JP2017011003A - 電子機器および接合部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路を適切な温度に冷却する。
【解決手段】電子機器は、低温側変形部材および高温側変形部材を具備する。この電子機器において、低温側変形部材は、異なる2つの設定温度のうち低い方に対して冷却対象の回路の温度が高くなると変形して熱容量の異なる2つの放熱部材のうち熱容量の小さい方に接触する。また、高温側変形部材は、2つの設定温度のうち高い方に対して回路の温度が高くなると変形して2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方に接触する。
【選択図】図1
【解決手段】電子機器は、低温側変形部材および高温側変形部材を具備する。この電子機器において、低温側変形部材は、異なる2つの設定温度のうち低い方に対して冷却対象の回路の温度が高くなると変形して熱容量の異なる2つの放熱部材のうち熱容量の小さい方に接触する。また、高温側変形部材は、2つの設定温度のうち高い方に対して回路の温度が高くなると変形して2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方に接触する。
【選択図】図1
Description
本技術は、電子機器および接合部材に関する。詳しくは、回路を冷却する電子機器および接合部材に関する。
近年、回路の製造プロセスの微細化が進んだことによって回路をより高集積化することが可能となり、マイクロプロセッサや画像処理用のLSI(Large-Scale Integration)は、数千万ゲートを超える規模のものも珍しくなくなってきている。また、処理を高速化するために、各回路の動作クロックの周波数がますます上昇している。特に、LSIがビデオ画像処理などの負荷の重い処理を実行する場合、急激にゲートの活性化率が高まって消費電力が大きくなり、LSIの温度が上昇する。LSI等の電子回路は、一般的に温度の上昇に伴い、動作速度が遅くなったり、製品寿命が極端に短くなったりすることが知られている。さらに、動作が保証される温度範囲を超えるほどの高温になると、最悪の場合、電子回路自体が破壊されてしまうため、それを防ぐために電子回路の冷却が必要となる。
例えば、一定の温度を超えると変形して熱交換器に接触する形状記憶合金を電子回路に取り付けた装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この形状記憶合金を介して電子回路の熱が熱交換器に移動し、熱交換器から外気に放熱される。これにより、装置は、冷却ファン等を用いずに、電子回路を冷却することができる。
しかしながら、上述の従来技術では、外気の気温低下により熱交換器の温度が非常に低くなると、電子回路が零度以下などの低温になるまで冷却されてしまうことがある。この場合、電子回路の遅延時間が冷却前より長くなるおそれがある。このように低温時に回路の遅延特性が低下する現象は低温ワーストと呼ばれる。この低温ワーストは、LSIの微細化が進むほど、また、電源電圧が低くなるほど顕著に発生する。
上述の装置において低温ワーストを避けるためには、形状記憶合金が変形する温度を比較的高い温度に設定する構成が考えられる。ただし、この構成では、形状記憶合金が変形するまでの温度域において電子回路が十分に冷却されずに動作が不安定になるおそれがある。このように、上述の装置では、回路を適切な温度に冷却することが困難である。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、回路を適切な温度に冷却することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、異なる2つの設定温度のうち低い方に対して冷却対象の回路の温度が高くなると変形して熱容量の異なる2つの放熱部材のうち熱容量の小さい方に接触する低温側変形部材と、前記2つの設定温度のうち高い方に対して前記回路の温度が高くなると変形して前記2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方に接触する高温側変形部材とを具備する電子機器である。これにより、低い方の設定温度より回路の温度が高くなると低温側変形部材が変形し、高い方の設定温度より回路の温度が高くなると高温側変形部材が変形するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、前記低温側変形部材および前記高温側変形部材の少なくとも一方は、形状記憶合金であってもよい。これにより、形状記憶合金が変形するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、前記2つの設定温度のうち低い方に対して前記回路の温度が高くなると前記低温側変形部材を変形させる低温側駆動部と、前記2つの設定温度のうち高い方に対して前記回路の温度が高くなると前記高温側変形部材を変形させる高温側駆動部とを具備してもよい。これにより、低温側駆動部および高温側駆動部により低温側変形部材および温側変形部材が変形するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、前記低温側駆動部および前記高温側駆動部の少なくとも一方は、形状記憶合金であってもよい。