JP2017009895A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周期濃度ムラを効率よく補正できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、印刷ジョブデータに含まれる画像情報を解析する画像情報解析部と、像担持体に補正用パッチ画像を形成することにより周期濃度ムラを示す濃度プロファイルを作成して管理する濃度プロファイル管理部と、濃度プロファイルに基づいて回転体の回転位置に対応する補正データを作成する補正データ作成部と、補正データを用いて濃度補正を行う濃度補正部と、形成される画像の画像情報に基づいて周期濃度ムラの発生状況を予測し、予測結果に基づいて濃度補正に関する条件を設定する濃度補正制御部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、副走査方向に生じる周期的な濃度変動を補正する技術に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)においては、入力画像データに基づく光が、一様に帯電した感光体(例えば感光ドラム)に対して照射(露光)されることにより、感光体表面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光体にトナーが供給されることにより、静電潜像が可視化されてトナー像が形成される。このトナー像が、直接又は中間転写体を介して間接的に用紙に転写された後、定着部で加熱、加圧されることにより、用紙に画像が形成される。
画像形成装置は、画像形成に関わる構成要素として、感光体や現像剤担持体等の様々な回転体を備えている。これらの回転体の回転振れに起因して、画像の副走査方向に周期的な濃度変動が発生することが知られている。例えば、感光体又は現像剤担持体の回転振れによって感光体と現像剤担持体との間隔(現像ギャップ)は周期的に変動するため、一定の現像バイアスを印加しても、電界強度が周期的に変動し、その結果、画像には、感光体又は現像剤担持体の回転周期と同じ周期で濃度変動が生じる。以下において、画像の副走査方向に生じる周期的な濃度変動を「周期濃度ムラ」と称する。
従来の画像形成装置では、周期濃度ムラが相殺されるように、例えば周期濃度ムラを示す濃度プロファイルに基づいて、感光体の回転位置(ホームポジションを基準とした位相)に対応する補正データが作成される。この補正データによって露光エネルギー(露光時間又は露光出力)、帯電電圧、現像バイアス電圧、現像剤担持体(例えば現像ローラー)の回転数等の画像形成条件や入力画像データの濃度値(階調値)が補正される(例えば特許文献1)。
濃度プロファイルは、例えば中間転写ベルト等のトナー像担持体に濃度補正用のパッチ画像(例えば中間調濃度のハーフ画像)を形成し、この補正用パッチ画像の画像濃度を検出することにより、作成される。このとき、補正用パッチ画像は、副走査方向の長さが、周期濃度ムラの発生要因となる回転体の周期長(回転周期に相当する長さ)のうち最も長い周期長(通常、感光体の周期長)よりも長くなるように形成される。また、補正用パッチ画像を、回転体の複数周期長よりも長く形成し、画像濃度の検出結果を平均化することにより、高精度の濃度プロファイルを得ることができる。
濃度補正精度を向上させるためには、濃度プロファイルを定期的に、又は印刷ジョブの開始時など所定のタイミングで更新するのが好ましい。環境や経時的な影響による現像性や転写性の変化によって、濃度プロファイルが変化するためである。
特開2014−219453号公報
しかしながら、補正用パッチ画像の副走査方向の長さを長くしたり、濃度プロファイルを頻繁に更新したりすると、濃度補正精度が向上する一方で、トナー像担持体に形成された補正用パッチ画像を除去する際のクリーニング部の負荷が増大する、濃度補正に要するトナー消費量が増大する、濃度補正に要する時間が長くなり生産性が低下する等の問題が生じる。
本発明の目的は、周期濃度ムラを効率よく補正できる画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、構成要素として回転体を有し、印刷ジョブデータに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記回転体の回転位置を検出する回転位置検出部と、
前記画像形成部によって像担持体に形成される画像の濃度を検出する画像濃度検出部と、
前記印刷ジョブデータに含まれる画像情報を解析する画像情報解析部と、
前記像担持体に補正用パッチ画像を形成し、この補正用パッチ画像についての前記画像濃度検出部の検出結果に基づいて、周期濃度ムラを示す濃度プロファイルを作成して管理する濃度プロファイル管理部と、
前記濃度プロファイルに基づいて前記回転体の回転位置に対応する補正データを作成する補正データ作成部と、
前記補正データを用いて濃度補正を行う濃度補正部と、
形成される画像の画像情報に基づいて周期濃度ムラの発生状況を予測し、予測結果に基づいて前記濃度補正に関する条件を設定する濃度補正制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像情報に基づいて周期濃度ムラの発生状況が予測され、予測結果に基づいて濃度補正に関する条件(例えば補正データの更新、補正用パッチ画像の長さなど)が決定されるので、補正データを更新するために行われる補正用パッチ画像を用いた濃度プロファイルの作成動作が最小限に抑えられる。したがって、濃度補正に伴うクリーニング部の負荷及びトナー消費量を低減できるとともに、生産性の低下を防止することができ、周期濃度ムラを効率よく補正することができる。
