JP7235464B2 - 伸縮継手及び配管構造 - Google Patents
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Description
伸縮配管構造500は、例えば、上側立て配管520と、下側立て配管530と、伸縮継手510と、継手部材540とを備えている。そして、伸縮継手510と継手部材540が接続されて、継手部材540の下側受け口部542Hに下側立て配管530が挿入されて固定されている。
一方、上側管端部511は、受け口部511Hに上側立て配管520の下側端部が挿入されている。なお、空調ドレン配管に用いる場合には、上側立て配管520は、外周面層521及び内周面層522の内部に断熱層523が形成され、下側立て配管530は、外周面層531及び内周面層532の内部に断熱層533が形成されていることが一般的である。
そこで、伸縮継手510に対する上側立て配管520の管軸方向における上下方向位置を調整して、上側立て配管520の管端520Tと伸縮継手510の間に、適度な間隙を設定して、上側立て配管520が伸びても伸縮継手510に衝突しないように施工する必要がある。
請求項1に記載の発明は、受け口部が形成された第1管端部と、前記第1管端部と接続される第2管端部と、を備えた伸縮継手であって、前記受け口部内に配置される受け部材を備え、前記受け部材は、発泡樹脂によって形成され、前記第1管端部の管軸方向を向く受け面を有し前記管軸方向に伸縮可能に構成されていることを特徴とする。
したがって、第1配管部材の端部を受け部材に当接させたまま、あるいは管端を受け部材の受け面に対して管軸方向に補正(調整)することにより、特別な調整作業をすることなく、第1配管部材の端部を、伸縮継手の管軸方向における所望の位置に配置させることができる。
その結果、容易かつ効率的に伸縮配管構造を施工することができる。
また、受け部材が発泡樹脂により形成されていて管軸方向に伸縮可能であるので、挿入された第1配管部材が伸長したとしても、第1配管部材の管端が伸縮継手に直接衝突することに起因して伸縮継手に大きな荷重が作用するのを抑制することができる。
その結果、容易かつ効率的に伸縮配管構造を施工することができる。
また、第1配管部材を受ける受け部材が、発泡樹脂により形成されているので、挿入された第1配管部材が伸長したとしても、伸縮継手に大きな荷重が作用するのを抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る伸縮配管構造の概略構成を説明する縦断面図であり、例えば、伸縮継手に上側立て配管を挿入して施工した状態を示している。また、図2は、一実施形態に係る伸縮継手の概略構成を説明する縦断面図であり、図3は、上側立て配管が伸長した状態の縦断面を示す概念図である。図において、符号100は伸縮配管構造(配管構造)を、符号10は伸縮継手を、符号110は上側立て配管(第1配管部材)を、符号120は下側立て配管(第2配管部材)を示している。
そして、伸縮継手10の下側に下側立て配管120が接続され、伸縮継手10の上側に上側立て配管110が伸縮可能に挿入された構成とされている。
この実施形態において、伸縮配管構造100は、例えば、ビルの上層階から下層階に向かって、空調装置で生じたドレンを流すために用いられるドレン配管とされている。
また、上側立て配管110は、硬質な非発泡樹脂層により形成された外周壁部111及び内周壁部112と、厚さ方向における外周壁部111と内周壁部112の間に配置され発泡樹脂により形成された断熱層113と、を備えている。
また、下側立て配管120は、硬質な非発泡樹脂層により形成された外周壁部121及び内周壁部122と、厚さ方向における外周壁部121と内周壁部122の間に配置され発泡樹脂により形成された断熱層と、を備えている。
なお、下側立て配管120の材質、構成については上側立て配管(第1配管部材)110と同様であるので説明を省略する。
また、シール取付部13には、シール部材20が装着可能とされている。
また、伸縮継手10を、透明等の透光性とするか、非透光性とするかどうかは適宜設定することができる。
また、第1管体部(第1管端部)11の上部には、例えば、シール部材20を取付けるためのテーパ部を有するシール取付部13が形成されている。
また、第1管体部(第1管端部)11の下側には、第2管体部(第2管端部)12が接続されている。
また、第1管体部11の内部には、管軸Oに沿って第1受け口部11Hが形成されている。
その結果、上側立て配管110の管端110Tが第1受け口部11H内で移動するようになっている。
また、上側立て配管(第1配管部材)110の外周面は、シール部部材20のリップ部が摺接するようになっている。
また、第2管体部12の内部には、管軸Oに沿って第2受け口部12Hが形成されている。
また、この実施形態において、第2受け口部12Hは、第1受け口部11Hと同軸に配置されている。また、第2受け口部12Hは、例えば、第1受け口部11Hと同じ内径に設定されている。
