JP2017009127A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯蔵物を冷凍保存する第1貯蔵室及び貯蔵室を冷蔵保存する第2貯蔵室の高負荷時に第1貯蔵室を迅速に冷却できる冷蔵庫を提供する。【解決手段】扉により開閉される冷凍室と、扉により開閉される冷蔵室と、を備えた冷蔵庫において、冷蔵室内の温度が第1冷蔵開始温度Rb1以上になった際に冷蔵室内への冷気供給を開始するとともに第1冷蔵停止温度Ra1以下になった際に冷気供給を停止する通常冷却モードと、冷蔵室内の温度が第2冷蔵開始温度Rb2以上になった際に冷蔵室内への冷気供給を開始するとともに第1冷蔵開始温度Rb1よりも低く第1冷蔵停止温度Ra1よりも高い第2冷蔵停止温度Ra2以下になった際に冷気供給を停止する高負荷時冷却モードとを有し、通常冷却モードの際の所定時間Ta内に冷凍室の扉が第1開成時間T1以上開かれるとともに冷蔵室の扉が第2開成時間T2以上開かれたときに高負荷時冷却モードに移行する。【選択図】図8

Description

本発明は、冷凍サイクルの運転により貯蔵物を冷凍保存する第1貯蔵室及び貯蔵物を冷蔵保存する第2貯蔵室を冷却する冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は上部に冷蔵室が配され、冷蔵室の下方に冷凍室が配される。冷凍室及び冷蔵室の背後にはそれぞれ上下に延びる第1冷気通路及び第2冷気通路が互いに独立して形成される。第1冷気通路及び第2冷気通路にはそれぞれ第1冷却器及び第2冷却器が配されるとともに、冷凍室及び冷蔵室に冷気を吐出する吐出口がそれぞれ開口している。また、第1冷気通路及び第2冷気通路にはそれぞれ送風機が配される。
冷蔵庫の後部下端部には機械室が設けられ、機械室には圧縮機が配される。圧縮機は第1冷却器及び第2冷却器に接続されて冷凍サイクルを運転する。圧縮機、第1冷却器及び第2冷却器を連結する冷媒通路には冷媒の流路を第1冷却器と第2冷却器とに切り換える切換弁が配される。
上記構成の冷蔵庫において、冷凍室内の温度が所定の冷凍開始温度を超えると、圧縮機を駆動し、切換弁の切換により第1冷却器に冷媒を流通させる。第1冷却器で熱交換して生成された冷気は送風機の駆動によって第1冷気通路内を流通した後に吐出口から冷凍室内に流入する。これにより、冷凍室が冷却される。
また、冷蔵室内の温度が所定の冷蔵開始温度を超えると、圧縮機を駆動し、切換弁の切換により第2冷却器に冷媒を流通させる。第2冷却器で熱交換して生成された冷気は送風機の駆動によって第2冷気通路内を流通した後に吐出口から冷蔵室内に流入する。これにより、冷蔵室が冷却される。
また、冷蔵庫が設置された部屋の温度が所定温度よりも高いときに冷凍室の扉が開かれると、冷凍室が高負荷状態になったと判断して冷蔵室の冷蔵開始温度を上昇させる。これにより、第2冷却器への冷媒流通を抑制して冷凍室が冷蔵室よりも優先的に冷却され、冷凍食品等の融解を防止できる。
特開2009−133503号公報(第6頁〜第8頁、第6図〜第8図)
しかしながら、上記従来の冷蔵庫によると、冷蔵室及び冷凍室の両方に食品等が投入された場合に、冷蔵室の温度が冷蔵開始温度を超える。これにより、第1冷却器及び第2冷却器に冷媒が交互に流通して冷蔵室及び冷凍室の冷却が行われる。このため、冷凍室の冷却が遅くなり、冷凍食品等の融解を防止できない問題があった。
本発明は、貯蔵物を冷凍保存する第1貯蔵室及び貯蔵物を冷蔵保存する第2貯蔵室の高負荷時に第1貯蔵室を迅速に冷却できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、第1扉により開閉されて貯蔵物を冷凍保存する第1貯蔵室と、第2扉により開閉されて貯蔵物を冷蔵保存する第2貯蔵室と、冷凍サイクルを運転する圧縮機と、前記圧縮機に接続して第1貯蔵室及び第2貯蔵室に供給する冷気を生成する冷却装置と、を備えた冷蔵庫において、
第2貯蔵室内の温度が所定の第1冷蔵開始温度以上になった際に第2貯蔵室内への冷気供給を開始するとともに第1冷蔵開始温度よりも低い所定の第1冷蔵停止温度以下になった際に第2貯蔵室内への冷気供給を停止する通常冷却モードと、
第2貯蔵室内の温度が所定の第2冷蔵開始温度以上になった際に第2貯蔵室内への冷気供給を開始するとともに第2冷蔵開始温度よりも低く第1冷蔵停止温度よりも高い所定の第2冷蔵停止温度以下になった際に第2貯蔵室内への冷気供給を停止する高負荷時冷却モードとを有し、
