JP2017012268A - 吸収性物品 - Google Patents

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哲宏 蓑田
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【課題】 後身頃の幅方向両側縁部に、少なくとも左右一対のファスニングテープを備えたテープ止めタイプの吸収性物品において、ファスニングテープの取り外しが容易である吸収性物品を提供することができる。【解決手段】 後身頃の幅方向両側縁部に配置された少なくとも一対のサイドフラップと、各サイドフラップの側縁部から延在し、締結手段を有するファスニングテープと、前身頃のバックシート表面に設けられたターゲットテープと、を備え、各サイドフラップは、ファスニングテープとの境界近傍に、ターゲットテープから剥がされるときに指が掛けられる指掛け部を有する吸収性物品。【選択図】 図1

Description

本発明は、吸収性物品、特にテープ止めタイプの吸収性物品に関する。
一般的に、大人用紙おむつ等の吸収性物品には、テープ止めタイプ、パンツタイプ、尿取りパッド等があり、対象者の排泄における介護の必要度に応じて、適宜選択されている。特に、テープ止めタイプの吸収性物品は、日常的に寝て過ごす時間が多く、また、自分ではトイレで排泄ができない、といった、主として重度介護用のための製品として使用されている。通常、テープ止めタイプの吸収性物品は、後身頃の左右両側縁部に、少なくとも一対のファスニングテープと、前身頃にこのファスニングテープを着脱自在に止着できるフロンタルパッチ等の締結手段とを有しており、着用者の腰周りでファスニングテープを締結手段に止着させて、着用者に装着させることとなる。
テープ止めタイプの吸収性物品では、それ自体を単独で使用する場合と、テープ止めタイプの吸収性物品の内側に尿取りパッドを入れて併用する場合があるが、後者の尿取りパッドとの併用が大部分である。これは、安価な尿取りパッドを排泄後に取り換えるだけで済み、経済的に使用できるからである。テープ止めタイプの吸収性物品と尿取りパッドとを併用した場合、尿取りパッドを取り換える際には、いったんファスニングテープを取り外し、吸収性物品を開いてからでなければならない。ファスニングテープを取り外すためには、ファスニングテープの先端部の摘み部分をつまんで、吸収性物品に対して垂直方向に持ち上げながら引っ張る必要がある。漏れないようにしっかりと止着されたファスニングテープに対するこれらの動作は、介護者にとっては作業負荷が高く、着脱が容易であるとはいえないものとなっている。したがって、テープ止めタイプの吸収性物品は、被介護者(着用者)にとっては、吸収性物品外への漏れを防止し、体型や体勢に応じてフィットし、快適に着用できること、また、介護者にとっては、上記の漏れ防止とともに、着脱が容易であることが望まれている。
ところで、成人用のテープ止めタイプの吸収性物品の場合、ファスニングテープは、着用者の体型に対応させるために、左右の両側縁部に2箇所ずつ、合計4箇所(2対)設けるのが一般的となっている。これに伴い、その操作性やフィット性を向上させた吸収性物品が提案されている。例えば、特許文献1には、後身頃のサイドフラップの側縁部には少なくとも2個のファスニングテープが配置されており、ファスニングテープの各々には前身頃と後身頃を締結するための締結手段が形成されており、さらに、ファスニングテープの各々には締結手段を形成した面とは反対側の面に上記締結手段を着脱可能に固定するためのターゲットゾーンが形成されていることにより、各ファスニングテープが重ね張りできる使いすておむつが開示されている。
特許文献2には、後身頃又は前身頃のいずれか一方には、左右の側方部のそれぞれに、少なくとも左右一対のファスニングテープが取り付けられ、ファスニングテープを、後身頃又は前身頃の他方に止め付けることにより、着用者の身体に装着されるテープ型使い捨ておむつにおいて、ファスニングテープは、左右の側方部に接合された基端部と、おむつの幅方向外側に向かって、基端部から延出した延出部と、を有し、股下部側の下縁辺及び当該下縁辺とは反対側の上縁辺の少なくともいずれか一方には、基端部と延出部の境界を含む位置に、切欠き部が形成されているテープ型使い捨ておむつが開示されている。
特開2004−201894号公報 特開2014−104312号公報
しかし、このようなテープ止めタイプの吸収性物品は、ファスニングテープが一層しっかりと締結できるようになったため、ファスニングテープの取り外しに時間が掛かったり、力が必要だったりして、吸収性物品を外すことがかえって困難になっていた。
