JP2017011359A - 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Homare Ebara
誉 江原
白井 孝明
Takaaki Shirai
孝明 白井
矢野 哲哉
Tetsuya Yano
哲哉 矢野
岡田 憲和
Norikazu Okada
憲和 岡田
卓磨 笠井
Takuma Kasai
卓磨 笠井
岩田 篤貴
Atsutaka Iwata
篤貴 岩田
友主 山下
Tomoyuki Yamashita
友主 山下
俊昌 青木
Toshimasa Aoki
俊昌 青木
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Ryota Kubokawa
竜太 久保川
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Shuntaro Nakayama
俊太郎 中山
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Abstract

【課題】実際の画像形成装置の使用状況に即して蓄電池の寿命を推定する。【解決手段】商用電源69からの給電の状態を検知する切替回路67と、操作部68への給電を行う蓄電池65と、蓄電池65から操作部68への給電の有無を判断する操作部68と、操作部68が蓄電池65から操作部68への給電が無いと判断し、且つ、無給電時間が閾値に満たない場合、蓄電池65の寿命が尽きたと推定する制御部61を備える。また、制御部61は、蓄電池65の寿命が尽きたと複数回推定した場合に、蓄電池65の寿命が尽きたとみなす。【選択図】図2

Description

本発明は蓄電池を備えた画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法に関する。
近年、商用電源からの電力供給を受けられない状況を想定して、補助電源として蓄電池を備えた多機能画像形成装置(MFP:Multi Function Printer)が知られている。蓄電池は寿命が尽きると補助電源として機能しなくなるので、このような画像形成装置にあっては、蓄電池の寿命が尽きる時期が近づくと蓄電池の交換を促すようにしている。
特許文献1には、AC電源からのAC電力をDC電力に変換して機内各部に対して電力供給を行うAC/DCコンバーターと、蓄電可能な蓄電可能電源(蓄電池)と、AC/DCコンバーターによる充電と蓄電可能電源と放電の切り替えを行う充放電経路切替スイッチとを有した画像形成装置が記載されている。この画像形成装置は、更に蓄電可能電源に関する寿命パラメータを予め格納しておく記憶部と、記憶部に格納されている寿命パラメータにしたがって蓄電可能電源の寿命を予測する本体制御部とを備えている。特許文献1に記載の画像形成装置では、充放電回数、周囲温度、使用時間といったパラメータから蓄電可能電源の寿命を予測し、迅速な蓄電可能電源の交換を可能としている。
しかし、従来技術にあっては、ユーザーの使用状況に関係なく、一律に電池交換が行われてしまうという問題がある。例えば、休日等で画像形成装置の電源プラグが3日間コンセントから抜かれ、その間画像形成装置のデバイスが電池からの給電に頼るような使用状況と比較すると、1日だけプラグが抜かれる場合は、必要とされる電池容量が少ない。しかし、従来は、何れの使用状況でも一律に電池交換が行われる。このため、1日だけプラグが抜かれる使用状況にある画像形成装置では、補助電源として使用するに十分な電池容量があり、当該環境下では蓄電池が使用可能であるにもかかわらず、不要な電池交換が行われてしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、実際の画像形成装置の使用状況に即して蓄電池の寿命を推定できる画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、商用電源からの給電の状態を検知する検知手段と、電力を消費して所定の機能を実現する機能部に給電を行う蓄電池と、前記検知手段が前記商用電源からの給電を検知しなかった無給電時間に基づいて前記蓄電池の寿命を推定する寿命推定手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、実際の画像形成装置の使用状況に即して蓄電池の寿命を推定できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 同画像形成装置の電力供給系を示すブロック図である。 