画像形成装置の全体構成を示す図である。 画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 濃度プロファイルの一例を示す図である。 濃度補正処理の一例を示すフローチャートである。 図4に示す濃度補正処理の一部を構成するフローチャートである。 原画像の色分解を示す図である。 画像濃度の面積率の一例を示す図である。 基準画像判定テーブルの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、画像形成装置1の全体構成を示す図である。図2は、画像形成装置1の制御系の主要部を示す図である。
図1、2に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置1には、CMYKの4色に対応する感光ドラム213を中間転写ベルト221の走行方向(鉛直方向)に直列配置し、中間転写ベルト221に一回の手順で各色トナー像を順次転写させる縦型タンデム方式が採用されている。
すなわち、画像形成装置1は、感光ドラム213上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト221に一次転写し、中間転写ベルト221上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙に二次転写することにより、画像を形成する。
図1、2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部11、操作表示部12、画像処理部13、画像形成部20、給紙部14、排紙部15、用紙搬送部16、及び制御部17を備える。
制御部17は、CPU(Central Processing Unit)171、ROM(Read Only Memory)172、RAM(Random Access Memory)173等を備える。CPU171は、ROM172又は記憶部182から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM173に展開し、展開したプログラムと協働して、画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。
制御部17は、通信部181を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部17は、例えば、外部装置から送信された印刷ジョブデータを受信し、この印刷ジョブデータに基づいて入力画像データを作成する。印刷ジョブデータは、所定のページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述され、例えば図形や写真等の画像オブジェクトのデータ及び文字や記号等のテキストオブジェクトのデータを含む。
また、制御部17は、画像情報解析部17A、濃度プロファイル管理部17B、補正データ作成部17C、及び濃度補正制御部17Dとして機能する。
通信部181は、例えばNIC(Network Interface Card)、MODEM(MOdulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の各種インターフェースを有し、外部装置との情報通信を可能とする。
記憶部182は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。記憶部182には、例えば各ブロックの動作を制御する際に参照されるルックアップテーブル等が格納される。
画像読取部11は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置111及び原稿画像走査装置112(スキャナー)等を備える。
自動原稿給紙装置111は、原稿トレイに載置された原稿を搬送機構により搬送して原稿画像走査装置112へ送り出す。自動原稿給紙装置111により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿の画像(両面を含む)を連続して読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置112は、自動原稿給紙装置111からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサーの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部11は、原稿画像走査装置112による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部13において所定の画像処理が施される。
操作表示部12は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部121及び操作部122として機能する。
表示部121は、制御部17から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。
