JP2017010765A - 保護カバー及び導電条体付電気コネクタと保護カバーの組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタ端子とケーブル端子との接続部分の十分な保護を図るとともに、コネクタ端子と導電条体端子との接続作業を容易とすることが可能な保護カバー及び導電条体付電気コネクタと保護カバーの組立体を提供する。【解決手段】保護カバー5は、コネクタ側接続部23を支持する第一カバー部材50と、該第一カバー部材50に取り付けられる第二カバー部材60とを有しており、第一カバー部材50は、基壁と一対の側壁52とを有しており、基壁は、ボルト7の頭部またはナット8を収容支持するための収容部が基壁の内壁面から没して形成されており、一対の側壁52は、コネクタ側接続部23のカバー幅方向での移動を規制する側方コネクタ規制面と、導電条体端子40および導電条体C1の少なくとも一方のカバー幅方向での移動を規制する側方導電条体規制面52Bとが形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、電源用の電気コネクタに設けられたコネクタ端子と導電条体の一端に取り付けられた導電条体端子との接続部分を覆って保護する保護カバー及び導電条体付電気コネクタと保護カバーの組立体に関する。
電気コネクタの端子にケーブルやバスバー等の接続対象物(導電条体)を接続する場合、該端子と接続対象物との接続部分への埃等の付着、異物の衝突による接続部分の損傷、作業者の不用意な接触による感電事故などを防止するために、上記接続部分に保護カバーが取り付けられることがある。
かかる保護カバーとして、例えば、特許文献1のレセプタクルコネクタに設けられるリアカバーが知られている。特許文献1は、レセプタクルハウジングに設けられ上記接続対象物が接続される外部接続用端子と該接続対象物としてのバスバーとの接続部分の一部を覆うリアカバーを開示している(特許文献1の図27、図28、図30参照)。レセプタクルコネクタは、プラグコネクタに対して嵌合接続されるように前方へ向けて開口している。上記外部接続用端子は、レセプタクルコネクタの後部側、すなわちコネクタ嵌合側とは反対側で前後方向に延びる金属板状片で作られており、その後端部に後述のボルトの挿通を許容する孔部が形成されている。上記リアカバーは、外部接続用端子の後半部の板面を支持する突出部が後方へ向けて延びて形成されている。該突出部の後端部には後述のボルトの挿通を許容する孔部が形成されている。
上記リアカバーが後方から上記外部接続用端子に対して配されると、突出部の上面に外部接続用端子の後半部が位置し(特許文献1の図27参照)、該突出部の孔部と該外部接続用端子の孔部との位置が一致する。次に、これらの孔部へ下方からボルトを挿通させて該ボルトの先端側部分(頭部とは反対側の部分)を上方に突出させた状態で、さらに該ボルトの先端側部分に対してバスバーをその端部に形成された孔部で組み付ける。そして、該ボルトの先端型部分にナットを締結することにより、外部接続用端子とバスバーとの板面同士が密接固定し、両者が電気的に接続される。
特開2012−182106
外部接続用端子とバスバーとの接続部分では、リアカバーの突出部によって外部接続用端子の下面が覆われているが、上面や側面が露呈しており、該接続部分の十分な保護が図られていない。
また、ボルトの軸線まわりでのバスバーの移動(回動)は特に規制されていないので、ボルトとナットとの締結過程において、締結トルクを受けるナットとバスバーとの間に生じる摩擦に起因して該バスバーが不用意に回動することがある。その結果、上記締結過程にて、バスバーの姿勢が安定せず、該バスバーの回動を回避しながらボルトとナットの締結を行わなければならないので、外部接続用端子とバスバーとの接続作業が煩雑となるおそれがある。また、締結後においても、バスバーが不用意な外力を度々受けて回動を繰り返すことにより、ボルトとナットが徐々に緩んで、外部接続用端子とバスバーとの接続不良を生じたり、該バスバーの姿勢がずれたりするおそれもある。
本発明は、このような事情を鑑み、電源用の電気コネクタに設けられたコネクタ端子と導電条体の一端に取り付けられた導電条体端子との接続部分の十分な保護を図るとともに、コネクタ端子と導電条体端子との接続作業を容易とすることが可能な保護カバー及び導電条体付電気コネクタと保護カバーの組立体を提供することを目的とする。
本発明によれば、上述の課題は、保護カバーに関しては次の第一発明により、導電条体付電気コネクタと保護カバーの組立体に関しては第二発明により解決される。
<第一発明>
第一発明に係る保護カバーは、電源用の電気コネクタに設けられたコネクタ端子と導電条体の一端に設けられた導電条体端子との接続部分を覆う保護カバーであって、上記コネクタ端子の一部をなし上記電気コネクタのハウジングから突出する板状のコネクタ側接続部と上記導電条体端子の一部をなす板状の導電条体側接続部とが、両接続部の板厚方向に重ね合わせられて該板厚方向の両側からボルトとナットとで締結されることにより形成された上記接続部分を覆う。
かかる保護カバーにおいて、第一発明では、該保護カバーは、上記コネクタ側接続部を支持する第一カバー部材と、該第一カバー部材に取り付けられる第二カバー部材とを有しており、上記第一カバー部材は、コネクタ側接続部の板面に面する基壁と、上記板厚方向および導電条体長手方向の両方に対して直角なカバー幅方向での上記基壁の両端部から起立する一対の側壁とを有しており、上記第一カバー部材の基壁は、ボルトの頭部またはナットを収容支持するための収容部が上記基壁の内壁面から上記コネクタ側接続部の板厚方向に没して形成されており、上記一対の側壁は、上記コネクタ側接続部の上記カバー幅方向での移動を規制する側方コネクタ規制面が対向内壁面に形成されているととともに、上記導電条体端子および導電条体の少なくとも一方の上記カバー幅方向での移動を規制する側方導電条体規制面が対向内壁面に形成されていることを特徴としている。
第一発明では、第一カバー部材で支持されているコネクタ端子のコネクタ側接続部に導電条体端子の導電条体側接続部がボルトとナットで締結されて形成された接続部分が、上記第一カバー部材に第二カバー部材を取り付けることにより、保護カバー内に収容される。したがって、上記接続部分全体が保護カバーで覆われて保護される。
