JP2017008641A - ステップ取付具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、容易にマンホール壁に形成されたステップ取付孔に良好な姿勢で挿入することができるステップ取付具を提供する。
【解決手段】ステップ取付具は、ステップ取付孔に挿入さる有底筒状体50と、接着用樹脂が含浸され有底筒状体内50に挿入される多孔質袋体とを備え、有底筒状体50の周側壁に開口65、67が形成されている。接着用樹脂が含浸された多孔質袋体の内部にステップの取付部を挿入すると、多孔質袋体に含浸された接着用樹脂が開口65、67から出てステップ取付孔の内壁面に到達する。有底筒状体50は、ステップ取付孔の取付部に挿入されるスリーブと、座ぐり部に当接されるフランジ部56とを備えており、フランジ部56には、開口65、67の位置を示す印7が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ステップをマンホール壁に取り付けるためのステップ取付具に関する.
ステップ取付具の従来の技術として、たとえば特許文献1が知られている。特許文献1には、コンクリート製マンホール壁に形成されたステップ取付孔に挿入され、周壁部に開口を備えた有底筒状体と、ステップの取付端部に装着され、前記有底筒状体内に挿入される接着用樹脂を含浸させた多孔質袋体と、から構成されることを特徴とするステップ取付具が開示されている。
そして、上記特許文献1には、接着用樹脂が含浸された多孔質袋体をステップの取付端部に装着し、該多孔質袋体を装着したステップの取付部をステップ取付具内に挿入すると、多孔質袋体に含浸された接着用樹脂が押し出されて、ステップ取付具の各開口からステップ取付孔の内壁面まで到達し、ステップの取付部はステップ取付具と共にステップ取付孔に接着されることなどが記載されている(0016、0017)。このとき、多孔質袋体から押し出された接着用樹脂は、重力にしたがって垂れるようにしてステップ取付具の各開口から流れ出て、ステップ取付孔の内壁面の下方から上方に向かって充填される。
特開2006−9267号公報
上記特許文献1にあっては、ステップ取付具の開口が下方に位置しない状態でステップ取付孔に挿入されると、多孔質袋体から押し出され重力にしたがって垂れるようにして流れ出た接着用樹脂がステップ取付孔の内壁面にスムーズに到達できない虞があるという問題があった。
本発明は、上記問題を優位に解決するためになされたものであり、簡単な構成で、接着用樹脂をステップ取付孔の内壁面にスムーズに到達させ、適切に充填することができることができるように、容易にマンホール壁に形成されたステップ取付孔に良好な姿勢で挿入することができるステップ取付具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1のステップ取付具に係る発明は、マンホール壁に形成されたステップ取付孔に挿入され、周壁部に開口を備えた有底筒状体と、接着用樹脂が含浸され、前記有底筒状体内に挿入され、ステップの取付端部が挿入される多孔質袋体とを備えたステップ取付具であって、前記有底筒状体のマンホール壁の内側に配置される端面に、前記開口の位置を示す印が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明では、開口の位置を示す印に基づいて有底筒状体の周壁部に形成されている開口が下方に位置するように有底筒体の軸周りの姿勢を調整した状態で、マンホール壁に形成されたステップ取付孔に挿入する。
上記課題を解決するため、請求項2のステップ取付具に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記印は、前記有底筒状体のマンホール壁の内側に配置される端面の、マンホール壁の鉛直方向における上方と下方の少なくとも一方の側に設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1に記載の発明において、開口の位置を示す印をマンホール壁の鉛直方向における上方および/または下方に位置させることにより、開口が下方に位置するように有底筒体の軸周りの姿勢を調整して、マンホール壁に形成されたステップ取付孔に挿入する。