これにより、形状記憶合金により低温側変形部材および温側変形部材が変形するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、前記回路の温度を測定して当該測定値に基づいて前記低温側駆動部および前記高温側駆動部の少なくとも一方を駆動させる温度センサをさらに具備してもよい。これにより、温度センサにより低温側駆動部および高温側駆動部の少なくとも一方が駆動するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、前記2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方は、前記低温側変形部材および前記高温側変形部材を格納する筐体であってもよい。これにより、高温側変形部材が変形して筐体に接触するという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、第1の設定温度に対して第1の回路の温度が高くなると変形して所定の放熱部材に接触する第1の変形部材と、前記第1の設定温度より低い第2の設定温度に対して前記第1の回路の温度が高くなると変形する第2の変形部材と、第1の設定温度と前記第2の設定温度との間の第3の設定温度に対して第2の回路の温度が高くなると変形後の前記第2の変形部材とは接触しない形状に変形する第3の変形部材と、前記第3の設定温度より高い第4の設定温度に対して前記第2の回路の温度が高くなると変形して前記所定の放熱部材に接触する第4の変形部材とを具備する電子機器である。これにより、互いに異なる設定温度により第1、第2、第3および第4の変形部材が変形するという作用をもたらす。
また、本技術の第3の側面は、異なる2つの設定温度のうち低い方に対して冷却対象の回路の温度が高くなると変形して熱容量の異なる2つの放熱部材のうち熱容量の小さい方に接触する低温側変形部材と、前記2つの設定温度のうち高い方に対して前記回路の温度が高くなると変形して前記2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方に接触する高温側変形部材とを接合した接合部材である。これにより、低い方の設定温度より回路の温度が高くなると低温側変形部材が変形し、高い方の設定温度より回路の温度が高くなると高温側変形部材が変形するという作用をもたらす。
本技術によれば、回路を適切な温度に冷却することができるという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.実施の形態(2つの形状記憶合金が変形する例)
2.第1の変形例(形状記憶合金が2つの弾性部材を変形させる例)
3.第2の変形例(アクチュエータが2つの弾性部材を変形させる例)
4.第3の変形例(複数の集積回路に固定された2つの形状記憶合金が変形する例)
5.第4の変形例(2つの形状記憶合金が変形して放熱器および筐体に接触する例)
6.第5の変形例(3つの形状記憶合金が変形する例)
1.実施の形態(2つの形状記憶合金が変形する例)
2.第1の変形例(形状記憶合金が2つの弾性部材を変形させる例)
3.第2の変形例(アクチュエータが2つの弾性部材を変形させる例)
4.第3の変形例(複数の集積回路に固定された2つの形状記憶合金が変形する例)
5.第4の変形例(2つの形状記憶合金が変形して放熱器および筐体に接触する例)
6.第5の変形例(3つの形状記憶合金が変形する例)
<1.第1の実施の形態>
[電子機器の構成例]
図1は、実施の形態における電子機器100の断面図および上面図の一例である。同図におけるaは、電子機器100の断面図の一例であり、同図におけるbは、電子機器100の上面図の一例である。この電子機器100は、筐体110と、基板121および122と、集積回路131および133と、プレート140および150とを備える。プレート140は、形状記憶合金141および142から構成され、プレート150は、形状記憶合金151および152から構成される。
[電子機器の構成例]
図1は、実施の形態における電子機器100の断面図および上面図の一例である。同図におけるaは、電子機器100の断面図の一例であり、同図におけるbは、電子機器100の上面図の一例である。この電子機器100は、筐体110と、基板121および122と、集積回路131および133と、プレート140および150とを備える。プレート140は、形状記憶合金141および142から構成され、プレート150は、形状記憶合金151および152から構成される。
筐体110は、集積回路131および133や基板121および122などの部品を格納する部材である。この筐体110は、熱伝導率が一定値(例えば、水や空気の熱伝導率)より高い良導体(金属など)から構成される。この筐体110は、集積回路131および133で生じた熱を放熱する放熱部材として用いられる。また、筐体110の熱容量は、集積回路133およびプレート140のそれぞれの熱容量の合計よりも大きいものとする。なお、筐体110は、特許請求の範囲に記載の放熱部材の一例である。
なお、熱容量が比較的大きいものであれば、放熱シートやヒートシンクなど、筐体110以外の放熱部材を集積回路131および133の冷却に用いてもよい。
