JP2017006908A - 水素水生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水素水を連続生成出来ない。
【解決手段】マグネシウムと反応水とを化学反応させて水素を発生させる反応槽1と、該反応槽1から送られた水素を貯留水に溶解させる水素水生成槽2と、反応槽1に併設された反応水供給槽5とを有し、反応槽1と反応水供給槽5との間で反応水を循環可能にした。水素水生成槽2に接続された取水管3の出口のコック4の開弁で、水素水生成槽2の内圧により、浄化殺菌処理された新鮮な水素水を取水可能にした。反応水供給槽5から反応槽1への反応水の補充供給を可能にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、水素を発生させる反応槽と水素水生成槽とを別々に設けた水素水生成装置であって、反応槽内の反応水を併設された反応水供給槽との間で循環可能にした水素水生成装置に関する。
従来、かかる水素水生成装置としては、反応槽と水素水生成槽とが別々で、反応槽は、内部に収納されたビーカー内にマグネシウムを入れ発生水素量に応じた水を注入して水素を発生させる構成とし、水素水生成槽は、反応槽からの水素を貯留水に溶解させる構成とし、反応槽への水の供給手段及び水素水生成槽への水の供給手段を有している水素水の生水装置(例えば、特許文献1参照)や、反応槽と水素水生成槽とが別々で、反応槽は、水にマグネシウムを浸漬し水素を発生させる構成とし、水素水生成槽は、水素を貯留水に溶解させる構成とし、反応槽への水の供給手段及び水素水生成槽への水の供給手段が無いバッチ式の水素水製造装置(例えば、特許文献2参照)が見受けられ、水とマグネシウムにより水素を発生させ、且つ水素を別に用意した水に溶解させて水素水を生成することで、水素水にマグネシウムを接触させないことにより、水素以外の不要な化学物質等(例えば、上記化学式におけるMg(OH)2 (水酸化マグネシウム))の水素水への混入を完全に防止することを可能にしている。
そして、反応槽での反応は、下記化学式の通りである。
Mg+2H2O →Mg(OH)2 +H2
特開2013−126650号公報 特開2013−128882号公報
しかし、特許文献1に記載の発明は、予め必要な水素量を計算して所定量の水素発生剤(マグネシウム)をビーカに入れて反応槽内へ収納し、メスシリンダー内の水をビーカー内へ注入して水素発生剤と反応させ水素を発生させ、バルブを開いて水素水生成槽へ水素を導入する形式で、特許文献2に記載の発明は、反応槽に水を入れて水素発生手段から水素を発生させ、この水素が連通管を通って水素水生成槽の内底面付近で水中に吹き込まれ、水中を上昇し水に溶解して水素水となる形式であることから、両者共に必要量の水を反応槽内に注入し静置状態下で浸漬状態の水素発生剤と反応させて必要量の水素を発生させる構成であって、反応槽への水素を発生させるための水を供給する手段が講じられていないため、水素水を連続生成出来ないなど、解決せねばならない課題があった。
本発明は、上記従来技術に基づく、水素水を連続生成出来ない課題に鑑み、マグネシウムと反応水とを化学反応させて水素を発生させる反応槽と、該反応槽から送られた水素を水に溶解させて水素水を生成する水素水生成槽と、前記反応槽に併設された反応水供給槽とを有し、前記反応槽と前記反応水供給槽との間で反応水の循環を可能にし、前記水素水生成槽に接続された取水管の出口のコックの開弁で、前記水素水生成槽の内圧により水素水を取水可能にし、反応槽内の反応水が減少すると、反応水供給槽から反応槽へ自動供給可能にすると共に、反応槽内の反応水が増えすぎると、反応槽から反応水供給槽へ自動供給可能にして、上記課題を解決する。
