JP2017007039A - 切削装置及び切削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】切削加工中に発生する切屑を分断でき、且つ工具寿命の向上を図ることができる切削装置及び切削方法を提供すること。
【解決手段】切削装置(1)は、環状の切れ刃(91r)を有する環状工具(90)と、環状工具(90)を取り付け、環状工具(90)を当該環状工具(90)の工具軸線(Rt)回りに回転させる工具主軸(71)と、工作物(W)を保持する回転主軸(11)(工作物保持台)と、工具主軸(71)と回転主軸(11)(工作物保持台)との相対位置及び工具主軸(71)の回転を制御する制御装置80と、を備える。制御装置(80)は、工具主軸(71)及び回転主軸(11)(工作物保持台)を、環状工具(90)の外周面がすくい面(91b)となり、環状工具(90)の端面が逃げ面(90c)となる相対位置関係に配置し、環状工具(90)の外周面の周速度と工作物(W)の切削点(Pt)の移動速度との速度比を変動させながら環状工具(90)で工作物(W)の加工を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、切削装置及び切削方法に関する。
切削装置では、エンドミル、バイト等の切削工具でチタン合金やインコネル等の難切削材でなる工作物を切削加工すると、切削工具の切れ刃は工作物と大きな切削抵抗力で長時間接触することになるので、切れ刃の接触部分に高温の切削熱が発生し易く、工具寿命が低下するおそれがある。
そこで、例えば、特許文献1には、回転可能な丸駒形状の切削工具の回転軸線を切削送り方向と平行に配置し、切削工具を回転させながら工具端面をすくい面として工作物を切削加工するロータリー切削方法が提案されている。このロータリー切削方法では、切削工具が回転しているので、切れ刃に発生する切削熱は全周に分散されることになり、工具寿命を向上できる。
特開2006−68831号公報
上述のロータリー切削方法では、繋がった切屑が連続的に流出するため、この切屑が主軸や工作物に絡まった場合、切削装置の故障等の問題が発生する。チップブレーカ等を設けた切削工具では、上記問題を解消可能であるが、工具形状が特殊形状となるため工具コストが高くなる傾向にある。また、切削加工中に切屑を切断することが可能な装置が提案されている(特開平5−50301号公報、特開2009−208162号公報参照)が、切削工具としてバイトを用いた切削装置であり、難切削材でなる工作物を切削加工したときは工具寿命が低下するおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、切削加工中に発生する切屑を分断でき、且つ工具寿命の向上を図ることができる切削装置及び切削方法を提供することを目的とする。
(切削装置)
本発明の切削装置は、環状の切れ刃を有する環状工具と、前記環状工具を取り付け、前記環状工具を当該環状工具の軸線回りに回転させる工具主軸と、工作物を保持する工作物保持台と、前記工具主軸と前記工作物保持台との相対位置及び前記工具主軸の回転を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記工具主軸及び前記工作物保持台を、前記環状工具の外周面がすくい面となり、前記環状工具の端面が逃げ面となる相対位置関係に配置し、前記環状工具の外周面の周速度と前記工作物の切削点の移動速度との速度比を変動させながら前記環状工具で前記工作物の加工を行う。
この環状工具による切削加工では、切削加工中に速度比を変動させることで、 切屑の流出形状、流出方向、流出角度、流出速度が変動するため、切屑が分断されて切屑の工具主軸や工作物に対する絡まりを防止できる。
(切削方法)