基板121は、集積回路131が実装される回路基板であり、基板122は、集積回路133が実装される回路基板である。これらの基板121および122と筐体110との間の空間の空気により、集積回路131および133と筐体110との間の熱移動が遮断されているものとする。
集積回路131および133は、複数の回路素子や配線を集積して組み込んだ回路である。集積回路131は、集積回路133よりも温度の上昇速度が大きいものとする。例えば、集積回路131は、集積回路133よりも回路規模や処理量が大きい。あるいは、集積回路131の動作クロックの周波数は、集積回路133よりも高い。温度の上昇速度が低い方の集積回路133とプレート140とは、集積回路131で生じた熱を放熱する放熱部材として用いられる。なお、集積回路131は、特許請求の範囲に記載の第1の回路の一例であり、集積回路133は、特許請求の範囲に記載の第2の回路の一例である。
プレート140は、溶接や圧接などの熱伝達性が維持される接合方法によって形状記憶合金141と形状記憶合金142とを接合した接合部材である。プレート150は、形状記憶合金141と形状記憶合金142とを溶接等により接合した接合部材である。また、プレート140は、その一部が集積回路131に接した状態で、接着剤やネジにより集積回路131に固定されている。また、プレート150は、その一部が集積回路133に接した状態で集積回路133に固定されている。なお、プレート140は、特許請求の範囲に記載の接合部材の一例である。
なお、形状記憶合金141および142を接合しているが、これらを接合しない構成としてもよい。また、形状記憶合金151および152についても、これらを接合しない構成としてもよい。接合しない場合であっても、それらの形状記憶合金の一部が接着剤などにより集積回路131や133に固定されていればよい。
形状記憶合金141は、自身の温度が変態点T1より高くなると変形して筐体110に接触するものである。この形状記憶合金141は、変態点T1以下の温度になると、変形前の元の形状に戻る。
形状記憶合金142は、自身の温度が変態点T2より高くなると変形して形状記憶合金151に接触するものである。この形状記憶合金142は、変態点T2以下の温度になると、変形前の元の形状に戻る。
形状記憶合金151は、自身の温度が変態点T3より高くなると、変形後の形状記憶合金142に接触しない形状に変形するものである。この形状記憶合金151は、変態点T3以下の温度になると、変形前の元の形状に戻る。
形状記憶合金152は、自身の温度が変態点T4より高くなると変形して筐体110に接触するものである。この形状記憶合金152は、変態点T4以下の温度になると、変形前の元の形状に戻る。
また、筐体110に平行なX方向において、形状記憶合金141、142、151および152は、それぞれ異なる位置で変形する。形状記憶合金141、142、151および152のそれぞれの変形する位置を、X1、X2、X3およびX4とする。
また、これらの形状記憶合金141、142、151および152は、熱伝導率が一定値より高い良導体(チタンおよびニッケルの合金など)から構成される。ここで、変態点T1、T2、T3およびT4は、例えば、次の関係式が成立する値に設定される。
T2<T3<T1<T4 ・・・式1
T2<T3<T1<T4 ・・・式1
なお、T4は、T3より高い温度であればよく、T1より高い温度に限定されない。例えば、T4はT1と同一の温度であってもよい。
また、形状記憶合金141は、特許請求の範囲に記載の高温側変形部材または第1の変形部材の一例であり、形状記憶合金142は、特許請求の範囲に記載の低温側変形部材または第2の変形部材の一例である。また、形状記憶合金151は、特許請求の範囲に記載の第3の変形部材の一例であり、形状記憶合金152は、特許請求の範囲に記載の第4の変形部材の一例である。
図1におけるaの電子機器100の状態は、集積回路131の温度がT2以下で、集積回路133の温度がT3以下の状態(電源投入前の状態など)に該当する。この状態の形状記憶合金141は筐体110に接触せず、形状記憶合金142も、形状記憶合金151に接触しない。また、形状記憶合金151は形状記憶合金142に接触せず、形状記憶合金152も筐体110に接触しない。
図2は、実施の形態における低温時の冷却方法を説明するための図である。同図における斜線部分は、温度が上昇した部分を示す。図2におけるaは、図1におけるaの状態から、集積回路131の温度がT2よりも高い状態に遷移したときの電子機器100の断面図の一例である。
前述したように、集積回路133の温度の上昇速度は集積回路131より小さいため、集積回路131がT2より高い状態でも集積回路133の温度は、依然としてT3以下であるものとする。この状態において形状記憶合金142は変形して形状記憶合金151に接触する。これにより、集積回路131で生じた熱が、プレート140および150を介して集積回路133に移動し、集積回路131が冷却される。
図2におけるbは、同図におけるaの状態から、集積回路133の温度がT3よりも高い状態に遷移したときの電子機器100の断面図の一例である。この状態において形状記憶合金151は、変形後の形状記憶合金142に接触しない形状に変形する。これにより、集積回路131から集積回路133への熱の移動が遮断され、集積回路133の温度上昇が抑制される。
