JP7235464B2 - 伸縮継手及び配管構造 - Google Patents

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Description

この発明は、伸縮継手及び配管構造に関する。
周知のように、建築物の上層階から下層階に向けて水を流すための縦管路部に適用される配管部材は、季節要因や内部を流れる水の温度変化によって配管部材の全長が大きく変化する。
そこで、縦管路部に適用される配管部材が伸縮しても縦管路部内の水が外部に漏れることなく安定して流れるように、縦管路部に用いる配管部材の下側管端部を継手の受け口部に挿入し、伸縮した配管部材の下側管端部が継手内で移動することで、配管内部の水が接続部から漏れることがないように構成された伸縮継手(例えば、差込みソケット)を備えた伸縮配管構造が広く用いられている(例えば、非特許文献1(P99、差込ソケット)参照。)
以下、従来の伸縮配管構造の一例を、図4を参照して説明する。従来の伸縮配管構造は、例えば、図4に示すような構造をしている。図4において、符号は伸縮配管構造を示している。
伸縮配管構造500は、例えば、上側立て配管520と、下側立て配管530と、伸縮継手510と、継手部材540とを備えている。そして、伸縮継手510と継手部材540が接続されて、継手部材540の下側受け口部542Hに下側立て配管530が挿入されて固定されている。
伸縮継手510は、例えば、上側管端部511と、下側管端部512と、上側管端部511と下側管端部512とを接続する接続部513と、を備え、下側管端部512は、継手部材540の受け口部541Hに接続されている。
一方、上側管端部511は、受け口部511Hに上側立て配管520の下側端部が挿入されている。なお、空調ドレン配管に用いる場合には、上側立て配管520は、外周面層521及び内周面層522の内部に断熱層523が形成され、下側立て配管530は、外周面層531及び内周面層532の内部に断熱層533が形成されていることが一般的である。
上側立て配管520は、温度変化によって伸長して、伸縮継手510に強い力で衝突すると破損する虞がある。
そこで、伸縮継手510に対する上側立て配管520の管軸方向における上下方向位置を調整して、上側立て配管520の管端520Tと伸縮継手510の間に、適度な間隙を設定して、上側立て配管520が伸びても伸縮継手510に衝突しないように施工する必要がある。
また、効率的に構成することが可能とされとともに、配管部材が伸びても継手に過大な荷重が生じるのを抑制するための伸縮配管構造が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006-312967号公報
URL:http://www.sekisui-kenzai.com/common/pdf/amatoi_building/ltk1299_1303_18.pdf
しかしながら、また、配管部材の管端と伸縮継手の間に適度な間隙を設定して施工するのには熟練が必要であり、容易かつ効率的に施工することは困難である。また、特許文献1に記載のものは、上記問題に加えて、配管部材の下側端部にテーパー面を形成する必要があるという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、容易かつ効率的に伸縮配管構造を施工することが可能な伸縮継手及び配管構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、受け口部が形成された第1管端部と、前記第1管端部と接続される第2管端部と、を備えた伸縮継手であって、前記受け口部内に配置される受け部材を備え、前記受け部材は、発泡樹脂によって形成され、前記第1管端部の管軸方向を向く受け面を有し前記管軸方向に伸縮可能に構成されていることを特徴とする。
この発明に係る伸縮継手によれば、第1管端部の受け口部に第1配管部材(配管部材)が挿入された際に、第1配管部材の管端が受け部材の受け面に当接すると第1配管部材の挿入が停止されるので、施工者は、第1配管部材の挿入長さ(第1配管部材の端部の管軸方向における位置)を容易に知ることができる。
したがって、第1配管部材の端部を受け部材に当接させたまま、あるいは管端を受け部材の受け面に対して管軸方向に補正(調整)することにより、特別な調整作業をすることなく、第1配管部材の端部を、伸縮継手の管軸方向における所望の位置に配置させることができる。
その結果、容易かつ効率的に伸縮配管構造を施工することができる。
また、受け部材が発泡樹脂により形成されていて管軸方向に伸縮可能であるので、挿入された第1配管部材が伸長したとしても、第1配管部材の管端が伸縮継手に直接衝突することに起因して伸縮継手に大きな荷重が作用するのを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の伸縮継手であって、前記受け口部の底部は記管軸方向を向く平坦面に形成されていることを特徴とする。