本発明は、後身頃の幅方向両側側縁部に、少なくとも左右一対のファスニングテープを備えたテープ止めタイプの吸収性物品において、ファスニングテープの取り外しが容易である吸収性物品を提供することを目的とする。
(1)本願発明に係る1つの態様は、吸収性物品であって、前身頃と、後身頃と、上記前身頃と上記後身頃の間に位置する股下部とに区分され、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、上記トップシートと上記バックシートとの間に配置された吸収体と、上記後身頃の幅方向両側縁部に配置された少なくとも一対のサイドフラップと、各サイドフラップの側縁部から延在し、上記前身頃と上記後身頃を締結する面ファスナーを構成する一方の部材で形成された締結手段を有するファスニングテープと、上記前身頃の上記バックシート表面に設けられ、上記面ファスナーを構成する他方の部材で形成されたターゲットテープと、を備え、各サイドフラップは、上記ファスニングテープとの境界近傍に、上記ターゲットテープから剥がされるときに指が掛けられる指掛け部を有することを特徴とする。
(2)上記(1)に記載の吸収性物品において、上記ファスニングテープが第1ファスニングテープと、上記第1ファスニングテープから上記股下部の側に離間して設けられた第2ファスニングテープとを含み、上記サイドフラップが、上記第1ファスニングテープ及び上記第2ファスニングテープの少なくとも1つに対応する位置に上記指掛け部を有してもよい。
(3)上記(1)または(2)に記載の吸収性物品において、上記指掛け部が上記締結手段の上記後身頃側の端部から幅方向に沿った直線の延長線の内側に有してもよい。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の吸収性物品において、上記指掛け部が幅方向に直線状のスリットであってもよい。
(5)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の吸収性物品において、上記指掛け部が幅方向に長い楕円状の穴であってもよい。
本発明は、後身頃の幅方向両側縁部に、少なくとも左右一対のファスニングテープを備えたテープ止めタイプの吸収性物品において、ファスニングテープの取り外しが容易である吸収性物品を提供することができるものである。
本発明の一実施形態に係る吸収性物品を示す展開図であり、トップシート側から見たものである。 図1のA−A線における断面図である。 本発明の一実施形態に係る吸収性物品の斜視図である。 指掛け部近傍の平面図である。 図5(a)は、本発明の一実施形態に係る吸収性物品を着用した説明図である。図5(b)は、指掛け部に指を掛けてファスニングテープを取り外す動作図である。
図1から図5を参照して、本発明の実施形態に係る吸収性物品について詳細に説明する。なお、実施形態の説明は、全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。本明細書の説明において、吸収性物品1の着用時とは、吸収性物品1の着用時及び着用後の少なくとも一方をいう。また、吸収性物品1の長手方向とは、吸収性物品1が着用されたときに、前身頃10Aと後身頃10Cを結ぶ、着用者の前後にわたる方向であり、図中、符号Yで示す方向である。吸収性物品の幅方向とは、長手方向に対して横又は直交する方向であり、図中、符号Xで示す方向である。さらに、肌当接面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、非肌当接面とは、バックシート等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。また、体液とは、尿、血液や軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。さらに、吸収性物品としては、幼児又は成人用を問わず、テープ止めタイプの使い捨ておむつ、テープ止めタイプの生理用品等であってもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る吸収性物品1を示す展開図であり、トップシート21側から見たものである。図2は、図1のA−A線における断面図である。図3は、本発明の一実施形態に係る吸収性物品1の斜視図である。図1及び図3に示すように、吸収性物品1は、着用時に着用者の腹部を覆う前身頃10A、着用者の背部を覆う後身頃10Cと、前身頃と後身頃の間に位置し、着用者の股下にあてがわれる股下部10Bとに区分される。
また、図1〜図3に示すように、吸収性物品1は、肌当接面側に配された液透過性のトップシート21、トップシート21に対向して配置された液不透過性のバックシート23、トップシート21とバックシート23との間に配置され、体液を吸収する吸収体22を備えた構成となっている。