上記課題を解決するため、請求項3のステップ取付具に係る発明は、請求項1または2のいずれかに記載の発明において、前記印は、蓄光材または再帰反射体により構成されていることを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1または2のいずれかに記載の発明において、前記印を蓄光材または再帰反射体により構成することにより、暗所であるマンホール内で、ステップ取付具の有底筒状体の開口の位置が正確かつ確実に示される。
本発明によれば、開口の位置を示す印に基づいて有底筒状体の軸周りの姿勢を調整した状態でマンホール壁に形成されたステップ取付孔に挿入するので、確実に有底筒状体の周壁部に形成されている開口を下方に位置させることができる。そのため、接着用樹脂が含浸された多孔質袋体を有底筒状体の内部に挿入すると共にステップの取付部を多孔質袋体の内部に挿入すると、多孔質袋体から押し出された接着用樹脂は、確実に重力にしたがって垂れるようにして下方に位置する開口から流れ出て、ステップ取付孔の内壁面に充填される。その結果、ステップの取付部を有底筒状体と共に確実にステップ取付孔に接着することができる。
本発明の実施の形態におけるステップ取付具の側面図である。 図1に示したステップ取付具の、マンホール壁の内側に配置される端面を示した正面図である。 ステップ取付具をマンホール壁に形成されたステップ取付孔に挿入する状態を説明するために部分的に示した一部横断平面面図である。 ステップ取付孔に挿入したステップ取付具内に、接着用樹脂を含浸させた多孔質袋体を挿入する状態を説明するために部分的に示した一部横断平面面図である。 ステップ取付具内の多孔質袋体にステップの取付部を挿入する状態を説明するために部分的に示した横断平面面図である。 ステップ取付具内の多孔質袋体にステップの取付部を挿入して取り付けた状態を説明するために部分的に示した横断平面面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
最初に、本実施の形態におけるステップとステップ取付孔を図3〜図6を参照しつつ説明する。
ステップ2は、ステップ本体の両端を屈曲させて全体として略コ字状に成形されている。ステップ2は、金属製の芯材20と、芯材20の先端部を除く部分に被覆された合成樹脂製のカバー21とにより構成されている。芯材20の両先端部のカバー21に被覆されていない部分の周囲には、それぞれ複数の環状溝または環状突条が形成されており、取付部20aaを構成している。図5および図6では、ステップ2の一対の取付部20aaのうち、一方のみが示されている。ステップ2の合成樹脂製のカバー21の端部であって、ステップ2を取り付けた際の上方となる部分には、エアー抜き溝22が形成されている。さらにステップ2には、ステップ2の合成樹脂製のカバー21の端部に外嵌され、マンホール壁1に形成されたステップ取付孔3のマンホール内側に開口する座ぐり部(後述する)3b内に嵌め込まれる大きさの外径を有する化粧キャップ25を含むことができる。化粧キャップ25は、ステップ2のカバー21と同じ合成樹脂により成形することができる。図5に示すように、化粧キャップ25の内周面には、ステップ取付具5のフランジ部56(後述する)を収容する環状溝26と、フランジ部56に係合される爪部27とが形成されている。
ステップ取付孔3は、マンホール壁1におけるステップ2の取付部20aaと対応する位置に一対で形成されている。図3〜図6では一対のステップ取付孔3のうち、一方のみが示されている。ステップ取付孔3は、ステップ取付具5の有底筒状体50(後述する)の外径よりもわずかに大きい径を有する挿入部3aと、この挿入部3aのマンホール壁1の内側に開口し挿入部3aの径よりも大きい径を有する座ぐり部3bとにより構成されている。
ステップ取付具5は、マンホール壁1に形成されたステップ取付孔3に挿入さる有底筒状体50と、有底筒状体50内に挿入され、ステップ2の取付部20aaが挿入される多孔質袋体51とを備えている。多孔質袋体51は、接着用樹脂が含浸されてこれを保持するものである。有底筒状体50の周側壁には、多孔質袋体51の内部にステップ2の取付部20aaを挿入した際に、多孔質袋体51に含浸された接着用樹脂をステップ取付孔3の内壁面に到達させるための開口65、67が形成されている。
