JP2017008632A - 仮設杭の杭打ち工法 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の杭打ち工法において、前記安定液は前記コンクリートスラッジ微粉末より少量のポルトランドセメントを含んでいることを特徴とする仮設杭の杭打ち工法として構成される。
(1)スラリー化工程
残コンクリートまたは戻りコンクリートに水を加えてスラリー化し、セメント分が加えられた水に十分に溶け込むようにする。このようなスラリーには、アジテータトラックのミキサを洗浄した洗浄排水や、レディミクストコンクリート工場における洗浄排水が含まれていてもよい。
(2)分離工程
分離工程は、スラリー化工程で得られたスラリーから骨材等の固形分を除去する工程である。本実施の形態においては、分離工程は骨材分離工程と、微砂分除去工程とからなる。分離工程は、メッシュの大きさの異なる複数の振動篩によって実施され、スラリー化工程で得られたスラリーを順次処理して砂利、砂等の骨材を分離する。回収された骨材は、再利用に供するために粒径に応じて所定のビンに送られる。骨材が分離されて残った篩下は、セメント分が含まれているスラッジ水になっている。微砂分除去工程は、本実施の形態においては湿式サイクロンによって実施され、スラッジ水から微細な砂、つまり微砂分を除去する工程である。この工程によって微砂分が除去されたスラッジ水は、次の脱水工程で処理されてもよいし、あるいはスラリー化工程において他の残コンクリートや戻りコンクリートをスラリー化する水として再利用されてもよい。後者のようにするとスラッジ水はセメント分が濃縮される。すなわち濃縮スラッジ水になる。スラッジ水、あるいは濃縮スラッジ水は、本実施の形態においては含砂率が10質量%以下になるように、砂利、砂、微砂分が除去され、次の脱水工程に送られる。
(3)脱水工程
スラッジ水あるいは濃縮スラッジ水をフィルタプレスによって処理して脱水し、脱水ケーキを得る。本実施の形態においては脱水ケーキの含水率は、25〜45質量%になるようにする。
(4)破砕・乾燥工程
本実施の形態においては、この工程において所定のドラムを使用する。ドラムは、内部において高速に回転する破砕攪拌翼が設けられていると共に熱風が吹き込まれるようになっている。従って脱水ケーキをドラム内に入れてドラムを閉鎖する。破砕攪拌翼を回転させると共に熱風を吹き込むと破砕攪拌翼によって破砕され、熱風によって乾燥される。つまり破砕と乾燥が実質的に同時に実施される。これによって脱水ケーキは細分化されて表面積が大きくなって速やかに乾燥することができ、セメント分の水和反応が進行しないうちにセメント分を含んだ微粉末、つまりコンクリートスラッジ微粉末を製造することができる。なお、この破砕・乾燥工程はバッチ的に実施してもよいが、連続的に実施してもよい。すなわち特許文献2に記載されている回転ドラムのような、一方の端部に脱水ケーキの投入部が、他方の端部にコンクリートスラッジ微粉末の回収部が設けられている、横型の回転ドラムを使用してもよい。回転ドラムは内周面にリフターが設けられている。従って回転ドラムが回転すると内部の脱水ケーキが所定の高さまで持ち上げられて落下するようになっている。このようにして落下する脱水ケーキが、回転ドラム内に設けられて高速で回転するようになっている破砕攪拌翼によって破砕され、そして供給される熱風によって乾燥されるようになっている。この横型の回転ドラムにおいて投入部から連続的に脱水ケーキを投入し、回転ドラム内で脱水ケーキの破砕と乾燥とを同時に実施すると、他方の端部からコンクリートスラッジ微粉末を連続的に回収できる。
○ 安定液の配合例1:コンクリートスラッジ微粉末180kg、水500kg、ベントナイト22.5kg
○ 安定液の配合例2:コンクリートスラッジ微粉末179kg、水750kg、ベントナイト23.5kg
○ 安定液の配合例3:コンクリートスラッジ微粉末83kg、普通ポルトランドセメント50kg、水500kg、ベントナイト32kg
実験:表1に示されているように材料を配合して安定液A1〜A4、および安定液と砂質土とからなる混合物A5〜A8を得た。そしてこれらを試験体として固化させて一軸圧縮強度試験を実施し28日齢における強度を測定した。
