JP2017008492A - 雨樋構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性を向上することができるとともに施工を容易に行うことができる雨樋構造を提供する。
【解決手段】テラス(構造物)に設けられた軒樋3と、テラスの柱13に固定された竪樋4と、軒樋3と竪樋4とを接続する接続部材5と、を有する雨樋構造1において、竪樋4は、軒樋3の排水口31の鉛直方向の下側に間隔をあけて設けられているとともに、柱13と同じ幅寸法に形成されて柱13に重なるように配置されていて、接続部材5は、軒樋3と竪樋4との間を覆い軒樋3と竪樋4との間に着脱可能なカバー部材52を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、雨樋構造に関する。
一般的に、竪樋は柱に固定されていることが多いため、軒樋の排水口の位置と柱との位置がずれていると、軒樋と竪樋とは、横樋(呼び樋)やエルボを介して接続される。(例えば、特許文献1参照)。
また、軒樋には、たまったゴミをとるために、ゴミ取り用の開口が形成され、この開口を塞ぐキャップが設けられている。
特開2008‐57215号公報
竪樋を柱の前面に取り付けると、意匠性を損ねることがある。また、軒樋のゴミ取り用の開口に設けられたキャップは軒樋から突出しているため、意匠性を損ねることがある。
また、軒樋と竪樋との間に横樋やエルボを設けると部品が多くなり、施工に手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、意匠性を向上することができるとともに施工を容易に行うことができる雨樋構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る雨樋構造は、構造物に設けられた軒樋と、前記構造物の柱に固定された竪樋と、前記軒樋と前記竪樋とを接続する接続部材と、を有する雨樋構造において、前記竪樋は、前記軒樋の排水口の鉛直方向の下側に間隔をあけて設けられているとともに、前記柱と同じ幅寸法に形成されて該柱に重なるように配置されていて、前記接続部材は、前記軒樋と前記竪樋との間を覆い前記軒樋と前記竪樋との間に着脱可能なカバー部材を有することを特徴とする。
本発明では、竪樋は、前記軒樋の排水口の鉛直方向の下側に設けられていることにより、軒樋と竪樋との間に横樋やエルボを設置する必要がないため、意匠性を向上することができる。また、軒樋と竪樋との間の部品が少なくなるため、施工を容易に行うことができる。
また、柱と同じ幅寸法の竪樋が柱と重なるように配置されるため、竪樋と柱とが一体化されて意匠性を向上することができる。
更に、接続部材は、軒樋と竪樋との間に着脱可能なカバー部材を有することにより、仮に軒樋と竪樋との間にゴミが詰まった場合には、カバー部材を外せばこのゴミを容易に取り除くことができる。これにより、従来のような雨樋から突出するゴミ取り用の開口を開閉するキャップを設置しなくてもよいため意匠性を向上することができる。
また、本発明に係る雨樋構造では、前記接続部材は、前記カバー部材が着脱可能でかつ前記構造物に固定されたベース部材を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、カバー部材をベース部材に対して容易に着脱することができる。また、カバー部材がベース部材を介して構造物に取り付けられるため、雨水がカバー部材とベース部材との間を通り、構造物に直接あたることがないため、竪樋と柱との間に雨水が入り込むことを防止できる。
また、本発明に係る雨樋構造では、前記カバー部材には、軒樋の雨水を竪樋の軸中心へガイドする水返し部が形成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、雨水が竪樋と柱との間に入り込むことを防止できる。
また、本発明に係る雨樋構造では、前記軒樋は、前記構造物の記載に設けられた前枠に一体に形成され、該前枠の前面の下端部、前記柱の前面および前記竪樋の上端部に囲まれた凹部が形成されていて、前記カバー部材は、前記凹部に嵌合可能な凸部を形成するための凸部形成部を有し、該凸部形成部には、前記前枠、前記柱および前記竪樋のそれぞれ形状によって異なる形状となる前記凹部に嵌合可能な凸部を形成可能な切り取り線が示されていてもよい。
このような構成とすることにより、各部材のそれぞれの形状によって凹部の形状が異なる場合でも、同一のカバー部材を使用して凹部の形状に合わせた凸部を容易に形成することができる。