図3は、実施の形態における高温時の冷却方法を説明するための図である。図3における格子状に交差した斜線の部分は、図2の状態と比較して温度がさらに上昇した部分を示す。図3におけるaは、図2におけるbの状態から、集積回路131の温度がT1より高い状態に遷移したときの電子機器100の断面図の一例である。この状態において形状記憶合金141は変形して筐体110に接触する。これにより、集積回路131で生じた熱が、プレート140を介して筐体110に移動し、集積回路131が冷却される。
図3におけるbは、同図におけるaの状態から、集積回路133の温度がT4より高い状態に遷移したときの電子機器100の断面図の一例である。この状態において形状記憶合金152は変形して筐体110に接触する。これにより、集積回路133で生じた熱が、プレート150を介して筐体110に移動し、集積回路133が冷却される。
ここで、比較のために形状記憶合金141および142のうち形状記憶合金141のみを設けた構成の比較例を想定する。この比較例で形状記憶合金141の変態点を、T1およびT2のうち低い方のT2に変更する。この設定では、筐体110の温度が非常に低い温度(零度以下など)の環境下で、形状記憶合金141が変形して筐体110に接触すると、集積回路131の温度が低くなりすぎるおそれがある。この結果、集積回路131の遅延時間が非常に長くなる現象や、集積回路131が起動しなくなる現象が生じる。このように低温時に回路の動作が不安定になる現象は、低温ワーストと呼ばれる。
この低温ワーストを抑制するために、高い方の温度T1を形状記憶合金141の変態点とすると、その温度T1までの温度域において集積回路131が十分に冷却されず、集積回路131の動作が不安定になるおそれがある。
このように、形状記憶合金141のみでは、集積回路131を適切な温度に冷却することができないおそれがある。これに対して、形状記憶合金141および142を設けた図3の構成では、集積回路131の温度が十分に上昇し、変態点T1を超えた段階で形状記憶合金141が筐体110に接触するため、低温ワーストを抑制することができる。また、その変態点T1までの温度域において変態点T2を超えると形状記憶合金142が形状記憶合金151に接触するため、集積回路131を十分に冷却することができる。これにより、低温ワーストを抑制しつつ、集積回路131を十分に低い温度に冷却することができる。
また、集積回路133の温度がT3を超えると形状記憶合金151が変形して、集積回路131からの熱移動を遮断するため、集積回路133の温度の上昇を抑制することができる。そして、集積回路133の温度が十分に上昇し、T4を超えた段階で形状記憶合金152が筐体110に接触するため、低温ワーストを抑制することができる。これらの形状記憶合金141、142、151および152により、温度の上昇速度の異なる集積回路131および133の間で適切に熱を移動させ、それらの回路を効率的に冷却することができる。また、プレート140および150は電力を消費せず、冷却ファンなどと比較して部品点数も少ないため、小型のポータブル機器などに低コストで搭載することができる。
このように、本技術の実施の形態によれば、温度T2で形状記憶合金141が形状記憶合金151に接触し、温度T1で形状記憶合金142が筐体110に接触するため、形状記憶合金151および筐体110に異なる温度で熱を移動させることができる。これにより、低温ワーストを抑制しつつ、集積回路131を十分に低い温度に冷却することができる。
[第1の変形例]
上述の実施の形態では、プレート140および150を形状記憶合金141等により形成していたが、これらを形状記憶合金以外の部材により形成することもできる。この第1の変形例の電子機器100は、形状記憶合金以外の部材によりプレートを形成した点において実施の形態と異なる。
上述の実施の形態では、プレート140および150を形状記憶合金141等により形成していたが、これらを形状記憶合金以外の部材により形成することもできる。この第1の変形例の電子機器100は、形状記憶合金以外の部材によりプレートを形成した点において実施の形態と異なる。
図4は、実施の形態の第1の変形例における電子機器100の断面図の一例である。この第1の変形例の電子機器100は、形状記憶合金141、142、151および152の代わりに、弾性部材171、172、173および174と、形状記憶合金バネ161、162、163および164とを備える。弾性部材171は弾性部材172と接合され、弾性部材173は弾性部材174と接合される。
弾性部材171は、筐体110に垂直なZ軸方向に沿って筐体110への方向に応力が加えられると弾性変形して筐体110に接触するものである。この弾性部材171は、応力が除荷されると、筐体110に接触しない元の形状に戻る。
弾性部材172は、Z軸方向に沿って筐体110から遠ざかる方向に応力が加えられると弾性変形して弾性部材173に接触するものである。この弾性部材172は、応力が除荷されると、弾性部材173に接触しない元の形状に戻る。
弾性部材173は、Z軸方向に沿って筐体110から遠ざかる方向に応力が加えられると、弾性部材172に接触しない形状に弾性変形するものである。この弾性部材173は、応力が除荷されると元の形状に戻る。