図1に示すように、本実施の形態におけるステップ取付具5の有底筒状体50は、ステップ取付孔3の挿入部3aに挿入されるスリーブ55と、ステップ取付孔3の座ぐり部3bに当接されるフランジ部56とを備えている。さらに、本実施の形態では、スリーブ55のフランジ部56と隣接する位置に外嵌される多孔質リング53を含んでいる。有底筒状体50は、硬質の合成樹脂により一体成形されている。スリーブ55の先端部60はテーパ状に成形されており、先端部60とフランジ部56との間の本体部61の外径は軸方向にほぼ同じ大きさに成形されている。スリーブ55は、全体として内部が中空の略筒状に成形されており、内部の先端部60側には底60aが形成されている。本体部61における先端部60側の外周面には環状溝62が形成されている。環状溝62には、ゴムなどの弾性素材からなる環状のシール部材52が保持される。シール部材52の外縁の径は、ステップ取付孔3の挿入部3aの内径よりもわずかに大きく設定されている。また、本体部61の中間部における外周面には、周方向に延びる突条が複数形成されている。各突条63の断面形状は、先端部60側の側面が傾斜しており、フランジ部56側の側面が軸方向に対してほぼ径方向となるよう成形されている。各突条63の外縁(先端縁)の径は、ステップ取付孔3の挿入部3aの内径とほぼ同じか、わずかに大きく設定されている。
スリーブ55の本体部61の環状溝62と突条63との間には、この実施の形態の場合、周方向に4つの開口65が形成されている。この開口65と周方向に隣接する開口65との間は、柱部66が形成されている。各開口65の軸周り(周方向)の位相は、90度となっている。また、スリーブ55の本体部61の突条63とフランジ部56との間には、この実施の形態の場合、周方向に4つの開口67が形成されている。この開口67は、開口65と比較して周方向の幅が小さく、したがって、開口67とこの開口67と周方向に隣接する開口67の間に形成される柱部68は、柱部66と比較して幅が大きく形成されている。各開口67の軸周り(周方向)の位相は、90度となっている。そして、開口65と開口67、および、柱部66と柱部68は、周方向に同じ位相となるように配設されている。柱部68の本体部61内側の面は、フランジ部側から先端側に向かって漸次縮径しステップ2のカバー21の端部を係止することができる傾斜部68aを有している。なお、本発明のステップ取付具5は、開口65および67をそれぞれ4つで形成することには限定されることはなく、必要に応じて変更することができる。図3および図4に示すように、スリーブ55の本体部61には、フランジ部56と隣接して多孔質リング53が外嵌される。
フランジ部56は、その中心がステップ2の取付部20aaを挿入するために開口している。フランジ部56のマンホール壁1の内側に面する端面は、径方向内側の部分が軸方向と直交する平面状に成形されており、径方向外側の部分がほぼ全周に亘って面取りされているように傾斜して成形されている。そして、図2に示すように、径方向外側の部分における周方向の一部は、平面状に成形された径方向内側の部分と同一平面を形成するようにして、三角形状の印7が形成されている。この印7は、図2に示した実施の形態の場合、互いに対向する2か所の位置の開口65および開口67の周方向の幅における中心の位相と一致する周方向の位置にそれぞれ設けられている。しかしながら、本発明のステップ取付具5は、周方向に配設された4つの開口のうちの一つの位相と対応する位置のみに印7を形成してもよく、また、各開口65および67の位相と対応する全ての位置にそれぞれ印7を形成してもよい。印7は、蓄光材または再帰反射体により構成することができる。蓄光材は、光を照射されることによって光のエネルギーを吸収して蓄え、その蓄えたエネルギーを可視光線に変換することで光を放出する機能を有するもので、塗布するタイプの一般的な蓄光剤を使用したり、このような蓄光剤をシート状または板状の基材に塗布したものを使用することができる。また、再帰反射体は、照射された光を光源方向へ反射させる再帰反射性を有するもので、シート状または板状の一般的なものを使用することができる。フランジ部56の径方向外側部分に形成された三角形状の印7の表面に蓄光剤を塗布し、または、三角形状の印7と対応する形状のシート状または板状の再帰反射体を貼付することができる。また、印7は、フランジ部56の面取りされた径方向外側の周方向の一部を、径方向内側の部分と同一平面を形成するようにして形成することに限定されることはなく、フランジ部56の端面に凹部を形成したり、さらには、この凹部内に蓄光剤を塗布するか、または、凹部内に蓄光剤を塗布した基材若しくは再帰反射体を嵌め込むようにして貼付することもできる。
