JP2018028346A - 配管支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水処理を施して雨水等が屋外から貫通孔を通り屋内へ侵入することを阻止する配管支持具を提供する。【解決手段】配管支持具1は、外壁2の貫通孔2aのうち少なくとも屋外側部分に嵌め入れられるスリーブ3と、スリーブ3の屋外側端部から径方向外方に突出しかつ外壁2の屋外側面に固定される環状フランジ4と、スリーブ3の屋外側開口を閉鎖するとともに、複数の配管挿通孔5aが貫通状にあけられている閉鎖壁5と、閉鎖壁5の屋外側面における各配管挿通孔5aの周縁部から屋外側に向かって筒状に突出しかつ各配管挿通孔5aに通された配管7との隙間がシール手段8によってシールされる第1カラー6とを有している。【選択図】図1

Description

この発明は、建物の外壁を貫通した複数の配管をまとめて支持するための配管支持具に関するものである。
建物の外壁に形成された貫通孔に配管を通す施工手順として、外壁に貫通孔を削孔した後、配管用挿通孔を有する板金で外壁の貫通孔を覆い隠し、その板金にあいた配管用挿通孔に配管を通し、外壁の貫通孔内を屋内側からモルタルなどで貫通孔を塞ぐのが一般的である。
外壁に複数の貫通孔をあければ外壁の耐久性が低下し、倒壊のおそれがあるため、施工現場では少ない貫通孔で多くの配管を通すことができる配管支持具が使用されている。
従来、外壁の貫通孔に通された複数の配管を支持するための配管支持具として、コンクリートに形成された貫通孔に遊嵌する有底筒状の受け金具本体の一端部に、貫通孔の端縁に掛止するフランジを設けると共に、他端部に形成された底面に配管を挿出させる2ヶ所の連結部を有する配管用挿通孔を少なくとも1カ所以上設けたものが知られている。(下記の特許文献1参照)
特許第5545266号
従来のような配管支持具は、雨水等が外壁の貫通孔に通された配管を伝って屋外から貫通孔を通り屋内へ侵入するおそれがある。また、雨水等が外壁の屋外側面と板金との隙間に入り貫通孔を通り屋内へ侵入するおそれがある。そのため、配管と配管用挿通孔との隙間に防水処理を施すことができ、かつ外壁の貫通孔と配管支持具との隙間に防水処理を施すことができることが望まれている。
この発明の目的は、上記の問題を解決し、防水処理を施して雨水等が屋外から貫通孔を通り屋内へ侵入することを阻止する配管支持具を提供することにある。
この発明による配管支持具は、建物の外壁に形成された貫通孔に通される複数の配管をまとめて支持する配管支持具であって、外壁の貫通孔のうち少なくとも屋外側部分に嵌め入れられるスリーブと、スリーブの屋外側端部から径方向外方に突出しかつ外壁の屋外側面に固定される環状フランジと、スリーブの屋外側開口を閉鎖するとともに、複数の配管挿通孔が貫通状にあけられている閉鎖壁と、閉鎖壁の屋外側面における各配管挿通孔の周縁部から屋外側に向かって筒状に突出しかつ各配管挿通孔に通された配管との隙間がシール手段によってシールされる第1カラーとを有しているものである。
シール手段は、例えば、自己融着テープや、配管挿通用開口部を有する環状キャップとされる。
自己融着テープは、第1カラーと配管との隙間を塞ぐように第1カラーから配管にかけて周方向に巻き付けられる。
キャップは、第1カラーと配管との隙間を封止するように第1カラーの先端部に取り付けられる。キャップは、例えば、配管挿通用の開口部を有して第1カラーと配管との隙間を塞ぐ閉鎖部と、閉鎖部の周縁から屋内側へのびて径方向に弾性変形可能な環状延設部と、延設部の屋内側端部から径方向内側に突出して抜け止めとして作用する略鉤状の係止爪とからなる。
キャップに形成された配管挿通用開口部は、配管が嵌め入れられるように配管の外径に対応した形状とされており、キャップが第1カラーの先端部に嵌め被せられることにより、第1カラーの開口が塞がれるとともに、配管と第1カラーとの隙間が塞がれる。
