JP2017010023A - 結像光学系、光学機器および画像投射装置 - Google Patents

結像光学系、光学機器および画像投射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017010023A
JP2017010023A JP2016117815A JP2016117815A JP2017010023A JP 2017010023 A JP2017010023 A JP 2017010023A JP 2016117815 A JP2016117815 A JP 2016117815A JP 2016117815 A JP2016117815 A JP 2016117815A JP 2017010023 A JP2017010023 A JP 2017010023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
image
lens
imaging
side conjugate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016117815A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6736366B2 (ja
JP2017010023A5 (ja
Inventor
隆史 大出
Takashi Ode
隆史 大出
猪子 和宏
Kazuhiro Inoko
和宏 猪子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to US15/184,370 priority Critical patent/US9606425B2/en
Priority to CN201610439644.XA priority patent/CN106257318B/zh
Publication of JP2017010023A publication Critical patent/JP2017010023A/ja
Publication of JP2017010023A5 publication Critical patent/JP2017010023A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6736366B2 publication Critical patent/JP6736366B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Lenses (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】屈折光学系と反射光学系(凸面鏡)を有する結像光学系において、反射光学系を小径化するとともに諸収差を良好に補正された結像光学系を提供する。【解決手段】結像光学系は、拡大側共役面および縮小側共役面のうち一方の共役面上の像を他方の共役面に結像させる。結像光学系は、縮小側共役面から拡大側共役面に向かって順に配置された屈折光学系Lと反射光学系Mとを有し、屈折光学系は、該屈折光学系の内部における中間結像位置MMに中間実像を形成し、反射光学系は、最も拡大側共役面の側に設けられた凸面鏡を備えている。屈折光学系の焦点距離をfLとし、反射光学系の焦点距離をfMとするとき、0.01≦│fL/fM│≦0.50なる条件を満足する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置や画像投射装置等の光学機器に好適な結像光学系に関する。
上記のような結像光学系として、特に広角化を実現するために屈折光学系に反射光学系を組み合わせたものがある。特許文献1には、レトロフォーカスタイプの屈折光学系に反射光学系としての凸面鏡を組み合わせた結像光学系が開示されている。また、特許文献2には、レトロフォーカスタイプの屈折光学系に反射光学系として正のパワーを有する凹面鏡を組み合わせた結像光学系が開示されている。
ただし、これら特許文献1,2にて開示されたような結像光学系では、広角化に伴って軸外光線を強く曲げなければならないことから大きな歪曲収差が発生し易い。そして、これを良好に補正するために、大口径のミラーやレンズを用いる必要がある。
このような問題に対して、特許文献3にて開示された結像光学系では、屈折光学系の内部に中間実像を形成することで、最も拡大側共役面側に配置される凸面鏡を小径化している。
特許第3727543号公報 特許第4223936号公報 特許第5484098号公報
しかしながら、特許文献3にて開示された結像光学系では、屈折光学系と凸面鏡とのパワー比が適切に設定されていないために、歪曲収差、像面湾曲および倍率色収差等の諸収差を良好に補正することが困難である。
本発明は、屈折光学系と反射光学系(凸面鏡)を有する結像光学系であって、反射光学系を小径化するとともに諸収差を良好に補正できるようにした結像光学系およびこれ用いた光学機器等を提供する。
