JP2017010496A - 操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作パネルの振動の加振、制振作用に優れた触覚呈示を行なうことができる操作装置を提供する。【解決手段】筐体50により支持され、所定の操作範囲においてタッチ操作される操作部である操作パネル10と、操作パネル10に触覚呈示のための振動を付与する加振部であるアクチュエータ20と、操作パネル10の所定位置に設けられ、操作パネル10の振動状態を制御する振動制御手段30と、アクチュエータ20及び振動制御手段30のコイル32を所定の振動条件で駆動する制御部40と、を有して構成する。振動制御手段30は、操作パネル10の支持、加振、又は制振の制御を行なう。【選択図】図1

Description

本発明は、操作装置に関する。
従来の技術として、振動呈示構造を備えた操作装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の操作装置は、触覚効果を発生させるアクチュエータと、駆動信号を当該アクチュエータに伝達し、当該駆動信号を停止して触覚効果を発生させる前にまたはそれと同時に制動信号をアクチュエータに伝達するプロセッサとを含む構成とされている。制動信号は、周波数がアクチュエータの共振周波数と実質的に同じで、駆動信号の逆相とされている。
この操作装置によれば、操作パネルを振動させる駆動信号が停止または終了すると、アクチュエータを制動するために、システムの共振周波数を有しかつシステムの共振周波数である加速度の逆相にある正弦制動信号が生成されてアクチュエータに伝達される。これにより、開ループ制御であっても操作パネルの残振動を効果的に制動することができるとされている。
特開2014−170534号公報
しかし、従来の操作装置は、操作パネルの残振動を速やかに低減するための制動作用を備えるが、操作パネルの振動の立上がりをよくして応答性を改善する効果は有しない。また、操作パネルの駆動信号による応答性を改善するのみであり、操作パネルに対して物理的に支持、加振、制振作用を付加するものではないため、応答性の改善が十分発揮されないという問題があった。
従って、本発明の目的は、操作パネルの振動の加振、制振作用に優れた触覚呈示を行なうことができる操作装置を提供することにある。
[1]本発明は、上記目的を達成するために、筐体により支持され、所定の操作範囲においてタッチ操作される操作部と、前記操作部に触覚呈示のための振動を付与する加振部と、前記操作部の所定位置に設けられ、前記操作部の振動状態を制御する振動制御手段と、前記加振部及び前記振動制御手段を所定の振動条件で駆動する制御部と、を有し、前記振動制御手段は、前記操作部の支持、加振、又は制振の制御を行なうことを特徴とする操作装置を提供する。
[2]前記制御部は、前記加振部による前記振動を超音波振動とする駆動を行なうことを特徴とする上記[1]に記載の操作装置であってもよい。
[3]また、前記所定位置は、前記操作部の振動の腹の部分であることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の操作装置であってもよい。
[4]また、前記振動制御手段は、前記操作部の振動停止時において前記操作部を支持する支持状態、前記操作部の振動立上がりの過渡振動時において前記操作部を加振する加振状態、前記操作部の定常振動時において前記操作部から離間した離間状態、前記操作部の振動立下がりの過渡振動時において前記操作部を制振する制振状態を制御することを特徴とする上記[1]から[3]のいずれか1に記載の操作装置であってもよい。
本発明によれば、操作パネルの振動の加振、制振作用に優れた触覚呈示を行なうことができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る操作装置の正面図である。 図2は、本実施の形態に係る操作装置の構成ブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る操作装置の操作パネルの振動モードを説明するための振動モード図である。 図4は、振動制御手段のコイルとマグネットの部分の詳細図である。 図5(a)は、本実施の形態に係る操作装置の停止状態を示す図、図5(b)は、操作パネルの加振時の状態を示す図、図5(c)は、操作パネルの定常振動時の状態を示す図、図5(d)は、操作パネルの制振時の状態を示す図である。 