この発明において、各第1カラーの先端部が、スリーブの屋外側端面より屋外側に突出させられていることが好ましい。
このようにすると、シール手段で第1カラーと配管との隙間をシールする際、スリーブが手指に当たらずにシール作業を行うことができるので、施工効率を向上させることができる。
この発明において、各第1カラーの先端部に径方向外方に突出した環状突起が形成されていることが好ましい。
このようにすると、自己融着テープを第1カラーと配管との隙間を塞ぐように巻き付けてシールする場合、環状突起に自己融着テープを引っ掛けながら強固に巻くことができる。
また、キャップを第1カラーと配管との隙間を封止するように第1カラーに取り付けてシールする場合、第1カラーの環状突起にキャップの係止爪が引っ掛かりキャップが第1カラーに固定されるので、密閉性および防水性を高めることができる。
この発明において、閉鎖壁の屋内側面における各配管挿通孔の周縁部から屋内側に向かって筒状に突出した第2カラーを備えていることが好ましい。
このようにすると、配管を支持する面積が増えるので、配管をより安定して支持することができる。
この発明において、フランジの裏側の外周縁部に、フランジの裏面と外壁の屋外側面との隙間をシールするシーリング材を充填する切欠溝が、全周に亘って環状に形成されていることが好ましい。
このようにすると、配管支持具を外壁により強固に固定をすることができる。また、フランジの外周縁部に切欠溝を形成すると、外部からシーリング材の充填状態を視認することができるので、シーリング材を確実かつ均一に充填することができる。
この発明において、フランジの径方向中間部に、フランジを外壁の屋外側面に固定する固定手段である複数のビスをそれぞれ挿通するための複数のビス挿通孔が、周方向に間隔をおいて貫通状にあけられているとともに、フランジの裏面における複数のビス挿通孔よりも径方向内側部分に、フランジの裏面と外壁の屋外側面との隙間をシールする環状のガスケットを収容するための凹溝が、全周に亘って環状に形成されていることが好ましい。
このようにすると、ビスにより外壁と配管支持具とをより強固に密着させることができ、外壁と配管支持具との間に雨水等が侵入しようとしてもガスケットでその侵入を阻止することができる。
この発明によれば、外壁の貫通孔のうち少なくとも屋外側部分に嵌め入れられるスリーブと、スリーブの屋外側端部から径方向外方に突出しかつ外壁の屋外側面に固定される環状フランジと、スリーブの屋外側開口を閉鎖するとともに、複数の配管挿通孔が貫通状にあけられている閉鎖壁と、閉鎖壁の屋外側面における各配管挿通孔の周縁部から屋外側に向かって筒状に突出しかつ各配管挿通孔に通された配管との隙間がシール手段によってシールされる第1カラーとを有しているので、複数の配管を支持するとともに、防水処理が施されて雨水などが屋外から貫通孔を通り屋内へ侵入することを阻止することができる。
本発明に係る配管支持具の第1の実施形態を示す上方からの斜視図である。 本発明に係る配管支持具の第1の実施形態を示す下方からの斜視図である。 本発明に係る配管支持具の第1の実施形態を示す平面図である。 図4(a)は、図3のA−A線に沿う断面図である。図4(b)は、図3のB−B線に沿う断面図である。図4(c)は、図3のC−C線に沿う断面図である。 本発明に係る配管支持具が外壁に取り付けられた状態を示す部分断面図である。 本発明に係る配管支持具の第2の実施形態を示す縦断面図である。 図7(a)は、図6に示した配管支持具の第1カラーと配管とを自己融着テープでシールした状態を示す要部拡大図である。図7(b)は、図6に示した配管支持具の第1カラーと配管とをキャップでシールした状態を示す要部拡大図である。 本発明に係る配管支持具の第3の実施形態を示す縦断面図である。 図9(a)は、図8に示した配管支持具の第1カラーと配管とを自己融着テープでシールした状態を示す要部拡大図である。図9(b)は、図8に示した配管支持具の第1カラーと配管とをキャップでシールした状態を示す要部拡大図である。 は、本発明に係る配管支持具の第4の実施形態を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