本発明の一側面としての結像光学系は、拡大側共役面および縮小側共役面のうち一方の共役面上の像を他方の共役面に結像させる。該結像光学系は、縮小側共役面から拡大側共役面に向かって順に配置された屈折光学系と反射光学系とを有し、屈折光学系は該屈折光学系の内部における中間結像位置に中間実像を形成し、反射光学系は最も前記拡大側共役面の側に設けられた凸面鏡を備えている。屈折光学系の焦点距離をfLとし、前記反射光学系の焦点距離をfMとするとき、
0.01≦│fL/fM│≦0.50
なる条件を満足することを特徴とする。
なお、上記結像光学系を有する光学機器や、光変調素子により変調された光を被投射面に投射する上記結像光学系を有する画像投射装置も、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、内部に中間実像を形成する屈折光学系と凸面鏡とにより構成される広画の結像光学系あって、屈折光学系と凸面鏡のパワー比の適切な設定により小型の凸面鏡を用いつつ諸収差を良好に補正することができる結像光学系を実現することができる。そして、このような結像光学系を用いることで、小型で光学性能が高い画像投射装置等の光学機器を提供することができる。
本発明の実施例1である結像光学系の断面図。 実施例1の結像光学系の縦収差図。 本発明の実施例2である結像光学系の断面図。 実施例2の結像光学系の縦収差図。 本発明の実施例3である結像光学系の断面図。 実施例3の結像光学系の縦収差図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、後述する各実施例に共通する事項について説明する。各実施例の結像光学系は、拡大側共役面および縮小側共役面のうち一方の共役面上の像を他方の共役面に結像させる光学系であり、縮小側共役面から拡大側共役面に向かって順に配置された屈折光学系と反射光学系とにより構成されている。
屈折光学系は、その内部に、上記一方の共役面の像の中間実像を形成する。屈折光学系は、この中間実像が形成される位置を中間結像位置とするとき、反射光学系と中間結像位置との間に配置された第1の部分屈折光学系と、中間結像位置と縮小側共役面との間に配置された第2の部分屈折光学系とを有する。このように、各実施例における屈折光学系は、再結像型の屈折光学系である。また、反射光学系は、凸面鏡により構成されている。
各実施例では、凸面鏡と第1および第2の部分屈折光学系を含む屈折光学系の全系(以下、全屈折光学系という)のパワー比および中間実像の横倍率をそれぞれ適切な範囲に設定することで歪曲収差、像面湾曲および倍率色収差等の諸収差を良好に補正する。
中間結像位置を挟んで拡大側共役面側に配置された第1の部分屈折光学系と縮小側共役面側に配置された第2の部分屈折光学系とが収差補正を分担する。そして、この結像光学系のうち最も拡大側共役面側に凸面鏡を配置することで、第2の部分屈折光学系の収差補正に対する負担を軽減しつつ、さらに良好な収差補正を可能としている。このとき、凸面鏡のパワーを適切な範囲に設定することが主として軸外で発生する収差を良好に補正することにつながる。
凸面鏡等のミラーは色収差を発生させないという利点を有するが、パワーを強めすぎると軸外の収差である歪曲収差が大きく発生し、この歪曲収差を第2の部分屈折光学系で補正することが困難となる。したがって、凸面鏡と全屈折光学系のパワー比と中間実像の横倍率とを適切に設定することで、像面湾曲、歪曲収差および倍率色収差といった軸外の収差を良好に補正することが可能となる。
以下、凸面鏡と全屈折光学系のパワー比および中間実像の横倍率が満足すべき条件について具体的に説明する。各実施例では、最も拡大側共役面側に適切なパワーを有する凸面鏡を配置することで倍率色収差を発生させずに、軸外主光線の高い位置で発生する収差を良好に補正する。ここで、全屈折光学系の焦点距離をfLとし、凸面鏡(反射光学系)の焦点距離をfMとする。このとき、fLとfMは、
0.01≦│fL/fM│≦0.50 (1)
なる条件を満足する。式(1)の条件は、全屈折光学系の内部に中間実像を形成する再結像型屈折光学系と凸面鏡とを組み合わせたときのこれら再結像型屈折光学系と凸面鏡の広角化に対する寄与率に関する条件である。fL/fMが式(1)の上限値を超えると、広角化に対する凸面鏡の負担が大きくなり過ぎ、凸面鏡で発生する大きな像面湾曲を全屈折光学系のレンズによって十分に補正できなかったり歪曲が大きく発生したりするので、好ましくない。また、fL/fMが式(1)の下限値を下回ると、収差補正に対する凸面鏡の負担が極端に少なくなり、凸面鏡が殆ど広角化に寄与しなくなるので、好ましくない。
式(1)の数値範囲を以下の式(1)′のようにするとより好ましい。
0.02≦│fL/fM│≦0.25 (1)′
また、縮小側共役面上の像と中間実像との間の横倍率(第2の部分屈折光学系が縮小側共役面上の像を中間実像として結像させる際の倍率)をβとし、中間実像が縮小側共役面上の像より大きいときの横倍率βをβ<−1.0とする。このとき、βは、