本発明の切削方法は、環状の切れ刃を有する環状工具と、前記環状工具を取り付け、前記環状工具を当該環状工具の軸線回りに回転させる工具主軸と、工作物を保持する工作物保持台と、を備える切削装置の切削方法であって、前記工具主軸及び前記工作物保持台を、前記環状工具の外周面がすくい面となり、前記環状工具の端面が逃げ面となる相対位置関係に配置する配置工程と、前記環状工具の外周面の周速度と前記工作物の切削点の移動速度との速度比を変動させながら前記環状工具で前記工作物の加工を行う加工工程と、を備える。本発明の切削方法によれば、上述した切削装置における効果と同様の効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る切削装置の全体構成を示す図である。 図1の切削装置に用いられる環状工具を示す正面図である。 図2Aの環状工具の側面図である。 環状工具の周速度と工作物の送り速度との速度比の変動パターンの取得を説明するためのフローチャートである。 速度比を周期的に常時変動させる第1の変動パターンを示す図である。 速度比を周期的に常時変動させる第2の変動パターンを示す図である。 速度比を周期的に常時変動させる第3の変動パターンを示す図である。 速度比を常時変動させず、速度比の周期的な変動の間に速度比を一定にする変動パターンを示す図である。 速度比を周期的に常時変動させる別例の変動パターンを示す図である。 環状工具を用いた第1の変動パターンの速度比における切削加工方法を説明するためのフローチャートである。 速度比が極大値になったときの切屑の流出状態を示す斜視図である。 図6Aを環状工具の回転軸線に直角であって工作物の回転軸線に平行な方向から見た図である。 速度比が極大値から極小値になったときの切屑の流出状態を示す斜視図である。 図7Aを環状工具の回転軸線に直角であって工作物の回転軸線に平行な方向から見た図である。 速度比が極小値から極大値になったときの切屑の流出状態を示す斜視図である。 図8Aを環状工具の回転軸線に直角であって工作物の回転軸線に平行な方向から見た図である。 図2A,図2Bの環状工具によるトラバース方向送りでの円筒切削状態を示す工作物の回転軸線に直角な方向であって環状工具を正面から見た図である。 図9Aを工作物の回転軸線に直角な方向であって環状工具を側面から見た図である。 図2A,図2Bの環状工具による平面切削状態を示す平面に直角な方向から見た図である。 図10Aを平面に平行な方向から見た図である。
(1.切削装置の機械構成)
図1に示すように、切削装置1は、工作物保持台10と、ベッド20と、心押し台30と、往復台40と、送り台50と、チルト台60と、刃物台70と、制御装置80等とを備える。なお、以下の説明では、工作物保持台10に設けられている回転主軸11の回転主軸線Rw方向をZ軸線方向、回転主軸11の回転主軸線Rw方向と水平面内で直交する方向をX軸線方向、Z軸線方向及びX軸線方向と直交する方向をY軸線方向と称する。
工作物保持台10は、直方体状に形成され、ベッド20上に設置される。工作物保持台10には、回転主軸11が回転主軸線Rw回りに回転可能に設けられる。回転主軸11には、一端側に工作物Wの一端側の周面を把持可能な爪12aを備えたチャック12が取り付けられる。回転主軸11は、工作物保持台10内に収容された主軸モータ13により回転駆動される。
ベッド20は、直方体状に形成され、回転主軸11の下方において工作物保持台10からZ軸線方向に延びるように床上に設置される。ベッド20の上面には、心押し台30及び往復台40が摺動可能な一対のZ軸ガイドレール21a,21bが、Z軸線方向に延びるように、且つ、相互に平行に設けられる。さらに、ベッド20には、一対のZ軸ガイドレール21a,21bの間に、往復台40をZ軸線方向に駆動するための、図略のZ軸ボールねじが配置され、このZ軸ボールねじを回転駆動するZ軸モータ22が配置される。
心押し台30は、ベッド20に対してZ軸線方向に移動可能なように、一対のZ軸ガイドレール21a,21b上に設けられる。心押し台30には、チャック12に把持された工作物Wの自由端面を支持可能なセンタ31が設けられる。すなわち、センタ31は、センタ31の軸線が回転主軸11の回転主軸線Rwと一致するように心押し台30に設けられる。