操作部122は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部17に出力する。ユーザーは、操作表示部12を操作して、原稿設定、画質設定、倍率設定、応用設定、出力設定、及び用紙設定などの画像形成に関する設定を行うことができる。
画像処理部13は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部13は、制御部17の制御下で、階調補正データに基づいて階調補正を行う。また、画像処理部13は、入力画像データに対して、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部20が制御される。
さらに、画像処理部13は、濃度補正部として機能し、補正データ作成部17Cによって作成された補正データを用いて濃度補正を行う。具体的には、画像処理部13は、露光エネルギー(露光時間又は露光出力)、帯電電圧、現像バイアス電圧、現像剤担持体212aの回転数等の画像形成条件又は入力画像データの濃度値(階調値)を補正する。
画像形成部20は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによるトナー像を形成するためのトナー像形成部21、トナー像形成部21により形成されたトナー像を用紙に転写する中間転写部22、及び用紙に転写されたトナー像を定着する定着部23等を備える。
トナー像形成部21は、Y成分用、M成分用、C成分用、K成分用の4つのトナー像形成部21Y、21M、21C、21Kで構成される。トナー像形成部21Y、21M、21C、21Kは、同様の構成を有するので、図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、Kを添えて示すこととする。図1では、Y成分用のトナー像形成部21Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他のトナー像形成部21M、21C、21Kの構成要素についての符号は省略されている。
トナー像形成部21は、露光装置211、現像装置212、感光ドラム213、帯電装置214、及びドラムクリーニング装置215等を備える。トナー像形成部21は、一次転写後に感光ドラム213の表面に残留する残留電荷を除去するための除電装置を備えていてもよい。
感光ドラム213は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置211による露光を受けて一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネート樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
感光ドラム213には、基準位置を示すホームポジションマークが設けられ、感光ドラム213に近接してセンサーS1(図2参照、回転位置検出部)が配置される。センサーS1によってホームポジションマークが検出されてからの時間に基づいて、感光ドラム213の回転位置が特定される。
帯電装置214は、例えばスコロトロン帯電装置やコロトロン帯電装置等のコロナ放電発生器で構成される。帯電装置214は、コロナ放電によって感光ドラム213の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置211は、例えば複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が直線状に配列されたLEDアレイ、個々のLEDを駆動するためのLPH駆動部(ドライバーIC)、及びLEDアレイからの放射光を感光ドラム213上に結像させるレンズアレイ等を有するLEDプリントヘッドで構成される。LEDアレイの1つのLEDが、画像の1ドットに対応する。
露光装置211は、感光ドラム213に対して各色成分の画像に対応する光を照射する。光の照射を受けて感光ドラム213の電荷発生層で発生した正電荷が電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光ドラム213の表面電荷(負電荷)が中和される。これにより、感光ドラム213の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置212は、各色成分の現像剤(例えばトナーと磁性キャリアーとからなる二成分現像剤)を収容し、感光ドラム213の表面に各色成分のトナーを付着させることにより、静電潜像を可視化してトナー像を形成する。具体的には、現像剤担持体212a(例えば現像ローラー)に現像バイアス電圧が印加され、感光ドラム213と現像剤担持体212aとの間に電界が形成される。感光ドラム213と現像剤担持体212aとの電位差によって、現像剤担持体212a上の帯電トナーが感光ドラム213の表面の露光部に移動し、付着する。
現像剤担持体212aには、基準位置を示すホームポジションマークが設けられ、現像剤担持体212aに近接してセンサーS2(図2参照、回転位置検出部)が配置される。センサーS2によってホームポジションマークが検出されてからの時間に基づいて、現像剤担持体212aの回転位置が特定される。
ドラムクリーニング装置215は、感光ドラム213の表面に摺接するドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光ドラム213の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写部22は、中間転写ベルト221、一次転写ローラー222、複数の支持ローラー223、二次転写ローラー224、及びベルトクリーニング装置225等を備える。