図6(a)は、本実施の形態に係る操作装置のアクチュエータへの印加電圧を示す図、図6(b)は、操作パネル面の変位量を示す図、図6(c)は、コイルへの印加電圧を示す図、図6(d)は、コイルの変位量を示す図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態に係る操作装置の正面図である。 図8は、本発明の第3の実施の形態に係る操作装置の操作パネルの振動モードを説明するための振動モード図である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る操作装置1は、操作時に操作部である操作パネル10を振動させて、操作者に対して操作パネル10の触覚呈示を行なうものである。操作パネル10は、加振部であるアクチュエータ20により加振されるが、本装置は、操作パネル10の振動状態を制御する振動制御手段30を別途備えている。これにより、操作パネル10の支持、加振、又は制振の制御を行なうことにより、操作パネルの振動の加振、制振作用に優れた触覚呈示を行なうことができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る操作装置の正面図である。また、図2は、本実施の形態に係る操作装置の構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る操作装置1は、筐体50により支持され、所定の操作範囲においてタッチ操作される操作部である操作パネル10と、操作パネル10に触覚呈示のための振動を付与する加振部であるアクチュエータ20と、操作パネル10の所定位置に設けられ、操作パネル10の振動状態を制御する振動制御手段30と、アクチュエータ20及び振動制御手段30のコイル32を所定の振動条件で駆動する制御部40と、を有して構成されている。振動制御手段30は、操作パネル10の支持、加振、又は制振の制御を行なうように構成されている。
(操作パネル10)
操作部である操作パネル10は、例えば、操作パネル10の操作面11をタッチ操作、押圧操作、なぞり操作等の操作により所定の入力操作等を行なうものである。この操作パネル10は、上記のような入力操作を行なうと共に、操作者に対して振動呈示を行なって入力操作等に対する触感呈示を行なう機能を備えている。操作パネル10は、例えば、図示省略するが、駆動用の複数の駆動電極と、駆動電極との間の静電容量を読み出す複数の読出電極と、が操作面11の下方に配置されている。操作パネル10は、一例として、駆動された駆動電極と順次読み出しされる読出電極との間の容量値を数値化してタッチ検出信号Sとして周期的に出力するように構成されている。
このタッチ検出信号Sは、例えば、駆動電極と読出電極の組み合せごとに出力される。操作パネル10の操作面11には、直交座標系であるXY座標が設定されている。X座標は、例えば、左右方向であり、Y座標は、前後方向である。制御部40は、例えば、操作が検出された駆動電極と読出電極の組み合せと読み出した容量値に基づいた加重平均を用いて操作がなされたXY座標系の座標を算出する。
制御部40は、この検出信号Sが閾値Sthを超えた場合、操作がなされたと判定する。これによりタッチ検出ができ、また、連続的にタッチ検出がされた場合にはなぞり操作として検出することができる。
なお、操作パネル10は、静電容量式のタッチパネルに限定されず、抵抗膜方式、赤外線方式、SAW(Surface Acoustic Wave)方式等のタッチパネルを用いることが可能である。
操作パネル10は、図1に示すように、筐体50の支持部52及び支持部54によりU点、V点で支持されている。筐体50は、構造体として操作パネル10を支持できる剛性を有する材質であればよく、アルミ等の金属材料や樹脂等で形成することができる。支持された操作パネル10は、アクチュエータ20により加振されることにより、操作パネル10の共振周波数で振動する。
ここで、図3は、本発明の第1の実施の形態に係る操作装置の操作パネルの振動モードを説明するための振動モード図である。操作パネル10を板状とすると、U点、V点で両端支持された操作パネル10は、P点、P点を節とする定在波を有する振動モードで振動する。第1の実施の形態では、P点、P点に加えて、中間点のP点も節とする2次の振動モードとする。
節であるP点、P点、P点のそれぞれの中間点は、振動の腹となるP点、P点である。後述する振動制御手段30を、この腹となるP点に設ける。これにより、振動制御手段30による操作パネル10の支持、加振、又は制振の制御を効率的に行なうことができる。
(アクチュエータ20)