往復台40は、矩形板状に形成され、ベッド20に対してZ軸線方向に移動可能なように、一対のZ軸ガイドレール21a,21b上の工作物保持台10と心押し台30との間に設けられる。往復台40の上面には、送り台50が摺動可能な一対のX軸ガイドレール41a,41bが、X軸線方向に延びるように、且つ、相互に平行に設けられる。さらに、往復台40には、一対のX軸ガイドレール41a,41bの間に、送り台50をX軸線方向に駆動するための、図略のX軸ボールねじが配置され、このX軸ボールねじを回転駆動するX軸モータ42が配置される。
送り台50は、矩形板状に形成され、往復台40に対してX軸線方向に移動可能なように、一対のX軸ガイドレール41a,41b上に設けられる。送り台50の上面には、チルト台60を支持する一対のチルト台支持部61がZ軸線方向に所定間隔をあけて配置される。
チルト台60は、クレードル状に形成され、送り台50に対してチルト軸線Rc回りに回転(揺動)可能なように、一対のチルト台支持部61に支持される。チルト台60の上面には、刃物台70が配置される。一方のチルト台支持部61には、チルト台60をチルト軸線Rc回りに回転(揺動)駆動するチルトモータ62が配置される。
刃物台70には、工具主軸71が工具軸線Rt回りに回転可能に設けられる。そして、刃物台70には、工具主軸71を工具軸線Rt回りに回転駆動する工具用モータ72が配置される。工具主軸71には、後述する環状工具90がチャッキングされる。また、刃物台70には、環状工具90を冷却するための切削油を供給する図略の切削油供給装置と繋がる供給ノズル73が備えられる。
制御装置80は、主軸回転制御部81と、往復台移動制御部82と、送り台移動制御部83と、チルト制御部84と、工具回転制御部85とを備える。ここで、各部81〜85は、それぞれ個別のハードウエアによる構成することもできるし、ソフトウエアによりそれぞれ実現する構成とすることもできる。
主軸回転制御部81は、主軸モータ13を制御して回転主軸11を所定の回転数で回転駆動させる。
往復台移動制御部82は、Z軸モータ22を制御して往復台40を一対のZ軸ガイドレール21a,21bに沿って往復移動させる。
送り台移動制御部83は、X軸モータ42を制御して送り台50を一対のX軸ガイドレール41a,41bに沿って往復移動させる。
チルト制御部84は、チルトモータ62を制御してチルト台60を回転(揺動)駆動させる。
工具回転制御部85は、工具用モータ72を制御して環状工具90を工具主軸71とともに回転駆動させる。
制御装置80は、チルトモータ62を制御して環状工具90を所定角度に傾斜させ、主軸モータ13及び工具用モータ72を制御して、工作物Wを回転させるとともに環状工具90を回転させ、X軸モータ42及びZ軸モータ22を制御して、工作物Wと環状工具90とをX軸方向及びZ軸方向に相対移動することにより、環状工具90の外周面を工作物Wに切り込ませて工作物Wの切削加工を行う。
(2.環状工具の形状)
図2A及び図2Bに示すように、環状工具90は、直円錐台状の工具本体91と、工具本体91の根元側の小径端面91aから延びる円柱状の工具軸92とで構成される。工具本体91の外周面は、直円錐面状のすくい面91bとして形成され、工具本体91の大径端面は、平坦な逃げ面91cとして形成される。そして、工具本体91のすくい面91bと逃げ面91cとの成す稜線は、連続した円形状、すなわち途中で分断されていない円形状の切れ刃91rとして形成される。工具軸線Rtに対し直角な方向から見たときの環状工具90のすくい面91bと逃げ面91cとの成す刃先角αは、切れ刃91rの強度を保持するため、45度以上、好ましくは70度から80度で形成される。
(3.環状工具を用いた切削加工方法)
ここで、環状工具90を用いた切削加工方法では、図6A,Bに示すように、環状工具90の工具本体91の外周面の周速度と工作物Wの切削点Ptの移動速度との速度比(工具本体91の外周面の周速度/工作物Wの切削点Ptの移動速度)を+1.0以上(周速度≧移動速度)とすることで、切屑K1が環状工具90の工具本体91の外周面に引っ張られる効果を得ることができる。これにより、切屑K1が分断されるので、切屑K1が工具主軸71や工作物Wに絡まってしまうことを防止できる。なお、本例での工作物Wの切削点Ptの移動速度とは、環状工具90の送り速度と工作物Wの周速度とを合成した速度である。また、正の速度比は、環状工具90の回転方向がrtの場合であり、負の速度比は、環状工具90の回転方向がrtとは逆方向の場合である。