弾性部材174は、Z軸方向に沿って筐体110への方向に応力が加えられると弾性変形して筐体110に接触するものである。この弾性部材174は、応力が除荷されると、筐体110に接触しない元の形状に戻る。
これらの弾性部材171、172、173および174は、熱伝導率が一定値より高い良導体(金属など)により形成される。
形状記憶合金バネ161は、自身の温度が変態点T1を超えると変形して弾性部材171を筐体110に接触させるものである。この形状記憶合金バネ161の一端は弾性部材171に接し、他端は筐体110に対向する面に固定されている。そして、変態点T1を超えると形状記憶合金バネ161は、Z軸方向の長さが増大する形状に変形し、弾性部材171に応力を加える。変態点T1以下の温度になると、形状記憶合金バネ161は変形前の元の形状に戻る。なお、形状記憶合金バネ161は、特許請求の範囲に記載の高温側駆動部の一例である。
形状記憶合金バネ162は、自身の温度が変態点T2を超えると変形して弾性部材172を弾性部材173に接触させるものである。この形状記憶合金バネ161の一端は弾性部材172に接し、他端は筐体110に固定されている。そして、変態点T2を超えると形状記憶合金バネ162は、Z軸方向の長さが増大する形状に変形し、弾性部材172に応力を加える。変態点T2以下の温度になると、形状記憶合金バネ162は変形前の元の形状に戻る。なお、形状記憶合金バネ162は、特許請求の範囲に記載の低温側駆動部の一例である。
形状記憶合金バネ163は、自身の温度が変態点T3を超えると変形して、弾性部材172に接しない形状に弾性部材173を変形させるものである。この形状記憶合金バネ163の一端は弾性部材173に接し、他端は筐体110に固定されている。そして、変態点T3を超えると形状記憶合金バネ163は、Z軸方向の長さが増大する形状に変形し、弾性部材173に応力を加える。変態点T3以下の温度になると、形状記憶合金バネ163は変形前の元の形状に戻る。
形状記憶合金バネ164は、自身の温度が変態点T4を超えると変形して弾性部材174を筐体110に接触させるものである。この形状記憶合金バネ164の一端は弾性部材174に接し、他端は筐体110に対向する面に固定されている。そして、変態点T4を超えると形状記憶合金バネ164は、Z軸方向の長さが増大する形状に変形し、弾性部材174に応力を加える。変態点T4以下の温度になると、形状記憶合金バネ164は変形前の元の形状に戻る。
なお、弾性部材171、172、173および174の少なくとも1つを第1の実施の形態の形状記憶合金141等に置き換えることもできる。この場合には置き換えた弾性部材に対応する形状記憶合金バネが不要となる。
このように、本技術の第1の変形例によれば、温度T2で形状記憶合金バネ162が弾性部材同士を接触させ、温度T1で形状記憶合金バネ161が筐体110に弾性部材を接触させるため、形状記憶合金バネおよび弾性部材により熱を移動させることができる。
[第2の変形例]
上述の第1の変形例では、形状記憶合金バネ161等により弾性部材171等を変形させていたが、形状記憶合金バネ以外の部品により弾性部材171等を変形させることもできる。この第2の変形例の電子機器100は、形状記憶合金バネ以外の部品により弾性部材171等を変形させた点において第1の変形例と異なる。
上述の第1の変形例では、形状記憶合金バネ161等により弾性部材171等を変形させていたが、形状記憶合金バネ以外の部品により弾性部材171等を変形させることもできる。この第2の変形例の電子機器100は、形状記憶合金バネ以外の部品により弾性部材171等を変形させた点において第1の変形例と異なる。
図5は、実施の形態の第2の変形例における電子機器100の断面図の一例である。この第2の変形例の電子機器100は、形状記憶合金バネ161、162、163および164の代わりに、アクチュエータ191、192、193および194と、温度センサ181および182とを備える点において第1の変形例と異なる。
温度センサ181は、弾性部材171および172を介して集積回路131の温度を測定するものである。この温度センサ181は、測定値がT1を超えるとアクチュエータ191に制御信号を供給して、筐体110の方向へ駆動させる。一方、測定値がT1以下になると、温度センサ181は、筐体110から遠ざかる方向へアクチュエータ191を駆動させる。また、温度センサ181は、測定値がT2を超えるとアクチュエータ192に制御信号を供給して、筐体110から遠ざかる方向へ駆動させる。一方、測定値がT2以下になると、温度センサ181は、筐体110の方向へアクチュエータ192を駆動させる。
温度センサ182は、弾性部材173および174を介して集積回路133の温度を測定するものである。この温度センサ182は、測定値がT3を超えるとアクチュエータ193に制御信号を供給して、筐体110から遠ざかる方向へ駆動させる。一方、測定値がT3以下になると、温度センサ182は、筐体110の方向へアクチュエータ193を駆動させる。また、温度センサ182は、測定値がT4を超えるとアクチュエータ194に制御信号を供給して、筐体110の方向へ駆動させる。一方、測定値がT4以下になると、温度センサ183は、筐体110から遠ざかる方向へアクチュエータ194を駆動させる。