加振部としてのアクチュエータ20は、例えば、振動板21と、圧電素子22と、を備えたモノモルフ型の圧電素子である。モノモルフ型圧電素子は、1枚の圧電素子だけで屈曲する構造の圧電素子である。なお、圧電素子22の変形例としては、2枚の圧電素子を板の両面に設けたバイモルフ型圧電素子であっても良い。また、圧電素子を複数枚積層した積層型圧電素子であっても良い。
振動板21は、例えば、導電性を有するアルミニウム、ニッケル、銅、鉄等の金属材料、それらを含有する合金材料、或いはステンレス等の合金材料を用いて形成される。なお振動板21は、例えば、合成樹脂等の非導電性材料を用いて形成されても良い。
圧電素子22は、例えば、供給される電圧により、伸縮を行う。この伸縮により、振動板21が屈曲し、この屈曲によって振動が発生する構造となっている。
圧電素子22の材料としては、例えば、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、メタニオブ酸鉛、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリ乳酸等が用いられる。圧電素子は、例えば、金属板の両面に、上記の材料を用いて形成された膜が形成される単層バイモルフ型、金属板の一方面に、上記の材料を用いて形成された膜が形成される単層ユニモルフ型、金属板の一方面に、上記の材料を用いて形成された膜を積層して形成された積層ユニモルフ型、金属板の両面に、上記の材料を用いて形成された膜を積層して形成された積層バイモルフ型の圧電素子である。
このアクチュエータ20は、制御部40から出力されるコイル信号Sに基づいて振動する。図2に示すように、アクチュエータ20は、駆動信号Sにより駆動される。なお、アクチュエータ20は、操作部である操作パネル10、又は、操作パネル10と加振部であるアクチュエータ20から構成される振動体を所定の共振周波数fnで振動させる(振動オン)。この共振周波数fnは、上記した振動体の共振周波数fnに一致するように設定されているので、アクチュエータ20を共振周波数fnで駆動することにより振動体は振動オンとなる。
なお、共振周波数fnは、超音波帯の周波数に設定された超音波振動である。超音波とは、人間の耳には聞こえない高い振動数をもつ可聴域以上の弾性振動波(音波)であり、例えば、20kHzから40kHz程度の周波数帯域である。
(振動制御手段30)
図1に示すように、振動制御手段30は、コイル32、マグネット34から主に構成されている。また、コイル32を操作パネル10の下面12に当接させるためのバネを備えて構成されている。この振動制御手段30は、図3で示すように、振動モードの腹となるP点に設けられる。すなわち、コイル32は、操作パネル10のP点を支持、加振、又は制振できる位置にバネ36で支持された状態で配置されている。
図4は、振動制御手段30のコイル32とマグネット34の部分の詳細図である。コイル32は、例えば、円筒状又は角筒状にマグネットワイヤが巻回されて形成され、通電により、電磁石として機能する。通電により磁束Bが発生する。磁束Bの方向は、コイル32への通電方向により変更可能である。これにより、図1、4で示すマグネット34との間で、反発力又は吸引力として作用するように制御することができる。
なお、コイル32は、バネ36により、操作パネル10の下面12に向かって付勢力を受けている。したがって、コイル32へ通電しない場合には、バネ36の付勢力によりコイル32は操作パネル10の下面12に所定の付勢力で当接し、操作パネル10を支持する。また、コイル32は、コイル32とマグネット34の吸引力により、バネ36の付勢力に抗して操作パネル10の下面12から離間することができる。
(制御部40の構成)
制御部40は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部40が動作するためのプログラムと、タッチ操作を検出するための閾値Sthと、が格納されている。また制御部40は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。
制御部40は、操作パネル10のX位置の電極から取得したタッチ検出信号Sに基づく容量値と、閾値Sthと、を比較し、容量値が閾値Sthより大きい場合、タッチ操作がなされたと判定する。また、タッチ検出信号Sが連続的に検出がされた場合にはなぞり操作として検出することができる。