本発明によれば、意匠性を向上することができるとともに施工を容易に行うことができる。
本発明の実施形態による雨樋構造の一例を示す斜視図である。 図1の分解斜視図である。 図1のA−A断面の前枠を示す図である。 図1のB−B断面図である。 ベース部材とカバー部材とを上方から見た図である。 ベース部材と竪樋とを説明する斜視図である。 ベース部材の斜視図である。 カバー部材の斜視図である。
以下、本発明の実施形態による雨樋構造について、図1乃至図8に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態による雨樋構造1は、テラス(構造物、図1参照)11の屋根(図1参照)12の雨水を排水するため設けられていて、屋根12と接続された前枠2に一体に形成された軒樋3と、テラス11の柱13に固定された竪樋4と、軒樋3と竪樋4とを接続する接続部材5と、を有している。
前枠2は、屋根12の軒先に沿って略水平方向に延在していて、一対の柱13,13の上端部13b,13b間を架け渡すように設けられている。
ここで、前枠2の延在方向を幅方向とし、この幅方向に直交する水平方向を前後方向とする。また、前後方向の前枠2に対する屋根12側を後側とし、屋根12側に対する前枠2側を前側とする。また、以下の説明における各部材の向きは、各部材がテラス11に設置された際の向きとしている。
図2および図3に示すように、軒樋3は、幅方向に延在し幅方向に直交する断面形状が上側に開口する略C字状に形成されている。軒樋3は、前枠2の前側かつ上側に形成されている。
軒樋3には、柱13と幅方向に重なる位置に雨水が排水される排水口31(図2参照)が設けられている。排水口31の下側には、軒樋3を流れてきた水を竪樋4へスムーズに流すためのアタッチメント32が設けられている。
前枠2の軒樋3よりも後側の部分で屋根12(図1参照)の前端部を覆う部分を枠部21とすると、枠部21は幅方向に延在する筒状に形成されている。前枠2の幅方向の両端部には、枠部21および軒樋3の幅方向の両端部を塞ぐ前枠カバー材22(図1および図2参照)が設けられている。
枠部21の前面の上側は、軒樋3と一体化しており、下側は板面が前後方向を向く平面状に形成されている。ここで、枠部21の前面の下側を枠部21の前面21aとする。
前枠2は、枠部21の前面21aが柱13の前面13aよりもやや前側に配置される。
図2および図3に示すように、竪樋4は、軒樋3の排水口31(図2参照)の直下に間隔をあけて設けられていて、上端部4aが柱13の上端部13bより下側に配置されている。このため、本実施形態では、図3に示すように、枠部21の前面21aの下端部21b、柱13の前面13aおよび竪樋4の上端部4aに囲まれた凹部6が形成されている。
竪樋4は、柱13に固定される第1樋部材41と、第1樋部材41に係止される第2樋部材42と、を有している。
図4に示すように、第1樋部材41は、上下方向に延在し、水平断面が前方に開口する略C字状に形成されている。第1樋部材41は、板面が前後方向を向き柱13の前面13aに固定される固定板部411と、固定板部411の幅方向の両端部から略前側に延びる一対の第1側板部412,412と、を有している。
固定板部411は、後面の幅方向の両端部近傍および中間部に後方に突出する4つの突条411a,411a…が上下方向全体にわたって形成されている。固定板部411は、4つの突条411a,411a…の先端部がそれぞれ柱13の前面13aと当接した状態でビスなどの固定具(不図示)で柱13に固定されている。
一対の第1側板部412,412は、それぞれ固定板部411と接続されている後端部近傍が幅方向の外側(一対の第1側板部412,412が互いに離間する側)に突出するように屈曲されており、後端部よりも前側に2つの屈曲部412a,412bが前後方向に間隔をあけて形成されている。これらの2つの屈曲部412a,412bのうちの後側を第1屈曲部412aとし、前側を第2屈曲部412bとする。
一対の第1側板部412,412は、水平断面において後端部から第1屈曲部412aに向かって漸次幅方向の外側に延び、第1屈曲部412aから第2屈曲部412bに向かって漸次幅方向の内側(一対の第1側板部412,412が互いに近接する側)に延び、第2屈曲部412bよりも前側は、前後方向の前側に延びて一対の第1側板部412,412が平行となるように形成されている。
一対の第1側板部412,412のそれぞれの第1屈曲部412a,412aには、後方に突出する第1突出片413,413が上下方向全体にわたって形成されている。また、一対の第1側板部412,412には、前端部にそれぞれ幅方向内側に突出する第2突出片414,414が上下方向全体にわたって形成されている。
