JP2005210431A - 色むら補正装置、色むら補正方法および色むら補正プログラム - Google Patents

色むら補正装置、色むら補正方法および色むら補正プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置による印刷画像面内の色むらを簡易に補正する装置、方法およびプログラムの提供。
【解決手段】画像形成装置20により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正装置10であって、原稿画像データを取得する手段と、原稿データを表示する表示部140と、表示された原稿データに基づいて、色むら補正に使用する基準色をユーザに選択させる手段と、選択された基準色の色情報に基づいて画像形成装置20の画像形成条件を変更する制御部100と、を有する色むら補正装置10。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置により用紙上に形成される印刷結果画像の色むら補正装置、色むら補正方法および色むら補正プログラムに関する。
一般に、印刷機、プリンタ、複写機等の画像形成装置により用紙上に形成された印刷物の画像の良否判定は人間の目視検査によって行われている。特に、カラー印刷の場合、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)等の原色の重ね合わせで決まる色については基準品との対比による目視検査が行われている。この目視検査により、印刷面内の色むら等の判定を行い、画像形成装置における画像形成条件を調整して色の調節を行う。
これに対し、自動で色むらを検査する方法も知られている。例えば、印刷結果の画像をCCDセンサ等で読み取り、各画素についてカラー信号として赤(R)、緑(G)、青(B)の画像信号を得て、この画像信号を均等色空間としてCIE(国際照明委員会)により推奨されているCIEL***系での色空間に変換する。そして、CIEL***色空間での色差値ΔE*abを用いて、基準品との色のずれ、面内の色むら等を評価し、その評価結果を画像検査装置にフィードバックして色の調節を行う。
しかし、実際の色検査では、印刷物の絵柄に応じて人間が色のずれを感じ易い部分、すなわち重要視される部分と、人間が色のずれを感じ難い部分、すなわち重要視されない部分とが存在する。しかし、従来の色判定方法では、領域の重要度の違いが考慮されず、人間の感覚に合った色判定を行うことができなかった。
例えば、特開平6−160298号公報(特許文献1)には、自動色判定において、色の段階的な違いを定量的に評価するとともに、印刷面の局所的な領域毎の検査において重要視される度合いを設け、人間の目視判定に近い判定を行うことを目的に、目視検査員による多段階の総合評価判定結果を入力するとともに、印刷面内の複数の色領域について色差値を計測し、各色領域に対する重みを算出し、各多段階評価に対する定量値を算出する。検査時には、重要視する箇所と重要視の度合いに関する情報を用いて、検査対象印刷物としての色の評価値を算出する。その結果について、多段階評価に対する定量値に応じて定められた閾値と比較することにより印刷物の良否を判定することが開示されている。
特開平6−160298号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、印刷面内に含まれる多数の局所的な領域に対してそれらの領域毎に重要視される領域であるのか、または、重要視されない領域であるのかを設定しておくことが必要となる。色ごとにこの設定値を変えておかなければならず、設定作業が非常に煩雑となり問題であった。
本発明は、画像形成装置により用紙上に形成される印刷結果画像の色むらを簡易に補正することを可能とする色むら補正装置、色むら補正方法および色むら補正プログラムを提供する。
本発明は、画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正装置であって、前記原稿画像データを取得する手段と、前記原稿画像データを表示する画像表示手段と、前記表示された原稿画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色をユーザに選択させる手段と、前記選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、を有する。
また、前記色むら補正装置において、前記制御手段は、あらかじめサイズおよび形状を設定し、前記画像表示手段に表示されるデータ内において前記設定されたサイズおよび形状の領域内が均一な色である領域を検出し、同じ色を有する領域の数が多い順番で前記基準色を選択できるように前記画像表示手段に表示することが好ましい。
また、前記色むら補正装置において、前記制御手段は、前記画像表示手段に表示されるデータ内に含まれる均一色を有する単一の領域を検出し、前記検出された領域の面積が大きい順番で前記基準色を選択できるように前記画像表示手段に表示することが好ましい。
また、前記色むら補正装置において、前記制御手段は、前記画像表示手段に表示されるデータ内に含まれる均一色を有する単一の領域を検出し、前記検出された領域のうち同一の色の面積の総和が大きい順番で前記基準色を選択できるように前記画像表示手段に表示することが好ましい。
また、本発明は、画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正装置であって、前記原稿画像データを取得する手段と、前記原稿画像データに基づいて前記画像形成装置により用紙上に形成された基準印刷画像から読み取った検査画像データを取得する手段と、前記原稿画像データおよび前記検査画像データに基づいた比較画像データを表示する画像表示手段と、前記表示された比較画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色をユーザに選択させる手段と、前記選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、を有する。
また、前記色むら補正装置において、前記制御手段は、前記検査画像データ内のある領域を着目領域とし、前記原稿画像データ内の前記着目領域に対応する領域の色空間を比較して色差が大きい順番で前記基準色を選択できるように前記画像表示手段に表示することが好ましい。