−2.0≦β≦−0.5 (2)
なる条件を満足する。なお、中間実像が縮小側共役面上の像より縮小されるときのβは−1<β<0である。βが式(2)の範囲にあることで、良好な色収差補正を行うことができる。βが式(2)の下限値を下回ると、βの二乗で加算される縮小側共役面上での軸上色収差が大きくなるので、好ましくない。一方、βが式(2)の上限値を超えると、中間実像を形成する軸外主光線の高さが高くなり、この結果レンズ径が大きくなるので、好ましくない。
式(2)の数値範囲を以下の式(2)′のようにするとより好ましい。
−1.5≦β≦−0.7 (2)′
この式(2)′の下限値を−1.30としてもよいし、上限値を−1.01としてもよい。
上記式(1),(2)の条件に加えて、以下の条件を満足することが、さらなる良好な収差補正を行う上で好ましい。
第1の部分屈折光学系の焦点距離をfl1とし、第2の部分屈折光学系の焦点距離をfl2とする。このとき、fl1とfl2は、
0.3≦│fl1/fl2│≦0.8 (3)
なる条件を満足するのが好ましい。式(3)の条件は、第1の部分屈折光学系と第2の部分屈折光学系と広角化の分担比に関する条件である。│fl1/fl2│が式(3)の範囲を逸脱すると、第1および第2の部分屈折光学系のいずれかの広角化に対する負担が大きくなり過ぎ、一方の部分屈折光学系で発生した歪曲収差を他方の部分屈折光学系で補正することができなくなる。この結果、良好な収差補正が行えなくなるので、好ましくない。また、一方の部分屈折光学系のパワーが強くなり過ぎて、この部分屈折光学系により球面収差を良好に補正することが困難となるので、好ましくない。
式(3)の数値範囲を以下の式(3)′のようにするとより好ましい。
0.4≦│fl1/fl2│≦0.6 (3)′
また、各実施例では、全屈折光学系において、最も凸面鏡側(反射光学系側)に配置されたレンズから順に、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ…と呼ぶ。このとき、最も凸面鏡側に配置された第1レンズに非球面形状を与えることで、歪曲収差の発生を抑制することができる。また、中間実像に近いレンズに非球面形状かつ負のパワーを与えることで、歪曲収差の補正を行うことができる。さらに、最も縮小側共役面側に配置されたレンズに非球面形状を与えることでも、歪曲収差の発生を抑制することができる。
また、各実施例では、第1レンズの有効径をΦG1とし、全屈折光学系のうち第1レンズ以外で最も有効径が大きいレンズの有効径をΦGmaxとする。このとき、ΦG1とΦGmaxが、
0.2≦ΦG1/ΦGmax≦2.0 (4)
なる条件を満足すると、倍率色収差を良好に補正することができるので、好ましい。ΦG1/ΦGmaxが式(4)の下限値を下回ると、全屈折光学系に対して第1レンズの有効径が極端に小さくなり、これにより軸外光線の各像高における光束がオーバーラップしてしまう。この結果、第1レンズに非球面を用いても、歪曲収差の補正が困難となるので好ましくない。また、ΦG1/ΦGmaxが式(4)の上限値を超えると、第1レンズを通るそれぞれの像高の光が互いに重ならなくなって軸外収差を良好に補正できるものの、第1レンズの有効径が大きくなるので、好ましくない。
式(4)の数値範囲を以下の式(4)′のようにするとより好ましい。
0.5≦ΦG1/ΦGmax≦1.2 (4)′
さらに、各実施例では、凸面鏡と第1レンズとの間隔をDとし、結像光学系全系の全長(最も縮小側共役面側のレンズから最も凸面鏡側のレンズまでの距離)をTLとする。このとき、DとTLは、
0.01≦D/TL≦0.30 (5)
なる条件を満足することが好ましい。D/TLが式(5)の上限値を超えると、結像光学系全系の長さに対して凸面鏡と第1レンズとの間隔が広がり過ぎる。このことで、fM、fl1およびfl2を上記条件を満足するように設定した場合の凸面鏡の有効径を大きくしなければならなくなる。一方、D/TLが式(5)の下限値を下回ると、凸面鏡に入射した光に対して凸面鏡で大きな画角を与えつつ反射させることが必要となる。つまり、凸面鏡のパワーを強くしなければならず、これにより大きな軸外収差が発生するので、好ましくない。
式(5)の数値範囲を以下の式(5)′のようにするとより好ましい。
0.05≦D/TL≦0.20 (5)′
その他、第1レンズと凸面鏡との間において、凸面鏡における最大反射角の光と最小反射角の光とが互いに交差しないようにすることが好ましい。これにより歪曲収差の発生を抑制することができる。
各実施例で説明する結像光学系は、光学機器の1つとしての画像投射装置用の投射光学系として用いられたり、他の光学機器としての撮像装置(画像読取り装置)の撮像光学系として用いられたりすることができる。各実施例は、光源からの光を変調する光変調素子ともに、該光変調素子からの光をスクリーン等の被投射面に投射する結像光学系(投射光学系)の例を示している。
