JP2017011401A - 撮像制御装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

撮像制御装置、その制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮影後の画像に対する撮影者の要望を反映させた画像を取得できるようにすることを目的とする。【解決手段】本発明の撮像制御装置は、撮影者の操作に応じて撮像手段に対して画像の撮影を指示する指示手段と、前記指示手段による指示に応じて前記撮像手段により撮影された画像を表示する第1の表示処理手段と、前記第1の表示処理手段により表示された画像に対して撮影者により入力された位置情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された位置情報に基づく選択肢を表示する第2の表示処理手段と、前記第2の表示処理手段により表示された選択肢のうち撮影者により選択された選択肢に基づいて次回の撮影のための支援を行う支援手段と、を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、撮像制御装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体に関するものである。
デジタルカメラ等の撮像制御装置のなかには、撮影者に操作方法や機能の説明、撮影のアドバイスあるいはヘルプでの検索等ができるものが知られている。しかしながら、これらの撮像制御装置はある程度カメラの機能や用語を理解している撮影者が使用することを前提としており、初心者が使用するには不向きであった。すなわち、初心者は、撮影した画像に不満がある場合、所望した仕上がりと異なることは分かるが、どのようにカメラの設定を変更すればよいのかが分からないという問題がある。
特許文献1には、失敗カメラ制御情報と関連させて撮影をうまくいくように改善する方法を示す救済情報を記憶した救済情報データベースから、検索された失敗カメラ制御情報に関連する救済情報を選択して提供する撮影補助方法が開示されている。
特許文献2には、複数のサンプル画像から選択されたサンプル画像に対応付けられた撮影条件を設定する電子カメラが開示されている。
特許文献3には、ライブビュー画像のうち画質処理を行いたいと所望する範囲をタッチすることで、画像データに対して施される画質処理が表示され、選択された画質処理を設定できる撮像装置が開示されている。
特開2004−128701号公報 特開2002−152586号公報 特開2013−17218号公報
しかしながら、特許文献1の撮影補助方法では、ユーザ別に失敗カメラ制御情報と救済情報とを関連付けておき、ユーザが過去に撮影した画像が失敗であるか否かを判断しておく必要がある。したがって、特許文献1の撮影補助方法では、失敗した画像を蓄積するまで救済情報を得ることができない。
また、特許文献2の電子カメラでは、所望のサンプル画像に到達するのに時間がかかったり、撮影状況に対応したサンプル画像がなかったりする場合があり、撮影した画像の不満を解消できないことがある。
特許文献3の撮像装置では、ライブビュー画像に対してタッチするため、ライブビュー画像では撮影者の不満がなくても撮影時のラッシュ発光や画像処理等によって撮影後の画像が所望する仕上がりの画像にならない場合がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、撮影後の画像に対する撮影者の要望を反映させた画像を取得できるようにすることを目的とする。
本発明は、撮影者の操作に応じて撮像手段に対して画像の撮影を指示する指示手段と、前記指示手段による指示に応じて前記撮像手段により撮影された画像を表示する第1の表示処理手段と、前記第1の表示処理手段により表示された画像に対して撮影者により入力された位置情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された位置情報に基づく選択肢を表示する第2の表示処理手段と、前記第2の表示処理手段により表示された選択肢のうち撮影者により選択された選択肢に基づいて次回の撮影のためのパラメータの設定または撮影に関するパラメータのガイド表示の少なくとも一方を含む支援を行う支援手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、撮影後の画像に対する撮影者の要望を反映させた画像を取得することができる。
デジタルカメラの外観図である。 デジタルカメラのブロック図である。 座標系を説明するための図である。 第1の実施形態の撮像制御装置の処理を示すフローチャートである。 オートフォーカスおよび測光演算の処理を示すフローチャートである。 シャッター速度および絞り値のプログラム線を示す図である。 表示部に表示される一例を示す図である。 撮像制御装置の処理を示すフローチャートである。 タッチ位置と撮影者の要望との関係を示す図である。 第1の実施形態の撮像制御装置の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態の撮像制御装置の処理を示すフローチャートである。 表示部に表示される一例を示す図である。 第2の実施形態の撮像制御装置の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付の図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)、(b)は、撮像制御装置の一例としてデジタルカメラ100の外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。
デジタルカメラ100は、上面にシャッターボタン101、メイン電子ダイヤル102、モード切替スイッチ103、フラッシュ104等を備えている。シャッターボタン101は、撮影の準備を指示したり、撮影を指示したりするためのボタンである。シャッターボタン101は、指示手段の一例に対応する。メイン電子ダイヤル102は、シャッター速度や絞り等の設定値を変更するための回転式のダイヤルである。モード切替スイッチ103は、各種モードを切替えるための回転式のスイッチある。モード切替スイッチ103により静止画撮影モード、動画撮影モード等に切替えられる。フラッシュ104は、デジタルカメラ100に内蔵された閃光装置である。
また、デジタルカメラ100は、背面に表示部105、電源スイッチ106、サブ電子ダイヤル107、十字キー108、SETボタン109、LVボタン110、拡大ボタン111、再生ボタン112、MENUボタン113、接眼ファインダ114等を備える。表示部105は、画像や各種情報を表示する。電源スイッチ106は、デジタルカメラ100の電源のオンおよびオフを切替えるスイッチである。サブ電子ダイヤル107は、選択枠の移動や画像送り等を行うための回転式のダイヤルである。十字キー108は、上下左右にそれぞれ押下可能なキーであり、押下した位置に応じた操作が可能である。SETボタン109は、主に選択項目を決定するときに押下されるボタンである。LVボタン110は、静止画撮影モードにおいてライブビュー表示のオンとオフとを切替えるためのボタンである。また、動画撮影モードにおいては、動画撮影(記録)の開始および停止を指示するときに用いられる。拡大ボタン111は、ライブビュー表示において拡大モードのオン、オフおよび拡大モード中の拡大率を変更するためのボタンである。また、再生モードにおいては、再生画像の拡大率を増加させるときに用いられる。再生ボタン112は、撮影モードと再生モードとを切替えるためのボタンである。撮影モード中に再生ボタン112が押下されることで、再生モードに切替えられ、表示部105に記録媒体に記録された画像のうち最新の画像が表示される。MENUボタン113は、撮影モードとメニューモードとを切替えるためのボタンである。接眼ファインダ114は、被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型のファインダである。
また、デジタルカメラ100の右側にはグリップ部115、蓋部116等を備え、左側には端子カバー117等を備える。グリップ部115は、撮影者がデジタルカメラ100を構えたときに右手で握り易いように形成された保持部である。蓋部116は、記録媒体を格納するスロットを閉塞するための蓋である。端子カバー117は、外部機器の接続ケーブル等を接続するコネクタを保護するためのカバーである。
また、デジタルカメラ100の内部には、アクチュエータによってアップダウンされるクイックリターンミラー118が配置される。また、デジタルカメラ100には、着脱可能なレンズユニットと通信するための通信端子119を備える。
図2は、デジタルカメラ100の内部構成を示す図である。なお、図1と同一の構成は、同一符号を付してその説明を適宜、省略する。デジタルカメラ100は、着脱可能なレンズユニット201が装着される。
まず、レンズユニット201について説明する。
レンズユニット201は、絞り202、レンズ群203、絞り駆動回路204、AF(オートフォーカス)駆動回路205、レンズ制御部206、通信端子207等を有する。絞り202は、開口径が調整可能に構成される。レンズ群203は、複数枚のレンズから構成される。絞り駆動回路204は、絞り202の開口径を制御することで光量を調整する。AF駆動回路205は、レンズ群203を駆動させて焦点を合わせる。レンズ制御部206は、後述するシステム制御部の指示に基づいて、絞り駆動回路204、AF駆動回路205等を制御する。レンズ制御部206は、デジタルカメラ100との間で通信可能である。具体的には、レンズユニット201の通信端子207と、デジタルカメラ100の通信端子119とを介して通信される。
次に、デジタルカメラ100について説明する。
デジタルカメラ100は、クイックリターンミラー118、フォーカシングスクリーン208、ペンタプリズム209、AE(自動露出)センサ210、焦点検出部211、接眼ファインダ114、シャッター212、撮像部213、システム制御部214を有する。
クイックリターンミラー118(以下、ミラー118)は、露光、ライブビュー表示、動画撮影をする場合に、システム制御部214の指示に基づいてアクチュエータによりアップダウンされる。ミラー118は、レンズ群203から入射した光束を接眼ファインダ114側または撮像部213側に切替える。通常の場合には、ミラー118は光束を接眼ファインダ114側に導くように配置される。一方、撮影する場合やライブビュー表示する場合には、ミラー118は光束を撮像部213に導くように上方に跳ね上がり待避する(ミラーアップ)。また、ミラー118は、中央部が光の一部を透過するハーフミラーで構成され、光束の一部が焦点検出を行うための焦点検出部211に入射するように透過させる。AEセンサ210は、ミラー118によって接眼ファインダ114側に導かれた光束に基づいて被写体の輝度を測光する。焦点検出部211は、ミラー118により透過された光束に基づいてデフォーカス量を検出する。システム制御部214はデフォーカス量に基づいてレンズユニット201を制御し、位相差AFを行う。撮影者は、ペンタプリズム209と接眼ファインダ114を介して、フォーカシングスクリーン208を観察することで、レンズユニット201を通して得た被写体の光学像の焦点や構図を確認することができる。シャッター212は、システム制御部214の指示に基づいて撮像部213の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。撮像部213は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。撮像部213は、撮像手段の一例に対応する。
また、デジタルカメラ100は、A/D変換器215、メモリ制御部216、画像処理部217、メモリ218、D/A変換器219、表示部105を有する。