また、コネクタ側接続部のカバー幅方向での移動が第一カバー部材の側方コネクタ規制面によって規制されるとともに、上記導電条体端子および導電条体の少なくとも一方のカバー幅方向での移動が第一カバー部材の側方導電条体規制面によって規制される。したがって、ボルトとナットの締結過程において、締結トルクに起因する導電条体端子および導電条体のボルト軸線まわりでの回動が規制されるので、コネクタ端子と導電条体端子との接続作業が容易となる。
また、ボルトの頭部またはナットを第一カバー部材の収容部で収容支持できるようになっているので、ボルトとナットの締結過程において、ボルトあるいはナットを第一カバー部材に支持させておくことができ、コネクタ端子と導電条体端子との接続作業がさらに容易となる。
第一発明において、保護カバーは、コネクタ端子がハウジング外で電気コネクタの挿抜方向に対して直角に板厚方向で屈曲されることにより形成されたコネクタ側接続部と該コネクタ側接続部に接続される導電条体側接続部との接続部分を覆うようになっていてもよい。
第一発明において、第一カバー部材の一対の側壁は、コネクタ側接続部のカバー幅方向端部を支持するための支持溝部が上記側壁の内壁面から没するとともに導電条体長手方向に延びて形成されており、上記支持溝部を形成する内壁面のうちカバー幅方向に対して直角な面が側方コネクタ規制面として形成されていることとしてもよい。
コネクタ端子のコネクタ側接続部のカバー幅方向端部(側端部)が第一カバー部材の支持溝部内に収容されると、上記支持溝部を形成する内壁面のうちカバー幅方向に対して直角な面、すなわち側方コネクタ規制面に対してコネクタ側接続部の側端部が当接可能に位置し、該コネクタ側接続部のカバー幅方向での移動が規制される。また、上記支持溝部を形成する内壁面のうちコネクタ側接続部の板厚方向に対して直角な面にコネクタ側接続部の側端部の板面が当接可能に位置し、該コネクタ側接続部の上記板厚方向での移動が規制される。その結果、カバー幅方向および上記板厚方向でコネクタ側接続部を位置決めすることができ、導電条体端子の導電条体側接続部との接続作業が容易となる。
第一発明において、第一カバー部材の収容部は、導電条体長手方向での片側にも開口しているとともに、ボルトの頭部あるいはナットの外周に形成された係合平坦面と対面する上記収容部の内壁面が、上記係合平坦面と係合して上記ボルトあるいは上記ナットの軸線まわりの回転を阻止する回転阻止面として形成されていることとしてもよい。
第一カバー部材の収容部が導電条体長手方向での片側にも開口していることにより、導電条体長手方向で収容部が開口している側からボルトの頭部またはナットを収容することができる。特に、ボルトの頭部を収容する場合において、該ボルトをコネクタ側接続部に挿通させた状態を維持したまま、導電条体長手方向で上記ボルトの頭部を収容部に収容すると同時に、コネクタ側接続部を第一カバー部材での支持位置にもたらすことができる。
また、上記収容部に収容されたボルトの頭部あるいはナットの係合平坦面が上記収容部の回転阻止面と係合することにより、該ボルトあるいはナット軸線まわりの回転が阻止されるので、ボルトとナットを締結する作業が容易となる。
第一発明において、第一カバー部材は、電気コネクタのハウジングを支持するための支持部を有しており、第二カバー部材は、上記ハウジングに係合可能な係合部を有しており、第一カバー部材の支持部が上記ハウジングを支持した状態で、第二カバー部材の係合部を上記ハウジングに係合させた状態を維持しつつ該第二カバー部材を第一カバー部材に取り付けることにより、保護カバーがコネクタ側接続部と導電条体側接続部との接続部分を覆うようになっている。
上述のようにして保護カバーの取付けが完了した状態では、第一カバー部材の支持部がハウジングを支持しているとともに、第二カバー部材の係合部がハウジングに係合している。この結果、保護カバーに対して電気コネクタが位置決めされるので、コネクタ側接続部と導電条体側接続部との接続部分の接続状態を良好に維持できる。
<第二発明>
第二発明に係る導電条体付電気コネクタと保護カバーの組立体は、第一発明に係る保護カバーと、コネクタ端子が設けられた電源用の電気コネクタと、上記コネクタ端子に接続される導電条体端子が一端側に設けられた導電条体とを備え、上記保護カバーは、上記コネクタ端子の一部をなし上記電気コネクタのハウジングから突出する板状のコネクタ側接続部と、上記導電条体端子の一部をなす板状の導電条体側接続部とが、両接続部の板厚方向に重ね合わせられて該板厚方向の両側からボルトとナットとで締結されることにより形成された上記接続部分を覆っていることを特徴としている。
以上のように、本発明では、コネクタ端子のコネクタ側接続部と導電条体端子の導電条体側接続部との接続部分全体が保護カバーで覆われるので、該接続部分の十分な保護が図られる。また、ボルトとナットの締結過程において、導電条体端子および導電条体が締結トルクに起因してボルト軸線まわりで大きく回動することがないのでコネクタ端子と導電条体端子との接続作業が容易となる。また、上記締結過程において、ボルトの頭部またはナットを第一カバー部材の収容部で収容支持させておくことにより、接続作業がより容易となる。さらに、ボルトとナットの締結後においても、導電条体端子および導電条体の回動が規制されるので、上記接続部分の良好な接続状態を維持できる。
本発明の第一実施形態に係るケーブル付電気コネクタと保護カバーの組立体を、相手コネクタとともに示す斜視図であり、相手コネクタがケースの取付対象面に配される前の状態を示している。 本発明の第一実施形態に係るケーブル付電気コネクタと保護カバーの組立体を、相手コネクタとともに示す斜視図であり、図1の相手コネクタがケースの取付対象面に配された状態を示している。 図1および図2に示される組立体の保護カバーを第二カバー部材が分離した状態で示す斜視図である。 図3の電気コネクタの断面図であり、コネクタ幅方向に対して直角な面での断面を示している。 (A)は第一カバー部材の平面図であり、(B)は第一カバー部材の正面図である。 組立体の組立工程の一部を示す斜視図であり、(A)は第一カバー部材にナットを取り付ける直前の状態、(B)は第一カバー部材に電気コネクタおよび端子付ケーブルを取り付ける直前の状態を示している。 図6の組立工程に続く、組立体の組立工程を示す斜視図であり、(A)は、第一カバー部材に支持された電気コネクタに端子付ケーブルを接続した状態、(B)は(A)の第一カバー部材に第二カバー部材を取り付けている途中の状態を示している。 第二実施形態に係る組立体の組立工程の一部を示す斜視図であり、(A)は第一カバー部材に電気コネクタを取り付ける直前の状態、(B)は(A)の第一カバー部材に支持された電気コネクタに端子付ケーブルを接続する直前の状態、(C)は(B)の電気コネクタに端子付ケーブルを接続した状態を示している。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施の形態について説明する。