図1には、実施例1の結像光学系としての広角投射光学系の構成を示している。このような広角投射光学系を用いることで、短い投射距離(画像投射装置と被投射面との間の距離)で大きなサイズの画像を投射することができる。
図1において、縮小側共役面に配置された光変調素子Lから出射した光は、全屈折光学系Lを第2の部分屈折光学系L2、第1の部分屈折光学系L1の順に通過して凸面鏡Mで反射され、不図示の拡大側共役面に向かう。全屈折光学系Lのうち最も凸面鏡側に配置されたレンズから順に、第1レンズG1、第2レンズG2、…と呼ぶとき、第1レンズG1から第8レンズG8によって第1の部分屈折光学系L1が構成される。また、第9レンズG9から第17レンズG17によって第2の部分屈折光学系L2が構成される。
さらに、第8レンズG8と第9レンズG9の間に中間結像位置MMがあり、ここに中間実像が形成される。STOは絞りであり、Bはプリズム等の光学ブロックである。これらの符号の説明は、後述する他の実施例でも同じである。
なお、本実施例においては、絞りをレンズとは独立した部材として構成しているが、この限りではない。具体的には、レンズの保持部を絞りの代わりとして用いても構わない。例えば数値実施例1においては、レンズ面22(または21)のレンズ保持部あるいはレンズ面24(または25)のレンズ保持部が絞りを兼ねてもよい。
また、本実施例と同じ構成を有する撮像光学系を撮像装置に用いることもできる。撮像装置では、拡大側共役面上の被写体を、縮小側共役面に配置されたCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子により撮像する。このような撮像装置により、撮像距離(撮像装置と被写体面との間の距離)を短くしつつ大きなサイズの被写体を撮像することができる。
表1には、本実施例の数値例を示す。表中において、面番号は拡大側共役面から縮小側共役面に向かって順に凸面鏡と各レンズの面に付した番号である。Rは曲率半径を、dは面間隔(互いに隣り合う面間の実空間距離)、nおよびνはそれぞれ、レンズのガラス材料のd線に対する屈折率およびアッベ数を示している。はΦeaはミラーまたはレンズの有効径(光学作用に寄与する有効領域の直径)である。また、面番号の左側に*印が付されている面は、以下の関数(A)に従う非球面形状を有することを示す。xは結像光学系(屈折光学系L)の光軸AXLに平行な方向での座標であり、yは光軸AXLからの距離(高さ)である。Rは曲率半径であり、Kは円錐定数である。A,B,C,D,Eは非球面係数である。表には関数中の非球面係数を示している。「E−M」は、「×10−M」を意味する。yは径方向の座標であり、xは光軸方向での座標を示す。OBは拡大側共役面、IMは縮小側共役面である。fは焦点距離、FNOはFナンバーである。表の説明は、後述する他の実施例でも同じである。
x=(y2 /R)/[1+{1−(1+K)(y2 /R2 )}1/2 ]+Ay4+By6+Cy8+Dy10+Ey12+Fy14 (A)
(表1)
図2には、本実施例の投射光学系の縦収差(球面収差、非点収差、歪曲および倍率色収差)を示している。
表2には、本実施例における式(1)〜(5)中の値を示す。
(表2)
図3には、実施例2の結像光学系としての投射光学系の構成を示している。この投射光学系は、実施例1の投射光学系の画角を72°に増加させたものである。本実施例の投射光学系を用いることで、実施例1の投射光学系を用いる場合に比べてさらに投射距離を短くすることができる。また、撮像装置に同じ構成を有する撮像光学系を用いれば、撮像距離をより短くすることができる。
表3には、本実施例の数値例を示す。
(表3)
図4には、本実施例の投射光学系の縦収差(球面収差、非点収差、歪曲および倍率色収差)を示している。
表4には、本実施例における式(1)〜(5)中の値を示す。
(表4)
図5には、実施例3の結像光学系としての投射光学系の構成を示している。この投射光学系は、実施例1の投射光学系に対して1.5倍のスケーリングを行った後、光学系全長と物体距離を短くし、さらにレンズ(G1〜G15)の数を削減したものである。この投射光学系を用いれば、光変調素子を光軸に直交する方向に大きくシフトさせることができるようになり、被投射面に対する画像投射装置の設置場所の自由度を高めることができ。同様に、撮像装置に同じ構成を有する撮像光学系を用いれば、撮像素子を光軸に直交する方向に大きくシフトさせることができ、被写体に対する撮像装置の設置場所の自由度を高めることができる。
表5には、本実施例の数値例を示す。
(表5)
図6には、本実施例の投射光学系の縦収差(球面収差、非点収差、歪曲および倍率色収差)を示している。
表6には、本実施例における式(1)〜(5)中の値を示す。
(表6)
(比較例)