この発明に係る伸縮継手によれば、受け口部の底部は管軸方向を向く平坦面に形成されているので、受け部材の底面を安定して保持させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の伸縮継手であって、前記受け部材は、前記管軸方向の厚さが7mm以上に形成されていることを特徴とする。
この発明に係る伸縮継手によれば、受け部材の管軸方向の厚さが7mm以上に形成されているので、受け部材の伸縮代を充分に確保することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1~3のいずれか一項に記載の伸縮継手であって、前記受け部材は、前記発泡樹脂の発泡倍率が10倍以上に設定されていることを特徴とする。
この発明に係る伸縮継手によれば、受け部材は、発泡樹脂の発泡倍率が10倍以上に設定されているので、管軸方向に充分な収縮が可能であり、受け部材の伸縮代を充分に確保することができる。
請求項5に記載の発明は、配管構造であって、請求項1~4のいずれか一項に記載の伸縮継手と、第1配管部材と、を備え、前記受け口部に前記第1配管部材の管端部が挿入され、前記第1管端部の管軸に沿って前記第1配管部材が伸縮可能に構成されていることを特徴とする。
この発明に係る配管構造によれば、伸縮継手に対する第1配管部材の端部の位置を容易かつ効率的に調整することができる。
その結果、容易かつ効率的に伸縮配管構造を施工することができる。
また、第1配管部材を受ける受け部材が、発泡樹脂により形成されているので、挿入された第1配管部材が伸長したとしても、伸縮継手に大きな荷重が作用するのを抑制することができる。
この発明に係る伸縮継手及び配管構造によれば、容易かつ効率的に伸縮配管構造を施工することができる。
本発明の一実施形態に係る伸縮配管構造の概略構成を説明する縦断面図である。 一実施形態に係る伸縮継手の概略構成を説明する縦断面図である。 一実施形態に係る伸縮配管構造の作用の概略を説明する図であり、上側立て配管が伸長した状態を示す概念図である。 従来の伸縮継手の概略構成を説明する概念図である。
以下、図1~図3を参照し、本発明の一実施形態に係る伸縮配管構造及び伸縮継手について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る伸縮配管構造の概略構成を説明する縦断面図であり、例えば、伸縮継手に上側立て配管を挿入して施工した状態を示している。また、図2は、一実施形態に係る伸縮継手の概略構成を説明する縦断面図であり、図3は、上側立て配管が伸長した状態の縦断面を示す概念図である。図において、符号100は伸縮配管構造(配管構造)を、符号10は伸縮継手を、符号110は上側立て配管(第1配管部材)を、符号120は下側立て配管(第2配管部材)を示している。
伸縮配管構造(配管構造)100は、図1に示すように、例えば、伸縮継手10と、シール部材20と、上側立て配管(第1配管部材)110と、下側立て配管(第2配管部材)120とを備えている。
そして、伸縮継手10の下側に下側立て配管120が接続され、伸縮継手10の上側に上側立て配管110が伸縮可能に挿入された構成とされている。
この実施形態において、伸縮配管構造100は、例えば、ビルの上層階から下層階に向かって、空調装置で生じたドレンを流すために用いられるドレン配管とされている。
上側立て配管(第1配管部材)110は、例えば、円筒状に形成されていて、下側管端(管端)110Tは、管軸Oと直交して(例えば、平坦面に)形成されている。
また、上側立て配管110は、硬質な非発泡樹脂層により形成された外周壁部111及び内周壁部112と、厚さ方向における外周壁部111と内周壁部112の間に配置され発泡樹脂により形成された断熱層113と、を備えている。
また、外周壁部111及び内周壁部112を形成する非発泡樹脂層の材質は適宜設定することが可能であるが、例えば、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレン等の非発泡樹脂を用いることができる。
また、断熱層113を形成する発泡樹脂層の材質は適宜設定することが可能であるが、例えば、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレン等を用いることができる。
下側立て配管(第2配管部材)120は、例えば、例えば、円筒状に形成されていて、下側管端(管端)110Tは、管軸Oと直交して(例えば、平坦面に)形成されている。
また、下側立て配管120は、硬質な非発泡樹脂層により形成された外周壁部121及び内周壁部122と、厚さ方向における外周壁部121と内周壁部122の間に配置され発泡樹脂により形成された断熱層と、を備えている。
なお、下側立て配管120の材質、構成については上側立て配管(第1配管部材)110と同様であるので説明を省略する。