多孔質袋体51は、例えばスポンジなど、弾性および/または可撓性を有する多孔質の素材を袋状に成形したものにより構成されている。また、多孔質リング53は、多孔質袋体51と同じ素材により構成することができる。
次に、上述した実施の形態のように構成されたステップ取付具5を用いてマンホール壁1にステップ2を取り付ける手順を、図3〜図6に基づいて説明する。
図3に示したように、マンホール壁1における各ステップ2の取付部と対応する位置に、挿入部3aと座ぐり部3bとを有するステップ取付孔3が削孔などによりそれぞれ一対で予め形成されている。また、ステップ取付具5は、スリーブ55の環状溝62にゴムなどからなる環状のシール部材52が保持されており、また、本体部61のフランジ部56と隣接する位置にスポンジなどからなる多孔質リング53が外嵌されている。
マンホール壁1にステップ2を取り付けるに際して、最初にステップ取付孔3にステップ取付具5を挿入する。このとき、図2に参照されるように、2つの印7がステップ取付孔3の鉛直方向(上下方向)を指向するようにステップ取付具5の軸周りの姿勢を調整して、図3に示すように、スリーブ55の先端部60からステップ取付孔3に挿入し、フランジ部56に当て木8を当接して、当て木8を木製ハンマー9で叩くことなどによりにより挿入部3aにスリーブ55を嵌め込んでフランジ部56を座ぐり部3bに当接させる。ステップ取付孔3にステップ取付具5を挿入すると、スリーブ55の環状溝62に保持されたシール部材52が弾性変形し、その外周縁がステップ取付孔3の挿入部3aの内壁面に当接される。蓄光材または再帰反射体により印7を構成することにより、一般に暗所であるマンホール内で印7を確実に確認することができ、したがって、ステップ取付具5を適切な姿勢で挿入することができる。
互いに対向する2か所の位置の開口65および開口67の周方向の幅における中心の位相と一致する周方向の位置に設けられた2つの印7をステップ取付孔3の鉛直方向を指向させることにより、ステップ取付具5の開口65、67を確実かつ容易にステップ取付孔3の内部の下方に位置させることができる。なお、本実施の形態では、開口65、67をそれぞれ周方向に90度の位相で4か所に形成するため、2つの印7をステップ取付孔3の水平方向に指向させても、開口65、67のうちの一つをステップ取付孔3の内部の下方に位置させることができる。また、上述したように、周方向に配設された4つの開口のうちの一つの位相と対応する位置のみに印7を形成した場合には、この一つの印7を上下または左右の方向のうちのいずれか一つの方向に指向させ、各開口65および67の位相と対応する全ての位置にそれぞれ印7を形成した場合には、各印7を上下および左右の方向にそれぞれ指向させることで、ステップ取付具5の開口65、67をステップ取付孔3の内部の下方に位置させることができる。
次に、多孔質袋体51を接着用樹脂に浸漬して揉むなどして内部の空気をよく押し出し、充分に接着用樹脂を多孔質袋体に含浸保持させる。そして、図4に示すように、この接着用樹脂が含浸された多孔質袋体51を挿入棒10の先端に被せるなどしてステップ取付具5の内部に挿入する。
続いて、図5に示すように、ステップ2のエアー抜き溝22を上向きにセットした状態で、化粧キャップ25を取付部20aaの先端からカバー21の端部に外嵌し、ステップ取付具5の内部に挿入された多孔質袋体51の中に取付部20aaを進入させ、木製ハンマー9でステップ2を叩くなどして、図6に示すように、カバー21の端部が柱部68の径方向内側の傾斜部68aに係止されるまで挿入する。この挿入に伴って、化粧キャップ25は、ステップ取付孔3の座ぐり部3b内に嵌め込まれ、その内側面に形成された環状溝26にステップ取付具5のフランジ部56が係合される。