要するに本発明は、マグネシウムと反応水とを化学反応させて水素を発生させる反応槽と、該反応槽から送られた水素を貯留水に溶解させる水素水生成槽と、前記反応槽に併設された反応水供給槽とを有し、前記反応槽と前記反応水供給槽との間で反応水の循環を可能にし、前記水素水生成槽に接続された取水管の出口のコックの開弁で、前記水素水生成槽の内圧により水素水を取水可能にしているので、上記従来技術と同様に、生成された水素水には、金属等水素以外の化学物質が接触しないので、不要な化学物質等が水素水に混入せず、安全な水素水を提供することが出来る他、反応水を静置させずに流動させることで、水素の発生効率の向上を図ることが出来、而も反応水が不足した場合、反応水供給槽に補充すれば対応することが可能なため、本装置を止めずに実行することが出来る。
前記反応槽又は前記反応水供給槽のどちらか一方に水の加熱機能を具備させているので、反応水を高温にしてマグネシウムと反応させることが出来るため、水素の発生効率の更なる向上を図ることが出来、又前記水素水生成槽に貯留水の冷却機能を具備させているので、水素を低温状態の貯留水に溶解させることにより、溶存水素濃度の高い新鮮な水素水を生成することが出来、且つ溶存水素の気散を抑止することが出来る。
外箱の天板上に前記水素水生成槽を配置し、前記外箱内に前記反応槽及び前記反応水供給槽を収容し、前記天板上に載置したトレーの上に複数本の間隔保持材を載置し、該間隔保持材上に前記水素水生成槽を載置したので、前記水素水生成槽と前記天板との間に空気層が形成されることから、前記天板が前記水素水生成槽により冷やされ難くなるため、前記天板への結露を防止することが出来、前記水素水生成槽の外面に結露が生じたとしても、前記トレー内に滴り落とすことが出来るため、前記天板が濡れず、特に多用される合板では構成薄板の分離が発生するなど水分が原因の不具合を抑止することが出来る。
前記反応槽から前記水素水生成槽への水素供給手段の先端部位を、前記水素水生成槽を貫通させ、前記水素水生成槽内の底部中央に立設した筒体に接続し、該筒体の側方下部に穴を形成し、前記水素供給手段にポンプを備えているので、発生水素を含む気体により筒体内の貯留水を該筒体の先端より噴出させて、水素水生成槽の天井面に当てることができるため、該天井面に滴状或いは薄膜状になり、付着した貯留水の水素との接触面積が大きくなって、水生成槽内に溜まった水素をより多量に溶解させることが出来る。
而も、前記水素水生成槽の天井面を、中央が高い凹曲面としているので、天井面に付着した貯留水が天井面を伝って外周側へ流下し、水素水生成槽の内壁面を伝わり落ち、該水素水生成槽内の貯留水に確実に合流させることが出来るため、溶存量が高い新鮮な水素水を貯留することが出来る。
前記反応水供給槽は、上方開口状の槽本体と該槽本体の上部に被せる蓋体とを有し、前記槽本体の下部に受皿を配置し、該受皿に、前記受皿に到達した反応水の排除手段を設けたので、槽本体の上方開口部から溢れ出した反応水の反応水供給槽周囲への漏出を完全に防止することが出来、更に溢出反応水を受皿に止まらせずに排出することが出来るため、受皿からの溢出反応水の更なる溢れ出しを完全に防止することが出来る。
前記排除手段は、前記受皿の上方に配置した吸水材とし、該吸水材の下端を前記受皿の上面に接触させたので、溢出反応水が受皿に到達した瞬間に吸水材により吸収させて自然に蒸散させることが出来、而も吸水材と高温状態の反応水供給槽との隙間が狭く、蒸散効果を向上させることが出来るため、反応水排除手段を簡単な部材で構築することが出来る等その実用的効果甚だ大である。
本発明に係る水素水生成装置の概略図である。 反応水供給槽の断面図である。 反応槽、反応水供給槽及び水素水生成槽を外箱内に収容した水素水生成装置の概略図の断面図である。
本発明に係る水素水生成装置にあっては、基本的に、反応槽1でマグネシウムと反応水とを化学反応させて発生した水素を取り出し、水素水生成槽2内に供給し貯留水に溶解させて水素水を生成し、水素水生成槽2に接続された取水管3の出口のコック4を開くと、水素水生成槽2の内圧により水素水が押し出されて取水可能な構造に成っており、反応槽1に反応水供給槽5を併設し、反応槽1内の反応水を反応水供給槽5に、反応水供給槽5内の反応水を反応槽1に夫々送給可能にして、反応槽1及び反応水供給槽5の間で反応水を循環可能にしている。