<第一実施形態>
図1および図2は、本実施形態に係るケーブル付電気コネクタと保護カバーの組立体を、相手コネクタとともに示す斜視図であり、図1は、相手コネクタがケースの取付対象面に配される前の状態、図2は上記相手コネクタがケースの取付対象面に配された状態を示している。上記組立体は、プラグコネクタをなす電源用電気コネクタ1(以下、単に「コネクタ1」という)と、該コネクタ1に結線されて接続される端子付ケーブル4と、コネクタ1と端子付ケーブル4との接続部分を覆う保護カバー5とを有している。コネクタ1は、レセプタクルコネクタをなす相手コネクタ101に対して、前方(図1および図2にて左斜上方)へ向けて嵌合接続されるようになっている。
上記組立体の構成の説明に先立って、相手コネクタ101および該相手コネクタ101に接続される端子付ケーブル103の構成を説明する。相手コネクタ101は、ケース105内で該ケース105の取付対象面105A上に配されて固定される。図1および図2では、ケース105はその一部のみが図示されている。相手コネクタ101は、ケース105内で取付対象面105Aに取り付けられた状態にて、図2に見られるように、該相手コネクタ101の後端部(右斜下方に向いた嵌合側の端部)が、該ケース105の後板としてのパネル105Bに形成された横長四角状のパネル孔部105B−1から露呈しており、コネクタ1の嵌合部を後方から受入可能となっている。また、図2に見られるように、相手コネクタ101の前端側には、端子付ケーブル103が接続されるようになっている。
相手コネクタ101は、図1に見られるように、略直方体外形のハウジング110と該ハウジング110に保持される端子120(以下、「相手コネクタ端子120」という)とを有している。ハウジング110は、コネクタ1の嵌合部を受け入れるための受入部111が後方へ開口して形成されている。前後方向(コネクタ挿抜方向)及び上下方向の両方向に対して直角なコネクタ幅方向での両側に位置する側壁112の後端部には、コネクタ1の後述のロック突部17Aに対して該コネクタ1の抜出方向(後方)に係止可能な被ロック孔部112Aが、上下方向に二つ並んで形成されている。また、側壁112の下部から、取付対象面105Aへ相手コネクタ101を取付固定するための取付部113がコネクタ幅方向外方へ延びて形成されている。該取付部113は、図1に見られるように、コネクタ取付用ねじ106を上方から受け入れるための切欠部113Aが、コネクタ幅方向外方へ開口するとともに上下方向に貫通して形成されている。
相手コネクタ端子120の前端側には、図1および図2に見られるように、端子付ケーブル103(図2参照)の相手ケーブル端子130と接続される相手コネクタ側接続部121が形成されている。該相手コネクタ側接続部121には、後述の接続用ねじ104(図2参照)が挿通される円形状の接続孔部121Aが上下方向(板厚方向)に貫通して形成されている。該接続孔部121Aの内周面には接続用ねじ104が締結されるねじ溝が形成されている。
相手コネクタ端子120の後端側には、前後方向に延び上下方向(板厚方向)で弾性変形可能な接触部(図示せず)が、コネクタ幅方向に形成されている。相手コネクタ端子120の接触部は、コネクタ1に設けられたコネクタ端子20の板状の接触板部21(図4参照)と弾性接触するようになっている。
端子付ケーブル103は、図2に見られるように、前後方向に延びるケーブルC2(以下、端子付ケーブル4のケーブルC1と区別するために「相手ケーブルC2」という)の後端部に相手ケーブル端子130が取り付けられることにより構成されている。該相手ケーブル端子130は、相手ケーブルC2の後端で露呈する心線に対してカシめられて圧着固定された筒状の圧着固定部131と、該圧着固定部131の後端から後方へ延びる板状の相手ケーブル側接続部132とを有している。該相手ケーブル側接続部132は、後述の接続用ねじ104が挿通される円形状の接続孔部132Aが上下方向(板厚方向)に貫通して形成されている。
次に、図1および図2にもとづいて、ケース105への相手コネクタ101の取付工程そして該相手コネクタ101と端子付ケーブル103の接続工程を説明する。まず、図1に見られるように、相手コネクタ101を受入部111が後方に開口した姿勢と維持したまま後方へ向けて移動させて(図1の矢印参照)、該相手コネクタ101の後端部をパネル105Bのパネル孔部105B−1に嵌め込むとともに、該相手コネクタ101をケース105の取付対象面105A上の取付位置に配する。図1には、該取付位置に配された相手コネクタ101の取付部113のみが破線で示されている。
次に、図1に見られるように、取付部113の切欠部113Aへコネクタ取付用ねじ106を上方から挿通させるとともに取付対象面105Aの固定用ねじ孔(図示せず)に対してねじ止めすることにより、相手コネクタ101が上記取付位置に固定される。
次に、図2に見られるように、相手ケーブル側接続部132の接続孔部132Aおよび相手コネクタ側接続部121の接続孔部121Aへ接続用ねじ104を上方から挿通させるとともに、該相手コネクタ側接続部121の接続孔部121Aに対して該接続用ねじ104をねじ止めする。このねじ止めにより、相手ケーブル側接続部132と相手コネクタ側接続部121とが板面同士を密着させた状態で締結され、電気的に接続可能な状態となる。
次に、上記組立体をなすコネクタ1、端子付ケーブル4そして保護カバー5の構成を順に説明する。まず、主に図3および図4にもとづいて、コネクタ1の構成を説明する。図3は、上記組立体の保護カバー5を後述の第二カバー部材60が分離した状態で示す斜視図である。図4は、図3のコネクタ1の断面図であり、コネクタ幅方向中央位置から図3での斜右上方に若干ずれた位置における、コネクタ幅方向に対して直角な面での断面を示している。コネクタ1は、略直方体外形をなすハウジング10と、該ハウジング10内に一部が収容されるコネクタ端子20と、ハウジング10内に収容されコネクタ端子20を保持するリテーナ30とを有している。コネクタ1の前半部は、相手コネクタ101の受入部111内に前方へ向けて嵌入される嵌合部をなしている。