蓄電池の容量と放電可能時間の関係を示すグラフ図である。 充電回数、各充電回数における放電可能時間、及び電源プラグが抜けている時間(放電時間)の関係を示す図である。 蓄電池の容量とバックアップフラグの有無(起動時間WUTの状態)について示す図である。 同画像形成装置における電池交換表示処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置における電池交換表示処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置における電池交換表示処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
本発明において、画像形成装置は、実際の画像形成装置の使用状況であるユーザーの画像形成装置の使い方から蓄電池の交換タイミングを判断してユーザーごとに最適なタイミングでの電池交換を促すため以下の構成を備える。
即ち、商用電源からの給電の状態を検知する検知手段と、電力を消費して所定の機能を実現する機能部に給電を行う蓄電池と、検知手段が商用電源からの給電を検知しなかった無給電時間に基づいて蓄電池の寿命を推定する寿命推定手段と、を備えることを特徴とする。
以上の構成を備えることにより、実際の画像形成装置の使用状況であるユーザーの画像形成装置の使い方から蓄電池の交換タイミングを判断してユーザーごとに最適なタイミングでの電池交換を促すことができる。
<第1実施形態>
上記特徴について、図面を用いて具体的に解説する。先ず、本発明の実施形態が適用される画像形成装置の概略構成について説明する。図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。本実施形態において、画像形成装置1は、デジタル複合画像形成装置であり、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能等を備える。機能切り替えキーを操作することにより、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択できる。画像形成装置1は、複写機能を選択したときには複写モードとなり、プリンタ機能を選択したときにはプリンタモードとなり、スキャナ機能を選択したときにはスキャナモードになり、ファクシミリモードを選択したときにはファクシミリモードになる。
画像形成装置1は、自動原稿搬送装置10と、画像読取装置20と、書込ユニット30と、画像形成ユニット40と、蓄電ユニット50とを備える。自動原稿搬送装置10は載置された原稿を画像読取装置20に順次搬送する。画像読取装置20は、自動原稿搬送装置10により搬送された原稿、又は設置された原稿の画像を読み取る。書込ユニット30は、読み取った原稿の画像に基づいてレーザー光等の書込光を変調して画像形成ユニット40に照射する。
画像形成ユニット40は、感光体ドラム41、現像装置42、搬送ベルト43、定着装置44、用紙カセット45、46、用紙搬送装置47を備え、書込ユニット30からの書込光に基づいて用紙(記録媒体)に画像を形成する。
このような構成の画像形成装置1における複写モードにおける画像形成の手順を簡単に説明する。複写モードでは、原稿束が自動原稿搬送装置10により、順に画像読取装置20に給送される。原稿の画像は、画像読取装置20により、画像情報として読み取られる。この画像情報は、画像処理手段を介して書込ユニット30によって書込光に変換され、感光体ドラム41に向けて照射される。感光体ドラム41は帯電器により一様に帯電されており、この状態の感光体ドラム41が書込ユニット30からの書込光で露光されて静電潜像が形成される。次いで感光体ドラム41の静電潜像は現像装置42により現像されトナー像が形成される。
このトナー像は、搬送ベルト43により用紙カセット45、46から用紙搬送装置47で搬送された用紙に対して転写され、用紙に転写されたトナー像は定着装置44により定着され、トナー像が定着された用紙は画像形成装置1から排出される。これにより一連の画像形成は終了する。