中間転写ベルト221は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー223にループ状に張架される。複数の支持ローラー223のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。駆動ローラーが回転することにより、中間転写ベルト221は一定速度で走行する。
一次転写ローラー222は、各色成分の感光ドラム213に対向して、中間転写ベルト221の内周面側に配置される。中間転写ベルト221を挟んで、一次転写ローラー222が感光ドラム213に圧接されることにより、感光ドラム213から中間転写ベルト221へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される(以下「一次転写部」と称する)。
二次転写ローラー224は、複数の支持ローラー223のうちの一つに対向して、中間転写ベルト221の外周面側に配置される。複数の支持ローラー223のうち中間転写ベルト221に対向して配置される支持ローラー223はバックアップローラーと呼ばれる。中間転写ベルト221を挟んで、二次転写ローラー224がバックアップローラーに圧接されることにより、中間転写ベルト221から用紙へトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される(以下「二次転写部」と称する)。なお、二次転写ローラー224に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用してもよい。
一次転写部において、感光ドラム213上のトナー像が中間転写ベルト221に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー222に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト221の裏面側(一次転写ローラー222と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト221に静電的に転写される。
その後、用紙が二次転写部を通過する際、中間転写ベルト221上のトナー像が用紙に二次転写される。具体的には、二次転写ローラー224に二次転写バイアスを印加し、用紙の裏面側(二次転写ローラー224と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙に静電的に転写される。トナー像が転写された用紙は定着部23に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置225は、中間転写ベルト221の表面に摺接するベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト221の表面に残留する転写残トナーを除去する。濃度プロファイルを作成する際に中間転写ベルト221に形成された補正用パッチ画像は、ベルトクリーニング装置225によって除去される。
また、一次転写部よりもベルト走行方向下流側で、二次転写部よりもベルト走行方向上流側の領域には、中間転写ベルト221上に形成されたトナー像の濃度を検出する画像濃度検出部226が配置される。
画像濃度検出部226は、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などの発光素子と、フォトダイオード(PD:Photodiode)などの受光素子を備え、トナー像の反射強度を検出する反射型の光センサーで構成される。画像濃度検出部226は、濃度プロファイルを作成する際、及び濃度プロファイルを更新する際に用いられる。なお、画像濃度検出部226はライン型センサーでも構わない。
定着部23は、用紙の定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部231、用紙の裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部232、定着面側部材を加熱する加熱源233、及び裏面側支持部材を定着面側部材に対して圧接する圧接離間部(図示略)等を備える。
例えば、上側定着部231がローラー加熱方式である場合は定着ローラーが定着面側部材となり、ベルト加熱方式である場合は定着ベルトが定着面側部材となる。また例えば、下側定着部232がローラー加圧方式である場合は加圧ローラーが裏面側支持部材となり、ベルト加圧方式である場合は加圧ベルトが裏面側支持部材となる。図1は、上側定着部231がローラー加熱方式で構成され、下側定着部232がローラー加圧方式で構成される場合について示している。
上側定着部231は、定着面側部材を回転させるための上側定着部用駆動部(図示略)を有する。制御部17によって上側定着部用駆動部の動作が制御されることにより、定着面側部材は所定の速度で回転(走行)する。下側定着部232は、裏面側支持部材を回転させるための下側定着部用駆動部(図示略)を有する。制御部17によって下側定着部用駆動部の動作が制御されることにより、裏面側支持部材は所定の速度で回転(走行)する。なお、定着面側部材が裏面側支持部材の回転に従動する場合は、上側定着部用駆動部は必要ない。