伸縮継手10は、図2に示すように、例えば、上側に位置される第1管体部(第1管端部)11と、第1管体部11の下側に接続された第2管体部(第2管端部)12と、第1管体部11の上部に形成されたシール取付部13と、環状突出部14と、受け部材15と、シール部材16と、を備えている。
また、シール取付部13には、シール部材20が装着可能とされている。
また、伸縮継手10は、例えば、ABS樹脂とAES樹脂とから選択される1種以上の第1樹脂を含んで構成されている。
また、伸縮継手10を、透明等の透光性とするか、非透光性とするかどうかは適宜設定することができる。
第1管体部(第1管端部)11は、図1~図3に示すように、例えば、円筒状に形成され、伸縮継手10の上側に配置されている。
また、第1管体部(第1管端部)11の上部には、例えば、シール部材20を取付けるためのテーパ部を有するシール取付部13が形成されている。
また、第1管体部(第1管端部)11の下側には、第2管体部(第2管端部)12が接続されている。
また、第1管体部11の内部には、管軸Oに沿って第1受け口部11Hが形成されている。
そして、第1管体部(第1管端部)11の第1受け口部11Hには、シール部材20を介して、上側立て配管110の下側管端部が挿入され、上側立て配管110が伸縮継手10内で管軸Oに沿って矢印T方向に伸縮可能とされている。
その結果、上側立て配管110の管端110Tが第1受け口部11H内で移動するようになっている。
また、上側立て配管(第1配管部材)110の外周面は、シール部部材20のリップ部が摺接するようになっている。
第2管体部(第2管端部)12は、例えば、円筒状に形成され、伸縮継手10の下側に配置されている。
また、第2管体部12の内部には、管軸Oに沿って第2受け口部12Hが形成されている。
また、この実施形態において、第2受け口部12Hは、第1受け口部11Hと同軸に配置されている。また、第2受け口部12Hは、例えば、第1受け口部11Hと同じ内径に設定されている。
そして、第2管体部(第1管端部)12の第2受け口部12Hには、下側立て配管120の上側管端部が挿入され、管端がシール部材16を介して第2受け口部12Hの底部12Aに当接されている。
環状突出部14は、第1受け口部11Hと第2受け口部12Hの間に配置されていて、径方向内方に向かって突出しており、内周側には円形孔が形成されている。
また、環状突出部14の上側端面は、管軸O方向における上側を向く第1受け口部11Hの底部11Aとされている。
また、環状突出部14の下側端面は、管軸O方向における下側を向く第2受け口部12Hの底部12Aとされている。
また、この実施形態において、第1受け口部11Hの底部11Aは、例えば、管軸O方向と直交し、上側立て配管(第1配管部材)110の管端110Tと平行な平坦面に形成されている。
また、第1受け口部11Hの底部11Aには、受け部材15が配置可能に構成されている。
また、この実施形態において、第2受け口部12Hの底部12Aは、例えば、管軸O方向と直交し、下側立て配管(第2配管部材)120の上側の管端と平行な平坦面に形成されている。
また、第2受け口部12Hの底部12Aには、シール部材16が配置可能に構成されている。
受け部材15は、例えば、円筒状に形成されている。
また、この実施形態において、受け部材15は、例えば、厚さ(管軸O方向の長さ)7mmに形成されている。
受け部材15の厚さを7mm以上に設定することは、伸縮代を充分に確保するうえで好適である。
また、受け部材15は、外径が第1受け口部11Hに挿入可能に形成され、内径が環状突出部14の円形孔と対応(例えば、同径、又はわずかに大きく)するように形成されている。
また、受け部材15の上側に位置される受け面15A及び下側面は、管軸O方向を向くように形成されている。具体的には、例えば、管軸O方向と直交する平坦面に形成されている。
また、受け部材15は、例えば、発泡倍率10倍の発泡ポリエチレン樹脂(発泡樹脂)により形成されている。
受け部材1を形成する発泡樹脂は、材質、発泡倍率を適宜設定可能であり、例えば、発泡ポリエチレン樹脂に代えて、発泡ゴムを用いることが好適である。なお、発泡ポリエチレン樹脂、発泡ゴム以外の発泡樹脂を用いてもよい。
また、発泡樹脂の発泡倍率は、発泡倍率10倍以上とすることが好適であり、発泡倍率30倍以上70倍以下とすることがより好適である。
発泡倍率10倍以上とすることは、管軸O方向における伸縮を充分に確保するうえで好適である。
また、発泡倍率70倍以下とすることは上側立て配管110の当接を確実に知るとともに、上側立て配管110が収縮した場合に、スムースに元のサイズに復元(伸長)するうえで好適である。
シール部材16は、例えば、円筒状(リング状)に形成されている。
また、シール部材16の上側端面と下側端面は、例えば、管軸Oと直交する平坦面に形成されている。