なお、プリンタモードのときには、画像形成装置1には外部に配置されたコンピュータ等から画像情報が書込ユニット30に入力されて画像が形成される。ファクシミリモードのときには、電話回線で接続された外部のファクシミリから受信したファクシミリ信号を画像情報に変換し、変換した画像情報が書込ユニット30に入力されて画像が形成される。更にスキャナモードのときには、画像読取装置20で読み取った原稿の画像データが画像形成装置1に接続された機器、例えばコンピュータに転送される。
次に画像形成装置1への電力供給について説明する。図2は同画像形成装置の電力供給系を示すブロック図である。
画像形成装置1は、上述した定着装置44の他、制御部61、不揮発性の記憶手段である記憶メモリ62、電力供給ユニット(PSU)63、第1直流コンバーター(DDC)64、蓄電池65、第2直流コンバーター(DDC)66、切替回路67、操作部68、商用電源69、コントロール部(CTL)70、アクチュエータ71、温度検出手段である温度センサ72を備える。
画像形成装置1において、単相100Vの商用交流電力は、商用電源69に接続された電力プラグから電力供給ユニット63に供給される。電力供給ユニット63には直流5Vを出力する直流電源63a、定着装置44を駆動する定着駆動部63bを備える。定着駆動部63bは、制御部61の温度制御部61aの制御により、定着装置44に所定の電力を供給する。又、電力供給ユニット63からは、制御部61、コントロール部70、及びアクチュエータ71に電力が供給される。
第1直流コンバーター64は電力供給ユニット63からの電力(5V)を昇圧して蓄電池65を充電する電力を供給する。
蓄電池65は、蓄電ユニット50(図1)に配置されており、例えば、ニッケル水素蓄電池、リチウムイオン蓄電池、鉛蓄電池等の二次電池である。
第2直流コンバーター66は蓄電池65の直流電力を変換して操作部68の駆動電力を出力する。即ち、蓄電池65は電力を消費して所定の機能を実現する機能部としての操作部68に給電を行う。
切替回路67は、商用電源からの給電の状態を検知する検知手段として機能し、電力供給ユニット63の出力がオフ状態となったとき、即ち画像形成装置1のコンセントが抜かれて商用電源69から切断されたときオフ状態となる。逆に、電力供給ユニット63の出力がオン状態のとき、即ち画像形成装置1のコンセントが接続されて商用電源69から給電されているときオン状態となる。
操作部68は、入力部、及び表示部を有している。入力部はタッチパネルやキー操作部等で構成されており、上述した機能切り替えキー、その他のキーや表示ボタンを介してユーザーからの指示が入力、設定される。例えば画像形成装置1の使用者が機能選択や印字部数の設定等をしたとき、その設定情報は制御部61に出力される。 表示部はLCDC(Liquid Crystal Display Controller)等で構成され、画像形成装置1の状態や選択されている機能を使用者に表示する。又、本実施形態では、操作部68は、給電有無判断手段として、蓄電池65からの給電の有無、電力供給ユニット63からの給電の有無を判断し、バックアップフラグとしてコントロール部70に通知する。
コントロール部70は、画像形成装置1の状態遷移(省電力状態等)や、操作部68に設けた機能切り替えキーからの機能選択内容に従って、アプリケーション機能(複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能等)を切り替える制御を行う。又、コントロール部70は、ネットワークインターフェースや画像のコントロール機能を有する。
アクチュエータ71は、感光体ドラム41、現像装置42、搬送ベルト43、定着装置44、各種搬送ローラなどを駆動する駆動手段であり、これらを駆動するためのモーター、ソレノイド等を含む。
制御部61は、操作部68の制御を行う他、切替回路67の状態を検知することで電力供給ユニット63の出力がオン、オフの何れであるかを判断し、この判断に基づいて画像形成装置1の電源プラグが商用電源69のコンセントから抜けた状態であるか、又は挿しこまれた状態であるかを検出する。制御部61は、電源プラグの抜け状態、挿し状態について、記憶メモリ62に記憶する。