前記通常冷却モードの際の所定時間内に第1扉が所定の第1開成時間以上開かれるとともに第2扉が所定の第2開成時間以上開かれたときに前記高負荷時冷却モードに移行することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記高負荷時冷却モードの前記圧縮機の回転数を前記通常冷却モードの前記圧縮機の回転数よりも大きくすると好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記高負荷時冷却モードで第1扉または第2扉が開成状態になったときに前記圧縮機の回転数を上昇させると好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、第2冷蔵開始温度を第1冷蔵開始温度よりも高くすると好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記通常冷却モードでは第1貯蔵室内の温度が所定の第1冷凍開始温度以上になった際に前記圧縮機の駆動を開始するとともに、第1貯蔵室内の温度が第1冷凍開始温度よりも低い所定の第1冷凍停止温度以下になった際に前記圧縮機の駆動を停止し、前記高負荷時冷却モードでは第1貯蔵室内の温度が所定の第2冷凍開始温度以上になった際に前記圧縮機の駆動を開始するとともに、第1貯蔵室内の温度が第2冷凍開始温度よりも低く第1冷凍停止温度よりも高い所定の第2冷凍停止温度以下になった際に前記圧縮機の駆動を停止し、前記高負荷時冷却モードの際に前記圧縮機が所定回数停止したときに、前記通常冷却モードに移行すると好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、第2冷凍開始温度を第1冷凍開始温度よりも高くすると好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記冷却装置を配するとともに第1貯蔵室内及び第2貯蔵室内に吐出される冷気が流通する第1冷気通路と、ダンパを介して第1冷気通路に連通して第2貯蔵室内に冷気を吐出する第2冷気通路とを備え、前記ダンパの開閉により第2貯蔵室への冷気の供給及び冷気の供給停止を行うと好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記冷却装置は第1貯蔵室に供給する冷気を生成する第1冷却器と、第2貯蔵室に供給する冷気を生成する第2冷却器とを有し、第1冷却器及び第2冷却器の一方または両方に冷媒の流路を切り換える切換弁を備えると好ましい。
本発明によると、通常冷却モードで所定時間内に第1貯蔵室の第1扉が第1開成時間開かれて第2貯蔵室の第2扉が第2開成時間開かれると高負荷時冷却モードに移行する。高負荷時冷却モードでは第2貯蔵室の冷気供給を停止する温度が通常冷却モード時の第1冷蔵停止温度よりも高温の第2冷蔵停止温度に設定される。これにより、高負荷時冷却モード時に第2貯蔵室の冷却を早期に終了して第1貯蔵室の冷却が行われる。したがって、第1貯蔵室及び第2貯蔵室が高負荷になった際に第1貯蔵室を迅速に冷却することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す右側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の構成を示すブロック図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の通常冷却モードの動作を示すフローチャート 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の判定動作を示すフローチャート 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷蔵室及び冷凍室の扉の開閉動作を示すタイムチャート 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の高負荷時冷却モードの動作を示すフローチャート 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の動作を示すタイムチャート 本発明の第2実施形態の冷蔵庫を示す右側面断面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の動作を示すタイムチャート
<第1実施形態>
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1及び図2は第1実施形態の冷蔵庫の正面図及び右側面断面図をそれぞれ示している。図2において矢印は冷気の流れを示している。冷蔵庫1は塗装鋼板等により形成された外箱1bと樹脂成形品により形成された内箱1cとの間に発泡ウレタン等の発泡断熱材9を充填した断熱箱体1aを有する。