また、シール部材16は、例えば、外径が第2受け口部12Hに挿入可能に形成され、内径が環状突出部14の円形孔と対応(例えば、同径、又はわずかに大きく)して形成されている。
また、シール部材16は、例えば、ゴムにより形成されていて、第2受け口部12Hの底部12Aに配置されて下側立て配管120の管端と当接することにより、下側立て配管120の内部を外部に対してシールする構成とされている。
シール部材20は、図1、図2に示すように、シール部本体保持部21と、シール本体22と、を備えている。そして、シール部材20は、伸縮継手10の上部に装着されている。
シール部本体保持部21は、管軸O側に向かって突出する環状突出部と、環状突出部の外縁部から管軸Oに沿って下側に向かって延在するスカート部とを備え、管軸Oを含む断面が逆L字形に形成されている。
シール本体22は、ゴム等の弾性体からなり略リング状に形成されていて、先端側が管軸O側に突出されるとともに管軸Oに沿って弾性変形可能とされたリップ部を有している。また、シール本体22は、シール部本体保持部21の内方に取付けられている。
以下、図1、図3を参照して、伸縮配管構造100の作用について説明する。
<施工時又は上側立て配管が収縮した状態>
まず、図1を参照して、伸縮配管構造を施工した状態又は上側立て配管が収縮した状態について説明する。
(1)伸縮継手10の第1受け口部11Hに上側立て配管110を挿入する。
(2)このとき、上側立て配管110が停止又は挿入抵抗が大きくなるまで、上側立て配管110を伸縮継手10内に挿入する。
(3)上側立て配管110が伸縮継手10内で停止することにより、施工者は、上側立て配管110の管端110Tが、受け部材15の受け面15Aと当接したことを知ることができる。
その結果、上側立て配管110の管端部10Tが、管軸O方向において受け部材15の受け面15Aに位置されることとなる。
これにより、上側立て配管110の管軸O方向における位置調整をすることなく、上側立て配管110を伸縮継手10の所定位置に取付けることができる。
なお、上側立て配管110を管軸O方向に移動させて、伸縮継手10に対する位置を補正(調整)してもよい。
<配管が伸びた状態>
次に、図3を参照して、上側立て配管110が伸びた状態について説明する。
例えば、外気温度が上昇すると、図3に示すように、上側立て配管110が管軸O方向に伸長する。
このとき、上側立て配管110の伸長するにしたがって、管端110Tによって、受け部材15の受け面15Aが押圧される。
その結果、受け部材15は管軸O方向に収縮して、上側立て配管110の伸長しても管端110Tによる押圧が伸縮継手10に衝撃力として直接伝わることはない。
一実施形態に係る伸縮継手10及び伸縮配管構造100によれば、上側立て配管110の端部110Tの伸縮継手10に対する管軸O方向における位置を、容易かつ効率的に調整することができる。
その結果、容易かつ効率的に伸縮配管構造100を施工することができる。
また、一実施形態に係る伸縮継手10及び伸縮配管構造100によれば、受け部材15が発泡樹脂により形成されて管軸O方向に伸縮可能とされているので、挿入された上側立て配管110が伸長したとしても伸縮継手10に大きな荷重が作用するのを抑制することができる。
また、一実施形態に係る伸縮継手10によれば、第1受け口部11Hの底部11Aが管軸O方向と直交して形成されているので、受け部材15の底面を安定して保持することができる。
また、一実施形態に係る伸縮継手10によれば、第1受け口部11Hの底部11Aが、上側立て配管110の端部110Tと平行な平坦面に形成されているので、上側立て配管110の管端110Tが受け部材15を押圧しても受け部材15がずれるのを抑制することができる。
また、一実施形態に係る伸縮継手10によれば、受け部材15の受け面15Aが、管軸O方向と直交して形成され、上側立て配管110の端部110Tと平行な平坦面に形成されているので、上側立て配管110の管端110Tを安定して受けることができる。
また、一実施形態に係る伸縮継手10によれば、受け部材15の厚さが7mmに形成されているので、受け部材15の伸縮代を充分に確保することができる。
一実施形態に係る伸縮継手10によれば、受け部材15は、発泡樹脂の発泡樹脂が発泡倍率10倍以上に設定されているので、管軸O方向の伸縮代を充分に確保することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更をすることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、受け部材15が管軸O方向と直交してする受け面15Aを有する場合について説明したが、受け面15Aは、管軸O方向に向かって形成されて上側立て配管110の管端110Tが当接(線接触、面接触)可能に構成されていればよく、受け面15Aは管軸Oを含む断面において、管軸Oに対して傾斜して形成