表7には、特許文献3の実施例1(比較例1とする)および実施例2(比較例2とする)に開示された投射光学系の諸数値と式(1)〜(5)中の値を示す。これら比較例1,2ではいずれも、式(1),(3)および(5)で示した条件が満足されておらず(表7に×でしめす)、式(2)および(4)で示した条件については不明である。
(表7)
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。例えば、光変調素子と光変調素子からの光を被投射面に投射する結像光学系とを有する画像投射装置が、撮像素子と被投射面上の像を撮像素子上に形成する撮影光学系とを有する撮像装置をさらに備えてもよい。
さらに、反射光学系は最も拡大側共役面の側に凸面鏡を備える構成であればよく、各実施例に記載のように反射光学系が凸面鏡のみを備える構成であってもよい。さらに、反射光学系が複数のミラーを備え、複数のミラーのうち最も拡大側共役面の側のミラーが凸面鏡になっている構成であってもよい。
L 屈折光学系(全系)
L1 第1の部分屈折光学系
L2 第2の部分屈折光学系
M 凸面鏡
MM 中間結像位置

Claims (11)

  1. 拡大側共役面および縮小側共役面のうち一方の共役面上の像を他方の共役面に結像させる結像光学系であって、
    前記縮小側共役面から前記拡大側共役面に向かって順に配置された屈折光学系と反射光学系とを有し、
    前記屈折光学系は、該屈折光学系の内部における中間結像位置に中間実像を形成し、
    前記反射光学系は、最も前記拡大側共役面の側に設けられた凸面鏡を備えており、
    前記屈折光学系の焦点距離をfLとし、前記反射光学系の焦点距離をfMとするとき、
    0.01≦│fL/fM│≦0.50
    なる条件を満足することを特徴とする結像光学系。
  2. 前記反射光学系は前記凸面鏡から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
  3. 前記縮小側共役面上の像と前記中間実像との間の横倍率をβとし、前記中間実像が前記縮小側共役面上の像より大きいときの前記横倍率βをβ<−1.0とするとき、
    −2.0≦β≦−0.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の結像光学系。
  4. 前記屈折光学系のうち前記反射光学系と前記中間結像位置との間に配置された第1の部分屈折光学系の焦点距離をfl1とし、前記中間結像位置と前記縮小側共役面との間に配置された第2の部分屈折光学系の焦点距離をfl2とするとき、
    0.3≦│fl1/fl2│≦0.8
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の結像光学系。
  5. 前記屈折光学系のうち最も前記反射光学系側に配置されたレンズを第1レンズとするとき、
    前記第1レンズが非球面形状を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の結像光学系。
  6. 前記第1レンズの有効径をΦG1とし、前記屈折光学系のうち前記第1レンズ以外で最も有効径が大きいレンズの有効径をΦGmaxとするとき、
    0.2≦ΦG1/ΦGmax≦2.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項5に記載の結像光学系。
  7. 前記反射光学系と前記第1レンズとの間隔をDとし、該結像光学系の全長をTLとするとき、
    0.01≦D/TL≦0.30
    なる条件を満足することを特徴とする請求項5または6に記載の結像光学系。
  8. 前記第1レンズと前記反射光学系との間において、該反射光学系における最大反射角の光と最小反射角の光とが互いに交差しないことを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の結像光学系。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の結像光学系を有することを特徴とする光学機器。
  10. 光を変調する光変調素子と、
    該光変調素子からの光を被投射面に投射する請求項1から8のいずれか一項に記載の結像光学系とを有することを特徴とする画像投射装置。
  11. 撮像素子と、前記被投射面上の像を前記撮像素子上に形成する撮影光学系と、を備える撮像装置をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の画像投射装置。
JP2016117815A 2015-06-19 2016-06-14 結像光学系、光学機器および画像投射装置 Active JP6736366B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/184,370 US9606425B2 (en) 2015-06-19 2016-06-16 Imaging optical system, optical apparatus and image projection apparatus