断熱箱体1aによって冷蔵庫1の上部には冷蔵室2が形成される。冷蔵室2の下方には左右に並設された製氷室3及び冷凍室4が断熱材を充填した仕切壁30を介して配される。製氷室3及び冷凍室4の下方には冷凍室5が配される。冷凍室5の下方には断熱材を充填した仕切壁31を介して野菜室6が配される。製氷室3、冷凍室4及び冷凍室5は内部で連通し、冷蔵室2及び野菜室6は連通路(不図示)を介して連通する。なお、冷凍室4の容積は冷凍室5の容積よりも小さくなっている。
冷蔵室2はそれぞれ右端及び左端を支点に回動する扉2b、2c(図1参照)により開閉される。なお、以下の説明において、扉2b、2cを総称して「扉2a」という場合がある。扉2cの前面には操作ボタン(不図示)及び複数の表示器(不図示)から成る表示部70が設けられている。操作ボタンの操作によって冷蔵庫1の動作設定を行うことができる。
冷蔵室2には貯蔵物を載置する載置棚20が上下に複数段(本実施形態では四段)設けられる。載置棚20は冷蔵室2の側壁に設けた支持部材(不図示)によって引き出し可能に支持される。最下段の載置棚20の下方には上面を開口したケース40が引き出し可能に配される。ケース40は例えば樹脂により形成され、上面の開口を介して貯蔵物の出し入れが行われる。また、扉2aの背面には貯蔵物を収納する収納ポケット45が上下に複数段(本実施形態では二段)設けられる。
製氷室3、冷凍室4、冷凍室5及び野菜室6はそれぞれ引出式の扉3a、扉4a、扉5a及び扉6aにより開閉される。扉3a、4a、5a、6aの背面にはそれぞれ貯蔵物を収納する収納ケース3b(不図示)、4b、5b、6bが取り付けられ、収納ケース5b、6bの上部にはそれぞれ収納ケース5c、6cが載置される。これにより、扉3a、4a、5a、6aを開くと、収納ケース3b、4b、5b、5c、6b、6cが前方に引き出される。
扉2a、扉3a及び扉5aには、それぞれ開閉を検知する扉センサ22、23、25(図3参照)が設けられている。また、冷蔵室2の後部及び冷凍室5の後部にはそれぞれ冷蔵室2内及び冷凍室5内の温度を検知する温度センサ26、56が設置される。
製氷室3及び冷凍室4、5の後方には上下に延びる冷気通路11(第1冷気通路)が設けられる。冷気通路11は背面板13により製氷室3、冷凍室4、5と仕切られ、背面板13には戻り口11b及び複数の吐出口11aが開口する。
また、冷蔵室2の背壁面には上下に延びる冷気通路12(第2冷気通路)が設けられ、冷気通路12はダンパ15を介して冷気通路11に連通している。冷気通路12は冷蔵室2内に臨む複数の吐出口12aを有する。
野菜室6の下部の背後には機械室50が設けられる。機械室50内には圧縮機51が配される。圧縮機51は例えば1200rpm〜4200rpmの範囲で回転数(運転周波数では20Hz〜70Hzの範囲)を可変することができる。圧縮機51には凝縮器、膨張器(いずれも不図示)及び冷却器7(冷却装置)が順に接続され、圧縮機51の駆動によりイソブタン等の冷媒が循環して冷凍サイクルが運転される。これにより、冷却器7が冷凍サイクルの低温側となる。
冷却器7は冷気通路11内に配され、冷却器7の上方には送風機8が設けられる。冷却器7は熱交換により冷気を生成し、送風機8の駆動により冷気通路11内を冷気が流通する。そして、吐出口11aを介して製氷室3、冷凍室4、5内に冷気が流入する。これにより、冷凍室4、5は貯蔵物を冷凍保存するとともに、製氷室3は氷点以下の温度に設定されて、自動製氷装置(不図示)により製氷を行う。
冷気通路11内を流通する冷気はダンパ15を介して冷気通路12内に流入する。冷気通路12内を流通した冷気は吐出口12aを介して冷蔵室2内に流入する。これにより、冷蔵室2は貯蔵物を冷蔵保存する。冷蔵室2内を流通した冷気は連通路(不図示)を介して野菜室6内に流入する。これにより、野菜室6は冷蔵室2よりも高温で野菜類等を冷蔵保存する。
冷気通路11内の冷却器7の下方には冷却器7を除霜する除霜ヒータ60が配される。除霜ヒータ60の下方には冷気通路11と機械室50とを連通するドレンパイプ(不図示)が設けられ、機械室50内には蒸発皿(不図示)が配される。
所定の除霜開始条件を満たすと、除霜ヒータ60が通電される。これにより、冷却器7に付着した霜が融解し、冷却器7から滴下した除霜水はドレンパイプを介して蒸発皿に導かれる。蒸発皿に溜まった除霜水は圧縮機51等の発熱により蒸発する。
冷蔵庫1は後述する通常冷却モードと高負荷時冷却モードとを有する。通常冷却モードでは所定の冷却開始条件を満たした際に圧縮機51を駆動させて冷蔵室2や冷凍室4、5、製氷室3の冷却を行う。後述の所定の開閉条件(図6参照)で扉2a及び扉5aが開かれたときに通常冷却モードから高負荷時冷却モードに移行し、高負荷時冷却モードでは冷蔵室2の冷却を停止する温度を通常冷却モード時よりも高くする。
操作部70の各表示器は点灯して通常冷却モードまたは高負荷時冷却モードを報知する。これにより、使用者は通常冷却モードまたは高負荷時冷却モードの実行を容易に認識することができる。