ハウジング10は、図4によく見られるように、前後方向(図4では左右方向)での中間位置に形成された中間壁11によってハウジング10内の空間が前後方向に二分されている。該中間壁11は、上下方向中央位置に、該中間壁11を前後方向に貫通する貫通孔部11Aが形成されている。該貫通孔部11Aは、コネクタ幅方向でコネクタ端子20の後述の横板部より若干大きく形成されており、図4に見られるように、コネクタ端子20の横板部が後方からの挿通されている。中間壁11よりも前方(図4にて左方)の空間は、相手コネクタ101の嵌合部を前方から受け入れる受入部12として形成され、該中間壁11よりも後方(図4にて右方)の空間は、リテーナ30を後方から受け入れて収容支持するリテーナ収容部13として形成されている。受入部12とリテーナ収容部13とは中間壁11の貫通孔部11Aを介して互いに連通している。
受入部12は、中間壁11から前方へ突出するとともにコネクタ幅方向(図4の紙面に対して直角な方向)に延びコネクタ端子20の接触板部21を収容支持する支持板部14によって上下方向に二分されている。該支持板部14は、コネクタ幅方向にて相手コネクタ端子120の接触部と対応する位置にて上下方向に開放されており、該支持板部14で収容支持される上記接触板部21の上面および下面が露呈するようになっている。
図4に見られるように、中間壁11の後面からは、上端寄り位置および下端寄り位置から、上下方向で弾性変形可能な係止腕部15が後方へ向けて延びている。該係止腕部15は、ハウジング10の上壁そして下壁との間に形成された隙間の範囲内で弾性変形可能となっている。また、これら二つの係止腕部15の後端には、上下方向で互いに近づくように突出した係止突部15Aが形成されている。後述するように、該係止突部15Aがリテーナ30の後面に係止することにより、該リテーナ30及び該リテーナ30に支持されたコネクタ端子20の後方への抜けが阻止されている。
図3によく見られるように、ハウジング10の後端部の上面には、コネクタ幅方向での三位置で角柱状の係合突起16が上方に突出して形成されている。該係合突起16は、保護カバー5の後述の第二カバー部材60に形成された係合孔部62Aと係合するようになっている(図1、図2および図7(B)参照)。
ハウジング10は、コネクタ幅方向での両端位置で、後方へ向けて延びコネクタ幅方向に弾性変形可能なロック腕部17を有している。該ロック腕部17は、前後方向中間位置でコネクタ幅方向外方へ向けて突出する二つのロック突部17Aが上下方向に二つ並んで形成されている。該ロック突部17Aは、コネクタ嵌合状態にて、相手コネクタ101の後端部に形成された既述の被ロック孔部114と係止することにより、コネクタ同士の不用意な抜けを阻止する。
また、ロック腕部17の後端部には、ロック解除操作を受けるための操作部17Bがコネクタ幅方向外方へ突出して形成されている。コネクタ同士を抜出する際には、操作部17Bがコネクタ幅方向内方へ向けた押圧力(ロック解除操作力)を受けて、ロック腕部17がコネクタ幅方向内方へ向けて弾性変形することにより、ロック突部17Aが被ロック孔部114との係止位置から外れ、コネクタ1の後方への抜出が可能となる。
本実施形態では、コネクタ1が保護カバー5で支持された状態にて、該コネクタ1の操作部17Bの前端位置と、保護カバー5の後述の支持部51Aの前端位置とが一致しており、該コネクタ1の操作部17Bより前方の部分、すなわち保護カバー50から前方に突出する部分が、相手コネクタ101の受入部111内へ嵌入される嵌合部をなしている。
コネクタ端子20は、金属板部材を板厚方向で直角に屈曲して作られており、図4に見られるように、コネクタ幅方向に見て横L字形状をなしている。該コネクタ端子20は、ハウジング10内で前後方向に延びる横板部とハウジング10外へ突出し該ハウジング10の後面に沿って下方に延びる縦板部とを有している。
図4に見られるように、上記横板部は、受入部12内に位置する前半部(図4にて左半部)が、相手コネクタ端子120と接触するための接触板部21として形成され、リテーナ収容部13内に位置する後半部(図4にて右半部)が、リテーナ30によって支持される被支持部22として形成されている。接触板部21は、相手コネクタ101との嵌合状態にて、相手コネクタ端子120に形成された接触部と接圧をもって接触する。被支持部22は、その板厚方向(上下方向)に貫通する被支持孔部22Aが形成されており、リテーナ30の後述の支持突部32が該被支持孔部22Aに上方から挿通されることにより、該リテーナ30によって支持されるようになっている。
上記縦板部は、端子付ケーブル4のケーブル端子40が接続されるコネクタ側接続部23として形成されている。該コネクタ側接続部23は、下端寄り位置に該コネクタ側接続部23の板厚方向(前後方向)に貫通する接続孔部23Aが形成されており、コネクタ側接続部23とケーブル端子40との接続の際に上記接続孔部23Aへ後方からボルト7(図6(B)参照)が挿通されるようになっている。
リテーナ30は、図4に見られるように、ハウジング10のリテーナ収容部13内に収容されている。該リテーナ30は、コネクタ端子20の被支持部22の上方で該被支持部22に沿って前後方向そしてコネクタ幅方向に延びる基部31と、該基部31の前後方向中間位置で該基部31の下面から下方へ向けて突出し上記被支持部22を支持する支持突部32と、前後方向での支持突部32と同位置で上記基部31の上面から突出する突出部33とを有している。
支持突部32の下端部には、該下端部の後面でハウジング10の下側の係止腕部15の係止突部15Aに係止する下側被係止部32Aが形成されている。また、突出部33は、その後面でハウジング10の上側の係止腕部15の係止突部15Aに係止する上側被係止部33Aが形成されている。下側被係止部32Aおよび上側被係止部33Aがそれぞれ係止腕部15の係止突部15Aと係止することにより、後方へのリテーナ30の移動、ひいてはハウジング10からのリテーナ30およびコネクタ端子20の抜けが防止されている。
このような構成のコネクタ1は、リテーナ30の支持突部32をコネクタ端子20の被支持部22の被支持孔部22Aへ上方から挿通させた状態を維持したまま、コネクタ端子20の横板部(接触板部21および被支持部22)およびリテーナ30を、ハウジング10内へ後方から挿入して該ハウジング10に取り付けることにより組み立てられる。コネクタ端子20の横板部およびリテーナ30の挿入過程において、リテーナ30の下側被係止部32Aおよび突出部33の上側被係止部33Aが、それぞれハウジング10の係止腕部15の係止突部15Aに当接して係止腕部15同士を押し広げるように弾性変形させることにより、さらなる挿入が可能となる。そして、リテーナ30の支持突部32および突出部33が係止腕部15の係止突部15Aよりも前方に達すると、各係止腕部15が自由状態に戻り、各係止突部15Aが下側被係止部32Aおよび上側被係止部33Aに対して係止可能に位置することにより、上述したように、ハウジング10からのリテーナ30およびコネクタ端子20の抜けが防止される。