反応槽1にあっては、反応水をマグネシウムとの反応に最適な温度帯に保温する機能を有し、望ましくは反応水の加熱機能をも有しており、具体的には電気ポットの様な構成のものとし、着脱可能な密閉蓋を有しており、水素水生成槽2との間に水素供給手段6を、反応水供給槽5との間に反応水供給手段7、7aを設け、マグネシウムを収容するかご8を内装している。
又、かご8内に、マグネシウム片から脱落した微粒状マグネシウムのかご8の外側への零れ落ちを防止する目の細かい内かご8aを配して、反応槽1の洗浄を容易化している。
水素供給手段6は、基本的に、反応槽1に接続された水素送出管15と、反応槽1内の水素を水素送出管15内を通して水素水生成槽2へ送るためのポンプ16と、水素送出管15の出口側に設けて水素水生成槽2に固定したコック17とを有し、水素送出管15の中間部に、反応槽1内に溜まった発生水素を含んだ気体中の含有水分を除去し貯留するための中間槽18を設け、水素送出管15における中間槽18より上流部位15a の先端を中間槽18の下部を貫通させて上向きに配置し、水素送出管15における中間槽18より下流部位15b の基端部を中間槽18の上部に貫通させ、中間槽18に貯留した水をポンプ19により反応水供給槽5に供給可能にし、該ポンプ19と反応水供給槽5間の送給管19a の中間部にコック19b を設けて、送給管19a からポンプ19へ空気が流入しない様にしている。
尚、図面上、ポンプ19は水中ポンプであるが、空気を吸い込んでしまうと、その空気を抜いてからでないと汲み上げることが出来ないことから、水中ポンプに限定せず、要するに中間槽18内の貯留した水を反応水供給槽5へ移送可能な機能を有していれば良い。
水素水生成槽2にあっては、密閉可能なバッチ式のもので、生成槽本体2a及び蓋2bを有し、蓋2bを開けて水を補充可能にし、水素水生成槽2内の底部中央に筒体20を立設し、該筒体20の下部外周部に穴21を形成し、水素水生成槽2における、後述する貯留部27より上方部位を貫通させた水素供給手段6における水素送出管15の下流部位15b の先端部位を筒体20の中間部に接続して、ポンプ16により送り込まれた水素と共に筒体20内の水を該筒体20の上端より噴出可能にし、好ましくは噴出させた水が水素水生成槽2の蓋2bの天井面22に到達可能にし、該天井面22は、中央が高い凹曲面とするのが好ましい。
この水素水生成槽2にあっては、保冷容器23内に収容され、該保冷容器23は、容器本体23a の上方開口部を着脱可能な蓋部23b で閉鎖しており、水素水生成槽2の外周に冷却コイル24が配置され、該冷却コイル24を冷媒冷却循環装置25に接続し、保冷容器23内に、冷却コイル24が完全に没する様に不凍液26が貯留され、冷却コイル24に冷却済の冷媒を通すことで不凍液26を冷却して、水素を溶解させ易くすべく水素水生成槽2内の貯留水の低温化を可能にしている。又、不凍液26用の温度計39が備えられている。
又、水素送出管15における下流部位15b と取水管3は、保冷容器23における容器本体23a と蓋部23b との間を通過させることで、保冷容器23を貫通させている。
又、水素水生成槽2は、保冷容器23内に収容された不凍液26の貯留部27内に配置され、保冷容器23の底部にドレン口28を形成して、貯留部27から溢れた不凍液26を外部排出可能にし、ドレン口28と排出された不凍液26の貯留容器29との間を排出管30で接続し、中間貯留槽13には貯留容器29への排水管31が設けられている。
又、不凍液26を設定温度帯に保持可能にすべく、不凍液26内にサーモスタット(図示せず)を投入して、冷媒冷却循環装置25における循環ポンプ32をON/OFF可能にしており、冷媒冷却循環装置25における冷却コイル24への往復路パイプの外周部に断熱材が巻き付けられている。
この冷媒冷却循環装置25及びサーモスタット(図示せず)は、水素水生成槽2内の貯留水を、凍結させない程度の低温帯に設定することを目的として設けられている。