電源プラグが商用電源69のコンセントに挿入されている場合、切替回路67はオン状態であり、操作部68には、電力供給ユニット63からの電力が供給される。
電源プラグが商用電源69のコンセントから抜けている場合、切替回路67はオフ状態になり、操作部68には、蓄電池65が蓄えた電力が第2直流コンバーター66を介して供給される。
また、制御部61は、商用電源69からの給電状態、蓄電池65の給電状態等に基づいて蓄電池65の寿命を推定する寿命推定手段として機能する。
操作部68について更に説明する。操作部68は電力供給ユニット63の出力がオフ状態、且つ蓄電池65から電力が供給されている場合、バックアップモードに入ったとしてコントロール部70にフラグの状態(バックアップフラグ:オン、有)を通知する。この通知に基づいてコントロール部70は画像形成装置1を省電力状態に遷移させる。
又、操作部68への給電が無い、即ちバックアップモードとしてのフラグが立ってない場合(バックアップフラグ:オフ、無)、操作部68は起動時間(WUT:Warm-Up Time)が遅くなる(長くなる)特性を備える。ここで、操作部68への給電がない場合とは、商用電源69からも蓄電池65からも給電されていない状態、即ち蓄電池65の電池容量が少なく蓄電池65からの電圧供給が停止された状態のことである。
なお、温度センサ72は蓄電池65の周囲温度を検出し、制御部61へ通知する。
次に蓄電池の容量と放電可能時間について説明する。図3は蓄電池の容量と放電可能時間の関係を示すグラフ図である。
図3に示すように、一般に蓄電池は充電回数に比例して、電池容量上限が下がっていく。一方、図2に示したように、例えば蓄電池65から操作部68に電力を供給するとき、常に操作部68は一定の負荷状態になっており、蓄電池65からの放電電流は一定となることから、放電速度は一定となる。この特性から、図3に示すように、充電回数が多くなると、満充電時から電圧供給停止までの時間、言い換えれば放電可能時間が短くなっていくことになる。
次に、電源プラグが抜けている時間(放電時間)と、蓄電池の使用可能回数(充電可能回数)との関係について説明する。図4は充電回数、各充電回数における放電可能時間、及び電源プラグが抜けている時間(放電時間)の関係を示す図である。このグラフから以下のことが分かる。
電源プラグが抜けている期間が1日の場合、例えば週に1日だけ電源プラグを抜く場合、充電回数400回の段階まで蓄電池の使用が可能である。
又、電源プラグを抜いている期間が2日の場合、例えば週末の2日間にわたり電源プラグを抜く場合、充電回数300回の段階まで蓄電池の使用が可能である。
更に、電源プラグを抜いている期間が3日の場合、例えば週末の3日間にわたり電源プラグを抜く場合、充電回数200の段階まで蓄電池の使用が可能である。
このように、蓄電池からの給電時間(放電時間)は各ユーザーの使用状況に応じて異なるため、蓄電池の充電可能回数(寿命)、言い換えれば蓄電池を交換するべきタイミングもユーザーごとに異なる。
図5は蓄電池の容量とバックアップフラグの有無(起動時間WUTの状態)について示す図である。
ここで、バックアップフラグの状態は、例えば操作部68に設けたラッチ回路(揮発性の記憶手段)に記憶させることができる。操作部68は、蓄電池65からの給電があるときにはラッチ回路にバックアップフラグ有り(1)を書き込む。また、電力供給ユニット63からの給電も蓄電池65からの給電も停止した場合は、ラッチ回路内のバックアップフラグは電力供給の停止に伴って失われ、フラグ無し(0)となる。
図5に示した蓄電池65の特性を考慮すれば、制御部61はバックアップフラグの状態と蓄電池の放電時間との関係から蓄電池の寿命を判断することができる。
まず、蓄電池65が満充電となる程度に十分な充電時間が確保され、且つ、放電時間(電源プラグの抜け時間)が放電可能とされている時間よりも短いにも関わらずバックアップフラグが立っていない場合(電圧供給が停止している場合)は、当該使用環境の下では蓄電池65の寿命が尽きたと判定できる。或いは、バックアップフラグの状態の代わりに操作部68の起動時間(WUT)が所定の起動時間に比べて遅いような場合にも、当該使用環境の下では蓄電池65の寿命がきたと判定できる。