トップシート21は、体液が吸収体22へと移動するような液透過性を備えた基材を用いればよく、例えば、サーマルボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、あるいは、これらを積層した複合シートといった材料から形成される。また、トップシート21は、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工や穿孔加工を施すことが好ましい。その加工方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。また、肌への刺激を低減させるために、トップシート21に、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させることも好ましい。さらに、強度および加工性の点から、トップシート21の坪量は、14g/m以上40g/m以下であることが好ましい。トップシート21の形状としては、特に制限はないが、体液を漏れがないように吸収体22へと誘導するため、吸収体22を覆う形状であればよい。
吸収体22は、体液を吸収、保持するものであり、例えば、フラップパルプや高吸収性樹脂(Super Absorbent Polymer;SAP)を含有している。吸収体22の基材は、一般に生理用ナプキンやおむつ、尿パッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュ、吸収紙、親水性不織布といった材料から形成される。この中で、吸収性の観点から、フラッフパルプが好ましい。かかるフラッフパルプとしては、木材パルプ及び合成繊維、ポリマー繊維等や非木材パルプを綿状に解繊したものをあげることができるまた、吸収性能および肌触りを損なわないよう、吸収体22の基材の坪量を100g/m以上800g/m以下とすることが好ましい。
吸収体22のSAPは、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム系、ポリアスパラギン酸塩系、(デンプン−アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、といった材料から形成される。この中で、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸ナトリウム系が好ましい。また、吸収性能および肌触りを損なわないよう、吸収体22のSAPは、50g/m以上500g/m以下の坪量とすることが好ましい。
吸収体22は、基材とSAPを含有するものが好ましく、その構成は、基材中にSAP粒子を混合して形成したもの、あるいは、基材間にSAP粒子を固着したSAPシートが好ましい。また、SAP粒子の漏洩防止や吸収体22の形状を安定させるために、吸収体22をキャリアシートに包むことが好ましい。キャリアシートの基材としては、親水性を有するものであればよく、ティシュ、吸収紙、エアレイド不織布等の親水性不織布をあげることができる。キャリアシートを複数備える場合は、キャリアシートの基材は同一のものであっても異なるものであってもよい。
吸収体22の形状としては、特に制限はなく、例えば、矩形状、砂時計状、I字状等をあげることができる。また、吸収体22は、2層以上を重ねたものでもよい。
バックシート23は、吸収体22が保持している体液が下着に漏れないような液不透過性を備えた基材を用いればよく、不織布、樹脂フィルム、あるいはこれらを積層した複合シートといった材料から形成される。かかる不織布は、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンドやメルトブロー不織布、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブローン/スパンボンドを積層した複合不織布及びこれらの複合材料があげられる。また、かかる樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等があげられる。
強度および加工性の点から、バックシート23の坪量は、10g/m以上40g/m以下であることが好ましい。また、装着時の蒸れを防止するため、バックシート23は、通気性を持たせることが好ましい。通気性を備えさせるために、例えば、基材の樹脂フィルムにフィラーを配合することや、バックシート23にエンボス加工を施すことがあげられる。フィラーとしては、炭酸カルシウムをあげることができ、その加工方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。