第1樋部材41の幅寸法は、柱13の幅寸法よりも小さく形成されている。
第2樋部材42は、上下方向に延在し、水平断面が後方に開口する略C字状に形成されている。第2樋部材42は、板面が前後方向を向き第1樋部材41の前側に配置される前板部421と、前板部421の幅方向の両端部に連続し後側に延びる一対の第2側板部422,422と、を有している。
前板部421は、後面の幅方向の両端部近傍それぞれに後方に突出する2つの突条421a,421aが上下方向全体にわたって形成されている。前板部421は、幅寸法が柱13の幅寸法と略同じ寸法に形成されている。
一対の第2側板部422,422は、それぞれの後端部に幅方向の内側に突出する突出片423,423が上下方向全体にわたって形成され、突出片423,423の先端部には、それぞれ前側に突出する爪部424,424が上下方向全体にわたって形成されている。
一対の第2側板部422,422の内側には、第1樋部材41の一対の第1側板部412,412が挿入可能となっている。
このような第2樋部材42が第1樋部材41に取り付けられると、一対の第2側板部422,422の内側に第1樋部材41の一対の第1側板部412,412が挿入され、第1樋部材41の第2突出片414の前面と第2樋部材42の前板部421の突条421a,421aの先端部とが当接し、第1樋部材41の第1突出片413と第2樋部材42の爪部424とが係合する。第2樋部材42は、第1樋部材41に取り付けられると、一対の第2側板部422,422幅方向の外側の面422b,422bがそれぞれ柱13の側面13c,13cと略面一に配置される。
第1樋部材41に第2樋部材42が取り付けられると、第1樋部材41と第2樋部材42とで筒状体を構成し、内部を雨水が流通可能となる。本実施形態では、第1樋部材41および第2樋部材42の下端部には、雨水を外部へ排出するエルボ43(図2参照)が設けられている。
図2に示すように、接続部材5は、軒樋3の排水口31と竪樋4の上端部4aとの間に配置されている。接続部材5は、前枠2の枠部21の前面21aに固定されるベース部材51と、ベース部材51に着脱可能なカバー部材52と、を有している。
図5乃至図7に示すように、ベース部材51は、板面が前後方向を向き枠部21の前面21aに固定される固定板部511と、板面が幅方向を向き固定板部511の幅方向の両端部から前方に突出する一対のベース側板部512,512と、固定板部511および一対のベース側板部512,512の下側に設けられて竪樋4の上端部4a近傍の内側に挿入される筒状の竪樋挿入部513と、竪樋挿入部513と固定板部511および一対のベース側板部512,512とを接続するとともに竪樋4の上部に載置される接続板部514と、を有している。
固定板部511は、枠部21の前面21aと当接し、ビスなどの固定具(不図示)で枠部21の前面21aに固定されている。固定板部511は、幅寸法が柱13の幅寸法よりもやや小さく、高さ寸法が前枠2の軒樋3の下端部3a(図3参照)から枠部21の前面21aの下端部21bまでの寸法と略同じ略長方形状に形成されている。
固定板部511の下側には、固定板部511よりも後方に突出し、枠部21の前面21aの下端部21b、柱13の前面13aおよび竪樋4の上端部4aに囲まれた凹部6(図3参照)に嵌合可能なベース凸部515が設けられている。ベース凸部515の内部515aは、後方に開口する空部となっている。
一対のベース側板部512,512は、それぞれ後端部512aが固定板部511およびベース凸部515と連続していて、前端部512bが下側から上側に向かって漸次前側向かうように斜めに形成されている。一対のベース側板部512,512には、それぞれの幅方向の外側の面512cに上下方向に延在する突条512d,512dが前後方向に間隔をあけて2箇所ずつ形成されている。
竪樋挿入部513は、水平断面において後側が前側よりも幅寸法が大きい略凸字状の筒状に形成されている。竪樋挿入部513は、内周面のうちの後面513aが固定板部511の前面511aと前後方向に略同じ位置に配置され、両側面513b,513がそれぞれベース側板部512,512よりも幅方向の内側に配置され、前面513cがベース側板部512,512の前端部512bよりも後側に配置されている。
竪樋挿入部513は、上端部513dの高さがベース側板部512,512の下端部512eおよびベース凸部515の下端部515bと略同じ高さに配置されている。