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、第1受け口部11Hの底部11Aが管軸O方向と直交し、上側立て配管110の管端110Tと平行な平坦面に形成されている場合について説明したが、第1受け口部11Hの底部11Aは、管軸O方向に向かって形成されて、上側立て配管110の管端110Tが、当接(線接触、面接触)可能に構成されていればよく、例えば、管軸Oを含む断面が管軸Oに対して傾斜して形成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、内部に断熱層113、123を有する上側立て配管(第1配管部材)110、下側立て配管(第2配管部材)120を用いて伸縮配管構造100を構成する場合について説明したが、断熱層113、123を有するかどうかは適宜設定することができる。
また、上側立て配管(第1配管部材)110、下側立て配管(第2配管部材)120を形成する樹脂の材質については適宜設定することができる。
また、上記実施形態においては、伸縮継手10が、例えば、ABS樹脂とAES樹脂とから選択される1種以上の第1樹脂を含んで構成される場合について説明したが、伸縮継手10を形成する樹脂は適宜設定することが可能である。
また、伸縮継手10を内部が目視可能な程度に透明とされた材料(例えば、ABS樹脂等)によって形成するかどうかは適宜設定することができる。
また、上記実施形態においては、受け部材15が、厚さ7mm以上に形成されている場合について説明したが、受け部材15の厚さについては適宜設定することが可能であり、例えば、厚さ7mm以下に設定されていてもよい。
また、上記実施形態においては、受け部材15が、発泡倍率10倍の発泡ポリエチレンにより形成されている場合について説明したが、受け部材15の材質、発泡倍率については適宜設定することが可能であり、発泡ポリエチレン樹脂に代えて、例えば、発泡ゴムや他の発泡樹脂により形成してもよい。また、発泡樹脂を発泡倍率10以下に設定してもよい。
また、上記実施形態においては、伸縮継手10が、第2管体部(第2管端部)12に第2受け口部12Hが形成されている場合について説明したが、例えば、第2管体部(第2管端部)が、下側立て配管120に挿入されるように形成された差込み部とされていてもよい。
また、上記実施形態においては、第2管体部(第2管端部)12が、第1管体部(第1管端部)11と同軸とされ管軸Oに沿って形成されている場合について説明したが、第2管体部12を、第1管体部11と同軸とするか、管軸Oに沿って形成するは適宜設定可能であり、例えば、第2管体部(第2管端部)が曲管を介して第1管体部(第1管端部)11と接続された構成であってもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した実施形態を適宜組み合わせて適用してもよい。
10 伸縮継手
11 第1管体部(第1管端部)
11H 第1受け口部(受け口部)
12 第2管体部(第2管端部)
12H 受け口部
13 シール取付部
14 環状突出部
15 受け部材
16 シール部材
100 伸縮配管構造(配管構造)
110 上側立て配管(第1配管部材)
110T 管端
120 下側立て配管

Claims (5)

  1. 受け口部が形成された第1管端部と、前記第1管端部と接続される第2管端部と、
    を備えた伸縮継手であって、
    前記受け口部内に配置される受け部材を
    備え、
    前記受け部材は、
    発泡樹脂によって形成され、前記第1管端部の管軸方向を向く受け面を有し前記管軸方向に伸縮可能に構成され
    前記第2管端部の内部にシール部材を備え、
    前記管軸方向において、前記受け部材の長さは、前記シール部材の長さよりも長い
    ことを特徴とする伸縮継手。
  2. 請求項1に記載の伸縮継手であって、
    前記受け口部の底部は記管軸方向を向く平坦面に形成されている
    ことを特徴とする伸縮継手。
  3. 請求項1又は2に記載の伸縮継手であって、
    前記受け部材は、
    前記管軸方向の厚さが7mm以上に形成されている
    ことを特徴とする伸縮継手。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載の伸縮継手であって、
    前記受け部材は、
    前記発泡樹脂の発泡倍率が10倍以上に設定されている
    ことを特徴とする伸縮継手。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載の伸縮継手と、
    第1配管部材と、
    を備え、
    前記受け口部に前記第1配管部材の管端部が挿入され、前記第1管端部の管軸に沿って前記第1配管部材が伸縮可能に構成されていることを特徴とする配管構造。
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