加熱源233は、定着面側部材の内部又は近傍に配置される。制御部17は、定着面側部材に近接して配置される定着温度検出部(図示略)の検出結果に基づいて、定着温度が定着制御温度となるように加熱源233の出力を制御する。制御部17によって加熱源233の出力が制御されることにより、定着面側部材が加熱され、定着制御温度(例えば定着目標温度、アイドリング温度)で保持される。
圧接離間部(図示略)は、裏面側支持部材を定着面側部材に向けて押圧する。圧接離間部は、例えば裏面側支持部材を支持する軸の両端部に当接し、軸の両端をそれぞれ独立して押圧する。これにより、定着ニップにおける軸方向のニップ圧のバランスを調整することができる。制御部17によって圧接離間部(図示略)の動作が制御され、定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙を狭持して搬送する定着ニップが形成される。
トナー像が二次転写され、通紙経路に沿って搬送されてきた用紙は、定着部23を通過する際に加熱、加圧される。これにより、用紙にトナー像が定着する。
給紙部14は、給紙トレイ141及び手差し給紙部142を有する。給紙トレイ141には、坪量やサイズ等に基づいて識別された枚葉紙(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された紙種ごとに収容される。給紙トレイ141及び手差し給紙部142には、複数の給紙ローラー部が配置される。手差し給紙部142には、大容量の外部給紙装置(図示略)を接続することもできる。給紙部14は、給紙トレイ141又は手差し給紙部142から給紙された用紙を用紙搬送部16に送り込む。
排紙部15は、例えば排紙ローラー部151等を有し、用紙搬送部16から送出された用紙を機外に排紙する。
用紙搬送部16は、主搬送部161、スイッチバック搬送部162、裏面印刷用搬送部163、及び通紙経路切替部(図示略)等を備える。用紙搬送部16の一部は、例えば定着部23とともに1つのユニットに組み込まれ、画像形成装置1に着脱可能に装着される。
主搬送部161は、用紙を挟持して搬送する用紙搬送要素として、ループローラー部及びレジストローラー部を含む複数の搬送ローラー部を有する。主搬送部161は、給紙トレイ141又は手差し給紙部142から給紙された用紙を搬送して画像形成部20(中間転写部22、定着部23)に通紙するとともに、画像形成部20(定着部23)から送出された用紙を排紙部15又はスイッチバック搬送部162に向けて搬送する。
スイッチバック搬送部162は、定着部23から送出された用紙を一旦停止させ、搬送方向を逆転させて、排紙部15又は裏面印刷用搬送部163に搬送する。
裏面印刷用搬送部163は、スイッチバック搬送部162でスイッチバックされた用紙を主搬送部161に循環搬送する。主搬送部161には、裏面が画像形成面となった状態で用紙が通紙されることになる。
通紙経路切替部(図示略)は、定着部23から送出された用紙をそのままの状態で排紙するか、反転させて排紙するか、又は裏面印刷用搬送部163に搬送するかによって通紙経路を切り替える。具体的には、制御部17が、画像形成処理の処理内容(片面/両面印刷、フェイスアップ/フェイスダウン排紙等)に基づいて、通紙経路切替部(図示略)の動作を制御する。
給紙部14から給紙された用紙は、主搬送部161によって画像形成部20に搬送される。そして、用紙が転写ニップを通過する際、感光ドラム213上のトナー像が用紙の第1面(表面)に一括して転写され、定着部23において定着処理が施される。画像が形成された用紙は、排紙部15により機外に排紙される。用紙の両面に画像を形成する場合、第1面に画像が形成された用紙はスイッチバック搬送部162に送出され、裏面印刷用搬送部163を通って主搬送部161に戻ることにより反転されて、第2面(裏面)に画像が形成される。
画像形成装置1においては、感光ドラム213や現像剤担持体212a等の回転体の回転振れにより、副走査方向に周期的な濃度変動が発生する(周期濃度ムラ)。周期濃度ムラは、階調ごとに異なり、また、Y、M、C、Kの色ごとにも異なる。したがって、周期濃度ムラの補正は、色成分ごとに行われる。
画像形成装置1では、画像に周期濃度ムラが生じないように、制御部17は、画像情報解析部17A、濃度プロファイル管理部17B、補正データ作成部17C、及び濃度補正制御部17Dとして機能する。また、画像処理部13は、補正データ作成部17Cによって作成された補正データを用いて、画像形成条件又は入力画像データの濃度値(階調値)を補正する。本実施の形態では、必要に応じて補正データが更新される。
画像情報解析部17Aは、印刷ジョブデータに含まれる全ページの画像情報(画像オブジェクトデータ及びテキストオブジェクトデータを含む)を解析し、画像のサイズ情報、色情報、濃度情報、ページ情報、及び当該画像が形成される用紙のサイズ情報等を取得する。
濃度プロファイル管理部17Bは、副走査方向の濃度変動を示す濃度プロファイルを、当該濃度プロファイルの位相と、画像形成部20の構成要素である回転体(例えば感光ドラム213又は現像剤担持体212a)の回転位置とを対応付けて管理する。濃度プロファイルは、例えば記憶部182に格納される。