ところが、環状工具90を用いた切削加工方法では、速度比を+2.0と一定にして切削加工し続けると、環状工具90と切屑K1との間の摩擦仕事が増加するため、工具寿命が低下する傾向にある。そこで、切削加工中に速度比を変動させたところ、工具寿命の延長効果が得られるとともに、切屑K1の分断作用が得られることが判明した。工具寿命の延長効果は、切削加工中に速度比を変動させた方が、速度比を+2.0と一定にした場合と比較して、環状工具90と切屑K1との間の摩擦仕事が小さくなるためである。また、切屑K1の分断作用は、切削加工中に速度比を変動させることで、切屑K1の流出形状、流出方向、流出角度、流出速度が変動するためである。
速度比の変動は、環状工具90の外周面の周速度を変動させることで、環状工具90の外周面の周速度を上げるときに環状工具90による切屑K1を引っ張る力が増加するタイミングで、より確実に切屑K1を分断できる。一方、工作物Wの切削点Ptの移動速度を変動させると切削加工能率が変動する。そこで、工作物Wの切削点Ptの移動速度は一定で環状工具90の外周面の周速度を変動させることとする。そして、速度比は、+1.0とすることで環状工具90と工作物Wとの摩擦仕事が最小となり、工具寿命延長効果が得られるため、以下に説明する速度比の変動パターンでは、原則として速度比+1.0を基準とする。
速度比を周期的に常時変動させる第1の変動パターンとしては、速度比を0以上の所定範囲内で変動させるパターン、例えば図4Aに示すように、最小速度比が0、最大速度比が+2.0、1周期が2tの正弦波状に変動させるパターンが考えられる。
速度比を周期的に常時変動させる第2の変動パターンとしては、平均速度比が+1.0となるように変動させるパターン、例えば図4Bに示すように、最小速度比が+0.3、最大速度比が+1.7、1周期が2tの正弦波状に変動させるパターンが考えられる。
速度比を周期的に常時変動させる第3の変動パターンとしては、最小速度比が+1.0となるように変動させるパターン、例えば図4Cに示すように、最小速度比が+1.0、最大速度比が+1.7、1周期が2tの正弦波状に変動させるパターンが考えられる。
また、速度比を常時変動させず、速度比の周期的な変動の間に速度比を一定にする変動パターンとしては、例えば図4Dに示すように、所定時間2tは最小速度比が+1.0、最大速度比が+2.0、1周期が0.5tの正弦波状に変動させ、続く所定時間3tは速度比を+1.0で一定に維持することを繰り返すパターンが考えられる。速度比を一定にする時間は、工具寿命を向上を図るため、速度比を変動させる時間よりも長くなるようにする。なお、この例では、正弦波状の変動を4周期としたが、正弦波状の変動を少なくとも半周期有する変動パターンとしてもよい。
また、速度比を周期的に常時変動させる別例の変動パターンとしては、環状工具90を一定の周期で正逆回転、例えば図4Eに示すように、最小速度比が‐2.0、最大速度比が+2.0、1周期が2tの正弦波状に変動させるパターンとしてもよい。なお、この例では、この場合、環状工具90を正逆回転させたが、環状工具90を逆回転させずに停止、すなわち最小速度比が0、最大速度比が+2.0、1周期が2tの正弦波状に変動させるパターンとしてもよい。
なお、上述の各パターンにおける速度比の変動は、正弦波状としたが、三角波や矩形波等としてもよい。
次に、円筒状の工作物Wの外周面Wsを周方向に切削加工するとき、すなわちプランジ方向送りで切削加工するときの速度比の変動パターンとして第1の変動パターンの取得方法について、図3のフローチャートを参照して説明する。
制御装置80は、環状工具90の工具径を取得し(図3のステップS1)、工作物Wのワーク径を取得する(図3のステップS2)。ここで、環状工具90の工具径は、計測装置で実測して得る。この工具径は、実測した逃げ面91c(切れ刃91r)の直径、すなわち図6Bに示す切削点Ptを通る工具軸線Rtに直角な円周の直径を使用する。工作物Wのワーク径は、切削点Ptでの工作物Wの外径であり、設計図面やNCプログラムから得る。