図3は、冷蔵庫1の構成を示すブロック図である。冷蔵庫1はCPUから成る制御部100を備え、制御部100は冷蔵庫1の各部を制御する。制御部100には、圧縮機51、ダンパ15、温度センサ26、56、扉センサ22、23、25、記憶部38がそれぞれ接続されている。記憶部38は冷蔵庫1の制御プログラムを格納するとともに、制御部100による演算結果等を記憶する。
図4は上記構成の冷蔵庫1の通常冷却モードの動作を示すフローチャートである。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ#11では、冷凍室5内の温度Fが所定の第1冷凍開始温度Fb1(例えば−18℃)以上になるまで待機する。温度Fが第1冷凍開始温度Fb1以上になった場合はステップ#12に移行する。
ステップ#12では、圧縮機51が第1回転数H1(例えば1800rpm)で駆動される。この時、送風機8が駆動され、冷却器7で熱交換により生成された冷気が冷気通路11内を流通し、吐出口11aを介して冷凍室4、5、製氷室3内に流入する。これにより、冷凍室4、5、製氷室3が冷却される。
ステップ#13では、冷蔵室2内の温度Rが所定の第1冷蔵開始温度Rb1(例えば4℃)以上になったか否かが判断される。温度Rが第1冷蔵開始温度Rb1以上になった場合はステップ#14に移行し、第1冷蔵開始温度Rb1以上になっていない場合はステップ#15に移行する。
ステップ#14ではダンパ15が開かれる。これにより、冷気通路11を流通する冷気の一部はダンパ15を介して冷気通路12に流入する。冷気通路12を流通した冷気は吐出口12aを介して冷蔵室2内に流入する。これにより、冷蔵室2及び野菜室6が冷却される。
ステップ#15では、ダンパ15が開いているか否かが判断される。ダンパ15が開いている場合はステップ#16に移行し、閉じている場合はステップ#18に移行する。
ステップ#16では温度Rが所定の第1冷蔵停止温度Ra1(例えば1℃)以下になったか否かが判断される。温度Rが第1冷蔵停止温度Ra1以下になった場合はステップ#17に移行してダンパ15が閉じられ、第1冷蔵停止温度Ra1以下になっていない場合はステップ#18に移行する。
ステップ#18では温度Fが所定の第1冷凍停止温度Fa1(例えば−21℃)以下になったか否かが判断される。温度Fが第1冷凍停止温度Fa1以下になった場合はステップ#19に移行して圧縮機51は停止され、第1冷凍停止温度Fa1以下になっていない場合はステップ#13に戻る。
ステップ#20ではダンパ15が開いているか否かが判断される。ダンパ15が開いている場合はステップ#21に移行してダンパ15が閉じられ、開いていない場合はステップ#11に戻る。
ステップ#21の後はステップ#11に戻り、ステップ#11〜ステップ#21が繰り返される。
図5は冷凍室2及び冷蔵室5の高負荷を判定する判定動作を示すフローチャートである。冷蔵庫1の運転が開始されると、図4の通常冷却モードの動作と図5の判定動作とが並行して行われる。ステップ#71では冷凍室2及び冷蔵室5が高負荷になるまで待機し、高負荷になるとステップ#72に移行して高負荷時冷却モードが実行される。ステップ#72の後はステップ#71に戻り、ステップ#71及びステップ#72が繰り返される。
図6は図5のステップ#71の高負荷判定について説明するためのタイムチャートを示している。図6の(a)及び(b)はそれぞれ扉5a、2aの開閉の推移の例を示している。所定時間Ta(例えば4分)内に扉5aが所定の第1開成時間T1(例えば2分)以上開かれるとともに扉2aが所定の第2開成時間T2(例えば1分)以上開かれたときに、図5のステップ#71で冷凍室2及び冷蔵室5が高負荷になったと判断する。第1開成時間T1と第2開成時間T2とは同じでもよく異なってもよい。
なお、所定時間Ta内に扉2a、5aが開いている時間をそれぞれ積算し、それぞれの積算時間が第1開成時間T1及び第2開成時間T2以上である場合も図5のステップ#71で冷凍室2及び冷蔵室5が高負荷になったと判断してもよい。また、扉5a、2aが同時期に開いたときに冷凍室2及び冷蔵室5が高負荷になったと判断してもよい。また、図6の例で扉5aよりも扉2aが先に開いてもよく、第2開成時間T2が扉2aが開いて閉じるまでの時間と同じであってもよい。
図7は図5のステップ#72の高負荷時冷却モードの動作を示すフローチャートである。ステップ#51では、冷凍室5内の温度Fが所定の第2冷凍開始温度Fb2(例えば−17℃)以上になるまで待機する。高負荷時冷却モード時の第2冷凍開始温度Fb2は通常冷却モード時の第1冷凍開始温度Fb1よりも高い温度に設定される。温度Fが第2冷凍開始温度Fb2以上になった場合はステップ#52に移行する。