A/D変換器215は、撮像部213から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。画像処理部217は、A/D変換器215からのデータまたはメモリ制御部216からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部217では、撮影した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部214が露光制御、測距制御を行う。この処理により、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF処理、AE処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。更に、画像処理部217では、撮影した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器215からの画像データは、画像処理部217およびメモリ制御部216を介して、または、メモリ制御部216を介してメモリ218に直接書き込まれる。メモリ218は、撮像部213によって得られA/D変換器215によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部105に表示するための画像データを格納する。メモリ218は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ218は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器219は、メモリ218に格納されている表示用の画像データをアナログ信号に変換して表示部105に供給する。したがって、メモリ218に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器219を介して表示部105により表示される。表示部105は、LCD等の表示器上にD/A変換器219からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器215によって一度A/D変換されメモリ218に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器219においてアナログ変換し、表示部105に逐次転送して表示することでスルー表示(ライブビュー表示)でき、電子ビューファインダとして機能する。
また、デジタルカメラ100は、不揮発性メモリ220、システムメモリ221、システムタイマー222、フラッシュ制御回路223を有する。
不揮発性メモリ220は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ220には、システム制御部214の動作用の定数、プログラム等が記憶される。このプログラムは、後述する各フローチャートを実行するためのプログラムである。
なお、システム制御部214は、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部214が不揮発性メモリ220に記録されたプログラムを実行することで、後述する各処理を実現する。システムメモリ221は、例えばRAMが用いられる。システムメモリ221には、システム制御部214の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ220から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部214は、メモリ218、D/A変換器219、表示部105等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー222は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。フラッシュ制御回路223は、フラッシュ104のポップアップ、発光タイミング、発光量等の制御をする。
また、デジタルカメラ100は、モード切替スイッチ103、第1シャッタースイッチ224、第2シャッタースイッチ225、操作部226等のシステム制御部214に各種の動作指示を入力するための操作手段を有する。
モード切替スイッチ103は、動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モードに切替えることができる。システム制御部214は、モード切替スイッチ103により切替えられたモードを設定する。静止画撮影モードに含まれるモードには、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)がある。その他、静止画撮影モードに含まれるモードには、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ103により、静止画撮影モードに含まれる上述したモードの何れかに直接切替えることができる。また、モード切替スイッチ103で静止画撮影モードに一旦、切替えた後に、静止画撮影モードに含まれる上述したモードの何れかに他の操作部を用いて切替えてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ224は、シャッターボタン101の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でオンとなり、第1シャッタースイッチ信号SW1を発生させる。システム制御部214は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作を開始する。第1シャッタースイッチ224は、撮影の準備を指示する第1の指示手段の一例に対応する。
第2シャッタースイッチ225は、シャッターボタン101の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でオンとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生させる。システム制御部214は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部213からの信号読み出しから記録媒体228に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。第2シャッタースイッチ225は、撮影を指示する第2の指示手段の一例に対応する。
操作部226は、撮影者の操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部226は、表示部105に表示される種々の機能アイコンを選択操作すること等により、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、MENUボタン113が押下されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部105に表示される。撮影者は表示部105に表示されたメニュー画面と、十字キー108およびSETボタン109とを用いて直感的に各種設定を行うことができる。操作部226には、例えば、シャッターボタン101、メイン電子ダイヤル102、電源スイッチ106、サブ電子ダイヤル107、十字キー108、SETボタン109、LVボタン110、拡大ボタン111、再生ボタン112等も含まれる。
なお、操作部226の一つとして、表示部105に対する接触を検知可能なタッチパネル227を有する。タッチパネル227と表示部105とは一体的に構成することができる。例えば、光の透過率が表示部105の表示を妨げないように、タッチパネル227を表示部105の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネル227における入力座標と、表示部105上の表示座標とを対応付けることで、あたかも撮影者が表示部105上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。タッチパネル227には、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等の様々な方式のうち何れかの方式を用いることができる。
システム制御部214はタッチパネル227への以下の操作を検出できる。タッチパネル227を指やペンで触れたこと(以下、タッチダウンと称する)。タッチパネル227を指やペンで触れている状態であること(以下、タッチオンと称する)。タッチパネル227を指やペンで触れたまま移動していること(以下、タッチムーブと称する)。タッチパネル227へ触れていた指やペンを離したこと(以下、タッチアップと称する)。タッチパネル227に何も触れていない状態(以下、タッチオフと称する)。これらの操作や、タッチパネル227上に指やペンが触れている座標位置は内部バスを通じてシステム制御部214に通知され、システム制御部214は通知された情報に基づいてタッチパネル227上にどのような操作が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル227上で移動する指やペンの移動方向についても、座標位置の変化に基づいて、タッチパネル227上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。またタッチパネル227上をタッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル227上に指を触れたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル227上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる。また、所定距離以上を、所定速度未満でタッチムーブしたことが検出された場合はドラッグが行なわれたと判定するものとする。
また、デジタルカメラ100は、電源制御部229、電源部230、記録媒体I/F231等を有する。
電源制御部229は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部229は、その検出結果およびシステム制御部214の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体228を含む各部へ供給する。電源部230は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F231は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体228とのインターフェースである。記録媒体228は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
次に、デジタルカメラ100の処理を説明する前に座標系について説明する。
ここでは、フォーカシングスクリーン208、表示部105、撮像部213および生成される画像のアスペクトは、135フィルムと同じ3:2の画角であるために全て同じ座標系で正規化して表現する。図3では、横軸x、縦軸y、座標(x、y)とし、中心を原点(0、0)としている。ここで、座標は横軸−1.5〜+1.5、縦軸−1〜+1と表すことができる。例えば、撮像される範囲(画像上)の右上隅の座標は(1.5、1.0)、右下隅は(1.5、−1.0)と表すことができる。
図3に示すように、焦点を合わせる位置(焦点調節位置)を示す測距点がAFP1〜AFP9のように9点配置されている場合、例えば、AFP1は(−0.6、0.5)、AFP5は(0、0)、AFP9は(0.6、−0.5)と表すことができる。
また、写真表現として主被写体は黄金分割枠内(黄金比で分割した枠内)に配置することが好ましいとする構図法が知られている。ここで、図3に示すように、黄金分割枠をG−AREAとすると、例えば、G−AREAの範囲のうち右上の座標は(0.9、0.6)、左下の座標は(−0.9、−0.6)と表すことができる。
また、図3に示すように、CIRCLEは原点を中心として一部が画角(撮像される範囲)をはみ出す円である。ここでは、例えば、半径が1.6の円を表している。
なお、以下に示す変数のうちPOSを含む変数は、x座標、y座標の2つの要素からなる座標位置を示している。