反応水供給槽5から反応槽1への反応水供給手段7にあっては、反応水供給槽5の底部中央に立設した筒体9と、該筒体9の中間部に送気管10を介して接続されたエアポンプ11と、筒体9の上部に差し込まれた反応水送出管12と、該送出管12の下流端が接続された反応水の中間貯留槽13と、該中間貯留槽13と反応槽1を接続する反応水供給管14とを有しており、該反応水供給管14は中間部にS型トラップ14a を設けて、反応水供給槽5から中間貯留槽13へ反応水と共に送られてきた空気の反応槽1への流入と、反応槽1から中間貯留槽13への水素の流出を防止し、中間貯留槽13内の空気や不要な反応水は、排水管31内を通って貯留容器29へ送られる。
反応槽1から反応水供給槽5への反応水供給手段7aにあっては、反応槽1と反応水供給槽5間を接続する反応水供給管33と、反応槽1内の反応水を反応水供給管33内を通して反応水供給槽5へ送るためのポンプ34とを有し、該反応水供給管33はサイフォン原理を利用して反応槽1と反応水供給槽5との間の反応水の供給を実行すべく、一端を反応槽1の底部に接続し、他端側を反応水供給槽5の上方開口から内部に投入して、その先端が反応水供給槽5の底部の直近に位置している。
しかし、このポンプ34は、反応水供給管33内に混入した空気を排出するために使用することを目的として設けられたものであって、反応水供給管33のサイフォン機能を妨げるものではなく、反応槽1から反応水供給槽5への反応水の供給は、本来同一である反応槽1と反応水供給槽5の水面位に落差が生じればサイフォン原理により必然的に行われることになる。
中間槽18に、貯留水の排出口35を設け、該排出口35にコック36を配している。
水素水生成槽2の蓋2bに圧力調整弁37を設け、筒体20から噴出した水素水又は水素水生成槽2の天井面22を伝う水素水の圧力調整弁37の弁口への付着を防止する邪魔板38を蓋2bの内面に設けることで、水素水生成槽2の内圧上昇による圧力調整弁37の開弁時に水素水が弁口より圧力調整弁37内を通過して外部排出されない。
取水管3は、コック4が取り付けられた取水管本体40と、該取水管本体40の基端部を接続した、水素水生成槽2の蓋2bに固定された逆L型の接続管41と、該接続管41の下端に接続した投入チューブ42とを有している。
反応水供給槽5の水位が何らかの原因で上昇することが発生しており、図2に示すように、反応水供給槽5を上方開口状の槽本体5aと該槽本体5aの上部に被せる蓋体5bとを有した形態にすると、槽本体5aから反応水が溢れてしまうことになるが、槽本体5aの下部に受皿43を配置し、該受皿43に、槽本体5aの外側面を伝い流れ落ちて受皿43に到達した反応水の排除手段を設けている。
具体的には、槽本体5aに対し遊嵌状態とした、網、パンチングメタルなどの有孔材で形成された外筒44を受皿43上に載置し、外筒44と槽本体5aとの間に、例えば不織布の様な吸水材45を配置し、該吸水材45の上部を外筒44の上部に固定し、吸水材45の下端を受皿43の上面に接触させており、受皿43に到達した反応水を吸水材45で吸い上げそのまま放置しておいて自然に蒸散させることで排除する。
そして、外筒44及び吸水材45を貫通させたネジ46を、吸水材45の上部内側に配置した内側リング47にねじ込んで、外筒44に対し吸水材45を固定している。
又、槽本体5aにおける外筒44及び吸水材45より上方部位に上方受け部48を周設し、該上方受け部48における槽本体5aとの境界部に通水孔49を複数個形成している。
尚、反応水排除手段は上記構成のが好ましいが、例えば排水ポンプにより強制排除するものであったり、受皿43と貯留容器29を排水パイプで接続して、受皿43内から排除された溢出反応水を排水パイプを介して貯留容器29内に貯留させるなど、要するに受皿43内の溢出反応水を該受皿43から排除可能であれば、どの様な構成であっても良い。
本発明に係る水素水生成装置をコンパクト化すべく、外箱50内に反応槽1及び反応水供給槽5を配置し、外箱50の天板51上に水素水生成槽2を収容した保冷容器23を配置した場合、下方空間の温度は反応槽1及び反応水供給槽5内の温水の影響で高くなり、保冷容器23の温度は水素水生成槽2内の低温な水素水や冷媒冷却循環装置25の冷却液26により低くなることから、天板51に直接水素水生成槽2を収容した保冷容器23を載置すると、天板51が冷やされて、該天板51の反応槽1及び反応水供給槽5側の表面に結露が発生し易くなるが、天板51上に載置した金属トレー52の上に複数本の間隔保持材53、53a …を並列載置し、該間隔保持材53、53a …上に水素水生成槽2を載置することで、天板51が冷やされなくなって、結露の発生を防止可能にし、保冷容器23表面に結露しても、金属トレー52内に滴り落ちて天板51を濡らさない。