次に、制御装置80は、取得した工作物Wのワーク径に基づいて、工作物Wの切削点Ptの移動速度を算出する(図3のステップS3)。工作物Wの切削点Ptの移動速度vは、工作物Wの外周面Ws上の切削点Ptの回転速度であり、工作物Wのワーク径d及び工作物Wの回転速度nにより次式(1)で表される。
Figure 2017007039
次に、制御装置80は、第1の変動パターンの最小速度比0及び最大速度比2.0、並びに算出した工作物Wの切削点Ptの移動速度に基づいて、環状工具90の外周面の最小の周速度及び最大の周速度を算出する(図3のステップS4)。環状工具90の周速度Vは、環状工具90の切れ刃91r上の切削点Ptの回転速度であり、速度比ν及び工作物Wの切削点Ptの移動速度vにより次式(2)で表される。
Figure 2017007039
次に、制御装置80は、取得した環状工具90の工具径及び算出した環状工具90の外周面の最小・最大の周速度、並びに第1の変動パターンの1周期に基づいて、正弦波状に変動する環状工具90の回転速度を算出する(図3のステップS5)。環状工具90の回転速度Nは、環状工具90の工具径D及び環状工具90の外周面の周速度Vにより次式(3)で表される。以上により、図4Aの最小速度比が+1.0、最大速度比が+2.0、1周期が2tの正弦波状に変動させるパターンを取得できる。
Figure 2017007039
次に、環状工具90を用いた第1の変動パターンの速度比における切削加工方法を、図5のフローチャート及び図6A,B−図8A,Bの切削加工状態図を参照して円筒状の工作物Wの外周面Wsを周方向に切削加工する場合について説明する。なお、初期状態においては、環状工具90の工具軸線RtとX軸線とが平行になるように、チルト台60を位置決めしているとする。
先ず、制御装置80は、チルト台60をチルト軸線Rc回りで回転(揺動)させ、環状工具90の工具軸線Rtを傾斜させる(図5のステップS11)。具体的には、チルト制御部84は、チルトモータ62を制御してチルト台60をチルト軸線Rc回りで回転(揺動)駆動させ、環状工具90の工具軸線Rtを以下の状態になるまで傾斜させる。すなわち、工作物Wの回転主軸線Rwと直角であって工作物Wの外周面Wsの切削点Ptを通る直線Ltを、工作物Wの回転主軸線Rwを中心に切削方向Gに所定角度θ傾斜させ、得られる直線Lcと平行になるように、環状工具90の工具軸線Rtを傾斜させる。
次に、制御装置80は、図3のステップS6で求めた正弦波状に変動する環状工具90の回転速度に基づいて、環状工具90を工具軸線Rt回りで回転方向rtに回転させるとともに、工作物Wを回転主軸線Rw回りで回転方向rwに回転させる(図5のステップS12)。具体的には、工具回転制御部85は、工具用モータ72を制御して環状工具90を工具主軸71とともに主軸回転速度が上記正弦波状となるように回転駆動させ、主軸回転制御部81は、主軸モータ13を制御して回転主軸11を一定回転速度で回転駆動させる。
そして、制御装置80は、工作物Wの外周面Wsの切削点Ptに環状工具90の切れ刃91rを位置決めする(図5のステップS13)。具体的には、往復台移動制御部82は、Z軸モータ22を制御して往復台40を一対のZ軸ガイドレール21a,21bに沿って移動させ、送り台移動制御部83は、X軸モータ42を制御して送り台50を一対のX軸ガイドレール41a,41bに沿って移動させることで、工作物Wの外周面Wsの切削点Ptに環状工具90の切れ刃91rを位置決めする。
そして、制御装置80は、環状工具90を工作物Wに対しX軸線方向に移動させて工作物Wの外周面Wsを周方向に切削加工する(図3のステップS14)。具体的には、送り台移動制御部83は、X軸モータ42を制御して送り台50を一対のX軸ガイドレール41a,41bに沿って移動させることで、環状工具90で工作物Wの外周面Wsを周方向に切削加工する。
上述の切削加工においては、環状工具90の工具本体91の外周面の周速度と工作物Wの切削点Ptの移動速度との速度比が極大値になったとき及び極小値になったとき、切屑の流出形状、流出方向、流出角度、流出速度が大きく変化する。よって、切屑は、速度比が極大値又は極小値となったタイミングで分断されて流出し易く、従来のように繋がった切屑の連続的な流出とはならないので、切屑が工具主軸71や工作物Wに絡まることはない。