図1から図5の第1の実施形態に示すように、配管支持具(1)は、建物の外壁(2)に形成された円形状の貫通孔(2a)に通される複数の配管(3)をまとめて支持するものであって、外壁(2)の貫通孔(2a)に嵌め入れられるスリーブ(4)と、スリーブ(4)の端部から径方向外方に突出した環状フランジ(5)と、スリーブ(4)の屋外側開口を閉鎖するとともに複数の配管挿通孔(6a)が貫通状にあけられている閉鎖壁(6)と、閉鎖壁(6)の屋外側面における各配管挿通孔(6a)の周縁部から屋外側に向かって筒状に突出した第1カラー(7)とを備えている。
外壁(2)は、コンクリートを用いて形成されており、所定の圧力に耐えうる厚さとなっている。外壁(2)は、建物の屋外と屋内とを隔てており、一方側(図5の左側)が屋外となっており、他方側(図5の右側)が屋内となっている。配管(3)は、ガス給湯器などに接続されて水、湯、ガスなどが流れる樹脂製円筒管であり、屋外から配管支持具(1)を介して屋内に配設されて床暖房などに接続されている。配管(3)は、樹脂製に限定されず金属等を用いて構成されてもよい。
本発明は、スリーブ(4)、フランジ(5)および閉鎖壁(6)を、硬質の合成樹脂で射出成型によって一体に作製されている。しかしながら、本発明は、一実施形態の製法および材質に限定されるものではない。例えば、合成樹脂で成形する代わりに金属を溶接して作製することも可能である。
スリーブ(4)は、外壁(2)における貫通孔(2a)の少なくとも屋外側部分に嵌め入れられており、スリーブ(4)の軸方向の長さが、貫通孔(2a)の軸方向長さよりも短く形成されている。スリーブ(4)の外径は、スリーブ(4)が外壁(2)の貫通孔(2a)に隙間なく嵌め入れられるように貫通孔(2a)の内径よりわずかに小さい径で形成されている。スリーブ(4)は、中空円柱形状に形成されて円形開口を有し、その軸方向が水平方向となるように外壁(2)の貫通孔(2a)に嵌め入れられている。
フランジ(5)には、ビス(8)が挿入されるビス挿入孔(5a)が周方向等間隔に6カ所空けられており、フランジ(5)の屋外側部分における隣り合うビス挿入孔(5a)の間に凹所(5b)が2つずつ形成されている。
フランジ(5)が外壁(2)の屋外側面に当接することにより屋内側への移動が規制され、この状態で配管支持具(1)は外壁(2)に固定される。
閉鎖壁(6)は、この実施形態において、スリーブ(4)の屋外側先端部に形成されてフランジ(5)の屋外側面と面一となっている。しかしながら、閉鎖壁(6)の形態は、これに限定されず、屋外側面より外方に位置するように形成されてもよい。また、閉鎖壁(6)は、所定の剛性が確保されていればその厚みは限定されず、フランジ(5)の厚さより薄くてもよく厚くてもよい。
配管挿通孔(6a)は、配管の径よりも大きい径で形成されており、1つの配管挿通孔(6a)には、1本の配管(3)を通してもよく、複数本の配管(3)をまとめて通してもよい。
配管挿通孔(6a)は、この実施形態において、閉鎖壁(6)の径方向中央部に1つ、およびこの中央部にあけられた配管挿通孔(6a)の周囲に等間隔に6つ、合計7カ所円形状にあけられている。配管挿通孔(6a)の数は、7カ所に限られず、4か所や10カ所であってもよい。
この実施形態において、各第1カラー(7)の軸方向長さは、すべて同じ長さで配管挿通孔(6a)から突出して形成されているが、第1カラー(7)の軸方向長さは異なってもよい。第1カラー(7)の長さを異ならせる場合、例えば、閉鎖壁(6)の径方向中央部に設けられた第1カラー(7)が、この周囲に形成された第1カラー(7)よりも長く突出するように形成されてもよい。