アクチュエータ191は、温度センサ181からの制御信号に従って変形し、弾性部材171を筐体110に接触させるものである。例えば、アクチュエータ191は、Z軸方向に沿って伸縮することにより、弾性部材171に応力を加えて筐体110に接触させる。なお、アクチュエータ191は、特許請求の範囲に記載の高温側駆動部の一例である。
アクチュエータ192は、温度センサ181からの制御信号に従って変形し、弾性部材172を弾性部材173に接触させるものである。なお、アクチュエータ192は、特許請求の範囲に記載の低温側駆動部の一例である。
アクチュエータ193は、温度センサ182からの制御信号に従って変形し、弾性部材173を、弾性部材172に接触しない形状に変化させるものである。アクチュエータ194は、温度センサ182からの制御信号に従って変形し、弾性部材174を筐体110に接触させるものである。
これらのアクチュエータ191、192、193および194として、例えば、ソレノイドアクチュエータやリニアアクチュエータが用いられる。なお、制御信号に従って伸縮するアクチュエータであれば、ソレノイドアクチュエータ等以外のものをアクチュエータ191、192、193および194として用いることもできる。
なお、弾性部材171、172、173および174の少なくとも1つを実施の形態の形状記憶合金141等に置き換えることもできる。この場合には置き換えた弾性部材に対応するアクチュエータが不要となる。
また、アクチュエータ191、192、193および194の少なくとも1つを第1の変形例の形状記憶合金バネに置き換えることもできる。この場合には、置き換えた弾性部材に対応するアクチュエータが不要となる。
このように、本技術の第2の変形例によれば、温度T2でアクチュエータ192が弾性部材同士を接触させ、温度T1でアクチュエータ191が弾性部材172を筐体110に接触させるため、アクチュエータおよび弾性部材により熱を移動させることができる。
[第3の変形例]
上述の実施の形態では、プレート140および150は、それぞれ1つの集積回路を冷却していたが、プレートごとに集積回路を1つ設ける構成では、集積回路の個数の増大に伴って、プレートの個数が増大するおそれがある。この第3の変形例の電子機器100は、プレートの個数の増大を抑制した点において実施の形態と異なる。
上述の実施の形態では、プレート140および150は、それぞれ1つの集積回路を冷却していたが、プレートごとに集積回路を1つ設ける構成では、集積回路の個数の増大に伴って、プレートの個数が増大するおそれがある。この第3の変形例の電子機器100は、プレートの個数の増大を抑制した点において実施の形態と異なる。
図6は、実施の形態の第3の変形例における電子機器100の断面図の一例である。この第3の変形例の電子機器100は、集積回路132および134をさらに備える点において実施の形態と異なる。
集積回路132は、集積回路131とともに基板121に実装され、集積回路134は、集積回路133とともに基板122に実装される。そして、プレート140は、集積回路131および132を冷却し、プレート150は、集積回路133および134を冷却する。
なお、プレート140および150のそれぞれに集積回路を2つずつ設けているが、プレートごとに3つ以上の集積回路を設けてもよい。また、集積回路同士をコネクタにより接続してもよい。
このように、本技術の第3の変形例によれば、プレートごとに複数の集積回路を設けたため、集積回路の個数の増大に伴うプレートの個数の増大を抑制することができる。
[第4の変形例]
上述の実施の形態では、プレート140が集積回路131から集積回路133に熱を移動させていたが、集積回路131からの熱により集積回路133の温度が上昇して集積回路133の動作が不安定になるおそれがある。この第4の変形例の電子機器100は、集積回路間の熱移動を抑制した点において実施の形態と異なる。
上述の実施の形態では、プレート140が集積回路131から集積回路133に熱を移動させていたが、集積回路131からの熱により集積回路133の温度が上昇して集積回路133の動作が不安定になるおそれがある。この第4の変形例の電子機器100は、集積回路間の熱移動を抑制した点において実施の形態と異なる。
図7は、実施の形態の第4の変形例における電子機器100の断面図の一例である。この第4の変形例の電子機器100は、プレート150を備えず、放熱器201をさらに備える点において第1の実施の形態と異なる。同図において集積回路133は、省略されている。
また、第4の変形例の形状記憶合金142は、変態点T2を超えると変形して放熱器201に接触する。
放熱器201は、集積回路131からの熱を筐体110内に放熱するものである。この放熱器201の熱容量は、筐体110より小さいものとする。放熱器201として例えば、放熱シートやヒートシンクなどが用いられる。なお、放熱器201は、特許請求の範囲に記載の放熱部材の一例である。
このように、本技術の第4の変形例によれば、形状記憶合金142が変形して、集積回路131から放熱器201に熱を移動させるため、集積回路133の温度上昇を抑制することができる。
[第5の変形例]
上述の実施の形態では、形状記憶合金142が変形して集積回路131から集積回路133へ熱を移動させていたが、集積回路131からの熱により集積回路133の動作が不安定になるおそれがある。この第4の変形例の電子機器100は、集積回路133の冷却を容易にした点において実施の形態と異なる。
