JP2017008796A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】気筒に充填される吸気量を適切に増減調整して内燃機関の回転を好適に維持する。【解決手段】内燃機関の出力軸が第一の所定角度回転するのに要した時間を反復的に計測し、当該出力軸が第一の所定角度回転する際の回転速度の変化量を求めるとともに、内燃機関の出力軸が前記第一の所定角度よりも大きい第二の所定角度回転するのに要した時間を反復的に計測し、当該出力軸が第二の所定角度回転する際の回転速度の変化量を求め、前者の変化量と後者の変化量とのうちより小さい方を参照して、気筒に充填するべき吸気の増減量を決定する内燃機関の制御装置を構成した。【選択図】図3

Description

本発明は、車両等に搭載される内燃機関を制御する制御装置に関する。
内燃機関の出力軸であるクランクシャフトが所定角度回転するのに要した時間を反復的に計測して回転速度の変化量(低下量)を求め、この変化量が判定閾値を上回った場合に、気筒内で失火が発生したと判定する失火判定方法が公知である(例えば、下記特許文献を参照)。
クランクシャフトの回転速度は、クランク角センサ(エンジン回転センサ)を介して検出することが通例である。クランク角センサは、クランクシャフトの軸端部に固定されクランクシャフトと一体となって回転するロータの回転角度をセンシングするものである。そのロータには予め、クランクシャフトの回転方向に沿った所定角度毎、典型的には10°毎に、歯または突起が形成されている。クランク角センサは、ロータの外周に臨み、個々の歯または突起が当該センサの近傍を通過することを検知して、その都度クランク角信号としてパルス信号を発信する。
内燃機関の運転制御を司るECU(Electronic Control Unit)は、クランク角センサから発される10°CA(クランク角度)毎のパルスを、クランク角信号として受信する。そして、クランク角信号を基に、クランクシャフトが30°CA回転するのに要した時間を計測し、以てクランクシャフトが30°CA回転する際の回転速度を知得する。
失火、不安定燃焼その他の要因によりクランクシャフトの回転が減速するとき、30°CA毎に計測する回転速度の変化量、即ち今回計測した30°CA単位の回転速度から前回計測した30°CA単位の回転速度を減算した結果の値が負値となる。ECUはこれを受けて、スロットルバルブの開度を拡大させる等の操作を行い、気筒に充填される吸気量及び燃料噴射量を増加させる。これにより、エンジン回転が維持され、また失火の再発防止が図られる。吸気量の増加量は、回転速度の変化量(低下量)の絶対値が大きいほど多くする。
逆に、クランクシャフトの回転が加速するときには、30°CA毎に計測する回転速度の変化量が正値となる。ECUはこれを受けて、スロットルバルブの開度を縮小させる等の操作を行い、気筒に充填される吸気量及び燃料噴射量を削減する。吸気量の削減量は、回転速度の変化量(上昇量)の絶対値が大きいほど多くする。
特開2014−163350号公報
ある気筒で失火または不安定燃焼が起こり、クランクシャフトの回転速度が低落すると、吸気量が増量補正されて回転速度の上昇が促される。だが、その後に膨張行程が訪れる他の気筒で燃料が正常に燃焼すると、クランクシャフトが加速して30°CA単位の回転速度の変化量が正値となり、一旦増量された吸気量が即座に削減されてしまう。
気筒に充填される吸気量の減少は、ポンピングロスの増大とともに、燃料の着火燃焼の安定性の低下をもたらす。そのため、気筒で再び失火または不安定燃焼が起こり、内燃機関の回転速度が必要最小限度を下回ってエンジンストールに陥る懸念がある。このような問題は、爆発燃焼を伴う膨張行程の間隔が長い、気筒数の少ない内燃機関において顕著となる。
エンジンストールを阻止するべく、内燃機関の回転速度の上昇期における吸気量の削減量を、回転速度の変化量如何を問わず一定以下に抑制することも考えられる。しかしながら、エンジントルクが要求トルクを上回って内燃機関の回転の加速傾向が強まり、運転者に空走感を与えるという別の問題を招来する可能性がある。