また、液拡散性シート31をトップシート21の非肌当接面側に設けてもよい。体液は、まずトップシート21を通って、吸収体22へ順次拡散、吸収する。吸収後、すばやく前後左右に拡散していくのが好ましいため、トップシート21の下に液拡散性シート31を設けて拡散を促し、体液を広く吸収体22に移動させて効率よく吸収させることができる。
液拡散性シート31は、0.1mm以上の厚さ及び18g/m以上の目付けを有する親水性不織布であり、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルなどの合成繊維系からなるエアースルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布が使用できる。特に、液戻りの防止に優れるエアースルー不織布が好適である。
さらに、図1及び図2に示すように、吸収性物品1は、着用者のフィット性を向上させるために、立体ギャザー用弾性部材32aを有する立体ギャザー、レッグギャザー用弾性部材32bを有するレッグギャザー、ウエストギャザー用弾性部材32cを有するウエストギャザーを備えてもよい。レッグギャザー、ウエストギャザーを有することにより、吸収性物品1の脚部開口部、胴部に伸縮性を持たせて、着用時のフィット感を高めて体液が外部に漏れ出ることを防止し、立体ギャザーにより横漏れを防止する。
吸収性物品1の後身頃10Cの幅方向両側縁部には、少なくとも一対のサイドフラップ24が配置されている。そして、各サイドフラップ24の側縁部からは、ファスニングテープ25が延在している。ファスニングテープ25は、前身頃10Aと後身頃10Cを締結する面ファスナーを構成する一方の部材で形成された締結手段30を有している。一方、前身頃10Aのバックシート23表面には、面ファスナーを構成する他方の部材で形成されたターゲットテープ26が設けられている。ここで、面ファスナーを構成する部材とは、フック状に起毛されたフック部材と、ループ状に密集して起毛されたループ部材で構成されるものである。吸収性物品1を着用する場合は、後身頃10Cを着用者の背部にあてた状態で、前身頃10Aを着用者の腹部側に持っていき、ファスニングテープ25をターゲットテープ26に締結することで装着することができる。
サイドフラップ24の基材としては、ポリエチレン、ポリオレフィン、ポリスチレン等の樹脂フィルムや不織布をあげることができる。これらの基材を単独で、あるいは複数組み合わせて形成しても良い。締結手段30に使用する面ファスナーを構成する一方の部材としては、フック部材が好ましい。
図4は、吸収性物品1に備えた指掛け部27近傍の平面図である。図1〜図4に示すように、各サイドフラップ24には、ファスニングテープ25との境界近傍に、ターゲットテープ26から剥がされるときに指が掛けられる指掛け部27をさらに有している。
図5(a)は、本発明の一実施形態に係る吸収性物品1を着用した説明図である。また、図5(b)は、指掛け部27に指を掛けてファスニングテープ25を取り外す動作図である。図5(a)及び図5(b)に示すように、指掛け部27は、着用者41から吸収性物品1を取り外す際に、指掛け部27から指を差し込み、ファスニングテープ25の裏側に指を掛け、吸収性物品1に対して垂直方向にファスニングテープ25を持ち上げて、サイドフラップ24をターゲットテープ26から引き剥がすものである。
指掛け部27の形状は、指を差し込んでファスニングテープ25の裏側に指を掛けファスニングテープ25を引っ張ることができる程度の大きさであれば、特に限定はなく、例えば、直線状、Z字状、十字状等のスリット、多角形状、星形多角形状、円形状、楕円形状等の穴があげられる。指掛け部27の形状が十字状のスリットであると、どの方向からも指を差し込むことができ、吸収性物品1を取り外そうとする介護者と着用者41の位置を問わずにサイドフラップ24が外しやすくなる。また、幅方向に直線状のスリットあるいは幅方向に長い楕円状の穴であると、引っ張る力が分散してしまうことを抑制し、サイドフラップ24が外しやすくなる。