また、本発明は、画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正装置であって、前記原稿画像データを取得する手段と、前記原稿画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色を自動的に選択し、前記自動的に選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、を有する。
また、前記色むら補正装置において、前記制御手段は、あらかじめサイズおよび形状を設定し、前記原稿画像データ内において前記設定されたサイズおよび形状の領域内が均一な色である領域を検出し、同じ色を有する領域の数が最も多い色を前記基準色として選択することが好ましい。
また、前記色むら補正装置において、前記制御手段は、前記原稿画像データ内に含まれる均一色を有する単一の領域の面積が最も大きい領域を検出し、その領域の色を前記基準色として選択することが好ましい。
また、前記色むら補正装置において、前記制御手段は、前記原稿画像データ内に含まれる同一の色を有する領域の面積の総和を検出し、その領域の色を前記基準色として選択することが好ましい。
また、本発明は、画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正装置であって、前記原稿画像データを取得する手段と、前記原稿画像データに基づいて前記画像形成装置により用紙上に形成された基準印刷画像から読み取った検査画像データを取得する検査画像取得手段と、前記原稿画像データおよび前記検査画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色を自動的に選択し、前記自動的に選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、を有する。
また、前記色むら補正装置において、前記制御手段は、前記検査画像データ内のある領域を着目領域とし、前記原稿画像データ内の前記着目領域に対応する領域のL***色空間を比較して色差が最も大きい色を前記基準色として選択することが好ましい。
また、前記色むら補正装置において、前記画像形成装置は、電子写真方式による画像形成装置であることが好ましい。
また、本発明は、画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正方法であって、制御部が、前記原稿画像データを取得するステップと、制御部が、前記原稿画像データを表示するステップと、制御部が、前記表示された原稿画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色をユーザに選択させるステップと、制御部が、前記選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更するステップと、を含む。
また、本発明は、画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正方法であって、制御部が、前記原稿画像データを取得するステップと、制御部が、前記原稿画像データに基づいて前記画像形成装置により用紙上に形成された基準印刷画像から読み取った検査画像データを取得するステップと、制御部が、前記原稿画像データおよび前記検査画像データに基づいた比較画像データを表示するステップと、制御部が、前記表示された比較画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色をユーザに選択させるステップと、制御部が、前記選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更するステップと、を含む。
また、本発明は、画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正方法であって、制御部が、前記原稿画像データを取得するステップと、制御部が、前記原稿画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色を自動的に選択するステップと、制御部が、前記自動的に選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更するステップと、を含む。
また、本発明は、画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正方法であって、制御部が、前記原稿画像データを取得するステップと、制御部が、前記原稿画像データに基づいて前記画像形成装置により用紙上に形成された基準印刷画像から読み取った検査画像データを取得する検査画像取得ステップと、制御部が、前記原稿画像データおよび前記検査画像データに基づいた比較画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色を自動的に選択するステップと、制御部が、前記自動的に選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更するステップと、を含む。
また、本発明は、画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正プログラムであって、コンピュータを、前記原稿画像データを取得する手段と、前記原稿画像データを表示する手段と、前記表示された原稿画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色をユーザに選択させる手段と、前記選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、を有する色むら補正装置として機能させる。
また、本発明は、画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正プログラムであって、コンピュータを、前記原稿画像データを取得する手段と、前記原稿画像データに基づいて前記画像形成装置により用紙上に形成された基準印刷画像から読み取った検査画像データを取得する手段と、前記原稿画像データおよび前記検査画像データに基づいた比較画像データを表示する手段と、前記表示された比較画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色をユーザに選択させる手段と、前記選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、を有する色むら補正装置として機能させる。