図4は、デジタルカメラ100の処理を示すフローチャートである。図4のフローチャートにおける各処理は、システム制御部214が不揮発性メモリ220に格納されたプログラムをシステムメモリ221に展開して実行することにより実現される。図4のフローチャートは、電源スイッチ106がオンされることで電源制御部229が起動し、システム制御部214に給電されることで開始される。
S401では、システム制御部214は撮影に関する各種パラメータを初期化する。具体的には、システム制御部214はシステムメモリ221に記憶されている、変数AFP、変数PROG、変数EXPADJ、変数FLS、変数PARAM、変数WB、変数WBADJ、変数VIGADJを初期化する。
ここで、変数AFPはオートフォーカスの測距点番号を記憶する変数である。初期値は0であり、自動選択を示すAutoが格納される。例えば、変数APFに1が格納された場合には測距点のAPF1を表す。
変数PROGは、自動露出でのシャッター速度および絞り値を演算するためのプログラム(プログラム線図)の種類を記憶する変数である。初期値は「標準」が格納される。
変数EXPADJは、露出補正量を記憶する変数である。初期値は0が格納される。
変数FLSは、内蔵フラッシュの制御を記憶する変数である。自動発光のときにはAuto、発光禁止のときにはOFFが格納される。初期値はAutoが格納される。
変数PARAMは、現像パラメータの種類を記憶する変数である。初期値はAutoが格納される。
変数WBは、ホワイトバランスの種類を記憶する変数である。初期値はAutoが格納される。
変数WBADJは、ホワイトバランス補正量を記憶する変数である。初期値は0が格納される。
変数VIGADJは、周辺光量補正の有無を記憶する変数である。初期値はOFFが格納される。
S402では、システム制御部214はタイマーをクリアにする。具体的には、システム制御部214はシステムタイマー222をリセットする。
S403では、システム制御部214は第1シャッタースイッチ信号SW1が発生したか否か、すなわち第1シャッタースイッチ224が操作(シャッターボタン101が半押し)されたか否かを判定する。第1シャッタースイッチ信号SW1が発生した場合にはS404に進み、発生していない場合にはS410に進む。
S404では、システム制御部214はオートフォーカスの処理を実行する。ここで、オートフォーカスの処理について図5(a)のフローチャートを参照して説明する。図5の各フローチャートにおける各処理は、システム制御部214が不揮発性メモリ220に格納されたプログラムをシステムメモリ221に展開して実行することにより実現される。
S501では、システム制御部214は測距点に自動選択が設定されているかを判定する。具体的には、システム制御部214は変数AFPが0、すなわちAutoが格納されているか否かを判定する。自動選択である場合にはS502に進み、自動選択ではない場合にはS504に進む。ここではS401において変数AFPにAutoが格納されているのでS502に進む。
S502では、システム制御部214は測距点を選択してオートフォーカスを実行する。具体的には、システム制御部214は焦点検出部211を介して9点の測距点の全てで測距し、最も信頼度の高い測距点を選択してデフォーカス量を検出する。システム制御部214はレンズ制御部206を介してレンズ群203を駆動するように指示することで、レンズ群203を合焦位置まで移動する。
S503では、システム制御部214は合焦した測距点の位置(合焦位置)を記憶する。具体的には、システム制御部214はシステムメモリ221に記憶される変数JFPOSに合焦した測距点の座標を格納する。
一方、S501からS504に進んだ場合、システム制御部214は設定されている測距点でオートフォーカスを実行する。具体的には、システム制御部214は変数AFPに格納された測距点を読み出し、読み出した測距点で測距し、システム制御部214はレンズ制御部206を介してレンズ群203を駆動するように指示することで、レンズ群203を合焦位置まで移動する。
S505では、システム制御部214はシステムメモリ221に記憶される変数JFPOSに合焦した測距点の座標を格納する。
その後、図4のフローチャートに戻り、S405に進む。
S405では、システム制御部214は測光演算を実行する。ここで、測光演算について図5(b)のフローチャートを参照して説明する。
S506では、システム制御部214は被写体の明るさを測光する。具体的には、システム制御部214はAEセンサ210を介して被写体の明るさを測光し、測光結果をシステムメモリ221に記憶される変数Bvに格納する。
S507では、システム制御部214は露出値を算出する。具体的には、システム制御部214は露出値EvをEv=Bv+Sv−EXPADJの式を用いて算出する。SvはいわゆるISO感度である。ここで、Bv+Svによって適正露光の露出値が得られ、露出補正量の変数EXPADJで減算することで明るさが補正される。なお、S401では変数EXPADJに0が格納されている。
S508では、システム制御部214は変数PROGに「標準」が格納されているか否かを判定する。「標準」が格納されている場合にはS509に進み、「標準」が格納されていない場合にはS510に進む。
S509では、システム制御部214は標準プログラムに基づいてシャッター速度と絞り値とを演算する。図6は、シャッター速度および絞り値を算出するための、標準プログラム線601、絞り値F1.8優先プログラム線602、絞り値F16優先プログラム線603を示す図である。標準プログラム線601は、シャッター速度1/8、絞り値F1.4から45度で立ち上がっている。システム制御部214はS507で算出した露出値Evから標準プログラム線601に従ってシャッター速度Tvと絞り値Avとを演算する。
S510では、システム制御部214は変数PROGにF1.8が格納されているか否かを判定する。F1.8が格納されている場合にはS511に進み、F1.8が格納されていない場合にはS512に進む。
S511では、システム制御部214はS507で算出した露出値Evから図6の絞り値F1.8優先プログラム線602に従ってシャッター速度と絞り値とを演算する。
S512では、システム制御部214はS507で算出した露出値Evから図6の絞り値F16優先プログラム線603に従ってシャッター速度と絞り値とを演算する。
このように、システム制御部214は被写体の明るさを測光して、シャッター速度と絞り値とを演算する。
その後、図4のフローチャートに戻り、S406に進む。
S406では、システム制御部214はフラッシュの設定および露出値が所定の条件であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数FLSにAutoが格納され、かつ、露出値Evが所定値よりも小さいか否かを判定する。ここで、所定値とは例えばEv3である。露出値Evが所定値よりも小さい場合とは被写体が暗い場合を想定している。この条件を満たす場合にはS407に進み、この条件を満たさない場合にはS408に進む。なお、所定の条件は、この場合に限られず、変数FLSにAutoが格納され、かつ、逆光である場合や逆光により被写体が影になるのを防止するためのフラッシュ発光を行う、いわゆるフィルインフラッシュが設定されている場合にS407に進むようにしてもよい。
S407では、システム制御部214はフラッシュ制御回路223を介してフラッシュ104をポップアップさせる。
S408では、システム制御部214はタイマーをクリアにする。具体的には、システム制御部214はシステムタイマー222をリセットする。
S409では、システム制御部214は第2シャッタースイッチ信号SW2が発生したか否か、すなわち第2シャッタースイッチ225が操作(シャッターボタン101が全押し)されたか否かを判定する。第2シャッタースイッチ信号SW2が発生していない場合にはS403に戻る。
したがって、シャッターボタン101を半押しされている間、システム制御部214はオートフォーカスおよび測光演算を繰り返し行う。一方、S403においてシャッターボタン101から指を離して半押しを解除することで、システム制御部214は第1シャッタースイッチ信号SW1が発生していないと判定し、S410に進む。
S410では、システム制御部214はシステムタイマー222がタイマーをクリアしてから所定の時間が経過したか否かを判定する。ここで、所定の時間とは例えば6秒である。所定の時間が経過していない場合にはS411に進み、所定の時間が経過している場合にはフローチャートの処理を終了する。
S411では、システム制御部214は測光演算を実行する。この処理は、S405と同様の処理であり、その説明を省略する。
このように、シャッターボタン101から指を離すことで、S410、S411、S409を繰り返し実行し、測光演算のみを行う。その後、システム制御部214はシステムタイマー222により所定の時間が経過することでフローチャートの処理を終了する。
一方、S409において、第2シャッタースイッチ信号SW2が発生した場合、すなわち第2シャッタースイッチ225が操作(シャッターボタン101が全押し)された場合には、S413に進む。
S413では、システム制御部214はアクチュエータを介してミラー118を上方に跳ね上げると共に、レンズ制御部206および絞り駆動回路204を介して絞り202をS405で演算した絞り値Avにする。
S414では、システム制御部214はフラッシュ104がポップアップされているか否かを判定する。ポップアップされている場合にはS415に進み、ポップアップされていない場合にはS417に進む。
S415では、システム制御部214はフラッシュの設定および露出値が所定の条件であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は、変数FLSにAutoが格納され、かつ、露出値Evが所定値よりも小さいか否かを判定する。この処理は、S406と同一の処理である。この条件を満たす場合にはS416に進み、この条件を満たさない場合にはS417に進む。
S416では、システム制御部214はフラッシュ制御回路223に発光を準備させる。具体的には、システム制御部214は発光済み判定フラグFLSEMにYESを格納する。ここでは、フラッシュ104がポップアップされ、かつ最後に測光した露出値Evが所定値よりも小さく被写体が暗いと判定した場合にのみステップ416に進む。すなわち、ポップアップした時点では被写体が暗いと判定しても、被写体の条件が変化して明るくなる場合がある。この場合にはフラッシュ104を発光させる必要がないため、再度、条件を満たすか否かを判定する。
S417では、システム制御部214はフラッシュ制御回路223にフラッシュ104が発光しないように設定する。具体的には、システム制御部214は発光済み判定フラグFLSEMITにNOを格納する。
S418では、システム制御部214は撮像部213への露光および撮像部213からの読み出しを開始する。具体的には、システム制御部214は撮像部213に電荷を蓄積させるように指示した後、シャッター212の先幕を走行させる。S416においてフラッシュ制御回路223に発光を準備させた場合、システム制御部214は先幕の走行が終了したときにフラッシュ制御回路223を介してフラッシュ発光を開始する。S405で演算したシャッター速度での時間だけ露光すると、システム制御部214はシャッター212の後幕を走行させ、撮像部213を遮光して露光を終了する。システム制御部214は露光が終了すると、A/D変換器215を駆動させて撮像部213に蓄積された画像信号を読み出しデジタル信号に変換して、メモリ制御部216にRAW画像として格納する。
S419では、システム制御部214はミラー118をダウンさせると共に、絞り202を開放する。具体的には、システム制御部214はレンズ制御部206に絞り202の開放を指示することにより、絞り駆動回路204が絞り202を開放状態に駆動する。
S420では、システム制御部214は現像する。具体的には、システム制御部214はメモリ制御部216に格納されたRAW画像を読み出し、画像処理部217を介して色補間処理、ホワイトバランス処理、色補正等の画像処理を行う。このとき、画像処理部217は、現像パラメータの種類を選択させる変数PARAM、ホワイトバランスの種類の変数WB、および、ホワイトバランス補正量の変数WBADJを用いて画像処理を行う。なお、S401では、変数PARAMおよび変数WBにAuto、変数WBADJに0が格納されているため、画像処理部217は標準の色補正処理、オートホワイトバランスおよびホワイトバランスの補正なしで画像処理を行う。