ステップ#52では圧縮機51が第2回転数H2(例えば2100rpm)で駆動される。すなわち、高負荷時冷却モードでは通常冷却モード時よりも大きい回転数で圧縮機51が駆動される。この時、通常冷却モード時と同様に送風機8が駆動され、冷蔵室2や冷凍室4、5、製氷室3内に冷気が流入する。
なお、第2回転数H2を第1回転数H1と同じ回転数にしてもよい。これにより、冷蔵庫1の消費電力の増大を低減することができる。また、所定の上昇条件を満たした場合に第2回転数H2を第1回転数H1よりも大きくしてもよい。上昇条件としては例えば冷蔵庫1の外気温が所定の上限温度よりも高い場合や、温度Fの温度上昇率が所定の上限値を超えた場合等が挙げられる。
ステップ#53では、扉2a、5aの少なくとも一方が開成状態になったか否かが判断される。扉2a、5aの少なくとも一方が開成状態になった場合はステップ#54に移行し、開成状態になっていない場合はステップ#55に移行する。
ステップ#54では、圧縮機51の回転数が例えば2400rpmに上昇する。これにより、例えば扉2a、5aの両方の開成があった直後にさらに扉2a、5aの少なくとも一方が開かれた場合でも冷凍室5を迅速に冷却することができる。
ステップ#55では、冷蔵室2内の温度Rが所定の第2冷蔵開始温度Rb2(例えば6.5℃)以上になったか否かが判断される。高負荷時冷却モード時の第2冷蔵開始温度Rb2は通常冷却モード時の第1冷蔵開始温度Rb1よりも高い温度に設定される。温度Rが第2冷蔵開始温度Rb2以上になった場合はステップ#56に移行してダンパ15が開かれ、第2冷蔵開始温度Rb2以上になっていない場合はステップ#57に移行する。
ステップ#57では、ダンパ15が開いているか否かが判断される。ダンパ15が開いている場合はステップ#58に移行し、開いていない場合はステップ#60に移行する。
ステップ#58では温度Rが所定の第2冷蔵停止温度Ra2(例えば3.5℃)以下になったか否かが判断される。図8に示すように、第2冷蔵停止温度Ra2は第1冷蔵停止温度Ra1よりも高く第1冷蔵開始温度Rb1及び第2冷蔵開始温度Rb2よりも低い温度に設定される。温度Rが第2冷蔵停止温度Ra2以下になった場合はステップ#59に移行してダンパ15が閉じられ、第2冷蔵停止温度Ra2以下になっていない場合はステップ#60に移行する。
ステップ#60では温度Fが所定の第2冷凍停止温度Fa2(例えば−20℃)以下になったか否かが判断される。高負荷時冷却モード時の第2冷凍停止温度Fa2は通常冷却モード時の第1冷凍停止温度Fa1よりも高い温度に設定される。温度Fが第2冷凍停止温度Fa2以下になった場合はステップ#61に移行して圧縮機51が停止され、第2冷凍停止温度Fa2以下になっていない場合はステップ#55に戻る。
これにより、例えば使用者が食品等の負荷を冷蔵室2及び冷凍室5の両方に投入した高負荷時に、冷蔵室2の冷却を早期に終了してその後は冷凍室5を集中して冷却することができる。したがって、高負荷時に冷凍室5を迅速に冷却することができ、冷凍食品等の融解を防止することができる。
ステップ#62ではダンパ15が開かれているか否かが判断される。ダンパ15が開かれている場合はステップ#63に移行してダンパ15を閉じ、開かれていない場合はステップ#64に移行する。
ステップ#64では高負荷時冷却モードで圧縮機51の停止回数Nが所定の上限回数Ns(例えば2回)に到達したか否かが判断される。停止回数Nが上限回数Nsに到達した場合は図4の通常冷却モードに移行し、上限回数Nsに到達していない場合はステップ#51に戻ってステップ#51〜ステップ#64が繰り返される。
図8は冷蔵庫1の動作を示すタイムチャートである。図8の(a)〜(d)は冷蔵室2内の温度R、冷凍室5内の温度F、圧縮機51のオンオフ状態及びダンパ15の開閉状態の推移の例をそれぞれ示している。
時間t11では冷凍室5の温度Fが第1冷凍開始温度Fb1以上になり、圧縮機51が第1回転数H1で駆動される。また、時間t11では冷蔵室2の温度Rが第1冷蔵開始温度Rb1以上になり、ダンパ15が開く。時間t12では温度Rが第1冷蔵停止温度Ra1以下になり、ダンパ15が閉じる。時間t13では温度Fが第1冷凍停止温度Fa1以下になり、圧縮機51が停止される。期間Tsでは通常冷却モードが実行される。
時間t31では冷蔵室2及び冷凍室5に食品等が投入され、冷蔵室2及び冷凍室5が高負荷になる。時間t32では圧縮機51が第2回転数H2で駆動され、高負荷時冷却モードに移行する。時間t33では温度Rが第2冷蔵停止温度Ra2以下になり、ダンパ15が閉じられる。時間t34では温度Fが第2冷凍停止温度Fa2以下になり、圧縮機51が停止される。
時間t41では温度Fが第2冷凍開始温度Fb2以上になり、圧縮機51が第2回転数H2で駆動される。また、時間t41では温度Rが第2冷蔵開始温度Rb2以上になり、ダンパ15が開く。時間t42では温度Rが第2冷蔵停止温度Ra2以下になり、ダンパ15が閉じる。時間t43では温度Fが第2冷凍停止温度Fa2以下になり、圧縮機51が停止される。