また、本発明は、画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正プログラムであって、コンピュータを、前記原稿画像データを取得する手段と、前記原稿画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色を自動的に選択し、前記自動的に選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、を有する色むら補正装置として機能させる。
さらに、本発明は、画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正プログラムであって、コンピュータを、前記原稿画像データを取得する手段と、前記原稿画像データに基づいて前記画像形成装置により用紙上に形成された基準印刷画像から読み取った検査画像データを取得する検査画像取得手段と、前記原稿画像データおよび前記検査画像データに基づいた比較画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色を自動的に選択し、前記自動的に選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、を有する色むら補正装置として機能させる。
本発明により、画像形成装置により用紙上に形成される印刷画像面内の色むらを簡易に補正することができる。また、専用チャートではなく、ユーザが指定した基準色に基づいて、また、ユーザ個々の原稿データに基づいて色むらを補正することができるので、ユーザ原稿の色使いに合わせた色むら補正ができる。
本発明の一実施形態における色むら補正システムは、図1に示すように、色むら補正装置10、画像形成装置20を含んで構成される。なお、実施形態によっては画像読取装置30を含んでいてもよい。画像形成装置20は、外部から印刷対象となる画像データを受信して、その画像データに基づいて用紙上に画像を形成する。画像形成装置20は、例えば、電子写真方式、インクジェット方式、感熱方式、プロッタ方式等の各種のプリンタ、コピー機、複合機または印刷機である。画像読取装置30は、画像形成装置20において印刷された画像を読み取って検査画像データとして取得する。取得された検査画像データは色むら補正装置10へ送信される。画像読取装置30は、例えば、光学センサやデータインターフェースを含むスキャナ等である。なお、ここで用紙とは紙のみならず、OHPシート等印刷対象物全般をいう。
色むら補正装置10は、図1に示すように、制御部100、記憶部120、表示部140、入力部160及びデータインターフェース180を含む。なお、これらの構成全てが1つの装置に含まれている必要はない。例えば、制御部100、記憶部120、表示部140、入力部160及びデータインターフェース180をそれぞれ独立の装置としておき、適宜組み合わせて構成することもできる。制御部100は、CPU等の制御素子を含んで構成され、色むら補正装置10を統合的に制御する機能を有する。記憶部120は半導体メモリ、ハードディスク等を含んで構成され、色むらの補正を行う際の各種データやプログラムを格納及び保持する。表示部140は、モニタやタッチパネルを含んで構成され、ユーザに対して処理に用いられる情報を提示するために用いられる。入力部160はキーボード、タッチパネル等を含んで構成され、ユーザから処理に用いられる各種情報を取得するために用いられる。色むら補正装置10は、データインターフェース180を用いて、ネットワーク等を介して画像形成装置20、画像読取装置30とのデータのやり取りを行う。
色むら補正装置10は、記憶部120に格納された色むら補正プログラムを実行することにより画像形成装置20において画像形成される印刷物の色のずれやむらを補正する。本発明の色むら補正方法の一実施形態は、図2に示すフローチャートの各工程を実行することにより実現される。
ステップS500では、制御部100はホストコンピュータ等からユーザの原稿画像データをデータインターフェース180を用いて取得する。
また、原稿画像データは、ホストコンピュータ等から送信される画像データだけではなく、ホストコンピュータ等から送信されるPDLデータ等をプリントサーバ等により変換した画像データであってもよい。また、原稿画像データは画像形成装置20に含まれるスキャナ等を含む原稿画像データ取得手段において紙等の原稿から読み取られ、ネットワーク等を介して色むら補正装置10に送信されたものであってもよい。
ステップS520では、制御部100は取得した原稿画像データを表示部140に映し出す。ここで、表示部140においては、例えば図3および図4に示すような、ユーザインタフェース(UI)画面で表示されることが好ましい。
ステップS540では、そのユーザインタフェース画面を参照してユーザは、色むら補正装置10において色むらの補正の基準となる基準色を任意に選択する。ユーザインタフェース画面の表示方法としては例えば以下の方法が挙げられる。
例えば、図3のように、原稿画像データ内に含まれる均一色を有する単一の領域の面積を検出し、その中で面積が大きい領域の順番に番号がつけられて表示されることが好ましい。また、図4のように、複数ある、同一の色とみなされる領域には同じ番号がつけられて表示されることが好ましい。さらに、面積が大きい順番に色が表示されてもよい。なお、ここで「均一な色」、「同一の色」とはCIEL***色空間での色差値ΔE*abが3.0以内であることをいう。また、「均一な色」、「同一な色」とみなすΔE*abの範囲を任意に設定してもよい。ユーザは画面に表示された順番を参考にして基準色を選択することができる。
また、原稿画像データ内で均一な色である領域を検出し、検出された領域のうち同一の色を有する領域の面積の総和が大きい順番に番号がつけられることも好ましい。また、面積の総和が大きい順番に色が表示されてもよい。
さらに、原稿画像データ内で、あらかじめ決められたサイズおよび形状の領域内、例えば5mm×5mmの四角の領域内、が均一な色である領域を自動的に検出し、原稿画像データ内で同じ色を有する領域の数が多い順番に番号がつけて表示することも好ましい。前記領域の形状は原稿に応じて任意に設定することができる。