S421では、システム制御部214は周辺光量を補正するか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数VIGADJにONが格納されているか否かを判定する。ONが格納されている場合にはS422に進み、OFFが格納されている場合にはS423に進む。なお、S401では、変数VIGADJにOFFが格納されているためにS423に進む。
S422では、システム制御部214は画像処理部217を介して周辺光量を補正する。具体的には、システム制御部214は予め算出したレンズ群203の周辺減光量に基づいて画像データの周辺の輝度を上げることで周辺光量落ちを補正する。
S423では、システム制御部214は画像処理された画像データを保存する。具体的には、システム制御部214は画像データを例えばJPEG形式で圧縮し、圧縮した画像データを記録媒体228に格納する。
S424では、システム制御部214は画像処理部217を介して画像データから顔検出を行う。具体的には、システム制御部214は対象とする画像データを画像処理部217に送信する。画像処理部217は画像データに水平方向バンドパスフィルタおよび垂直方向バンドパスフィルタを作用させ、画像データからエッジ成分を検出する。システム制御部214は検出されたエッジ成分に関してパターンマッチングを行い、目および鼻、口、耳の候補群を抽出する。システム制御部214は抽出した目の候補群の中から、予め設定された条件(例えば2つの目の距離、傾き等)を満たすものを、目の対と判断し、目の対があるもののみ目の候補群として絞り込む。システム制御部214は絞り込んだ目の候補群とそれに対応する顔を形成する他のパーツ(鼻、口、耳)を対応付け、また、予め設定した非顔条件フィルタを通すことで、顔を検出する。システム制御部214は顔の検出結果に応じて顔情報を出力し、処理を終了する。このとき、システム制御部214は、顔の数等の特徴量をシステムメモリ221に記憶すると共に、顔画像の位置を変数FPOSに格納する。
以上のように、画像データを画像解析することで、画像データの特徴量を抽出して被写体情報を検出することができる。ここでは、被写体情報として顔情報を例に説明したが、被写体情報には他にも赤目判定や目の検出、目つむり検出、笑顔検出等の情報がある。
S425では、システム制御部214は画像解析を行う。具体的には、システム制御部214は画像処理した画像データを解析して、どのようなシーンで撮影されたかを判定し、判定したシーンを変数SCNに格納する。例えば、システム制御部214が夕焼けのシーンであると判定した場合、夕焼けのシーンである旨のシーン情報を変数SCNに格納する。
S426では、システム制御部214はクイックレビュー表示を行う。具体的には、図7(a)に示すように、システム制御部214は保存した画像データと、ヘルプアイコン701とを表示する。ここで、ヘルプアイコン701は、撮影者がデジタルカメラ100に対して使用方法等で救済を求める場合に選択するアイコンである。
S427では、システム制御部214はタイマーをクリアにする。具体的には、システム制御部214はシステムタイマー222をリセットする。
S428では、システム制御部214はヘルプアイコン701が選択されたか否か、すなわちヘルプアイコン701がタッチされたか否かを判定する。タッチされていない場合にはS429に進む。
S429では、システム制御部214はシステムタイマー222がタイマーをクリアしてから所定の時間が経過したか否かを判定する。ここで、所定の時間とは例えば6秒である。所定の時間が経過していない場合にはS428に戻り、所定の時間が経過している場合にはS403に進む。したがって、ヘルプアイコン701がタッチされなければ所定の時間だけクイックレビュー表示をした後に、S403に戻る。
このようにして、自動選択でのオートフォーカス、標準プログラムでのシャッター速度および絞り値、自動でのフラッシュ発光で撮影され、標準の色補正処理、オートホワイトバランスの補正なしで画像処理された画像データが記録媒体228に保存される。ここで、クイックレビュー表示で画像を観察したときに、撮影者は所望した仕上がりと異なり不満を感じる場合がある。具体的な不満として、画像が暗い、自動選択で合焦された位置が所望の被写体ではない、フラッシュを発光すべきでなかった、ホワイトバランスが望んだ色になっていない、背景がはっきりしていない等が挙げられる。
このとき、上級者であればデジタルカメラ100の設定を操作し、露出補正をかけたり、1点のオートフォースに切替えたり、ホワイトバランスの種類を変更したり、絞り優先モードに切替えたりすることで、所望する仕上がりに近づけていくことができる。
一方、初心者は露出補正、ホワイトバランス等の用語を理解していない場合があり、どのように設定すれば良いかが分からず、仕上がりに不満があっても対処方法が分からずに撮影を終了してしまうことがある。
本実施形態では、撮影後の画像のうち不満である位置をタッチすることで容易に所望する仕上がりに近づけることができる。以下、その詳細について説明する。ここでは、図4のS428においてヘルプアイコン701がタッチされることで、図8のフローチャートのS801に進む。図8のフローチャートにおける各処理は、システム制御部214が不揮発性メモリ220に格納されたプログラムをシステムメモリ221に展開して実行することにより実現される。
S801では、システム制御部214は保存した画像データを表示部105に表示する。この処理は、第1の表示処理手段による処理の一例である。
S802では、システム制御部214は表示部105がタッチされたか否か、具体的には表示部105に表示された画像がタッチされたか否かを判定する。ここで、撮影者は表示された画像のうち不満がある位置をタッチする。表示部105に表示された画像がタッチされた場合にはS803に進み、タッチされない場合にはタッチされるまで待機する。
このとき、表示部105に表示される画像はライブビュー表示の画像ではなく既に保存された画像データである。例えば従来のようにライブビュー表示の画像をタッチする場合には撮影者は一方の手でデジタルカメラ100を所定のアングルに構えたまま他方の手でライブビュー画像をタッチする必要がある。一方、保存された画像データはライブビュー画像のように画像が変化することがないために撮影者はデジタルカメラ100をタッチしやすい状態で保持することができる。
S803では、システム制御部214はタッチパネル227を介してタッチ位置の座標を取得する。システム制御部214は取得したタッチ位置の座標を変数TPOSに格納する。この処理は、撮影者により入力された位置情報を取得する取得手段による処理の一例に対応する。
S804では、システム制御部214はタッチ位置が、検出された顔位置の近傍であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数TPOSと変数FPOSとの間の距離を算出し、算出した距離が所定の閾値以内(第1の閾値)である場合には、タッチ位置が顔位置の近傍であると判定することができる。なお、閾値は、検出された顔の大きさに応じた値を用いることができる。タッチ位置が顔位置の近傍である場合にはS805に進み、近傍ではない場合にはS823に進む。
S805では、システム制御部214はタッチ位置が合焦した測距点の近傍であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数TPOSと変数JFPOSとの間の距離を算出し、算出した距離が所定の閾値以内(第2の閾値)である場合にはタッチ位置が測距点の近傍であると判定することができる。タッチ位置が測距点の近傍である場合にはS806に進み、近傍ではない場合にはS820に進む。
ここで、S804およびS805では、図7(b)に示す女性の顔部分Aにタッチしたか否かを判定している。顔であれば主被写体である可能性が高く、また顔に合焦している場合には、撮影者は主被写体の写真的パラメータに不満があると判定できる。なお、図7(b)に示すA〜Fは、説明の便宜上で表示したものであって実際には表示されない。
S806では、システム制御部214は文字配列の変数COL(1)に「明るく・暗く」を格納する。
S807では、システム制御部214は文字配列の変数COL(2)に「色味」を格納する。
S808では、システム制御部214は文字配列の変数COL(3)に「肌を美しく」を格納する。
S806〜S808の処理は、タッチ位置に基づいて撮影者の要望を推定する推定手段による処理の一例に対応する。
S809では、システム制御部214は画像がフラッシュ発光されたものであるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は発光済み判定フラグFLSEMITがYESであるか否かを判定する。フラッシュ発光されていればS810に進み、フラッシュ発光されていなければS811に進む。
S810では、システム制御部214は文字配列の変数COL(3)に「フラッシュ禁止」を格納する。すなわち、システム制御部214は既に格納されている変数COL(3)の文字列を「フラッシュ禁止」に更新する。
S809〜S810の処理は、位置情報に加えて、撮影条件の一つであるフラッシュ発光の有無に基づいて撮影者の要望を推定する処理の一例である。
S811では、システム制御部214は表示部105に変数COL(1)〜(3)に格納された文字列を表示する。具体的には、図7(c)に示すように、システム制御部214は画像に重畳させてタッチ位置から吹き出し702を表示し、吹き出し702内に変数COL(1)〜(3)の文字列を表示する。この処理は、第2の表示処理手段により処理の一例に対応する。例えば、フラッシュ発光なしの画像において合焦している顔をタッチした場合には、「明るく・暗く/色味/肌を美しく」が表示され、フラッシュ発光した画像において合焦している顔をタッチした場合には「明るく・暗く/色味/フラッシュ禁止」が表示される。このとき、吹き出し702をタッチ位置とは異なる位置に表示することで、撮影者がタッチ位置の画像を確認できるようにしている。なお、システム制御部214は変数COL(1)〜(3)の文字列がそれぞれ表示部105の何れの位置に表示されているかを認識している。
S812では、システム制御部214は表示部105がタッチされたか否かを判定する。タッチされた場合にはS813に進み、タッチされない場合にはタッチされるまで待機する。
S813では、システム制御部214はタッチパネル227を介してタッチ位置の座標を取得する。
S814では、システム制御部214は変数COL(1)の文字列が表示されている領域がタッチされた否かを判定する。タッチされた場合にはS815に進み、タッチされていない場合にはS816に進む。
S815では、システム制御部214は変数DEMにCOL(1)の文字列を格納する。例えば、図7(c)の場合には、システム制御部214は変数DEMに「明るく・暗く」の文字列を格納する。その後、図10のフローチャートに進む。
S816では、システム制御部214は変数COL(2)の文字列が表示されている領域がタッチされた否かを判定する。タッチされた場合にはS817に進み、タッチされていない場合にはS818に進む。
S817では、システム制御部214は変数DEMにCOL(2)の文字列を格納する。例えば、図7(c)の場合には、システム制御部214は変数DEMに「色味」の文字列を格納する。その後、図10のフローチャートに進む。
S818では、システム制御部214は変数COL(3)の文字列が表示されている領域がタッチされた否かを判定する。タッチされた場合にはS819に進む。タッチされていない場合には吹き出し701以外がタッチされたのでS812に戻り、再度、タッチを待機する。
S819では、システム制御部214は変数DEMにCOL(3)の文字列を格納する。例えば、図7(c)の場合には、システム制御部214は変数DEMに「肌を美しく」の文字列を格納する。なお、変数COL(3)に「シャッター禁止」が格納されている場合には、システム制御部214は変数DEMに「シャッター禁止」の文字列を格納する。その後、図10のフローチャートに進む。