各第1カラー(7)の先端部は、スリーブ(4)の屋外側端面より屋外側に突出させられており、これにより各配管挿通孔(6a)に通された配管(3)との隙間をシール手段(9)によってシールし易くなされている。
配管支持具(1)は、閉鎖壁(6)の屋内側面における各配管挿通孔(6a)の周縁部から屋内側に向かって筒状に突出した第2カラー(10)を備えている。
第2カラー(10)は、射出成型により閉鎖壁(6)と同じ材質で一体に作製されており、第1カラー(7)と同じ径でかつ第1カラー(7)の軸方向長さよりわずかに長く形成されている。
隣り合う第2カラー(10)どうしの間には、補強用リブ(11)が形成されている。補強用リブ(11)により第2カラー(10)の強度低下を防止している。
フランジ(5)の裏側における外周縁部に、フランジ(5)の裏面と外壁(2)の屋外側面との隙間をシールするシーリング材(12)を充填する切欠溝(13)が、全周に亘って環状に形成されている。シーリング材(12)は、切欠溝(13)に沿って円環状に充填されてフランジ(5)と外壁(2)の屋外側面との隙間を塞いでいる。
切欠溝(13)が形成されていない場合であっても、シーリング材(12)を配管支持具(1)と外壁(2)の屋外側面との間に注入して防水処理を施すことは可能であるが、配管支持具(1)が何らかの要因で動いた場合にシーリング材(12)が剥がれて防水性がなくなることがある。
したがって、切欠溝(13)が形成されていることで配管支持具(1)が動いた場合でもシーリング材(12)が配管支持具(1)に追従でき、防水性を確保することができる。
また、フランジ(5)の外周形状は丸形とされているが角形にすると、フランジ(5)の角部における切欠溝(13)の面積が他の部分の切欠溝(13)の面積よりも大きくなるので、フランジ(5)の角部に充填したシーリング材(12)が比較的薄くなりフランジ(5)全体として不均一となるおそれがある。そのため、均等にシーリング材(12)を充填できるフランジ(5)の外周形状として、丸形が好ましい。
上記のような構成によれば、第1カラー(7)と配管(7)との隙間は、シール手段(9)によって間断なく塞がれるので、シール手段(9)がない配管支持具(1)に比べて水密性や気密性を向上させることができる。
図5に示すように、フランジ(5)に形成されたビス挿入孔(5a)にビス(8)が挿通されるとともにフランジ(5)が外壁(2)に固定されて、配管支持具(1)が外壁(2)に取り付けられている。
例えば、給湯器が屋外に設置された場合には、外壁(2)にあけられた貫通孔(2a)に配管支持具(1)が嵌め入れられた後、給湯機の配管(3)が屋外側から配管支持具(1)の配管挿通孔(6a)に第1カラー(7)を介して通される。
配管(3)が通されていない配管挿通孔(6a)は、第1カラー(7)の開口に塩化ビニル製の蓋(14)が嵌められて閉鎖されている。
同図に示すように、各配管挿通孔(6a)に通された配管(3)と第1カラー(7)との隙間が、シール手段(9)によってシールされている。シール手段(9)は、自己融着テープとされ、自己融着テープ(15)は、第1カラー(7)の先端部を跨ぐように、第1カラー(7)とこの第1カラー(7)に挿通された配管(3)とに第1カラー(7)の周方向に沿って巻き付けられて、第1カラー(7)と配管(3)との隙間を塞いでいる。なお、自己融着テープ(15)の幅を広くすれば隙間を塞ぎ易くなり液体や気体が隙間をさらに通り抜けにくくなるので、水密性および気密性が一層向上する。このように、自己融着テープ(15)によって配管(3)と第1カラー(7)との隙間がシールされている。
シール手段(9)は、後述する配管挿通用開口部を有する中空円筒状キャップであってもよく、キャップでシールする場合、第1カラー(7)に挿通させる前の配管(3)に予めキャップを通しておき、配管(3)が第1カラー(7)に挿通させられた後、キャップを第1カラー(7)の先端部に嵌め入れられることにより、第1カラー(7)と配管(3)との隙間を塞ぐことができる。