ユーザインタフェースの表示方法としては、上記に挙げた方法の以外にも任意に設定することができる。また、これらの複数の表示方法を容易に切り替えられるように設定することが好ましい。以上のようにユーザインタフェースの表示方法を設定することでユーザはその順番を参考にして補正に使用する基準色を選択することができるため、ユーザの好みに合わせ、ユーザが指定した基準色を元に印刷画像面内の色むらの補正を行うことができる。
ユーザが基準色を選択する際には、例えば、原稿画像が表示された画面において、図3および図4のように均一な色領域の面積が大きい順番で番号がつけられて表示されたとき、基準にしたい色の領域の基準にしたい色の部分にターゲットをカーソル、マウス等で選択し、「基準色決定」ボタンを押す。
図3の例では領域1の中央右寄り部分を基準色に選択している。すると、この選択した色を基準に領域1は均一化されるように補正処理される。図4の例では、複数ある同じ色とみなされた領域3の上から2番目の領域の左下部分を基準色に選択している。そして、この選択した色を基準に複数ある領域3は均一化されるように補正処理される。図3の例の場合、領域1の色を元に補正処理されるため、領域1に使用されている原色が領域2、領域3にも使用されている場合には、領域2、領域3の色再現が変化する場合もある。図4の例の場合も同様に、領域1、領域2の色再現が変化する場合もある。しかし、ユーザが最も重要視する色に基づいて補正処理を行っているので、全体としてはユーザの満足する面内色むら均一性が得られる。
ステップS560では、制御部100は、ユーザが選択した基準色に基づいて画像形成装置20の画像形成条件を変更し、色むらの補正を行う。ここで、画像形成条件の変更は、例えば、画像形成装置20が電子写真方式である場合には、レーザ等の光ビームによる感光体の露光量等を調整することにより行われる。また、インクジェット方式の場合には各色インクの吐出量等を、感熱方式の場合には感熱ヘッドの発熱量等を、版による印刷の場合はインキ量等を調整する。
ここで、補正用データの求め方について、電子写真方式の画像形成装置を例に説明する。電子写真方式の画像形成装置においては、テストパターンの印刷画像を画像形成装置により出力して、その印刷画像からスキャナ等で画像の濃度(スキャナ等の出力のRGB信号値)を測定し、濃度がフラットになるように露光量を調節して補正を行う。しかし、濃度分布は全ての階調で同じ傾きを持つとは限らない。例えば、用紙全面に60%の階調(Cin60%)で1色の画像を印刷し、この画像の主走査方向の濃度分布が均一になるように露光量を調節する。次に、調節した露光量により20%の階調(Cin20%)で同じ画像を印刷し、主走査方向の濃度分布を測定すると均一にならない。そこで、複数の階調それぞれについて同じ露光量で露光しても主走査方向に色むらが発生しないようにするためには、以下のように補正することが好ましい。
まず、多重色画像における単色YMC濃度と該濃度に対応する多重色のL***色空間との関係をあらかじめ求める。この関係は次のように求める。複数の階調(例えば、Cin20%とCin60%)について、Y、C,Mの各単色パッチおよびYC,YM,CM,YCMの各多重色パッチの画像データに基づいて、光ビームを走査して感光体を露光し、該露光された感光体を用いて印刷画像を出力する。このように形成された画像の各パッチ内の数点についてRGB濃度をスキャナ等により測定し、YMC濃度に変換する。一方、同じ点のL***色空間を測色計等により測定する。こうして測定した多重色内の単色のYMC濃度および該濃度に対する多重色のL***色空間から、変換式(1)を満足するA,B行列を回帰手法により求める。
次に、画像形成装置20により形成された補正用原稿データに基づく印刷画像の濃度分布を測定する。補正用原稿データは、好ましくは複数の色を含むパターン、例えば、1次色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれか1色で形成される色)、2次色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのうち2色の重ね合わせで形成される色)、3次色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの3色の重ね合わせで形成される色)から選択された複数の色を含む画像パターンにより構成されることが好ましい。また、補正用原稿データは4次色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の重ね合わせで形成される色)のパターンを有していてもよい。さらに、補正用原稿データは、同一色に対して階調を変えた複数のパターンを有することが好ましい。
図5に補正用原稿データとして使用される、一次色のバーチャートの一例を示す。また、図6には多重色(2次色、3次色)のバーチャートの一例を示す。このように、主走査方向に向けて帯状に均一な色を有し、副走査方向に向けて基本色(原色)の濃度及び混合率が変化させられたパターンが形成されている。ここでは、バーチャートに含まれる各色について濃度を変えた複数のパターン(ここでは、20%と60%)が形成されている。なお、図5および図6において、Yはイエロー、Mはマゼンタ、Cはシアン、Kはブラック、Wはホワイトを表す。また、ここで「均一」とは、その領域内においてCIEL***色空間での色差値ΔE*abが3.0以内であることをいう。例えば、図5および図6のような複数の階調(20%と60%)の画像形成装置20の主走査方向に均一な色領域を有する帯状の単色および多重色パターンを含むバーチャートを補正用原稿データとして使用し、光ビームを走査して感光体を露光し、該露光された感光体を用いて、印刷画像を出力する。
画像形成装置20が、電子写真方式による画像形成装置である場合には、感光体を露光するレーザ等の光ビームの主走査方向に露光むらが発生しやすいため、補正用原稿データに含まれる画像パターンは、主走査方向に均一な色を有する帯状の領域を含んだバーチャートであることが好ましい。ここで、主走査方向とは印刷時における用紙の搬送方向に直交する方向であり、副走査方向とは用紙の搬送方向に平行な方向である。
このように形成された各画像のRGB濃度をスキャナ等により測定する。具体的には、チャートの主走査方向の各点(例えば、感光体の露光面の1端位置(0mm)から他端位置(300mm)に至る各点)のRGB濃度を同一パターン内において副走査方向にわたって何点か測定する。この副走査方向にわたって測定した各点の濃度の平均を求める。このRGB濃度からYMC濃度に変換すると、図7に示すようなYMC濃度分布が各色Y,M,Cについて得られる。図7の例において、横軸は主走査方向の位置を示し、縦軸は測定されたイエロー(Y)の濃度を示す。