この場合、保冷容器23の底部に形成されたドレン口28に排出管30を接続せずに、金属トレー52に形成されたドレン口55に接続し、ドレン口28は開閉自在或いは開口状態のままとして、貯留部27から溢れた不凍液26をドレン口28から金属トレー52内に流下させ、滴下貯留された結露水と共に排出管30を介して貯留容器29内に移送可能にすることで、排出管30はドレン口28に対し間接的に接続されている。
又、水素水生成槽2に冷媒冷却循環装置25を併設して、該冷媒冷却循環装置25を水素水生成装置に組込み一体化することも可能である。
水素送出管15における下流部位15b の基端部位15b′ の中間部にスクリーン54を設けて、上流側のポンプ16からの脱落片等の異物を分離して、水素水生成槽2内の水素内への混入を防止している。
反応水供給槽5の筒体9の下端は反応水供給槽5の底部に固定され、且つ反応水供給槽5の内側面と筒体9の外側面との間に架設された複数本の補強材56で直立姿勢を維持可能にし、反応水供給槽5における筒体9との固定部位の漏水防止と補強を目的としている。
次に、本発明に係る水素水生成装置の作用について説明する。
反応槽1内の反応水の温度を最適温度帯にして、所定量のマグネシウム片(マグネシウムリボンを数センチの長さに切った小片)を収容したかご8を反応槽1内に収容し、一方の反応水供給手段7のエアポンプ11により反応水供給槽5から反応槽1へ反応水を供給し、他方の反応水供給手段7aにより水面位が上昇した反応槽1から水面位が下がった反応水供給槽5へ反応水を供給することで、反応槽1と反応水供給槽5との間で反応水を循環させながら、反応槽1内で水素を発生させ、上方空間に溜まった水素(空気及び水蒸気を含む)を、コック17を開いた水素供給手段6を介して水素水生成槽2に送ると、水素と共に筒体20内の貯留水が該筒体20の先端より噴出して、水素水生成槽2の天井面22に当たって、大部分はそのまま落下し、一部が天井面22を伝って外周側へ流下し、その過程で、水が滴状或いは薄膜状になり水素との接触面積が大きくなって、水素水生成槽2内に溜まった水素がより多量に溶解し、これが滴り落ちるか、内壁面を伝わり落ち水素水生成槽2内の水素水と混ざって、水素の溶存量が高い水素水が貯留される。
そして、コック4を開くと、内圧により貯留された水素水の液面が押されて、新鮮な水素水が取水管3を通って該取水管3の先端より採水される。
総括すると、本願発明によれば、水素水の冷却機能が備わっているため、コック4の開弁で、冷却された水素水が流出することから、保冷ポットなどに貯留すれば、一日中新鮮な水素水の飲用が可能になり、水分補給と水素補給とを同時に可能にした。
尚、水素水生成槽2内の水として水道水を使用する場合、アルミ筒内の中間部に磁石を収容し、アルミ筒の両端部より木炭を差し込んで、アルミ筒に対し磁石及び木炭を接着したものを水道水に投入し、沸騰しない程度の状態で気泡の発生が終わるまで加熱することで、塩素を除去すると共に殺菌消毒と含有不純物を木炭に吸着させた後の浄化水を使用するのが好ましい。
又、使用済みのマグネシウム片は、かご8ごと反応槽1から取り出し、過酸化水素水に浸漬することでマグネシウムに還元させて再利用可能にした。
過酸化水素水による還元反応は、
22→O2+2H+ +2e-
で、
Mg(OH)2 →Mg2++2OH-
であるので、水酸化マグネシウムの還元反応の化学式は、
Mg(OH)2 +H22→Mg+2H2O +O2
となる。
又、使用実験において、水素発生が継続しているのにも拘らず、反応槽1及び反応水供給槽5内で反応水量の増加と減少反応が継続されているような事象が発生しており、理由は不明であるが、反応水中の活性化されたラジカルな水素イオン(H+ )の一部が水酸化マグネシウム(Mg(OH)2 )と反応して、マグネシウム(Mg)と水(H2O )に変化していることで生じているのではないかと推察される。