接続板部514は、板面が上下方向を向き、竪樋挿入部513の上端部513dとベース側板部512,512の下端部512eおよびベース凸部515の下端部515bとを接続するとともに、幅方向の両端部514a,514aがそれぞれ一対のベース側板部512,512の幅方向の外側に突出している。
接続板部514の上面には、一対のベース側板部512,512それぞれと竪樋挿入部513との間に前後方向に延びる段部514b,514bが形成されている。接続板部514の上面は、段部514bのベース側板部512側が段部514bの竪樋挿入部513側よりも上側に配置されている。
図5および図8に示すように、カバー部材52は、ベース部材51(図5参照)の前側に配置される前板部521と、前板部521の幅方向の両端部からそれぞれ後方に延びるカバー側板部522,522と、一対のカバー側板部522,522のそれぞれの幅方向の内側に間隔をあけて配置された一対の内板部523,523と、前板部521および一対の内板部523,523の内側に形成された水返し部524と、を有している。
前板部521は、下側521aの板面が略長方形状で、上側521bの板面が下側から上側に向かって漸次幅寸法が大きくなる略台形状に形成されている。前板部521は、一対のベース側板部512,512の前端部512bに沿って、上側から下側に向かって漸次後方となるように斜めに配置されている。
前板部521の下側521aの幅寸法は、竪樋4の第2樋部材42の前板部421の幅寸法と略同じ寸法となるように形成されている。前板部521の上側521bの幅寸法は、下側から上側に向かって漸次大きい寸法に形成されている。
一対のカバー側板部522,522は、それぞれの下側522a,522aが前板部521の下側521a連続し、それぞれの上側522b,522bが前板部521の上側521bと連続している。
一対のカバー側板部522,522の下側522a,522aは、それぞれ板面が幅方向を向く鉛直面となるように配置されている。一対のカバー側板部522,522の上側522b,522bは、それぞれ前板部521の上側521bの幅方向の両端部の傾斜に対応し、上側から下側に向かって漸次幅方向の内側となる斜めに配置されている。
このため、前板部521および一対のカバー側板部522,522で囲まれた空間は、下側よりも上側の方が平面視において大きくなるように形成されている。
一対のカバー側板部522,522の下側522a,522aには、外側の面にそれぞれ上下方向に延びる溝部522c,522cが前後方向に間隔をあけて2箇所ずつ形成されている。この溝部522c,522c…は、カバー部材52がベース部材51に取り付けられるとそれぞれベース側板部512,512の突条512d,512d…対向配置され、突条512d,512dが嵌合する位置に形成されている。
また、一対のカバー側板部522,522の下側522a,522aは、カバー部材52がベース部材51に取り付けられると一対のベース側板部512を外側から挟持するように構成されている。
一対のカバー側板部522,522は、それぞれ下端部522d近傍がその上側よりも後方に突出している。この突出している部分をカバー凸部522eとすると、カバー凸部522eは、枠部21の前面21aの下端部21b、柱13の前面13aおよび竪樋4の上端部4aに囲まれた凹部6(図3参照)に挿入可能に構成されている。
本実施形態では、一対のカバー側板部522,522のそれぞれの下側522aの後端部522f近傍に、カバー凸部522eを形成するためのカバー凸部形成部525,525が設けられている。カバー凸部形成部525,525は、それぞれカバー側板部522の上側522bよりも後方に突出している。
カバー凸部形成部525は、カバー側板部522の下側522a後端部522fからカバー側板部522の上側522bの後端部522gの位置まで延びる2つの切り取り線525a,525bが上下方向に間隔をあけて示されている。
カバー凸部形成部525のいずれかの切り取り線525a,525bよりも上側の部分をカッターや手などで切り取ることによって、カバー凸部522eを形成するように構成されている。このとき、2つの切り取り線525a,525bのどちらを選択するかによって、凹部6の形状に合わせた異なる寸法のカバー凸部522eを形成することができる。本実施形態では、下側の切り取り線525bで切り取ることで凹部6に挿入可能なカバー凸部522eを形成している。
なお、カバー凸部形成部525は、凹部6の形状に合わせていずれの切り取り線525a,525bでも切断しないで使用することも可能である。本実施形態では、カバー凸部形成部525は、切り取りやすいように板厚が薄く形成されている。