本発明は、吸気量を適切に増減調整して内燃機関の回転を好適に維持することを所期の目的とする。
本発明では、内燃機関のクランクシャフトに付設されたクランク角センサを介して内燃機関の回転速度を検出するとともに、内燃機関の所定回転角度あたりの回転速度の変化量が判定閾値を上回るか否かに基づいて内燃機関の各気筒における失火の発生の有無を判定するものであって、クランク角センサを介して検出される回転速度の変化量に各気筒毎に異なる補正量を加味した上で判定閾値と比較することで各気筒の失火の有無を判定する、または、判定閾値に各気筒毎に異なる補正量を加味した上でクランク角センサを介して検出される回転速度の変化量と比較することで各気筒の失火の有無を判定する内燃機関の制御装置を構成した。
本発明によれば、気筒に充填される吸気量を適切に増減調整して内燃機関の回転を好適に維持することが可能となる。
本発明の一実施形態における車両用内燃機関及び制御装置の概略構成を示す図。 同実施形態の内燃機関に付帯するクランク角センサの態様を模式的に示す図。 同実施形態の制御装置が実施する吸気量の補正制御の模様を示すタイミング図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に、本実施形態における車両用内燃機関の概要を示す。本実施形態における内燃機関は、火花点火式の4ストロークエンジンであり、複数の気筒1(例えば、三気筒。図1には、そのうち一つを図示している)を具備している。各気筒1の吸気ポート近傍には、燃料を噴射するインジェクタ11を設けている。また、各気筒1の燃焼室の天井部に、点火プラグ12を取り付けてある。点火プラグ12は、点火コイルにて発生した誘導電圧の印加を受けて、中心電極と接地電極との間で火花放電を惹起するものである。点火コイルは、半導体スイッチング素子であるイグナイタとともに、コイルケースに一体的に内蔵される。
吸気を供給するための吸気通路3は、外部から空気を取り入れて各気筒1の吸気ポートへと導く。吸気通路3上には、エアクリーナ31、電子スロットルバルブ32、サージタンク33、吸気マニホルド34を、上流からこの順序に配置している。
排気を排出するための排気通路4は、気筒1内で燃料を燃焼させた結果発生した排気を各気筒1の排気ポートから外部へと導く。この排気通路4上には、排気マニホルド42及び排気浄化用の三元触媒41を配置している。
外部EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置2は、いわゆる高圧ループEGRを実現するものであり、排気通路4における触媒41の上流側と吸気通路3におけるスロットルバルブ32の下流側とを連通する外部EGR通路21と、EGR通路21上に設けたEGRクーラ22と、EGR通路21を開閉し当該EGR通路21を流れるEGRガスの流量を制御するEGRバルブ23とを要素とする。EGR通路21の入口は、排気通路4における排気マニホルド42またはその下流の所定箇所に接続している。EGR通路21の出口は、吸気通路3におけるスロットルバルブ32の下流の所定箇所、具体的にはサージタンク33に接続している。
本実施形態の内燃機関の制御装置たるECU0は、プロセッサ、メモリ、入力インタフェース、出力インタフェース等を有したマイクロコンピュータシステムである。
ECU0の入力インタフェースには、車両の実車速を検出する車速センサから出力される車速信号a、クランクシャフトの回転角度及びエンジン回転数を検出するクランク角センサ70から出力されるクランク角信号b、アクセルペダルの踏込量またはスロットルバルブ32の開度をアクセル開度(いわば、内燃機関に対する要求負荷)として検出するセンサから出力されるアクセル開度信号c、排気通路4を流れる排気ガスの酸素濃度または空燃比を検出する空燃比センサから出力される空燃比信号d、吸気通路3(特に、サージタンク33)内の吸気温及び吸気圧を検出する温度・圧力センサから出力される吸気温・吸気圧信号e、内燃機関の温度を示唆する冷却水温を検出する水温センサから出力される冷却水温信号f、シフトレバーのレンジを知得するためのセンサ(または、シフトポジションスイッチ)から出力されるシフトレンジ信号g、吸気カムシャフトまたは排気カムシャフトの複数のカム角にてカム角センサから出力されるカム角信号h等が入力される。