また、ファスニングテープ25は、第1ファスニングテープ25aと、第1ファスニングテープ25aから股下部10Bの側に離間して設けられた第2ファスニングテープ25bとを含むことで、着用者が成人であっても着用者の体型に対応させることができる。各サイドフラップ24の側縁部に対して、ファスニングテープ25が第1ファスニングテープ25aと、第2ファスニングテープ25bの2対、合計4箇所ある場合、指掛け部27を第1ファスニングテープ25a及び第2ファスニングテープ25bの少なくとも1つに対応する位置に有していてもよい。例えば、第1ファスニングテープ25aに対応する位置に形成した第1指掛け部27aを利用して、ファスニングテープ25を取り外す場合、まず、第1指掛け部27aに指を差し込み、ファスニングテープ25の裏側に指を掛ける。次に、吸収性物品1に対して、垂直方向に持ち上げると同時に、股下部10B側に引っ張ることで、片側2箇所のファスニングテープ25を一気に取り外すことができる。他方、第2ファスニングテープ25bに対応する位置に形成した第2指掛け部27bを利用して、ファスニングテープ25を取り外す場合、まず、第2指掛け部27bに指を差し込み、ファスニングテープ25の裏側に指を掛ける。次に、吸収性物品1に対して、垂直方向に持ち上げると同時に、後身頃10C側に引っ張ることで、片側2箇所のファスニングテープ25を一気に取り外すことができる。
指掛け部27の長手方向の位置は、図4に示すように、締結手段30の後身頃10C側の端部から幅方向に沿った直線の延長線L(図4の一点長鎖線)の内側に有していてもよい。この範囲に指掛け部27が位置することで、締結手段30に対して力を掛け易くなり、簡単にファスニングテープ25をターゲットテープ26から引き剥がすことができる。
できる。
吸収性物品1の製造方法としては、特に限定はなく、従来公知の方法を採用することができ、例えば、トップシート21とバックシート23との間に吸収体22を挟持し、さらに、サイドフラップ24とファスニングテープ及びターゲットテープ26、加えて適宜液拡散性シート31や立体ギャザーを配置した後、トップシート21とバックシート23とを一部あるいは全周にわたってホットメルト接着剤やヒートエンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等を用いて固定することで、製造することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記の実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 吸収性物品
10A 前身頃
10B 股下部
10C 後身頃
21 トップシート
22 吸収体
23 バックシート
24 サイドフラップ
25 ファスニングテープ
25a 第1ファスニングテープ
25b 第2ファスニングテープ
27 指掛け部
27a 第1指掛け部
27b 第2指掛け部
30 締結手段
L 延長線

Claims (5)

  1. 吸収性物品であって、
    前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃の間に位置する股下部とに区分され、
    液透過性のトップシートと、
    液不透過性のバックシートと、
    前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体と、
    前記後身頃の幅方向両側縁部に配置された少なくとも一対のサイドフラップと、
    各サイドフラップの側縁部から延在し、前記前身頃と前記後身頃を締結する面ファスナーを構成する一方の部材で形成された締結手段を有するファスニングテープと、
    前記前身頃の前記バックシート表面に設けられ、前記面ファスナーを構成する他方の部材で形成されたターゲットテープと、を備え、
    各サイドフラップは、前記ファスニングテープとの境界近傍に、前記ターゲットテープから剥がされるときに指が掛けられる指掛け部を有することを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記ファスニングテープが第1ファスニングテープと、前記第1ファスニングテープから前記股下部の側に離間して設けられた第2ファスニングテープとを含み、
    前記サイドフラップが、前記第1ファスニングテープ及び前記第2ファスニングテープの少なくとも1つに対応する位置に前記指掛け部を有することを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記指掛け部が前記締結手段の前記後身頃側の端部から幅方向に沿った直線の延長線の内側に有することを特徴とする請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記指掛け部が幅方向に直線状のスリットであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記指掛け部が幅方向に長い楕円状の穴であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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