時間t43で圧縮機51の停止回数Nは上限回数Ns(2回)に到達し、冷蔵庫1は通常冷却モードに移行する。これにより、期間Thでは高負荷時冷却モードが実行される。
時間t51では温度Fが第1冷凍開始温度Fb1以上になり、圧縮機51が第2回転数H2で駆動される。また、時間t51では温度Rが第1冷蔵開始温度Rb1以上になり、ダンパ15が開く。時間t52では温度Rが第1冷蔵停止温度Ra1以下になり、ダンパ15が閉じる。時間t53では温度Fが第1冷凍停止温度Fa1以下になり、圧縮機51が停止される。
図8に示すように、高負荷時冷却モードから通常冷却モードに移行した後に最初に圧縮機51を駆動させる場合(時間t51)には圧縮機51を第2回転数H2で駆動させる。これにより、冷凍室5を迅速に冷却することができる。なお、この場合に圧縮機51を第1回転数H1で駆動させてもよい。
本実施形態によると、通常冷却モードで所定時間Ta内に冷凍室5(第1貯蔵室)の扉5a(第1扉)が第1開成時間T1開かれて冷蔵室2(第2貯蔵室)の扉2a(第2扉)が第2開成時間T2開かれると高負荷時冷却モードに移行する。高負荷時冷却モードでは冷蔵室2の冷気供給を停止する温度が通常冷却モード時の第1冷蔵停止温度Ra1よりも高温の第2冷蔵停止温度Ra2に設定される。これにより、高負荷時冷却モード時に冷蔵室2の冷却を早期に終了して冷凍室5の冷却が行われる。したがって、冷凍室5及び冷蔵室2が高負荷になった際に冷凍室5を迅速に冷却することができ、冷凍食品等の融解を防止することができる。
また、高負荷時冷却モード時に早期にダンパ15を閉じるため、冷蔵室2内の比較的高温の冷気の冷却器7への流入を低減することができる。したがって、冷蔵庫1の消費電力の増大を抑制して冷凍室5を迅速に冷却することができる。
また、高負荷時冷却モードの圧縮機51の第2回転数H2を通常冷却モードの圧縮機51の第1回転数H1よりも大きくしている。これにより、冷凍室5をより迅速に冷却することができる。
また、高負荷時冷却モードで扉5aまたは扉2aが開成状態になったときに圧縮機51の回転数を上昇させる。これにより、例えば使用者が食品等を冷蔵室2及び冷凍室5内に投入した直後に、調理等のために扉2aや扉5aを開いた際に冷蔵室2や冷凍室5を迅速に冷却することができる。一方、使用者が食品等を冷蔵室2及び冷凍室5内に投入した直後に扉2a、5aが開かれない場合には圧縮機51の回転数は上昇しないため、冷蔵庫1の消費電力の増大を抑制することができる。
また、高負荷時冷却モード時の第2冷蔵開始温度Rb2を通常冷却モード時の第1冷蔵開始温度Rb1よりも高くしている。これにより、第2冷蔵開始温度Rb2と第2冷蔵停止温度Ra2との間の温度差を第1冷蔵開始温度Rb1と第2冷蔵停止温度Ra2との温度差よりも大きくすることができる。したがって、ダンパ15の頻繁な開閉動作を低減することができ、ダンパ15の故障を低減することができる。
また、高負荷時冷却モードでは温度Fが第1冷凍停止温度Fa1よりも高い第2冷凍停止温度Fa2以下になった際に圧縮機51の駆動を停止する。そして、高負荷時冷却モードの際に圧縮機51の停止回数Nが上限回数Nsに到達すると通常冷却モードに移行する。これにより、高負荷時冷却モードを早期に終了して通常冷却モードに移行できるため、貯蔵物の冷蔵保存及び冷凍保存を支障なく行うことができる。
また、高負荷時冷却モード時の第2冷蔵停止温度Ra2及び第2冷凍停止温度Fa2をそれぞれ通常冷却モード時の第1冷蔵停止温度Ra1及び第2冷凍停止温度Fa1よりも高くしているため、高負荷時冷却モードの圧縮機51の連続運転時間の長期化を低減することができる。これにより、冷却器7への霜の付着を低減することができる。
また、高負荷時冷却モード時の第2冷凍開始温度Fb2を通常冷却モード時の第1冷凍開始温度Fb1よりも高くしている。これにより、圧縮機51の頻繁なオンオフを防止することができ、冷蔵庫1の消費電力の増大を抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図9は本実施形態の冷蔵庫の右側面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示した第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では冷却器7に加えて冷却器17を備え、ダンパ15を省いている点で第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
