ブチロラクトンを302.0gに、337.4gのエチルアクリレートを0gに、205.3gのグリシジルメタクリレートを542.4gに変更した以外は、製造例1と同様に共重合反応を行い、148.1gのγ−ブチロラクトンを加えることによって、固形分濃度55質量%で反応性官能基を有しないポリスチレン換算の質量平均分子量が63000のポリグリシジルメタクリレート(エポキシ当量140g/eq)溶液を得た。
表1に製造例および比較製造例をまとめて示す。
Figure 2017014439
[タッチパネルの遮光用加飾印刷インキの調製]
前記製造例および比較製造例で製造したポリマー溶液を使用し、表2に示す配合組成に従って組成物を配合し、3本ロールミルで混練することでタッチパネルの遮光用加飾印刷インキの調製を行った。
Figure 2017014439
※1 追加溶剤:γ−ブチロラクトン(実施例1〜5、比較例1,2,4,5)、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート(比較例3)
※2 Printex(商標)45:黒色顔料(成分C)、カーボンブラック(オリオン・エンジニアドカーボンズ株式会社製、実施例1,2,4,5、比較例1〜5)
※3 キュアゾール1B2PZ:イミダゾール基を有する化合物(成分D)、1−ベンジルー2−フェニルイミダゾール(四国化成工業株式会社製、実施例2〜4、比較例2,3,5)
※4 Tilack D:黒色顔料(成分C)、チタンブラック(赤穂化成株式会社製、実施例3)
※5 酸無水物(成分D):4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸/ヘキサヒドロ無水フタル酸(新日本理化株式会社製リカシッドMH−700G、実施例5)
※6 Kuraray Polyol N−2010:ポリエステルポリオール(株式会社クラレ製、比較例4)
[塗膜の作製と評価]
これらのタッチパネルの遮光用加飾印刷インキをスクリーン印刷法により、パターンが描いてある100メッシュのポリエステルスクリーンを用いてガラス板(10mm×10mm×0.7mm、ガラスの種類 商品名:EAGLE XG(登録商標))に塗布し塗膜を100℃の熱風乾燥器で20分乾燥させた。
その後、150℃の熱風乾燥器で30分、240℃の熱風乾燥器で30分硬化させ厚さ5μmの塗膜を得た。
(接触角評価)
ここで得られる接触角とは、JIS R3527の静滴法に従って測定された本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキの硬化物に対する水の接触角であって、固体および液体の接する部位から、液体の曲面に接線を引いたとき、接線と固体表面のなす角度を意味する。
各塗膜について、協和界面科学株式会社製の接触角計を用い、室温25±5℃、湿度50±10%において1μLの純水(比抵抗値18.2MΩ・cm)の水滴を滴下し、10秒後の接触角を測定した。
(耐酸性評価)
各塗膜を50℃で30%の塩酸に10分間浸漬し、浸漬後の塗膜を目視で観察し、以下の基準で耐酸性を評価した。
A:塗膜のピール(剥がれ)、溶解が全く認められないもの
B:塗膜のピール(剥がれ)、溶解が認められるもの
(耐アルカリ性評価)
各塗膜を50℃で5%の水酸化カリウム水溶液に10分間浸漬し、浸漬後の塗膜を目視で観察し、以下の基準で耐酸性を評価した。
A:塗膜のピール(剥がれ)、溶解が全く認められないもの
B:塗膜のピール(剥がれ)、溶解が認められるもの
上記表2の結果から明らかなように、比較例1は実施例1と比較して成分Dの欠如により成分Aの硬化反応が起こらないため耐酸性・アルカリ性評価において、塗膜のピール(剥がれ)、溶解が認められた。同様に、比較例2,5は実施例2と比較して成分Aの欠如により塗膜の硬化反応が進行しないため耐酸性評価において、塗膜のピール(剥がれ)、溶解が認められた。比較例3は実施例2と比較して成分Bの欠如により成分Aの溶解性が悪いため、耐酸性・アルカリ性評価において、塗膜のピール(剥がれ)、溶解が認められた。比較例4は実施例1と比較して硬化反応する官能基が異なるため、塗膜の接触角が高くなる。
本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキは、スマートフォン、タブレットPCなどに組み込まれるタッチパネルの加飾部に用いられる。また、本発明のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキは、低接触角、耐酸性、耐アルカリ性などに優れた硬化膜を与えるので、各種コーティング、接着剤、印刷インキ用バインダーなどにも利用することができる。

Claims (9)

  1. 成分A:エチレン性不飽和結合およびエポキシ基を有する化合物(a−1)とエチレン性不飽和結合を有しかつエポキシ基を有しない化合物(a−2)とを含むモノマーを重合して得られる共重合体、
    成分B:γ−ブチロラクトン、
    成分C:黒色顔料、および
    成分D:エポキシ基と反応する官能基を有する化合物
    を含むタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
  2. 化合物(a−1)および化合物(a−2)のエチレン性不飽和結合の少なくとも1つが、(メタ)アクリロイル基中のエチレン性不飽和結合であることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
  3. 成分Aのゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定したポリスチレン換算の質量平均分子量が10000〜220000であることを特徴とする請求項1または2に記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
  4. 成分Aのエポキシ当量が160〜1100g/eqであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
  5. 化合物(a−1)が脂環式エポキシ構造を有する(メタ)アクリレートではないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
  6. 成分Cがカーボンブラックおよびチタンブラックからなる群より選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
  7. 成分Dが、1分子中に2個以上のカルボキシル基を有する化合物、イミダゾール基を有する化合物および酸無水物からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキを用いて形成された加飾部を有する画像表示装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のタッチパネルの遮光用加飾印刷インキを、タッチパネルのガラスの面の外周部分に塗布し、100〜300℃の温度で硬化して形成する、黒色加飾部を有するタッチパネルの製造方法。
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US10934443B2 (en) 2017-08-18 2021-03-02 Lg Chem, Ltd. Infrared transmitting ink composition for ink jet, method for forming bezel pattern by using same, bezel pattern formed thereby, and display substrate comprising same
CN113337154A (zh) * 2020-11-17 2021-09-03 荣耀终端有限公司 油墨及使用其的屏幕组件和电子设备

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