実験:表2に示されているように、材料を配合して安定液と砂質土とからなる混合物B1〜B6を得た。これらについてテーブルフロー試験(15打)を実施してフロー値を得た。なお、混合物B2、B5はそれぞれ、混合物B1、B4において普通ポルトランドセメントを1.65倍の重量のコンクリートスラッジ微粉末で代替したものである。そして混合物B3、B6はそれぞれ、普通ポルトランドセメントを混合物B1、B4の半分の重量(50kg)だけ使用し、残りの半分の重量(50kg)についてはその1.65倍のコンクリートスラッジ微粉末で代替して、普通ポルトランドセメントとコンクリートスラッジ微粉末とから製造した混合物になっている。混合物B1〜B3は、いずれも固化時の強度が同等の混合物であり、混合物B4〜B6も固化時の強度が同等の混合物である。
実験:表3に示されているように、材料を配合して安定液と砂質土とからなる混合物C1〜C4を得た。これらについてテーブルフロー試験(15打)を実施してフロー値を得た。なお、混合物C1と混合物C2は、合計の粉体量すなわちコンクリートスラッジ微粉末とベントナイトの合計が202.8kg/m3、202.4kg/m3であり、混合物B2の合計の粉体量202.5kg/m3とほぼ等しい。また混合物C3と混合物C4も、全体の粉体量が202.8kg/m3、202.4kg/m3であり、混合物B5の合計の粉体量202.5kg/m3とほぼ等しい。つまり混合物C1、C2、および混合物C3、C4は、それぞれ合計の粉体量が一定という条件の下で、混合物B2と混合物5の配合を変えた混合物になっている。
○ 混合物D1:コンクリートスラッジ微粉末180.2kg/m3、ベントナイト22.3kg/m3、水500kg/m3、砂質土831kg/m3
同様にコンクリートスラッジ微粉末からなる混合物が、普通ポルトランドセメントからなる混合物B4と同等の流動性を備える配合になるようにするには、グラフ2がフロー値395mmになる符号6の点が該当するので、次の混合物D2ような配合が得られる。
○ 混合物D2:コンクリートスラッジ微粉末179.5kg/m3、ベントナイト23kg/m3、水750kg/m3、砂質土831kg/m3
これらの混合物D1、D2は、いずれもベントナイトの使用量が、混合物B1、B4のベントナイトの使用量の37.5kg/m3に比して、14.5〜14.8kg/m3も少ない。つまり、安定液に所定の粘度を付加したいとき、コンクリートスラッジ微粉末から安定液を製造する場合、普通ポルトランドセメントから安定液を製造する場合に比して、ベントナイトの使用量は約40%も節約できることが分かった。
Claims (2)
- オーガにより地盤に縦穴を掘削し、該縦穴に安定液を注入して仮設杭を打ち込む杭打ち工法において、
前記安定液は、コンクリートスラッジ微粉末とベントナイトと水とから製造し、
前記コンクリートスラッジ微粉末は、残コンクリートまたは戻りコンクリートに水を加えてスラリーにするスラリー化工程と、該スラリーから砂利、砂、微砂分を除去してスラッジ水を得る分離工程と、該スラッジ水を脱水して脱水ケーキを得る脱水工程と、該脱水ケーキを熱風が吹き込まれる所定の回転ドラムに投入して破砕・乾燥する破砕・乾燥工程とからなる回収工程によって製造されていることを特徴とする仮設杭の杭打ち工法。 - 請求項1に記載の杭打ち工法において、前記安定液は前記コンクリートスラッジ微粉末より少量のポルトランドセメントを含んでいることを特徴とする仮設杭の杭打ち工法。
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- 2015-06-24 JP JP2015126602A patent/JP2017008632A/ja active Pending
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Title |
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大成建設株式会社, 掘削と土留め−仮設構造物の設計, vol. 初版第1刷, JPN6019011598, 15 April 2007 (2007-04-15), pages 72 - 76, ISSN: 0004054615 * |
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