断熱箱体1aによって冷蔵庫1の上部には冷蔵室2が形成される。冷蔵室2の下方には野菜室6が仕切板33を介して配される。野菜室6の下方には左右に並設された製氷室3及び冷凍室4が断熱材を充填した仕切壁30を介して配される。製氷室3及び冷凍室4の下方には冷凍室5が配される。製氷室3、冷凍室4及び冷凍室5は内部で連通し、冷蔵室2及び野菜室6は連通路(不図示)を介して連通する。
製氷室3、冷凍室4、5の背後には上下に延びる冷気通路11が設けられるとともに、冷蔵室2及び野菜室6の背後には上下に延びる冷気通路12が設けられる。冷気通路11、12は独立して形成され、互いに連通していない。
冷気通路11、12内にはそれぞれ冷却器7(第1冷却器)及び冷却器17(第2冷却器)が配されるとともにそれぞれ送風機8、18が配される。圧縮機51、冷却器7、17を連結する冷媒通路(不図示)には三方弁から成る切換弁(不図示)が設けられる。切換弁により冷却器7、17の一方または両方に冷媒の流路を切り換えることができる。冷却器7は製氷室3、冷凍室4、5に供給する冷気を生成するとともに、冷却器17は冷蔵室2に供給する冷気を生成する。冷却器7、17により冷却装置が構成される。
図8の(d)は、本実施形態においては第1実施形態のダンパ15の開閉状態の推移の例に替えて、切換弁の切換状態の推移の例を示す。「開」は切換弁により冷却器7、17に冷媒が流通している状態を示し、「閉」は切換弁により冷却器7に冷媒が流通して冷却器17には冷媒が流通しない状態を示している。
図4のステップ#14では、切換弁により「開」にする。これにより、冷却器17により冷気が生成され、冷蔵室2が冷却される。ステップ#15及びステップ#20では「開」になっているか否かが判断される。ステップ#17及びステップ#20では切換弁により「閉」にする。
本実施形態において、図7のステップ#56、ステップ#59及びステップ#63ではそれぞれ本実施形態のステップ#14、ステップ#17及びステップ#21と同様の動作が行われる。また、図7のステップ#57及びステップ#62ではそれぞれ本実施形態のステップ#15及びステップ#20と同様の判断が行われる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、冷却器7(第1冷却器)及び冷却器17(第2冷却器)を有し、冷却器7、17の一方または両方に冷媒の流路を切り換える切換弁を備える。これにより、冷気通路11、12を互いに独立させ、冷蔵室2の冷却時に冷蔵室2内の比較的高温の冷気の冷却器7への流入を防止することができる。したがって、高負荷時冷却モード時に冷蔵庫1の消費電力の増大を低減して冷凍室5を一層迅速に冷却することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図10は本実施形態の冷蔵庫の動作を示すタイムチャートである。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示した第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では、高負荷時冷却モード時の第2冷蔵開始温度Rb2及び第2冷凍開始温度Fb2がそれぞれ通常冷却モード時の第1冷蔵開始温度Rb1及び第1冷凍開始温度Fb1と同じ温度に設定される点で第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
これにより、本実施形態の第2冷蔵開始温度Rb2と第2冷蔵停止温度Ra2との温度差及び第2冷凍開始温度Fb2と第2冷凍停止温度Fa2との温度差は第1実施形態の場合よりも小さくなる。したがって、高負荷時冷却モードの圧縮機51の駆動時間を第1実施形態の場合よりも短くすることができる。その結果、高負荷時の冷蔵庫1の消費電力の増大を低減することができる。
ただし、第2冷蔵開始温度Rb2と第2冷蔵停止温度Ra2との温度差を小さくすると、ダンパ15の開閉動作が頻繁に生じ、ダンパ15の故障が発生するおそれがある。また、第2冷凍開始温度Fb2と第2冷凍停止温度Fa2との温度差を小さくすると、圧縮機51のオンオフが頻繁に生じ、冷蔵庫1の消費電力が大きくなるおそれがある。このため、第1実施形態及び第2実施形態のように第2冷蔵開始温度Rb2及び第2冷凍開始温度Fb2をそれぞれ第1冷蔵開始温度Rb1及び第1冷凍開始温度Fb1よりも高くするほうが望ましい。
本実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、第2実施形態において、高負荷時冷却モード時の第2冷蔵開始温度Rb2及び第2冷凍開始温度Fb2をそれぞれ通常冷却モード時の第1冷蔵開始温度Rb1及び第1冷凍開始温度Fb1と同じ温度に設定してもよい。