図2に示すように、クランク角センサ70は、内燃機関の出力軸であるクランクシャフトの軸端部に固定されクランクシャフトと一体となって回転するロータ71の回転角度をセンシングするものである。そのロータ71には、クランクシャフトの回転方向に沿った所定角度毎に、歯または突起72が形成されている。典型的には、クランクシャフトが10°回転する都度、歯または突起72が配置される。
クランク角センサ70は、ロータ71の外周に臨み、個々の歯または突起72が当該センサの近傍を通過することを検知して、その都度クランク角信号bとしてパルス信号を発信する。ECU0は、このパルスをクランク角信号bとして受信する。
尤も、クランク角センサ70は、クランクシャフトが一回転する間に三十六回のパルスを出力するわけではない。クランクシャフトのロータ71の歯または突起72は、その一部が欠けている。図2に示す例では、十七番目、十八番目及び二十番目、二十一番目の欠歯部分721、並びに、三十五番目、三十六番目の欠歯部分722という、大きく分けて二つの欠歯部分721、722が存在する。欠歯部分721、722はそれぞれ、クランクシャフトの特定の回転位相角に対応する。即ち、連続する欠歯部分721は180°CA及び540°CAに対応しており、単独の欠歯部分722は0°及び360°CAに対応している。
そして、上記の欠歯部分721、722に起因して、クランク角信号bのパルス列もまた一部が欠損する。この欠損を基にして、クランクシャフトの絶対的な角度、即ち各気筒1のピストンの現在位置を知ることが可能である。欠損した三十六番目のパルスの次の一番目のパルスのタイミングを0°CA(または、360°CA)とおくと、欠損した十八番目のパルスに続く十九番目のパルスのタイミングが180°CA(または、540°CA)ということになる。
ECU0の出力インタフェースからは、点火プラグ12のイグナイタに対して点火信号i、インジェクタ11に対して燃料噴射信号j、スロットルバルブ32に対して開度操作信号k、EGRバルブ23に対して開度操作信号l等を出力する。
ECU0のプロセッサは、予めメモリに格納されているプログラムを解釈、実行し、運転パラメータを演算して内燃機関の運転を制御する。ECU0は、内燃機関の運転制御に必要な各種情報a、b、c、d、e、f、g、hを入力インタフェースを介して取得し、エンジン回転数及びアクセル開度を知得するとともに気筒1に充填される吸気量を推算する。そして、それらエンジン回転数、アクセル開度及び吸気量等に基づき、吸気量に見合った要求燃料噴射量、燃料噴射タイミング(一度の燃焼に対する燃料噴射の回数を含む)、燃料噴射圧、要求EGR率(または、EGR量)、点火タイミング等といった各種運転パラメータを決定する。ECU0は、運転パラメータに対応した各種制御信号i、j、k、lを出力インタフェースを介して印加する。
アクセル開度が0または0に近い所定値以下である、アイドル運転領域またはアイドル運転に近い低負荷低回転の運転領域(要求EGR率は0であり、EGRバルブ23は全閉している)にあって、本実施形態のECU0は、エンジン回転数を望ましい目標回転数に収束させるべく、気筒1に充填される吸気量及び燃料噴射量を制御する。
そのために、ECU0は、クランク角センサからもたらされるクランク角信号bを基に、クランクシャフトが第一の所定角度、例えば30°CA回転するのに要した時間を反復的に計測し、クランクシャフトが30°CA回転する際の回転速度を反復的に求め、今回求めた回転速度から前回求めた回転速度を減算することにより、クランクシャフトの回転速度の変化量を算出する。回転速度の変化量は、クランクシャフトがある一定の角度、例えば30°CA回転する都度算出する。