又、水素送出管15における下流部位15b と取水管3は、保冷容器23における容器本体23a と蓋部23b との間を通過させることで、蓋部23b を外しても下流部位15b と取水管3はそのまま容器本体23a 側に残り、而も、取水管3は取水管本体40を逆L型の接続管41から外し、下流部位15b を保冷容器23より外側で基端部位15b′及び先端部位15b″に分割可能に成っているので、水素水生成槽2を何処にでも動かすことが可能になり、更に生成槽本体2a及び蓋2bに分割して夫々異なる場所に移動することが可能になって、保冷容器23及び水素水生成槽2の清掃作業がより容易化されている。
反応槽1、反応水供給槽5などの清掃作業時には、弱酸性の洗浄液を使用して行い、この洗浄液は希塩酸水溶液や希釈した過酸化水素水などとし、洗浄後の汚水は下水などに直接流さずに適法に処理するが、pH7にすれば直接流すことが可能になる。
水酸化マグネシウム(Mg(OH)2 )を再利用しない場合、pH10〜11の強アルカリ性のため、単にプランターや家庭菜園などの土壌改良剤、肥料として再利用することが好ましい。
1 反応槽
2 水素水生成槽
2b 蓋
3 取水管
4 コック
5 反応水供給槽
5a 槽本体
5b 蓋体
6 水素供給手段
16 ポンプ
18 中間槽
20 筒体
21 穴
22 天井面
43 受皿
45 吸水材
50 外箱
51 天板
52 トレー
53、53a … 間隔保持材

Claims (8)

  1. マグネシウムと反応水とを化学反応させて水素を発生させる反応槽と、該反応槽から送られた水素を水に溶解させる水素水生成槽と、前記反応槽に併設された反応水供給槽とを有し、前記反応槽と前記反応水供給槽との間で反応水を循環可能にし、前記水素水生成槽に接続された取水管の出口のコックの開弁で、前記水素水生成槽の内圧により水素水を取水可能にしたことを特徴とする水素水生成装置。
  2. 前記反応槽又は前記反応水供給槽のどちらか一方に反応水の加熱機能を具備させたことを特徴とする請求項1記載の水素水生成装置。
  3. 外箱の天板上に前記水素水生成槽を配置し、前記外箱内に前記反応槽及び前記反応水供給槽を収容し、前記天板上に載置したトレーの上に複数本の間隔保持材を載置し、該間隔保持材上に前記水素水生成槽を載置したことを特徴とする請求項2記載の水素水生成装置。
  4. 前記水素水生成槽に貯留水の冷却機能を具備させたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の水素水生成装置。
  5. 前記反応槽から前記水素水生成槽への水素供給手段の先端部位を、前記水素水生成槽を貫通させ、前記水素水生成槽内の底部中央に立設した筒体に接続し、該筒体の側方下部に穴を形成し、前記水素供給手段にポンプを備えたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の水素水生成装置。
  6. 前記水素水生成槽の天井面を、中央が高い凹曲面としたことを特徴とする請求項5記載の水素水生成装置。
  7. 前記反応水供給槽は、上方開口状の槽本体と該槽本体の上部に被せる蓋体とを有し、前記槽本体の下部に受皿を配置し、該受皿に、前記受皿に到達した反応水の排除手段を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の水素水生成装置。
  8. 前記排除手段は、前記受皿の上方に配置した吸水材とし、該吸水材の下端を前記受皿の上面に接触させたことを特徴とする請求項7記載の水素水生成装置。
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JPH0856632A (ja) * 1994-08-23 1996-03-05 Kumamoto Pref Gov 食品等の還元性水素水とその製造方法並びに製造装置
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