コネクタ端子20の横板部およびリテーナ30の挿入はリテーナ30の前端が中間壁11の後面に当接することにより終了し、この結果、コネクタ1の組立てが完了する。コネクタ1が組み立てられた状態では、コネクタ端子20の接触板部21は中間壁11の貫通孔部11Aを経た後に、図4に見られるように、受入部12内で支持板部14に収容支持される。また、コネクタ端子20の被支持部22およびリテーナ30はリテーナ収容部13に収容される。
次に、端子付ケーブル4は、図3および図6(B)に見られるように、上下方向に延びる導電条体としてのケーブルC1の上端部に導電条体端子としてのケーブル端子40が取り付けられることにより構成されている。該ケーブル端子40は、既述した相手ケーブル端子130と同じ形状をなしており、ケーブルC1の上端で露呈する心線に対してカシめられて圧着固定された筒状の圧着固定部41と、該圧着固定部41の上端から上方へ延びる板状のケーブル側接続部42とを有している。該ケーブル側接続部42は、後述のボルト7が挿通される円形状の接続孔部42A(図6(B)参照)が前後方向(板厚方向)に貫通して形成されている。
本実施形態では、上記導電条体として、断面が円形状をなし心線が被覆に覆われたケーブルを使用する形態について説明するが、本発明を適用可能な導電条体としては、そのような種類のケーブルに限られず、例えば、電線を編むようにして形成した、いわゆる編組電線や、帯板状のバスバー等も挙げられる。また、導電条体としてバスバーが使用される場合、該バスバー自体の長手方向端部が導電条体端子をなす。
保護カバー5は、コネクタ端子20のコネクタ側接続部23を支持する第一カバー部材50と、該第一カバー部材50に後方からで取り付けられる第二カバー部材60とを有している。まず、図5および図6にもとづいて第一カバー部材50の構成を説明し、続いて、図3および図7にもとづいて第二カバー部材60の構成を説明する。
図5(A)は第一カバー部材50の平面図であり、図5(B)は第一カバー部材50の正面図である。図6は、組立体の組立工程の一部を示す斜視図であり、(A)は第一カバー部材50に六角ナット8を取り付ける直前の状態、(B)は第一カバー部材50にコネクタ1および端子付ケーブル4を取り付ける直前の状態を示している。また、図7は、図6の組立工程に続く、組立体の組立工程を示す斜視図であり、(A)は、第一カバー部材50に支持されたコネクタ1に端子付ケーブル4を接続した状態、(B)は(A)の第一カバー部材50に第二カバー部材60を取り付けている途中の状態を示している。
第一カバー部材50は、図5および図6に見られるように、前後方向に対して直角な板面をもち上下方向に延びる基壁51と、前後方向および上下方向の両方に対して直角なカバー幅方向での基壁51の両端部から後方へ起立し上下方向に延びる一対の側壁52とを有している。
基壁51は、図5(B)や図6に見られるように、側壁52よりも低くなっており、該基壁51の上部がコネクタ1のハウジング10を支持するための支持部51Aとして形成されている。該基壁51の上部には、カバー幅方向(コネクタ幅方向と同一方向)での中間位置にて前端部を除く領域で、基部51の上面から没入した凹部51Dが形成されている。つまり、該支持部51Aは、その上面、すなわち凹部51Dの前側およびコネクタ幅方向両側に形成され上方から見て後方へ開口した略U字状をなす面(上下方向に対して直角な平坦面)で、ハウジング10の後部の下面を支持するようになっている。
図5(B)や図6によく見られるように、基壁51の上部には、後述のボルト7の前端部(六角ナット8から前方へ突出した先端部)および六角ナット8を収容するための収容部51Bがカバー幅方向中間位置で上記基壁51の後面(内壁面)から没して形成されている。図5(A)や図6によく見られるように、該収容部51Bは、六角ナット8を収容するための後方収容部51B−1と、該後方収容部51B−1より前方に形成されボルト7’の前端部を収容するための前方収容部51B−2とを有している。該収容部51Bは、後方のみならず上方にも開口している。
後方収容部51B−1は、後方のみならず上方にも開口しているので、図6(A),(B)に見られるように、六角ナット8を上方から収容させることが可能となっている。後方収容部51B−1の内壁面は、図5(B)や図6(A)を見られるように、六角ナット8の一部の外形に適合した形状で形成されている。具体的には、後方収容部51B−1の内壁面には、六角ナット8の外周面(六角ナット8の軸線と平行な面)をなす六つの平坦面(以下、「係合平坦面」という)のうち、上方に位置する二つを除いた残りの四つの係合平坦面8Aのそれぞれと対面する平坦面が回転阻止面51B−1Aとして形成されている。したがって、回転阻止面51B−1Aが上記四つの係合平坦面8Aとそれぞれ係合して該六角ナット8の軸線まわりの回転を阻止することにより、該六角ナット8がその周方向(軸線まわりの方向)で位置決めされる。
本実施形態では、六角ナット8が後方収容部51B−1に収容支持されると、該六角ナット8の上部(上方に位置する二つの係合平坦面を有する部分)が後方収容部51B−1から上方に突出することとなる。しかし、該六角ナット8の上部は、基壁51の凹部51D内に位置し、基壁51の支持部51Aの上面(支持面)よりも上方に突出することがない。したがって、上記支持部51Aがコネクタ1のハウジング10を支持したときに、六角ナットの上部8がハウジング10の下面に干渉することが確実に回避される。
前方収容部51B−2は、上記後方収容部51B−1の没入底面(前後方向に対して直角な内壁面)から更に没して形成されている。該前方収容部51B−2は、図5(B)によく見られるように、カバー幅方向そして上下方向で後方収容部51B−1よりも小さい寸法でボルト7の前端部の一部の外形に適合した形状をなすとともに、上方に開口して形成されている。具体的には、前方収容部51B−2の下半部の内壁面がボルト7の前端部に適合した凹湾曲面をなしている。
本実施形態では、上記後方収容部51B−1に収容されるナットとして六角ナット8が使用されているが、ナットの外形が六角形であることは必須ではなく、収容部の回転阻止面に係合可能な係合平坦面がナットの外周面の少なくとも一箇所に形成されていればよい。
また、基壁51の上部の後面、すなわち収容部51B周辺の平坦面が、コネクタ側接続部23の板面に対向して該コネクタ側接続部23の前方への移動を規制する主前方コネクタ規制面51Cとして形成されている。