次に、このYMC濃度分布から求めておいた変換式(1)を用いてL***色空間分布情報に変換した後、平均化して、一番濃度の低い点に対する色差ΔE*abの分布を求める。図8にはこのようにして求めた主走査方向の位置と色差ΔE*abとの関係を示す。図8において、横軸は主走査方向の位置を示し、縦軸は色差の変化を平均化したものである。
次に、図7の濃度分布を得たときの露光量R0を基準として、感光体の主走査方向に沿った一端から他端に至る各点への露光量を一律に−9%まで減少させて、再度同じ原稿データに基づいて印刷画像を出力する。上記と同様に、この印刷画像の主走査方向の濃度情報をL***色空間情報に変換した後、一番濃度の低い点に対する色差ΔE*abを求め、色差ΔE*abの最大値と最小値の差(ここでは1.6)を取る(図9)。以上の処理を露光量−9%から+6%まで段階的に行い、各色パターンの階調毎に露光量と色差ΔE*abの最大値と最小値との差との関係を示すグラフを得る(図10)。
ここで、図10に示すように、複数の階調、例えば60%の階調(Cin60%)および20%(Cin20%)の階調、について得られた露光量と色差ΔE*abの最大値と最小値との差の関係について、各露光量毎にいずれかの階調に対する値のうち色差ΔE*abの最大値と最小値との差が大きい方の値を選択して総合値とする。そして、色差ΔE*abの最大値と最小値との差が最小となる露光量R0=−2.5%を最適な露光値として求めることができる。このとき、色差ΔE*abの最大値と最小値との差が大きい方の値を選択する代わりに、各露光量における複数の階調に対する値を単純に足し合わせて総合値としても良い。また、その平均値をとっても良い。さらに、階調毎に重み付けをして演算して総合値を求め、その総合値に基づいて最適な露光量を決定してもよい。すなわち、図10に示す60%の階調および20%の階調それぞれについて得られた露光分布制御値に対応する色差ΔE*abの最大値と最小値との差の値の重視したい側に対して重み付けを大きくしても良い。本例では60%および20%の階調について最適露光量を求めているが、より多くの他の階調について同様に求めてもよい。
以上の処理を単色、多重色の各色について行い、それぞれの最適な露光量の条件を求めることができる。また、補正用の各データはデータベース化してもよい。
なお、色を重ね合わせるフルカラー出力装置の場合、単一色の画像印刷時と、2つ以上の色を重ね合わせる多重色の画像印刷時では主走査方向における濃度分布が異なることがある。例えば、Gの画像を形成する場合、Yの画像を形成した上にCの画像を重ねるが、既に存在するYの色材がCの色材の重なりを邪魔する等の現象が起こる。この場合は単色の補正を正確に行っても多重色中において単色の濃度分布がフラットにならない。したがって、以下のように補正することが好ましい。
まず、複数の多重色画像それぞれのRGB濃度とその濃度に対応する単色画像のYMC濃度との関係をあらかじめ求める。この関係は次のように求める。例えば、複数の階調(20%と60%)について、YC,YM,CM,YCMの各多重色パッチの画像データに基づいて、光ビームを走査して感光体を露光し、露光された感光体を用いて印刷画像を出力する。このとき同時にY,C,M各色の1次色の印刷画像も出力する。このように形成された複数の階調の各画像のRGB濃度をスキャナ等により測定した後、YMC濃度に変換し、多重色内の各YMC単色の濃度を求めておく。
次に、画像形成装置20により形成された補正用原稿データに基づく印刷画像のRGB濃度分布を測定する。例えば、図5および図6のような複数の階調(20%と60%)の主走査方向に均一な色領域を有する帯状の単色および多重色パターンを含むバーチャートを原稿データとして使用し、光ビームを走査して感光体を露光し、該露光された感光体を用いて、印刷画像を出力する。このように形成された各画像のRGB濃度をスキャナ等により測定する。具体的には、チャートの主走査方向の各点(例えば、感光体の露光面の1端位置(0mm)から他端位置(300mm)に至る各点)のRGB濃度を同一のパターン内において副走査方向にわたって何点か測定する。この副走査方向にわたって測定した各点の濃度の平均を求め、RGB濃度分布が得られる。
この濃度分布と、上記で求めた2次色および3次色の種々の濃度それぞれと、そのときのY,C,M各色の1次色の画像濃度との組合せから、図11のように、多重色の中である単色のYMC濃度がどの位置でどれだけ変化しているかを推定できる。そして、あらかじめ求めた図12に示す光量補正量とYMC濃度との関係から多重色内の各単色のYMC濃度分布がフラットになるための補正露光量を算出することができる。以上の処理を多重色の各色について行い、それぞれの最適露光条件を求めることができる。また、補正用の各データはデータベース化してもよい。
本実施形態では、ユーザが選択した基準色を元に、色むらを補正するため、ユーザの満足する、印刷面内において均一な色を得ることができる。
図13は本発明の色むら補正方法の別の実施形態を示すチャート図である。
ステップS600では、制御部100は、データインターフェース180を用いてホストコンピュータ等からユーザの原稿画像データを取得する。
ステップS620では、画像形成装置20により原稿画像データに基づいて用紙上に画像を形成した基準印刷物を1枚出力させ、その印刷物の画像を画像読取装置30で読み取らせる。この読み取りは自動的に行われることが好ましい。例えば、画像形成装置20において搬送されている印刷物の画像面に対して照射ランプにより光を照射し、その反射光をCCD等の撮像デバイスで検出することによって検査画像データを自動的に取得することができる。画像読取装置30により読み取られた検査画像データは色むら補正装置10へ送られる。
ステップS640では、制御部100は受け取った原稿画像データおよび検査画像データを比較して、その比較データを表示部140に映し出す。ここで、表示部140においては、前述した図3および図4に示すような、ユーザインタフェース(UI)画面で表示されることが好ましい。
ステップS660では、そのユーザインタフェース画面を参照してユーザは、色むら補正装置10において色むらの補正の基準となる基準色を任意に選択する。