上述の実施の形態では、形状記憶合金142が変形して集積回路131から集積回路133へ熱を移動させていたが、集積回路131からの熱により集積回路133の動作が不安定になるおそれがある。この第4の変形例の電子機器100は、集積回路133の冷却を容易にした点において実施の形態と異なる。
図8は、実施の形態の第5の変形例における電子機器100の上面図の一例である。この第5の変形例の電子機器100は、形状記憶合金143および放熱器201をさらに備える点において実施の形態例と異なる。
形状記憶合金143は、変態点T5で変形して放熱器201に接触するものである。ここで、T5は、T2より高く、T1より低い温度である。また、この形状記憶合金143は、形状記憶合金141に接合されている。放熱器201は、集積回路131からの熱を放熱するものである。なお、集積回路1つに3つの形状記憶合金(141、142および143)を設けているが、4つ以上の形状記憶合金を設けてもよい。
温度T5に達すると、形状記憶合金143が放熱器201に接触して、集積回路131から放熱器201に熱が移動する。これにより、集積回路131および133の温度上昇を抑制することができる。
なお、形状記憶合金141、142、143、151および155の少なくとも1つを第1の変形例の弾性部材171等に置き換えることもできる。この場合には、置き換えた弾性部材に対応する形状記憶合金バネがさらに設けられる。
また、形状記憶合金141、142、143、151および155の少なくとも1つを第2の変形例の弾性部材171等に置き換えることもできる。この場合には、置き換えた弾性部材に対応するアクチュエータおよび温度センサがさらに設けられる。
このように、本技術の第5の変形例によれば、1つの集積回路131を3つの形状記憶合金(141、142および143)により冷却するため、より効率的に集積回路131および133を冷却することができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)異なる2つの設定温度のうち低い方に対して冷却対象の回路の温度が高くなると変形して熱容量の異なる2つの放熱部材のうち熱容量の小さい方に接触する低温側変形部材と、
前記2つの設定温度のうち高い方に対して前記回路の温度が高くなると変形して前記2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方に接触する高温側変形部材と
を具備する電子機器。
(2)前記低温側変形部材および前記高温側変形部材の少なくとも一方は、形状記憶合金である
前記(1)記載の電子機器。
(3)前記2つの設定温度のうち低い方に対して前記回路の温度が高くなると前記低温側変形部材を変形させる低温側駆動部と、
前記2つの設定温度のうち高い方に対して前記回路の温度が高くなると前記高温側変形部材を変形させる高温側駆動部と
を具備する前記(1)記載の電子機器。
(4)前記低温側駆動部および前記高温側駆動部の少なくとも一方は、形状記憶合金である
前記(3)記載の電子機器。
(5)前記回路の温度を測定して当該測定値に基づいて前記低温側駆動部および前記高温側駆動部の少なくとも一方を駆動させる温度センサをさらに具備する
前記(3)記載の電子機器。
(6)前記2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方は、前記低温側変形部材および前記高温側変形部材を格納する筐体である
前記(1)から(5)のいずれかに記載の電子機器。
(7)第1の設定温度に対して第1の回路の温度が高くなると変形して所定の放熱部材に接触する第1の変形部材と、
前記第1の設定温度より低い第2の設定温度に対して前記第1の回路の温度が高くなると変形する第2の変形部材と、
第1の設定温度と前記第2の設定温度との間の第3の設定温度に対して第2の回路の温度が高くなると変形後の前記第2の変形部材とは接触しない形状に変形する第3の変形部材と、
前記第3の設定温度より高い第4の設定温度に対して前記第2の回路の温度が高くなると変形して前記所定の放熱部材に接触する第4の変形部材と
を具備する電子機器。
(8)異なる2つの設定温度のうち低い方に対して冷却対象の回路の温度が高くなると変形して熱容量の異なる2つの放熱部材のうち熱容量の小さい方に接触する低温側変形部材と、前記2つの設定温度のうち高い方に対して前記回路の温度が高くなると変形して前記2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方に接触する高温側変形部材とを接合した接合部材。
(1)異なる2つの設定温度のうち低い方に対して冷却対象の回路の温度が高くなると変形して熱容量の異なる2つの放熱部材のうち熱容量の小さい方に接触する低温側変形部材と、
前記2つの設定温度のうち高い方に対して前記回路の温度が高くなると変形して前記2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方に接触する高温側変形部材と
を具備する電子機器。
(2)前記低温側変形部材および前記高温側変形部材の少なくとも一方は、形状記憶合金である
前記(1)記載の電子機器。