並びに、ECU0は、クランク角信号bを基に、クランクシャフトが上記の第一の所定角度よりも大きい第二の所定角度、例えば180°CA回転するのに要した時間を反復的に計測し、クランクシャフトが180°CA回転する際の回転速度を反復的に求め、今回求めた回転速度から前回求めた回転速度を減算することにより、クランクシャフトの回転速度の変化量を算出する。この回転速度の変化量もまた、クランクシャフトが一定の角度、例えば30°CA回転する都度算出する。
その上で、ECU0は、クランクシャフトが30°CA回転する間の回転速度の変化量と、クランクシャフトが180°CA回転する間の回転速度の変化量とを比較し、より小さい方の変化量を参照して、気筒1に充填するべき吸気の増減量を決定する。
図3に、クランクシャフトの回転速度の変化量、吸気量の増減補正量及びエンジン回転数の推移を例示する。回転速度の変化量に関して、破線はクランクシャフトが第一の所定角度である30°CA回転する際の回転速度の変化量を表し、実線はクランクシャフトが第二の所定角度である180°CA回転する際の回転速度の変化量を表す。後者の変化量は、前者の変化量に比して、その変動が遅く、変動の周期が長くなるようになまされる。また、吸気量の増減補正量及びエンジン回転数に関して、鎖線は前者の変化量のみを参照した従来のアイドル回転数制御の結果を表し、実線は前者の変化量と後者の変化量とを適宜選択して参照する本実施形態のアイドル回転数制御の結果を表している。
気筒1に充填される吸気量は、スロットルバルブ32の開度の操作を通じて増減させることができる。エンジン回転数が低落傾向、即ちクランクシャフトの回転が減速する傾向にあるとき、回転速度の変化量は負値となる。ECU0は、クランクシャフトの回転速度の変化量が負値である場合、スロットルバルブ32の開度を拡大させることで、気筒1に充填される吸気量及び燃料噴射量の増量を図る。このときの吸気量の増加量、即ちスロットルバルブ32の開度の拡大量は、回転速度の変化量(低下量)の絶対値が大きいほど多くする。
逆に、エンジン回転数が上昇傾向、即ちクランクシャフトの回転が加速する傾向にあるときには、回転速度の変化量が正値となる。ECU0は、クランクシャフトの回転速度の変化量が正値である場合、スロットルバルブ32の開度を縮小させることで、気筒1に充填される吸気量及び燃料噴射量の削減を図る。このときの吸気量の削減量、即ちスロットルバルブ32の開度の縮小量は、回転速度の変化量(上昇量)の絶対値が大きいほど多くする。
内燃機関が備える気筒1のうち、第一気筒1で失火を生じ、第二気筒1及び第三気筒1では燃料が正常に燃焼する状況を想定する。図3に示すように、クランクシャフトが30°CA回転する際の回転速度の変化量は、第一気筒1における失火により負値となるが、第二気筒1及び第三気筒1における正常燃焼により速やかに正値となる。従って、クランクシャフトが30°CA回転する際の回転速度の変化量のみを参照して吸気量の補正を実行すると、先の第一気筒1の失火により一旦は吸気量が増量補正されるものの、その後の第二気筒1及び第三気筒1の正常燃焼により吸気量がすぐさま削減されることとなってしまう。
第二気筒1及び第三気筒1での正常燃焼により、スロットルバルブ32の開度が縮小し、第一気筒1に連なる吸気マニホルド34及びサージタンク33内に待機する空気の量が減少する。すると、第一気筒1の吸気行程にて当該第一気筒1に吸引される吸気の量も減少する。これは、ポンピングロスの増大とともに、燃料の着火燃焼の安定性の低下をもたらす。結果として、第一気筒1において再度の失火を生じ、その失火後の時点tsに現れているように、エンジン回転数が必要最小限度の回転数を下回るまで落ち込み、エンジンストールに至る危険を招きかねない。
一方、クランクシャフトが180°CA回転する際の回転速度の変化量は、第一気筒1の失火により負値となった後、続く第二気筒1及び第三気筒1の正常燃焼によっても、±0を明らかに超える正値とはならない。クランクシャフトが30°CA回転する際の回転速度の変化量と、クランクシャフトが180°CA回転する際の回転速度の変化量とを比較すると、クランクシャフトの回転速度が低下する時期に前者が後者を下回り、クランクシャフトの回転速度が上昇する時期に後者が前者を下回る。