側壁52の上部には、コネクタ側接続部23のカバー幅方向端部(側端部)を支持するための支持溝部52Aが該側壁52の内壁面(側壁52同士の対向面)から没するとともに上下方向に延びて形成されている。該支持溝部52Aは、図5(A)に見られるように、該支持溝部52Aを形成する内壁面のうちカバー幅方向に対して直角な面が、コネクタ側接続部23の側端部に対向して上記カバー幅方向での該コネクタ側接続部23の移動を規制する側方コネクタ規制面52A−1として形成されている。
また、図5(A)に見られるように、支持溝部52Aを形成する内壁面において前後方向で対向する二つの内壁面(平坦面)のうち、前方に位置する内壁面は、基壁51の主前方コネクタ規制面51Cと相俟って同一平面をなす副前方コネクタ規制面52A−2として形成されている。該副前方コネクタ規制面52A−2は、コネクタ側接続部23の側端部の前面に対向して位置し、該主前方コネクタ規制面51Cとともに該コネクタ側接続部23の前方への移動を規制する。また、上記二つの内壁面のうち後方に位置する内壁面は、コネクタ側接続部23の側端部の後面に対向して位置し、コネクタ側接続部23の後方への移動を規制する後方コネクタ規制面52A−3として形成されている。
図5および図6に見られるように、側壁52の下部の内壁面には、端子付ケーブル4のケーブル端子40の圧着固定部41およびケーブルC1のカバー幅方向での移動を規制するための側方ケーブル規制面52Bが形成されている。本実施形態では、側方ケーブル規制面52Bが圧着固定部41およびケーブルC1の両方の移動を規制することとしたが、これに代えて、側方ケーブル規制面が圧着固定部41およびケーブルC1のいずれか一方の移動を規制するように形成されていてもよい。
側壁52の下部の外壁面には、第二カバー部材60の後述の被ロック部63と係止するロック突部52Cが突出形成されている。
図5(A)および図6によく見られるように、側壁52の上部は、前半部に形成された薄壁部52Fと、後半部に形成された厚壁部52Eとを有している。薄壁部52Fは、壁厚(カバー幅方向寸法)が小さく、カバー幅方向での厚壁部52Eの外端位置に形成されている。該薄壁部52Fは、コネクタ1のハウジング10の操作部17Bに対応する部分が切り欠かれていて、該操作部17Bとの干渉が回避されるようになっている。したがって、薄壁部52Fは、厚壁部52Eの前端に沿って上下方向に延びる縦壁部52F−1と、該縦壁部52F−1の下端部から前方へ向けて延びる横壁部52F−2とを有し、カバー幅方向に見てL字状をなしている。
図3や図7(A)に見られるように、第一カバー部材50の支持部51によってコネクタ1のハウジング10が支持された状態において、厚壁部52Eがハウジング10のコネクタ幅方向両端部の後面を覆う。また、薄壁部51Fは、上記ハウジング10の操作部17Bをその切欠部分で上方から受け入れるとともに、ハウジング10の操作部17Bより後方に位置する部分の側面を縦壁部52F−1で、そしてハウジング10の操作部17Bより下方に位置する部分の側面を横壁部52F−2で覆う。
また、側壁52の厚壁部52Eには、第二カバー部材60が第一カバー部材50に組み付けられる際に、カバー取付ねじ9(図1および図2参照)を上方から受け入れるねじ孔52Dが上方に開口して形成されている。
第二カバー部材60は、図1、図2および図6に見られるように、前後方向に対して直角な板面をもち上下方向に延びる基壁61と、該基壁61の上端から前方へ延びる上壁62と、基壁61の下部のカバー幅方向両端部から前方へ延びる一対の被ロック部63とを有している。
上壁62の前端寄り位置には、コネクタ1のハウジング10の各係合突起16に係合する三つの係合孔部62Aが、カバー幅方向での三位置で該上壁62を角状に貫通して形成されている。また、上壁62の後端寄り位置には、第二カバー部材60が第一カバー部材50に組み付けられる際に、カバー取付ねじ9(図1および図2参照)を上方から受け入れる孔部62Bが上下方向に貫通して形成されている。
被ロック部63は、前方へ延びる二つの腕部63Bおよび上下方向に延び該腕部63Bの前端同士を連結する連結部63Cを有しているとともに、カバー幅方向に貫通する被ロック孔部63Aが二つの腕部63Bおよび連結部63Cで囲まれて形成されている。図1及び図2に見られるように、第二カバー部材60が第一カバー部材50に取り付けられた状態にて、被ロック孔部63A内には第一カバー部材50のロック突部52Cが位置しており、ロック突部52Cに対して連結部63Cが係止することにより両カバー部材50,60同士の外れが防止されている。
次に、図6および図7にもとづいて、本実施形態に係るケーブル付電気コネクタと保護カバー5の組立体の組立ての要領を説明する。まず、図6(A)にて矢印で示されているように、第一カバー部材50の後方収容部51B−1に上方から六角ナット8を収容する。次に、図6(B)に示されるように、コネクタ1を第一カバー部材50の上方から取り付ける。この結果、図7(A)に見られるように、コネクタ1のハウジング10が第一カバー部材50の支持部51Aによって支持されるとともに、コネクタ端子20のコネクタ側接続部23の側端部が第一カバー部材50の支持溝部52Aに収容される。
その結果、コネクタ側接続部23は、既述したように、基壁51の主前方コネクタ規制面51Cおよび支持溝部52Aの副前方コネクタ規制面52A−2によって前方への移動が規制され、支持溝部52Aの後方コネクタ規制面52A−3によって後方への移動が規制され、支持溝部52Aの側方コネクタ規制面52A−1によってカバー幅方向での移動が規制される。したがって、カバー幅方向および前後方向でコネクタ側接続部23を位置決めすることができ、ケーブル端子40のケーブル側接続部42との接続作業が容易となる。
また、コネクタ1が第一カバー部材50に取り付けられた状態にて、前後方向に見て、コネクタ端子20のコネクタ側接続部23の接続孔部23Aの位置と六角ナット8の孔部8Bの位置とが一致している。
次に、図7(A)に見られるように、端子付ケーブル4のケーブル端子40を、ボルト7と六角ナット8との締結によりコネクタ側接続部23に接続する。具体的には、まず、ケーブル端子40のケーブル側接続部42をコネクタ側接続部23に重ね合わせるともに、該ケーブル側接続部42の接続孔部42Aとコネクタ側接続部23の接続孔部23Aとを前後方向に見て同位置にもたらす。次に、ボルト7を、接続孔部42A、接続孔部23Aそして六角ナット8の孔部8Bへ前方から一括して挿通させる。そして、ボルト7を回転させて六角ナット8と締結することにより、コネクタ側接続部23およびケーブル側接続部42の板面同士を密着させて両接続部23,42を電気的に接続可能とする。また、このとき、六角ナット8から前方へ突出したボルト7の前端部は、第一カバー部材50の前方収容部51B−2内に後方から収容される。