(3)前記2つの設定温度のうち低い方に対して前記回路の温度が高くなると前記低温側変形部材を変形させる低温側駆動部と、
前記2つの設定温度のうち高い方に対して前記回路の温度が高くなると前記高温側変形部材を変形させる高温側駆動部と
を具備する前記(1)記載の電子機器。
(4)前記低温側駆動部および前記高温側駆動部の少なくとも一方は、形状記憶合金である
前記(3)記載の電子機器。
(5)前記回路の温度を測定して当該測定値に基づいて前記低温側駆動部および前記高温側駆動部の少なくとも一方を駆動させる温度センサをさらに具備する
前記(3)記載の電子機器。
(6)前記2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方は、前記低温側変形部材および前記高温側変形部材を格納する筐体である
前記(1)から(5)のいずれかに記載の電子機器。
(7)第1の設定温度に対して第1の回路の温度が高くなると変形して所定の放熱部材に接触する第1の変形部材と、
前記第1の設定温度より低い第2の設定温度に対して前記第1の回路の温度が高くなると変形する第2の変形部材と、
第1の設定温度と前記第2の設定温度との間の第3の設定温度に対して第2の回路の温度が高くなると変形後の前記第2の変形部材とは接触しない形状に変形する第3の変形部材と、
前記第3の設定温度より高い第4の設定温度に対して前記第2の回路の温度が高くなると変形して前記所定の放熱部材に接触する第4の変形部材と
を具備する電子機器。
(8)異なる2つの設定温度のうち低い方に対して冷却対象の回路の温度が高くなると変形して熱容量の異なる2つの放熱部材のうち熱容量の小さい方に接触する低温側変形部材と、前記2つの設定温度のうち高い方に対して前記回路の温度が高くなると変形して前記2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方に接触する高温側変形部材とを接合した接合部材。
100 電子機器
110 筐体
121、122 基板
131、132、133、134 集積回路
140、150 プレート
141、142、143、151、152 形状記憶合金
161、162、163、164 形状記憶合金バネ
171、172、173、174 弾性部材
181、182、183、184 温度センサ
191、192、193、194 アクチュエータ
201 放熱器
110 筐体
121、122 基板
131、132、133、134 集積回路
140、150 プレート
141、142、143、151、152 形状記憶合金
161、162、163、164 形状記憶合金バネ
171、172、173、174 弾性部材
181、182、183、184 温度センサ
191、192、193、194 アクチュエータ
201 放熱器
Claims (8)
- 異なる2つの設定温度のうち低い方に対して冷却対象の回路の温度が高くなると変形して熱容量の異なる2つの放熱部材のうち熱容量の小さい方に接触する低温側変形部材と、
前記2つの設定温度のうち高い方に対して前記回路の温度が高くなると変形して前記2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方に接触する高温側変形部材と
を具備する電子機器。 - 前記低温側変形部材および前記高温側変形部材の少なくとも一方は、形状記憶合金である
請求項1記載の電子機器。 - 前記2つの設定温度のうち低い方に対して前記回路の温度が高くなると前記低温側変形部材を変形させる低温側駆動部と、
前記2つの設定温度のうち高い方に対して前記回路の温度が高くなると前記高温側変形部材を変形させる高温側駆動部と
を具備する請求項1記載の電子機器。 - 前記低温側駆動部および前記高温側駆動部の少なくとも一方は、形状記憶合金である
請求項3記載の電子機器。 - 前記回路の温度を測定して当該測定値に基づいて前記低温側駆動部および前記高温側駆動部の少なくとも一方を駆動させる温度センサをさらに具備する
請求項3記載の電子機器。 - 前記2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方は、前記低温側変形部材および前記高温側変形部材を格納する筐体である
請求項1記載の電子機器。 - 第1の設定温度に対して第1の回路の温度が高くなると変形して所定の放熱部材に接触する第1の変形部材と、
前記第1の設定温度より低い第2の設定温度に対して前記第1の回路の温度が高くなると変形する第2の変形部材と、
第1の設定温度と前記第2の設定温度との間の第3の設定温度に対して第2の回路の温度が高くなると変形後の前記第2の変形部材とは接触しない形状に変形する第3の変形部材と、
前記第3の設定温度より高い第4の設定温度に対して前記第2の回路の温度が高くなると変形して前記所定の放熱部材に接触する第4の変形部材と
を具備する電子機器。 - 異なる2つの設定温度のうち低い方に対して冷却対象の回路の温度が高くなると変形して熱容量の異なる2つの放熱部材のうち熱容量の小さい方に接触する低温側変形部材と、前記2つの設定温度のうち高い方に対して前記回路の温度が高くなると変形して前記2つの放熱部材のうち熱容量の大きい方に接触する高温側変形部材とを接合した接合部材。
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