図3は、濃度プロファイルの一例を示す図である。図3に示すように、濃度プロファイルは、サインカーブ(Y=Asin(θ+α)+B)で近似できる。ここで、Aは振幅、(θ+α)は濃度プロファイルの位相、Bは平均濃度である。濃度プロファイル管理部17Bは、図3に示すような濃度プロファイルを、回転体ごと(例えばそれぞれの色成分用の現像剤担持体212a、感光ドラム213ごと)に管理する。
濃度プロファイル管理部17Bは、補正データを更新する必要がある場合には、中間転写ベルト221に濃度補正用のパッチ画像を形成し、この補正用パッチ画像についての画像濃度検出部226の検出結果に基づいて、新たな濃度プロファイルを作成する。補正用パッチ画像は、例えば中間調濃度のハーフ画像である。補正用パッチ画像の副走査方向の長さは、後述する基準画像領域の副走査方向の長さに基づいて設定される。
補正データ作成部17Cは、周期濃度ムラが相殺されるように、濃度プロファイルに基づいて回転体の回転位置に対応する補正データを作成する。補正データは、例えば記憶部182に格納される。画像内において周期濃度ムラが目立ちやすい場合に、補正データの更新が行われる。
濃度補正制御部17Dは、形成される画像の画像情報に基づいて、周期濃度ムラの発生状況を予測し、予測結果に基づいて濃度補正に関する条件を設定する。濃度補正に関する条件は、例えば補正データの更新の要否、及び補正データの更新を行う場合に用いられる補正用パッチ画像の副走査方向の長さ等を含む。
画像形成装置1では、画像に周期濃度ムラが目立って現れると予測される場合に、補正用パッチ画像の画像濃度に基づいて新たに濃度プロファイルが作成され、この新たな濃度プロファイルに基づいて作成される補正データを用いて濃度補正が行われる。一方、画像に周期濃度ムラが目立って現れないと予測される場合には、補正データは更新されず、既存の補正データを用いて濃度補正が行われる。既存の補正データとは、印刷ジョブの開始時にすでに格納されている補正データであり、初期状態では、回転体の固有の振れデータに基づいて作成された補正データである。具体的には、図4に示すフローチャートに従って、濃度補正が行われる。
図4は、濃度補正処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、画像形成装置1が印刷ジョブデータを受信することに伴い、CPU171がROM172に格納されている所定のプログラムを実行することにより実現される。なお、感光ドラム213の周期長bは、現像剤担持体212aの周期長aの約3倍であるものとする。
ステップS101において、制御部17は、印刷ジョブデータに含まれる全ページの画像情報を解析し、画像のサイズ情報、色情報、濃度情報、ページ情報、及び当該画像が形成される用紙のサイズ情報等を取得する(画像情報解析部17Aとしての処理)。画像情報の解析は、例えば図5に示すフローチャートに従って行われる。
すなわち、ステップS201において、制御部17は、全ページにわたって画像データを色成分ごとに分解する。例えば、図6に示すように、原画像がマゼンタとシアンで構成される場合、マゼンタの色画像とシアンの色画像に分解される。分解された色画像ごとに、濃度補正に関する条件が設定されることになる。
ステップS202において、制御部17は、色画像ごとに濃度分布を検出し、画像領域を抽出する。画像領域とは、濃度が0である背景領域と明確に区別できる領域であり、例えば、濃度が0より大きい画素が連続している部分(ある程度まとまって点在している部分を含む)が一つの画像領域として抽出される。それぞれの画像領域は、通常、濃度の異なる複数の画素で構成される。例えば、図6のマゼンタの画像においては、画像領域Im1〜Im5が抽出される。また、図6のシアンの画像においては、画像領域Ic1、Ic2が抽出される。
ステップS203において、制御部17は、色画像ごとに濃度の面積率を算出する(図7参照)。面積率とは、全ページの画像面積に対する所定濃度範囲の画素面積の割合である。
ステップS204において、制御部17は、抽出した画像領域ごとに副走査方向の長さL(以下「判定距離L」と称する)及び平均濃度Dを算出し、保存する。この画像情報解析処理により得られた情報に基づいて、濃度補正に関する条件が設定される。ステップS204が終了すると、図4のメインフローに移行する。
図4のステップS102以下の処理は、色成分ごとに行われる。ステップS102において、制御部17は、色画像ごとに抽出された画像領域を比較して基準画像領域を決定する(濃度補正制御部17Dとしての処理)。基準画像領域とは、濃度補正に関する条件を設定するために用いる画像領域であり、周期濃度ムラが最も目立って発生しやすいと考えられる画像領域である。
例えば、基準画像判定テーブルを参照して、画像領域の判定距離Lと平均濃度Dに基づいて、判定値を算出する。基準画像判定テーブルでは、平均濃度Dが基準濃度Cに近い程、また判定距離Lが長い程、判定値が大きく設定される。基準濃度Cは、周期濃度ムラが発生しやすい画像濃度であり、任意に設定される。
図8に基準画像判定テーブルの一例を示す。図8において、図8に示す基準画像判定テーブルに従うと、判定距離Lがa<L≦2a(a:現像剤担持体212aの周期長)で、平均濃度DがC−10≦D<C+10である画像領域の判定値は、“7”となる。判定値が最も大きい画像領域が、基準画像領域として決定される。