外壁(2)の貫通孔(2a)内における屋内側は、モルタル(2b)で塞がれている。
図6および図7に、この発明の第2の実施形態を示している。第1の実施形態と同じ構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、各第1カラー(17)の先端部に径方向外方に突出した環状突起(17a)が形成されている。
図7(a)に示すように、シール手段(9)として、自己融着テープ(15)が配管支持具(21)の第1カラー(17)に巻き付けられている。自己融着テープ(15)は、第1カラー(17)に形成された突起(17a)に跨るように、突起(17a)に引っ掛かりながら周方向に巻き付けられて、第1カラー(17)と配管(3)との隙間を塞いでいる。第1カラー(17)に突起(17a)が設けられていることによって、自己融着テープ(15)の巻き付けを強行かつ容易になすことができる。
図7(b)に示すように、シール手段(9)として、中空円筒状キャップ(16)が、配管支持具(21)の第1カラー(17)に取り付けられている。
キャップ(16)は、配管挿通用の開口部を有して第1カラー(17)と配管(3)との隙間を塞ぐ閉鎖部(16a)と、閉鎖部(16a)の周縁から屋内側へのびて径方向に弾性変形可能な環状延設部(16b)と、延設部(16b)の屋内側端部から径方向内側に突出して抜け止めとして作用する略鉤状の係止爪(16c)とからなっている。キャップ(16)の開口部は、挿通させる配管が隙間なく嵌め入れられるようにその配管の外径に対応した形状にあけられている。そのため、キャップ(16)は、外径が異なる配管(3)のそれぞれに対応した開口部を有するように製造される。
キャップ(16)を第1カラー(17)に嵌めるには、延設部(16b)を屋内側に向けるとともに第1カラー(17)の先端部に対向させて第1カラー(17)に押し付ける。キャップ(16)を第1カラー(17)に押し続けていくと延設部(16b)が径方向外側に弾性変形しながら突起(6a)を乗り越え、係止爪(16c)が突起(6a)に係止して、キャップ(16)が第1カラー(17)の開口を塞ぐように取り付けられる。これにより、キャップ(16)の抜け止めがなされて、第1カラー(17)と配管(3)との隙間が塞がれる。
図8および図9に、この発明の第3の実施形態を示している。第1の実施形態と同じ構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すように、各第1カラー(26)の外周に、雄ねじ部(26a)が設けられている。
図9(a)に示すように、第1カラー(26)に形成された雄ねじ部(26a)と配管(3)とに係るように、シール手段(9)として自己融着テープ(15)が配管支持具(31)の第1カラー(26)に周方向に巻き付けられて、第1カラー(26)と配管(3)との隙間を塞いでいる。第1カラー(26)に雄ねじ部(26a)が設けられていることにより、雄ねじ部(26a)が滑り止めとなって自己融着テープ(15)の巻き付けを容易になすことができる。
図9(b)に示すように、シール手段(9)として、中空円筒状キャップ(18)が、配管支持具(31)の第1カラー(26)に取り付けられている。
キャップ(18)は、配管挿通用の開口部を有して第1カラー(26)と配管(3)との隙間を塞ぐ閉鎖部(18a)と、閉鎖部(18a)から屋内側へ環状にのび、第1カラー(26)の雄ねじ部(26a)と螺合して抜け止めとして作用する雌ねじ部(18b)とからなっている。第2の実施形態と同様に、キャップ(18)の開口部は、挿通させられる配管(3)が隙間なく嵌め入れられるように、その配管(3)の外径に対応した形状にあけられている。そのため、キャップ(18)は、外径が異なる配管(3)のそれぞれに対応した開口部を有するように製造される。