一対の内板部523,523は、板面が幅方向を向く鉛直面に形成されている。一対の内板部523,523は、それぞれ下側523a,523aが前板部521の下側521a連続し、それぞれの上側523b,523bが前板部521の上側521bと連続している。
一対の内板部523,523には、後端部523cかつ下端部523d近傍に、後側に突出する内板凸部523e,523eが形成されている。この内板凸部523e,523eは、ベース凸部515の内部515aに挿入可能に構成されている。
水返し部524は、前板部521の後面521dの下端部および一対の内板部523,523のそれぞれの内側の面523f,523fの下端部からそれぞれ水平方向に突出する板材で、平面視において後方に開口する略C字状に形成されている。
水返し部524は、ベース部材51の接続板部514の一対の段部514b,514bの内側の前側の上部に載置可能に構成されている。
カバー部材52が前枠2に固定されたベース部材51に取り付けられると、一対のカバー側板部522,522の下側522a,522aの間隔に一対のベース側板部512,512の下側が嵌合し、一対のカバー側板部522,522の下側の溝部522c,522cにベース側板部512の突条512d,512d…が嵌合することでカバー部材52がベース部材51に固定される。
このとき、カバー部材52は、前板部521の後面がベース部材51の一対のベース側板部512,512の前端部512b,512bと当接し、一対のカバー側板部522,522の後端部522bが前枠2の枠部21の前面21a(図5参照)と当接する。前板部521は、上端部521cが軒樋3の排水口31よりも前方に配置され、下端部521e(図8参照)が第2樋部材42の前板部421の上端部421b(図6参照)の上側に連続するように配置される。
カバー部材52のカバー凸部522eは凹部6に挿入されて嵌合される。
一対の内板部523,523は、後端部523c,523cがベース部材51の固定板部511の前面511aと当接し、下端部523d(図8参照)が接続板部514の段部514b(図7参照)と当接している。また、一対の内板部523,523は、それぞれの内板凸部523e,523eがベース凸部515の内部515aに挿入されて嵌合される。
水返し部524は、ベース部材51の接続板部514の一対の段部514b,514bの内側の前側の上部に載置され、水返し部524の内部が、ベース部材51の竪樋挿入部513の内部と連続している。
このような雨樋構造では、軒樋3の雨水が排水口31から接続部材5のベース部材51とカバー部材との間に入り、ベース部材51の竪樋挿入部513を通って竪樋4の内部に入り込むように構成されている。
このとき、接続部材5を通過する雨水は、水返し部524にあたり、竪樋挿入部513を通ることで、竪樋4の軸中心に向かって竪樋4の内部に入り込むことができる。
次に、上述した雨樋構造の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した本実施形態による雨樋構造1では、竪樋4は、軒樋3の排水口31の鉛直方向の下側に設けられていることにより、軒樋3と竪樋4との間に横樋やエルボを設置する必要がないため、意匠性を向上することができる。また、軒樋3と竪樋4との間の部材を少なくすることができるため、容易に施工することができる。
また、柱13と同じ幅寸法の竪樋4が柱13と重なるように配置されるため、竪樋4が柱13と一体化されて意匠性を向上することができる。
更に、接続部材5は、軒樋3と竪樋4との間に着脱可能なカバー部材52を有することにより、仮に軒樋3と竪樋4との間にゴミが詰まってしまった場合には、カバー部材52を外せばこのゴミを容易に取り除くことができる。これにより、従来のように雨樋から突出するゴミ取り用の開口を開閉するキャップを設置しなくてもよいため意匠性を向上することができる。
また、接続部材5は、前枠2に固定されたベース部材51と、ベース部材51に着脱可能なカバー部材52とを有する構成であるため、ベース部材51に対してカバー部材52を容易に着脱することができる。また、雨水がベース部材51とカバー部材52との間を流れ、前枠2に直接あたることがないため、竪樋4と柱13との間に雨水が入り込むことを防止できる。
また、カバー部材52に水返し部524が形成されていることにより、軒樋3の雨水を竪樋4へ確実にガイドすることができる。これにより、竪樋4と柱13との間に雨水が入り込むことを防止できる。