ステップS103において、制御部17は、ステップS101で得られた情報に基づいて、補正実施条件を満たしているか否かを判定する(濃度補正制御部17Dとしての処理)。補正実施条件が満たされている場合(ステップS103で“YES”)、ステップS104の処理に移行する。補正条件が満たされていない場合(ステップS103で“NO”)、ステップS108の処理に移行する。補正実施条件とは、実際に周期濃度ムラが目立って発生すると予測しうる条件である。
例えば、(1)基準画像領域の判定距離Lがしきい値Z以上(例えば現像剤担持体212aの周期長a以上)であり、かつ、(2)平均濃度Dと基準濃度Cとの差分がしきい値X以下(例えば階調値で20以下)であり、さらに(3)平均濃度Dの面積率がしきい値Y以上(図7参照)である場合に、補正実施条件が満たされる。
つまり、周期濃度ムラが発生しても1周期未満である場合、及び平均濃度Dと基準濃度Cとの差分がしきい値Xより大きい場合は、周期濃度ムラが発生しても目立ちにくい。また、平均濃度Dの面積率がしきい値Y未満である場合は、周期濃度ムラが発生しても局所的であり、全体を通して画質が低下するとはいえない。したがって、このような場合は、補正データを更新する必要性は低い。
なお、前述の(1)〜(3)のうちの少なくとも一つの条件が満たされている場合に、補正実施条件が満たされていると判定してもよい。
ステップS104において、制御部17は、補正用パッチ画像のサイズ(副走査方向の長さ)を決定する(濃度補正制御部17Dとしての処理)。補正用パッチ画像のサイズは、基準画像領域に発生しうる周期濃度ムラを補正できる範囲で、できるだけ小さいことが好ましい。
例えば、基準画像領域の判定距離Lが感光ドラム213の周期長b以上である場合、基準画像領域には感光ドラム213及び現像剤担持体212aの回転振れに起因する周期濃度ムラが現れると考えられる。したがって、補正用パッチ画像のサイズは、感光ドラム213の周期長bと同等に設定される。また例えば、基準画像領域の判定距離Lが感光ドラム213の周期長bよりも短い場合、基準画像領域には感光ドラム213の回転振れに起因する周期濃度ムラは現れにくいが、現像剤担持体212aの回転振れに起因する周期濃度ムラが現れると考えられる。したがって、補正用パッチ画像のサイズは、現像剤担持体212aの周期長aと同等に設定される。
ステップS105において、制御部17は、決定された補正用パッチ画像を用いて、濃度プロファイルを新たに作成する(濃度プロファイル管理部17Bとしての処理)。基準画像領域に基づいて適切なサイズの補正用パッチ画像が設定されているので、濃度補正に伴うベルトクリーニング装置225の負荷を低減できるとともに、濃度補正に要するトナー消費量を低減できる。
ステップS106において、制御部17は、作成した濃度プロファイルに基づいて、それぞれの補正データを更新する(補正データ作成部17Cとしての処理)。
ステップS107において、制御部17は、画像処理部13に対して、更新後の補正データを用いて濃度補正を行うように指示する。これにより、形成される画像に発生しうると考えられる周期濃度ムラを補正することができる。
ステップS108において、制御部17は、補正データの更新を行うことなく、画像処理部13に対して、既存の補正データを用いて濃度補正を行うように指示する。これにより、濃度補正に伴うベルトクリーニング装置225の負荷を低減できるとともに、濃度補正に要するトナー消費量を低減できる。
このように、画像形成装置1は、構成要素として感光ドラム213及び現像剤担持体212a(回転体)を有し、印刷ジョブデータに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部20と、感光ドラム213及び現像剤担持体212aの回転位置を検出する回転位置検出部と、画像形成部20によって中間転写ベルト211(像担持体)に形成される画像の濃度を検出する画像濃度検出部226と、印刷ジョブデータに含まれる画像情報を解析する画像情報解析部17Aと、中間転写ベルト211に補正用パッチ画像を形成し、この補正用パッチ画像についての画像濃度検出部226の検出結果に基づいて、周期濃度ムラを示す濃度プロファイルを作成して管理する濃度プロファイル管理部17Bと、濃度プロファイルに基づいて感光ドラム213及び現像剤担持体212aの回転位置に対応する補正データを作成する補正データ作成部17Cと、補正データを用いて濃度補正を行う画像処理部13(濃度補正部と、形成される画像の画像情報に基づいて周期濃度ムラの発生状況を予測し、予測結果に基づいて濃度補正に関する条件(例えば補正データの更新の要否、補正用パッチ画像の長さなど)を設定する濃度補正制御部17Dと、を備える。
画像形成装置1においては、周期濃度ムラの発生状況を予測して、画像に周期濃度ムラが目立って現れる虞がある場合等、必要に応じて、現在の周期濃度ムラを反映した濃度プロファイルが作成され、この新たな濃度プロファイルに基づいて補正データが更新される。したがって、現在の周期濃度ムラを確実に補正することができる。
また、画像内で周期濃度ムラが目立たない場合は、既存の補正データを用いることとし、必要以上に補正用パッチ画像を形成しないので、濃度補正に伴うベルトクリーニング装置225の負荷及びトナー消費量を低減でき、さらには生産性の低下を防止することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、対象となる回転体の複数周期長とほぼ同等の長さを有する補正用パッチ画像を用いて、画像濃度検出部226の検出結果を平均化して濃度プロファイルを作成するようにしてもよい。これにより、濃度プロファイルの精度が高まるので、周期濃度ムラをより確実に補正することができる。