具体例を示す。例えば、通常、週末2日間にわたり電源プラグを抜く場合、制御部61は、電源プラグの抜け状態期間(無給電時間)の閾値を2日に設定しておく。そして、画像形成装置の起動時にバックアップフラグが立っていない場合、制御部61は電源プラグの実際の抜け状態期間を格納している記憶メモリ62を確認する。仮に、電源プラグが3日以上抜けていた場合、蓄電池65からの給電停止は放電時間が長過ぎることが原因であるため、制御部61は蓄電池65の寿命が尽きたとは判断しない。逆に、電源プラグの実際の抜け状態期間が閾値の「2日」以下である場合、制御部61は蓄電池65の寿命が尽きたと判断する。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の制御について説明する。図6は同画像形成装置における電池交換表示処理を示すフローチャートである。本例において制御部61は、以下の処理を行う。
先ず、制御部61は、電源ON時のバックアップフラグの状態を確認する(ステップS1)。制御部61は、バックアップフラグありの場合、蓄電池65の寿命は尽きていないと判断する(ステップS2)。一方フラグ無しの場合、電源プラグの通電状態をチェックする(ステップS3)。制御部61は、電源プラグの実際の抜け期間と一定期間である閾値とを比較し(ステップS3)、電源プラグが閾値以上の時間だけ抜けていたと判断した場合(ステップS3のYes)は、蓄電池の寿命が尽きていないと判断する(ステップS2)。この場合において、蓄電池の容量が少ない理由は、寿命が尽きたのではなく放電量の多さが原因と判断している。
電源プラグの抜け期間が閾値未満と判断できた場合(ステップS3のNo)は、蓄電池の寿命が尽きたと判定し(ステップS4)、制御部61は操作部68の表示部に「蓄電池交換必要です」等のメッセージを表示させる(ステップS5)。この処理により、ダウンタイムが発生する前に蓄電池の交換を行うように促すことができる。
なお、本実施形態において、電源プラグの抜き差しは習慣化していることを前提としている。「習慣化」とは、例えば一週間のうち2日間はコンセントから電源プラグが抜かれ、残りの5日間は電源プラグが差し込まれているといった状態が毎週続くような場合である。このため、制御部61は「プラグの抜け状態期間」に関する閾値を、記憶メモリ62に格納された過去の使用状況に基づいて設定することができる。また、制御部61は、前回の設定から一定の使用期間の経過後に適切な閾値を再度演算し、この閾値を必要に応じて変更してもよい。或いは、上記閾値は、操作部68を介してユーザーが設定するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、実際の画像形成装置の使用状況に即して蓄電池の寿命を推定できる。
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について説明する。図7は本発明の第2実施形態に係る画像形成装置における電池交換表示処理を示すフローチャートである。本実施形態に係る画像形成装置は第1実施形態と同じハードウエア構成を備え、第1実施形態とは異なる条件で電池交換表示処理を行う。本実施形態では、蓄電池の寿命が尽きたかの判断を、期間を空けて複数回、例えば2回行い、連続して蓄電池の寿命が尽きたと推定したとき蓄電池の寿命が尽きたとみなす。
先ず、制御部61は、電源ON時のバックアップフラグを確認する(ステップS11)。バックアップフラグありの場合、蓄電池の寿命は尽きていないと判定する(ステップS12)。一方、バックアップフラグ無しの場合、電源プラグの通電状態をチェックする(ステップS13)。
制御部61は、電源プラグの抜け期間と一定期間である閾値とを比較し(ステップS13)、抜け時間が閾値以上であると判断した場合(ステップS13のYes)、蓄電池の寿命が尽きていないと判断する(ステップS12)。この場合において、蓄電池65の容量が少ない理由は、寿命ではなく放電量の多さが原因と判断するのである。
電源プラグの抜け期間が閾値未満と判断した場合(ステップS14のNo)、制御部61は、蓄電池65の寿命状態が尽きていると判定し、蓄電池の寿命状態「×」を記憶メモリ62に格納する(ステップS14)。これにより、蓄電池65の寿命が尽きているとの推定が一旦なされる。
本実施形態では、この判断から一定期間、例えば一週間経過後、再度蓄電池の状態を確認する(ステップS15)。この一定期間は、必要に応じて定めることができる。