このように、フラッシュ発光せずに合焦している顔をタッチした場合には、主被写体の写真的パラメータに関する「明るく・暗く」、「色味」、「肌を美しく」の3つの要望(選択肢)が表示される。一方、フラッシュ発光した場合には撮影者の意図に反して発光することもあるため「肌を美しく」よりも要望の高い選択肢の「フラッシュ禁止」に変更して表示される。このように、フラッシュ発光の有無に応じて要望を取捨選択して表示することで、撮影者は最適な要望を選択することができる。
S805においてタッチ位置が合焦した測距点の近傍ではない場合にはS820に進む。ここでは、タッチ位置が顔位置の近傍であるが顔には合焦されていない場合であるために、撮影者はピントに不満があると判定できる。そのため、S820〜S822を経て、S811ではシステム制御部214が「ピントをここに/明るく・暗く/肌を美しく」の文字列を表示する。なお、S809、S810と同様にフラッシュ発光した場合は「フラッシュ禁止」が優先して表示される。
S804においてタッチ位置が顔近傍ではない場合にはS823に進む。
S823では、システム制御部214はタッチ位置が測距点の近傍であるか否かを判定する。この処理は、S805と同様に処理することができる。タッチ位置が測距点の近傍である場合、タッチ位置が顔以外の主被写体であると判定できる。例えば、図7(b)に示すヨットBに合焦していて、ヨットBがタッチされた場合が想定される。この場合には撮影者は主被写体の写真的パラメータに不満があると判定できる。そのため、S824〜S826を経て、S811ではシステム制御部214が「明るく・暗く/色味/ぼかす・くっきり」の文字列を表示する。なお、顔が検出されていないので、「肌を美しく」という要望はないため、次に要望の高い「ぼかす・くっきり」の文字列が変数COL(3)に格納される。また、フラッシュ発光した場合は「フラッシュ禁止」が優先して表示される。
S823においてタッチ位置が合焦した測距点の近傍ではない場合にはS827に進む。
S827では、システム制御部214はタッチ位置が黄金分割枠内であるか否かを判定する。ここで、黄金分割枠は、図3に示すG−AREAである。タッチ位置が黄金分割枠内の場合にはステップS828に進み、黄金分割枠内ではない場合にはS831に進む。例えば、図7(b)に示すヨットB以外に合焦していて、ヨットBがタッチされた場合が想定される。主被写体は黄金分割枠内に位置させる確率が高く、黄金分割枠内をタッチした場合とは撮影者は主被写体のピントに不満があると判定できる。そのため、S828〜S830を経て、S811ではシステム制御部214が「ピントをここに/明るく・暗く/色味」の文字列を表示する。なお、顔が検出されていないので、「肌を美しく」という要望はないため、次に要望の高い「色味」の文字列が変数COL(3)に格納される。また、フラッシュ発光した場合は「フラッシュ禁止」が優先して表示される。
S827においてタッチ位置が黄金分割枠外であった場合にはS831に進む。
S831では、システム制御部214はシーンが所定のシーンであるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214はシーンが夕焼けであるかを変数SCNに格納された画像情報としてのシーン情報に基づいて判定する。所定のシーンである場合にはS832に進み、所定のシーン以外の場合にはS835に進む。ここで、黄金分割枠外をタッチした場合は、背景がタッチされている可能性が高い。このとき、例えば、夕焼けのシーンでは、赤い夕日の色を際立たせたいという要望であると判定できる。そのため、S832〜S834を経て、S811ではシステム制御部214が「夕焼けの色を変える/明るく・暗く/色味」の文字列を表示する。また、フラッシュ発光した場合は「フラッシュ禁止」が優先して表示される。
S831においてシーンが夕焼けではない場合にはS835に進む。
S835では、システム制御部214はタッチ位置が画面の4隅(4頂点)の何れかから所定範囲内であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214はタッチ位置が図3に示すCIRCLEよりも外側であるか否かを判定することで、タッチ位置が4隅の何れかから所定範囲内であるかを判定することができる。すなわち、タッチ位置を示す変数TPOSの座標を(Xtp、Ytp)とすると、原点(0、0)からの距離が√(Xtp2+Ytp2)で算出される。この距離がCIRCLEの半径よりも大きい場合にタッチ位置が外側であると判定できる。例えば、図7(b)に示す隅部Cがタッチされた場合が想定される。この場合には、レンズの周辺光量落ち等の不満があると判定できる。そのため、S836〜S838を経て、S811ではシステム制御部214が「隅を明るく/明るく・暗く/色味」の文字列を表示する。なお、フラッシュ発光の有無による画面隅への影響は少ないため、S809の処理は省略される。
S835においてタッチ位置が4隅ではない場合にはS839に進む。
S839では、システム制御部214はタッチ位置が所定位置よりも上側であるか否かを判定する。具体的には、変数TPOSの座標を(Xtp、Ytp)とすると例えばYtpが0.6よりも大きいか否かを判定する。上側の場合にはS840に進み、上側ではない場合にはS844に進む。
S840では、システム制御部214はタッチ位置の周辺の画素を抽出し、画像情報としての赤緑青の割合情報に基づいて青の割合が多いか否かを判定する。青の割合が多い場合にはS841に進み、青の割合が多くない場合にはS844に進む。例えば、図7(b)に示す空部Dがタッチされた場合が想定される。この場合には、空の青色を変更したいという要望であると判定できる。そのため、S841〜S843を経て、S811ではシステム制御部214が「空を青く/明るく・暗く/色味」の文字列を表示する。なお、フラッシュ発光は空まで到達しないため、S809の処理は省略される。
S840において青の割合が多くない場合にはS844に進む。
S844では、システム制御部214はタッチ位置の周辺の画素を抽出し、画像情報としての赤緑青の割合情報に基づいて緑の割合が多いか否かを判定する。緑の割合が多い場合にはS845に進み、緑の割合が多くない場合にはS848に進む。例えば、図7(b)に示す緑部E、すなわち樹木の葉がタッチされた場合が想定される。この場合には、樹木の緑色を変更したいという要望であると判定できる。そのため、S845〜S847を経て、S811ではシステム制御部214が「緑の色を深く/明るく・暗く/色味」の文字列を表示する。なお、樹木にはフラッシュ発光の有無による影響は少ないため、S809の処理は省略される。
S848では、システム制御部214は再度タッチ位置が上側であるか否かを判定する。具体的には、変数TPOSの座標を(Xtp、Ytp)とすると、例えばYtpが0.6よりも大きいか否かを判定する。上側の場合にはS849に進み、上側ではない場合にはS852に進む。
S849〜S851あるいはS852〜S854を経て、S811ではシステム制御部214が「ぼかす・くっきり/明るく・暗く/色味」の文字列を表示する。なお、S849〜S851を経た場合、すなわち画面の上側がタッチされた場合にはフラッシュ発光が到達する影響は少ないため、S809の処理は省略される。一方、S852〜S854を経た場合、すなわち画面の下側がタッチされた場合には画面の下側は相対的にカメラに近い被写体が多く、フラッシュ発光の影響が大きいため、フラッシュ発光した場合は「フラッシュ禁止」が優先して表示される。
図9は、タッチ位置と撮影者の要望との関係を示す図である。
図9では、タッチ位置に対して撮影者の要望の高い順に1〜4を表示している。本実施形態では、「ピントをここに」、「ぼかすくっきり」、「明るく暗く」、「空を青く」、「緑の色を深く」、「肌を美しく」、「色味」、「フラッシュ禁止」、「夕焼けの色を変える」、「隅を明るく」等の要望の全てが表示されるものではない。すなわち、タッチ位置、シーン情報、赤緑青の割合情報、フラッシュ発光の有無等に基づいて最適な要望が表示されるために、撮影者は要望を容易に選択することができる。
次に、S815、S817、S819において、撮影者が選択した要望が変数DEMに格納されることで、図10のフローチャートのS1001に進む。図10の各フローチャートにおける各処理は、システム制御部214が不揮発性メモリ220に格納されたプログラムをシステムメモリ221に展開して実行することにより実現される。
S1001では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「ピントをここに」であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数DEMに「ピントをここに」が格納されているか否かを判定する。要望が「ピントをここに」である場合にはS1002に進む。
S1002では、システム制御部214はタッチ位置から最も近い測距点をオートフォーカスの測距点とする。具体的には、システム制御部214はタッチ位置の座標が格納された変数TPOSと各測距点の座標とに基づいて、タッチ位置と各測距点との間の距離を計算する。システム制御部214は計算した距離の中で最も短い距離の測距点の番号を変数AFPに格納する。この処理は、支援手段による処理の一例に対応する。
S1003では、システム制御部214は表示部105に設定を変更した旨を表示する。具体的には、図7(d)に示すように、システム制御部214は「設定を変更しました。再度撮影してください」等のメッセージ703を表示する。
S1004では、システム制御部214は第1シャッタースイッチ信号SW1が発生したか否か、すなわち第1シャッタースイッチ224が操作(シャッターボタン101が半押し)されたか否かを判定する。第1シャッタースイッチ信号SW1が発生した場合には図4のフローチャートのS403に戻り、発生していない場合には第1シャッタースイッチ信号SW1の発生を待機する。S403に戻った場合にはS404においてシステム制御部214はタッチ位置から最も近い測距点においてオートフォーカスを行う。
S1001において、要望が「ピントをここに」ではない場合にはS1005に進む。
S1005では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「ぼかす・くっきり」であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数DEMに「ぼかす・くっきり」が格納されているか否かを判定する。要望が「ぼかす・くっきり」である場合にはS1006に進む。
S1006では、システム制御部214は表示部105に、撮影者に要望を選択させるための選択ボタンを表示する。具体的には、図7(e)に示すように、システム制御部214は「ぼかす」ボタン704と「くっきり」ボタン705とを表示する。
S1007では、システム制御部214は表示部105がタッチされたか否かを判定する。表示部105がタッチされた場合にはS1008に進み、タッチされない場合にはタッチされるまで待機する。
S1008では、システム制御部214はタッチパネル227を介してタッチ位置の座標を取得する。
S1009では、システム制御部214は「ぼかす」が選択されたか否か、すなわち「ぼかす」ボタン704の領域がタッチされたか否かを判定する。「ぼかす」が選択された場合にはS1010に進み、選択されていない場合にはS1011に進む。
S1010では、システム制御部214は被写界深度が浅くなるように設定する。具体的には、システム制御部214は変数PROGにF1.8を格納して、シャッター速度と絞り値を演算するときのプログラムを変更する。その後、S1003からS1004に進み、図4のフローチャートのS403に戻る。S403に戻った後、S405の測光演算の処理を示す図5(b)のフローチャートにおいて、システム制御部214は絞り値F1.8優先プログラム線に従ってシャッター速度と絞り値とを演算する。したがって、被写界深度の浅い背景のぼけた写真を撮影することができる。
S1009において「ぼかす」が選択されていない場合にはS1011に進む。