本実施形態では、コネクタ側接続部23のカバー幅方向での移動が第一カバー部材50の側方コネクタ規制面52A−1によって規制されるとともに、ケーブル端子40の圧着固定部41およびケーブルC1のカバー幅方向での移動が第一カバー部材50の側方ケーブル規制面52Bによって規制される。したがって、ボルト7と六角ナット8の締結過程において、締結トルクに起因する端子付ケーブル4のボルト軸線まわりでの回動が規制されるので、コネクタ端子20とケーブル端子40との接続作業が容易となる。また、ボルト7と六角ナット8の締結後においても、端子付ケーブル4の回動が規制されるので、上記接続部分の良好な接続状態を維持できる。
本実施形態では、第一カバー部材50の後方収容部51B−1で六角ナット8が収容支持されており、また、該六角ナット8は後方収容部51B−1の回転阻止面51B−1Aによって回転が規制されているので、ボルト7と六角ナット8を締結する作業がさらに容易となる。
図7(A)に見られるようにコネクタ側接続部23およびケーブル側接続部42が接続された後、図7(B)に見られるように、第二カバー部材60が第一カバー部材50に後方から取り付けられる。
第二カバー部材60の取付けの際には、まず、コネクタ1のハウジング10の上面に第二カバー部材60の上壁62を上方から被せるようにして、該第二カバー部材60の各係合孔部62A内にハウジング10の係合突起16を下方から進入させることにより、該係合突起16に係合孔部62Aを係合させる。
次に、該係合突起16と係合孔部62Aとの係合状態を維持しつつ、これらの係合部分を支点にして第二カバー部材60を前方へ向けて、すなわち第一カバー部材50側へ向けて回動させる。そして、第二カバー部材60の被ロック部63の連結部63Cが、腕部63Bの弾性変形を伴いながら第一カバー部材50のロック突部52Cを乗り越える。その結果、被ロック孔部63A内でロック突部52Cが連結部63Cと係止可能に位置することにより、第二カバー部材60が第一カバー部材50に取り付けられる。さらに、カバー取付ねじ9を第二カバー部材60の上壁62の孔部62Bへ上方から挿通させ、第一カバー部材50の側壁52のねじ孔52Dへ取り付ける。この結果、カバー部材50,60同士の外れが確実に防止されるとともに、ケーブル付電気コネクタと保護カバー5の組立体の組立てが完了する。
本実施形態では、上記組立体は、コネクタ側接続部23とケーブル側接続部42との接続部分全体が、保護カバー5内に収容されて覆われているので、接続部分が確実に保護される。また、上記組立体では、第一カバー部材50の支持部51Aがコネクタ1のハウジング10を支持しているとともに、第二カバー部材60の係合孔部62Aがハウジング10の係合突起16に係合している。この結果、保護カバー50に対してコネクタ1が位置決めされるので、コネクタ側接続部23とケーブル側接続部42との接続部分の接続状態を良好に維持できる。
また、本実施形態では、第一カバー部材50でコネクタ1を支持してから、ボルト7および六角ナット8の締結によりコネクタ端子20とケーブル端子40とを接続し、さらに第二カバー部材60を取り付けて、端子同士の接続部分全体を保護カバー5で覆うこととしたが、これに代えて、コネクタ端子20とケーブル端子40とがすでに適正に接続されているならば、わざわざ接続部分を外さずとも、その接続部分に保護カバー5を取り付けること(後付け)が可能である。
上記接続部分へ保護カバー5を後付けする際には、まず、上記接続部分において、六角ナット8の係合平坦面8Aが第一カバー部材50の後方収容部51B−1の回転阻止面51B−1Aに対応して位置するように、六角ナット8を回転させて位置調整しておく。次に、コネクタ1に対して第一カバー部材50を下方からもたらして、六角ナット8を後方収容部51B−1内に、ボルト7の前端部を前方収容部51B−2内に、そしてコネクタ側接続部23の両側端部を支持溝部52A内に上方から収容させるとともに、支持部51Aでコネクタ1を支持させる。この結果、上記接続部分が第一カバー部材50内に収容される。そして、第二カバー部材60を、既述した要領で第一カバー部材50に取り付けて保護カバー5を組み立てて、上記接続部分全体を該保護カバー5で覆うことにより、該保護カバー5の後付けが完了する。
本実施形態では、コネクタ端子20が屈曲されて略L字形状をなしていたが、コネクタ端子の形状はこれに限られず、例えば、屈曲されていない帯板状をなしていてもよい。
<第二実施形態>
第一実施形態では、第一カバー部材50の後方収容部51B−1に六角ナット8が収容される形態について説明したが、第二実施形態では、図8に見られるように、上記後方収容部51B−1にボルト7’の頭部が収容されるようになっている点、そして、このボルト7’に締結される六角ナット8’が二部材から成っている点で、第一実施形態と相違している。第二実施形態では、第一実施形態との相違点を中心に説明し、第一実施形態と同じ部分については第一実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。
図8は、第二実施形態に係る組立体の組立工程の一部を示す斜視図であり、(A)は第一カバー部材50にコネクタ1を取り付ける直前の状態、(B)は(A)の第一カバー部材50に支持されたコネクタ1に端子付ケーブル4を接続する直前の状態、(C)は(B)のコネクタ1に端子付ケーブル4を接続した状態を示している。
本実施形態におけるボルト7’は、第一実施形態の六角ナット8と同じ外形の六角形状をなす頭部(図示せず)を有しており、該頭部の外周には六つの係合平坦面が形成されている。上述したように、該ボルト7’の頭部は第一カバー部材50の収容部51Bの後方収容部51B−1に収容される。図8(A),(B)に見られるように、本実施形態では、コネクタ端子20のコネクタ側接続部23に形成された接続孔部23Aへボルト7’が前方から挿通された状態を維持したまま、該ボルト7’の頭部を後方収容部51B−1に上方から収容する。この結果、該ボルト7’の頭部の収容と同時に、コネクタ側接続部23の側端部を第一カバー部材50の支持溝部52Aへ収容することができる。