制御部61は、電源ON時のバックアップフラグを再度確認する(ステップS16)。制御部61は、バックアップフラグありの場合、蓄電池の寿命は尽きていないと判定し(ステップS17)、バックアップフラグ無しの場合、電源プラグの通電状態をチェックする。
制御部61は、電源プラグの抜け期間と閾値とを比較し(ステップS18)、電源プラグが閾値以上の時間だけ抜けていたと判断した場合(ステップS15のYes)、蓄電池の寿命が尽きていないと判断する(ステップS17)。蓄電池容量が少ない理由は、寿命ではなく放電量の多さが原因と判断する。
電源プラグの抜け期間が閾値未満と判断した場合(ステップS18のNo)、制御部61は、蓄電池の寿命状態が尽きたと判定し、記憶メモリ62へ寿命状態「×」を格納する(ステップS19)。
これにより、制御部61は、蓄電池の寿命状態「×」を2回続けて判定したので、蓄電池の寿命が尽きたとみなし、操作部68の表示部に「蓄電池交換必要です」の表示を行い、ダウンタイムが発生する前に蓄電池交換を行うように促す(ステップS20)。
本実施形態によれば、時間を空けて寿命判断を複数回行うことにより、誤った寿命判断を防止することができる。
<第3実施形態>
次に本発明の第3実施形態に係る画像形成装置について説明する。図8は本発明の第3実施形態に係る画像形成装置における電池交換表示処理を示すフローチャートである。本実施形態に係る画像形成装置は第1実施形態と同じハードウエア構成を備え、第1実施形態とは異なる電池交換表示処理を行う。本実施形態では、バックアップフラグの有無の代わりに操作部68の起動時間を利用して蓄電池の寿命が尽きたか否かの判断を行う。
先ず、制御部61は、電源ON時における操作部68の起動時間を確認する(ステップS21)。操作部68の起動時間が早い場合(ステップS21の起動時間早い)、制御部61は、蓄電池65の寿命が尽きていないと判断し(ステップS22)、起動時間が遅い場合(ステップS21の起動時間遅い)、電源プラグの通電状態をチェックする(ステップS23)。制御部61は、電源プラグの抜け期間と一定期間である閾値とを比較し(ステップS23)、電源プラグが閾値を以上の時間だけ抜けていたと判断した場合(ステップS23のYes)は、蓄電池65の寿命が尽きていないと判断する(ステップS22)。この場合において、蓄電池65の容量が少ない理由は、寿命ではなく放電量の多さが原因と判断するのである。
電源プラグの抜け期間が閾値未満と判断した場合(ステップS23のNo)、制御部61は、蓄電池の寿命が尽きていると判断する(ステップS24)。そして、制御部61は、電池交換が必要であるとし、操作部68の表示部に「蓄電池交換必要です」の表示を行い(ステップS25)、ダウンタイムが発生する前に蓄電池交換を行うように促す。
本実施形態では、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
<第4実施形態>
次に本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、制御部61は、温度センサ72が検出した蓄電池65の温度に応じて閾値を変化させる。即ち、制御部61は、電源プラグの抜け期間に一定期間である閾値を設定しており、この閾値を温度に応じて変化させる。
具体的には、予め基準となる温度を「t」として定めておき、温度センサ72が検出した蓄電池65の温度が基準温度「t」よりも低い場合は、電源プラグの抜け時間が短くなる方向に閾値を変化させる。これを図4でみると、縦の点線で示される各閾値を左側に移動させたことに相当する。
逆に温度センサ72が検出した温度が基準温度「t」よりも高い場合は蓄電池65の減少が遅くなるため、電源プラグの抜け期間が長くなる方向に閾値を変化させる。これを図4で見ると、縦の点線で示される各閾値を右側に移動させたことに相当する。
本実施形態によれば、蓄電池65の温度に即してより細かい制御を行うことができ、画像形成装置ごとに蓄電池の交換を促すことができる。
<第5実施形態>
次に本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態では、制御部61は電源プラグが抜かれた無給電時間中に消費される電力に対して蓄電池65の容量が不足すると判断した場合、表示部に蓄電池の増設を促すメッセージを表示させるものである。