S1011では、システム制御部214は「くっきり」が選択されたか否か、すなわち「くっきり」ボタン705の領域がタッチされたか否かを判定する。「くっきり」が選択された場合にはS1012に進む。選択されていない場合にはS1009に戻る。
S1012では、システム制御部214は被写界深度が深くなるように設定する。具体的には、システム制御部214は変数PROGにF16を格納して、シャッター速度と絞り値を演算するときのプログラムを変更する。この後、S1003からS1004に進み、図4のフローチャートのS403に戻る。S403に戻った後、S405の測光演算の処理を示す図5(b)のフローチャートにおいて、システム制御部214は絞り値F16優先プログラム線に従ってシャッター速度と絞り値とを演算する。したがって、被写界深度の深い背景のくっきりした写真を撮影することができる。
S1005において要望が「ぼかす・くっきり」ではない場合にはS1013に進む。
S1013では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「明るく・暗く」であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数DEMに「明るく・暗く」が格納されているか否かを判定する。要望が「明るく・暗く」である場合にはS1014に進む。
S1014〜S1020では、S1006〜S1012と同様に、撮影者の要望に応じて設定を変更する。すなわち、システム制御部214は表示部105に「明るく」ボタンおよび「暗く」ボタンを表示する。システム制御部214は撮影者により「明るく」が選択された場合には露出値を減算するために露出補正値の変数EXPADJに+1を格納し、「暗く」が選択された場合には露出値を加算するために露出補正値の変数EXPADJに−1を格納する。その後、S1003およびS1004を経て、S403に戻った後、S405の測光演算の処理を示す図5(b)のフローチャートのS507において露出値が算出される。このとき、格納された変数EXPADJを用いて露出値が算出されるために、「明るく」が選択された場合には1段階分だけ明るい写真を撮影でき、「暗く」が選択された場合には1段階分だけ暗い写真を撮影できる。
S1013において要望が「ぼかす・くっきり」ではない場合にはS1021に進む。
S1021では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「色味」であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数DEMに「色味」が格納されているか否かを判定する。要望が「色味」である場合にはS1022に進む。
S1022〜S1028では、S1006〜S1012と同様に、撮影者の要望に応じて設定を変更する。すなわち、システム制御部214は表示部105に「赤く」ボタンおよび「青く」ボタンを表示する。システム制御部214は撮影者により「赤く」が選択された場合には赤みが生じるようにホワイトバランス補正量の変数WBADJに+1を格納し、「青く」が選択された場合には青みが生じるようにホワイトバランス補正量の変数WBADJに−1を格納する。その後、S1003およびS1004を経て、S403に戻った後に、S420の現像処理においてホワイトバランスが行われる。このとき、格納された変数WBADJを用いてホワイトバランスが行われるために、「赤く」が選択された場合には1段階分だけ赤みがある写真を撮影でき、「青く」が選択された場合には1段階分だけ青みがある写真を撮影できる。
S1021において要望が「色味」ではない場合にはS1029に進む。
S1029では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「空を青く」であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数DEMに「空を青く」が格納されているか否かを判定する。要望が「空を青く」である場合にはS1030に進む。
S1030では、システム制御部214は空の青を強調させるために現象パラメータの変数PARAMに「青空」を格納する。その後、S1003およびS1004を経て、S403に戻った後に、S420の現像処理において画像処理が行われる。このとき、システム制御部214は変数PARAMに格納された「青空」の現像パラメータによって標準より色相をシアンよりにして、空をより強調する画像処理を行う。
S1029において要望が「色味」ではない場合にはS1031に進む。
S1031では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「緑の色を深く」であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数DEMに「緑の色を深く」が格納されているか否かを判定する。要望が「緑の色を深く」である場合にはS1032に進む。
S1032では、システム制御部214は緑を強調させるために現象パラメータの変数PARAMに「森林」を格納する。その後、S1003およびS1004を経て、S403に戻った後に、S420の現像処理において画像処理が行われる。このとき、システム制御部214は変数PARAMに格納された「森林」の現像パラメータによって緑をより強調する画像処理を行う。
S1031において要望が「緑の色を深く」ではない場合にはS1033に進む。
S1033では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「肌を美しく」であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数DEMに「肌を美しく」が格納されているか否かを判定する。要望が「肌を美しく」である場合にはS1034に進む。
S1034では、システム制御部214は肌色を強調させるために現象パラメータの変数PARAMに「美肌」を格納する。その後、S1003およびS1004を経て、S403に戻った後に、S420の現像処理において画像処理が行われる。このとき、システム制御部214は変数PARAMに格納された「美肌」の現像パラメータによって肌色をより強調する画像処理を行う。
S1033において要望が「肌を美しく」ではない場合にはS1035に進む。
S1035では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「夕焼けの色を変える」であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数DEMに「夕焼けの色を変える」が格納されているか否かを判定する。要望が「夕焼けの色を変える」である場合にはS1036に進む。
S1036では、システム制御部214は夕焼けの赤色を強調させるために現象パラメータの変数PARAMに「夕焼け」を格納する。その後、S1003およびS1004を経て、S403に戻った後に、S420の現像処理において画像処理が行われる。このとき、システム制御部214は変数PARAMに格納された「夕焼け」の現像パラメータによって夕焼けの赤色をより強調する画像処理を行う。
S1035において要望が「夕焼けの色を変える」ではない場合にはS1037に進む。
S1037では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「フラッシュ禁止」であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数DEMに「フラッシュ禁止」が格納されているか否かを判定する。要望が「フラッシュ禁止」である場合にはS1038に進む。
S1038では、システム制御部214はフラッシュ発光の設定をOFF、すなわちフラッシュ発光の変数FLSをOFFにする。その後、S1003およびS1004を経て、S403に戻った後にS406およびS415ではフラッシュ発光の変数FLSがAutoではないと判定される。したがって、フラッシュ104がポップアップされないと共に、S417においてフラッシュ104が発光しないように設定される。したがって、フラッシュ発光しない撮影を行うことができる。
S1037において要望が「フラッシュ禁止」ではない場合にはS1039に進む。なお、S1039に進むときの要望は、残った要望の「隅を明るく」であると想定できる。
S1039では、システム制御部214は周辺光量を補正するために、変数VIGADJにONを格納する。その後、S1003およびS1004を経て、S403に戻った後に、S421において変数VIGADJにONが格納されているためにS422に進む。したがって、システム制御部214は周辺光量を補正することで、画像の隅の光量が低下しない画像を生成することができる。
このように、本実施形態によれば、撮影後の画像に対するタッチ位置に基づいて撮影者の要望が表示され、選択された要望に基づいて次回の撮影のために撮影に関するパラメータが設定される。したがって、初心者であっても次回の撮影において撮影者の要望を反映させた画像を取得することができる。
また、本実施形態では、撮影後の画像、すなわち保存された画像データに対する撮影者の要望を次の撮影に反映できるようにする。例えば従来のようにライブビュー表示の画像に対して所望の画質処理を選択する場合では、ライブビュー表示の画像がイメージ通りであっても実際に撮影された後の画像はフラッシュ発光や画像処理によって所望する仕上がりと異なる場合がある。本実施形態のように撮影後の画像に対する要望を選択することで、撮影者は撮影後の画像に対して所望する仕上がりとの相違を明確に判断することができ、最適な要望を選択することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態ではシステム制御部214が撮影者によって選択された要望に基づいて次回の撮影のために撮影に関するパラメータを設定する場合について説明した。本実施形態ではシステム制御部214が撮影者の要望に基づいて次回の撮影のために撮影に関するパラメータの勧告すなわちアドバイスする場合について説明する。
図11は、デジタルカメラの処理を示すフローチャートである。図11のフローチャートにおける各処理は、システム制御部214が不揮発性メモリ220に格納されたプログラムをシステムメモリ221に展開して実行することにより実現される。
ここでは、図4のフローチャートと異なる処理について説明し、図4のフローチャートと同様の処理は同一のステップ番号を付して説明を適宜、省略する。
S1101では、システム制御部214はMENUボタン113が操作されたか否かを判定する。操作された場合にはS1102に進み、操作されていない場合にはS1103に進む。
S1102では、システム制御部214は撮影者による選択に応じて各種パラメータを設定する。具体的には、図12に示すように、システム制御部214は表示部105にメニュー画面として各種パラメータを表示する。撮影者は十字キー108を用いて変更したいパラメータを選択し、SETボタン109を押下することで選択を確定させる。システム制御部214はSETボタン109の押下に応じて、選択されたパラメータに含まれる設定値を撮影者に選択可能に表示する。撮影者は十字キー108を用いて設定値を選択し、SETボタン109を押下することで設定値の選択を確定させることで、システム制御部214は選択されたパラメータの設定値を設定する。
図12に示すようにパラメータには、測距点、撮影モード、露出補正量、フラッシュ、現像パラメータ、ホワイトバランス、ホワイトバランス補正量、周辺光量補正等がある。なお、測距点では、自動選択または任意の測距点の9点が選択されることで、システム制御部214は選択に応じてAutoあるいは測距点番号を変数AFPに格納する。撮影モードでは、プログラムと絞り優先とを設定することができる。露出補正量では、±3段階の何れかが選択されることで、システム制御部214は選択に応じた露出補正量を変数EXPADJに格納する。フラッシュでは、自動発光または発光禁止が選択されることで、システム制御部214は選択に応じてフラッシュ発光の変数FLSにAutoまたはOFFを格納する。現像パラメータでは、標準、夕焼け、青空、森林、美肌等の何れかかが選択されることで、システム制御部214は選択に応じた現像パラメータを変数PARAMに格納する。ホワイトバランスでは、AWBに加えて、晴天、日陰、曇り、電球、蛍光灯等が選択されることで、システム制御部214は選択に応じたホワイトバランスの種類を変数WBに格納する。ホワイトバランス補正量では、±3段階の何れかが選択されることで、システム制御部214は選択に応じたホワイトバランス補正量を変数WBADJに格納する。周辺光量補正では、ONとOFFとの何れかが選択されることで、システム制御部214は選択に応じて周辺光量補正のONまたはOFFを変数VIGADJに格納する。