また、後方収容部51B−1に収容されたボルト7’の頭部は、第一実施形態で既述した要領で、該後方収容部51B−1の回転阻止面51B−1A(図5(B)参照)によって該ボルト7’の軸線まわりの回転が規制される。
また、本実施形態では、ボルト7’に対して六角ナット8’が後方から締結されることにより、第一カバー部材50に支持されたコネクタ端子20のコネクタ側接続部23にケーブル端子40のケーブル側接続部42が接続される。図8(B)によく見られるように、本実施形態の六角ナット8’は、互いに締結可能な第一ナット部材8’Aと第二ナット部材8’Bとから成る。該第一ナット部材8’Aと該第二ナット部材8’Bは、この順でボルト7’に対して締結され、また、これらのナット部材8’A,8’B同士も互いに締結される。ボルト7’と六角ナット8’とが締結されることにより、コネクタ側接続部23とケーブル側接続部42との板面同士が密着し、両接続部23,42同士が接続されて電気的に接続可能となる。さらに、第一実施形態と同様の要領で、第一カバー部材50に第二カバー部材60(例えば図3参照)が取り付けられて、ケーブル付電気コネクタと保護カバー5の組立体の組立てか完了する。
本実施形態においても、第一実施形態と同様に、コネクタ側接続部23とケーブル側接続部42との接続部分全体が保護カバー5に覆われて十分に保護することができる。また、ボルト7’と六角ナット8’の締結過程において、締結トルクに起因する端子付ケーブル4のボルト軸線まわりでの回動が規制されるので、コネクタ端子20とケーブル端子40との接続作業が容易となる。また、上記締結過程において、第一カバー部材50の後方収容部51B−1でボルト7’の頭部が収容支持されているとともに、該ボルト7’は該後方収容部51B−1の回転阻止面51B−1Aによって回転が規制されているので、ボルト7’と六角ナット8’を締結する作業がさらに容易となる。さらに、ボルト7’と六角ナット8’の締結後においても、端子付ケーブル4の回動が規制されるので、上記接続部分の良好な接続状態を維持できる。
1 コネクタ(電気コネクタ) 51 基壁
5 保護カバー 51A 支持部
7,7’ ボルト 51B−1 後方収容部
8,8’ 六角ナット(ナット) 51B−1A 回転阻止面、
8A 係合平坦面 52 側壁
10 ハウジング 52A 支持溝部
20 コネクタ端子 52A−1 側方コネクタ規制面
23 コネクタ側接続部 52B 側方ケーブル規制面
40 ケーブル端子(導電条体端子) 60 第二カバー部材
42 ケーブル側接続部(導電条体側接続部) 62A 係合孔部(係合部)
50 第一カバー部材

Claims (6)

  1. 電源用の電気コネクタに設けられたコネクタ端子と導電条体の一端に設けられた導電条体端子との接続部分を覆う保護カバーであって、
    上記コネクタ端子の一部をなし上記電気コネクタのハウジングから突出する板状のコネクタ側接続部と上記導電条体端子の一部をなす板状の導電条体側接続部とが、両接続部の板厚方向に重ね合わせられて該板厚方向の両側からボルトとナットとで締結されることにより形成された上記接続部分を覆う保護カバーにおいて、
    該保護カバーは、上記コネクタ側接続部を支持する第一カバー部材と、該第一カバー部材に取り付けられる第二カバー部材とを有しており、
    上記第一カバー部材は、コネクタ側接続部の板面に面する基壁と、上記板厚方向および導電条体長手方向の両方に対して直角なカバー幅方向での上記基壁の両端部から起立する一対の側壁とを有しており、
    上記第一カバー部材の基壁は、ボルトの頭部またはナットを収容支持するための収容部が上記基壁の内壁面から上記コネクタ側接続部の板厚方向に没して形成されており、
    上記一対の側壁は、上記コネクタ側接続部の上記カバー幅方向での移動を規制する側方コネクタ規制面が対向内壁面に形成されているととともに、上記導電条体端子および導電条体の少なくとも一方の上記カバー幅方向での移動を規制する側方導電条体規制面が対向内壁面に形成されていることを特徴とする保護カバー。
  2. 保護カバーは、コネクタ端子がハウジング外で電気コネクタの挿抜方向に対して直角に板厚方向で屈曲されることにより形成されたコネクタ側接続部と該コネクタ側接続部に接続される導電条体側接続部との接続部分を覆うようになっていることとする請求項1に記載の保護カバー。
  3. 第一カバー部材の一対の側壁は、コネクタ側接続部のカバー幅方向端部を支持するための支持溝部が上記側壁の内壁面から没するとともに導電条体長手方向に延びて形成されており、
    上記支持溝部を形成する内壁面のうちカバー幅方向に対して直角な面が側方コネクタ規制面として形成されていることとする請求項1または請求項2に記載の保護カバー。
  4. 第一カバー部材の収容部は、導電条体長手方向での片側にも開口しているとともに、ボルトの頭部あるいはナットの外周に形成された係合平坦面と対面する上記収容部の内壁面が、上記係合平坦面と係合して上記ボルトあるいは上記ナットの軸線まわりの回転を阻止する回転阻止面として形成されていることとする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の保護カバー。
  5. 第一カバー部材は、電気コネクタのハウジングを支持するための支持部を有しており、
    第二カバー部材は、上記ハウジングに係合可能な係合部を有しており、
    第一カバー部材の支持部が上記ハウジングを支持した状態で、第二カバー部材の係合部を上記ハウジングに係合させた状態を維持しつつ該第二カバー部材を第一カバー部材に取り付けることにより、保護カバーがコネクタ側接続部と導電条体側接続部との接続部分を覆うようになっていることとする請求項1ないし請求項4に記載の保護カバー。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の保護カバーと、
    コネクタ端子が設けられた電源用の電気コネクタと、
    上記コネクタ端子に接続される導電条体端子が一端側に設けられた導電条体とを備え、
    上記保護カバーは、上記コネクタ端子の一部をなし上記電気コネクタのハウジングから突出する板状のコネクタ側接続部と、上記導電条体端子の一部をなす板状の導電条体側接続部とが、両接続部の板厚方向に重ね合わせられて該板厚方向の両側からボルトとナットとで締結されることにより形成された上記接続部分を覆っていることを特徴とする導電条体付電気コネクタと保護カバーの組立体。
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