制御部61は、蓄電池65の放電可能時間に対して放電時間が長すぎることが原因で、例えば図6のステップS3によって蓄電池の寿命が尽きていないとの判定が所定回数以上発生、又は継続した場合に、蓄電池65の容量が不足していると判定する。蓄電池65の容量が不足していると判定した場合、制御部61は、操作部68の表示部に蓄電池を増設する必要があることを示すメッセージを表示させる。
これにより、電源プラグを抜いていることにより起因する蓄電池の容量切れを防止するための表示を行うことができる。
<本発明の実施態様例の構成、作用、効果>
<第1態様>
本態様の画像形成装置1は、商用電源69からの給電の状態を検知する切替回路67と、電力を消費して所定の機能を実現する操作部68への給電を行う蓄電池65と、切替回路67が商用電源69からの給電を検知しなかった無給電時間に基づいて蓄電池65の寿命を推定する制御部61と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、制御部61は、切替回路67が検出した無給電時間に基づいて蓄電池65の寿命を推定する。これにより、使用条件が異なる画像形成装置ごとに最適なタイミングで充電池の寿命を推定できる。
ここで、上記実施形態においては、電力を消費して所定の機能を実現する機能部として操作部68を例示したが、操作部以外のデバイスに対して蓄電池からの給電を実施してもよい。上記機能部としては、画像形成装置1が有する複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能を実現する各部位を例示できる。
或いは、図2のコントロール部70を上記機能部として蓄電池65からの給電を実施してもよい。この場合、コントロール部70は、操作部68から通知されたバックアップフラグの状態をHDD70a(不揮発性の記憶手段)に記憶させることができる。操作部68は蓄電池65からの給電が停止する直前にバックアップフラグ「オフ」をコントロール部70に通知し、コントロール部70はフラグの状態をHDD70aに記憶させた後、その機能を停止させる。
<第2態様>
本態様において、制御部61は、蓄電池65から操作部68への給電が無い場合、且つ、無給電時間が閾値に満たない場合、蓄電池65の寿命が尽きたと推定することを特徴とする。
本態様によれば、制御部61は蓄電池から操作部68への給電の有無と、無給電時間が閾値を超えたか否かと、に基づいて蓄電池65の寿命を推定する。これにより、蓄電池65から操作部68ヘの給電状態の有無を加味し、条件が異なる画像形成装置ごとに最適なタイミングで充電池の寿命を推定できる。
<第3態様>
本態様において、制御部61は、操作部68の起動時間が所定の値よりも大きく、且つ無給電時間が閾値に満たない場合、蓄電池65の寿命が尽きたと推定する。
本態様によれば、制御部61は、操作部68の起動時間と、無給電時間とに基づいて蓄電池65の寿命が尽きたかを推定する。これにより、操作部68の起動時間を加味し、条件が異なる画像形成装置ごとに最適なタイミングで充電池の寿命を推定できる。
<第4態様>
本態様において、操作部68によって検知された商用電源69からの給電の状態を記憶する記憶メモリ62を更に備え、制御部61は、記憶メモリ62に記憶された無給電時間に基づいて閾値を変更することを特徴とする。
本態様において制御部61は、記憶メモリ62に記憶された蓄電池の過去の使用状況に基づいて蓄電池65の寿命判断のための閾値を変更する。本態様によれば、過去の給電状態を加味し、適切な閾値を設定できる。
<第5態様>
本態様において、制御部61は、蓄電池65の寿命が尽きたと複数回推定した場合に、蓄電池65の寿命が尽きたとみなすことを特徴とする。
本態様によれば、時間を空けて寿命判断が複数回行われる。これにより、誤った寿命判断を防止することができる。
<第6態様>
本態様において、蓄電池65の温度を検出する温度センサ72を更に備え、制御部61は、温度に応じて閾値を変化させることを特徴とする。
本形態によれば、閾値は蓄電池65の温度により最適な値が設定される。これにより、蓄電池65の温度を加味し、条件が異なる画像形成装置ごとに最適なタイミングで充電池の寿命を推定できる。
<第7態様>