また、周期濃度ムラの目立ちやすさ(判定距離Lの長さ)に応じて補正用パッチ画像の長さを変更するようにしてもよいし、補正精度を優先するか、生産性を優先するかで補正用パッチ画像の長さを変更するようにしてもよい。
また例えば、複数の画像領域として明確に区別できるが、主走査方向に重なっており、かつ領域間の距離が狭く(例えば現像剤担持体212aの周期長aの1/2以下)近接している場合は、2つの画像領域に跨がって周期濃度ムラが発生し、目立ちやすくなると考えられる。したがって、これらをまとめて一つの画像領域としてみなして、周期濃度ムラの発生状況を予測するようにしてもよい。例えば、図6においては、画像領域Im3、Im4を一つの画像領域とみなすことができる。
実施の形態では、補正用パッチ画像として、ハーフ画像(中間調)を採用しているが、階調ごとの濃度ムラの違いに対応すべく、補正用パッチ画像にグラデーションパターンを採用してもよい。
本発明は、ロール紙等の長尺紙に画像形成を行う画像形成装置やモノクロ画像形成装置に適用することもできる。また、本発明は、感光ドラム213及び現像剤担持体212a以外の回転体(例えば一次転写ローラー222)に起因する周期濃度ムラを補正する場合にも適用できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
11 画像読取部
12 操作表示部
13 画像処理部(濃度補正部)
14 給紙部
15 排紙部
16 用紙搬送部
17 制御部
17A 画像情報解析部
17B 濃度プロファイル管理部
17C 補正データ作成部
17D 濃度補正制御部
20 画像形成部
21 トナー像形成部
22 中間転写部
23 定着部
212a 現像剤担持体(回転体)
213 感光ドラム(回転体)
221 中間転写ベルト(像担持体)
225 ベルトクリーニング装置
226 画像濃度検出部
S1、S2 センサー(回転位置検出部)

Claims (8)

  1. 構成要素として回転体を有し、印刷ジョブデータに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記回転体の回転位置を検出する回転位置検出部と、
    前記画像形成部によって像担持体に形成される画像の濃度を検出する画像濃度検出部と、
    前記印刷ジョブデータに含まれる画像情報を解析する画像情報解析部と、
    前記像担持体に補正用パッチ画像を形成し、この補正用パッチ画像についての前記画像濃度検出部の検出結果に基づいて、周期濃度ムラを示す濃度プロファイルを作成して管理する濃度プロファイル管理部と、
    前記濃度プロファイルに基づいて前記回転体の回転位置に対応する補正データを作成する補正データ作成部と、
    前記補正データを用いて濃度補正を行う濃度補正部と、
    形成される画像の画像情報に基づいて周期濃度ムラの発生状況を予測し、予測結果に基づいて前記濃度補正に関する条件を設定する濃度補正制御部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像情報は、前記印刷ジョブデータに含まれる画像のサイズ情報、色情報、濃度情報、ページ情報、及び当該画像が形成される用紙のサイズ情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記濃度補正制御部は、前記画像の中の画像領域を抽出し、抽出した画像領域の副走査方向の長さ及び濃度に基づいて、基準画像領域を決定し、この基準画像領域の副走査方向の長さ及び濃度に基づいて、前記濃度補正に関する条件を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記濃度補正制御部は、前記基準画像領域の副走査方向の長さ及び濃度に基づいて、前記補正データの更新を行うか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記濃度補正制御部は、前記基準画像領域の副走査方向の長さが前記回転体の周期長以上であり、かつ、前記基準画像領域の濃度と基準濃度との差分が所定のしきい値以下である場合に、前記補正データの更新を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記濃度補正制御部は、前記基準画像領域の副走査方向の長さが前記回転体の周期長以上であり、かつ、前記基準画像領域の濃度と基準濃度との差分が所定のしきい値以下であり、さらに、前記基準画像領域の濃度の面積率が所定のしきい値以上である場合に、前記補正データの更新を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記濃度補正制御部は、前記補正データの更新を行う場合、前記基準画像領域の副走査方向の長さに基づいて、前記補正用パッチ画像の長さを設定することを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記濃度補正制御部は、前記画像を色成分ごとに分解し、前記色成分ごとに前記濃度補正に関する条件を設定することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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