具体的には、図6A,Bは、速度比が極大値になったときの切屑K1の流出状態を示し、図7A,Bは、速度比が極大値から極小値になったときの切屑K2の流出状態及び分断された切屑K1の放出状態を示し、図8A,Bは、速度比が極小値から極大値になったときの切屑K3の流出状態及び分断された切屑K2の放出状態を示す。
図6A,B−図8A,Bから明らかなように、切屑K1,K2,K3の流出形状は、速度比が極大値になったときの切屑K1,K3の流出形状は、速度比が極小値になったときの切屑K2の流出形状と比較して、切れ刃91rの工作物Wに対する切込み量が大きいため幅広となる。速度比が極大値になったときの切屑K1,K3の流出方向、流出角度及び流出速度は、速度比が極小値になったときの切屑K2の流出方向、流出角度及び流出速度と比較して、すくい面91bに接触する部分が多いため、速度比が極小値になったときはX軸線に略平行な方向に比較的低速で流出していたのに対し、速度比が極大値になったときはX軸線に対しすくい面91b側に傾斜した方向に比較的高速で流出する。よって、切屑K1,K2,K3は、速度比が極大値又は極小値となったタイミングで分断される。
そして、制御装置80は、切削加工が完了したか否かを判断し(図5のステップS15)、切削加工が完了していないと判断したときは切削加工を継続する。一方、切削加工が完了したと判断したときは次工作物Wの有無を判断し(図5のステップS16)、次工作物Wが有ると判断したときは現工作物Wを次工作物Wと交換し(図5のステップS17)、ステップS11に戻って上述の処理を繰り返す。一方、次工作物Wが無いと判断したときは環状工具の回転を停止し(図5のステップS18)、全ての処理を終了する。
なお、環状工具90では、工具本体91の工具外周面をすくい面91bが回転しながら工作物Wの外周面Wsに対し切り込んでいく引き切り作用を示す。このため、引き切り作用により切削抵抗力を低減して切れ刃91rの温度を低減できるので、環状工具90の工具寿命の向上を図れる。よって、環状工具90を用いた切削加工では、切れ刃91rの温度が問題となるチタン合金やインコネル等の難切削材の切削において、より高能率な切削が可能となる。
(4.その他)
なお、上述の実施形態では、環状工具90の工具本体91の外周面の周速度は、環状工具90のすくい面91bと逃げ面91cとの成す切れ刃91rでの周速度を用いたが、すくい面91bにおける切削工具90の工具軸線Rt方向の中間部での周速度、もしくはすくい面91bの全域の平均周速度を用いてもよい。また、すくい面91bにおける切削工具90の工具軸線Rt方向の中間部以外の一部分もしくは一部の領域(例えば、切屑Kと接する領域のみ)の平均周速度を用いてもよい。また、平均周速度の対象となるすくい面91bの領域は、切れ刃91rを含む外周面でもよいし、切れ刃91rをすくい面91bの領域とは別として扱い、平均周速度の対象としなくてもよい。
また、環状工具90の工具径は、実測した逃げ面91c(切れ刃91r)の直径としたが、実測したすくい面91bにおける切れ刃91rと切屑Kとの接触長さの中間部の直径でもよい。
また、環状工具90の工具本体91は、円錐台状に形成したが、軸直角断面が円であればよく、例えば円柱状もしくは逆円錐台状に形成してもよい。この場合の環状工具は、すくい面を正とすると逃げ面が工作物Wと干渉するおそれがあるため、すくい面を負とするか逃げ面となる部分を凹ませて工作物Wとの干渉を防止する。
また、上述の実施形態では、円筒状の工作物Wの外周面Wsを周方向に切削する場合、すなわちX(プランジ)方向送りでの加工について説明したが、Z(トラバース)方向送りでの加工も同様である。すなわち、図9A及び図9Bに示すように、環状工具90の工具軸線Rtが、切削点Ptの法線に平行な状態から切削送り方向Gtに所定角度θ傾斜した状態になるようにセットする。そして、環状工具90のすくい面91bを工具軸線Rt回りで回転方向rtに回転させるとともに、工作物Wを回転軸線Rw回りで回転方向rwに回転させ、環状工具90Aを工作物Wの回転軸線Rwに平行な方向に送ることにより、もしくは環状工具90の送りはせずに工作物Wを回転軸線Rwに平行な方向に送ることにより、工作物Wの外周面Wsを切削加工する。