また、環状突出部14の上側端面は、管軸O方向における上側を向く第1受け口部11Hの底部11Aとされている。
また、環状突出部14の下側端面は、管軸O方向における下側を向く第2受け口部12Hの底部12Aとされている。
また、第1受け口部11Hの底部11Aには、受け部材15が配置可能に構成されている。
また、第2受け口部12Hの底部12Aには、シール部材16が配置可能に構成されている。
また、この実施形態において、受け部材15は、例えば、厚さ(管軸O方向の長さ)7mmに形成されている。
受け部材15の厚さを7mm以上に設定することは、伸縮代を充分に確保するうえで好適である。
また、受け部材15の上側に位置される受け面15A及び下側面は、管軸O方向を向くように形成されている。具体的には、例えば、管軸O方向と直交する平坦面に形成されている。
受け部材1を形成する発泡樹脂は、材質、発泡倍率を適宜設定可能であり、例えば、発泡ポリエチレン樹脂に代えて、発泡ゴムを用いることが好適である。なお、発泡ポリエチレン樹脂、発泡ゴム以外の発泡樹脂を用いてもよい。
発泡倍率10倍以上とすることは、管軸O方向における伸縮を充分に確保するうえで好適である。
また、発泡倍率70倍以下とすることは上側立て配管110の当接を確実に知るとともに、上側立て配管110が収縮した場合に、スムースに元のサイズに復元(伸長)するうえで好適である。
また、シール部材16の上側端面と下側端面は、例えば、管軸Oと直交する平坦面に形成されている。
また、シール部材16は、例えば、外径が第2受け口部12Hに挿入可能に形成され、内径が環状突出部14の円形孔と対応(例えば、同径、又はわずかに大きく)して形成されている。
まず、図1を参照して、伸縮配管構造を施工した状態又は上側立て配管が収縮した状態について説明する。
(1)伸縮継手10の第1受け口部11Hに上側立て配管110を挿入する。
(2)このとき、上側立て配管110が停止又は挿入抵抗が大きくなるまで、上側立て配管110を伸縮継手10内に挿入する。
(3)上側立て配管110が伸縮継手10内で停止することにより、施工者は、上側立て配管110の管端110Tが、受け部材15の受け面15Aと当接したことを知ることができる。
これにより、上側立て配管110の管軸O方向における位置調整をすることなく、上側立て配管110を伸縮継手10の所定位置に取付けることができる。
なお、上側立て配管110を管軸O方向に移動させて、伸縮継手10に対する位置を補正(調整)してもよい。
次に、図3を参照して、上側立て配管110が伸びた状態について説明する。
例えば、外気温度が上昇すると、図3に示すように、上側立て配管110が管軸O方向に伸長する。
このとき、上側立て配管110の伸長するにしたがって、管端110Tによって、受け部材15の受け面15Aが押圧される。
その結果、受け部材15は管軸O方向に収縮して、上側立て配管110の伸長しても管端110Tによる押圧が伸縮継手10に衝撃力として直接伝わることはない。
その結果、容易かつ効率的に伸縮配管構造100を施工することができる。
また、上側立て配管(第1配管部材)110、下側立て配管(第2配管部材)120を形成する樹脂の材質については適宜設定することができる。
また、伸縮継手10を内部が目視可能な程度に透明とされた材料(例えば、ABS樹脂等)によって形成するかどうかは適宜設定することができる。
11 第1管体部(第1管端部)
11H 第1受け口部(受け口部)
12 第2管体部(第2管端部)
12H 受け口部
13 シール取付部
14 環状突出部
15 受け部材
16 シール部材
100 伸縮配管構造(配管構造)
110 上側立て配管(第1配管部材)
110T 管端
120 下側立て配管
Claims (5)
- 受け口部が形成された第1管端部と、前記第1管端部と接続される第2管端部と、
を備えた伸縮継手であって、
前記受け口部内に配置される受け部材を
備え、
前記受け部材は、
発泡樹脂によって形成され、前記第1管端部の管軸方向を向く受け面を有し前記管軸方向に伸縮可能に構成され、
前記第2管端部の内部にシール部材を備え、
前記管軸方向において、前記受け部材の長さは、前記シール部材の長さよりも長い
ことを特徴とする伸縮継手。 - 請求項1に記載の伸縮継手であって、
前記受け口部の底部は記管軸方向を向く平坦面に形成されている
ことを特徴とする伸縮継手。 - 請求項1又は2に記載の伸縮継手であって、
前記受け部材は、
前記管軸方向の厚さが7mm以上に形成されている
ことを特徴とする伸縮継手。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の伸縮継手であって、
前記受け部材は、
前記発泡樹脂の発泡倍率が10倍以上に設定されている
ことを特徴とする伸縮継手。 - 請求項1~4のいずれか一項に記載の伸縮継手と、
第1配管部材と、
を備え、
前記受け口部に前記第1配管部材の管端部が挿入され、前記第1管端部の管軸に沿って前記第1配管部材が伸縮可能に構成されていることを特徴とする配管構造。
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