本実施形態のECU0は、前者の変化量が後者の変化量を下回る時期T1、T3においては前者の変化量を参照して吸気量の補正を実行し、後者の変化量が前者の変化量を下回る時期T2、T4においては後者の変化量を参照して吸気量の補正を実行する。これにより、第一気筒1の失火に起因してクランクシャフトの回転が減速するときに吸気量を速やかに増量しながら、第二気筒1及び第三気筒1の正常燃焼によりクランクシャフトの回転が加速するときには吸気量を緩やかに減少させることが可能となる。よって、気筒1に連なる吸気マニホルド34及びサージタンク33内に待機する空気の量をある程度以上に確保でき、失火または不安定燃焼の再発に伴うエンジン回転数の大きな落ち込みを回避できるようになる。つまり、耐ストール性が向上する。
上述した吸気量及び燃料噴射量の補正制御に加えて、本実施形態のECU0は、アイドル運転領域またはアイドル運転に近い低負荷低回転の運転領域において、クランク角信号bを基に知得される現在のエンジン回転数と目標回転数との偏差を求め、その偏差を縮小するように点火タイミングを調整するフィードバック制御を実施することができる。具体的には、実測エンジン回転数が目標回転数を上回る場合に点火タイミングを遅角補正してエンジントルクを減少させ、実測エンジン回転数が目標回転数を下回る場合には点火タイミングを進角補正してエンジントルクを増大させる。
本実施形態では、内燃機関の出力軸が第一の所定角度回転するのに要した時間を反復的に計測し、当該出力軸が第一の所定角度回転する際の回転速度の変化量を求めるとともに、内燃機関の出力軸が前記第一の所定角度よりも大きい第二の所定角度回転するのに要した時間を反復的に計測し、当該出力軸が第二の所定角度回転する際の回転速度の変化量を求め、前者の変化量と後者の変化量とのうちより小さい方を参照して、気筒1に充填するべき吸気の増減量を決定する内燃機関の制御装置0を構成した。
本実施形態によれば、気筒1に充填される吸気量及び燃料噴射量を適切に増減調整して内燃機関の回転を好適に維持することが可能である。即ち、エンジンストールの危険を回避でき、しかもエンジントルクが要求トルクを上回ってエンジン回転数が吹き上がり運転者に空走感を与える問題も解消できる。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では、クランクシャフトが30°CA回転する際の回転速度の変化量、またはクランクシャフトが180°CA回転する際の回転速度の変化量を参照して、スロットルバルブ32の開度を拡縮させていたが、これとともに、またはこれに代えて、気筒1に付随する吸気バルブ及び/または排気バルブの開弁及び/または閉弁のタイミングを操作し、以て気筒1に充填するべき吸気量を増減させるようにしてもよい。
その他各部の具体的構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、車両等に搭載された内燃機関の制御に適用できる。
0…制御装置(ECU)
1…気筒
11…インジェクタ
3…吸気通路
32…スロットルバルブ
70…内燃機関の出力軸に付設されたセンサ(クランク角センサ)
b…クランク角信号

Claims (1)

  1. 内燃機関の出力軸が第一の所定角度回転するのに要した時間を反復的に計測し、当該出力軸が第一の所定角度回転する際の回転速度の変化量を求めるとともに、
    内燃機関の出力軸が前記第一の所定角度よりも大きい第二の所定角度回転するのに要した時間を反復的に計測し、当該出力軸が第二の所定角度回転する際の回転速度の変化量を求め、
    前者の変化量と後者の変化量とのうちより小さい方を参照して、気筒に充填するべき吸気の増減量を決定する内燃機関の制御装置。
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