CN201610439644.XA CN106257318B (zh) 2015-06-19 2016-06-17 成像光学系统、光学设备以及图像投影设备

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015123493 2015-06-19
JP2015123493 2015-06-19

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017010023A true JP2017010023A (ja) 2017-01-12
JP2017010023A5 JP2017010023A5 (ja) 2019-06-06
JP6736366B2 JP6736366B2 (ja) 2020-08-05

Family

ID=57763565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016117815A Active JP6736366B2 (ja) 2015-06-19 2016-06-14 結像光学系、光学機器および画像投射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6736366B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019035872A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 富士フイルム株式会社 投写用光学系及び投写型表示装置
US10451962B2 (en) 2017-08-17 2019-10-22 Fujifilm Corporation Projection optical system and projection display device
WO2021075341A1 (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 ソニー株式会社 投射光学系、および画像表示装置
CN114706206A (zh) * 2022-03-18 2022-07-05 浙江舜宇光学有限公司 光学成像系统及电子设备

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091867A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Samsung Electronics Co Ltd 薄型投射光学系、及びこれを採用した画像表示装置
US20060203362A1 (en) * 2005-03-10 2006-09-14 Gohman Jeffrey A Temperature control system and method for projection device lenses
JP2010244017A (ja) * 2009-03-18 2010-10-28 Mitsubishi Electric Corp 投写光学系及び画像表示装置
JP2012108267A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Samsung Yokohama Research Institute Co Ltd 投射光学系および画像投射装置
JP2013029787A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Fujifilm Corp 投写型表示装置
DE102013003551A1 (de) * 2012-03-02 2013-09-05 Young Optics Inc. Projektionslinse und projektionsvorrichtung
JP2013242594A (ja) * 2013-07-26 2013-12-05 Seiko Epson Corp 投射光学系及び投射型画像表示装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091867A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Samsung Electronics Co Ltd 薄型投射光学系、及びこれを採用した画像表示装置
US20060203362A1 (en) * 2005-03-10 2006-09-14 Gohman Jeffrey A Temperature control system and method for projection device lenses
JP2010244017A (ja) * 2009-03-18 2010-10-28 Mitsubishi Electric Corp 投写光学系及び画像表示装置