ユーザインタフェース画面の表示方法としては、本実施形態においては、検査画像データ内のある領域、例えば、あらかじめ決められたサイズおよび形状の領域を着目領域とし、原稿画像データ内の前記着目領域に対応する領域のL***色空間を比較して、色差ΔE*abが大きい領域の色の順番に番号がつけられて表示されることが好ましい。
ステップS680では、制御部100は、ユーザが選択した基準色を元に基づいて画像形成装置20の画像形成条件を変更し、前述と同様にして、色むらの補正を行う。
図14は本発明の色むら補正方法の別の実施形態を示すチャート図である。図15には本実施形態のより具体的な手順の一例を示す。
ステップS700では、制御部100はユーザの原稿画像データをデータインターフェース180を用いて取得する。
ステップS720では、制御部100は取得した原稿画像データにおいて色むらの補正の基準となる基準色を自動的に選択する。ここで、その選択方法としては、例えば、原稿画像データを、あらかじめ決められたサイズおよび形状の領域、例えば5mm×5mmの四角の領域、に区画し、その領域内が均一な1次色、2次色、3次色である領域を探し、原稿画像データ内に均一色の領域が1つしかない場合はその領域の色を基準色とする。また、そのような領域が複数ある場合には、原稿画像データ内で同じ色を有する領域の数が最も多い色を基準色とすることが好ましい。領域のサイズおよび形状は原稿に応じて任意に設定することができる。
基準色の選択方法としては、原稿画像データ内に含まれる均一色を有する単一の領域のうち最も面積が大きい領域を検出し、その領域の色を基準色とすることも好ましい。また、同一の色を有する領域の面積の総和が最も大きい色を基準色とすることも好ましい。
基準色の選択方法としては、上記に挙げた方法の以外にも任意に設定することができる。また、それらの選択方法を容易に切り替えられるように設定することが好ましい。
ステップS740では、制御部100はユーザが選択した基準色を元に、基準色を均一にするために画像形成装置20の画像形成条件を前述の例のように変更し、色むらの補正を行う。
図16は本発明の色むら補正方法の別の実施形態を示すチャート図である。図17には本実施形態のより具体的な手順の一例を示す。
ステップS800では、制御部100はユーザの原稿画像データをデータインターフェース180を用いて取得する。
まず、ステップS820では、画像形成装置20により原稿画像データに基づいて用紙上に画像を形成した基準印刷物を1枚出力させ、その印刷物の画像を画像読取装置30で読み取らせる。この読み取りは自動的に行われることが好ましい。画像読取装置30により読み取られた検査画像データは、色むら補正装置10へ送られる。
次に、ステップS840では、色むら補正装置10において色むらの補正の基準となる基準色が自動的に選択される。制御部100は、原稿画像データおよび検査画像データを比較して、その比較データより画像面内の色むらの補正を行うための基準とする基準色を選択する。ここで、その選択方法としては、以下の方法が挙げられる。
また、本実施形態においては、検査画像データ内のある領域、例えば、あらかじめ決められた形状およびサイズの領域を着目領域とし、原稿画像データ内の前記着目領域に対応する領域のL***色空間を比較して、色差ΔE*abが最も大きい領域の色を自動的に選択して基準色とすることが好ましい。
基準色の選択方法としては、上記に挙げた方法の以外にも任意に設定することができる。また、それらの選択方法を容易に切り替えられるように設定することが好ましい。
ステップS840では、制御部100はユーザが選択した基準色を元に、基準色を均一にするために画像形成装置20の画像形成条件を前述の例のように変更し、色むらの補正を行う。
本実施形態では、専用チャートではなく、ユーザ原稿による基準印刷物の検査画像データ、またはユーザ原稿データに基づいて色むらを補正するため、ユーザの満足する、印刷面内において均一な色を得ることができる。特に、原稿に多数の色が使用されている場合に、任意の色を基準に面内の色むらの補正を行うのに比較して、基準色以外の色の面内均一性が良好になる。
本発明の色むら補正方法、色むら補正装置および色むら補正プログラムは、複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ、およびそれらの複合機等の電子写真方式;インクジェット方式;直接感熱型、溶融型熱転写、昇華型熱転写等の感熱方式;オフセット平板印刷等の平板印刷、グラビア印刷等の凹版印刷、凸版印刷、スクリーン印刷等の孔版印刷等のその他印刷全般、の画像形成装置により用紙上に形成された印刷画像であれば特に制限なく適用可能であるが、特に、印刷面内を均一に同じ色で印刷することが難しく、局所的な色むらが発生しやすい電子写真方式の画像形成装置による印刷画像の色むら補正に好適に適用できる。
本発明により、複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ、およびそれらの複合機等の電子写真方式;インクジェット方式;感熱方式;プロッタ方式;その他印刷全般の画像形成装置により用紙上に形成された印刷画像面内の色むらを簡易に補正することができる。また、専用チャートではなく、ユーザ個々の原稿データに基づいて色むらを補正することができるので、ユーザ原稿の色使いに合わせた色むら補正ができる。
本発明の色むら補正装置の一実施形態を示すブロック図である。 本発明の色むら補正方法の一実施形態を示すチャート図である。 本発明の色むら補正装置のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 本発明の色むら補正装置のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態において使用される単色のバーチャートの一例を示す図である。 本発明の一実施形態において使用される多色のバーチャートの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における主走査方向のYMC濃度分布を示すグラフである。 本発明の一実施形態における主走査方向の色差分布を示すグラフである。 本発明の一実施形態における主走査方向の色差分布を示すグラフである。 本発明の一実施形態における露光分布制御値と色差との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態における多重色中の単色YMC濃度の主走査方向の分布を示すグラフである。 本発明の一実施形態における露光量と単色YMC濃度との関係を表すグラフである。 本発明の色むら補正方法の別の実施形態を示すチャート図である。 本発明の色むら補正方法の別の実施形態を示すチャート図である。 本発明の色むら補正方法の別の実施形態の具体例を示すチャート図である。 本発明の色むら補正方法の別の実施形態を示すチャート図である。 本発明の色むら補正方法の別の実施形態の別の具体例を示すチャート図である。