また、上述の実施形態では、円筒研削を例に説明したが、平面研削においても環状工具90の適用は可能である。すなわち、図10A及び図10Bに示すように、環状工具90の工具軸線Rtが、工作物WWの上平面WWsに対し直角な状態から切削送り方向GGに所定角度θ傾斜した状態になるようにセットする。そして、環状工具90のすくい面91bを工具軸線Rt回りで回転方向rtに回転させるとともに、環状工具90を工作物WWの上平面WWsに沿って移動させることにより、もしくは環状工具90の移動はせずに工作物WWを上平面WWsに平行な方向に移動させることにより、工作物WWの上平面WWsを切削加工する。
(5.効果)
本実施形態の切削装置1は、環状の切れ刃91rを有する環状工具90と、環状工具90を取り付け、環状工具90を当該環状工具90の工具軸線Rt回りに回転させる工具主軸71と、工作物Wを保持する回転主軸11(工作物保持台)と、工具主軸71と回転主軸11(工作物保持台)との相対位置及び工具主軸71の回転を制御する制御装置80と、を備える。そして、制御装置80は、工具主軸71及び回転主軸11(工作物保持台)を、環状工具90の外周面がすくい面91bとなり、環状工具90の端面が逃げ面90cとなる相対位置関係に配置し、環状工具90の外周面の周速度と工作物Wの切削点Ptの移動速度との速度比を変動させながら環状工具90で工作物Wの加工を行う。
この環状工具90による切削加工では、切削加工中に速度比を変動させることで、切屑K1,K2,K3の流出形状、流出方向、流出角度、流出速度が変動するため、切屑K1,K2,K3が分断されて切屑の工具主軸71や工作物Wに対する絡まりを防止できる。
また、制御装置80は、環状工具90の外周面の周速度を変動させ、工作物Wの切削点Ptの移動速度を一定にして速度比を変動させながら環状工具90で工作物Wの加工を行う。環状工具90の外周面の周速度を変動させることで、環状工具90の外周面の周速度を上げるときに環状工具90による切屑K1,K2,K3を引っ張る力が増加するタイミングで、より確実に切屑K1,K2,K3を分断できる。また、工作物Wの切削点Ptの移動速度を変動させた場合は、切削加工能率が変動するが、環状工具90の外周面の周速度を変動させた場合は、安定した切削加工能率が得られる。
また、制御装置80は、速度比を周期的に変動させながら環状工具90で工作物Wの加工を行うので、速度比を不定期に変動させる場合と比較して切削加工制御が容易となる。
また、制御装置80は、速度比を常時変動させながら環状工具90で工作物Wの加工を行うので、繋がった切屑の連続的な流出の発生を防止できる。
また、制御装置80は、速度比を変動させながら環状工具90で工作物Wの加工を行うことと、速度比を一定にしながら環状工具90で工作物Wの加工を行うことを、交互に行うので、所望の長さで切屑K1,K2,K3を分断できる。
また、制御装置80は、速度比を一定とし続ける時間を、前記速度比を変動させ続ける時間より長くするので、工具寿命の向上を図ることができる。
また、制御装置80は、速度比が0以上となるように速度比を変動させながら環状工具90で工作物Wの加工を行うので、切屑K1,K2,K3は、環状工具90の工具本体91の外周面に引っ張られて分断される。
また、制御装置は、速度比の変動時の最低速度比が1.0以上となるように速度比を変動させながら環状工具で工作物の加工を行うので、環状工具90と工作物Wとの摩擦仕事をちいさくでき、工具寿命延長効果が得られる。
また、制御装置80は、環状工具90の回転方向が正逆回転となるように環状工具90で工作物Wの加工を行うので、回転方向の変動時に切屑K1,K2,K3を分断できる。
また、制御装置80は、速度比の変動時の平均速度比の絶対値が1.0となるように速度比を変動させながら環状工具90で工作物Wの加工を行うので、環状工具90と工作物Wとの摩擦仕事が最小となり、工具寿命延長効果が得られる。