また、カバー部材52は、枠部21の前面21aの下端部21b、柱13の前面13aおよび竪樋4の上端部4aに囲まれた凹部6に嵌合可能なカバー凸部522eを形成するためのカバー凸部形成部525が設けられていることにより、枠部21、柱13および竪樋4の形状によって凹部6の形状が異なる場合でも、同一のカバー部材52を使用して凹部6の形状に合わせたカバー凸部522eを容易に形成することができる。
以上、本発明による雨樋構造の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、軒樋3は前枠2に一体に形成されているが、前枠2と別に形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、ベース部材51が前枠2の枠部21の前面21aに固定されているが、前枠2の枠部21の前面21a以外のテラス11の部材に固定されていてもよい。また、本実施形態の雨樋構造は、テラス11以外の構造物に設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、カバー部材52は、前板部521および一対のカバー側板部522の下側522aが鉛直面となり、上側522bが鉛直面に対して傾斜するように形成されているが、下側522aおよび上側522bがともに鉛直面に対して傾斜するように形成されていてもよいし、鉛直面となるように形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、枠部21の前面21aの下端部21b、柱13の前面13aおよび竪樋4の上端部4aに囲まれた凹部6が形成されていて、この凹部6に接続部材5のベース凸部515およびカバー凸部522eが挿入されるように構成されているが、凹部6が形成されておらず、接続部材5にベース凸部515およびカバー凸部522eが形成されていない形態としてもよい。
また、上記の実施形態では、カバー部材52に所望の寸法のカバー凸部522eを形成するためのカバー凸部形成部525が設けられているが、カバー凸部形成部525が設けられておらず、カバー部材52を工場で製作する際に所望の形状のカバー凸部522eが形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、カバー部材52に水返し部524が設けられているが、設けられていなくてもよい。
また、ベース部材51に対するカバー部材52の着脱構造は、上記以外の構造であってもよい。
また、上記の実施形態では、竪樋4は、第1樋部材41および第2樋部材42の2部材によって角筒状に形成されているが、1つの部材で角筒状に形成されていてもよい。
また、竪樋4は、柱13と一体に形成されていれば、角筒以外の形状であってもよい。
1 雨樋構造
2 前枠
3 軒樋
4 竪樋
5 接続部材
6 凹部
11 テラス(構造物)
13 柱
31 排水口
41 第1樋部材
42 第2樋部材
51 ベース部材
52 カバー部材
522e カバー凸部(凸部)
524 水返し部
525 カバー凸部形成部(凸部形成部)
525a,525b 切り取り線

Claims (4)

  1. 構造物に設けられた軒樋と、前記構造物の柱に固定された竪樋と、前記軒樋と前記竪樋とを接続する接続部材と、を有する雨樋構造において、
    前記竪樋は、前記軒樋の排水口の鉛直方向の下側に間隔をあけて設けられているとともに、前記柱と同じ幅寸法に形成されて該柱に重なるように配置されていて、
    前記接続部材は、前記軒樋と前記竪樋との間を覆い前記軒樋と前記竪樋との間に着脱可能なカバー部材を有することを特徴とする雨樋構造。
  2. 前記接続部材は、前記カバー部材が着脱可能でかつ前記構造物に固定されたベース部材を有する請求項1に記載の雨樋構造。
  3. 前記カバー部材には、軒樋の雨水を竪樋の軸中心へガイドする水返し部が形成されている請求項1又は2に記載の雨樋構造。
  4. 前記軒樋は、前記構造物の記載に設けられた前枠に一体に形成され、
    該前枠の前面の下端部、前記柱の前面および前記竪樋の上端部に囲まれた凹部が形成されていて、
    前記カバー部材は、前記凹部に嵌合可能な凸部を形成するための凸部形成部を有し、
    該凸部形成部には、前記前枠、前記柱および前記竪樋のそれぞれ形状によって異なる形状となる前記凹部に嵌合可能な凸部を形成可能な切り取り線が示されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の雨樋構造。
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