なお、第1実施形態〜第3実施形態において、扉センサ22、25に替えて、野菜室6の扉6a及び冷凍室4の扉4aの開閉を検知する扉センサを設け、扉6a及び扉4aが開かれて野菜室6及び冷凍室4の高負荷時に高負荷時冷却モードに移行してもよい。また、扉センサ22、23、25に加えて、野菜室6の扉6a及び冷凍室4の扉4aの開閉を検知する扉センサを設け、扉2a、4a、5a、6aが開かれて冷蔵室2、冷凍室4、5、野菜室6の高負荷時に高負荷時冷却モードに移行してもよい。
また、第1実施形態〜第3実施形態において、通常冷却モードで冷凍室5内の温度Fが第1冷凍開始温度Fb1以上になった際または冷蔵室2内の温度Rが第1冷蔵開始温度Rb1以上になった際に圧縮機51の駆動を開始するとともに、温度Fが第1冷凍停止温度Fa1以下になった際及び温度Rが第1冷蔵停止温度Ra1以下になった際に圧縮機51を停止してもよい。また、高負荷時冷却モードで温度Fが第2冷凍開始温度Fb2以上になった際または温度Rが第2冷蔵開始温度Rb2以上になった際に圧縮機51の駆動を開始するとともに、温度Fが第2冷凍停止温度Fa2以下になった際及び温度Rが第2冷蔵停止温度Ra2以下になった際に圧縮機51を停止してもよい。
本発明は、冷凍サイクルの運転により貯蔵物を冷凍保存する第1貯蔵室及び貯蔵物を冷蔵保存する第2貯蔵室を冷却する冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
1a 断熱箱体
1b 外箱
1c 内箱
2 冷蔵室(第2貯蔵室)
2a、2b、2c、3a、4a、5a、6a 扉
3 製氷室
4 冷凍室
5 冷凍室(第1貯蔵室)
6 野菜室
7 冷却器(第1冷却器)
8、18 送風機
9 発泡断熱材
11 冷気通路(第1冷気通路)
11a 吐出口
12 冷気通路(第2冷気通路)
12a 吐出口
15 ダンパ
17 冷却器(第2冷却器)
26、56 温度センサ
30 仕切壁
50 機械室
51 圧縮器
Fa1 第1冷凍停止温度
Fa2 第2冷凍停止温度
Fb1 第1冷凍開始温度
Fb2 第2冷凍開始温度
Ra1 第1冷蔵停止温度
Ra2 第2冷蔵停止温度
Rb1 第1冷蔵開始温度
Rb2 第2冷蔵開始温度

Claims (5)

  1. 第1扉により開閉されて貯蔵物を冷凍保存する第1貯蔵室と、第2扉により開閉されて貯蔵物を冷蔵保存する第2貯蔵室と、冷凍サイクルを運転する圧縮機と、前記圧縮機に接続して第1貯蔵室及び第2貯蔵室に供給する冷気を生成する冷却装置と、を備えた冷蔵庫において、
    第2貯蔵室内の温度が所定の第1冷蔵開始温度以上になった際に第2貯蔵室内への冷気供給を開始するとともに第1冷蔵開始温度よりも低い所定の第1冷蔵停止温度以下になった際に第2貯蔵室内への冷気供給を停止する通常冷却モードと、
    第2貯蔵室内の温度が所定の第2冷蔵開始温度以上になった際に第2貯蔵室内への冷気供給を開始するとともに第2冷蔵開始温度よりも低く第1冷蔵停止温度よりも高い所定の第2冷蔵停止温度以下になった際に第2貯蔵室内への冷気供給を停止する高負荷時冷却モードとを有し、
    前記通常冷却モードの際の所定時間内に第1扉が所定の第1開成時間以上開かれるとともに第2扉が所定の第2開成時間以上開かれたときに前記高負荷時冷却モードに移行することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記高負荷時冷却モードの前記圧縮機の回転数を前記通常冷却モードの前記圧縮機の回転数よりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記高負荷時冷却モードで第1扉または第2扉が開成状態になったときに前記圧縮機の回転数を上昇させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 第2冷蔵開始温度を第1冷蔵開始温度よりも高くしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記通常冷却モードでは第1貯蔵室内の温度が所定の第1冷凍開始温度以上になった際に前記圧縮機の駆動を開始するとともに、第1貯蔵室内の温度が第1冷凍開始温度よりも低い所定の第1冷凍停止温度以下になった際に前記圧縮機の駆動を停止し、
    前記高負荷時冷却モードでは第1貯蔵室内の温度が所定の第2冷凍開始温度以上になった際に前記圧縮機の駆動を開始するとともに、第1貯蔵室内の温度が第2冷凍開始温度よりも低く第1冷凍停止温度よりも高い所定の第2冷凍停止温度以下になった際に前記圧縮機の駆動を停止し、
    前記高負荷時冷却モードの際に前記圧縮機が所定回数停止したときに、前記通常冷却モードに移行することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
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