また、制御部40は、アクチュエータ20を駆動するための駆動信号Sdを生成して、図示省略するドライブ回路を介して印加電圧Vdをアクチュエータ20へ印加する。また、コイル32を駆動するためのコイル信号Scを生成して、図示省略するドライブ回路を介して印加電圧Vcをコイル32へ印加する。
(制御動作)
図5(a)は、本実施の形態に係る操作装置の停止状態を示す図、図5(b)は、操作パネルの加振時の状態を示す図、図5(c)は、操作パネルの定常振動時の状態を示す図、図5(d)は、操作パネルの制振時の状態を示す図である。また、図6(a)は、本実施の形態に係る操作装置のアクチュエータへの印加電圧を示す図、図6(b)は、操作パネル面の変位量を示す図、図6(c)は、コイルへの印加電圧を示す図、図6(d)は、コイルの変位量を示す図である。以下、図5及び図6に従って、本実施の形態に係る操作装置の制御動作を説明する。
(停止状態t〜t
操作パネル10の振動が停止している状態(時間t〜t)では、図5(a)に示すように、コイル32はバネ36で操作パネル10の方向へ付勢され、コイル32は操作パネル10の下面12で当接して、操作パネル10のP点を支持した状態である。このとき、アクチュエータ20への印加電圧Vd、パネル面変位量Zp、コイルへの印加電圧Vc、コイルの変位量Zcは、いずれも、図6(a)〜(d)に示すように、ゼロである。操作パネル10の操作面11は振動しておらず、触感(振動の触感)はOFF期間となっている。
(加振状態t〜t
図6(a)で示すように、時間tにおいて、アクチュエータ20による操作パネル10への加振を開始する。アクチュエータ20には、操作パネル10が2次の振動モードで振動する共振周波数を持つ印加電圧Vdが印加される。また、図6(c)で示すように、時間tにおいて、コイル32へ印加電圧Vcが印加されて振動制御手段30による操作パネル10への加振が行われる。図5(b)に示すように、コイル32は印加電圧Vcで駆動されて、操作パネル10の下面12で当接した状態で操作パネル10を加振する。コイル32による操作パネル10への加振は、アクチュエータ20による操作パネル10への加振と同期した状態で行われる。
振動制御手段30による操作パネル10への加振は、時間tまで行なわれ、図6(d)で示すコイル32の変位量Zcは、図6(b)で示すパネル面変位量Zpと同期して変位する。この期間及びその後の慣性力が作用する期間の時間tまでは、振動増幅期間である。なお、コイル32は、操作パネル10の振動モードの腹の部分を加振するので、効率的に加振を行なうことができる。
(振動状態t〜t
図6(a)、(c)で示すように、振動状態t〜tは、コイル32による操作パネル10への加振が停止した時間tからアクチュエータ20による操作パネル10への加振が停止する時間tまでの期間である。なお、コイル32による操作パネル10への加振が行われる時間t〜t、及びその後の慣性力が作用する期間の時間tまでを含めて、触感(振動の触感)はON期間となっている。
図6(c)で示すように、コイル32への印加電圧はVc2(マイナス方向の一定値)とされる。これにより、図5(c)で示すように、コイル32は、マグネット34に吸着されて操作パネル10の下面12から離間した状態になる。これにより、操作パネル10のアクチュエータ20による振動を阻害することなく、定常振動時における操作者への振動呈示が行われる。
(制振状態t〜t
図6(a)で示すように、時間tにおいて、アクチュエータ20による操作パネル10への加振が終了する。しかし、図6(b)で示すように、操作パネル10には残振動が残っており、パネル面変位量Zpは時間t以降もすぐにはゼロとならない。
ここで、コイル32への通電は、図6(c)で示すように、時間tにおいてゼロとされる。これにより、図5(d)で示すように、コイル32は、バネ36で操作パネル10の方向へ付勢され、コイル32は操作パネル10の下面12で当接して操作パネル10のP点を支持した状態となる。したがって、操作パネル10は、コイル32及びバネ36を介して筐体で支持された状態となるので、制振作用が働いて残振動が早く収束する。なお、コイル32及びバネ36は、操作パネル10の振動モードの腹の部分を制振するので、効率的に制動を行なうことができる。これにより、触感(振動の触感)が低減し、速やかにOFF期間に移行する。
(停止状態t〜)
時間t以降は、操作パネル10の振動が停止している状態となり、触感(振動の触感)はOFF期間となっている。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る操作装置の正面図である。第1の実施の形態では、振動制御手段30の加振をコイル32により行なう形態としたが、マグネット34により操作パネル10を加振する形態も可能である。