JP2012108267A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Samsung Yokohama Research Institute Co Ltd 投射光学系および画像投射装置
JP2013029787A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Fujifilm Corp 投写型表示装置
DE102013003551A1 (de) * 2012-03-02 2013-09-05 Young Optics Inc. Projektionslinse und projektionsvorrichtung
JP2013242594A (ja) * 2013-07-26 2013-12-05 Seiko Epson Corp 投射光学系及び投射型画像表示装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019035872A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 富士フイルム株式会社 投写用光学系及び投写型表示装置
US10451962B2 (en) 2017-08-17 2019-10-22 Fujifilm Corporation Projection optical system and projection display device
US10466578B2 (en) 2017-08-17 2019-11-05 Fujifilm Corporation Projection optical system and projection display device
WO2021075341A1 (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 ソニー株式会社 投射光学系、および画像表示装置
CN114706206A (zh) * 2022-03-18 2022-07-05 浙江舜宇光学有限公司 光学成像系统及电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP6736366B2 (ja) 2020-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6568597B2 (ja) 広角レンズ
JP6290804B2 (ja) 投写用光学系および投写型表示装置
JP2019144430A (ja) 撮像レンズ
JP6540031B2 (ja) 結像レンズおよび撮像装置
JP2021039237A (ja) 撮像レンズ
JP2017142363A (ja) 広角レンズ
JPWO2018230033A1 (ja) レンズ系、カメラシステム及び撮像システム
JP5989292B1 (ja) 内視鏡用対物光学系
US11252394B2 (en) Lens apparatus and imaging apparatus including the same
JP2020024439A (ja) レンズ系、カメラシステム及び撮像システム
JP2018116240A (ja) 撮像レンズ
JP2020187181A (ja) 結像光学系及び撮影装置
JP6393906B2 (ja) 投写光学系および画像投写装置
JP6415258B2 (ja) 結像光学系および画像投射装置
JP2017032927A (ja) 結像光学系、画像投射装置、および、撮像装置
JP6540052B2 (ja) 結像光学系
JP2008116794A (ja) 撮像レンズ
JP2016110073A (ja) 小型結像レンズ系
JPWO2018230035A1 (ja) レンズ系、カメラシステム及び撮像システム
JP6736366B2 (ja) 結像光学系、光学機器および画像投射装置
JP2017134394A (ja) レンズ系および該レンズ系を含むカメラシステム
JP2019060918A5 (ja)
JP2005181596A (ja) 広角レンズ
JPWO2019117067A1 (ja) 撮像用の光学系および撮像装置
JP2017032925A (ja) 結像光学系、光学機器および画像投射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190409

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200218

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200715

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6736366

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151