このように、撮影者は所望するパラメータの設定値を変更して設定することができる。
S1103では、システム制御部214は第1シャッタースイッチ信号SW1が発生したか否か、すなわち第1シャッタースイッチ224が操作(シャッターボタン101が半押し)されたか否かを判定する。第1シャッタースイッチ信号SW1が発生した場合にはS402に進み、発生していない場合にはS1101に戻る。
その後、S403において第1シャッタースイッチ信号SW1が発生しない場合にはS1104に進み、システム制御部214はシステムタイマー222がタイマーをクリアしてから所定の時間が経過したか否かを判定する。ここで、所定の時間とは例えば6秒である。所定の時間が経過した場合には第1の実施形態とは異なりS1101に戻り、システム制御部214は再度、MENUボタン113が操作されたか否かを判定する。
一方、S403において第1シャッタースイッチ信号SW1が発生した場合には、第1の実施形態と同様に、システム制御部214はオートフォーカス、測光演算、撮影の動作を行う。
S420では、システム制御部214はメモリ制御部216に格納されたRAW画像を読み出し、画像処理部217を介して色補間処理、ホワイトバランス処理、色補正等を行う。このとき、システム制御部214はS1102で設定したパラメータの設定値に基づいて画像処理を行う。具体的には、システム制御部214は現像パラメーラの変数PARAMと、ホワイトバランスの種類の変数WBと、ホワイトバランス補正量の変数WBADJに基づいて画像処理を行う。また、システム制御部214はホワイトバランスの種類が格納された変数WBに関わらず、オートホワイトバランスにより得られた結果から想定されるホワイトバランスの種類を変数WB_RESに格納する。
S428では、システム制御部214はヘルプアイコンが選択されたか否かを判定し、し、ヘルプアイコンが選択された場合には、図8のフローチャートのS801に進む。なお、図8のフローチャートは、第2の実施形態と同様であるために、説明を省略する。次に、図8のフローチャートのS815、S817またはS819において、撮影者の要望が変数DEMに格納されることで、図13のフローチャートのS1301に進む。図13のフローチャートにおける各処理は、システム制御部214が不揮発性メモリ220に格納されたプログラムをシステムメモリ221に展開して実行することにより実現される。
S1301では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「ピントをここに」であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数DEMに「ピントをここに」が格納されているか否かを判定する。要望が「ピントをここに」である場合にはS1302に進む。
S1302では、システム制御部214はレンズ群203のフォーカスモードがマニュアルフォーカスモードに設定されているか否かを判定する。マニュアルフォーカスモードの場合にはS1303に進み、オートフォーカスモードの場合にはS1305に進む。
S1303では、システム制御部214はフォーカスモードを変更するようにアドバイスを表示する。具体的には、図7(f)に示すように、システム制御部214は表示部105の画面中央に「レンズがMFになっています。AFに切替えてください」等のメッセージ706を表示して、撮影者にマニュアルフォーカスモードが設定されていることを通知する。初心者の場合、フォーカスモードがマニュアルフォーカスモードに設定されていることに気付かずに、ピントが合わないことが不満のまま撮影を続けることがある。したがって、「ピントをここに」という要望がある撮影者には、オートフォーカスモードに切替えるようにアドバイスする。
S1304では、システム制御部214は撮影者がアドバイスを確認するまで待機する。具体的には、システム制御部214はSETボタン109が押下されるのを待機し、押下された場合には図11のフローチャートのS1101に戻る。したがって、S1101からS1102に進むことで再度、撮影者はパラメータを設定することができる。
S1302においてマニュアルフォーカスモードではない場合にはS1305に進む。
S1305では、システム制御部214は測距点の設定が自動選択であるか否かを判定する。具体的には、システム制御部214は変数AFPにAutoが格納されているか否かを判定する。自動選択の場合にはS1306に進む。
S1306では、システム制御部214は測距点を任意選択に変更するようにアドバイスを表示する。具体的には、システム制御部214は表示部105に「メニューで測距点を任意選択にしてください」等と表示する。このように、撮影者に測距点の選択を変更することでピントを合わせる位置が変更できることをアドバイスする。その後、S1304を経て、図11のフローチャートのS1101に戻る。
S1305において測距点の設定が自動選択ではない場合にはS1307に進む。
S1307では、システム制御部214は測距点を変更するようにアドバイスする。具体的には、システム制御部214は表示部105に「メニューで測距点を変更してください」等と表示する。ここでは、撮影者は既に測距点の設定を任意選択にして測距点を選択している。したがって、撮影者は測距点を変更したまま、戻し忘れていることが想定できるため、再度ピントを合わせる位置を変更するようにアドバイスする。その後、S1304を経て、図11のフローチャートのS1101に戻る。
S1301において要望が「ピントをここに」ではない場合にはS1308に進む。
S1308では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「ぼかす・くっきり」であるか否かを判定する。要望が「ぼかす・くっきり」の場合にはS1309に進む。
S1309では、システム制御部214は撮影モードを変更するようにアドバイスする。具体的には、システム制御部214は表示部105に「メニューで撮影モードを絞り優先にしてください。絞りを開放にするとぼけます。絞り込みするとくっきりします」等と表示する。このように、撮影者に撮影モードを絞り優先に変更することでぼかす・くっきりを設定できることをアドバイスする。その後、S1304を経て、図11のフローチャートのS1101に戻る。
S1308において要望が「ぼかす・くっきり」ではない場合にはS1310に進む。
S1310では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「明るく・暗く」であるか否かを判定する。要望が「明るく・暗く」の場合にはS1311に進む。
S1311では、システム制御部214は露出補正量を変更するようにアドバイスする。具体的には、システム制御部214は表示部105に「メニューで露出補正量を変更してください。+にすると明るく、−にすると暗く写ります」等と表示する。初心者は画像を明るくしたり暗くしたりする操作が露出補正であることを認識していないことがあるため、撮影者に露出補正量を変更することで明るくしたり、暗くしたりすることができることをアドバイスする。このとき、+で明るくなり、−で暗くなることも表示することが好ましい。その後、S1304を経て、図11のフローチャートのS1101に戻る。
S1310において要望が「明るく・暗く」ではない場合にはS1312に進む。
S1312では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「色味」であるか否かを判定する。要望が「色味」の場合にはS1313に進む。
S1313では、システム制御部214はホワイトバランスの種類の変数WBがAutoであるか否かを判定する。Autoの場合にはS1314に進む。
S1314では、システム制御部214はホワイトバランスを設定するようにアドバイスする。具体的には、システム制御部214は表示部105に「メニューでホワイトバランスを設定してください」等と表示する。このように、撮影者にホワイトバランスを設定することで色味を変更できることをアドバイスする。
S1313においてホワイトバランスの種類の変数WBがAutoではない場合にはS1315に進む。
S1315では、システム制御部214はホワイトバランスの種類の変数WBと変数WB_RESとが同一であるか否かを判定する。同一である場合にはS1316に進む。
S1316では、システム制御部214はホワイトバランス補正量を変更するようにアドバイスする。具体的には、システム制御部214は表示部105に「メニューでホワイトバランス補正量を変更してください」等と表示する。ホワイトバランスの種類の変数WBと変数WB_RESとが同一であって、要望が「色味」の場合には、選択したホワイトバランスが正しいのに色味に不満があるためであり、撮影者が微妙な色味の変更を望んでいると想定できる。したがって、撮影者にホワイトバランス補正量を変更することで色味を微妙に変更できることをアドバイス(ガイド表示)する。その後、S1304を経て、図11のフローチャートのS1101に戻る。
S1315においてホワイトバランスの種類の変数WBと変数WB_RESとが同一ではない場合にはS1317に進む。
S1317では、システム制御部214はホワイトバランスの種類をAWB、すなわちAutoにするようにアドバイスする。具体的には、システム制御部214は表示部105に「ホワイトバランスの種類が“WB”になっています。メニューでホワイトバランスの種類をAWBに変更してください」等と表示する。ここで、“WB”は変数WBに格納されているホワイトバランスの種類を文字列に変換して表示される。例えば、ホワイトバランスの種類が「蛍光灯」の場合には「ホワイトバランスの種類が蛍光灯になっています。」のようになる。ここで、撮影者が設定したホワイトバランスの種類とオートホワイトバランスで計算して想定したホワイトバランスの種類とが異なり、要望が「色味」の場合には、以前設定したホワイトバランスを戻し忘れていることが想定できる。したがって、撮影者にホワイトバランスの種類をAWBに変更することをアドバイスすることで、戻し忘れに気付かせることができる。その後、S1304を経て、図11のフローチャートのS1101に戻る。
S1312において要望が「色味」ではない場合にはS1318に進む。
S1318では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「空を青く」であるか否かを判定する。要望が「空を青く」の場合にはS1319に進み、システム制御部214は現像パラメータの変更をアドバイスする。具体的には、システム制御部214は表示部105に「メニューで現像パラメータを青空に設定してください」等と表示する。このように、撮影者に現像パラメータを変更することで空を青くできることをアドバイスする。
S1318において要望が「空を青く」ではない場合にはS1320に進む。
S1320では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「緑の色を深く」であるか否かを判定し、「緑の色を深く」の場合にはS1321において「メニューで現像パラメータを森林に設定してください」等と表示する。
また、S1322では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「肌を美しく」であるか否かを判定し、「肌を美しく」の場合にはS1323において「メニューで現像パラメータを美肌に設定してください」等と表示する。
また、S1324では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「夕焼けの色を変える」であるか否かを判定し、「夕焼けの色を変える」の場合にはS1325において「メニューで現像パラメータを夕焼けに設定してください」等と表示する。