本態様において、操作部68に表示部を更に備え、制御部61は、無給電時間中に消費される電力に対して蓄電池65の容量が不足すると判断した場合、表示部に蓄電池65の増設を促すメッセージを表示させることを特徴とする。
本態様によれば、制御部61は、現在の蓄電池65では無給電期間中に電力が不足すると判断した場合、表示部に蓄電池増設のメッセージを表示する。これにより、電源プラグを抜いていることにより起因する蓄電池の容量切れを防止するための表示を行うことができる。
<第8態様>
本態様は、商用電源69からの給電の状態を検知する切替回路67と、操作部68に給電を行う蓄電池65と、を備える画像形成装置の制御方法であって、切替回路67が商用電源69からの給電を検知しなかった無給電時間に基づいて蓄電池65の寿命を推定することを特徴とする画像形成装置の制御方法である。
本態様によれば、操作部68が検出した無給電時間に基づいて蓄電池65の寿命を推定する。これにより、条件が異なる画像形成装置ごとに最適なタイミングで充電池の寿命を推定できる。
1:画像形成装置、10:自動原稿搬送装置、20:画像読取装置、30:書込ユニット、40:画像形成ユニット、44:定着装置、50:蓄電ユニット、61:制御部(寿命推定手段)、62:記憶メモリ(記憶手段)、63:電力供給ユニット、65:蓄電池、67:切替回路(検知手段)、68:操作部(給電有無判断手段、表示部)、69:商用電源
特開2005−033914公報

Claims (8)

  1. 商用電源からの給電の状態を検知する検知手段と、
    電力を消費して所定の機能を実現する機能部に給電を行う蓄電池と、
    前記検知手段が前記商用電源からの給電を検知しなかった無給電時間に基づいて前記蓄電池の寿命を推定する寿命推定手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記寿命推定手段は、前記蓄電池から前記機能部への給電が無い場合、且つ、前記無給電時間が閾値に満たない場合、前記蓄電池の寿命が尽きたと推定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記寿命推定手段は、前記機能部の起動時間が所定の値よりも大きく、且つ前記無給電時間が閾値に満たない場合、前記蓄電池の寿命が尽きたと推定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 検知手段によって検知された前記商用電源からの給電の状態を記憶する記憶手段を更に備え、
    前記寿命推定手段は、前記記憶手段に記憶された前記無給電時間に基づいて前記閾値を変更することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記寿命推定手段は、前記蓄電池の寿命が尽きたと複数回推定した場合に、前記蓄電池の寿命が尽きたとみなすことを特徴とする請求項1から4までの何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記蓄電池の温度を検出する温度検出手段を更に備え、
    前記寿命推定手段は、前記温度に応じて前記閾値を変化させることを特徴とする請求項2から5までの何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 表示部を更に備え、
    前記寿命推定手段は、前記無給電時間中に消費される電力に対して前記蓄電池の容量が不足すると判断した場合、前記表示部に蓄電池の増設を促すメッセージを表示させることを特徴とする請求項1から6までの何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 商用電源からの給電の状態を検知する検知手段と、電力を消費して所定の機能を実現する機能部に給電を行う蓄電池と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記検知手段が前記商用電源からの給電を検知しなかった無給電時間に基づいて前記蓄電池の寿命を推定することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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