符号の説明
10 色むら補正装置、20 画像形成装置、30 画像読取装置、100 制御部、120 記憶部、140 表示部、160 入力部、180 データインタフェース。

Claims (21)

  1. 画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正装置であって、
    前記原稿画像データを取得する手段と、
    前記原稿画像データを表示する画像表示手段と、
    前記表示された原稿画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色をユーザに選択させる手段と、
    前記選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、
    を有することを特徴とする色むら補正装置。
  2. 請求項1に記載の色むら補正装置であって、
    前記制御手段は、
    あらかじめサイズおよび形状を設定し、前記画像表示手段に表示されるデータ内において前記設定されたサイズおよび形状の領域内が均一な色である領域を検出し、同じ色を有する領域の数が多い順番で前記基準色を選択できるように前記画像表示手段に表示することを特徴とする色むら補正装置。
  3. 請求項1に記載の色むら補正装置であって、
    前記制御手段は、
    前記画像表示手段に表示されるデータ内に含まれる均一色を有する単一の領域を検出し、前記検出された領域の面積が大きい順番で前記基準色を選択できるように前記画像表示手段に表示することを特徴とする色むら補正装置。
  4. 請求項1に記載の色むら補正装置であって、
    前記制御手段は、
    前記画像表示手段に表示されるデータ内に含まれる均一色を有する単一の領域を検出し、前記検出された領域のうち同一の色の面積の総和が大きい順番で前記基準色を選択できるように前記画像表示手段に表示することを特徴とする色むら補正装置。
  5. 画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正装置であって、
    前記原稿画像データを取得する手段と、
    前記原稿画像データに基づいて前記画像形成装置により用紙上に形成された基準印刷画像から読み取った検査画像データを取得する手段と、
    前記原稿画像データおよび前記検査画像データに基づいた比較画像データを表示する画像表示手段と、
    前記表示された比較画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色をユーザに選択させる手段と、
    前記選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、
    を有することを特徴とする色むら補正装置。
  6. 請求項5に記載の色むら補正装置であって、
    前記制御手段は、
    前記検査画像データ内のある領域を着目領域とし、前記原稿画像データ内の前記着目領域に対応する領域の色空間を比較して色差が大きい順番で前記基準色を選択できるように前記画像表示手段に表示することを特徴とする色むら補正装置。
  7. 画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正装置であって、
    前記原稿画像データを取得する手段と、
    前記原稿画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色を自動的に選択し、前記自動的に選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、
    を有することを特徴とする色むら補正装置。
  8. 請求項7に記載の色むら補正装置であって、
    前記制御手段は、
    あらかじめサイズおよび形状を設定し、前記原稿画像データ内において前記設定されたサイズおよび形状の領域内が均一な色である領域を検出し、同じ色を有する領域の数が最も多い色を前記基準色として選択することを特徴とする色むら補正装置。
  9. 請求項7に記載の色むら補正装置であって、
    前記制御手段は、
    前記原稿画像データ内に含まれる均一色を有する単一の領域の面積が最も大きい領域を検出し、その領域の色を前記基準色として選択することを特徴とする色むら補正装置。
  10. 請求項7に記載の色むら補正装置であって、
    前記制御手段は、
    前記原稿画像データ内に含まれる同一の色を有する領域の面積の総和を検出し、その領域の色を前記基準色として選択することを特徴とする色むら補正装置。
  11. 画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正装置であって、
    前記原稿画像データを取得する手段と、
    前記原稿画像データに基づいて前記画像形成装置により用紙上に形成された基準印刷画像から読み取った検査画像データを取得する検査画像取得手段と、
    前記原稿画像データおよび前記検査画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色を自動的に選択し、前記自動的に選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、
    を有することを特徴とする色むら補正装置。
  12. 請求項11に記載の色むら補正装置であって、
    前記制御手段は、
    前記検査画像データ内のある領域を着目領域とし、前記原稿画像データ内の前記着目領域に対応する領域のL***色空間を比較して色差が最も大きい色を前記基準色として選択することを特徴とする色むら補正装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1に記載の色むら補正装置であって、