このように、撮影者に現像パラメータを変更することで色合いを変更できることをアドバイスする。その後、S1304を経て、図11のフローチャートのS1101に戻る。
S1324において要望が「夕焼けの色を変える」ではない場合にはS1326に進む。
S1326では、システム制御部214は撮影者により選択された要望が「フラッシュ禁止」であるか否かを判定する。要望が「フラッシュ禁止」の場合にはS1327に進む。
S1327では、システム制御部214はフラッシュの設定を変更するようにアドバイスする。具体的には、システム制御部214は表示部105に「メニューでフラッシュを発光禁止に設定してください」等と表示する。このように、撮影者にフラッシュ発光を禁止できることをアドバイスする。その後、S1304を経て、図11のフローチャートのS1101に戻る。
S1326において要望が「フラッシュ禁止」ではない場合にはS1328に進む。
S1328では、システム制御部214は周辺光量補正の変更をアドバイスする。具体的には、システム制御部214は表示部105に「メニューで周辺光量補正をONに設定してください」等と表示する。このように、撮影者に周辺光量補正をONにすることで画像の隅を明るくできることをアドバイスする。その後、S1304を経て、図11のフローチャートのS1101に戻る。
このように、本実施形態によれば、撮影者の要望に基づいて次回の撮影のために撮影に関するパラメータが勧告される。したがって、撮影者は勧告に従ってパラメータを自ら設定することにより、初心者であっても撮影者の要望を反映させた画像を取得することができる。特に、本実施形態では、マニュアルフォーカスモードに変更したり、ホワイトバランスの種類を変更したりしたまま設定を戻し忘れた場合であっても、撮影者の要望に基づいて誤設定であることを勧告することができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて詳述したが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
なお、システム制御部214による制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで装置全体の制御を行ってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明をデジタルカメラ100等の撮像制御装置に適用する場合を例にして説明したが、この場合に限定されない。すなわち、本発明は、レンズや撮像素子を有する、PDA、携帯電話端末、タブレット、携帯型の画像ビューワ、ゲーム機等であってもよい。
また、本発明は、デジタルカメラ100等の撮像装置に対して撮影を遠隔で指示したり、デジタルカメラ100で撮影した画像を受信したりして表示できる撮像制御装置に適用することができる。すなわち、本発明は、レンズや撮像素子を有しないが遠隔で撮影を指示できる、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話端末、タブレット、携帯型の画像ビューワ、ゲーム機等であってもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは記録媒体を介して撮像制御装置に供給し、その撮像制御装置のコンピータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、上述した実施形態では、撮影者が表示部105に表示された画像のうち不満がある位置を直接タッチすることで入力する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、撮影者は、画像に重畳して表示される矢印等を十字キー108で移動させ、不満がある位置でSETボタン109を押下すること等で入力してもよい。
また、上述した実施形態では、撮影者が表示部105に表示される撮影者の要望に対して直接タッチすることで選択する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、撮影者は要望の表示に重畳して表示されるカーソル等を十字キー108で移動させ、所望する要望の表示に重畳した状態でSETボタン109を押下すること等で選択してもよい。
また、上述した第2の実施形態では、撮影に関するパラメータの勧告を表示部105にメッセージで表示する場合について説明したが、この場合に限られず、音声等を用いて勧告してもよい。
100:デジタルカメラ 101:シャッターボタン 104:フラッシュ 105:表示部 213:撮像部 214:システム制御部 224:第1シャッタースイッチ 225:第2シャッタースイッチ 217:画像処理部 226:操作部 227:タッチパネル

Claims (20)

  1. 撮影者の操作に応じて撮像手段に対して画像の撮影を指示する指示手段と、
    前記指示手段による指示に応じて前記撮像手段により撮影された画像を表示する第1の表示処理手段と、
    前記第1の表示処理手段により表示された画像に対して撮影者により入力された位置情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された位置情報に基づく選択肢を表示する第2の表示処理手段と、
    前記第2の表示処理手段により表示された選択肢のうち撮影者により選択された選択肢に基づいて次回の撮影のためのパラメータの設定または撮影に関するパラメータのガイド表示の少なくとも一方を含む支援を行う支援手段と、を有することを特徴とする撮像制御装置。
  2. 前記指示手段は、
    撮影者の操作に応じて前記撮像手段に対して撮影の準備を指示する第1の指示手段と、
    前記第1の指示手段によって指示された後に、撮影者の操作に応じて前記撮像手段に対して画像の撮影を指示する第2の指示手段と、を有し、
    前記第1の表示処理手段は、前記第2の指示手段による指示に応じて前記撮像手段により撮影された画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
  3. 撮影条件および画像情報のうち少なくとも一方と、前記取得手段により取得された位置情報とに基づいて撮影者の要望を推定する推定手段を有し、
    前記第2の表示処理手段は、前記推定手段によって推定された撮影者の要望を示す選択肢を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像制御装置。
  4. 前記撮影条件は、フラッシュ発光の有無であり、
    前記画像情報は、前記撮像手段により撮影された画像のシーン情報または当該画像の赤緑青の割合情報であることを特徴とする請求項3に記載の撮像制御装置。
  5. 前記第2の表示処理手段は、前記撮影条件に基づいて、前記推定手段により推定される要望を取捨選択して表示することを特徴とする請求項3または4に記載の撮像制御装置。
  6. 前記推定手段は、前記取得手段により取得された位置情報が、被写体の顔の近傍であるか、測距点の近傍であるか、黄金分割枠内であるか、画像の4隅であるか、画像の上側であるかのうち少なくとも何れか一つに基づいて撮影者の要望を推定することを特徴とする請求項3ないし5の何れか1項に記載の撮像制御装置。
  7. 前記第2の表示処理手段は、前記取得手段により取得された位置情報とは異なる位置に選択肢を表示することを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の撮像制御装置。
  8. 前記支援手段は、
    撮影者により選択された選択肢に基づいて撮影に関するパラメータを設定することを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の撮像制御装置。
  9. 前記支援手段は、
    撮影者により選択された選択肢に基づいて撮影に関するパラメータのガイド表示を行うことを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の撮像制御装置。
  10. 前記撮影に関するパラメータとは、測距点、撮影モード、露出補正量、フラッシュ、現像パラメータ、ホワイトバランスの種類、ホワイトバランス補正量、および、周辺光量補正を示すパラメータの少なくとも何れか一つであることを特徴とする請求項8または9に記載の撮像制御装置。
  11. 前記第2の表示処理手段は、前記取得手段により取得された位置情報が示す位置が、前記第1の表示処理手段により表示された画像から検出された顔から閾値以内の距離であり、かつ、合焦位置から閾値以内の距離でない場合に、焦点調節位置を前記取得手段により取得された位置情報が示す位置に基づく位置に設定するための選択肢を表示することを特徴とする請求項1ないし10の何れか1項に記載の撮像制御装置。
  12. 前記第2の表示処理手段は、前記取得手段により取得された位置情報が示す位置が、前記第1の表示処理手段により表示された画像から検出された顔から閾値以内の距離であることを含む所定の条件を満たす場合に、肌色を調整するための選択肢を表示することを特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載の撮像制御装置。
  13. 前記所定の条件は、フラッシュ発光されていないことであることを特徴とする請求項12に記載の撮像制御装置。
  14. 前記第2の表示処理手段は、前記取得手段により取得された位置情報が示す位置が、前記第1の表示処理手段により表示された画像における合焦位置から閾値以内である場合に、露出補正値の設定に関する選択肢を表示することを特徴とする請求項1ないし13の何れか1項に記載の撮像制御装置。
  15. 前記第2の表示処理手段は、前記取得手段により取得された位置情報が示す位置が、前記第1の表示処理手段により表示された画像から検出された顔から閾値以内の距離でなく、かつ、第1の表示処理手段により表示された画像を黄金比で分割した枠内である場合に、焦点調節位置を前記取得手段により取得された位置情報が示す位置に基づく位置に設定するための選択肢を表示することを特徴とする請求項1ないし14の何れか1項に記載の撮像制御装置。
  16. 前記第2の表示処理手段は、前記取得手段により取得された位置情報が示す位置が、前記第1の表示処理手段により表示された画像の4頂点から所定範囲内である場合に、周辺光量補正の設定に関する選択肢を表示することを特徴とする請求項1ないし15の何れか1項に記載の撮像制御装置。
  17. 前記第2の表示処理手段は、前記取得手段により取得された位置情報が示す位置が、前記第1の表示処理手段により表示された画像のうち所定位置よりも上側であることを含む条件を満たす場合に、空の青を強調させる現象パラメータの設定に関する選択肢を表示することを特徴とする請求項1ないし16の何れか1項に記載の撮像制御装置。
  18. 撮影者の操作に応じて撮像手段に対して画像の撮影を指示する指示ステップと、
    前記指示ステップによる指示に応じて前記撮像手段により撮影された画像を表示する第1の表示処理ステップと、
    前記第1の表示処理ステップにより表示された画像に対して撮影者により入力された位置情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された位置情報に基づく選択肢を表示する第2の表示処理ステップと、
    前記第2の表示処理ステップにより表示された選択肢のうち撮影者により選択された選択肢に基づいて次回の撮影のためのパラメータの設定または撮影に関するパラメータのガイド表示の少なくとも一方を含む支援を行う支援ステップと、を有することを特徴とする撮像制御装置の制御方法。
  19. コンピュータを、請求項1ないし17の何れか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  20. コンピュータを、請求項1ないし17の何れか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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