図7に示すように、操作パネル10のP点を支持、加振、又は制振できる位置に、マグネット34をバネ36で支持された状態で配置する。この他の構成は、第1の実施の形態と同様である。このような配置により、コイル32から制御部40までの配線45を固定にすることができる。
(第3の実施の形態)
図8は、本発明の第3の実施の形態に係る操作装置の操作パネルの振動モードを説明するための振動モード図である。第1の実施の形態では、図3で示す、P点、P点に加えて、中間点のP点も節とする2次の振動モードとしたが、本発明は、これに限られない。第3の実施の形態では、例えば、図8で示すように、1次の振動モードとすることができる。
図8に示すように、操作パネル10を板状とすると、U点、V点で両端支持された操作パネル10は、P点、P点を節とする定在波を有する振動モードで振動する。第3の実施の形態では、P点、P点を節とする1次の振動モードとする。
節であるP点、P点の中間点は、振動の腹となるP点である。振動制御手段30は、この腹となるP点に設ける。これにより、振動制御手段30による操作パネル10の支持、加振、又は制振の制御を効率的に行なうことができる。
(実施の形態の効果)
本実施の形態においては、以下のような効果を有する。
(1)操作パネル10は、加振部であるアクチュエータ20により加振されるが、本装置は、操作パネル10の振動状態を制御する振動制御手段30を別途備えている。すなわち、コイル32への通電制御により、操作パネル10の支持、加振、又は制振の制御を行なうことにより、操作パネル10の振動立上がり、及び振動立下がりの過渡特性が改善する。これにより、操作パネル10の必要な振幅に到達する時間が短くなり、残振動を抑制できるため触感呈示の性能が向上する。
(2)振動制御手段としてコイル32とマグネット34による手段を示したが、種々の振動制御手段を使用することができる。例えば、モータを駆動源として加振することができ、また、モータの減速により制動することができ、また、モータの静止トルクにより操作パネル10を支持する構成とすることもできる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。例えば、操作パネルの振動モードが1次、2次の場合を示したが、3次以上の高次の振動モードでも本発明は適用可能である。また、これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…操作装置、
10…操作パネル10、11…操作面、12…下面
20…アクチュエータ、21…振動板、22…圧電素子
30…振動制御手段、32…コイル、34…マグネット、36…バネ
40…制御部、45…配線
50…筐体、52…支持部
X…タッチ検出信号
Sd…駆動信号
…コイル信号
Vd、Vc…印加電圧
Zp…パネル面変位量
Zc…コイルの変位量

Claims (4)

  1. 筐体により支持され、所定の操作範囲においてタッチ操作される操作部と、
    前記操作部に触覚呈示のための振動を付与する加振部と、
    前記操作部の所定位置に設けられ、前記操作部の振動状態を制御する振動制御手段と、
    前記加振部及び前記振動制御手段を所定の振動条件で駆動する制御部と、
    を有し、
    前記振動制御手段は、前記操作部の支持、加振、又は制振の制御を行なうことを特徴とする操作装置。
  2. 前記制御部は、前記加振部による前記振動を超音波振動とする駆動を行なうことを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記所定位置は、前記操作部の振動の腹の部分であることを特徴とする請求項1又は2に記載の操作装置。
  4. 前記振動制御手段は、前記操作部の振動停止時において前記操作部を支持する支持状態、前記操作部の振動立上がりの過渡振動時において前記操作部を加振する加振状態、前記操作部の定常振動時において前記操作部から離間した離間状態、前記操作部の振動立下がりの過渡振動時において前記操作部を制振する制振状態を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019013044A1 (ja) * 2017-07-10 2019-01-17 シャープ株式会社 入力装置

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