本実施形態の切削方法は、環状の切れ刃91rを有する環状工具90と、環状工具90を取り付け、環状工具90を当該環状工具90の工具軸線Rt回りに回転させる工具主軸71と、工作物を保持する回転主軸11(工作物保持台)と、を備える切削装置1の切削方法であって、工具主軸71及び回転主軸11(工作物保持台)を、環状工具90の外周面がすくい面91bとなり、環状工具90の端面が逃げ面91cとなる相対位置関係に配置する配置工程と、環状工具90の外周面の周速度と工作物Wの切削点Ptの移動速度との速度比を変動させながら環状工具90で工作物Wの加工を行う加工工程と、を備える。本実施形態の切削方法によれば、上述した切削装置1における効果と同様の効果を奏する。
1:切削装置、 7:回転主軸、 71:工具主軸、 80:制御装置、 90:環状工具、 91b:すくい面、 91c:逃げ面、 91r:切れ刃、 W:工作物

Claims (11)

  1. 環状の切れ刃を有する環状工具と、
    前記環状工具を取り付け、前記環状工具を当該環状工具の軸線回りに回転させる工具主軸と、
    工作物を保持する工作物保持台と、
    前記工具主軸と前記工作物保持台との相対位置及び前記工具主軸の回転を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記工具主軸及び前記工作物保持台を、前記環状工具の外周面がすくい面となり、前記環状工具の端面が逃げ面となる相対位置関係に配置し、
    前記環状工具の外周面の周速度と前記工作物の切削点の移動速度との速度比を変動させながら前記環状工具で前記工作物の加工を行う、切削装置。
  2. 前記制御装置は、前記環状工具の外周面の周速度を変動させ、前記工作物の切削点の移動速度を一定にして、前記速度比を変動させながら前記環状工具で前記工作物の加工を行う、請求項1に記載の切削装置。
  3. 前記制御装置は、前記速度比を周期的に変動させながら前記環状工具で前記工作物の加工を行う、請求項1又は2に記載の切削装置。
  4. 前記制御装置は、前記速度比を常時変動させながら前記環状工具で前記工作物の加工を行う、請求項1−3の何れか一項に記載の切削装置。
  5. 前記制御装置は、前記速度比を変動させながら前記環状工具で前記工作物の加工を行うことと、前記速度比を一定にしながら前記環状工具で前記工作物の加工を行うことを、交互に行う、請求項1−3の何れか一項に記載の切削装置。
  6. 前記制御装置は、前記速度比を一定とし続ける時間を、前記速度比を変動させ続ける時間より長くする、請求項5に記載の切削装置。
  7. 前記制御装置は、前記速度比が0以上となるように前記速度比を変動させながら前記環状工具で前記工作物の加工を行う、請求項1−6の何れか一項に記載の切削装置。
  8. 前記制御装置は、前記速度比の変動時の最低速度比が1.0以上となるように前記速度比を変動させながら前記環状工具で前記工作物の加工を行う、請求項7に記載の切削装置。
  9. 前記制御装置は、前記環状工具の回転方向が正逆回転となるように前記速度比を変動させながら前記環状工具で前記工作物の加工を行う、請求項1−6の何れか一項に記載の切削装置。
  10. 前記制御装置は、前記速度比の変動時の平均速度比の絶対値が1.0となるように前記速度比を変動させながら前記環状工具で前記工作物の加工を行う、請求項1−9の何れか一項に記載の切削装置。
  11. 環状の切れ刃を有する環状工具と、前記環状工具を取り付け、前記環状工具を当該環状工具の軸線回りに回転させる工具主軸と、工作物を保持する工作物保持台と、を備える切削装置の切削方法であって、
    前記工具主軸及び前記工作物保持台を、前記環状工具の外周面がすくい面となり、前記環状工具の端面が逃げ面となる相対位置関係に配置する配置工程と、
    前記環状工具の外周面の周速度と前記工作物の切削点の移動速度との速度比を変動させながら前記環状工具で前記工作物の加工を行う加工工程と、
    を備える、切削方法。
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