キャップ(18)の雌ねじ部(18b)と第1カラー(26)の雄ねじ部(26a)とが螺合することによってキャップ(18)の抜けが防止されている。
この実施形態において、雄ねじ部(26a)の代わりに、断面形状が鋸歯状となる環状突起が第1カラーの外周部に軸方向に並んで連続して形成され、雌ねじ部(18b)の代わりに、第1カラーの突起と噛み合う断面形状が鋸歯状となる環状突起がキャップの内周部に軸方向に並んで連続して形成されていてもよい。第1カラーの外周部に形成された突起とキャップの内周部に形成された突起とが噛み合うことにより、雄ねじ部(26a)と雌ねじ部(18b)とが形成されている場合と同様の効果を得ることができる。
図10に、この発明の第4の実施形態を示している。第1の実施形態と同じ構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、配管支持具(41)に横断面円形のガスケット(19)が環状に設けられている。
フランジ(5)の裏側におけるビス挿入孔(5a)よりも径方向内側に、ガスケット(19)を収容するための凹溝(20)が全周に亘って環状に形成されており、ガスケット(19)はこの凹溝(20)に嵌め込まれている。
凹溝(20)は、ガスケット(19)が屋内側方向へ突出するように浅く形成されている。
ビス(8)でフランジ(5)を外壁(2)に固定すると、ガスケット(19)を凹溝(20)に強固に固定できるとともに、ガスケット(19)が弾性変形してより強固にフランジ(5)と外壁(2)との隙間を塞ぐので、外壁(2)の貫通孔(2a)への水の浸入をより一層阻止することができる。
(1) 配管支持具
(2) 外壁
(2a) 貫通孔
(3) スリーブ
(4) フランジ
(5) 閉鎖壁
(5a) 配管挿通孔
(6) 第1カラー
(7) 配管
(8) シール手段

Claims (6)

  1. 建物の外壁に形成された貫通孔に通される複数の配管をまとめて支持する配管支持具であって、
    外壁の貫通孔のうち少なくとも屋外側部分に嵌め入れられるスリーブと、
    スリーブの屋外側端部から径方向外方に突出しかつ外壁の屋外側面に固定される環状フランジと、
    スリーブの屋外側開口を閉鎖するとともに、複数の配管挿通孔が貫通状にあけられている閉鎖壁と、
    閉鎖壁の屋外側面における各配管挿通孔の周縁部から屋外側に向かって筒状に突出しかつ各配管挿通孔に通された配管との隙間がシール手段によってシールされる第1カラーとを有している、配管支持具。
  2. 各第1カラーの先端部が、スリーブの屋外側端面より屋外側に突出させられている、請求項1記載の配管支持具。
  3. 各第1カラーの先端部に径方向外方に突出した環状突起が形成されている、請求項1または2に記載の配管支持具。
  4. 閉鎖壁の屋内側面における各配管挿通孔の周縁部から屋内側に向かって筒状に突出した第2カラーを備えている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の配管支持具。
  5. フランジの裏側の外周縁部に、フランジの裏面と外壁の屋外側面との隙間をシールするシーリング材を充填する切欠溝が、全周に亘って環状に形成されている、請求項1〜4のいずれか1つに記載の配管支持具。
  6. フランジの径方向中間部に、フランジを外壁の屋外側面に固定する固定手段である複数のビスをそれぞれ挿通するための複数のビス挿通孔が、周方向に間隔をおいて貫通状にあけられているとともに、フランジの裏面における複数のビス挿通孔よりも径方向内側部分に、フランジの裏面と外壁の屋外側面との隙間をシールする環状のガスケットを収容するための凹溝が、全周に亘って環状に形成されている、請求項1〜5のいずれか1つに記載の配管支持具。

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