    前記画像形成装置は、電子写真方式による画像形成装置であることを特徴とする色むら補正装置。
  14. 画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正方法であって、
    制御部が、前記原稿画像データを取得するステップと、
    制御部が、前記原稿画像データを表示するステップと、
    制御部が、前記表示された原稿画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色をユーザに選択させるステップと、
    制御部が、前記選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更するステップと、
    を含むことを特徴とする色むら補正方法。
  15. 画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正方法であって、
    制御部が、前記原稿画像データを取得するステップと、
    制御部が、前記原稿画像データに基づいて前記画像形成装置により用紙上に形成された基準印刷画像から読み取った検査画像データを取得するステップと、
    制御部が、前記原稿画像データおよび前記検査画像データに基づいた比較画像データを表示するステップと、
    制御部が、前記表示された比較画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色をユーザに選択させるステップと、
    制御部が、前記選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更するステップと、
    を含むことを特徴とする色むら補正方法。
  16. 画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正方法であって、
    制御部が、前記原稿画像データを取得するステップと、
    制御部が、前記原稿画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色を自動的に選択するステップと、
    制御部が、前記自動的に選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更するステップと、
    を含むことを特徴とする色むら補正方法。
  17. 画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正方法であって、
    制御部が、前記原稿画像データを取得するステップと、
    制御部が、前記原稿画像データに基づいて前記画像形成装置により用紙上に形成された基準印刷画像から読み取った検査画像データを取得する検査画像取得ステップと、
    制御部が、前記原稿画像データおよび前記検査画像データに基づいた比較画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色を自動的に選択するステップと、
    制御部が、前記自動的に選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更するステップと、
    を含むことを特徴とする色むら補正方法。
  18. 画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記原稿画像データを取得する手段と、
    前記原稿画像データを表示する手段と、
    前記表示された原稿画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色をユーザに選択させる手段と、
    前記選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、
    を有する色むら補正装置として機能させることを特徴とする色むら補正プログラム。
  19. 画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記原稿画像データを取得する手段と、
    前記原稿画像データに基づいて前記画像形成装置により用紙上に形成された基準印刷画像から読み取った検査画像データを取得する手段と、
    前記原稿画像データおよび前記検査画像データに基づいた比較画像データを表示する手段と、
    前記表示された比較画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色をユーザに選択させる手段と、
    前記選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、
    を有する色むら補正装置として機能させることを特徴とする色むら補正プログラム。
  20. 画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記原稿画像データを取得する手段と、
    前記原稿画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色を自動的に選択し、前記自動的に選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、
    を有する色むら補正装置として機能させることを特徴とする色むら補正プログラム。
  21. 画像形成装置により原稿画像データに基づいて用紙上に形成される印刷画像の色むらを補正する色むら補正プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記原稿画像データを取得する手段と、
    前記原稿画像データに基づいて前記画像形成装置により用紙上に形成された基準印刷画像から読み取った検査画像データを取得する検査画像取得手段と、
    前記原稿画像データおよび前記検査画像データに基づいた比較画像データに基づいて、色むら補正に使用する基準色を自動的に選択し、前記自動的に選択された基準色の色情報に基づいて前記画像形成装置の画像形成条件を変更する制御手段と、
    を有する色むら補正装置として機能させることを特徴とする色むら補正プログラム。

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