ステップ2の取付部20aaが多孔質袋体51の中に挿入されるとき、多孔質袋体51の中部の空気は、カバー21の端部に形成されたエアー抜き溝22から排出される。そして、多孔質袋体51に含浸された接着用樹脂は、多孔質袋体51の中に取付部20aaを進入させることにより多孔質袋体51から押し出され、柱部66、68に邪魔されることなく、重力にしたがって垂れるようにして特に下方に位置する開口65、67からスムーズに流れ出て、ステップ取付孔3の内壁面に到達し、ステップ取付孔3の内壁面の下方から上方に向かって充填される。また、ステップ取付孔3の挿入部3aと有底筒状体50のスリーブ55との間の空気は、突条63間を通ってエアー抜き溝22から排出される。そのため、ステップ取付孔3の挿入部3aと有底筒状体50のスリーブ55との間には、空気溜りができることなく、接着用樹脂を充分に充填させることができる。
そして、スリーブ55の環状溝62に保持されたシール部材52の外周縁がマンホール壁1の取付孔3の挿入部に接しており、しかも、ステップ取付孔3の内壁面に接着用樹脂が到達して、ステップ取付孔3の挿入部3aと有底筒状体50のスリーブ55との間に接着用樹脂が充填されているため、ステップ取付孔3がマンホール壁に貫通すように形成されている場合であっても、マンホール壁1の外部から内部に地下水等の水が不用意に流入することがない。
1:マンホール壁、 2:ステップ、 20:取付部、 3:ステップ取付孔、 5:ステップ取付具、 50:有底筒状体、 51:多孔質硬質袋体、 55:スリーブ、 56:フランジ部、 65、67:開口、 7:印
上記課題を解決するため、請求項1のステップ取付具に係る発明は、マンホール壁に形成されたステップ取付孔に挿入される有底筒状体と、接着用樹脂が含浸され、前記有底筒状体内に挿入され、ステップの取付端部が挿入される多孔質袋体とを備えており、前記有底筒状体の周壁部に、前記多孔質袋体に含浸された接着用樹脂を前記有底筒状体内から前記ステップ取付孔の内壁面に充填させるための開口を備えたステップ取付具であって、前記有底筒状体のマンホール壁の内側に配置される端面に、前記開口が下方に位置することを示す印が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明では、開口が下方に位置することを示す印に基づいて有底筒状体の周壁部に形成されている開口が下方に位置して、多孔質袋体に含浸された接着用樹脂が開口から流れ出てステップ取付孔の内壁面に充填されるように有底筒体の軸周りの姿勢を調整した状態で、マンホール壁に形成されたステップ取付孔に挿入する。
本発明によれば、有底筒状体のマンホール壁の内側に配置される端面に設けられた印に基づいて、開口を下方に位置させるように有底筒状体の軸周りの姿勢を調整した状態でマンホール壁に形成されたステップ取付孔に挿入するので、確実に有底筒状体の周壁部に形成されている開口を下方に位置させることができる。そのため、接着用樹脂が含浸された多孔質袋体を有底筒状体の内部に挿入すると共にステップの取付部を多孔質袋体の内部に挿入すると、多孔質袋体から押し出された接着用樹脂は、有底筒状体内から確実に重力にしたがって垂れるようにして下方に位置する開口から流れ出て、ステップ取付孔の内壁面に充填される。その結果、ステップの取付部を有底筒状体と共に確実にステップ取付孔に接着することができる。

Claims (3)

  1. マンホール壁に形成されたステップ取付孔に挿入され、周壁部に開口を備えた有底筒状体と、接着用樹脂が含浸され、前記有底筒状体内に挿入され、ステップの取付端部が挿入される多孔質袋体とを備えたステップ取付具であって、
    前記有底筒状体のマンホール壁の内側に配置される端面に、前記開口の位置を示す印が設けられていることを特徴とするステップ取付具。
  2. 前記印は、前記有底筒状体のマンホール壁の内側に配置される端面の、マンホール壁の鉛直方向における上方と下方の少なくとも一方の側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のステップ取付具。
  3. 前記印は、蓄光材または再帰反射体により構成されていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のステップ取付具。
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